JP2014215868A - 生体認証装置、生体認証プログラム、生体認証方法 - Google Patents

生体認証装置、生体認証プログラム、生体認証方法 Download PDF

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Abstract

【課題】小型化された生体認証装置では、専用のガイド等を設けることができないため生体認証で用いる生体部分の配置位置を一定にできず、生体の配置の変化に伴い、取得できる生体情報の位置が変化しやすい。取得できる生体情報の位置を固定する方法として、静脈認証を実施するときに、指先でタッチパッドを触る位置にマークを印刷し、生体の配置を一定化する技術が知られている。しかし、指先とマークとの接触状況により、生体の配置が異なるという課題がある。【解決手段】表示部であって、該表示部において生体の部位を接触すべき位置を表示する該表示部と、前記部位と、前記表示部とが接触している形状を検出する検出部と、検出された形状が所定の基準を満たすかを判定する判定部と、前記判定部が、前記形状は前記所定の基準を満たすと判定した場合に、前記生体から生体情報を取得する生体情報取得部とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は生体認証装置と、生体認証プログラムと、生体認証方法とに関するものである。
各個人固有の生体情報を用いる認証は他人によるなりすましが容易でないことから、本人認証技術として注目されている。また、近年スレート端末やスマートフォンなどの普及に伴い、これらに搭載するための生体認証装置の小型化が求められている。
しかし、小型化された生体認証装置では、専用のガイド等を設けることができないため生体認証で用いる生体部分の配置位置を一定にすることができず、生体の配置の変化に伴い、取得することができる生体情報の位置が変化しやすい。特に、反射散乱光を用いる静脈認証等においては、生体認証装置と生体との間に空間が必要であり、生体認証装置と生体とが非接触となるので、生体の配置を一定に固定することが容易でない。その為、生体情報を登録した本人であっても、取得する生体情報が異なる結果となり、生体認証時に拒絶されてしまう。したがって、生体認証を行う際の生体の配置が、生体情報の登録を行う際の生体の配置と同一になるように、ガイド等を用いずに再現可能とすることが重要である。
生体の配置を一定化し、取得できる生体情報の位置を固定する方法として、静脈認証を実施するときに、指先でタッチパッドを触る位置にマークを印刷し、生体の配置を一定化する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−122164号公報
しかし、タッチパッドを触る位置にマークを印刷し、生体の配置を一定化しようとしても、指先とマークとの接触状況により、生体の配置が異なるという課題がある。
1つの側面では、本発明は、認証精度を向上できる生体認証装置を提供することを目的とする。
表示部であって、該表示部において生体の所定の部位を接触すべき位置を表示する該表示部と、前記生体の所定の部位と、前記表示部とが接触している接触形状を検出する検出部と、前記検出部により検出された前記接触形状が所定の基準を満たすかどうかを判定する判定部と、前記判定部が、前記検出部により検出された前記接触形状が前記所定の基準を満たすと判定した場合に、前記生体から生体情報を取得する生体情報取得部と、を有する生体認証装置。
生体の所定の部位と、表示部とが接触している接触形状に基づいて、生体の配置が適切であるかを判定し、接触形状が適切である場合に生体情報を取得することで、認証精度が向上できる生体認証装置を提供する。
生体認証装置1の外観の例を表す図 第1の実施形態における、生体認証装置1のハードウエア構成例を表す図 第1の実施形態における、生体認証装置1の機能構成例を表す図 生体情報テーブル40の例を表す図 第1の実施形態における、生体配置テーブル50の例を表す図 第1の実施形態における、生体情報登録処理のフローチャートを表す図 ステップS2の処理結果の例を表す図 ステップS3と、ステップS4との処理を説明するための図 第1の実施形態における、生体認証処理のフローチャートを表す図 モデル形状の例を表す図 第2の実施形態における、生体情報登録処理のフローチャートを表す図 モデル形状判定処理のフローチャートを表す図 第2の実施形態における、生体認証処理のフローチャートを表す図 第3の実施形態における、生体情報登録処理のフローチャートを表す図 ガイドのスライド移動を説明する図 ガイドのスライド移動を説明する図 第3の実施形態における、生体認証処理のフローチャートを表す図 第4の実施形態における、生体認証処理のフローチャートを表す図 平行移動を説明する図 平行移動を説明する図 認証範囲の変更を説明する図 第5の実施形態における。生体認証装置1のハードウエア構成例を表す図 第5の実施形態における、生体認証装置1の機能構成例を表す図 第5の実施形態における、生体配置テーブル50の例を表す図 エリア識別方法を説明する図 第5の実施形態における、生体情報登録処理のフローチャートを表す図 利用者識別情報登録処理のフローチャートを表す図 同時表示識別方法を説明する図 エリア登録処理のフローチャートを表す図 傾斜角登録処理のフローチャートを表す図 第5の実施形態における、生体認証処理のフローチャートを表す図 利用者識別処理のフローチャートを表す図 エリア識別処理のフローチャートを表す図 傾斜角識別処理のフローチャートを表す図 同時表示識別処理のフローチャートを表す図
以下に図面を参照して、第1の実施形態について説明する。第1の実施形態に係る生体認証装置は、生体認証機能と、タッチパネルとを搭載した情報端末とするが、これに限るものではない。
図1は、生体認証装置1の構成例を表す図である。生体認証装置1は表示部11と、生体情報取得部12とを有する。
表示部11はタッチパネル機能を有し、生体認証装置1の処理結果を表示すると共にユーザからの情報入力を受け付ける。例えば、生体認証装置1による生体認証処理においては、生体の部位との接触位置を取得する。生体情報取得部12は、生体から生体情報を取得する。例えば、生体から静脈情報を取得するセンサーは生体情報取得部12の一例である。
図2は、生体認証装置1のハードウエアの構成例を表す図である。生体認証装置1は、CPU(Central Processing Unit)20と、ROM(Read Only Memory)21と、RAM(Random Access Memory)22と、ディスプレイ23と、手のひら静脈センサー24とを有する。
CPU20は、バス25を介して生体認証装置1が有する各デバイスを制御する。ROM21は、CPU20により実行される生体認証に係るプログラムなどを予め格納している。RAM22は、CPU20のメインメモリとして用いられる。ディスプレイ23は、タッチパネルを有する液晶ディスプレイ等であり、CPU20による処理結果を表示する。ディスプレイ23は、図1の表示部11に対応する。手のひら静脈センサー24は、利用者の手のひらから静脈情報を取得する。手のひら静脈センサー24は、図1の生体情報取得部12に対応する。
図3は、生体認証装置1の機能構成例を表す図である。生体認証装置1は、入力手段30と、表示手段31と、生体認証処理手段32と、記憶手段33とを有する。
入力手段30は、例えば、静電容量方式により、利用者の生体のディスプレイ23上の接触位置を検出することで、利用者からの入力を受け付ける。表示手段31は、生体認証処理手段32の処理結果を表示する。入力手段30と、表示手段31とはディスプレイ23により実現される。
生体認証処理手段32は、生体認証処理を行う。生体認証処理手段32は、生体配置検出手段321と、生体配置判定手段322と、生体情報取得手段323と、生体認証手段324とを備える。生体配置検出手段321は、例えば、静電容量方式により、利用者の生体のディスプレイ23上の接触位置と、接触形状とを検出し、ディスプレイ23により実現される。生体配置判定手段322は、生体配置検出手段321により検出された接触位置と接触形状とのそれぞれが適切であるかを判定する。生体情報取得手段323は、生体から生体情報を取得し、手のひら静脈センサー24により実現される。生体認証手段324は、生体情報取得手段323により取得された生体情報と、記憶手段33に格納されている生体情報とに基づき、照合処理を行う。
記憶手段33は、生体情報や生体認証に係るプログラムやデータなどを予め格納しており、ROM21と、RAM22とにより実現される。CPU20が生体認証処理に係るプログラムを読み込んで、実行することで、上述の生体配置判定手段322と、生体認証手段324とを実現する。
図4は、記憶手段33に格納されている生体情報テーブル40の例を表す図である。生体情報テーブル40は、項目「ID」と、項目「認証部位」と、項目「生体情報」とを含む。
「ID」は、利用者を識別可能な識別子である。「認証部位」は、生体認証に用いる利用者の部位を識別可能な識別子である。「生体情報」は、利用者の認証部位の生体情報へのリンク情報である。例えば、生体情報を含むファイルの名称は、生体情報へのリンク情報の一例である。
図5は、記憶手段33に格納されている生体配置テーブル50の例を表す図である。生体配置テーブル50は、項目「ID」と、項目「認証部位」と、項目「接触部位」と、項目「接触位置」と、項目「接触形状」とを含む。
「ID」は、利用者を識別可能な識別子である。「認証部位」は、生体認証に用いる利用者の部位を識別可能な識別子である。「接触部位」は、生体認証装置が認証部位から、生体情報を取得する際に、ディスプレイ23と接触する利用者の生体の部位を識別可能な識別子である。「接触位置」は、接触部位と、ディスプレイ23とが接触する際の適切な位置を識別可能な識別子である。「接触形状」は、接触部位と、ディスプレイ23とが接触する際の適切な形状を識別可能な識別子である。
例えば、デカルト座標を用いてディスプレイ23上の位置を一意に定める際は、接触位置をx座標及びy座標とで、接触形状をx軸方向の長さ及びy軸方向の長さとして表すことができる。また、表示手段31は、接触形状を表示する際に、接触形状の重心座標が接触位置になるように接触形状を表示する。
ここで、IDが「000000」であるレコードは、利用者が生体情報を登録する際の、接触位置と、接触形状とを格納している。ここでの、接触位置と、接触形状とは予め生体配置テーブル50に格納されていてもよいし、生体認証処理手段32により、「ID」が「000000」でないレコードの接触位置と、接触形状との平均値として算出され、適宜、更新されても構わない。例えば、図5のデータに示されるように、ID「000000」と、接触部位「右手の手のひら」と、接触部位「右手親指」とに対応付けられている接触位置「(95、100)」のx座標は、ID「USR001」と、認証部位「右手の手のひら」と、接触部位「右手親指」とに対応付けられている接触位置「(99,101)」のx座標と、ID「USR005」と、認証部位「右手の手のひら」と、接触部位「右手親指」とに対応付けられている接触位置「(91、99)」のx座標との平均値として算出される。
図5では、認証部位が右手の手のひらの場合に、接触部位を5つとしているが、接触部位は1つ以上あればよく5つに限られない。
図6は、生体認証装置1が生体情報を登録する際の処理を説明するフローチャートである。生体認証装置1は、入力手段30により、生体情報を登録する利用者のIDと、認証部位とを入力されると、図6のフローチャートに表される処理を実行する。
ステップS1において、生体配置判定部322は、生体配置テーブル50にアクセスし、ID「000000」と、入力手段30により入力された認証部位の識別子とに対応付けられている、接触位置と、接触形状とを取得する。
ステップS2において、表示手段31は、生体配置判定手段322により取得された接触位置に、接触形状を表示する。
図7はステップS2の処理結果の例を表す図である。例えば、認証部位が右手の手のひらの場合は、図5のデータに示されるように、接触部位は右手の親指と、右手の人差し指と、右手の中指と、右手の薬指と、右手の小指としている。表示手段31は、右手の親指の接触位置に接触形状であるガイド111a、右手の人差し指の接触位置に接触形状であるガイド111b、右手の中指の接触位置に接触形状であるガイド111c、右手の薬指の接触位置に接触形状であるガイド111d、右手の小指の接触位置に接触形状であるガイド111e、を表示させる。
図6に戻って、ステップS3において、生体配置検出手段321は、生体の部位と、ディスプレイ23との接触を検出すると、生体認証装置1の処理はステップS4に移行する。生体配置検出手段321は、生体の部位と、ディスプレイ23との接触を検出しない場合は、生体認証装置1の処理はステップS3を繰り返す。
ステップS4において、生体配置検出手段321は、生体の部位と、ディスプレイ23との接触位置と、接触形状とを検出する。
ここで、生体配置検出手段321は、図8に示されるように表示部11のうち破線で示すような所定の範囲の内側においてのみ、表示部11と、生体との接触を検出してもよい。例えば、認証部位が右手の手のひらの場合に、利用者は、接触部位ではない左手で生体認証装置1の縁を持ちながら生体認証装置1を支えている場合には、生体配置検出手段321は接触部位ではない左手と、表示部11との接触は検出しない。このようにすることで、生体配置検出手段321は、認証部位でない生体の部位と、表示部11との接触の検出を防止することができる。
図6に戻って、ステップS5において、生体配置判定手段322は、ステップS1において取得した接触位置及び接触形状と、ステップS4において生体配置検出手段321により検出された接触位置及び接触形状とをそれぞれ比較する。生体配置判定手段322は、両者を比較した結果、それぞれ適切であると判定した場合は、生体認証装置1による処理はステップS6に移行する。
ここでは、例えば、生体配置判定手段322は、ステップS1において取得した接触位置と、ステップS4において、生体配置検出手段321により検出された接触位置とが、所定の領域に含まれている場合は、接触位置は適切であると判定する。また、生体配置判定手段321は、ステップS1において取得した接触形状と、ステップS4において、生体配置検出手段321により検出された接触形状との重なりが、所定の値の場合は、接触形状は適切であると判定する。ここで、所定の領域と、所定の値とは記憶手段33に予め格納されているとする。
ステップS6において、生体情報取得手段323は、生体から生体情報を取得する。
ステップS7において、生体配置検出手段321は、入力手段30により入力されたIDと、認証部位と、ステップS4において検出した接触位置と、接触形状とを対応付けて、生体配置テーブル50に格納する。また、生体情報取得手段323は、入力手段30により入力されたIDと、認証部位と、ステップS6おいて取得した生体情報へのリンク情報とを対応付けて生体情報テーブル40に格納する。
ステップS5に戻って、生体配置判定手段322が接触位置、又は、接触形状、若しくはその両方が適切でないと判定した場合は、生体認証装置1による処理はステップS8に移行する。ステップS8において、生体配置判定手段322は、生体の配置が正しくないことを表す情報を表示手段31に表示させる。例えば、ステップS1において、生体配置判定手段322により取得された接触位置と、ステップS4において、生体配置検出手段321により検出された接触位置とが所定の領域に含まれていない場合は、両者が異なることを表す情報や、どの方向にずれているかを、生体配置判定手段322は表示手段31に表示させることができる。また、ステップS1において、生体配置判定手段322により取得された接触形状と、ステップS4において、生体配置検出手段321により検出された接触形状との重なりが、所定の値よりも大きい場合は、認証部位と、ディスプレイ23との間が近いことを表す情報を、生体配置判定手段322はディスプレイ23に表示させることができる。
図9は、生体認証装置1が生体認証する際の処理を説明するフローチャートである。生体認証装置1は、入力手段30により、利用者のIDと、認証部位とを入力されると、図9のフローチャートに表される処理を実行する。
ステップS11において、生体配置判定手段322は、生体配置テーブル50に格納されているレコードから、入力手段30により入力されたIDと、認証部位とに対応付けられている接触位置と、接触形状とを取得する。
ステップS12において、表示手段31は、生体配置判定手段322により取得された接触位置に、接触形状を表示する。
ステップS13において、生体配置検出手段321は、生体の部位と、ディスプレイ23との接触を検出すると、生体認証装置1の処理はステップS14に移行する。生体配置検出手段321は、生体の部位と、ディスプレイ23との接触を検出しない場合は、生体認証装置1の処理はステップS13を繰り返す。
ステップS14において、生体配置検出手段321は、生体の部位と、ディスプレイ23との接触位置と、接触形状とを検出する。
ステップS15において、生体配置判定手段322は、ステップS11において取得した接触位置及び接触形状と、ステップS14において生体配置検出手段321により検出された接触位置及び接触形状とをそれぞれ比較する。生体配置判定手段322は、両者を比較した結果、それぞれ適切であると判定した場合は、生体認証装置1による処理はステップS16に移行する。
ステップS16において、生体情報取得手段323は、生体から生体情報を取得する。
ステップS17において、生体認証手段324は、ステップS16において生体情報取得手段323により取得された生体情報と、生体情報テーブル40に格納されている生体情報のうち、入力手段30により入力されたIDと、認証部位とに対応付けられている生体情報とを照合する。生体認証手段324は、照合した結果、生体認証が成功した場合は、生体認証が成功したことを表す情報を、表示手段31に表示させる。生体認証手段324は、照合が失敗した場合は、生体認証が失敗したことを表す情報を表示手段31に表示させる。
ステップS15に戻って、生体配置判定手段322が接触位置、又は、接触形状、若しくはその両方が適切でないと判定した場合は、生体認証装置1による処理はステップS18に移行する。ステップS18において、生体配置判定手段322は、生体の配置が正しくないことを表す情報を表示手段31に表示させる。
このように、生体認証装置1は、ディスプレイ23と、接触部位との接触位置及び接触形状が適切であると判定した場合に生体情報を取得する。これにより、生体認証装置1は、生体情報を登録する際と、生体認証を行う際とでの、生体の配置を一定化することができるので、生体認証における認証精度を向上することができる。
ここで、ステップS11において、生体配置判定手段322は、生体配置テーブル50に格納されているレコードから、入力手段30により入力されたIDと、認証部位とに対応付けられている接触位置と、接触形状とを取得したが、ID「000000」と、入力手段30により入力された認証部位の識別子とに対応付けられている、接触位置と、接触形状とを取得してもよい。このように場合においても、生体認証装置1は、生体情報を登録する際と、生体認証を行う際とでの、生体の配置を一定化することができる。また、この場合は、ステップS7において、生体配置検出手段321は、入力手段により入力されたIDと、認証部位と、ステップS4において、検出した接触位置と、接触形状とを対応付けて、生体配置テーブル50に格納していたが、格納しなくてもよい。
次に第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、生体認証装置が、接触形状を近似した形状であるモデル形状を用いて、生体の配置が適切であるかを判定する例である。
第2の実施形態における生体認証装置は、第1の実施形態における生体認証装置と同様なものを用いることができる。以下の説明では生体認証装置の構成例、ハードウエアの構成例、機能構成例、生体情報テーブル、及び生体配置テーブルについては第1の実施形態と同じものを用いるものとして説明する。
図10は、本実施形態で用いる接触形状のモデル形状の例を表す図である。例えば、接触部位が右手の親指と、人差し指との場合の、それぞれの接触形状は図10(a)と、図10(b)との場合がある。図10(a)の接触形状61と、図10(b)の接触形状63とは、生体配置検出手段321により検出された利用者の人差し指と、ディスプレイ23との接触形状である。図10(a)の接触形状62と、図10(b)の接触形状64とは、生体配置検出手段321により検出された利用者の親指と、ディスプレイ23との接触形状である。図10(a)のモデル形状61aは図10(a)の接触形状61のモデル形状であり、図10(a)のモデル形状62aは図10(a)の接触形状62のモデル形状であり、図10(b)のモデル形状63aは図10(b)の接触形状63のモデル形状であり、図10(b)のモデル形状64aは図10(b)の接触形状64のモデル形状である。
このように、利用者の指と、ディスプレイ23との接触形状は一般的に長方形で近似できるが、手のひらと、ディスプレイ23との距離が短い場合は、利用者の親指と、ディスプレイ23との接触形状は二等辺三角形で近似することが可能となる。
図11は、生体認証装置1が生体情報を登録する際の処理を説明するフローチャートである。生体認証装置1は、入力手段30により、生体情報を登録する利用者のIDと、認証部位とを入力されると、図11のフローチャートに表される処理を実行する。
ステップS20において、生体配置判定手段322は、生体配置テーブル50にアクセスし、ID「000000」と、入力手段30により入力された認証部位の識別子とに対応付けられている接触位置と、接触形状とを取得する。
ステップS21において、表示手段31は、生体配置判定手段322により取得された接触位置に、接触形状を表示する。
ステップS22において、生体配置検出手段321は、生体の部位と、ディスプレイ23との接触を検出すると、生体認証装置1の処理はステップS23に移行する。生体配置検出手段321は、生体の部位と、ディスプレイ23との接触を検出しない場合は、生体認証装置1の処理はステップS22を繰り返す。
ステップS23において、生体配置検出手段321は、生体の部位と、ディスプレイ23との接触位置と、接触形状とを検出する。
ステップS24において、生体認証処理手段32は、後述するモデル形状判定処理を行う。
ステップS25において、生体情報取得手段323は、生体から生体情報を取得する。
ステップS26において、生体配置検出手段321は、入力手段30により入力されたIDと、認証部位と、ステップS25において検出した接触位置と、接触形状とを対応付けて、生体配置テーブル50に格納する。また、生体情報取得手段323は、入力手段30により入力されたIDと、認証部位と、ステップS25において取得した生体情報とを対応付けて、生体情報テーブル40に格納する。
図12は、図11のステップS24のモデル形状判定処理を説明するフローチャートである。
ステップS241において、生体配置判定手段322は、図11のステップS23において、生体配置検出手段321により検出された接触形状の重心を算出する。なお、重心の算出方法は、一般的に知られる方法で求めればよい。例えば、接触形状を四辺形の集合で近似して分割し、各四辺形の中心(C1、C2、・・・、Cn)と、各四辺形の面積(S1、S2、・・・、Sn)から以下のように求まる。C1の座標を(C1x、C1y)、nを分割する四辺形の数、重心の座標を(X、Y)とする。


ステップS242において、生体配置判定手段322は、長方形のモデル形状を作成する。ここで、この長方形は、重心がステップS241において算出された重心である長方形のうち、図11のステップS23において、生体配置検出手段321により検出された接触形状と最大の重なりを有する長方形である。
ステップS243において、生体配置判定手段322は、二等辺三角形のモデル形状を作成する。ここで、この二等辺三角形は、重心がステップS241において算出された重心である二等辺三角形のうち、図11のステップS23において、生体配置検出手段321により検出された接触形状と最大の重なりを有する二等辺三角形である。
ステップS244において、生体配置判定手段322は、長方形のモデル形状と、二等辺三角形のモデル形状とで、図11のステップS23において、生体配置検出手段321により検出された接触形状との重なりが大きい方をモデル形状として設定する。
ステップS245において、生体配置判定手段322は、モデル形状に二等辺三角形のモデル形状が含まれるかを判定する。含まれないと判定した場合は、生体認証装置1の処理はステップS246に移行する。
ステップS246において、生体配置判定手段322は、モデル形状と、図11のステップS23において生体配置検出手段321により検出された接触形状とを比較して適切であるかを判定する。両者を比較した結果、適切であると判定した場合は、生体認証装置1の処理は終了する。なお、適切性の判断については、第1の実施形態と同様な判断を用いることができる。
ステップS245において、生体配置判定手段322は、モデル形状に二等辺三角形のモデル形状が含まれると判定した場合は、生体認証装置1はステップS247へ移行する。ステップS247において、生体配置判定手段322は、認証部位がディスプレイ23に対して近いことを表す情報を表示手段31に表示させる。その後、生体認証装置1の処理は図11のステップS22へ移行する。
ステップS246において、生体配置判定手段322は、生体の配置が適切でないと判定した場合は、生体認証装置1の処理はステップS248に移行する。ステップS248において、生体配置判定手段322は、生体の配置が正しくないことを表す情報を表示手段31に表示させる。その後、生体認証装置1の処理は図11のステップS22へ移行する。
図13は、生体認証装置1が生体認証する際の処理を説明するフローチャートである。生体認証装置1は、入力手段30により、利用者のIDと、認証部位とを入力されると、図13のフローチャートに表される処理を実行する。
ステップS30において、生体配置判定手段322は、生体配置テーブル50にアクセスし、入力手段30により入力されたIDと、認証部位の識別子とに対応付けられている接触位置と、接触形状とを取得する。
ステップS31において、表示手段31は、生体配置判定手段322により取得された接触位置に、接触形状を表示する。
ステップS32において、生体配置検出手段321は、生体の部位と、ディスプレイ23との接触を検出すると、生体認証装置1の処理はステップS33に移行する。生体配置検出手段321は、生体の部位と、ディスプレイ23との接触を検出しない場合は、生体認証装置1の処理はステップS32を繰り返す。
ステップS33において、生体配置検出手段321は、生体の部位と、ディスプレイ23との接触位置と、接触形状とを検出する。
ステップS34において、生体配置判定手段322は、ステップS33において生体配置検出手段321により検出された形状に基づいて、ディスプレイ23と接触している部位が接触部位であるか判定する。生体配置判定手段322は、接触部位であると判定すると、生体認証装置1の処理はステップS35に移行する。
例えば、接触部位が右手親指と、右手人差し指と、右手中指と、右手薬指と、右手小指との場合に、生体配置判定手段322は、ステップS33において生体配置検出手段321により検出された接触形状のうち、面積が一番大きい接触形状の接触部位を親指と判定する。そして、生体配置判定手段322は、親指の接触形状が、検出された接触形状のなかで最も左側に検出された場合は、接触部位は正しいと判定する。また、生体配置判定手段322は、親指の接触形状が、検出された接触形状のなかで最も右側に検出された場合は、接触部位は正しくないと判定する。
ステップS35において、生体認証処理手段32はモデル形状判定処理を行う。なお、ステップS35のモデル形状判定処理と、図11のステップS24のモデル形状判定処理とは同様の処理とすることができる。
ステップS36において、生体情報取得手段323は、生体から生体情報を取得する。
ステップS37において、生体認証手段324は、ステップS36において生体情報取得手段323により取得された生体情報と、生体情報テーブル40に格納されている生体情報のうち、入力手段30により入力されたIDと、認証部位とに対応付けられている生体情報とを照合する。生体認証手段324は、照合した結果、生体認証が成功した場合は、生体認証が成功したことを表す情報を、表示手段31に表示させる。生体認証手段324は、照合が失敗した場合は、生体認証が失敗したことを表す情報を表示手段31に表示させる。
ステップS34において、生体配置判定手段322は、接触部位でないと判定した場合は、生体認証処理手段32は、ステップS38に移行する。ステップS38において、生体配置判定手段322は、生体配置テーブル50にアクセスし、入力手段30により入力されたIDと、対応付けられている認証部位に、右手の手のひらと、左手のてのひらとのそれぞれが含まれるか判定する。生体配置判定手段322は、含まれると判定した場合は、生体認証装置1の処理はステップS39に移行する。
ステップS39において、生体配置判定手段322は、入力手段30により入力された認証部位とは異なる手のひらを認証部位とする際の、接触位置と、接触形状とを取得する。例えば、入力手段30により入力された認証部位が、右手の手のひらの場合は、生体配置判定手段322は、認証部位が左手のひらの場合の接触位置と、接触形状とを取得する。
このように、利用者の両手それぞれの手のひら静脈情報が登録されている場合に、利用者が認証部位とは異なる部位を生体認証装置1に対して配置した際に、認証部位を変更することが可能となる。
ステップS40において、表示手段31は、ステップS39において生体配置判定手段322により取得された接触位置に、接触形状を表示する。
ステップS38において、生体配置判定手段322は、含まないと判定した場合は、生体認証装置1の処理はステップS41に移行する。ステップS41において、生体配置判定手段322は、認証部位と、利用者により配置された部位とが異なる情報を表示手段31に表示させる。
このように、第2の実施形態において生体認証装置1は、接触形状を近似した形状であるモデル形状を作成し、作成されたモデル形状に特徴的なモデル形状が含まれるか否か判定し、含まれると判定した場合は、生体の配置は適切でないと判定する。また、生体認証装置1は、作成されたモデル形状に特徴的なモデル形状が含まれないと判定した後に、生体配置検出手段721により検出された接触位置及び接触形状の適切性を判定するので、生体の配置の判定の精度を向上することができる。これにより、生体の配置を一定化することができるので、生体認証における認証精度を向上することができる。
ここで、モデル形状として長方形と、二等辺三角形とを用いたが、五角形や六角形の形状をモデル形状として用いることができる。
ここで、第2の実施形態では、生体認証装置1は、モデル形状に二等辺三角形のモデル形状が含まれる場合に、生体の配置は適切でないと判定したが、認証部位と、ディスプレイ23との距離は生体情報を登録する際と、生体認証する際とにおいて一定となればよいので、モデル形状に二等辺三角形のモデル形状が含まれない場合に、生体の配置は適切でないと判定してもよい。
具体的には、ステップS245において、生体配置判定手段322は、モデル形状に二等辺三角形のモデル形状が含まれる場合に、生体認証装置1の処理はステップS247に移行しているが、モデル形状に二等辺三角形のモデル形状が含まれない場合に、生体認証装置1の処理はステップS247に移行することになる。また、ステップS247において、生体配置判定手段322は、認証部位がディスプレイ23に対して近いことを表す情報を表示手段31に表示させていたが、この場合は、認証部位がディスプレイ23に対して遠いことを表す情報を表示手段31に表示させることになる。
このように、生体認証装置1は、モデル形状に二等辺三角形のモデル形状が含まれる場合に、生体の配置は適切でないと判定しても、第2の実施形態と同様の効果が得られる。
次に第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、利用者が認証部位を移動させながら、生体情報の登録と、生体認証とをする例である。
第3の実施形態における生体認証装置は、第1の実施形態における生体認証装置と同様なものを用いることができる。以下の説明では生体認証装置の構成例、ハードウエア構成例、機能構成例、生体情報テーブル、及び生体配置テーブルについては、第1の実施形態と同じものを用いるものとして説明する。
図14は、生体認証装置1による生体情報登録処理を説明するフローチャートである。生体認証装置1は、入力手段30により、生体情報を登録する利用者のIDと、認証部位とを入力されると、図14のフローチャートに表される処理を実行する。
ステップS51において、生体配置判定部322は、生体配置テーブル50にアクセスし、ID「000000」と、入力手段30により入力された認証部位の識別子とに対応付けられている、接触位置と、接触形状とを取得する。
ステップS52において、表示手段31は、生体配置判定手段322により取得された接触位置に、接触形状を表示する。
ステップS53において、生体配置検出手段321は、生体の部位と、ディスプレイ23との接触を検出すると、生体認証装置1の処理はステップS54に移行する。生体配置検出手段321は、生体の部位と、ディスプレイ23との接触を検出しない場合は、生体認証装置1の処理はステップS53を繰り返す。
ステップS54において、生体配置検出手段321は、生体の部位と、ディスプレイ23との接触位置と、接触形状とを検出する。
ステップS55において、生体配置判定手段322は、ステップS51において取得した接触位置及び接触形状と、ステップS54において生体配置検出手段321により検出された接触位置及び接触形状とをそれぞれ比較する。生体配置判定手段322は、両者を比較した結果、それぞれ適切であると判定した場合は、生体認証装置1による処理はステップS56に移行する。なお、適切性の判断については、第1の実施形態と同様な判断を用いることができる。
ステップS56において、生体情報取得手段323は、生体から生体情報を取得する。ここで、生体認証装置1は、図15に示されるように、ガイド111aと、ガイド111bと、ガイド111cと、ガイド111dと、111eとを矢印Aの方向に所定の速度でスライド移動させながら表示すると共に、利用者は接触部位をガイドのスライド移動に合わせて移動させる。生体認証装置1は、利用者が接触部位をスライド移動させている間、生体から生体情報を取得する。所定の速度は予め記憶部33に格納されている。
ここで、生体認証装置1は、ガイドのスライド移動と、接触部位のスライド移動とが異なる場合は、ガイドのスライド移動と、生体情報の取得とを一時停止し、所定の時間が経過した後に、ガイドのスライド移動と、生体情報の取得とを再開してもよい。所定の時間は予め記憶部33に格納されている。
また、ガイドをスライド移動させている間は、ガイドの形状は変更されてもよい。例えば、ガイドは、ガイドのスライド移動方向に伸ばした形状に変更されてもよい。このようにすることで、利用者はガイドの移動を目視しつつ、接触部位をスライド移動させることが可能となる。
また、接触部位が複数存在する場合は、ガイドをスライド移動させている間に関しては、生体認証装置1は全てのガイドを表示しなくてもよい。例えば、接触部位が5つ、すなわち、ガイドが5つある場合は、ガイドをスライド移動させている間に関しては、図15に示されるように5つのガイドを全て表示してもよいし、図16に示されるように1つのガイドのみを表示してもよい。
図14に戻って、ステップS57において、生体配置検出手段321は、入力手段30により入力されたIDと、認証部位と、ステップS54において検出した接触位置と、接触形状とを対応付けて、生体配置テーブル50に格納する。また、生体情報取得手段323は、入力手段30により入力されたIDと、認証部位と、ステップS56おいて取得した生体情報へのリンク情報とを対応付けて生体情報テーブル40に格納する。
ステップS55に戻って、生体配置判定手段322が接触位置、又は、接触形状、若しくはその両方が適切でないと判定した場合は、生体認証装置1による処理はステップS58に移行する。ステップS58において、生体配置判定手段322は、生体の配置が正しくないことを表す情報を表示手段31に表示させる。
なお、ステップS55において、生体配置判定部322が、生体の配置は適切であると判定した場合に、手のひら静脈センサー24を駆動させることにより、生体認証装置1の消費電力を低減させることが可能となる。
図17は、生体認証装置1が生体認証する際の処理を説明するフローチャートである。生体認証装置1は、入力手段30により、利用者のIDと、認証部位とを入力されると、図17のフローチャートに表される処理を実行する。
ステップS61において、生体配置判定部322は、生体配置テーブル50にアクセスし、入力手段30により入力されたIDと、認証部位の識別子とに対応付けられている、接触位置と、接触形状とを取得する。
ステップS62において、表示手段31は、生体配置判定手段322により取得された接触位置に、接触形状を表示する。
ステップS63において、生体配置検出手段321は、生体の部位と、ディスプレイ23との接触を検出すると、生体認証装置1の処理はステップS64に移行する。生体配置検出手段321は、生体の部位と、ディスプレイ23との接触を検出しない場合は、生体認証装置1の処理はステップS63を繰り返す。
ステップS64において、生体配置検出手段321は、生体の部位と、ディスプレイ23との接触位置と、接触形状とを検出する。
ステップS65において、生体配置判定手段322は、ステップS61において取得した接触位置及び接触形状と、ステップS64において生体配置検出手段321により検出された接触位置及び接触形状とをそれぞれ比較する。生体配置判定手段322は、両者を比較した結果、それぞれ適切であると判定した場合は、生体認証装置1による処理はステップS66に移行する。
ステップS66において、生体情報取得手段323は、生体から生体情報を取得する。ここで、生体認証装置1は、生体情報登録処理のステップS56と同様に、ガイドをスライド移動表示すると共に、利用者が接触部位をスライド移動させている間、生体から生体情報を取得する。
ステップS67において、生体認証手段324は、ステップS66において生体情報取得手段323により取得された生体情報と、生体情報テーブル40に格納されている生体情報のうち、入力手段30により入力されたIDと、認証部位とに対応付けられている生体情報とを照合する。生体認証手段324は、照合した結果、生体認証が成功した場合は、生体認証が成功したことを表す情報を、表示手段31に表示させる。生体認証手段324は、照合が失敗した場合は、生体認証が失敗したことを表す情報を表示手段31に表示させる。
ステップS65に戻って、生体配置判定手段322が接触位置、又は、接触形状、若しくはその両方が適切でないと判定した場合は、生体認証装置1による処理はステップS68に移行する。ステップS68において、生体配置判定手段322は、生体の配置が正しくないことを表す情報を表示手段31に表示させる。
なお、ステップS65において、生体配置判定部322が、生体の配置は適切であると判定した場合に、手のひら静脈センサー24を駆動させることにより、生体認証装置1の消費電力を低減させることが可能となる。
このように、利用者が認証部位を移動させると共に、生体認証装置1が生体から生体情報を取得しても、第1の実施形態と、第2の実施形態と同様な効果が得られる。第3の実施形態は、生体認証装置1の手のひら静脈センサーの視野角が狭い場合に有効である。
次に第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、接触位置が所定の位置に対して平行移動している場合においても、適切に生体認証を行える例である。
第4の実施形態における生体認証装置は、第1の実施形態における生体認証装置と同様なものを用いることができる。以下の説明では生体認証装置の構成例、ハードウエア構成例、機能構成例、生体情報テーブル、及び生体配置テーブルについては、第1の実施形態と同じものを用いるものとして説明する。
第4の実施形態における、生体認証装置1による生体情報登録処理は、第1の実施形態における、生体認証装置1による生体情報登録処理と同様の処理とすることができる。
図18は、生体認証装置1が生体認証する際の処理を説明するフローチャートである。生体認証装置1は、入力手段30により、利用者のIDと、生体認証を行う認証部位とを入力されると、図18のフローチャートに表される処理を実行する。
ステップS70において、生体配置判定手段322は、生体配置テーブル50に格納されているレコードから、入力手段30により入力されたIDと、認証部位とに対応付けられている接触位置と、接触形状とを取得する。
ステップS71において、表示手段31は、生体配置判定手段322により取得された接触位置に、接触形状を表示する。
ステップS72において、生体配置検出手段321は、生体の部位と、ディスプレイ23との接触を検出すると、生体認証装置1の処理はステップS73に移行する。生体配置検出手段321は、生体の部位と、ディスプレイ23との接触を検出しない場合は、生体認証装置1の処理はステップS72を繰り返す。
ステップS73において、生体配置検出手段321は、生体の部位と、ディスプレイ23との接触位置と、接触形状とを検出する。
ステップS74において、生体配置判定手段322は、ステップS70において取得した接触位置及び接触形状と、ステップS73において生体配置検出手段321により検出された接触位置及び接触形状とをそれぞれ比較する。生体配置判定手段322は、両者を比較した結果、それぞれ適切であると判定した場合は、生体認証装置1による処理はステップS75に移行する。
ステップS75において、生体情報取得手段323は、生体から生体情報を取得する。
ステップS76において、生体認証手段324は、ステップS75において生体情報取得手段323により取得された生体情報と、生体情報テーブル40に格納されている生体情報のうち、入力手段30により入力された利用者のIDと、認証部位とに対応付けられている生体情報とを照合する。生体認証手段324は、照合した結果、生体認証が成功した場合は、生体認証が成功したことを表す情報を、表示手段31に表示させる。生体認証手段324は、照合が失敗した場合は、生体認証が失敗したことを表す情報を表示手段31に表示させる。
ステップS74に戻って、生体配置判定手段322が接触位置、又は、接触形状、若しくはその両方が適切でないと判定した場合は、生体認証装置1による処理はステップS77に移行する。ステップS77において、生体配置判定手段322は、ステップS70において取得した接触位置それぞれと、ステップS73において生体配置検出手段321により検出された接触位置それぞれとのずれが、所定の範囲において、同じ方向で、同じ距離だけの平行移動であるかを判定する。
例えば、ステップS71において、表示手段31は、図19に示されるようなガイド114aと、ガイド114bと、ガイド114cと、ガイド114dと、ガイド114eとを表示した場合に、ステップS73において生体配置検出手段321により検出された接触位置が接触位置115aと、接触位置115bと、接触位置115cと、接触位置115dと、接触位置115eで示すように、それぞれ同じ方向に同じ距離分移動している場合は、生体配置判定手段322は、平行移動であると判定する。
一方で、ステップS73において、生体配置検出手段321により検出された接触位置が図20に示されるような接触位置116aと、接触位置116bと、接触位置116cと、接触位置116dと、接触位置116eとの場合は、ガイド114a及び接触位置116aのずれと、ガイド114b及び接触位置116bのずれと、ガイド114c及び接触位置116cのずれと、ガイド114d及び接触位置116dのずれと、ガイド114e及び接触位置116eのずれとのそれぞれが同じ方向で、同じ距離だけの平行移動ではないので、生体配置判定手段322は、平行移動ではないと判定する。
図18に戻って、ステップS77において、生体配置判定手段322が、平行移動であると判定した場合は、生体認証装置1の処理はステップS78に移行する。ステップS78において、生体情報取得手段323は、生体から生体情報を取得する。
ステップS79において、生体認証手段324は、認証部位の範囲を補正する。生体認証手段324は、ステップS70において生体配置判定手段322により取得された接触位置それぞれと、ステップS73において生体配置検出手段321により検出された接触位置それぞれとのずれを反映して、認証部位の範囲を補正する。例えば、ステップS70において生体配置判定手段322により取得された接触位置それぞれに対して、ステップS73において生体配置検出手段321により検出された接触位置それぞれが、図19に示すように図面の下向きにずれていたとする。この場合は、ステップS78において生体情報取得手段323は、利用者の手のひらの下部から生体情報を取得できないので、手のひらの上部を認証部位の範囲として補正する。例えば、図21に示されるように利用者の手70のうち、生体情報テーブル40に格納されている生体情報が、点線枠71の範囲の生体情報である場合には、生体認証手段324は生体情報の照合の際に、線XXより下側の生体情報を用いず、線XXより上部の生体情報を用いる。
ステップS80において、生体認証手段324は、ステップS79において補正した範囲内において、ステップS78において生体情報取得手段323により取得された生体情報と、生体情報テーブル40に格納されている生体情報のうち、入力手段30により入力された利用者のIDと、認証部位とに対応付けられている生体情報とを照合する。生体認証手段324は、照合した結果、生体認証が成功した場合は、生体認証が成功したことを表す情報を、表示手段31に表示させる。生体認証手段324は、照合が失敗した場合は、生体認証が失敗したことを表す情報を表示手段31に表示させる。
ステップS77において、生体配置判定手段322は、平行移動ではないと判定した場合は、生体認証装置1の処理はステップS81に移行する。ステップS81において、生体配置判定手段322は、生体の配置が正しくないことを表す情報を表示手段31に表示させる。
このように、生体認証装置1は、登録済みの接触位置に対して平行移動した位置で接触位置を検出した場合は、この平行移動を反映して認証範囲を変更することで、接触位置が登録済みの接触位置に対して平行移動している場合においても、第1の実施形態と、第2の実施形態と、第3の実施形態と同様な効果が得られる。
次に第5の実施形態について説明する。第5の実施形態は、利用者からIDを受け付けなくても、利用者の適切な接触位置に接触形状の表示を行える例である。
第5の実施形態における、生体認証装置の外観の例は、第1の実施形態と同じであるが、ハードウエア構成や機能構成は以下に示すように異なる。
図22は、第5の実施形態にかかる生体認証装置1のハードウエアの構成例を表す図である。生体認証装置1は、CPU80と、ROM81と、RAM82と、ディスプレイ83と、手のひら静脈センサー84と、角度センサー85と、通信インターフェイス86と、IC(integrated circuit)インターフェイス87とを有する。
CPU80は、バス88を介して生体認証装置1が有する各デバイスを制御する。ROM81は、CPU80により実行される生体認証に係るプログラムなどを予め格納している。RAM82は、CPU80のメインメモリとして用いられる。ディスプレイ83は、タッチパネルを有する液晶ディスプレイ等であり、CPU80による処理結果を表示する。ディスプレイ83は、図1の表示部11に対応する。手のひら静脈センサー84は、利用者の手のひらから静脈情報を取得する。手のひら静脈センサー84は、図1の生体情報取得部12に対応する。角度センサー85は、生体認証装置1の水平方向に対する傾斜角を測定する。通信インターフェイス86は、ネットワークを介して他の装置と通信を行う。ICカードインターフェイス87は、ICカード871から情報を取得する。
図23は、第5の実施形態にかかる生体認証装置1の機能構成例を表す図である。生体認証装置1は、入力手段90と、表示手段91と、生体認証処理手段92と、通信手段93と、記憶手段94とを有する。
入力手段90は、例えば、静電容量方式により、利用者の生体のディスプレイ83上の接触位置を検出することで、利用者からの入力を受け付ける。表示手段91は、生体認証処理手段92の処理結果を表示する。入力手段90と、表示手段91とはディスプレイ83により実現される。
生体認証処理手段92は、生体認証処理を行う。生体認証処理手段92は、ICカード情報取得手段921と、角度検出手段922と、生体配置検出手段923と、生体配置判定手段924と、生体情報取得手段925と、生体認証手段926とを備える。
ICカード情報取得手段921は、ICカード871から情報を取得し、ICカードインターフェイス87により実現される。角度検出手段922は、生体認証装置1の水平方向に対する傾斜角を検出し、角度センサー85により実現される。生体配置検出手段923は、例えば、静電容量方式により、利用者の生体のディスプレイ83上の接触位置と、接触形状とを検出し、ディスプレイ83により実現される。生体配置判定手段924は、生体配置検出手段923により検出された接触位置と接触形状とのそれぞれが適切であるかを判定する。生体情報取得手段925は、生体から生体情報を取得し、手のひら静脈センサー84により実現される。生体認証手段926は、生体情報取得手段925により取得された生体情報と、記憶手段94に格納されている生体情報とに基づき、照合処理を行う。
記憶手段94は、生体情報や生体認証に係るプログラムやデータなどを予め格納しており、ROM81と、RAM82とにより実現される。CPU80が生体認証処理に係るプログラムを読み込んで、実行することで、上述の生体配置判定手段924と、生体認証手段926とを実現する。
第5の実施形態における生体情報テーブルについては、第1の実施形態と同じものを用いた例により説明する。
図24は、記憶手段94に格納されている生体配置テーブル100の例を表す図である。生体配置テーブル100には、項目「ID」と、項目「IC」と、項目「エリア」と、項目「角度」と、項目「認証部位」と、項目「接触部位」と、項目「接触位置」と、項目「接触形状」とを含む。
「ID」は、利用者を識別可能な識別子である。「IC」は、利用者のICカードを識別可能な識別子である。「エリア」は、図25に示されるように表示部11における所定のエリアを識別可能な識別子である。ここで、図25では、表示部11は12個のエリアに区分されているが、この数に限定されない。「角度」は、生体認証装置1の水平方向に対する傾斜角を識別可能な識別子である。「認証部位」は、生体認証に用いる利用者の部位を識別可能な識別子である。「接触部位」は、生体認証装置1が認証部位から、生体情報を取得する際に、ディスプレイ83と接触する利用者の生体の部位を識別可能な識別子である。「接触位置」は、接触部位と、ディスプレイ83とが接触する際の適切な位置を識別可能な識別子である。「接触形状」は、接触部位と、ディスプレイ83とが接触する際の適切な形状を識別可能な識別子である。
生体情報テーブル40と、生体配置テーブル100とは記憶手段94に格納されていると記載したが、外部サーバに格納されていてもよい。この場合、生体認証装置1は、生体情報テーブル40、又は、生体配置テーブル100にアクセスする際には、通信手段93はネットワークを介して外部サーバにアクセスし、生体認証装置1の識別子を外部サーバに送信する。そして、外部サーバは、生体認証装置1から受信した識別子を用いて自装置に生体認証装置1の生体配置テーブル40と、生体配置テーブル100が格納されているかを判定し、格納されている場合は、生体認証装置1から、生体情報テーブル40と、生体配置テーブル100へのアクセスを許可する。このようにすることで、生体認証装置1の記憶部94のデータ量を削減することができる。以降では、生体情報テーブル40と、生体配置テーブル100とは記憶手段104に格納されているとする。
図26は、第5の実施形態にかかる生体認証装置1による生体情報登録処理を説明するフローチャートである。生体認証装置1は、入力手段90により、生体情報を登録する利用者のIDと、認証部位とを入力されると、図26のフローチャートに表される処理を実行する。
ステップS91において、生体認証装置1は後述する利用者識別情報登録処理を行う。
ステップS92において、角度検出手段922は、生体認証装置1の水平方向に対する傾斜角が所定の角度かを判定する。角度検出手段922は、所定の角度であると判定すると、生体認証装置1の処理はステップS93に移行する。角度検出手段922は、所定の角度でないと判定すると、生体認証装置1の処理はステップS92を繰り返す。ここで、所定の角度は、記憶部94に予め記憶されている。
このようにすることで、生体認証装置1は、自装置の水平方向に対する傾斜角が所定の角度になると、接触形状を表示することで、省電力化が可能となる。
ステップS93において、表示手段91は、ステップS91において生体配置判定手段924により取得された接触位置に、接触形状を表示する。
ステップS94において、生体配置検出手段923は、生体の部位と、ディスプレイ83との接触を検出すると、生体認証装置1の処理はステップS95に移行する。生体配置検出手段923は、生体の部位と、ディスプレイ83との接触を検出しない場合は、生体認証装置1の処理はステップS94を繰り返す。
ステップS95において、生体配置検出手段923は、生体の部位と、ディスプレイ83との接触位置と、接触形状とを検出する。
ステップS96において、生体配置判定手段924は、ステップS91において取得した接触位置及び接触形状と、ステップS95において生体配置検出手段923により検出された接触位置及び接触形状とをそれぞれ比較する。生体配置判定手段924は、両者を比較した結果、それぞれ適切であると判定した場合は、生体認証装置1による処理はステップS97に移行する。なお、適切性の判断については、第1の実施形態と同様な判断を用いることができる。
ステップS97において、生体情報取得手段925は、生体から生体情報を取得する。
ステップS98において、生体配置検出手段923は、入力手段90により入力されたIDと、認証部位と、ステップS91において取得された利用者識別情報と、ステップS95において検出した接触位置と、接触形状とを対応付けて、生体配置テーブル100に格納する。また、生体情報取得手段925は、入力手段90により入力されたIDと、認証部位と、ステップS97おいて取得した生体情報へのリンク情報とを対応付けて生体情報テーブル40に格納する。
ステップS96に戻って、生体配置判定手段924が接触位置、又は、接触形状、若しくはその両方が適切でないと判定した場合は、生体認証装置1による処理はステップS99に移行する。ステップS99において、生体配置判定手段924は、生体の配置が正しくないことを表す情報を表示手段91に表示させる。
図27は、図26のステップS91の利用者識別情報登録処理を説明するフローチャートである。
ステップS911において、入力部90は、利用者より利用者識別方法の選択の入力を受け付ける。ここでの利用者識別方法は、ICカードによる識別と、ディスプレイ93でのエリアによる識別と、生体認証装置1の水平方向に対する傾斜角による識別と、複数のガイドを表示させ、それらの選択による識別との4つである。
ステップS911において、入力手段90は、ICカードによる識別を行う入力を受け付けると、生体認証装置1の処理はステップS912に移行する。ステップS912において、ICカード情報取得手段921は、ICカード871からICカード871の識別子を取得する。
ステップS911において、入力部90は、ディスプレイ83でのエリアによる識別を行う入力を受け付けると、生体認証装置1の処理はステップS913に移行する。ステップS913において、生体認証装置1は後述するエリア登録処理を行う。
ステップS911において、入力部90は、生体認証装置1の水平方向に対する傾斜角による識別を行う入力を受け付けると、生体認証装置1の処理はステップS914に移行する。ステップS914において、生体認証装置1は後述する傾斜角登録処理を行う。
ステップS911において、入力部90は、複数のガイドを表示させ、それらの選択による識別を行う入力を受け付けると、生体認証装置1の処理はステップS915に移行する。ステップS915において、生体配置判定手段924は、生体配置テーブル100を参照して、生体配置テーブル100に格納されている接触位置それぞれと所定の距離離れた位置を、接触位置とする。例えば、図28に示されるようなガイド113aと、ガイド113bと、ガイド113cと、ガイド113dと、ガイド113eとを表示するための接触位置及び接触形状が登録済みの場合、ガイド112aと、ガイド112bと、ガイド112cと、ガイド112dと、ガイド112eとを表示するための位置を接触位置とする。また、生体配置判定手段924は、生体配置テーブル100から、ID「000000」と、入力手段90により入力された認証部位の識別子とに対応付けられている接触形状を取得する。
ステップS916において、入力手段90は、利用者より利用者識別方法の選択を終了、又は、継続する入力を受け付けたかを判定する。入力手段90は、終了の入力を受け付けた場合は、生体認証装置1の処理はステップS917に移行する。入力手段90は、継続の入力を受け付けた場合は、生体認証装置1の処理はステップS911に戻る。
ステップS917において、生体配置判定手段924は、接触位置と、接触形状とが未決定、すなわち、生体配置判定手段はステップS915の処理を行ったかを判定する。接触位置と、接触形状とが未決定の場合は、生体認証装置1の処理はステップS918に移行する。接触位置と、接触形状とが決定済みの場合は、生体認証装置1の処理は終了する。
ステップS918において、生体配置判定手段924は、生体配置テーブル100にアクセスし、ID「000000」と、入力手段90により入力された認証部位とに対応付けられている、接触位置と、接触形状とを取得する。
図29は、図27のステップS913のエリア登録処理を説明するフローチャートである。
ステップS9131において、表示手段91は、表示部11に、例えば、図25に示されるように所定のエリアを表示する。ここで、所定のエリアは記憶手段94に予め格納されている。図25では、所定のエリアとして12個のエリアを例示しているが、これに限定されない。
ステップS9132において、入力手段90は、表示部11に表示されているエリアのうち、利用者から特定のエリアの選択の入力を受け付けた場合は、生体認証装置1の処理はステップS9133に移行する。入力手段90は、特定のエリアの選択の入力を受け付けるまで、生体認証装置1の処理はステップS9132を繰り返す。
ステップS9133において、生体配置判定手段924は、ステップS9132において入力手段90により受け付けられたエリアが、他の利用者により登録済みであるかを、生体配置テーブル100を参照して、判定する。生体配置判定手段924は、未登録と判定すると、生体認証装置1の処理は終了する。生体配置判定手段924は、登録済みと判定すると、生体認証装置1の処理はステップS9134に移行する。
ステップS9134において、表示手段91は、利用者により選択されたエリアは、他の利用者により登録済みであることを表す情報を表示する。
図30は、図27のステップS914の傾斜角登録処理を説明するフローチャートである。
ステップS9141において、角度検出手段922は、生体認証装置1は固定されたかを判定する。角度検出手段922は、固定されたと判定すると、生体認証装置1の処理はステップS9142に移行する。角度検出手段922は、固定されていないと判定すると、生体認証装置1の処理はステップS9141を繰り返す。ここで、角度検出手段922は、生体認証装置1の水平方向に対する傾斜角の時間変化が所定の角度以下の場合に、生体認証装置1は固定されたと判定する。このようにすることで、利用者は、生体認証装置1を手に持った状態で、生体認証装置1はステップS914の傾斜角登録処理を行うことができる。ここで、所定の角度は、記憶手段94に予め格納されている。
ステップS9142において、角度検出手段922は、生体認証装置1の水平方向に対する傾斜角を検出する。
ステップS9143において、生体配置判定手段924は、ステップS9142において角度検出手段922により検出された傾斜角が未登録であるかを、生体配置テーブル100を参照して判定する。生体配置判定手段924は、未登録であると判定した場合は、生体認証装置1の処理は終了する。
ステップS9143において、生体配置判定手段924は、登録済みと判定した場合は、生体認証装置1の処理はステップS9144に移行する。ステップS9144において、表示手段91は、ステップS9142において角度検出手段922により算出された角度は登録済みであることを表す情報を表示する。
図31は、生体認証装置1が生体認証する際の処理を説明するフローチャートである。生体認証装置1は、入力手段100により、生体認証を行う認証部位を入力されると、図31のフローチャートに表される処理を実行する。
ステップS101において、生体認証装置1は後述する利用者識別処理を行う。
ステップS102において、生体配置検出手段923は、生体の部位と、ディスプレイ83との接触を検出すると、生体認証装置1の処理はステップS103に移行する。生体配置検出手段923は、生体の部位と、ディスプレイ83との接触を検出しない場合は、生体認証装置1の処理はステップS102を繰り返す。
ステップS103において、生体配置検出手段923は、生体の部位と、ディスプレイ83との接触位置と、接触形状とを検出する。
ステップS104において、生体配置判定手段924は、ステップS101において取得した接触位置及び接触形状と、ステップS103において生体配置検出手段923により検出された接触位置及び接触形状とをそれぞれ比較する。生体配置判定手段924は、両者を比較した結果、それぞれ適切であると判定した場合は、生体認証装置1による処理はステップS105に移行する。
ステップS105において、生体情報取得手段925は、生体から生体情報を取得する。
ステップS106において、生体認証手段926は、ステップS105において生体情報取得手段925により取得された生体情報と、生体情報テーブル40に格納されている生体情報のうち、ステップS101の利用者識別処理により識別された利用者のIDと、認証部位とに対応付けられている生体情報とを照合する。生体認証手段926は、照合した結果、生体認証が成功した場合は、生体認証が成功したことを表す情報を、表示手段91に表示させる。生体認証手段926は、照合が失敗した場合は、生体認証が失敗したことを表す情報を表示手段91に表示させる。
ステップS104に戻って、生体配置判定手段924が接触位置、又は、接触形状、若しくはその両方が適切でないと判定した場合は、生体認証装置1による処理はステップS107に移行する。ステップS107において、生体配置判定手段924は、生体の配置が正しくないことを表す情報を表示手段91に表示させる。
図32は、図31のステップS101の利用者識別処理を説明するフローチャートである。
ステップS1011において、生体配置判定手段924は、生体情報テーブル40、又は、生体配置テーブル100を参照して、利用者が複数いるかを判定する。生体配置判定手段924は、複数いると判定した場合は、生体認証装置1の処理はステップS1012に移行する。生体配置判定手段924は、複数いないと判定した場合は、生体認証装置1の処理はステップS1018に移行する。
ステップS1012において、入力手段90は、利用者より利用者識別方法の選択の入力を受け付ける。ここでの利用者識別方法は、ICカードによる識別と、ディスプレイ83でのエリアによる識別と、生体認証装置1の水平方向に対する傾斜角による識別と、複数のガイドを表示させ、それらの選択による識別との4つである。
ステップS1012において、入力手段90は、ICカードによる識別を行う入力を受け付けると、生体認証装置1の処理はステップS1013に移行する。ステップS1013において、ICカード情報取得手段921は、ICカード871からICカード871の識別子を取得する。このようにすることで、生体認証装置1は、利用者からIDの入力を受け付けなくてもICカードの識別子を用いて利用者を特定することが可能となる。
ステップS1012において、入力部90は、ディスプレイ83でのエリアによる識別を行う入力を受け付けると、生体認証装置1の処理はステップS1014に移行する。ステップS1014において、生体認証装置1は後述するエリア識別処理を行う。
ステップS1012において、入力部90は、生体認証装置1の水平方向に対する傾斜角による識別を行う入力を受け付けると、生体認証装置1の処理はステップS1015に移行する。ステップS1015において、生体認証装置1は後述する傾斜角識別処理を行う。
ステップS1012において、入力部90は、複数のガイドを表示させ、それらの選択による識別を行う入力を受け付けると、生体認証装置1の処理はステップS1016に移行する。ステップS1016において、生体認証装置1は後述する同時表示識別処理を行う。
ステップS1017において、生体配置判定手段924は、生体配置テーブル50を参照して、ステップS1013において取得されたICカード871の識別子、又は、ステップS1014において選択されたエリア、又は、ステップS1015において検出された傾斜角が登録済みであるかを判定する。生体配置判定手段924は、登録済みであると判定すると、ステップS1013において取得されたICカード871の識別子、又は、ステップS1014において選択されたエリア、又は、ステップS1015において検出された傾斜角とに対応付けられているIDを取得し、生体認証装置1の処理はステップS1018に移行する。
ステップS1018において、生体配置判定手段924は、ステップS1017において取得したIDと、入力手段90により入力された認証部位の識別子とに対応付けられている接触位置と、接触形状とを取得する。
ステップS1019において、角度検出手段922は、生体認証装置1の水平方向に対する傾斜角が所定の角度かを判定する。角度検出手段922は、所定の角度であると判定した場合は、生体認証装置1の処理はステップS10110に移行する。角度検出手段922は、所定の角度でないと判定した場合は、生体認証装置1の処理はステップS1019を繰り返す。ここで、所定の角度は、記憶部94に予め格納されている。
ステップS10110において、表示手段91は、ステップS1018において生体配置判定手段924により取得された接触位置に、接触形状を表示する。
ステップS1017に戻って、生体配置判定手段924は、未登録であると判定した場合は、生体認証装置1の処理はステップS10111に移行する。ステップS10111において、表示手段91は、ステップS1013において取得されたICカード871の識別子、又は、ステップS1014において選択されたエリア、又は、ステップS1015において検出された傾斜角は未登録であることを表す情報を表示する。
このようにすることで、生体認証装置1は生体情報を登録してある利用者が1人の場合には、利用者から利用者を特定する入力を受け付けなくても、利用者の接触位置と接触形状を取得することが可能となる。
図33は、図32のステップS1014のエリア識別処理を説明するフローチャートである。
ステップS10141において、表示手段91は、表示部11に、例えば、図25に示されるように所定のエリアを表示する。ここで、所定のエリアは記憶手段94に予め格納されている。図25では、所定のエリアとして12個のエリアを例示しているが、これに限定されない。
ステップS10142において、入力手段90は、特定のエリアの選択の入力を受け付けるまで、生体認証装置1の処理はステップS10142を繰り返す。
このようにすることで、生体認証装置1は、利用者からIDの入力を受け付けなくても、利用者に所定のエリアを選択する入力を受け付けることで、利用者を特定することが可能となる。
図34は、図32のステップS1015の傾斜角識別処理を説明するフローチャートである。
ステップS10151において、角度検出手段922は、生体認証装置1は固定されたかを判定する。角度検出手段922は、固定されたと判定すると、生体認証装置1の処理はステップS10152に移行する。角度検出手段922は、固定されていないと判定すると、生体認証装置1の処理はステップS10151を繰り返す。ここで、角度検出手段922は、生体認証装置1の水平方向に対する傾斜角の時間変化が所定の角度以下の場合に、生体認証装置1は固定されたと判定する。このようにすることで、利用者は、生体認証装置1を手に持った状態で、生体認証装置1はステップS1015の傾斜角識別処理を行うことができる。ここで、所定の角度は、記憶手段94に予め格納されている。
ステップS10152において、角度検出手段922は、生体認証装置1の水平方向に対する傾斜角を検出する。
このようにすることで、生体認証装置1は、利用者からIDの入力を受け付けなくても、利用者が生体認証装置1を水平方向に対して所定の角度に傾けることで、利用者を特定することが可能となる。
図35は、図32のステップS1016の同時表示識別処理を説明するフローチャートである。
ステップS10161において、生体配置判定手段924は、生体配置テーブル100に登録済みの接触位置と、接触形状とをそれぞれ取得する。
ステップS10162において、表示手段91は、ステップS10161において生体配置判定手段924により取得されたそれぞれの接触位置に、それぞれの接触形状を表示する。
ステップS10163において、入力手段90は、ステップS10162において表示手段91により表示された接触形状のうち、いずれかを選択されるまで、生体認証装置1はステップS10163の処理を繰り返す。
ステップS10164において、生体配置判定手段924は、ステップS10163において選択された接触形状に対応付けられているIDを、生体配置テーブル100を参照して、取得する。
このようにすることで、生体認証装置1は、利用者からIDの入力を受け付けなくても、同時に表示された接触形状うち利用者により、自身の接触形状を選択してもらうことで、利用者を特定することが可能となる。
このように、生体認証装置1は、利用者からIDを受け付けなくても、第1の実施形態と、第2の実施形態と、第3の実施形態と、第4の実施形態と同様な効果が得られる。
第5の実施形態において、利用者識別方法として、ICカードによる識別と、ディスプレイでのエリアによる識別と、生体認証装置の水平方向に対する傾斜角による識別と、複数のガイドを表示させ、それらの選択による識別との4つを例示したが、これらのいずれかでもよい。
(付記1)
表示部であって、該表示部において生体の所定の部位を接触すべき位置を表示する該表示部と、
前記生体の所定の部位と、前記表示部とが接触している接触形状を検出する検出部と、
前記検出部により検出された前記接触形状が所定の基準を満たすかどうかを判定する判定部と、
前記判定部が、前記検出部により検出された前記接触形状が前記所定の基準を満たすと判定した場合に、前記生体から生体情報を取得する生体情報取得部と、
を有することを特徴とする生体認証装置。
(付記2)
前記検出部は、前記生体の所定の部位と、前記表示部とが接触している接触位置をさらに検出し、
前記判定部は、前記検出部により検出された前記接触位置が第2の所定の基準を満たすかをさらに判定し、
前記生体情報取得部は、前記判定部が、前記検出部により検出された前記接触形状が前記所定の基準を満たし、かつ、前記検出部により検出された前記接触位置が前記第2の所定の基準を満たすと判定した場合に、前記生体から生体情報を取得する
ことを特徴とする請求項1に記載の生体認証装置。
(付記3)
利用者を特定する入力を受け付ける受付部と、
前記入力により特定された前記利用者の生体の所定の部位と、前記表示部とが接触する際の適切な位置及び適切な形状を取得する配置情報取得部と、
をさらに備え、
前記表示部は、前記配置情報取得部により取得された前記適切な位置を表示し、
前記判定部は、前記配置情報取得部により取得された前記適切な位置及び前記適切な形状に基づいて、前記検出部により検出された前記接触形状が前記所定の基準を満たし、かつ、前記検出部により検出された前記接触位置が前記第2の所定の基準を満たすと判定する
ことを特徴とする付記2に記載の生体認証装置。
(付記4)
前記配置情報取得部は、複数の利用者それぞれの前記適切な位置及び前記適切な形状を取得し、
前記表示部は、前記配置情報取得部により取得された前記適切な位置それぞれを表示する
ことを特徴とする付記3に記載の生体認証装置。
(付記5)
利用者の右手の手のひらと、左手の手のひらとのそれぞれの生体情報を登録済みの場合に、
前記生体認証装置により生体情報を取得される部位が、前記右手の手のひら、又は、前記左手の手のひらであることを特定する入力を受け付ける部位受付手段をさらに備え、
前記判定部は、前記検出部により検出された前記接触形状に基づいて、前記生体認証装置に配置された部位と、特定された前記部位とが異なると判定した場合に、
前記配置情報取得部は、特定された前記部位とは異なる部位の前記適切な位置及び前記適切な形状を取得する
ことを特徴とする付記3、または、付記4に記載の生体認証装置。
(付記6)
前記受付部は、ICカードの識別子により前記利用者を特定することを特徴とする付記3乃至付記5のいずれか1つに記載の生体認証装置。
(付記7)
前記受付部は、前記検出部により検出された前記接触位置に応じて、前記利用者を特定することを特徴とする付記3乃至付記6のいずれか1つに記載の生体認証装置。
(付記8)
前記生体認証装置の水平方向に対する傾きの角度を検出する角度検出部をさらに備え、
前記受付部は、前記角度検出部により検出された前記角度が所定の角度の場合に、前記利用者を特定することを特徴とする付記3乃至付記7のいずれか1つに記載の生体認証装置。
(付記9)
前記配置情報取得部は、前記利用者の識別子と、前記利用者の前記適切な位置と、前記利用者の前記適切な形状と対応付けた情報を含む前記利用者に係る情報を記憶している記憶部に基づいて、前記利用者が1人の場合は、前記受付部により前記利用者を特定されなくても、前記利用者に対応づけられている前記適切な位置及び前記適切な形状を取得することを特徴とする付記3乃至付記8のいずれか1つに記載の生体認証装置。
(付記10)
前記記憶部が外部装置に格納されていることを特徴とする付記9に記載の生体認証装置。
(付記11)
前記判定部は、前記検出部により検出された前記接触位置及び前記接触形状を、複数の利用者それぞれの適切な位置の平均及び適切な形状の平均と比較して前記接触位置及び前記接触形状が適切であるかを判定することを特徴とする付記2に記載の生体認証装置。
(付記12)
前記検出部は、前記接触位置が前記表示部のうち所定のエリアに含まれている場合に、前記接触形状を検出することを特徴とする付記2乃至付記11のいずれか1つに記載の生体認証装置。
(付記13)
利用者の登録生体情報と、前記生体情報取得部により取得された前記生体情報との照合を行う照合部をさらに備え、
前記照合部は、前記判定部が、前記検出部により検出された1又は複数の前記接触位置それぞれが、それぞれの所定の位置に対して、同一の方向に、同一の距離だけずれていると判定した場合に、前記登録生体情報のうち前記照合に用いる範囲を変える
ことを特徴とする付記2乃至付記12のいずれか1つに記載の生体認証装置。
(付記14)
前記判定部は、前記検出部により検出された前記接触形状を三角形、又は、四角形に近似し、近似された形状を基に前記接触形状が前記所定の基準を満たすかを判定することを特徴とする付記1乃至付記13いずれか1つに記載の生体認証装置。
(付記15)
前記判定部は、前記検出部により検出された前記接触形状を三角形に近似した場合に、前記検出部により検出された前記接触形状が前記所定の基準を満たさないと判定することを特徴とする付記14に記載の生体認証装置。
(付記16)
前記表示部は、前記接触すべき位置を移動させながら表示し、
前記生体情報取得部は、前記表示部が、前記接触すべき位置を移動させている間に、前記生体情報を取得する
ことを特徴とする付記1乃至付記15のいずれか1つに記載の生体認証装置。
(付記17)
前記生体認証装置の水平方向に対する傾きの角度を検出する角度検出部をさらに備え、
前記表示部は、前記角度検出部により検出された前記角度が所定の値の場合に、前記接触すべき位置を表示する
ことを特徴とする付記1乃至付記16のいずれか1つに記載の生体認証装置。
(付記18)
前記生体情報取得部は、前記判定部が、前記検出部により検出された前記接触形状が前記所定の基準を満たすと判定した場合に、駆動されることを特徴とする付記1乃至付記17のいずれか1つに記載の生体認証装置。
(付記19)
表示部であって、該表示部において生体の所定の部位を接触すべき位置を表示する該表示部と、
前記生体の所定の部位と、前記表示部とが接触している接触形状を検出する検出部と、
前記検出部により検出された前記接触形状が所定の基準を満たすかどうかを判定する判定部と、
前記判定部が、前記検出部により検出された前記接触形状が前記所定の基準を満たすと判定した場合に、前記生体から生体情報を取得する生体情報取得部と、
してコンピュータを機能させることを特徴とする生体認証プログラム。
(付記20)
コンピュータが、
生体の所定の部位の接触すべき位置を表示部に表示し、
前記表示部に接触している接触形状を検出し、
検出した前記接触形状が所定の基準を満たすかどうかを判定し、
検出した前記接触形状が前記所定の基準を満たすと判定した場合に、前記生体から生体情報を取得する
ことを特徴とする生体認証方法。
1 生体認証装置
11 表示部
12 生体情報取得部
20 CPU
21 ROM
22 RAM
23 ディスプレイ
24 手のひら静脈センサー
25 バス
30 入力手段
31 表示手段
32 生体認証処理手段
321 生体配置検出手段
322 生体配置判定手段
323 生体情報取得手段
324 生体認証手段
33 記憶手段
80 CPU
81 ROM
82 RAM
83 ディスプレイ
84 手のひら静脈センサー
85 角度センサー
86 通信インターフェイス
87 ICカードインターフェイス
871 ICカード
88 バス
90 入力手段
91 表示手段
92 生体認証処理手段
921 ICカード情報取得手段
922 角度検出手段
923 生体配置検出手段
924 生体配置判定手段
925 生体情報取得手段
926 生体認証手段
93 通信手段
94 記憶手段

Claims (14)

  1. 表示部であって、該表示部において生体の所定の部位を接触すべき位置を表示する該表示部と、
    前記生体の所定の部位と、前記表示部とが接触している接触形状を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記接触形状が所定の基準を満たすかどうかを判定する判定部と、
    前記判定部が、前記検出部により検出された前記接触形状が前記所定の基準を満たすと判定した場合に、前記生体から生体情報を取得する生体情報取得部と、
    を有することを特徴とする生体認証装置。
  2. 前記検出部は、前記生体の所定の部位と、前記表示部とが接触している接触位置をさらに検出し、
    前記判定部は、前記検出部により検出された前記接触位置が第2の所定の基準を満たすかをさらに判定し、
    前記生体情報取得部は、前記判定部が、前記検出部により検出された前記接触形状が前記所定の基準を満たし、かつ、前記検出部により検出された前記接触位置が前記第2の所定の基準を満たすと判定した場合に、前記生体から生体情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の生体認証装置。
  3. 利用者を特定する入力を受け付ける受付部と、
    前記入力により特定された前記利用者の生体の所定の部位と、前記表示部とが接触する際の適切な位置及び適切な形状を取得する配置情報取得部と、
    をさらに備え、
    前記表示部は、前記配置情報取得部により取得された前記適切な位置を表示し、
    前記判定部は、前記配置情報取得部により取得された前記適切な位置及び前記適切な形状に基づいて、前記検出部により検出された前記接触形状が前記所定の基準を満たし、かつ、前記検出部により検出された前記接触位置が前記第2の所定の基準を満たすと判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の生体認証装置。
  4. 利用者の右手の手のひらと、左手の手のひらとのそれぞれの生体情報を登録済みの場合に、
    前記生体認証装置により生体情報を取得される部位が、前記右手の手のひら、又は、前記左手の手のひらであることを特定する入力を受け付ける部位受付手段をさらに備え、
    前記判定部は、前記検出部により検出された前記接触形状に基づいて、前記生体認証装置に配置された部位と、特定された前記部位とが異なると判定した場合に、
    前記配置情報取得部は、特定された前記部位とは異なる部位の前記適切な位置及び前記適切な形状を取得する
    ことを特徴とする請求項3に記載の生体認証装置。
  5. 前記判定部は、前記検出部により検出された前記接触位置及び前記接触形状を、複数の利用者それぞれの適切な位置の平均及び適切な形状の平均と比較して前記接触位置及び前記接触形状が適切であるかを判定することを特徴とする請求項2に記載の生体認証装置。
  6. 前記検出部は、前記接触位置が前記表示部のうち所定のエリアに含まれている場合に、前記接触形状を検出することを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の生体認証装置。
  7. 利用者の登録生体情報と、前記生体情報取得部により取得された前記生体情報との照合を行う照合部をさらに備え、
    前記照合部は、前記判定部が、前記検出部により検出された1又は複数の前記接触位置それぞれが、それぞれの所定の位置に対して、同一の方向に、同一の距離だけずれていると判定した場合に、前記登録生体情報のうち前記照合に用いる範囲を変える
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれか1項に記載の生体認証装置。
  8. 前記判定部は、前記検出部により検出された前記接触形状を三角形、又は、四角形に近似し、近似された形状を基に前記接触形状が前記所定の基準を満たすかを判定することを特徴とする請求項1乃至請求項7いずれか1項に記載の生体認証装置。
  9. 前記判定部は、前記検出部により検出された前記接触形状を三角形に近似した場合に、前記検出部により検出された前記接触形状が前記所定の基準を満たさないと判定することを特徴とする請求項8に記載の生体認証装置。
  10. 前記表示部は、前記接触すべき位置を移動させながら表示し、
    前記生体情報取得部は、前記表示部が、前記接触すべき位置を移動させている間に、前記生体情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の生体認証装置。
  11. 前記生体認証装置の水平方向に対する傾きの角度を検出する角度検出部をさらに備え、
    前記表示部は、前記角度検出部により検出された前記角度が所定の値の場合に、前記接触すべき位置を表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項10にいずれか1項に記載の生体認証装置。
  12. 前記生体情報取得部は、前記判定部が、前記検出部により検出された前記接触形状が前記所定の基準を満たすと判定した場合に、駆動されることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の生体認証装置。
  13. 表示部であって、該表示部において生体の所定の部位を接触すべき位置を表示する該表示部と、
    前記生体の所定の部位と、前記表示部とが接触している接触形状を検出する検出部と、
    前記検出部により検出された前記接触形状が所定の基準を満たすかどうかを判定する判定部と、
    前記判定部が、前記検出部により検出された前記接触形状が前記所定の基準を満たすと判定した場合に、前記生体から生体情報を取得する生体情報取得部と、
    してコンピュータを機能させることを特徴とする生体認証プログラム。
  14. コンピュータが、
    生体の所定の部位の接触すべき位置を表示部に表示し、
    前記表示部に接触している接触形状を検出し、
    検出した前記接触形状が所定の基準を満たすかどうかを判定し、
    検出した前記接触形状が前記所定の基準を満たすと判定した場合に、前記生体から生体情報を取得する
    ことを特徴とする生体認証方法。
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