JP2014226052A - 通水性ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】人工魚礁又は人工藻場の構成要素である通水性ケースにおいて、前記通水性ケース自体に胞子が付着し、更に海藻の定着を可能にする。
【解決手段】一部又は全部に通水面を有する容器で、内部に貝殻を充填する通水性ケース1において、通水面は、通水孔212,222,312を囲む桟211,221,311に凸条213,223,313を設け、前記桟211,221,311と凸条213,223,313との間に段差部214,224,314を構成したことを特徴とする。これにより、本発明の通水性ケース1は、前記段差部214,224,314の存在により、胞子を付着させ、かつ海藻を定着させる効果を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、人工魚礁や人工藻場を構築する培養基質単位として、貝殻を充填する通水性ケースに関する。
従来から、主に廃棄される牡蠣や帆立貝等の貝殻を利用した人工魚礁や人工藻場が作られている。貝殻は、表面が複雑な多孔質で、集積すると隙間を多数形成する構造的な特徴を有する。人工魚礁や人工藻場は、海中に集積した貝殻の前記特徴を活かし、海中を浮遊する海藻の胞子を捉えて着床させている。しかし、貝殻は、そのまま海中に堆積させても海流によって散逸し、胞子を十分に捕捉及び着床できない。これから、貝殻を充填した通水性ケースを適当な沈設構造物に固定して、人工魚礁や人工藻場が構築されている(特許文献1〜特許文献5)。
通水性ケースは、通水面で囲まれた直方体外形とすると、充填できる貝殻の量を多くできる(特許文献1及び特許文献2)。特許文献1が開示する通水性ケース(ケース)は、鋼製のアングル材で構成された枠体に、金属製のメッシュを張ったり(特許文献1・第1図)、スチール棒を適当間隔で架設したり(特許文献1・第4図)して貝殻を充填し(特許文献1が開示する通水性ケースは、特にまだこ魚礁用にたこ壷を収納している)、蓋をビス止めして構成する(特許文献1・第5頁第7行〜第10行)。特許文献1が開示する通水性ケースは、全体が金属製であるから、人工魚礁を構成する枠体(沈設構造物)に載せた上で、溶接により位置固定できる。
特許文献2が開示する通水性ケース(通水性容器)は、メッシュ壁面に囲まれた樹脂製の容器で、取付部材として鋼製棒材を貫通させた構成である。複数の通水性ケースは、間隔を空けて、同じ取付部材を貫通させている。こうして取付部材を貫通させた複数の通水性ケースは、一体のモジュールとして取り扱われ(特許文献2・[図1][図2])、前記取付部材を鋼製枠体に溶接したり(特許文献2・[0020][0021][図14])、コンクリート製枠体に端部を埋め込んだり(特許文献2・[0022][図15])して位置固定する。
通水性ケースは、小型化して体積当たりの表面積を増やすと、充填した貝殻に胞子を付着させる機会が増やせる(特許文献3及び特許文献4)。特許文献3が開示する通水性ケース(網体)は、円柱外形の樹脂製又は鋼製の多孔状パイプ(特許文献3・[0008])で、間隔を空けて横並びにした複数本それぞれの両端をチャンネル鋼(鋼製チャンネル)で連結し、パネルとしてモジュール化している(特許文献3・[0013]〜[0015][図2])。これにより、特許文献3が開示する通水性ケースは、人工魚礁を構成する沈設構造物に前記チャンネル鋼を溶接して、パネルを取り付けることができる(特許文献3・[0022])。
特許文献4が開示する通水性ケース(単位ケース)は、帆立貝殻を立てた状態で並べることのできる外径を有する円柱外形又は角柱外形の樹脂製の筒体で、保形性を確保するため、通水性ケースの延在方向に沿った樹脂製又は鋼製の補強材を、断面周方向等間隔で複数本(例示は4本)添わせている(特許文献4・[0011][0014][図4][図5])。特許文献4が開示する通水性ケースは、人工魚礁を構成する沈設構造物に端部を溶接(鋼製の沈設構造物)又は埋め込んで(コンクリート製の沈設構造物)、多数を並べて取り付ける(特許文献4・[図1])。
通水性ケースには、安価かつ容易に製造できつつ、強度の確保が求められる。特許文献5が開示する通水性ケースは、両端のケース蓋を複数の通水体補強枠で連結した枠体と、前記枠体内部に保持される筒体とから構成され、通水体補強枠に囲まれ、両端の開口部をそれぞれケース蓋で塞がれた筒体の内部に貝殻を充填し、前記貝殻によって筒体を通水体補強枠に圧接し、固定している(特許文献5・[0008])。筒体は、集魚効果や軽量化が要求される場合、細い鉄線や樹脂被覆した防錆加工鉄線を網加工したネットを使用し、また軽量化や低コスト化が要求される場合、樹脂製のネットが使用される(特許文献5・[0009])。
特許文献5が開示する通水性ケースは、ケース蓋に設けられた金属製の固定フランジを金属製取付材に溶接することにより、複数を並べて一体化した集魚パネルを構成し、人工魚礁を構成する沈設構造物に前記金属製取付材を溶接(鋼製の沈設構造物)又は埋め込んで(コンクリート製の沈設構造物)取り付ける(特許文献5・[0019][0021][図12][図13][図14][図15])。固定フランジは、ケース蓋の平面に直交する周面を有する補強外枠で、例示された断面四角形のほか、断面三角形や断面円形でもよいとしている(特許文献5・[0027])。
実全昭62-001567号公報 特開平11-289905号公報 特開平07-236385号公報 特開平09-163894号公報 特開2005-253341号公報
特許文献1〜特許文献5が開示する通水性ケースは、いずれも充填した貝殻に胞子を付着させ、海藻を定着させる。すなわち、通水性ケース自体は、あくまで貝殻を集積するための手段であって、海藻の定着に無関係であった。これから、集積された貝殻全体としての表面積が大きくなるように、通水性ケースは小型であるほど好ましいことになる。しかし、通水性ケースが小さすぎると、通水性ケース毎に充填できる貝殻の量が減り、廃棄される貝殻を利用する側面の効果が薄れてくる。
また、集積された貝殻全体としての表面積が大きくなったとしても、貝殻は、通水性ケースの通水面より内側に奥まっており、貝殻への胞子の付着や海藻の成長を、通水面が少なからず阻害していた。これは、通水性ケースが、胞子の付着や海藻の定着に寄与しないことに起因する問題であった。そこで、通水性ケース自体に胞子が付着し、更に海藻の定着を可能にするように、特に通水面について検討した。
検討の結果開発したものが、一部又は全部に通水面を有する容器で、内部に貝殻を充填する通水性ケースにおいて、通水面は、通水孔を囲む構造要素に凸条を設け、前記構造要素と凸条との間に段差部を構成したことを特徴とする通水性ケースである。「一部又は全部に通水面を有する容器で、内部に貝殻を充填する」とは、海水を流入又は流出させる通水面を少なくとも一部に有する容器の内部へ、動かないように貝殻を密に投入して前記容器の内部に閉じ込めることを意味する。容器は、例えば開口部から内部に貝殻を投入させ、前記開口部を別体の蓋体で閉塞する。通水面は、通水孔となるスリット又は開口を多数設けた平面(格子面やメッシュ面)として構成される。
通水性ケースは、内部に貝殻を充填した人工魚礁又は人工藻場の構成要素で、通水性ケース単体で沈設したり、鋼製枠体やコンクリートブロックに取り付けて人工魚礁又は人工藻場を構成したりする。内部に充填した貝殻は、飼料生物を生育させる養分を海中に溶出させる働きも有するが、胞子の付着や海藻の定着を主目的とする。これから、本発明は、貝殻同様に胞子を付着させ、海藻を定着させる不定形物、例えばコンクリートや岩石等の破砕物、又は前記破砕物と貝殻とを混在させて通水性ケースに充填してもよい。以下、説明の便宜上、前記不定形物を含めた充填物を貝殻で代表する。
本発明の通水性ケースに対して流れてくる海水は、段差部に沿って折れ曲がるように流れるのではなく、段差部をかすめて流れていくため、前記段差部に海水の流れが遅い又はほとんど停止した滞留域が形成される。これにより、胞子を段差部に付着しやすくなり、更に通水性ケースに海藻を定着させやすくなる。また、段差部が形成する滞留域は、段差部をかすめて流れる海水の勢いを削いだり、流れを乱すことにより、前記海水中の胞子を拡散させ、胞子がより多くの貝殻に付着できるようにする。
構造要素は、通水孔を多数設けた平面や、通水孔として多数のスリット又は開口を形成する桟がある。通水面は、前記構造要素に凸条を設けることができる限り、金属製、樹脂製又は両者の混在を問わない。最も簡易な通水面は、構造要素である平面に通水孔として開口を多数形成した構成で、通水孔を多数設けた金属板(パンチングメタル)又は樹脂板を例示できる。凸条は、平面と側面との間に段差部を構成する。また、凸条は、平面の剛性を高める補強リブとして働き、通水面の撓みを抑制又は防止して、前記撓みに起因する貝殻の動きを抑制又は防止する。
容器の内部に充填した貝殻へ海水を導く観点から、通水孔の総面積が大きいほどよい。これから、通水面は、構造要素である桟を同一面内で平行又は交差させ、前記桟に囲まれた通水孔としてスリット又は開口を形成した面で、前記桟より幅の狭い凸条を前記桟に設け、桟と凸条との間に段差部を構成するとよい。これは、エキスパンドメタルや樹脂製メッシュ板を例示できる。凸条は、桟の平面と側面との間に段差部を構成する。凸条の延在方向は、桟の延在方向に平行であっても、桟の交差方向であってもよい。特に桟の延在方向に延びる凸条は、桟の剛性を高める補強リブとして働き、通水面の撓みを抑制又は防止して、前記撓みに起因する貝殻の動きを抑制又は防止する。
本発明の通水性ケースは、通水ケース自体に胞子を付着させ、かつ海藻を定着させる効果を有する。これは、海水の流れに対して滞留域を形成する段差部を、通水面の構造要素に設けたことによる効果である。胞子の付着や海藻の定着は、通水面の構造要素に凸条を設けて構成される段差部によりもたらされる構造的な効果であり、前記段差部を設ける構造要素の素材や、段差部を設ける部分以外の通水性ケースの構造を限定しない。これにより、本発明は、胞子の付着や海藻の定着といった効果を、素材を限定せず、様々な構造の通水性ケースに享受させることができる。
また、段差部を構成する凸条は、構造要素の剛性を高める補強要素(補強リブ)として働き、通水面の撓みを抑制又は防止できる。これにより、激しい海流の影響で前記通水面が撓み、貝殻が互いにぶつかって破損し、散逸する事態が回避できる。通水面が薄い金属板のパンチングメタルや細い金属棒又は樹脂板を桟とするメッシュ板で構成されている場合、通水面の撓みを抑制又は防止できることは好ましい。これにより、本発明は、胞子の付着や海藻の定着といった効果を、素材を限定せず、様々な構造の通水性ケースに享受させることができる。
本発明を適用した通水性ケースの一例を構成するケース本体及び蓋体を並べた右側面図である。 本例の通水性ケースのケース本体及び蓋体を並べた平面図である。 本例の通水性ケースのケース本体のみの底面図である。 本例の通水性ケースのケース本体のみの背面図である。 本例の通水性ケースのケース本体のみの正面図である。 本例の通水性ケースの蓋体のみの正面図である。 本例の通水性ケースの蓋体のみの背面図である。 図1中B−B断面図である。 図1中C−C断面図である。 図2中D−D断面図である。 図1中A矢視部部分拡大図である。 別例の通水性ケースの図11相当部分拡大図である。 本例の通水性ケースのケース本体を積み重ねる状態を表す部分拡大断面図である。 蓋体を装着した本例の通水性ケースのケース本体を積み重ねる状態を表す部分拡大断面図である。 通水性ケースをコンクリートブロックに一体化した魚礁要素を表す右側面図である。 通水性ケースをコンクリートブロックに一体化した魚礁要素を表す平面図である。 通水性ケースをコンクリートブロックに一体化した魚礁要素を表す正面図である。 コンクリートブロックに一体化した魚礁要素を構成する通水性ケースに貝殻を充填した状態を表す斜視図である。 通水性ケースを鋼製枠体に一体化した魚礁要素を表す右側面図である。
以下、本発明を実施するための形態について図を参照しながら説明する。本発明が適用される通水性ケース1は、例えば図1〜図10に見られるように、八角錐台状のケース本体2と、前記ケース本体2の開口部23を着脱自在に塞ぐ八角形外形の蓋体3とから構成される。本例の通水性ケース1は、ケース本体2の8面ある側面21及び八角形外形の底面22がいずれも通水面で、八角形外形の蓋体3も同様に通水面である。本発明の通水性ケース1は、側面21、底面22又は蓋体3のいずれかが通水面であればよいが、本例は軽量化も考慮して、前記側面21、底面22及び蓋体3すべてを通水面としている。
ケース本体2は、例えば高密度ポリエチレンを用いた射出成形による一体成形品として製造できる。本例のケース本体2は、8枚の長尺な台形状通水面である側面21に囲まれた八角錐台状で、面積の狭い開放端の一方(図1及び図2中右、図4参照)を八角形外形通水面である底面22で塞ぎ、面積の広い前記ケース本体2の開放端の他方(図1及び図2中左、図5)をそのまま八角形外形の開口部23とした容器である。本例のケース本体2は、後述するように、底面22及び開口部23の外周に補強外枠4を設けると共に、前記補強外枠4に渡って、隣り合う側面21が交差する境界縁外側に幅の広い補強桟215を架設している。
八角形断面であるケース本体2は、隣り合う側面の交差角度が135度(鈍角)で、対向位置関係にある側面21,21同士の最短直線距離を直径とする断面円形のケース本体に比べると、貝殻の充填できる空間の大きいことが理解される(図8中仮想線表示の円参照)。また、八角形断面であるケース本体2は、鈍角に交差する側面21,21の隅に近づけて貝殻5を充填できる(図5中仮想線表示参照)。こうして、八角形断面であるケース本体2は、貝殻が充填されない隙間を減らし、充填できる貝殻の量を増やしている。
また、八角錐台状であるケース本体2は、開口部23から底面22に向かって側面21が傾斜して窄んでいるから、開口部23から投入される貝殻が、傾斜した側面21に沿って押し込まれ、側面21と貝殻5との間に隙間を形成しにくい(図10仮想線表示参照)。これによっても、貝殻が充填されない隙間を減らし、充填できる貝殻の量を増やしている。本例のケース本体2は、補強外枠4の外形を等しくしているため、底面22及び開口部23それぞれで側面21が突き当たる補強外枠4の環状フランジ41の余白の大きさが異なる。また、八角錐台状のケース本体2は、ケース本体2を樹脂一体成形にした場合、内部を形成する金型を抜きやすくしている。側面21の傾斜角度は、ケース本体2の底面22中心と開口部23中心(前記開口部23を塞いだ蓋体3中心)とを結ぶ軸線(図1及び図2参照)に対して0度(平行)〜10度が適当である。
側面21は、略方形状(正確には台形状)の通水孔212を囲む桟211の外側平面に、前記桟211の交差間隔より短い長さの断面方形である凸条213を互いが交差しないように設け、桟211の外側平面と凸条213の側面との間に段差部214を構成している(図11参照)。通水性ケース1に対して流れてくる海水Wは、段差部214をかすめて流れ、前記段差部214に海水Wの滞留域Sが形成され、胞子を段差部214に付着させる。また、滞留域Sが海水Wの勢いを削いだり、流れを乱したりして、前記海水中の胞子を拡散させて多くの貝殻に付着させる(図11参照)。凸条213は、側面21の剛性を高める補強リブとしても働く。
段差部214は、図12に見られるように、円形の通水孔212を多数設けたパンチングメタルを側面21とし、断面方形である樹脂製の凸条213が交差するメッシュ状体を前記側面21の外側表面に貼着しても構成できる。この場合、側面21の剛性は、パンチングメタルである側面21自体により確保される。凸条213が交差するメッシュ状体は、金属製として、パンチングメタルである側面21に溶接により固定してもよい。
本例の側面21は、底面22及び開口部23それぞれに沿って設けた補強外枠4の取付部42を水平面に接地させた姿勢(図1参照)で、水平面又は垂直面に平行な4面の幅が広く、前記4面に挟まれた斜めの4面の幅が狭い。幅の広い側面21は、補強外枠4の環状フランジ41,41に挟まれた端部に、軽量化のために刳り貫かれた長方形外形の肉抜き孔418と共に、蓋体3の掛止爪321,322を掛止させる長方形外形の掛止孔416,417を設けている。幅の狭い側面21は、上方の2面のみ、補強外枠4の環状フランジ41,41に挟まれた端部に、軽量化のために刳り貫かれた長方形外形の肉抜き孔418を設けている。
掛止孔416は、蓋体3の長い掛止爪321に合わせて、開口部23に平行な長辺が前記開口部23から遠い位置にあり、隣り合う肉抜き孔418より小さい。これに対し、掛止孔417は、蓋体3の短い掛止爪322に合わせて、開口部23に平行な長辺が前記開口部23に近い位置にあり、隣り合う肉抜き孔418と同じ大きさになっている。掛止孔416,417は、蓋体3の掛止爪321,322を同じ長さにすれば、同じ形状にできる。また、掛止孔416,417は、すべて肉抜き孔418と違う形状にしてもよい。
補強外枠4は、ケース本体2の底面22中心と開口部23中心(前記開口部23を塞いだ蓋体3中心)とを結ぶ軸線(図1及び図2参照)に直交する仮想面に倣って、前記底面22及び開口部23それぞれに沿って設けられた2枚の環状フランジ41,41と、前記環状フランジ41の底辺部分に沿って左右に設けられた一対の取付部42,42とから構成される。本例の補強外枠4は、2枚の環状フランジ41,41の間に補強フランジ411を複数枚架設し、ケース本体2の補強要素として必要充分な剛性を確保し、隣り合う側面21,21の交差角度等を保つ保形性を発揮している。
各補強外枠4を構成する2枚の環状フランジ41,41のうち、対向位置関係にある内側の環状フランジ41は、特に何も設けられていない(図9参照)が、底面22や開口部23を囲む外側の環状フランジ41は、左右の取付部42,42に挟まれた範囲に方形状の噛み込み孔412を並べ、前記噛み込み孔412を横断する位置ズレ防止リブ413を外側の面に設け、各側面21宛に2個ずつ紐通し孔414,414を設けている。
また、底面22を囲む外側の環状フランジ41は、前記紐通し孔414に沿って直線状又はL字状のスペーサリブ415を設け(図4参照)、開口部23を囲む外側の環状フランジ41は、前記開口部23を囲む環状のスペーサリブ415を設けている(図5参照)。底面22を囲む外側の環状フランジ41に設けたスペーサリブ415は、紐通し孔414周囲を補強し、開口部23を囲む外側の環状フランジ41に設けたスペーサリブ415は、開口部23周囲を補強する働きも有する。
噛み込み孔412は、補強外枠4の底辺部分をコンクリートブロック6(図17参照)に埋め込む際、噛み込み孔412を介して環状フランジ41に跨がってコンクリートを固化させることにより、前記コンクリートブロック6に対してケース本体2を強固に取り付けられるようにする。位置ズレ防止リブ413は、底面22又は開口部23を下に向けて立てた姿勢のケース本体2を積層する際、上下段のケース本体2,2相互が位置ズレしないように係合する(図13参照)。
紐通し孔414は、ケース本体2に対して魚礁要素(図15以下参照)を構築するための補助具等、例えば胞子付着紐7(図18参照)を通して補強外枠4,4間に架設させる。スペーサリブ415は、ケース本体2を立てた姿勢で積層する際、底面22及び開口部23を囲む環状フランジ41が接面せず、一定の間隔(=スペーサリブ415の厚み)で前記環状フランジ41を対向させる。スペーサリブ415の一部は、上下段のケース本体2,2の動きによっては互いに係合し、上述した位置ズレ防止リブ423同様の働きを有する。
取付部42は、2枚の環状フランジ41,41の間にボルト孔421を設けた座面422を架設して構成される。座面422は、ボルト頭が嵌合する折れ曲がり壁面でボルト孔421を囲っている。ケース本体2をコンクリートブロック6(図17参照)に埋め込む際、2枚の環状フランジ41,41の間がコンクリートで塞がれるが、前記環状フランジ41,41の間に残存する空気は2枚の環状フランジ41,41の間に設けられた肉抜き孔418から排出される。取付部42を設けた部分は、肉抜き孔418が設けられないから、本例のケース本体2は、別途空気抜き孔423を設けている。
開口部23は、ケース本体2の八角形状の開放端の他端であり、開放端の他端に面一である補強外枠4の環状フランジ41から蓋体3の厚みに等しい段差で凹んだ八角形状の環状嵌合部231と、前記環状嵌合部231の前記環状フランジ41と平行な環状面に形成した八角形状の環状リブ232とから構成される。蓋体3は、八角形状の蓋嵌合リブ32を前記環状リブ232に被せて環状嵌合部231内に収まり、掛止爪321,322をそれぞれ対応する掛止孔416,417に掛止して、開口部23を塞ぐ。
底面22は、ケース本体2の八角形状の開放端の一端を塞いだ部分で、開放端の一端に面一である補強外枠4の環状フランジ41から蓋体3の厚みに等しい段差を介して形成された八角形状の凸面として構成される。本例の底面22は、側面21同様に構成された通水面で、方形状の通水孔222を囲む桟221の外側平面に、前記桟221の交差間隔より短い長さの断面方形である凸条223を互いが交差しないように設け、桟221の外側平面と凸条223の側面との間に段差部224を構成している(図11参照)。
通水性ケース1に対して流れてくる海水Wは、段差部224をかすめて流れ、前記段差部224に海水Wの滞留域Sが形成され、胞子を段差部224に付着させる。また、滞留域Sが海水Wの勢いを削いだり、流れを乱したりして、前記海水中の胞子を拡散させて多くの貝殻に付着させる(図11参照)。凸条223は、底面22の剛性を高める補強リブとしても働く。
底面22の段差部224も、上記側面21の段差部214同様、円形の通水孔222を多数設けたパンチングメタルを底面22とし、断面方形である樹脂製の凸条223が交差するメッシュ状体を前記底面22の外側表面に貼着しても構成できる(図12参照)。この場合、側面21の剛性は、パンチングメタルである側面21自体により確保される。凸条213が交差するメッシュ状体は、金属製として、パンチングメタルである側面21に溶接により固定してもよい。
蓋体3は、例えば高密度ポリエチレンを用いた射出成形品で、開口部23の環状嵌合部231に収まる平面視八角形状の蓋嵌合リブ32で本体面31を囲んで構成される。ケース本体2に設けた掛止孔416,417に掛止する掛止爪321,322は、それぞれ幅の広い側面21に対応する蓋嵌合リブ32の長辺外周側に2個ずつ設けられる。本例の本体面31は、側面21又は底面22同様に構成された通水面で、方形状の通水孔312を囲む桟311の外側平面に、前記桟311の交差間隔より短い長さの断面方形である凸条313を互いが交差しないように設け、桟311の外側平面と凸条313の側面との間に段差部314を構成している(図11参照)。
ケース本体2に蓋体3を装着すると、通水性ケース1に対して流れてくる海水Wは、段差部314をかすめて流れ、前記段差部314に海水Wの滞留域Sが形成され、胞子を段差部314に付着させる。また、滞留域Sが海水Wの勢いを削いだり、流れを乱したりして、前記海水中の胞子を拡散させて多くの貝殻に付着させる。凸条313は、本体面31の剛性を高める補強リブとしても働く。
段差部314は、図12に見られるように、円形の通水孔312を多数設けたパンチングメタルを蓋体3の本体面31とし、断面方形である樹脂製の凸条313が交差するメッシュ状体を前記蓋体3の本体面31の外側表面に貼着しても構成できる。この場合、蓋体3の本体面31の剛性は、パンチングメタルである本体面31自体により確保される。凸条313が交差するメッシュ状体は、金属製として、パンチングメタルである本体面31に溶接により固定してもよい。
本例のケース本体2は、底面22が開口部23の環状嵌合部231に嵌まり込む大きさで、図13に見られるように、上段のケース本体2の底面22を、下段のケース本体2の開口部23に嵌め込んで、上下方向に積み重ねることができる。また、本例の蓋体3は、開口部23の環状嵌合部231に嵌まり込み、かつ本体面31を囲む蓋嵌合リブ32の内側が底面22の嵌まり込む大きさである。このため、本例のケース本体2は、図13に見られるように、上段のケース本体2の底面22を、下段のケース本体2の開口部23に装着した蓋体3に嵌め込んでも、上下方向に積み重ねることができる。
いずれの場合も、上段のケース本体2の底面22を囲む環状フランジ41に設けたスペーサリブ415が下段のケース本体2の開口部23を囲む環状フランジ41に当接し、また下段のケース本体2の開口部23を囲む環状フランジ41に設けたスペーサリブ415が上段のケース本体2の底面22を囲む環状フランジ41に当接して、環状フランジ41,41同士の接面を防止している。また、上段のケース本体2の底面22を囲む環状フランジ41に設けた位置ずれ防止リブ413と、下段のケース本体2の開口部23を囲む環状フランジ41に設けた位置ズレ防止リブ413とが互い違いに並び、上下段のケース本体2の位置ズレを防止する。
本例の通水性ケース1は、例えば図15〜図18に見られるように、貝殻5を充填したケース本体2の補強外枠4の底辺部分をコンクリートブロック6に埋め込んで、魚礁要素を構成する(図15〜図17は、図示の便宜上、貝殻5を略)。本例の魚礁要素は、1個の通水性ケース1に1基のコンクリートブロック6が割り当てられた構成で、魚礁要素自体を1基の人工魚礁として多数基を並べて沈設したり、魚礁要素を組み付けたり、他の魚礁要素又は構造要素に取り付けて大きな人工魚礁を構成したりする。
コンクリートブロック6は、中央に長方形状の開口62を有する平面視長方形枠体である環状ベース61の四隅それぞれから、逆四角錐台状の接地脚63を下ろした構造である。通水性ケース1は、環状ベース61の開口62を長手方向(図15及び図16中左右方向)に跨がり、ケース本体2の底面22及び開口部23それぞれを囲む補強外枠4の底辺部分を、環状ベース61の上面側に埋め込んでいる。このとき、補強外枠4の底辺に沿って並べた複数の噛み込み孔412にコンクリートが噛み込み、ケース本体2は強固に環状ベース61と一体化される。環状ベース61は、運搬時等のクレーンの吊り下げ基部となる金属製の吊下ループ64(図18中図示略)を、通水性ケース1と平行に2本ずつ埋め込んでいる。
通水性ケース1は、補強外枠4の底辺部分のみをコンクリートブロック6に埋め込むため、ケース本体2の底面側が前記コンクリートブロック6に対して隙間を残して離れている。本例のコンクリートブロック6は、通水性ケース1の下方に開口62を形成している。そして、接地脚63が海底に接地することにより、環状ベース61の底面が海底から離れるため、通水性ケース1が跨ぐ開口62下方から十分に海水が流れ込むようになっている。これにより、蓋体3をケース本体2に装着した本例の通水性ケース1は、6方向全部から海水が流れ込むようになっている。
魚礁要素は、通水性ケース1に貝殻5を充填するだけでなく、ケース本体2の補強外枠4に設けた紐通し孔414に、海藻の胞子を付着させた胞子付着紐7を挿通、掛け回して取り付けることができる(図18参照)。胞子付着紐7は、段差部214,224,314を設けた通水性ケース1や充填した貝殻5に胞子が付着する機会を増やすと共に、自身が海藻を生育して、魚礁要素周辺に水棲生物の生息環境を迅速かつ確実に構築させる。
本例の通水性ケース1は、ケース本体2に設けた補強外枠4の取付部42に、ボルト孔421を設けていることから、図19に見られるように、H型鋼材やアングル材で組まれた鋼製枠体8に対して、樹脂製ボルト81及び樹脂製ナット82で固定し、取り付けることができる。通水性ケース1の固着手段として、金属製ボルト及び金属製ナットを用いることも考えられるが、樹脂製ボルト81及び樹脂製ナット82は発錆せず、固着手段として劣化、破損しないことから、鋼製枠体8に通水性ケース1を固定する固着手段として好適である。
通水性ケース1は、ケース本体2に設けた補強外枠4の底辺部分に沿って左右に設けられた一対の取付部42,42を鋼製枠体8に固定することから、ケース本体2の底面側となる側面21が鋼製枠体8に接面することがなく、海水が流れ込む隙間が形成され、通水性ケース1内の貝殻5(図18参照)へ海水を十分に供給できる。また、取付部42は、ケース本体2の各側面21から離れて構成されているので、鋼製枠体8に対して樹脂製ボルト81及び樹脂製ナット82を締め付ける取付作業が容易にできる利点もある。
1 通水性ケース
2 ケース本体
21 側面
214 段差部
22 底面
224 段差部
23 開口部
3 蓋体
31 本体面
314 段差部
32 蓋嵌合リブ
4 補強外枠
41 環状フランジ
42 取付部
5 貝殻
6 コンクリートブロック
7 胞子付着紐
8 鋼製枠体

Claims (2)

  1. 一部又は全部に通水面を有する容器で、内部に貝殻を充填する通水性ケースにおいて、
    通水面は、通水孔を囲む構造要素に凸条を設け、前記構造要素と凸条との間に段差部を構成したことを特徴とする通水性ケース。
  2. 通水面は、構造要素である桟を同一面内で平行又は交差させ、前記桟に囲まれた通水孔としてスリット又は開口を形成した面で、前記桟より幅の狭い凸条を前記桟に設け、桟と凸条との間に段差部を構成した請求項1記載の通水性ケース。
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