JP2014218440A - 毛髪修復剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】損傷度合いの大きな毛髪に対しても、1回使用するだけで、高い修復効果を発現させ得る画期的な毛髪修復剤を提供する。
【解決手段】アミノ酸類(L−システイン、L−リジン塩酸塩、L−アルギニン)、プロポリス、グリセリン、ブチルグリコール、フコイダン、ヒアルロン酸、香料、精製水等を所定の割合で混合することによって、毛髪修復剤を調製した。そして、当該毛髪修復剤を用いてダメージの大きな毛髪の修復を試みたところ、枝毛等のダメージを効果的に修復することができ、毛髪に艶、ハリ、潤いを付与することが可能であった。
【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪の化学的処理(パーマネント処理、ブリーチ処理、染毛処理等)や加熱による毛髪の損傷を修復するための毛髪修復剤に関するものである。
毛髪にパーマネントを施すための所謂パーマ液は、毛髪を還元させた後に酸化させることによって、毛髪にウェーブを付与したり、縮毛やくせ毛等を矯正したりするものであるため、毛髪のキューティクルの剥離、枝毛、切れ毛、折れ毛、ポーラス毛、炭化毛といった毛髪の損傷を招き易い。また、毛髪を加熱することによるパーマネント処理も、毛髪の損傷を招き易い。そのため、損傷した毛髪を修復するための修復剤が開発されており、その修復剤に用いる組成物として、特許文献1の如く、加水分解ケラチンおよびイノシットヘキサリン酸を含有した毛髪修復剤が開発されている。
特開平10−175824号公報
しかしながら、特許文献1の如き毛髪修復剤は、損傷度合いが低い毛髪に対しては、ある程度の修復効果を発現するものの、損傷度合いの大きな毛髪に対しては、十分な修復効果を発現できない、という不具合がある。
本発明の目的は、上記従来の毛髪修復剤の問題点を解消し、損傷度合いの大きな毛髪に対しても、1回使用するだけで、高い修復効果を発現させ得る画期的な毛髪修復剤を提供することにある。
本発明の内、請求項1に記載された発明は、毛髪の化学的処理による損傷を修復するための毛髪修復剤であって、プロポリスを含有することを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、フコイダンを含有することを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1、または請求項2に記載された発明において、アミノ酸またはその誘導体を含有することを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項1〜3のいずれかに記載された発明において、ヒアルロン酸またはその誘導体を含有することを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明は、請求項1〜4のいずれかに記載された発明において、アミノ酸が、システイン、リシン、アルギニンあるいはそれらの誘導体の内の1種、または2種以上を混合してなるものであることを特徴とするものである。
本発明に係る毛髪修復剤によれば、損傷度合いの大きな毛髪に対して1回使用するだけで、高い修復効果を発現させ、枝毛、ポーラス毛、炭化毛等がなく、艶とハリがある毛髪に修復させることが可能となる。
本発明に係る毛髪修復剤は、プロポリスを含有することを特徴とするものである。本発明でいうプロポリス(Propolis)とは、植物が分泌した種々の物質をミツバチが採集して営巣に用いる粘着性の物質のことであり、所謂、蜂ヤニのことである。本発明に係る毛髪修復剤には、このプロポリスの固形分濃度が10%〜30%の抽出溶液(エタノール溶液等)を、0.5〜15.0質量%含有させるのが好ましく、1.0〜5.0質量%含有させるのがより好ましく、2.0〜4.0質量%含有させるのが特に好ましい(したがって、固形分濃度としては、0.05質量%〜4.5質量%含有させるのが好ましく、0.1質量%〜1.5質量%含有させるのがより好ましく、0.2質量%〜1.2質量%含有させるのが特に好ましい)。また、プロポリスの抽出溶液としては、固形分濃度が約20%の抽出溶液を用いるのが最も好ましい。プロポリスの添加量が、上記した範囲を下回ると(固形分濃度が0.05質量%を下回ると)、十分な毛髪の損傷の修復効果が得られないので好ましくなく、プロポリスの添加量が、上記した範囲を上回ると(固形分濃度が4.5質量%を上回ると)、不経済である上、毛髪のべとつき感が高くなり、毛髪の洗浄が困難となったり、毛髪修復剤の臭いが不良となったりするので好ましくない。
また、本発明に係る毛髪修復剤には、必要に応じてアミノ酸もしくはその誘導体を含有させることができる。アミノ酸もしくはその誘導体としては、アラニン、アルギニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、リシン(あるいはリジン)、グルタミン、グルタミン酸、あるいはそれらの塩酸塩、硫酸塩等の誘導体等を用いることができるが、システイン、リシン、アルギニンの内の1種、または2種以上を混合してなるものであると、少ない分量で、毛髪に効率的に艶、ハリや潤いを付与することが可能となるので好ましい。加えて、システイン(L−システイン)、リシン(L−リシン)、アルギニン(L−アルギニン)、あるいはそれらの塩酸塩の内の2種以上の組み合わせを用いると、毛髪にきわめて効率的に艶、ハリや潤いを付与することができるのでより好ましい。
本発明に係る毛髪修復剤には、上記したアミノ酸またはその誘導体を、0.05〜10質量%含有させるのが好ましく、0.1〜5質量%含有させるのがより好ましい。アミノ酸またはその誘導体の含有量が、上記した範囲を下回ると、プロポリスとの相乗作用が得られず、十分な毛髪の損傷防止効果、艶、ハリや潤いの付与効果が得られないので好ましくなく、アミノ酸またはその誘導体の含有量が、上記した範囲を上回ると、不経済である上、毛髪の損傷を助長してしまう虞れがあるので好ましくない。
一方、本発明に係る毛髪修復剤におけるアミノ酸に対するプロポリスの添加比率は、特に限定されないが、当該添加比率が0.5〜2,000%であると、プロポリスとアミノ酸との相乗作用によって、非常に良好な毛髪の損傷防止効果、艶、ハリや潤いの付与効果が得られるので好ましく、20〜500%であるとより好ましく、30〜90%であると一段と好ましい。
さらに、本発明に係る毛髪修復剤には、必要に応じて、各種のアルコールや発酵アルコール、グリコール類(ブチルグリコール等)、植物から抽出したエキス、防腐剤、香料、粘度調整剤、PH調整剤等を添加することも可能である。
さらに、本発明に係る毛髪修復剤に、フコイダン(硫酸多糖の一種であり、昆布、ワカメ等の褐藻類の粘質物に多く含まれる食物繊維)を添加すると、毛髪の損傷を効果的に修復できる上、毛髪に効率的に艶、ハリや潤いを付与することができるのでより好ましい。フコイダンの添加量は、特に限定されないが、本発明に係る毛髪修復剤には、0.1〜15質量%含有させるのが好ましく、1〜6質量%含有させるのがより好ましい。フコイダンの含有量が、0.1質量%を下回ると、プロポリスとの相乗作用が得られず、十分な毛髪の修復効果、艶、ハリや潤いの付与効果が得られないので好ましくなく、フコイダンの含有量が、15質量%を上回ると、不経済である上、処理後の毛髪の仕上がりがべとついた感じになるので好ましくない。
また、本発明に係る毛髪修復剤には、必要に応じて、ヒアルロン酸(特に高分子ヒアルロン酸)等の保湿剤(水分調整剤)等を添加することも可能である。なお、本発明に係る毛髪修復剤にヒアルロン酸を添加する場合には、その添加量は特に限定されないが、0.005〜5質量%であると、毛髪の保湿性および経済性の観点から好ましく、0.05〜3質量%であるとより好ましい。加えて、本発明に係る毛髪修復剤にヒアルロン酸を添加する場合には、高分子ヒアルロン酸とヒアルロン酸ナトリウムとを混合して用いるのが好ましく、その混合比が、30重量部:70重量部〜70重量部:30重量部の範囲内にあると、より好ましい。
なお、本発明に係る毛髪修復剤の製造に当たっては、製造方法は特に限定されるものではないが、必要に応じて、原料あるいは原料の混合液を、30℃〜100℃の温度範囲内で加熱するのが好ましい。
以下、実施例によって本発明に係る毛髪修復剤についてより詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例の態様に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更することが可能である。また、実施例における物性、特性の評価方法は以下の通りである。なお、下記の各官能評価においては、被験者3名分の各評価結果の平均的な段階(◎,○,△,×)を最終的な評価結果とした。
<毛髪の損傷の修復度>
枝毛等、毛髪の損傷(ダメージ)が大きな被験者3名を選択し、それらの被験者の毛髪に、実施例および比較例で得られた毛髪修復剤を、所定の分量(約20g)だけ入念に(毛髪全体に行き渡るように)塗布し、約10分間放置してから、約50℃で15分間に亘って加熱し、2分間放置して自然冷却させた。しかる後、洗髪して毛髪修復剤を十分に除去し、ドライヤーで乾燥させた。そして、乾燥させた後の毛髪の修復度合いを、美容師によって下記の4段階で官能評価した。(なお、最終的な評価結果は、3名の被験者の各評価結果の中間のものとした。)
◎:毛髪の損傷(キューティクルの剥離、枝毛、切れ毛等)が修復されており、毛髪に十分な艶、ハリや潤いがある。
○:毛髪の損傷が概ね修復されており、毛髪に艶、ハリや潤いがある。
△:毛髪の損傷があまり修復されておらず、毛髪に艶、ハリや潤いがほとんど見られない。
×:毛髪の損傷がほとんど修復されておらず、毛髪に艶、ハリや潤いが全く見られない。
[実施例1]
<毛髪修復剤の調製>
下記の各成分を混合・攪拌することによって、実施例1の毛髪修復剤を得た。すなわち、約80℃に加熱した精製水中に、L−システイン、L−リジン塩酸塩、L−アルギニンを混合して攪拌する一方(溶液A)、プロポリス、グリセリン、ブチルグリコールを混合して攪拌した(溶液B)。しかる後、溶液A,Bとフコイダンとを混合して攪拌し、混合液を約70℃まで再加熱した後、常温まで冷却し、ヒアルロン酸、香料を混合して攪拌することによって、実施例1の毛髪修復剤を得た。
<毛髪修復剤の成分>
・アミノ酸類
・L−システイン:0.7質量%
・L−リジン塩酸塩:0.7質量%
・L−アルギニン:0.7質量%
・プロポリス(固形分濃度20%のエタノール抽出液): 3.0質量%(固形分0.6質量%)
・グリセリン:50質量%
・ブチルグリコール:20.0質量%
・フコイダン:10.0質量%
・ヒアルロン酸(高分子ヒアルロン酸とヒアルロン酸ナトリウムとを重量比1:1で混合したもの):2.0質量%
・香料:0.5質量%
・精製水:残余量
そして、得られた実施例1の毛髪修復剤を用いて、上記した方法で、毛髪の損傷の修復度を評価した。評価結果を毛髪修復剤の組成とともに表1に示す。
[実施例2,3]
添加するアミノ酸類を、それぞれL−システイン 0.1質量%、0.7質量%に変更した以外は、実施例1と同様な方法で実施例2,3の毛髪修復剤を得た。そして、得られた各毛髪修復剤を用いて、実施例1と同様な方法で毛髪の損傷の修復度を評価した。評価結果を毛髪修復剤の組成とともに表1に示す。
[実施例4,5]
添加するアミノ酸類を、それぞれL−リジン塩酸塩 0.1質量%、0.7質量%に変更した以外は、実施例1と同様な方法で実施例4,5の毛髪修復剤を得た。そして、得られた各毛髪修復剤を用いて、実施例1と同様な方法で毛髪の損傷の修復度を評価した。評価結果を毛髪修復剤の組成とともに表1に示す。
[実施例6]
添加するアミノ酸類をトリプトファン 2.1質量%に変更した以外は、実施例1と同様な方法で実施例6の毛髪修復剤を得た。そして、得られた毛髪修復剤を用いて、実施例1と同様な方法で毛髪の損傷の修復度を評価した。評価結果を毛髪修復剤の組成とともに表1に示す。
[実施例7,8]
プロポリスの添加量を、それぞれ0.5質量%(固形分0.1質量%)、5.0質量%(固形分1.0質量%)に変更した以外は、実施例1と同様な方法で実施例7,8の毛髪修復剤を得た。そして、得られた各毛髪修復剤を用いて、実施例1と同様な方法で毛髪の損傷の修復度を評価した。評価結果を毛髪修復剤の組成とともに表1に示す。
[実施例9,10]
フコイダンの添加量を、それぞれ2.0質量%、20.0質量%に変更した以外は、実施例1と同様な方法で実施例9,10の毛髪修復剤を得た。そして、得られた各毛髪修復剤を用いて、実施例1と同様な方法で毛髪の損傷の修復度を評価した。評価結果を毛髪修復剤の組成とともに表1に示す。
[実施例11,12]
ヒアルロン酸の添加量を、それぞれ0.1質量%、5.0質量%に変更した以外は、実施例1と同様な方法で実施例11,12の毛髪修復剤を得た。そして、得られた各毛髪修復剤を用いて、実施例1と同様な方法で毛髪の損傷の修復度を評価した。評価結果を毛髪修復剤の組成とともに表1に示す。
[実施例13]
<毛髪修復剤の調製>
下記の各成分を混合・攪拌することによって、実施例13の毛髪修復剤を得た。すなわち、約80℃に加熱した精製水中に、プロポリス、グリセリン、ブチルグリコールを混合して攪拌した。しかる後、その混合溶液を約70℃まで再加熱した後、常温まで冷却し、香料を混合して攪拌することによって、実施例13の毛髪修復剤を得た。
<毛髪修復剤の成分>
・プロポリス(固形分濃度20%のエタノール抽出液): 3.0質量%(固形分0.6質量%)
・グリセリン:50質量%
・ブチルグリコール:20.0質量%
・香料:0.5質量%
・精製水:残余量
そして、得られた実施例13の毛髪修復剤を用いて、実施例1と同様な方法で、毛髪の損傷の修復度を評価した。評価結果を毛髪修復剤の組成とともに表1に示す。
[実施例14]
<毛髪修復剤の調製>
下記の各成分を混合・攪拌することによって、実施例14の毛髪修復剤を得た。すなわち、約80℃に加熱した精製水中に、プロポリス、グリセリン、ブチルグリコールを混合して攪拌した。しかる後、その混合溶液にフコイダンを混合して攪拌し、約70℃まで再加熱した後、常温まで冷却し、香料を混合して攪拌することによって、実施例14の毛髪修復剤を得た。
<毛髪修復剤の成分>
・プロポリス(固形分濃度20%のエタノール抽出液): 3.0質量%(固形分0.6質量%)
・グリセリン:50質量%
・ブチルグリコール:20.0質量%
・フコイダン:10.0質量%
・香料:0.5質量%
・精製水:残余量
そして、得られた実施例14の毛髪修復剤を用いて、実施例1と同様な方法で、毛髪の損傷の修復度を評価した。評価結果を毛髪修復剤の組成とともに表1に示す。
[比較例1]
<毛髪修復剤の調製>
下記の各成分を常温下で混合・攪拌することによって、比較例1の毛髪修復剤を得た。
<毛髪修復剤の成分>
・加水分解ケラチン: 20.0質量%
・イノシットヘキサリン酸:0.2質量%
・ジプロピレングリコール:5.0質量%
・ポオキシエチレン硬化ヒマシ油:1.0質量%
・香料:0.2質量%
・精製水:残余量
そして、得られた比較例1の毛髪修復剤を用いて、実施例1と同様な方法で、毛髪の損傷の修復度を評価した。評価結果を毛髪修復剤の組成とともに表1に示す。
[比較例2]
<毛髪修復剤の調製>
下記の各成分を混合・攪拌することによって、比較例2の毛髪修復剤を得た。すなわち、約80℃に加熱した精製水中に、グリセリン、ブチルグリコールを混合して攪拌した。しかる後、その混合溶液にフコイダンを混合して攪拌し、約70℃まで再加熱した後、常温まで冷却し、香料を混合して攪拌することによって、比較例2の毛髪修復剤を得た。
<毛髪修復剤の成分>
・グリセリン:50質量%
・ブチルグリコール:20.0質量%
・フコイダン:10.0質量%
・香料:0.5質量%
・精製水:残余量
そして、得られた比較例2の毛髪修復剤を用いて、実施例1と同様な方法で、毛髪の損傷の修復度を評価した。評価結果を毛髪修復剤の組成とともに表1に示す。
[比較例3]
<毛髪修復剤の調製>
下記の各成分を混合・攪拌することによって、比較例2の毛髪修復剤を得た。すなわち、約80℃に加熱した精製水中に、L−システイン、L−リジン塩酸塩、L−アルギニンを混合して攪拌する一方(溶液A)、グリセリン、ブチルグリコールを混合して攪拌した(溶液B)。しかる後、溶液A,Bとフコイダンとを混合して攪拌し、混合液を約70℃まで再加熱した後、常温まで冷却し、香料を混合して攪拌することによって、比較例3の毛髪修復剤を得た。
<毛髪修復剤の成分>
・アミノ酸類
・L−システイン:0.7質量%
・L−リジン塩酸塩:0.7質量%
・L−アルギニン:0.7質量%
・グリセリン:50質量%
・ブチルグリコール:20.0質量%
・フコイダン:10.0質量%
・香料:0.5質量%
・精製水:残余量
そして、得られた比較例3の毛髪修復剤を用いて、実施例1と同様な方法で、毛髪の損傷の修復度を評価した。評価結果を毛髪修復剤の組成とともに表1に示す。
Figure 2014218440
表1から、本発明に係る毛髪修復剤は、枝毛等のダメージの大きな毛髪の修復機能に優れている上、毛髪に艶、ハリや潤いを付与できることが分かる。これに対して、プロポリスを使用していない比較例1〜3の毛髪修復剤は、ダメージの大きな毛髪の修復機能をほとんど発揮し得ないことが分かる。
本発明に係る毛髪修復剤は、上記の如く優れた効果を奏するものであるので、枝毛等のダメージの大きな毛髪を修復するための修復剤として、好適に用いることができる。

Claims (5)

  1. 毛髪の化学的処理による損傷を修復するための毛髪修復剤であって、プロポリスを含有することを特徴とする毛髪修復剤。
  2. フコイダンを含有することを特徴とする請求項1に記載の毛髪修復剤。
  3. アミノ酸またはその誘導体を含有することを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の毛髪修復剤。
  4. ヒアルロン酸またはその誘導体を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の毛髪修復剤。
  5. アミノ酸が、システイン、リシン、アルギニンあるいはそれらの誘導体の内の1種、または2種以上を混合してなるものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の毛髪修復剤。
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