JP2014222032A - タービンノズル支持装置 - Google Patents

タービンノズル支持装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014222032A
JP2014222032A JP2013101340A JP2013101340A JP2014222032A JP 2014222032 A JP2014222032 A JP 2014222032A JP 2013101340 A JP2013101340 A JP 2013101340A JP 2013101340 A JP2013101340 A JP 2013101340A JP 2014222032 A JP2014222032 A JP 2014222032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lower half
outer ring
diaphragm outer
turbine
turbine nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013101340A
Other languages
English (en)
Inventor
康史 高木
Yasushi Takagi
康史 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2013101340A priority Critical patent/JP2014222032A/ja
Publication of JP2014222032A publication Critical patent/JP2014222032A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

【課題】経年的な熱変形による水平分割面間隙間からの蒸気の漏洩を防止するタービンノズル支持装置を提供する。
【解決手段】タービンノズルと、ケーシングとを水平継手面Hで上半部と下半部とに2分割し、ケーシング下半部9bでダイヤフラム外輪下半部6bを支持するようにしたタービンノズル支持装置12Lにおいて、ケーシング下半部9bに縦方向の溝13bを形成して固定用プレート18b´を固定し、対向するダイヤフラム外輪下半部6bに固定用プレート18b´を収容する横溝15bを形成し、この横溝15b内の固定用プレート18b´を水平分割面側からネジ込んだ高さ調整ネジ17bの先端部を当接させてダイヤフラム外輪下半部の芯だしを行い、さらに、水平分割面側からダイヤフラム外輪下半部6bを貫通して固定用プレート18b´にネジ25をネジ込み、ネジ25の先端部を横溝15bの底部に当接させてノズル下半部の浮き上がりを防止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、タービンノズル支持装置に関する。
蒸気タービンは、図6に示すように、タービンロータ1のディスク2に環状列に植設されたタービン動翼3と、その上流側に設置されたタービンノズル4とからなるタービン段落5を軸方向に沿って複数段を備えており、各タービン段落5で主流蒸気Sの熱エネルギーを速度エネルギーに変え、その速度エネルギーを利用して動力としての回転トルクを発生させるようになっている。
このタービンノズル4は、図7で詳細に示すように、円環状のダイヤフラム外輪6と、これと同心状に配置されたダイヤフラム内輪7と、これらダイヤフラム外輪6およびダイヤフラム内輪7間に配置されたノズル板8とから構成されており、ダイヤフラム外輪6に形成された凸部6−cはケーシング9の内周部に形成された環状の溝部(凹部)9hに嵌合され、そして、ダイヤフラム内輪7は内周部にラビリンスシール部10を装着してタービンロータ1に対向するように配置されている。
そして、タービンノズル4およびケーシング9は、タービンロータ1の回転中心線C上の水平面(以下、水平継手面という)H上で上半部と下半部とに分割されている。図7中の添字符号aは上半部を示し、そして添字符号bは下半部を示す。
ダイヤフラム外輪下半部6bは、その底部にケーシング下半部9bとの位置決めにセンターキー11を備える一方、タービンノズル下半部4bをケーシング下半部9bに固定するために、図示右側および左側の水平継手面Hの近傍に対照的にノズル支持装置12Rおよび12Lを備えている。
従来のノズル支持装置12R、12Lの詳細構成について図8を参照して説明する。なお、ノズル支持装置12R、12Lは同一構造なので、12Lを代表して説明する。
ケーシング下半部9bの内周部に環状に形成された嵌合用の溝部9h(図6参照)の一部に水平分割面H側から下側に向かって奥行きがD1、深さがH1で適当な幅を有する縦溝13bを形成し、底部にネジ孔14bを設けている。ダイヤフラム外輪下半部6bの外周部には、この縦溝13bに対向するように水平方向に所定の奥行きを有する横溝15bを設けるとともに、水平分割面H側から横溝15bまで貫通するネジ孔16bを設けている。そして、このネジ孔16bには後述する高さ調整ネジ17bがネジ込まれるようになっている。
18bは固定用プレートであってその一端部にボルト貫通孔19bを設けており、ボルト20bをこのボルト貫通孔19bを通してネジ孔14bにネジ込むことによって縦溝13bの底部に固定されるようになっている。そして、この固定用プレート18bの他端部はダイヤフラム外輪下半部6bの横溝15bに収まるようになっている。なお、固定用プレート18bの厚みはタービンノズル下半部4bの芯だしを考慮して、横溝15bの高さよりも薄く製作され、横溝15bと固定用プレート18bとの間に調整用の隙間が形成されている。
従来技術ではタービンノズル下半部4bの芯だしは次のようにして行なっている。すなわち、固定用プレート18bの一端部がボルト20bによって縦溝13bの底部に固定されたあと、高さ調整ネジ17bは、その先端部が固定用プレート18bに当接するまでネジ込まれる。高さ調整ネジ17bの先端部は固定用プレート18bに当接するとその位置よりも下に出ることはできないので、さらに高さ調整ネジ17bをネジ込んでいくと、固定用プレート18bに対してダイヤフラム外輪下半部6bが水平継手面H側に向けて持ち上がり、逆に、高さ調整ネジ17bのネジ込み量を浅くすると、水平継手面H側から下側に下がる。このように、高さ調整ネジ17bのネジ込み量を調整することにより、ケーシング下半部9bに対するタービンノズル下半部4bの高さが調整され、タービンノズル下半部4bの芯だしが行われる。
なお、固定用プレート18bと横溝15bの底部との間には隙間があるため、主流蒸気の蒸気力などの作用によりタービンノズル下半部4bが浮き上がることがある。このタービンノズル下半部4bの浮き上がりを防止するため、ケーシング上半部9aおよびダイヤフラム外輪上半部6aにも同様の縦溝13aおよび横溝15aを形成し、固定用プレート18bと同様に形成した固定用プレート18aをボルト20aで縦溝13aに固定した状態で、ケーシング上半部9aに設置された固定用プレート18aと、タービンノズル上半部4aのダイヤフラム外輪上半部6aにネジ込んだ調整ネジ16aのネジ込み量の調整とによりタービンノズル下半部6bの浮き上がりを防止している。なお、固定用プレート18aと上半部調整ネジ17aの先端部との間には、上半部調整ネジ17aやタービンノズル4の熱膨張を考慮して、ある程度の間隙21を設けている。
蒸気タービンの組み立てに際しては、先ず、ケーシング上半部9aおよびケーシング下半部9bにそれぞれタービンノズル上半部4aおよびタービンノズル下半部4bを固定し、その後、ケーシング下半部9bの上にタービンロータ1を設置する。そして、タービンロータ1を覆うようにケーシング下半部9bの上にケーシング上半部9aを設置してケーシング上半部9a、下半部9b相互間を締結ボルト(図示せず)により固定する。
上述した蒸気タービン組み立て工程では、ケーシング下半部9bの上にケーシング上半部9aを設置するとき、両者の間にタービンロータ1が存在する関係上、ダイヤフラム外輪上半部6aおよびダイヤフラム外輪下半部6bの突合せ部(水平継手面)は作業員からは見ることができない。このため、蒸気タービン組み立て工程では、ダイヤフラム外輪上半部6aとダイヤフラム外輪下半部6bとをボルトで直接締め付けるようにはしていない。
特開平10−299411号公報 特開2005−214052号公報
ところで、発電プラントに用いられる蒸気タービンにとって、二酸化炭素排出量等に絡む環境問題や省エネルギーの観点から高効率化が重要な課題になっている。蒸気タービンの高効率化が行えれば、燃料消費量が少なくなるため、二酸化炭素排出量の抑制になるからである。
蒸気タービンの効率を上げるための手段として、蒸気タービンの排気により無効に排出されるエネルギー、いわゆる排気損失の低減を図ることが有力な手段である。この排気損失の低減を図るための手段として、タービンノズル4とタービンロータ1との間隙を狭小化することや、ケーシング9とタービンノズル4との間の係合間隙を極力小さくするようにすることが講じられている。
しかしながら、図6乃至図8で説明した蒸気タービンの場合、タービンノズルの分割部をボルト等で連結していないため、経年的な熱変形によって水平分割面間に間隙が生じてこの隙間から蒸気の漏洩が発生する。この漏洩蒸気は膨張仕事をしないで次段のタービン段落に流れる。蒸気タービンの排気損失を低減するためには、この分割面での漏洩蒸気対策も考慮しなければならない。
そこで本発明は、上半部と下半部とに分割されたタービンノズルのダイヤフラム外輪をボルト等の固定手段で締結して一体化することにより水平分割面からの蒸気の漏洩を減少させて排気損失を低減させ、効率の向上を図ったタービンノズル支持装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するため、本発明のタービンノズル支持装置は、ダイヤフラム外輪、ノズル板およびダイヤフラム内輪からなるタービンノズルと、前記タービンノズルを支持するケーシングとをタービンロータの回転中心線上の水平継手面でそれぞれ上半部と下半部とに2分割し、前記ケーシングには内周部に前記ダイヤフラム外輪を嵌合する環状溝部を設けるとともに、前記環状溝部の主蒸気の流入側の部位に前記水平継手面から下方に向かう縦溝を形成し、前記ダイヤフラム外輪下半部には前記主蒸気の流入側の側面部と前記縦溝に対向する面とに開口する横溝を形成し、前記縦溝の底部に固定部材によって固定用プレートの一端部を固定し、前記固定用プレートの他端部を前記横溝内に収めるとともに、前記ダイヤフラム外輪の水平分割面側からネジ込まれた高さ調整ネジの先端部に当接するようにし、前記固定用プレートを介して前記ダイヤフラム外輪の下半部の荷重を前記ケーシングの下半部で支持するようにしたタービンノズル支持装置において、前記ダイヤフラム外輪の下半部には、前記水平分割面側から前記ダイヤフラム外輪の下半部を貫通して前記横溝に達する貫通孔を設け、前記固定用プレートには前記貫通孔に対向した位置にネジ孔を設け、前記ネジ孔にネジ込んだノズル浮き上がり防止ネジの先端部が前記横溝の底部に当接することにより前記タービンノズルの下半部の浮き上がりを防止するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、水平継手面側からダイヤフラム外輪下半部の貫通孔を通して固定用プレートに開けたネジ孔にノズル浮き上がり防止ネジをネジ込んでその先端部でダイヤフラム外輪下半部を下方に押圧するようにしたので、タービン運転中にタービンノズル下半部に蒸気力が作用してもタービンノズル下半部の浮き上がりが防止される。
本発明の実施形態1に係るタービンノズル支持装置を適用した蒸気タービン段落の概略構成図。 図1に示すタービンノズル支持装置の構成部品を示す斜視図。 図1のタービンノズル支持装置をIII−III線で切断し、矢視方向に見た断面図。 タービンノズルおよびケーシングの組み立て状態を示す図。 本発明の実施形態2に係るタービンノズル支持装置の側断面図。 従来の一般的な蒸気タービンの1つのタービン段落を示す断面図。 図6のVII−VII矢視方向から見た断面図。 図7のタービンノズル支持装置の拡大断面図。
以下、本発明に係るタービンノズル支持装置の実施形態について図面を参照して説明する。
[実施形態1]
図1は本発明の実施形態1に係るタービンノズル支持装置を適用したタービン段落の概略図、図2は図1に示すタービンノズル支持装置の構成部品を示す斜視図、図3は図1のタービンノズル支持装置の側断面図、そして、図4はタービンノズルおよびケーシングの組み立て状態を示す図である。
図1において、本実施形態のタービンノズル支持装置が適用される蒸気タービンは、図6の従来例と同様に、タービンロータ1のディスク2に環状列に植設されたタービン動翼3と、その上流側に設置されたタービンノズル4とからなるタービン段落5を軸方向に沿って複数段を備えており、さらに、タービンノズル4は円環状のダイヤフラム外輪6と、これと同心状に配置されたダイヤフラム内輪7と、これらダイヤフラム外輪6およびダイヤフラム内輪7間に配置されたノズル板8とから構成され、ダイヤフラム外輪6の外周に形成された凸部6b−cはケーシング9内周部の環状の溝部(凹部)9hに嵌合され、そして、ダイヤフラム内輪7は内周部にラビリンスシール部10を装着してタービンロータ1に対向するように配置されている。ここまでの構成は図6乃至図8で説明した従来例とほぼ同様であるが、本実施形態ではタービンノズル支持装置12Lが大きく異なっている。
以下、図1乃至図3を参照して本実施形態のタービンノズル支持装置12Lについて詳細に説明する。
ケーシング下半部9bの内周部に形成された環状の溝部(凹部)9hの主蒸気S流入側の隅部(コーナー部)に対して、奥行きがD1、深さがH1、幅がW1の縦溝13bを形成し、その底部にネジ孔14bを設ける。
一方、前記環状の溝部9hに嵌合するダイヤフラム外輪下半部6bの凸部6b−cには、ケーシング下半部9bに設けた縦溝13bに対向して、主蒸気Sの流入側の側面から所定の奥行きD2(D2>D1)と高さH2および幅がW2(W1>W2)の水平方向の横溝15bを設けている。ダイヤフラム外輪下半部6bはさらに、水平分割面Hからこの横溝15bまで達するネジ孔16bおよび貫通孔(ネジ溝を形成していない孔)22を設けるとともに、これらネジ孔16bおよび貫通孔22の位置から主蒸気Sの流下方向に所定距離だけ離れた位置にボルト用ネジ孔23とを設けている。ネジ孔16bには後述する高さ調整ネジ17bがネジ込まれ、貫通孔22には当該貫通孔22よりも外径の小さい後述するノズル浮き上がり防止ネジ25を挿通させるようになっている。そして、ボルト用ネジ孔23にはダイヤフラム外輪下半部6bおよびダイヤフラム外輪上半部6aを一体的に締結するボルト24がネジ込まれるようになっている。
18b´は従来の固定用プレート18bよりも長めに形成された固定用プレートであって、その一端部にボルト貫通孔19bを設け、他端部に前記ノズル浮き上がり防止ネジ25がネジ込まれるネジ孔26を設けている。そして、貫通孔19bとネジ孔26との中間部の上面には前記高さ調整ネジ17bの先端部が当接するようになっている。図2の固定用プレート18b´上に描いた丸い破線27は調整ネジ17bの先端部の当接位置を示す。なお、固定用プレート18b´の厚みH3はダイヤフラム外輪下半部6bの芯だしを考慮して、横溝15bの高さH2よりも薄く形成されており、横溝15bと固定用プレート18b´との寸法差(H2−H3)が高さ調整用の隙間となっている。
次に、タービンノズル下半部4bをケーシング下半部9bに据付ける場合について説明する。
まず、タービンノズル下半部4bのダイヤフラム外輪下半部6bに設けられている横溝15bの底部が、少なくともケーシング下半部9bの水平分割面Hよりも上方に吊上げられている状態で固定用プレート18b´を横溝15bに挿入する。
その後、ダイヤフラム外輪下半部6bを下げていき、固定用プレート18b´の一端部を固定部材としてのプレート固定ボルト20bによってケーシング下半部9bの縦溝13bの底部に固定する。この時点ではダイヤフラム外輪下半部6bは、まだ吊上げられている状態にあり、固定用プレート18b´にはダイヤフラム外輪下半部6bの荷重はかからない。
その後、ダイヤフラム外輪下半部6bに開けてあるネジ孔16bに調整ネジ17bをネジ込む。この場合、調整ネジ17bの先端部が固定用プレート18b´上面に当接するまでネジ込む。そして、ダイヤフラム外輪下半部6bを下げていくと、ダイヤフラム外輪下半部6bの荷重は、調整ネジ17bを介して固定用プレート18b´にかかる。この状態で調整ネジ17bを進退させると、ダイヤフラム外輪下半部6bはケーシング下半部9bに対して上下動する。このようにしてダイヤフラム外輪下半部6bの芯だしを行う。
次に、ノズル浮き上がり防止ネジ25をダイヤフラム外輪下半部6bに開けられた貫通孔22から挿入して固定用プレート18b´に設けられたネジ溝26にネジ込み、ネジ25の先端部がダイヤフラム外輪下半部6bの横溝15bの底部に当接するまでネジ込む。これによってダイヤフラム外輪下半部6bはノズル浮き上がり防止ネジ25によって水平継手面H側から下向きの押圧力を受けるようになる。
その後、ダイヤフラム外輪上半部6aをダイヤフラム外輪下半部6b上に載置し、ボルト24にてダイヤフラム外輪上半部6aおよびダイヤフラム外輪下半部6b間を締結する。
このようにして、ダイヤフラム外輪上半部6aおよびダイヤフラム外輪下半部6b間を締結したのち、図4で示すように、ケーシング下半部9b上にケーシング上半部9aを載置し、ボルト29およびナット30によってケーシング上半部9aおよびケーシング下半部9b間を締結する。
以上述べたように、本実施形態1によれば、ノズル浮き上がり防止ネジ25を水平継手面H側からダイヤフラム外輪下半部6bに開けた貫通孔22を通して固定用プレート18b´に開けたネジ孔26にネジ込み、その先端部でダイヤフラム外輪下半部6bを下方に押圧するようにしたので、例えタービン運転中にタービンノズル下半部4b(ダイヤフラム外輪下半部6b、ノズルダイヤフラム内輪下半部7b、ノズル板下半部8b)に蒸気力が作用してもタービンノズル下半部4bの浮き上がりが防止される。
さらに本実施形態1によれば、タービンノズル上半部4aのダイヤフラム外輪上半部6aと、タービンノズル下半部4bのダイヤフラム外輪下半部6bとはボルト24等の締結手段によって一体的に締結されるので、タービンノズル上半部4aとタービンノズル下半部4bとの突合せ部から主蒸気の一部が漏洩するのを防止することができ、蒸気タービンの排気損失を低減することができる。
[実施形態2]
図5は、本発明の実施形態2に係るタービンノズル支持装置の側断面図である。
本実施形態2は、固定用プレート18b´とケーシング下半部9bの縦溝13bの底部との間に寸法調整用のシムプレート28を挟むようにしたものである。
蒸気タービンを長年に亘って運転すると、経年的に高さ調整ネジ17bが固定用プレート18b´に固着する場合がある。この場合、高さ調整ネジ17bではもはやダイヤフラム外輪下半部6bの高さ調整ができないので、本実施形態では、シムプレート28を縦溝13bの底部と固定用プレート18b´との間に介挿することにより、そのシムプレート28の厚み分だけ固定用プレート18b´と共にダイヤフラム外輪下半部6bの位置を上方に移動させて、ダイヤフラム外輪下半部6bの芯だしを実施することが可能としたものである。
本実施形態2によれば、蒸気タービンの補修時に例え高さ調整ネジ17bが固着していたとしても、ダイヤフラム外輪下半部6bの再芯だしを行うことができる。
以上、本発明の二つの実施形態について説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであって発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態はその他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…タービンロータ、2…ディスク、3…タービン動翼、4…タービンノズル、4a…タービンノズル上半部、4b…タービンノズル下半部、5…タービン段落、6…ノズルダイヤフラム外輪、6a…ノズルダイヤフラム外輪上半部、6b…ノズルダイヤフラム外輪下半部、7…ノズルダイヤフラム内輪、7a…ノズルダイヤフラム内輪上半部、7b…ノズルダイヤフラム内輪下半部、8…ノズル板、8a…ノズル板上半部、8b…ノズル板下半部、9…ケーシング、9a…ケーシング上半部、9b…ケーシング下半部、9h…環状の溝部(凹部)、10…ラビリンスシール部、12R、12L…ノズル支持装置、13b…縦溝、14b…ネジ孔、15b…横溝、16b…ネジ孔、17b…高さ調整ネジ、18b´…固定用プレート、19b…貫通孔、20b…プレート固定ボルト、22…貫通孔、23…ネジ孔、24…締結部材(ボルト)、25…浮き上がり防止ネジ、26…ネジ孔、27…高さ調整ネジ17bの先端部当接位置、28…シムプレート。

Claims (3)

  1. ダイヤフラム外輪、ノズル板およびダイヤフラム内輪からなるタービンノズルと、前記タービンノズルを支持するケーシングとをタービンロータの回転中心線上の水平継手面でそれぞれ上半部と下半部とに2分割し、前記ケーシングには内周部に前記ダイヤフラム外輪を嵌合する環状溝部を設けるとともに、前記環状溝部の主蒸気の流入側の部位に前記水平継手面から下方に向かう縦溝を形成し、前記ダイヤフラム外輪下半部には前記主蒸気の流入側の側面部と前記縦溝に対向する面とに開口する横溝を形成し、前記縦溝の底部に固定部材によって固定用プレートの一端部を固定し、前記固定用プレートの他端部を前記横溝内に収めるとともに、前記ダイヤフラム外輪の水平分割面側からネジ込まれた高さ調整ネジの先端部に当接するようにし、前記固定用プレートを介して前記ダイヤフラム外輪の下半部の荷重を前記ケーシングの下半部で支持するようにしたタービンノズル支持装置において、
    前記ダイヤフラム外輪の下半部には、前記水平分割面側から前記ダイヤフラム外輪の下半部を貫通して前記横溝に達する貫通孔を設け、前記固定用プレートには前記貫通孔に対向した位置にネジ孔を設け、前記ネジ孔にネジ込んだノズル浮き上がり防止ネジの先端部が前記横溝の底部に当接することにより前記タービンノズルの下半部の浮き上がりを防止するようにしたことを特徴とするタービンノズル支持装置。
  2. 前記ダイヤフラム外輪の下半部と上半部とを締結部材により一体的に固定したことを特徴とする請求項1記載のタービンノズル支持装置。
  3. 前記縦溝の底部と前記固定用プレートの間にシムプレートを介挿することによりノズルダイヤフラムの高さ方向の位置調整を実施することを特徴とする請求項1または2記載のタービンノズル支持装置。
JP2013101340A 2013-05-13 2013-05-13 タービンノズル支持装置 Pending JP2014222032A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013101340A JP2014222032A (ja) 2013-05-13 2013-05-13 タービンノズル支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013101340A JP2014222032A (ja) 2013-05-13 2013-05-13 タービンノズル支持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014222032A true JP2014222032A (ja) 2014-11-27

Family

ID=52121648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013101340A Pending JP2014222032A (ja) 2013-05-13 2013-05-13 タービンノズル支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014222032A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108678818A (zh) * 2018-08-01 2018-10-19 中国长江动力集团有限公司 隔板悬挂装置及汽轮机
CN109026210A (zh) * 2018-10-10 2018-12-18 中国船舶重工集团公司第七0三研究所 一种低参数背压汽轮机新型隔板支承
CN109441568A (zh) * 2018-11-16 2019-03-08 华电电力科学研究院有限公司 一种高效率的低压隔板套装置及其装配方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS467930Y1 (ja) * 1968-08-14 1971-03-20
JPS5751102U (ja) * 1980-09-10 1982-03-24
JPS5768502A (en) * 1980-10-15 1982-04-26 Hitachi Ltd Double flow type diaphragm structure
JPS6189902A (ja) * 1984-10-08 1986-05-08 Toshiba Corp 蒸気タ−ビンのノズルダイアフラム用支持装置
JPH10299411A (ja) * 1997-04-28 1998-11-10 Toshiba Corp 蒸気タービンノズル支持装置
JP2005214052A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Toshiba Corp 蒸気タービンノズル支持装置および蒸気タービン

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS467930Y1 (ja) * 1968-08-14 1971-03-20
JPS5751102U (ja) * 1980-09-10 1982-03-24
JPS5768502A (en) * 1980-10-15 1982-04-26 Hitachi Ltd Double flow type diaphragm structure
JPS6189902A (ja) * 1984-10-08 1986-05-08 Toshiba Corp 蒸気タ−ビンのノズルダイアフラム用支持装置
JPH10299411A (ja) * 1997-04-28 1998-11-10 Toshiba Corp 蒸気タービンノズル支持装置
JP2005214052A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Toshiba Corp 蒸気タービンノズル支持装置および蒸気タービン

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108678818A (zh) * 2018-08-01 2018-10-19 中国长江动力集团有限公司 隔板悬挂装置及汽轮机
CN109026210A (zh) * 2018-10-10 2018-12-18 中国船舶重工集团公司第七0三研究所 一种低参数背压汽轮机新型隔板支承
CN109441568A (zh) * 2018-11-16 2019-03-08 华电电力科学研究院有限公司 一种高效率的低压隔板套装置及其装配方法
CN109441568B (zh) * 2018-11-16 2024-04-19 华电电力科学研究院有限公司 一种高效率的低压隔板套装置及其装配方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2560561C (en) Methods and apparatuses for assembling a gas turbine engine
JP2007218259A (ja) ノズルキャリアを捕捉したシムで調整する装置
RU2012103315A (ru) Секция ротора для ротора турбомашины
JP2014222032A (ja) タービンノズル支持装置
JPS5840001B2 (ja) ガスタ−ビンエンジン
CA2594585A1 (en) Turbine vanes with airfoil-proximate cooling seam
EP2955422B1 (en) Brush seal assembly
US2405146A (en) Turbomachine
US7571614B2 (en) Turboshaft engine comprising two subassemblies assembled under axial stress
CN109538306B (zh) 一种防热裂的涡轮导向器
KR20140025815A (ko) 실린더 라이너 및 그의 제조 방법
US20110176918A1 (en) Turbine
JP2014005827A (ja) ガスタービン円錐形フランジボルト継手
JP2022541034A (ja) 低応力の結合フランジを備えたタービンハウジングおよびこのようなタービンハウジングを備えた排ガスタービン
CN103968077A (zh) 一种剖分式机械密封
KR102146612B1 (ko) 밸브시트 가공용 지그
CN104533541B (zh) 一种具有热变形补偿结构的燃气涡轮发动机整体式涡轮导向器
CN203836211U (zh) 一种剖分式机械密封
JP2016121684A (ja) ガスタービンベーン
US12012863B2 (en) Maintenance method for steam turbine and steam turbine
JP2017089455A (ja) タービンケーシング
JP2005291208A (ja) 取付け式オーバカバーを有する一体形カバー付きノズル
JP2019529765A (ja) 水平方向接合面で2つの半部に分割されたダイヤフラムを有する軸流タービン
JP2014231798A (ja) 蒸気タービンの車室組立構造及びその車室組立方法
US8911152B2 (en) Bearing

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161220

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170106

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170620