JP2014224501A - 故障診断装置 - Google Patents

故障診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014224501A
JP2014224501A JP2013104190A JP2013104190A JP2014224501A JP 2014224501 A JP2014224501 A JP 2014224501A JP 2013104190 A JP2013104190 A JP 2013104190A JP 2013104190 A JP2013104190 A JP 2013104190A JP 2014224501 A JP2014224501 A JP 2014224501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
monitoring
control unit
unit
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013104190A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6133684B2 (ja
Inventor
原田 泰生
Yasuo Harada
泰生 原田
伊藤 嘉康
Yoshiyasu Ito
嘉康 伊藤
晃典 香田
Akinori Koda
晃典 香田
展啓 滝川
Nobuhiro Takigawa
展啓 滝川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2013104190A priority Critical patent/JP6133684B2/ja
Publication of JP2014224501A publication Critical patent/JP2014224501A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6133684B2 publication Critical patent/JP6133684B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】監視対象に対する制御用と監視用との2系統の演算を行う際の演算負荷を軽減しつつ診断結果の信頼性を確保することができる故障診断装置を提供する。
【解決手段】複数の制御演算要素を組み合わせて制御量を演算する主制御部10と、主制御部10で使用した複数の制御演算要素のうちの一部の制御演算要素と同様の制御演算を行うとともに、複数の制御演算要素のうちの残りの制御演算要素は前記主制御部上の制御演算要素が演算した値に対して予め設定した所定範囲のガード値で制限した値を残りの制御演算要素の演算値として監視用の制御量を演算する監視部20と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、故障診断装置に関する。
従来、主制御部と監視部との二つのマイクロコンピュータ(以下、単に「マイコン」という。)を備え、これら二つのマイコンを用いて監視対象である内燃機関の故障を診断する故障診断装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方のマイコンである主制御部は、内燃機関の駆動等に関するエンジン制御量の演算を行い、その演算結果に基づいてエンジン制御を実行する。他方のマイコンである監視部は、主制御部と同じエンジン制御量の演算を監視用として同時に行うとともに、その監視用エンジン制御量の演算結果を主制御部で演算したエンジン制御量の演算結果と比較することで内燃機関の故障を診断する。
特開2012−180780号公報
しかしながら、上述のような従来の故障診断装置にあっては、二つのマイコンを用い、それぞれを制御用と監視用として常に同じ演算を行っている。従って、監視用のマイコンには制御用のマイコンと同じ演算負荷が掛かることになり、監視用のマイコンには制御用のマイコンと同程度の演算性能が要求され、監視のためのコストが高くなるという問題があった。
また、制御部と同じ演算を監視部で行うことで演算の負荷が高いからといって、監視部での制御演算要素の一部を単に省くといった簡略化を行うだけでは故障診断結果の信頼性が低下してしまう。
本発明は、上述のような従来の問題を解決するためになされたもので、監視対象に対する制御用と監視用との2系統の演算を行う際の演算負荷を軽減しつつ診断結果の信頼性を確保することができる故障診断装置を提供することを目的とする。
本発明に係る故障診断装置は、上記目的達成のため、(1)複数の制御演算要素を組み合わせて制御量を演算する主制御部と、前記主制御部で使用した前記複数の制御演算要素のうちの一部の制御演算要素と同様の制御演算を行うとともに、前記複数の制御演算要素のうちの残りの制御演算要素は前記主制御部上の制御演算要素が演算した値に対して予め設定した所定範囲のガード値で制限した値を残りの制御演算要素の演算値として監視用の制御量を演算する監視部と、を備えるよう構成する。
この構成により、主制御部は複数の制御演算要素を組み合わせて制御量を演算する。監視部は、主制御部で使用した複数の制御演算要素のうちの一部の制御演算要素と同様の制御演算を行い、残りの制御演算要素は主制御部上の制御演算要素が演算した値に対して予め設定した所定範囲のガード値で制限した値を残りの制御演算要素の演算値として用い、これらの各要素を用いて監視用の制御量を演算する。
この際、監視部は、主制御部で用いた複数の制御演算要素のすべてをそのまま用いるのではなく、一部の制御演算要素はそのまま、残りの制御演算要素は所定範囲のガード値で制限した値を用いて監視用の制御量を演算するようになっている。
これにより、監視対象に対する制御用と監視用との2系統の演算を行う際の演算負荷を軽減しつつ診断結果の信頼性を確保することができる。
本発明に係る故障診断装置は、上記(1)に記載の故障診断装置において、(2)前記主制御部により演算した制御量と前記監視部により演算した前記監視用の制御量とを比較するとともに、前記主制御部により演算した制御量の値が前記監視用の制御量の値よりも大きいことを条件として監視対象が故障していると判断する比較部を備えるよう構成する。
この構成により、主制御部の演算結果と監視部の演算結果とを比較し、主制御部により演算した制御量の値が監視用の制御量の値よりも大きい場合には監視対象が故障であると判定することができる。
本発明に係る故障診断装置は、上記(1)または(2)に記載の故障診断装置において、(3)内燃機関の吸入空気量を調整する弁制御部を備え、前記主制御部は、前記弁制御部による吸気空気量を調整するための制御演算要素を前記複数の制御演算要素として用いるよう構成する。
この構成により、内燃機関に故障が発生した場合には、内燃機関駆動のための吸入空気量を調整することで内燃機関故障への対応が可能となる。
また、本発明に係る故障診断装置は、上記(3)に記載の故障診断装置において、(4)前記内燃機関のアイドリング時における吸入空気量をフィードバック制御するISC制御部を備え、前記ISC制御部は、前記複数の制御演算要素のうちの残りの制御演算要素を用いて補正値を演算し、前記監視部は、前記ISC制御部によって演算された補正値に対して予め設定した制御上で取り得る最大の上限ガード値から外れていない補正値を残りの制御演算要素として用いるよう構成する。
この構成により、主制御部で演算する制御演算要素と監視部で演算する制御演算要素とを容易に同じとすることができ、演算結果の信頼性を向上することができる。
本発明によれば、監視対象に対する制御用と監視用との2系統の演算を行う際の演算負荷を軽減しつつ診断結果の信頼性を確保することができる故障診断装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る故障診断装置の概略ブロック構成図である。
以下、本発明の実施の形態に係る故障診断装置について、図面を参照して説明する。
まず、構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態の故障診断装置1は、複数の制御演算要素を組み合わせて制御量を演算する主制御部10を有している。また、故障診断装置1は、主制御部10とは別に、監視用の制御量を演算する監視部20を有している。監視部20は、主制御部10で使用した複数の制御演算要素のうちの一部の制御演算要素と同様の制御演算を行う。また、監視部20は、主制御部10で使用した複数の制御演算要素のうちの残りの制御演算要素は、主制御部10上の制御演算要素が演算した値に対して予め設定した所定範囲のガード値で制限した値を演算値として監視用のエンジン制御量を演算するようになっている。
具体的には、監視部20は、主制御部10により演算した制御量と監視部20により演算した監視用の制御量とを比較する比較部23を有している。比較部23は、制御量の値が監視用の制御量の値よりも大きいことを条件として監視対象が故障していると判断するようになっている。
ここで、本発明に適用される監視対象を、内燃機関であるエンジン2に適用し、そのエンジン2の構成を先に説明する。なお、図1においては、エンジン2の全体図は省略し、要部のみを概略的に図示している。図1において、エンジン2は、複数の気筒からなる燃焼部50と、空気等の気体を燃焼部50に供給する吸気部60と、燃焼部50における燃焼によって生成した排気ガスを燃焼部50から排出する排気部70と、を有している。
なお、燃焼部50は、例えば、図1の紙面と直行する奥行き方向に沿って隣接する4つの気筒のうち1つの気筒のみを図示している。また、エンジン2は、4つの気筒に限らず、単気筒または任意に気筒配列した多気筒により構成してもよい。
燃焼部50は、シリンダブロック51と、シリンダブロック51の上部に固定したシリンダヘッド52と、を有している。シリンダブロック51とシリンダヘッド52とは、内部に空間を形成しており、この空間内において往復動可能にピストン53を収納している。ピストン53は、上端を連結したロッド54を有している。このロッド54の下端を、図示しないリンク機構に連結することで、ピストン53の往復動による直線運動をクランクシャフトの回転運動に変換するようになっている。なお、シリンダブロック51とシリンダヘッド52とピストン53とは、上述した空間のうちピストン53の上方に燃焼室55を形成するようになっている。
シリンダブロック51には、冷却水が流通し、その冷却水とシリンダブロック51との温度差によりシリンダブロック51を冷却するためのウォータジャケット56が形成されている。
シリンダヘッド52は、吸気弁57Aと、排気弁57Bと、燃焼室55に導入した混合気に点火するための点火プラグ58と、を有している。また、シリンダブロック51は、ウォータジャケット56を流通する冷却水の温度を検出するための水温センサ59を有している。
吸気弁57Aは、吸気部60で吸気した空気等の気体を混合気として燃焼室55へ導入するようになっている。排気弁57Bは、排気ガスを燃焼室55から排気部70へ排出するようになっている。吸気弁57Aと排気弁57Bとは、図示しないタイミングベルトを介してクランクシャフトと連結しており、クランクシャフトの回転に伴い、所望のタイミングで燃焼室55の開閉を行うようになっている。
点火プラグ58は、プラチナやイリジウム合金により形成した電極を有している。この点火プラグ58は、所望のタイミングで電極を通電させて放電を発生することにより、燃焼室55に導入した混合気に点火するようになっている。
水温センサ59は、例えば、抵抗値が温度に応じて変化するサーミスタにより構成してている。水温センサ59は、エンジン2を冷却する冷却水の温度に応じたサーミスタの抵抗値の変化を電圧の変化量として出力するようになっている。
吸気部60は、図示しないエアクリーナを通過して車外から流入した空気等の気体を燃焼室55に導入するようになっている。吸気管61は、エアクリーナよりも下流側にスロットル弁62を有している。吸気管61は、先端をシリンダヘッド52に接続することで燃焼室55と連通するようになっている。
スロットル弁62は、弁軸の一端にスロットル弁62を駆動するためのアクチュエータであるスロットルモータ63を有している。スロットル弁62は、弁軸の他端にスロットル弁62の開度を検出するためのスロットル開度センサ64を有している。本実施例の形態におけるスロットル弁62は、スロットルモータ63によって開閉駆動される電子制御スロットルである。
スロットル弁62は、薄い円板状の弁体の中央に弁軸を有しており、この弁軸をスロットルモータ63によって回動させることによって弁体も回動し、吸気管61における気体の流量を変更するようになっている。また、スロットル開度センサ64は、スロットル弁62の開度を検出するようになっている。
吸気管61は、スロットル弁62よりも下流側にサージタンク65を形成している。このサージタンク65には、内部の吸気圧力を検出する圧力センサ66を配置している。
吸気管61の先端寄りには、吸気管61を通過する空気等に燃料を噴射するインジェクタ67を配置している。なお、インジェクタ67は、シリンダブロック51に配置してもよい。インジェクタ67は、吸気管61を通過する空気等に燃料を噴射することで生成した混合気を燃焼室55に導入するようになっている。
排気部70は、排気弁57Bを介して燃焼室55と連通する排気管71と、排気ガスの濃度を検出する空燃比センサの一種であるO2センサ72と、を有している。O2センサ72は、排気管71により排気される排気ガス中の三つの有害成分HC,CO,NOxを同時に浄化する三元触媒コンバータ(図示せず)よりも上流側に配置しており、排気ガス中の酸素成分濃度に応じて電気信号を発生するようになっている。
なお、上述したエンジン2の構成は、一例であり、上述した構成に限定されるものではない。また、本実施の形態においては、主制御部10と監視部20とは、一つのマイクロコンピュータによるエンジンコントロールユニット(以下、単に「エンジンECU」と称する。)3によって構成されている。
エンジンECU3は、図示を略するが、例えば、各種センサからの信号入力やエンジン2の駆動制御信号出力の入出力インタフェース、演算処理を行うCPU、エンジン2の制御プログラムを格納したROM等を有し、これらはバスで相互に接続されている。
なお、エンジンECU3の構成および作用については公知であるので、本発明に関わる構成および作用を除き、これ以上の説明を省略する。
故障診断装置1において、主制御部10は、要求トルク演算部11と、弁制御部12と、を有している。弁制御部12は、要求トルク演算部11による演算結果(a)に基づいてスロットルモータ63の駆動を制御するようになっている。また、スロットル弁62の開度指令値が演算結果(a)として弁制御部12に入力された時に、スロットルモータ63がこの指令値に応答して高速で追従できるようになっている。
要求トルク演算部11には、エンジン制御量の演算を行うために、アクセルペダル4の踏込量に対応したアクセル開度を検出するアクセル開度センサからのアクセル開度信号が入力される。このアクセル開度信号は、故障診断装置1における複数の制御演算要素のうちの一部の制御演算要素に用いられる。
要求トルク演算部11には、エンジン制御量の演算に用いるISC補正量を演算するISC制御部30からの補正値信号が入力される。このISC制御部30からの補正値信号は、故障診断装置1における複数の制御演算要素のうちの残りの制御演算要素に用いられる。
ISC制御部30は、近年の省エネ化や排気浄化性能に対する要求の高度化に対して、無駄な燃料消費を抑えるべくアイドリング時のエンジン回転数を極力低い回転数とする制御を行う。ISC制御部30は、活性化温度領域で良好な排気浄化性能を発揮する触媒コンバータを始動時に急速に昇温させる制御を行う。
このため、ISC制御部30では、通常、エンジンストールを起こすことなくアイドリング可能な低い回転数として目標アイドル回転数を予め設定している。そして、ISC制御部30は、アイドル回転数をその目標アイドル回転数に維持するようにアイドリング時の吸入空気量をフィードバック制御するようになっている。これにより、エンジン2の燃焼と排気性状に大きく影響する点火時期を冷間始動時に遅角側に制御することで冷間始動時の排気温度を上昇させ、触媒コンバータを早期に昇温させることができる。
ISC制御部30は、その演算した補正値を、エンジン制御量の演算のための制御演算要素で要求トルク演算部11に出力するようになっている。例えば、ISC制御部30は、クランクシャフトの回転角を検出する回転角センサ31や水温センサ59からの出力のほか、エアコン装置5やオルタネータ6からの出力に基づいて、各補正値を算出するようになっている。
ISC制御部30は、制御演算要素の一つとしてエンジン2の回転数補正を行うようになっている。ISC制御部30は、エンジン回転数の基本回転数からの変化による燃焼速度変化に対してエンジン2の点火時期を補正するための補正条件を特定するようになっている。ISC制御部30は、エンジン回転数の上昇によって吸入空気の乱れが増加し、エンジン2のトルク、空燃比、点火時期に関係なくエンジン回転数に応じて燃焼速度が速くなる現象に対して、その影響を考慮した点火時期制御を行うようになっている。ISC制御部30は、エンジン回転数および筒内圧力ピーククランク角に基づいて回転数正値を定めたマップを記憶しており、このマップを参照して回転数補正値を算出するようになっている。
ISC制御部30は、御演算要素の一つであるエンジン2の水温補正を行うようになっている。ISC制御部30は、エンジン2の冷却水温が低い間におけるエンジン2の安定回転を確保するようになっている。すなわち、エンジン2の冷却水温が低い間は、オイル粘度に起因するフリクションが大きいため、所望のアイドル回転数を保持してエンジン2を安定回転させるために、暖機終了時に比べてアイドル流量を増量する必要がある。したがって、ISC制御部30は、その増量分に相当する補正値とするため、冷却水温の関係で水温補正値を定めたマップを記憶しており、このマップを参照して水温補正値を算出するようになっている。
ISC制御部30は、御演算要素の一つであるエアコン補正を行うようになっている。ISC制御部30は、エアコン装置5の作動に伴ってエンジン2の駆動抵抗が大きくなったとき、その駆動抵抗に応じたエンジン2の安定回転を確保するようになっている。
ISC制御部30は、エンジン温間時の安定運転状態においてアイドル目標回転数を維持するために必要な空気基本量に対して、安定運転状態と現時点との条件の差異を反映して増量あるいは減量したエアコン補正値を算出するようになっている。この際、エアコン補正値は、エアコン装置5の負荷状態に応じて設定される。例えば、エアコン補正値には、エンジン冷間時にアイドル目標回転数を維持するために必要な空気増量や、エアコン装置5以外の付属機器等の作動に対応するエアコン補正値が含まれる。エンジンECU3は、そのエアコン補正値に基づいて、アイドリング時におけるエンジン2への吸入空気量を制御するようになっている。
例えば、ISC制御部30は、エアコン装置5がオン状態であればマップから、実際のエンジン回転数に基づいてエアコン補正値を算出するようになっている。このエアコン補正値は、エアコン装置5による負荷をエンジン2への燃料噴射量に反映させるための補正値であり、エンジン回転数に応じて調整される。したがって、エアコン装置5がオフ状態であれば、エアコン補正値は「0」に設定される。
ISC制御部30は、制御演算要素の一つであるオルタネータ補正を行うようになっている。ISC制御部30は、アイドル運転時にエンジン2のオルタネータ6によって発電が行われているとき、それに伴うエンジン2の駆動抵抗に応じてエンジン2の安定回転を確保するようになっている。ISC制御部30は、車載電気機器の作動に伴って給電を行うオルタネータ6の発電量を多くするとき、要求される発電量を得る際のエンジン2の駆動負荷によって、エンジン回転数が過度に低下しないようにオルタネータ補正値を算出するようになっている。
監視部20は、ISC制御部30から出力された各補正値に対して予め設定された上限ガードを超えていないかを判定する上限ガード判定部21を有する。監視部20は、アクセル開度センサからのアクセル開度信号並びに上限ガード判定部21を通過した補正値信号により監視用のエンジン制御量を演算する監視用トルク演算部22を有する。監視部20は、比較部23を有する。比較部23は、要求トルク演算部11によるエンジン制御量の演算結果(a)と監視用トルク演算部22による監視用のエンジン制御量の演算結果(b)とを比較するようになっている。
上限ガード判定部21で使用される上限ガード値は、例えば、エアコン装置5等の外部負荷の有無や種類毎に、これらのオン・オフ等のアイドル時の設定状態に対応して設けられているものである。この際、上限ガード値には上限ガード初期値が設定されている。この上限ガード初期値は、エンジン始動初期のフリクション分を積分補正項が吸収できる大きさに設定されている。
具体的な上限ガード値の一例としては、エンジンECU3は、ISC制御部30による水温補正値を算出するためのマップを用いて、エンジン始動時の水温と積算とに基づく上限ガード値を算出するようになっている。例えば、エアコン補正の取り得る範囲が0〜29Nmの場合、上限ガード値を30Nmに設定する。上限ガード判定部21では、このエンジン始動時の水温と積算とに基づく上限ガード値を利用してガード処理を行う。
次に、本発明の作用を説明する。
本発明は、エンジン駆動のための吸入空気量を調整する弁制御部12と、弁制御部12における弁開度を決定するエンジンECU3と、を備え、主制御部10は、弁制御部12による開度を決定するための制御演算要素を複数の制御演算要素として用いる。
具体的には、エンジンアイドリング時の吸入空気量をフィードバック制御するISC制御部30を有する。ISC制御部30は、複数の制御演算要素のうちの残りの制御演算要素を用いて補正値を演算してエンジンECU3に出力するようになっている。監視部20は、ISC制御部30から出力された補正値に対して予め設定した制御上で取り得る最大の上限ガード値から外れていない補正値を残りの制御演算要素に用いる。
より具体的には、本発明では、エンジンECU3によるエンジン制御量の確からしさを保証するため、主制御部10と監視部20とで別々にエンジン制御量を演算している。これにより、主制御部10で演算したエンジン制御量の演算結果(a)で実際のエンシン制御を実行し、監視部20で演算した監視用のエンジン制御量の演算結果(b)で実際のエンジン制御量を監視することができる。
この際、主制御部10で用いる一部の制御演算要素を優先度合等によって単純に省略するのではなく、主制御部10の一部の制御演算要素に上限ガードを設定し、監視部20の演算負荷を下げつつ上限ガード値を超える故障が生じた場合の故障検出を行う。
すなわち、ISC制御部30では、回転数補正量、水温補正量、エアコン補正量、オルタネータ補正量、などの多数の補正量を演算し、主制御部10の要求トルク演算部11と監視部20の監視用トルク演算部22に出力している。これらの全てを監視部20で主制御部10と同じ方法で演算すると、演算負荷が増加するばかりでなく、監視部20の演算結果を一時的に記憶するメモリ(図示せず)の使用量も大きくなる。そこで、ISC制御部30で演算した各補正量に制御上で取り得る最大の値で上限ガードした後、監視用のエンジン制御量に反映することで演算負荷やメモリ使用量を低減することができる。
したがって、比較部23は、演算結果(a)と演算結果(b)とを比較し、演算結果(a)の値が演算結果(b)の値よりも大きいことを条件としてエンジン2が故障していると判断するようになっている。比較部23は、エンジン2が故障していると判断した場合には、弁制御部12に故障信号を出力するようになっている。弁制御部12は、故障信号を受信したならば、吸気を「0」とする。なお、比較部23は、弁制御部12に故障信号を出力するほか、例えば、インジェクタ67の駆動制御部(図示せず)に故障信号を出力するようにしてもよい。
このように、故障診断装置1の主制御部10は、アクセル開度信号並びにISC制御部30で補正した各種制御演算要素を用いて実際のエンジン制御量を演算してエンジン制御を行う。
一方、故障診断装置1の監視部20は、アクセル開度信号はそのまま用いるとともに、ISC制御部30で補正した各制御種演算要素のうち、上限ガード判定部21を通過した各種制御演算要素を用いて監視用のエンジン制御量を演算している。
そして、比較部23は、主制御部10の要求トルク演算部11で演算したエンジン制御量の演算結果(a)と監視部20の監視用トルク演算部22で演算した監視用のエンジン制御量の演算結果(b)とを比較するようになっている。
さらに、比較部23は、演算結果(a)の値が演算結果(b)の値よりも大きいことを条件としてエンジン制御異常と判定し、出力制限や退避走行といったフェイルセーフを実行するようになっている。
例えば、回転数補正量が何らかの異常で正規の値よりも過大な値になったと仮定すると、要求トルクは正規の値よりも大きな値となる。監視部20では上限ガード後の回転数補正量が監視用トルクに反映されるため、要求トルクよりも小さな値となる。その結果、要求トルク>監視用トルクとなり、エンジン制御の異常を検出できる。
ところで、上記実施の形態では、一つのマイクロコンピュータによるエンジンECU3に、主制御部10と監視部20とを設け、エンジン制御量と監視用エンジン制御量とを同じ方法で計算して比較部23で比較することでエンジン2の故障を診断していた。
このような場合、制御用と監視用との二種類の演算結果を比較するためには、その演算結果を一時的に格納するメモリが必要となり、大容量のメモリが必要となる。例えば、監視部20の演算結果(b)が上限ガードを超える制御演算要素まで含む場合、その演算結果を記憶するためには、メモリ容量の上限値を高くしなければならない。
これに対し、故障診断装置1では、監視部20による演算には、上限ガードを設定していることから、メモリ容量の上限をある程度抑制することができ、大容量のメモリを用いなくてもよい。したがって、メモリのコストを抑制することができ、部品コストの削減に貢献することができる。
また、監視対象がエンジン2の場合、エンジン制御量の演算にはISC補正量や環境補正量などの多数の補正量が制御演算要素として存在する。このため、一つのマイコンでこれらの複雑なエンジン制御量の演算を同時に行うと、マイコンの演算負荷が増え、より高性能なマイコンが必要とる。
これに対し、故障診断装置1では、一方の監視部20による演算には、上限ガードを設定していることから、マイコンの処理能力をある程度抑制することができ、高性能のマイコンを用いなくてもよい。したがって、高価なマイコンのコストを抑制することができ、部品コストの削減に貢献することができる。
さらに、例え、二つのマイコンを用い、それぞれを制御用と監視用とした場合であっても、監視用として用いるマイコンの処理能力は制御用として用いるマイコンよりも低い処理能力のものを用いることができる。したがって、高価なマイコンのコストを抑制することができ、部品コストの削減に貢献することができる。
また、監視部20で用いる制御演算要素は、監視部20による演算の負荷を低くするために一部を単に省くといった簡略化を行うことができない。すなわち、制御演算要素の一部を単純に省いてしまうと、監視部20による故障診断結果の信頼性が低下してしまう。
これに対し、監視部20は、主制御部10で使用した複数の制御演算要素のうちの一部の制御演算要素と同様の制御演算を行うとともに、複数の制御演算要素のうちの残りの制御演算要素は主制御部10上の制御演算要素が演算した値に対して予め設定した所定範囲のガード値で制限した値を残りの制御演算要素の演算値として監視用のエンジン制御量を演算する。
これにより、監視部20の演算負荷を軽減しつつ診断結果の信頼性を確保することができる。したがって、メモリ容量は少なくて済み、マイクロコンピュータの処理性能も低いもので済むため、部品コストの高騰を抑制し、低コストのエンジン2の故障診断装置1とすることができる。また、主制御部10と監視部20とを一つのマイコンにより構成することができる。
以上のように、本発明の実施の形態に係る故障診断装置1は、主制御部10により複数の制御演算要素を組み合わせて制御量を演算し、監視部20により主制御部10で使用した複数の制御演算要素のうちの一部の制御演算要素と同様の制御演算を行うとともに、複数の制御演算要素のうちの残りの制御演算要素は主制御部10上の制御演算要素が演算した値に対して予め設定した所定範囲のガード値で制限した値を残りの制御演算要素の演算値として監視用の制御量を演算するようにしたので、監視対象に対する制御用と監視用との2系統の演算を行う際の演算負荷を軽減しつつ診断結果の信頼性を確保することができる。
なお、本実施の形態においては、ISC制御部30で演算した補正量に制御で取り得る最大の値で設定した上限ガードした場合で説明したが、ISC制御部30で演算した補正量に制御上取り得る最小の値で設定した下限ガード値を併用してもよい。
また、上記実施の形態では、要求トルクであるエンジン制御量と監視用トルクである監視用のエンジン制御量とを比較して異常を判定しているが、主制御部10の補正量と監視部20の上限ガード後の補正量とを直接比較しても良い。
また、本発明はガソリンエンジン、ディーゼルエンジンのどちらにも適用可能である。さらに、これら車両用エンジンのほか、内燃機関全般に有用であるが、監視対象はこれらに限定されるものではない。
以上説明したように、本発明に係る故障診断装置は、監視対象に対する制御用と監視用との2系統の演算を行う際の演算負荷を軽減しつつ診断結果の信頼性を確保することができるという効果を有し、車両用の故障診断装置に有用である。
1…故障診断装置、2…エンジン(内燃機関)、3…エンジンECU、10…主制御部、20…監視部、23…比較部、30…ISC制御部

Claims (4)

  1. 複数の制御演算要素を組み合わせて制御量を演算する主制御部と、
    前記主制御部で使用した前記複数の制御演算要素のうちの一部の制御演算要素と同様の制御演算を行うとともに、前記複数の制御演算要素のうちの残りの制御演算要素は前記主制御部上の制御演算要素が演算した値に対して予め設定した所定範囲のガード値で制限した値を残りの制御演算要素の演算値として監視用の制御量を演算する監視部と、
    を備えていることを特徴とする故障診断装置。
  2. 前記主制御部により演算した制御量と前記監視部により演算した前記監視用の制御量とを比較するとともに、前記主制御部により演算した制御量の値が前記監視用の制御量の値よりも大きいことを条件として監視対象が故障していると判断する比較部を備えることを特徴とする請求項1に記載の故障診断装置。
  3. 内燃機関の吸入空気量を調整する弁制御部を備え、
    前記主制御部は、前記弁制御部による吸気空気量を調整するための制御演算要素を前記複数の制御演算要素として用いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の故障診断装置。
  4. 前記内燃機関のアイドリング時における吸入空気量をフィードバック制御するISC制御部を備え、
    前記ISC制御部は、前記複数の制御演算要素のうちの残りの制御演算要素を用いて補正値を演算し、
    前記監視部は、前記ISC制御部によって演算された補正値に対して予め設定した制御上で取り得る最大の上限ガード値から外れていない補正値を残りの制御演算要素として用いることを特徴とする請求項3に記載の故障診断装置。
JP2013104190A 2013-05-16 2013-05-16 故障診断装置 Active JP6133684B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013104190A JP6133684B2 (ja) 2013-05-16 2013-05-16 故障診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013104190A JP6133684B2 (ja) 2013-05-16 2013-05-16 故障診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014224501A true JP2014224501A (ja) 2014-12-04
JP6133684B2 JP6133684B2 (ja) 2017-05-24

Family

ID=52123345

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013104190A Active JP6133684B2 (ja) 2013-05-16 2013-05-16 故障診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6133684B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017031857A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 トヨタ自動車株式会社 トルクアシスト異常診断装置
JP2018178722A (ja) * 2017-04-03 2018-11-15 株式会社デンソー 電子制御装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05302541A (ja) * 1992-04-27 1993-11-16 Fujitsu Ten Ltd 電子スロットル制御機構
JPH0988701A (ja) * 1995-09-26 1997-03-31 Nissan Motor Co Ltd ディーゼルエンジンのフェイルセーフ装置
JP2001152882A (ja) * 1999-11-25 2001-06-05 Denso Corp 内燃機関の電磁駆動バルブの異常診断装置
JP2003222052A (ja) * 2002-01-29 2003-08-08 Fuji Heavy Ind Ltd 電子制御装置
JP2007002759A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Denso Corp 電子制御装置
JP2007092747A (ja) * 2005-08-30 2007-04-12 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車用エンジン制御装置および自動二輪車
JP2008223490A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Toyota Motor Corp Isc故障診断装置
JP2012180780A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Nissan Motor Co Ltd 冗長系システム異常診断装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05302541A (ja) * 1992-04-27 1993-11-16 Fujitsu Ten Ltd 電子スロットル制御機構
JPH0988701A (ja) * 1995-09-26 1997-03-31 Nissan Motor Co Ltd ディーゼルエンジンのフェイルセーフ装置
JP2001152882A (ja) * 1999-11-25 2001-06-05 Denso Corp 内燃機関の電磁駆動バルブの異常診断装置
JP2003222052A (ja) * 2002-01-29 2003-08-08 Fuji Heavy Ind Ltd 電子制御装置
JP2007002759A (ja) * 2005-06-23 2007-01-11 Denso Corp 電子制御装置
JP2007092747A (ja) * 2005-08-30 2007-04-12 Yamaha Motor Co Ltd 自動二輪車用エンジン制御装置および自動二輪車
JP2008223490A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Toyota Motor Corp Isc故障診断装置
JP2012180780A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Nissan Motor Co Ltd 冗長系システム異常診断装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017031857A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 トヨタ自動車株式会社 トルクアシスト異常診断装置
JP2018178722A (ja) * 2017-04-03 2018-11-15 株式会社デンソー 電子制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6133684B2 (ja) 2017-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10066567B2 (en) Control device and control method of internal combustion engine
JP4831015B2 (ja) 内燃機関の異常診断装置
US8949001B2 (en) Control apparatus and control method for internal combustion engine
US20100269805A1 (en) Exhaust gas sensor heater degradation diagnosis device
US20080236555A1 (en) Air/fuel ratio control system for internal combustion engine
US7934418B2 (en) Abnormality diagnosis device of intake air quantity sensor
JP5235739B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
US9885307B2 (en) Control apparatus for internal combustion engine
JP6133684B2 (ja) 故障診断装置
JP2005188309A (ja) スロットル系の異常判定装置
JP5999008B2 (ja) 多気筒内燃機関の気筒間空燃比インバランス検出装置
JP2011226363A (ja) 内燃機関の異常診断装置
JP2009191650A (ja) 内燃機関の制御装置
JP5013097B2 (ja) エンジンの制御装置、エンジンの燃料供給系の異常診断方法、コンピュータプログラム、及び記録媒体
US8798893B2 (en) Fuel injection control apparatus for internal combustion engine and fuel injection control method for internal combustion engine
JP2014225142A (ja) 故障診断装置
JP5427715B2 (ja) エンジンの制御装置
JP2014214676A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2014152761A (ja) 多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置
JP6371040B2 (ja) 内燃機関の制御装置および制御方法
JP2013181486A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2010209843A (ja) 内燃機関の制御装置
JP4883000B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JP2009264150A (ja) 制御装置
JP2002047971A (ja) エンジン制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160405

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170330

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170420

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6133684

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250