JP2014226708A - アーク溶接制御方法およびアーク溶接装置 - Google Patents

アーク溶接制御方法およびアーク溶接装置 Download PDF

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海斗 松井
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Abstract

【課題】ワイヤ送給速度の正送と逆送とを周期的に繰り返すことで、短絡状態またはアーク状態を周期的に発生させて安定したアーク溶接を行うことができる。しかし、ワイヤ送給速度が逆送側のピーク値を越えた時点から正送側のピーク値に達するまでのアーク期間に、溶接ワイヤと被溶接物との短絡を検出しても、ワイヤ送給は加速したままなので、微小な短絡からより大きな短絡になり、スパッタ発生率を高めていた。
【解決手段】アーク期間中に溶接ワイヤと被溶接物との短絡を検出すると、周期的な変化を中止して、ワイヤ送給速度を、所定期間の間、周期的な変化によるワイヤ送給速度の場合よりも低いワイヤ送給速度となるように制御することで、溶接ワイヤが被溶接物に突っ込むことがなく、大きな短絡を誘発することがないため、スパッタの発生を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、消耗電極である溶接ワイヤを送給しながら短絡状態とアーク状態とを交互に発生させて溶接を行うアーク溶接制御方法およびアーク溶接装置に関する。
溶接作業工程でのロス工程であるスパッタ除去工程を少なくするため、スパッタ低減を目的として、設定電流に応じた溶接ワイヤ送給速度を平均送給速度とし、所定の周波数と所定の速度振幅で溶接ワイヤの正送と逆送とを周期的に繰り返し、短絡状態とアーク状態とを発生させて溶接を行う消耗電極式のアーク溶接制御方法が従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
図7は、従来のアーク溶接制御方法における、ワイヤ送給速度と溶接電圧と溶接電流の時間的な変化である時間波形を示す図である。
例えば、消耗電極である溶接ワイヤを送給しながら短絡状態とアーク状態とを交互に発生させて溶接を行うアーク溶接制御方法に関し、下記の方法が知られている。
図7に示すように、従来のアーク溶接制御方法では、所定の周波数Fと所定の速度振幅AVで基本波形である正弦波状に正送と逆送とを周期的に繰り返すワイヤ送給制御を行っている。所定の周波数Fの逆数である周期Tは、短絡期間Tsとアーク期間Taとの和で表される。正送側のピーク時PPでは、P1周辺で短絡が発生し、逆送側のピーク時NPでは、P2周辺でアークが発生することになる。また、P2の後の正送のピーク時PPに、P3周辺で次の短絡が発生する。すなわち、短絡状態またはアーク状態の発生は、基本的に、ワイヤ送給速度の正送と逆送とを周期的に繰り返すワイヤ送給制御に依存するものである。
このように、ワイヤ送給速度の正送と逆送とを周期的に繰り返すことで、短絡状態またはアーク状態を周期的に発生させ、安定したアーク溶接を行うことができるものである。
また、図8に示すように、ワイヤ送給制御は、正弦波だけでなく、所定の周波数Fと所定の速度振幅AVからなる台形波にて行ってもよい。
国際公開第2011/013321号
上述した特許文献1に示す従来のアーク溶接制御方法においては、ワイヤ送給速度が逆送側のピークから正送側のピークまで加速しているアーク期間中に微小な短絡が起きた場合でも、ワイヤ送給は加速したままである。そして、微小な短絡が起きた状態で所定のワイヤ送給を継続すると、さらに大きな短絡を引き起こすことがある。従って、微小な短絡からより大きな短絡になり、スパッタの発生率が高まるといった課題を有していた。
上記課題を解決するために、本発明のアーク溶接制御方法は、溶接用ワイヤの送給を、溶接対象物の方向に行う正送と前記正送とは逆方向に行う逆送とに、所定の周期と所定の振幅で周期的に変化させたワイヤ送給速度で溶接を行うアーク溶接制御方法であって、前記ワイヤ送給速度が逆送側のピーク値を越えた時点から正送側のピーク値に達するまでの間に、前記溶接用ワイヤと前記溶接対象物との短絡を検出すると、前記周期的な変化を中止して、前記ワイヤ送給速度を、所定期間の間、前記周期的な変化によるワイヤ送給速度の場合よりも低いワイヤ送給速度となるように制御するものである。
また、本発明のアーク溶接制御方法は、上記に加えて、ワイヤ送給速度が逆送側のピーク値を越えた時点から正送側のピーク値に達するまでの間に、溶接用ワイヤと溶接対象物との短絡を検出すると、周期的な変化を中止して、前記ワイヤ送給速度を、所定期間の間、前記短絡を検出した時点のワイヤ送給速度に一定制御するものである。
また、本発明のアーク溶接制御方法は、上記に加えて、ワイヤ送給速度が逆送側のピーク値を越えた時点から正送側のピーク値に達するまでの間に、溶接用ワイヤと溶接対象物との短絡を検出すると、周期的な変化を中止して、前記ワイヤ送給速度を、所定期間の間、前記周期的な変化によるワイヤ送給速度の場合よりもワイヤ送給速度の増加傾きが緩やかになるように制御するものである。
また、本発明のアーク溶接制御方法は、上記に加えて、周期的な変化を中止してから所定期間が経過すると、ワイヤ送給速度の周期的な変化を再開するものである。
また、本発明のアーク溶接制御方法は、上記に加えて、所定期間を、短絡を検出した時点から短絡の開放を検出した時点までの期間としたものである。
また、本発明のアーク溶接制御方法は、上記に加えて、ワイヤ送給速度の周期的な変化を、正弦波状または台形波状の変化としたものである。
また、本発明のアーク溶接装置は、溶接用ワイヤと被溶接物との間でアーク状態と短絡状態とを繰り返して溶接を行うアーク溶接装置であって、溶接出力を制御するスイッチング部と、溶接電圧を検出する溶接電圧検出部と、設定電流を設定するための溶接条件設定部と、前記溶接電圧検出部の出力に基づいて前記短絡状態か前記アーク状態かを検出する短絡/アーク検出部と、前記設定電流とワイヤ送給速度の平均送給速度と前記ワイヤ送給速度の周波数と前記ワイヤ送給速度の振幅とを対応付けて記憶する記憶部と、前記溶接条件設定部で設定された前記設定電流に基づいて前記記憶部から前記ワイヤ送給速度の平均送給速度と前記ワイヤ送給速度の周期と前記ワイヤ送給速度の振幅とを決定するワイヤ送給速度決定部と、前記短絡/アーク検出部の出力と前記ワイヤ送給速度決定部の出力とを入力して前記ワイヤ送給速度を正送と逆送とに周期的に変化させて制御するワイヤ送給速度制御部とを備え、前記ワイヤ送給速度制御部は、前記ワイヤ送給速度が逆送側のピーク値を越えた時点から正送側のピーク値に達するまでの間に、前記溶接用ワイヤと前記溶接対象物との短絡を検出すると、前記周期的な変化を中止して、前記ワイヤ送給速度を、所定期間の間、前記周期的な変化によるワイヤ送給速度の場合よりも低いワイヤ送給速度となるように制御するものである。
以上のように、本発明によれば、ワイヤ送給速度が逆送側のピーク値を越えた時点から正送側のピーク値に達するまでの間のアーク期間中に、溶接用ワイヤと溶接対象物との短絡を検出すると、周期的な変化を中止して、前記ワイヤ送給速度を、所定期間の間、前記周期的な変化による送給速度の場合よりも低い送給速度となるように制御する。これにより、アーク期間中に発生する短絡によるスパッタの発生量を抑制することができる。
本発明の実施の形態1におけるワイヤ送給速度と溶接電圧の時間波形を示す図 本発明の実施の形態1におけるワイヤ送給速度と溶接電圧の時間波形を示す図 本発明の実施の形態1におけるアーク溶接装置の概略構成を示す図 本発明の実施の形態2におけるワイヤ送給速度と溶接電圧の時間波形を示す図 本発明の実施の形態2におけるワイヤ送給速度と溶接電圧の時間波形を示す図 本発明の実施の形態2におけるアーク溶接装置の概略構成を示す図 従来のワイヤ送給速度と溶接電圧と溶接電流の時間波形を示す図 従来のワイヤ送給速度と溶接電圧と溶接電流の時間波形を示す図
以下、本発明の実施の形態について、図1から図6を用いて説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態について、図1から図3を用いて説明する。図1は、本実施の形態1におけるワイヤ送給速度と溶接電圧の時間波形を示しており、アーク期間中に短絡を検出した際に、ワイヤ送給速度を、所定期間の間、周期的な変化による送給速度よりも低い送給速度となるように制御している状態を示す図である。図2は、本実施の形態におけるワイヤ送給速度と溶接電圧の時間波形を示しており、アーク期間中に短絡を検出した際に、ワイヤ送給速度を、所定期間の間、短絡を検出した時点のワイヤ送給速度に一定制御している状態を示す図である。図3は、本実施の形態におけるアーク溶接装置の概略構成を示す図である。
図1及び図2では、所定の周波数Fと所定の速度振幅AVで、基本波形である正弦波状に、正送と逆送とを周期的に繰り返すワイヤ送給制御を行っている。周波数Fの逆数である周期Tは、時刻t1から時刻t2までのアーク期間Taと、時刻t2から時刻t3までの短絡期間Tsとの和で表される。
逆送側のピーク時NPでは、時刻t1周辺でアークが発生し、正送側のピーク時PPでは、時刻t2周辺でワイヤ先端に形成された溶滴と母材とが接触する短絡が発生することになる。また、時刻t3周辺でワイヤ先端の溶滴のくびれが離れ、短絡が開放し、アークが再発生する。
時刻t1から時刻t3までを一周期とし、これを繰り返して溶接を行うものであり、短絡状態及びアーク状態の発生は、基本的に、ワイヤ送給速度の正送と逆送とを周期的に繰り返すワイヤ送給制御に依存するものである。
次に、本実施の形態のアーク溶接制御を行うアーク溶接装置について、図3を用いて説明する。図3に示すように、本実施の形態のアーク溶接装置は、消耗電極である溶接ワイヤ19と被溶接物18との間でアーク状態と短絡状態とを繰り返して溶接を行うアーク溶接装置である。
アーク溶接装置17は、アーク溶接装置17の外部にある入力電源1から入力した入力電圧を整流する一次側整流部3と、溶接に適した出力に制御するスイッチング部4と、入力電圧を溶接に適した出力に絶縁して変換する主変圧器2と、主変圧器2の出力を整流する二次側整流部6と、二次側整流部6の出力を溶接に適した電流に平滑するリアクトル5と、溶接電流を検出する溶接電流検出部7と、溶接電圧を検出する溶接電圧検出部8と、溶接電圧検出部8の出力である溶接電圧検出信号により溶接状態が溶接ワイヤ19と被溶接物18とが接触して短絡している短絡状態であるのか短絡が開放して溶接アーク20が発生しているアーク状態であるのかを判定する短絡/アーク検出部9と、スイッチング部4に制御信号を出力して溶接出力を制御する出力制御部10と、溶接ワイヤ19の送給速度を制御するワイヤ送給速度制御部12と、設定電流とワイヤ送給速度の平均送給速度とワイヤ送給速度の周波数とワイヤ送給速度の振幅を対応付けた式あるいはテーブルを記憶する記憶部13と、溶接条件を設定するための溶接条件設定部11で設定された設定電流に基づいて記憶部13からワイヤ送給速度の平均送給速度を決定するワイヤ送給速度決定部14と、設定電流に基づいて溶接ワイヤ19を正送と逆送の方向に周期的に繰り返し送給制御するための周波数Fを決定する周波数基本設定部15と、設定電流に基づいて溶接ワイヤ19を正送と逆送の方向に周期的に繰り返し送給制御するための速度振幅AVを決定する速度振幅基本設定部16と、ワイヤ送給速度制御部12からの信号を受けて溶接ワイヤ19を送給するワイヤ送給部22を備えている。
以上のように構成された消耗電極式のアーク溶接装置17について、図1から図3を用いてその動作を説明する。図3に示すように、入力電源1からの電力は、一次側整流部3で整流され、スイッチング部4により例えば交流電圧に変換される。この交流電圧は、主変圧器2により降圧され、二次側整流部6およびインダクタであるリアクトル5により整流される。そして、直流電圧は、溶接チップ21を通る溶接ワイヤ19と被溶接物18との間に印加され、溶接ワイヤ19と被溶接物18との間で溶接アーク20が発生する。
図1のワイヤ送給は、周波数基本設定部15及び速度振幅基本設定部16から決定される、設定電流に応じた周波数F及び速度振幅AVからなる、周期的に正弦波状に正送と逆送とを繰り返すワイヤ送給制御である。
図1において、時刻t1から時刻t2までのアーク期間Ta中の、時刻t4から時刻t5の期間に短絡が発生した場合について考える。なお、ワイヤ送給速度は、逆送側のピーク時NPが最も遅く、正送側のピーク時PPが最も速いものとして説明する。
アーク期間Taでは、ワイヤ送給速度は、逆送側のピーク時NPから正送側のピーク時PPに向かうため、加速中である。なお、図1のワイヤ送給速度において、時刻t4から時刻t3までの点線で表された部分は、従来のワイヤ送給速度(ワイヤ送給波形)を示している。すなわち、短絡の発生の有無に関わらず、所定の周波数と所定の振幅である周波数Fと速度振幅AVにより周期的に正弦波状に送給する場合のワイヤ送給速度である。なお、本実施の形態においても、後述するようなアーク期間Taに短絡が発生しない場合には、従来のワイヤ送給速度と同様、周波数Fと速度振幅AVによる周期的な正弦波状の送給を行う。
しかし、本実施の形態では、アーク期間Taにおいて短絡が発生した場合には、図1のワイヤ送給速度の時刻t4から時刻t3までの実線で表された部分のように、ワイヤ送給速度(ワイヤ送給波形)を制御する。
以下に、従来のワイヤ送給速度(ワイヤ送給波形)と本実施の形態のワイヤ送給速度(ワイヤ送給波形)について説明する。
図1において、アーク期間Ta中の時刻t4で短絡が発生した場合、短絡/アーク検出部9は、溶接電圧検出部8の出力である溶接電圧検出信号に基づいて、溶接状態が短絡状態であると判定する。しかし、従来のワイヤ送給速度では、溶接状態に関わらず、周期的な送給が行われる。従って、従来のワイヤ送給速度では、ワイヤの送給は、NP時の送給速度からPP時の送給速度に向けて、所定の周波数と所定の振幅である周波数Fと速度振幅AVで加速し続けたままである。
ここで、アーク期間Ta中に短絡が発生する原因としては、溶接ワイヤ19を溶融するための熱量が足りず、溶融しきれなかった溶接ワイヤ19が被溶接物18に突っ込み、短絡が発生するということが考えられる。そのため、短絡が発生した際に、ワイヤ送給速度が、所定の周波数と所定の振幅である周波数Fと速度振幅AVで加速したままであると、さらに溶接ワイヤ19が被溶接物18に突っ込み、より大きな短絡の発生につながる場合がある。
そこで、本実施の形態1では、アーク期間Ta中の時刻t4において短絡が発生した場合、ワイヤ送給速度の周波数Fと速度振幅AVに基づく周期的な変化を中止し、ワイヤ送給速度を、所定期間の間、周波数Fと速度振幅AVによる周期的な変化によるワイヤ送給速度よりも低いワイヤ送給速度となるように、ワイヤ送給速度を制御している。具体的には、ワイヤ送給速度の増加傾き(単位時間当たりの増加量)が、周期的なワイヤ送給速度の場合よりも緩やかになるように制御している。
このような制御を行うことで、時刻t4で短絡が発生した場合、周波数Fと速度振幅AVによる周期的な変化の場合と比べ、ワイヤ送給速度が低下する。従って、被溶接物18への溶接ワイヤ19の突っ込みが抑えられ、さらなる短絡の誘発を抑えることができる。
その後、時刻t5で短絡が開放し、溶接電圧検出部8の出力である溶接電圧検出信号により溶接状態がアーク状態であると短絡/アーク検出部9で判定されると、予め設定されている周波数F及び速度振幅AVからなるワイヤ送給速度の周期的な変化を再開する。
そして、時刻t5以降は、アーク期間Ta中に短絡が発生しない限りは、周期的な変化によるワイヤ送給速度で溶接ワイヤ19の送給を制御する。
なお、図1では、アーク期間Ta中に短絡が発生したことを検出すると、ワイヤ送給速度の増加傾き(単位時間当たりの増加量)が、周期的なワイヤ送給速度の場合よりも緩やかになるように制御する例を示している。しかし、図2に示すように、アーク期間Ta中に短絡が発生したことを検出すると、短絡を検出した時点のワイヤ送給速度で一定に制御するようにしてもよい。なお、例えば180A程度までの低電流の場合はワイヤ送給速度の増加傾きを制御する方が適しており、例えば180Aを超える高電流の場合はワイヤ送給速度を一定に制御する方が適している。
また、上記では、短絡が発生してから短絡が開放するまでの期間の間、ワイヤ送給速度を、周期的なワイヤ送給速度よりも低くする例について説明した。しかし、短絡が発生してから予め決めた所定時間の間、ワイヤ送給速度を、周期的なワイヤ送給速度よりも低くするようにしてもよい。そして、この場合の所定時間は、例えば実験等に基づいて算出したものであり、アーク期間Taで発生する短絡の時間を目安に、例えば100〜300μsecの値に設定すればよい。
以上のように、本実施の形態のアーク溶接制御方法およびアーク溶接装置17によれば、アーク期間Taにおいて短絡が発生しない場合には周期的なワイヤ送給速度で溶接ワイヤ19の送給を行い、アーク期間Taにおいて短絡を検出すると、ワイヤ送給速度の周期的な変化を中止して、ワイヤ送給速度を、所定期間の間、周期的な変化によるワイヤ送給速度よりも低いワイヤ送給速度となるように制御する。これにより、被溶接物18への溶接ワイヤ19の突っ込みが抑えられ、さらなる短絡の誘発を抑えることができ、基本として周期的なワイヤ送給速度で溶接ワイヤ19を送給するアーク溶接制御方法やアーク溶接装置17においても、スパッタの発生を低減することができる。
なお、本実施の形態において、正送側のピーク時PPで起こる正規の短絡発生と、微小短絡とを区別するため、例えば、逆送側のピーク値を越えた時点から正送側のピーク値に達するまでの間で、ワイヤ送給速度が速度振幅AVの80%以上であれば、短絡が発生しても、ワイヤ送給速度を、所定期間の間、周期的な変化によるワイヤ送給速度の場合よりも低いワイヤ送給速度となるように制御することは行わないようにしても良い。
また、本実施の形態では、ワイヤ送給速度が逆送側のピーク値を越えた時点から正送側のピーク値に達するまでの間に、溶接用ワイヤと前記溶接対象物との短絡を検出すると、周期的な変化を中止して、ワイヤ送給速度を、所定期間の間、短絡を検出した時点のワイヤ送給速度に一定制御する、あるいは、周期的な変化によるワイヤ送給速度の場合よりもワイヤ送給速度の増加傾きが緩やかになるように制御する例について説明した。しかし、短絡を検出した時点のワイヤ送給速度よりも低いワイヤ送給速度になるように制御しても良い。
(実施の形態2)
本実施の形態において、実施の形態1と同様の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。本実施の形態について、図4から図6を用いて説明する。
図4は、本実施の形態におけるワイヤ送給速度と溶接電圧の時間波形を示しており、アーク期間中に短絡を検出した際に、ワイヤ送給速度を、所定期間の間、周期的な変化による送給速度の場合よりも低い送給速度となるように制御している状態を示す図である。図5は、本実施の形態におけるワイヤ送給速度と溶接電圧の時間波形を示しており、アーク期間中に短絡を検出した際に、ワイヤ送給速度を、所定期間の間、短絡を検出した時点のワイヤ送給速度に一定制御している状態を示す図である。図6は、本実施の形態におけるアーク溶接装置の概略構成を示す図である。
実施の形態1と異なる主な点は、基本となる周期的なワイヤ送給速度の波形形状である。実施の形態1では、図1や図2に示すように、ワイヤ送給速度が、正弦波状に、正送と逆送とを周期的に繰り返すように制御される例を示した。しかし、本実施の形態では、図4や図5に示すように、ワイヤ送給速度が、台形波状に、正送と逆送とを周期的に繰り返すように制御される例を示している。
また、アーク溶接装置17の構成も一部異なる。実施の形態1の図3に示すアーク溶接装置17と異なる点は、図6に示すように、ピーク時間基本設定部23とピーク立上り/立下り基本設定部24を備えている点である。そして、設定電流に基づいて、ピーク時間基本設定部23において、台形波状のワイヤ送給制御のピーク時間Tp、ピーク立上り/立下り基本設定部24において、立ち上がり時間Tr及び立ち下がり時間Tfを決定するようにしている。なお、ピーク時間Tpは、正送側と逆送側とで同じ時間とする。
以上のように構成された本実施の形態のアーク溶接装置17について、図4から図6を用いてその動作を説明する。
図4のワイヤ送給は、周波数基本設定部15及び速度振幅基本設定部16から決定される、設定電流に応じた周波数F及び速度振幅AVからなる、周期的に台形波状に正送と逆送とを繰り返すワイヤ送給制御である。なお、ワイヤ送給が所定の周波数Fと所定の速度振幅AVで正送と逆送を周期的に繰り返す制御であれば、このような台形波状であっても、正弦波状と同様の性能を実現することができる。
台形波状の送給制御が、正弦波状の送給制御と異なる点は、台形波状のピーク時間Tp、立ち上がり時間Tr及び立ち下がり時間Tfを設定電流毎に適した値に設定できることである。設定電流毎に適したパラメータを調整できる数が増えることで、被溶接物18と溶接ワイヤ19の先端との距離を所定の距離に確保し易くなる。
図4のワイヤ送給速度において、時刻t4から時刻t3までの期間の点線で表された部分は、従来のワイヤ送給速度(ワイヤ送給波形)である。すなわち、短絡の発生の有無に関わらず、所定の周波数と所定の振幅である周波数Fと速度振幅AVにより周期的に台形波状に送給する場合のワイヤ送給速度である。なお、本実施の形態においても、後述するようなアーク期間Ta中に短絡が発生しない場合には、従来の制御と同様、周波数Fと速度振幅AVによる周期的な台形波状の送給を行う。
しかし、本実施の形態では、アーク期間Ta中に短絡が発生した場合には、図4のワイヤ送給速度の時刻t4から時刻t3までの期間に実線で示した部分のように、ワイヤ送給速度(ワイヤ送給波形)を制御する。
なお、図4において、アーク期間Ta中に短絡が発生しない場合、すなわち、基本の周期的なワイヤ送給速度で溶接ワイヤ19を送給する場合について見てみると、ワイヤ送給速度は、時刻t6から時刻t7までの期間では、定常的に加速しているが、時刻t1から時刻t6の期間は逆送側のピーク時NPのワイヤ送給速度で一定送給しており、時刻t7から時刻t2の期間は、正送側のピーク時PPのワイヤ送給速度で一定送給している。
図4において、ワイヤ送給が加速中であるアーク期間Ta中の時刻t6から時刻t7までの期間に、短絡が発生した場合について考える。
図4のワイヤ送給速度において、時刻t4から時刻t3までの期間に点線で表されたものが、従来の、あるいは本実施の形態の基本のワイヤ送給波形である。しかし、時刻t4で短絡が発生し、時刻t4で溶接電圧検出部8の出力である溶接電圧検出信号により溶接状態が短絡状態であると短絡/アーク検出部9で判定されても、従来のアーク溶接制御方法では、ワイヤ送給は加速したままである。そして、アーク期間Taで短絡が発生した際に、ワイヤ送給速度を加速したままでいると、さらに溶接ワイヤ19が被溶接物18に突っ込み、より大きな短絡の発生につながる場合がある。
そのため、本実施の形態2では、アーク期間Ta中の時刻t4において短絡が発生した場合、ワイヤ送給速度の周期的な変化を中止し、ワイヤ送給速度を、所定期間の間、周期的な変化によるワイヤ送給速度よりも低いワイヤ送給速度となるように、ワイヤ送給速度を制御している。具体的には、ワイヤ送給速度の増加傾き(単位時間当たりの増加量)が、周期的なワイヤ送給速度の場合よりも緩やかになるように制御している。
これにより、時刻t4で短絡が発生した場合、通常時のワイヤ送給速度の周期的な変化の場合と比べ、ワイヤ送給速度が低下するので、被溶接物18への溶接ワイヤ19の突っ込みが抑えられ、さらなる短絡の誘発を抑えることができる。
その後、時刻t5で短絡が開放し、短絡/アーク検出部9において、溶接電圧検出部8の出力である溶接電圧検出信号により溶接状態がアーク状態であると判定されると、予め設定されている周波数F及び速度振幅AV、ピーク時間Tp、立ち上がり時間Tr及び立ち下がり時間Tfからなるワイヤ送給速度の周期的な変化を再開する。
そして、時刻t5以降は、アーク期間Ta中に短絡が発生しない限りは、周期的な変化によるワイヤ送給速度で溶接ワイヤ19の送給を制御する。
なお、図4では、アーク期間Ta中に短絡が発生したことを検出すると、ワイヤ送給速度の増加傾き(単位時間当たりの増加量)が、周期的なワイヤ送給速度の場合よりも緩やかになるように制御する例を示している。しかし、図5に示すように、アーク期間Ta中に短絡が発生したことを検出すると、短絡を検出した時点のワイヤ送給速度で一定制御するようにしてもよい。
また、上記では、短絡が発生してから短絡が開放するまでの期間の間、ワイヤ送給速度を、周期的なワイヤ送給速度よりも低くする例について説明した。しかし、短絡が発生してから予め決めた所定時間の間、ワイヤ送給速度を、周期的なワイヤ送給速度よりも低くするようにしてもよい。そして、この場合の所定時間は、例えば実験等に基づいて算出したものであり、アーク期間Taで発生する短絡の時間を目安に、例えば100〜300μsecの値に設定すればよい。
以上のように、本実施の形態のアーク溶接制御方法とアーク溶接装置17によれば、アーク期間Taにおいて短絡が発生しない場合には周期的なワイヤ送給速度で溶接ワイヤ19の送給を行い、アーク期間Taにおいて短絡を検出すると、ワイヤ送給速度の周期的な変化を中止して、ワイヤ送給速度を、所定期間の間、周期的な変化による送給速度よりも低い送給速度となるように制御する。これにより、被溶接物18への溶接ワイヤ19の突っ込みが抑えられ、さらなる短絡の誘発を抑えることができ、基本として周期的なワイヤ送給速度で溶接ワイヤ19を送給するアーク溶接制御方法およびアーク溶接装置17においても、スパッタの発生を低減することができる。
また、本実施の形態によれば、台形波状の周期的なワイヤ送給を行うので、正弦波状の周期的なワイヤ送給を行う場合よりも設定電流毎に適したパラメータを調整できる数が増え、これにより被溶接物18と溶接ワイヤ19の先端との距離を所定の距離に確保し易くなり、より安定した溶接を行うことができる。
なお、本実施の形態では、設定電流に基づいてピーク時間Tp、立ち上がり時間Tr及び立ち下がり時間Tfを決定する例を示した。しかしながら、設定電流はワイヤ送給速度やワイヤ送給量と比例の関係にあるので、設定電流に替えて、ワイヤ送給速度やワイヤ送給量に基づいて、ピーク時間Tp、立ち上がり時間Tr及び立ち下がり時間Tf等を決定するようにしても、同様の効果を得ることができる。
本発明によれば、ワイヤ送給速度が逆送側のピークから正送側のピークまで加速しているアーク期間中に短絡が発生しても、ワイヤ送給速度を制御することでさらに大きな短絡を防いでスパッタを低減することができ、消耗電極である溶接用ワイヤを連続的に送給しながらアーク溶接を行うアーク溶接制御方法やアーク溶接装置として産業上有用である。
1 入力電源
2 主変圧器
3 一次側整流部
4 スイッチング部
5 リアクトル
6 二次側整流部
7 溶接電流検出部
8 溶接電圧検出部
9 短絡/アーク検出部
10 出力制御部
11 溶接条件設定部
12 ワイヤ送給速度制御部
13 記憶部
14 ワイヤ送給速度決定部
15 周波数基本設定部
16 速度振幅基本設定部
17 アーク溶接装置
18 被溶接物
19 溶接ワイヤ
20 溶接アーク
21 溶接チップ
22 ワイヤ送給部
23 ピーク時間基本設定部
24 ピーク立上り/立下り基本設定部

Claims (7)

  1. 溶接用ワイヤの送給を、溶接対象物の方向に行う正送と前記正送とは逆方向に行う逆送とに、所定の周期と所定の振幅で周期的に変化させたワイヤ送給速度で溶接を行うアーク溶接制御方法であって、
    前記ワイヤ送給速度が逆送側のピーク値を越えた時点から正送側のピーク値に達するまでの間に、前記溶接用ワイヤと前記溶接対象物との短絡を検出すると、前記周期的な変化を中止して、前記ワイヤ送給速度を、所定期間の間、前記周期的な変化によるワイヤ送給速度の場合よりも低いワイヤ送給速度となるように制御するアーク溶接制御方法。
  2. ワイヤ送給速度が逆送側のピーク値を越えた時点から正送側のピーク値に達するまでの間に、溶接用ワイヤと溶接対象物との短絡を検出すると、周期的な変化を中止して、前記ワイヤ送給速度を、所定期間の間、前記短絡を検出した時点のワイヤ送給速度に一定制御する請求項1記載のアーク溶接制御方法。
  3. ワイヤ送給速度が逆送側のピーク値を越えた時点から正送側のピーク値に達するまでの間に、溶接用ワイヤと溶接対象物との短絡を検出すると、周期的な変化を中止して、前記ワイヤ送給速度を、所定期間の間、前記周期的な変化によるワイヤ送給速度の場合よりもワイヤ送給速度の増加傾きが緩やかになるように制御する請求項1記載のアーク溶接制御方法。
  4. 周期的な変化を中止してから所定期間が経過すると、ワイヤ送給速度の周期的な変化を再開する請求項1から3のいずれか1項に記載のアーク溶接制御方法。
  5. 所定期間は、短絡を検出した時点から短絡の開放を検出した時点までの期間である請求項1から4のいずれか1項に記載のアーク溶接制御方法。
  6. ワイヤ送給速度の周期的な変化が、正弦波状または台形波状の変化である請求項1から5のいずれか1項に記載のアーク溶接制御方法。
  7. 溶接用ワイヤと被溶接物との間でアーク状態と短絡状態とを繰り返して溶接を行うアーク溶接装置であって、
    溶接出力を制御するスイッチング部と、
    溶接電圧を検出する溶接電圧検出部と、
    設定電流を設定するための溶接条件設定部と、
    前記溶接電圧検出部の出力に基づいて前記短絡状態か前記アーク状態かを検出する短絡/アーク検出部と、
    前記設定電流とワイヤ送給速度の平均送給速度と前記ワイヤ送給速度の周波数と前記ワイヤ送給速度の振幅とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記溶接条件設定部で設定された前記設定電流に基づいて前記記憶部から前記ワイヤ送給速度の平均送給速度と前記ワイヤ送給速度の周期と前記ワイヤ送給速度の振幅とを決定するワイヤ送給速度決定部と、
    前記短絡/アーク検出部の出力と前記ワイヤ送給速度決定部の出力とを入力して前記ワイヤ送給速度を正送と逆送とに周期的に変化させて制御するワイヤ送給速度制御部とを備え、
    前記ワイヤ送給速度制御部は、前記ワイヤ送給速度が逆送側のピーク値を越えた時点から正送側のピーク値に達するまでの間に、前記溶接用ワイヤと前記溶接対象物との短絡を検出すると、前記周期的な変化を中止して、前記ワイヤ送給速度を、所定期間の間、前記周期的な変化によるワイヤ送給速度の場合よりも低いワイヤ送給速度となるように制御するアーク溶接装置。
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