JP2014219880A - 画像処理装置、情報管理プログラム、および情報管理方法 - Google Patents

画像処理装置、情報管理プログラム、および情報管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ毎の設定情報を他の画像処理装置に、容易に反映可能とする。
【解決手段】画像処理装置1の動作を制御するための設定情報をユーザ情報に関連付けて設定情報テーブルに記憶する。画像処理装置1は、ユーザの携帯端末装置2と近距離無線通信を行いユーザ情報を取得する。画像処理装置1は、取得したユーザ情報を、設定情報テーブルに記憶されているユーザ情報と照合することでユーザ認証を行う。そして、正規のユーザであることを認証した場合、設定情報テーブルに記憶されている設定情報およびユーザ情報を、ネットワーク4上の記憶装置3にアップロードする。ネットワーク4上の記憶装置3に設定情報等を記憶させておくことで、安全に設定情報等を保持することができる。また、ネットワーク4上の記憶装置3から所望の設定情報等をダウンロードして、他の画像処理装置1に、容易に反映可能とすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、情報管理プログラム、および情報管理方法に関する。
今日において、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、およびスキャナ機能等の複数の画像処理機能を一台の機器に集約した複合機が知られている。この複合機は、各ユーザの機器設定情報、アプリケーションプログラム設定情報、処理設定情報等を記憶しておくことで、複数のユーザでの使い分けが可能となっている(マルチユーザ対応)。
また、ウェブブラウザ機能により、インターネット接続が可能な複合機も知られている。また、非接触無線通信機能(near field communication)により、複合機に記憶されている機器設定情報等を、IC(Integrated Circuit)チップが組み込まれた社員証等のカード型記憶媒体に保存可能となっている。また、カード型記憶媒体に記憶されている機器設定情報等を、複合機が読み込んで実行することも可能となっている。
同様に、ブルートゥース(登録商標)または赤外線通信等の近距離無線通信機能により、複合機に記憶されている機器設定情報等を、スマートフォンおよび携帯電話機等の携帯端末装置に保存可能となっている。また、携帯端末装置に記憶されている機器設定情報等を、複合機が読み込んで実行することも可能となっている。
また、特許文献1(特許第3475188号公報)には、携帯機器から取得したユーザ情報に基づいて、サーバからユーザの設定情報を取得して設定を行うことで、ユーザ毎の設定を行うことを可能としたデジタル複合機が開示されている。
しかし、特許文献1に開示されているデジタル複合機は、ユーザの設定情報を他の複合機に反映させるためには、事前に特別な手間を要する問題があった。
すなわち、特許文献1に開示されているデジタル複合機の場合、ユーザ毎の設定情報が予めサーバに記憶されていることが前提となっている。
しかし、ユーザ毎の設定情報をサーバに記憶させるためには、デジタル複合機に記憶されているユーザ毎の設定情報を、携帯機器またはパーソナルコンピュータ装置で取得して、予めサーバにアップロードしておく必要がある。このアップロードは、主に複合機以外の機器である、携帯機器またはパーソナルコンピュータ装置で行う操作となる。
このようなことから、特許文献1に開示されているデジタル複合機は、ユーザの設定情報を他の複合機に反映させるためには、事前に複合機以外の機器を操作してユーザ毎の設定情報をサーバにアップロードするという、特別な手間を要する問題があった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、ユーザ毎の設定情報を他の複合機に、容易に反映可能とする画像処理装置、情報管理プログラム、および情報管理方法の提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像処理手段と、画像処理手段の動作を制御するための設定情報が、ユーザ情報に関連付けされて記憶された設定情報記憶手段と、携帯端末装置から受信したユーザ情報を、設定情報記憶手段に記憶されているユーザ情報と照合することでユーザ認証を行うユーザ認証手段と、ユーザ認証手段によって認証されたとき、設定情報記憶手段に記憶されている設定情報およびユーザ情報を、ネットワーク上の記憶装置にアップロードする通信手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ユーザ毎の設定情報を他の機器に、容易に反映可能とすることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態の情報管理システムの全体的な構成図である。 図2は、画像処理装置のハードウェア構成図である。 図3は、NVRAMに記憶されている一部の情報を示す図である。 図4は、設定情報テーブルの模式図である。 図5は、NVRAMに記憶されている情報管理プログラムに対応するCPUの機能ブロック図である。 図6は、画像処理装置における、ユーザの設定情報の登録動作の流れを示すフローチャートである。 図7は、設定情報等のアップロード時における画像処理装置、携帯端末装置および記憶装置の動作を示すタイムチャートである。 図8は、記憶装置に設置した設定情報等のダウンロード時における画像処理装置、携帯端末装置および記憶装置の動作を示すタイムチャートである。
以下に添付図面を参照して、画像処理装置、情報管理プログラム、および情報管理方法の実施の形態を詳細に説明する。
まず、図1は、画像処理装置、情報管理プログラム、および情報管理方法を適用した実施の形態の情報管理システムの全体的な構成図である。図1に示すように、情報管理システムは、画像処理装置1、携帯端末装置2、および記憶装置3を有している。画像処理装置1、携帯端末装置2、および記憶装置3は、ネットワーク4を介して相互に接続されている。記憶装置3は、例えばインターネット等のクラウドと呼ばれるネットワーク4上に設けられたサーバ装置でもよいし、所定の記憶装置でもよい。また、画像処理装置1は、画像処理装置の一例である。
携帯端末装置2は、ウェブブラウジング機能を有している。携帯端末装置2は、ウェブブラウジング機能により、無線基地局5およびネットワーク4を介して記憶装置3と通信を行う。また、携帯端末装置2は、例えばブルートゥース(登録商標)または赤外線通信等の近距離無線通信機能を有している。また、携帯端末装置2は、例えば通信距離が30cm以内等の非接触無線通信機能(near field communication)を有している。携帯端末装置2は、近距離無線通信機能または非接触無線通信機能により、画像処理装置1と通信を行う。
図2に画像処理装置1のハードウェア構成図を示す。画像処理装置1は、例えば複合機(MFP:Multifunction Peripheral)となっている。画像処理装置1は、コントローラ11、操作パネル12、コピー機構13、スキャナ機構14、ファクシミリ機構15、プリンタ機構16、無線通信部17、ネットワークインターフェイス(NWI/F)18、およびカードスロット19を有している。コピー機構13、スキャナ機構14、ファクシミリ機構15、およびプリンタ機構16は、画像処理手段の一例である。
コントローラ11は、CPU21、RAM22、ROM23、NVRAM24、およびHDD25を有している。CPUは、「Central Processing Unit」の略記である。RAMは、「Random Access Memory」の略記である。ROMは、「Read Only Memory」の略記である。NVRAMは、「Non Volatile RAM:不揮発性RAM」の略記である。また、CPU21は、制御手段の一例である。
CPU21は、OS(Operating System)プログラムに基づいて動作することで、画像処理装置1全体の動作を制御する。また、CPU21は、各種アプリケーションプログラムに従って動作することで、コピー機構13、スキャナ機構14、ファクシミリ機構15およびプリンタ機構16等の画像処理動作等を制御する。RAM22は、アプリケーションプログラムおよび印刷データ等が展開されるワーキングテーブルとして用いられる。ROM23には、OSプログラム等が記憶されている。
図3は、NVRAM24に記憶されている一部の情報を示す図である。図3に示すように、NVRAM24には、コピー機構13の動作を制御するためのコピーアプリケーションプログラム(コピーAP)が記憶されている。NVRAM24には、スキャナ機構14の動作を制御するためのスキャナアプリケーションプログラム(スキャナAP)が記憶されている。NVRAM24には、ファクシミリ機構15の動作を制御するためのファクシミリアプリケーションプログラム(ファクシミリAP)が記憶されている。NVRAM24には、プリンタ機構16の動作を制御するためのプリンタアプリケーションプログラム(プリンタAP)が記憶されている。
また、NVRAM24には、ネットワーク4上の記憶装置3等との通信を可能とするウェブブラウジングプログラムが記憶されている。また、NVRAM24には、ユーザ毎の設定情報等をネットワーク4上の記憶装置3にアップロードし、また、アップロードした設定情報等を他の複合機に反映可能とする情報管理プログラムが記憶されている。
なお、情報管理プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。また、上述の画像処理装置1で実行される情報管理プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルで、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。DVDは、「Digital Versatile Disk」の略記である。
さらに、情報管理プログラムを、インターネット等のネットワーク4に接続されたコンピュータ装置上に格納し、ネットワーク4経由でダウンロードさせて提供してもよい。また、上述の画像処理装置1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク4経由で提供または配布するように構成してもよい。
HDD25には、画像情報および文書情報等の実行ファイル等が記憶される。また、HDD25には、各ユーザのユーザ情報および各ユーザの設定情報がそれぞれ関連付けされて形成された設定情報テーブル26が記憶される。設定情報テーブル26は、設定情報記憶手段の一例である。図4は、設定情報テーブル26の模式図である。一例ではあるが、図4に示すように、設定情報テーブル26には、ユーザ名、およびユーザが所有する携帯端末装置の携帯電話番号が登録されている。また、設定情報テーブル26には、ユーザが所有する携帯端末装置に対してメーカ側が付した固有の識別情報(機器ID)、およびユーザが画像処理装置1に対して設定している設定情報が登録されている。
一例ではあるが、設定情報としては、例えば白黒印刷を行うかカラー印刷を行うかを示す情報、および複数のページを縮小して1ページに印刷する集約機能を使用するか否かを示す情報が、設定情報テーブル26に登録される。また、設定情報としては、印刷後の用紙に略「コ」の字状の針を刺し通すことで、複数の用紙を纏めて綴じるステープル機能を使用するか否かを示す情報、ページ番号を印刷するか否かを示す情報が、設定情報テーブル26に登録される。また、設定情報としては、自分の設定情報の送信先となる、ネットワーク4上の記憶装置3のネットワークアドレスを示す送信先情報、および所望のWebサイトのURL(=ブックマーク)等が登録される。なお、URLは、「Uniform Resource Locator」の略記である。
具体的には、図4の例では、第1のユーザは、カラー印刷を指定する情報(カラー)、ステープル機能は使用しないことを示す情報(ステープルなし)を、設定情報として設定情報テーブル26に登録している。また、第1のユーザは、ネットワーク4上の記憶装置3のネットワークアドレス(送信先)を、設定情報として設定情報テーブル26に登録している。同様に、図4の例では、第2のユーザは、白黒印刷を指定する情報(白黒)、および複数のページを縮小して1ページに印刷する集約機能を使用することを示す情報(集約)を、設定情報として設定情報テーブル26に登録している。また、第2のユーザは、ネットワーク4上の記憶装置3のネットワークアドレス(送信先)を、設定情報として設定情報テーブル26に登録している。
次に、操作パネル12は、例えば液晶表示部と、液晶表示部の全体または一部にわたって設けられたタッチセンサとを有している。タッチセンサは、主に透明電極で形成されている。このため、液晶表示部に表示された操作キーやメッセージ等は、タッチセンサ越しに視認可能となっている。また、タッチセンサは、ユーザの指等で接触操作された位置を示す位置検出信号をCPU21に供給する。CPU21は、液晶表示部に表示制御している操作キー等の表示位置、および位置検出信号で示されるタッチセンサ上の接触操作位置から、ユーザにより指定された情報処理を検出して実行制御する。
コピー機構13の動作は、CPU21が、NVRAM24に記憶されているコピーアプリケーションプログラムを実行することで制御される。スキャナ機構14の動作は、CPU21が、NVRAM24に記憶されているスキャナアプリケーションプログラムを実行することで制御される。ファクシミリ機構15の動作は、CPU21が、NVRAM24に記憶されているファクシミリアプリケーションプログラムを実行することで制御される。プリンタ機構16の動作は、CPU21が、NVRAM24に記憶されているプリンタアプリケーションプログラムを実行することで制御される。
無線通信部17は、携帯端末装置2との間において、例えばブルートゥース(登録商標)または赤外線通信等の近距離無線通信を行う。また、無線通信部17は、携帯端末装置2との間において、例えば通信距離が30cm以内等の非接触無線通信を行う。ネットワークインターフェイス(NWI/F)18は、例えばインターネット等のネットワーク4に接続された電話通信回線に対して有線接続される。また、カードスロット19には、例えばSD(登録商標)メモリカード(Secure Digital memory card)等の小型の半導体のメモリカード20が装着される。メモリカード20には、例えば印刷する画像の画像情報および文書情報が記憶されている。CPU21は、ユーザから指定された際に、メモリカード20に記憶されている画像情報または文書情報を読み出し、印刷等を行う。
次に、図5に、NVRAM24に記憶されている情報管理プログラムに対応するCPU21の機能ブロック図を示す。CPU21は、情報管理プログラムに従って動作することで、表示制御部31、情報管理部32、無線通信制御部33、有線通信制御部34、および認証処理部35として機能する。無線通信制御部33は、近距離無線通信手段の一例である。また、有線通信制御部34は、通信手段の一例である。また、認証処理部35は、ユーザ認証手段の一例である。
後述するが、CPU21は、表示制御部31として機能することで、設定情報の一覧および操作メニュー等を操作パネル12に表示制御する。また、CPU21は、情報管理部32として機能することで、設定情報テーブル26に対するユーザ情報および設定情報の書き込みおよび読み出し等を制御する。また、CPU21は、無線通信制御部33として機能することで、携帯端末装置2との間で、ブルートゥース(登録商標)、赤外線通信等による近距離無線通信制御を行う。また、CPU21は、有線通信制御部34として機能することで、ネットワーク4を介して記憶装置3との間で行う有線通信の制御を行う。また、CPU21は、認証処理部35として機能することで、記憶装置3に対して設定情報をアップロードする際等に、ユーザ認証処理を行う。
なお、実施の形態においては、表示制御部31〜認証処理部35は、CPU21が情報管理プログラムに従ってソフトウェア的に実現することとして説明を進める。しかし、表示制御部31〜認証処理部35の一部あるいは全部をハードウェアで実現してもよい。いずれの場合も、後述する効果と同じ効果を得ることができる。
次に、実施の形態の情報管理システムは、画像処理装置1が、ユーザにより指定されたタイミングで登録されている設定情報を、予め指定されている送信先となるネットワーク4上の記憶装置3に送信して記憶する。また、記憶装置3に記憶しておいた設定情報を他の複合機等にダウンロードし、他の機器に設定を反映させることが可能となっている。
図6は、画像処理装置1における、ユーザの設定情報の登録動作の流れを示すフローチャートである。画像処理装置1のCPU21は、画像処理動作が終了した際、またはユーザにより設定情報の登録指定操作がなされた際に、NVRAM24に記憶されている情報管理プログラムを読み出す。そして、CPU21は、図5に示した表示制御部31〜認証処理部35に対応するプログラムをRAM22に展開し、ステップS1から処理を開始する。
なお、「画像処理動作が終了した際」とは、例えばコピー機構13によるコピー動作が終了した際、プリンタ機構16によるプリント動作が終了した際、スキャナ機構14によるスキャン動作が終了した際等のタイミングを意味する。また、ユーザが自発的に設定情報の登録を指定することもできる。ユーザは、設定情報の登録を指定する場合、操作パネル12をタッチ操作することで、操作メニューから設定情報の登録の項目を選択し、設定情報の登録を指定する。
図6のフローチャートにおいて、ステップS1では、CPU21が、RAM22に展開した表示制御部31として機能することで、設定情報の登録選択画面を操作パネル12に表示する。具体的には、CPU21は、コピー機構13〜プリンタ機構16の各動作を制御すると、その制御の際に用いた設定情報をRAM22に一時的に記憶する。そして、CPU21は、例えば「現在の設定を登録しますか?」等の設定情報の登録の是非を問うメッセージと共に、登録を行う場合に操作する「はい」のボタン、および登録を行わない場合に操作する「いいえ」のボタンを操作パネル12に表示制御する。
ステップS2では、CPU21が引き続き、表示制御部31として機能し、設定情報の登録操作がなされたか否かを判別する。CPU21は、「はい」のボタンのタッチ操作を検出した場合、ユーザにより設定情報の登録操作がなされたものと判別し、処理をステップS3に進める。これに対して、CPU21は、「いいえ」のボタンのタッチ操作を検出した場合、設定情報の登録は拒否されたものと判別し、図6のフローチャートの全処理を終了する。
ステップS3では、CPU21が無線通信制御部33として機能し、携帯端末装置2との間において、近距離無線通信回線を確立する。そして、CPU21は、携帯端末装置2に対してユーザ情報の送信要求を行う。携帯端末装置2は、この送信要求を受信すると、メモリに登録されている携帯端末装置2の携帯電話番号、および携帯端末装置2に対してメーカ側から固有に付されている機器IDを画像処理装置1に送信する。CPU21は、取得した携帯電話番号および機器IDをRAM22に一時的に記憶する。
次に、ステップS4では、CPU21が表示制御部31として機能することで、ユーザ名の入力欄、および設定情報の送信先となるネットワーク4上の記憶装置3のURLの入力欄、および文字入力のためのキーボードを操作パネル12に表示制御する。ユーザは、キーボードをタッチ操作して、ユーザ名、および送信先として希望するネットワーク4上の記憶装置3のURLを入力する。そして、ユーザは、例えば決定キー等の、入力の終了を示すキーをタッチ操作する。
ステップS5では、CPU21が表示制御部31として機能し、決定キーのタッチ操作の有無を監視することで、ユーザ名および送信先の入力が完了したか否かを判別する。そして、CPU21は、決定キーのタッチ操作を検出したタイミングで(ステップS5:Yes)、入力されたユーザ名および送信先のURLをRAM22に一時的に記憶し、処理をステップS6に進める。
ステップS6では、CPU21が情報管理部32として機能する。CPU21は、RAM22に一時的に記憶したユーザ名、携帯電話番号、機器ID、送信先のURLをユーザ情報とする。そして、CPU21は、このユーザ情報に関連付けて、画像処理動作が終了した際に、画像処理に用いられていた設定情報を、HDD25の設定情報テーブル26に登録する。これにより、図4に模式的に示したようにユーザ毎にユーザ情報および設定情報が設定情報テーブル26に登録される。
なお、設定情報テーブル26に対しては、一つのユーザ名で複数の設定情報を登録可能となっている。具体的には、例えばユーザAのユーザ名で、コピー機構13用の1つ目の設定情報、コピー機構13用の2つ目の設定情報、およびファクシミリ機構15用の設定情報等の複数の設定情報を設定情報テーブル26に登録可能となっている。この場合、CPU21は、ユーザAのユーザ名に関連付けて各設定情報を管理する。
また、この例は、画像処理動作が終了した際に、画像処理に用いられていた設定情報を登録する例であったが、ユーザが自発的に設定情報を登録してもよい。自発的に設定情報を登録する場合、ユーザは、操作パネル12を操作して、所望の設定情報を入力し、登録の指定操作を行う。この指定操作がなされると、CPU21は、図6のフローチャートを用いて説明したように、携帯端末装置2からユーザ情報を取得し、ユーザにより入力された設定情報に関連付けて設定情報テーブル26に登録する。
次に、このように設定情報テーブル26に登録された設定情報は、ネットワーク4上の記憶装置3にアップロードしておくことで、他の複合機に反映可能となる。この実施の形態の情報管理システムの場合、画像処理装置1からネットワーク4上の記憶装置3に、簡単な操作で設定情報をアップロード可能となっている。図7は、設定情報等のアップロード時における画像処理装置1、携帯端末装置2および記憶装置3の動作を示すタイムチャートである。
設定情報のアップロードを行う場合、ユーザは、操作パネル12をタッチ操作して、総合メニューの中から設定情報のアップロードの項目を選択する。画像処理装置1のCPU21は、設定情報のアップロードの項目が選択されると、無線通信制御部33として機能し、ステップS11に示すように携帯端末装置2との間に近距離無線通信回線を確立する。そして、CPU21は、ステップS12において、携帯端末装置2に対してユーザ情報の送信要求を行う。携帯端末装置2は、ユーザ情報の送信要求に応答し、ステップS13において、携帯電話番号および機器IDを画像処理装置1に送信する。
画像処理装置1のCPU21は、携帯端末装置2からユーザ情報を受信すると、ステップS14において、図5に示す認証処理部35として機能する。そして、CPU21は、携帯端末装置2から受信した携帯電話番号および機器IDに一致する携帯電話番号および機器IDが、設定情報テーブル26に登録されているか否かを検出することでユーザ認証を行う。
一致する携帯電話番号および機器IDが設定情報テーブル26に登録されていないということは、その携帯端末装置2のユーザは、画像処理装置1に対する正規のユーザではないことを意味する。
ここで、ユーザが普段使用している画像処理装置1に対しては、そのユーザのユーザ情報および設定情報等が登録されている可能性が高い。しかし、ユーザが普段使用している画像処理装置1以外の画像処理装置1(他の画像処理装置1)の設定情報テーブル26に、そのユーザのユーザ情報および設定情報が予め登録されていることは考え難い。このため、他の画像処理装置1では、正規のユーザとして認証されないこととなる。
図8のタイムチャートを用いて後述するが、画像処理装置1のCPU21は、正規のユーザであることを認証できなかったユーザに対しては、設定情報および実行ファイル等のダウンロードのみを可能とする。また、CPU21は、画像処理装置1の設定情報テーブル26に対して、新たなユーザ情報および設定情報を追加することを禁止する設定となっている場合、ユーザ情報および設定情報の登録を拒否する。
なお、画像処理装置1のCPU21は、正規のユーザであることを認証できなかった際に、ステップS18に示すように携帯端末装置2との間に確立されている無線通信回線を切断してもよい。この場合、CPU21は、例えば操作パネル12に対してユーザ認証が出来なかったことを示すエラーメッセージを表示して、処理を終了する。
一方、一致する携帯電話番号および機器IDが設定情報テーブル26に登録されているということは、その携帯端末装置2のユーザは、画像処理装置1に対する正規のユーザであることを意味する。この場合、画像処理装置1のCPU21は、ステップS15に処理を進め、表示制御部31として機能し、携帯端末装置2から受信したユーザ情報に関連付けられて設定情報テーブル26に登録されている設定情報を検索する。そして、CPU21は、検索した設定情報を操作パネル12に一覧表示すると共に、例えば「設定情報を選択してください」等のアップロードする所望の設定情報の選択を促すメッセージを表示する。
ユーザは、操作パネル12をタッチ操作することで、一覧表示された設定情報のうち、アップロードする設定情報を選択する。設定情報が選択されると、CPU21はステップS16で有線通信制御部34として機能し、ユーザにより選択された設定情報を設定情報テーブル26から読み出し、送信先として指定されているURLを検出する。そして、ステップS17において、CPU21は、読み出した設定情報を、図4に示したようにユーザ名、携帯電話番号、機器IDを備えるユーザ情報と共に、NWI/F18を介して、送信先として指定されているネットワーク4上の記憶装置3に送信する。CPU21は、設定情報の送信後に、ステップS18において、携帯端末装置2との間の近距離無線通信回線を切断する。なお、携帯端末装置2との間の近距離無線通信回線を切断するタイミングは、ステップS13でユーザ情報の取得が完了したタイミングで行ってもよい。これにより、画像処理装置1に記憶していた設定情報と同じ設定情報を、送信先として指定しているネットワーク4上の記憶装置3にも記憶することができる。
なお、この例では、画像処理装置1が、送信先として指定されているネットワーク4上の記憶装置3にNWI/F18を介して、設定情報等を有線的に送信することとした。しかし、携帯端末装置2を介して設定情報等を無線的に送信してもよい。この場合、画像処理装置1のCPU21は、無線通信制御部33として機能し、ステップS18で近距離無線通信回線を切断せずに維持する。そして、CPU21は、ステップS19において、図7に点線の矢印で示すように設定情報テーブル26から読み出した設定情報およびユーザ情報(ユーザ名、携帯電話番号、機器ID)を携帯端末装置2に近距離無線送信する。
携帯端末装置2は、設定情報に含まれる送信先として指定されているネットワーク4上の記憶装置3のURLを検出する。そして、携帯端末装置2は、ステップS20において、ウェブブラウジングプログラムを実行し、無線基地局5を介して、設定情報およびユーザ情報を、検出したURLの記憶装置3に無線的に送信する。これにより、画像処理装置1に記憶していた設定情報と同じ設定情報を、送信先として指定しているネットワーク4上の記憶装置3にも記憶することができる。
また、この例では、設定情報をアップロードすることとしたが、例えば画像データやテキストデータ等の実行ファイルをアップロードしてもよい。この場合も、上述と同様であり、ユーザは、ユーザ認証後に操作パネル12を操作して、所望の実行ファイルを選択する。CPU21は、予め指定されているネットワーク4上の記憶装置3に、選択された実行ファイルをアップロードする。
このように、実施の形態の情報管理システムは、他の機器を操作することなく、画像処理装置1のみを操作して、手間を要することなく、ネットワーク4上の記憶装置3に設定情報等を、容易にアップロードすることができる。また、ネットワーク4上の記憶装置3に設定情報等を記憶させておくことで、安全に設定情報等を保持することができる。例えば、ユーザ情報および設定情報をメモリカード20に記憶し、他の画像処理装置1のカードスロット19に装着することで、他の画像処理装置1に対して設定情報等を反映することができる。しかし、メモリカード20は紛失および破損のおそれがある。このため、メモリカード20に設定情報等を保持しておく方法は、設定情報等を安全に保持することが困難な方法であると言える。また、携帯端末装置2も紛失および破損のおそれがあるため、設定情報等を安全に保持することが困難な方法であると言える。しかし、実施の形態の情報管理システムのように、ネットワーク4上の記憶装置3に設定情報等を記憶させておくことで、安全に設定情報等を保持することができる。
また、実施の形態の情報管理システムは、画像処理装置1が携帯端末装置2からユーザ情報を取得して、ユーザ認証を行ったうえで、設定情報等のアップロードを行う。このため、安全性を確保したうえで、設定情報等のアップロードを可能とすることができる。なお、ユーザ認証を行うことで正規のユーザであることが認証されなかった場合、実施の形態の情報管理システムは、上述の理由から記憶装置3に記憶されている設定情報等のダウンロードのみを可能としている。
図8は、記憶装置3に設置した設定情報等のダウンロード時における画像処理装置1、携帯端末装置2および記憶装置3の動作を示すタイムチャートである。記憶装置3に記憶させておいた設定情報や実行ファイル等をダウンロードする場合、ユーザは、操作パネル12をタッチ操作して、総合メニューの中から設定情報のダウンロードの項目を選択する。画像処理装置1のCPU21は、設定情報のダウンロードの項目が選択されると、無線通信制御部33として機能し、ステップS21に示すように携帯端末装置2との間に近距離無線通信回線を確立する。そして、CPU21は、ステップS22において、携帯端末装置2に対してユーザ情報の送信要求を行う。携帯端末装置2は、ユーザ情報の送信要求に応答して、ステップS23に示すように携帯電話番号および機器IDを画像処理装置1に送信する。
画像処理装置1のCPU21は、携帯端末装置2からユーザ情報を受信すると、ステップS24において、図5に示す認証処理部35として機能する。そして、CPU21は、携帯端末装置2から受信した携帯電話番号および機器IDに一致する携帯電話番号および機器IDが、設定情報テーブル26に登録されているか否かを検出することでユーザ認証を行う。
一致する携帯電話番号および機器IDが設定情報テーブル26に登録されていないということは、その携帯端末装置2のユーザは、画像処理装置1に対する正規のユーザではないことを意味する。上述のように、ユーザが普段使用している画像処理装置1に対しては、そのユーザのユーザ情報および設定情報等が登録されている可能性が高い。しかし、ユーザが普段使用している画像処理装置1以外の画像処理装置1(他の画像処理装置1)の設定情報テーブル26に、そのユーザのユーザ情報および設定情報が予め登録されていることは考え難い。このため、他の画像処理装置1では、正規のユーザとして認証されないこととなる。
このようなことから、画像処理装置1のCPU21は、正規のユーザであることを認証できなかったユーザに対しては、記憶装置3に記憶済みの設定情報および実行ファイル等のダウンロードのみを許可する。
すなわち、画像処理装置1のCPU21は、正規のユーザであることを認証できなかった場合、ステップS30において無線通信制御部33として機能し、携帯端末装置2に対して、所望の設定情報が記憶されている記憶装置3のURL(送信先)の送信要求を行う。この送信先の送信要求を受信した携帯端末装置2は、例えば「ダウンロード元のURLを入力してください」等の、送信先のURLの入力を促すメッセージと共に、URLの入力欄を表示する。ユーザは、携帯端末装置2の操作部を操作して、所望のURLを入力欄に入力操作し、入力されたURLの送信を指示する、例えば決定キー等のキーを操作する。携帯端末装置2は、この決定キーの操作を検出すると、ステップS31において、入力欄に入力された送信先を示すURLを画像処理装置1に送信する。
画像処理装置1のCPU21は、送信先を示すURLを受信すると、ステップS32において有線通信制御部34として機能し、携帯端末装置2から送信されたURLに対応する記憶装置3に対して、認証できなかったユーザ情報を送信する。また、CPU21は、ステップS33において、設定情報および実行ファイル等のリストのダウンロード要求を記憶装置3に対して行う。記憶装置3は、リストのダウンロード要求を受信すると、ステップS34において、画像処理装置1に対して設定情報および実行ファイル等のリストを送信する。
次に、リストを受信すると、画像処理装置1のCPU21は、表示制御部31として機能し、ステップS25において、設定情報および実行ファイル等のリストを操作パネル12に一覧表示する。ユーザは、操作パネル12をタッチ操作することで、一覧表示されたリストの中から所望の設定情報または実行ファイル等を選択する。CPU21は、ステップS26において、情報管理部32として機能することで、リストからユーザにより選択された設定情報等を認識する。そして、CPU21は、ステップS27において有線通信制御部34として機能し、記憶装置3に対して、ユーザにより選択された設定情報等のダウンロード要求を行う。
記憶装置3は、ステップS28において、ユーザにより選択された設定情報等を画像処理装置1に送信する。画像処理装置1のCPU21は、ステップS29において、設定情報を解析して実行する。例えば、記憶装置3からダウンロードされた設定情報がコピー機構13の設定情報であった場合、CPU21は、設定情報に対応するコピーが行われるように、コピー機構13を制御する。同様に、記憶装置3からダウンロードされた設定情報がプリンタ機構16の設定情報であった場合、CPU21は、設定情報に対応する印刷が行われるように、プリンタ機構16を制御する。さらに、記憶装置3からダウンロードされた設定情報が画像の実行ファイルであった場合、CPU21は、ユーザにより設定される設定で、その画像の印刷またはコピー等が行われるように、対応する機構13〜16を制御する。これにより、ネットワーク4上の記憶装置3に記憶させておいた設定を、他の画像処理装置1に反映させることができる。
一方、図8のタイムチャートのステップS24において、正規のユーザであることが認証された場合、画像処理装置1のCPU21は、以下のように動作する。この場合、図4を用いて説明したように、そのユーザの設定情報等が、画像処理装置1内の設定情報テーブル26に記憶されている。このため、画像処理装置1のCPU21は、ステップS25において、表示制御部31として機能し、設定情報テーブル26に記憶されている、そのユーザの設定情報の表題を読み出し、操作パネル12にリストとして一覧表示する。なお、CPU21は、HDD25等に、そのユーザの画像や文書等の実行ファイルが記憶されている場合、この実行ファイルの表題等も読み出して、操作パネル12にリストに含めて一覧表示する。
ユーザは、操作パネル12をタッチ操作することで、一覧表示されたリストの中から所望の設定情報または実行ファイル等を選択する。CPU21は、ステップS26において、情報管理部32として機能することで、ユーザにより選択された設定情報等を認識する。そして、CPU21は、ステップS29において、設定情報を解析して自動的に実行する。これにより、画像処理装置1に予め登録しておいた設定情報を用いて、コピーまたは印刷等を実行することができる。
なお、この例では、CPU21は、設定情報を解析して自動的に実行することとしたが、ダウンロードした設定情報の設定とは異なる設定としたい場合、ユーザは、実行ファイルを画像処理装置1から選択する際に、「設定の連携無し」を選択する。そして、ユーザは実行したい設定を、操作パネル12を介して入力する。
すなわち、この実施の形態の情報管理システムの場合、HDD25またはメモリカード20等から実行ファイルを選択し、記憶装置3からダウンロードした設定情報の設定で印刷等を行う。通常、HDD25またはメモリカード20等から実行ファイルを選択した時点では、記憶装置3からダウンロードした設定情報の設定で自動的に印刷等を行う「設定の連携有り」の状態となっている。このため、ユーザは、ダウンロードした設定情報の設定とは異なる設定としたい場合、実行ファイルを選択した際に、「設定の連携無し」を、操作パネル12を介して選択する。これにより、ダウンロードした設定情報の変更が可能となる。ユーザは、操作パネル12を操作して、所望の設定を行う。画像処理装置1のCPU21は、変更された設定で、ユーザにより選択された実行ファイルの印刷等を行う。
また、この例では、画像処理装置1がネットワーク4上の記憶装置3から設定情報等をダウンロードすることとしたが、携帯端末装置2がネットワーク4上の記憶装置3から設定情報等をダウンロードし、画像処理装置1に無線送信してもよい。
このように、実施の形態の情報管理システムは、画像処理装置1に対してユーザ情報および設定情報等が予め登録されている場合には、携帯端末装置2でユーザ認証を行い、画像処理装置1のみを操作して所望の設定情報等を選択する。これにより、ネットワーク4上の記憶装置3から、選択した設定情報等をダウンロードすることができる。そして、ダウンロードした設定情報を用いて、所望の実行ファイルのコピーまたは印刷等を行うことができる。
また、実施の形態の情報管理システムは、画像処理装置1に対してユーザ情報および設定情報等が予め登録されていない場合には、携帯端末装置2でユーザ認証を行うと共に、ネットワーク4上の記憶装置3のURLを指定する。これにより、URLで指定された記憶装置3から画像処理装置1に、そのユーザの設定情報および実行ファイル等のリストが送信される。記憶装置3は、リストの中から選択された設定情報等を画像処理装置1に送信する。これにより、ユーザ情報および設定情報等を予め登録していない画像処理装置1(=そのユーザが普段、使用していない他の画像処理装置1)に対しても、そのユーザの設定情報等を反映させてコピーおよび印刷等を実行することができる。
また、ネットワーク4上の記憶装置3に設定情報等を記憶させているため、安全に設定情報等を保持することができる。また、ネットワーク4上のクラウドやサーバ等の記憶装置3にアップロードされた設定情報および実行ファイルは、ユーザが削除しないかぎり消失することはない。このため、一度実行した設定情報等を別の画像処理装置に再度ダウンロードすることも可能となる。よって、携帯端末装置2でユーザ認証を行い、設定情報および実行ファイルを選択するだけの簡単な操作で、一度印刷した実行ファイルを別の画像処理装置1から同じ設定で出力することができる。
上述の各実施の形態は、例として提示したものであり、本発明の範囲を限定するものではない。この新規な各実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことも可能である。例えば、画像処理装置1、携帯端末装置2、およびネットワーク4上の記憶装置3は複数台でもよい。また、画像処理装置1、携帯端末装置2、および記憶装置3からなる情報管理システムの構成は一例であり、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。そして、上述の実施の形態および実施の形態の変形は、本発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 画像処理装置
2 携帯端末装置
3 記憶装置
4 ネットワーク
5 無線基地局
11 コントローラ
12 操作パネル
13 コピー機構
14 スキャナ機構
15 ファクシミリ機構
16 プリンタ機構
17 無縁通信部
18 ネットワークインターフェイス(NWI/F)
19 カードスロット
20 メモリカード
21 CPU
22 RAM
23 ROM
24 NVRAM
25 HDD
26 設定情報テーブル
31 表示制御部
32 情報管理部
33 無線通信制御部
34 有線通信制御部
35 認証処理部
特許第3475188号公報

Claims (6)

  1. 画像処理手段と、
    前記画像処理手段の動作を制御するための設定情報が、ユーザ情報に関連付けされて記憶された設定情報記憶手段と、
    携帯端末装置から受信したユーザ情報を、前記設定情報記憶手段に記憶されているユーザ情報と照合することでユーザ認証を行うユーザ認証手段と、
    前記ユーザ認証手段によって認証されたとき、前記設定情報記憶手段に記憶されている設定情報およびユーザ情報を、ネットワーク上の記憶装置にアップロードする通信手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記通信手段は、前記記憶装置にアップロードされた前記設定情報をダウンロードし、
    前記設定情報を用いて前記画像処理手段の動作を制御する制御手段をさらに備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記通信手段は、前記ユーザ認証により、正規のユーザであることが認証されなかった場合、前記記憶装置に対する設定情報および前記ユーザ情報のアップロードを禁止し、前記記憶装置に記憶済みの設定情報のダウンロードのみを許可すること
    を特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 近距離無線通信を行う近距離無線通信手段をさらに備え、
    前記ユーザ認証手段は、前記近距離無線通信手段が携帯端末装置と近距離無線通信を行うことで取得したユーザ情報を、前記設定情報記憶手段に記憶されているユーザ情報と照合することで前記ユーザ認証を行うこと
    を特徴とする請求項1から請求項3のうち、いずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. コンピュータを、
    画像処理手段の動作を制御するための設定情報を、ユーザ情報に関連付けして設定情報記憶手段に記憶する記憶制御手段と、
    ユーザの携帯端末装置からユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段と、
    取得した前記ユーザ情報、および前記設定情報記憶手段に記憶されているユーザ情報を照合することでユーザ認証を行うユーザ認証手段と、
    前記ユーザ認証により、正規のユーザであることが認証された際に、前記設定情報記憶手段に記憶されている設定情報およびユーザ情報を、ネットワーク上の記憶装置にアップロードする通信手段として機能させること
    を特徴とする情報管理プログラム。
  6. 記憶制御手段が、画像処理手段の動作を制御するための設定情報を、ユーザ情報に関連付けて設定情報記憶手段に記憶する記憶工程と、
    ユーザ情報取得手段が、ユーザの携帯端末装置からユーザ情報を取得するユーザ情報取得工程と、
    ユーザ認証手段が、取得した前記ユーザ情報、および前記設定情報記憶手段に記憶されているユーザ情報を照合することでユーザ認証を行うユーザ認証工程と、
    前記ユーザ認証により、正規のユーザであることが認証された際に、通信手段が、前記設定情報記憶手段に記憶されている設定情報およびユーザ情報を、ネットワーク上の記憶装置にアップロードする通信工程と
    を有することを特徴とする情報管理方法。
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