JP2014216388A - 太陽電池モジュール及び太陽電池セル - Google Patents

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Abstract

【課題】 タブ電極に丸線の導体を用いて、太陽電池セルのバスバーと安定した接続を図る。
【解決手段】 太陽電池セル上に、光起電力によって生じた電流を集電する複数のフィンガー電極と、フィンガー電極に接続された帯状のバスバー電極とを備え、バスバー電極は、複数のドット状パターンが配列した構成を有し、バスバー電極の幅方向において中心側に位置するものより外縁側に位置するものの方が、最大厚みが大きくなっており、断面円形のワイヤーからなるタブ電極と接合されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、受光面電極および裏面電極にそれぞれタブ電極(インターコネクタ)を接続した太陽電池セル、およびこの太陽電池セルが複数並設され、タブ電極により順次接続されて成る太陽電池モジュールに関するものである。
太陽電池セルの受光面及び裏面には、光入射により生成されたキャリアを収集するための複数の細いフィンガー電極と、収集されたキャリアを外部へ取り出すための比較的太いバスバー電極とが形成されている。また、複数の太陽電池セルを直列ないし並列に接続することにより、太陽電池モジュールが構成される。太陽電池モジュールを作製する際、隣接する太陽電池セルを互いに直列に接続するために、各太陽電池セルのバスバー電極にタブ電極が接合される。太陽電池セルで発生した電力は最終的にタブ電極を通じて太陽電池モジュールから取り出される。
したがって、タブ電極には、直列に接続された各太陽電池セルの全電流が流れることから、タブ電極の配線抵抗は電力損失を生じる要因となる。そのため、タブ電極の抵抗値を小さくするために、タブ電極はフィンガー電極に比べ太く設計されており、タブ電極にて反射される光が発電に寄与しないことによる光学損失が無視できない程大きくなる。
そこで、太陽電池モジュールによる電力損失及び光学損失を低減させるために、タブ電極に断面形状が矩形以外のものを用いることで、タブ上に入射した光を太陽電池セル上に反射させたり、タブ線幅に対する断面積の割合を大きくしたりする方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。タブ電極に断面形状が円形の、いわゆる丸線の導体を用いることで、十分な断面積を確保しながら線幅を細くすることによって、タブ電極による配線抵抗を小さく抑えながらセル受光面が遮蔽される面積を減らして、光学的損失を低減することができる。
また、スクリーン印刷法で形成した電極の上にハンダ材料で金属細線を接着することで、アスペクト比の高い電極構成を得ることができる(例えば、特許文献2参照)。
特開2012−129359号公報 特開2009−182154号公報
特許文献1に示される太陽電池モジュールは、タブ電極に丸線の導体を用いているため、太陽電池セルのバスバーと安定した接続を図るために、バスバー電極上に凹形状を有するリブ電極を形成している。その結果、バスバー電極の厚みが部分的に大きくなって、バスバー電極形成後の残留応力が増加するため、太陽電池セルが破損しやすくなるという問題が生じていた。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、丸線のタブ電極を用いた場合においても、タブ電極とバスバー電極の安定した接合が可能であり、製造時に破損しにくい太陽電池セルを得るものである。
本発明の太陽電池モジュールは、太陽電池セル上に、光起電力によって生じた電流を集電する複数のフィンガー電極と、複数のフィンガー電極と交差してフィンガー電極に接続された帯状のバスバー電極とを備え、バスバー電極上に、断面が円形のワイヤーからなるタブ電極がバスバー電極に沿って接合され、バスバー電極は、複数のドット状パターンが複数の列をなして配列した構成を有し、複数のドット状パターンは、バスバー電極の幅方向において中心側の列より外縁側の列の方が、最大厚みが大きいことを特徴とするものである。
本発明によれば、太陽電池セル上のバスバー電極を断面にバンプ状の複数の突起を有する形状とし、幅の中央部に凹部を設けることで、丸線のタブ電極を安定して接合するとともに、作製後の残留応力を低減させることができる。
本発明の実施の形態1を示す太陽電池モジュールの断面図である。 本発明の実施の形態1を示す太陽電池セルの平面図である。 本発明の実施の形態1にかかるバスバー電極の拡大平面図である。 本発明の実施の形態1にかかるバスバー電極の拡大断面図である。 本発明の実施の形態2にかかるバスバー電極の拡大平面図である。 本発明の実施の形態3にかかるバスバー電極の拡大平面図である。
本発明にかかる太陽電池モジュールについて、図面に基づいて説明する。なお、図中において理解を助けるために、各部材の縮尺が実際と異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態1にかかる太陽電池モジュール1の模式的な断面図である。太陽電池モジュール1は複数の太陽電池セル2をマトリクス配置されて構成される。図1では、簡単のため、2個の太陽電池セル2が直列に配置された状態を示す。各太陽電池セル2の受光面となる表面は図1の上方側となり、対向する面は裏面である。入射光SLは、通常、直射日光である。表面および裏面には、それぞれバスバー電極7とバスバー電極9が形成され、光によって発生した起電力を生じる。
太陽電池セル2は、受光面側にガラス板などの透光性部材4と、裏面側に樹脂性保護シートなどの裏面部材5を配置してそれらの間に挟み込まれる。透光性部材4と裏面部材5との間の空間には、樹脂製の透光性充填材6が充填される。上記の起電力を電力として外部に取り出すため、断面形状が略円形のタブ電極3がバスバー電極7とバスバー電極9のそれぞれに接続され、太陽電池セル2の表面側と裏面側が電気的に接続される。太陽電池モジュール1の端部から最端部となるタブ電極3が露出して、外部端子となる。
タブ電極3としては、ハンダコートされた断面円形の銅ワイヤー等の金属導線を用いることができる。透光性部材4としては、ガラス板のほか、透明フィルム等を用いることができる。裏面部材5として用いる保護シートには、PET(ポリエチレンテレフタラート)やPVF(ポリビニルフルオライド)などで構成されたシートが好適である。透光充填材6としては、EVA(エチレンビニルアセテート)等を用いることができる。
図2は、本実施の形態1の太陽電池セル2の受光面側から見た平面図である。受光面上には、ストライプ状の複数のフィンガー電極8が互いに平行に形成されている。さらに、フィンガー電極8と直角に交差するように帯状の複数のバスバー電極7が互いに平行に形成されている。通常、バスバー電極7は、フィンガー電極8が形成された状態で、フィンガー電極8の上に重ねて形成される。バスバー電極7及びフィンガー電極8は、たとえばAg(銀)等の導電性微粒子を含む導電性ペーストにより形成される。フィンガー電極8は、太陽電池セル2の起電力によって生じた電流をまんべんなく集める集電電極であり、各フィンガー電極8からの電流がバスバー電極7に通電される。後述するように、本発明におけるバスバー電極7は、それぞれが一体の連続した導電体を構成しているわけではなく、タブ電極3の形成されていないセルの状態では電極としての機能は不完全な状態である。裏面側も受光面と同様に、複数のバスバー電極7とフィンガー電極8が形成される。なお、裏面側は、全面に形成された電極を用いてもよい。
図3は、バスバー電極7の拡大平面図であり、例えば、図2で示された領域Aのようにバスバー電極7の一部分を示している。本実施の形態におけるバスバー電極7は、2本の直線状のパターン7aと、それらに挟まれた位置に形成されたほぼ円形のパターン7b、パターン7c、パターン7dのそれぞれ複数個が直線的に配列して構成されている。ドット状のパターン7b、パターン7c、パターン7dはそれぞれ寸法が異なっており、それぞれが列をなしている。すなわち、これらのドット状パターンは、複数の列をなして配置された集合であり、太陽電池セル2上で二次元的に分布している。それぞれのパターンは独立しているが、完全に分離している必要は無く、互いに接していても構わない。各パターンは集合体として帯状に配置されたバスバー電極7を形成しており、バスバー電極7の幅方向に隣接する円形パターン同士はバスバー電極7の直線方向に対してずらして配置されることで、パターンの密度を高め、導電性を確保している。
図4は、バスバー電極7の拡大断面図であり、断面円形のタブ電極3がバスバー電極7上に接合された状態を示す。タブ電極3は帯状のバスバー電極7に沿って配置されている。図中のバスバー電極7を構成するパターン7bおよびパターン7dは、図3のB−B線における断面に対応している。バスバー電極7とタブ電極3の間は、ハンダSによって接合されており、接合部はAgとハンダSが合金化している。
図4の例では、バスバー電極7は、両端のパターン7aが内側に配置されたドット状の円形パターンより厚く形成されている。一方、各ドットの大きさは、バスバー電極7の幅方向の中心側ほど最大幅が小さく、かつ最大厚みも小さくなっている。換言すると、バスバー電極7の幅方向の外縁側ほど最大幅が大きく、かつ最大の厚さも大きくなっている。各ドットは断面がなだらかな凸形状であり、おおむね幅の中央において最大高さとなる。
ドット以外の部分は、太陽電池セル2の表面が露出しているが、導電性ペーストの滲みにより隣接するドットが繋がってしまう場合は、その箇所において露出することはない。また、太陽電池セル2の基板はシリコンなどが用いられるが、ハンダSは基板に対して濡れないことから、基板との界面で接合せずにボイドVを生じることがある。
バスバー電極7の中心部をドット状にし、ドット間に隙間を生じさせることで、バスバー電極7の膨張収縮に伴う応力がかかる領域は、局所的なドットおよび両脇の細線に限定される。また、ハンダSやタブ電極3と太陽電池セル2との線膨張係数の違いから生じる応力は、分散的に配置されたパターンからなるバスバー電極7によって緩和される。これらのことから、太陽電池セル2にかかる応力が低減され、太陽電池セル2が破損しにくくなる。また、バスバー電極7を帯状のパターンとする場合に比べて、使用する導電性ペーストの量を減らすことができることから、製造コストを低減させることができる。
バスバー電極7は、中心部ほど小さなドットで構成されている。バスバー電極7の製造方法は後述するように、スクリーン印刷の特性を生かすことで、小さいドットほど低く形成される。したがって、バスバー電極の中心部ほど小さなドットを形成することで、バスバー電極7全体の断面は、マクロに見ると凹形状になる。これにより、断面が略円形のタブ電極は、バスバー電極7の各パターンと接触して安定して接続される。つまり、タブ電極3をバスバー電極7に接合する際、タブ電極3がバスバー電極7の凹部に落ち込むように接合されるので、タブ電極3がバスバー電極7上の位置からずれて、受光面に覆いかぶさり、非発電エリアを増やしてしまうというようなことがない。したがって、量産時においてもタブ電極3がバスバー電極7からずれて接合されることがないので、個別の製品の品質が安定し、太陽電池セル2が破損することによる生産性の低下を抑止する効果がある。
バスバー電極7のドットは、スクリーン印刷の特性上、中心部が膨らんだ凸上に形成される。帯状のバスバー電極と比較すると、微細なパターンによる凹凸を有していることから、タブ電極3とバスバー電極7とのハンダ接合界面の表面積が大きくなる。そのため、ハンダSとバスバー電極7との接触抵抗は低減される。また、バスバー電極7にドット状パターンの構成を用いることで、バスバー電極7内にハンダSが流れ込む隙間を生じており、ハンダ接合の際は、ハンダの濡れ性により優先的にバスバー電極7表面に溶融したハンダが移動する。バスバー電極7のパターン間の隙間にハンダが流れ込むことによって、過剰なハンダが供給されている場合においても、余分なハンダがその隙間に流れ込み、バスバー電極の外部に漏れ出しにくくなる。その結果、タブ電極3とバスバー電極7のハンダ接合の際、バスバー電極7からハンダが広がらないので、太陽電池セル2表面の受光面積の低減を抑制できる効果も得られる。
バスバー電極7の作製方法は、導電性ペーストを、当該パターンを形成したスクリーンマスクを用いてスクリーン印刷し、乾燥後、焼成する。スクリーンマスクには、メッシュ版やメタルマスク版などを用いることができる。開口幅と印刷厚みの関係は相関があるため、開口幅の大きなものほど厚く印刷されることになる。このことを利用すると、スクリーンマスクは、バスバー電極7の中心部ほど開口幅を小さくすることで、中心に近くなるほど小さい、低いドットが形成される。すなわち、スクリーンマスクを図3のパターン形状に合わせて開口することで、各ドットの開口幅に応じて、自動的にドットに高低差を生じさせることができる。この方法を用いることにより、バスバー電極7の断面は、略凹状に形成され、断面が円形のタブ電極3を安定に接合することが可能になる。
例えば、図3のパターン7aは幅200μmの直線パターンであり、ドット状のパターン7b、7c、7dはそれぞれ直径が180μm、130μm、90μmとする。スクリーン印刷用のスクリーンマスクとして、ステンレスのメッシュを用いる例として、線径30μm、メッシュ数350、乳剤厚20μmとすると、パターン7aのピーク高さは40μmとなり、パターン7b、7c、7dはそれぞれ30μm、25μm、20μm程度の厚みとなる。なお、上記の数値は目安であり、さらに±10%程度のばらつきが生じる。ドット状パターンは直径の差を30μm以上持たせ、2種類以上のパターンを用いて直線状のパターンと組合せることが望ましい。また、ドットパターンは、200μmを超えると直径が増大しても高さが変化しないことから、200μm未満とすることが適切である。それによって、バスバー電極7全体の幅は、1mm程度とすることが可能となり。タブ電極3も1mm程度の直径を有する丸線を用いれば、1辺が150mm程度の標準的な角型ウエハ基板を用いる際に好適である。
以上のように、バスバー電極7を印刷形成するために、通常のスクリーンマスクを1枚用いることで、バスバー電極のパターンを凹状に形作ることができることから、製造工程が増えることもない。
上記の実施の形態において、円形のドット状パターンを含んで構成されるバスバー電極7を示したが、内側に配置されるドットパターンは円形に限定されるものではなく、楕円形であっても良い。
実施の形態2.
図5は、本実施の形態2にかかるバスバー電極17の拡大平面図である。実施の形態1と比較すると、パターン17aの形状が直線ラインではなく、円形のドット形状である点が異なる。図5ではフィンガー電極は記載されていないが、バスバー電極17とフィンガー電極8は接続された状態である必要があり、例えば、パターン17aがフィンガー電極8と接続されていればよい。図5に示すバスバー電極17においても、バスバー電極17の端から中心にかけてドット径が小さくなるように形成され、直径が小さくなるのに応じて高さも低く設定されている。バスバー電極7の形成は、実施の形態1と同様、パターンの直径を200μm未満に設定することによりスクリーン印刷時のマスクの開口率差を利用することで、一回の印刷で高低差を生じさせることが出来る。
この構成によれば、バスバー電極を大きさの違うドットで形成するため、バスバー電極の断面は凹状になっているので、実施の形態1と同様の効果がある。すなわち、タブ電極3を接合した際に太陽電池セルにかかる応力を低減できるため、太陽電池セル2が破損しにくくなる。また、実施の形態1よりも導電性ペーストを削減できることから、材料費ベースにおける製造コストを低減させることが可能である。
上記の実施の形態において、円形のドット状パターンを含んで構成されるバスバー電極7を示したが、内側に配置されるドットパターンは円形に限定されるものではなく、楕円形であっても良い。
実施の形態3.
図6は、実施の形態3にかかるバスバー電極27の拡大平面図であり、上記の実施の形態と比較すると、バスバー電極27を構成するパターン7a、7b、7cが長円形となっている点が特徴である。つまり、ドット状のパターンが直線状に延びるバスバー電極27の方向にやや長く形成されているもので、概ね長方形の両端に半円または半楕円が付随する形状を有している。また、長円形のパターンは、バスバー電極27の中心から離れるにしたがって細く形成されており、スクリーン印刷によって太いパターンほど厚みが高くなるように形成される。この構成によれば、バスバー電極27の断面はおおむね凹状になっているので、実施の形態1と同様に応力を低減する効果がある。
さらに、長円形のパターンを含む構成のバスバー電極27を用いることにより、断面が円形の丸線からなるタブ電極3を安定に支持することが可能になり、太陽電池モジュール1の生産性を高めることができる。なお、最外縁のパターン7aは、実施の形態1と同様に直線状のラインパターンとしても良い。
実施の形態4.
タブ電極3とバスバー電極7を接合する際、ハンダ接合を円滑に行なうためにフラックスを用いるのが一般的である。本実施の形態3では、タブ電極とバスバー電極をハンダ接合する際に、フラックス成分が含まれる機能性樹脂を用いる。機能性樹脂とは、例えば、エポキシ樹脂に硬化剤とフラックスが添加されたもので、熱を加えることで樹脂が熱硬化するものである。溶融したハンダはフラックスの作用によって接合し、熱硬化した樹脂は固化したハンダを被覆するため、ハンダ接合部を補強する作用を期待することもできる。なお、フラックスがエポキシ樹脂と反応するように選択することで、リフロープロセス後にフラックス洗浄を不要にすることもできる。
図4に示すように、バスバー電極7にタブ電極3を接合する場合、タブ電極3とドット状のパターン7b、7c、7dをつなぐようにハンダ接合が起こり、機能性樹脂を使用した場合、そのハンダ接合を覆うように樹脂が付着する。上記の機能性樹脂は、太陽電池セル2、バスバー電極7及びタブ電極の素材に固有の熱膨張率の差異によって生じるひずみを緩和する役割を果たす。バスバー電極7がドット状のパターンで構成されているので、ハンダ接合箇所が多くなり、微小な隙間が存在することから機能性樹脂が介在することで接合を補強する効果が高くなる。その結果、ハンダ接合部の繰り返し応力に対する耐久性を高めることができ、信頼性の高い太陽電池モジュール1を得ることができる。
1 太陽電池モジュール、
2 太陽電池セル
3 タブ電極
4 透光性部材
5 裏面部材
6 透光性充填材
7 バスバー電極
8 フィンガー電極

Claims (8)

  1. 太陽電池セル上に、
    光起電力によって生じた電流を集電する複数のフィンガー電極と、
    前記複数のフィンガー電極と交差して前記フィンガー電極に接続された帯状のバスバー電極と、
    を備え、
    前記バスバー電極上に、断面が円形のワイヤーからなるタブ電極が前記バスバー電極に沿って接合され、
    前記バスバー電極は、複数のドット状パターンが複数の列をなして配列した構成を有し、
    前記複数のドット状パターンは、前記バスバー電極の幅方向において中心側の列より外縁側の列の方が、最大厚みが大きいことを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 太陽電池セル上に、
    光起電力によって生じた電流を集電する複数のフィンガー電極と、
    前記複数のフィンガー電極と交差して前記フィンガー電極に接続された帯状のバスバー電極と、
    を備え、
    その上に断面が円形のワイヤーからなるタブ電極が前記バスバー電極に沿って接合され、
    前記バスバー電極はスクリーン印刷法によって一括形成されたパターンであり、複数のドット状パターンが複数の列をなして配列した構成を有して、
    前記複数のドット状パターンは、前記バスバー電極の幅方向において中心側の列より外縁側の列の方が、最大幅が大きいことを特徴とする太陽電池モジュール。
  3. 前記複数のドット状パターンは、前記バスバー電極の幅方向において最も外縁側に位置するものの最大幅が200μm未満であることを特徴とする請求項2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記バスバー電極は、幅方向において外縁の両側に直線パターンを有し、
    前記直線パターンに挟まれた領域に前記複数のドット状パターンを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の太陽電池モジュール。
  5. 前記複数のドット状パターンは長円形を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の太陽電池モジュール。
  6. 前記バスバー電極と前記タブ電極との間は、エポキシ樹脂によって被覆されたハンダを介して接合していることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の太陽電池モジュール。
  7. 光起電力によって生じた電流を集電する複数のフィンガー電極と、
    前記複数のフィンガー電極と交差して前記フィンガー電極に接続された帯状のバスバー電極と、
    を備え、
    前記バスバー電極は、複数のドット状パターンが複数の列をなして配列した構成を有し、
    前記複数のドット状パターンは、前記バスバー電極の幅方向において中心側の列より外縁側の列の方が、最大厚みが大きいことを特徴とする太陽電池セル。
  8. 光起電力によって生じた電流を集電する複数のフィンガー電極と、
    前記複数のフィンガー電極と交差して前記フィンガー電極に接続された帯状のバスバー電極と、
    を備え、
    前記バスバー電極はスクリーン印刷法によって一括形成されたパターンであり、複数のドット状パターンが複数の列をなして配列した構成を有して、
    前記複数のドット状パターンは、前記バスバー電極の幅方向において中心側の列より外縁側の列の方が、最大幅が大きいことを特徴とする太陽電池セル。
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