JP2014228876A - 表示装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】処理の実行結果がどのような結果なのかを目視で容易に認識できるようにする。【解決手段】機能ブロックに対応する詳細機能が実行され、一部の副処理の実行結果が正常、別の一部の副処理の実行結果が異常、残りがリトライであった場合、当該機能ブロックに対応する機能ブロック表示エリア116C内において、当該複数の副処理の各々に対応する表示エリア114M1、114M2・・・が描画される。即ち、一部の副処理が正常に終了しているので、正常表示エリア116Aにひし形が連続配置され、別の一部の副処理の実行結果が異常であるので、異常表示エリア116Cにひし形が連続配置され、リトライ表示エリア116Bに複数、ひし形が連続配置される。このように、副処理の実行結果に応じて、当該実行結果に対応するエリアにひし形が連続配置されるので、処理の実行結果がどのような結果なのかを目視で容易に認識できる。【選択図】図13

Description

開示の技術は、表示装置、方法及びプログラムに関する。
従来、プログラムによる処理の実行状態を監視した結果、処理の実行結果が異常であることが検知された場合、ログの出力や警告表示が行なわれていた。これにより、オペレータは、プログラムが異常状態にあることを知ることができる。
ところで、プログラムによりある処理を実行した結果、処理が正常に終了しなかった場合でも、処理結果が異常であるとして上記ログは直ちに出力されない。処理が正常に終了しなかった場合には、一定回数まで処理が再実行(リトライ)することができる。即ち、再実行の回数が一定回数に到達する前に処理が正常に終了されれば、異常と検知されない。再実行の回数が一定回数に到達した場合に、異常であることが検知され、上記ログが出力される。
長期間運用しているシステムにおいては、例えば、データベースに多くのデータを蓄積したことにより、データベースからのデータの読み出し速度が低下することがある。これにより、データベースへのアクセスを行なう処理が輻輳したような場合は、実行タイミングによっては、一定時間以内に処理が終わらない(タイムアウト)といったことが発生する。この結果、再実行を所定の回数繰り返しても処理が完了しない事態となり、処理異常が生じたとして、ログが出力される。
特開平6−149933号公報 国際公開第2006-022204号
しかし、上記処理では、処理タイミングにより異常となったものであり、再実行回数を増やすなどすれば異常を回避できる可能性はある。しかしながら、システムの運用初期であればプログラム改修は比較的容易に実施出来るが、長期間使用したシステムでは保守要員しか残っておらず、事実上プログラムの改修は困難である。よって、再実行回数が増加傾向にある等の予兆をより早い段階でオペレータに知らせる必要がある。
しかし、再実行の場合も含めて、異常処理までに至らない処理の実行結果がどのような状態なのかは、従来はオペレータに知らせることは行われていない。
開示の技術は、1つの側面として、処理の実行結果がどのような結果なのかを目視で容易に認識できるようにすることが目的である。
開示の技術において、表示装置は、実行部による副処理の実行結果を表示する。主処理には、複数の副処理が含まれる。実行部は、複数の副処理の各々を実行する。実行部は、実行した副処理が正常に終了しなかった場合には、所定回数まで当該副処理を再実行し、当該再実行された副処理が正常に終了した場合には、当該副処理を再実行しない。副処理の実行結果には、正常、所定回数まで副処理を再実行しても正常に終了しなかった異常、再実行の回数が所定回数に到達していない再実行が含まれる。表示部は表示領域を有する。表示領域には、正常、異常、及び再実行の各場合に対応しかつ各場合を表示するための正常表示領域、異常表示領域、及び再実行表示領域が複数の副処理の各々に対応して設けられている。制御部は表示部を次のように制御する。即ち、実行部により実行された副処理と当該副処理の実行結果とに対応する正常表示領域、異常表示領域、及び再実行表示領域の何れかに対応する対応領域と当該対応領域以外の他の他領域とが異なる表示状態となるように、表示部を制御する。
開示の技術は、1つの側面として、処理の実行結果がどのような結果なのかを目視で容易に認識できる、という効果を有する。
第1の実施の形態におけるプログラム実行状態可視化システム10、外部コンピュータ42N1〜42Nn、及び外部作動装置44N1〜44Nsを備えたシステムを示す図である。 (A)は、第1の実施の形態における可視化システム10の本体12のROM24に記憶されている表示プログラムを、(B)は、第1の実施の形態における表示プロセスを示す図である。 第1の実施の形態におけるメモリ30に設けられた各記憶部を示す図である。 第1の実施の形態における外部記憶装置14に記憶されているデータ及び各テーブルを示す図である。 第1の実施の形態におけるログデータ72の詳細を示す図である。 第1の実施の形態におけるマッピングテーブル74を示す図である。 第1の実施の形態における出力エリア定義テーブル76を示す図である。 第1の実施の形態における表示継続時間定義テーブル78を示す図である。 第1の実施の形態における表示状態記憶部64に記憶される各データを示す図である。 第1の実施の形態における表示部16の表示画面におけるプログラムの実行状態を可視化する円形の可視化領域の具体的内容を示す図である。 (A)は、第1の実施の形態における副処理実行処理を実行するために予め設定する必要のある内容を示す図であり、(B)は、第1の実施の形態における外部コンピュータ42N1〜42Nnの各々が実行する副処理実行処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における可視化システム10が実行する表示処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態における可視化領域の各詳細機能表示領域114の表示エリア116A〜116Cが、副処理の実行結果に応じて描画された状態を示す図である。 (A)は、第1の実施の形態における外部コンピュータからログが出力された様子、(B)は、(A)のログの内容を示す図である。 第1の実施の形態におけるマッピングテーブルを示す図である。 図14の具体例に基づいて、表示エリア116A〜116Cが、副処理の実行結果に応じて描画された状態を示す図である。 (A)は、第2の実施の形態における外部コンピュータからログが出力された様子、(B)は、(A)のログの内容を示す図である。 第2の実施の形態におけるマッピングテーブルを示す図である。 図17の具体例に基づいて、表示エリア116A〜116Cが、副処理の実行結果に応じて描画された状態を示す図である。 (A)は、第3の実施の形態における外部コンピュータからログが出力された様子、(B)は、(A)のログの内容を示す図である。 第3の実施の形態におけるマッピングテーブルを示す図である。 図20の具体例に基づいて、表示エリア116A〜116Cが、副処理の実行結果に応じて描画された状態を示す図である。 第4の実施の形態における可視化システム10が実行する表示処理の一例の一部を示すフローチャートである。 第4の実施の形態における可視化システム10が実行する表示処理の一例の残りを示すフローチャートである。 (A)は、第4の実施の形態における外部コンピュータからログが出力された様子、(B)は、(A)のログの内容を示す図である。 第4の実施の形態におけるマッピングテーブルを示す図である。 図25の具体例に基づいて、表示エリア116A〜116Cが、副処理の実行結果に応じて描画された状態を示す図である。 第5の実施の形態における可視化システム10が実行する表示処理の一例を示すフローチャートである。 (A)は、第5の実施の形態における外部コンピュータからログが出力された様子、(B)は、(A)のログの内容を示す図である。 第5の実施の形態におけるマッピングテーブルを示す図である。 図29の具体例に基づいて、表示エリア116Bが、副処理の実行結果に応じて描画された状態を示す図である。 第6の実施の形態における可視化システム10が実行する表示処理の一例を示すフローチャートである。 (A)は、第7の実施の形態における可視化システム10が実行する表示処理の一例を示すフローチャートであり、(B)は、所定時間毎に(A)の処理に割り込んで実行される、表示内容クリア処理の一例を示すフローチャートである。 (A)は、第7の実施の形態における外部コンピュータからログが出力された様子、(B)は、(A)のログの内容を示す図である。 第7の実施の形態におけるマッピングテーブルを示す図である。 第7の実施の形態における表示継続時間定義テーブルを示す図である。 図34の具体例に基づいて、表示エリア116Cが、副処理の実行結果に応じて描画された状態を示す図である。 第8の実施の形態における可視化システム10が実行する、詳細機能等の情報を表示する情報表示処理の一例を示すフローチャートである。 (A)は、第8の実施の形態における外部コンピュータからログが出力された様子、(B)は、(A)のログの内容を示す図である。 第8の実施の形態におけるマッピングテーブルを示す図である。 図39の具体例に基づいて、表示エリア116Bが、副処理の実行結果に応じて描画されると共に詳細機能等の情報が表示された状態を示す図である。
以下、図面を参照して開示の技術の実施形態の一例を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、第1の実施の形態の構成を説明する。
図1には、プログラム実行状態可視化システム(以下、「可視化システム」という)10が示されている。可視化システム10は、本体12、外部記憶装置14、入力部15、及び表示部16を備えている。本体12は、CPU(中央処理装置:Central Processing Unit)22、ROM(Read Only Memory)24、及びRAM(Random Access Memory)26が、バス28を介して相互に接続されている。バス28には、メモリ30、通信インターフェイス32、及び入出力ポート34が接続されている。入出力ポート34には、外部記憶装置14、入力部15、及び表示部16が接続されている。通信インターフェイス32には、ネットワーク(例えば、LAN又はWAN)40Aを介して、複数の外部コンピュータ42N1〜42Nnが接続されている。
複数の外部コンピュータ42N1〜42Nnの各々の構成は、可視化システム10と同様であるので、その説明を省略する。複数の外部コンピュータ42N1〜42Nnには、ネットワーク(例えば、LAN又はWAN)40Bを介して、外部作動装置44N1〜44Nsが接続されている。
外部作動装置44N1〜44Nsは、複数の外部コンピュータ42N1〜42Nnによって制御される。外部作動装置44N1〜44Nsの各々の構成は、可視化システム10と同様であるので、その説明を省略する。なお、1つの外部コンピュータ、例えば、外部コンピュータ42N1が、複数の外部作動装置44N1、44N2を制御したり、各外部コンピュータが1つの外部作動装置を制御したり、種々の態様がある。
図2(A)には、可視化システム10の本体12のROM24に記憶されている表示プログラムが示されている。表示プログラムは、ログ取得部52A、ログ解析部54A、表示位置算出部56A、及び実行状態表示部58Aを有する。図2(B)には、表示プロセスが示されている。表示プロセスは、ログ取得プロセス52B、ログ解析プロセス54B、表示位置算出部56B、及び実行状態表示プロセス58Bを有する。CUP22が、各プロセス52B〜58Bを実行することにより、上記各部52A〜58Aとして機能する。
なお、複数の外部コンピュータ42N1〜42Nnの各々は、後述する副処理実行処理を実行する、図示しない処理実行部を有する。外部コンピュータ42N1〜42Nnの各々のCPUが、副処理実行プロセスを実行することにより、処理実行部として機能する。
図3には、メモリ30に設けられた各記憶部が示されている。即ち、ログ解析結果記憶部62と表示状態記憶部64とが設けられている。後述するように、外部コンピュータ42N1〜42Nnの各々からは、ログが出力される。このログはログ解析部54Aにより解析される、ログ解析結果記憶部62は、その解析結果を記憶する。後述するように、表示位置算出部56Aは、ログの内容と後述するテーブル中の情報とに基づいて表示位置を算出する。なお、表示位置には、出力角度、表示始点、及び表示終点が含まれる。実行状態表示部58Aは、当該表示位置と後述するテーブル中の情報とに基づいて、どのぐらい表示しているかの表示時間等の表示状態を算出し、算出した表示状態に基づいて、表示をする。表示状態記憶部64は、当該表示状態を示す各種データを記憶する。
図4には、外部記憶装置14に記憶されているデータ及び各テーブルが示されている。具体的には、ログデータ72、マッピングテーブル74、出力エリア定義テーブル76、及び表示継続時間定義テーブル78が記憶される。
図5には、ログデータ72の詳細が示されている。ログ取得部52Aにより取得されたログの内容をログ解析部54Aが解析し、次の内容のログデータ72にまとめる。即ち、ログデータ72には、ログ出力元コンピュータ名82、ログ出力時刻84、機能ブロック名86、詳細機能名88、処理ルート種別90、処理レベル92、及びNE‐ID84がある。ログ出力元コンピュータ名82は、外部コンピュータ42N1〜42Nnの何れかを識別する識別情報(ID)である。ログ出力時刻84は、当該ログが外部コンピュータにより出力された時刻、即ち、後述する副処理が実行された時刻に対応する時刻の時刻データである。
次に、機能ブロック名86及び詳細機能名88を説明する。外部コンピュータ42N1〜42Nnの各々は、複数の主処理(メインルーチン、機能ブロック)の各々に含まれる複数の副処理(サブルーチン、詳細機能)の各々を実行する。これにより、各主処理により定める機能が実現される。機能ブロック名は主処理の名前(ID)であり、詳細機能名は副処理の名前(ID)である。
次に、処理ルート種別90を説明する。後述するように、外部コンピュータ42N1〜42Nnの各々は副処理を実行すると、次のように処理を実行している。なお、外部コンピュータ42N1〜42Nnの各々は同様の処理を実行しているので、外部コンピュータ42N1がどのように処理を実行しているのかを説明し、他の外部コンピュータの処理の実行内容の説明を省略する。外部コンピュータ42N1は、上記副処理を実行し、正常に終了した場合には、正常を示す正常情報を可視化システム10に出力する。上記副処理が正常に終了しなかった場合には、外部コンピュータ42N1は、後述するリトライ回数に達するまで当該副処理を実行する。このように副処理が再実行する場合には、再実行を示す再実行情報を可視化システム10に出力する。外部コンピュータ42N1は、リトライ回数に達するまで当該副処理を実行しても、当該副処理が正常に終了しなかった異常の場合には、異常を示す異常情報を可視化システム10に出力する。処理ルート種別90は、正常情報、再実行情報、及び異常情報の何れかの情報である。
次に、処理レベル92を説明する。例えば、実行結果が異常であっても、深刻な異常ばかりではなく些細な異常もある。このような異常のレベルが異常処理レベルである。外部コンピュータ42N1は、異常の種類に応じて予め定められた異常レベルをログに設定する。また、再実行の場合には、副処理を何回実行しているのかに応じて再実行ベルが定まる。更に、例えば、外部コンピュータ42N1が外部作動装置44N1に情報を登録する処理が副処理とする。予め定めた一定時間の内に情報が外部作動装置44N1に登録されると、正常である。しかし、外部作動装置44N1の外部記憶装置に多くのデータが記憶されているなどして、処理速度が低下する条件にあると、新たにデータを記憶するまでに時間がかかる。よって、情報の登録が完了するまでの時間が長くなる。情報が登録されれば、副処理の実行結果は正常である。しかし、情報の登録が完了するまでの時間が長くなるに応じて正常の内容にも種々のレベルがある。このようなレベルが正常レベルである。処理レベル92は、異常レベル、再実行レベル、正常レベルである。
NE‐ID84は、外部作動装置の識別情報(ID)である。
図6には、マッピングテーブル74が示されている。マッピングテーブル74には、対象コンピュータ名96A、機能ブロック名96B、詳細機能名96C、出力角度96D、リトライ処理エリア分割数96E、及びNE―ID96Fを記憶する。対象コンピュータ名96A、機能ブロック名96B、詳細機能名96C、及びNE―ID96Fは、上記図5における、ログデータ72のログ出力元コンピュータ名82、機能ブロック名86、詳細機能名88、及びNE‐ID84と同様である。よって、これらの説明を省略する。
出力角度96Dは、副処理である詳細機能に応じて定められた角度である。詳細機能が異なると出力角度も異なる。これにより、詳細機能毎に位置を変えて、副処理の実行結果を、他の副処理の実行結果と区別して表示することができる。
リトライ処理エリア分割数96Eについて説明する。詳細機能(副処理)に応じた出力角度により定まる詳細機能表示領域は、当該副処理の結果が正常、再実行、及び異常に応じた3個の表示エリアに分割されている。副処理の実行結果に対応する表示エリアに線が描画されると、当該副処理の結果が正常、再実行、及び異常の何れなのかが視覚的に認識することができる。上記のように再実行には、再実行の回数に応じたレベルがある。よって、再実行の回数に応じて、例えば、線を長くすると、副処理の結果が再実行であると認識できるだけではなく、どのくらいのレベルなのかも認識できる。しかし、再実行の回数がある程度以上、例えば、6回以上の場合、6回以上であれば、再実行のレベルが深刻であることが認識され、これ以上詳細にレベルを表示しても、ユーザへの影響は変わらない。逆に、再実行の表示エリアをあまり細かく分割しても、ユーザはその違いが分からない。そこで、オペレータは再実行の表示エリアをどのくらい分割するのか、例えば、6つに分割する等の情報を予め設定しておく。可視化システム10は、再実行の回数が6回までは再実行の表示エリアに徐々に長く線を描画するが、再実行の回数が6回を超えれば、再実行の分割エリアの全てに線を描画する。このように再実行の表示エリアをどのくらい分割するのかの情報が、リトライ処理エリア分割数96Eである。
図7には、出力エリア定義テーブル76が示されている。出力エリア定義テーブル76には、描画サイズ98、リトライ処理エリア境界点100、異常処理エリア境界点102、及び異常処理エリア分割数104が記憶されている。描画サイズ98は、可視化領域の円の半径(L(図10(A)))である。リトライ処理エリア境界点100は、図10(A)に示すように、正常処理ルート出力エリア116Aとリトライ処理ルート出力エリア116Bの境界点K1である。これは、中心点を0、描画サイズを1とした場合の比率で指定される。異常処理エリア境界点102は、図10(A)に示すように、リトライ処理ルート出力エリア116Bと異常処理ルート出力エリア116cの境界点K2である。これは、中心点を0、描画サイズを1とした場合の比率で指定される。異常処理エリア分割数104は、異常処理ルート出力エリア内における、同一放射線上での出力分割数である。これは上記異常レベルに対応する。
図8には、表示継続時間定義テーブル78が示されている。表示継続時間定義テーブル78には、複数のレベル0〜nの各レベルに対応して、実行結果が正常の場合の正常時時間106a、リトライの場合のリトライ時時間106b、及び異常の場合の異常時時間106cが記憶されている。なお、レベルは、正常、再実行、及び異常の各レベルに対応する。
図9には、表示状態記憶部64に記憶される各データが示されている。表示状態記憶部64には、受信したログ毎に決定した表示状態を示す次のデータが記憶される。即ち、出力角度110a、処理ルート種別110b、表示始点(x0) 110C、表示始点(y0) 110D、表示終点(x1) 110e、表示終点(y1) 110f、表示保持時間110g、及び表示クリア指定時刻110hである。
出力角度110aは、ログ内の機能ブロック名及び詳細機能により、マッピングテーブル74のデータから定まる出力角度96Dである。処理ルート種別110bは、ログ内の上記正常情報、再実行情報、異常情報の何れかの情報である。これらの出力角度110a及び処理ルート種別110bから、描画する表示エリアが定まり、当該エリアの始点と終点の座標値が後述する計算式により定まる。定まった座標値が、表示始点(x0) 110C、表示始点(y0) 110D、表示終点(x1) 110e、及び表示終点(y1) 110fである。表示保持時間110gは、上記表示エリアに描画した状態を保持する時間である。表示クリア指定時刻110hは、上記表示エリアの描画を消去する時刻である。
図10には、表示部16の表示画面におけるプログラムの実行状態を可視化する円形の可視化領域が示されている。図10(A)及び図10(B)に示されているように、可視化領域は、機能ブロックに応じて複数、例えば、4つの、扇形の機能ブロック表示領域112A〜112Dに分割されている。機能ブロック表示領域112A〜112Dにはそれぞれ、機能ブロックA〜Dの内容が表示される。機能ブロック表示領域112A〜112Dのそれぞれには、詳細機能表示領域114が設けられている。図10(A)に示されているように、可視化領域は、上記詳細機能の実行結果が正常、リトライ、異常のそれぞれに対応して、次の3つのエリアに分割されている。即ち、最も内側から半径方向外側に順に次のエリアが設けられている。正常処理ルート通過ログ表示エリア(以下、「正常表示エリア」)116A、リトライ処理ルート通過ログ表示エリア(以下、「リトライ表示エリア」)116B、異常処理ルート通過ログ表示エリア(以下、「異常表示エリア」)116Cが設けられている。よって、図10(A)及び図10(C)から理解されるように、各詳細機能表示領域114には、上記3つのエリア116A〜116Cが設けられている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
図11(B)には、外部コンピュータ42N1〜42Nnの各々が実行する副処理実行処理の一例が示されている。このような副処理実行処理が実行されるためには、前提として、図11(A)に示すような種々の設定を事前に行っておく。即ち、処理が正常に終了しなかった場合に、再実行をする回数であるリトライカウンタを事前に設定する。また、ログの出力内容として次の内容が設定される。即ち、第1に、機能ブロック名、第2に、詳細機能名、第3に、異常処理レベル、第4に、監視先NE−ID(装置ID)が設定される。
以下、ログの出力内容を詳細に説明する。
外部コンピュータ42N1〜42Nnのうち、以下、代表して、外部コンピュータ42N1を例にとり説明する。外部コンピュータ42N1は、複数の主処理(メインルーチン、機能ブロック)の各々を構成する複数の副処理(サブルーチン、詳細機能)の各々を実行する。これにより、各主処理により定める機能を実現する。機能ブロック名は主処理の名前(ID)であり、詳細機能名は副処理の名前(ID)である。実行結果が異常であっても、深刻な異常ばかりではなく些細な異常もある。このような異常のレベルが異常処理レベルである。各異常の種類に応じて異常レベルが設定される。後述するように、外部コンピュータ42N1は、外部作動装置44N1〜44Nnの少なくとも1つを制御している。監視先NE−ID(装置ID)は、外部作動装置44N1〜44Nnの内の、外部コンピュータ42N1が制御する外部作動装置の識別情報である。
ステップ120で、処理実行部は、処理(副処理)を実行し、ステップ122で、処理実行部は、処理の実行結果が正常か否かを判断する。これらのステップ120、122は次のように行われる。例えば、外部コンピュータ42N1が外部作動装置44N1のメモリに情報を登録する情報登録(副処理)を実行する場合、外部コンピュータ42N1及び外部作動装置44N1が次のように動作する。即ち、まず、外部コンピュータ42N1は、外部作動装置44N1に情報を送信する(ステップ120)。外部作動装置44N1は、受信した情報をメモリに登録すると共に、情報を登録した場合、情報を登録したことを示す登録信号を外部コンピュータ42N1に送信する。これにより、外部コンピュータ42N1は、情報が外部作動装置44N1のメモリに登録されたことを知ることができる。
外部コンピュータ42N1の処理実行部は、外部作動装置44N1に情報を送信した時からの時間を測定する。実行部は、所定時間経過するまでに外部作動装置44N1から登録信号を受信したか否かを判断する(ステップ122)。外部作動装置44N1に情報を送信した時からの所定時間経過しても外部作動装置44N1から登録信号を受信しなかった場合には、ステップ122の判定結果が否定判定となる。副処理実行処理はステップ124に移行される。
ステップ124で、処理実行部は、リトライカウンタの値が、デクリメントされて所定値となったか否かを判断することにより、上記設定されたリトライ回数を超過したか否かを判断する。リトライ回数を超過していない場合には、ステップ126で、処理実行部は、リトライカウンタを1デクリメントする。ステップ128で、処理実行部は、リトライ処理ルートの通過を示すログを出力する。
ここで、リトライ処理ルートの通過を示すログには、次の情報が含まれる。第1に、上記ステップ120で実行された副処理(詳細機能)が含まれる主処理(メインルーチン、即ち、機能ブロック)の名前である機能ブロック名が含まれる。第2に、詳細機能の名前である詳細機能名が含まれる。第3に、処理の実行結果がリトライであったことを示すリトライ情報が含まれる。
ステップ128の後、副処理実行処理はステップ120に移行される。これにより、上記処理が再実行される。この場合でもステップ122の判定結果が否定判定の場合には、ステップ124の判定が再度行われる。このように、処理実行部は、ステップ120の副処理が正常に終了しなかった場合には、リトライカウンタの値が所定値となるまで、当該副処理を再実行する。
しかし、リトライカウンタの値が所定値となっても処理が正常に終了されなかった場合には、ステップ124の判定結果が肯定判定となる。副処理実行処理はステップ130に移行される。ステップ130で、処理実行部は、異常を表示部に表示する等の異常処理を実行する。ステップ132で、処理実行部は、異常処理ルートの通過を示すログを出力する。
ここで、異常処理ルートの通過を示すログには、上記機能ブロック名、詳細機能名、及び、処理の実行結果が異常であったことを示す異常情報が含まれる。
ステップ120の処理が初めて実行又は再度実行されて、当該処理が正常に終了したと判断された場合には、ステップ122の判定結果が肯定判定となって、ステップ134で、処理実行部は、正常処理ルートの通過を示すログを出力する。正常処理ルートの通過を示すログには、上記機能ブロック名、詳細機能名、及び、処理の実行結果が正常であったことを示す異常情報が含まれる。
図12には、可視化システム10が実行する表示処理の一例が示されている。本表示処理は、ログを受信する毎に実行される。ステップ142で、ログ取得部52Aは、複数の外部コンピュータ42N1〜42Nnの何れかからログを取得する。取得したログの内容は、上記ログデータ72である。ステップ144で、ログ解析部54Aは、取得したログを解析し、解析結果を、ログ解析結果記憶部62に格納する。
ステップ146で、表示位置算出部56Aは、ログの上記内容とマッピングテーブル74(図6参照)の内容とを比較し、対応する出力角度96Dを取得する。即ち、ログの内容には、対象コンピュータ名、機能ブロック名、及び詳細機能ブロック名が含まれている。そこで、ステップ146で、表示位置算出部56Aは、マッピングテーブル74の中から、これらに一致する欄96にある出力角度96Dを取得する。
ステップ148で、表示位置算出部56Aは、出力エリア定義テーブル76(図7参照)の内容を取得する。上記取得されたログ内には、処理ルート種別のデータが存在する。これにより、描画する表示エリアが、正常表示エリア116A、リトライ表示エリア116B、異常表示エリア116Cの何れの表示エリアなのかが分かる。そこで、ステップ148で、表示位置算出部56Aは、出力エリア定義テーブル76(図7参照)から、描画サイズ及び描画する表示エリアに対応する境界点を取得する。
ステップ150で、表示位置算出部56Aは、ログ中の正常情報、異常情報、再実行情報の何れの情報が存在するのかを判断することにより、処理ルート種別が正常か否かを判断する。
ステップ150の判定結果が肯定判定の場合、即ち、副処理が正常に終了した場合には、ステップ152で、表示位置算出部56Aは、表示画面(可視化領域)への出力位置を、次の(1)〜(4)式から算出する。
まず、始点の座標値(x0、y0)を以下の(1)式及び(2)式から計算する。
X0=描画サイズ + Cos(出力角度) × (描画サイズ ×0)・・・(1)
Y0=描画サイズ − Sin(出力角度) × (描画サイズ ×0)・・・(2)
ここで、描画サイズは上記半径L(図10(A)参照)である。第2項で0をかけているので、最終的なX0、Y0は、描画サイズの値と等しい値である。即ち、始点は正常表示エリア116Aの円の中心であり、図16に示す左上の描画始点(0、0)からX軸及びY軸の方向に上記半径L分離れた位置となる。
次に、終点の座標値(x1、y1)を以下の(3)式及び(4)式から計算する。
X1=描画サイズ + Cos(出力角度) × (描画サイズ × リトライ処理エリア境界点)・・・(3)
Y1=描画サイズ − Sin(出力角度) × (描画サイズ × リトライ処理エリア境界点)・・・(4)
即ち、終点の位置は境界点K1(図10(A)参照)上にある。「描画サイズ × リトライ処理エリア境界点」は、正常表示エリア116Aの半径である。
ステップ154で、実行状態表示部58は、始点(X0、Y0)から終点(x1、y1)までを、一定時間描画する。
ステップ150の判定結果が否定判定の場合、ステップ156で、表示位置算出部56Aは、処理ルート種別はリトライ(再実行)か否かを判断する。ステップ156の判定結果が肯定判定の場合、即ち、副処理の実行結果が再実行の場合は、ステップ158で、表示位置算出部56Aは、表示画面への出力位置を、以下の(5)〜(8)式により算出する。
まず、始点の座標(X0、Y0)を、(5)式及び(6)式から計算する。
X0=描画サイズ + Cos(出力角度) × (描画サイズ × リトライ処理エリア境界点)・・・(5)
Y0=描画サイズ − Sin(出力角度) × (描画サイズ × リトライ処理エリア境界点)・・・(6)
なお、これらの(5)式及び(6)式は、(3)式及び(4)式に対応する。各点は同じ境界k1上の点であるからである。
次に、終点の座標(x1、y1)を、(7)式及び(8)式から算出する。
X1=描画サイズ + Cos(出力角度) × (描画サイズ × 異常処理エリア境界点)・・・(7)
Y1=描画サイズ − Sin(出力角度) × (描画サイズ × 異常処理エリア境界点)・・・(8)
なお、「描画サイズ × 異常処理エリア境界点」は、リトライ表示エリア116bの半径である。次のステップ154で、実行状態表示部58は、始点(X0、Y0)から終点(x1、y1)までを一定時間描画する。
一方、ステップ156の判定結果が否定判定の場合、ステップ160で、表示位置算出部56Aは、処理ルート種別は異常か否かを判断する。ステップ160の判定結果が肯定判定の場合、即ち、副処理の実行結果が異常の場合、ステップ162で、表示位置算出部56Aは、表示画面への出力位置を、次の(9)式〜(12)式により算出する。
まず、始点の座標(x0、y0)を、(9)式及び(10)式から計算する。
X0=描画サイズ + Cos(出力角度) × (描画サイズ × 異常処理エリア境界点)・・・(9)式
Y0=描画サイズ − Sin(出力角度) × (描画サイズ × 異常処理エリア境界点)・・・(10)式
これらの式は、(7)式及び(8)式と同じである。各点は同じ境界k2上に位置するからである。
次に、終点の座標を、(11)式及び(12)式から計算する。
X1=描画サイズ + Cos(出力角度) × (描画サイズ × 1)・・・(11)
y1=描画サイズ − Sin(出力角度) × (描画サイズ × 1)・・・(12)
なお、「描画サイズ × 1」は、異常表示エリア116cの半径である。
ステップ154で、実行状態表示部58は、始点(X0、Y0)から終点(x1、y1)までを一定時間描画する。
以上の処理により、主処理(機能ブロック)及び副処理(詳細機能)毎に定まる表示エリア114中の、副処理の実行結果に対応する正常表示エリア116A、リトライ表示エリア116B、異常表示エリア116Cの何れかのエリアが描画される。
例えば、ある主処理を構成する複数の副処理が同時実行されかつ正常に終了した場合を想定する。この場合、図13に示すように、当該ある主処理に対応する機能ブロック表示領域112A内において、当該複数の副処理の各々に対応する表示エリア114L1・・・114L10に線が描画される。
また、別の主処理を構成する複数の副処理が同時実行されかつ実行結果の一部が正常、別の一部が異常、残りがリトライだった場合を想定する。図13に示すように、当該他の主処理に対応する機能ブロック表示領域112C内において、当該複数の副処理の各々に対応する表示エリア114M1、114M2・・・が描画される。なお、一部の副処理が正常に終了しているので、正常表示エリア116Aに線が描画され、別の一部の副処理の実行結果が異常であるので、異常表示エリア116Cに線が描画され、リトライ表示エリア116Bに複数の線が描画される。
図14〜図16を参照して更に別の具体例を説明する。
図14〜図16の例は、外部コンピュータが、外部コンピュータ42N1のみがある場合の例である。図14(A)に示すように、外部コンピュータ42N1が、複数の主処理としての機能(機能ブロック)A、機能(機能ブロック)Bを実行した例を説明する。具体的には、機能Aにおける、副処理(詳細機能)としての情報登録と情報変更を実行し、機能Bにおける情報の削除を実行した場合を説明する。
外部コンピュータ42N1が、図14(A)でAに示すように、2013年1月10日の10時に、機能Aにおける情報登録を実行した。この実行結果が正常であった。このような状態で、ログAが出力された。この場合のログの内容は、図14(B)のAで示すように、次の内容が含まれる。即ち、外部コンピュータ42N1のID(EM#01)、情報登録が実行された時刻(2013年1月10日の10時)の時刻情報、機能AのID、情報登録のID、正常情報、レベル0が含まれる。
また、外部コンピュータ42N1が、図14(A)でBに示すように、2013年1月10日の10時20秒に、機能Aにおける情報変更を実行した。この実行結果が、副処理実行処理が最初にリトライ処理ルートを通過した結果であった。即ち、この時点では、副処理実行処理において再実行はされていない。このような状態でログが出力された。この場合、ログBの内容は、図14(B)のBで示すように、次の内容が含まれる。即ち、外部コンピュータ42N1のID(EM#01)、情報変更が実行された時刻(2013年1月10日の10時20秒)の時刻情報、機能AのID、情報変更のID、リトライ(再実行)情報、レベル0(再実行回数は0)が含まれる。
更に、外部コンピュータ42N1が、図14(A)でCに示すように、2013年1月10日の10時2分に、機能Bにおける情報削除を実行した。この結果が、副処理実行処理が異常処理ルートを通過した結果であった。この場合の異常の重要度のレベルは低いレベルであった。このような状態で、ログCが出力された。この場合、ログCの内容は、図14(B)のCで示すように、次の内容が含まれる。即ち、外部コンピュータ42N1のID(EM#01)、情報削除が実行された時刻(2013年1月10日の10時2分)の時刻情報、機能BのID、情報削除のID、異常情報、レベル1(異常の重要度が低い1)が含まれる。
上記具体例(外部コンピュータ42N1のみがある場合)におけるマッピングテーブル74の内容が図15に示されている。図15に示すように、機能ブロック及び詳細機能の異なる各場合に対応して、表示エリアの位置(出力角度)が定まっている。ログA、B、Cのそれぞれの出力角度として、180°、240°、300°が定まっている。
以上の例で、具体的には、図16に示すように、描画される。機能Cの機能ブロック表示領域は、0°≦θ<180°、機能Aの機能ブロック表示領域は、180°≦θ<270°、機能Bの機能ブロック表示領域は、270°≦θ<360°と定まっている。
ログAの出力位置PAでは、上記(1)〜(4)に各データを代入すると、始点と終点の座標がそれぞれ、(300、300)、(240、300)として得られ、線が位置PAに引かれる。ログBの出力位置PBでは、上記(5)〜(8)に各データを代入すると、始点と終点の座標がそれぞれ、(270、352)、(180、508)として得られ、線が位置PBに描画される。ログCの出力位置PCでは、上記(9)〜(12)に各データを代入すると、始点と終点の座標がそれぞれ、(420、508)、(450、550)として得られ、線が位置PCに描画される。
次に、第1の実施の形態の効果を説明する。
第1に、機能ブロックにより定まる機能ブロック表示領域内の、詳細機能に対応する詳細機能表示エリア内において、当該詳細機能の実行結果に対応する正常表示エリア116A、リトライ表示エリア116B、異常表示エリア116Cの何れかに描画している。即ち、ひし形が連続したり線が引かれたりされた描画がされている。ユーザは、ひし形が連続する場所や線のある場所を視覚で認識できる。よって、詳細機能の実行結果が視覚で容易に認識することができる。そして、副処理が実行される際に上記描画がされているので、リアルタイムに詳細機能の実行結果が視覚で容易に認識することができる。
第2に、機能ブロック表示領域112A〜112D、詳細機能表示エリア114、及び正常表示エリア116Aを扇形にしている。正常表示エリア116Aにリトライ表示エリア116Bを隣接させ、リトライ表示エリア116Bに異常表示エリア116Cを隣接させている。棒グラフのように詳細機能に対応するエリアを、長方形に表示する場合に比較すると、ユーザが認識すべき項目になるほど(正常よりリトライ、リトライより異常)、詳細機能表示エリアの太さが大きくなる。よって、ユーザは、棒グラフの場合より、認識すべき項目をより容易に認識することができる。また、棒グラフであると、一番端と他の一番端が関連する詳細機能であっても、これらが離れて表示される。しかし、扇形にすれば、全ての詳細機能のエリアを、関連する他の詳細機能のエリアに隣接させることができる。よって、ユーザは全ての詳細機能の実行結果を関連する他の詳細機能の実行結果と関連付けて容易に認識できる。
第3に、リトライ表示エリアの半径方向の長さを他の表示エリアの半径方向の長さより長くしているので、ユーザは詳細機能の実行結果がリトライであったことを、他の場合より容易に認識することができる。
なお、他の実施の形態も上記第2の効果及び第3の効果を有する。
次に、第1の実施の形態の変形例を説明する。なお、以下の変形例は他の実施の形態にも適用される。
第1に、正常表示エリア116A、リトライ表示エリア116B、異常表示エリア116Cに線が描画されたりひし形が連続するように描画されたりすることに限定されず、他の図形(例えば、円)を描画してもよい。また、副処理の実行結果に対応する正常表示エリア116A、リトライ表示エリア116B、異常表示エリア116Cの何れかの対応エリア以外の領域の色を変更して、当該対エリアが目立つようにしてもよい。
第2に、外部コンピュータ42N1が各詳細機能(副処理)を実行し、可視化システム10が、当該副処理の実行結果を表示しているが、ある装置内で各詳細機能(副処理)を実行し、当該ある装置内で、当該副処理の実行結果を表示してもよい。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態を説明する。
第2の実施の形態の構成は、第1の実施の形態の構成と同様であるので、その説明を省略する。
次に、第2の実施の形態の作用を説明する。第2の実施の形態の作用は、第1の実施の形態の作用と同様な部分があるので、異なる部分のみを説明する。即ち、上記図14〜図16の例は、外部コンピュータが、外部コンピュータ42N1のみを対象とし、表示領域も外部コンピュータ42N1のみを対象としている。第2の実施の形態は、複数の外部コンピュータを対象としている。
例えば、図19に示すように、可視化表示領域が、3つの外部コンピュータ42N1〜42N3用に外部コンピュータ表示領域120N1〜120N3に分割されている。外部コンピュータ表示領域120N1〜120N3には、上記機能ブロック表示領域112A〜112Cが設けられている。なお、外部コンピュータ42N1〜42N3のそれぞれは、EM#1〜EM#3で識別される。
外部コンピュータ42N1が、図17(A)でDに示すように、2013年1月10日の10時に、機能Cにおける情報登録を実行した。この実行結果が正常であった。このような状態で、ログDが出力された。この場合のログDの内容は、図14(B)のDで示すように、次の内容が含まれる。即ち、外部コンピュータ42N1のID(EM#01)、情報登録が実行された時刻(2013年1月10日の10時)の時刻情報、機能CのID、情報登録のID、正常情報、レベル0が含まれる。
また、外部コンピュータ42N2が、図17(A)でFに示すように、2013年1月10日の10時25秒に、機能Aにおける情報変更を実行した。この実行結果が正常であった。このような状態でログFが出力された。この場合、ログFの内容は、図17(B)のFで示すように、次の内容が含まれる。即ち、外部コンピュータ42N2のID(EM#02)、情報変更が実行された時刻(2013年1月10日の10時25秒)の時刻情報、機能AのID、情報変更のID、正常情報、レベル0が含まれる。
更に、外部コンピュータ42N3が、図17(A)でEに示すように、2013年1月10日の10時に、機能Bにおける情報削除を実行した。この実行結果が、リトライであった。より詳細には、当該情報削除が1回再実行された。このような状態で、ログEが出力された。この場合のログEの内容は、図17(B)のEで示すように、次の内容が含まれる。即ち、外部コンピュータ42N3のID(EM#03)、情報登録が実行された時刻(2013年1月10日)の時刻情報、機能BのID、情報削除のID、リトライ(再実行)情報、レベル1が含まれる。
上記例におけるマッピングテーブル74の内容が図18に示されている。図15の場合と比較すると、外部コンピュータ(対象コンピュータ名)、機能ブロック、及び詳細機能の異なる各場合に対応して、エリアの位置(出力角度)が定まっている。ログD、F、Eのそれぞれの出力角度として、40、135、270が定まっている。
以上の例で、具体的には、図19に示すように、描画される。可視化領域は、3つの外部コンピュータの各々毎に、外部コンピュータ用表示領域120N1〜120N3が定まっている。
ログDの出力位置PDでは、上記(1)〜(4)に各データを代入すると、始点と終点の座標がそれぞれ、(300、300)、(346、261)として得られ、線が位置PDに引かれる。ログEの出力位置PEでは、上記(5)〜(8)に各データを代入すると、始点と終点の座標がそれぞれ、(300、360)、(300、540)として得られ、線が位置PEに引かれる。ログFの出力位置PFでは、上記(1)〜(4)に各データを代入すると、始点と終点の座標がそれぞれ、(300、300)、(258、358)として得られ、線が位置PFに引かれる。
次に、第2の実施の形態の効果を説明する。第2の実施の形態では、複数の外部コンピュータの各々毎に、機能ブロックにより定まる機能ブロック表示領域がある。各機能ブロック表示領域内の、詳細機能に対応するエリア内において、当該詳細機能の実行結果に対応する正常表示エリア116A、リトライ表示エリア116B、異常表示エリア116Cの何れかに線を引いている。ユーザは、線が引かれた場所を視覚で認識できる。よって、外部コンピュータ毎に、機能の実行結果が視覚で容易に認識することができる。
次に、第2の実施の形態の変形例を説明する。上記では、外部コンピュータ表示領域120N1〜120N3のそれぞれに、上記機能ブロック表示領域112A〜112Cが設けられている。しかし、各外部コンピュータが同じ主処理を実行する場合、同じ詳細機能毎に、外部コンピュータ表示領域120N1〜120N3用の詳細機能ブロックを並べて配置するようにしてもよい。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態を説明する。
第3の実施の形態の構成は、第1の実施の形態の構成と同様であるので、その説明を省略する。
次に、第3の実施の形態の作用を説明する。第3の実施の形態の作用は、第1の実施の形態の作用と同様な部分があるので、異なる部分のみを説明する。即ち、第1の実施の形態では、外部コンピュータの副処理の実行結果を、外部コンピュータとの関連において表示している、しかし、第3の実施の形態は、次の点で第1の実施の形態と異なる。即ち、外部コンピュータは外部作動装置を制御している。そこで、第3の実施の形態では、どの外部作動装置との実行結果がどのような結果であったのかを表示する。この場合、外部コンピュータがどれなのかは重要ではない。
例えば、外部コンピュータ42N1が、複数、例えば、50個の外部作動装置44N1〜44N50を制御する。また、別の外部コンピュータ42N2が、複数、例えば、50個の外部作動装置44N51〜44N100を制御する。その他の外部コンピュータも同様に複数の外部作動装置を制御する。なお、1つの外部コンピュータが、1つの外部作動装置を制御するようにしてもよい。即ち、外部コンピュータ42N1が外部作動装置44N1を制御し、外部コンピュータ42N2が外部作動装置44N2を制御する等である。
例えば、図22に示すように、表示領域が、複数の外部作動装置44N1〜44Nn用に分割されている。例えば、外部作動装置44N1用に、外部作動装置用表示領域120N1、外部作動装置44N50用に、外部作動装置用表示領域120N50が設けられている。なお、外部作動装置44N1〜44Nnのそれぞれは、NE-ID1〜nで識別される。
外部コンピュータ42N1が、図20(A)でGに示すように、2013年1月10日の10時に、機能Aにおける、NE-ID1で識別される外部作動装置44N1に情報を登録する副処理を実行した。この実行結果が正常であった。このような状態で、ログGが出力された。この場合のログGの内容は、図20(B)のGで示すように、次の内容が含まれる。即ち、外部コンピュータ42N1のID(EM#01)、情報登録が実行された時刻(2013年1月10日の10時)の時刻情報、機能AのID、情報登録のID、正常情報、レベル0、及びNE-ID1が含まれる。
また、外部コンピュータ42N1が、図20(A)でHに示すように、2013年1月10日の10時1分10秒に、機能Bにおける、NE-ID50で識別される外部作動装置44N50における情報を削除する副処理を実行した。この実行結果がリトライであった。リトライレベルは1であった。このような状態でログHが出力された。この場合、ログHの内容は、図20(B)のHで示すように、次の内容が含まれる。即ち、外部コンピュータ42N1のID(EM#01)、情報削除が実行された時刻(2013年1月10日の10時1分10秒)の時刻情報、機能BのID、情報削除のID、リトライ(再実行)情報、レベル1、及びNE-ID50が含まれる。
更に、 外部コンピュータ42N1が、図20(A)でIに示すように、2013年1月10日の10時2分に、機能Bにおける、NE-ID50で識別される外部作動装置44N50における情報を削除する副処理を実行した。この実行結果が、異常であった。異常レベルが3の異常であった。このような状態で、ログIが出力された。この場合のログIの内容は、図20(B)のIで示すように、次の内容が含まれる。即ち、外部コンピュータ42N1のID(EM#01)、情報削除が実行された時刻(2013年1月10日の10時2分)の時刻情報、機能BのID、情報削除のID、異常情報、レベル3、及びNE-ID50が含まれる。
上記例におけるマッピングテーブル74の内容が図21に示されている。図15の場合と比較すると、図21の例では、図15における外部コンピュータ(対象コンピュータ名)、機能ブロック、及び詳細機能は使用されていない。代わりに、外部作動装置のNE-ID毎に異なるエリアの位置(出力角度)が定まっている。外部作動装置44N1、44N50に対応して出力角度として、0°、98°が定まっている。
以上の例で、具体的には、図22に示すように、描画される。表示領域は、上記のように外部作動装置毎に、外部作動装置用表示領域120N1〜120Nsが定まっている。
ログGの出力位置PGでは、上記(1)〜(4)に各データを代入すると、始点と終点の座標がそれぞれ、(300、300)、(360、300)として得られ、線が位置PGに引かれる。ログHの出力位置PHでは、上記(5)〜(8)に各データを代入すると、始点と終点の座標がそれぞれ、(292、241)、(267、62)として得られ、線が位置PHに引かれる。ログIの出力位置PIでは、上記(9)〜(12)に各データを代入すると、始点と終点の座標がそれぞれ、(267、62)、(258、3)として得られ、線が位置PIに引かれる。
次に、第3の実施の形態の効果を説明する。第3の実施の形態では、可視化領域に複数の外部作動装置の各々毎に、外部作動装置用表示領域がある。各外部作動装置用表示領域内において、各外部作動装置との処理の実行結果に対応する正常表示エリア116A、リトライ表示エリア116B、異常表示エリア116Cの何れかに線を引いている。ユーザは、線が引かれた場所を視覚で認識できる。よって、外部作動装置毎に、処理の実行結果が視覚で容易に認識することができる。
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態を説明する。
第4の実施の形態の構成は、第1の実施の形態の構成と同様であるので、その説明を省略する。
次に、第4の実施の形態の作用を説明する。第4の実施の形態の作用は、第1の実施の形態の作用と同様な部分があるので、異なる部分のみを説明する。即ち、第1の実施の形態では、副処理が実行される際に、リアルタイムに描画している。第4の実施の形態は、過去の副処理の実行結果を表示する。
図23及び図24には、第4の実施の形態における可視化システム10が実行する表示処理の一例が示されている。
ステップ172で、表示位置算出部56Aは、倍速数を設定する。例えば、倍速数を20として説明する。即ち、ある副処理の実行時刻と、次に実行された副処理の実行時刻との間の実際の時間間隔が20秒であった場合には、この時間間隔を1秒とする。
ステップ174で、ログ取得部52Aは、外部コンピュータから過去のログを取得する。即ち、上記第1の実施の形態では、外部コンピュータ42N1〜42Nnの各々はログを可視化システム10に出力する毎に消去している。第4の実施の形態では、外部コンピュータ42N1〜42Nnの各々は、ログデータを自装置の外部記憶装置に記憶する。なお、可視化システム10の外部記憶装置14にログデータを記憶し、記憶したログデータを取得するようにしてもよい。
ステップ176で、表示位置算出部56Aは、ログを、副処理が実行された時系列に並び替える。例えば、次のようにログを並び替える。
2013/01/10 10:00:00 … 1つ目のログ出力時刻
2013/01/10 10:00:20 … 2つ目のログ出力時刻
2013/01/10 10:00:30 … 3つ目のログ出力時刻
2013/01/10 10:01:10 … 4つ目のログ出力時刻
2013/01/10 10:01:20 … 5つ目のログ出力時刻
2013/01/10 10:01:30 … 6つ目のログ出力時刻
2013/01/10 10:02:00 … 7つ目のログ出力時刻
ステップ178で、表示位置算出部56Aは、1つ目のログが記録された時刻を取得する。上記例では、2013/01/10 10:00:00が取得される。
ステップ180で、表示位置算出部56Aは、各ログが記録された時刻と次のログが記録された時刻との時間差を算出し、算出した時間差を倍速数で割る。上記例では、次のように計算がされる。
(2013/01/10 10:00:00 - 2013/01/10 10:00:00) ÷ 20 = 0
(2013/01/10 10:00:20 - 2013/01/10 10:00:00) ÷ 20 = 1
(2013/01/10 10:00:30 - 2013/01/10 10:00:00) ÷ 20 = 1.5
(2013/01/10 10:01:10 - 2013/01/10 10:00:00) ÷ 20 = 3.5
(2013/01/10 10:01:20 - 2013/01/10 10:00:00) ÷ 20 = 4
(2013/01/10 10:01:30 - 2013/01/10 10:00:00) ÷ 20 = 4.5
(2013/01/10 10:02:00 - 2013/01/10 10:00:00) ÷ 20 = 6
ステップ182で、表示位置算出部56Aは、倍速処理がされた各ログにおいて、前後のログの時間差を算出する。上記例では、次のように計算される。
0 → 0
1 → 1.0
1.5 → 0.5
3.5 → 2.0
4 → 0.5
4.5 → 0.5
6 → 1.5
ステップ184で、表示位置算出部56Aは、ログのログ出力時刻を、ステップ182の時間差に基づき置き換える。上記例では、次のように置き換えられる。
2013/01/10 10:00:00 → 0
2013/01/10 10:00:20 → 1.0
2013/01/10 10:00:30 → 0.5
2013/01/10 10:01:10 → 2.0
2013/01/10 10:01:20 → 0.5
2013/01/10 10:01:30 → 0.5
2013/01/10 10:02:00 → 1.5
ステップ184の処理が実行されると、表示処理は図24のステップ186に移行される。ステップ186で、ログ取得部52Aは、倍速処理の加工済みログを1行ずつ取得する。ステップ188で、表示位置算出部56Aは、ログがある(残っている)か否か判断する。ログが残っている場合には、表示処理は上記ステップ144の処理に移行される。ステップ144の処理が実行された後、ステップ190で、表示位置算出部56Aは、ログ出力時刻に置き換えた秒数分ウエイトする、即ち、当該秒数経過するまで待つ。当該秒数が経過した場合には、表示処理はステップ146に移行され、上記ステップ146の処理〜ステップ162の処理が実行される。
以上の処理を、第1の実施の形態における図14のログに適用された場合を、図25〜図27を参照して説明する。
上記ログAには、次の内容が含まれる。即ち、外部コンピュータ42N1のID(EM#01)、情報登録が実行された時刻(2013年1月10日の10時)の時刻情報、機能AのID、情報登録のID、正常情報、レベル0、NE−ID=1が含まれる。
また、ログBには、次の内容が含まれる。即ち、外部コンピュータ42N1のID(EM#01)、情報変更が実行された時刻(2013年1月10日の10時20秒)の時刻情報、機能AのID、情報変更のID、リトライ(再実行)情報、レベル0(再実行回数は0)、NE−ID=1が含まれる。
更に、ログCには、図14(B)のCで示すように、次の内容が含まれる。即ち、外部コンピュータ42N1のID(EM#01)、情報削除が実行された時刻(2013年1月10日の10時2分)の時刻情報、機能BのID、情報削除のID、異常情報、レベル1(異常の重要度が低い1)、NE−ID=50が含まれる。
ログAに対して上記倍速処理がされると、ログAは最初のログであるので、ログA′の前後のログの時間差は0となる。ログBに対して上記倍速処理がされると、ログBの直前のログAとの時間間隔(実際)は、20秒であるので、ログB′の前後のログの時間差は1秒となる。ログCに対して上記倍速処理がされると、ログCの直前のログとの時間間隔(実際)は、30秒であるので、ログC′の前後のログの時間差は1.5秒となる。なお、表示位置は、図27に示すように、上記第1の実施の形態における図16と同じである。しかし、第1の実施の形態における図16の例では、PAの線が引かれたときから20秒経過した時に、PBが引かれるのに対し、第4の実施の形態における図27の例では、PAの線が引かれたときから1秒経過した時に、PBの線が引かれる。
次に、第4の実施の形態の効果を説明する。第4の実施の形態では、ログに基づく描画を、副処理の実行時刻に対応してリアルタイムに行うのではなく、過去のログに基づいて、事後的にログに基づく描画をしている。よって、副処理の実行結果を事後的に確認することができる。
次に、第4の実施の形態の変形例を説明する。上記例では、20倍に倍速処理しているが、他の倍速、例えば、15倍、25倍、10倍、30倍等の何れかにしてもよい。また、時間間隔を実際の時間よりも長くしてもよい。
[第5の実施の形態]
次に、第5の実施の形態を説明する。
第5の実施の形態の構成は、第1の実施の形態の構成と同様であるので、その説明を省略する。
次に、第5の実施の形態の作用を説明する。第5の実施の形態の作用は、第1の実施の形態の作用と同様な部分があるので、異なる部分のみを説明する。即ち、第1の実施の形態では、副処理の実行結果が再実行の場合、詳細機能表示領域114におけるリトライ表示エリア116Bの半径方向の長さ全体に線等が描画されている。第5の実施の形態は、当該線の長さをリトライ回数に応じた長さとしている。
図28には、第5の実施の形態における可視化システム10が実行する表示処理の一例が示されている。副処理の実行結果がリトライの場合(ステップ156の判定結果が肯定判定の場合)、表示処理はステップ206に移行される。ステップ206で、表示位置算出部56Aは、ステップ146で求められた出力角度に対応するリトライ回数カウンタを更新する。即ち、リトライ回数カウンタに1が加算される。
ステップ208で、表示位置算出部56Aは、リトライ回数カウンタが、リトライ処理エリア分割数より大きいか否かを判断する。リトライ回数カウンタがリトライ処理エリア分割数より大きいと判断された場合に、ステップ210で、表示位置算出部56Aは、リトライ回数カウンタに、リトライ処理エリア分割数をセットする。
ステップ212で、表示位置算出部56Aは、表示画面(可視化領域)への出力位置を、次の(5)式、(6)式、(7A)式、及び(8A)式により算出する。なお、(5)式及び(6)式は、上記(5)式及び(6)式と同様であるので、その説明を省略する。
X0=描画サイズ + Cos(出力角度) × (描画サイズ × リトライ処理エリア境界点)・・・(5)
Y0=描画サイズ − Sin(出力角度) × (描画サイズ × リトライ処理エリア境界点)・・・(6)
X1=描画サイズ + Cos(出力角度) × (描画サイズ × (リトライ処理エリア境界点 + (異常処理エリア境界点 − リトライ処理エリア境界点)÷リトライ処理エリア分割数×リトライ回数カウンタ)・・・(7A)
Y1=描画サイズ − Sin(出力角度) × (描画サイズ × (リトライ処理エリア境界点 + (異常処理エリア境界点 − リトライ処理エリア境界点)÷リトライ処理エリア分割数×リトライ回数カウンタ)・・・(8A)
ここで、(7A)式、及び(8A)式の「(異常処理エリア境界点 − リトライ処理エリア境界点)÷リトライ処理エリア分割数×リトライ回数カウンタ)」を説明する。
上記のように、第1の実施の形態では、副処理の実行結果が再実行の場合、図31に示す線PNのように、リトライ表示エリア116Bの半径方向の長さ全体に線等が描画される。第5の実施の形態は、当該線の長さをリトライ回数に応じた長さとしている。即ち、図31に示すように、リトライ表示エリア116Bの半径方向の長さが、例えば、6で分割される。リトライ回数が1回の場合には、当該長さの1/6の長さの線が描画される。また、リトライ回数が2回の場合には、当該長さの2/6の長さの線が描画される。これをリトライ回数が6回までは同様に線を引き、リトライ回数が6回以上の場合には、リトライ表示エリア116Bの半径方向の長さ全体に線を引く(ステップ210参照)。
上記異常処理エリア境界点K2は、可視化領域の中心からリトライ表示エリア116Bの半径方向の全体の長さの距離の位置に対応する。上記リトライ処理エリア境界点K1は、リトライ表示エリア116Bの最も中心に近い点である。よって、(異常処理エリア境界点 − リトライ処理エリア境界点)は、リトライ表示エリア116Bの半径方向の全体の長さ、即ち、リトライ表示エリア116Bの幅に等しい。
上記式では、当該リトライ表示エリア116Bの幅に、リトライ処理エリア分割数×リトライ回数カウンタを乗算している。よって、上記「(異常処理エリア境界点 − リトライ処理エリア境界点)÷リトライ処理エリア分割数×リトライ回数カウンタ)」は、リトライ回数カウンタの値に応じた長さとなる。
一方、本表示処理では、副処理の実行結果が正常であり、上記ステップ152の処理が実行されると、表示処理はステップ202に移行する。ステップ202で、表示位置算出部56Aは、同じ出力角度のリトライ回数カウンタが、0より大きいか否かを判断する。同じ出力角度のリトライ回数カウンタが0より大きいと判断された場合に ステップ204で、表示位置算出部56Aは、リトライ回数カウンタをクリア(0に)する。
また、副処理の実行結果が異常の場合(ステップ160の判定結果が肯定判定の場合)、上記ステップ162の処理が実行され、表示処理はステップ214に移行する。ステップ214で、表示位置算出部56Aは、同じ出力角度のリトライ回数カウンタが、0より大きいか否かを判断する。同じ出力角度のリトライ回数カウンタが0より大きいと判断された場合に ステップ216で、表示位置算出部56Aは、リトライ回数カウンタをクリア(0に)する。
ここで、上記ステップ202、204、214、216の処理の目的を説明する。上記のように本実施の形態では、リトライ表示エリア116Bに、リトライ回数に応じた長さの描画をする。即ち、副処理が連続してリトライとなった場合に、リトライ回数カウンタに1が加算される(ステップ206参照)。しかし、当該副処理がリトライされて、その実行結果が正常や異常の場合がある。その後、副処理がリトライされたとしても、当該リトライは、副処理が連続してリトライとはならない。そこで、リトライ回数カウンタがクリアされる。
以上の処理を、図29〜図31を参照し、具体例を用いて説明する。
例えば、図29(A)のNに示すように、外部コンピュータ42N1が、2013年1月10日の10時1分10秒に機能ブロックBを実行した。具体的には、機能Bにおける、NE−ID=001で識別される外部作動装置44N1の外部記憶装置に記憶されている情報の削除を実行し、実行結果がリトライであった。上記例では、リトライ回数が1回であった。この場合のログNの内容は、図29(B)のNで示すように、次の内容が含まれる。即ち、外部コンピュータ42N1のID(EM#01)、情報削除が実行された時刻(2013年1月10日の10時1分10秒)の時刻情報、機能BのID、情報削除のID、リトライ情報、レベル1、及びNE−ID=001が含まれる。
図30に示すように、ログNに対応する機能Bにおける情報削除に対して、出力角度は300°が設定されている。
上記データ及び(5)式、(6)式、(7A)式、及び(8B)式から、ログNにおける上記始点及び終点はそれぞれ、(330、352)、(345、378)である。終点(345、378)は、図31に示すように、点PN1となり、始点から点PN1まで線が引かれる。
なお、上記例とは異なり、例えば、リトライ回数が2だった場合には、上記(5)式、(6)式、(7A)式、及び(8B)式から、ログNにおける上記始点及び終点はそれぞれ、(330、352)、(360、404)である。終点(360、404)は、図31に示すように、点PN2となり、始点から点PN2まで線が引かれる。
更に、リトライ回数が6以上だった場合には、上記(5)式、(6)式、(7A)式、及び(8B)式から、ログNにおける上記始点及び終点はそれぞれ、(330、352)、(450、508)である。終点(450、508)は、図31に示すように、点PN6となり、始点から点PN6まで線が引かれる。
次に、第5の実施の形態の効果を説明する。第5の実施の形態では、リトライ表示エリア116Bに引かれる線の長さを、副処理のリトライ回数に応じた長さとしている。よって、ユーザは、副処理の結果が再実行であると認識できるだけではなく、どのくらいの回数なのかも認識できる。
ところで、上記例におけるリトライ表示エリア116Bの分割数は6である。しかし、マッピングテーブル74におけるリトライ処理エリア分割数96Eに示すように、他の例では、分割数として、例えば、10、3等がある。
[第6の実施の形態]
次に、第6の実施の形態を説明する。
第6の実施の形態の構成は、第1の実施の形態の構成と同様であるので、その説明を省略する。
次に、第6の実施の形態の作用を説明する。第6の実施の形態の作用は、第1の実施の形態の作用と同様な部分があるので、異なる部分のみを説明する。即ち、第1の実施の形態では、受信した全てのログを処理している。第6の実施の形態は、副処理の実行結果が、正常、リトライ、及び異常の各場合において、各々のレベルが一定のレベル以上のログのみを処理する。
図32には、第6の実施の形態における可視化システム10が実行する表示処理の一例が示されている。上記ステップ142の処理が実行された後、ステップ220で、実行状態表示部58Aは、可視化領域上にある前の描画内容を消去(クリア)する。
上記ステップ148の処理が実行された後、ステップ222で、ログレベル(処理レベル92(図5))が、予め定めたフィルタリング値より大きいか否かを判断する。ログレベルが予め定めたフィルタリング値より大きいと判断された場合に、上記ステップ150〜ステップ162の各処理が実行される。ログレベルが予め定めたフィルタリング値より大きいと判断されなかった場合には、表示処理が終了する。
このように、第6の実施の形態では、副処理の実行結果が、正常、リトライ、及び異常の各場合において、各々のレベルが一定のレベル以上のログのみが処理される。従って、第6の実施の形態は、それほど重要視されないレベルのログにおける副処理の実行結果の表示を省略することができる。よって、第6の実施の形態は、重要なレベルの副処理の実行結果のみを表示することができる。
なお、上記のフィルタリング値は、副処理の実行結果が、正常、リトライ、及び異常の各場合において一定としているが、各場合に異なる値としてもよい。
[第7の実施の形態]
次に、第7の実施の形態を説明する。
第7の実施の形態の構成は、第1の実施の形態の構成と同様であるので、その説明を省略する。
次に、第7の実施の形態の作用を説明する。第7の実施の形態の作用は、第1の実施の形態の作用と同様な部分があるので、異なる部分のみを説明する。
第1に、第1の実施の形態では、実行結果が異常の場合には、異常のレベルに関わりなく、一律に描画がされている。第7の実施の形態は、異常のレベルに応じて異なる表示状態で描画をする。
図33(A)には、第7の実施の形態における可視化システム10が実行する表示処理の一例が示されている。副処理の実行結果が異常の場合(ステップ160の判定結果が肯定判定の場合)、ステップ224で、表示位置算出部56Aは、表示画面への出力位置を、次の(9)式、(10)式、(11A)式、(12A)式から算出する。なお、(9)式及び(10)式は、上記と同様であるので、その説明を省略する。
X0=描画サイズ + Cos(出力角度) × (描画サイズ × 異常処理エリア境界点)・・・(9)
Y0=描画サイズ − Sin(出力角度) × (描画サイズ × 異常処理エリア境界点)・・・(10)
X1=描画サイズ + Cos(出力角度) × (描画サイズ × (異常処理エリア境界点 +(1 − 異常処理エリア境界点)÷異常処理エリア分割数×ログレベル)・・・(11A)
Y1=描画サイズ − Sin(出力角度) × (描画サイズ × (異常処理エリア境界点 +(1 − 異常処理エリア境界点)÷異常処理エリア分割数×ログレベル)・・・(12A)
ここで、(11A)式及び(12A)式を説明する。
第7の実施の形態では、異常レベルに応じて、異常表示エリアに描画される線の長さが変わる。図37に示すように、例えば、異常表示エリア116C1、116C2では、半径方向に3分割している。異常表示エリア116C1では、異常レベル(ログレベル)が1の場合に応じて、異常表示エリア116C1の半径方向全体の長さの1/3の長さの線が引かれる。異常表示エリア116C2では、異常レベル(ログレベル)が3の場合に応じて、異常表示エリア116C2の半径方向全体の長さ分(3/3の長さ)の線が引かれる。
上記「 (異常処理エリア境界点 +(1−異常処理エリア境界点)÷異常処理エリア分割数×ログレベル」は、可視化領域の半径L(描画サイズ)を1とした場合の、異常レベル(ログレベル)の応じた長さの点までの割合である。よって、この値に、描画サイズを乗算すると、可視化領域の中心から異常レベル(ログレベル)の応じた長さの点までの長さとなる。
第2に、第1の実施の形態では、副処理の実行結果に応じて一定時間、描画されている。第7の実施の形態では、上記処理レベルに応じて異なる時間、描画される。
副処理の実行結果が正常、リトライ、異常の場合のそれぞれで、ステップ152、158、224の処理が実行された後、表示処理は、ステップ226、228、230に移行される。ステップ226、228、230の各処理は同じである。即ち、実行状態表示部58Aは、表示継続時間定義テーブル78(図8)より、処理レベルに応じた表示保持時間を取得する。ステップ154の処理が終了した後、表示処理はステップ232に移行される。
ステップ232で、実行状態表示部58Aは、現在時刻に、上記取得した表示保持時間を表示クリア指定時刻に設定する。ステップ234で、実行状態表示部58Aは、表示状態記憶部64(図9参照)に表示内容(110A〜110G)と表示クリア指定時刻(110H)を設定する。なお、表示内容(110A〜110G)と表示クリア指定時刻(110H)は各ログについて設定される。
図33(B)には、所定時間毎に図33(A)の処理に割り込んで実行される、表示内容クリア処理の一例が示されている。ステップ242で、実行状態表示部58Aは、ステップ242の処理が実行される毎に、表示状態記憶部64における、各ログのレコード(表示内容(110A〜110G)と表示クリア指定時刻(110H))を順に1つずつ読み出す。
ステップ244で、実行状態表示部58Aは、現在時刻が、表示クリア指定時刻110Hを過ぎているか否かを判断する。現在時刻が表示クリア指定時刻110Hを過ぎていないと判断された場合、表示内容クリア処理はステップ250に移行される。現在時刻が表示クリア指定時刻110Hを過ぎていると判断された場合、ステップ246で、実行状態表示部58Aは、該当レコードが示す、可視化領域における表示内容をクリア(消去)する。ステップ248で、実行状態表示部58Aは、読み出したレコードを削除する。その後、ステップ250に移行される。
ステップ250で、実行状態表示部58Aは、全てのレコードの読み出しが終了したか否か判断する。全てのレコードの読み出しが終了していない場合には、表示内容を消去すべきログのレコードが存在する可能性があるので、ステップ242に戻って、以上の処理(ステップ242〜250)が実行される。なお、全てのレコードの読み出しが終了した場合には、表示内容クリア処理は終了する。
図34〜図37を参照して具体例を説明する。
外部コンピュータ42N1が、図34(A)でPに示すように、2013年1月10日の10時に、機能Aにおける、NE−ID=001で識別される外部作動装置44N1に情報の登録をした。この実行結果が異常であった。この異常の種類はレベル1の種類であった。このような状態で、ログPが出力された。この場合のログPの内容は、図34(B)のPで示すように、次の内容が含まれる。即ち、外部コンピュータ42N1のID(EM#01)、情報登録が実行された時刻(2013年1月10日の10時)の時刻情報、機能AのID、情報登録のID、異常情報、レベル1、及びNE−ID=001が含まれる。
また、外部コンピュータ42N1が、図34(A)でQに示すように、2013年1月10日の10時1分30秒に、機能Bにおける、NE−ID=050で識別される外部作動装置44N50の外部記憶装置に記憶された情報の削除を実行した。この実行結果が異常であった。この異常の種類はレベル3であった。このような状態でログQが出力された。この場合、ログQの内容は、図34(B)のQで示すように、次の内容が含まれる。即ち、外部コンピュータ42N1のID(EM#01)、情報変更が実行された時刻(2013年1月10日の10時1分30秒)の時刻情報、機能bのID、情報削除のID、異常情報、レベル3、及びNE−ID=050が含まれる。
図35に示すように、ログPに対応する機能Aにおける情報登録に対して、出力角度は180°、ログQに対応する機能Bにおける情報削除に対して、出力角度は300°が設定されている。
以上のデータ及び(9)式、(10)式、(11A)式、(12A)式から、ログPにおける出力位置PPでは、始点及び終点それぞれが、(60、300)、(40、300)が計算される。終点(40、300)は点PP1である。よって、線PPが引かれる。
また、上記データ及び(9)式、(10)式、(11A)式、(12A)式から、ログQにおける出力位置PQでは、始点及び終点それぞれが、(420、508)、(450、560)が計算される。終点(450、560)は点PQ3である。よって、線PQが引かれる。
また、図36に示すように、表示継続時間定義テーブル78には、異常レベル1、3のそれぞれに対応して、異常時時間が30秒、無制限(UNLIMITED)が設定されている。
ログPにおける異常のレベルは1であるので、異常時間は30秒である。よって、線PPが30秒表示され続ける。また、ログQにおける異常のレベルは3であるので、異常時間は無制限である。よって、線PPが無制限に表示され続ける。
次に、第7の実施の形態の効果を説明する。
第1に、異常のレベルに応じて、線の長さが異なるように描画がされる。よって、ユーザは、異常がどのレベルなのかを容易に認識することができる。
第2に、副処理の実行結果が正常、リトライ、異常の各場合に、レベルに応じて異なる時間、描画される。よって、ユーザは、各実行結果がどのくらいのレベルなのかを容易に認識することができる。
[第8の実施の形態]
次に、第8の実施の形態を説明する。
第8の実施の形態の構成は、第1の実施の形態の構成と同様であるので、その説明を省略する。
次に、第8の実施の形態の作用を説明する。第8の実施の形態の作用は、第1の実施の形態の作用と同様な部分があるので、異なる部分のみを説明する。即ち、第8の実施の形態では、可視化領域上において指定した位置に対応する詳細機能等の情報を表示する。
図38には、情報表示処理の一例が示されている。
ステップ240で、実行状態表示部58Bは、図41(A)に示すように、ユーザがマウスを用いてカーソルを移動させて停止した位置(マウス座標)を取得する。ステップ242で、実行状態表示部58Bは、マウス座標上の放射線の出力角度を、以下の式から算出する。即ち、まず、上記取得したマウス座標のX軸、Y軸に対応する値をそれぞれ、マウス座標(x)、マウス座標(y)とする。可視化領域の中心からX軸方向、Y軸方向の距離X、Yは、
X = マウス座標(x) − 描画サイズ
Y = 描画サイズ − マウス座標(y)
となる。マウス座標の位置は、可視化領域の中心からX軸方向、Y軸方向の距離X、Yであるので、出力角度は、以下の(13)式から求められる。
出力角度 = atan2(Y,X) × 180/π・・・(13)
ただし、atan2(Y,X) < 0 の場合は、出力角度 = 360 +atan2(Y,X) × 180/πである。
ステップ244で、実行状態表示部58Bは、表示状態記憶部64(図9)の出力角度110Aを調べることにより、算出した出力角度で表示中の描画があるか否かを判断する。算出した出力角度で表示中の描画がなければ、情報表示処理は終了する。算出した出力角度で表示中の描画がある場合には、ステップ246で、実行状態表示部58Bは、マッピングテーブル74(図6)の出力角度96Dに対応する機能ブロック名96B及び詳細機能名96Cを調べる。これにより、出力角度に対応する機能ブロック名及び詳細機能名を取得する。ステップ248で、実行状態表示部58Bは、機能ブロック名と詳細機能名を表示する。
図39〜図41を参照して具体例を説明する。
外部コンピュータ42N1が、図39(A)でRに示すように、2013年1月10日の10時20秒に、機能Aにおける、NE−ID=001で識別される外部作動装置44N1に情報の変更をした。この実行結果がリトライであった。リトライのレベルが2であった。このような状態で、ログRが出力された。この場合のログRの内容は、図39(B)のRで示すように、次の内容が含まれる。即ち、外部コンピュータ42N1のID(EM#01)、情報変更が実行された時刻(2013年1月10日の10時20秒)の時刻情報、機能AのID、情報変更のID、リトライ情報、レベル2、及びNE−ID=001が含まれる。
図40に示すように、ログRに対応する機能Aにおける情報変更に対して、出力角度は240°が設定されている。
以上のデータ及び(5)式〜(8)式から、ログRにおける出力位置PRでは、図41(B)に示すように、始点及び終点それぞれが、(270、352)、(180、508)が計算される。終点(180、508)は点PR1である。よって、線PRが引かれる。
このように線PRが引かれている状態で、ユーザが、当該線PRに対応する機能ブロック及び詳細機能の内容を知りたいと思い、マウスを用いてカーソルを、例えば、線PQ上の始点(A点)や、終点PR1(B点)に移動させて停止したとする。上記処理により、図41(C)、図41(D)に示すように、A点及びB点では、240°が算出される。
図41(E)に示すように、表示状態記憶部64(図9)の出力角度110Aを調べることにより、算出した出力角度=240°で表示中の描画があるか否かが判断される。図41(E)に示すように、出力角度=240°で表示中の描画があるので、マッピングテーブル74(図6)の出力角度96Dにおける240°に対応する機能ブロック名96B及び詳細機能名96Cが調べられる。これにより、出力角度に対応する機能ブロック名及び詳細機能名が取得される。そして、機能ブロック名と詳細機能名が表示される。
以上説明したように、第8の実施の形態では、ユーザが、描画されている箇所の機能ブロック及び詳細機能の内容を知りたいと思った場合には、マウスを用いてカーソルを描画上に移動させて停止する。これにより、機能ブロック名と詳細機能名が表示される。よって、ユーザは、描画されている箇所の機能ブロック及び詳細機能の内容を知ることができる。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
主処理に含まれる複数の副処理の各々を実行すると共に、実行した副処理が正常に終了しなかった場合には、所定回数まで当該副処理を再実行し、当該再実行された副処理が正常に終了した場合には、当該副処理を再実行しない実行部による当該副処理の実行結果を表示する表示装置であって、
前記副処理の処理結果が正常、前記所定回数まで副処理を再実行しても正常に終了しなかった異常、及び再実行の回数が前記所定回数に到達していない再実行の各場合に対応しかつ各場合を表示するための正常表示領域、異常表示領域、及び再実行表示領域が前記複数の副処理の各々に対応して設けられた表示領域を有する表示部と、
前記実行部により実行された前記副処理と当該副処理の実行結果とに対応する前記正常表示領域、異常表示領域、及び再実行表示領域の何れかに対応する対応領域と当該対応領域以外の他の他領域とが異なる表示状態となるように、前記表示部を制御する制御部と、
を備えた表示装置。
(付記2)
前記制御部は、前記対応領域に図形が表示されるように前記表示部を制御する付記1に記載の表示装置。
(付記3)
前記正常表示領域、前記異常表示領域、及び再実行表示領域のうちの何れか1つの第1の表示領域は、扇形であり、
前記第1の表示領域が最も内側に位置し、前記正常表示領域、前記異常表示領域、及び前記再実行表示領域のうちの他の2つの表示領域の内の一方の第2の表示領域が前記第1の表示領域に隣接し、前記他の2つの表示領域の他方の第3の表示領域が前記第2の表示領域に隣接する
付記1又は付記2に記載の表示装置。
(付記4)
前記第1の表示領域は、前記正常表示領域であり、
前記第2の表示領域は、前記再実行表示領域であり、
前記第3の表示領域は、前記異常表示領域であり、
前記再実行表示領域における半径方向の長さが、前記正常表示領域及び前記異常表示領域における前記半径方向の長さより長い
付記3に記載の表示装置。
(付記5)
前記制御部は、前記実行部により前記副処理が実行された際に、前記対応領域と前記他領域とが異なる表示状態となるように、前記表示部を制御する
付記1〜付記4の何れか1項に記載の表示装置。
(付記6)
前記副処理の処理結果が前記正常であることを表す正常情報、前記異常であることを表す異常情報、及び前記再実行であることを表す再実行情報の何れかの結果情報、当該結果情報に対応する副処理の副処理識別情報、及び当該結果情報に対応する前記副処理が実行された時刻に対応する時刻情報を1組とした複数組の各々毎に、前記結果情報、前記副処理識別情報、及び前記時刻情報を記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、前記記憶部に前記複数の組の各々毎に記憶された前記結果情報、前記副処理識別情報、及び前記時刻情報を基づいて、前記時刻の順に、前記複数の組の各々毎に、前記対応領域と前記他表示領域とが異なる表示状態となるように、前記表示部を制御する
付記1〜付記5の何れか1項に記載の表示装置。
(付記7)
前記制御部は、前記複数の組の各々と、当該各々の組の前記特定副処理が実行された時よりも後に前記特定副処理が実行された次の組との時間間隔が実際の時間間隔と異なるように、前記表示部を制御する付記6に記載に記載の表示装置。
(付記8)
前記制御部は、前記処理結果が前記再実行の場合、前記対応領域が、前記実行回数に応じて更に異なる表示状態となるように、前記表示部を制御する
付記1〜付記7の何れか1項に記載の表示装置。
(付記9)
前記制御部は、前記再実行表示領域に前記再実行回数に応じて大きさが異なる図形が表示されるように、前記表示部を制御する
付記8に記載の表示装置。
(付記10)
前記正常、前記再実行、及び前記異常の少なくとも1つには、予め複数のレベルの内の何れかのレベルが定められ、
前記制御部は、前記実行結果が、前記レベルが定められた前記正常、前記再実行、及び前記異常の何れかの場合、前記定められたレベルが予め定められたレベル以上の場合にのみ、前記対応領域と前記他領域とが異なる表示状態となるように、前記表示部を制御する
付記1〜付記9の何れか1項に記載の表示装置。
(付記11)
前記異常の内容に応じて、予め複数のレベルが定められ、
前記制御部は、前記実行結果が前記異常の場合、前記対応領域が、前記異常のレベルに応じて更に異なる表示状態となるように、前記表示部を制御する
付記1〜付記10の何れか1項に記載の表示装置。
(付記12)
前記正常、前記再実行、及び前記異常の少なくとも1つには、予め複数のレベルの内の何れかのレベルが定められていると共に、各レベルに対応して異なる時間が定められ、
前記制御部は、前記実行結果が、前記レベルが定められた前記正常、前記再実行、及び前記異常の何れかの場合、前記定められたレベルに対応する時間、前記対応領域と前記他領域とが異なる表示状態となるように、前記表示部を制御する
付記1〜付記11の何れか1項に記載の表示装置。
(付記13)
前記複数の副処理の各々の情報を前記複数の副処理の各々の位置の位置情報に対応して記憶する情報記憶部と、
前記正常表示領域、前記異常表示領域、及び前記再実行表示領域上の何れかの位置を指定する指定部と、
を更に備え、
前記制御部は、前記情報記憶部に記憶された前記位置情報と前記指定部により指定された位置に基づいて、前記指定された位置に対応する副処理の情報が表示されるように、前記表示部を制御する
付記1〜付記12の何れか1項に記載の表示装置。
(付記14)
前記実行部は複数の外部装置の各々に設けられ、
各外部装置は、前記副処理の処理結果が前記正常の場合には、前記正常を表す正常情報、前記異常の場合には、前記異常を表す異常情報、及び前記再実行の場合には、前記再実行を表す再実行情報のそれぞれを、自装置の外部装置識別情報及び前記副処理の副処理識別情報に対応して送信し、
前記表示装置は、前記正常情報、前記異常情報、及び前記再実行情報の何れかの結果情報、前記外部装置識別情報、及び前記副処理識別情報を対応して受信する受信部を更に備え、
前記表示部は、各々内に前記表示領域が設けられた、前記複数の外部装置のうちの互い異なる外部装置に対応する複数の外部装置用表示領域を有し、
前記制御部は、前記受信部により受信された前記結果情報、前記副処理識別情報、及び前記外部装置識別情報に基づいて、前記受信された外部装置識別情報に対応する前記外部装置用表示領域内において、前記対応領域と前記他領域とが異なる表示状態となるように、前記表示部を制御する
付記1〜付記13の何れか1項に記載の表示装置。
(付記15)
前記実行部は複数の外部装置の各々に設けられ、
各外部装置は、同一の主処理を実行すると共に、前記副処理の処理結果が前記正常の場合には、前記正常を表す正常情報、前記異常の場合には、前記異常を表す異常情報、及び前記再実行の場合には、前記再実行を表す再実行情報のそれぞれを、自装置の外部装置識別情報及び前記副処理の副処理識別情報に対応して送信し、
前記表示装置は、前記正常情報、前記異常情報、及び前記再実行情報の何れかの結果情報、前記外部装置識別情報、及び前記副処理識別情報を対応して受信する受信部を更に備え、
前記複数の副処理の各々に対応して前記正常表示領域、前記異常表示領域、及び前記再実行表示領域が設けられた領域を副処理領域とし、前記表示領域は、同じ副処理毎に、各外部装置に対応する副処理領域が配置されることにより構成され、
前記制御部は、前記受信部により受信された前記結果情報、前記特定副処理識別情報、及び前記外部装置識別情報に基づいて、前記受信された外部装置識別情報及び前記副処理識別情報に対応する副処理領域において、前記対応領域と前記他領域とが異なる表示状態となるように、前記表示部を制御する
付記1〜付記13の何れか1項に記載の表示装置。
(付記16)
複数の被制御装置の各々を制御するための処理を実行すると共に、実行した処理が正常に終了しなかった場合には、所定回数まで当該処理を再実行し、当該再実行された処理が正常に終了した場合には、当該処理を再実行しない実行部を有し、前記処理の処理結果が前記正常の場合には、前記正常を表す正常情報、前記所定回数まで処理を再実行しても正常に終了しなかった異常の場合には、前記異常を表す異常情報、及び、前記再実行の回数が前記所定回数に到達していない再実行の場合には、前記再実行を表す再実行情報のそれぞれを、前記被制御装置の被制御装置識別情報に対応して送信する外部装置による当該処理の実行結果を表示する表示装置であって、
前記正常情報、前記異常情報、及び前記再実行情報の何れかの結果情報、及び前記被制御装置識別情報を対応して受信する受信部と、
前記処理の処理結果が前記正常、前記異常、及び前記再実行の各場合に対応しかつ各場合を表示するための正常表示領域、異常表示領域、及び再実行表示領域が前記複数の被制御装置の各々に対応して設けられた表示領域を有する表示部と、
前記受信部により受信された前記結果情報、及び前記被制御装置識別情報に基づいて、前記受信された被制御装置識別情報と前記結果情報とに対応する前記正常表示領域、異常表示領域、及び再実行表示領域の何れかに対応する対応領域と当該対応領域以外の他の他領域とが異なる表示状態となるように、前記表示部を制御する制御部と、
を備えた表示装置。
(付記17)
各々が、異なる被制御装置を制御するための処理を実行すると共に、実行した処理が正常に終了しなかった場合には、所定回数まで当該処理を再実行し、当該再実行された処理が正常に終了した場合には、当該処理を再実行しない実行部を有し、前記処理の処理結果が前記正常の場合には、前記正常を表す正常情報、前記所定回数まで処理を再実行しても正常に終了しなかった異常の場合には、前記異常を表す異常情報、及び、前記再実行の回数が前記所定回数に到達していない再実行の場合には、前記再実行を表す再実行情報のそれぞれを、前記被制御装置の被制御装置識別情報に対応して送信する複数の外部装置の各々による当該処理の実行結果を表示する表示装置であって、
前記正常情報、前記異常情報、及び前記再実行情報の何れかの結果情報、及び前記被制御装置識別情報を対応して受信する受信部と、
前記処理の処理結果が前記正常、前記異常、及び前記再実行の各場合に対応しかつ各場合を表示するための正常表示領域、異常表示領域、及び再実行表示領域が前記異なる被制御装置の各々に対応して設けられた表示領域を有する表示部と、
前記受信部により受信された前記結果情報、及び前記被制御装置識別情報に基づいて、前記受信された被制御装置識別情報と前記結果情報とに対応する前記正常表示領域、異常表示領域、及び再実行表示領域の何れかに対応する対応領域と当該対応領域以外の他の他領域とが異なる表示状態となるように、前記表示部を制御する制御部と、
を備えた表示装置。
(付記18)
主処理に含まれる複数の副処理の各々を実行すると共に、実行した副処理が正常に終了しなかった場合には、所定回数まで当該副処理を再実行し、当該再実行された副処理が正常に終了した場合には、当該副処理を再実行しない実行部による当該副処理の実行結果を表示する処理を含む表示方法であって、
表示部における表示領域に、前記複数の副処理の各々に対応して前記副処理の処理結果が正常、前記所定回数まで副処理を再実行しても正常に終了しなかった異常、及び再実行の回数が前記所定回数に到達していない再実行の各場合に対応しかつ各場合を表示するための正常表示領域、異常表示領域、及び再実行表示領域が設けられており、
前記実行部により実行された前記副処理と当該副処理の実行結果とに対応する前記正常表示領域、異常表示領域、及び再実行表示領域の何れかに対応する対応領域と当該対応領域以外の他の他領域とを異なる表示状態とする
表示方法。
(付記19)
主処理に含まれる複数の副処理の各々を実行すると共に、実行した副処理が正常に終了しなかった場合には、所定回数まで当該副処理を再実行し、当該再実行された副処理が正常に終了した場合には、当該副処理を再実行しない実行部による当該副処理の実行結果を表示する処理をコンピュータに実行させる表示プログラムであって、
表示部における表示領域に、前記複数の副処理の各々に対応して前記副処理の処理結果が正常、前記所定回数まで副処理を再実行しても正常に終了しなかった異常、及び再実行の回数が前記所定回数に到達していない再実行の各場合に対応しかつ各場合を表示するための正常表示領域、異常表示領域、及び再実行表示領域が設けられており、
前記実行部により実行された前記副処理と当該副処理の実行結果とに対応する前記正常表示領域、異常表示領域、及び再実行表示領域の何れかに対応する対応領域と当該対応領域以外の他の他領域とを異なる表示状態とする処理を前記コンピュータに実行させる表示プログラム。
10 可視化表示システム
42N1〜42Nn 外部コンピュータ
44N1〜44Ns 外部作動装置

Claims (13)

  1. 主処理に含まれる複数の副処理の各々を実行すると共に、実行した副処理が正常に終了しなかった場合には、所定回数まで当該副処理を再実行し、当該再実行された副処理が正常に終了した場合には、当該副処理を再実行しない実行部による当該副処理の実行結果を表示する表示装置であって、
    前記副処理の処理結果が正常、前記所定回数まで副処理を再実行しても正常に終了しなかった異常、及び再実行の回数が前記所定回数に到達していない再実行の各場合に対応しかつ各場合を表示するための正常表示領域、異常表示領域、及び再実行表示領域が前記複数の副処理の各々に対応して設けられた表示領域を有する表示部と、
    前記実行部により実行された前記副処理と当該副処理の実行結果とに対応する前記正常表示領域、異常表示領域、及び再実行表示領域の何れかに対応する対応領域と当該対応領域以外の他の他領域とが異なる表示状態となるように、前記表示部を制御する制御部と、
    を備えた表示装置。
  2. 前記正常表示領域、前記異常表示領域、及び再実行表示領域のうちの何れか1つの第1の表示領域は、扇形であり、
    前記第1の表示領域が最も内側に位置し、前記正常表示領域、前記異常表示領域、及び前記再実行表示領域のうちの他の2つの表示領域の内の一方の第2の表示領域が前記第1の表示領域に隣接し、前記他の2つの表示領域の他方の第3の表示領域が前記第2の表示領域に隣接する
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記制御部は、前記実行部により前記副処理が実行された際に、前記対応領域と前記他領域とが異なる表示状態となるように、前記表示部を制御する
    請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記副処理の処理結果が前記正常であることを表す正常情報、前記異常であることを表す異常情報、及び前記再実行であることを表す再実行情報の何れかの結果情報、当該結果情報に対応する副処理の副処理識別情報、及び当該結果情報に対応する前記副処理が実行された時刻に対応する時刻情報を1組とした複数組の各々毎に、前記結果情報、前記副処理識別情報、及び前記時刻情報を記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、前記記憶部に前記複数の組の各々毎に記憶された前記結果情報、前記副処理識別情報、及び前記時刻情報を基づいて、前記時刻の順に、前記複数の組の各々毎に、前記対応領域と前記他表示領域とが異なる表示状態となるように、前記表示部を制御する
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の表示装置。
  5. 前記制御部は、前記処理結果が前記再実行の場合、前記対応領域が、前記実行回数に応じて更に異なる表示状態となるように、前記表示部を制御する
    請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の表示装置。
  6. 前記正常、前記再実行、及び前記異常の少なくとも1つには、予め複数のレベルの内の何れかのレベルが定められ、
    前記制御部は、前記実行結果が、前記レベルが定められた前記正常、前記再実行、及び前記異常の何れかの場合、前記定められたレベルが予め定められたレベル以上の場合にのみ、前記対応領域と前記他領域とが異なる表示状態となるように、前記表示部を制御する
    請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の表示装置。
  7. 前記異常の内容に応じて、予め複数のレベルが定められ、
    前記制御部は、前記実行結果が前記異常の場合、前記対応領域が、前記異常のレベルに応じて更に異なる表示状態となるように、前記表示部を制御する
    請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の表示装置。
  8. 前記正常、前記再実行、及び前記異常の少なくとも1つには、予め複数のレベルの内の何れかのレベルが定められていると共に、各レベルに対応して異なる時間が定められ、
    前記制御部は、前記実行結果が、前記レベルが定められた前記正常、前記再実行、及び前記異常の何れかの場合、前記定められたレベルに対応する時間、前記対応領域と前記他領域とが異なる表示状態となるように、前記表示部を制御する
    請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の表示装置。
  9. 前記複数の副処理の各々の情報を前記複数の副処理の各々の位置の位置情報に対応して記憶する情報記憶部と、
    前記正常表示領域、前記異常表示領域、及び前記再実行表示領域上の何れかの位置を指定する指定部と、
    を更に備え、
    前記制御部は、前記情報記憶部に記憶された前記位置情報と前記指定部により指定された位置に基づいて、前記指定された位置に対応する副処理の情報が表示されるように、前記表示部を制御する
    請求項1〜請求項8の何れか1項に記載の表示装置。
  10. 前記実行部は複数の外部装置の各々に設けられ、
    各外部装置は、前記副処理の処理結果が前記正常の場合には、前記正常を表す正常情報、前記異常の場合には、前記異常を表す異常情報、及び前記再実行の場合には、前記再実行を表す再実行情報のそれぞれを、自装置の外部装置識別情報及び前記副処理の副処理識別情報に対応して送信し、
    前記表示装置は、前記正常情報、前記異常情報、及び前記再実行情報の何れかの結果情報、前記外部装置識別情報、及び前記副処理識別情報を対応して受信する受信部を更に備え、
    前記表示部は、各々内に前記表示領域が設けられた、前記複数の外部装置のうちの互い異なる外部装置に対応する複数の外部装置用表示領域を有し、
    前記制御部は、前記受信部により受信された前記結果情報、前記副処理識別情報、及び前記外部装置識別情報に基づいて、前記受信された外部装置識別情報に対応する前記外部装置用表示領域内において、前記対応領域と前記他領域とが異なる表示状態となるように、前記表示部を制御する
    請求項1〜請求項9の何れか1項に記載の表示装置。
  11. 複数の被制御装置の各々を制御するための処理を実行すると共に、実行した処理が正常に終了しなかった場合には、所定回数まで当該処理を再実行し、当該再実行された処理が正常に終了した場合には、当該処理を再実行しない実行部を有し、前記処理の処理結果が前記正常の場合には、前記正常を表す正常情報、前記所定回数まで処理を再実行しても正常に終了しなかった異常の場合には、前記異常を表す異常情報、及び、前記再実行の回数が前記所定回数に到達していない再実行の場合には、前記再実行を表す再実行情報のそれぞれを、前記被制御装置の被制御装置識別情報に対応して送信する外部装置による当該処理の実行結果を表示する表示装置であって、
    前記正常情報、前記異常情報、及び前記再実行情報の何れかの結果情報、及び前記被制御装置識別情報を対応して受信する受信部と、
    前記処理の処理結果が前記正常、前記異常、及び前記再実行の各場合に対応しかつ各場合を表示するための正常表示領域、異常表示領域、及び再実行表示領域が前記複数の被制御装置の各々に対応して設けられた表示領域を有する表示部と、
    前記受信部により受信された前記結果情報、及び前記被制御装置識別情報に基づいて、前記受信された被制御装置識別情報と前記結果情報とに対応する前記正常表示領域、異常表示領域、及び再実行表示領域の何れかに対応する対応領域と当該対応領域以外の他の他領域とが異なる表示状態となるように、前記表示部を制御する制御部と、
    を備えた表示装置。
  12. 主処理に含まれる複数の副処理の各々を実行すると共に、実行した副処理が正常に終了しなかった場合には、所定回数まで当該副処理を再実行し、当該再実行された副処理が正常に終了した場合には、当該副処理を再実行しない実行部による当該副処理の実行結果を表示する処理を含む表示方法であって、
    表示部における表示領域に、前記複数の副処理の各々に対応して前記副処理の処理結果が正常、前記所定回数まで副処理を再実行しても正常に終了しなかった異常、及び再実行の回数が前記所定回数に到達していない再実行の各場合に対応しかつ各場合を表示するための正常表示領域、異常表示領域、及び再実行表示領域が設けられており、
    前記実行部により実行された前記副処理と当該副処理の実行結果とに対応する前記正常表示領域、異常表示領域、及び再実行表示領域の何れかに対応する対応領域と当該対応領域以外の他の他領域とを異なる表示状態とする
    表示方法。
  13. 主処理に含まれる複数の副処理の各々を実行すると共に、実行した副処理が正常に終了しなかった場合には、所定回数まで当該副処理を再実行し、当該再実行された副処理が正常に終了した場合には、当該副処理を再実行しない実行部による当該副処理の実行結果を表示する処理をコンピュータに実行させる表示プログラムであって、
    表示部における表示領域に、前記複数の副処理の各々に対応して前記副処理の処理結果が正常、前記所定回数まで副処理を再実行しても正常に終了しなかった異常、及び再実行の回数が前記所定回数に到達していない再実行の各場合に対応しかつ各場合を表示するための正常表示領域、異常表示領域、及び再実行表示領域が設けられており、
    前記実行部により実行された前記副処理と当該副処理の実行結果とに対応する前記正常表示領域、異常表示領域、及び再実行表示領域の何れかに対応する対応領域と当該対応領域以外の他の他領域とを異なる表示状態とする処理を前記コンピュータに実行させる表示プログラム。
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