JP2014225045A - トナー搬送装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

トナー搬送装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】搬送スクリューと搬送路内面との衝突による打撃音の発生を防止するとともに、長期間にわたり安定したトナー搬送性能を維持可能としたトナー搬送装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】搬送スクリュー35の回転軸35bには、長手方向の略中央部に支持部材40が固定されている。支持部材40は、外周面の一部に軸方向に連続する欠損部分41を有する環状の軸受部40aと、軸受部40aの外周面から径方向に放射状に突出する3本の脚部40bとで構成されている。回転軸35bの軸心Oから各脚部40bの先端までの距離は、搬送羽35aの半径よりも大きく、且つトナー搬送パイプ31の内周面の半径以下となっており、搬送スクリュー35は支持部材40によって径方向への移動が規制されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に用いられるトナー搬送装置に関するものである。
従来の画像形成装置においては、主に粉末の現像剤が使用され、現像装置を用いて感光体ドラム等の像担持体上に形成された静電潜像を可視化し、その可視像(トナー像)を記録媒体上に転写した後、定着処理を行うプロセスが一般的である。像担持体表面に残存するトナーはクリーニング装置により除去され、新たなトナー像の形成が行われる。クリーニング装置によって除去された残留トナーは、廃トナーボトル内へ貯留される。所定枚数印字後に廃トナーボトルが満杯になると、ユーザーに通知されて廃トナーボトルの廃棄、交換が行われる。
クリーニング装置から廃トナーボトルへの廃トナー回収経路として、パイプ状の搬送路内に搬送スクリューを備えたトナー搬送経路を用いたものが知られている。このようなトナー搬送経路では、搬送スクリューの外径、及び搬送路の内径の寸法公差や搬送スクリューの反り等により、搬送スクリューの回転時における外周縁の軌道が搬送路の内径よりも大きくなると、摩擦により過大な回転負荷が発生して搬送スクリューが回転しなくなるおそれがある。そのため、通常は搬送スクリューの外径が搬送路の内径よりも小さくなるように寸法設定がなされる。
しかし、このような寸法設定を行うと、搬送スクリューと搬送路との間にクリアランス(隙間)が存在するため、搬送スクリューに反りがあった場合は搬送スクリューが径方向に振れながら(偏芯しながら)回転し、搬送路の内面に衝突して打撃音が発生する。
より具体的には、搬送スクリューに反りがあると、反りが下向きの時は搬送スクリューの自重による撓みが反りと同方向に加わり、変形量が大きくなる。一方、反りが上向きの時は搬送スクリューの自重による撓みが反りと反対方向に作用するため変形量は小さくなる。そのため、反りが上向きの状態から搬送スクリューが回転すると、変形量が小さくバランスがとれていた状態から搬送スクリューの自重による撓みが反りを大きくする方向に徐々に作用していくため、搬送スクリューは大きく波打つように変形しながら回転し、搬送路の内面に衝突する。このとき、発生する打撃音は、反りが大きいほど、搬送スクリューと搬送路の内面とのクリアランス(隙間)が大きいほど大きくなり、また搬送スクリューの重量が大きいほど大きくなる。
そこで、特許文献1には、搬送スクリューの螺旋状突起(螺旋羽)の外径と、筒状搬送路の内径とがきわめて近接した部分を設け、搬送スクリューの外径の一部が筒状搬送路の内側に当接しながら安定して回転できるようにしたトナー搬送装置が開示されている。
また、特許文献2には、半管状部分を有するパイプ本体と、半管状部分に接合される半管状蓋体とで構成され、パイプ本体と半管状蓋体との接合面を略平面とし、接合部を超音波溶着した、気密性、寸法精度に優れたトナー搬送用パイプが開示されている。
さらに、特許文献3には、搬送スクリューの軸端部を受ける軸受に現像剤通過用の空間を設けることにより、搬送スクリューの回転に伴う振動を抑制しつつ現像剤の円滑な搬送を可能とした現像剤搬送装置が開示されている。
特開2002−132109号公報 特開2005−91809号公報 特開2000−147969号公報
しかし、特許文献1、2の方法では、部品の寸法公差や組み立て公差により搬送スクリューと筒状搬送路とのクリアランスの設定には限界があり、搬送スクリューに生じる反りがクリアランスを超える場合は搬送路の内面に衝突してしまうため、打撃音を確実に防ぐことはできなかった。また、特許文献1の構成では、螺旋羽の外径と筒状搬送路の内径とが近接した部分が筒状搬送路の軸方向の1箇所において全周に亘って形成されるため、筒状搬送路内のトナー詰まりが発生し易くなり、搬送スクリューの回転負荷も大きくなる。その結果、摩擦熱によりトナーの流動性が低下して搬送効率が悪くなり、そのまま長期間放置した場合はトナーが固化してしまうおそれもあった。
一方、特許文献3の構成では、現像剤が通過可能な軸受けを設けることで搬送スクリューの端部における振動を抑制することはできるものの、上述したような搬送スクリューの反りと自重による撓みとに起因する搬送スクリューの中央部の変形を抑制することはできなかった。また、特許文献3に記載されている軸受は環状であり、外周面が現像剤搬送路に嵌合するとともに内周面が搬送スクリューの回転軸と摺動する構成であるため、回転軸の全周が軸受けの内周面と擦れて回転負荷が大きくなるおそれがあった。
以上、パイプ状の搬送路内に搬送スクリューを備えたトナー搬送経路をクリーニング装置から廃トナーボトルへの廃トナー回収経路に用いた場合の問題点について説明したが、現像装置へトナーを補給するためのトナーカートリッジが搭載されており、現像装置内のトナー消費に応じてトナーカートリッジから現像装置へトナーを補給する際に用いるトナー補給経路においても、搬送パイプ内に搬送スクリューを備えたトナー搬送経路を用いる場合は同様の問題が生じる。
本発明は、上記問題点に鑑み、搬送スクリューと搬送路内面との衝突による打撃音の発生を防止するとともに、長期間にわたり安定したトナー搬送性能を維持可能としたトナー搬送装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、搬送部材と、トナー搬送パイプと、を備えるトナー搬送装置である。搬送部材は、回転軸と、該回転軸の外周面に形成される搬送羽とを有する。トナー搬送パイプは、断面円形状であり、搬送部材が内部に回転可能に配置される。回転軸には、回転軸に回転可能に外挿される環状の軸受部と、軸受部の外周面から径方向に放射状に突出する3本以上の脚部と、を有する支持部材が付設されている。回転軸の軸心から各脚部の先端までの距離は、搬送羽の半径よりも大きく、且つトナー搬送パイプの内周面の半径以下である。軸受部は可撓性材料で形成され、外周面の一部に軸方向に連続する欠損部分を有し、欠損部分の周方向の幅が回転軸の直径よりも小さく、欠損部分の両端から前記脚部が突出するとともに、欠損部分の両端は回転軸の外周面から立ち上がる部分が曲面状である。支持部材は、搬送羽の外周縁全域をトナー搬送パイプの内周面から離間させた状態で搬送部材を支持する。
また本発明は、上記構成のトナー搬送装置において、前記脚部は、前記軸受部の周方向に等間隔で突出することを特徴としている。
また本発明は、上記構成のトナー搬送装置において、前記脚部の先端部は、トナー搬送パイプの軸方向から見た断面が円弧形状であることを特徴としている。
また本発明は、上記構成のトナー搬送装置において、前記支持部材は、前記搬送部材に比べて摩擦係数の低い材料で形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成のトナー搬送装置において、前記支持部材は、前記搬送部材の長手方向の略中央部において、前記搬送部材の全長の1/3以内の範囲に配置されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成のトナー搬送装置が搭載された画像形成装置である。
本発明の第1の構成によれば、搬送部材は回転軸に回転可能に外挿された支持部材の3本以上の脚部によって、回転軸が略一直線状となるように支持された状態で回転するため、搬送部材の反りと自重による撓みとの相互作用による搬送部材の変形が抑制される。従って、搬送部材とトナー搬送パイプの内面との衝突による打撃音の発生を効果的に抑制することができる。また、搬送部材の回転負荷が上昇することなく円滑に回転するため、搬送部材とトナー搬送パイプの内面との摩擦熱によるトナーの流動性の低下や固化も抑制できる。また、3本以上の脚部が軸受部の周方向に突出することにより、搬送部材の回転軸をより安定して支持することができる。さらに、支持部材の軸受部を可撓性材料で形成するとともに、軸受部の軸方向に連続する欠損部分を設け、欠損部分の周方向の幅を搬送部材の回転軸の直径よりも小さくしておくことにより、軸受部を弾性変形させて欠損部分を広げるだけで搬送部材の回転軸に対し支持部材を簡単に着脱することができる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成のトナー搬送装置において、3本以上の脚部が軸受部の周方向に等間隔で突出することにより、搬送部材の回転軸をより安定して支持することができる。また、トナー搬送パイプが軸方向に二分割された半円筒状の部材を組み合わせて形成されている場合、3本以上の脚部を等間隔で配置することで、各部材の継ぎ目に脚部が引っ掛かり難くなり、搬送部材を円滑に回転させることができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成のトナー搬送装置において、脚部の先端部を、トナー搬送パイプの軸方向から見た断面が円弧形状とすることにより、脚部とトナー搬送パイプの内壁面との摺動負荷が低減され、搬送部材の回転がより円滑なものとなる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1乃至第3のいずれかの構成のトナー搬送装置において、支持部材を、搬送部材に比べて摩擦係数の低い材料で形成することにより、脚部とトナー搬送パイプの内壁面との摺動負荷、及び軸受部と搬送部材の回転軸との摺動負荷が低減され、搬送部材の回転が一層円滑なものとなる。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第1乃至第4のいずれかの構成のトナー搬送装置において、搬送部材の反りが発生し易い搬送部材の長手方向の略中央部において、搬送部材の全長の1/3以内の範囲に支持部材を配置することにより、搬送部材を円滑に回転させる効果が得られる必要最小限の範囲に支持部材を配置することができる。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第1乃至第5のいずれかの構成のトナー搬送装置を搭載することにより、搬送部材とトナー搬送パイプの内面との衝突による打撃音の発生、及びトナー搬送パイプ内のトナーの流動性の低下や固化を効果的に防止可能な、静音性及びメンテナンス性に優れた画像形成装置となる。
本発明のトナー搬送装置30を備えた画像形成装置1の全体構成を示す概略断面図 本発明の一実施形態に係るトナー搬送装置30及びこれに連結されるクリーニング装置7付近の構成を示す側面断面図 本発明のトナー搬送装置30を構成するトナー搬送パイプ31を長手方向の略中央部で切断した状態を示す斜視図 トナー搬送パイプ31の上パイプ31aを取り外した状態を示す部分斜視図 トナー搬送パイプ31を支持部材40に対応する位置で切断した断面を搬送スクリュー35の軸方向から見た正面図
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の画像形成装置1の構成を示す概略断面図である。画像形成装置(例えばモノクロプリンター)1では、画像形成動作を行う場合、帯電ユニット2により図1の時計回り方向に回転する感光体ドラム3が一様に帯電され、画像データに基づく露光ユニット(レーザー走査ユニット等)4からのレーザービームにより感光体ドラム3上に静電潜像が形成され、現像ユニット5により静電潜像に現像剤(以下、トナーという)が付着されてトナー像が形成される。
この現像ユニット5へのトナーの供給はトナーコンテナ6から行われる。なお、画像データはパーソナルコンピューター(図示せず)等から送信される。また、感光体ドラム3の表面の残留電荷を除去する除電装置(図示せず)が、感光体ドラム3の回転方向に対しクリーニング装置7の下流側に設けられている。
上記のようにトナー像が形成された感光体ドラム3に向けて、シート(転写紙、OHP等)が給紙カセット8からシート搬送路9を経由して搬送され、レジストローラー対10で転写ローラー11(画像転写部)への給送タイミングが調整される。そして、転写ローラー11により感光体ドラム3の表面に形成されたトナー像がシートに転写される。トナー像が転写されたシートは感光体ドラム3から分離され、定着ローラー対12を有する定着部13に搬送されてトナー像が定着される。定着部13を通過したシートは、シート搬送路14により装置上部に搬送され、排出ローラー対15より排出トレイ16に排出される。
一方、感光体ドラム3の表面に残留しているトナーはクリーニング装置7により除去される。そして、感光体ドラム3は除電装置(図示せず)により除電された後、帯電ユニット2によって再び帯電され、以下同様にして画像形成が行われる。
感光体ドラム3は、例えばアルミドラムの外周面にアモルファスシリコン(a−Si)や有機感光層(OPC)から成る感光層が積層されたものであり、帯電ユニット2により、表面を帯電させるようになっている。そして、露光ユニット4からのレーザービームを受けた表面に帯電を減衰させた静電潜像を形成する。帯電ユニット2は、放電(例えばコロナ放電)することで感光体ドラム3の表面を帯電させるものであり、例えば細いワイヤー等を電極として、高電圧を印加されることで放電するようになっている。
露光ユニット4は、画像データに基づいて、光ビーム(例えばレーザービーム)を感光体ドラム3に照射し、感光体ドラム3の表面に静電潜像を形成する。現像ユニット5は、感光体ドラム3に対向配置された現像ローラーを備え、内部に収容された現像剤を現像ローラーにより感光体ドラム3の静電潜像に付着させて、トナー像を形成する。
クリーニング装置7は、トナー像がシートに転写された後に、感光体ドラム3の表面に残ったトナー(残留トナー)を除去する。クリーニング装置7の詳細な構成については後述する。
定着部13は、内部にハロゲンランプ等が配設された図1の時計回り方向に回転する加熱ローラー、及び反時計回り方向に回転する加圧ローラーから成る定着ローラー対12がハウジング内に収納されている。転写ローラー11によりトナー像が転写されたシートは、定着部13内に搬入されて定着ローラー対12の定着ニップ部を通過する。このとき所定の温度及び圧力により加熱、加圧され、シート上のトナー像が溶融定着されて永久像とされる。
図2は、本発明のトナー搬送装置30を含むクリーニング装置7付近の構成を示す要部断面図である。クリーニング装置7のハウジング7a内にはスプリング(図示せず)により感光体ドラム3の長手方向に線接触する摺擦ローラー21、クリーニングブレード22、及び回収スクリュー23を備えている。
摺擦ローラー21は感光体ドラム3に所定の圧力で圧接されており、図示しない駆動手段により感光体ドラム3との当接面において同一方向に回転(順回転)するが、その周速は感光体ドラム3の周速よりも速くなるように(ここでは1.2倍)制御されている。摺擦ローラー21としては、例えば金属シャフトの周囲にローラー体としてEPDMゴム製でアスカC硬度55°の発泡体層を形成した構造が挙げられる。ローラー体の材質としてはEPDMゴムに限定されず、他の材質のゴムや発泡ゴム体であっても良く、アスカC硬度が10〜90°の範囲のものが好適に使用される。
感光体ドラム3表面の、摺擦ローラー21との当接面よりも回転方向下流側には、クリーニングブレード22が感光体ドラム3に当接した状態で固定されている。クリーニングブレード22としては、例えばJIS硬度が78°のポリウレタンゴム製のブレードが用いられ、その当接点において感光体ドラム3の接線方向に対し所定の角度で取り付けられている。なお、クリーニングブレード22の材質及び硬度、寸法、感光体ドラム3への食い込み量及び圧接力等は、感光体ドラム3の仕様に応じて適宜設定される。
摺擦ローラー21或いはクリーニングブレード22により感光体ドラム3表面から掻き落とされた残留トナーは重力により落下し、ハウジング7a内に徐々に堆積する。そして、回収スクリュー23が回転することにより、ハウジング7a内のトナーはハウジング7aの長手方向(図2の紙面と垂直な方向)に順次搬送され、ハウジング7aの底面の一端に設けられたトナー排出部25からクリーニング装置7の外部に排出される。
トナー搬送装置30は、トナー搬送パイプ31及び搬送スクリュー33を含む構成である。トナー搬送パイプ31の両端にはトナー搬入口32、トナー排出口33が形成されており、トナー搬入口32はクリーニング装置7のトナー排出部25に、トナー排出口33は廃トナーボトル37にそれぞれ連結されている。搬送スクリュー35は、搬送羽(螺旋羽)35a及びその中心を貫通する回転軸35bから構成されており、トナー搬送パイプ31内に回転可能に支持されている。回転軸35bの一端はトナー搬送パイプ31の外部に延長されており、その先端には駆動入力ギア39が付設されている。駆動入力ギア39は駆動モーター(図示せず)に連結されており、搬送スクリュー35は所定の速度で回転駆動される。搬送スクリュー35が図中矢印A方向に回転することにより、クリーニング装置7からトナー搬入口32を介してトナー搬送パイプ31内に搬入されたトナーはトナー搬送パイプ31内を矢印B方向に順次搬送され、トナー排出口33を介して廃トナーボトル37内へ貯留される。
図3は、本発明の一実施形態に係るトナー搬送装置30に用いられるトナー搬送パイプ31を長手方向の略中央部で切断した状態を示す斜視図、図4は、本発明のトナー搬送装置30に用いられるトナー搬送パイプ31の上パイプ31aを取り外した状態を示す部分斜視図、図5は、トナー搬送パイプ31を支持部材40に対応する位置で切断した断面を搬送スクリュー35の軸方向から見た正面図である。なお、図5において、回転軸35bの軸心Oから上パイプ31aに延びる垂線方向を0°とし、時計回り方向に角度が大きくなるものとする。
トナー搬送パイプ31は、断面半円弧状の上パイプ31aと下パイプ31bとを組み合わせて円筒状に形成されている。搬送スクリュー35の回転軸35bには、長手方向の略中央部に支持部材40が固定されている。支持部材40は、外周面の一部に軸方向(図5の紙面と垂直な方向)に連続する欠損部分41を有する環状の軸受部40aと、軸受部40aの外周面から径方向に放射状に突出する3本の脚部40bとで構成されている。欠損部分41の周方向の幅wは、回転軸35bの直径よりも小さく形成されている。また、軸受部40aの内径は回転軸35bの直径よりも僅かに大きく形成されている。
支持部材40は合成樹脂製であり、軸受部40aの弾性変形により欠損部分41を押し広げて回転軸35bに回転可能に遊嵌されている。このように、軸受部40aに周方向の幅wが回転軸35bの直径よりも小さい欠損部分41を設けておくことで、支持部材40を回転軸35bの任意の位置に取り付け可能となり、支持部材40の取り付け作業も簡単なものとなる。また、トナー搬送パイプ31の内径、及び搬送スクリュー35の回転軸35bの直径が同じであれば、他のトナー搬送装置30にも共通の支持部材40を使用可能となるため、部材点数を削減することができる。
支持部材40は、搬送スクリュー35に比べて摩擦係数の低い(滑り性の良い)材料で形成することが好ましい。具体的には、摺動性と弾性を兼ね備えたポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、フッ素樹脂等が好ましく、安価な汎用樹脂であるポリアセタールが特に好ましい。
また、軸心Oから各脚部40bの先端までの距離は、搬送羽35aの半径よりも大きく、且つトナー搬送パイプ31の内周面の半径以下となっている。即ち、支持部材40を回転軸35bの軸方向から見たとき、各脚部40bはそれぞれ0°、120°、240°の位置でトナー搬送パイプ31の内周面と接触または近接しており、搬送スクリュー35は支持部材40によって径方向への移動が規制されている。このとき、回転軸35bの軸心Oは、トナー搬送パイプ31の中心軸と略一致している。
この構成により、搬送スクリュー35に反りがある場合に、搬送スクリュー35の回転に伴い反りの方向が最上点を越え、自重による撓みで反りを大きくする方向(径方向外側)に振れようとしても、支持部材40の脚部40bがトナー搬送パイプ31の内周面に接触するため、反りと自重による撓みとの相互作用による搬送スクリュー35の径方向における波打つような変形が抑制される。従って、搬送スクリュー35は支持部材40によって回転軸35bが略一直線状となるように支持された状態で回転し、搬送スクリュー35とトナー搬送パイプ31の内面との衝突による打撃音の発生も効果的に抑制することができる。
ここで、支持部材40は、各脚部40bの先端のみでトナー搬送パイプ31の内周面と接触しており、各脚部40bの先端部40baはトナー搬送パイプ31の軸方向から見た断面が円弧形状となっている。そのため、脚部40bとトナー搬送パイプ31の内周面との摺動負荷は極めて低減されており、搬送スクリュー35の回転負荷が上昇したり、搬送スクリュー35が回転不可となったりするおそれもれない。さらに、支持部材40を搬送スクリュー35に比べて摩擦係数の低い材料で形成することで、脚部40bとトナー搬送パイプ31の内周面との摺動負荷、及び回転軸35bと軸受部40aの内周面との摺動負荷がより一層低減される。
従って、搬送スクリュー35の回転負荷が上昇することなく円滑に回転するため、搬送スクリュー35の回転に起因する摩擦熱の発生を抑制することができ、トナー搬送パイプ31内におけるトナーの流動性の低下や固化を効果的に抑制することができる。また、搬送スクリュー35を回転させる駆動モーターの負荷も低減することができる。
なお、本実施形態では支持部材40を搬送スクリュー35の長手方向の略中央部の1箇所に配置したが、支持部材40を搬送スクリュー35の長手方向全域に亘って所定の間隔で複数個所に配置しても良い。しかし、搬送スクリュー35の反りは長手方向の中央部に発生する場合がほとんどであり、支持部材40を長手方向の両端部近傍に形成しても搬送スクリュー35を支持する効果はあまり期待できない。支持部材40は、搬送スクリュー35の長手方向の略中央部において、搬送スクリュー35の全長の1/3以内の範囲に配置すれば十分な効果が期待できる。
また、支持部材40は、軸受部40aから等間隔で放射状に3本の脚部40bが突出する構成としたが、脚部40bの本数は3本に限定されず、軸受部40aから等間隔で放射状に2本の脚部40bが突出する構成であっても良いし、等間隔で放射状に4本以上の脚部40bが突出する構成であっても良い。
その他、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば上記実施形態においては、摺擦ローラー21及びクリーニングブレード22を備えたクリーニング装置7について説明したが、本発明のトナー搬送装置30は、例えばクリーニングブレード22のみを備えたクリーニング装置7や、クリーニングブレード22に代えてファーブラシを備えたクリーニング装置7等、種々の構成のクリーニング装置に適用することができる。
また、上記実施形態においては回転軸35bの周囲に螺旋状の搬送羽35aが連続的に設けられた搬送スクリュー35を用いているが、搬送羽35aは螺旋形状に限定されず、例えば複数の半月状板体(円形の板を2分割したもの)を、回転軸35bの周囲に所定の傾斜角度で交互に配設して搬送羽35aとしたものを搬送スクリュー35として用いても良い。
また上記実施形態では、本発明のトナー搬送装置30をクリーニング装置7から廃トナーボトル37までの廃トナー搬送経路に配置した例について説明したが、例えばトナーコンテナ6から現像ユニット5までのトナー搬送経路にも全く同様に適用可能である。
本発明は、トナー搬送パイプと、トナー搬送パイプ内に配置される搬送スクリューとを有するトナー搬送装置に利用可能である。本発明の利用により、搬送スクリューとトナー搬送パイプの内面との衝突による打撃音の発生を抑制するとともに、搬送スクリューの回転負荷の上昇によるトナーの流動性の低下や固化を効果的に防止することができる。
1 画像形成装置
3 感光体ドラム
7 クリーニング装置
21 摺擦ローラー
22 クリーニングブレード
30 トナー搬送装置
31 トナー搬送パイプ
31a 上パイプ
31b 下パイプ
32 トナー搬入口
33 トナー排出口
35 搬送スクリュー
35a 搬送羽
35b 回転軸
37 廃トナーボトル
40 支持部材
40a 軸受部
40b 脚部
41 欠損部分

Claims (6)

  1. 回転軸と、該回転軸の外周面に形成される搬送羽とを有する搬送部材と、
    該搬送部材が内部に回転可能に配置される断面円形状のトナー搬送パイプと、
    を備えるトナー搬送装置において、
    前記回転軸には、前記回転軸に回転可能に外挿される環状の軸受部と、該軸受部の外周面から径方向に放射状に突出する3本以上の脚部と、を有する支持部材が付設されており、前記回転軸の軸心から前記各脚部の先端までの距離は、前記搬送羽の半径よりも大きく、且つ前記トナー搬送パイプの内周面の半径以下であり、
    前記軸受部は可撓性材料で形成され、外周面の一部に軸方向に連続する欠損部分を有し、前記欠損部分の周方向の幅が前記回転軸の直径よりも小さく、前記欠損部分の両端から前記脚部が突出するとともに、前記欠損部分の両端は前記回転軸の外周面から立ち上がる部分が曲面状であり、
    前記支持部材は、前記搬送羽の外周縁全域を前記トナー搬送パイプの内周面から離間させた状態で前記搬送部材を支持することを特徴とするトナー搬送装置。
  2. 前記脚部は、前記軸受部の周方向に等間隔で突出することを特徴とする請求項1に記載のトナー搬送装置。
  3. 前記脚部の先端部は、トナー搬送パイプの軸方向から見た断面が円弧形状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトナー搬送装置。
  4. 前記支持部材は、前記搬送部材に比べて摩擦係数の低い材料で形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のトナー搬送装置。
  5. 前記支持部材は、前記搬送部材の長手方向の略中央部において、前記搬送部材の全長の1/3以内の範囲に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のトナー搬送装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のトナー搬送装置が搭載された画像形成装置。
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