JP2014220637A - 無線通信システム、無線基地局装置及び無線基地局装置の障害要因を診断する方法 - Google Patents

無線通信システム、無線基地局装置及び無線基地局装置の障害要因を診断する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で、遠隔から受信機の障害要因を診断する。
【解決手段】無線通信装置と通信をする無線基地局装置と、前記無線基地局装置の動作を制御する制御装置とを備える無線通信システムであって、前記無線基地局装置は、アンテナから入力される信号を増幅する前段増幅器と、前記前段増幅器で増幅された信号を復調する信号処理部と、前記前段増幅器の利得を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記制御装置から送信される制御信号によって、前記前段増幅器の利得を制御し、前記前段増幅器の利得を低下することによって、前記アンテナと前記信号処理部とを切り離す。
【選択図】図5

Description

本発明は、無線基地局装置に関する。
移動体通信システムを運用する上で、システムの安定性は重要な要素の一つである。システムを安定的に動作させるためには、システムの運用が停止する障害を発生させないこと、及び、障害を迅速に検出し、障害を迅速に復旧することが求められる。従って、無線基地局装置の障害検出回路及びその診断方式は極めて重要である。
無線基地局装置は、送信機及び受信機を有する。このうち、送信機については、送信機が生成する送信信号の一部を分岐した信号を監視することによって、容易に障害を検出できる。
一方、受信機については、単に受信信号の一部を分岐した信号を監視しても障害を検出できない。その理由は、受信機に入力される受信信号の電力は設置環境及び端末の接続数などに応じて刻々と変動するため、受信電力値が正常か異常かを判定する閾値は、それらに応じて決める必要があるためである。
一般的には、既知の試験信号を受信機に入力し、受信機の受信状態を監視することによって、受信機の障害を検出する。
例えば、特許文献1(特開2008−206185号公報)には、SWは、受信機の入力端を、アンテナに接続するか又は終端するかを切り換える。LNA(低雑音増幅器)は、入力される信号を低歪で増幅する。SWは、LNAを経由する第1の経路と、LNAを経由しない第2の経路とを切り換える。AGC−AMPは、出力が一定となるように利得を制御し、制御された利得で信号を増幅する。基地局制御部は、SWにより受信機の入力端を終端して、熱雑音をLNAに入力させる。また、SWを切り換えて、第1の経路に接続された場合のAGC−AMPの第1の利得と、第2の経路に接続された場合のAGC−AMPの第2の利得と、第1及び第2の利得の差が、それぞれ所定範囲内であることにより、受信機の正常性を判断する受信機障害診断方法が記載されている。
また、既知の試験信号として熱雑音を用いて受信機を診断する方法がある。
CDMA2000 1xEVDO方式や次世代無線データ通信方式として標準化が進められているUMB方式においては、無線基地局は複数の端末から送信される信号を受信して復調し、無線基地局は端末に対し時刻情報を送信し、この情報を基に端末と同期を取る。
また、端末は無線基地局へ信号を送信するが、サイレンス期間と呼ばれる予め定められた間隔(例えば、50秒〜7分)で3フレーム程度(約80ms)、端末が同時に停波する時間帯がある。この間に無線基地局では、端末からの信号以外の外来雑音を受信し、その電力を測定し、端末から受信する信号のダイナミックレンジの計算に使用する。
端末が送信を続ける時間(サイレンス期間以外の時間)、及びサイレンス期間の時間は、基地局にて設定した時間を予め端末へ通知し、端末は基地局から通知された時間情報に同期し、特定の時刻になると基地局からの指示がなくても自動的に停波する。また、基地局も端末が停波する特定の時刻になると、端末からの停波の連絡がなくても外来雑音を測定する。従って、サイレンス期間中であれば、受信電力の正常性の判定閾値を設置環境及び端末の接続数などによらず決定することができる。
また、特許文献2(特開2010−626244号公報)には、端末は基地局へ信号を送信するが、サイレンス期間と呼ばれる端末が同時に停波する時間帯がある。通常、この期間で基地局は外来雑音の測定を行う。サイレンス期間の複数回の内の1回を受信機等の障害診断に使用し、それ以外は外来雑音の測定を行う。受信機等の診断を行う場合、サイレンス期間に外来雑音の測定ができないため、その期間に限り、その1回前のサイレンス期間に測定した外来雑音を保持し、受信機等の診断中の外来雑音に適用する、受信機障害診断方法が記載されている。
特開2008−206185号公報 特開2010−62624号公報
移動体通信システムにおいて、無線基地局装置で障害が発生し、そのためにスループットが低下したり、接続端末数が減少するなどの通信品質の低下が予想される場合、障害の発生要因は装置の故障の他に、無線基地局が受信感度を劣化させる妨害波の影響を受けている可能性がある。
近年、無線通信システムは高速化し、上り無線回線に要求される通信品質が高まったことにより、妨害波の存在が無視できなくなっている。また、加入者増や周波数再編などによりシステム間の離調周波数が狭まり、既存周波数帯に加えて新周波数帯の他システムからの干渉の頻度が増えている。妨害波が存在する環境下で受信機の故障の警報が発生した場合、保守者は現地に行って架上終端や装置の交換を行い、障害か妨害波の影響か、装置の故障かを判定する要がある。
一方、通信キャリアは、サービスへの影響を重要視しており、障害を迅速に検出し、復旧させること望まれている。また、障害検出のための装置や回路が複雑な構成になると、実装面積、消費電力及び製造コストが増加するため、簡易な構成が望ましい。
特許文献1には、既知の試験信号として熱雑音を用いて受信機を診断する方法が開示されているが、試験信号の入力経路を切り替えるSWをフロントエンドに実装する必要があり、受信感度が劣化する。
また、診断中は1系統のみで受信をすることによるサービスへの影響が発生するため、受信機の診断頻度を少なくすることが望まれている。
妨害波が混入する環境下においては、受信機が故障していなくても、妨害波の影響により受信機障害の警報が発生し続けた場合、受信機を何度も診断することになる。
特許文献2には、試験信号経路の入力切替をサイレンス期間内で行うことでサービス影響なしで受信機を診断する方法が開示されているが、サイレンス期間に同期して試験信号の入力経路を切り替えるために、スイッチが必要である。スイッチをフロントエンドに実装すると受信感度が劣化し、実装面積の増加、製造コストの増加の要因にもなる。
本発明は、妨害波が混入する環境下において、妨害波要因と故障要因とを遠隔操作で切り分けることによって、簡易的かつサービス影響が最小限となる範囲で受信機の障害を検出する方法を提供する。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、無線通信装置と通信をする無線基地局装置と、前記無線基地局装置の動作を制御する制御装置とを備える無線通信システムであって、前記無線基地局装置は、アンテナから入力される信号を増幅する前段増幅器と、前記前段増幅器で増幅された信号を復調する信号処理部と、前記前段増幅器の利得を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記制御装置から送信される制御信号によって、前記前段増幅器の利得を制御し、前記前段増幅器の利得を低下することによって、前記アンテナと前記信号処理部とを切り離す。
本発明の代表的な実施の形態によれば、簡易な構成で、遠隔から受信機の障害要因を診断することができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
一般的な無線基地局装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施例の無線基地局装置と監視制御装置との接続構成の例を説明する図である。 比較例の無線基地局装置の構成を示すブロック図である。 比較例の無線基地局装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施例の無線基地局装置の構成例を示すブロック図である。 第1の実施例の基地局の障害要因を判定するための判定テーブルの構成例を説明する図である。 第1の実施例の無線基地局装置の構成例を示すブロック図である。 第2の実施例の故障判定処理のフローチャートである。 第2の実施例の無線基地局装置と監視制御装置との接続構成の例を説明する図である。 第2の実施例において、自局のRSSI値と隣接局のRSSI値との間に相関があるかを判定する方法を説明する図である。 第2の実施例において、自局のRSSI値と隣接局のRSSI値との間に相関があるかを判定する方法を説明する図である。 第2の実施例において、時間的にRSSI値が変動するパターンによる妨害波の判定について説明する図である。 第2の実施例において、時間的にRSSI値が変動するパターンによる妨害波の判定について説明する図である。 第2の実施例において、時間的にRSSI値が変動するパターンによる妨害波の判定について説明する図である。 第2の実施例の無線基地局装置と監視制御装置との接続構成の別の例を説明する図である。
まず、本発明の実施例の概要について説明する。本発明の実施例では、受信機故障の警報が発生した場合、監視制御装置は、記録している複数の無線基地局の統計情報を参照して、受信機故障の警報発生時刻の前後において、RSSI(受信電界強度)値及びRNR(リバースノイズライズ)値が、自局と隣接局間で相関があるかを判定する。
判定の結果、妨害波要因によって警報が発生していると判定した場合、受信機の故障を診断しない。
一方、判定の結果、妨害波要因によって警報が発生していると判定できない場合、監視制御装置からの遠隔制御によって、アンテナ101を受信機104から切り離し、妨害波の影響を受けない状態にして受信機の故障を診断する。
監視制御装置からの遠隔制御によって、LNA(低雑音増幅器)106の利得(又は、NF(雑音指数))を制御し、アンテナ101を受信機104から切り離す。遠隔制御するLNA106は、装置内のカードやユニット単位又はアンテナ101と無線基地局間に挿入されている外付けのLNA601でもよい。
アンテナ切り離しの前後で、受信機故障の警報の有無、RSSI値、RNR値を比較し、アンテナを切り離した後に受信機故障の警報が回復したり、RSSI値及びRNR値がLNA利得分だけ変動していれば、受信機故障の警報が妨害波に起因することが分かる。アンテナ切り離し後に、受信機故障の警報が回復しなかったり、RSSI値及びRNR値が変動しなければ、受信機故障の警報が、受信機の故障に起因することが分かる。
受信機故障の警報が発生した場合、受信機が記録している隣接局の統計情報を参照して、受信機故障の警報発生時刻近辺において、RSSI値及びRNR値が自局と隣接局間とで相関があるかを判定する。
その結果、妨害波要因であると判定した場合、監視制御装置207へ判定結果を通知する。一方、妨害波要因であると判定しなかった場合、無線基地局装置203は受信機104とアンテナ101とを切り離し、妨害波の影響を受けない状態で受信機104を診断する。
受信機を診断した結果、妨害波要因であると判定した場合、監視制御装置207へ判定結果を通知する。一方、妨害波要因と判定しなかった場合、監視制御装置207へ受信機故障の警報を通知する。
<実施例1>
図1は、一般的な無線基地局装置の構成を示すブロック図である。
第1の実施例では、無線基地局装置内の受信機104、112内に実装されたLNA106を遠隔制御することによって、アンテナ101、103を切り離し可能な無線基地局装置について説明する。
図1に示す無線基地局装置203は、送受信アンテナ共用器102、受信信号処理部104、112、送信信号処理部111及びデジタル信号処理部105を有する。無線基地局装置203は、アンテナ101、103に接続される。
送受信アンテナ共用器102は、受信信号処理部104と送信信号処理部111とを、送受信共用アンテナ101に接続し、送信信号処理部111から出力される信号が、受信信号処理部104に入力されないようにする。
受信信号処理部104、112は、無線基地局装置203に実装された受信機であり、アンテナ101、103から入力された信号を中間周波数のデジタル信号に変換してデジタル信号処理部105に出力する。なお、受信信号処理部104、112は、2系統分が実装されているが、1系統しか実装されなくてもよい。
送信信号処理部111は、無線基地局装置203に実装された送信機である。デジタル信号処理部105は、受信信号処理部104、112から出力されたデジタル信号をフィルタリング、復調などの処理をする。
0系受信信号処理部104、1系受信信号処理部112は、各々、LNA(ローノイズアンプ)106、ISO(アイソレータ)107、周波数変換部108、信号増幅・フィルタ部109及びADC(ADコンバータ)110を有する。
LNA106は、アンテナ101、103から入力された信号を、受信処理の最前段で増幅する低雑音増幅器である。ISO107は、LAN106から周波数変換部108方向への信号を通過させ、逆方向の信号を通過させない。周波数変換部108は、無線周波数の信号を中間周波数の信号に周波数を変換する。信号増幅・フィルタ部109は、中間周波数の信号を増幅及びフィルタリングする。ADC110は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。
受信系は、0系受信信号処理部104及び1系受信信号処理部112の2系統のダイバーシチ構成になっている。アンテナ0(101)は、送受信アンテナ共用器102を経由することによって、0系受信信号処理部104と送信信号処理部111で共用される共通アンテナである。アンテナ1(103)は、1系受信信号処理部112の専用アンテナである。しかし、0系受信信号処理部104の構成と1系受信信号処理部112の構成とは同じなので、0系と1系とを区別しなくてもよい。
アンテナ0(101)から入力した受信信号は、送受信アンテナ共用器102を介してLNA106で低雑音増幅され、ISO107を経由し、周波数変換部108で無線周波数から中間周波数に周波数変換される。そして、周波数変換された中間周波数信号は、信号増幅・フィルタ部109で増幅及びフィルタリングされ、ADC110でデジタル信号に変換され、デジタル信号処理部105にてデジタル信号処理(フィルタリング、復調など)がされる。
図2は、本発明の第1の実施例の無線基地局装置203と監視制御装置207との接続構成の例を説明する図である。
なお、図2では、説明を分かりやすくするために、受信の0系のみを図示し、送受信アンテナ共用器102、受信の1系112及び送信系111の図示は省略する。
アンテナ101に入力した受信信号は、受信信号処理部104において増幅、周波数変換及びフィルタリングされた後、デジタル信号処理部105でデジタル信号処理がされる。
デジタル信号処理部105のRSSI測定部205は、受信信号からRSSI(受信信号電界強度)の値を算出する。また、RSSI測定部205は、熱雑音入力時のRSSI値からの相対値を示すRNR(リバースノイズライズ)の値を算出する。なお、熱雑音入力時のRSSI値とは、希望波、妨害波などが入力されていない場合のRSSI値である。
RSSI測定部205は、RSSI及びRNRの例えば5分間の平均値を統計情報206として監視制御装置207に報告する。
監視制御装置207は、監視センター208に設置され、複数の無線基地局装置203と接続されている。また、監視制御装置207は、配下の無線基地局装置203の受信機が故障した際の警報、RSSI値及びRNR値を収集し、統計情報として記録する。
受信機故障時の警報のとして、例えば、RSSI測定部205がADC110の出力の最上位ビットを監視し、最上位ビットを検出するとADC110がオーバーフローしているので、受信機故障の警報206を監視制御装置207へ通知する。また、RSSIの時間変化によって、例えば、RSSIが急激に上昇した場合、受信機故障の警報206を監視制御装置207へ通知してもよい。監視制御装置207は、警報を表示し保守者へ知らせる。
しかし、アンテナ101、103から妨害波201が入力すると、受信機の故障がなくてもADC110の出力がオーバーフローする場合がある。妨害波201が入力する環境で受信機の故障の警報206が発生した場合の切り分け方法として、図3に示す方法がある。図3に示す方法では、アンテナ202と無線基地局装置203の接続を物理的に切り離し、無線基地局装置203の架上を終端器301にて終端することによって、妨害波201の入力を防止する。無線基地局装置203の架上を終端した状態で受信機故障の警報206が回復すれば妨害波201の影響であり、受信機故障の警報206が回復しなけば妨害波201の影響ではないというように、妨害波201の影響があるかを切り分けることもできる。しかし、この方法では、無線基地局装置203の設置場所へ保守者が直接行って、アンテナ202と無線基地局装置203の接続を物理的に切り離す作業が必要となる。
図4は、本発明の比較例の無線基地局装置203aの構成を示すブロック図である。
図4に示す無線基地局装置203aは、図1に示す無線基地局装置の構成の他、SW403及びSW制御部401を有する。SW403は、アンテナ101とLNA106との間に設けられ、無線信号を接続/切断する。SW制御部401は、SW制御信号402によってSW403のON/OFFを制御する。
監視制御装置207は、SW制御部401に制御信号404を送る。制御信号404によって、遠隔操作で架上終端ができる。このため、無線基地局装置203aの設置場所へ保守者が直接行って、アンテナ202と無線基地局装置203aの接続を物理的に切り離す作業が必要なくなる。しかし、SW403を受信信号の経路に挿入すると、SW403の通過損失のために受信機の性能(例えば、受信感度)が劣化するため、受信信号の経路へのデバイスの追加は避けたい。
なお、図3、図4では、説明を分かりやすくするために、受信の0系のみを図示し、送受信アンテナ共用器102、受信の1系112及び送信系111の図示は省略する。
図5は、本発明の実施例の無線基地局装置203bの構成例を示すブロック図である。
図5に示す無線基地局装置203bは、図1に示す無線基地局装置の構成の他、LNA制御部502を有し、LNA106の利得を制御可能となっている。なお、図5では、説明を分かりやすくするために、受信の0系のみを図示し、送受信アンテナ共用器102、受信の1系112及び送信系111の図示は省略する。
図5に示す例では 監視センター208に設置された監視制御装置207がLNA制御部502に制御信号404aを送り、LNA制御部502は、利得制御信号501によってLNA106の利得を制御する。なお、LNA106の利得を制御することによって、LNA106のNFも制御される。このため、LNA106の利得ではなく、NFを制御してもよい。
LNA106は、可変利得型のLNAを採用するとよいが、LNA106の電源電圧を制御することによって利得を制御してもよい。
このため、通常運用時の利得にした場合の受信機熱雑音と、受信機診断時の利得にした場合の受信機熱雑音とを予め測定しておく。受信機診断時の熱雑音は、架上終端状態のRSSIを測定すればよい。受信機診断時のLNA106の利得は、通常運用時の利得よりも低く、受信信号が後段に伝達されない程度の小さい値に決める。受信機診断時には、妨害波201の影響を小さくした状態で、受信機熱雑音が予め測定した値になるかを判定し、受信機の故障を簡易的に診断することができる。
また、受信機診断時の利得の制御の例としては、受信機診断時にLNA106への電源の供給を停止し、LAN106の利得を0にした場合の受信機熱雑音を予め測定して、LNA106の電源をOFF時にして、予め測定した受信機熱雑音になるかによって、受信機の故障を簡易的に診断してもよい。
また、通常運用時の受信機故障の警報状態と、受信機診断時の受信機故障の警報状態とを比較することによって、受信機を簡易に診断してもよい。通常運用時に発生していた受信機故障の警報が、受信機診断時にアンテナ202を切り離して回復した場合、受信機故障の警報206がアンテナ202からの入力された妨害波201の影響によるものと判定することができる。このため、受信機診断の結果は正常であり、受信機の異常は妨害波に起因するものであると判定できる。
より具体的には、図6に示す判定テーブルを用いて、受信機の障害が受信機の故障によるものであるか、妨害波によるものであるかを判定することができる。図6に示す判定テーブルは、各状態でのRSSIの値が所定の閾値より大きいか、所定の閾値より小さいかを示す。
すなわち、通常運用時も受信機診断時もRSSIが大きい場合、受信機の診断結果は「故障」である。また、通常運用時のRSSIが大きく、受信機診断時のRSSIが小さい場合、受信機の診断結果は「妨害波要因」である。さらに、通常運用時のRSSIが小さい場合、受信機の故障診断は行われない。
また、1系(受信系)においては、アンテナの直下に間に外付けLNAが設置される場合がある。また、0系(送受信系)においては、送受信アンテナ共用器と受信信号処理部の間に外付けLNAを設置したり、外付けLNAの前後に方向性結合器(フィルタ、サーキュレータなど)を設けることによって、アンテナの直下に外付けLNAを設置することができる。
例えば、図7に示すように、アンテナ202と無線基地局装置203との間に外付けLNA601が設置されている場合、監視制御装置207が、直接、外付けLNA601を制御してもよい。具体的には、監視制御装置207が外付けLNA601に制御信号404bを直接送ってもよく、無線基地局装置203経由で送ってもよい。
以上に説明したように、本発明の第1の実施例では、LNA106又は外付けLNA601の利得を制御することによって、受信機の感度を劣化させる終端切替用スイッチを搭載しない簡易な構成で、受信機を遠隔で診断することができる。
<実施例2>
第2の実施例では、監視制御装置207に記録している受信機故障の警報、RSSI値及びRNR値などの統計情報206を用いて、第1の実施例で説明したアンテナを切り離す前に、妨害波201の影響を判定する方法の例について説明する。
図8は、本発明の第2の実施例の故障判定処理のフローチャートである。
まず、監視制御装置207は、受信機故障の警報が発生した場合、受信機故障の警報が所定の時間内に自然復旧するかを判定する(702)。警報が自然復旧する場合、妨害波の影響である可能性が高いのでステップ712に進む。
一方、警報が自然復旧しない場合(702のNO)、監視制御装置207に記録されているRSSI値及びRNR値を参照し、受信機故障の警報発生時及び受信機故障の警報発生直前のRSSI値及びRNR値の変動幅を取得する。取得したRSSI値及びRNR値の変動幅が所定の範囲を超える場合は(703でYES、704でYES)、妨害波の影響である可能性が高いのでステップ712に進む。なお、RSSI値の変動幅の判定(703)及びRNR値の変動幅の判定(704)は、いずれかのステップが実行されればよい。
また、無線基地局装置203がセクタ毎に受信方向の異なる複数のアンテナを持っている場合、セクタ毎のRSSI値を参照することによって、セクタ間で共有している付帯設備の故障であるかを判定することができる。全セクタで受信機故障の警報発生時のRSSI値が所定の値を超える場合、セクタ間で共通に使用している付帯設備(例えば、外付けLNA601)の故障や、電源未投入などの不具合の可能性が高い(705、706、707)。
一方、少なくとも一部のセクタのRSSI値が所定の値以下である場合(705でNO、706でNO)、RSSI値が隣接局と相関があるかを判定する(708)。このRSSI値が隣接局と相関があるかを判定する詳細な方法は、図10A及び図10Bを用いて後述する。
その結果、RSSI値が隣接局のRSSI値と相関がある場合、妨害波によって受信機に異常が生じていると判定する(711)。一方、RSSI値が隣接局のRSSI値と相関がない場合、前述した第1の実施例の方法によってアンテナを切り離して受信機の故障を診断する(710)。なお、ステップ710で行う受信機の故障診断は、前述した第1の実施例の方法に限らず、比較例として図3又は図4に記載した方法を用いてもよい。
妨害波の影響である可能性が高いと判定された場合(702でYES、703でYES、704でYES)、アンテナを切り離すことによる故障診断を実施しているかを判定する(712)。これは、アンテナを切り離すことによる故障診断は確度が高く、システムの運用にも支障が生じるので、頻繁に実施すべきではないからである。
その結果、アンテナを切り離すことによる故障診断を一度も実施してない場合(712でNO)、ステップ708に進み、隣接局との相関の有無を判定する。一方、アンテナを切り離すことによる故障診断を実施済みである場合(712でYES)、妨害波によって受信機に異常が生じていると判定する(711)。
図9は、本発明の第2の実施例の無線基地局装置203と監視制御装置207との接続構成の例を説明する図である。
監視制御装置207は、無線基地局装置805〜807の受信機故障の警報、RSSI値及びRNR値の統計情報809〜810を収集する。
なお、無線基地局装置805は、複数セクタを持つ基地局装置として図示したが、他の無線基地局装置806〜807も複数セクタを持ってよい。
例えば、無線基地局装置805が自局であり、無線基地局装置806が隣接局である場合について説明する。なお、ハンドオフなどのシステム動作の目的で監視制御装置207に予め登録してあるネイバー情報などを使用して隣接局806を選択することができる。
無線基地局装置805から受信機故障の警報808が発生した場合、隣接している無線基地局装置806からの受信機故障の警報、RSSI値及びRNR値の統計情報809を取得し、自局805のRSSI値と隣接局806のRSSI値との間で相関の有無を判定する。その結果、自局805のRSSI値と隣接局806のRSSI値との間に相関があれば、受信機故障の警報の原因は、妨害波源801からの到来妨害波802及び803である可能性が高い。
図10A及び図10Bは、自局のRSSI値と隣接局のRSSI値との間に相関があるかを判定する方法を説明する図である。
例えば、図10Aに示すように、妨害波源801から送信される妨害波802及び803が自局805及び806にそれぞれ到来している場合、監視制御装置207に記録されている統計情報である自局805のRSSI値と隣接局806のRSSI値との中で所定の値を超えるものは、正の相関がある。
このため、第1の方法は、自局805のRSSI値が所定の値より大きい場合、当該RSSI値が測定された時刻の隣接局806のRSSI値をサンプリングし、自局805のRSSI値と隣接局806のRSSIとの相関関係を分析する。なお、受信機故障の警報発生時刻及び直前の2サンプルで判定してもよい。また、3以上のサンプルで自局805のRSSI値と隣接局806のRSSI値との相関関係を分析してもよい。
次に、相関を判定する第2の方法について説明する。図10Bは、自局805と隣接局806との相関有無を判定するためのフローチャートである。
自局805の受信機故障の警報発生と同時刻に、隣接局806において同じ警報が発生しているかを判定する(902)。同時刻に同じ警報が発生している場合、妨害波によって受信機に異常が生じていると判定する(711)。なお、ステップ902における判定は、システムの警報保護時間による警報検出タイミングの遅延を考慮して、受信機故障の警報発生時刻の前後の時刻で、隣接局806において同じ警報が発生しているかを判定するとよい。
自局805と隣接局806と妨害波源801との位置関係によって、隣接局806に到来する妨害波803の電力は、自局805に到来する妨害波802の電力より小さくなる場合がある。隣接局806で受信機故障の警報が出ていない場合、受信機故障の警報が発生した時刻の直前における隣接局806のRSSI値と警報発生時刻のRSSI値との差分を用いて、隣接局806のRSSI値の変動を計算する。そして、隣接局806のRSSI値の時間変動が所定の範囲以上となった場合(903でYES)、RSSI値の変動の原因は自局805の受信機故障の警報発生の原因となっている妨害波源801と同一である可能性が高い。このため、自局805のRSSI値と隣接局806のRSSI値との間に相関があると判定する(711)。一方、隣接局806のRSSI値の時間変動が所定の範囲より小さい場合、アンテナを切り離して受信機の故障を診断する(710)。
妨害波の性格によっては、アンテナ切り離しをする前に切り分けることが難しい場合がある。図11Aから図11Cを用いて、時間的にRSSI値が変動するパターンによる妨害波の判定について説明する。
図11Aに示す妨害波は電力の瞬時変動があり、電力が大きくなるタイミングで無線基地局装置が受信機故障の警報を発生し、直後に受信機故障の警報が復旧する。電力の瞬時変動がある妨害波が原因で受信機故障の警報が発生する場合、当該警報は自然復旧する。また、受信機故障の警報発生の前後で、妨害波の影響によって、RSSI値及びRNR値が変動するため、本実施例によって妨害波の影響による受信機故障の警報の発生であると容易に判定できる。
図11Bに示す妨害波は電力は大きいが変動量が小さいため、妨害波の電力が増加した直後に無線基地局装置が受信機故障の警報を発生し、妨害波がある限り受信機故障の警報が継続する。このため、一見すると、無線基地局装置の故障であると思われるが、受信機故障の警報が発生する前後でRSSI値及びRNR値の変動が大きい場合には、本実施例によって妨害波の影響による受信機故障の警報の発生であると容易に判定できる。また、隣接局のRSSI値及びRNR値にも妨害波が影響している可能性が高い。しかし、自局及び隣接局のRSSI値及びRNR値が所定範囲を超える大きな時間変動をしていない場合、アンテナを切り離して受信機の故障を診断することが必要となる。
図11Cに示す妨害波は電力が緩やかに変動し、さらに受信機故障の警報が発生した時刻前後でRSSI値がほとんど変化していない。このため、図11Bに示すパターンと同様に、妨害波がある限り受信機故障の警報が継続する。受信機故障の警報発生前後でRSSI値及びRNR値の変動が小さいため、本実施例によって妨害波の影響による受信機故障の警報の発生ではないと障害要因を判定することができ、アンテナを切り離して受信機の故障を診断することが必要となる。
なお、ここまでの説明は、監視制御装置207が故障判定処理(図8)を実行するものとして説明したが、無線基地局装置203cが故障判定処理を実行してもよい。
すなわち、図12に示す例では、受信機故障の警報が発生した時には、無線基地局装置203c自身又は監視制御装置207に記録している自局203cのRSSI値と隣接局1101のRSSI値との間の相関の有無を判定し、判定結果に応じて前述した実施例の受信機の診断を行う。
無線基地局装置203cのRSSI測定部205aは、自局203cのRSSIを測定する。さらに、RSSI測定部205aは、隣接局1101の受信機故障の警報、RSSI及びRNR値を隣接局の統計情報1102を監視制御装置207経由で収集し、RSSI測定部205a内に記録する。又は、RSSI測定部205aは、受信機故障の警報が発生した時に、監視制御装置207に記録している隣接局1101の統計情報1102を参照してもよい。このようにすると、RSSI測定部205aの構成を簡易にすることができる。
受信機故障の警報が発生した時、無線基地局装置203cは、監視制御装置207へ報告する前に隣接局1101のRSSI値を参照し、前述した実施例で説明した故障判定を行う。判定の結果、妨害波201が原因であった場合、その原因を監視制御装置207へ通知する。
以上に説明したように、本発明の第2の実施例では、自局と隣接局との間の受信機故障の警報、RSSI値及びRNR値の相関がある場合、アンテナを切り離した受信機の診断を行うことなく、妨害波要因と受信機故障要因とを切り分けることができ、受信機の診断に伴うサービスへの影響を最小限にすることができる。
また、RSSI値及びRNR値の時間的な変化が所定の閾値を超えた場合、アンテナを切り離した受信機の診断を行うことなく、妨害波要因と受信機故障要因とを切り分けることができ、受信機の診断に伴うサービスへの影響を最小限にすることができる。
また、妨害波の影響により受信機故障の警報が出続けた場合でも、RSSI値及びRNR値の相関による切り分けだけを再度実行すればよく、アンテナを切り離した受信機の診断を何度も実施しなくてもよい。
さらに、受信機故障の警報を検出した場合、基地局自身が自律的に、RSSI値及びRNR値の相関による判定と受信機診断を行い、妨害波要因と故障要因とを切り分けることによって、保守者による作業を軽減することができる。
なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、添付した特許請求の範囲の趣旨内における様々な変形例及び同等の構成が含まれる。例えば、前述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに本発明は限定されない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えてもよい。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えてもよい。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をしてもよい。
また、前述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等により、ハードウェアで実現してもよく、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し実行することにより、ソフトウェアで実現してもよい。
各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に格納することができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、実装上必要な全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には、ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてよい。
101、103 アンテナ
102 送信受信アンテナ共用器
104、112 受信信号処理部
105、105a、105b、105c デジタル信号処理部
106 LNA(低雑音増幅器)
107 ISO(アイソレータ)
108 周波数変換部
109 信号増幅/フィルタ部
110 ADC(ADコンバータ)
111 送信信号処理部
203、203a、203b、203c 無線基地局装置
205、205a RSSI測定部
207 監視制御装置
502 LNA制御部
601 外付けLNA

Claims (11)

  1. 無線通信装置と通信をする無線基地局装置と、
    前記無線基地局装置の動作を制御する制御装置とを備える無線通信システムであって、
    前記無線基地局装置は、アンテナから入力される信号を増幅する前段増幅器と、前記前段増幅器で増幅された信号を復調する信号処理部と、前記前段増幅器の利得を制御する制御部とを有し、
    前記制御部は、
    前記制御装置から送信される制御信号によって、前記前段増幅器の利得を制御し、
    前記前段増幅器の利得を低下することによって、前記アンテナと前記信号処理部とを切り離すことを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記制御装置は、
    前記前段増幅器の利得が低下した状態のRSSI値と、前記前段増幅器がアンテナからの信号を増幅するために十分な利得の状態のRSSI値とを比較し、
    前記比較の結果に基づいて、前記アンテナに妨害波が入力されているかを判定することを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1又は2に記載の無線通信システムであって、
    前記制御装置は、第1の無線基地局装置のRSSI値と、前記第1の無線基地局装置に隣接する第2の無線基地局装置のRSSI値との相関に基づいて、前記アンテナに妨害波が入力されているかを判定することを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項3に記載の無線通信システムであって、
    前記制御装置は、前記第1の無線基地局装置のRSSI値の時間的な変化量に基づいて、前記アンテナに妨害波が入力されているかを判定することを特徴とする無線通信システム。
  5. 無線通信装置と通信をする無線基地局装置であって、
    アンテナから入力される信号を増幅する前段増幅器と、
    前記前段増幅器で増幅された信号を復調する信号処理部と、
    前記前段増幅器の利得を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記前段増幅器の利得を低下することによって、前記アンテナと前記信号処理部とを切り離すことを特徴とする無線基地局装置。
  6. 請求項5に記載の無線基地局装置であって、
    前記制御部は、
    前記前段増幅器の利得が低下した状態のRSSI値と、前記前段増幅器がアンテナからの信号を増幅するために十分な利得の状態のRSSI値とを比較し、
    前記比較の結果に基づいて、前記アンテナに妨害波が入力されているかを判定することを特徴とする無線基地局装置。
  7. 請求項5又は6に記載の無線基地局装置であって、
    隣接する無線基地局装置からRSSI値を取得する測定部を備え、
    前記測定部は、自局のRSSI値と隣接局のRSSI値との相関に基づいて、前記アンテナに妨害波が入力されているかを判定することを特徴とする無線基地局装置。
  8. 請求項7に記載の無線基地局装置であって、
    前記測定部は、前記自局のRSSI値の時間的な変化量に基づいて、前記アンテナに妨害波が入力されているかを判定することを特徴とする無線基地局装置。
  9. 無線基地局装置の障害要因を診断する方法であって、
    前記無線基地局装置は、アンテナから入力される信号を増幅する前段増幅器と、前記前段増幅器で増幅された信号を復調する信号処理部とを有し、
    前記前段増幅器は、
    制御装置から送信される制御信号によって、その利得を制御し、
    前記前段増幅器の利得を低下することによって、前記アンテナと前記信号処理部とを切り離し、
    前記制御装置は、
    前記前段増幅器の利得が低下した状態のRSSI値と、前記前段増幅器がアンテナからの信号を増幅するために十分な利得の状態のRSSI値とを比較し、
    前記比較の結果に基づいて、前記アンテナに妨害波が入力されているかを判定することを特徴とする方法。
  10. 請求項9に記載の障害要因診断方法であって、
    前記制御装置は、当該無線基地局装置のRSSI値と、当該無線基地局装置に隣接する他の無線基地局装置のRSSI値との相関に基づいて、前記アンテナに妨害波が入力されているかを判定することを特徴とする方法。
  11. 請求項10に記載の障害要因診断方法であって、
    前記制御装置は、当該無線基地局装置のRSSI値の時間的な変化量に基づいて、前記アンテナに妨害波が入力されているかを判定することを特徴とする方法。
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