JP2014219209A - 接続診断装置、判定回路および接続診断方法 - Google Patents

接続診断装置、判定回路および接続診断方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014219209A
JP2014219209A JP2013096358A JP2013096358A JP2014219209A JP 2014219209 A JP2014219209 A JP 2014219209A JP 2013096358 A JP2013096358 A JP 2013096358A JP 2013096358 A JP2013096358 A JP 2013096358A JP 2014219209 A JP2014219209 A JP 2014219209A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal line
signal
circuit
adjacent
control circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013096358A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5800371B2 (ja
Inventor
星野 裕之
Hiroyuki Hoshino
裕之 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Fielding Ltd
Original Assignee
NEC Fielding Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Fielding Ltd filed Critical NEC Fielding Ltd
Priority to JP2013096358A priority Critical patent/JP5800371B2/ja
Publication of JP2014219209A publication Critical patent/JP2014219209A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5800371B2 publication Critical patent/JP5800371B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • G01R31/02
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00

Landscapes

  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)

Abstract

【課題】電子回路基板に設けられたコネクタを相互に接続するケーブルのすべての接続が正しいことを容易に確認できるようにすること。【解決手段】接続診断装置は、電子回路基板間または電子回路基板内の複数のコネクタを相互に接続するケーブルを通過する信号線の始点と終点に接続された制御回路と、始点と終点との間に信号線に沿って設けられた複数の判定回路と、を備え、複数の判定回路は、信号線の始点を上流側とし終点を下流側としたときに、制御回路および複数の判定回路のうちの信号線に沿って上流側で隣接する回路から信号線を介して受信した信号に基づいて、隣接する回路と自身とが信号線を介して正しい順序で接続されているか否かを判定し、正しい順序で接続されていると判定した場合、制御回路および複数の判定回路のうちの信号線に沿って下流側で隣接する回路に対して、信号線を経由して信号を送出する。【選択図】図1

Description

本発明は、接続診断装置、判定回路および接続診断方法に関し、特に、コンピュータシステムに含まれる複数の電子回路基板間または電子回路基板内のコネクタを相互に接続するケーブルの接続状態を診断する接続診断装置、判定回路および接続診断方法に関する。
コンピュータシステムを切り離して評価作業や保守作業を完了した後、再度多数のケーブルを再接続したときに、ケーブルの接続状態の妥当性を確認する方法として、作業員が作業手順書を参照しつつ目視によって確認する方法が用いられている。
このような確認作業の自動化に関する技術が、例えば、特許文献1ないし3に記載されている。
特許文献1には、送信装置から送出されるケーブル識別子と、該送信装置とケーブルで接続する受信部のケーブル識別子とを比較し、両者が一致しない場合、これら識別子に相当する受信部を表す表示を互いに関連付けて表示する技術が記載されている。
また、特許文献2には、複数の基板内にケーブルを接続するコネクタに対応して、ID番号を発生するID番号発生手段と、装置の通信情報とID番号発生手段から出力されたID番号を多重化して相手基板に送信する多重化手段と、相手基板から送信された情報を受信して通信情報とID番号とに分離する分離化手段と、ID番号発生手段から出力されたID番号と分離化手段から出力されたID番号とを比較する比較手段とを設けることで、ケーブルの誤接続の監視を行う技術が記載されている。
特許文献3には、すべてのケーブルがユニット間で正しく接続されているときは、該すべてのケーブルを通るような一筆書き結線が形成され、該一筆書き結線の始端部を形成する配線部をグランドレベルにするとともに、該一筆書き結線の終端部を形成する配線部をプルアップすることにより、該すべてのケーブルを接続した状態で、該一筆書き結線の終端部を形成する配線部がグランドレベルであるときには、上記すべてのケーブルの接続が正しく、それ以外のときには、上記ケーブルのうちのいずれかの接続が過っているとして、ケーブルの接続状態の適否を検出する技術が記載されている。
特開平10−048279号公報 特開平10−270120号公報 特開平02−247990号公報
上記の特許文献1ないし3の全開示内容は、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとする。以下の分析は、本発明者によってなされたものである。
コンピュータシステムを切り離して、評価作業が完了したときや保守作業が完了し、再度多数のケーブルを接続した後に接続状態の妥当性を目視で確認したときには、次のような問題が生じる。
例えば、実装される電子回路基板の枚数やケーブル接続本数が多い大規模なコンピュータシステムにおいては、誤接続を原因とする障害か否かの確認作業に時間がかかり、また、誤接続やその疑いが生じた場合に誤接続箇所を確認する作業にも長い時間を要する。
特許文献1または特許文献2に記載された技術によると、複数のケーブルのそれぞれの接続が正しいか否かを個別に確認することが可能となる。しかしながら、複数のケーブルの接続のすべてが正しいか否かを一目で確認することができず、確認作業に手間を要するという問題がある。
また、特許文献3に記載された技術によると、一筆書き結線に含まれるすべてのケーブルが電気的に接続されていることは確認できるものの、ケーブルが正しい順序(すなわち、正しい経路)で接続されているか否か判別することができないという問題がある。
そこで、電子回路基板間または電子回路基板内の複数のコネクタを相互に接続するケーブルのすべての接続が正しいことを容易に確認できるようにすることが要望される。本発明の目的は、かかる要望に寄与する接続診断装置、判定回路および接続診断方法を提供することにある。
本発明の第1の視点に係る接続診断装置は、
電子回路基板間または電子回路基板内の複数のコネクタを相互に接続するケーブルを通過する信号線の始点と終点に接続された制御回路と、
前記始点と前記終点との間に前記信号線に沿って設けられた複数の判定回路と、を備え、
前記複数の判定回路は、前記信号線の始点を上流側とし終点を下流側としたときに、前記制御回路および前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って上流側で隣接する回路から前記信号線を介して受信した信号に基づいて、前記隣接する回路と自身とが前記信号線を介して正しい順序で接続されているか否かを判定し、正しい順序で接続されていると判定した場合、前記制御回路および前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って下流側で隣接する回路に対して、前記信号線を経由して信号を送出する。
本発明の第2の視点に係る判定回路は、
電子回路基板間または電子回路基板内の複数のコネクタを相互に接続するケーブルを通過する信号線の始点を上流側とし終点を下流側としたときに、前記始点と前記終点に接続された制御回路、および、前記始点と前記終点との間に前記信号線に沿って設けられた複数の判定回路のうちの、前記信号線に沿って上流側で隣接する回路から前記信号線を介して受信した信号に基づいて、前記隣接する回路と自身とが前記信号線を介して正しい順序で接続されているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により正しい順序で接続されていると判定された場合、前記制御回路および前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って下流側で隣接する回路に対して、前記信号線を経由して信号を送出する送出手段と、を備える。
本発明の第3の視点に係る接続診断方法は、
電子回路基板間または電子回路基板内の複数のコネクタを相互に接続するケーブルを通過する信号線の始点と終点との間に前記信号線に沿って設けられた複数の判定回路のうちの一の判定回路が、
前記信号線の始点を上流側とし終点を下流側としたときに、前記始点と前記終点に接続された制御回路および前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って上流側で隣接する回路から前記信号線を介して受信した信号に基づいて、前記隣接する回路と自身とが前記信号線を介して正しい順序で接続されているか否かを判定する工程と、
正しい順序で接続されていると判定した場合、前記制御回路および前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って下流側で隣接する回路に対して、前記信号線を経由して信号を送出する工程と、を含む。
本発明に係る接続診断装置、判定回路および接続診断方法によると、電子回路基板間または電子回路基板内の複数のコネクタを相互に接続するケーブルのすべての接続が正しいことを容易に確認することができる。
一実施形態に係る接続診断装置を備えたコンピュータシステムに構成を一例として示すブロック図である。 第1の実施形態に係る接続診断装置を備えたコンピュータシステムの構成を一例として示すブロック図である。 第1の実施形態における判定回路の構成を一例として示すブロック図である。 第1の実施形態における転送データ・設定データの構成を一例として示す図である。 ケーブルを正しく接続した状態を例示するブロック図である。 ケーブルを誤って接続した状態を例示するブロック図である。
はじめに、一実施形態の概要について説明する。なお、この概要に付記する図面参照符号は、専ら理解を助けるための例示であり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではない。
図1は、一実施形態に係る接続診断装置を備えたコンピュータシステムに構成を一例として示すブロック図である。図1を参照すると、コンピュータシステムは、電子回路基板Z、A、Bと、該電子回路基板上に設けられた接続診断装置と、を備えている。接続診断装置は、制御回路40、および、複数の判定回路30a1〜30a4、30b1、30b2を備えている。
制御回路40は、電子回路基板間または電子回路基板内の複数のコネクタを相互に接続するケーブル50〜53を通過する信号線10の始点と終点に接続されている。例えば、ケーブル51は、電子回路基板Aのコネクタa1と電子回路基板Bのコネクタb1を接続する。同様に、ケーブル52は、電子回路基板Aのコネクタa2と電子回路基板Bのコネクタb2を接続する。一方、ケーブル53は、単一の電子回路基板A内のコネクタa3とコネクタa4を接続する。信号線10は、これらのケーブル51〜53を通過するように形成されている。
判定回路30a1〜30a4、30b1、30b2は、信号線10の始点と終点との間に信号線10に沿って設けられている。各判定回路は、信号線10の始点を上流側とし、終点を下流側としたときに、制御回路40および複数の判定回路のうちの信号線10に沿って上流側で隣接する回路から信号線10を介して受信した信号に基づいて、当該隣接する回路と自身とが信号線10を介して正しい順序で接続されているか否かを判定する。また、各判定回路は、正しい順序で接続されていると判定した場合、制御回路40および複数の判定回路のうちの信号線10に沿って下流側で隣接する回路に対して、信号線10を経由して信号を送出する。
例えば、判定回路30b1は、信号線10に沿って上流側で隣接する判定回路30a1から信号線10を介して受信した信号に基づいて、判定回路30a1と自身とが信号線10を介して正しい順序で接続されているか否かを判定し、正しい順序で接続されていると判定した場合、信号線10に沿って下流側で隣接する判定回路30b2に対して、信号線10を経由して信号を送出する。
また、各判定回路は、各コネクタに対応付けて設けられていてもよい。図1に例示した構成においては、判定回路30a1〜30a4、30b1、30b2は、それぞれ、コネクタa1〜a4、b1、b2に対して1:1に対応するように設けられている。
制御回路40は、複数の判定回路のうちの信号線10に沿って隣接する一方の判定回路(例えば、判定回路30a1)に向けて信号線10を経由して信号を送出した場合に、複数の判定回路のうちの信号線10に沿って隣接する他方の判定回路(例えば、判定回路30a4)から信号線10を経由して信号を受信したとき、始点と終点とが複数の判定回路を経由して信号線10により接続されていると判定する。
かかる接続診断装置によると、電子回路基板間または電子回路基板内のコネクタを相互に接続する複数のケーブルのすべての接続が正しいことを容易に確認することが可能となる。なぜなら、信号線10に沿って設けられた複数の判定回路のそれぞれが、上流側で隣接する判定回路(ないし制御回路)から受信した信号に基づいて、当該隣接回路と自身とが信号線10を介して正しい順序で接続されているか否かを判定し、正しい順序で接続されていると判定した場合に、下流側で隣接する判定回路(ないし制御回路)に対して、信号線10を経由して信号を送出することにより、ケーブルによってすべてのコネクタが正しく接続されているときに限り、制御回路40から送出された信号が信号線10を経由して制御回路40に戻ってくることになるからである。
以下では、一実施形態に係る接続診断装置について、図面を参照しつつ、さらに詳細に説明する。
図2は、接続診断装置を備えたコンピュータシステムの他の構成を例示するブロック図である。図2を参照すると、接続診断装置は、コンピュータシステム内の、各種の単数または複数枚実装される論理回路等が組み込まれた電子回路基板上ないし電子回路基板間を接続するケーブル50〜54上に、コンピュータシステム全体で一筆書きになるように配線された信号線10と、信号線10に対する出力端および入力端を有し信号の送受信の制御を行う制御回路40と、電子回路基板上に実装されるケーブル接続用のコネクタ単位に設けられコネクタ物理実装位置情報を設定する実装位置情報スイッチ20a1〜20a4、20b1、20b2、20c1、20c2と、各電子回路基板上に実装される判定回路30a1〜30a4、30b1、30b2、30c1、30c2と、を備えている。
図3は、接続診断装置に設けられた各判定回路30の構成を一例として示すブロック図である。図3を参照すると、判定回路30は、実装位置情報スイッチ20の各情報を読み込んで、シリアル信号に変換するパラレルシリアル変換器(P/S変換器)11と、実装位置情報スイッチ20の情報と(信号線10に含まれる)検出線DL上を流れるスイッチの情報を比較する比較部13と、比較部13が比較した結果が一致しない場合に点灯する表示ランプ15と、P/S変換器11の情報と検出線DL上を流れる正しい接続情報を示すデジタル信号情報をそれぞれクロック信号に同期してシリアルデータとして先入れ先出しするFIFO(First In First Out)12a、12bと、を備えている。
ここで、ケーブル50〜54は、図2に示すように、異なる電子回路基板間のコネクタを接続するものであってもよいし、図1に示したように、同一の電子回路基板内のコネクタを相互に接続するものであってもよい。
信号線10は、コンピュータシステム全体で一筆書きになるように配線接続される。また、信号線10は、検出線DLおよびクロック線CLを含む。信号線10は、ケーブルに物理的に追加配線してもよいし、ケーブル50〜54が多芯から成り、その中の1本ずつの計2本の配線を、それぞれ、検出線DLとクロック線CLとしてもよい。
実装位置情報スイッチ20は、電子回路基板上に設けられるDIP(Dual In-line Package)スイッチであってもよい。また、スイッチに設定される論理情報、すなわち、スイッチ毎にデジタル信号情報のビットに対応させた情報を、接続点の位置情報(例えば、どの電子回路基板か、電子回路基板上のどの接続点か)としてもよい。
検出線DL上を流れる正しい接続情報を示すデジタル信号情報として、例えば、最初の接続点の位置情報、次の接続点の位置情報を、接続点の順番を示す信号とともに送信し、比較部13が、接続点の順番毎に、接続点の位置を抽出し、その接続点に設定されている位置情報と比較するようにしてもよい。また、比較部13は、デジタル信号情報を接続点で受ける都度、その接続点に関する情報を削除して次の接続点に送信してもよい。さらに、比較部13は、デジタル信号情報を接続点で受ける都度、その接続点を通過したことを示す情報を付加することで、接続点の順番毎に、接続点の位置を抽出するようにしてもよい。また、比較部13は、比較した結果が一致しなければ、検出線DLから、次の接続点に、正しい接続情報を示すデジタル信号情報を送信しないようにしてもよい。さらに、比較部13は、正しい接続であるか否かに応じて、表示ランプ15を点灯または消灯するようにしてもよい。
FIFO12a、12bは、電子回路基板上に設けられるデジタル回路であって、バッファリングとフロー制御を行う。
判定回路30は、各電子回路基板の入出力部に設置されたケーブルの接続が正しいか、接続されているものの誤った接続であるかなどを確認し、正しい接続が確認できた場合に、次の接続点に正しい接続情報を示すデジタル信号情報を送信する。信号線10に含まれる検出線DLは、判定回路30から送出されたデジタル信号情報を供給する。一方、信号線10に含まれるクロック線CLは、各電子回路基板の入出力部に設置された判定回路30を駆動するためのクロック信号を供給する。
制御回路40は、コンピュータシステム全体の動作状態を監視する。具体的には、制御回路40は、コンピュータシステム内の電子回路基板上にケーブル接続用のコネクタ単位に実装された判定回路30から順送りされた信号を確認し、信号を受信した場合には、各接続点は正常に接続されているものと判定する。また、制御回路40は、各接続点が正常に接続されている旨を表示部等に表示してもよいし、かかる旨を示す表示ランプ等(例えば、LED(Light Emitting Diode)等)を点灯させてもよい。さらに、制御回路40は、通信機能を有するときには、かかる旨を所定の宛先に送信してもよい。
一方、接続が正常に行われていない場合、各電子回路基板上の判定回路30は次の接続点に向けて正常である旨を示す信号を送出しないため、制御回路40には信号が届かない。そこで、制御回路40は、信号が届かない場合には、接続が正常に行われていないものと判定する。また、制御回路40は、各接続が正常に行われていない旨を、表示部等に表示してもよいし、かかる旨を示す表示ランプ等(例えば、LED等)を点灯させてもよい。さらに、制御回路40は、通信機能を有するときには、かかる旨を所定の宛先に送信してもよい。
かかる構成を備えた接続診断装置によると、ケーブルの接続作業の実施後に、ケーブルの接続ミスを自動的に検出することが可能となる。
また、上記の接続診断装置では、最初の接続点で、検出線が繋がっていることを確認し、繋がっていることを確認したら次の接続点を確認するという処理を順番に行うことで、すべての接続の確認が行われる。すなわち、一筆書きに配線された検出線DLを用いたシリアル転送によって、最初の接続点において、その配線が正しいか確認し、正しい場合には、次の接続点において、その接続部分が正しいことを確認する処理を上流から下流まで順番に行い、すべての接続点における電気的接続に誤りがないことを検証することが可能となる。
さらに、かかる接続診断装置は、大規模なコンピュータシステムに複数枚実装される論理回路等が組み込まれた電子回路基板と他の電子回路基板間を接続するケーブル上に、一筆書きにループ状に張り巡らせたシリアル転送バスを構成する信号線を設け、わずかな電子回路を追加することで実現することができる。
また、かかる接続診断装置によると、コンピュータシステムの評価または保守作業を完了してケーブルを再接続した後、ケーブル接続状態を目視で確認する代わりに、自動的に、かつ、瞬時にケーブル誤接続を検出でき、復旧時間を大幅に短縮することが可能となる。
<実施形態1>
次に、第1の実施形態に係る接続診断装置について、図面を参照して詳細に説明する。図2は、本実施形態に係る接続診断装置の構成を一例として示すブロック図である。図2は、コンピュータシステム全体の構成概要を示す。検出線およびクロック線を含む信号線10と、実装位置情報スイッチ20と、判定回路30と、制御回路40とを備えている。
信号線10は、制御回路40の出力端から出力され、電子回路基板間を接続するケーブルおよび各電子回路基板上に実装される判定回路30を経由して、コンピュータシステム全体で一筆書きに配線接続され、制御回路40の入力端に入力される。図2の構成においては、シリアルデータの送信が可能なシリアル転送バス構成が採用され、クロック線上のクロック信号に同期して、検出線上をシリアルデータが送信される。
実装位置情報スイッチ20は、各電子回路基板上に実装されたケーブル接続用のコネクタ単位に設けられる。実装位置情報スイッチ20には、コネクタ物理実装位置情報が設定される。コネクタ物理実装位置情報は、ケーブル接続点の位置情報(例えば、どの電子回路基板か、電子回路基板上のどの接続点か)を示す。
コネクタ物理実装位置情報には、一例として、2バイト分割り当てられる。バイト1は、どの電子回路基板か、電子回路基板上のどの接続点かを示す最初の(接続元の)接続点の位置情報である。一方、バイト2は、どの電子回路基板か、電子回路基板上のどの接続点か、を示す次の接続点(接続先の)の位置情報である。
判定回路30は、各電子回路基板上に実装されるケーブル接続用のコネクタ単位に設けられる。判定回路30は、電子回路で構成してもよい。判定回路30の詳細な構成については、図3を参照しつつ後述する。
制御回路40は、信号線10に対する出力端および入力端を有し、信号の送受信の制御を行う。また、制御回路40は、コンピュータシステム全体の動作状態を監視する。具体的には、制御回路40は、コンピュータシステム内の電子回路基板上にケーブル接続用のコネクタ単位に実装された判定回路30から順送りされてきた信号を確認し、信号を受信した場合には、各接続点は正常に接続されていると判断する。
図3は、判定回路30の構成を一例として示すブロック図である。図3を参照すると、判定回路30は、P/S変換器11、FIFO12a、12b、比較部13、ドライバ14、および、表示ランプ15を備えている。信号線10は、検出線DLおよびクロック線CLを含む。
P/S変換器11は、実装位置情報スイッチ20のパラレル形式の情報を読み込んでシリアル信号に変換する。
FIFO(First In First Out)12a、12bは、シリアルデータをクロック信号に同期してビット単位で先入れ先出し転送を行う。FIFO12aは、検出線DL上を流れる正しい接続情報を示すデジタル信号情報を転送する。一方、FIFO12bは、P/S変換器11の情報を転送する。
比較部13は、FIFO12aからの出力信号のうちバイト2の情報とFIFO12bからの出力信号のうちバイト1の情報を比較する。比較部13は、比較した結果が一致しない場合、FIFO12bから検出線を経由して、正しい接続情報を示すデジタル信号情報を次の接続点に送信しない。このとき、比較部13からの出力信号により、ドライバ14のゲートが解放されない。さらに、コンピュータシステムの電源が投入されたときに点灯する表示ランプ15が実装されているときには、比較部13は表示ランプ15を点灯させたままの状態とする。
一方、比較部13は、比較した結果が一致する場合、FIFO12bから検出線を経由して、正しい接続情報を示すデジタル信号情報を次の接続点に送信する。このとき、比較部13からの出力信号により、ドライバ14のゲートが解放される。さらに、コンピュータシステムの電源が投入されたときに点灯する表示ランプ15が実装されているときには、比較部13は表示ランプ15を消灯する。
以下では、説明の簡単化のため、図2に示した接続構成の代わりに、電子回路基板Z、A、Bがケーブル50、51、52によって接続され、制御回路40の出力端に接続された信号線10が判定回路30a1、30b1、30b2、30a2を経由して制御回路40の入力端に接続される場合を考える(図5参照)。
図4は、本実施形態における転送データおよび設定データの構成を一例として示す図である。図4を参照して、実装位置情報スイッチ20a1、20a2、20b1、20b2に設定されるコネクタ物理実装位置情報と、検出線DL上を流れる正しい接続情報を示すデジタル信号情報について説明する。
実装位置情報スイッチ20a1、20a2、20b1、20b2に設定されるコネクタ物理実装位置情報には、例えば、2バイト分割り当てられる。バイト1は、どの電子回路基板か、電子回路基板上のどの接続点(ケーブルが接続されるコネクタ物理実装位置)か、を示す最初の(接続元の)接続点の位置情報である。一方、バイト2は、どの電子回路基板か、電子回路基板上のどの接続点か、を示す次の(接続先の)接続点の位置情報である。
例えば、図5の実装位置情報スイッチ20a1に設定する場合には、図4の「(2)実装位置情報スイッチa1の設定データ」に示すように、実装位置情報スイッチ20a1に隣接するコネクタa1の接続点を示す「a1」をバイト1に設定し、信号線10の延長上に存在するコネクタb1の接続点を示す「b1」をバイト2に設定する。このとき、図5の判定回路30a1と判定回路30b1の間の信号線10に含まれる検出線DLを介して、「a1、b1」の2バイト分の正しい接続情報を示すデジタル信号情報が送信される。
一方、接続点が存在しない場合には、ダミーコードが設定される。例えば、制御回路40から送信するデータは、図4の「(1)制御回路40が送出する転送データ」に示すように、「00」をバイト1に設定し、信号線10の延長上に存在するコネクタa1の接続点を示す「a1」をバイト2に設定する。このとき、制御回路40と判定回路30a1の間の信号線に含まれる検出線DLを介して、「00、a1」の2バイト分の正しい接続情報を示すデジタル信号情報が送信される。
また、図5の実装位置情報スイッチ20a2には、図4の「(5)実装位置情報スイッチa2の設定データ」に示すように、実装位置情報スイッチ20a2に隣接するコネクタa2の接続点を示す「a2」をバイト1に設定し、「ff」をバイト2に設定する。設定データのバイト2の値「ff」は、エンドコードを示すダミーコードである。このとき、判定回路30a2と制御回路40の間の信号線に含まれる検出線DLを介して、「a2、ff」の2バイト分の正しい接続情報を示すデジタル信号情報が送信される。
次に、図4〜図6を参照して本実施形態の動作について詳細に説明する。
まず、保守作業完了後ケーブルを再接続したときの接続状態が正常である場合における、本実施形態に係る接続診断装置の動作について、図3、図4および図5を参照して説明する。
保守担当者は、保守作業の完了後、ケーブルを再接続し、コンピュータシステムの電源を投入する。制御回路40は、電源が投入されると、電子回路基板A、Bの入出力部に設置された判定回路30a1、30a2、30b1、30b2を駆動するクロック信号を、信号線10内のクロック線CLに供給する。
また、制御回路40は、図4に「(1)制御回路40が送出する転送データ」として示した転送データ「00、a1」を、検出線DL上に送信する。
転送データ「00、a1」に含まれるバイト1の値「00」は、スタートコードを示すダミーコードである。一方、バイト2の値「a1」は、最初の接続点を示すコードである。
転送データ「00、a1」は、信号線10上のクロック信号に同期して、図5の判定回路30a1に送信される。転送データ「00、a1」は、図3に示した判定回路30a1のFIFO12aに対して、シリアルデータ形式でクロック信号に同期してビット単位で先入れ先出し転送が行われる。同時に、図5に示した実装位置情報スイッチ20a1に設定されたデータ(すなわち、図4の設定データ「a1、b1」)は、図3に示したP/S変換器11に取り込まれて、パラレルデータがシリアルデータに変換される。その後、P/S変換器11からFIFO12bに対して、シリアルデータ形式でクロック信号に同期してビット単位で先入れ先出し転送が行われる。
FIFO12aから送信されたデータ「00、a1」とFIFO12bから送信されたデータ「a1、b1」は、比較部13に取り込まれる。比較部13は、FIFO12aから送信されたデータ「00、a1」のバイト2の「a1」と、FIFO12bから送信されたデータ「a1、b1」のバイト1の「a1」を比較する。比較部13は、比較した結果が一致しているため、出力信号により、ドライバ14のゲートを解放する。すなわち、比較部13は、FIFO12bのデータ「a1、b1」を、検出線DLから次の接続点に向けて、正しい接続情報を示すデジタル信号情報として送信する。さらに、比較部13は、正しい接続であることを示すために、表示ランプ15を消灯する。
データ「a1、b1」は、図5に示したケーブル51上の信号線10を経由して判定回路30b1に送信される。データ「a1、b1」は、図3に示した判定回路30b1のFIFO12aに対して、シリアルデータ形式でクロック信号に同期してビット単位で先入れ先出し転送が行われる。同時に、図5に示した実装位置情報スイッチ20b1に設定されたデータ(すなわち、図4の設定データ「b1、b2」)は、図3に示したP/S変換器11に取り込まれて、パラレルデータがシリアルデータに変換される。その後、P/S変換器11からFIFO12bに対して、シリアルデータ形式でクロック信号に同期してビット単位で先入れ先出し転送が行われる。
FIFO12aから送信されたデータ「a1、b1」とFIFO12bから送信されたデータ「b1、b2」は、比較部13に取り込まれる。比較部13は、FIFO12aから送信されたデータ「a1、b1」のバイト2の「b1」と、FIFO12bから送信されたデータ「b1、b2」のバイト1の「b1」を比較する。比較部13は、比較した結果が一致しているため、出力信号により、ドライバ14のゲートを解放する。すなわち、比較部13は、FIFO12bのデータ「b1、b2」を、検出線DLから次の接続点に向けて、正しい接続情報を示すデジタル信号情報として送信する。さらに、比較部13は、正しい接続であることを示すために、表示ランプ15を消灯する。
データ「b1、b2」は、図5に示す信号線10を経由して判定回路30b2に送信される。データ「b1、b2」は、図3に示した判定回路30b2のFIFO12aに対して、シリアルデータ形式でクロック信号に同期してビット単位で先入れ先出し転送が行われる。同時に、図5に示した実装位置情報スイッチ20b2に設定されたデータ(すなわち、図4の設定データ「b2、a2」)は、図3に示したP/S変換器11に取り込まれて、パラレルデータがシリアルデータに変換される。その後、P/S変換器11からFIFO12bに対して、シリアルデータ形式でクロック信号に同期してビット単位で先入れ先出し転送が行われる。
FIFO12aから送信されたデータ「b1、b2」とFIFO12bから送信されたデータ「b2、a2」は、比較部13に取り込まれる。比較部13は、FIFO12aから送信されたデータ「b1、b2」のバイト2の「b2」と、FIFO12bから送信されたデータ「b2、a2」のバイト1の「b2」を比較する。比較部13は、比較した結果が一致しているため、出力信号により、ドライバ14のゲートを解放する。すなわち、比較部13は、FIFO12bのデータ「b2、a2」を、検出線DLから次の接続点に向けて、正しい接続情報を示すデジタル信号情報として送信する。さらに、比較部13は、正しい接続であることを示すために、表示ランプ15を消灯する。
データ「b2、a2」は、図5に示すケーブル52上の信号線10を経由して判定回路30a2に送信される。データ「b2、a2」は、図3に示した判定回路30a2のFIFO12aに対して、シリアルデータ形式でクロック信号に同期してビット単位で先入れ先出し転送が行われる。同時に、図5に示す実装位置情報スイッチ20a2に設定されたデータ(すなわち、図4の設定データ「a2、ff」)は、図3に示したP/S変換器11に取り込まれて、パラレルデータがシリアルデータに変換される。その後、P/S変換器11からFIFO12bに対して、シリアルデータ形式でクロック信号に同期してビット単位で先入れ先出し転送が行われる。
FIFO12aから送信されたデータ「b2、a2」とFIFO12bから送信されたデータ「a2、ff」は、比較部13に取り込まれる。比較部13は、FIFO12aから送信されたデータ「b2、a2」のバイト2の「a2」と、FIFO12bから送信されたデータ「a2、ff」のバイト1の「a2」を比較する。比較器13は、比較した結果が一致しているため、出力信号により、ドライバ14のゲートを解放する。すなわち、比較器13は、FIFO12bのデータ「a2、ff」を、検出線DLから制御回路40に向けて、正しい接続情報を示すデジタル信号情報として送信する。さらに、比較器13は、正しい接続であることを示すために、表示ランプ15を消灯する。
制御回路40は、送信されたデータ「a2、ff」を受け取ると、バイト2の「ff」を確認してエンドコードであることを認識し、一筆書きになるように配線接続された信号線10が電気的に接続されて繋がっていることを把握する。これにより、制御回路40は、ケーブルが正常に接続されているものと判定する。
次に、保守作業が完了してケーブルを再接続したときに接続ミスを発生させた場合における、本実施形態に係る接続診断装置の動作について、図3、図4、図6を参照して説明する。
図6は、ケーブル51とケーブル52の接続を入れ違えて、誤って接続した状態を示す。
保守担当者は、保守作業の完了後、ケーブルを再接続し、コンピュータシステムの電源を投入する。制御回路40は、電源が投入されると、電子回路基板A、Bの入出力部に設置された判定回路30a1、30a2、30b1、30b2を駆動するクロック信号を、信号線10に含まれるクロック線CLに供給する。
また、制御回路40は、図4に「(1)制御回路40が送出する転送データ」として示した転送データ「00、a1」を、検出線DL上に送信する。
転送データ「00、a1」に含まれるバイト1の値「00」は、スタートコードを示すダミーコードである。一方、バイト2の値「a1」は、最初の接続点を示すコードである。
転送データ「00、a1」は、信号線10上のクロック信号に同期して、図6の判定回路30a1に送信される。転送データ「00、a1」は、図3に示した判定回路30a1のFIFO12aに対して、シリアルデータ形式でクロック信号に同期してビット単位で先入れ先出し転送が行われる。同時に、図6に示した実装位置情報スイッチ20a1に設定されたデータ(すなわち、図4の設定データ「a1、b1」)は、図3に示したP/S変換器11に取り込まれて、パラレルデータがシリアルデータに変換される。その後、P/S変換器11からFIFO12bに対して、シリアルデータ形式でクロック信号に同期してビット単位で先入れ先出し転送が行われる。
FIFO12aから送信されたデータ「00、a1」とFIFO12bから送信されたデータ「a1、b1」は、比較部13に取り込まれる。比較部13は、FIFO12aから送信されたデータ「00、a1」のバイト2の「a1」と、FIFO12bから送信されたデータ「a1、b1」のバイト1の「a1」を比較する。比較部13は、比較した結果が一致しているため、出力信号により、ドライバ14のゲートを解放する。すなわち、比較部13は、FIFO12bのデータ「a1、b1」を、検出線DLから次の接続点に向けて、正しい接続情報を示すデジタル信号情報として送信する。さらに、比較部13は、正しい接続であることを示すために、表示ランプ15を消灯する。
データ「a1、b1」は、図6に示したケーブル51上の信号線10を経由して判定回路30b2へ送信される。しかしながら、ケーブル接続が正常でないため、この時点で正しい接続情報を示すデジタル信号情報の転送は行われなくなる。制御回路40は、一定時間が経過しても、送信の最終データを示すエンドコードが届かない場合、タイムアウトと判断し、ケーブルの接続が正常に行われていないものと判定する。
本実施形態に係る接続診断装置では、信号線10に沿って設けられた判定回路30a1、30b1、30b2、30a2のそれぞれが、上流側で隣接する判定回路(ないし制御回路)から受信した信号に基づいて、当該隣接回路と自身とが信号線10を介して正しい順序で接続されているか否かを判定し、正しい順序で接続されていると判定した場合に、下流側で隣接する判定回路(ないし制御回路)に対して、信号線10を経由して信号を送出する。このとき、ケーブル51、52によってすべてのコネクタが正しく接続されているときに限り、制御回路40から送出された信号が信号線10を経由して制御回路40に戻ってくる。したがって、かかる接続診断装置によると、電子回路基板A、B間のコネクタを相互に接続する複数のケーブル51、52のすべての接続が正しいことを容易に確認することができる。
なお、上記の特許文献の全開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
なお、本発明において、下記の形態が可能である。
[形態1]
上記第1の視点に係る接続診断装置のとおりである。
[形態2]
前記制御回路は、前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って隣接する一方の判定回路に向けて前記信号線を経由して信号を送出した場合に、前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って隣接する他方の判定回路から前記信号線を経由して信号を受信したとき、前記始点と前記終点とが前記複数の判定回路を経由して前記信号線により接続されていると判定する、形態1に記載の接続診断装置。
[形態3]
前記複数の判定回路は、前記複数のコネクタのそれぞれに対応付けて設けられる、形態1または2に記載の接続診断装置。
[形態4]
前記複数のコネクタのそれぞれに対応付けて設けられたスイッチを備え、
前記スイッチには、対応するコネクタを識別する第1の情報と、前記信号線に沿って下流側で該コネクタに隣接すべきコネクタを識別する第2の情報とが設定される、形態3に記載の接続診断装置。
[形態5]
前記制御回路は、前記複数の判定回路のうちの前記信号線の始点側で隣接する判定回路に対応するスイッチを識別する情報を含む信号を送信し、
前記複数の判定回路は、対応するスイッチに設定された前記第1の情報と、前記制御回路および前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って上流側で隣接する回路から前記信号線を介して受信した信号に含まれる情報とを比較し、一致すると判定した場合、前記制御回路および前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って下流側で隣接する回路に対して、該スイッチに設定された前記第2の情報を含む信号を、前記信号線を介して送出する、形態4に記載の接続診断装置。
[形態6]
形態1ないし5のいずれか一に記載の接続診断装置と、
1または2以上の電子回路基板と、を備え、
前記電子回路基板間または前記電子回路基板内の複数のコネクタは、前記信号線が通過するケーブルによって相互に接続される、コンピュータシステム。
[形態7]
上記第2の視点に係る判定回路のとおりである。
[形態8]
前記複数の判定回路は、前記複数のコネクタのそれぞれに対応付けて設けられる、形態7に記載の判定回路。
[形態9]
前記判定手段は、前記複数のコネクタのそれぞれに対応付けて設けられたスイッチであって対応するコネクタを識別する第1の情報と前記信号線に沿って下流側で該コネクタに隣接すべきコネクタを識別する第2の情報とが設定された前記スイッチに設定された前記第1の情報と、前記制御回路および前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って上流側で隣接する回路から前記信号線を介して受信した信号に含まれる情報とを比較し、
前記送出手段は、前記判定手段により一致すると判定された場合、前記制御回路および前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って下流側で隣接する回路に対して、前記スイッチに設定された前記第2の情報を含む信号を、前記信号線を介して送出する、形態8に記載の判定回路。
[形態10]
上記第3の視点に係る接続診断方法のとおりである。
[形態11]
前記複数の判定回路は、前記複数のコネクタのそれぞれに対応付けて設けられる、形態10に記載の接続診断方法。
[形態12]
前記一の判定回路が、前記複数のコネクタのそれぞれに対応付けて設けられたスイッチであって対応するコネクタを識別する第1の情報と前記信号線に沿って下流側で該コネクタに隣接すべきコネクタを識別する第2の情報とが設定された前記スイッチに設定された前記第1の情報と、前記制御回路および前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って上流側で隣接する回路から前記信号線を介して受信した信号に含まれる情報とが一致するか否かを判定する工程と、
一致すると判定した場合、前記制御回路および前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って下流側で隣接する回路に対して、前記スイッチに設定された前記第2の情報を含む信号を、前記信号線を介して送出する工程と、を含む、形態11に記載の接続診断方法。
10 信号線
11 P/S変換器
12a、12b FIFO
13 比較部
14 ドライバ
15 表示ランプ
20、20a1〜20a4、20b1、20b2、20c1、20c2 実装位置情報スイッチ
30、30a1〜30a4、30b1、30b2、30c1、30c2 判定回路
40 制御回路
50〜54 ケーブル
A〜C、Z 電子回路基板
a1〜a4、b1、b2 コネクタ
CL クロック線
DL 検出線

Claims (10)

  1. 電子回路基板間または電子回路基板内の複数のコネクタを相互に接続するケーブルを通過する信号線の始点と終点に接続された制御回路と、
    前記始点と前記終点との間に前記信号線に沿って設けられた複数の判定回路と、を備え、
    前記複数の判定回路は、前記信号線の始点を上流側とし終点を下流側としたときに、前記制御回路および前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って上流側で隣接する回路から前記信号線を介して受信した信号に基づいて、前記隣接する回路と自身とが前記信号線を介して正しい順序で接続されているか否かを判定し、正しい順序で接続されていると判定した場合、前記制御回路および前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って下流側で隣接する回路に対して、前記信号線を経由して信号を送出する、接続診断装置。
  2. 前記制御回路は、前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って隣接する一方の判定回路に向けて前記信号線を経由して信号を送出した場合に、前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って隣接する他方の判定回路から前記信号線を経由して信号を受信したとき、前記始点と前記終点とが前記複数の判定回路を経由して前記信号線により接続されていると判定する、請求項1に記載の接続診断装置。
  3. 前記複数の判定回路は、前記複数のコネクタのそれぞれに対応付けて設けられる、請求項1または2に記載の接続診断装置。
  4. 前記複数のコネクタのそれぞれに対応付けて設けられたスイッチを備え、
    前記スイッチには、対応するコネクタを識別する第1の情報と、前記信号線に沿って下流側で該コネクタに隣接すべきコネクタを識別する第2の情報とが設定される、請求項3に記載の接続診断装置。
  5. 前記制御回路は、前記複数の判定回路のうちの前記信号線の始点側で隣接する判定回路に対応するスイッチを識別する情報を含む信号を送信し、
    前記複数の判定回路は、対応するスイッチに設定された前記第1の情報と、前記制御回路および前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って上流側で隣接する回路から前記信号線を介して受信した信号に含まれる情報とを比較し、一致すると判定した場合、前記制御回路および前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って下流側で隣接する回路に対して、該スイッチに設定された前記第2の情報を含む信号を、前記信号線を介して送出する、請求項4に記載の接続診断装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の接続診断装置と、
    1または2以上の電子回路基板と、を備え、
    前記電子回路基板間または前記電子回路基板内の複数のコネクタは、前記信号線が通過するケーブルによって相互に接続される、コンピュータシステム。
  7. 電子回路基板間または電子回路基板内の複数のコネクタを相互に接続するケーブルを通過する信号線の始点を上流側とし終点を下流側としたときに、前記始点と前記終点に接続された制御回路、および、前記始点と前記終点との間に前記信号線に沿って設けられた複数の判定回路のうちの、前記信号線に沿って上流側で隣接する回路から前記信号線を介して受信した信号に基づいて、前記隣接する回路と自身とが前記信号線を介して正しい順序で接続されているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により正しい順序で接続されていると判定された場合、前記制御回路および前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って下流側で隣接する回路に対して、前記信号線を経由して信号を送出する送出手段と、を備える、判定回路。
  8. 前記複数の判定回路は、前記複数のコネクタのそれぞれに対応付けて設けられる、請求項7に記載の判定回路。
  9. 前記判定手段は、前記複数のコネクタのそれぞれに対応付けて設けられたスイッチであって対応するコネクタを識別する第1の情報と前記信号線に沿って下流側で該コネクタに隣接すべきコネクタを識別する第2の情報とが設定された前記スイッチに設定された前記第1の情報と、前記制御回路および前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って上流側で隣接する回路から前記信号線を介して受信した信号に含まれる情報とを比較し、
    前記送出手段は、前記判定手段により一致すると判定された場合、前記制御回路および前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って下流側で隣接する回路に対して、前記スイッチに設定された前記第2の情報を含む信号を、前記信号線を介して送出する、請求項8に記載の判定回路。
  10. 電子回路基板間または電子回路基板内の複数のコネクタを相互に接続するケーブルを通過する信号線の始点と終点との間に前記信号線に沿って設けられた複数の判定回路のうちの一の判定回路が、
    前記信号線の始点を上流側とし終点を下流側としたときに、前記始点と前記終点に接続された制御回路および前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って上流側で隣接する回路から前記信号線を介して受信した信号に基づいて、前記隣接する回路と自身とが前記信号線を介して正しい順序で接続されているか否かを判定する工程と、
    正しい順序で接続されていると判定した場合、前記制御回路および前記複数の判定回路のうちの前記信号線に沿って下流側で隣接する回路に対して、前記信号線を経由して信号を送出する工程と、を含む、接続診断方法。
JP2013096358A 2013-05-01 2013-05-01 接続診断装置、判定回路および接続診断方法 Expired - Fee Related JP5800371B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013096358A JP5800371B2 (ja) 2013-05-01 2013-05-01 接続診断装置、判定回路および接続診断方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013096358A JP5800371B2 (ja) 2013-05-01 2013-05-01 接続診断装置、判定回路および接続診断方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014219209A true JP2014219209A (ja) 2014-11-20
JP5800371B2 JP5800371B2 (ja) 2015-10-28

Family

ID=51937819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013096358A Expired - Fee Related JP5800371B2 (ja) 2013-05-01 2013-05-01 接続診断装置、判定回路および接続診断方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5800371B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022050620A1 (ko) * 2020-09-02 2022-03-10 삼성전자 주식회사 검출 회로 및 이를 포함하는 전자 장치
WO2023068694A1 (ko) * 2021-10-22 2023-04-27 삼성전자 주식회사 전자 장치 및 전자 장치의 케이블 연결 회로 검사 방법

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06300808A (ja) * 1993-04-19 1994-10-28 Fujitsu Ltd ケーブル配線検査方式
JPH10308796A (ja) * 1997-05-06 1998-11-17 Oki Electric Ind Co Ltd 装置間ケーブルの誤接続検出回路
JP2006302815A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Shimada Phys & Chem Ind Co Ltd 電子機器間のケーブルの誤接続を検出する方法、ケーブル誤接続検出システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06300808A (ja) * 1993-04-19 1994-10-28 Fujitsu Ltd ケーブル配線検査方式
JPH10308796A (ja) * 1997-05-06 1998-11-17 Oki Electric Ind Co Ltd 装置間ケーブルの誤接続検出回路
JP2006302815A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Shimada Phys & Chem Ind Co Ltd 電子機器間のケーブルの誤接続を検出する方法、ケーブル誤接続検出システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022050620A1 (ko) * 2020-09-02 2022-03-10 삼성전자 주식회사 검출 회로 및 이를 포함하는 전자 장치
WO2023068694A1 (ko) * 2021-10-22 2023-04-27 삼성전자 주식회사 전자 장치 및 전자 장치의 케이블 연결 회로 검사 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP5800371B2 (ja) 2015-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105700510B (zh) Can通信系统的错误分散检测方法及can通信系统
JP4091845B2 (ja) 電子モジュールを備えたネットワーク・ドキュメンテーション・システム
EP3462328B1 (en) Serial connection between management controller and microcontroller
US9221472B2 (en) Means of transport and method for wired data transmission between two vehicles which are detachably connected to one another
NO338821B1 (no) Rutingsanlegg for en undersjøisk elektronisk modul
CN103729333A (zh) 多路时隙共享的背板总线结构及其实现方法
US9294604B1 (en) Serial wrap-around redundancy system
JP5800371B2 (ja) 接続診断装置、判定回路および接続診断方法
US7546518B2 (en) Received data compensating device
CN105357040A (zh) 一种环形载most网络断环检测的方法及系统
US9910805B2 (en) Patch panel and distribution amplifier with configurable input/output module
JP2015165625A (ja) バルク伝送装置およびバルク伝送システムおよびバルク伝送方法
US20160132416A1 (en) Communication monitoring system
JP5804527B2 (ja) 電源接続装置
US9058294B2 (en) Programmable logic controller
JP5631796B2 (ja) 火災報知設備の中継器
JP2010252026A (ja) マルチプロトコル収容装置
US8625629B2 (en) Transmission/reception system and transmission/reception method
CN101453093A (zh) 跳线装置及跳线装置组合
JP2015195487A (ja) 電子機器、接続確認装置及び接続確認方法
CN113939467B (zh) 用于连接人员运送设备的控制装置的装置
JP5027445B2 (ja) 設備監視制御装置、データ中継器
KR100802732B1 (ko) Most 네트워크의 링 브레이크 자동 감지 및 복구fot 광 컨넥터 구조
CN100448204C (zh) 一种运作网络的方法
JP2006269213A (ja) ケーブル誤接続検出方式

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140905

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150616

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150728

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150820

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5800371

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees