JP2014215524A - クリーニングユニットおよびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

クリーニングユニットおよびこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シャッターとシールとの密着性を確保した上で排出口の開閉を円滑に行うことができるとクリーニングユニット等を提供する。【解決手段】本発明のクリーニングユニット26は、廃トナーを除去するクリーニング部材31を支持するケーシング30に形成される第1搬送路36内の廃トナーを廃トナー容器59に向けて搬送する第1スクリュー32と、開閉可能な排出口42を有すると共に、廃トナーの漏出を防止するシール54に接触・離間可能な円筒状のシャッター33と、シャッター33を一方に回動させながら外端面45をシール54に接触させるように軸方向に移動させて排出口42を開放する開口位置P1と、シャッター33を他方に回動させながら外端面45をシール54から離間するように軸方向に移動させて排出口42を閉塞する閉口位置P2と、の間でシャッター33を移動させるシャッター移動機構34と、を備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、複写機やプリンター等に好適に用いられるクリーニングユニットおよびこれを備えた画像形成装置に関する。
従来、画像形成後の像担持体の画像形成面から廃トナーを除去するクリーニングユニットを備えた画像形成装置が知られている。
例えば特許文献1には、感光体ドラムの画像形成面から廃トナーを掻き落とす摺擦ローラーおよびクリーニングブレードと、ケーシング内に落下した廃トナーを搬送するスクリューと、ケーシングの内部を開閉するカップ形状のシャッターと、を備えたクリーニングユニットを含むドラムユニットが開示されている。廃トナーは、シャッターに形成された排出口からトナー搬送部に排出され、回収容器に回収される。また、ドラムユニット(クリーニングユニット)を装置本体から取り出す場合、シャッターが軸周りに回動して排出口を閉塞するようになっている。
特開2010−256741号公報
ところで、上記した特許文献1に記載されたようなクリーニングユニットでは、一般的に、シャッターの排出口とトナー搬送路との接合部分に、廃トナーの漏出を防止するためにシールが設けられている。このシールは、排出口周縁のみならず、シャッターの外端面(外側面)にも密着して廃トナーの漏出を防止するようになっている。
しかしながら、シャッターの外端面とシールとが密着した状態において、この密着力の作用方向と直交する方向にクリーニングユニットの着脱する場合、この密着力が抵抗となるため、クリーニングユニットの着脱作業が困難となっていた。また、シャッターの外端面とシールとが密着した状態では、その摩擦力によりシャッターの回動が妨げられるため、排出口の閉塞が適切に行われないという問題もあった。この問題は、シャッターとシールとの密着力を弱くすれば解消可能であるが、廃トナーの漏出防止を担保するためには、該密着力を安易に弱めることはできなかった。
また、仮に、シャッターが円滑に回動したとしても、シャッターの回動の進行に連動して排出口の閉塞も進行するため、シャッターにより排出口が完全に閉塞される前に、シールとの密着状態が解除される。したがって、クリーニングユニットを装置本体から取り出す際に排出口から廃トナーが漏れ出すという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、シャッターとシールとの密着性を確保した上で排出口の開閉を円滑に行うことができると共に、シャッターをシールから離間させたときに廃トナーの漏出を防止することができるクリーニングユニットおよびこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明のクリーニングユニットは、トナー像を形成する像担持体の画像形成面から廃トナーを除去するクリーニング部材と、前記クリーニング部材を支持するケーシングに形成される搬送路内の前記廃トナーを廃トナー容器に向けて搬送する廃トナー搬送体と、前記搬送路と前記廃トナー容器とを連通させる開閉可能な排出口を有すると共に、該排出口からの前記廃トナーの漏出を防止するシールに接触・離間可能な円筒状のシャッターと、前記シャッターを軸周り一方に回動させながら前記シャッターの外端面を前記シールに接触させるように軸方向に移動させて前記排出口を開放する開口位置と、前記シャッターを軸周り他方に回動させながら前記シャッターの外端面を前記シールから離間するように軸方向に移動させて前記排出口を閉塞する閉口位置と、の間で前記シャッターを移動させるシャッター移動機構と、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、シャッターが開口位置に臨む場合には、外端面を含むシャッターはシールに接触(密着)し、排出口は廃トナー容器に連通することとなる。これにより、廃トナーの漏出が防止されつつ、廃トナーの回収が行われる。一方、シャッターが閉口位置に臨む場合には、シャッターとシールとの密着が解除され、排出口と廃トナー容器との連通が解除されることとなる。このとき、シャッターの外端面は、シールから軸方向に離れているため、例えば、軸方向に直交する方向にクリーニングユニットを容易に着脱することができる。また、シャッターの外端面とシールとは軸方向に離れているため、シールとの摩擦によりシャッターの回動が妨げられることがない。これにより、シャッターを円滑に回動させることができ、シャッターによる排出口の閉塞を適切に行うことができる。
この場合、前記シャッター移動機構による前記シャッターの移動に連動して前記シャッターと同一方向に前記廃トナー搬送体を軸方向に移動させる搬送体移動機構を備えていることが好ましい。
この構成によれば、例えば、開口位置から閉口位置に向かうシャッターの移動が進行するに従って、廃トナー搬送体もシールから軸方向に離間するように移動する。すなわち、廃トナー搬送体を搬送路の上流側にスライドすることによって、排出口の上流側近傍に滞留している廃トナーは、搬送路の上流方向に寄せられる。これにより、排出口が完全に閉塞される前にシールとの密着状態が解除される場合であっても、排出口の上流側近傍に滞留した廃トナーが漏れ出すことを防止することができる。
この場合、前記廃トナー搬送体は、前記搬送路に沿って延在するスクリューであり、前記ケーシングには、前記廃トナー搬送体の上流端部を回転可能に支持するケース側軸受部が形成され、前記シャッターの内端面には、前記廃トナー搬送体の下流端部を回転可能に支持するシャッター側軸受部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、廃トナー搬送体としてのスクリューは、一対の軸受部により軸方向両端部が軸支されている。これにより、スクリューは、搬送路(ケーシング)内において安定して回転することができるため、効率良く廃トナーを搬送することができる。また、シャッターは、排出口の開閉機能に加えて、スクリューの軸受機能を備えている。このため、スクリューの軸受を別途設ける場合に比して、ユニットの部品点数の増加を抑え、低コスト化を図ることができる。
この場合、前記シャッター移動機構は、前記開口位置と前記閉口位置との間で前記シャッターを移動させるように前記シャッターの周側壁に斜めに形成される斜行溝と、前記斜行溝に係合するように前記ケーシングの外周面に形成される突起と、前記シャッターが前記閉口位置に移動するように付勢力を作用させる捩りコイルバネと、前記シャッターの周面から径方向に突出し、前記捩りコイルバネの付勢力に抗して前記シャッターを前記開口位置に移動するように操作されるレバーと、を含んで構成され、前記搬送体移動機構は、前記像担持体を回転駆動させる駆動ギアと、前記駆動ギアに噛合し、駆動時に前記シャッターを前記開口位置に移動させるように前記廃トナー搬送体にスラスト荷重を作用させる従動ギアと、を含み、前記駆動ギアおよび前記従動ギアは、はすば歯車で構成されていることが好ましい。
この構成によれば、シャッターには、排出口を閉塞する方向に常に捩りコイルバネの付勢力が作用しているため、シャッターの閉口状態を適切に維持することができる。また、例えば、クリーニングユニットを装置本体に装着する際に、装置本体側に設けた突当て部にレバーを当接させることにより、シャッターを開口位置に確実に移動させることができる。さらに、駆動ギアに駆動力が作用しているときには、従動ギアを介して廃トナー搬送体にスラスト荷重を作用させ、シャッターを開口位置に移動させることができる。このように、搬送体移動機構は、廃トナー搬送体をスライドさせる機能と、駆動力を伝達する機能とを兼ね備えている。これにより、廃トナー搬送体をスライドさせる専用構造を省略することができるため、ユニットの構造を簡素化することができる。なお、駆動ギアに駆動力が作用していない場合、廃トナー搬送体は、捩りコイルバネの付勢力によりシャッターと共に移動可能な状態となっている。
上記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、上記したいずれかに記載のクリーニングユニットを備えていることを特徴とする。
この構成によれば、シャッターが開口位置に臨む場合には、シャッターがシールに密接した状態で排出口は廃トナー容器に連通することとなる。これにより、漏出防止状態で廃トナーの回収が行われる。一方、シャッターが閉口位置に臨む場合には、シャッターの外端面は、シールから軸方向に離れているため、例えば、軸方向に直交する方向にクリーニングユニットを容易に着脱することができる。また、シャッターを円滑に回動させることができ、シャッターによる排出口の閉塞を適切に行うことができる。
本発明によれば、シャッターとシールとの密着性を確保した上で排出口の開閉を円滑に行うことができると共に、シャッターをシールから離間させたときに廃トナーの漏出を防止することができる。
本発明の一実施形態に係るカラープリンターの内部構造を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターのドラムユニットを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターのドラムユニットを示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るクリーニングユニットの内部構造を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るクリーニングユニットのシャッターを示しており、(a)は側方からの斜視図であり、(b)は軸方向からの斜視図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターにおいて、ドラムユニットおよび廃トナー搬送装置を模式的に示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るカラープリンターにおいて、廃トナー搬送装置および廃トナー容器を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るクリーニングユニットのシャッター移動機構の一部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るクリーニングユニットのシャッター移動機構の一部を示す斜視図であって、(a)はシャッターが開口位置に臨む状態を示し、(b)はシャッターが閉口位置に臨む状態を示している。 本発明の一実施形態に係るクリーニングユニットのシャッター等の断面図であって、(a)はシャッターが開口位置に臨む状態を示し、(b)はシャッターが閉口位置に臨む状態を示している。 本発明の一実施形態に係るクリーニングユニットのシャッター移動機構および搬送体移動機構の動作を説明する断面図であって、(a)はシャッターが開口位置に臨む状態を示し、(b)はシャッターが閉口位置に臨む状態を示している。 本発明の一実施形態に係るクリーニングユニットの搬送体移動機構の動作を説明する斜視図であって、(a)はシャッターが開口位置に臨む状態を示し、(b)はシャッターが閉口位置に臨む状態を示している。 本発明の一実施形態に係るクリーニングユニットの搬送体移動機構の動作を説明する断面図であって、(a)はシャッターが開口位置に臨む状態を示し、(b)はシャッターが閉口位置に臨む状態を示している。 本発明の一実施形態に係るクリーニングユニットの着脱時におけるシャッター移動機構の作用を説明する断面図であって、(a)はシャッターが閉口位置に臨む状態を示し、(b)はシャッターが開口位置に臨む状態を示している。 本発明の一実施形態に係るクリーニングユニットの着脱時におけるシャッター移動機構および搬送体移動機構の作用を説明する断面図であって、(a)はシャッターが閉口位置に臨む状態を示し、(b)はシャッターが開口位置に臨む状態を示している。
以下、添付した図面を参照して、本発明の一実施形態に係るクリーニングユニットを備えた画像形成装置としてのカラープリンターについて説明する。なお、以下の説明では、便宜上、各図に示す矢印Frをカラープリンターの正面側(前側)として規定する。
まず、図1ないし図3を参照して、カラープリンター1の全体構成について説明する。ここで、図1はカラープリンター1の内部構造を模式的に示す断面図である。図2および図3はドラムユニット21を示す斜視図および断面図である。
図1に示すように、カラープリンター1は、主要な外観を成す装置本体2と、装置本体2の下部に設けられ、用紙(図示せず)を収納する給紙カセット3と、装置本体2の前面に設けられる手差しトレイ(図示せず)と、装置本体2の上面に設けられる排紙トレイ5と、を備えている。
また、カラープリンター1は、給紙カセット3にセットされた用紙を搬送経路10に供給する給紙部11と、中間転写ベルト12にトナー像を一次転写する画像形成部13と、一次転写されたトナー像を用紙に二次転写する二次転写ニップ部14と、二次転写されたトナー像を用紙に定着する定着装置15と、を装置本体2内に備えている。
中間転写ベルト12は、駆動ローラー12aおよびテンションローラー12bに水平に巻き掛けられ、図示しない駆動モーターにより駆動ローラー12aを回転駆動することで所定方向(図1の矢印参照)に回動する。
画像形成部13は、4つのトナーコンテナ20に収納された4色(Y,M,C,K)の補給用トナーにより画像を形成するものであり、像担持体としての感光体ドラム24を備える4つのドラムユニット21と、各感光体ドラム24の画像形成面となる表面にレーザー光(図1に示す矢印P参照)を照射する露光器22と、を有している。
4つのトナーコンテナ20は、排紙トレイ5の下側に並べられ、装置本体2内にそれぞれ着脱可能に装着されている。4つのドラムユニット21は、中間転写ベルト12の下側に前後方向に並設されている。各ドラムユニット21は、装置本体2に着脱可能に設けられている。
図2および図3に示すように、各ドラムユニット21は、軸方向両端に設けられた一対の支持フレーム23にドラム軸受部24aを介して回転可能に支持される感光体ドラム24と、感光体ドラム24の表面(画像形成面)を所定の電位に一様に帯電させる帯電器25と、感光体ドラム24の表面に残留した廃トナーを除去するクリーニングユニット26と、を有している。なお、各感光体ドラム24の周囲には、帯電器25と、現像器27と、一次転写ローラー28と、クリーニングユニット26とが、一次転写のプロセス順に配置されている(図1参照)。
各感光体ドラム24は、アルミニウム等の導電性材料で形成されるドラム素管の外周面に非晶質シリコン系の感光層を有している。また、各感光体ドラム24は、左右方向に延在し、その一端(図2では右端)には、ドラム駆動歯車24bが軸着されている。このドラム駆動歯車24bは、図示しない駆動モーターにより回転駆動される駆動ギア29に噛み合っている(図12参照)。
各帯電器25は、感光体ドラム24に摺接する帯電ローラー25aと、帯電ローラー25aの表面を研磨する摺擦ローラー25bと、を有している。各帯電ローラー25aおよび各摺擦ローラー25bは、その軸方向両端部が一対の支持フレーム23の下部に支持されている。
ここで、カラープリンター1による画像形成処理について説明する。カラープリンター1に電源が投入されると、定着装置15の温度設定等の各種パラメーターが初期化され、カラープリンター1に接続されたパーソナルコンピューター等から画像データの入力や印刷開始の指示がなされると、以下のように画像形成動作が実行される。
まず、各帯電器25によって各感光体ドラム24の表面が帯電された後、各露光器22により各感光体ドラム24に画像データに対応した露光が行われ、各感光体ドラム24の画像形成面に静電潜像が形成される。この静電潜像は、各トナーコンテナ20から各現像器27に供給された各色のトナーによりトナー像に現像される。
各一次転写ローラー28にバイアスが印加されると、各色のトナー像が、順次、中間転写ベルト12に一次転写され、中間転写ベルト12上にフルカラーのトナー像が形成される。一方、給紙部11によって給紙カセット3(または手差しトレイ4)から供給された用紙は、搬送経路10を通って二次転写ニップ部14まで搬送される。そして、二次転写ニップ部9にバイアスが印加されると、フルカラーのトナー像は用紙に二次転写される。この用紙は、定着装置15により定着処理された後、排紙トレイ5上に排出される。なお、各感光体ドラム24の画像形成面に残留したトナー(廃トナー)は、クリーニングユニット26によって除去される。
次に、図2ないし図5を参照して、各ドラムユニット21のクリーニングユニット26について説明する。ここで、図4はクリーニングユニット21の内部構造を示す斜視図である。図5はクリーニングユニット21のシャッター33を示しており、(a)は側方からの斜視図であり、(b)は軸方向からの斜視図である。なお、4つのドラムユニット21は、それぞれ同一の構成であるため、以下、1つのクリーニングユニット26について説明する。
図2および図3に示すように、クリーニングユニット26は、主要な外観を成すケーシング30と、感光体ドラム24の画像形成面から廃トナーを除去するクリーニング部材31と、ケーシング30に形成される第1搬送路36内の廃トナーを廃トナー容器59に向けて搬送する廃トナー搬送体としての第1スクリュー32と、第1搬送路36を開閉可能に設けられるシャッター33と、シャッター33を所定の位置に移動させるシャッター移動機構34と、第1スクリュー32を軸方向に移動させる搬送体移動機構35と、を備えている。
ケーシング30は、クリーニング部材31等を支持するものであり、感光体ドラム24の軸方向に沿って延在して感光体ドラム24側が開放された略箱状に形成されるケーシング本体30aと、ケーシング本体30aの一端(図2では右端)下部から外側(右側)に突出して形成される上流側ケース部30bと、ケーシング本体30aの他端(図2では左端)下部から外側(左側)に突出して形成される下流側ケース部30cと、により一体形成されている。なお、以下の説明では、一端を「上流」とも呼び、他端を「下流」とも呼ぶこととする。
ケーシング本体30aは、感光体ドラム24よりも軸方向長さが僅かに短く形成されている。ケーシング本体30aの両端上部には、それぞれ支持フレーム23に連結されるアーム部30dが形成されている。上流側ケース部30bと下流側ケース部30cとは、それぞれ円筒状に形成され、上流側ケース部30bの上流端面と下流側ケース部30cの下流端面とは、それぞれ開放されている。
ケーシング本体30aの下側には、第1搬送路36が、上流側ケース部30bから下流側ケース部30cに亘って軸方向に延設されている(図4参照)。下流側ケース部30cの下流側底面には、第1搬送路36に連通する矩形状の第1送出口37が下流側から切り込まれて形成されている(図11参照)。この第1送出口37には、シャッター33を介して後述する廃トナー搬送装置50が接続されている(図6参照)。
図4に示すように、ケーシング本体30aと上流側ケース部30bとの接続部分には、第1スクリュー32の上流端部を回転可能に支持するケース側軸受部38が形成されている。また、上流側ケース部30bの上流端面(開放面)には、ケース側軸受部38を貫通して更に上流側に延出した第1スクリュー32の上流端部を回転可能に支持するスクリュー軸受部39が配設されている。
図3に示すように、クリーニング部材31は、感光体ドラム24の画像形成面に摺接するクリーニングローラー31aとクリーニングブレード31bとから構成されている。
クリーニングローラー31aの軸方向両端部は、ケーシング本体30aの上部に回転可能に支持されている。クリーニングローラー31aの周面の一部は、ケーシング30の開放部分から露出し、感光体ドラム24の画像形成面に摺接するようになっている。クリーニングローラー31aは、図示しない駆動モーターにより、感光体ドラム24とは逆方向に回転駆動される。これにより、トナー像が一次転写された後の感光体ドラム24の画像形成面が研磨され、感光体ドラム24の表面に付着した廃トナー等が除去される。
クリーニングブレード31bは、例えばウレタンゴム製であり、ケーシング本体30aの下部に固定されている。クリーニングローラー31aの上部は、自由端となっており、自身の弾性力により感光体ドラム24に押圧されている。クリーニングブレード31bは、感光体ドラム24の回転方向に対しカウンター方向に当接し、感光体ドラム24の画像形成面の廃トナー等を掻き取るようになっている。なお、クリーニングブレード31bを感光体ドラム24に対して所定の圧力で押圧する付勢手段を設けてもよい。
図3および図4に示すように、第1スクリュー32は、第1搬送路36に沿って延在した回転軸部32aの周面から径方向に突出する螺旋状のスクリュー羽根32bが固定されて構成されている。詳細は後述するが、第1スクリュー32は、ケーシング30に回転可能に支持されている。
第1スクリュー32の上流側には、ケース側軸受部38よりも内側(他端側)の位置で径方向に突出するフランジ部40が形成されている。また、第1スクリュー32は、上流側ケース部30bを貫通して更に上流側に延出しており、その上流端部には、従動ギア41が軸着されている。
図2および図4に示すように、シャッター33は、有底円筒状に形成されており、下流側ケース部30cの開放面を閉塞するように下流側から嵌合して取り付けられている。また、図5(a)に示すように、シャッター33の周側壁33aには、矩形状の排出口42が開口している。図5(b)に示すように、シャッター33の底壁33bの内端面には、第1スクリュー32の下流端部を回転可能に支持する円筒状のシャッター側軸受部43が形成されている。シャッター側軸受部43は、シャッター33の内端面中央から軸方向上流側に向かって突設され、上記した第1スクリュー32の回転軸部32aに挿脱可能に挿入される。したがって、第1スクリュー32の両端部は、シャッター側軸受部43と、上記したケース側軸受部38(図4参照)とにより軸支されることとなる。
ここで、クリーニングユニット26の各移動機構34,35の説明に先立ち、図6および図7を参照して、各ドラムユニット21のクリーニングユニット26が接続される廃トナー搬送装置50について説明する。図6はドラムユニット21および廃トナー搬送装置50を模式的に示す平面図である。図7は廃トナー搬送装置50および廃トナー容器59を示す斜視図である。
廃トナー搬送装置50は、概略厚板状に形成されており、並設された4つのクリーニングユニット26に渡るように前後方向に延設されている(図6参照)。廃トナー搬送装置50の一方の面には、各クリーニングユニット26の第1送出口37が接続される4つのユニット接続溝51が等間隔に形成されている(図7参照)。
各ユニット接続溝51は、上端面から下方に向かって切り込まれており、クリーニングユニット26のシャッター33が、上端から下方に向かって挿入されるようになっている。各ユニット接続溝51の下端部には、シャッター33の形状に対応するように半円柱状のユニット当接部52が形成されている。ユニット当接部52の下側周面には、矩形状の導入口53が開口している。この導入口53を除くユニット当接部52には、合成ゴム等の弾性材料から成るシール54が配設されている。正確には、周面部分のシール54の後端は、ユニット当接部52よりも上方に向かって延出して設けられている(図14参照)。
なお、各ドラムユニット21のクリーニングユニット26が廃トナー搬送装置50に接続されると、シャッター33の排出口42は、下流側ケース部30cの第1送出口37とユニット当接部52の導入口53とを連通させた状態となる(図14(b)参照)。また、このとき、排出口42の周縁を含む周側壁33aの下側外周面44および底壁33bの下側外端面45は、シール54により封止された状態となる(図15(b)参照)。
また、各ユニット接続溝51の前側面には、ユニット当接部52のやや上方位置で段差となる突当て部55が形成されている。突当て部55よりも上側のユニット接続溝51は、シャッター33の直径より十分に広い前後幅に形成され、突当て部55より下側のユニット接続溝51は、ユニット当接部52と略同一の前後幅に形成されている。
廃トナー搬送装置50の下部には、4つの導入口53を合流させる第2搬送路56が前後方向に延設されている。第2搬送路56内には、第1スクリュー32と同様に、螺旋状のスクリュー羽根を有する第2スクリュー57が配置されている。第2スクリュー57の軸方向両端部は第2搬送路56の内壁に回転可能に支持され、第2スクリュー57は、図示しない駆動モーターにより回転駆動される。また、第2搬送路56の前端部底面には、第2送出口58が開口しており、この第2送出口58には、廃トナー容器59の回収口59aが接続されている。
ここで、1つのクリーニングユニット26における廃トナーの搬送について説明する。
クリーニングユニット26によって感光体ドラム24から除去された廃トナーは、ケーシング30の第1搬送路36に落下する。第1搬送路36に集められた廃トナーは、第1スクリュー32の回転により第1送出口37および排出口42に向かって搬送される(図6の矢印参照)。そして、廃トナーは、排出口42にシール54を介して接続された導入口53を通って第2搬送路56に流れ込む(図7の矢印参照)。第2搬送路56に集められた廃トナーは、第2スクリュー57の回転により第2送出口58に向かって搬送され、第2送出口58に接続された回収口59aを通って廃トナー容器59内に回収される(図7の白抜き矢印参照)。
次に、図5、図8ないし図11を参照して、クリーニングユニット26のシャッター移動機構34について説明する。ここで、図8はシャッター移動機構34の一部を示す斜視図である。図9はシャッター移動機構34の一部を示す斜視図であり、図10はシャッター等の断面図であって、それぞれ(a)はシャッター33が開口位置P1に臨む状態を示し、(b)はシャッター33が閉口位置P2に臨む状態を示している。図11はシャッター移動機構34および搬送体移動機構35の動作を説明する断面図であって、(a)はシャッター33が開口位置P1に臨む状態を示し、(b)はシャッター33が閉口位置P2に臨む状態を示している。
図5に示すように、シャッター移動機構34は、開口位置P1と閉口位置P2との間でシャッター33を移動させるようにシャッター33の周側壁33aに斜めに形成される斜行溝60と、斜行溝60に係合するようにケーシング30の外周面に形成される突起61と、シャッター33が閉口位置P2に移動するように付勢力を作用させる捩りコイルバネ62(図8参照)と、シャッター33の周面から径方向に突出し、捩りコイルバネ62の付勢力に抗して前記シャッター33を開口位置P1に移動するように操作されるレバー63と、を含んで構成されている。
斜行溝60は、排出口42よりも上流側の位置でシャッター33の周側壁33aに貫通形成されている。図5(a)において、斜行溝60は、上方に向かって軸方向上流側に傾き、且つ軸方向に同一幅で繰り抜かれるように形成されている。また、シャッター33の周側壁33aよりも僅かに薄い薄肉壁64が、斜行溝60の上流側に沿うように形成されている。薄肉壁64は斜行溝60と略同一幅で形成されている。シャッター33の開放面側には、切欠き部65が薄肉壁64に沿うように斜めに切り欠かれている。
また、図5(b)に示すように、シャッター33の底壁33bの内端面には、斜行溝60と同一方向および同一角度で傾斜するスロープ状の傾斜部66が突設されている。傾斜部66は、斜行溝60とは軸周り方向にずれた位置に形成されている。この傾斜部66には、下流側ケース部30cの下流端面の上側が当接するようになっている。なお、下流側ケース部30cの下流端面は、傾斜部66に対応するように斜めに形成されている。
図5(a)に示すように、突起61は三角柱状に形成され、その1つの角辺が下流側ケース部30cの外周面から径方向に突出するように設けられている。突起61は、斜行溝60に摺接可能に係合し、斜行溝60に沿って相対的に移動するようになっている。
図8に示すように、捩りコイルバネ62は、斜行溝60を覆うようにシャッター33に巻回して設けられている。捩りコイルバネ62の一方の腕部62aは下流側の支持フレーム23に係止されており、他方の腕部62aはレバー63に係止されている(図示せず)。これにより、捩りコイルバネ62は、図10においてシャッター33を右回りに付勢力を作用させている。
図5(b)に示すように、レバー63は、側面視でフック状に形成され、周方向に凹んだ係止部63aが形成されている。この係止部63aには、捩りコイルバネ62の他方の腕部62aが係止されるようになっている。また、レバー63の係止部63aの対向側には、平坦な当接部63bが形成されている。なお、レバー63の径方向に延出した先端部分は、軸方向下流側に屈曲して形成されている。
シャッター移動機構34は、シャッター33を軸周り一方に回動させながらシャッター33の外端面45をシール54に接触させるように軸方向に移動させて排出口42を開放する開口位置P1(図9ないし図11の(a)参照)と、シャッター33を軸周り他方に回動させながらシャッター33の外端面45をシール54から離間するように軸方向に移動させて排出口42を閉塞する閉口位置P2(図9ないし図11の(b)参照)と、の間でシャッター33を移動させる。
シャッター33が開口位置P1に臨む場合、シャッター33の排出口42は、捩りコイルバネ62の付勢力に抗して下方に向けられ、下流側ケース部30cの第1送出口37に一致した状態となっている(図10および図11の(a)参照)。つまり、排出口42(第1送出口37)が開放される。
一方、シャッター33が閉口位置P2に臨む場合、シャッター33は捩りコイルバネ62の付勢力によって斜行溝60および傾斜部66に沿って回動し、排出口42は側方に向けられて第1送出口37からずれた状態となっている(図10および図11の(b)参照)。つまり、排出口42(第1送出口37)が閉塞される。なお、このとき、排出口42には、下流側ケース部30cの外側面が臨むこととなる。また、シャッター33は、斜行溝60に沿って回動するため、軸方向上流側にスライドした状態となっている(図11(b)参照)。
次に、図11ないし図13を参照して、クリーニングユニット26の搬送体移動機構35について説明する。ここで、図12および図13は、搬送体移動機構35の動作を説明する斜視図および断面図であって、(a)はシャッターが開口位置に臨む状態を示し、(b)はシャッターが閉口位置に臨む状態を示している。
搬送体移動機構35は、シャッター移動機構34によるシャッター33の移動に連動してシャッター33と同一方向に第1スクリュー32を軸方向に移動させるものである。
具体的には、図12および図13に示すように、搬送体移動機構35は、既に説明したが、ドラム駆動歯車24bを介して感光体ドラム24を回転させる駆動ギア29と、駆動ギア29に噛合して第1スクリュー32を回転させる従動ギア41と、捩りコイルバネ62(図8参照)と、を含んで構成されている。なお、捩りコイルバネ62は、シャッター移動機構34の構成としてだけでなく、搬送体移動機構35の構成としても兼用されている。
駆動ギア29および従動ギア41は、それぞれ所謂はすば歯車で構成されている。図12において、駆動ギア29は左ねじれの歯を複数有し、従動ギア41は右ねじれの歯を複数有している。
駆動モーターを駆動して駆動ギア29を回転させると、駆動ギア29に噛み合う従動ギア41には下流(図13において左側)に向かうスラスト荷重が作用する。すなわち、従動ギア41は、駆動ギア29の駆動時(回転トルク作用時)にシャッター33を開口位置P1に移動させるように第1スクリュー32にスラスト荷重を作用させる。これにより、第1スクリュー32は軸方向下流側に移動する(図11ないし図13の(a)参照)。
なお、駆動ギア29に駆動力が作用していない場合にはスラスト荷重は発生しないため、第1スクリュー32は、捩りコイルバネ62の付勢力によりシャッター33と共に軸方向上流側に移動可能な状態となっている(図11ないし図13の(b)参照)。正確には、第1スクリュー32およびシャッター33は、駆動ギア29と従動ギア41とのバックラッシュ分だけ軸方向にスライドすることができる。
次に、図14ないし図15を参照して、クリーニングユニット26のシャッター移動機構34および搬送体移動機構35の作用について説明する。ここで、図14および図15は、クリーニングユニット26の着脱時におけるシャッター移動機構34等の作用を説明する断面図であって、(a)はシャッターが閉口位置P2に臨む状態を示し、(b)はシャッターが開口位置P1に臨む状態を示している。
まず、装置本体2に1つのドラムユニット21(クリーニングユニット26)を装着する場合について説明する。なお、装着前におけるクリーニングユニット26のシャッター33は捩りコイルバネ62の付勢力によって閉口位置P2に臨んでいる(図14および図15の(a)参照)。
ユーザーは、所定の方法で装置本体2を開放し、廃トナー搬送装置50を露出させる。続いて、ユーザーは、廃トナー搬送装置50のユニット接続溝51に、クリーニングユニット26のシャッター33(下流側ケース部30c)を上方から下方に向かって進入(挿入)させる。
シャッター33の進入が進むと、シャッター33のレバー63に形成された当接部63bが、ユニット接続溝51の突当て部55に当接し、突当て部55より下方へのレバー63の進入が規制される(図14(a)参照)。このため、更にシャッター33の進入が進むと、突当て部55に当接したレバー63は、捩りコイルバネ62の付勢力に抗してシャッター33を回動させる。詳細には、シャッター33は、突起61に摺接する斜行溝60と、下流側ケース部30cの下流端面に摺接する傾斜部66と、に案内されて回動(図14において左回り)しながら軸方向下流側にスライドする(図15(b)参照)。
シャッター33がユニット当接部52(シール54)に達すると、シャッター33の排出口42は、下流側ケース部30cの第1送出口37とユニット当接部52の導入口53とを連通させる位置に移動する(図14(b)参照)。このとき、シャッター33の下側外周面44および下側外端面45はシール54に密着(接触)し、シール54によって排出口42の周縁が封止された状態となっている。つまり、シャッター33は開口位置P1に移動した状態となる。なお、このとき、レバー63の当接部63bは、突当て部55の下側面に当接している。
この状態で、駆動ギア29に回転トルクをかけると、従動ギア41に下流側に向かうスラスト荷重が発生し、従動ギア41が固定された第1スクリュー32は、軸方向下流側にスライドする(図15(b)参照)。これにより、排出口42からの廃トナーの漏出を防止しつつ、第1搬送路36内の廃トナーを廃トナー容器59に向けて排出することができる。
次に、装置本体2から1つのドラムユニット21(クリーニングユニット26)を取り出す場合について説明する。なお、ドラムユニット21(クリーニングユニット26)を取り出す場合には、駆動ギア29(駆動モーター)は停止している。
ユーザーは、装着とは逆の手順で、廃トナー搬送装置50に接続されたドラムユニット21(クリーニングユニット26)を上方に向かって引き出す。すなわち、シャッター33をユニット接続溝51に沿って上方に向かって離脱させる。
シャッター33の離脱が進むと、捩りコイルバネ62の付勢力により、シャッター33は、装着時とは逆方向に回動する。詳細には、シャッター33は、斜行溝60および傾斜部66に案内されて回動(図14において右回り)しながら軸方向上流側にスライドする(図15(a)参照)。このとき、従動ギア41には回転トルクによるスラスト荷重が作用しないため、捩りコイルバネ62の付勢力がシャッター側軸受部43を介して第1スクリュー32に伝達され、第1スクリュー32も軸方向上流側にスライドする(図15(a)参照)。なお、第1スクリュー32の上流側に設けられたフランジ部40により、第1スクリュー32の上流方向への移動は規制されるようになっている(図13(b)参照)。また、レバー63も、装着時とは逆方向に回動し、シャッター33の離脱が進むと、当接部63bから離間して行く。
以上の本実施形態に係るカラープリンター1によれば、シャッター33は、第1搬送路36と廃トナー容器59とを連通させる開閉可能な排出口42を有すると共に、排出口42からの廃トナーの漏出を防止するシール54に接触・離間可能に設けられている。すなわち、シャッター33が開口位置P1に臨む場合には、外端面45を含むシャッター33はシール54に接触(密着)し、排出口42は廃トナー容器59に連通することとなる。これにより、漏出防止状態で廃トナーの回収が行われる。一方、シャッター33が閉口位置P2に臨む場合には、シャッター33とシール54との密着が解除され、排出口42と廃トナー容器59との連通が解除されることとなる。このとき、シャッター33の外端面45は、シール54から軸方向上流側に離れているため、軸方向に直交する方向(上下方向)にクリーニングユニット26を含むドラムユニット21を容易に着脱することができる。また、シャッター33の外端面45とシール54とは軸方向に離れているため、シール54との摩擦によりシャッター33の回動が妨げられることがない。これにより、シャッター33を円滑に回動させることができ、シャッター33による排出口42の閉塞を適切に行うことができる。
また、本実施形態に係るカラープリンター1によれば、例えば、開口位置P1から閉口位置P2に向かうシャッター33の移動が進行するに従って、第1スクリュー32もシール54から軸方向に離間するように移動する。すなわち、第1スクリュー32を第1搬送路36の上流側にスライドすることによって、排出口42の上流側近傍に滞留している廃トナーは、第1搬送路36の上流方向に寄せられる。これにより、排出口42が完全に閉塞される前にシール54との密着(封止)状態が解除される場合であっても、排出口42の上流側近傍に滞留した廃トナーが漏れ出すことを防止することができる。すなわち、シャッター移動機構34と搬送体移動機構35との相互作用によって、排出口42からの廃トナーの漏出を有効に防止することができる。
また、本実施形態に係るカラープリンター1によれば、第1スクリュー32は、一対の軸受部38,43により軸方向両端部が軸支されている。これにより、第1スクリュー32は、第1搬送路36内での安定した回転が担保されるため、効率良く廃トナーを搬送することができる。また、シャッター33は、排出口42の開閉機能に加えて、第1スクリュー32の軸受機能を備えている。このため、第1スクリュー32の軸受を別途設ける場合に比して、ユニットの部品点数の増加を抑え、低コスト化を図ることができる。
さらに、本実施形態に係るカラープリンター1によれば、シャッター33には、排出口42を閉塞する方向に常に捩りコイルバネ62の付勢力が作用しているため、シャッター33の閉口状態を適切に維持することができる。また、クリーニングユニット26を装置本体2(廃トナー搬送装置50)に装着する際に、廃トナー搬送装置50側に設けた突当て部55にレバー63を当接させることにより、シャッター33を開口位置P1に確実に移動させることができる。さらに、駆動ギア29に駆動力が作用しているときには、従動ギア41を介して第1スクリュー32にスラスト荷重を作用させ、シャッター33を開口位置P1に移動させることができる。このように、搬送体移動機構35は、第1スクリュー32をスライドさせる機能と、駆動力を伝達する機能とを兼ね備えている。これにより、第1スクリュー32をスライドさせる専用構造を省略することができるため、ユニットの構造を簡素化することができる。
なお、本実施形態では、4色の廃トナーに対して1つの廃トナー容器59を備える構成であったが、例えば、各色の廃トナー毎に廃トナー容器59を備えてもよい。また、トナーの色数は任意である。
なお、本実施形態では、第1スクリュー32は、シャッター側軸受部43に挿脱可能な状態で支持されていたが、これに代えて、回転を許容しつつ軸方向に挿脱不能に第1スクリュー32を支持する構成としてもよい。
なお、上記した本発明の実施形態の説明は、本発明に係るクリーニングユニット26を備えたカラープリンター1における好適な実施の形態を説明しているため、技術的に好ましい種々の限定を付している場合もあるが、本発明の技術範囲は、特に本発明を限定する記載がない限り、これらの態様に限定されるものではない。さらに、上記した本発明の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、且つ、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能であり、上記した本発明の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
1 カラープリンター(画像形成装置)
24 感光体ドラム(像担持体)
26 クリーニングユニット
29 駆動ギア
30 ケーシング
31 クリーニング部材
32 第1スクリュー(廃トナー搬送体)
33 シャッター
34 シャッター移動機構
35 搬送体移動機構
36 第1搬送路(搬送路)
38 ケース側軸受部
41 従動ギア
42 排出口
43 シャッター側軸受部
45 外端面
54 シール
59 廃トナー容器
60 斜行溝
61 突起
62 捩りコイルバネ
63 レバー
P1 開口位置
P2 閉口位置

Claims (5)

  1. トナー像を形成する像担持体の画像形成面から廃トナーを除去するクリーニング部材と、
    前記クリーニング部材を支持するケーシングに形成される搬送路内の前記廃トナーを廃トナー容器に向けて搬送する廃トナー搬送体と、
    前記搬送路と前記廃トナー容器とを連通させる開閉可能な排出口を有すると共に、該排出口からの前記廃トナーの漏出を防止するシールに接触・離間可能な円筒状のシャッターと、
    前記シャッターを軸周り一方に回動させながら前記シャッターの外端面を前記シールに接触させるように軸方向に移動させて前記排出口を開放する開口位置と、前記シャッターを軸周り他方に回動させながら前記シャッターの外端面を前記シールから離間するように軸方向に移動させて前記排出口を閉塞する閉口位置と、の間で前記シャッターを移動させるシャッター移動機構と、を備えていることを特徴とするクリーニングユニット。
  2. 前記シャッター移動機構による前記シャッターの移動に連動して前記シャッターと同一方向に前記廃トナー搬送体を軸方向に移動させる搬送体移動機構を備えていることを特徴とする請求項1に記載のクリーニングユニット。
  3. 前記廃トナー搬送体は、前記搬送路に沿って延在するスクリューであり、
    前記ケーシングには、前記廃トナー搬送体の上流端部を回転可能に支持するケース側軸受部が形成され、
    前記シャッターの内端面には、前記廃トナー搬送体の下流端部を回転可能に支持するシャッター側軸受部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のクリーニングユニット。
  4. 前記シャッター移動機構は、
    前記開口位置と前記閉口位置との間で前記シャッターを移動させるように前記シャッターの周側壁に斜めに形成される斜行溝と、
    前記斜行溝に係合するように前記ケーシングの外周面に形成される突起と、
    前記シャッターが前記閉口位置に移動するように付勢力を作用させる捩りコイルバネと、
    前記シャッターの周面から径方向に突出し、前記捩りコイルバネの付勢力に抗して前記シャッターを前記開口位置に移動するように操作されるレバーと、を含んで構成され、
    前記搬送体移動機構は、
    前記像担持体を回転駆動させる駆動ギアと、
    前記駆動ギアに噛合し、駆動時に前記シャッターを前記開口位置に移動させるように前記廃トナー搬送体にスラスト荷重を作用させる従動ギアと、を含み、
    前記駆動ギアおよび前記従動ギアは、はすば歯車で構成されていることを特徴とする請求項3に記載のクリーニングユニット。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のクリーニングユニットを備えていることを特徴とする画像形成装置。
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