JP2014226401A - 遊技機用の球発射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストッパーの初期位置の調整によって、打球槌による遊技球の発射強度の初期調整を正確かつ容易に行うことができる球発射装置を提供すること。
【解決手段】遊技機用の球発射装置1は、取付ベース2と、取付ベース2に配設された駆動源26と、駆動源26の出力部261に取り付けられ、待機位置301から発射位置に回動して遊技球を打球する打球槌3と、取付ベース2に対して移動又は回動可能に取り付けられ、待機位置301にある打球槌3に接触するストッパー4とを備えている。ストッパー4は、打球槌3が待機位置301から発射位置に回動する際の回動量を決定するよう構成されている。球発射装置1は、打球槌3の回動量を、遊技球の発射強度を左右する、予め設定した複数段階の調整回動量に段階的に変更可能な構造を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技機における遊技領域へ遊技球を発射する球発射装置に関する。
パチンコ遊技機等の遊技機においては、球発射装置によって発射レールに置かれた遊技球を打球し、この遊技球を遊技盤における遊技領域へ発射させている。球発射装置においては、遊技機の組立作業時に打球槌の停止位置を調整することにより、この停止位置から発射位置までの打球槌のストローク量を変化させ、遊技球の初期状態での発射強度を適正値に保つようにしている。打球槌の停止位置の調整は、打球槌に接触するストッパー部材の位置を移動させることによって行っている。
例えば、特許文献1のパチンコ機の玉発射装置においては、槌のスタートストッパー及びエンドストッパーが、前面枠を開いた時に露出するように、槌が枢着されたセット板の下部位置に、スタートストッパーの止めねじ及びエンドストッパーの止めねじを前面に向けて取り付けることが開示されている。
特開平8−98917号公報
しかしながら、ストッパー部材(スタートストッパー)の初期位置の調整は、遊技機の組立作業者がアナログ的(連続的)な位置調整をすることによって行っている。そのため、ストッパー部材の初期位置の調整を正確に行うためには、組立作業者の熟練を必要とする、又は専用の治具等を用いる必要が生じてしまう。従って、打球槌による遊技球の発射強度の初期調整を容易に行うことができない。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、ストッパーの初期位置の調整によって、打球槌による遊技球の発射強度の初期調整を正確かつ容易に行うことができる球発射装置を提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、取付ベースと、
該取付ベースに配設された駆動源と、
該駆動源の出力部に取り付けられ、待機位置から発射位置に回動して遊技球を打球する打球槌と、
上記取付ベースに対して移動又は回動可能に取り付けられ、上記待機位置にある打球槌に接触して、該打球槌が上記待機位置から上記発射位置に回動する際の回動量を決定するストッパーと、を備える遊技機用の球発射装置であって、
上記ストッパーは、上記打球槌の上記回動量を、予め設定した複数段階の調整回動量に段階的に変更可能な構造を有していることを特徴とする遊技機用の球発射装置にある。
上記遊技機用の球発射装置において、ストッパーは、打球槌の回動量を、予め設定した複数段階の調整回動量に段階的に変更可能な構造を有している。そして、球発射装置の組立時等に、打球槌による遊技球の発射強度を調整する際には、ストッパーの位置を、打球槌の複数段階の調整回動量に合わせて段階的に変更することができる。これにより、組立時等においてストッパーの位置調整を専用の治具等を用いずに正確に行うことができる。
それ故、上記球発射装置によれば、ストッパーの初期位置の調整によって、打球槌による遊技球の発射強度の初期調整を正確かつ容易に行うことができる。
実施例1にかかる、遊技機用の球発射装置を示す斜視図。 実施例1にかかる、遊技機用の球発射装置を示す正面図。 実施例1にかかる、取付ベースの台座部に取り付けられたストッパーを示す正面図。 実施例1にかかる、取付ベースの台座部とストッパーとカバーとの関係を、裏面側から見た状態で示す斜視図。 実施例1にかかる、取付ベースの台座部とストッパーとカバーとの関係を、側方から見た状態で示す断面図。 実施例2にかかる、打球槌とストッパーとの構成を示す断面斜視図。 実施例2にかかる、打球槌とストッパーとの構成を示す正面図。 実施例2にかかる、打球槌とストッパーとの他の構成を示す正面図。 実施例2にかかる、打球槌とストッパーとの他の構成を示す正面図。 実施例2にかかる、打球槌とストッパーとの他の構成を示す正面図。
上述した遊技機用の球発射装置における好ましい実施の形態につき説明する。
上記遊技機用の球発射装置においては、上記ストッパーは、上記取付ベースに設けられた軸部の回りの複数の取付姿勢に調整可能であってもよい。
この場合には、ストッパーを、軸部の回りに回すことにより、打球槌の回動量を段階的に変更することが一層容易になる。また、ストッパーの位置調整を行う際に、ストッパーの外周形状が大きく変化しないため、移動空間として周辺に余分なスペースを設ける必要がなく、球発射装置の全体を小さく維持することができる。
また、上記ストッパーは、上記軸部の軸方向に対して平行な複数の側面によって多角形状に形成されており、上記複数段階の調整回動量は、上記複数の側面におけるいずれかの側面が上記打球槌に面接触するときの上記ストッパーの取付姿勢によって決定されてもよい。
この場合には、ストッパーの多角形状の側面におけるいずれかを打球槌と面接触させることにより、打球槌との接触面積が小さい場合に比べて、ストッパーを、摩耗しにくくして、長期間安定して使用することができる。
また、上記ストッパーと上記取付ベースとには、目視によって識別可能で、上記ストッパーが上記複数段階の調整回動量を決定する上記取付姿勢になったときに互いに照合する識別表示部が設けられていてもよい。
この場合には、識別表示部を目視することにより、ストッパーの取付姿勢を容易に識別することができる。
以下に、遊技機用の球発射装置にかかる実施例につき、図面を参照して説明する。
本例の遊技機用の球発射装置1は、図1に示すごとく、取付ベース2と、取付ベース2に配設された駆動源26と、駆動源26の出力部261に取り付けられ、待機位置301から発射位置302に回動して遊技球を打球する打球槌3と、取付ベース2に対して移動又は回動可能に取り付けられ、待機位置301にある打球槌3に接触するストッパー4とを備えている。ストッパー4は、打球槌3が待機位置301から発射位置302に回動する際の回動量を決定するよう構成されている。球発射装置1は、打球槌3の回動量を、遊技球の発射強度を左右する、予め設定した複数段階の調整回動量に段階的に変更可能な構造を有している。
以下に、本例の遊技機用の球発射装置1につき、図1〜図5を参照して詳説する。
本例の遊技機はパチンコ遊技機であり、球発射装置1は、発射レールに置かれた遊技球を打球して、この遊技球を遊技盤における遊技領域へ発射させるものである。球発射装置1は、遊技機の本体枠に配設されており、本体枠に配設された整流器から発射レールに1つずつ載置される遊技球を打球するよう構成されている。
図1、図2に示すごとく、打球槌3は、駆動源26の出力部(出力軸)261に取り付けられており、駆動源26におけるコイル264が断続的に通電されたときに待機位置301から発射位置302へ回動して遊技球を打球するよう構成されている。また、打球槌3は、発射位置302に回動した後には、その自重によって発射位置302から待機位置301へ回動するよう構成されている。
打球槌3は、金属製のプレート状本体部31と、プレート状本体部31における打球位置に設けられた樹脂製の打球部32とによって形成されている。プレート状本体部31は、駆動源26の出力部261が取り付けられる回動中心部34から径方向の一方側に延びるアーム部311に打球部32を設け、径方向の他方側に延びるアーム部がウェイト部33として機能するようになっている。
打球部32には、ストッパー4の側面41A,41B,41C,41D,41Eに接触する接触面321と、遊技球を打球する打球面322とが形成されている。打球部32は、エラストマーによって構成されている。
打球部32は、プレート状本体部31を金型に配置して樹脂のインサート成形を行って形成することができる。これにより、プレート状本体部31に対して成形された打球部32を組み付ける場合に比べて、打球槌3に成形誤差が生じにくくすることができ、打球槌3の発射方向及び発射強度にばらつきが生じにくくすることができる。
また、樹脂製の打球部32を用いることによって、打球面322を平滑に形成することが容易である。さらに、ストッパー4に対して樹脂製の打球部32が接触することにより、打球部32が金属製である場合に比べてストッパー4に生じる摩耗を抑えることができる。
図1、図2に示すごとく、取付ベース2には、打球槌3によって打球する遊技球を規定位置に保持する着座部材6が取り付けられている。着座部材6は、取付ベース2の板面に取り付けられる取付板部61と、取付板部61から垂直に起立する起立板部62A,62B,62Cとを有している。また、起立板部62A,62B,62Cは、遊技盤に設けられた案内レールに向けて設けられた第1起立板部62Aと、第1起立板部62Aに対して上側が凹状となるV形状に屈曲して設けられた第2起立板部62Bと、第2起立板部62Bに対してさらに屈曲して設けられた第3起立板部62Cとからなる。
図1に示すごとく、第1起立板部62Aと第2起立板部62Bとには、遊技球が配置される切欠穴63が連続して形成されている。遊技球は、第1起立板部62Aと第2起立板部62Bとにおける切欠穴63に配置されることによって規定位置に保持される。着座部材6に蓄積されるゴミ等は、切欠穴63から下方へ排出することができる。打球槌3によって打球された後、遊技領域へ到達せずに戻ってくるファール球は、第3起立板部62Cによって球発射装置1の内部に侵入することを防止することができる。また、このファール球は、第1起立板部62A及び第2起立板部62Bによって受け止めることができる。
図1、図2に示すごとく、着座部材6の取付板部61を取付ベース2に取り付けるための複数(本例では2つ)の位置決め突起611が裏面側に突出している。取付ベース2には、位置決め突起611が挿入されるための、遊技球の発射方向に沿って長い長穴27が形成されている。着座部材6を取付ベース2に取り付ける際には、長穴27に沿って着座部材6の位置を調整して、遊技球の発射強度及び発射方向の調整をすることができる。なお、取付ベース2に突起部を形成し、位置決め突起611を遊技球の発射方向に沿って長い長穴とすることもできる。この場合にも同様の作用効果を得ることができる。
本例の着座部材6は、板金を折り曲げて形成されている。一方、着座部材6は、樹脂部品から形成することもできる。また、着座部材6の一部は、取付ベース2又はカバー7から形成することもできる。
取付ベース2には、打球槌3が発射位置302に回動したときに、打球槌3におけるウェイト部33が衝突する衝撃吸収ストッパー5が取り付けられている。衝撃吸収ストッパー5は、打球槌3の回動中心部34よりも上方に取り付けられている。ストッパー4及び衝撃吸収ストッパー5は、弾性変形可能なエラストマーによって構成されている。
打球槌3は、打球部32が設けられたアーム部311が回動中心部34よりも下方に、ウェイト部33が回動中心部34よりも上方に位置して、駆動源26の出力部261に取り付けられている。そして、打球部32は、回動中心部34に対する下方の位置において、待機位置301と発射位置302との間で往復回動する。
図1に示すごとく、取付ベース2における前面側には、打球槌3、ストッパー4、着座部材6、衝撃吸収ストッパー5を覆うカバー7が設けられている。同図において、カバー7は下方部分のみを示す。カバー7には、打球槌3に対する下方位置に、球発射装置1内に侵入したゴミ等を排出したり、作業者が打球槌3の槌先をメンテナンスするための作業口75が形成されている。また、打球槌3を作業口75が形成されたスペースを通過させて回動させることにより、打球槌3を可能な限り取付ベース2における下方に配置することができる。
図示は省略するが、球発射装置1におけるカバー7には、着座部材6へと遊技球を1球ずつ送り出す整流器を取り付けることができる。この場合には、整流器による球送りの精度を向上させることができる。この場合、カバー7によって整流器におけるベース部品を構成することができる。また、整流器を取り付けることによって球発射装置1におけるカバー7の一部をなくすことができる。また、整流器におけるカバーの全体又は一部は、球発射装置1におけるカバー7と一体成形することができる。
図1、図2に示すごとく、駆動源26は、その出力部261に設けられたロータ262が、環形状(C形状)のコア263における隙間内で、磁気吸引力を受けて回動することによって動作する。ロータ262は強磁性体で構成されており、環形状のコア263における両端部には、コア263を通過する磁路を形成するためのコイル264がそれぞれ外装されている。そして、各コイル264に通電を行ったときには、コア263に形成される磁路とロータ262とが吸引されることによって、打球槌3が待機位置301から発射位置302へと回動する。また、各コイル264への通電を遮断したときには、打球槌3の自重によって、打球槌3が発射位置302から待機位置301へと回動する。
なお、駆動源26は、ロータ262に磁石を設けて磁気反発力を利用した構成とすることもできる。この場合には、各コイル264に通電を行ったときにコア263に形成される磁路とロータ262の磁石とが反発することによって、打球槌3が待機位置301から発射位置302へと回動する。そして、各コイル264への通電を遮断したときには、打球槌3の自重、及びコア263とロータ262の磁石との間に生じる磁気吸引力によって、打球槌3が発射位置302から待機位置301へと回動する。
環形状のコア263は、上下方向に長い形状に形成されており、両端部が上下方向に向けられて取付ベース2に配置されている。取付ベース2の後面側には、一対のコイル264が配置される部位が凹状に形成されており、取付ベース2において凹状の部位に対する前面側には、一対の突出部25が形成されている。
環形状のコア263が縦長の状態で取付ベース2に配置されていることにより、一対の突出部25が、打球槌3の回動中心部34を挟む上下方向に並んで形成されている。これにより、着座部材6を、一対の突出部25に対する干渉を避けて回動中心部34に近づけて配置することができる。そのため、打球槌3のアーム部311の長さを短くすることができ、球発射装置1全体の小型化を図ることができる。
図1に示すごとく、本例のストッパー4は、取付ベース2に設けられた軸部21の回りの複数の取付姿勢に調整可能である。本例のストッパー4は、軸部21の軸方向に対して平行な複数の側面41A,41B,41C,41D,41Eによって多角形状(本例では五角形状)に形成されている。取付ベース2の前面には、ストッパー4が取り付けられる位置に対向して、多角形状(本例では五角形状)の側面221を有する台座部22が突出して形成されている。台座部22は、各側面221の平面内の長さが等しい正五角形の形状に形成されている。
図3に示すごとく、ストッパー4は、五角形状に形成されており、ストッパー4における各側面41A,41B,41C,41D,41Eは、軸部21の中心からの径方向長さが段階的(本例では5段階)に異なっている。具体的には、ストッパー4の取付姿勢は、ストッパー4における複数の側面(41A〜41E)が打球槌3の初期の待機位置301の角度に合わせた角度で設定され、台座部22との間でそれぞれ異なる角度となるように構成されている。なお、ストッパー4の側面41A,41B,41C,41D,41Eと台座部22の側面221とが平行になる状態とし、両者の間隔を異ならせて打球槌3の初期の待機位置301の角度を調整できるようにしてもよい。打球槌3の打球部32を、ストッパー4における複数の側面41A,41B,41C,41D,41Eのいずれに面接触させるかによって、打球槌3の回動量を、予め設定された複数段階(本例では5段階)の調整回動量に段階的に変更することができる。
図4に示すごとく、ストッパー4の裏面(台座部22との対向面)には、軸部21が挿通される中心穴40を中心に五角形状の位置決め凹部42が形成されており、台座部22の表面(ストッパー4との対向面)には、位置決め凹部42に係合する複数の係合突起23が、軸部21を中心に周方向に複数形成されている。ストッパー4の側面41A,41B,41C,41D,41Eと台座部22の側面221とが概ね沿った状態になるときに、ストッパー4の位置決め凹部42に対して台座部22の係合突起23が係合する。これにより、目視上、ストッパー4の切換位置の見当をつけることができ、ストッパー4を5段階の各取付姿勢に位置決めすることが容易である。
また、図3、図4に示すごとく、ストッパー4と取付ベース2とには、目視によって識別可能で、ストッパー4が、打球槌3の5段階の調整回動量を決定する各取付姿勢になったときに互いに照合する識別表示部24,44が設けられている。本例の識別表示部24,44は、ストッパー4の各側面41A,41B,41C,41D,41Eに形成されたストッパー溝44と、台座部22におけるいずれか一つの側面221の近傍に位置する前面に形成された台座溝24とによって構成されている。台座溝24は、側面221の形成方向に直交して形成され、側面221の形成方向に所定の間隔を空けて複数(本例では3つ)並んで形成されている。
複数のストッパー溝44は、ストッパー4を各取付姿勢にする際に、3つの台座溝24のうちのいずれかと位置が関連するように形成されている。打球槌3の打球部32は、台座溝24が形成された位置に合わせた側面41A,41B,41C,41D,41Eのいずれかに対して接触することにより、打球槌3の待機位置301が決定され、遊技球の発射強度を左右する調整回動量が決定される。
図3に示すごとく、ストッパー4を、打球槌3の最も大きな調整回動量を形成するための第1取付姿勢にするときには、第1側面41Aにおけるストッパー溝44Aが、3つの台座溝24において周方向一方側に位置する台座部24Aに対向する。また、ストッパー4を、打球槌3の2番目に大きな調整回動量を形成するための第2取付姿勢にするときには、第2側面41Bにおけるストッパー溝44Bが、3つの台座溝24において真ん中に位置する台座溝24Bと周方向一方側に位置する台座部24Aとの間の位置に対向する。また、ストッパー4を、打球槌3の中間の(3番目に大きな)調整回動量を形成するための第3取付姿勢にするときには、第3側面41Cにおけるストッパー溝44Cが、真ん中に位置する台座溝24Bに対向する。
また、ストッパー4を、打球槌3の2番目に小さな調整回動量を形成するための第4取付姿勢にするときには、第4側面41Dにおけるストッパー溝44Dが、真ん中に位置する台座溝24Bと周方向他方側に位置する台座部24Cとの間の位置に対向する。また、ストッパー4を、打球槌3の1番目に小さな調整回動量を形成するための第5取付姿勢にするときには、第5側面41Eにおけるストッパー溝44Eが、周方向他方側に位置する台座部24Cに対向する。
こうして、ストッパー4の取付姿勢を5段階に変更するときには、各ストッパー溝44が3つの台座溝24に対するどこに位置するかを目視することによって、ストッパー4の取付姿勢を容易に識別することができる。
ストッパー4における各側面41A,41B,41C,41D,41Eの、軸部21の中心からの径方向長さは、打球槌3の打球部32が第3側面41Cに接触するときが基準となる長さになっている。打球槌3の打球部32が第2側面41Bに接触するときには、打球槌3の回動角度が0.5°増加し(打球槌3の待機位置301が0.5°後退し)、打球槌3の打球部32が第1側面41Aに接触するときには、打球槌3の回動角度が1°増加する。一方、打球槌3の打球部32が第4側面41Dに接触するときには、打球槌3の回動角度が0.5°減少し(打球槌3の待機位置301が0.5°前進し)、打球槌3の打球部32が第5側面41Eに接触するときには、打球槌3の回動角度が1°減少する。なお、この回動角度の設定はこれに限られず、5段階に回動角度が変化する種々の設定とすることができる。
図4、図5に示すごとく、ストッパー4の前面(カバー7との対向面)には、中心穴40を中心に五角形状の固定凹部43が形成されている。カバー7の裏面(ストッパー4との対向面)には、取付ベース2の軸部21の外周に係合する複数の固定突起71と、固定凹部43に嵌り込む凸部72とが形成されている。そして、ストッパー4の固定凹部43には、カバー7の凸部72が嵌まり込んで保持される。固定凹部43の形状が位置決め凹部42の形状と異なっている(本例では固定凹部43が位置決め凹部42よりも大きく形成されている)ことにより、ストッパー4の表裏を間違えてしまうことを防止することができる。
また、カバー7における複数の固定突起71の中央部には、ビス74を挿通させるための貫通孔73が形成されており、取付ベース2の軸部21の中心部には、貫通孔73に対向する位置にビス74を締め付けるためのネジ穴222が形成されている。
ストッパー4を軸部21の回りに回動させていずれかの取付姿勢に調整した後、カバー7を取付ベース2に閉じることにより、カバー7によってストッパー4の取付姿勢を固定することができる。また、カバー7によって取付ベース2の台座部22との間にストッパー4を挟持することにより、ストッパー4の過度の変形を防止することができる。
また、カバー7は、取付ベース2に対して一端部を支点に回動するよう開閉可能に設けることができる。この場合、カバー7を閉じることによってストッパー4を取付ベース2との間に挟持し、打球槌3の周辺の清掃等を行うメンテナンスの際に、カバー7を開けやすくすることができる。
本例の遊技機用の球発射装置1においては、球発射装置1の組立時等に、打球槌3による遊技球の発射強度を調整する際には、ストッパー4の取付姿勢を、打球槌3の5段階の調整回動量に合わせて5段階に変更することができる。これにより、組立時等においてストッパー4の取付姿勢の調整を専用の治具等を用いずに正確に行うことができる。
それ故、本例の球発射装置1によれば、ストッパー4の初期位置の調整によって、打球槌3による遊技球の発射強度の初期調整を正確かつ容易に行うことができる。
(実施例2)
本例は、打球槌3の調整回動量を段階的に変更することができるストッパー4に、上記実施例1とは異なる工夫を行った例を示す。
図6、図7に示すごとく、打球槌3が接触するストッパー4Xの側面461は、取付ベース2に設けられた軸部21Xの中心からの半径距離が周方向に向けて徐々に異なる円弧状に形成することもできる。また、ストッパー4Xは、取付ベース2に取り付けられるストッパーベース部45と、ストッパーベース部45に保持されて、打球槌3に接触するストッパー接触部46と、ストッパーベース部45との間にストッパー接触部46を挟持するストッパーカバー部47とによって構成する。そして、打球槌3が接触するストッパー接触部46の材質を、ストッパーベース部45及びストッパーカバー部47に対して異ならせている。
図7に示すごとく、ストッパー4Xは、取付ベース2の軸部21Xの回りの複数の取付姿勢に調整可能である。同図においては、ストッパー4Xが他の取付姿勢になった状態を二点鎖線で示す。ストッパーベース部45の裏面には、軸部21Xの回りの取付姿勢を変更する際に、取付ベース2に設けられた係合突起23Xに対して、それぞれ係合可能な位置決め凹部42Xが複数形成されている。複数の位置決め凹部42Xは、軸部21Xの中心からの半径距離が同じになるように周方向に並んで形成されている。複数の位置決め凹部42Xは、打球槌3に接触させるストッパー接触部46の側面461の半径距離を5段階に変更して固定できるよう5つが並んで形成されている。
図6に示すごとく、ストッパー4Xは、係合突起23Xをいずれかの位置決め凹部42Xに係合させて、軸部21Xの回りの取付姿勢を変更した後、ストッパーカバー部47の表面から軸部21Xの中心に設けられたネジ穴にビス74を締め付けて固定される。そして、ストッパー4Xの軸部21Xの回りの取付姿勢を段階的に変更して、打球槌3の調整回動量を段階的に変更することができる。
図8に示すごとく、打球槌3の打球部32が接触するストッパー4Aの側面41Fは、多角形状の側面41A,41B,41C,41D,41Eに形成する以外にも、楕円形状に形成することもできる。この場合においても、ストッパー4Aの裏面に形成された位置決め凹部42Aに、取付ベース2に形成された係合突起23Aを係合させて、ストッパー4Aの取付姿勢を段階的に変更することができる。そして、軸部21の中心から、打球槌3の打球部32に接触するストッパー4Aの側面41Fまでの長さを段階的に変更して、打球槌3の調整回動量を段階的に変更することができる。
また、図9に示すごとく、ストッパー4Bは、取付ベース2に対してスライド可能な構造とすることもできる。この場合、打球槌3の打球部32が接触する被接触面41Gをスライド方向に並ぶ複数箇所(本例では3箇所)に形成して、打球槌3の打球部32に接触する各被接触面41Gの位置を段階的に異ならせることができる。各被接触面41Gは、打球槌3の打球部32が面接触するように、段階的な傾斜面によって形成されている。ストッパー4Bには、各被接触面41Gが打球槌3の待機位置301を段階的に変更できるよう、ストッパー4Bのスライド位置を決定するための係合部46が形成されており、取付ベース2には、係合部46が係合する被係合部28が形成されている。そして、ストッパー4Bをスライドさせるときには、係合部46が被係合部28に係合することにより、打球槌3の打球部32が接触する被接触面41Gを決定することができる。これにより、打球槌3の調整回動量を段階的に変更することができる。
また、図10に示すごとく、打球槌3の調整回動量の段階的な変更は、ストッパー4Cと打球槌3Aとの両方の構造を工夫して行うこともできる。
打球槌3Aの打球部分における外面には、打球槌3Aの停止角度を段階的に変化させるための段差接触面312を複数(本例では3つ)形成することができる。一方、取付ベース2に対するストッパー4Cの取付位置は、各段差接触面312の形成位置に合わせた複数箇所に形成することができる。そして、取付ベース2に対するストッパー4Cの取付位置を変更することにより、ストッパー4Cが接触する段差接触面312が変更され、打球槌3Aの調整回動量を段階的に変更することができる。
その他、本例においても、球発射装置1の構成及び明示のない図面中の符号は上記実施例1と同様であり、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
1 球発射装置
2 取付ベース
21 軸部
24 台座溝(識別表示部)
26 駆動源
261 出力部
3 打球槌
301 待機位置
302 発射位置
4 ストッパー
41A,41B,41C,41D,41E 側面
44 ストッパー溝(識別表示部)

Claims (4)

  1. 取付ベースと、
    該取付ベースに配設された駆動源と、
    該駆動源の出力部に取り付けられ、待機位置から発射位置に回動して遊技球を打球する打球槌と、
    上記取付ベースに対して移動又は回動可能に取り付けられ、上記待機位置にある打球槌に接触して、該打球槌が上記待機位置から上記発射位置に回動する際の回動量を決定するストッパーと、を備える遊技機用の球発射装置であって、
    上記ストッパーは、上記打球槌の上記回動量を、予め設定した複数段階の調整回動量に段階的に変更可能な構造を有していることを特徴とする遊技機用の球発射装置。
  2. 上記ストッパーは、上記取付ベースに設けられた軸部の回りの複数の取付姿勢に調整可能であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機用の球発射装置。
  3. 上記ストッパーは、上記軸部の軸方向に対して平行な複数の側面によって多角形状に形成されており、
    上記複数段階の調整回動量は、上記複数の側面におけるいずれかの側面が上記打球槌に面接触するときの上記ストッパーの取付姿勢によって決定されることを特徴とする請求項2に記載の遊技機用の球発射装置。
  4. 上記ストッパーと上記取付ベースとには、目視によって識別可能で、上記ストッパーが上記複数段階の調整回動量を決定する上記取付姿勢になったときに互いに照合する識別表示部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の遊技機用の球発射装置。
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