JP2014217308A - 鳥類忌避具 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置にかかる負担および維持管理にかかる負担を抑えつつ、鳥類の営巣を確実に防止すること。【解決手段】刺激物質を含有する材料を用いて成形されたシート状の基材101と、基材101の一方の面に設けられて眼を模したマーキング102と、基材101の他方の面に設けられて、当該基材101を取り付け対象物に固定する固定材と、を備えた鳥類忌避具100を構成した。このように、カラスなどの鳥類(害鳥)が嫌って避ける刺激物と眼を模したマーキング102とを備えた鳥類忌避具100により、簡易な構成によって鳥類の営巣を防止するようにした。【選択図】図4

Description

この発明は、カラスなどの鳥類の営巣を抑制する鳥類忌避具に関する。
カラスなどの鳥類は、配電線用腕金機器周辺に営巣することがある。このような場合、巣材などが原因となって送配電線系統において事故が発生し、当該事故による停電が発生することがある。また、カラスなどの鳥類は、集積ごみ袋を漁ってごみを散らかしたり、洗濯干場へ落糞させたりするため害鳥として扱われることがあり、害鳥とされる鳥類と人間との適切な距離を確保する技術が考案されている。
具体的には、従来、たとえば、太陽光で反射する黒色ポリシート袋、ビニールシート片付の風抜きフード、プロペラ風車などを自然通風で回転させることにより鳥を寄せ付けないようにした技術があった(たとえば、下記特許文献1を参照)。
また、具体的には、従来、たとえば、固定対象物に対して遊動フックを介して取り付けられた紐部材を用いて光ディスクを懸吊したり、当該光ディスクの中心部に渦巻き模様や鳩目模様を形成したりすることにより鳥を寄せ付けないようにした技術があった(たとえば、下記特許文献2を参照)。
また、具体的には、従来、たとえば、線状部と当該線状部の両端に設けられて磁石を備えた金属吸着部とからなる鳥類営巣防止具を電柱の腕木などに取り付けて鳥類が留まることができないようにすることにより営巣を防止するようにした技術があった(たとえば、下記特許文献3を参照)。
また、具体的には、従来、たとえば、シート体の一方の面に複数の略同心円からなる目玉模様が描画され、隣接する略同心円に囲まれる領域が当該隣接する領域と各々異なる配色で描画される模様部と、シート体の一方の面に入射される入射光に対する反射光の射出方向とのなす角を異ならせた射出光が複数共存する射出部材を模様部に付設した射出部と、を備える固定式鳥除けシールに関する技術があった(たとえば、下記特許文献4を参照)。
また、具体的には、従来、たとえば、鳥が忌避する動物の目に模した本体部と、本体部に接着され鳥害防止具を取り付けるボルトに螺合可能な雌ネジが切られた円筒溝が形成された塩ビナットと、を具備して、本体部が備える中空の容器内に固定された目玉球に、鳥が忌避する動物の目に模した目玉シールを貼り付けた鳥害防止具を用いて鳥害を防止するようにした技術があった(たとえば、下記特許文献5を参照)。
実用新案登録第3084602号公報 特開2002−34427号公報 特開平11−98662号公報 特開2010−17159号公報 特開2008−199985号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された従来の技術は、配電設備などに設置する場合に設置スペースを確保しなければならず、設置場所に制限があり、実用的ではないという問題があった。また、上述した特許文献2に記載された従来の技術は、景観を損ねるため実用的ではないという問題があった。また、上述した特許文献2に記載された従来の技術は、配電設備に設置した場合、風などに煽られて配電設備に干渉した場合に設備の動作不良などの事故が発生することが懸念され、実用的ではないという問題があった。
また、上述した特許文献3に記載された従来の技術は、営巣ができない環境を作ることはできるが、配電設備に設置した場合に当該配電設備に干渉するなどして動作不良などの事故が発生することが懸念され、実用的ではないという問題があった。また、上述した特許文献4に記載された従来の技術は、それぞれが1つの目玉すなわち片目を模しているため、鳥が動物の視線として認識する効果が低く、鳥害防止の効果を十分に発揮することが難しいという問題があった。
また、上述した特許文献5に記載された従来の技術は、鳥害防止装置の取付位置がナットの取り付けが可能な部分に限定されるという問題があった。また、上述した特許文献5に記載された従来の技術は、可動部分があるため取り付けた後にもメンテナンスが必要であり、維持管理が煩わしいという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、設置にかかる負担および維持管理にかかる負担を抑えつつ、鳥類の営巣を確実に防止することができる鳥類忌避具を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる鳥類忌避具は、刺激物質を含有する材料を用いて成形されたシート状の基材と、前記基材の一方の面に設けられて眼を模したマーキングと、前記基材の他方の面に設けられて、当該基材を取り付け対象物に固定する固定材と、を備えたことを特徴とする。
また、この発明にかかる鳥類忌避具は、上記の発明において、前記マーキングが、眼における虹彩に相当する部分の周囲に、眼における強膜に相当する部分が配置されて構成され、前記強膜に相当する部分は外光を反射する材料を用いて形成されていることを特徴とする。
また、この発明にかかる鳥類忌避具は、上記の発明において、前記マーキングが、視線を正面方向に向けるように配列することにより猛禽類の眼を模したことを特徴とする。
また、この発明にかかる鳥類忌避具は、上記の発明において、前記基材が、前記マーキングの配列方向を長手方向とする長尺形状をなし、当該マーキングが2つずつ対をなす状態で切断可能とされていることを特徴とする。
また、この発明にかかる鳥類忌避具は、上記の発明において、前記刺激物質が、カプサイシンであることを特徴とする。
また、この発明にかかる鳥類忌避具は、上記の発明において、前記固定材が、粘着材であることを特徴とする。
また、この発明にかかる鳥類忌避具は、上記の発明において、前記粘着材が、前記刺激物質を含むことを特徴とする。
また、この発明にかかる鳥類忌避具は、上記の発明において、前記固定材が、磁性材料であることを特徴とする。
この発明にかかる鳥類忌避具によれば、設置にかかる負担および維持管理にかかる負担を抑えつつ、鳥類の営巣を確実に防止することができるという効果を奏する。
この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100の取り付け対象となる対象機器を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100の使用例を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100の使用例を示す説明図である。 この発明にかかる鳥類忌避具の別の形態を示す説明図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる鳥類忌避具の好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具について説明する。図1および図2は、この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具を示す説明図である。図1においては、使用前の状態における、この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具の外観を示している。図2においては、この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具の断面を概略的に示している。
図1および図2において、この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100は、シート状の基材101を備えている。基材101は、鳥類忌避具100の取り付け対象となる機器(対象機器、図3、図4および図5を参照)の外形に応じて変形可能な柔軟性を備えていることが好ましい。
基材101は、刺激物質を含有する材料を用いて成形されている。刺激物質は、具体的には、たとえば、カプサイシンを用いることができる。カプサイシンはトウガラシの主な辛み成分であって、大量に服用しない限り人体に無害とされている。また、刺激物質は、具体的には、たとえば、わさびの辛み成分であるアリルイソチオシアネートを用いてもよい。カプサイシンやアリルイソチオシアネートなどのように、食品に含まれる刺激物質を含有する材料を用いて基材101を形成することにより、鳥類忌避具100の製造および取り付けなどに携わる作業員に健康被害が生じることはない。
刺激物質は、基材101を形成する材料に含まれるものに限らず、成形された基材101に塗布するなどして基材101に設けられていてもよい。これにより、刺激物質の刺激成分が低下してしまうなどの理由により、刺激物質を混入した状態では成形できない材料を用いて成形された基材101を用いる場合にも、刺激物質による鳥類の忌避効果を発揮させることができる。
基材101の一方の面101aには、マーキング102が設けられている。マーキング102は、動物の体を構成する器官の一つであって、光を受容する感覚器である眼を模した形状をなしている。マーキング102は、眼における虹彩に相当する部分102aと、眼における強膜に相当する部分102bと、によって構成されている。眼における虹彩に相当する部分102aは、眼における強膜に相当する部分102bよりも濃色(あるいは暗色)とされている。
眼における強膜に相当する部分102bは、眼における虹彩に相当する部分102aの周囲に配置されている。眼における強膜に相当する部分102bは、外光を反射する材料を用いて形成されている。眼における強膜に相当する部分102bは、具体的には、たとえば、銀色や金色などのように金属光沢を発する材料によって形成することができる。また、眼における強膜に相当する部分102bは、具体的には、たとえば、箔状のアルミニウム(アルミホイル)やステンレス製の板金などのように、金属を用いて形成されていてもよい。
マーキング102は、猛禽類の眼を模すように、視線を正面方向に向けるように配列されている。マーキング102は、肉食動物などのように、両眼視(立体視)可能な動物の眼と同様視線を正面方向に向けるように配列されている。マーキング102は、隣り合うマーキング102における虹彩に相当する部分102aどうしが近づくように設けられていてもよい。これにより、猛禽類などの肉食動物の視線を効果的に再現することができる。
マーキング102は、基材101の一方の面101aに印刷を施すことによって設けることができる。また、マーキング102は、基材101の一方の面101aに眼を模したシールなどのシートを貼り付けることによって設けられるものであってもよい。眼を模したシールなどのシートを貼り付けることによってマーキング102を形成する場合、マーキング102を形成するシートは、基材101と同等以上の柔軟性を備えていることが好ましい。これにより、鳥類忌避具100の取り付け対象となる機器(対象機器)の外形に応じて鳥類忌避具100を柔軟に変形させることができる。
基材101の他方の面101bには、固定材としての粘着材料によって形成された層(以下、「粘着層」という)201が設けられている。粘着層201を形成する粘着材料は、常温で短時間、わずかな圧力を加えるだけで、基材101を対象機器に固定する(貼り付ける)ことができる材料によって実現することができる。基材101の他方の面101bに粘着材料(粘着層201)を設けることにより、基材101を対象機器に押しつけると、粘着材料が対象機器の外表面の細かい凹凸に食い込み、これによって基材101を対象機器に固定することができる。粘着材料は、粘度が高く、弾性率が低い半固体状の物質によって実現することができる。具体的には、粘着材料は、たとえば、耐熱性に優れたシリコン系粘着剤によって実現することができる。
粘着層201を形成する粘着材料は、刺激物質を含んでいてもよい。粘着材料に含まれる刺激物質は、基材101を形成する材料に含まれる刺激物質と同様の物質によって実現することができる。具体的には、粘着材料に含まれる刺激物質は、たとえば、カプサイシンやアリルイソチオシアネートなどの人体に無害な物質とする。
あるいは、刺激物質を混在させた粘着材料に代えて、粘着層201と基材101の他方の面101bとの間に、刺激物質を含む物質によって形成された層を設けてもよい(図示を省略する)。あるいは、基材101における他方の面101bに、粘着材料によって形成される粘着層201と刺激物質を含む物質によって形成された層とを交互あるいは所定のパターンで併存させるようにしてもよい。
実施の形態の鳥類忌避具100の基材101は、マーキング102の配列方向を長手方向とする長尺形状をなしている。基材101には、当該基材101の長手方向に沿って、所定間隔ごとに切り取り線(図示を省略する)が設けられていてもよい。切り取り線を設ける場合、当該切り取り線は、マーキング102が2つずつ対をなす状態で基材101を切断することができるように、2つのマーキング102ごとに設けられている。
図3は、この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100の取り付け対象となる対象機器を示す説明図である。図4および図5は、この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100の使用例を示す説明図である。
鳥類忌避具100は、たとえば、図3や図4に示すように、電柱301の腕金302に固定した状態で使用することができる。具体的には、腕金302の長さ方向に沿って眼が並ぶようにして、鳥類忌避具100を腕金302に貼り付ける。鳥類忌避具100は、腕金302の上面に貼り付けることが好ましい。これにより、上空から飛来する鳥類に、鳥類忌避具100を確実に認識させ、腕金302および周辺の電気設備に営巣することを効果的に防止できる。
鳥類忌避具100は、腕金302に設けられた碍子401などの設備を回避した、平坦な位置に取り付けることが好ましい。これにより、鳥類忌避具100の粘着材料が腕金302に触れる面積を確保し、鳥類忌避具100を腕金302から剥がれにくくすることができる。
上述した実施の形態の鳥類忌避具100は、基材101が長尺形状をなし、任意の位置で切断して使用することができるので、腕金302における鳥類忌避具100を貼り付け可能な部分の広さ(長さ)に応じて、適宜貼り付ける鳥類忌避具100の長さを調整することができる。
また、鳥類忌避具100は、たとえば、図3および図5に示すように、変圧器303の上面(天面)303aに固定した状態で使用することができる。具体的には、変圧器303の上面(天面)303aにおいて眼が並ぶようにして、鳥類忌避具100を変圧器303に貼り付ける。鳥類忌避具100は、変圧器303の側面よりも変圧器303の上面(天面)303aに貼り付けることが好ましい。これにより、上空から飛来する鳥類に、鳥類忌避具100を確実に認識させ、変圧器303および周辺の電気設備に営巣することを効果的に防止できる。
上述した実施の形態においては、粘着材料によって形成された粘着層201によって固定材を実現した鳥類忌避具100について説明したが、固定材は粘着材料によって実現するものに限らない。この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100においては、粘着材料によって形成された粘着層201に代えて、磁性材料によって固定材を実現してもよい(図示を省略する)。
磁性材料を用いて固定材を形成した鳥類忌避具100によれば、対象設備が金属製であれば、対象設備を損傷することなく容易に取り付けることができる。また、対象設備に取り付けた鳥類忌避具100を当該対象設備から容易に取り外すことができる。これにより、繰り返し利用することができ、資源を有効に利用することができる。
また、上述した実施の形態においては、長尺形状をなすシート状の部材によって基材を実現した鳥類忌避具100について説明したが、基材の形状はこれに限るものではない。図6は、この発明にかかる鳥類忌避具の別の形態を示す説明図である。図6に示した鳥類忌避具600における基材601は、変圧器303の上面(天面)303aの形状にあわせた形状をなしている。
図6に示した鳥類忌避具600における基材601には、一対の眼をなすマーキング102が設けられている。このように、基材601の形状を、変圧器303の上面(天面)303aなど、鳥類忌避具100の取り付け対象となる機器の形状に合わせることによって、鳥類忌避具600と変圧器303の上面(天面)303aとを確実に接触させ、接触面積を確保し、鳥類忌避具600を変圧器303の上面(天面)303aなどの対象機器から剥がれにくくすることができる。
この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100、600によれば、配電設備へのカラスなどの営巣を防ぐことができる。これにより、営巣による配電線の波及事故による停電を防ぐことができる。そして、これにより、停電によって電気使用者に迷惑をかけることを防止できる。
また、この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100、600によれば、停電を防止することができるので、停電時における復旧作業の必要や、停電状況を確認する顧客への対応などがなくなるので、鳥類忌避具100、600を用いて営巣を防止する場合と比較して、作業負担の軽減を図ることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100、600によれば、営巣の撤去をおこなう必要がなくなるので、当該営巣の撤去にともなう作業がなくなる。さらに、この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100、600によれば、停電を防止することができるので、停電割引処理や時間外作業などにかかる人件費を削減することができる。そして、上記のように、事故停電が低減することによって、電気の使用者に対して電気を安定して供給することができるので、顧客である電気使用者からの信頼性の向上を期待することができる。
以上説明したように、この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100、600は、刺激物質を含有する材料を用いて成形されたシート状の基材101、601と、基材101の一方の面101aに設けられて眼を模したマーキング102と、基材101、601の他方の面101bに設けられて、当該基材101、601を取り付け対象物に固定する固定材201と、を備えたことを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100、600によれば、カラスなどの鳥類(害鳥)が嫌って避ける刺激物と、眼を模したマーキング102と、を備えているため、簡易な構成によって鳥類の営巣を防止することができる。また、この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100、600によれば、取り付け対象物(電柱301の腕金302や変圧器303の上面(天面)303aなど)に固定するだけで、格別な調整をおこなうことなく鳥類の営巣を防止することができる。このように、この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100、600によれば、可動部分が存在せず簡易な構成であるため、容易に設置することができ、かつ、維持管理にかかる負担を低く抑えることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100、600は、マーキング102が、眼における虹彩に相当する部分102aの周囲に、眼における強膜に相当する部分102bが配置されて構成され、強膜に相当する部分102bは外光を反射する材料を用いて形成されていることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100、600によれば、動物の眼を再現し、さらに眼における強膜に相当する部分102bを目立たせることにより、鳥類忌避具100が取り付けられた設備への鳥類の接近を効果的に抑制することができる。
また、この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100、600は、マーキング102が、視線を正面方向に向けるように配列することにより猛禽類の眼を模したことを特徴としている。この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100、600によれば、猛禽類のような肉食の動物の眼を模すことにより、鳥類忌避具100、600が取り付けられた設備への鳥類の接近を効果的に抑制することができる。
また、この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100は、基材101が、マーキング102の配列方向を長手方向とする長尺形状をなし、当該マーキング102が2つずつ対をなす状態で切断可能とされていることを特徴としている。具体的には長尺形状をなす基材101の長さ方向に沿って、2つ分のマーキング102ごとに切り取り線を設けることにより、実現することができる。
この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100によれば、長尺形状をなすように連なっているため、粘着テープ類のように巻き上げた状態で持ち運ぶことができ、鳥類忌避具100の取り付け対象とする設備(対象設備)に応じた必要量を適宜切り取って用いることができる。これにより、対象設備に鳥類忌避具100を取り付ける作業者が格別意識しなくても、眼を模したマーキング102が2つずつ対をなすように取り付けることができ、鳥類忌避具100の設置にかかる作業者の負担を抑えることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100、600は、刺激物質が、カプサイシンであることを特徴としている。この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100、600によれば、人間には無害であって鳥類が嫌うカプサイシンを混入させた材料を用いてシート材を形成することにより、住宅のベランダなど人間が利用する施設にも安心して取り付けることができ、鳥類の接近を効果的に抑制することができる。
また、この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100、600は、固定材が、粘着材であることを特徴としている。この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100、600によれば、粘着材の粘着力を利用することにより、対象設備を損傷することなく容易に鳥類忌避具100、600を取り付けることができる。これにより、鳥類忌避具100、600の取り付けをおこなう作業者の負担を低く抑えることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100、600は、粘着材が、カプサイシンを含むことを特徴としている。この発明にかかる実施の形態の鳥類忌避具100、600によれば、シート材を形成する材料に加えて、さらに、粘着材にカプサイシンが含まれるので、鳥類忌避具100、600を取り付けることによって人間に悪影響を与えることなく、鳥類の接近を効果的に抑制することができる。
また、上記のように粘着材料に代えて磁性材料を用いて固定材を実現した鳥類忌避具によれば、対象設備が金属製であれば、対象設備を損傷することなく容易に取り付けることができる。また、対象設備に取り付けた鳥類忌避具を当該対象設備から容易に取り外すことができる。これにより、繰り返し利用することができ、資源を有効に利用することができる。
以上のように、この発明にかかる鳥類忌避具は、カラスなどの鳥類の営巣を抑制する鳥類忌避具に有用であり、特に、鳥類の営巣を抑制することにより鳥の巣が原因となって発生していた停電事故を防止する鳥類忌避具に適している。
100、600 鳥類忌避具
101、601 基材
102 マーキング
102a 虹彩に相当する部分
102b 強膜に相当する部分
201 粘着層
301 電柱
302 腕金
303 変圧器

Claims (8)

  1. 刺激物質を含有する材料を用いて成形されたシート状の基材と、
    前記基材の一方の面に設けられて眼を模したマーキングと、
    前記基材の他方の面に設けられて、当該基材を取り付け対象物に固定する固定材と、
    を備えたことを特徴とする鳥類忌避具。
  2. 前記マーキングは、眼における虹彩に相当する部分の周囲に、眼における強膜に相当する部分が配置されて構成され、前記強膜に相当する部分は外光を反射する材料を用いて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の鳥類忌避具。
  3. 前記マーキングは、視線を正面方向に向けるように配列することにより猛禽類の眼を模したことを特徴とする請求項1または2に記載の鳥類忌避具。
  4. 前記基材は、前記マーキングの配列方向を長手方向とする長尺形状をなし、当該マーキングが2つずつ対をなす状態で切断可能とされていることを特徴とする請求項3に記載の鳥類忌避具。
  5. 前記刺激物質は、カプサイシンであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の鳥類忌避具。
  6. 前記固定材は、粘着材であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の鳥類忌避具。
  7. 前記粘着材は、前記刺激物質を含むことを特徴とする請求項6に記載の鳥類忌避具。
  8. 前記固定材は、磁性材料であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の鳥類忌避具。
JP2013098002A 2013-05-07 2013-05-07 鳥類忌避具 Pending JP2014217308A (ja)

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