JP2014216111A - 燃料電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単且つ経済的な構成で、セル電圧測定用端子を設けるとともに、容易にコンパクト化することを可能にする。【解決手段】燃料電池10を構成する第1電解質膜・電極構造体14aには、第1金属セパレータ12a及び第2金属セパレータ12bよりも大きな外形寸法を有する樹脂枠部材22Aが一体に設けられる。互いに隣接する樹脂枠部材22A、22B間には、外側シール部材30が配置される。樹脂枠部材22Aには、外側シール部材30の内側に位置し且つ周回シール35に囲繞されて貫通孔34が形成される。貫通孔34には、セル電圧測定用端子36が挿入される。【選択図】図1
Description
本発明は、電解質の両側に電極を配設した電解質・電極構造体とセパレータとが積層されるとともに、前記電解質・電極構造体の外周には、前記セパレータの外形寸法よりも大きな外形寸法を有する樹脂枠部材が一体に設けられる燃料電池に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜を採用している。この燃料電池では、固体高分子電解質膜の一方側にアノード電極が、前記固体高分子電解質膜の他方側にカソード電極が、それぞれ配設された電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)(MEA)を備えている。電解質膜・電極構造体は、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持されることにより、発電セルが構成されている。通常、発電セルを所定数だけ積層した燃料電池スタックが、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
この燃料電池スタックでは、所望の発電性能を得るために、所定数(例えば、数十〜数百)の発電セルを積層しており、各発電セルが所望の発電性能を有しているか否かを検出する必要がある。このため、一般的には、セパレータに設けられているセル電圧測定用端子を電圧検出装置(セル電圧モニタ)に接続して、発電時の各発電セル毎又は所定の発電セル毎のセル電圧を検出する作業が行われている。
例えば、特許文献1に開示されているMEA部材が知られている。このMEA部材は、MEAと、前記MEAの外縁を保持及び包囲しており、且つマニホールド孔が形成されている枠体と、前記枠体の両主面に配設されて前記MEA及び前記マニホールド孔をそれぞれ包囲する複数の差圧用環状部を有する第1ガスケットと、を有している。そして、MEA部材は、アノードセパレータ板とカソードセパレータ板との間に挟まれて単電池を構成している。
MEA部材は、枠体のいずれかの主面において第1ガスケットより外縁側の位置に露出して構成された内側端子部から、前記枠体の側面外側の外側端子部まで延びるようにして前記枠体に埋設されている導電部材を有している。さらに、MEA部材は、内側端子部を包囲する等圧用環状部を有し、且つ前記等圧用環状部は差圧用環状部から独立して枠体に配設されている第2ガスケットを有している。
しかしながら、上記のMEA部材では、セル電圧測定用端子である導電部材が枠体に埋設されている。このため、枠体自体の厚さ寸法が相当に大きくなってしまい、積層方向に大型化するとともに、製造作業が煩雑化して製造コストが高騰するという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、簡単且つ経済的な構成で、セル電圧測定用端子を設けるとともに、容易にコンパクト化することが可能な燃料電池を提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池は、電解質の両側に電極を配設した電解質・電極構造体とセパレータとが積層されるとともに、前記電解質・電極構造体の外周には、前記セパレータの外形寸法よりも大きな外形寸法を有する樹脂枠部材が一体に設けられている。そして、互いに隣接する樹脂枠部材間には、シール部材が配置されている。
この燃料電池では、樹脂枠部材には、シール部材の内側に位置し且つ周回シールに囲繞されて貫通孔が形成されるとともに、前記貫通孔には、一端がセパレータに接触し、他端が前記樹脂枠部材の外部に突出するセル電圧測定用端子が挿入されている。
また、この燃料電池では、一方の樹脂枠部材には、シール部材の内側に配置され、セパレータの外周縁部に接触する内側シール部材が設けられ、貫通孔は、前記シール部材と前記内側シール部材との間に配置されることが好ましい。
本発明では、セル電圧測定用端子は、セパレータとは別部材で構成されている。そして、セル電圧測定用端子の一端は、セパレータに接触して樹脂枠部材に形成された貫通孔に挿入されるとともに、他端は、樹脂枠部材の外部に突出している。
このため、セル電圧測定用端子を樹脂枠部材内に埋設する必要がない。従って、簡単且つ経済的な構成で、セル電圧測定用端子を設けるとともに、容易にコンパクト化することが可能になる。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池10は、水平方向又は鉛直方向に複数積層されて燃料電池スタック11を構成する。燃料電池スタック11は、例えば、燃料電池電気自動車等の燃料電池車両に搭載される。
燃料電池10は、第1金属セパレータ12a、第1電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)(MEA)14a、第2金属セパレータ12b及び第2電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)(MEA)14bを積層して構成される。
図2に示すように、第1電解質膜・電極構造体14aは、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜16と、前記固体高分子電解質膜16を挟持するアノード電極18及びカソード電極20とを備える。アノード電極18及びカソード電極20は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、例えば、固体高分子電解質膜16の両面に形成される。
固体高分子電解質膜16は、アノード電極18及びカソード電極20と同一の平面寸法、又はこれらよりも大きな平面寸法に設定される。固体高分子電解質膜16の外周端部には、樹脂製の額縁状枠部材である樹脂枠部材22Aが、例えば、射出成形により一体成形される。樹脂材としては、例えば、汎用プラスチックの他、エンジニアリングプラスチックやスーパーエンジニアリングプラスチック等が採用される。
図1に示すように、樹脂枠部材22Aの矢印C方向の一端縁部(上端縁部)には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス入口連通孔24a、冷却媒体を供給するための冷却媒体入口連通孔26a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス入口連通孔28aが、矢印B方向(矢印A方向に交差する水平方向)に配列して設けられる。
樹脂枠部材22Aの矢印C方向の他端縁部(下端縁部)には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス出口連通孔28b、冷却媒体を排出するための冷却媒体出口連通孔26b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス出口連通孔24bが、矢印B方向に配列して設けられる。
なお、樹脂枠部材22Aは、第1金属セパレータ12a及び第2金属セパレータ12bの外形寸法よりも大きな外形寸法を有していればよい。例えば、樹脂枠部材22Aには、酸化剤ガス入口連通孔24a、冷却媒体入口連通孔26a、燃料ガス入口連通孔28a、燃料ガス出口連通孔28b、冷却媒体出口連通孔26b及び酸化剤ガス出口連通孔24bを設けなくてもよい。換言すれば、樹脂枠部材22Aの少なくとも一部が、第1金属セパレータ12a及び第2金属セパレータ12bよりも大きければよい。
図1及び図2に示すように、樹脂枠部材22Aの第1金属セパレータ12aに対向する面22aには、外側シール部材(外側シールライン)30及び内側シール部材(内側シールライン)32が一体に成形される。外側シール部材30及び内側シール部材32には、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
外側シール部材30は、第1金属セパレータ12aの外形線よりも外方を囲繞する。外側シール部材30は、燃料ガス入口連通孔28a及び燃料ガス出口連通孔28bを後述する燃料ガス流路42に連通するとともに、酸化剤ガス入口連通孔24a、冷却媒体入口連通孔26a、冷却媒体出口連通孔26b及び酸化剤ガス出口連通孔24bを周回して、前記燃料ガス流路42から遮蔽する。外側シール部材30は、隣接する第2電解質膜・電極構造体14bの樹脂枠部材22Bに直接接触する、すなわち、樹脂枠部材22A、22B間に配置されるシール部材を構成する。
内側シール部材32は、外側シール部材30の内方に位置するとともに、第1金属セパレータ12aの外形形状に対応する輪郭線に沿って設けられ、前記第1金属セパレータ12aの外周端縁面全周(セパレータ面内)に接する。内側シール部材32は、反応面(発電面)外周を周回する。
第2電解質膜・電極構造体14bは、上記の第1電解質膜・電極構造体14aと同様に構成されており、同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。以下、第1電解質膜・電極構造体14aのみに設けられる構成について説明する。
樹脂枠部材22Aには、外側シール部材30と内側シール部材32との間に位置して貫通孔34が形成される。貫通孔34は、樹脂枠部材22Aに一体成形された周回シール35に囲繞されるとともに、前記周回シール35は、内側シール部材32に一体成形される。貫通孔34には、一端が第1金属セパレータ12aに接触し、他端が樹脂枠部材22Aの外部に突出するセル電圧測定用端子36が挿入される。
図2〜図4に示すように、セル電圧測定用端子36は、薄板状に形成され、第2電解質膜・電極構造体14bの樹脂枠部材22Bの表面に沿って配置される平板部36aを有する。平板部36aの一端(内方端部)には、屈曲して貫通孔34に挿入される屈曲部36bが設けられる。屈曲部36bは、平板部36aに対して所定の角度(≠90度)だけ傾斜している。屈曲部36bの端部には、円弧状に湾曲(又はコ字状やくの字状に屈曲)して第1金属セパレータ12aに接触する接触部36cが設けられる。平板部36aの他端は、図示しないが、コネクタを介してセル電圧測定装置に接続される。
なお、樹脂枠部材22Bでは、セル電圧測定用端子36が配置される部位で、前記セル電圧測定用端子36と外側シール部材30との干渉を回避することが好ましい。このため、外側シール部材30の一部を内側に配置してもよい。
第1金属セパレータ12aの外周端部は、酸化剤ガス入口連通孔24a、冷却媒体入口連通孔26a、燃料ガス入口連通孔28a、燃料ガス出口連通孔28b、冷却媒体出口連通孔26b及び酸化剤ガス出口連通孔24bの内側に配置される。
第1金属セパレータ12aは、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した薄板状の金属板により構成される。図1及び図2に示すように、第1金属セパレータ12aは、第1電解質膜・電極構造体14aのアノード電極18に対向するアノードセパレータ面38と、第2電解質膜・電極構造体14bのカソード電極20に対向するカソードセパレータ面40とを有する。
図5に示すように、第1金属セパレータ12aのアノードセパレータ面38には、波形状にプレス加工して断面凹凸形状を有する燃料ガス流路42が形成される。燃料ガス流路42は、矢印C方向に延在しており、燃料ガスを鉛直上方向から鉛直下方向に向かって流動させる。
第1金属セパレータ12aは、図1に示すように、カソードセパレータ面40に、波形状にプレス加工して断面凹凸形状を有する酸化剤ガス流路44が形成される。酸化剤ガス流路44は、酸化剤ガスを矢印C方向に流通させる。カソードセパレータ面40には、酸化剤ガス流路44の上下両側に、それぞれ複数の冷却媒体供給孔部46aと冷却媒体排出孔部46bとが形成される。
第1金属セパレータ12aの内部には、冷却媒体供給孔部46a及び冷却媒体排出孔部46bに連通して冷却媒体を矢印C方向に流通させる冷却媒体流路48が形成される。冷却媒体流路48は、燃料ガス流路42の裏面形状と酸化剤ガス流路44の裏面形状との重なり形状により構成される。
第2金属セパレータ12bは、上記の第1金属セパレータ12aと同様に構成されており、同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。以下、第1金属セパレータ12aのみに設けられる構成について説明する。
第1金属セパレータ12aの側部には、第1電解質膜・電極構造体14aの貫通孔34に積層方向に重なる突出部38a、40aが形成される。突出部38aは、アノードセパレータ面38の側部から外方に突出して一体成形される一方、突出部40aは、カソードセパレータ面40の側部から外方に突出して一体成形される。セル電圧測定用端子36の接触部36cは、突出部38aに接触する。なお、突出部38a、40aを設けることなく、セル電圧測定用端子36の接触部36cがカソードセパレータ面40の側部に直接接触するように構成してもよい。
このように構成される燃料電池10の動作について、以下に説明する。
図1に示すように、酸化剤ガス入口連通孔24aに供給された酸素含有ガス等の酸化剤ガスは、第1金属セパレータ12a及び第2金属セパレータ12bの各酸化剤ガス流路44に供給される。酸化剤ガスは、第1電解質膜・電極構造体14a及び第2電解質膜・電極構造体14bの各カソード電極20に沿って矢印C方向に流通した後、酸化剤ガス出口連通孔24bに排出される。
一方、燃料ガス入口連通孔28aに供給された水素含有ガス等の燃料ガスは、第1金属セパレータ12a及び第2金属セパレータ12bの各燃料ガス流路42に供給される。燃料ガスは、第1電解質膜・電極構造体14a及び第2電解質膜・電極構造体14bの各アノード電極18に沿って矢印C方向に流通した後、燃料ガス出口連通孔28bに排出される。
従って、第1電解質膜・電極構造体14a及び第2電解質膜・電極構造体14bでは、カソード電極20に供給される酸化剤ガスと、アノード電極18に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
また、冷却媒体入口連通孔26aに供給された純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体は、第1金属セパレータ12a及び第2金属セパレータ12bを構成する各カソードセパレータ面40に形成されている複数の冷却媒体供給孔部46aから前記第1金属セパレータ12a及び前記第2金属セパレータ12bの内部に導入される。
第1金属セパレータ12a及び第2金属セパレータ12bの内部には、冷却媒体流路48が形成されている。このため、冷却媒体は、冷却媒体流路48に沿って矢印C方向に流通した後、複数の冷却媒体排出孔部46bから冷却媒体出口連通孔26bに排出される(図1参照)。
この場合、第1の実施形態では、図2〜図4に示すように、セル電圧測定用端子36は、第1金属セパレータ12aとは別部材で構成されている。すなわち、セル電圧測定用端子36の接触部(一端)36cは、第1金属セパレータ12aに接触している。そして、セル電圧測定用端子36は、屈曲部36bが第1電解質膜・電極構造体14aの樹脂枠部材22Aに形成された貫通孔34に挿入されるとともに、平板部(他端)36aが、前記樹脂枠部材22Aの外部に突出している。
このため、セル電圧測定用端子36は、樹脂枠部材22A(又は22B)内に埋設する必要がない。従って、燃料電池10では、簡単且つ経済的な構成で、セル電圧測定用端子36を設けるとともに、容易にコンパクト化することが可能になるという効果が得られる。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池を構成する第1電解質膜・電極構造体60の正面説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3以降の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
第1電解質膜・電極構造体60は、樹脂枠部材22Aの面22a側に、シール部材62を設ける。シール部材62は、第1の実施形態の外側シール部材30に対応するものであり、内側シール部材を不要にする。面22aには、貫通孔34が形成されるとともに、前記貫通孔34を囲繞して周回シール64が成形される。
このように構成される第2の実施形態では、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池100の要部分解斜視説明図である。燃料電池100は、水平方向又は鉛直方向に複数積層されて燃料電池スタック101を構成する。
燃料電池100は、図7及び図8に示すように、第1金属セパレータ102、第1電解質膜・電極構造体14a、第2金属セパレータ12b及び第2電解質膜・電極構造体14bを積層して構成される。第1金属セパレータ102は、単一の金属プレートにより構成され、第1電解質膜・電極構造体14aのアノード電極18に対向して燃料ガス流路42を設ける。
第1金属セパレータ102は、第2電解質膜・電極構造体14bのカソード電極20に対向して酸化剤ガス流路44を設ける。第1金属セパレータ102の側部には、セル電圧測定用端子36の接触部36cに対向して突出部102aが必要に応じて設けられる。
各燃料電池100では、第1金属セパレータ102を挟んで第1電解質膜・電極構造体14a及び第2電解質膜・電極構造体14b間に、冷却媒体流路が設けられておらず、所謂、間引き冷却構造を採用する。
このように構成される燃料電池100では、セル電圧測定用端子36は、第1金属セパレータ102とは別部材で構成されている。このため、燃料電池100では、簡単且つ経済的な構成で、セル電圧測定用端子36を設けるとともに、容易にコンパクト化することが可能になる等、上記の第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
図9は、本発明の第4の実施形態に係る燃料電池120の要部分解斜視説明図である。燃料電池120は、水平方向又は鉛直方向に複数積層されて燃料電池スタック121を構成する。
燃料電池120は、図9及び図10に示すように、第1金属セパレータ12a、第1電解質膜・電極構造体14a、第2金属セパレータ12b及び第2電解質膜・電極構造体122を積層して構成される。第2電解質膜・電極構造体122の側部には、セル電圧測定用端子124が設けられる。
セル電圧測定用端子124は、ゴム部材126に覆われるとともに、前記ゴム部材126が第2電解質膜・電極構造体122を構成する樹脂枠部材22Bの面内に沿って配置される。なお、ゴム部材126は、樹脂枠部材22Bに固着されてもよい。
セル電圧測定用端子124の平板部124aの一部は、ゴム部材126の端部から外方に延在する。平板部124aは、ゴム部材126に埋設されて屈曲部124bに連なるとともに、前記屈曲部124bは、前記ゴム部材126から突出して貫通孔34に挿入される。屈曲部124bの先端には、接触部124cが設けられ、前記接触部124cは、第1金属セパレータ12aの突出部38aに接触する。屈曲部124bは、平板部124aに対して略90度だけ屈曲し、接触部124cは、前記屈曲部124bに対して略90度だけ屈曲している。接触部124cに裏当てゴム128が当接することにより、前記接触部124cが突出部38aに圧接される。
このように構成される第4の実施形態では、セル電圧測定用端子124は、第1金属セパレータ12aとは別部材で構成されており、容易にコンパクト化することが可能になる等、上記の第1〜第3の実施形態と同様の効果が得られる。
10、100、120…燃料電池
11、101、121…燃料電池スタック
12a、12b、102…金属セパレータ
14a、14b、60、122…電解質膜・電極構造体
16…固体高分子電解質膜 18…アノード電極
20…カソード電極 22A、22B…樹脂枠部材
24a…酸化剤ガス入口連通孔 24b…酸化剤ガス出口連通孔
26a…冷却媒体入口連通孔 26b…冷却媒体出口連通孔
28a…燃料ガス入口連通孔 28b…燃料ガス出口連通孔
30…外側シール部材 32…内側シール部材
34…貫通孔 35、64…周回シール
36、124…セル電圧測定用端子 38a、40a、102a…突出部
42…燃料ガス流路 44…酸化剤ガス流路
48…冷却媒体流路 62…シール部材
126…ゴム部材
11、101、121…燃料電池スタック
12a、12b、102…金属セパレータ
14a、14b、60、122…電解質膜・電極構造体
16…固体高分子電解質膜 18…アノード電極
20…カソード電極 22A、22B…樹脂枠部材
24a…酸化剤ガス入口連通孔 24b…酸化剤ガス出口連通孔
26a…冷却媒体入口連通孔 26b…冷却媒体出口連通孔
28a…燃料ガス入口連通孔 28b…燃料ガス出口連通孔
30…外側シール部材 32…内側シール部材
34…貫通孔 35、64…周回シール
36、124…セル電圧測定用端子 38a、40a、102a…突出部
42…燃料ガス流路 44…酸化剤ガス流路
48…冷却媒体流路 62…シール部材
126…ゴム部材
Claims (2)
- 電解質の両側に電極を配設した電解質・電極構造体とセパレータとが積層されるとともに、前記電解質・電極構造体の外周には、前記セパレータの外形寸法よりも大きな外形寸法を有する樹脂枠部材が一体に設けられ、互いに隣接する前記樹脂枠部材間には、シール部材が配置される燃料電池であって、
前記樹脂枠部材には、前記シール部材の内側に位置し且つ周回シールに囲繞されて貫通孔が形成されるとともに、
前記貫通孔には、一端が前記セパレータに接触し、他端が前記樹脂枠部材の外部に突出するセル電圧測定用端子が挿入されることを特徴とする燃料電池。 - 請求項1記載の燃料電池において、一方の前記樹脂枠部材には、前記シール部材の内側に配置され、前記セパレータの外周縁部に接触する内側シール部材が設けられ、
前記貫通孔は、前記シール部材と前記内側シール部材との間に配置されることを特徴とする燃料電池。
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JP2013090897A JP2014216111A (ja) | 2013-04-24 | 2013-04-24 | 燃料電池 |
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JP2013090897A Pending JP2014216111A (ja) | 2013-04-24 | 2013-04-24 | 燃料電池 |
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