JP2014226930A - 製本装置 - Google Patents

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吉田 直樹
Naoki Yoshida
直樹 吉田
浩司 野々村
Koji Nonomura
浩司 野々村
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Abstract

【課題】 画像形成装置などの外部の中頁シート供給装置との接続が容易に行える小型で構造が簡素な製本装置を提供する。
【解決手段】 積層製本部において表紙シート内に中頁シートを積層し、整合を行うとともに接着を行う。さらに、中頁シートの供給経路と、接着後の冊子の排出経路とを共通とする。さらに、横方向整合ユニットを表紙離間ガイド閉ガイド、表紙離間ガイド、表紙シート横方向整合板、中頁シート押さえ板、中頁シート積層ガイド、中頁シート横方向整合板、で構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、装置外部から供給された枚葉紙からなる中頁シートと、内部に複数枚収容する表紙シートとを接着して製本する製本装置に関する。
従来の技術に係る製本装置は、表紙シート収容部と、中頁シート積層部と、積層部の鉛直方向に配置された製本部と、製本部へ中頁シート束を搬送する中頁シート束搬送手段と、表紙シート収容部鉛直下部に配置された製本部の移動空間と、から構成される。
前記従来の技術に係る製本装置では、表紙シート収容部から表紙シート収容部鉛直下側の移動空間の任意の位置で製本部に表紙シートを供給し、積層部鉛直下側へ移動した製本部に積層部より搬送された中頁シート束を接着シートの貼付されている表紙シートの背表紙部に圧接し、一定時間表紙シート背表紙部を加熱したのち冷却することにより中頁シート束が表紙に接着し、冊子を形成し製本を行う(たとえば特許文献1参照)。
特開2011−212961号公報
従来の技術に係る製本装置は、表紙シートを供給するために、表紙収容部鉛直下部に空間が必要であるため装置が大型化するという問題を有する。
また、従来の技術に係る製本装置は、積層部と製本部が異なる位置にあるため、積層部から製本部への中頁シート束搬送装置が必要となり、装置が大きくなるとともに複雑化するという問題を有する。
さらに、従来の技術に係る製本装置は、中頁シートの供給経路と、製本された冊子を排出する経路が異なるため、中頁シートの供給元となる、たとえば画像記録装置との位置関係に制約が発生するという問題を有する。
さらに、従来の技術に係る製本装置は、前記中頁シート供給元との位置関係の制約より、たとえば画像記録装置の下側に設置しなければならず、設置作業が大掛かりになるという問題を有する。
本発明の目的は、小型かつ簡単な構成で、設置スペースを小さく抑えることができ、簡単に設置ができる製本装置を提供することにある。
本発明は上記課題を解決するために、おもて表紙および裏表紙と背表紙からなるU字型に予め折り曲げられ、背表紙のU字型内面側に接着剤が塗布された表紙シートを収容する表紙シート収容部と、外部から供給される中頁シートを積層製本部に搬送し、また、積層製本部で表紙シートに中頁シートが接着され作製された冊子を製本装置から排出し、中頁シートの搬送と冊子排出の経路が共通である搬送部と、表紙シートのおもて表紙と裏表紙の離間、表紙シートのセンタリング、中頁シートの一定方向への積層、中頁シートの横方向整合、表紙シートと中頁シートの整合をおこなう横方向整合ユニットと、中頁シートの押し込みおよび縦方向の整合を行う縦方向整合アームと、表紙シートの背表紙内側面の接着剤上で中頁シートの積層を行い、表紙シートに中頁シートを接着し冊子を形成する積層製本部とを設けたものである。
また、第2の課題解決手段は、上記横方向整合ユニットを、表紙離間ガイド閉ガイド、表紙離間ガイド、表紙シート横方向整合板、中頁シート押さえ板、中頁シート積層ガイド、中頁シート横方向整合板、で構成したものである。
なお、本発明による製本装置に中頁シートを供給する供給元としては、画像記録装置であっても、そのほかの装置、例えば、枚葉ごとにシートを排出する装置であっても構わない。
本発明によれば、おもて表紙および裏表紙と背表紙からなる、U字型に予め折り曲げられ、背表紙のU字型内面側に接着剤が塗布された表紙シートを背表紙面を下にして表紙シート収容部に収容する。外部信号を受信、または、中頁シートの供給を検出すると、表紙シートの1つを積層製本部に供給する。積層製本部に供給された表紙シートは、横方向整合ユニットによりおもて表紙と裏表紙が離間された状態となり、表紙シートの背表紙内側面に貼付された接着剤上で供給された枚葉の中頁シートを積層し、必要な枚数の中頁シートを積層及び整合したのち、表紙シート背表紙面を一定時間加熱後冷却を行うことにより表紙シートと中頁シートを接着し、これにより形成された冊子を搬送部を通して排出する。
本発明による製本装置は、表紙シート収容部と積層製本部がほぼ水平にあり、さらに中頁シートの積層をおもて表紙と裏表紙が離間された表紙シートのなかで行うために特別に積層部を設ける必要がなく、その結果、装置の大きさを小さくすることができる。
また、外部より供給される中頁シートと、積層製本部によって形成された冊子とは、搬送経路を共通とすることが可能であり、本装置内部の搬送経路は簡略化される。
さらに、第2の課題解決手段による横方向整合ユニットは、表紙シートのおもて表紙と裏表紙の離間、表紙シートのセンタリング、中頁シートの一定方向への積層、中頁シートの横方向整合、表紙シートと中頁シートの整合を複雑な機構や駆動装置を用いることなく行うことができる。
以上の効果により、本発明による製本装置は簡素化かつ小型化され、中頁シートを外部から供給する、たとえば画像記録装置の前面に密着させて設置することができる。したがって、冊子を作成するための機器を設置する設置面積を小さくすることができ、たとえば、店頭におけるフォトブックのオンデマンド製作を可能とするものである。
本発明の一実施形態の製本装置1を簡略化して示す断面図である。 表紙シート7を簡略化して示す断面図である。 表紙シート収容部2の表紙シートサイズ調整機構を示す模式図である。 搬送部3の駆動系の構造を示す模式図である。 横方向整合ユニット43の左右方向の駆動機構を示す模式図である。 整合部431の表紙シート離間動作前の位置を示す模式図である。 整合部431の表紙シート離間動作における1番目の位置を示す模式図である。 整合部431の表紙シート離間動作における2番目の位置を示す模式図である。 整合部431の表紙シート離間動作における3番目の位置を示す模式図である。 整合部431の表紙シート離間動作終了時の位置を示す模式図である。 整合部431による表紙シート7のセンタリング動作を示す模式図である。 整合部431による中頁シート8の粗整合動作を示す模式図である。 整合部431による中頁シート8の整合動作を示す模式図である。 中頁シート8の搬送状態を示す模式図である。 縦方向整合アーム42による中頁シート8の搬送状態を示す模式図である。 縦方向整合アーム42による中頁シート8の整合状態を示す模式図である。 積層製本部4による加熱・接着状態を示す模式図である。 冷却機構45による冊子9の冷却状態を示す模式図である。 表紙シート収容部2の表紙シートさばきラッチ24の動作を示す模式図である。
以下、本発明による製本装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明による製本装置は、図1に示すように、表紙シート収容部2、搬送部3、積層製本部4、により構成される。表紙シート収容部2は、収容された表紙シート7を積層製本部側に押す表紙シート加圧機構23を含む。また、積層製本部4は、表紙シート上下ユニット41、縦方向整合アーム42、横方向整合ユニット43、背表紙を加熱する加熱部44及び冷却する冷却機構45を含む。中頁シート8は、外部の画像記録装置等から図1左側矢印の方向に供給され、表紙シート7に中頁シート束81が接着され製本された冊子9は、右側矢印の方向に排出される。
本発明による製本機で使用する表紙シート7は、図2に示すように、おもて表紙71および裏表紙72と背表紙73からなり、U字型に予め折り曲げられ、背表紙のU字型内面側に接着剤74が塗布されているものである。
また、表紙シート7、および中頁シート8については様々なサイズに対応が可能である。たとえば、おもて表紙71、裏表紙72および、中頁シート8は表1に示すサイズ1〜サイズ6に、また、背表紙73の幅は3mm〜10mmに対応可能である。
Figure 2014226930
表紙シート収容部2には同一サイズの表紙シート7を複数枚収容可能であり、背表紙73を下にして表紙シート7を収容する。表紙シート収容部上部に位置する搬送部3、排出トレー39などの上部構造は容易に開くことができ、表紙シート7の補充は工具なしに可能である。また、表紙シート収容部2は、表紙の高さに合わせてその上下位置を工具なしに調整することが可能である。
図3は表紙シート収容部2の高さ調整手段についての説明図である。まず、表紙シート収容部2の前面の表紙シートサイズ調整ノブ21を図3(a)の矢印Aの方向に引くことによりノブ固定溝22の水平方向溝と固定金具との勘合がはずれ、図3(b)の状態となる。その後、たとえば図3(c)の矢印Bの様に表紙シート収容部2を上方向に移動させ、表紙の大きさに合わせて設けられたノブ固定溝22の水平方向溝に嵌合させ、表紙シートサイズ調整ノブ21を離すと図3(d)の矢印Cの方向固定金具が動き、高さ方向の位置が固定される。
また、表紙シート収容部2の高さ調整手段は、たとえば、アクチュエータを使用した自動調整機構を用いても良い。
そのほか、表紙シート収容部2には、表紙シート7がなくなったことを検知する表紙シート有無センサ、作成した冊子9を排出する際に次の表紙シート7が一緒に排出されることを防ぐ表紙シートさばきラッチ24、が備わっている。
表紙シート加圧機構23のガイド部分は、加圧機構のレール部を4個のベアリングで挟み込んだ構造とすることで、高い剛性を保ちつつしゅう動抵抗を抑え、レール嵌合長さを短くしており、表紙収容部の水平方向の大きさを抑えている。
搬送部3は、搬送動力を発生する搬送モータ34、動力を伝達する動力伝達機構、中頁シート8及び作成した冊子9を搬送する搬送ローラ31、搬送中の中頁シート8にコルゲーションを与えるコルゲーションローラ347、中頁シート8及び作成した冊子9を搬送する経路を切り替える経路切替ガイド33を備える。
図4は搬送部3の動力伝達機構の模式図である。搬送クラッチ35はトルクリミッタであり、その入力側は歯車342に固定されており、出力側は搬送ローラ31軸に固定されている。また、搬送ブレーキ36は搬送クラッチ35より低いトルクに設定されたトルクリミッタであり、入力側がワンウェイクラッチ37に固定されており、出力側はフレームに固定されている。また、ローラ32は搬送ローラ31軸に固定されたプーリ344により駆動されている。
中頁シート供給時は、搬送モータ34による駆動力が歯車341、342および歯車341に固定された搬送クラッチ35を介し搬送ローラ31に伝えられ、さらにワンウェイクラッチ37はロック方向となり、搬送ブレーキ36が作動し、搬送ローラ31およびローラ32に伝達される搬送トルクは、(搬送クラッチ35の設定トルク)−(搬送ブレーキ36の設定トルク)となる。よって、搬送ブレーキ36の設定トルクを調整することで、外部の中頁シート8を供給する画像形成装置などの動作に影響を及ぼさない搬送力を設定することが可能となる。
さらに、搬送モータ34による駆動力は歯車341から歯車343にも伝達され、トルクリミッタ38を介して経路切替ガイド33を中頁シート供給位置方向へ移動させる。経路切替ガイド33は中頁シート供給位置においてフレームに設けられたストッパにつきあたり、停止する。
また、冊子排出時は、搬送モータ34による駆動力が歯車341、歯車342および歯車342に固定された搬送クラッチ35を介し搬送ローラ31に伝えられるが、ワンウェイクラッチ37がフリー方向となることにより搬送ブレーキ36によるブレーキは作用しないため、搬送ローラ31に働く搬送トルクは搬送クラッチ35の設定トルクとなり、中頁シート搬送時より大きくなる。
さらに、搬送モータ34による駆動力は歯車341から歯車343にも伝達され、トルクリミッタ38を介して経路切替ガイド33を冊子排出位置方向へ移動させる。経路切替ガイド33は冊子排出位置においてフレームに設けられたストッパにつきあたり、停止する。
以上の機構により、経路切替ガイド33の位置切替えにはソレノイド等のアクチュエータを必要としないシンプルな構造を実現した。
コルゲーションローラ347は図14に示すように搬送ローラ31から積層製本部4への搬送経路上に設けられ、中頁シート供給時には搬送経路上に突出し、搬送中の中頁シート8にコルゲーションを与え、冊子排出時には冊子先端により持ち上げられ、搬送経路上から退避し、冊子排出の妨げとならない構造である。
積層製本部4は、表紙シート上下ユニット41、縦方向整合アーム42、横方向整合ユニット43、加熱部44、冷却機構45及び表紙シート侵入防止ガイド46などから構成される。
表紙シート上下ユニット41は、表紙シート7の背表紙73を部分的に支持するアームを持ち、図示しないステップモータにより駆動され、上下に移動することができる。
縦方向整合アーム42は、図示しないステップモータにより駆動されるベルト423に取り付けられており、上下方向に移動し、さらに上側プーリに沿って移動することにより搬送経路から退避することができる。
横方向整合ユニット43は表紙離間ガイド436、表紙シート横方向整合板437、中頁シート押さえ板438、中頁シート積層ガイド439、中頁シート横方向整合板4310より構成される整合部431が備えられ、左右対称に配置される。横方向整合ユニット43は図示しないステップモータにより上下に移動可能であり、整合部431は駆動モータ434により対称関係を保ったまま左右に移動することが可能である。
図5は整合部431の左右方向の駆動機構を模式化した図である。左右の整合部431はラック432、ピニオン433で駆動され、左右の整合部431のセンター位置を基準に左右同じ距離駆動される構造を有している。
加熱部44は、内部にヒーターと温度測定素子を備え、2つ以上の設定温度を保持し、動作状況に応じて設定温度を切り替えることができる温度制御装置を備える。
冷却機構45は、冊子作成時に加熱された表紙シート7の背表紙73を冷却する。この冷却機構45は、たとえば、空冷ファンによる空冷方式や、ペルチェ素子などを用いた接触熱伝達冷却方式などの方式を用いることができる。
図18に示す表紙シート侵入防止ガイド46は、冊子排出時に表紙シート上下ユニット41が上昇したとき、表紙シート上下ユニット41の下部に次の表紙シート7が侵入することを防ぐ。
以下、具体的な実施例ついて、図面を参照しながら順を追って説明する。
操作者は、表紙シート7の高さに合わせ、図3に示す方法で表紙シート収容部2の上下位置を調整し、表紙シート7を表紙シート収容部2に背表紙73を下にして収容し、表紙シート加圧機構23により加圧する。このとき、表紙シート7は表紙シート上下ユニット41側に寄せられる。
表紙シート収容部上部の構造を閉じると、積層製本部4の加熱部44の設定温度は待機温度に設定され、加熱部44の予熱が開始され、製本装置1は待機状態となる。
外部から信号が入力されるか、中頁シート8が供給されたことを検出すると、製本装置1は製本動作を開始する。
まず、図5に示す搬送部動力伝達機構の搬送モータ34を中頁シート供給方向へ駆動する。このとき、経路切替ガイド33は、トルクリミッタ38を介して供給側に移動し、フレームに設けられたストッパにつきあたり供給側位置に固定される。搬送ローラ31には搬送クラッチ35を介して動力が伝達されるが、同軸上に設けられたワンウェイクラッチ37が接続され、搬送ブレーキ36が動作するため、搬送力は搬送ブレーキ36により消費されるトルクの分低いものとなる。このため、例えば中頁シート供給元が画像記録装置である場合、中頁シート8を引き出す力によって画像記録に影響を与えることはない。
また、加熱部44の設定温度を製本時温度に設定する。加熱部44の温度制御は、装置起動とともに設定される待機時設定温度と、製本動作開始時に設定される製本時設定温度の2つの設定値を設定可能としている。待機時設定温度を室温よりも高く設定することにより、接着時に加熱部44を製本時設定温度まで昇温させる時間を短縮することができる。また、待機時設定温度を製本時設定温度より低く設定することにより、製本機内の空気の対流などにより無駄に消費されるエネルギを低減することが可能となる。
さらに、各設定温度になるまでの時間短縮とオーバーシュートによる不要な温度上昇を抑えるため、加熱部44の温度制御は、たとえば設定温度から10℃低い温度に到達するまでは常にヒーターに通電し、設定温度から10℃低い温度を超えた後はPID制御に推移することを可能としている。
また、図1に示す表紙シート上下ユニット41をわずかに上方向に移動させ、これから製本を行う表紙シート7を分離し、積層製本位置に移動させる。
次に、積層製本部4の横方向整合ユニット43の動作により、表紙シート7のおもて表紙71と裏表紙72を離間させる。図6〜10は表紙シート7のおもて表紙71および裏表紙72の離間動作についての説明図である。まず、図6の状態において、横方向整合ユニット43を下方向に移動し、表紙シート収容部2に固定された表紙離間ガイド閉ガイド435の間に移動させると図7の状態となる。次に左右の整合部431を中心方向に移動させると図8の状態となる。このとき、表紙離間ガイド436がたわみ、先端が閉じた状態となる。次に、整合部431を表紙シート7の中心に向かいさらに移動させると、表紙離間ガイド436の先端が、たわみにより閉じたまま表紙シート7の背表紙上側空間75に挿入され、図9の状態となる。次に、横方向整合ユニット43をわずかに上方に移動させることで整合部431が表紙離間ガイド閉ガイド435よりはずれ、図10に示すように表紙離間ガイド436の先端が開き、表紙シート7のおもて表紙71と裏表紙72の間が離れ、中頁シート8を挿入する空間がつくられる。
次に、横方向整合ユニット43の整合部431をさらに中心方向に移動させ、表紙シート7のセンタリングを行う。図11は表紙シート7のセンタリング動作を説明する模式図である。整合部431を、表紙シート7に表紙シート横方向整合板437が接触するまで押し込むことで左右の整合部431の中心基準で表紙シート7をセンタリングさせる。表紙シート7のセンタリング動作後、整合部431をわずかに外側方向の中頁シート供給位置へ移動させる。
次に、横方向整合ユニット43を、表紙上端側の積層整合位置へ移動させる。
搬送ローラ31により搬送されている中頁シート8は、図14に示すように、搬送経路途中に設けられたコルゲーションローラ347により縦方向のたわみを付与されることにより、中頁シート8の搬送方向の剛性が上がり、すでに挿入されている中頁シート8と中頁シート押さえ板438の間に、曲がったり折れたりすることなく積層することができる。
供給された中頁シート8は中頁シート押さえ板438により中頁シート積層ガイド439上に順次挿入される。また、所定枚数の中頁シート8が挿入される際、中頁シート押さえ板438により必ず図14の矢印Dの方向に積層され、順序が入れ替わることがない。
次に、中頁シート8が表紙シート7の接着剤74に接触する前に、横方向整合ユニット43の整合部431を中心側へ移動し、粗整合を行う。図12は、中頁シート8を横方向に粗整合させる際の横方向整合ユニット43の動作を示す模式図である。表紙シート7の背表紙73の裏側には、図2に示すように、たとえば熱可塑性樹脂で構成された接着剤74が貼付されている。この接着剤74に中頁シート8が接触すると、中頁シート8と接着剤74の摩擦係数が比較的大きいために中頁シート8の動きが阻害され、横方向整合の精度が悪くなる。このため、中頁シート8の先端が表紙シート7上の接着剤74に到達する前に、中頁シート横方向整合板4310を中頁シート8の幅よりわずかに外側の位置に移動させ、中頁シート8の横方向の粗整合を行う。
中頁シート8の後端が搬送ローラ31を抜けたあとは、縦方向整合アーム42で中頁シート8を押し込む。図15は縦方向整合アーム42による中頁シート8の搬送状態の模式図である。ローラ32、経路切替ガイド33、搬送ローラ31により搬送された中頁シート8は、搬送ローラ31より中頁シート8後端が外れた後、プーリ421、422により駆動されるベルト423に取り付けられた縦方向整合アーム42により積層製本部4の奥へと搬送される。
さらに、縦方向整合アーム42で中頁シート8の縦方向整合を行う。図16は中頁シート8を縦方向に整合させる際の模式図である。表紙シート7に挿入した中頁シート8を、縦方向整合アーム42により背表紙73裏側の接着剤74に圧着させ整合する。縦方向整合動作は複数回繰り返して行っても良い。
次に、中頁シート8及び表紙シート7の横方向整合を行う。図13は中頁シート8を横方向に整合する際の横方向整合ユニット43の模式図である。縦方向整合アーム42により縦方向の整合が行われた後、図13に示すように整合部431を中頁シート幅に合わせて中央側に移動させ、中頁シート横方向整合板4310により中頁シート8の横方向の整合を行う。さらに表紙シート横方向整合板437により中頁シート8と表紙シート7の整合を同時に行う。
この時、たとえば、中頁シート8と接着剤74の摩擦力の為、一回の整合動作では整合できないことがあるので、横方向の整合動作を複数回繰り返して行っても良い。
また、たとえば静電気の影響により、一回の縦方向整合動作では中頁シート8の縦方向整合が不十分なことがあるので、再度、縦方向整合アーム42により背表紙73内側の接着剤74に中頁シート8を圧着する整合動作を繰り返し行う。
縦方向整合アーム42は、縦方向整合動作の際、中頁シート8のみを整合する形状であり、また、整合部431の表紙離間ガイド436により表紙シート収容部2に収容されている表紙シート7と接触しないような構造となっている。
次に、縦方向整合アーム42を搬送経路から退避させ、横方向整合ユニット43を中頁シート供給位置に移動する。
以上の動作を所定の枚数反復し、中頁シート8を順次積層する。所定の枚数反復した後の複数の中頁シート8の集合体を中頁シート束81とする。
この様に、本発明による製本装置1では、横方向整合ユニット43の動作によって表紙シート7のセンタリング、おもて表紙71と裏表紙72の離間、中頁シート8の一定方向への積層、中頁シート8の横方向の整合、表紙シート7と中頁シート8の整合を行うことができる。そのため、従来技術では必要であった、中頁シート束81を表紙シート7まで搬送する機構が不要であり、構造を簡素化することができる。
また、本発明による製本装置1では、左右の整合部431の横方向送り距離を設定された表紙の大きさに合わせて調整することにより、様々な幅の冊子に対応することが可能である。
次に、縦方向整合アーム42で表紙シート7と中頁シート束81を圧着した状態を維持し、同時に表紙シート横方向整合板437および、中頁シート横方向整合板4310で表紙シート7と中頁シート束81の横方向位置を拘束した状態を維持し、縦方向整合アーム42と横方向整合ユニット43と表紙シート上下ユニット41を同期させた状態で鉛直下方に移動し、加熱部44に背表紙73を密着させ、背表紙内側に貼付されている接着剤74を軟化させ中頁シート束81を表紙シート7に接着する。図17は表紙シート7へ中頁シート束81を接着している状態を示す模式図である。
図17に示す接着工程において、背表紙73が加熱され、接着剤74が軟化している間に縦方向整合アーム42を繰り返し上下させ、中頁シート束81を接着剤74へ押し込むことにより、中頁シート束81と接着剤74を十分に密着させ、接着力を高める。
図18は表紙シート7へ中頁シート束81を接着した後、軟化した接着剤74を固化させるため、冊子9を冷却している状態を示す模式図である。設定した時間、背表紙73を加熱した後、縦方向整合アーム42と表紙シート上下ユニット41とで表紙シート7と中頁シート束81を圧着した状態を保ち、縦方向整合アーム42と横方向整合ユニット43と表紙シート上下ユニット41を同期させた状態で加熱部44から冷却位置に移動し、冷却機構45で背表紙73を設定された時間冷却し、接着剤74を固化させ、表紙シート7への中頁シート束81の接着を完了する。
接着が完了した冊子9は、表紙シート上下ユニット41により搬送ローラ31まで搬送され、その後搬送ローラ31にて排出される。その際、中頁シート搬送時より大きな搬送力が必要とされる。
図4は搬送部3の動力伝達機構の模式図である。冊子排出時、搬送モータ34による駆動力は歯車341から歯車343に伝達され、トルクリミッタ38を介して経路切替ガイド33を冊子排出位置方向へ移動させる。経路切替ガイド33は冊子排出位置においてフレームに設けられたストッパにつきあたり、停止する。
さらに、搬送モータ34による駆動力が歯車341、歯車342および歯車342に固定された搬送クラッチ35を介し搬送ローラ31に伝えられるが、ワンウェイクラッチ37がフリー方向となることにより搬送ブレーキ36によるブレーキは作用しないため、搬送ローラ31に働く搬送トルクは搬送クラッチ35の設定トルクとなり、中頁シート搬送時より大きくなり、中頁シート搬送時と冊子排出時で異なる搬送力を設定することが可能な機構を実現した。
表紙シート上下ユニット41は、表紙シート収容部2下面より上昇した際に、表紙シート収容部2に保持されている、次回製本時に供給される表紙シート7が表紙シート上下ユニット41の下側にはみ出ないようにするための表紙シート侵入防止ガイド46を有する。
たとえば、表紙シート侵入防止ガイド46はスライド式であり、表紙シート上下ユニット41の加熱位置から排出位置までの移動距離より全長を短くすることで、装置の鉛直方向の小型化に寄与する。
また、冊子9を排出する際の経路と中頁シート8供給時の経路とを、積層製本部4から搬送ローラ31までの間について共通とすることで、構造を簡素化し装置の小型化が可能であり、かつ中頁シート8を供給する、たとえば画像形成装置の中頁シート排出面に製本装置1を密着させて取り付けることが可能となる。
図19は表紙シートさばきラッチ24を説明する模式図である。待機期中の表紙シート7の接着剤74の上方近傍に表紙シートさばきラッチ24が表紙シートさばきラッチ加圧ばね25により加圧されせり出している。表紙シートさばきラッチ24により、表紙シート上下ユニット41が上昇する際、表紙シート加圧機構23により矢印の方向に加圧されている表紙シート7が、排出される冊子9との摩擦力で一緒に上昇することを防止する。冊子9排出後に表紙シート上下ユニット41が降下すると、表紙シート加圧機構23により加圧された表紙シート7は表紙シートさばきラッチ加圧ばね25の加圧力に打ち勝ち、表紙シート上下ユニット41に1つの表紙シート7が装填される。
また、表紙シートさばきラッチ24に、表紙シート7の加圧方向へのブレーキ機能を持たせ、アクチュエータで制御することで、表紙シート侵入防止ガイド46の代わりに、次回製本動作時に供給される表紙シート7が表紙シート上下ユニット41の下側にはみ出ない様にする機能を追加することができる。
また、経路切替ガイド33を排紙ポジションに図示しない排紙ソレノイドにて固定し、縦方向整合アーム42を中頁シート排出ポジションにすることで、外部の画像形成装置などから供給される中頁シート8を積層製本部4に供給することなく排出トレー39に排出することができる。これにより、たとえば、外部の画像形成装置で印画された中頁シート8を製本する必要がない場合や、外部の画像形成装置側でエラーが発生した場合のリカバリー動作として排出された未印画の中頁シート8を、製本装置1から積層製本部4に供給することなく排出することができる。
1 製本装置
2 表紙シート収容部
3 搬送部
4 積層製本部
7 表紙シート
8 中頁シート
9 冊子
21 表紙シートサイズ調整ノブ
22 ノブ固定溝
23 表紙シート加圧機構
24 表紙シートさばきラッチ
31 搬送ローラ
33 経路切替ガイド
34 駆動モータ
35 搬送クラッチ
36 搬送ブレーキ
37 ワンウェイクラッチ
38 トルクリミッタ
39 排出トレー
41 表紙シート上下ユニット
42 縦方向整合アーム
43 横方向整合ユニット
44 加熱部
45 冷却機構
46 表紙シート侵入防止ガイド
347 コルゲーションローラ
431 整合部

Claims (3)

  1. おもて表紙および裏表紙と背表紙からなるU字型に予め折り曲げられ、背表紙のU字型内面側に接着剤が塗布された表紙シートを収容する表紙シート収容部と、外部から供給される中頁シートを積層製本部に搬送し、また、積層製本部で表紙シートに中頁シートが接着され作製された冊子を製本装置から排出し、中頁シートの搬送と冊子排出の経路が共通である搬送部と、表紙シートのおもて表紙と裏表紙の離間、表紙シートのセンタリング、中頁シートの一定方向への積層、中頁シートの横方向整合、表紙シートと中頁シートの整合をおこなう横方向整合ユニットと、中頁シートの押し込みおよび縦方向の整合を行う縦方向整合アームと、表紙シートの背表紙内側面の接着剤上で中頁シートの積層を行い、表紙シートに中頁シートを接着し冊子を形成する積層製本部とを含むことを特徴とする製本装置。
  2. 様々なサイズの製本に対応することができる請求項1に記載の製本装置。
  3. 表紙離間ガイド閉ガイド、表紙離間ガイド、表紙シート横方向整合板、中頁シート押さえ板、中頁シート積層ガイド、中頁シート横方向整合板、で構成された請求項1に記載の横方向整合ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108312733A (zh) * 2018-03-26 2018-07-24 西南交通大学 一种重型订书机

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