JP2014218851A - 断熱マット - Google Patents

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隆 生野
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Xuan Wang
▲セン▼ 王
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Muhdeiyanserage Aruna Syanza Ruan Kumara Ratayake Rathunayake
ムウデイヤンセラゲ アルナ シャンザ ルアン クマラ ラタヤケ ラトゥナーヤケ
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Abstract

【課題】 人の出入り可能な空間を外界から遮蔽する遮蔽体、例えば建築物の壁への真空断熱材の施工作業と仕上げ材の施工作業とを一挙に効率よく且つ的確に行えるようにして作業能率向上を図る。【解決手段】 遮蔽体Wの一面Wfに縦横に整列配置し得るよう矩形平板状に形成され、且つ該一面に接合される断熱マットMが、矩形平板状に形成された真空断熱体Iと、その真空断熱体Iの表面Iaに接合されて該表面を覆う表面仕上げ材Aと、真空断熱体Iの裏面Ibに接合されて該裏面を覆う扁平で且つ伸縮可能な保護シートBとを備えていて、保護シートBが遮蔽体Wの前記一面に接合可能であり、真空断熱体Iは、断熱性及び通気性を有する矩形平板状の芯材Cと、非通気性の膜体で扁平な袋状に形成されて内部に芯材Cを収納する密閉袋体Fとを備え、且つその密閉袋体F内を芯材Cの収納状態で略真空に真空引きして構成される。【選択図】 図4

Description

本発明は、人の出入り可能な空間と外界とを遮蔽する遮蔽体(例えば建物、乗物、コンテナ等における壁、天井、床、窓、ドア、屋根、建具等)の一面に接合されて、該遮蔽体に対し断熱機能を付与するための断熱マットに関する。
従来より上記遮蔽体、例えば建築物の壁に対し断熱機能を付与するために種々の断熱材が使用されている。この場合、断熱材の施工には、例えば建築物の壁外面に断熱材を接合する外断熱工法や、壁内面に発泡性断熱材を充填成形する充填断熱工法等が知られるが、外断熱工法では、断熱材に地震等で気密破壊が生じて結露等が発生しても容易には確認できず、また建物全体の断熱性能を高めるためには断熱材層を外壁に広範囲に亘って厚く形成する必要があり、コスト面や施工面で問題があった。また充填断熱工法でも、構造体内部に断熱材を発泡成形するため、気密欠損による結露確認が容易にできず、また断熱性能を高めるためには、外断熱工法と同様、断熱材層を広範囲に亘り厚く形成する必要があり、コスト面や施工面において問題があった。
一方、冷蔵庫の断熱壁として真空断熱体を用いることは、例えば下記特許文献1に示すように既に知られている。この場合、真空断熱体としては、ガラス繊維等の断熱性及び通気性を有する扁平芯材と、非通気性の膜体で扁平な袋状に形成されて内部に芯材を収納する密閉袋体とを備えると共に、その密閉袋体内を芯材の収納状態で略真空に真空引きして製造されるものが既に知られている(例えば商品名:倉敷紡績株式会社製「ピグラス」)が、このような真空断熱材は、住宅や乗物等の断熱材として未だ普及していない。
特開2004−308691号公報
上記した真空断熱材は、その外側を覆う密閉袋体が薄くて傷つき易く、これに微小な孔や亀裂が生じると、密閉袋体内の真空度が下がって断熱性能が低下する虞れが有るため、これを例えば建築物等の壁の断熱材として転用しようとすると、断熱材を施工する作業の際に現場で密閉袋体を傷つけて断熱性能低下を来たし易く、このため、施工作業が煩雑になると共に熟練を要し、施工コストが嵩む等の問題がある。
更にこのような真空断熱材を部屋の内装材の内側に施工する場合には、その施工作業と、真空断熱材を体裁よく覆う内装材(表面仕上げ材)の施工作業とを順次に独立して行う必要がある上、その内装材の施工作業においても、真空断熱材の密閉袋体を傷つけないよう慎重に行う必要があり、全体として作業能率が低下する問題がある。更に断熱性能が低下した真空断熱材を交換する場合には、内装材を剥がした上で、その内側の真空断熱材の交換作業を行う必要があり、作業が面倒で能率が悪い等の問題もある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもので、建築物、乗物、コンテナ等における遮蔽体の断熱手段として上記真空断熱材を採用することで、その高度な断熱性能が建築物等に存分に生かせるようにし、またその際に真空断熱材の施工作業と表面仕上げ材の施工作業とを分離独立して行う必要を無くして、熟練を要することなく施工作業を能率よく的確に行えるようにし、更に施工後の交換作業も容易である断熱マットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、人の出入り可能な空間を外界から遮蔽する遮蔽体の一面に縦横に整列配置し得るよう矩形平板状に形成され、且つ該一面に接合されて前記遮蔽体に断熱機能を付与するための断熱マットであって、矩形平板状に形成された真空断熱体と、その真空断熱体の表面に接合されて該表面を覆う表面仕上げ材と、前記真空断熱体の裏面に接合されて該裏面を覆う扁平で且つ伸縮可能な保護シートとを積層、一体化して矩形平板状の断熱マット本体が構成されていて、その保護シートが前記遮蔽体の一面に接合可能であり、前記真空断熱体は、断熱性及び通気性を有する矩形平板状の芯材と、非通気性の膜体で扁平な袋状に形成されて内部に前記芯材を収納する密閉袋体とを備えると共に、その密閉袋体内を前記芯材の収納状態で略真空に真空引きして構成されることを特徴とする。
また請求項2の発明は、人の出入り可能な空間を外界から遮蔽する遮蔽体の一面に縦横に整列配置し得るよう矩形平板状に形成され、且つ該一面に接合されて前記遮蔽体に断熱機能を付与するための断熱マットであって、矩形平板状に形成された真空断熱体と、その真空断熱体の表面に接合されて該表面を覆う扁平で且つ伸縮可能な表側保護シートと、その表側保護シートの表面に接合されて該表側保護シートを覆う表面仕上げ材と、前記真空断熱体の裏面に接合されて該裏面を覆う扁平で且つ伸縮可能な裏側保護シートとを積層、一体化して矩形平板状の断熱マット本体が構成されていて、その裏側保護シートが前記遮蔽体の一面に接合可能であり、前記真空断熱体は、断熱性及び通気性を有する矩形平板状の芯材と、非通気性の膜体で扁平な袋状に形成されて内部に前記芯材を収納する密閉袋体とを備えると共に、その密閉袋体内を前記芯材の収納状態で略真空に真空引きして構成されることを特徴とする。
また請求項3の発明は、請求項1又は2の発明の前記特徴に加えて、前記断熱マット本体の外周面に、気密性を有する粘着材が全周に亘り付設され、前記断熱マット本体は、これが前記遮蔽体の一面に接合されたときに、該断熱マット本体と隣接して前記一面に接合される他の断熱マット本体との間が前記粘着材を介して気密に接合可能であることを特徴とする。
また請求項4の発明は、請求項1又は2の発明の前記特徴に加えて、前記真空断熱体の少なくとも前記表面には、グラスファイバーコートで被覆される合成樹脂製保護シートが接合され、前記表面仕上げ材は該グラスファイバーコート及び合成樹脂製保護シートを挟んで前記真空断熱体の表面に接合されることを特徴とする。
また請求項5の発明は、前記遮蔽体に植設されて該遮蔽体の前記一面より突出するアンカボルトを挿通させる挿通孔を前記断熱マット本体が有する、請求項1〜4の何れかに記載の断熱マットであって、前記真空断熱体には、前記挿通孔の一部を形成する円形孔が穿設され、前記密閉袋体には、前記円形孔の周囲を囲繞して該円形孔から密閉袋体内への空気の侵入を阻止するリング状のシール部が設けられることを特徴とする。
以上のように本発明の断熱マットは、遮蔽体の一面に縦横に整列配置し得るよう矩形平板状に形成され、且つ該一面に接合されて断熱機能を発揮する断熱マットであって、矩形平板状の真空断熱体と、その真空断熱体の表面に接合されて該表面を覆う表面仕上げ材と、真空断熱体の裏面に接合されて該裏面を覆う扁平で且つ伸縮可能な保護シートとを備えており、その保護シートが遮蔽体の一面に接合可能であるので、遮蔽体一面に対する真空断熱材の施工作業と表面仕上げ材の施工作業とを断熱マット単位で一挙に効率よく行うことができ、作業能率向上に大いに寄与することができる。即ち、その施工作業は、モジュール化された断熱マットを適宜枚数、遮蔽体一面に縦横に並べて該一面に接合するだけで足りるため、遮蔽体一面の所望の領域に対し、真空断熱材本来の高度な断熱性能や遮音性能を簡単且つ的確に付与することができて結露防止や音漏れ防止に効果的であり、しかもその作業に熟練を必要とせず、誰でも容易に作業を行うことができる。またその施工作業後の経年劣化や破損等で一部の断熱マットの真空度が一部低下した場合でも、その断熱マットだけを新品と迅速容易に張り替え、交換できるから、資源の無駄を無くすことができる。その上、工場等で断熱マットを製造する段階で、真空断熱材の表面及び裏面にそれぞれ表面仕上げ材及び保護シートが予め接合されるため、その真空断熱材の、薄く傷つき易い密閉袋体が表面仕上げ材及び保護シートで有効に保護され、従って、輸送時や施工時に該密閉袋体が傷ついて断熱性能の低下を来たすのを未然に効果的に回避可能となる。さらに高断熱性能の真空断熱材と遮蔽体との間に大きな温度差が生じても、その間の熱膨張差を真空断熱体の裏面に接合した保護シートの伸縮変形により無理なく吸収できるため、前記熱膨張差に因り真空断熱材(密閉袋体)の裏側が破損するの効果的に防止可能となる上、断熱マットが遮蔽体一面から剥離するのも効果的に防止可能となる。
また特に請求項2の発明によれば、真空断熱材の裏面に伸縮変形可能な裏側保護シートを接合するだけでなく、真空断熱材の表面と表面仕上げ材との間が、伸縮変形可能な表側保護シートを介して接合されるので、表面仕上げ材が金属板その他の伸縮変形不能又は変形しにくい比較的固い材料で構成された場合で、且つ表面仕上げ材と真空断熱材との間に大きな温度差(従って熱膨張差)が生じるような場合であっても、表側保護シートとして伸縮変形容易な材料を選定することで、前記熱膨張差に因り真空断熱材(密閉袋体)の表面側が破損するの効果的に防止可能となる上、表面仕上げ材が真空断熱材から剥離するのを効果的に防止可能となる。
また特に請求項3の発明によれば、矩形平板状の断熱マット本体の外周面に、気密性を有する粘着材が全周に亘り付設され、断熱マット本体は、これが遮蔽体一面に接合されたときに、断熱マット本体と隣接して遮蔽体一面に接合される他の断熱マット本体との間が粘着材を介して気密に接合可能であるので、遮蔽体一面に縦横に整列配置される断熱マット本体の隣接端縁間の隙間を通して熱や音が逃げるのを、その間を接合する気密粘着材で効果的に防止でき、これにより、断熱性能や遮音性能の更なる向上に寄与することができる。しかも相隣なる断熱マット相互間の結合強度が高められるため、断熱マットの剥がれ防止に有効である。
また特に請求項4の発明によれば、真空断熱体の少なくとも前記表面には、グラスファイバーコートで被覆される合成樹脂製保護シートが接合され、表面仕上げ材はグラスファイバーコート及び合成樹脂製保護シートを挟んで真空断熱体の表面に接合されるので、表仕上げ材を通して真空断熱材の密閉袋体が外力や振動等を受けて傷付くのをより効果的に防止でき、これにより、真空断熱材はその真空度低下を効果的に防止でき、長期間に亘り高い断熱性能を発揮可能となる。
また特に請求項5の発明によれば、真空断熱体には、アンカボルト挿通用の円形孔が穿設され、真空断熱体の密閉袋体には、前記円形孔の周囲を囲繞して該円形孔から密閉袋体内への空気の侵入を阻止するリング状のシール部が設けられるので、遮蔽体の一面よりアンカボルトが突出するような部位にも断熱マットを、その断熱性能を阻害することなく容易的確に設置可能となる。
本発明に係る断熱マットの第1実施形態を示す、一部を破断した全体斜視図 前記断熱マットの要部断面図(図1の2−2線断面図) 前記断熱マットの、図2に対応した分解断面図 前記断熱マットを遮蔽体(壁)に縦横に整列させて接合した状態を示す斜視図と、隣り合う断熱マット相互の接続部分を拡大して示す部分拡大断面図 本発明に係る断熱マットの第2実施形態を示す要部断面図(図2対応図) 本発明に係る断熱マットの第3実施形態を示す要部断面図(図2対応図) 本発明に係る断熱マットの第4実施形態を示す斜視図(図1対応図) 図7の8−8線断面図 本発明に係る断熱マットの第5実施形態を示す斜視図(図2対応図) 本発明に係る断熱マットの施工例を示す斜視図であって、(A)は床面への施工例、(B)は天井面への施工例、(C)は内壁面への施工例、(D)は外壁面への施工例である。 本発明に係る断熱マットの更に別の施工例を示す斜視図であって、(A)は引き戸タイプの内窓への施工例、(B)は折れ戸タイプの内窓への施工例、(C)は障子への施工例、(D)はドアへの施工例である。
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の各実施形態に基づいて以下に具体的に説明する。
図1には、本発明の第1実施形態に係る断熱マットMの単体斜視図が示されており、また図2には同マットの断面図が、図3にはその分解断面図が、図4には断熱マットMの施工例がそれぞれ示される。
断熱マットMは、人の出入り可能な空間Rを外界から遮蔽する遮蔽体W(例えば建物、乗物、コンテナ等における壁、天井、床、窓、ドア、屋根、建具等)の一面Wfに、図4に例示した如く縦横に整列配置し得るよう矩形平板状に形成されており、且つその遮蔽体Wの一面Wfに接合されて遮蔽体Wに高度な断熱機能を付与するために使用される。特に本実施形態においては、断熱マットMが縦横に簡単迅速に並べ易いように正方形状にモジュール化され、同一寸法・形態の断熱マットMが工場で大量生産可能となっている。
而して、その各々の断熱マットMは、矩形平板状に形成された真空断熱体Iと、その真空断熱体Iの表面Iaに接合されて該表面Iaを覆う表面仕上げ材Aと、前記真空断熱体Iの裏面Ibに接合されて該裏面Ibを覆う扁平で且つ伸縮可能な保護シートBとを備えており、その保護シートBが遮蔽体Wの一面Wfに接合可能である。
前記真空断熱体Iは、断熱性及び通気性を有する矩形平板状の芯材Cと、非通気性の膜体で扁平な袋状に形成されて内部に前記芯材Cを収納する密閉袋体Fとを備えると共に、その密閉袋体F内を前記芯材Cの収納状態で略真空に真空引きして構成される。
前記芯材Cとしては、例えばガラス繊維、セラミック繊維、シリカ繊維、アルミナ繊維、炭素繊維等の無機繊維、或いは、木綿等の天然繊維又はナイロン等の合成繊維等の有機繊維を無機バインダ(例えばコロイダルシリカ、アルミナゾル、水ガラス等)で繊維相互を付着させて所定形状に成形したものを使用する。尚、芯材Cの構成材としては、前記各繊維に代えて、ガラス、シリカ、アルミナ等の微細な粉体を無機バインダで相互に付着させて所定形状に成形したものを使用してもよい。
前記密閉袋体Fは、アルミ、その他の金属を蒸着した合成樹脂製フィルムよりなる所謂ガスバリアシートと呼ばれる非通気性の膜体Fa,Faであって矩形状に形成したものを2枚重ね合わせて、且つその周囲を熱圧着手段等で一体に接続することで矩形の扁平な袋状に形成される。その密閉袋体Fの内部に前記芯材Cが収納され、その収納後に前記真空引きの処理がなされる。そして、その真空引き後に芯材Cの周囲で膜体Fa,Faの重ね合わせた外周部に生じるフランジ状の接続部分1(図3の鎖線参照)は、図3の矢印及び実線に示すように折り返されて一方の膜体Faの表面に重合され、接着テープ又は接着剤等の固定手段を以て固定される。
尚、密閉袋体Fの内部には、真空引き後の密閉袋体F内の残存空気を物理的及び/又は化学的に吸着するゲッター剤Gが、前記芯材Cと共に収納される。
また表面仕上げ材Aは、真空断熱材Iの表面Ia(即ち表側の膜体Faの外面)に粘着性の接着剤2で接合される。この表面仕上げ材Aとして、本実施形態ではベースシートに無数の毛を植設してなるカーペット材を矩形に裁断したものが用いられるが、本発明では、その他の種々の表面仕上げ材、例えば合成樹脂製マット材、コルクボード材、合成樹脂製クロス材、塩ビマット、プリント合板、畳み材、不燃又は難燃性マット等の使用が可能である。
尚、本実施形態では、真空断熱材Iの表面Iaに表面仕上げ材Aを接着剤2により直接接着したものを示したが、後述する第5実施形態のように真空断熱材Iの表面Iaと表面仕上げ材Aとの間に、不織布等の伸縮可能な中間材(図示せず)を介在させ、この中間材を介して真空断熱材Iの表面Iaに表面仕上げ材Aを一体的に接合してもよい。
また前記保護シートBは、真空断熱材Iの裏面Ib(即ち裏側の膜体Faの外面)に接着剤2′で接合される。この保護シートBとして、本実施形態では不織布を矩形に裁断したものが用いられるが、本発明では、その他の伸縮可能な保護シート、例えばシリコン材、ゴム材、発泡性合成樹脂シート等の使用も可能である。
そして、この保護シートBは、その裏面を遮蔽体Wの一面Wfに対し接着剤2″その他の接合手段(例えば両面接着テープ、面ファスナー等)を以て接合可能となっている。また特に遮蔽体Wが床の場合には、保護シートBに滑り止め材(例えばシリコンマット等)を予め付設しておき、断熱マットMを床面に単に敷き並べて、滑り止め材の摩擦でずれ動かない程度に床面に保持するようにしてもよく、この場合は、保護シートBを床面に接着剤等で接着、固定する作業は省略可能となる。
以上説明したような真空断熱体Iは従来公知であり、本実施形態においても、市販の真空断熱体(例えば商品名:倉敷紡績株式会社製「ピグラス」)が使用可能である。
かくして、表面仕上げ材A、真空断熱体I及び保護シートBは、これらを積層、一体化して矩形平板状の断熱マット本体Mmを構成しており、その断熱マット本体Mmの外周面には、気密性を有する粘着材Nが全周に亘り付設される。
この粘着材Nとして、本実施形態では、断熱マット本体Mmの外周面に対応して帯状に形成される気密性を有する両面粘着テープNが使用される。この両面粘着テープNの一面は、断熱マット本体Mmの外周面に粘着、接合され、その他面には保護テープ3が容易に剥離可能に接合される。この保護テープ3は、断熱マットMの未使用状態での輸送時や保管時には両面粘着テープNを被覆、保護しており、また施工現場では作業者により随時に剥がせるようになっている。
そして断熱マット本体Mmは、これが遮蔽体Wの一面Wfに接合されたときに、該断熱マット本体Mmと隣接して前記一面Wfに接合される他の断熱マット本体Mmとの間が、保護テープ3を剥がすことで露出状態となる両面粘着テープNを介して気密に接合可能となる(図4参照)。尚、本発明において、粘着材としては、実施形態のような両面粘着テープNに限定されず、例えば断熱マット本体Mmの外周面に粘着材を所定の厚みで塗布し、その外面を保護テープ3で剥離可能に被覆するようにしてもよい。
次に本実施形態の作用を説明する。正方形状にモジュール化された本発明に係る断熱マットMは、人の出入り可能な空間Rを外界から遮蔽する遮蔽体W(例えば建物、乗物、コンテナ等における壁、天井、床、窓、ドア、屋根、建具等)の一面Wfに、図4に例示した如く作業者が一枚ずつ縦横に整列させて且つ表面仕上げ材Aが表側となるようにして敷き並べられると共に、その各マットMの裏側の保護シートBを遮蔽体Wの一面Wfに接着剤2等の接合手段により接合し、その際に相隣なる断熱マットMの隣接端縁間は、断熱マット本体Mmの外周に付設された両面粘着テープNを介して気密に接合される。
そして、その各断熱マットMは、平板状の真空断熱体Iと、その真空断熱体Iの表面Iaに接合されて該表面を覆う表面仕上げ材Aと、真空断熱体Iの裏面Ibに接合されて該裏面を覆う扁平で且つ伸縮可能な保護シートBとを備えており、その保護シートBが遮蔽体Wの一面Wfに接合可能であるので、遮蔽体一面Wfに対する真空断熱材Iの施工作業と表面仕上げ材Aの施工作業とを断熱マットM単位で一挙に効率よく行うことができ、作業能率向上に大いに寄与することができる。
而して、その施工作業は、モジュール化された断熱マットMを適宜枚数、遮蔽体一面Wfに縦横に並べて該一面Wfに接合するだけで足りるため、遮蔽体一面Wfの所望の領域に対し、真空断熱材Iが本来有する高度な断熱性能及び遮音性能を簡単に付与可能となって、結露防止や音漏れ防止の対策上、極めて効果的であり、しかもその作業に熟練を必要とせず、誰でも容易且つ的確に作業を行うことができる。
またその施工作業後の経年劣化や破損等で一部の断熱マットM(真空断熱材I)の真空度が低下した場合でも、その低下した断熱マットMだけを新品と迅速容易に張り替え、交換できるから、資源の無駄を無くすことができる。
その上、工場等で断熱マットMを製造する段階で、真空断熱材Iの表面Ia及び裏面Ibにそれぞれ表面仕上げ材A及び保護シートBが予め接合されるため、その真空断熱材Iの、薄く傷つき易い密閉袋体Fが表面仕上げ材A及び保護シートBで有効に保護される。これにより、輸送時や施工時に該密閉袋体Fが傷ついて断熱性能低下を来たすのを未然に効果的に回避可能となる。
さらに真空断熱体Iの裏面Ibが、これに接合した伸縮容易な不織布よりなる保護シートBを挟んで遮蔽体一面Wfに接合可能であることから、高断熱性能の真空断熱材Iと遮蔽体Wとの間に大きな温度差が生じても、その間の熱膨張差を保護シートBの伸縮変形により無理なく吸収できる。これにより、上記熱膨張差に因り真空断熱材I(特に密閉袋体F)の裏側が破損するの効果的に防止し得るばかりか、その熱膨張差に起因して断熱マットMが遮蔽体一面Wfから剥離するのを効果的に防止可能となる。
また断熱マット本体Mmは、これが遮蔽体一面Wfに接合されたときに、該断熱マット本体Mmと隣接して遮蔽体一面Wfに接合される他の断熱マット本体Mmとの間が、保護テープ3を剥がすことで露出状態となる両面粘着テープNを介して気密に接合される。これにより、遮蔽体一面Wfに縦横に整列配置される断熱マット本体Mmの隣接端縁間の隙間を通して熱や音が逃げるのを、その間を接合する両面粘着テープNで効果的に防止できるため、断熱性能や遮音性能の向上に大いに寄与することができる。しかも相隣なる断熱マットM,Mの相互間の結合強度が高められるから、個々の断熱マットMの剥がれ防止に有効である。
次に図5を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。この実施形態では、断熱マット本体Mmの外周面には、発泡ウレタン等の伸縮変形可能な材料で形成される縁枠部材5が接着剤等の接合手段で接合されており、その縁枠部材5の外周面に、気密性を有する粘着材としての帯状の両面粘着テープNの一面が接合される。この両面粘着テープNの他面には、第1実施形態と同様、保護テープ3が容易に剥離可能に接合されており、この保護テープ3は、施工現場で作業者により随時に剥がされる。
而して本実施形態でも、第1実施形態と基本的に同様の作用効果が達成され、更に断熱マット本体Mmの外周面を伸縮変形可能な縁枠部材5で被覆したことで、断熱マット本体Mmの外周面の多少の凹凸を縁枠部材5の伸縮変形で吸収でき、両面粘着テープNの接合面をより平坦化して該テープNの接合性を高めることができる。
次に図6を参照して、本発明の第3実施形態を説明する。この実施形態では、真空断熱体Iの少なくとも表面Ia(本実施形態では全外面)に、グラスファイバーコートGFで被覆される合成樹脂製保護シートSが接着剤等の接合手段を以て接合される。従って表面仕上げ材AはグラスファイバーコートGF及び合成樹脂製保護シートSを挟んで真空断熱体Iの外面に接合されることとなり、それらグラスファイバーコートGF及び合成樹脂製保護シートSで真空断熱体Iの外面が強力に保護されるため、表面仕上げ材Aを通して真空断熱材Iの密閉袋体Fが外力や振動等を受けて傷付くのを効果的に防止できる。これにより、真空断熱材Iはその真空度低下を効果的に防止できるから、長期間に亘り高い断熱性能を発揮することができる。
次に図7,8を参照して、本発明の第4実施形態を説明する。この実施形態は、第3実施形態の変形例であって、断熱マットMが、遮蔽体Wに植設されて遮蔽体Wの一面Wfより突出するアンカボルトXを挿通させるための挿通孔Hを有している。即ち、その断熱マットMにおいて真空断熱体Iには、前記挿通孔Hの一部を形成する円形孔Hiが穿設され、真空断熱体Iの密閉袋体Fには、前記円形孔Hiの周囲を囲繞して該円形孔Hiから密閉袋体F内への空気の侵入を阻止するリング状のシール部Fsが設けられる。そのシール部Fsは、密閉袋体Fを構成する一対の膜体Fa,Faの円形孔Hi周辺部を重ね合わせて熱圧着手段等で一体に接続することで得られる。
従って、本実施形態では、遮蔽体一面WfよりアンカボルトXが突出するような部位にも断熱マットMを、その断熱性能を阻害することなく容易且つ的確に設置可能となる。
次に図9を参照して、本発明の第5実施形態を説明する。この実施形態では、断熱マットMは、矩形平板状に形成された真空断熱体Iと、その真空断熱体Iの表面Iaに接着剤2を介して接合されて該表面Iaを覆う扁平で且つ伸縮可能な表側保護シートB′と、その表側保護シートB′の表面に接着剤2を介して接合されて該表側保護シートB′を覆う表面仕上げ材Aと、真空断熱体Iの裏面Ibに接着剤2′を介して接合されて該裏面Ibを覆う扁平で且つ伸縮可能な裏側保護シートBとを積層、一体化して矩形平板状の断熱マット本体Mmが構成されており、本実施形態でも、第1実施形態と同様、裏側の保護シートBが遮蔽体一面Wfに接合可能となっている。
即ち、本第5実施形態は、前記した第1実施形態のマット構造において、真空断熱材Iの裏面Ibに伸縮変形可能な材料(図示例は不織布)よりなる裏側保護シートBを接合するだけでなく、真空断熱材Iの表面Iaと表面仕上げ材Aとの間が、伸縮変形可能な材料(図示例は不織布)よりなる表側保護シートB′を介して接合される点に特徴があり、また表面仕上げ材Aとしては第1実施形態のカーペット材に代えて、鋼板等の金属板が用いられる。尚、表側保護シートB′として、本実施形態では不織布を矩形に裁断したものが用いられるが、本発明では、裏側保護シートBと同様、その他の伸縮可能な保護シート、例えばシリコン材、ゴム材、発泡性合成樹脂シート等の使用も可能である。
そして、このように表面仕上げ材Aが、伸縮変形不能又は変形しにくい比較的固い材料(例えば本実施形態の金属板の他、裏地のないPタイル、陶磁器製のタイル等)で構成された場合で、且つ表面仕上げ材Aと真空断熱材Iとの間に大きな温度差(従って熱膨張差)が生じるような場合であっても、真空断熱材Iの表面Iaと表面仕上げ材Aとの間に伸縮変形容易な材料(例えば不織布)よりなる表側保護シートB′が介装されるため、前記熱膨張差に因り真空断熱材I(密閉袋体F)の表面側が破損するの効果的に防止できる上、表面仕上げ材Aが真空断熱材Iから剥離するのを効果的に防止できる。
ところで真空断熱材Iは、その外周端部よりアルミガスバリア(密閉袋体F)を通じて熱橋、即ち熱が裏側に回り込む可能性があり、その熱橋のリスクを回避するために、例えば表側保護シートB′を構成する不織布に、シリカ等の断熱材料を付加したエアロゲル(例えばシリカエアロゲル)を含浸させることで、その保護シートB′を特殊断熱材として機能させることが有効である。
尚、本発明では、前記第5実施形態の断熱マット構造をベースとして、これに前記第2〜第4の各実施形態の特徴構造(即ち第1実施形態に対し付加された構造)を組み合わせるようにしてもよい。
また図10は、本発明に係る断熱マットの施工例を示す斜視図である。このうち、(A)は遮蔽体としての建物の床Wの一面(即ち床面Wf)に複数の断熱マットM・・を整列配置して接合した施工例が示される。また(B)は遮蔽体としての建物の天井Wの一面(即ち天井面Wf)に複数の断熱マットM・・を整列配置して接合した施工例が示される。また(C)は遮蔽体としての建物の内壁Wの一面(即ち内側面Wf)に複数の断熱マットM・・を整列配置して接合した施工例が示される。また(D)は遮蔽体としての建物の外壁Wの一面(即ち外側面Wf)に複数の断熱マットM・・を整列配置して接合した施工例が示される。
さらに図11は、本発明に係る断熱マットの更に別の施工例を示す斜視図である。このうち、(A)は遮蔽体としての建物の引き戸タイプの内窓Wの内側面Wfに複数の断熱マットM・・を整列配置して接合した施工例が示される。また(B)は遮蔽体としての建物の折れ戸タイプの内窓Wの内側面Wfに複数の断熱マットM・・を整列配置して接合した施工例が示される。また(C)は遮蔽体としての建物の障子Wの内側面Wfに複数の断熱マットM・・を整列配置して接合した施工例が示される。また(D)は遮蔽体としての建物のドアWの内側面Wfに複数の断熱マットM・・を整列配置して接合した施工例が示される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はそれら実施形態に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施形態が可能である。
例えば、前記実施形態では、断熱マットMを縦横同寸の正方形状に形成したものを示したが、本発明では、長方形状に形成してもよい。
また前記実施形態では、人の出入り可能な空間Rを外界から遮蔽する遮蔽体Wとして建物の壁、天井、床、窓、ドア、建具を例示して、これの一面Wfに断熱マットMを縦横に整列、接合するようにしたものを示したが、建物における遮蔽体の、その他の部位、例えば軒下や屋根裏等の一面に断熱マットMを縦横に整列、接合するようにしてもよい。また本発明では、建物以外の遮蔽体W、例えば乗物やコンテナ等における壁、天井、床、窓、ドア、屋根等の一面に断熱マットMを縦横に整列、接合するようにしてもよい。
A・・・・・表面仕上げ材
B・・・・・保護シート(裏側保護シート)
B′・・・・表側保護シート
C・・・・・真空断熱体の芯材
F・・・・・真空断熱体の密閉袋体
Fa・・・・密閉袋体を構成する膜体
Fs・・・・シール部
GF・・・・グラスファイバーコート
H・・・・・挿通孔
Hi・・・・円形孔
I・・・・・真空断熱体
Ia・・・・真空断熱体の表面
Ib・・・・真空断熱体の裏面
M・・・・・断熱マット
Mm・・・・断熱マット本体
N・・・・・粘着材としての両面粘着テープ
R・・・・・空間
S・・・・・合成樹脂製保護シート
W・・・・・遮蔽体
Wf・・・・一面

Claims (5)

  1. 人の出入り可能な空間(R)を外界から遮蔽する遮蔽体(W)の一面(Wf)に縦横に整列配置し得るよう矩形平板状に形成され、且つ該一面(Wf)に接合されて前記遮蔽体(W)に断熱機能を付与するための断熱マットであって、
    矩形平板状に形成された真空断熱体(I)と、その真空断熱体(I)の表面(Ia)に接合されて該表面(Ia)を覆う表面仕上げ材(A)と、前記真空断熱体(I)の裏面(Ib)に接合されて該裏面(Ib)を覆う扁平で且つ伸縮可能な保護シート(B)とを積層、一体化して矩形平板状の断熱マット本体(Mm)が構成されていて、その保護シート(B)が前記遮蔽体(W)の前記一面(Wf)に接合可能であり、
    前記真空断熱体(I)は、断熱性及び通気性を有する矩形平板状の芯材(C)と、非通気性の膜体(Fa)で扁平な袋状に形成されて内部に前記芯材(C)を収納する密閉袋体(F)とを備えると共に、その密閉袋体(F)内を前記芯材(C)の収納状態で略真空に真空引きして構成されることを特徴とする断熱マット。
  2. 人の出入り可能な空間(R)を外界から遮蔽する遮蔽体(W)の一面(Wf)に縦横に整列配置し得るよう矩形平板状に形成され、且つ該一面(Wf)に接合されて前記遮蔽体(W)に断熱機能を付与するための断熱マットであって、
    矩形平板状に形成された真空断熱体(I)と、その真空断熱体(I)の表面(Ia)に接合されて該表面(Ia)を覆う扁平で且つ伸縮可能な表側保護シート(B′)と、その表側保護シート(B′)の表面に接合されて該表側保護シート(B′)を覆う表面仕上げ材(A)と、前記真空断熱体(I)の裏面(Ib)に接合されて該裏面(Ib)を覆う扁平で且つ伸縮可能な裏側保護シート(B)とを積層、一体化して矩形平板状の断熱マット本体(Mm)が構成されていて、その裏側保護シート(B)が前記遮蔽体(W)の前記一面(Wf)に接合可能であり、
    前記真空断熱体(I)は、断熱性及び通気性を有する矩形平板状の芯材(C)と、非通気性の膜体(Fa)で扁平な袋状に形成されて内部に前記芯材(C)を収納する密閉袋体(F)とを備えると共に、その密閉袋体(F)内を前記芯材(C)の収納状態で略真空に真空引きして構成されることを特徴とする断熱マット。
  3. 前記断熱マット本体(Mm)の外周面に、気密性を有する粘着材(N)が全周に亘り付設され、
    前記断熱マット本体(Mm)は、これが前記遮蔽体(W)の前記一面(Wf)に接合されたときに、該断熱マット本体(Mm)と隣接して前記一面(Wf)に接合される他の断熱マット本体(Mm)との間が前記粘着材(N)を介して気密に接合可能であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の断熱マット。
  4. 前記真空断熱体(I)の少なくとも前記表面(Ia)には、グラスファイバーコート(GF)で被覆される合成樹脂製保護シート(S)が接合され、前記表面仕上げ材(A)は該グラスファイバーコート(GF)及び合成樹脂製保護シート(S)を挟んで前記真空断熱体(I)の表面(Ia)に接合されることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の断熱マット。
  5. 前記遮蔽体(W)に植設されて該遮蔽体(W)の前記一面(Wf)より突出するアンカボルト(X)を挿通させる挿通孔(H)を前記断熱マット本体(Mm)が有する、請求項1〜4の何れかに記載の断熱マットであって、
    前記真空断熱体(I)には、前記挿通孔(H)の一部を形成する円形孔(Hi)が穿設され、前記密閉袋体(F)には、前記円形孔(Hi)の周囲を囲繞して該円形孔(Hi)から密閉袋体(F)内への空気の侵入を阻止するリング状のシール部(Fs)が設けられることを特徴とする断熱マット。
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