JP2014225750A - 通信装置、通信方法、送信装置、及び受信装置 - Google Patents

通信装置、通信方法、送信装置、及び受信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回路規模の増大を抑制しつつ、複数の要因による非線形歪みを補償すること。【解決手段】本発明に係る通信システム9は、伝送信号に対して第1の処理を施して送信する第1の装置91と、第1の装置91から送信された伝送信号に対して第2の処理を施す第2の装置92を備える。第2の装置92は、第2の処理で伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数となる第2の補償係数が格納された第2の記憶部921と、第2の補償係数を取得し、第1の装置91に送信する第2の制御部922を有する。第1の装置91は、第1の処理で伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数となる第1の補償係数が格納された第1の記憶部911と、第1の補償係数と、第2の装置92から送信された第2の補償係数を取得する第1の制御部912と、取得した第1の補償係数及び第2の補償係数に基づいて、伝送信号の非線形歪みを補償する第1の歪補償部913を有する。【選択図】図7

Description

本発明は、通信装置、通信方法、送信装置、及び受信装置に関し、特に、信号処理において発生する非線形歪みを補償する技術に関する。
無線通信において、更なるブロードバンド化が進められている。それに伴い、使用周波数の広帯域化及び高周波数化が進んでいる。しかし、変復調装置と送受信装置が離れたシステムで、広帯域化及び高周波数化した信号を変調した変調信号を伝送するときには、同軸ケーブルによる伝送では、大きな伝播損失が発生する。その問題を解決するために、ROF(Radio on Fiber)技術を使った伝送が考えられているが、E/O変換器及びO/E変換器において非線形な歪みが発生してしまうという問題がある。
また、このようなシステムでは、送受信装置内の無線周波数を増幅する増幅器においても非線形な歪みが生じてしまうという問題もある。この増幅器による非線形な歪みと、ROF装置での非線形な歪みを個別に補償する場合、それぞれの非線形歪みに対して補償回路が必要となり、回路規模が大きくなってしまうという問題がある。
非線形歪補償回路の一例が特許文献1に記載されている。この非線形歪補償回路は、変調装置、合波器、レベル抽出回路、非線形歪補償回路、及び増幅器を備える。この非線形歪補償回路は、レベル抽出回路で抽出した情報レベルによって、増幅器やROF装置の非線形歪を補償するものである。
しかし、特許文献1は、あくまで増幅器とROF装置の非線形歪みを個別に補償する技術を開示したものである。この技術により、増幅器とROF装置の非線形歪みを補償しようとする場合、それぞれの非線形歪みに対して補償回路が必要となり、回路規模が大きくなってしまうという問題がある。
特開平04−275708号公報
上述したように、複数の要因による非線形歪みを補償しようとした場合、回路規模が増大してしまうという問題がある。
本発明の目的は、上述したような課題を解決するために、回路規模の増大を抑制しつつ、複数の要因による非線形歪みを補償することができる通信装置、通信方法、送信装置、及び受信装置を提供することである。
本発明の第1の態様に係る通信システムは、伝送信号に対して所定の第1の処理を施して送信する第1の装置と、前記第1の装置から送信された伝送信号に対して所定の第2の処理を施す第2の装置と、を備え、前記第2の装置は、前記第2の処理で伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数となる第2の補償係数が格納された第2の記憶部と、前記第2の記憶部に格納された第2の補償係数を取得し、前記第1の装置に送信する第2の制御部と、を有し、前記第1の装置は、前記第1の処理で伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数となる第1の補償係数が格納された第1の記憶部と、前記第1の記憶部に格納された第1の補償係数と、前記第2の装置から送信された第2の補償係数を取得する第1の制御部と、前記第1の制御部が取得した第1の補償係数及び第2の補償係数に基づいて、前記伝送信号の非線形歪みを補償する第1の歪補償部と、を有するものである。
本発明の第2の態様に係る通信方法は、伝送信号に対して所定の第1の処理を施して送信する第1の装置と、前記第1の装置から送信された伝送信号に対して所定の第2の処理を施す第2の装置との間における通信方法であって、前記第2の装置が、前記第2の装置が有する第2の記憶部に格納された、前記第2の処理で前記伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数となる第2の補償係数を取得し、前記第1の装置に送信するステップと、前記第1の装置が、前記第1の装置が有する第1の記憶部に格納された、前記第1の処理で前記伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数となる第1の補償係数、及び、前記第2の装置から送信された第2の補償係数を取得するステップと、前記第1の装置が、取得した第1の補償係数及び第2の補償係数に基づいて、前記伝送信号の非線形歪みを補償するステップと、を備えたものである。
本発明の第3の態様に係る送信装置は、伝送信号に対して所定の第1の処理を施して、受信した伝送信号に対して所定の第2の処理を施す受信装置に送信する送信装置であって、前記第1の処理で前記伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数となる第1の補償係数が格納された第1の記憶部と、前記第1の記憶部に格納された第1の補償係数と、前記送信装置から送信された前記第2の処理で前記伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数となる第2の補償係数を取得する第1の制御部と、前記第1の制御部が取得した第1の補償係数及び第2の補償係数に基づいて、前記伝送信号の非線形歪みを補償する歪補償部と、を有するものである。
本発明の第4の態様に係る受信装置は、伝送信号に対して所定の第1の処理を施して送信する送信装置から、前記伝送信号を受信し、所定の第2の処理を施す受信装置であって、前記第2の処理で前記伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数となる第2の補償係数が格納された第2の記憶部と、前記第2の記憶部に格納された第2の補償係数と、前記送信装置に格納された前記第1の処理で伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数となる第1の補償係数とに基づいて前記送信装置において前記伝送信号の非線形歪みを補償させるために、前記第2の記憶部に格納された第2の補償係数を取得し、前記送信装置に送信する第2の制御部と、を有するものである。
上述した本発明の各態様によれば、回路規模の増大を抑制しつつ、複数の要因による非線形歪みを補償することができる通信装置、通信方法、送信装置、及び受信装置を提供することができる。
実施の形態1に係る高周波通信システムの構成を示すブロック図である。 RF内にある増幅器での非線形歪みの概要を示す図である。 ROF部での非線形歪みの概要を示す図である。 実施の形態2に係る高周波通信システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る通信システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係るROF装置の構成例を示すブロック図である。 実施の形態に係る高周波通信システムの概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下の実施の形態に示す具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、それに限定されるものではない。また、以下の記載及び図面では、説明の明確化のため、当業者にとって自明な事項等については、適宜、省略及び簡略化がなされている。
<発明の実施の形態1>
[高周波通信システム1の構成]
まず、図1を参照して、本発明の実施の形態1に係る高周波通信システム1の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る高周波通信システム1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、高周波通信システム1は、IDU(In Door Unit)部10、ODU(Out Door Unit)部20、アンテナ30、及び光ファイバ40を有する。IDU部10は、MOD(MODulator:直交復調器)11、Pre-distorter(歪補償器、補償回路)12、E/O(E/O変換器)13、IDUROM(In Door Unit Read Only Memory)14、IDUCPU(In Door Unit Central Processing Unit)15、DEM(DEModulator:復調器)16、Post-distorter(歪補償器、補償回路)17、O/E(O/E変換器)18、及びWDMFIL(WDMフィルタ)19を有する。ODU部20は、RF(周波数変換器)21、O/E22、ODUROM(Out Door Unit Read Only Memory)23、ODUCPU(Out Door Unit Central Processing Unit)24、RF25、E/O26、及びWDMFIL27を有する。
IDU部10は、IDU(In Door Unit:屋内装置)となる装置を構成し、ODU(Out Door Unit)部20は、ODU(Out Door Unit:屋外装置)となる装置を構成する。
また、高周波通信システム1は、IDU部10及びODU部20と構成要素の一部が重複するROF部50を有する。ROF部50は、E/O13、26、O/E18、22、WDMFIL19、27、及び光ファイバ40を有する。ROF部50は、電気信号を光信号に変換し伝送することにより、IF信号の伝送損失を抑える。また、高周波通信システム1は、Pre-distorter12及びPost-distorter17により、非線形の歪みを補償する。
MOD11は、外部から入力された信号を直交変調することで、ベースバンド信号からIF(Intermediate Frequency)信号に周波数変換し、Pre-distorter12に入力する。
Pre-distorter12は、IDUROM14に記憶されている、Pre-distorter12の動作点と、E/O13で発生する非線形歪みの補償係数をIDUCPU15を介して取得するとともに、ODUROM23に記憶されている、O/E22及びRF21で発生する非線形歪みの補正係数をODUCPU24を介して取得する。Pre-distorter12は、取得した補償係数に基づいて、Pre-distorter12が有する複素乗算器(図示せず)によって非線形歪みの逆特性を、MOD11から入力された信号に掛け合わせる。これによって、信号の非線形歪みが補償される。Pre-distorter12は、非線形歪みの逆特性を掛け合わせた信号をE/O13に出力する。
ここで、IDUCPU15とODUCPU24は、ROF部50を用いて相互に通信を行うことができる。この通信によって、IDUCPU15は、ODUCPU24から、ODUROM23に記憶されている非線形歪みの補正係数を取得し、Pre-distorter12に入力する。また、IDUCPU15は、IDUROM14に記憶されている非線形歪みの補正係数を取得し、Pre-distorter12に入力する。IDUCPU15は、例えば、IDUROM14に保存されているIDUCPU15としての各種処理を実行させるプログラムを実行することで動作する。
IDUROM14は、E/O13(E/O18)で発生する非線形歪みの補償係数が予め格納されている。ここで、IDUROM14は、ROMとしているが、後述するようにIDUROM14に格納される各種情報(補償係数等)を書き換え可能な記憶装置である。よって、記憶装置として、ROMに代えて任意のRAMを採用するようにしてもよい。また、IDUROM14は、Pre-distorter12及びPost-distorter17の動作点から適切な補償係数を特定するための情報(後述の動作点テーブル)も予め格納されているが、それについては後に詳述する。
ROF部50は、Pre-distorter12から入力された信号を各々E/O13により電気信号から光強度変調信号(光信号)に変換し、WDMFIL19で波長多重して光ファイバ40を介して伝送する。ROF部50は、光ファイバ40を介して伝送された光強度変調信号を、WDMFIL27で再び分離し、O/E22により光強度変調信号から電気信号(IF信号)に変換し、RF21に入力する。
ODUCPU24は、IDUCPU15とパワーや周波数の設定などの制御コマンドをやり取りし、設定された内容をRF21に伝える。例えば、IDUCPU15は、パワーや周波数等を設定する制御コマンドをODUCPU24に送信する。ODUCPU24は、IDUCPU15から送信された制御コマンドによる設定内容でRF21に対する設定を行う。RF21は、ODUCPU24から出力された情報に基づいて、IF信号を設定内容に従った適切なレベルに変換するとともにRF信号に増幅・変調し、アンテナ30に出力する。アンテナ30は、RF21から出力されたRF信号を外部に送信する。
ODUROM23は、E/O22及びRF21(O/E26及びRF25)で発生する非線形歪みの補償係数が予め格納されている。ここで、ODUROM23は、ROMとしているが、後述するようにODUROM23に格納される各種情報(補償係数等)を書き換え可能な記憶装置である。よって、記憶装置として、ROMに代えて任意のRAMを採用するようにしてもよい。
また、アンテナ30は、外部から送信されてきたRF信号を受信し、RF25に入力する。RF25は、アンテナ30から入力されたRF信号を増幅するとともにIF信号に変換し、ROF部50(E/O26)に入力する。
ROF部50は、RF25から入力された信号を各々E/O26により電気信号から光強度変調信号(光信号)に変換し、WDMFIL27で波長多重を行い光ファイバ40を介して伝送する。ROF部50は、光ファイバ40で伝送された光強度変調信号を、WDMFIL19で再び分離し、O/E18により光強度変調信号から電気信号(IF信号)に変換し、Post-distorter17に入力する。
Post-distorter17は、IDUROM14に記憶されている、Post-distorter17の動作点と、O/E18で発生する非線形歪みの補償係数をIDUCPU15を介して取得するとともに、ODUROM23に記憶されている、E/O26及びRF25で発生する非線形歪みの補正係数をODUCPU24を介して取得する。Post-distorter17は、取得した補償係数に基づいて、Post -distorter17が有する複素乗算器(図示せず)によって非線形歪みの逆特性を、DEM16に出力する信号に掛け合わせる。これによって、信号の非線形歪みが補償される。Post -distorter17は、非線形歪みの逆特性を掛け合わせた信号をDEM16に入力する。DEM16は、Post-distorter17から入力された信号を復調することで、IF信号からベースバンド信号に周波数変換し、外部に出力する。
高周波通信システム1で使用されるRF21、25内にある増幅器はある一定以上の出力に達すると非線形な歪みが発生する。また、特に高周波で信号を伝送するROF部50においてもE/O13、26で電気を光に変換する際、及びO/E18、22で光を電気に変換の際に、非線形な歪みが発生する。
これに対して、本実施の形態では、これらの非線形歪みを、個別に補償を実施せず、一括で補償し、無線信号の品質を向上させる。
[非線形歪み補償方法]
続いて、本実施の形態に係る非線形歪み補償方法について説明する。図2は、RF21、25内にある増幅器での非線形歪みの概要を示す図である。図3は、ROF部50での非線形歪みの概要を示す図である。
RF21、25に入力される信号をX、RF21、25内にある増幅器の非線形歪みのAM-AM特性をA(X)、線形部のGain = 1、Pre-distorter12及びPost-distorter17で与えるAM-AM逆特性をHa(X)とした場合、図2(左図)に示すように、RF21、25内にある増幅器のAM-AM特性に関する非線形歪みを補償するためには、次式(1)を成立させる必要がある。また、式(1)から次式(2)が得られる。
A(Ha(X)) = X ・・・ (1)
Ha(X) = A-1(X) ・・・ (2)
つまり、式(2)に示すように、RF21、25の増幅器に入力される信号に、RF21、25の増幅器におけるAM-AM特性の逆関数A-1(X)となるAM-AM逆特性Ha(X)を予め与えることで、増幅器の出力段にて、AM-AM特性に関して信号を線形にすることが出来る。
同様に、RF21、25内にある増幅器のAM-PM特性をP(X)、線形部の位相 = 0、Pre-distorter12及びPost-distorter17で与えるAM-PM逆特性をHp(X)とした場合、図2(右図)に示すように、RF21、25内にある増幅器のAM-PM特性に関する非線形歪みを補償するためには、次式(3)を成立させる必要がある。また、式(3)から次式(4)が得られる。
Hp(X) + P(Ha(X)) = 0 ・・・ (3)
Hp(X) = -P(Ha(X)) ・・・ (4)
つまり、式(4)に示すように、RF21、25の増幅器に入力される信号に、さらにRF21、25の増幅器におけるAM-PM特性P(X)の負数となるAM-PM逆特性-P(Ha(X))を予め与えることで、増幅器の出力段にて、AM-AM特性及びAM-PM特性に関して信号を線形にすることが出来る。
これはROF部50の非線形歪みでも同様である。ROF部50に入力される信号をX、ROF部50の非線形歪みのAM-AM特性をB(X)、線形部のGain = 1、Pre-distorter12及びPost-distorter17で与えるAM-AM逆特性をRa(X)とした場合、図3(左図)に示すように、ROF部50のAM-AM特性に関する非線形歪み(E/O13及びO/E22による非線形歪み、又は、E/O26及びO/E18による非線形歪み)を補償するためには、次式(5)を成立させる必要がある。また、式(5)から次式(6)が得られる。
B(Ra(X)) = X ・・・ (5)
Ra(X) = B-1(X) ・・・ (6)
つまり、式(6)に示すように、ROF部50に入力される信号に、ROF部50におけるAM-AM特性の逆関数B-1(X)となるAM-AM逆特性Ra(X)を予め与えることで、ROF部50の出力段にて、AM-AM特性に関して信号を線形にすることが出来る。
同様に、ROF部50のAM-PM特性をQ(X)、線形部の位相 = 0、Pre-distorter12及びPost-distorter17で与えるAM-PM逆特性をRp(X)とした場合、図3(右図)に示すように、ROF部50のAM-PM特性に関する非線形歪みを補償するためには、次式(7)を成立させる必要がある。また、式(7)から次式(8)が得られる。
Rp(X) + Q(Ra(X)) = 0 ・・・ (7)
Rp(X) = -Q(Ra(X)) ・・・ (8)
つまり、式(8)に示すように、ROF部50に入力される信号に、さらにROF部50におけるAM-PM特性Q(X)の負数となるAM-PM逆特性-Q(Ra(X))を予め与えることで、ROF部50の出力段にて、AM-AM特性及びAM-PM特性に関して信号を線形にすることが出来る。
実際のシステムではROF部50の非線形歪みと増幅器の非線形歪みは重なり合って見えるため、一括で補償する場合のPre-distorter12及びPost-distorter17で与えるAM-AM逆特性Ga(X)、AM-PM逆特性Gp(X)は、次式(9)(10)で示される。
Ga(X) = A-1(X) + B-1(X) ・・・ (9)
Gp(X) = -P(Ha(X)) -Q(Ra(X)) ・・・ (10)
ここで、IDUROM14には、Pre-distorter12及びPost-distorter17に対して予め設定されている動作点を示す動作点情報が予め格納されている。IDUROM14には、予め任意に決定した複数の動作点テーブルが記憶されている。動作点テーブルは、Pre-distorter12及びPost-distorter17に対して設定可能な動作点毎に用意されている。動作点テーブルは、Pre-distorter12に入力される信号、又は、Post-distorter17から出力される信号の振幅(信号レベル、信号電圧)と、補正テーブルのアドレスとが対応付けられた情報である。これにより、動作点テーブルは、Pre-distorter12及びPost-distorter17が動作する動作点について、信号の振幅に対して適切な補正テーブルを特定するためのテーブルとして機能する。このように、動作点テーブルを、Pre-distorter12及びPost-distorter17の動作点毎に用意することで、Pre-distorter12及びPost-distorter17に設定された動作点に応じた適切な補正テーブルを特定可能となっている。
また、IDUROM14及びODUROM23のそれぞれには、複数の補正テーブルが予め記憶されている。補正テーブルは、Pre-distorter12への入力信号及びPost-distorter17からの出力信号の振幅毎に用意されている。補正テーブルは、AM-AM逆特性となる補正係数、及びAM-PM逆特性となる補正係数を示す情報である。なお、IDUROM14の補正テーブルは、E/O13(E/O18)における非線形歪みの逆特性となる補正係数を示す。ODUROM23の補正テーブルは、RF21及びO/E22(RF25及びO/E26)のそれぞれについて、非線形歪みの逆特性となる補正係数を示す。
IDUCPU15は、IDUROM14に記憶される動作点情報が示す動作点に対応する動作点テーブルを利用し、Pre-distorter12及びPost-distorter17における信号の振幅から、その振幅における非線形歪みの逆特性となる補正係数を示す補正テーブルのアドレスを特定可能となる。なお、IDUCPU15は、動作点テーブルによって、IDUROM14に予め記憶されている補正テーブルと、ODUCPU24を介してODUROM23から取得してIDUROM14に格納した補正テーブルのそれぞれのアドレスを特定することになる。IDUCPU15は、特定したアドレスの補正テーブルのそれぞれが示す補正係数をPre-distorter12及びPost-distorter17に出力する。これによって、Pre-distorter12及びPost-distorter17は、IDUCPU15から出力された補正係数に基づき、信号の振幅に応じた適切な補正係数で、入力信号の非線形歪みを補償することができる。
具体的には、IDUCPU15は、IDU部10が有する振幅検出器(図示せず)で検出されるPre-distorter12への入力信号の振幅から、動作点テーブルに基づいて、補正テーブルのアドレスを特定する。IDUCPU15は、特定したアドレスにおける補正テーブルが示す補正係数を取得し、Pre-distorter12に出力する。これにより、Pre-distorter12によって、E/O13における非線形歪みのAM-AM逆特性の補正係数及びAM-PM逆特性の補正係数と、RF21及びO/E22における非線形歪みのAM-AM逆特性の補正係数及びAM-PM逆特性の補正係数とが取得される。Pre-distorter12は、これらの補正係数から、AM-AM逆特性Ga(X)に相当する補正係数と、 AM-PM逆特性Gp(X)に相当する補正係数とを算出する。そして、Pre-distorter12は、AM-AM逆特性Ga(X)に相当する補正係数を信号の振幅に掛け合わせることで、信号の振幅を調整するとともに、AM-PM逆特性Gp(X)に相当する補正係数で位相回転をすることで、信号の位相を調整することで、非線形歪みを補償する。
また、IDUCPU15は、IDU部10が有する振幅検出器(図示せず)で検出されるPost -distorter17からの出力信号の振幅から、動作点テーブルに基づいて、動作点テーブルに基づいて、補正テーブルのアドレスを特定する。IDUCPU15は、特定したアドレスにおける補正テーブルが示す補正係数を取得し、Post-distorter17に出力する。これにより、Post-distorter17によって、E/O18における非線形歪みのAM-AM逆特性の補正係数及びAM-PM逆特性の補正係数と、RF25及びO/E26における非線形歪みのAM-AM逆特性の補正係数及びAM-PM逆特性の補正係数とが取得される。そして、Post-distorter17は、Pre-distorter12と同様に、これらの補正係数に基づいて、信号の振幅及び位相を調整することで、非線形歪みを補償する。なお、AM-AM逆特性Ga(X)に相当する補正係数と、 AM-PM逆特性Gp(X)に相当する補正係数の計算をIDUCPU15で実施し、算出した補正係数をPre-distorter12及びPost-distorter17に与えるようにしてもよい。
ここで、高周波通信システム1の起動時に、IDUCPU15とODUCPU24との間で補正テーブルがやり取りされる。すなわち、高周波通信システム1の起動時に、ODUCPU24は、ODUROM23に記憶される複数の補正テーブルを取得し、IDUCPU15に送信する。IDUCPU15は、ODUCPU24から送信された複数の補正テーブルをIDUROM14に格納する。なお、このときにIDUROM14にODUCPU24からの補正テーブルを格納する位置(アドレス)、IDUROM14に予め格納される補正テーブルの格納位置(アドレス)、及び、補正テーブルの構成等は、上述したように、信号の振幅に応じた適切な補正係数を示す補正テーブルが、適切に選択されるように予め設計しておく必要がある。
[高周波通信システム1の動作]
IDU部10に入力された信号は、MOD1で直交変調されIF信号に変調される。変調されたIF信号は、Pre-distorter12にてRF21とROF部50で発生する非線形歪みの逆特性を与えられた後、ROF部50で一旦光信号に変換され伝送される。その後、光信号は、ROF部50で再び電気信号に変換され、RF21により、増幅及びRF信号への変調が実施され、アンテナ14に出力される。
また、ODU部20に入力された信号は、RF25で増幅及びIF信号への変調が実施される。変調されたIF信号は、ROF部50で一旦光信号に変換され伝送される。その後、光信号は、ROF部50で再び電気信号に変換され、Post-distorter17にてRF25とROF部50で発生する非線形歪みの逆特性を与えられた後、DEM16により、復調されて外部に出力される。
[補償係数の調整]
上述した補正テーブルは、予め用意されたものを固定的に保持するようにしてもよく、次に説明するように、その補正係数が動的に調整されるようにしてもよい。
補償係数を予め調整するために、IDU部10のみの補償係数と、ODU部20のみでの補償係数を、IDU部10とODU部20の各々で信号を折り返すことで算出する。算出方法として、各動作点での元信号と折り返された信号とを除算し、補償係数を決定する。すなわち、元信号と折り返された信号との間の変化に基づいて、補償係数を決定する。具体的には、高周波通信システム1は、次に説明する、補正係数を調整するための動作モードを有する。
IDU部10では、外部から任意の信号を入力し、MOD11、Pre-distorter12、E/O13、O/E18、Post-distorter17の順に信号を伝送する。そして、IDUCPU15は、E/O13に入力される信号から、O/E18から出力された信号を除算することで、各振幅における補償係数を算出する。IDUCPU15は、この除算結果には、E/O13及びO/E18の2つ分の非線形歪みが加わっているため、いずれか一方の分の補償係数を算出することで、E/O13(O/E18)の補償係数を算出する。そして、IDUCPU15は、算出した補償係数を、E/O13(O/E18)の非線形歪の逆特性となる補償係数としてIDUROM14に格納する。
ODU部20では、アンテナ30から任意の信号を入力し、RF25、E/O26、O/E22、RF21の順に信号を伝送する。そして、ODUCPU24は、RF25に入力される信号から、RF21から出力された信号を除算することで、各信号における補償係数を算出する。ODUCPU24は、この除算結果には、RF25及びE/O26の組と、RF21及びO/E22の組との2組分の非線形歪みが加わっているため、いずれか一方の組の分の補償係数を算出することで、RF25及びE/O26(RF21及びO/E22)における補償係数を算出する。そして、IDUCPU15は、算出した補償係数を、RF25及びE/O26(RF21及びO/E22)の非線形歪の逆特性となる補償係数としてIDUROM14に格納する。
このように、補償係数は、それぞれ、IDU10側ではIDUROM14に格納され、ODU20側ではODUROM23に記憶される。このように、補償係数を別々に記憶することで、IDU部10とODU部20の組み合わせを自由に選択できるようになる。
なお、E/O13で発生する非線形歪みと、O/E18で発生する非線形歪みとが対等な関係とならない場合は、それぞれで発生する非線形歪みの比率に応じて、E/O13とO/E18とで異なる補償係数を算出するとよい。この場合、Pre-distorter12とPost-distorter17とで、動作点及び信号の振幅が同一であっても、異なる補償係数が適用されることになる。これについては、RF25及びE/O26と、RF21及びO/E22との関係においても同様である。
以上に説明したように、本実施の形態1では、IF信号をROF部50を用いて伝送する場合に、RF21、25とROF部50の非線形歪みを単一の回路12、17によって一括で補償することにより、回路規模を削減するとともに、同軸ケーブルを用いた伝送よりも損失を低く抑えることが可能となる。また、上述したように、IDU部10とODU部20の組み合わせを自由に選択できるため、アンテナ30を含めた両装置10、20の柔軟な配置が可能となる。
<発明の実施の形態2>
続いて、発明の実施の形態2について説明する。実施の形態2は、実施の形態1に温度補償を加えた実施形態となる。
続いて、図4を参照して、本発明の実施の形態2に係る高周波通信システム2の構成及び動作について説明する。図4は、本発明の実施の形態2に係る高周波通信システム2の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、実施の形態2に係る高周波通信システム2は、実施の形態1に係る高周波通信システム1と比較して、さらに、温度センサ部61、62を有している。IDU部10は、温度センサ部61を有し、ODU部20が温度センサ部62を有する。
非線形歪みは温度によっても変化するため、本実施の形態2に係る高周波通信システム2では、IDU部10及びODU部20のそれぞれに温度センサ部61、62を取り付けている。温度センサ部61は、ROF部50のIDU部10側の温度を検出する温度センサを含み、温度センサで検出した温度を示す温度情報を生成する。温度センサ部62は、ROF部50のODU部20側の温度を検出する温度センサを含み、温度センサで検出した温度を示す温度情報を生成する。温度センサ部61、62のそれぞれが生成した温度情報は、IDUCPU15に集められ、IDUROM14に記憶してある下記式(11)(12)の温度補償係数α、β、γ、δを示す温度補償テーブルを補正テーブルと同様の方法で決定し、読み出す。なお、この温度補償テーブルの決定は、補正係数調整後の予め任意に定めたのタイミングで行うものとする。例えば、高周波通信システム2の起動時の補正テーブルのやり取り後に1度だけ行ってもよく、所定の時間間隔で温度変化に応じて随時行ってもよい。
Ga(X) = αA-1(X)+γB-1(X) ・・・ (11)
Gp(X) = -βP(Ha(X)) -δQ(Ra(X)) ・・・ (12)
具体的には、IDUROM14には、予め任意に決定した複数の温度補償テーブルが記憶されている。温度補償テーブルは、温度毎に用意されている。
IDUCPU15は、温度センサ部61から出力された温度情報を取得し、その温度情報が示す温度に対応する温度補償テーブルをIDUROM14から取得する。IDUCPU15は、取得した温度補償テーブルが示す温度補償係数をPre-distorter12及びPost-distorter17に出力する。Pre-distorter12及びPost-distorter17は、IDUCPU15から出力された温度補償係数α、γのそれぞれを、E/O13(E/O18)における非線形歪みの逆特性となる補正係数A-1(X)、B-1(X)のそれぞれに乗じることで、AM-AM逆特性Ga(X)及びAM-PM逆特性Gp(X)となる補償係数を計算する。
また、ODUCPU24は、温度センサ部62から出力された温度情報を取得し、IDUCPU15に送信する。IDUCPU15は、ODUCPU24から送信された温度情報を取得し、その温度情報が示す温度に対応する温度補償テーブルをIDUROM14から取得する。IDUCPU15は、取得した温度補償テーブルが示す温度補償係数をPre-distorter12及びPost-distorter17に出力する。Pre-distorter12及びPost-distorter17は、IDUCPU15から出力された温度補償係数α、γのそれぞれを、E/O22(E/O26)における非線形歪みの逆特性A-1(X)、B-1(X)となる補正係数のそれぞれに乗じる。また、Pre-distorter12及びPost-distorter17は、IDUCPU15から出力された温度補償係数β、δのそれぞれを、RF21(RF25)における非線形歪みの逆特性-P(Ha(X))、-Q(Ra(X))となる補正係数のそれぞれに乗じる。そして、AM-AM逆特性Ga(X)及びAM-PM逆特性Gp(X)となる補償係数を計算する。なお、AM-AM逆特性Ga(X)に相当する補正係数と、 AM-PM逆特性Gp(X)に相当する補正係数の計算をIDUCPU15で実施し、算出した補正係数をPre-distorter12及びPost-distorter17に与えるようにしてもよい。
なお、温度補償テーブルについても、Pre-distorter12とPost-distorter17とで、異なるものを用意するようにしてもよい。
以上に説明したように、本実施の形態2によれば、IDU部10及びODU部20の温度に応じて、IDU部10及びODU部20のそれぞれにおいて発生する非線形歪みに対する補正係数を適切な値に調整するようにしているため、より非線形歪み補償の精度を向上することができる。
<発明の実施の形態3>
続いて、発明の実施の形態3について説明する。実施の形態3は、もっとも基本的な構成であるアンテナ数が送受とも2面ずつの通信システム3に、高周波通信システム1を適用した例について説明する。
続いて、図5を参照して、本発明の実施の形態3に係る通信システム3の構成及び動作について説明する。図5は、本発明の実施の形態3に係る通信システム3の構成を示すブロック図である。
図5に示す通信システム3は、送信側では、変調装置100、補償装置200、ROF装置300、RF装置400、及び送信アンテナ装置500を有する。変調装置100は、4つの変調器(MOD:Modulator)110〜140を有する。補償装置200は、4つのPre-distorter(補償装置)210〜240を有する。ROF装置300は、光ファイバでの伝送を可能とする2つのROF部310、320を有する。RF装置400は、4つの送信器(RF)410〜440を有する。送信アンテナ装置500は、2つの送信アンテナ510及び520を有する。
通信システム3は、送信側では、4本のBB(ベースバンド)信号(S1 In〜S4 In)を伝送するものとする。各変調器110〜140は、外部から入力されたBB信号のそれぞれを、パイロット信号を周期的に挿入した後、直交変調してIFの変調波(IF信号)に周波数変換し、4つのPre-distorter210〜240のそれぞれに出力する。Pre-distorter210〜240のそれぞれは、上述のPre-distorter12と同様であり、ROF部310、320のそれぞれは、上述のROF部50と同様であり、送信器410〜440のそれぞれは、上述のRF11と同様であるため、説明を省略する。なお、IDUROM14、IDUCPU15、ODUROM23、及びODUCPU24に対応する要素については、図示を省略している。
変調器110から出力された信号は、Pre-distorter210で補償後、ROF部310で伝送され、送信器410に入力される。変調器120から出力された信号は、Pre-distorter220で補償後、ROF部310で伝送され、送信器420に入力される。変調器130から出力された信号は、Pre-distorter230で補償後、ROF部320で伝送され、送信器430に入力される。変調器140から出力された信号は、Pre-distorter240で補償後、ROF部320で伝送され、送信器440に入力される。
送信器410及び送信器420は、入力された信号を処理し、処理後のRF信号を送信アンテナ510に出力する。送信器430及び送信器440は、入力された信号を処理し、処理後のRF信号を送信アンテナ520に出力する。
同一アンテナに入力される2つのRF信号は、異なる偏波(通常V(Vertical:垂直)とH(Horizontal:水平)で表現される)を用いている。2つの送信アンテナ510及び520の間隔dTは、RF信号の波長λよりも十分広いとする。2つの送信アンテナ510及び520を離す方向は、後述する受信側の2つの受信アンテナを離す方向と同じであれば水平でも垂直でも良い。上記の送信器410〜440のそれぞれから送信された信号は、通信路にV/Hの偏波間の干渉があるとすると、1つの信号に他の3つの信号が重なり合って受信側に到達することになる。
以上のようにして、実施の形態3に係る通信システム3では、送信側の2つの送信アンテナ510及び520から後述する受信側の2つの受信アンテナ610、620へ、MIMO(Multiple Input Multiple Output)の空間多重化に加え、電波の互いに直交するV/Hの2つの偏波を使って、同一の帯域で2つの独立した信号を伝送する両偏波伝送を行う。また、ROFを用いることにより、変調装置100からRF装置400までの伝送での損失を抑える事ができる。
送信システム3は、受信側では、受信アンテナ装置600、RF装置700、ROF装置800、補償装置900、変調装置1000、MIMO装置1100、及びXPIC(Cross Polarization Interference Canceller)装置1200を有する。受信アンテナ装置600は、2つの受信アンテナ610及び620を有する。RF装置700は、4つの受信器(RF)710〜740を有する。ROF装置800は、ROF部810、820を有する。補償装置900は、4つのPost-distorter(補償装置)910〜940を有する。変調装置1000は、2つの復調器(DEM回路)1010、1020を有する。MIMO装置1100は、2つのMIMO信号処理回路1110、1120を有する。XPIC装置1200は、4つの干渉補償部(DEM XPIC回路)1210〜1220を有する。
受信アンテナ610と、受信アンテナ620とは、互いに距離dRだけ離れて設置されている。4つの受信器710〜740のうち、受信アンテナ610側に接続された2つの受信器710、720は、受信アンテナ610で受信されたRF信号を処理し、受信アンテナ620側に接続された2つの受信器730、740は、受信アンテナ610で受信されたRF信号を処理する。受信器710〜740は、RF信号をV偏波信号とH偏波信号とに分離し、分離された各信号をそれぞれIF信号に周波数変換する。具体的には、V偏波信号は、受信器710、730に対して分離・入力され、H偏波信号は、受信器720、740に対して分離・入力される。
受信器710、720のそれぞれは、RF25に相当する。ROF部310、320のそれぞれは、上述のROF部50と同様であり、Post-distorter910〜940のそれぞれは、Post-distorter17と同様であるため、説明を省略する。
受信器710は、変換したIF信号を、ROF部810を介してPost-distorter910に出力する。受信器720は、変換したIF信号を、ROF部810を介してPost-distorter920に出力する。受信器730は、変換したIF信号を、ROF部820を介してPost-distorter910に出力する。受信器740は、変換したIF信号を、ROF部820を介してPost-distorter940に出力する。なお、IDUROM14、IDUCPU15、ODUROM23、及びODUCPU24に対応する要素については、図示を省略している。
Post-distorter910〜940は、信号の非線形歪みを補償した後、V偏波用の復調器1010とH偏波用の復調器1020とにそれぞれにV偏波信号とH偏波信号のそれぞれを出力する。具体的には、Post-distorter910、930は、V偏波信号となるIF信号を復調器1010に出力し、Post-distorter920、940は、H偏波信号となるIF信号を復調器1020に出力する。このときの偏波毎の分離は、完全ではなく相互に干渉分が発生する。従って、通信路で偏波間干渉が発生していなくても、干渉分は0にはならない。これは、後述するように、受信側から送信側に信号を送信するようにした場合において、送信アンテナ装置500側においても同じとなる。以上の動作により、4つの受信器710〜740の各出力のうち、同じ偏波同士の信号が同一の復調器1010、1020に入力される。
復調器1010、1020は、各IF信号を直交復調し、各ディジタル信号としてMIMO信号処理回路1110、1120に出力する。
MIMO信号処理回路1110、1120は、空間多重されていた2つの信号をそれぞれ分離し、分離した4つの信号のうち、同じ受信アンテナで受信された信号同士を、同一の干渉補償部(DEM XPIC回路)1210〜1240に入力する。具体的には、MIMO信号処理回路1110は、V偏波信号となる2つの信号のそれぞれを、信号(S1 In)と信号(S3 In)に分離し、信号(S1 In)を信号(S1 Out)として干渉補償部1210に出力し信号(S3 In)を信号(S3 Out)として干渉補償部1230に出力する。MIMO信号処理回路1120は、H偏波信号となる2つの信号のそれぞれを、信号(S2 In)と信号(4 In)に分離し、信号(S2 In)を信号(S2 Out)として干渉補償部1220に出力し、信号(S4 In)を信号(S4 Out)として干渉補償部1240に出力する。
各干渉補償部(DEM XPIC回路)1210〜1240では、各信号(S1 Out〜S4 Out)の異偏波間干渉除去を行い、異偏波間干渉除去後の信号(S1 Out〜S4 Out)を出力する。
ここで、本実施の形態3におけるROF部310、320、810、820は、図6に示す構成を有する。送信側では、N個の入力信号のそれぞれを、E/O変換器2000−1〜2000−Nで光強度変調信号に変換し、WDMFIL(合波器)2100で光波長多重を行い、光ファイバ2200を介して伝送する。受信側では、WDMFIL(分波器)2300で各々の信号に分けられ、O/E変換器2400−1〜2400−Nにより電気信号に戻され、N個の信号として出力される。よって、上記の実施の形態3の例では、Nは2となる。なお、E/O変換器2000−1〜2000−Nは、E/O13、26に相当し、O/E変換器2400−1〜2400−Nは、O/E18、22に相当する。合波器2100及び分波器2300は、WDMFIL19、27に相当する。
以上に説明したように、実施の形態1、2に係る高周波通信システム1、2は、MIMOを利用した無線通信を行う通信システム3に適用することができる。なお、通信システム3は、送信側でも受信側と同様の構成要素を有するようにし、受信側でも送信側と同様の構成要素を有するようにして、アンテナ600からアンテナ500に向けて信号が伝送されるようにしてもよい。
<実施の形態の概略構成>
続いて、図7を参照して、本発明の実施の形態に係る高周波通信システム1、2の概略構成について説明する。図7は、本発明の実施の形態に係る高周波通信システム1、2の概略構成図である。すなわち、上述した本実施の形態に係る高周波通信システム1、2は、その概要構成として、図7に示す通信システム9のように捉えることもできる。
通信システム9は、第1の装置91及び第2の装置92を有する。第1の装置91は、第1の記憶部911、第1の制御部912、及び歪補償部913を有する。第2の装置92は、第2の記憶部921及び第2の制御部922を有する。
第1の装置91は、伝送信号に対して所定の第1の処理を施して送信する。第2の装置92は、第1の装置91から送信された伝送信号に対して所定の第2の処理を施す。第1の装置91は、IDU部10に対応し、第2の装置92は、ODU部20に対応する。
第2の記憶部921は、第2の処理で伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数となる第2の補償係数が格納される。第2の制御部922は、第2の記憶部921に格納された第2の補償係数を取得し、第1の装置91に送信する。第2の記憶部921は、ODUROM23に対応し、第2の制御部922は、ODUCPU24に対応する。
第1の記憶部911は、第1の処理で伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数となる第1の補償係数が格納される。第1の制御部912は、第1の記憶部911に格納された第1の補償係数と、第2の装置92から送信された第2の補償係数を取得する。歪補償部913は、第1の制御部912が取得した第1の補償係数及び第2の補償係数に基づいて、伝送信号の非線形歪みを補償する。第1の記憶部911は、IDUROM14に対応し、第1の制御部912は、IDUCPU15に対応し、歪補償部913は、Pre-distorter12に対応する。
本発明の実施の形態にかかるIDU部10及びODU部20は、上述の実施の形態の機能を実現するプログラムを、コンピュータ(IDU又はODU)が有するCPU(IDUCPU又はODUCPU)が実行することによって、構成することが可能である。
また、このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、IDUROM14及びODUROM23に対応する。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1、2 高周波通信システム
9 通信システム
10 IDU部
11、110、120、130、140 MOD
12、210、220、230、240 Pre-distorter
13、26、2000 E/O
14 IDUROM
15 IDUCPU
16、1010、1020 DEM
17、910、920、930、940 Post-distorter
18、22、2400 O/E
19、27、2100、2300 WDMFIL
20 ODU部
21、25、410、420、430、440、710、720、730、740 RF
23 ODUROM
24 ODUCPU
30 アンテナ
40、2200 光ファイバ
50、310、320、810、820 ROF部
61、62 温度センサ部
91 第1の装置
92 第2の装置
100、1000 変調装置
200、900 補償装置
300、800 ROF装置
400、700 RF装置
500 送信アンテナ装置
510、520 送信アンテナ
600 受信アンテナ装置
610、620 受信アンテナ
911 第1の記憶部
912 第1の制御部
913 歪補償部
921 第2の記憶部
922 第2の制御部
1100 MIMO装置
1110、1120 MIMO信号処理回路
1200 XPIC装置
1210、1220、1230、1240 干渉補償部

Claims (10)

  1. 伝送信号に対して所定の第1の処理を施して送信する第1の装置と、
    前記第1の装置から送信された伝送信号に対して所定の第2の処理を施す第2の装置と、を備え、
    前記第2の装置は、
    前記第2の処理で伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数となる第2の補償係数が格納された第2の記憶部と、
    前記第2の記憶部に格納された第2の補償係数を取得し、前記第1の装置に送信する第2の制御部と、を有し、
    前記第1の装置は、
    前記第1の処理で伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数となる第1の補償係数が格納された第1の記憶部と、
    前記第1の記憶部に格納された第1の補償係数と、前記第2の装置から送信された第2の補償係数を取得する第1の制御部と、
    前記第1の制御部が取得した第1の補償係数及び第2の補償係数に基づいて、前記伝送信号の非線形歪みを補償する第1の歪補償部と、を有する、
    通信システム。
  2. 前記第1の装置は、さらに、前記第1の装置の温度を検出する第1の温度検出部を有し、
    前記第2の装置は、さらに、前記第2の装置の温度を検出する第2の温度検出部を有し、
    前記第2の制御部は、前記第2の温度検出部が検出した前記第2の装置の温度を示す温度情報を前記第1の装置に送信し、
    前記第1の制御部は、前記第2の装置から送信された温度情報を取得し、
    前記第1の歪補償部は、前記第1の温度検出部が検出した前記第1の装置の温度に基づいて前記第1の補償係数を調整するとともに、前記第1の制御部が取得した温度情報が示す前記第2の装置の温度とに基づいて前記第2の補償係数を調整し、調整後の第1の補償係数及び第2の補償係数に基づいて、前記伝送信号の非線形歪みを補償する、
    請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第1の装置は、前記第1の処理として、前記伝送信号を電気信号から光信号に変換し、光ファイバを介して前記第2の装置に送信し、
    前記第2の装置は、前記第2の処理として、前記第2の装置から光ファイバを介して送信された伝送信号を、光信号から電気信号に変換し、IF信号からRF信号に増幅・変調し、
    前記第1の補償係数は、前記電気信号から光信号への変換において前記伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数を含み、
    前記第2の補償係数は、前記光信号から電気信号への変換において前記伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数と、前記IF信号からRF信号への増幅・変調において前記伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数とを含む、
    請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記第2の装置は、さらに、伝送信号を、RF信号からIF信号に増幅・変調し、電気信号から光信号に変換し、光ファイバを介して前記第2の装置に送信し、
    前記第1の装置は、さらに、前記第2の装置から光ファイバを介して送信された伝送信号を、光信号から電気信号に変換し、
    前記第2の補償係数は、前記RF信号からIF信号への増幅・変調において前記伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数と、前記電気信号から光信号への変換において前記伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数とを含み、
    前記第1の補償係数は、前記光信号から電気信号への変換において前記伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数を含み、
    前記第1の歪補償部は、さらに、前記第1の制御部が取得した第1の補償係数及び第2の補償係数に基づいて、前記第2の装置から送信された伝送信号の非線形歪みを補償する、
    請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記第1の装置は、さらに、前記第1の装置内で、前記伝送信号を、電気信号から光信号に変換し、再度、光信号から電気信号に変換する折り返し動作モードを有し、
    前記第2の装置は、さらに、前記第2の装置内で、前記伝送信号を、RF信号からIF信号に増幅・変調し、電気信号から光信号に変換し、再度、光信号から電気信号に変換し、IF信号からRF信号に増幅・変調する折り返し動作モードを有し、
    前記第1の制御部は、前記電気信号から光信号に変換前の伝送信号と、前記光信号から電気信号に変換の伝送信号との間における変化に基づいて、前記第1の記憶部に格納される第1の補償係数を調整し、
    前記第2の制御部は、前記RF信号からIF信号に増幅・変調前の伝送信号と、前記IF信号からRF信号に増幅・変調の伝送信号との間における変化に基づいて、前記第2の記憶部に格納される第2の補償係数を調整する、
    請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記第2の装置は、前記増幅・変調後の伝送信号を無線通信によって送信し、
    前記通信システムは、さらに、
    前記第2の装置から無線通信によって送信された伝送信号をRF信号からIF信号に増幅・変調し、電気信号から光信号に変換し、光ファイバを介して送信する第3の装置と、
    前記第3の装置から光ファイバを介して送信された伝送信号を、光信号から電気信号に変換する第4の装置と、を備え、
    前記第3の装置は、
    前記RF信号からIF信号への増幅・変調において前記伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数と、前記電気信号から光信号への変換において前記伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数とを含む第3の補償係数が格納された第3の記憶部と、
    前記第3の記憶部に格納された第3の補償係数を取得し、前記第4の装置に送信する第3の制御部と、を有し、
    前記第4の装置は、
    前記光信号から電気信号への変換において発生する非線形歪みの補償係数を含む第4の補償係数が格納された第4の記憶部と、
    前記第4の記憶部に格納された第4の補償係数と、前記第3の装置から送信された第3の補償係数を取得する第4の制御部と、
    前記第4の制御部が取得した第3の補償係数及び第4の補償係数に基づいて、前記伝送信号の非線形歪みを補償する第2の歪補償部と、を有する、
    請求項3に記載の通信システム。
  7. 前記第1の装置及び前記第4の装置は、IDU(In Door Unit)であり、
    前記第2の装置及び前記第3の装置は、ODU(Out Door Unit)であり、
    前記無線通信は、MIMO(Multiple Input Multiple Output)である、
    請求項6に記載の通信システム。
  8. 伝送信号に対して所定の第1の処理を施して送信する第1の装置と、前記第1の装置から送信された伝送信号に対して所定の第2の処理を施す第2の装置との間における通信方法であって、
    前記第2の装置が、前記第2の装置が有する第2の記憶部に格納された、前記第2の処理で前記伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数となる第2の補償係数を取得し、前記第1の装置に送信するステップと、
    前記第1の装置が、前記第1の装置が有する第1の記憶部に格納された、前記第1の処理で前記伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数となる第1の補償係数、及び、前記第2の装置から送信された第2の補償係数を取得するステップと、
    前記第1の装置が、取得した第1の補償係数及び第2の補償係数に基づいて、前記伝送信号の非線形歪みを補償するステップと、
    を備えた通信方法。
  9. 伝送信号に対して所定の第1の処理を施して、受信した伝送信号に対して所定の第2の処理を施す受信装置に送信する送信装置であって、
    前記第1の処理で前記伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数となる第1の補償係数が格納された第1の記憶部と、
    前記第1の記憶部に格納された第1の補償係数と、前記送信装置から送信された前記第2の処理で前記伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数となる第2の補償係数を取得する第1の制御部と、
    前記第1の制御部が取得した第1の補償係数及び第2の補償係数に基づいて、前記伝送信号の非線形歪みを補償する歪補償部と、を有する、
    送信装置。
  10. 伝送信号に対して所定の第1の処理を施して送信する送信装置から、前記伝送信号を受信し、所定の第2の処理を施す受信装置であって、
    前記第2の処理で前記伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数となる第2の補償係数が格納された第2の記憶部と、
    前記第2の記憶部に格納された第2の補償係数と、前記送信装置に格納された前記第1の処理で伝送信号に発生する非線形歪みの補償係数となる第1の補償係数とに基づいて前記送信装置において前記伝送信号の非線形歪みを補償させるために、前記第2の記憶部に格納された第2の補償係数を取得し、前記送信装置に送信する第2の制御部と、を有する、
    受信装置。
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