JP2014215642A - 装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】交通監視活動に関する監視情報を報知するレーダー探知機1は、画面15を有する2つの液晶表示器と、交通監視活動に関する監視情報を取得すると共に、少なくともいずれかの表示器の画面15に監視情報を表示させる制御を実行する制御部と、を備えており、水平方向に並列配置された2つの画面15L、Rのうちの一方の画面15Lに交通監視活動の実施地点を表す監視位置情報を表示し、他方の画面15Rに交通監視活動の種別を表す監視種別情報を表示可能である。
【選択図】図1
Description
監視情報を表示可能な画面を有する2つの表示器を備え、
該2つの表示器の画面が水平方向に並列配置されている装置にある。
このように本発明の装置は、交通監視活動に関する監視情報を判りやすく報知できる装置である。
従来、監視情報を報知する装置としては、横長の1画面の装置が一般的になっている。このような装置を対象として、横長の画面に各種の情報を表示させるためのさまざまなソフトウェアが開発されている。水平方向に横並びで並列配置された2画面であれば、従来の横長の画面向けの画面仕様がそのまま流用できる可能性が高い。従来の画面仕様を流用できれば、ソフトウェアの開発コスト等を抑制でき魅力ある製品コストを実現できる。
本発明における好適な一態様の装置では、水平方向に並列配置された前記2つの表示器の間には、隙間が設けられている。
表示器を1つしか持たない装置の場合、大画面化によって画面の大きさを確保できても画面の中間的な位置に隙間を設けることは物理的に不可能である。水平方向の隙間は、2つの表示器を採用したことで初めて実現される。水平方向の隙間は、例えば、各画面に表示された情報を区別するために有効であり、ユーザー側から見て判りやすい情報の提示が可能になる。
1つの画面の場合には、画面の中間的な位置に電子部品を配置することは不可能である一方、2つの表示器を設ければ、2つの画面よりなる画面領域の中間的な位置に電子部品を配置できる。画面領域を避けて外周側に電子部品を配置しなければならないという制約が解消されて、電子部品の配置自由度が高くなる。
隙間に配設された前記検知センサによれば、2つの画面よりなる画面領域に対して手をかざすような操作を検知できる。一般的に、画面に手をかざす操作では、多くのユーザーは、画面の中央に手をかざそうとする。前記隙間は、2つの画面よりなる画面領域に対して中間的に位置するため、手かざし操作を検知する検知センサの配置場所として好適である。なお、電子部品として、LED等の発光素子を配置することも良い。この場合には、発光によって、2つの画面を区切る仕切りのような効果を生じさせることができる。
前記電子基板の貫通孔に貫通配置されるリブを有し、このリブが前記貫通孔に貫通配置された状態で前記電子基板を収容する筐体と、を備え、
前記貫通孔の内周面と前記リブの外周面との当接構造が形成されており、前記電子基板の強度を利用して前記筐体の剛性が高められている。
筺体の内周側面に立設されたリブであれば、筐体によるリブの支持剛性を高く確保しやすい。筐体によって剛性高く支持されたリブを利用すれば、前記電子基板の強度をダイレクトに筐体の剛性に反映できる。また、一般的に、筐体の内周側面に立設されたリブは、筐体単体の剛性を向上するためにも有効である。
前記2つの表示器の境目に対して水平方向両側に前記当接構造を設ければ、水平方向両側から筺体を支持できるようになるので、筺体の剛性を確保するために非常に有効である。
この場合には、前記電子基板に対して上下方向両側から筺体を支持できるようになり、筺体の剛性を確保するために非常に有効である。
該無線モジュールは、画面の法線方向において、前記2つの表示器の境目と重なるように配置されている。
水平方向に並列配置された2つの画面を横断するようにタッチスクリーンシートを積層すれば、各画面にそれぞれタッチスクリーンシートを配置する場合と比べて部品点数を削減できる。
さらに、例えば、2つの画面を横断するように積層されたタッチスクリーンシートによれば、2つの画面を包含する画面領域において切れ目のないタッチ操作を実現できる。この場合であれば、2つの画面でありながら、単一の画面領域に対するのと同様のタッチ操作が可能となり、操作感を向上できる。
水平方向に並列配置された2つの画面を横断するタッチスクリーンシートは、水平方向の幅が長くなり、位置決めの難易度が高くなる傾向にある。正面側に位置決め形状を設ければ、タッチスクリーンシートを積層する際の難易度を抑制できる。
この場合には、例えば、水平方向(左右方向)の端部からタッチスクリーンシートを貼り始めていく必要がなくなる。仮に、水平方向いずれかの端部からタッチスクリーンシートを貼り付け始めようとしたときにタッチスクリーンシートの角度にズレがあると、水平方向反対側の端部に向かうにつれてズレが増幅されて貼り終わりで非常に大きなズレが生じるおそれがある。一方、位置決め形状が上記のような位置に設けてあれば、タッチスクリーンシートの水平方向の中間的な位置から貼り付け始め、水平方向両側に貼り付けて行くことが可能になる。中間的な位置から水平方向両側にタッチスクリーンシートを貼り付け始める場合であれば、貼り付け始めから貼り付け終わりまでの距離が短くなるので、水平方向の端部で生じるズレが小さくなる。
前記2つの表示器の間で該電子部品が共用されている。
2つの表示器の間で前記電子部品を共用できれば、表示器を2つ設けた場合であっても表示器の画面を制御するためのハードウェア構成の規模の拡大を抑制できる。
(実施例1)
本例は、システムの一態様であって、交通取締に関する警報が主たる機能であるレーダー探知機(装置)1に関する例である。このレーダー探知機1は、車載使用に好適な装置となっている。このレーダー探知機1は、速度取締などの交通監視活動に関する監視情報を含め、車両の運転時に役立つ各種情報を報知する。この内容について、図1〜図65を参照しながら以下の順番で説明する。
2.構造
3.電気的構成
4.基本動作
5.待受画面
6.警告画面
7.警報動作
8.各種設定
本例のレーダー探知機1は、図1〜図12のごとく、横長幅広のケース本体(筐体)2を備え、ブラケット28(図9〜図12)を介して車両のダッシュボードなどに設置される。このレーダー探知機1は、ブラケット28の変更に応じてサンバイザー裏側やルームミラー裏側等にも設置可能である。レーダー探知機1は、ブラケット28を取り外して使用することも可能である。ブラケット28を取り外した場合には、ケース本体2の底面に貼付した両面テープ等の粘着力を利用し、ダッシュボード等に直置き設置することも可能である。
レーダー探知機1は、図14のごとく、第1及び第2の基板31、32を収容するケース本体2の正面側の前面にタッチスクリーンシート151を貼り付けて構成されている。ケース本体2は、正面側の前面枠21と、背面側のケース22と、を組み合わせた2分割構造を呈している。
GPSモジュール325は、GPS衛星から飛来するGPS電波を受信し、現在時刻、現在の位置情報(緯度経度)、現在の速度、高度等を出力するGPS受信器121(図28)が収容されたモジュールである。
レーダー探知機1は、図28のごとく、制御部(制御手段)10を中心として電気的に構成されている。制御部10に対しては、GPS受信器121、マイクロ波受信器122、無線受信器123、気圧センサ128、クロック部129、近接センサ125、タッチスクリーンシート151、液晶表示器152L、R、タッチセンサ315A、白色LED315B、スピーカ16、メモリカードリーダ17等が電気的に接続されている。さらに、レーダー探知機1では、制御部10からアクセス可能なデータベース100が設けられている。
無線受信器123は、所定周波数の無線を受信する受信器である。本例の無線受信器123は、各種の無線電波に対応できるよう、複数の周波数のうちの何れかを選択的に設定可能である。
メモリカードリーダ17は、メモリカード171に記録されたデータを読み込み制御部10に転送する。このメモリカードリーダ17には、カード挿入口251に挿入されたメモリカード171が装着される。
ROMには、CPUに実行させるソフトウェアプログラム等が格納されている。制御部10は、これらのプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。
EEPROM等の不揮発性メモリの記憶エリアには、警報設定や画面設定などの各種の設定情報を格納する記憶エリアが設けられている。
レーダー探知機1は、ROMから読み出したソフトウェアプログラムをCPUに実行させることで各種の機能を実現する。このレーダー探知機1の機能としては、現在情報表示機能、GPSログ機能、各種の警報を実行する警報機能、OBD機能、設定機能、登録機能等がある。警報機能としては、GPS警報機能、RD警報機能、無線警報機能等、一般的なレーダー探知機が備える機能がある。これらの機能を実現する各手段は、制御部10において形成されている。
登録機能は、ユーザーである運転者が個人的な地点(マイポイント)や地域(マイエリア)を登録する機能であり、制御部10においてソフトウェア的に実現される登録手段により実行される。
制御部10は、車両イグニッションのオン切替に応じて通電が開始されたとき、最初に図示しないオープニングアニメーションを表示する。その後、GPS衛星のGPS電波を受信して現在位置の測位が可能となるまで、図示しない測位情報画面を表示する。
また、制御部10は、車両イグニッションがオンに切り替えられたときや、警報動作を実行する際、各操作ボタン24に仕込まれた白色LED315Bに様々な発光動作(後述する)を実行させる。
レーダー探知機1では、各画面15L、Rの左右のタッチ領域151S(図29)にタッチすることにより、タッチ操作した画面15の待受画面を変更可能である。制御部10は、いずれかの画面15に対するタッチ操作を検出したとき、図29のように環状の配置順に従ってその画面15の待受画面を変更する。左のタッチ領域151Sがタッチ操作されたときには、環状の配置順の左回りに待受画面を変更し、右のタッチ領域151Sがタッチ操作されたときには、環状の配置順の右回りに待受画面を変更する。
(1)レーダースコープ画面
図30のレーダースコープ画面は、レーダー探知機1に登録されたターゲットに近づいたとき、現在位置との位置関係を表す情報(監視位置情報)をイメージ的に表す表示画面である。レーダースコープ画面では、現在位置の周辺領域に対応するスコープ面が表示され、交通監視活動の実施地点等を表すターゲットアイコン、及び現在位置を表す自車アイコンがそのスコープ面にプロット表示される。上段には、ターゲットの種別のテキスト情報であるターゲット情報、及びターゲットまでの距離が表示される。下段左には、現在の走行速度(車速)が表示され、その表示欄の上側には制限速度が表示される。
図31の時計画面は、現在時刻を表示する表示画面である。なお、右の画面15Rの場合、時計画面の下部に速度が表示される。ただし、GPS非測位になると速度は非表示となる。時計画面に表示される時刻については、制御部10が時刻合わせを実施する。
図32の速度画面は、車両の速度を表示する表示画面である。右の画面15Rの場合、速度画面の下部に時計が表示される。速度を数字表示する表示欄の右側には、速度の度合いを表す縦方向のセグメント表示が配置されている。制御部10は、速度が上がるにつれて、このセグメント表示に表示するセグメントの数を増やしていく。なお、制御部10は、GPS電波を利用して速度を演算するため、GPS電波を受信できないトンネル内などの場所では、速度の表示が0km/hになる。
図33のエコドライブ画面は、低燃費運転の達成度合いの指標となるエコポイントを表示する表示画面である。制御部10は、急加速、急減速、アイドリング時間、経済速度などからエコポイントを算出する。エコポイントの表示欄の右側には、速度の表示欄が配置されている。この速度は、GPS非測位になると0km/hになる。なお、右の画面15Rの場合、エコドライブ画面の下部に時計が表示される。なお、制御部10は、GPS電波を利用してエコポイントを算出している。
図34の高度画面は、車両の高度を表示する表示画面である。制御部10は、高度の変化をグラフ化して表示する。なお、右の画面15Rの場合には、高度画面の下部に時計が表示される。制御部10は、GPS電波を利用して高度を算出するため、GPS電波を受信できないトンネル内などの場所では高度の表示が直前の数値に固定される。
図35の気圧画面は、現在の気圧を表示する表示画面である。制御部10は、現在の気圧の数値と共に、過去の気圧の変化をグラフ化して表示する。
図36の測位情報画面は、GPS電波の受信状況を表示する表示画面である。制御部10は、GPS電波を受信している衛星について、衛星ナンバーと受信レベルを表示する。なお、衛星ナンバーとは、衛星に割り当てられたナンバーである。
図37の衛星情報画面は、受信している衛星の情報を表示する表示画面である。制御部10は、衛星番号、種類(GPS、QZSS(みちびき)、SBAS、GLONASS)、仰角(Elev.)、方位角(Azim.)を表示する。制御部10は、定期的に表示画面を切替表示し、衛星を順番に表示する。
図38のOBDメーター画面は、OBDアダプター(図13)を介して取得した車両情報を表示する表示画面である。OBDメーター画面は、OBDアダプターが接続されているときに選択可能となる。例えば、OBDアダプターが接続されている場合には、衛星情報画面を表示する画面15の左のタッチ領域151Sがタッチ操作されたとき、OBDメーター画面が表示される一方、非接続の場合には、OBDメーター画面及び次のOBD燃費情報画面が表示されることなくパスされる。OBDメーター画面に選択的に表示可能な車両情報としては、図38のように例えば、車速、エンジン回転数、エンジン負荷、スロットル開度、燃料レベル、インマニ圧、冷却水温度、吸気温度、外気温、エンジン油温、瞬間燃費、平均燃費、今回燃費等がある。
図39のOBD燃費情報画面は、車両情報を利用して制御部10が演算した瞬間燃費や平均燃費を表示する表示画面である。車両情報は、OBDアダプターを介して取得されるため、OBDアダプターが非接続の状態では、OBDメーター画面と同様、切替表示されない。OBD燃費情報画面では、2種類の燃費が上下二段で表示される。各段には、燃費の数字表示、燃費の度合いのセグメント表示が上下に配置される。2種類の燃費の組み合わせとしては、瞬間燃費と平均燃費との組合せ、瞬間燃費と今回燃費との組合せ、今回燃費と平均燃費との組合せ等がある。
待受画面としては、上記のほかに、日付等を表示するカレンダー画面、画面15が真っ暗になるOFF画面が設定されている(図29)。
レーダー探知機1では、制御部10が警告時に表示する警告画面の表示パターンを設定可能である。制御部10は、待受画面の表示中にVIEWボタン243が長押しされたとき、警告画面の表示に切り替える。警告画面の表示パターンとしては、2画面警告、1画面警告その1、1画面警告その2、警告画面なしの各パターンがある。なお、各表示パターンでは、左右の画面15L、Rを入れ替えて表示させることも可能になっている。
2画面警告の表示パターンは、図42のごとく、自車位置とターゲットの位置関係を表示するレーダースコープ画面と、ターゲットの種別・ターゲットまでの距離を報知するお知らせパネル画面と、を同時に表示する表示パターンである。お知らせパネル画面では、ターゲットの種別(監視種別情報)及び距離を文字表示するテロップ(文字情報)41が最上段に表示されると共に、ターゲット種別を表すイラスト42が中央に表示される。さらに、右下には、時刻が表示される。イラスト42は、データベース100に格納されたイラストデータに基いて表示される。
この1画面警告その1の表示パターンは、図43のごとく、自車位置とターゲットの位置を表示するレーダースコープ画面と、待受画面の上部にターゲットの種別・距離を知らせるテロップ41が表示される設定である。本例のレーダー探知機1では、待受画面として時計画面が設定された1画面警告その1の表示パターンが初期設定となっている。
この1画面警告その2の表示パターンは、図44のごとく、左画面15Lは待受画面を表示し、警報時は右画面15Rにお知らせパネル画面を表示する表示パターンである。この1画面警告その2は、レーダースコープ画面以外の待受画面を左画面15Lに設定し、右画面15Rについて《表示切替距離→切替なし》、《ターゲット情報→お知らせパネル》を設定して表示できる。なお、左右どちらの画面15L、Rにお知らせパネル画面を表示するかは、《お知らせ表示》の設定項目で設定可能である。
警告画面なしの表示パターンは、図45に例示するごとく、左右画面15L、Rとも待受画面を表示し、警報時は、左右いずれかの画面15(同図は右画面15Rの例)にテロップ41のみ表示する表示パターンである。警告画面なしの表示パターンは、左右両方の画面15L、Rについて、レーダースコープ画面以外の待受画面を設定し、右画面15Rについて《表示切替距離→切替なし》、《ターゲット情報→テロップ》を設定して表示できる。左右どちらの画面15にテロップ41を表示するかは、《お知らせ表示》により設定可能である。
(1)取締り電波の受信時の警報動作
制御部10は、レーダー波やステルス波等の取締り電波を受信したとき、画面15に警告画面を表示しアラーム音を出力する等の警報動作を実行する。図46は、レーダースコープ画面が待受画面として設定された左画面15Lによる警報の例である。制御部10は、音(電子音/警報ボイス)と画面表示との両方で警報するWアラームを実行する。制御部10は、レーダースコープ画面のスコープ面を赤色に変更すると共に、レーダースコープ画面の上部に交通監視活動の種別を表すテロップ41を表示する。このテロップ41には、レーダー波等の電波の受信レベルの表示(例えばL5)が含まれている。
また、制御部10は、図47のごとく、取締りレーダー波の受信時の警報動作では、レーダー波の発信源への接近に伴う受信レベル(電波強度)の変化(L1→L5)に応じて電子音のテンポを上げていくという制御を実行する。
制御部10は、自車とターゲットとの距離が小さくなたとき(ターゲットに接近したとき)、図48のごとく、ターゲット情報及び距離を文字表示するテロップ41を画面15の上部に表示させる。
制御部10は、進行方向に対して右手または左手方向に約25°以上(図49参照。)に位置するターゲットを対象として警報ボイスを音声出力する際、『左方向』または『右方向』のフレーズを付け加えて、その方向(実施地点の方位)を告知する制御を実行する。『右方向』、『左方向』のボイスは、告知時点でのターゲットの方向である。なお、ターゲットまでの距離が非常に近い場合は、左右方向を識別するためのフレーズを付け加えないこともある。ここで『 』は、警報ボイスによる音声出力を意味している。
例えば、オービスの警報ボイスの場合、2km先(高速道のみ)、1km先、500m先、直前、通過という段階が設定され、制御部10の制御により段階毎に警報ボイスが出力される。500m先までの各段階では、例えば『2km先』等の距離が音声出力される。さらに、1km先では、距離の音声出力に加えて、制限速度や速度超過を告知する警報ボイス等が出力され、500m先ではカメラ位置を告知する警報ボイスが出力される。直前で速度が超過している場合には、制御部10は、直前走行速度告知に加えて、速度超過告知の警報ボイスを出力する制御を実行する。
レーダー探知機1では、動作仕様が複数種類用意されており、ユーザー側の操作によって好みの動作仕様を設定する。以下、設定方法について説明する。
電源がオンの状態でMUTEボタン248が長押しされたとき、制御部10は、設定メニューを表示させる制御を実行する。図54の左図は、設定メニューの項目の図示であり、右図は、設定メニューを選択操作中の表示画面の例示である。
図55のようにお手軽モード(簡単設定モード)がオンに設定された場合、お手軽設定のみのシンプルな設定モードとなり、簡単設定が可能になる。制御部10は、お手軽モードがオンのとき、図55の左図のように選択可能な設定メニューを大幅に制限する。お手軽設定は、表示画面の明るさと、レーダー警報音の種類(電子音/ボイス)の設定を変更できるほか、ソフトウェアのバージョンを閲覧できるのみであり、非常に簡単な設定となっている。
レーダー探知機1では、プリセットされた4種類の警報モード(ノーマル、ミニマム、スペシャル、オールオン)のほか、マニュアルモードが用意されている。ユーザー操作によって好みの警報モードを設定可能である。ノーマルモードは、バランスを重視した設定内容の警報モードである。ミニマムモードは、最低限の項目だけがオンに設定される警報モードである。スペシャルモードは、取締りに関する項目を重視した設定内容の警報モードである。オールオンモードは、すべての機能がオンに設定される警報モードである。マニュアルモードは、それぞれの機能を個別に設定可能な警報モードである。
警報設定では、図58のごとく、受信感度モード、道路選択、表示切替距離、ターゲット情報、お知らせ表示の各項目の設定が可能である。
受信感度モードでは、市街地に適する《シティ》、郊外や高速道路に適する《エクストラ》、不要警報カットや最適受信感度が自動設定される《AAC/ASS》のいずれかを選択的に設定できる。
画面・LED設定では、図59のごとく、画面明るさ、画面反転の有無、画面色設定、LEDモード、LED明るさの各項目を設定可能である。例えば、画面明るさについては、《最小》《暗い》《ふつう》《明るい》の中のいずれかを選択的に設定できる。LEDモードについては、《警報・タッチON》《常時ON》《OFF》の中のいずれかを設定できる。他の設定項目については、同図に示す通りである。
なお、警報中では、例えば、警報対象の注意度(報知必要度合い)に応じて全ての白色LED315Bを点滅させる制御を実行することも良い。画面領域15Aの外周の5箇所に配置された操作ボタン24について、点灯させるタイミングを少しずつ異ならせることで、警報中に点灯位置が画面領域15Aの回りを周回するような制御を実行することも良い。さらに、注意度が高くなるほど、周回する周期を速めて緊迫感を演出しても良い。あるいは、交通事故多発エリア等に進入した際、5箇所の操作ボタン24をランダムに点灯させることで、リスクの高い状況を感覚的に表現することも良い。
音声設定は、警報ボイスなどの音声や効果音等の各種の音情報の出力態様(出力モード)に関する設定である。音声設定では、図61のごとく、話速(話す速さ)、ナレーター切替、レーダー警報音、測位アナウンス、RELAXチャイム、時報、操作音、ターゲット接近音などの各項目の設定が可能である。話速は、警報ボイスの速さを《ゆっくり》《通常》《速い》《警報連動》の4段階で切り替え可能である。特に、《警報連動》では警報の種類によって話速が変更される。ナレーター切替では、警報ボイスを《女性》《男性》で切替できる。レーダー警報音では、レーダー受信時の警報を《ボイス》《電子音》で切替できる。
例えば、検問・取締告知の場合には、制御部10は、車速が52km/h以上であるか未満であるかに応じてフレーズの話速を変更する。車速が52km/h以上の場合には、未満の場合よりも話速を速くする。
システム設定では、図64のごとく、各種のシステム設定が可能である。
(7)OBD設定
OBD設定では、図65のごとく、画面15毎のOBDメーターの設定、燃費情報、係数補正、データ消去の各項目の設定が可能である。OBDメーターを設定した場合、表示させる車両情報としては、車速、エンジン回転数、エンジン負荷、スロットル開度、燃料レベル、インマニ圧、冷却水温度、吸気温度、外気温、エンジン油温、瞬間燃費、平均燃費、今回燃費の中のいずれかを選択的に設定できる。例えば、OBDメーターについては、左右の画面15L、RそれぞれにOBDメーターを設定するか否か選択可能である。他の項目については、同図の通りである。
以上のように、本例のレーダー探知機1は、交通監視活動に関する監視情報を判りやすく報知できる優れた特性を備えている。
図66では、デュアル液晶を活かした2画面同時表示、小型液晶の2枚使いだから出来るワイド&ローのフォルム、面取りを多用した硬質感のあるデザイン等が、外観上のポイントになっている。
図67では、デュアル液晶を活かした2画面同時表示、小型液晶の2枚使いだから出来るワイド&ローのフォルム、左右非対称の硬質感のあるデザイン等が、外観上のポイントになっている。
図68では、デュアル液晶を活かした2画面同時表示、小型液晶の2枚使いだから出来るワイド&ローのフォルム、角R(コーナーの面取りR)を大きめにとったプレーンな形状等が、外観上のポイントになっている。
図69では、デュアル液晶を活かした2画面同時表示、小型液晶の2枚使いだから出来るワイド&ローのフォルム、面取りを多用した硬質感のあるデザイン等が、外観上のポイントになっている。
図70では、デュアル液晶を活かした2画面同時表示、小型液晶の2枚使いだから出来るワイド&ローのフォルム、左右非対称の硬質感のあるデザイン等が、外観上のポイントになっている。
図71では、デュアル液晶を活かした2画面同時表示、小型液晶の2枚使いだから出来るワイド&ローのフォルム、軽快感のあるブラック&ホワイトのカラーリング等が、外観上のポイントになっている。
図72では、デュアル液晶を活かした2画面同時表示、小型液晶の2枚使いだから出来るワイド&ローのフォルム、面取りを多用した硬質感のあるデザイン等が、外観上のポイントになっている。
図73では、デュアル液晶を活かした2画面同時表示、小型液晶の2枚使いだから出来るワイド&ローのフォルム、後付けメーターのイメージを強調したデザイン等が、外観上のポイントになっている。
図74では、デュアル液晶を活かした2画面同時表示、小型液晶の2枚使いだから出来るワイド&ローのフォルム、左右非対称の硬質感のあるデザイン等が、外観上のポイントになっている。
図75では、デュアル液晶を活かした2画面同時表示、小型液晶の2枚使いだから出来るワイド&ローのフォルム、角Rを大きめにとったプレーンな形状等が、外観上のポイントになっている。
図76では、デュアル液晶を活かした2画面同時表示、小型液晶の2枚使いだから出来るワイド&ローのフォルム、面取りを多用した硬質感のあるデザイン等が、外観上のポイントになっている。
図77では、デュアル液晶を活かした2画面同時表示、小型液晶の2枚使いだから出来るワイド&ローのフォルム、左右非対称の硬質感のあるデザイン等が、外観上のポイントになっている。
2 ケース本体
21 前面枠
22 ケース
24 操作ボタン(操作手段)
222、223 リブ
31 第1の基板
32 第2の基板
312、322、313、323 スリット孔(貫通孔)
10 制御部(制御手段)
100 データベース
121 GPS受信器
122 マイクロ波受信器
123 無線受信器
125 近接センサ
128 気圧センサ
129 クロック部
15 画面
15A 画面領域
151 タッチスクリーンシート
152 液晶表示器
152S 隙間
16 スピーカ
17 メモリーカードリーダ
171 メモリーカード
24 操作ボタン
315 操作部
315A タッチセンサ
315B 白色LED
Claims (13)
- 交通監視活動に関する監視情報を報知する装置であって、
監視情報を表示可能な画面を有する2つの表示器を備え、
該2つの表示器の画面が水平方向に並列配置されている装置。 - 請求項1において、水平方向に並列配置された前記2つの表示器の間には、隙間が設けられている装置。
- 請求項2において、前記隙間に電子部品が配置されている装置。
- 請求項3において、前記電子部品は、近接した人体を検知するための検知センサである装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項において、2つの表示器が実装されていると共に、厚さ方向に貫通する貫通孔が穿孔された電子基板と、
前記電子基板の貫通孔に貫通配置されるリブを有し、このリブが前記貫通孔に貫通配置された状態で前記電子基板を収容する筐体と、を備え、
前記貫通孔の内周面と前記リブの外周面との当接構造が形成されており、前記電子基板の強度を利用して前記筐体の剛性が高められている装置。 - 請求項5において、前記貫通孔は、前記電子基板の外周側面に連通し周方向の一部において開口する不完全な孔であり、前記リブは、前記筐体の内周側面に立設されている装置。
- 請求項5又は6において、前記当接構造は、前記2つの表示器の境目に対して水平方向両側に設けられている装置。
- 請求項5〜7のいずれか1項において、前記当接構造は、前記電子基板に対して上下方向両側に設けられている装置。
- 請求項1〜8のいずれか1項において、交通監視活動によって発射される電波を受信するための受信アンテナ及び検波回路を含む無線モジュールを含み、
該無線モジュールは、画面の法線方向において、前記2つの表示器の境目と重なるように配置されている装置。 - 請求項1〜9のいずれか1項において、前記2つの表示器の画面が並列配置された正面側には、ユーザーのタッチ操作を検出するためのタッチスクリーンシートが2つの画面を横断するように積層されている装置。
- 請求項10において、前記正面側には、前記タッチスクリーンシートのシート形状の一部に合致する位置決め形状が設けられている装置。
- 請求項11において、前記位置決め形状は、前記タッチスクリーンシートの水平方向の中間的な位置に対応して設けられている装置。
- 請求項1〜12のいずれか1項において、前記2つの表示器の画面を制御するための計算処理を実行する電子部品を備え、
前記2つの表示器の間で該電子部品が共用されている装置。
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