JP2014229164A - 設定装置、携帯型移動端末、画像形成システム、設定装置の制御方法、設定装置の制御プログラム - Google Patents

設定装置、携帯型移動端末、画像形成システム、設定装置の制御方法、設定装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の画像形成装置がある環境下において容易に処理対象の画像形成装置を指定できる設定装置を提供する。【解決手段】設定装置として機能する携帯端末401は、複数の画像形成装置1のそれぞれの位置情報と、携帯端末401の位置情報とを取得する。ユーザにより携帯端末401に対して所定態様の動作が加えられたことが検出された場合、複数の画像形成装置1のそれぞれの位置情報及び携帯端末401の位置情報と、所定態様の動作の方向に関する情報の検出結果とに基づいて、携帯端末401から所定態様の動作の方向に位置する画像形成装置1が特定される。特定された画像形成装置1が複数であるとき、所定態様の動作の速さに関する情報に基づいて、それらの画像形成装置1のうち一の画像形成装置1が特定される。携帯端末401は、特定した画像形成装置1を対象に設定して所定の動作を実行する。【選択図】図5

Description

この発明は、設定装置、携帯型移動端末、画像形成システム、設定装置の制御方法、設定装置の制御プログラムに関し、特に、携帯型移動端末と画像形成装置とを接続して情報の通信に関する制御を行う設定装置、携帯型移動端末、画像形成システム、設定装置の制御方法、設定装置の制御プログラムに関する。
画像形成装置としては、例えばスキャナ機能、ファクシミリ機能、複写機能、プリンタとしての機能、データ通信機能、及びサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)や、ファクシミリ装置、複写機、及びプリンタなどがある。このような画像形成装置には、ユーザが保持する携帯型移動端末(以下、単に携帯端末ということがある)とともに画像形成システムを構成し、携帯端末と連携して、出力(印刷動作など)や通信動作などを行うものがある。
このような画像形成システムに関して、携帯端末から画像形成装置に印刷指示を行い、画像形成装置に印刷させるものがある。携帯端末から画像形成装置に印刷指示を行う場合、一般には、画像形成装置を携帯端末側に登録するなど、事前の準備が必要である。このような事前の準備を行うことなく、印刷したいときに直感的に出力先の画像形成装置を選択でき、その画像形成装置から出力することができれば、便利である。
下記特許文献1には、携帯電話のGPS機能や加速度センサを利用して、携帯電話を持つユーザの操作に応じた方向にある画像形成装置を選択してプリントを行えるようにすることが記載されている。複数の画像形成装置が同様の方向に存在する場合においては、ユーザに近い画像形成装置が選択される。
特開2012−95266号公報
ところで、上記の特許文献1に記載されるように携帯端末を利用した動作により出力できるようにすることを考えると、オフィスなどの場内に多くの画像形成装置がある場合などにおいて、問題が生じることがある。すなわち、種類の異なるMFPやプリンタなどが場内に多く存在する場合において、ユーザの位置によっては、ユーザを基点にして同一方向上に、機能の異なる画像形成装置が複数存在することが考えられる。このような場合において、上記特許文献1に記載されている構成によれば、ユーザに近い画像形成装置が出力先として選択され、ユーザから比較的離れた画像形成装置を選択することができないという問題が生じる。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、複数の画像形成装置がある環境下において容易に処理対象の画像形成装置を指定できる設定装置、携帯型移動端末、画像形成システム、設定装置の制御方法、設定装置の制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、ユーザが保持する携帯型移動端末に、携帯型移動端末に接続可能な複数の画像形成装置のうちいずれかを、動作を実行させる対象として設定する設定装置は、複数の画像形成装置のそれぞれの位置情報を取得する第1の取得手段と、携帯型移動端末の位置情報を取得する第2の取得手段と、ユーザにより携帯型移動端末に対して所定態様の動作が加えられたことを検出する第1の検出手段と、所定態様の動作の速さに関する情報を検出する第2の検出手段と、所定態様の動作の方向に関する情報を検出する第3の検出手段と、第1の検出手段により所定態様の動作が加えられたことが検出された場合において、第1の取得手段により取得された位置情報と、第2の取得手段により取得された位置情報と、第3の検出手段による検出結果とに基づいて、携帯型移動端末から所定態様の動作の方向に位置する画像形成装置を特定する第1の特定手段と、第1の特定手段により特定された画像形成装置が複数であるとき、第2の検出手段により検出された情報に基づいて、それらの画像形成装置のうち一の画像形成装置を特定する第2の特定手段と、第2の特定手段により一の画像形成装置が特定されたとき、その画像形成装置を対象に設定して携帯型移動端末に所定の動作を実行させる対象設定手段とを備える。
好ましくは、対象設定手段は、携帯型移動端末に、対象として設定した画像形成装置に対して画像を形成するためのジョブ情報を送信させる。
好ましくは、対象設定手段は、携帯型移動端末に、対象として設定した画像形成装置に対してその画像形成装置でユーザを認証させるための認証情報を送信させる。
好ましくは、設定装置は、第2の検出手段の検出結果が第2の特定手段による特定結果に反映される程度を調整する調整手段をさらに備える。
好ましくは、所定態様の動作は、携帯型移動端末を手に持ったユーザによる、携帯型移動端末の振り下ろし動作及び携帯型移動端末の振り上げ動作の少なくとも一方であり、第2の検出手段は、携帯型移動端末が移動するときの携帯型移動端末の加速度を検出し、第3の検出手段は、ユーザを基点とする振り下ろし動作又は振り上げ動作の方向を検出し、第2の特定手段は、第2の検出手段で検出された携帯型移動端末の加速度の大きさと、携帯型移動端末と第1の特定手段により特定された画像形成装置のそれぞれとの間の距離とに応じて、一の画像形成装置を特定する。
好ましくは、第1の検出手段は、携帯型移動端末の振り下ろし動作においてユーザに採用される複数種類の振り下ろし方と、携帯型移動端末の振り上げ動作においてユーザに採用される複数種類の振り上げ方との少なくとも一方を互いに判別可能であり、対象設定手段は、第1の検出手段で判別された振り下ろし方又は振り上げ方に応じた動作モードで、携帯型移動端末に所定の動作を実行させる。
好ましくは、所定態様の動作は、ユーザによる、携帯型移動端末の操作面に対するスワイプ動作であり、第2の検出手段は、スワイプ動作の速さを検出し、第3の検出手段は、ユーザを基点とするスワイプ動作の方向を検出し、第2の特定手段は、第2の検出手段で検出されたスワイプ動作の速さと、携帯型移動端末と第1の特定手段により特定された画像形成装置のそれぞれとの間の距離とに応じて、一の画像形成装置を特定する。
好ましくは、第1の検出手段は、スワイプ動作においてユーザに採用される複数種類のスワイプ方法を互いに判別可能であり、対象設定手段は、第1の検出手段で判別されたスワイプ方法に応じた動作モードで、携帯型移動端末に所定の動作を実行させる。
好ましくは、対象設定手段は、第2の特定手段により特定された画像形成装置で携帯型移動端末により実行させる動作に応じた処理が実行できないときには、携帯型移動端末に所定の動作を実行させない。
好ましくは、対象設定手段は、第2の特定手段により特定された画像形成装置で携帯型移動端末により実行させる動作に応じた処理が実行できない場合において、他の画像形成装置により処理が実行できるときには、当該他の画像形成装置を対象に設定して携帯型移動端末に所定の動作を実行させる。
この発明の他の局面に従うと、携帯型移動端末は、上述のいずれかに記載の設定装置と、対象設定手段の動作に基づいて、対象設定手段により対象に設定された画像形成装置に対して、所定の動作を実行させる制御部とを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、画像形成システムは、複数の画像形成装置と、携帯型移動端末とを備え、携帯型移動端末には上述のいずれかに記載の設定装置が含まれ、対象設定手段は、複数の画像形成装置のうちいずれかを、所定の動作を実行させる対象として設定する。
この発明のさらに他の局面に従うと、ユーザが保持する携帯型移動端末に、携帯型移動端末に接続可能な複数の画像形成装置のうちいずれかを、動作を実行させる対象として設定する設定装置であって、複数の画像形成装置のそれぞれの位置情報を取得する第1の取得手段と、携帯型移動端末の位置情報を取得する第2の取得手段と、ユーザにより携帯型移動端末に対して所定態様の動作が加えられたことを検出する第1の検出手段と、所定態様の動作の速さに関する情報を検出する第2の検出手段と、所定態様の動作の方向に関する情報を検出する第3の検出手段とを備える設定装置の制御方法は、第1の検出手段により所定態様の動作が加えられたことが検出された場合において、第1の取得手段により取得された位置情報と、第2の取得手段により取得された位置情報と、第3の検出手段による検出結果とに基づいて、携帯型移動端末から所定態様の動作の方向に位置する画像形成装置を特定する第1の特定ステップと、第1の特定ステップにより特定された画像形成装置が複数であるとき、第2の検出手段により検出された情報に基づいて、それらの画像形成装置のうち一の画像形成装置を特定する第2の特定ステップと、第2の特定ステップにより一の画像形成装置が特定されたとき、その画像形成装置を対象に設定して携帯型移動端末に所定の動作を実行させる対象設定ステップとを備える。
この発明のさらに他の局面に従うと、ユーザが保持する携帯型移動端末に、携帯型移動端末に接続可能な複数の画像形成装置のうちいずれかを、動作を実行させる対象として設定する設定装置であって、複数の画像形成装置のそれぞれの位置情報を取得する第1の取得手段と、携帯型移動端末の位置情報を取得する第2の取得手段と、ユーザにより携帯型移動端末に対して所定態様の動作が加えられたことを検出する第1の検出手段と、所定態様の動作の速さに関する情報を検出する第2の検出手段と、所定態様の動作の方向に関する情報を検出する第3の検出手段とを備える設定装置の制御プログラムは、第1の検出手段により所定態様の動作が加えられたことが検出された場合において、第1の取得手段により取得された位置情報と、第2の取得手段により取得された位置情報と、第3の検出手段による検出結果とに基づいて、携帯型移動端末から所定態様の動作の方向に位置する画像形成装置を特定する第1の特定ステップと、第1の特定ステップにより特定された画像形成装置が複数であるとき、第2の検出手段により検出された情報に基づいて、それらの画像形成装置のうち一の画像形成装置を特定する第2の特定ステップと、第2の特定ステップにより一の画像形成装置が特定されたとき、その画像形成装置を対象に設定して携帯型移動端末に所定の動作を実行させる対象設定ステップとをコンピュータに実行させる。
これらの発明に従うと、所定態様の動作の方向に位置する画像形成装置が複数であるとき、第2の検出手段により検出された情報に基づいて、それらの画像形成装置のうち一の画像形成装置を特定できる。したがって、複数の画像形成装置がある環境下において容易に処理対象の画像形成装置を指定できる設定装置、携帯型移動端末、画像形成システム、設定装置の制御方法、設定装置の制御プログラムを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態における画像形成システムを示すブロック図である。 携帯端末のブロック図である。 画像形成装置を示す斜視図である。 画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施の形態における携帯端末を用いた画像形成装置の特定動作の一例を示す図である。 本実施の形態における携帯端末を用いた画像形成装置の特定動作の一例を示す別の図である。 画像形成システムの動作を説明するブロック図である。 サーバで行われる動作を示すフローチャートである。 サーバにより管理されている、複数の画像形成装置の状態を示す表である。 携帯端末の動作を示すフローチャートである。 携帯端末を用いて画像形成装置を特定する動作の一例を示すフローチャートである。 画像形成装置の特定処理を示すフローチャートである。 本実施の形態の一変型例における、携帯端末の振り下ろし速さと携帯端末から特定される画像形成装置までの距離との関係を説明する図である。 画像形成装置の特定処理の一変型例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態における携帯端末を用いた画像形成装置の特定動作の一例を示す図である。 第2の実施の形態における携帯端末を用いた印刷ジョブの送信機能の流れを説明する図である。 第2の実施の形態における携帯端末を用いて画像形成装置を特定する動作の一例を示すフローチャートである。 スワイプ操作の態様の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態の一例に係る画像形成システムについて説明する。
画像形成システムは、複数の画像形成装置と携帯端末(携帯型移動端末の一例)とを含んでいる。
画像形成装置は、スキャナ機能、複写機能、プリンタとしての機能、ファクシミリ機能、データ通信機能、及びサーバ機能を備えたMFP(Multi Function Peripheral)である。スキャナ機能は、セットされた原稿の画像を読み取ってそれをHDD(Hard Disk Drive)等に蓄積する機能である。複写機能は、さらにそれを用紙等に印刷(プリント)する機能である。プリンタとしての機能は、PC等の外部端末から印刷指示を受けるとその指示に基づいて用紙に印刷を行う機能である。ファクシミリ機能は、外部のファクシミリ装置等からファクシミリデータを受信してそれをHDD等に蓄積する機能である。データ通信機能は、接続された外部機器との間でデータを送受信する機能である。サーバ機能は、複数のユーザでHDD等に記憶したデータなどを共有可能にする機能である。
携帯端末は、例えば、電話機能、データ通信機能、及び情報記憶、閲覧、出力機能など、種々の機能を備えた、多機能型携帯電話機である。電話機能は、携帯電話網を介して他の電話機との間で音声通話を行う機能である。データ通信機能は、例えば携帯電話網やその他のネットワークを介して、他の装置との間でデータ通信を行う機能である。データ通信機能は、例えば、無線通信により行うことができる。情報記憶、閲覧、出力機能は、外部装置から送られた情報や、ユーザから入力された情報を記憶したり、記憶した情報を表示器に表示したり、外部装置へ送信したりすることを可能にする機能である。
この画像形成システムにおいて、ユーザは、携帯端末に対して、特定の画像形成装置に向けた動作を加えることにより、その動作の方向に位置する画像形成装置を処理対象として特定し、その画像形成装置に処理を実行させることができる。このとき、動作の向きと同一方向上に複数の画像形成装置が位置していても、動作の速さに応じて、それらの同一方向上にある複数の画像形成装置のうち、一台を容易に特定できる。画像形成装置を特定する動作は、画像形成装置、携帯端末、及びそれらと通信可能なサーバのうちいずれかに設けられている設定装置により行われる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態における画像形成システムを示すブロック図である。
本実施の形態において、画像形成システム500は、画像形成装置1と、携帯端末401と、ネットワークサーバ(以下、単にサーバということがある。)750とで構成されている。画像形成装置1と、携帯端末401と、ネットワークサーバ750とは、互いにネットワーク900に接続されている。ネットワーク900は、例えばLAN(ローカルエリアネットワーク)である。携帯端末401は、例えばいわゆる無線LANを介して、ネットワーク900に接続されている。
本実施の形態において、携帯端末401は、画像形成システム500に含まれるもののうち一の画像形成装置1を対象に設定して、携帯端末401に所定の動作を実行させる設定装置としての動作を行う。換言すると、携帯端末401は、処理対象となる画像形成装置1を設定する設定装置を備えている。
[携帯端末401の構成]
携帯端末401は、例えばいわゆるスマートフォン(多機能型携帯電話機)である。図1に示されるとおり、携帯端末401は、画面制御部417と、CPU420と、記憶部427と、通信部450と、位置検出部460と、加速度検出部463と、方向検出部465とを有している。携帯端末401は、ユーザが容易に把持可能なものである。
図2は、携帯端末401のブロック図である。
図2に示されるとおり、携帯端末401は、さらに、タッチパネル413を有している。ユーザは、タッチパネル413を操作し、携帯端末401に種々の機能を実行させることができる。
画面制御部417は、タッチパネル413(図6に示す。)の表示を制御する。画面制御部417は、例えば、種々の案内画像や、携帯端末401のメニュー画面などをタッチパネル413に表示する。
CPU420は、記憶部427や携帯端末401の各部などを用いて、携帯端末401の動作を制御する。記憶部427は、例えばROMやDRAM、不揮発性メモリなどである。記憶部427には、携帯端末401で実行される制御プログラム427aが記憶されている。CPU420は、制御プログラム427aを実行することにより、携帯端末401の動作の制御や、通信部450を利用した無線通信などを行う。
通信部450は、例えば無線LAN方式による無線通信を行うことができるように構成されている。これにより、携帯端末401は、ネットワーク900に接続されている。なお、通信部450は、その他の方式によりネットワーク900に接続されている機器と無線通信を行うことが可能であったり、他の機器と一対一で無線通信を行うことができるように構成されていてもよい。
位置検出部460は、例えばGPS(Global Positioning System)センサを有するGPS受信チップセットである。携帯端末401は、位置検出部460により、それ自身の位置について測位し、位置データ(位置に関する情報の一例)を得ることが可能である。
加速度検出部463は、携帯端末401に加わった加速度を検知するジャイロセンサである。加速度検出部463は、加速度を検知することで、継続的に、携帯端末401の速度に関する情報を検知する。
方向検出部456は、携帯端末401の方角を検知する磁気センサである。方向検出部456は、携帯端末401の向きに関する情報を検出することができる。
[画像形成装置1の構成]
図3は、画像形成装置1を示す斜視図である。
図3に示すように、画像形成装置1は、給紙カセット3と、排紙トレイ5と、操作部11と、CPU20と、画像形成部30と、画像読取部40とを備える。CPU20は、画像形成装置1の動作を制御する。CPU20、画像形成部30、及び画像読取部40などは、画像形成装置1の筐体の内部に配置されている。
この画像形成装置1は、3つの給紙カセット3(給紙カセット3a,3b,3c)を有している。それぞれの給紙カセット3には、例えば、互いに異なるサイズの用紙(B5サイズ、A4サイズ、及びA3サイズなど)が装てんされている。給紙カセット3は、画像形成装置1の下部に、画像形成装置1の筐体に抜き差し可能に配置されている。各給紙カセット3に装てんされた用紙は、印字時に、1枚ずつ給紙カセット3から給紙され、画像形成部30に送られる。なお、給紙カセット3の数は3つに限られず、それより多くてもよいし少なくてもよい。
排紙トレイ5は、画像形成装置1の筐体のうち画像形成部30が収納されている部位の上方で画像読取部40が配置されている部位の下方に配置されている。排紙トレイ5には、画像形成部30により画像が形成された用紙が筐体の内部から排紙される。
操作部11は、画像形成装置1の上部前面(図において正面)側に配置されている。操作部11には、ユーザにより押下操作可能な複数の操作ボタン11aが配置されている。また、操作部11には、情報をユーザに表示する表示パネル13が配置されている。
表示パネル13は、タッチパネルである。表示パネル13は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)である。表示パネル13は、ユーザに案内画面を表示したり、操作ボタンを表示してユーザからのタッチ操作を受け付けたりする。表示パネル13は、CPU20の制御の下、画面制御部17により制御されて表示を行う。操作部11は、ユーザにより操作ボタン11aや表示パネル13へなされる操作入力を受け付ける。操作部11は、操作ボタン11aや表示パネル13がユーザにより操作されると、その操作に応じた操作信号又は所定のコマンドをCPU20に送信する。すなわち、ユーザは、操作ボタン11aや表示パネル13に操作を行うことにより、画像形成装置1に種々の動作を実行させることができる。
画像形成部30は、大まかに、トナー像形成部(図示せず)と、用紙搬送部(図示せず)と、定着装置(図示せず)とを有している。画像形成部30は、例えば電子写真方式で用紙に画像を形成する。
用紙搬送部は、給紙ローラ、搬送ソーラ、及びそれらを駆動するモータなどで構成されている。用紙搬送部は、用紙を給紙カセット3から給紙して、画像形成装置1の筐体の内部で搬送する。また、用紙搬送部は、画像が形成された用紙を画像形成装置1の筐体から排紙トレイ5などに排出する。
定着装置は、加熱ローラ及び加圧ローラを有している。定着装置は、加熱ローラと加圧ローラとでトナー像が形成された用紙を挟みながら搬送し、その用紙に加熱及び加圧を行う。これにより、定着装置は、用紙に付着したトナーを溶融させて用紙に定着させ、用紙に画像を形成する。
画像読取部40は、画像形成装置1の筐体の上部に配置されている。画像読取部40は、ADF(Auto Document Feeder)41を有している。画像読取部40は、上述のスキャナ機能を実行する。画像読取部40は、透明な原稿台に配置された原稿をコンタクトイメージセンサにより走査して、それを画像データとして読み取る。また、画像読取部40は、原稿トレイにセットされた複数の原稿を1枚ずつADF41により順次取り込みながら、コンタクトイメージセンサにより原稿を読み取り、画像データとする。
画像読取部40により読み取られた画像は、CPU20により、仕上がり画像に変換される。CPU20は、生成した仕上がり画像を外部装置などに送信したり、仕上がり画像に基づいて画像形成部30により用紙に画像を形成したりできる。
図4は、画像形成装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。
図4に示すように、画像形成装置1は、上述の各部のほか、ROM23、RAM25、及び不揮発メモリ27を有している。
不揮発メモリ27は、例えばフラッシュメモリやHDD(Hard Disk Drive)などである。不揮発メモリ27は、画像形成装置1に接続されている外部装置などから送られた印刷ジョブのデータや、画像読取部40で読み取った画像データなどを記憶する。また、不揮発メモリ27は、画像形成装置1の設定情報や、画像形成装置1の種々の動作を行うための制御プログラム27aなどを記憶する。CPU20は、不揮発メモリ27から制御プログラム27aを読み出して、制御プログラム27aを実行することで、画像形成装置1の動作の制御などを行うことができる。
ROM23は、例えばフラッシュROM(Flash Memory)である。ROM23には、画像形成装置1が動作するときに用いられるデータが記憶されている。ROM23には、不揮発メモリ27と同様に、種々の制御プログラムや、画像形成装置1の機能設定データなどが記憶されていてもよい。CPU20は、ROM23からのデータの読み込みや、ROM23へのデータの書き込みを行う。なお、ROM23は、書換え不可能なものであってもよい。
RAM25は、CPU20のメインメモリである。RAM25は、CPU20が制御プログラム27aを実行するときに必要なデータなどを記憶するのに用いられる。
CPU20は、画像形成装置1の各部に、信号を送受可能に接続されている。CPU20は、ROM23、RAM25、又は不揮発メモリ27などに記憶された制御プログラム27aなどを実行することにより、画像形成装置1の種々の動作を制御する。CPU20は、操作部11から操作信号が送られたり、画像形成装置1に接続されている外部機器などから操作コマンドが送信されたりすると、それらに応じて所定の制御プログラム27aを実行する。これにより、ユーザによる操作部11の操作などに応じて、画像形成装置1の所定の機能が実行される。
図4に示すように、画像形成装置1は、さらに、画面制御部17、通信部50、位置情報取得部60、及び認証管理部80などを有している。
画面制御部17は、表示パネル13の表示を制御する。画面制御部17は、表示パネル13に表示する画像を取得する処理を行う。すなわち、画面制御部17は、例えば予め用意されて不揮発メモリ27やROM23などに記憶されている表示画像を読み込み、表示パネル13に表示したり、表示画像を生成して表示パネル13に表示したりする。
通信部50は、ネットワーク900に画像形成装置1を接続する。すなわち、通信部50は、例えばLANで用いられる通信規格に基づいて、ネットワーク900に接続されている他の機器との間で通信可能である。
位置情報取得部60は、画像形成装置1が設置されている場所を特定できる位置データ(位置に関する情報の一例)を保持している。例えば、位置情報取得部60は、位置データが記憶されている不揮発メモリである。CPU20は、位置情報取得部60から位置データを読み出すことで、画像形成装置1が設置されている場所に関する情報を得ることができる。なお、位置データは、画像形成装置1の設置時などに、ユーザにより適宜書き込まれるものである。位置データは、例えば、経緯度を示す値が、位置検出部460で得られる位置データと同一の測地系で表されているものである。
なお、位置情報取得部60は、位置検出部460と同様に、GPSによる測位を行うことで、画像形成装置1の位置データを保持するように構成されていてもよい。
認証管理部80は、画像形成装置1について、ユーザ認証を行う。ユーザ認証は、画像形成装置1を利用するユーザを識別し、認証するジョブである。ユーザは、ユーザ認証による認証を経て、画像形成装置1にログインし、画像形成装置1を利用することができる。
ユーザ認証では、例えば不揮発メモリ27に記憶されている認証データベース(図示せず)が用いられる。認証データベースには、ユーザ認証可能なユーザの情報とそのユーザの認証に必要な認証情報とが対応付けられて記録されている。認証情報は、例えばユーザ毎に設定されたパスワードである。認証データベースには、各ユーザについて実行を許可する機能に関する情報が、そのユーザに対応付けて記録されている。
ユーザ認証は、例えば、次に示すようにして行われる。すなわち、まず、ユーザに、ユーザ認証画面が提示される。ユーザ認証画面は、表示パネル13に表示される。ユーザは、操作部11を操作し、画像形成装置1にそのユーザの情報(例えば、アカウント名など)とパスワードとを入力する。操作部11にこれらの情報が入力されると、CPU20は、認証データベースを参照し、入力されたデータに基づいて、そのユーザの認証可否を判断する。認証可能であれば、CPU20は、そのユーザについて認証成立とし、認証が成立した認証ユーザについて実行を許可されている機能を実行可能とする。このとき、認証ユーザは画像形成装置1にログインした状態になる。これにより、画像形成装置1は、画像形成装置1を用いるユーザを識別できる。
ユーザ認証を行ってユーザを識別することで、表示パネル13の表示や利用可能な機能などを認証されたユーザに適合するものにして、画像形成装置1の利便性を高められる。また、認証されたユーザが画像形成装置1の近くにいるときに、他のユーザの目に触れないようにして印刷物を出力できるなど、高いセキュリティ効果が得られる。
画像形成装置1において、CPU20は、ユーザ認証により識別したユーザに応じて、画像形成装置1の機能についてのユーザの使用権限を管理する。使用権限の管理が行われることで、ユーザ毎に、所定の機能の使用を制限することができ、高いセキュリティ効果が得られる。
なお、ユーザ認証の方式は上記に限られるものではなく、公知の方法を適宜採用することができる。認証情報の参照先や認証を行う主体などは、上記のものとは異なっていてもよい。例えば、画像形成装置1自身がユーザ認証を行うための認証情報を保有しており、画像形成装置1がユーザからの認証要求を受け付けて、認証情報に基づいて、そのユーザを認証してもよい。また、ユーザにアカウント名などの情報やパスワードの入力を要求しないようにしてもよい。すなわち、例えば、接触式・非接触式のIDカードを用いたカード認証方式や、ユーザの指紋情報や静脈情報などを利用した生体認証方式などを採用することができる。認証データベースは、サーバ750などで管理されていてもよい。
[携帯端末401を用いて画像形成装置1を特定する動作]
画像形成システム500に複数台の画像形成装置1が含まれる場合において、ユーザは、携帯端末401を用いて、複数台の画像形成装置1のうち一の画像形成装置1を特定することができる。携帯端末401は、一の画像形成装置1を特定したとき、その画像形成装置1を対象に設定して、所定の動作を実行する。
本実施の形態においては、ユーザが携帯端末401を手に持って、対象として特定したい(処理を実行させるために選択したい)画像形成装置1がある方向に向けて携帯端末401を振り下ろす動作を行う(所定態様の動作の一例)。このような動作が行われると、携帯端末401は、ユーザから見て携帯端末401が振り下ろされた方向にある画像形成装置1を特定する。
このとき、ユーザから見て携帯端末401が振り下ろされた方向に2台以上の画像形成装置1がある場合においても、一の画像形成装置1を選択可能である。本実施の形態においては、振り下ろす動作の速度と、ユーザと各画像形成装置1との相対的な距離とに基づいて、同一方向にある複数の画像形成装置1のうち一の画像形成装置1が特定される。これにより、同一方向上にある複数の画像形成装置1のうち任意のものをユーザが選択可能となり、より簡単に選択したい画像形成装置1を選択し、処理を実行させることができる。
なお、選択した画像形成装置1により実行される機能としては、種々のものが考えられる。例えば、携帯端末401から選択した画像形成装置1に印刷ジョブを送信し、画像形成装置1に印刷ジョブを実行させる機能がある。すなわち、携帯端末401から出力先として画像形成装置1を利用できる。また、携帯端末401に記憶されている情報を、選択した画像形成装置1のBOX(保存領域)に記憶させる機能がある。また、選択した画像形成装置1に記憶されている情報を、携帯端末401に取得させる機能がある。これらの機能のうち一部の機能のみを、このような選択操作を行って携帯端末401と連動させて実行させるようにしてもよい。
以下の説明においては、例えば、携帯端末401が、選択した画像形成装置1に対して印刷ジョブを送信して印刷指示を行い、画像形成装置1に印刷ジョブを実行させる場合を想定する。
携帯端末401を用いた画像形成装置1の特定動作は、具体的には、例えば次のようにして行われる。
図5は、本実施の形態における携帯端末401を用いた画像形成装置1の特定動作の一例を示す図である。
図5には、画像形成装置1a(MFP1)、画像形成装置1b(MFP2)、画像形成装置1c(MFP3)、画像形成装置1d(MFP4)、画像形成装置1e(MFP5)の5台が配置されている環境下で、ユーザ900が、携帯端末401を用いて、所望の画像形成装置1に印刷ジョブを実行させる場合の例が示されている。図5に示されるように画像形成装置1aと画像形成装置1bとは、ユーザ900から見て同じ方向にある。また、ユーザ900から画像形成装置1bまでの距離は、ユーザ900から画像形成装置1aまでの距離よりも短い。このような場合に、ユーザ900は、画像形成装置1aと画像形成装置1bとのうち所望の一方を、印刷ジョブの出力先となる装置として容易に特定できる。
すなわち、例えば比較的遠い画像形成装置1aを出力先として特定したいときには、ユーザ900は、画像形成装置1aに向けて、携帯端末401を比較的速く振り下ろす動作を行う。そうすることで、携帯端末401は、動作が行われた方向に画像形成装置1bもあるものの、比較的離れた位置にある画像形成装置1aを処理対象として特定し、画像形成装置1aに印刷ジョブを送信する。
図6は、本実施の形態における携帯端末401を用いた画像形成装置1の特定動作の一例を示す別の図である。
上述と反対に、例えば比較的近い画像形成装置1bを出力先として特定したいときには、次のようにすればよい。すなわち、図6に示されるように、ユーザ900は、画像形成装置1bに向けて、携帯端末401を比較的遅く振り下ろす動作を行う。そうすることで、携帯端末401は、動作が行われた方向に画像形成装置1aもあるものの、比較的近い位置にある画像形成装置1bを処理対象として特定し、画像形成装置1bに印刷ジョブを送信する。
図7は、画像形成システム500の動作を説明するブロック図である。
上述のような動作は、画像形成システム500において、次のようにして行われる。すなわち、携帯端末401では、印刷ジョブの設定と、印刷ジョブの登録が行われる。他方、サーバ750は、各画像形成装置1の位置情報を保持している。サーバ750は、事前に、各画像形成装置1と通信し、その画像形成装置1の位置情報取得部60により保持されている位置情報を画像形成装置1から取得する。
ここで、本実施の形態では、処理対象となる画像形成装置1が選択されたとき、その画像形成装置1でユーザ認証が行われる。ユーザ認証は、例えば、次のように行われる。すなわち、携帯端末401に記憶されているユーザに関する認証情報が、特定された画像形成装置1に送信される。そうすると、画像形成装置1は、送信された認証情報と、サーバ750に記憶されているユーザ認証を行うための情報とに基づいて、ユーザ認証を行う。ユーザ認証が行われると、画像形成装置1で処理が実行可能となり、携帯端末401から画像形成装置1に印刷ジョブが送信される。
図8は、サーバ750で行われる動作を示すフローチャートである。
図8に示されるように、ステップS111において、サーバ750は、各画像形成装置1と通信する。
ステップS113において、サーバ750は、各画像形成装置1のステータス情報を取得する。ステータス情報としては、例えば、正常に動作中であるか否か(エラーなどが発生しているか否か)や、用紙の残量の有無(又は、用紙の残量の程度)等が挙げられる。
ステップS115において、サーバ750は、各画像形成装置1の設置位置に関する情報を取得する。画像形成装置1の位置情報取得部60により保持されている位置情報が取得される。
このような処理は、例えば1分毎など、定期的に行われるようにすればよい。
図9は、サーバ750により管理されている、複数の画像形成装置1の状態を示す表である。
図9に示される例においては、3台の画像形成装置1(MFP1〜MFP3)について、それぞれのスペック、ステータス、設置位置に関する情報がまとめられている。スペックに関する情報としては、例えば、形成できる画像がカラー画像であるかモノクロ画像に限られるかや、例えばステープルなどのフィニッシュ出力を行うことができるかどうかについての情報が管理されている。
図9に示されるように、画像形成装置1a(MFP1)については、カラー画像が印刷可能であって、正常に動作しており、設置位置が(x1,y1)であることがわかる。画像形成装置1b(MFP2)については、モノクロ画像が印刷可能であって、正常に動作しており、設置位置が(x2,y2)であることがわかる。画像形成装置1c(MFP3)については、カラー画像が印刷可能であって、正常に動作しており、設置位置が(x3,y3)であることがわかる。画像形成装置1cについては、さらに、ステープル機能を用いて出力可能であることがわかる。
携帯端末401は、アイドル時において、定期的にサーバ750と通信し、各画像形成装置1の状態についての情報を取得する。このような動作は、携帯端末401のCPU420が、制御プログラム427aを実行することにより行う。
図10は、携帯端末401の動作を示すフローチャートである。
図10に示されるように、ステップS121において、携帯端末401は、無線LANルータなどを介して、サーバ750と通信する。
ステップS123において、携帯端末401は、各画像形成装置1の位置情報を取得する。
また、ステップS125において、携帯端末401は、各画像形成装置1のステータス情報を取得する。ステップS123及びステップS125の処理により、上述のようにサーバ750で管理されている画像形成システム500の画像形成装置1についての情報が携帯端末401に取得される。
ステップS127において、携帯端末401は、取得した各画像形成装置1についての情報を、記憶部427などに記憶する。
このような処理は、例えば1分毎や数分毎など、定期的に行われるようにすればよい。これにより、携帯端末401は、画像形成システム500における複数の画像形成装置1の最新の状態に応じて、種々の動作を行うことができる。
図11は、携帯端末401を用いて画像形成装置1を特定する動作の一例を示すフローチャートである。
図11に示される動作は、上述のアイドル時の動作と同様に、携帯端末401のCPU420が、制御プログラム427aを実行することにより行われる。
図11に示されるように、ステップS151において、ユーザは、携帯端末401に対して、画像形成装置1に実行させる印刷ジョブを設定し、携帯端末401に登録する。
ステップS153において、携帯端末401は、振り下ろし動作が開始されたことを検出する。携帯端末401は、例えば、加速度検出部463を用いて、これを検出できる。携帯端末401は、振り下ろし動作が開始されたことが検出されたとき、次の処理に進む。
ステップS153において振り下ろし開始が検出されると、ステップS155において、携帯端末401は、携帯端末401の加速度ベクトルを記録する。
ステップS157において、携帯端末401は、振り下ろし動作が終了したことを検出する。すなわち、携帯端末401は、ユーザにより携帯端末401に対して振り下ろし動作が加えられたことを検出する。振り下ろし動作の開始と同様に、携帯端末401は、例えば加速度検出部463を用いて、これを検出できる。振り下ろし動作の終了が検出されると、加速度ベクトルの記録は終了する。
ステップS159において、携帯端末401は、振り下ろし動作が行われているときの加速度ベクトルの記録結果に基づいて、振り下ろし動作のパターン(振り下ろしパターン)を検出する。振り下ろしパターンとしては、例えば、全体としては特定の方向を向く振り下ろし動作であっても、右斜め下方向に振り下ろすパターンや、左斜め下方向に振り下ろすパターンなどが挙げられる。このような振り下ろしパターンには、任意にユーザにより登録されたジェスチャが含まれるようにしてもよい。また、ユーザの携帯端末401の持ち方(携帯端末401を立てて持って振るか、横に寝かせるようにして持って振るか、など)に応じて、振り下ろしパターンを設定するようにしてもよい。
ステップS161において、携帯端末401は、振り下ろし動作が行われているときの加速度ベクトルの記録結果に基づいて、振り下ろし動作の加速度Gを検出する。携帯端末401は、例えば、加速度ベクトルの最大の絶対値を検出し、加速度Gとする。
ステップS163において、携帯端末401は、携帯端末401の位置を検出する。位置は、位置検出部460を用いて検出される。
ステップS165において、携帯端末401は、印刷ジョブの送信対象とする画像形成装置1を特定する。これにより、複数の画像形成装置1の中で、振り下ろし動作に応じた一の画像形成装置1が特定される。特定動作の詳細は、後述する。
ステップS167において、携帯端末401は、ユーザ認証を行うための認証情報をステップS165で特定された画像形成装置1に対して送信する。すなわち、携帯端末401は、対象として設定した画像形成装置1に対してその画像形成装置1でユーザを認証させるための認証情報を送信する。ユーザ認証が成立すると、携帯端末401は、画像形成装置1からその旨の情報を取得する。
なお、特定された画像形成装置1と携帯端末401との通信は、予め携帯端末401が画像形成装置1の位置情報などと共に取得した画像形成装置1のネットワーク情報(IPアドレスなど)に基づいて行うようにすればよい。
ステップS169において、携帯端末401は、ステップS165で特定された画像形成装置1でユーザ認証が成立したか(認証OKであるか)を判断する。
ステップS169で認証OKであれば、ステップS171において、携帯端末401は、ステップS165で特定された画像形成装置1に対して、登録した印刷ジョブのジョブ情報を送信する。これにより、画像形成装置1で、送信したジョブ情報に基づいて印刷ジョブが実行され、印刷物が出力される。
このとき、携帯端末401は、ステップS159で検出した振り下ろしパターンに応じた動作モードで印刷ジョブが実行されるように、画像形成装置1に対して指示する。動作モードとしては、例えば、印刷する用紙サイズや、片面印刷か両面印刷かの別や、カラー印刷かモノクロ印刷かの別などが設定可能である。ユーザは、例えば、振り下ろしパターンに応じて、両面印刷モード(動作モードの一例)で印刷ジョブを実行させたり、いわゆる2in1印刷モード(動作モードの他例)で印刷ジョブを実行させたりすることができる。
他方、ステップS169で認証OKでなければ、ステップS173において、携帯端末401は、認証されなかった旨をユーザに警告する。警告は、例えばタッチパネル413に認証されなかった旨を表示することなどにより行われればよい。
ステップS171の処理又はステップS173の処理が終了すると、一連の動作が完了する。
図12は、画像形成装置1の特定処理を示すフローチャートである。
印刷ジョブの送信対象となる画像形成装置1の特定処理は、図12に示されるようにして行われればよい。
すなわち、ステップS181において、携帯端末401は、複数の画像形成装置1について、ユーザから見たその画像形成装置1がある方向や、携帯端末401から画像形成装置1までの距離を算出する。このような方向や距離は、携帯端末401がアイドル時に取得した各画像形成装置1の位置情報と、携帯端末401が検出した携帯端末401の現在位置とに基づいて算出される。
ステップS183において、携帯端末401は、ユーザを基点とする振り下ろし動作の方向を検出し、その方向に、複数の画像形成装置1があるか否かを判断する。振り下ろし動作の方向は、例えば、方向検出部465と加速度検出部463とを用いて検出される。
ステップS183において複数の画像形成装置1があると判断されないとき、ステップS184において、携帯端末401は、振り下ろし動作の方向にある1台の画像形成装置1を選択する。
ステップS183において複数の画像形成装置1があると判断されたとき、ステップS185の処理に移る。ステップS185において、携帯端末401は、検出された加速度Gが、所定の閾値Goよりも大きいか否かを判断する。
ステップS185において加速度G>閾値Goであれば、ステップS187において、携帯端末401は、振り下ろし動作の方向にある複数の画像形成装置1のうち携帯端末401から遠い方の画像形成装置1をジョブの送信対象として選択する。
ステップS185において加速度G>閾値Goであれば、ステップS189において、携帯端末401は、振り下ろし動作の方向にある複数の画像形成装置1のうち携帯端末401に近い方の画像形成装置1をジョブの送信対象として選択する。
ステップS184、ステップS187、又はステップS189の処理が終了すると、図11のステップS167の処理に戻る。
なお、3台以上の画像形成装置1が振り下ろし動作の方向にあるときには、携帯端末401は、それらの画像形成装置1のうち加速度Gの大きさに対応する一の画像形成装置1を選択するようにすればよい。この場合、例えば、閾値を複数設けて、加速度Gの大きさが、複数の閾値のうちいずれの閾値よりも大きいか(又は小さいか)に応じた画像形成装置1を選択するようにすればよい。加速度Gが大きいほど、携帯端末401に近い画像形成装置1が選択されるようにしてもよい。
また、例えば、加速度Gの大きさと携帯端末401からの距離とを関連付けておき、加速度Gの大きさに対応する距離だけ携帯端末401から離れている画像形成装置1を選択するようにしてもよい。加速度Gの大きさと距離との関連付けは、数式で表されるような相関関係として設定されていてもよいし、基準となる加速度Gの大きさと距離とを数点関連付けた関連付けテーブルとして設定されていてもよい。後者の場合、関連付けテーブルを参照して検出された加速度Gの大きさに最も近い加速度の大きさに対応する距離を判別し、その距離に近い画像形成装置1を対象として選択するようにすればよい。
以上説明したように、本実施の形態においては、加速度検出部463及びCPU420により振り下ろし動作が加えられたことが検出された場合において、サーバ750から取得された各画像形成装置1の位置情報と、位置検出部460により取得された携帯端末401の位置情報と、方向検出部465を用いて検出された振り下ろし動作の検出結果とに基づいて、携帯端末401から振り下ろし動作の方向に位置する画像形成装置1が特定される。特定された画像形成装置1が複数であるときには、加速度検出部463により検出された携帯端末401の加速度の大きさに基づいて、それらの画像形成装置1のうち一の画像形成装置1が対象に設定される。ユーザは、ユーザを基点にした同一の方向上に、複数の画像形成装置1がある場合においても、容易にかつ確実に、処理を実行させる対象となる画像形成装置1を選択し、携帯端末401にジョブ情報の送信動作などの所定の動作を実行させることができる。複数の画像形成装置1がある環境下においても、ユーザは、利用したい画像形成装置1を、そのIPアドレスや機種等を知らないままでも特定できる。また、特定は、その画像形成装置1の近くまでユーザが移動することなく、行うことができる。画像形成装置1の選択は、振り下ろし動作の加速度の大きさに応じて行われるので、直感的に画像形成装置1を選択できる。したがって、画像形成システム500の利便性をより向上させることができる。
[第1の実施の形態の変型例の説明]
ここで、携帯端末401が振り下ろされる動作において、携帯端末401の加速度の大きさに代えて、携帯端末401の速さに応じて画像形成装置1の特定が行われるようにしてもよい。
図13は、本実施の形態の一変型例における、携帯端末401の振り下ろし速さと携帯端末401から特定される画像形成装置1までの距離との関係を説明する図である。
図13に示されるように、本例では、携帯端末401は、振り下ろされたときの携帯端末401の速さが、携帯端末401から画像形成装置1までの距離と略比例関係となるようにして、画像形成装置1の選択を行う。なお、このような速さと距離との関係は、比例関係(直線関係)でなくてもよく、曲線関係であってもよい。
なお、上述の加速度に応じて特定を行う場合の例と同様に、携帯端末401から特定する画像形成装置1までの距離は、携帯端末401の速さに応じて段階的に決められるようにしてもよい。例えば、携帯端末401の速さが60km/hより小さいときには最も近接した画像形成装置1が選択され、80km/hより大きいときには最も遠い画像形成装置1が選択され、60〜80km/hであるときにはその速さに応じた画像形成装置1が選択されるようにしてもよい。
ここで、このような携帯端末401に加えられた動作の速さに関する情報(加速度や、速さなど)と、それに応じて選択される画像形成装置1との関係について、事前にキャリブレーションを行えるようにしてもよい。すなわち、振り下ろし動作が行われたときの加速度検出部463の検出結果が画像形成装置1の特定結果に反映される程度は、調整可能であってもよい。例えば、速さや加速度の大きさと携帯端末401からの距離とを比例関係で関連付けている場合においては、その比例定数を変更可能であってもよい。また、速さや加速度の大きさと所定の閾値との比較結果に応じて画像形成装置1を特定する場合には、その閾値を所望の値に設定できるようにしてもよい。このようにキャリブレーション可能とすることにより、個々のユーザの感覚にあわせて、容易に画像形成装置1を選択することができるようになり、画像形成システム500の利便性をより高めることができる。
キャリブレーションを実行する方法は、種々のものを採用することができる。例えば、タッチパネル413に「3メートル先にある画像形成装置を選択するときの速さで振り下ろしてください」などと表示し、ユーザに実際に動作を行わせた結果に基づいて距離と加速度の大きさや速さとの関係を設定することができる。また、ユーザが携帯端末401を操作して、距離に対する加速度の大きさや速さの感度を調整できるようにしておき、ユーザが実際の動作を繰り返しながら、画像形成装置1の特定の程度が所望のものとなるように設定可能としてもよい。例えば、タッチパネル413に所定の加速度の大きさに対する遠近の程度調整するスライドバーを表示させてユーザの操作を受け付けることができる。
また、選択された画像形成装置1が、携帯端末401から送信しようとするジョブ情報に基づいて印刷ジョブを実行できない場合には、携帯端末401は、ジョブ情報を送信しないようにしてもよい。このとき、別の画像形成装置1で印刷ジョブが実行できるのであれば、携帯端末401は、その実行できる画像形成装置1にジョブ情報を送信し、印刷ジョブを実行させるようにしてもよい。
選択した画像形成装置1で印刷ジョブを実行できない場合には、例えば、画像形成装置1がスペック不足である場合や、画像形成装置1で他のジョブが実行中である場合や、画像形成装置1で用紙切れ(ペーパーエンプティ)が発生している場合などが挙げられる。携帯端末401は、このような場合には、ジョブ情報を送信しない。なお、画像形成装置1がスペック不足であるとは、例えばカラー印刷を行うように指定されている印刷ジョブについて、モノクロ印刷のみが可能でカラー印刷を行えない画像形成装置1が選択されているような場合をいう。
このように、特定された画像形成装置1で携帯端末401により実行させる動作に応じた処理が実行できないときには、携帯端末401は、振り下ろし動作に応じた動作を実行させないようにしてもよい。これにより、ユーザが望む結果を得られる画像形成装置1を確実に選択できるようになる。
また、このように特定された画像形成装置1で携帯端末401により実行させる動作に応じた処理が実行できない場合において、他の画像形成装置1により処理が実行できるときには、当該他の画像形成装置1を対象に設定して携帯端末401に所定の動作を実行させるようにしてもよい。これにより、再度の振り下ろし動作を行うことなく、すぐに他の画像形成装置1に印刷ジョブを実行させることが可能になる。
図14は、画像形成装置1の特定処理の一変型例を示すフローチャートである。
このようにいったん特定された画像形成装置1で処理が実行できない場合に別の画像形成装置1を選択する場合の処理の一例について、図14を参照して説明する。図14において、図12と同様に、ステップS189までの処理が行われる。
本変型例においては、ステップS191において、携帯端末401は、選択した画像形成装置1について、印刷ジョブの実行処理が可能であるか否かを判断する。この判断は、事前に取得した各画像形成装置1のスペックなどの情報と、登録した印刷ジョブの内容とを考慮して行われる。例えば、カラー画像を印刷する印刷ジョブが登録されている場合において、選択された画像形成装置1のスペックがモノクロ画像のみ印刷可能というものであれば、処理が可能ではないと判断する。
ステップS191において処理が可能であると判断したとき、又はステップS184において1台の画像形成装置1が選択されたとき、図11のフローチャートに戻る。
他方、ステップS191において処理が不可能であると判断したとき、ステップS193において、携帯端末401は、当該画像形成装置1の選択を取り消す。そして、当該画像形成装置1を、振り下ろし動作と方向が一致していることで選択候補となる複数の画像形成装置1の集合から排除して、ステップS163の処理に戻る。このような制御が行われることにより、複数の画像形成装置1のうち、処理を実行できる他の画像形成装置1を処理対象として選択することができる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態における画像形成システムの基本的な構成は、第1の実施の形態におけるそれと同じであるためここでの説明を繰り返さない。第2の実施の形態においては、ユーザが携帯端末401にスワイプ動作(所定態様の動作の一例)を加えると、それに応じて処理を実行させる対象の画像形成装置1が特定される点が第1の実施の形態と異なる。
図15は、第2の実施の形態における携帯端末401を用いた画像形成装置1の特定動作の一例を示す図である。
図15には、画像形成装置1a(MFP1)、画像形成装置1b(MFP2)、画像形成装置1c(MFP3)、画像形成装置1d(MFP4)、画像形成装置1e(MFP5)の5台が配置されている環境下で、ユーザが、携帯端末401を用いて、所望の画像形成装置1に印刷ジョブを実行させる場合の例が示されている。図15に示されるように、画像形成装置1aと画像形成装置1bとは、ユーザから見て同じ方向にある。また、ユーザから画像形成装置1bまでの距離は、ユーザから画像形成装置1aまでの距離よりも短い。このような場合に、ユーザは、画像形成装置1aと画像形成装置1bとのうち所望の一方を、印刷ジョブの出力先となる装置として容易に特定できる。
ユーザは、携帯端末401を選択したい画像形成装置1に向け、タッチパネル413上をその画像形成装置1に向けて指910でなぞる動作(フリック動作;図15の矢印M)を行う。
例えば、比較的遠い画像形成装置1aを出力先として特定したいときには、ユーザは、携帯端末401の上部が画像形成装置1aに向くように携帯端末401を保持して構え、指910を比較的速く画像形成装置1aに向けてスワイプする動作を行う。そうすることで、携帯端末401は、動作が行われた方向Dに画像形成装置1bもあるものの、比較的離れた位置にある画像形成装置1aを処理対象として特定し、画像形成装置1aに印刷ジョブを送信する。これとは逆に、比較的近い画像形成装置1bを出力先として特定したいときには、ユーザは、同様に携帯端末401を保持して構え、指910を比較的遅く画像形成装置1bに向けてスワイプする動作を行う。そうすることで、携帯端末401は、動作が行われた方向Dに画像形成装置1aもあるものの、比較的近い位置にある画像形成装置1bを処理対象として特定し、画像形成装置1bに印刷ジョブを送信する。
なお、このようにスワイプ動作を行うとき、ユーザが直感的に操作を行えるように、携帯端末401は、タッチパネル413上に案内画像を表示させる。案内画像としては、例えば、スワイプ動作を行うべき方向を示す矢印491などが表示されるが、これに限られるものではない。
図16は、第2の実施の形態における携帯端末401を用いた印刷ジョブの送信機能の流れを説明する図である。
ユーザが、携帯端末401に対して、印刷ジョブの送信機能を開始する指示を行うと、印刷ジョブの送信機能が開始する。一連の処理は、携帯端末401のCPU420が、制御プログラム427aを実行させることで行われる。図16に示されるように、印刷ジョブ送信機能が開始すると、タッチパネル413上に、携帯端末401上の文書(ファイル)のうち、印刷対象とするものを選択する画面が表示される(S11)。
印刷対象とする文書が選択されると、タッチパネル413に、ユーザが行うべき操作についての案内が表示され(S12)、その後、スワイプ操作の受け付け画面が表示される(S13)。
ユーザによりスワイプ操作が行われると、携帯端末401は、スワイプ操作を受け付け、スワイプ操作に応じて処理対象とする画像形成装置1を特定する。そして、携帯端末401は、特定した画像形成装置1に対してジョブ情報を送信するとともに、タッチパネル413にその旨の情報を表示する(S14)。ジョブ情報の送信が完了すると、印刷ジョブの送信機能が終了する。
図17は、第2の実施の形態における携帯端末401を用いて画像形成装置1を特定する動作の一例を示すフローチャートである。
図17に示される動作は、携帯端末401のCPU420が、制御プログラム427aを実行することにより行われる。第2の実施の形態においても、第1の実施の形態の図8や図10に示されるような処理は同様にして行われる。
図17に示されるように、ステップS251において、ユーザは、携帯端末401に対して、画像形成装置1に実行させる印刷ジョブを設定し、携帯端末401に登録する。
ステップS253において、携帯端末401は、スワイプ操作が開始されたことを検出する。携帯端末401は、タッチパネル413を用いて、これを検出できる。携帯端末401は、スワイプ操作が開始されたことが検出されたとき、次の処理に進む。
ステップS253においてスワイプ操作の開始が検出されると、ステップS255において、携帯端末401は、スワイプ軌跡を記録する。
ステップS257において、携帯端末401は、スワイプ操作が終了したことを検出する。すなわち、携帯端末401は、ユーザにより携帯端末401に対してスワイプ操作が加えられたことを検出する。スワイプ操作の終了が検出されると、スワイプ軌跡の記録は終了する。
ステップS259において、携帯端末401は、スワイプ軌跡の記録結果に基づいて、スワイプ操作のパターン(スワイプパターン)を検出する。スワイプパターンとしては、例えば、スワイプを行った指の本数などが挙げられる。
ステップS261において、携帯端末401は、スワイプ軌跡の記録結果に基づいて、スワイプ操作の速さを検出する。携帯端末401は、例えば、速さの最大値を検出する。
ステップS263において、携帯端末401は、携帯端末401の位置を検出する。位置は、位置検出部460を用いて検出される。
ステップS265において、携帯端末401は、印刷ジョブの送信対象とする画像形成装置1を特定する。これにより、複数の画像形成装置1の中で、スワイプ操作に応じた一の画像形成装置1が特定される。特定動作は、第1の実施の形態と同様にして行われる。すなわち、方向検出部465及びCPU420により検出されたユーザを基点とするスワイプ動作の方向にある画像形成装置1が特定される。同一の方向に複数の画像形成装置1がある場合、スワイプ動作の速さに応じて、そのうち一の画像形成装置1を処理対象として特定する。
ステップS267からステップS273の処理は、第1の実施の形態におけるステップS167からステップS173と同様にして行われる。
第2の実施の形態においても、特定した画像形成装置1でユーザ認証が行われると、携帯端末401は、ステップS259で検出したスワイプパターンに応じた動作モードで印刷ジョブが実行されるように、画像形成装置1に対して指示する。動作モードとしては、例えば、印刷する用紙サイズや、片面印刷か両面印刷かの別や、カラー印刷かモノクロ印刷かの別などが設定可能である。ユーザは、例えば、スワイプパターンに応じて、両面印刷モード(動作モードの一例)で印刷ジョブを実行させたり、いわゆる2in1印刷モード(動作モードの他例)で印刷ジョブを実行させたりすることができる。
ステップS271の処理又はステップS273の処理が終了すると、一連の動作が完了する。
なお、スワイプパターンは、携帯端末401を保持する方向に対応して定められていてもよい。
図18は、スワイプ操作の態様の一例を示す図である。
図18に示されるように、第2の実施の形態においては、携帯端末401を横向き(いわゆるランドスケープ方向)に保持した状態でもスワイプ操作を受け付けるようにしてもよい。このとき、携帯端末401を縦向き(いわゆるポートレート方向)に保持した状態で行われるスワイプ操作のスワイプパターンと、横向きに保持した状態で行われるスワイプ操作のスワイプパターンとを別のものとして判断し、それぞれ異なる動作モードで印刷ジョブを実行させるようにしてもよい。
このように、第2の実施の形態においても、携帯端末401を画像形成装置1の方向に向けてスワイプ操作を行うだけの容易で直感的な方法で、処理対象とする画像形成装置1を選択できる。同一の方向に複数の画像形成装置1がある場合であっても、スワイプ操作の速さに対応する距離だけ携帯端末401から離れた一の画像形成装置1を選択できる。したがって、上述の第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
[その他]
上述の各実施の形態やその変型例の特徴部分を、適宜組み合わせたり省いたりして画像形成システムを構成してもよい。
画像形成装置としては、モノクロ/カラーの複写機、プリンタ、ファクシミリ装置やこれらの複合機(MFP)などいずれであってもよい。
ユーザが携帯端末に動作を加えて画像形成装置が特定された後、ユーザ認証を行わず、画像形成装置の特定後すぐに携帯端末がその画像形成装置に対してジョブ情報の送信などの処理を実行するようにしてもよい。携帯端末が画像形成装置を特定したとき、例えば画像形成装置に設けられた発光装置が発光することにより、ユーザが、どの画像形成装置を特定することができたか容易に確認できるようにしてもよい。
携帯端末の位置の測位方法は上述のものに限られず、種々の方法を用いることができる。例えば、携帯端末で検出される無線LANなどの電波強度を考慮して携帯端末の位置を算出するようにしてもよい。これにより、携帯端末の位置すなわちユーザの位置をより正確に特定して、各画像形成装置と携帯端末との距離や方向をより正確に算出することができ、ユーザにより加えられた動作に応じて適切な画像形成装置を特定可能となる。また、携帯端末に設けられているカメラが、各画像形成装置で発光する光を受光することで、各画像形成装置と携帯端末との相対的位置関係が把握されるようにしてもよい。画像形成システムが今日されている場を撮像する撮像装置により撮像された映像等に基づいて、携帯端末又はそれを保持するユーザの位置が特定されるようにしてもよい。
また、携帯端末の位置を、画像形成システムが用いられる場と人体通信を行うことで携帯端末が特定可能となるようにしてもよい。例えば、ユーザが立っている床が、グリッド状に互いに区切られ、それぞれ携帯端末と人体通信可能な複数のエリアに分かれている場合を想定する。このとき、携帯端末が、ユーザの人体を通して床と人体通信を行うことで、ユーザがどのエリアに立っているかを判別し、それを携帯端末の位置情報として特定するようにすればよい。
画像形成装置が無線LANなどの電波を出力するように構成されており、携帯端末が各画像形成装置から出力される電波の電波強度を検出し、その電波強度に応じて、携帯端末と画像形成装置との距離を検出するようにしてもよい。
上述の第1の実施の形態において、振り下げ動作に代えて、ユーザが携帯端末401を手に持って画像形成装置1に向けて携帯端末401を振り上げる動作に応じて、同様の処理が行われるようにしてもよい。この場合においても、同様に、振り上げ動作時の携帯端末401の加速度の大きさや速さに応じて、同一方向にある複数の画像形成装置1のうち一の画像形成装置1を処理対象として選択できる。この場合において、携帯端末401が振り上げパターン(振り上げ動作のパターン)を判別し、振り上げパターンに応じた処理を実行させるようにしてもよい。
画像形成装置や携帯端末のハードウェア構成は上述に限られるものではなく、画像処理が種々の制御回路により行われるようにしてもよい。
画像形成システムにおいて、サーバは設けられていなくてもよく、サーバが行う各画像形成装置の情報を収集する役割を携帯端末が行うようにしてもよい。また、サーバが行う機能は、画像形成装置のうちいずれかが行うようにしてもよい。
携帯端末そのものが画像形成装置を対象に設定して携帯型移動端末に所定の動作を実行させる設定装置として機能しなくてもよい。すなわち、サーバなど、携帯端末と通信可能な他の装置が設定装置として機能するように構成されていてもよい。この場合、設定装置は、携帯端末から、携帯端末に加えられた動作の速さに関する情報や方向に関する情報及び携帯端末の位置情報などを受信して、画像形成装置を特定し、特定した画像形成装置のネットワーク情報などを携帯端末に送信するようにすればよい。
上述の実施の形態における処理は、ソフトウェアによって行っても、ハードウェア回路を用いて行ってもよい。
上述の実施の形態における処理を実行するプログラムを提供することもできるし、そのプログラムをCD−ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、ROM、RAM、メモリカードなどの記録媒体に記録してユーザに提供することにしてもよい。プログラムはインターネットなどの通信回線を介して、装置にダウンロードするようにしてもよい。上記のフローチャートで文章で説明された処理は、そのプログラムに従ってCPUなどにより実行される。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1(1a〜1e) 画像形成装置
30 画像形成部
60 位置情報検出部
80 認証管理部
401 携帯端末(携帯型移動端末の一例)
420 CPU
427a 制御プログラム
450 通信部
460 位置検出部
463 加速度検出部
465 方向検出部
500 画像形成システム
750 ネットワークサーバ
751 通信制御部
727a 制御プログラム
900 ネットワーク

Claims (14)

  1. ユーザが保持する携帯型移動端末に、前記携帯型移動端末に接続可能な複数の画像形成装置のうちいずれかを、動作を実行させる対象として設定する設定装置であって、
    前記複数の画像形成装置のそれぞれの位置情報を取得する第1の取得手段と、
    前記携帯型移動端末の位置情報を取得する第2の取得手段と、
    ユーザにより前記携帯型移動端末に対して所定態様の動作が加えられたことを検出する第1の検出手段と、
    前記所定態様の動作の速さに関する情報を検出する第2の検出手段と、
    前記所定態様の動作の方向に関する情報を検出する第3の検出手段と、
    前記第1の検出手段により前記所定態様の動作が加えられたことが検出された場合において、前記第1の取得手段により取得された位置情報と、前記第2の取得手段により取得された位置情報と、前記第3の検出手段による検出結果とに基づいて、前記携帯型移動端末から前記所定態様の動作の方向に位置する画像形成装置を特定する第1の特定手段と、
    前記第1の特定手段により特定された画像形成装置が複数であるとき、前記第2の検出手段により検出された情報に基づいて、それらの画像形成装置のうち一の画像形成装置を特定する第2の特定手段と、
    前記第2の特定手段により前記一の画像形成装置が特定されたとき、その画像形成装置を対象に設定して前記携帯型移動端末に所定の動作を実行させる対象設定手段とを備える、設定装置。
  2. 前記対象設定手段は、前記携帯型移動端末に、対象として設定した画像形成装置に対して画像を形成するためのジョブ情報を送信させる、請求項1に記載の設定装置。
  3. 前記対象設定手段は、前記携帯型移動端末に、対象として設定した画像形成装置に対してその画像形成装置でユーザを認証させるための認証情報を送信させる、請求項1又は2に記載の設定装置。
  4. 前記第2の検出手段の検出結果が前記第2の特定手段による特定結果に反映される程度を調整する調整手段をさらに備える、請求項1から3のいずれかに記載の設定装置。
  5. 前記所定態様の動作は、前記携帯型移動端末を手に持ったユーザによる、前記携帯型移動端末の振り下ろし動作及び前記携帯型移動端末の振り上げ動作の少なくとも一方であり、
    前記第2の検出手段は、前記携帯型移動端末が移動するときの前記携帯型移動端末の加速度を検出し、
    前記第3の検出手段は、ユーザを基点とする前記振り下ろし動作又は前記振り上げ動作の方向を検出し、
    前記第2の特定手段は、前記第2の検出手段で検出された前記携帯型移動端末の加速度の大きさと、前記携帯型移動端末と前記第1の特定手段により特定された画像形成装置のそれぞれとの間の距離とに応じて、一の画像形成装置を特定する、請求項1から4のいずれかに記載の設定装置。
  6. 前記第1の検出手段は、前記携帯型移動端末の振り下ろし動作においてユーザに採用される複数種類の振り下ろし方と、前記携帯型移動端末の振り上げ動作においてユーザに採用される複数種類の振り上げ方との少なくとも一方を互いに判別可能であり、
    前記対象設定手段は、前記第1の検出手段で判別された振り下ろし方又は振り上げ方に応じた動作モードで、前記携帯型移動端末に所定の動作を実行させる、請求項5に記載の設定装置。
  7. 前記所定態様の動作は、ユーザによる、前記携帯型移動端末の操作面に対するスワイプ動作であり、
    前記第2の検出手段は、前記スワイプ動作の速さを検出し、
    前記第3の検出手段は、ユーザを基点とする前記スワイプ動作の方向を検出し、
    前記第2の特定手段は、前記第2の検出手段で検出された前記スワイプ動作の速さと、前記携帯型移動端末と前記第1の特定手段により特定された画像形成装置のそれぞれとの間の距離とに応じて、一の画像形成装置を特定する、請求項1から4のいずれかに記載の設定装置。
  8. 前記第1の検出手段は、前記スワイプ動作においてユーザに採用される複数種類のスワイプ方法を互いに判別可能であり、
    前記対象設定手段は、前記第1の検出手段で判別されたスワイプ方法に応じた動作モードで、前記携帯型移動端末に所定の動作を実行させる、請求項7に記載の設定装置。
  9. 前記対象設定手段は、前記第2の特定手段により特定された画像形成装置で前記携帯型移動端末により実行させる動作に応じた処理が実行できないときには、前記携帯型移動端末に前記所定の動作を実行させない、請求項1から8のいずれかに記載の設定装置。
  10. 前記対象設定手段は、前記第2の特定手段により特定された画像形成装置で前記携帯型移動端末により実行させる動作に応じた処理が実行できない場合において、他の画像形成装置により前記処理が実行できるときには、当該他の画像形成装置を対象に設定して前記携帯型移動端末に所定の動作を実行させる、請求項9に記載の設定装置。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載の設定装置と、
    前記対象設定手段の動作に基づいて、前記対象設定手段により対象に設定された画像形成装置に対して、前記所定の動作を実行させる制御部とを備える、携帯型移動端末。
  12. 複数の画像形成装置と、携帯型移動端末とを備え、
    前記携帯型移動端末には、請求項1から10のいずれかに記載の設定装置が含まれ、
    前記対象設定手段は、前記複数の画像形成装置のうちいずれかを、前記所定の動作を実行させる対象として設定する、画像形成システム。
  13. ユーザが保持する携帯型移動端末に、前記携帯型移動端末に接続可能な複数の画像形成装置のうちいずれかを、動作を実行させる対象として設定する設定装置の制御方法であって、
    前記設定装置は、
    前記複数の画像形成装置のそれぞれの位置情報を取得する第1の取得手段と、
    前記携帯型移動端末の位置情報を取得する第2の取得手段と、
    ユーザにより前記携帯型移動端末に対して所定態様の動作が加えられたことを検出する第1の検出手段と、
    前記所定態様の動作の速さに関する情報を検出する第2の検出手段と、
    前記所定態様の動作の方向に関する情報を検出する第3の検出手段とを備え、
    前記設定装置の制御方法は、
    前記第1の検出手段により前記所定態様の動作が加えられたことが検出された場合において、前記第1の取得手段により取得された位置情報と、前記第2の取得手段により取得された位置情報と、前記第3の検出手段による検出結果とに基づいて、前記携帯型移動端末から前記所定態様の動作の方向に位置する画像形成装置を特定する第1の特定ステップと、
    前記第1の特定ステップにより特定された画像形成装置が複数であるとき、前記第2の検出手段により検出された情報に基づいて、それらの画像形成装置のうち一の画像形成装置を特定する第2の特定ステップと、
    前記第2の特定ステップにより前記一の画像形成装置が特定されたとき、その画像形成装置を対象に設定して前記携帯型移動端末に所定の動作を実行させる対象設定ステップとを備える、設定装置の制御方法。
  14. ユーザが保持する携帯型移動端末に、前記携帯型移動端末に接続可能な複数の画像形成装置のうちいずれかを、動作を実行させる対象として設定する設定装置の制御プログラムであって、
    前記設定装置は、
    前記複数の画像形成装置のそれぞれの位置情報を取得する第1の取得手段と、
    前記携帯型移動端末の位置情報を取得する第2の取得手段と、
    ユーザにより前記携帯型移動端末に対して所定態様の動作が加えられたことを検出する第1の検出手段と、
    前記所定態様の動作の速さに関する情報を検出する第2の検出手段と、
    前記所定態様の動作の方向に関する情報を検出する第3の検出手段とを備え、
    前記設定装置の制御プログラムは、
    前記第1の検出手段により前記所定態様の動作が加えられたことが検出された場合において、前記第1の取得手段により取得された位置情報と、前記第2の取得手段により取得された位置情報と、前記第3の検出手段による検出結果とに基づいて、前記携帯型移動端末から前記所定態様の動作の方向に位置する画像形成装置を特定する第1の特定ステップと、
    前記第1の特定ステップにより特定された画像形成装置が複数であるとき、前記第2の検出手段により検出された情報に基づいて、それらの画像形成装置のうち一の画像形成装置を特定する第2の特定ステップと、
    前記第2の特定ステップにより前記一の画像形成装置が特定されたとき、その画像形成装置を対象に設定して前記携帯型移動端末に所定の動作を実行させる対象設定ステップとをコンピュータに実行させる、設定装置の制御プログラム。
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