JP2014226210A - 光重合装置 - Google Patents

光重合装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014226210A
JP2014226210A JP2013106369A JP2013106369A JP2014226210A JP 2014226210 A JP2014226210 A JP 2014226210A JP 2013106369 A JP2013106369 A JP 2013106369A JP 2013106369 A JP2013106369 A JP 2013106369A JP 2014226210 A JP2014226210 A JP 2014226210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
point light
source group
light
storage chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013106369A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6228390B2 (ja
Inventor
雄太郎 鈴木
Yutaro Suzuki
雄太郎 鈴木
幸則 三畑
Yukinori Mitsuhata
幸則 三畑
俊一 地頭江
Shunichi Jitoue
俊一 地頭江
川西 利明
Toshiaki Kawanishi
川西  利明
孝士 金子
Takashi Kaneko
孝士 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Morita Tokyo Manufacturing Corp
Original Assignee
Morita Tokyo Manufacturing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Morita Tokyo Manufacturing Corp filed Critical Morita Tokyo Manufacturing Corp
Priority to JP2013106369A priority Critical patent/JP6228390B2/ja
Publication of JP2014226210A publication Critical patent/JP2014226210A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6228390B2 publication Critical patent/JP6228390B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C19/00Dental auxiliary appliances
    • A61C19/003Apparatus for curing resins by radiation
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C13/00Dental prostheses; Making same
    • A61C13/12Tools for fastening artificial teeth; Holders, clamps, or stands for artificial teeth
    • A61C13/14Vulcanising devices for artificial teeth

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)

Abstract

【課題】出射光の波長が異なる複数種の点光源から光を出射することにより形成される補綴物の質を向上させる。
【解決手段】第3光源33では、収容室の開口側に、複数の長波長LED61により構成された第1LED群610が設けられている。また、この第1LED群610よりも収容室の奥側には、短波長LED62により構成された第2LED群620が設けられている。テーブル23が回転すると、テーブル23上の光照射体は、第1LED群610の下方および第2LED群620の下方を交互に通過する。そして、第1LED群610の下方を光照射体が通過している際、光照射体に対して、長波長光が集中的に作用し、第2LED群620の下方を光照射体が通過している際、光照射体に対して、短波長光が集中的に作用する。
【選択図】図10

Description

本発明は、光重合装置に関する。
特許文献1には、回転台の上方に形成される歯科補綴物を配置可能な領域である重合領域に対して硬化のための光を照射する複数のLED光源が設けられた歯科技工用重合装置が開示されている。
特開2013−17616号公報
ここで、補綴物の形成に用いられる光重合装置では、出射光の波長が異なる複数種の点光源から光を出射させることがあるが、この点光源の配置によっては、形成される補綴物の硬度が小さくなったり、形成される補綴物毎に硬度が異なるようになり補綴物の硬度にばらつきが生じたりする。
本発明の目的は、出射光の波長が異なる複数種の点光源から光を出射することにより形成される補綴物の質を向上させることにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される光重合装置は、補綴物の形成に用いられる光硬化性材料が置かれ、予め定められた回転中心を中心に回転する回転盤と、前記回転盤の上方に配置され、当該回転盤上の光硬化性材料に対して光を照射する照射手段と、を備え、前記照射手段は、予め定められた波長の光を出射する複数個の点光源により構成され、且つ、前記回転盤の径方向および当該回転盤の回転方向のそれぞれの方向に数列分の当該点光源が配置された第1の点光源群と、前記回転盤の回転方向において前記第1の点光源群とは異なる位置に配置され、前記予め定められた波長とは異なる波長を出射する複数個の点光源により構成され、且つ、当該回転盤の径方向および当該回転盤の回転方向のそれぞれの方向に数列分の当該点光源が配置された第2の点光源群と、を備え、前記回転盤が回転することにより、当該回転盤上の光硬化性材料が、前記第1の点光源群との対峙と前記第2の点光源群との対峙とを交互に繰り返すように構成された光重合装置である。
ここで、前記第2の点光源群は、前記第1の点光源群よりも少ない数の点光源により構成され、且つ、当該第2の点光源群に含まれる点光源から出射される光の波長の方が、当該第1の点光源群に含まれる点光源から出射される光の波長よりも短いことを特徴とすることができる。この場合、第1の点光源群および第2の点光源群から出射される光により形成される補綴物の質を向上させることができる。
また、前記回転盤、および、当該回転盤上の光硬化性材料を収容する収容室を更に備え、前記収容室の側部には、開口が形成され、前記第1の点光源群および前記第2の点光源群は、前記収容室の天井部に設けられているとともに、当該第1の点光源群および当該第2の点光源群のうちの一方の点光源群の方が他方の点光源群よりも当該収容室の前記開口側に設けられ、当該他方の点光源群が当該一方の点光源群よりも当該収容室の奥側に設けられていることを特徴とすることができる。この場合、第1の点光源群および第2の点光源群のうちの一方の点光源群からの光を、収容室の開口側に配置された光硬化性材料に対してより多く照射することができるようになる。
また、前記回転盤は、一方向に回転し、前記一方向において、前記第1の点光源群よりも上流側且つ前記第2の点光源群よりも下流側には、前記予め定められた波長の光を出射する点光源が更に設けられ、前記一方向において、前記第1の点光源群よりも下流側且つ前記第2の点光源群よりも上流側には、前記予め定められた波長の光を出射する点光源が更に設けられていることを特徴とすることができる。この場合、第1の点光源群よりも上流側且つ第2の点光源群よりも下流側などに点光源が設けられていない場合に比べ、回転盤上の光硬化性材料に対し、予め定められた波長の光をより多く照射できるようになる。
本発明によれば、出射光の波長が異なる複数種の点光源から光を出射することにより形成される補綴物の質を向上させることができる。
本実施形態にかかる歯科技工用重合装置の外観斜視図である。 背面側から重合装置を眺めた場合の斜視図である。 図1(A)にて示したUIを拡大して表示した図である。 重合装置の装置構成を説明するための図である。 収容室の入口側から収容室の内部の状態を示した図である。 第3光源の斜視図である。 第2光源の斜視図である。 第1光源に設けられた基板の正面図である。 第2光源に設けられた基板の正面図である。 重合装置を上方から眺めた場合におけるテーブルおよび第3光源の状態を示した図である。 試験結果を示した図である。 比較例1における第3光源および試験結果を示した図である。 比較例2における第3光源および試験結果を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態にかかる歯科技工用重合装置1(以下、単に「重合装置1」と称する)の外観斜視図である。
本実施形態にかかる重合装置1は、歯科用補綴物の元となる光硬化性材料に対して光を照射しこの光硬化性材料を硬化(重合)させることで、歯科用補綴物を生成する。なお、光硬化性材料としては、例えば、カンファーキノン等の光ラジカル重合材を挙げることができる。なお、本明細書では、以下、歯科用補綴物の元となる上記光硬化性材料を、光照射体と称する。
同図(A)に示すように、重合装置1は、筐体の一部として機能する外装カバー30が設けられている。また、重合装置1は、直方体状に形成されており、上面11、底面12、第1側面13、第2側面14、背面15、前面16を備えている。さらに、重合装置1は、同図(A)に示すように、装置本体20と、この装置本体20に対して開閉可能に取り付けられた蓋部材21とから構成されている。なお、蓋部材21には、窓部21Aが設けられており、この窓部21Aを通じ、重合装置1の内部を視認できるようになっている。
ここで、蓋部材21は、図中下端部に設けられたヒンジ(不図示)を介して装置本体20に対して取り付けられており、蓋部材21の上部側を手前側に引っ張ることで、同図(B)に示すように、蓋部材21が手前側に回転する。なお、蓋部材21が手前側に引っ張られると、同図(B)に示すように、光照射体が収容される収容室22が現れる。この収容室22の側部(側面)には、開口22Aが形成されており、収容室22内への光照射体の設置は、この開口22Aを通じて行われる。
また、同図(B)に示すように、装置本体20のうちの蓋部材21と対峙する箇所には、ゴム製の板状部材24が取り付けられている。これにより、装置本体20と蓋部材21と間に隙間が形成されることが防止され、重合装置1の内部の光が外部に漏れ出すことが抑制される。なお、板状部材24は、緩衝材としての役割も有しており、蓋部材21が閉じられた際に装置本体20に加わる衝撃が緩和される。また、本実施形態では、蓋部材21は金属材料を含んで構成され、また、板状部材24は磁性を有している。このため、蓋部材21が閉じられると、蓋部材21は板状部材24により保持される。
また、本実施形態では、蓋部材21が手前側に引っ張られ蓋部材21の開操作がユーザにより行われると、同図(B)に示すように、回転盤の一例としてのテーブル23が現れる。ここで、本実施形態では、光照射体の収容室22への収容は、テーブル23に光照射体がまず置かれ、その後、このテーブル23が収容室22内へ移動することで行われる。
なお、テーブル23は円盤状に形成され、また、本実施形態では、テーブル23の直径は90mmとなっている。また、本実施形態では、テーブル23は、蓋部材21の動きに連動し、蓋部材21の開操作をすると、装置本体20の外側へ出てくるようになり、蓋部材21の閉操作をすると、装置本体20の内部に収容される。
ここで、収容室22は、直方体状に形成されている。さらに、収容室22には、同図(B)に示すように、第1側面221、第1側面221の反対側に位置する第2側面222(図1では不図示)、収容室22の奥に位置する第3側面223(図1では不図示)、上面224(図1では不図示)、および、底面225が設けられている。
また、収容室22には、第1光源31〜第3光源33が設けられている。ここで、第1光源31は、第1側面221に設けられている。第2光源32は、第2側面222に設けられている。また、照射手段として機能する第3光源33は、上面224に設けられている。付言すると、第3光源33は、収容室22の天井部に設けられている。
本実施形態では、この第1光源31〜第3光源33から光照射体に対して光が照射され、光照射体の重合が行われる。付言すると、本実施形態では、収容室22が有する複数の内面(第1側面221〜第3側面223、上面224、底面225)のうちの三面(第1側面221、第2側面222、上面224)の方向から(三面が設けられている箇所の各々から)、光照射体への光出射が行われるようになっている。
なお、第1光源31〜第3光源33の各々には、点光源の一例としてのLED(発光ダイオード、Light Emitting Diode)が複数設けられており、本実施形態では、LEDから出射された光を用いて光照射体の重合を行う。ここで、LEDを用いる場合、ハロゲンや蛍光灯などを用いる場合に比べ光源の長寿命化が可能となる。
また、LEDを用いる場合、光照射体の温度上昇を抑制できるようになる。ここで、第1光源31〜第3光源33には、ハロゲンや蛍光灯などを用いることもできるが、ハロゲンや蛍光灯から出射される光には、青色や紫色以外の色の光も含まれ、この場合、この青色や紫色以外の色の光によって、光照射体が加熱されることが起こりうる。
付言すると、市販されている歯科用の光照射体(光硬化性材料)の多くは、波長の短い青色や紫色の光で硬化するが、ハロゲンや蛍光灯から出射される光には、青色や紫色以外の色の光も含まれ、この青色や紫色以外の色の光によって、光照射体が加熱されることが起こりうる。
また、ハロゲンや蛍光灯などを用いる場合には、光照射体の硬化に寄与しない波長の光も出射されるため、エネルギーの無駄な消費が生じることとなる。
一方で、本実施形態のように、LEDを用いる場合、特定の波長の光のみを光照射体に照射可能となり、加熱の問題を回避可能となる。また、エネルギーの効率的な使用が可能となる。
なお、本実施形態では、LEDを用いて光源を構成した態様を一例に説明したが、光源には、例えば、面発光LEDを用いるようにしてもよい。また、光源には、有機又は無機EL(Electro Luminescence)や、LD(レーザーダイオード)や、面発光LDなどを用いることもできる。
図1(B)を参照し、重合装置1についてさらに説明する。
本実施形態の重合装置1では、底面225の下部に、モータを有しテーブル23を周方向に回転させる回転機構が設けられている。なお、テーブル23には、テーブル23の径方向における中央部から下方に向かって延びる回転軸が取り付けられており、本実施形態では、この回転軸が回転機構によって回転される。そして、回転軸が回転すると、テーブル23が、テーブル23の径方向における中央部を中心として回転する。
なお、本実施形態では、図1(B)に示すように、底面225に、重合装置1の奥行き方向に沿った溝227が形成されている。蓋部材21の開閉動作に伴いテーブル23が移動する際、上記回転軸は、この溝227内を移動する。
また、本実施形態では、図1(A)に示すように、前面16の上部に、ユーザへの情報の表示を行うとともにユーザによる操作を受け付けるユーザインタフェース(UI)27が設けられている。さらに、本実施形態では、第2側面14に、重合装置1の外部の空気(外気)の重合装置1の内部への導入に用いられる空気導入口28が設けられている。なお、この空気導入口28は、第1側面13にも設けられている(図2参照)。
図2は、背面15側から重合装置1を眺めた場合の斜視図である。
重合装置1の背面15には、重合装置1の内部の空気を外部に排出する排出ファン35が設けられている。この排出ファン35は、背面15の幅方向における中央部且つ背面15の上部に設けられている。さらに、排出ファン35の下方には、重合装置1の外部の空気の内部への取り込みに用いられる空気取り込み口36が設けられている。なお、この空気取り込み口36には、フィルタ37が取り付けられており、重合装置1の内部への異物の進入が抑制されている。
さらに、図示は省略するが、フィルタ37の背後には(空気取り込み口36内には)、重合装置1の内部(収容室22の内部)に空気を送り込む給気ファンが設けられている。なお、本実施形態では、排出ファン35および給気ファンの二つのファンを用い、重合装置1内への空気の供給、および、重合装置1からの空気の排出を行うが、排出ファン35の出力などによっては、排出ファン35のみで、空気の供給および空気の排出を行うことができる。また、本実施形態では、重合装置1の背面15に、電源スイッチ38、電源ケーブルが接続されるコネクタ39が設けられている。
図3は、図1(A)にて示したUI27を拡大して表示した図である。
UI27には、同図に示すように、情報の表示を行う液晶パネル271が設けられている。さらに、第1光源31〜第3光源33からの光の出射/停止を行うためのスタート/ストップボタン272が設けられている。さらに、光の照射(出射)時間を設定するための時間設定用ボタン273が設けられている。この時間設定用ボタン273は、「分」を設定するための分設定用ボタン273Aと、「秒」を設定するための秒設定ボタン273Bとから構成されている。さらに、ユーザにより設定された光照射時間のメモリへの登録に用いられる登録用ボタン274が複数設けられている。
また、UI27には、予備重合が行われる際にユーザにより押圧される予備重合用ボタン275が設けられている。上記では説明を省略したが、本実施形態では、蓋部材21が開かれている状態にて、スタート/ストップボタン272が押圧された場合には、第1光源31〜第3光源33からの光の出射は行われないようになっている。一方で、本実施形態では、蓋部材21が開かれている状態にて予備重合用ボタン275が押圧された場合、第3光源33から光が出射されるようになっている。
ユーザによっては、蓋部材21を開放したままで、光照射体に対する光照射を行いたい場合があり、このような場合に、予備重合用ボタン275がユーザにより押圧される。
より具体的に説明すると、光照射体を構成する材料は流動性を有していることも多く、この場合、少しずつこの材料を盛る形(塗る形)で光照射体(歯科用補綴物)を形成していく。そして、この場合、一般的には、材料を盛る度に光照射を行って重合を行う予備重合という作業が繰り返される。そして、この予備重合が終了し意図した形が完成すると、最終の光照射(本重合)が長時間(例えば10分)行われる。
このような作業工程において、予備重合用ボタン275が設けられていると、重合の度に蓋部材21の開閉操作を行う必要がなくなり、蓋部材21を開いたままでの光照射を行うことができるようになる。
なお、予備重合モードでは、光照射体がテーブル23上に置かれず、光照射体がユーザの手で支えられた状態で光照射体への光照射が行われることが多くなる。かかる場合、収容室22の入口付近に光照射体が配置されることが多くなる。付言すると、収容室22には開口22A(図1(B)参照)が設けられているが、予備重合モードでは、この開口22Aの付近に、光照射体が設置されることが多くなる。
ところで、このように、開口22Aの付近に光照射体が配置される場合、収容室22の奥側にあるLEDを点灯させても、このLEDからの光は光照射体に達しにくくなる。このため、予備重合用ボタン275が押された場合には、LEDのうちの収容室22の奥側に位置するLED(例えば、後述する第2LED群620に含まれるLED)を点灯しないようにしたり、出力を落としたりする処理を行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、予備重合用ボタン275が押されることでLEDが点灯する構成を一例に説明したが、ユーザの手を検知するセンサ(フォトセンサ、超音波センサ等)を設け、ユーザの手がセンサにより検知された場合にLEDを点灯するようにしてもよい。この場合、ユーザの作業性が向上する。
また、本実施形態では、上記にて説明したとおり、光照射時間のメモリへの登録に用いられる登録用ボタン274が設けられ、この登録用ボタン274を用いることで、本重合の時間(以下、「本重合時間」と称する)を登録できるようになっている。ところで、登録できる対象は、本重合時間に限られない。登録用ボタン274を操作することで、予備重合の時間についても登録できるようにしてもよい。
また、本実施形態では、液晶パネル271に、照射時間についての表示がなされるが、この際、時間が次第に減るカウントダウン(減算)方式で表示を行う。ところで、カウントダウン方式に限られず、例えば、予備重合が行われるときにはカウントアップ(増算)方式で時間の表示を行うようにしてもよい。
例えば、上記センサを利用してLEDの点灯処理/消灯処理を行う際には、センサによりユーザの手が検知されたらカウントを開始し、ユーザの手が検知されなくなったらカウントを終了することができる。この場合、ユーザは、予め定められた定時間ではなく、ユーザがその都度希望する時間だけ、光照射体への光照射を行うことができるようになる。
また、本実施形態では、図4(重合装置1の装置構成を説明するための図)に示すように、プログラム制御されたCPUにより構成された制御部41が設けられている。ここで、この制御部41は、UI27からの信号を受け付ける。また、UI27および第1光源31〜第3光源33に対して制御信号を出力し、UI27における表示制御および第1光源31〜第3光源33の点灯制御を行う。また、本実施形態では、制御部41、UI27、第1光源31〜第3光源33に電力を供給する電源42が設けられている。
図5は、収容室22の入口(開口22A)側から収容室22の内部の状態を示した図である。付言すると、図5では、第1側面221〜第3側面223、および、上面224を表示している。
本実施形態では、同図に示すように、第1側面221と上面224とが交わる箇所に、第1側面221と上面224とを接続する第1接続面51が設けられている。また、第2側面222と上面224とが交わる箇所に、第2側面222と上面224とを接続する第2接続面52が設けられている。
ここで、第1接続面51は、第1側面221および上面224の各々に対して45°の傾きを有した状態で配置されている。また、第2接続面52も、第2側面222および上面224の各々に対して45°の傾きを有した状態で配置されている。これにより、本実施形態では、第1接続面51および第2接続面52が設けられていない構成に比べ、収容室22の中央部に対する集光の度合いを高めることができるようになる。
さらに、本実施形態では、第3側面223と上面224とを接続する第3接続面53、第1側面221と第3側面223とを接続する第4接続面54、第2側面222と第3側面223とを接続する第5接続面55が設けられている。
ここで、第3接続面53も、第3側面223および上面224の各々に対して45°の傾きを有した状態で配置されている。また、第4接続面54も、第1側面221および第3側面223の各々に対して45°の傾きを有した状態で配置されている。さらに、第5接続面55も、第2側面222および第3側面223の各々に対して45°の傾きを有した状態で配置されている。これにより、本実施形態では、収容室22の中央部に対する集光の度合いが更に高められている。
また、本実施形態では、図1(B)に示すように、底面225と第1側面221とを接続する第6接続面56も、底面225および第1側面221の各々に対して45°の傾きを有した状態で配置されている。また、底面225と第2側面222(図5参照)とを接続する第7接続面57も、底面225および第2側面222の各々に対して45°の傾きを有した状態で配置されている。
さらに説明すると、本実施形態では、第1側面221、第2側面222、上面224、底面225に加え、第1接続面51、第2接続面52、第6接続面56、第7接続面57が設けられていることによって、収容室22の外縁の断面形状が八角形となっている。付言すると、上下方向に沿い且つ重合装置1の幅方向に沿った面における断面形状が、八角形となっている。これにより、本実施形態では、収容室22の外縁の断面形状が矩形となっている場合に比べ、収容室22の中央部に対する集光の度合いが高められている。
なお、上記では説明を省略したが、第1側面221、第2側面222、第3側面223、上面224、底面225、第1接続面51〜第7接続面57には、アルミニウムの蒸着を行っており、これらの面は、第1光源31〜第3光源33から出射された光を収容室22の内部側に向けて反射するリフレクターとしての機能も有している。
また、第1側面221、第2側面222、および、上面224には、図5に示すように、凹部80が複数設けられており、LEDは、この凹部80内に収容されている。さらに、第1側面221、第2側面222、および、上面224には、図5に示すように、透明の保護カバー81が取り付けられている。これにより、第1側面221、第2側面222、上面224およびLEDに対し、汚れが付着することが防止される。なお、この保護カバー81は、取り外し可能(交換可能)な状態で設けられている。
図6は、第3光源33の斜視図である。なお、図6では、図中右方が収容室22の奥側であり、図中左方が収容室22の開口22A側である。
上記では説明を省略したが、第3光源33は、ユニット化されており、本実施形態では、ユニット化されたこの第3光源33が収容室22の上部に取り付けられている。
図6に示すとおり、第3光源33には、蒸着処理が表面に施され且つ複数の凹部80が形成されたリフレクター311が設けられている。また、このリフレクター311の背後には、複数のLED(不図示)が取り付けられた基板312が設けられている。
なお、基板312上のLEDは、凹部80の底に形成された開口(不図示)を通じて露出している。また、基板312上には、重合装置1の本体側に形成された本体側端子(不図示)に接続される基板側端子312Aが設けられており、この基板側端子312Aを通じ、各LEDへの給電が行われるようになっている。さらに、第3光源33には、基板312の背後に、放熱を促すヒートシンク(放熱用部材)313が設けられている。
また、リフレクター311の手前側には、透明の保護カバー81が設けられ、そして、この保護カバ−81は、リフレクター311に対して固定されている。リフレクター311には、リフレクター311の表面との間に間隙を有した状態で配置された突起311Aが複数設けられており、本実施形態では、保護カバー81の縁部が、リフレクター311の本体部と突起311Aとの間に挿入されることで、リフレクター311に対する保護カバー81の固定が行われている。
図7は、第2光源32の斜視図である。なお、図7では、図中上方が重合装置1の上方であり、図中下方が重合装置1の下方である。また、第2光源32と第1光源31とは同様に構成されており、第1光源31についての説明は省略する。
第2光源32は、第3光源33と同様、蒸着処理が表面に施され且つ複数の凹部80が形成されたリフレクター321を有している。また、リフレクター321の背後には、複数のLED(不図示)が取り付けられた基板322が設けられている。
なお、第3光源33と同様、基板322上のLEDは、凹部80の底に形成された開口(不図示)を通じて露出している。また、図7では、図示を省略しているが、基板322上には、重合装置1の本体側に形成された本体側端子(不図示)に接続される基板側端子が設けられており、この基板側端子を通じ、各LEDへの給電が行われる。さらに、第2光源32には、基板322の背後に、放熱を促すヒートシンク(放熱用部材)323が設けられている。
また、リフレクター321の手前側には、透明の保護カバー81が設けられ、さらに、この保護カバ−81が、リフレクター321に対して固定されている。ここで、第3光源33と同様、リフレクター321には、リフレクター321の表面との間に間隙を有した状態で配置された突起321Aが複数設けられており、保護カバー81の縁部が、リフレクター321の本体部と突起321Aとの間に挿入されることで、リフレクター321に対する保護カバー81の固定が行われている。
図8は、第3光源33に設けられた基板312の正面図である。なお、図8では、図中右方が収容室22の奥側であり、図中左方が収容室22の開口22A側である。
同図に示すように、基板312上には、LEDが複数取り付けられている。
また、本実施形態では、基板312上に、波長470nmの光を出射するLED(以下、このLEDを「長波長LED61」と称する)がまとまって配置された第1LED群610が設けられている。
さらに、基板312上には、波長405nmの光を出射するLED(以下、このLEDを「短波長LED62」と称する)がまとまって配置された第2LED群620が設けられている。さらに、本実施形態では、第2LED群620の図中上方および図中下方のそれぞれに、3個の長波長LED61が設けられている。
なお、図8では、白丸が長波長LED61を示しており、黒丸が短波長LED62を示している。
図9は、第2光源32に設けられた基板322の正面図である。なお、図9では、図7と同様、図中上方が重合装置1の上方に対応しており、図中下方が重合装置1の下方に対応している。また、図9では、図8と同様、白丸が長波長LED61を示しており、黒丸が短波長LED62を示している。
本実施形態では、第2光源32に設けられた基板322に対しても、長波長LED61および短波長LED62が設けられている。ここで、長波長LED61は、基板322の図中左端部および右端部のそれぞれに3個ずつ設けられている。また、基板の左端部に設けられた3個の長波長LED61は上下方向に並んで配置され、また、基板の右端部に設けられた3個の長波長LED61も上下方向に並んで配置されている。
一方で、短波長LED62は、基板322の中央部(幅方向における中央部)に3個設けられている。この3個の短波長LED62も、長波長LED61と同様、上下方向に並んで配置されている。なお、図9では、重合装置1の本体側に形成された本体側端子(不図示)に接続される基板側端子322Aを表示しており、第2光源32では、この基板側端子322Aを通じ、長波長LED61および短波長LED62への給電が行われる。
図10は、重合装置1を上方から眺めた場合におけるテーブル23および第3光源33の状態を示した図である。なお、図10では、図中上方が収容室22の開口22A側であり、図中下方が収容室22の奥側である。
第3光源33では、収容室22の開口22A側に、複数の長波長LED61により構成された第1LED群610が設けられている。また、この第1LED群610よりも収容室22の奥側には、短波長LED62により構成された第2LED群620が設けられている。さらに、第2LED群620の両脇のそれぞれには、3個の長波長LED61が設けられている。
また、テーブル23の回転方向における位置関係について説明すると、第1LED群610および第2LED群620は、テーブル23の回転方向において互いに異なる位置に配置されている。
また、テーブル23の回転方向(図中反時計まわり方向)において、第1LED群610よりも上流側に且つ第2LED群620よりも下流側に、3個の長波長LED61(符号10B参照)が設けられている。さらに、テーブル23の回転方向において、第1LED群610よりも下流側に且つ第2LED群620よりも上流側に、3個の長波長LED61(符号10A参照)が設けられている。
ここで、本実施形態では、第1LED群610を構成する長波長LED61の個数よりも、第2LED群620を構成する短波長LED62の個数の方が少なくなっており、本実施形態では、図10に示すように、第2LED群620の両脇に(符号10A、10Bで示す部分に)余剰スペースが生まれ、この余剰スペースに、長波長LED61が配置された構成となっている。この場合、テーブル23上の光照射体に対し、長波長の光がより多く照射されるようになる。
さらに説明すると、第1の点光源群の一例としての第1LED群610は、テーブル23の回転中心よりも収容室22の開口22A側に設けられている。また、第2LED群620は、テーブル23の回転中心よりも収容室22の奥側に設けられている。
詳細に説明すると、テーブル23の回転中心を通る仮想線であって収容室22の奥行き方向と直交する仮想線を挟んで相対する2つの領域のうちの、開口22A側に位置する一方の領域に、第1LED群610が設けられている。また、本実施形態では、この2つの領域のうちの他方の領域に、第2LED群620が設けられている。なお、第2LED群620の両脇に設けられた長波長LED61については、他方の領域に設けられている。
さらに説明すると、第1LED群610では、テーブル23の径方向に、数列分(3列分)の長波長LED61が設けられ、テーブル23の回転方向においても、数列分(5列分)の長波長LED61が設けられている。また、第2LED群620でも、テーブル23の径方向に、数列分(3列分)の短波長LED62が設けられ、テーブル23の回転方向に、数列分(3列分)の短波長LED62が設けられている。
なお、第1LED群610に含まれる長波長LED61の個数は15個となっており、第2LED群620に含まれる短波長LED62の個数は9個となっており、本実施形態では、第2LED群620は、第1LED群610よりも少ない個数のLEDにより構成されている。
ここで、本実施形態の重合装置1では、テーブル23の回転がなされた際、テーブル23上の光照射体は、第1LED群610の下方および第2LED群620の下方を交互に通過するようになる。付言すると、テーブル23上の光照射体は、第1LED群610に対峙する箇所と、第2LED群620に対峙する箇所とを交互に通過する。さらに説明すると、テーブル23が回転することにより、テーブル23上の光照射体が、第1LED群610との対峙と第2LED群620との対峙とを交互に繰り返すようになる。
そして、本実施形態では、第1LED群610の下方を光照射体が通過している際、光照射体に対して、長波長の光(以下、「長波長光」と称する場合がある)が集中的に作用し、第2LED群620の下方を光照射体が通過している際、光照射体に対して、短波長の光(以下、「短波長光」と称する場合がある)が集中的に作用するようになる。
付言すると、LEDの各々は、光軸が重合装置1の上下方向に沿うように設けられており、第1LED群610の下方を光照射体が通過している際には、長波長LED61からの長波長光が光照射体に対して集中的に作用し、第2LED群620の下方を光照射体が通過している際には、短波長LED62からの短波長光が光照射体に対して集中的に作用する。
−実施例−
次に、重合装置1を用いて実際に重合を行った光照射体の強度試験の結果を説明する。
本重合装置1の発明者は、上記にて説明した重合装置1を用い、試験片に対し光照射を行うとともに、光照射後、試験片の強度試験を行った。なお、主な試験条件は下記のとおりである。
〔試験条件〕
・長波長LED61:波長470nm、3W(ワット)
・短波長LED62:波長405nm、2W(ワット)
・試験片:
・使用材料:クラレメディカル エプリコードDA3
・形状:幅2mm×高さ2mm×長さ25mm
・光照射時間:180秒×2(両面)
・試験片のテーブル23上における設置位置:
テーブルの中心部(回転中心)、テーブルの中心部から15mm離れた箇所に位置する円の周上(φ30の円の円周上)、テーブルの中心部から30mm離れた箇所に位置する円の周上(φ60の円の円周上)の3箇所
・第3光源33とテーブル23との離間距離:118mm
・その他の試験条件
上記3箇所の設置位置のそれぞれについて、5個の試験片を用意し(合計で15個の試験片を用意し)、上記3箇所の設置位置のそれぞれにおいて、5つの試験結果を得た。
〔試験結果〕
図11は、試験結果を示した図である。
なお、図11にて横方向に延びる点線は、JIS T 6517「歯冠用硬質レジン」にて規定されている規格値を示している。
まず、テーブル23の中心部におかれた試験片についての試験結果を説明すると、テーブル23の中心部に試験片がおかれた場合、曲げ強さの平均値は、67.40MPaであった。また、φ30の円の円周上におかれた試験片では、曲げ強さの平均値が66.88MPaであり、φ60の円の円周上におかれた試験片では、曲げ強さの平均値が67.32MPaであった。また、全平均(15個の試験片の平均)は、67.20MPaであった。さらに、何れの設置位置においても、得られた曲げ強さは、JISの規格値を超えた。
―比較例―
次に、2つの比較例を説明する。なお、この2つの比較例では、第3光源33における長波長LED61および短波長LED62の配置を上記実施例とは異ならせている。
〔比較例1〕
比較例1では、第3光源33にて、長波長LED61および短波長LED62を図12(比較例1における第3光源33および試験結果を示した図)の(A)に示すように配置した。
具体的には、短波長LED62が1個だけ含まれた第1LED列31Dと、短波長LED62が2個含まれた第2LED列31Eとを、収容室22の奥行き方向において、交互に配置した。また、収容室22の奥行き方向において中央部に位置する第2LED列31Eにおいて、短波長LED62の数を増やし、4個の短波長LED62を設置した。
図12(B)を参照し、比較例1についての試験結果を説明する。
この比較例1では、上記実施例と同様に、いずれの曲げ強さも、JISの規格値を超えた。しかしながら、この比較例1では、上記実施例に比して、得られた曲げ強さのばらつきが大きくなった。また、中心部曲げ強さ、φ30曲げ強さ、φ60曲げ強さのいずれの平均値も、上記実施例における平均値よりも小さくなった。また、全平均(15個の試験片の平均)も63.54MPaとなり、実施例における全平均(67.20MPa)よりも小さくなった。
〔比較例2〕
比較例2では、第3光源33にて、長波長LED61および短波長LED62を図13(比較例2における第3光源33および試験結果を示した図)の(A)に示すように配置した。具体的には、短波長LED62が3個含まれた第1LED列31Dと、短波長LED62が含まれない第2LED列31Eとを、収容室22の奥行き方向において交互に配置した。
図13(B)を参照して試験結果について説明すると、この比較例2では、φ60曲げ強さにおいて、一部の試験結果(曲げ強さ)が、JIS規格値を下回った。また、中心部曲げ強さ、φ30曲げ強さ、φ60曲げ強さのいずれの平均値も、上記実施例における平均値よりも小さくなった。さらに、全平均(15個の試験片の平均)も64.76MPaとなり、実施例における全平均(67.20MPa)よりも小さくなった。
ここで、本実施形態(実施例)における第3光源33では、上記のとおり、テーブル23の径方向および回転方向のそれぞれの方向において、数列分の長波長LED61が設けられ、また、短波長LED62についても、テーブル23の径方向および回転方向のそれぞれの方向において、数列分の短波長LED62が設けられている。
これにより、本実施形態では、光照射体に対して、長波長光が集中的に作用し、また、短波長光が集中的に作用するようになる。付言すると、本実施形態では、長波長光の集中的な照射および短波長光の集中的な照射が交互に行われる。このような照射条件に起因し、上記実施例の結果が得られたものと考えられる。
一方で、比較例1や比較例2では、テーブル23の径方向および回転方向のいずれか一方の方向にのみ、LEDが数列分設けられており、本実施形態の構成に比べ、上記のような集中的な照射がなされにくい。
(その他)
本実施形態では、図8にて示したとおり、第2LED群620を収容室22の奥側に配置し、第1LED群610を収容室22の開口22A側に配置したが、第1LED群610と第2LED群620とを入れ替え、第1LED群610を収容室22の奥側に配置し、第2LED群620を収容室22の開口22A側に配置するようにしてもよい。
また、第1LED群610および第2LED群620のうちの一方のLED群を、重合装置1の一方の側面側(例えば、第1側面13(図1(A)参照)側)に配置し、他方のLED群を重合装置1の他方の側面側(例えば、第2側面14(図1(A)参照)側)に配置するようにしてもよい。
なお、図8にて示したように、第2LED群620を収容室22の奥側に配置し、第1LED群610を収容室22の開口22A側に配置した場合、予備重合を行う際のユーザの操作性が向上する。
予備重合では、主に長波長光が光照射体に照射されて予備重合が行われる。付言すると、歯科用の光照射体(光硬化性材料)の多くは、波長470nmの光によって硬化することが多い。かかる場合に、この波長470nmの光を出射する第1LED群610が収容室22の開口22A側に配置されていると、ユーザは、光照射体を収容室22の奥まで入れずに、光照射体の予備重合を行うことができるようになる。
なお、波長470nmの光のみを光照射体に照射した場合、光照射体は硬化するが強度が不足しやすくなる。付言すると、波長470nmの光のみを光照射体に照射した場合、光照射体は硬化するが曲げ強度が不足しやすくなる。一方で、上記短波長光(波長405nmの光)を照射すると、曲げ強度が増す。このため、本重合では、光照射体に対し、長波長光に加えて短波長光を照射する。
1…重合装置、22…収容室、22A…開口、23…テーブル、33…第3光源、61…長波長LED、62…短波長LED、610…第1LED群、620…第2LED群

Claims (4)

  1. 補綴物の形成に用いられる光硬化性材料が置かれ、予め定められた回転中心を中心に回転する回転盤と、
    前記回転盤の上方に配置され、当該回転盤上の光硬化性材料に対して光を照射する照射手段と、
    を備え、
    前記照射手段は、
    予め定められた波長の光を出射する複数個の点光源により構成され、且つ、前記回転盤の径方向および当該回転盤の回転方向のそれぞれの方向に数列分の当該点光源が配置された第1の点光源群と、
    前記回転盤の回転方向において前記第1の点光源群とは異なる位置に配置され、前記予め定められた波長とは異なる波長を出射する複数個の点光源により構成され、且つ、当該回転盤の径方向および当該回転盤の回転方向のそれぞれの方向に数列分の当該点光源が配置された第2の点光源群と、
    を備え、
    前記回転盤が回転することにより、当該回転盤上の光硬化性材料が、前記第1の点光源群との対峙と前記第2の点光源群との対峙とを交互に繰り返すように構成された光重合装置。
  2. 前記第2の点光源群は、前記第1の点光源群よりも少ない数の点光源により構成され、且つ、当該第2の点光源群に含まれる点光源から出射される光の波長の方が、当該第1の点光源群に含まれる点光源から出射される光の波長よりも短いことを特徴とする請求項1に記載の光重合装置。
  3. 前記回転盤、および、当該回転盤上の光硬化性材料を収容する収容室を更に備え、
    前記収容室の側部には、開口が形成され、
    前記第1の点光源群および前記第2の点光源群は、前記収容室の天井部に設けられているとともに、当該第1の点光源群および当該第2の点光源群のうちの一方の点光源群の方が他方の点光源群よりも当該収容室の前記開口側に設けられ、当該他方の点光源群が当該一方の点光源群よりも当該収容室の奥側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光重合装置。
  4. 前記回転盤は、一方向に回転し、
    前記一方向において、前記第1の点光源群よりも上流側且つ前記第2の点光源群よりも下流側には、前記予め定められた波長の光を出射する点光源が更に設けられ、
    前記一方向において、前記第1の点光源群よりも下流側且つ前記第2の点光源群よりも上流側には、前記予め定められた波長の光を出射する点光源が更に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の光重合装置。
JP2013106369A 2013-05-20 2013-05-20 光重合装置 Active JP6228390B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013106369A JP6228390B2 (ja) 2013-05-20 2013-05-20 光重合装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013106369A JP6228390B2 (ja) 2013-05-20 2013-05-20 光重合装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014226210A true JP2014226210A (ja) 2014-12-08
JP6228390B2 JP6228390B2 (ja) 2017-11-08

Family

ID=52126608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013106369A Active JP6228390B2 (ja) 2013-05-20 2013-05-20 光重合装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6228390B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016039332A1 (ja) * 2014-09-10 2016-03-17 株式会社ジーシー 技工用重合装置
WO2020040039A1 (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 株式会社トクヤマデンタル 重合装置
JP2020032160A (ja) * 2018-08-24 2020-03-05 株式会社トクヤマデンタル 重合装置
JP2020033392A (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 株式会社トクヤマデンタル 重合装置
KR20200055396A (ko) 2018-11-13 2020-05-21 엘지이노텍 주식회사 자외선 조사 장치
CN112533557A (zh) * 2018-08-24 2021-03-19 株式会社德山齿科 聚合装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2507296A1 (fr) * 1981-06-09 1982-12-10 Cladi Marcel Enceinte pour la polymerisation a froid de produits, en particulier de produits de restauration esthetique et fonctionnelle des dents
JP2003033374A (ja) * 2001-07-19 2003-02-04 Shiyoufuu:Kk 技工用光重合器
JP2003061983A (ja) * 2001-05-23 2003-03-04 Ivoclar Vivadent Ag 照明装置
JP2003526473A (ja) * 2000-03-15 2003-09-09 デンツプライ インターナショナル インコーポレーテッド 制御されたセグメント硬化による重合ストレスの緩和
JP2005161002A (ja) * 2003-12-04 2005-06-23 Shiyoufuu:Kk 加温機能付きled光重合器
US20100252753A1 (en) * 2009-04-07 2010-10-07 Rolence Enterprise Inc. Medical light solidifying device
JP2013017616A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Gc Corp 歯科技工用重合装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2507296A1 (fr) * 1981-06-09 1982-12-10 Cladi Marcel Enceinte pour la polymerisation a froid de produits, en particulier de produits de restauration esthetique et fonctionnelle des dents
JP2003526473A (ja) * 2000-03-15 2003-09-09 デンツプライ インターナショナル インコーポレーテッド 制御されたセグメント硬化による重合ストレスの緩和
JP2003061983A (ja) * 2001-05-23 2003-03-04 Ivoclar Vivadent Ag 照明装置
JP2003033374A (ja) * 2001-07-19 2003-02-04 Shiyoufuu:Kk 技工用光重合器
JP2005161002A (ja) * 2003-12-04 2005-06-23 Shiyoufuu:Kk 加温機能付きled光重合器
US20100252753A1 (en) * 2009-04-07 2010-10-07 Rolence Enterprise Inc. Medical light solidifying device
JP2013017616A (ja) * 2011-07-11 2013-01-31 Gc Corp 歯科技工用重合装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016039332A1 (ja) * 2014-09-10 2016-03-17 株式会社ジーシー 技工用重合装置
JPWO2016039332A1 (ja) * 2014-09-10 2017-06-01 株式会社ジーシー 技工用重合装置
US10245130B2 (en) 2014-09-10 2019-04-02 Gc Corporation Polymerization apparatus for dental technique
AU2019324038B2 (en) * 2018-08-24 2022-03-24 Tokuyama Dental Corporation Polymerization apparatus
JP2020032160A (ja) * 2018-08-24 2020-03-05 株式会社トクヤマデンタル 重合装置
CN112533557A (zh) * 2018-08-24 2021-03-19 株式会社德山齿科 聚合装置
RU2759656C1 (ru) * 2018-08-24 2021-11-16 Токуяма Дентал Корпорейшн Устройство для полимеризации
WO2020040039A1 (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 株式会社トクヤマデンタル 重合装置
CN112533557B (zh) * 2018-08-24 2022-06-28 株式会社德山齿科 聚合装置
US11413597B2 (en) 2018-08-24 2022-08-16 Tokuyama Dental Corporation Polymerization apparatus
JP2020033392A (ja) * 2018-08-27 2020-03-05 株式会社トクヤマデンタル 重合装置
KR20200055396A (ko) 2018-11-13 2020-05-21 엘지이노텍 주식회사 자외선 조사 장치
KR102644763B1 (ko) * 2018-11-13 2024-03-08 쑤저우 레킨 세미컨덕터 컴퍼니 리미티드 자외선 조사 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP6228390B2 (ja) 2017-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6228390B2 (ja) 光重合装置
US20140104838A1 (en) Lighting apparatus production
US8142052B2 (en) Medical light solidifying device
JP2012034891A (ja) 光重合器
US11371662B2 (en) Filament lamp
CN1881158A (zh) 可微型化光学鼠标装置
US11413597B2 (en) Polymerization apparatus
JP2013212326A (ja) 樹脂硬化装置
US8680494B2 (en) Polymerization apparatus for dental technology
JP2014226209A (ja) 光重合装置
JP2012068647A5 (ja)
TWI615580B (zh) 用於照明模組之環繞式窗
EP3815646B1 (en) Light curing unit for dental use with switch hidden by door
CN207470468U (zh) 一种具有导光片的风扇结构
JP5853128B2 (ja) 照明器具
JP2003033374A (ja) 技工用光重合器
JP6712757B2 (ja) 重合装置
JP2021069503A5 (ja)
JP2005161002A (ja) 加温機能付きled光重合器
KR102668511B1 (ko) 복합형 휴대용 자외선 경화기
JP6048842B2 (ja) 照明器具
US12066651B2 (en) Lightguide based luminaire for disinfection and illumination
WO2015093486A1 (ja) 照明装置および照明器具
WO2023046597A1 (en) Lightguide plate based luminaire providing white and uv light for disinfection
JP2020032160A (ja) 重合装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171013

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6228390

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250