JP2014215015A - 空気調和機の化粧パネルおよび室内ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】パネル本体の角部における結露の発生を抑制する。
【解決手段】パネル本体(41)の吹出流路(402)の長手方向の一端部に隣接する第1の角部には、上方に開口し空気調和機(1)の構成部品を収容可能な第1の凹部(61)が形成されている。第1の凹部(61)の吹出流路(402)と第1の凹部(61)の内部空間とを区画する隔壁部(601)は、上方に開口する断面U字状に形成されている。第1の凹部(61)の隔壁部(601)の開口上端を塞ぐように蓋部材(71)を第1の凹部(61)の上面に取り付けることにより、吹出流路(402)と第1の凹部(61)の内部空間との間を断熱するための空気断熱層(600)が形成されている。
【選択図】図8

Description

この発明は、空気調和機の化粧パネルおよびそれを備えた空気調和機の室内ユニットに関し、特に、天井に設けられる室内ユニット本体の下部に設けられる化粧パネルに関する。
従来より、空気調和機の室内ユニットを天井に設けることが知られている。例えば、特許文献1には、室内ファンや室内熱交換器などを内部に収容して天井内に埋設される室内ユニット本体と、その室内ユニット本体の下部に取り付けられる化粧パネルとを備えた室内ユニットが記載されている。
特開2011−169583号公報
ところで、化粧パネルの角部に空気調和機の構成部品を収容するための空間(部品収容空間)を設けた場合、化粧パネルの吹出流路を流れる空気と部品収容空間内の空気との温度差により化粧パネルの角部において結露が発生してしまう可能性がある。
そこで、この発明は、角部における結露の発生を抑制することが可能な化粧パネルおよびそれを備えた室内ユニットを提供することを目的とする。
第1の発明は、天井(U)に設けられる室内ユニット本体(30)の下部に設けられる空気調和機(1)の化粧パネル(40)であって、中央部に上下方向に貫通する吸込流路(401)が形成されるとともに辺部に沿って延び上下方向に貫通する吹出流路(402)が形成され、該吹出流路(402)の長手方向の一端部に隣接する第1の角部に、上方に開口し該空気調和機(1)の構成部品を収容可能な第1の凹部(61)が形成されたパネル本体(41)と、上記パネル本体(41)の第1の凹部(61)の上面に取り付けられる蓋部材(71)とを備え、上記第1の凹部(61)の上記吹出流路(402)と該第1の凹部(61)の内部空間とを区画する隔壁部(601)が、上方に開口する断面U字状に形成され、上記第1の凹部(61)の隔壁部(601)の開口上端を塞ぐように上記蓋部材(71)を該第1の凹部(61)の上面に取り付けることにより、上記吹出流路(402)と該第1の凹部(61)の内部空間との間を断熱するための空気断熱層(600)が形成されていることを特徴とする空気調和機の化粧パネルである。
上記第1の発明では、第1の凹部(61)の隔壁部(601)の開口上端を蓋部材(71)で閉塞して空気断熱層(600)を形成することにより、吹出流路(402)と第1の凹部(61)の内部空間との間の熱移動を抑制することができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記パネル本体(41)のうち少なくとも上記第1の角部が、上記第1の凹部(61)の底壁部(61a)と該第1の凹部(61)の隔壁部(601)を含む周壁部(61b)とが一体となるように、樹脂によって構成されていることを特徴とする空気調和機の化粧パネルである。
上記第2の発明では、第1の凹部(61)の隔壁部(601)の開口方向が第1の凹部(61)の開口方向と同一方向となっているので、パネル本体(41)のうち少なくとも第1の角部を樹脂成形によって形成する場合に、パネル本体(41)の第1の角部を成形型から容易に取り外すことができる。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記吹出流路(402)を流れる空気の風向を調節する風向調節羽根(44)と、上記風向調節羽根(44)を回動させる羽根モータ(49)とをさらに備え、上記パネル本体(41)の上記吹出流路(402)の長手方向の他端部に隣接する第2の角部に、上方に開口し上記羽根モータ(49)を収容可能な第2の凹部(62)が形成され、上記第2の凹部(62)の上記吹出流路(402)と該第2の凹部(62)の内部空間とを区画する隔壁部(602)に、断熱部材(63)が設けられていることを特徴とする空気調和機の化粧パネルである。
上記第3の発明では、第2の凹部(62)の隔壁部(602)に断熱部材(63)を設けることにより、吹出流路(402)と第2の凹部(62)の内部空間との間の熱移動を抑制することができる。また、断熱部材(63)の代わりに第2の凹部(62)の隔壁部(602)に空気断熱層を設ける場合よりも、第2の凹部(62)の内部空間を広くすることができる。
第4の発明は、天井(U)に設けられる室内ユニット本体(30)と、該室内ユニット本体(30)の下部に設けられる化粧パネル(40)とを備えた空気調和機(1)の室内ユニット(20)であって、上記化粧パネル(40)が、上記第1〜第3の発明のいずれか1つの化粧パネル(40)によって構成されていることを特徴とする空気調和機の室内ユニットである。
上記第4の発明では、化粧パネル(40)の角部における結露の発生を抑制することができる。
第1の発明によれば、吹出流路(402)と第1の凹部(61)の内部空間との間の熱移動を抑制することができるので、パネル本体(41)の第1の角部における結露の発生を抑制することができる。また、空気断熱層(600)の代わりに第1の凹部(61)の隔壁部(601)に断熱部材を設ける場合よりも、化粧パネル(40)の部品点数を削減することができる。
第2の発明によれば、樹脂成形によって形成されたパネル本体(41)の第1の角部を成形型から容易に取り外すことができるので、パネル本体(41)の第1の角部を容易に形成することができる。
第3の発明によれば、吹出流路(402)と第2の凹部(62)の内部空間との間の熱移動を抑制することができるので、パネル本体(41)の第2の角部における結露の発生を抑制することができる。また、第2の凹部(62)の内部空間を広くすることができるので、羽根モータ(49)を収容するための空間を容易に確保することができる。
第4の発明によれば、化粧パネル(40)の角部における結露の発生を抑制することができるので、化粧パネル(40)の結露による水滴落下を抑制することができる。
空気調和機の構成について説明するための配管系統図。 室内ユニットの外観を示す概略斜視図。 室内ユニットの構造について説明するための概略縦断面図。 室内ユニットの構造について説明するための概略平面図。 化粧パネルの構造について説明するための概略平面図。 シール部材を取り外した化粧パネルについて説明するための概略平面図。 蓋部材を取り外した化粧パネルについて説明するための概略平面図。 化粧パネルの構造について説明するための概略縦断面図。 部品収容凹部の構造について説明するための概略部分平面図。 モータ収容凹部の構造について説明するための概略部分平面図。 モータ収容凹部の構造について説明するための概略部分縦断面図。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
(空気調和機)
図1は、空気調和機(1)の構成例を示している。この空気調和機(1)は、室内の冷房および暖房を行うものであり、室外に設置される室外ユニット(10)と、室内に設置される室内ユニット(20)とを備えている。室外ユニット(10)と室内ユニット(20)は、冷媒回路(C)が構成されるように液連絡配管(P1)およびガス連絡配管(P2)によって互いに接続されている。この冷媒回路(C)では、充填された冷媒を循環させることによって蒸発圧縮式の冷凍サイクルが行われる。
〔室外ユニット〕
室外ユニット(10)には、圧縮機(11)と、室外熱交換器(12)と、室外膨張弁(13)と、四方切換弁(14)と、液連絡配管(P1)の一端に接続される液側閉鎖弁(V1)と、ガス連絡配管(P2)の一端に接続されるガス側閉鎖弁(V2)とが設けられている。また、室外熱交換器(12)の近傍には、室外熱交換器(12)に室外空気を搬送するための室外ファン(15)が設けられている。この例では、室外ファン(15)は、プロペラファンによって構成され、動力源として室外ファンモータ(15a)を有している。室外ファンモータ(15a)は、インバータ装置(図示を省略)によって回転数を変更することができるように構成されている。
圧縮機(11)は、低圧の冷媒を圧縮して圧縮後の高圧の冷媒を吐出する。この例では、圧縮機(11)は、スクロール式やロータリ式などの圧縮機構と、その圧縮機構を駆動するための圧縮機モータ(11a)とを有している。圧縮機モータ(11a)は、インバータ装置(図示を省略)によって回転数(運転周波数)を変更することができるように構成されている。
室外熱交換器(12)は、室外ファン(15)によって搬送された室外空気と室外熱交換器(12)内を流れる冷媒とが熱交換するように構成されている。例えば、室外熱交換器(12)は、フィン・アンド・チューブ式の熱交換器によって構成されている。
室外膨張弁(13)は、室外熱交換器(12)の液側端部と液側閉鎖弁(V1)との間に接続され、室外膨張弁(13)内を通過する冷媒を減圧する。例えば、室外膨張弁(13)は、開度が可変な電子膨張弁によって構成されている。
四方切換弁(14)は、第1から第4までのポートを有している。四方切換弁(14)において、第1ポートは、圧縮機(11)の吐出側端部に接続され、第2ポートは、圧縮機の吸入側端部に接続され、第3ポートは、室外熱交換器(12)のガス側端部に接続され、第4ポートは、ガス閉鎖弁(V2)に接続されている。そして、四方切換弁(14)は、第1状態(図1の実線で示す状態)と第2状態(図1の破線で示す状態)とを切り換え可能に構成されている。第1状態の四方切換弁(14)では、第1ポートと第3ポートとが連通するとともに第2ポートと第4ポートとが連通し、第2状態の四方切換弁(14)では、第1ポートと第4ポートとが連通するとともに第2ポートと第3ポートとが連通する。
〔室内ユニット〕
室内ユニット(20)には、室内膨張弁(21)と、室内熱交換器(22)とが設けられている。室内熱交換器(22)の近傍には、室内熱交換器(22)に室内空気を搬送するための室内ファン(23)が設けられている。この例では、室内ファン(23)は、遠心式の送風機によって構成され、動力源として室内ファンモータ(23a)を有している。室内ファンモータ(23a)は、インバータ装置(図示を省略)によって回転数を変更することができるように構成されている。
室内膨張弁(21)は、液連絡配管(P1)の他端と室内熱交換器(22)の液側端部との間に接続され、室内膨張弁(21)内を通過する冷媒を減圧する。例えば、室内膨張弁(21)は、開度が可変な電子膨張弁によって構成されている。
室内熱交換器(22)は、室内ファン(23)によって搬送された室内空気と室内熱交換器(22)内を流れる冷媒とが熱交換するように構成されている。この例では、室内熱交換器(22)は、フィン・アンド・チューブ式の熱交換器によって構成されている。また、室内熱交換器(22)のガス側端部は、ガス連絡配管(P2)の他端に接続されている。
〔空気調和機の運転動作〕
次に、空気調和機(1)の運転動作について説明する。この空気調和機(1)は、冷房運転と暖房運転とを切り換え可能に構成されている。
〈冷房運転〉
冷房運転では、四方切換弁(14)が第1状態(図1の実線で示す状態)となり、圧縮機(11),室外ファン(15),および室内ファン(23)が運転状態となる。これにより、冷媒回路(C)では、室外熱交換器(12)が凝縮器として機能し、室内熱交換器(22)が蒸発器として機能する。具体的には、圧縮機(11)によって圧縮された高圧の冷媒は、室外熱交換器(12)に流れ込み、室外熱交換器(12)において室外空気へ放熱して凝縮する。室外熱交換器(12)において凝縮した冷媒は、室外膨張弁(13)および室内膨張弁(21)によって減圧された後に室内熱交換器(22)に流れ込み、室内熱交換器(22)において室内空気から吸熱して蒸発する。これにより、室内空気が冷却される。室内熱交換器(22)において蒸発した冷媒は、圧縮機(11)に吸入されて再び圧縮される。
〈暖房運転〉
暖房運転では、四方切換弁(14)が第2状態(図1の破線で示す状態)となり、圧縮機(11),室外ファン(15),および室内ファン(23)が運転状態となる。これにより、冷媒回路(C)では、室内熱交換器(22)が凝縮器として機能し、室外熱交換器(12)が蒸発器として機能する。具体的には、圧縮機(11)によって圧縮された高圧の冷媒は、室内熱交換器(22)に流れ込み、室内熱交換器(22)において室内空気へ放熱して凝縮する。これにより、室内空気が加熱される。室内熱交換器(22)において凝縮した冷媒は、室内膨張弁(21)および室外膨張弁(13)によって減圧された後に室外熱交換器(12)に流れ込み、室外熱交換器(12)において室内空気から吸熱して蒸発する。室外熱交換器(12)において蒸発した冷媒は、圧縮機(11)に吸入されて再び圧縮される。
〔室内ユニットの構造〕
次に、図2〜図4を参照して、室内ユニット(20)の構造について説明する。室内ユニット(20)は、天井埋込式に構成され、室内空間(R)に面する天井(U)の開口部(O)に挿入されて配置される室内ユニット本体(30)と、室内ユニット本体(30)の下部に取り付けられる化粧パネル(40)とを備えている。この例では、室内ユニット本体(30)は、天井(U)の上方空間(すなわち、天井裏)において吊り下げ機構(図示を省略)によって吊り下げられている。また、室内ユニット本体(30)の下部に化粧パネル(40)を取り付けることにより、天井(U)の開口部(O)および室内ユニット本体(30)の下面が閉塞されている。
〈室内ユニット本体〉
室内ユニット本体(30)は、ケーシング(31)を有している。ケーシング(31)は、下面が開口する略直方体状の箱形に形成され、略正方形板状の天板(31a)と、天板(31a)の周縁部から下方に延びる略矩形板状の4枚の側板(31b)とを有している。ケーシング(31)は、室内膨張弁(21)と、室内熱交換器(22)と、室内ファン(23)と、ドレンパン(32)と、ベルマウス(33)とを収容している。さらに、ケーシング(31)内には、本体側断熱部材(34)が設けられている。
なお、図2は、室内ユニット(20)を斜め下方から視た場合の概略外観図である。図3は、室内ユニット(20)の概略縦断面図である。図4は、ケーシング(31)の天板(31a)と本体側断熱部材(34)とを取り外した室内ユニット(20)を上方から視た場合の概略平面図である。また、図3は、図4のIII−III線における縦断面構造に対応している。
《本体側断熱部材》
本体側断熱部材(34)は、下面が開口する略立方体状の箱形に形成され、ケーシング(31)の天板(31a)に沿って形成された天板側断熱部(34a)と、天板側断熱部(34a)の周縁部からケーシング(31)の4枚の側板(31b)に沿って下方に延びる4つの側板側断熱部(34b)とを有している。天板側断熱部(34a)の中央部には、室内ファンモータ(23a)の上端部を挿通可能な円形の開口部(34c)が形成されている。なお、ケーシング(31)内にドレンパン(32)を収容することができるように、側板側断熱部(34b)の上下方向の長さは、側板(31b)の上下方向の長さよりも短くなっている。
《室内ファン》
室内ファン(23)は、ケーシング(31)の内部中央に配置されている。室内ファン(23)は、室内ファンモータ(23a)と、ハブ(23b)と、シュラウド(23c)と、羽根車(23d)とを有している。室内ファンモータ(23a)は、室内ファンモータ(23a)の上端部を天板側断熱部(34a)の開口部(34c)に挿通してケーシング(31)の天板(31a)に取り付けることにより、ケーシング(31)の天板(31a)に支持されている。ハブ(23b)は、室内ファンモータ(23a)の径方向外方に形成される環状の基部と、その基部の内周縁部から下方に膨出する中央膨出部とを有し、室内ファンモータ(23a)の回転軸の下端に固定されている。シュラウド(23c)は、上端および下端にそれぞれ円形の開口を有し上端から下端に向かうに連れて開口面積が縮小する筒状に形成され、所定の間隔を隔ててハブ(23b)の基部に対向するようにハブ(23b)の基部の下方に配置されている。羽根車(23d)は、室内ファンモータ(23a)の回転方向に沿って配列された複数のターボ翼によって構成され、ハブ(23b)とシュラウド(23c)との間の羽根車収容空間(230)に設けられている。
《室内熱交換器》
室内熱交換器(22)は、室内ファン(23)の周囲を囲むように曲げられて配設された冷媒配管(伝熱管)を有し、上下方向に起立するように配置されている。また、室内熱交換器(22)の上端部は、本体側断熱部材(34)の天板側断熱部(34a)に接触している。
《ドレンパン》
ドレンパン(32)は、上下方向の厚みの薄い略立方体状に形成され、室内熱交換器(22)の下方に配置されている。また、ドレンパン(32)の上面は、室内熱交換器(22)の下端部に接触している。さらに、ドレンパン(32)には、内壁部(32a)と、外壁部(32b)と、水受部(32c)とが設けられている。内壁部(32a)は、室内熱交換器(22)の内周縁部に沿って環状に延び上方に起立する縦壁状に形成されている。外壁部(32b)は、ケーシング(31)の4枚の側板(31b)に沿って環状に延び上方に起立する縦壁状に形成されている。水受部(32c)は、室内熱交換器(22)において発生した凝縮水を回収することができるように、内壁部(32a)と外壁部(32b)との間に沿って環状に延びる溝状に形成されている。
また、ドレンパン(32)の内壁部(32a)の内周部には、ベルマウス(33)を収容することができるように上下方向に貫通する収容開口部(301)が形成されている。ドレンパン(32)の外壁部(32b)には、ケーシング(31)の4枚の側板(31b)に沿ってそれぞれ延び上下方向に貫通する4つの本体側吹出流路(302)が形成されている。さらに、ドレンパン(32)の外壁部(32b)の外周縁部(より具体的には、本体側吹出流路(302)の外側部分)は、本体側断熱部材(34)の4つの側板側断熱部(34b)の下端部に接触している。
《ベルマウス》
ベルマウス(33)は、上端および下端にそれぞれ円形の開口を有し上端から下端へ向かうに連れて開口面積が拡大する筒状に形成されている。また、ベルマウス(33)は、その開口上端が室内ファン(23)のシュラウド(23c)の開口下端に挿入されるように、ドレンパン(32)の収容開口部(301)に収容されている。これにより、ベルマウス(33)の内部空間は、室内ファン(23)の羽根車収容空間(230)に連通している。
〈化粧パネル〉
化粧パネル(40)は、上下方向の厚みの薄い略立方体状に形成されたパネル本体(41)と、略正方形板状に形成された吸込グリル(42)とを有している。
《パネル本体》
パネル本体(41)は、ケーシング(31)の下面(開口下面)を覆うように、ケーシング(31)の下部に取り付けられる。パネル本体(41)には、パネル側吸込流路(401)と、4つのパネル側吹出流路(402)と、4つのパネル側面凹部(403)とが形成されている。また、パネル本体(41)の外周下端部には、天井面(U1)に沿って外方に延出する略矩形枠状のパネル延出部(404)が設けられている。
−パネル側吸込流路−
パネル側吸込流路(401)は、パネル本体(41)の中央部に形成され、室内ユニット本体(30)のベルマウス(33)の内部空間に連通するように、パネル本体(41)の中央部を上下方向に貫通している。また、パネル側吸込流路(401)の下端には、室内空間(R)に臨む吸込口(401a)が形成されている。すなわち、パネル側吸込流路(401)は、パネル本体(41)の吸込口(401a)と室内ユニット本体(30)のベルマウス(33)の内部空間とを連通している。
−集塵フィルタ−
また、パネル側吸込流路(401)内には、吸込口(401a)から吸い込んだ空気中の塵埃を補足するための集塵フィルタ(43)が設けられている。
−パネル側吹出流路−
4つのパネル側吹出流路(402)は、パネル側吸込流路(401)の周囲を囲むように、パネル本体(41)においてパネル側吸込流路(401)の外側に形成されている。詳しく説明すると、4つのパネル側吹出流路(402)は、パネル本体(41)の4つの辺部に沿ってそれぞれ延び、室内ユニット本体(30)の4つの本体側吹出流路(302)に連通するように、パネル本体(41)の4つの辺部をそれぞれ上下方向に貫通している。また、4つのパネル側吹出流路(402)の下端には、4つの吹出口(402a)がそれぞれ形成されている。すなわち、4つのパネル側吹出流路(402)は、パネル本体(41)の4つの吹出口(402a)と室内ユニット本体(30)の4つの本体側吹出流路(302)とをそれぞれ連通している。
−風向調節羽根−
また、4つのパネル側吹出流路(402)の各々には、パネル側吹出流路(402)を流れる空気の風向を調節するための風向調節羽根(44)が設けられている。風向調節羽根(44)は、パネル側吹出流路(402)の長手方向の一端から他端へ向けて延びる略矩形板状に形成され、パネル側吹出流路(402)の下端部に配置されている。また、風向調節羽根(44)の長手方向の両端部の各々には、パネル本体(41)に回動可能に支持される回動軸(44a)が設けられている。これにより、風向調節羽根(44)は、回動軸(44a)を軸心として回動可能に構成されている。
−パネル側面凹部−
4つのパネル側面凹部(403)は、パネル本体(41)の4つの外側面にそれぞれ形成され、パネル本体(41)の4つの外側面から4つのパネル側吹出流路(402)へ向けてそれぞれ凹んでいる。パネル側面凹部(403)の長手方向の長さは、パネル側吹出流路(402)の長手方向の長さと略同一となっている。
−断熱部材およびシール部材−
また、4つのパネル側吹出流路(402)の内側(すなわち、パネル本体(41)の中央側)には、4つの内側断熱部材(45)がそれぞれ設けられている。4つのパネル側面凹部(403)には、4つの外側断熱部材(46)がそれぞれ設けられている。さらに、4つの内側断熱部材(45)の上面と室内ユニット本体(30)のドレンパン(32)の下面との間には、4つの内側シール部材(47)が介設されている。これと同様に、4つの外側断熱部材(46)の上面と室内ユニット本体(30)のドレンパン(32)の下面との間には、4つの内側シール部材(47)が介設されている。また、パネル延出部(404)の上面と天井面(U1)との間には、外側シール部材(48)が介設されている。
《吸込グリル》
吸込グリル(42)は、パネル本体(41)のパネル側吸込流路(401)の下端(すなわち、吸込口(401a))を覆うように、パネル本体(41)の下部に取り付けられる。吸込グリル(42)は、グリル本体(42a)と、グリル延長部(42b)とを有している。
−グリル本体−
グリル本体(42a)は、略正方形板状に形成され、パネル本体(41)のパネル側吸込流路(401)の下端(すなわち、吸込口(401a))を覆っている。グリル本体(42a)の中央部には、格子状に配列された多数の吸込孔(420)が形成されている。多数の吸込孔(420)は、グリル本体(42a)の中央部を上下方向に貫通している。また、吸込孔(420)の開口断面は、略正方形状に形成されている。
−グリル延長部−
グリル延長部(42b)は、グリル本体(42a)の全周からパネル本体(41)の4つの吹出口(402a)へ向けて外方に延出する略正方形枠状に形成されている。また、グリル延長部(42b)は、平面視においてパネル本体(41)の4つのパネル側吹出流路(402)の内側に設けられた4つの内側断熱部材(45)の下面と重なっている。なお、グリル延長部(42b)の外周縁は、平面視においてパネル本体(41)の4つの吹出口(402a)の内側縁よりも内側(すなわち、グリル本体(42a)側)に位置している。
〔室内ユニット内における空気の流れ〕
次に、図3を参照して、室内ユニット(20)内における空気の流れについて説明する。まず、室内ファン(23)が運転状態となると、室内空間(R)から吸込グリル(42)の多数の吸込孔(420),パネル本体(41)のパネル側吸込流路(401),およびベルマウス(33)の内部空間を経由して、室内ファン(23)の羽根車収容空間(230)に室内空気が吸い込まれる。羽根車収容空間(230)内の空気は、室内ファン(23)の羽根車(23d)によって搬送され、室内ファン(23)のハブ(23b)とシュラウド(23c)との間から径方向外方へ吹き出される。室内ファン(23)から吹き出された空気は、室内熱交換器(22)を通過する際に室内熱交換器(22)を流れる冷媒と熱交換する。これにより、室内熱交換器(22)を通過する空気は、室内熱交換器(22)が蒸発器として機能している場合(すなわち、冷房運転の場合)には冷却され、室内熱交換器(22)が凝縮器として機能している場合(すなわち、暖房運転の場合)には加熱されることになる。そして、室内熱交換器(22)を通過した空気は、室内ユニット本体(30)の4つの本体側吹出流路(302)に分流した後に、化粧パネル(40)の4つのパネル側吹出流路(402)を下方に流れ、4つの吹出口(402a)から室内空間(R)に吹き出される。
〔電装品箱および接続管〕
また、ケーシング(31)の1つの側板(31b)の外側面(以下、外側取付面(310)と表記)には、電装品箱(50)が設けられている。電装品箱(50)は、横長の立方体状の箱形に形成され、室内ユニット(20)の各部(例えば、室内ファン(23)など)の動作を制御するための制御機器(例えば、マイクロコンピュータやメモリなど)を収容している。
また、ケーシング(31)の外側取付面(310)には、液側接続管(P3)とガス側接続管(P4)とが突設されている。液側接続管(P3)は、ケーシング(31)内に設けられた液配管(この例では、室内熱交換器(22)の液側端部に繋がる液配管)に連通する接続管であり、液連絡配管(P1)に接続される。ガス側接続管(P4)は、ケーシング(31)内に設けられたガス配管(この例では、室内熱交換器(22)のガス側端部に繋がるガス配管)に連通する接続管であり、ガス連絡配管(P2)に接続される。
〔化粧パネルの詳細構造〕
次に、図5〜図11を参照して、化粧パネル(40)の構造について詳しく説明する。この化粧パネル(40)には、4つの風向調節羽根(44)をそれぞれ回動させるための羽根モータ(49)が設けられている。また、この化粧パネル(40)のパネル本体(41)には、2つの部品収容凹部(61)(第1の凹部)と2つのモータ収容凹部(62)(第2の凹部)とが形成されている。さらに、2つの部品収容凹部(61)および2つのモータ収容凹部(62)の上面には、2つの部品収容蓋(71)(蓋部材)および2つのモータ収容蓋(72)がそれぞれ取り付けられている。また、この例では、2つの部品収容蓋(71)および2つのモータ収容蓋(72)の各々の上面と室内ユニット本体(30)のドレンパン(32)の下面との間には、内側シール部材(47)が介設されている。
なお、図5は、化粧パネル(40)を上方から視た場合の概略平面図であり、図6は、内側シール部材(47)を取り外した化粧パネル(40)を上方から視た場合の概略平面図であり、図7は、内側シール部材(47)と蓋部材(部品収容蓋(71)およびモータ収容蓋(72))を取り外した化粧パネル(40)を上方から視た場合の概略平面図である。図8は、化粧パネル(40)の概略縦断面図であり、図5のVIII−VIII線における縦断面構造に対応している。図9および図10は、上方から視た部品収容凹部(61)およびモータ収容凹部(62)をそれぞれ拡大して示した概略部分平面図である。図11は、図10のXI−XI線における概略部分縦断面図である。
〈凹部の形成位置〉
2つの部品収容凹部(61)は、パネル本体(41)の4つの角部のうち互いに対向する2つの角部にそれぞれ形成され、2つのモータ収容凹部(62)は、パネル本体(41)の4つの角部のうち残りの2つの角部(互いに対向する別の2つの角部)にそれぞれ形成されている。ここで、パネル本体(41)のパネル側吹出流路(402)に着目すると、部品収容凹部(61)は、パネル本体(41)のパネル側吹出流路(402)の長手方向の一端部に隣接する角部(第1の角部)に形成され、モータ収容凹部(62)は、パネル本体(41)のパネル側吹出流路(402)の長手方向の他端部に隣接する角部(第2の角部)に形成されていることになる。また、4つの羽根モータ(49)は、パネル本体(41)の4つの角部のうちモータ収容凹部(62)が形成された2つの角部(第2の角部)の各々に2つの羽根モータ(49)が配置されるように、4つの風向調節羽根(44)の一方の回動軸(44a)にそれぞれ連結されている。
〈部品収容凹部(第1の凹部)〉
部品収容凹部(61)は、空気調和機(1)の構成部品(この例では、電装部品(60))を収容することができるように上方に開口している。具体的には、部品収容凹部(61)は、底壁部(61a)と、底壁部(61a)の上面に立設された周壁部(61b)とを有している。この例では、部品収容凹部(61)の周壁部(61b)は、平面視において略矩形枠状に形成されている。また、部品収容凹部(61)の周壁部(61b)は、部品収容凹部(61)に隣接するパネル側吹出流路(402)と部品収容凹部(61)の内部空間とを区画する隔壁部(601)(この例では、2つの隔壁部(601))を有している。部品収容凹部(61)の隔壁部(601)は、上方に開口する断面U字状に形成されている。すなわち、パネル側吹出流路(402)の長手方向に沿った部品収容凹部(61)の隔壁部(601)の縦断面形状は、上方に開口するU字状に形成されている。
また、この例では、部品収容凹部(61)の隔壁部(601)の下端部(より具体的には、隔壁部(601)のU字部分の下側部分)には、部品収容凹部(61)の内部へ向けて凹む挿入凹部(601a)が形成されている。さらに、部品収容凹部(61)の隔壁部(601)の外側面(すなわち、パネル側吹出流路(402)の長手方向の側壁面)には、流路側板(81)が設けられている。流路側板(81)は、パネル側吹出流路(402)の長手方向の側壁面に沿って上下方向に延びる略矩形板状に形成され、流路側板(81)の下端部には、部品収容凹部(61)の隔壁部(601)の挿入凹部(601a)に連通する連通孔(81a)が形成されている。そして、風向調節羽根(44)の回動軸(44a)(より具体的には、羽根モータ(49)に連結されない回動軸(44a))は、流路側板(81)に形成された連通孔(81a)および部品収容凹部(61)の隔壁部(601)に形成された挿入凹部(601a)に回動可能に挿入されている。
なお、電装部品(60)の例として、室内空間(R)に存在する人間の場所や動きを検知するための人検知センサや、室内空間(R)に存在する人間によって操作されるリモートコントローラからの無線信号を受信するための無線受信機などを挙げることができる。
〈部品収容蓋(蓋部材)〉
部品収容蓋(71)は、部品収容凹部(61)の隔壁部(601)(この例では、2つの隔壁部(601))の開口上端を塞ぐように部品収容凹部(61)の上面に取り付けられている。この例では、部品収容蓋(71)は、部品収容凹部(61)の開口形状に対応した略矩形板状に形成され、部品収容凹部(61)の開口上面を閉塞している。このように、部品収容凹部(61)の隔壁部(601)の開口上端を部品収容蓋(71)によって閉塞することにより、パネル側吹出流路(402)と部品収容凹部(61)の内部空間との間を断熱するための空気断熱層(600)が形成されている。
また、この例では、部品収容蓋(71)と部品収容蓋(71)の上面に配置された内側シール部材(47)には、部品収容凹部(61)に収容された電装部品(60)の電気配線(図示を省略)を部品収容凹部(61)の外部に引き出すことができるように、切り欠き部が形成されている。
〈モータ収容凹部(第2の凹部)〉
モータ収容凹部(62)は、羽根モータ(49)(この例では、2つの羽根モータ(49))を収容することができるように上方に開口している。具体的には、モータ収容凹部(62)は、底壁部(62a)と、底壁部(62a)の上面に立設された周壁部(62b)とを有している。この例では、モータ収容凹部(62)の周壁部(62b)は、平面視において略矩形枠状に形成されている。また、モータ収容凹部(62)の周壁部(62b)は、モータ収容凹部(62)に隣接するパネル側吹出流路(402)とモータ収容凹部(62)の内部空間とを区画する隔壁部(602)(この例では、2つの隔壁部(602))を有している。さらに、モータ収容凹部(62)の隔壁部(602)(この例では、隔壁部(602)の内壁面)には、パネル側吹出流路(402)とモータ収容凹部(62)の内部空間との間を断熱するための隔壁用断熱部材(63)が設けられている。
また、この例では、モータ収容凹部(62)の内部には、モータ収容凹部(62)の底壁部(62a)に立設された2つの内壁部(62c)が形成されている。モータ収容凹部(62)の2つの隔壁部(602)および2つの内壁部(62c)の上端には、内蓋部(64)が取り付けられている。内蓋部(64)は、互いに対向する2つの角部が切り欠かれた略矩形板状に形成されている。そして、モータ収容凹部(62)の2つの内壁部(62c)と内蓋部(64)とに囲まれた空間には、2つの羽根モータ(49)が配置されている。
また、この例では、モータ収容凹部(62)の隔壁部(602)の外側面(すなわち、パネル側吹出流路(402)の長手方向の側壁面)には、流路側板(82)が設けられている。流路側板(82)は、パネル側吹出流路(402)の長手方向の側壁面に沿って上下方向に延びる略矩形板状に形成されている。
また、図11のように、モータ収容凹部(62)の隔壁部(602)には、隔壁用断熱部材(63)の一部を露出させる切り欠き部(602a)が形成されている。切り欠き部(602a)は、モータ収容凹部(62)の隔壁部(602)の下端から上端まで上下方向に延びる略矩形状に形成されている。また、隔壁用断熱部材(63)の下端部(より具体的には、切り欠き部(602a)から露出している部分)には、挿通孔(63a)が形成されている。さらに、内蓋部(64)のうちモータ収容凹部(62)の隔壁部(602)の切り欠き部(602a)に対応する部分には、下方に延びて切り欠き部(602a)に嵌め込まれる延出部(64a)が形成されている。なお、隔壁用断熱部材(63)の挿通孔(63a)が露出されるように、内蓋部(64)の延出部(64a)の上下方向の長さは、モータ収容凹部(62)の隔壁部(602)の切り欠き部(602a)の上下方向の長さよりも短くなっている。また、流路側板(82)の下端部には、隔壁用断熱部材(63)の挿通孔(63a)に連通する連通孔(82a)が形成されている。そして、風向調節羽根(44)の回動軸(44a)(より具体的には、羽根モータ(49)に連結される回動軸(44a))は、流路側板(82)に形成された連通孔(82a)および隔壁用断熱部材(63)に形成された挿通孔(63a)に回動可能に挿通されている。
〈モータ収容蓋〉
モータ収容蓋(72)は、モータ収容凹部(62)の上面に取り付けられている。この例では、モータ収容蓋(72)は、モータ収容凹部(62)の開口形状に対応した略矩形板状に形成され、モータ収容凹部(62)の開口上面を閉塞している。また、この例では、モータ収容蓋(72)とモータ収容蓋(72)の上面に配置された内側シール部材(47)には、モータ収容凹部(62)に収容された羽根モータ(49)の電気配線(図示を省略)をモータ収容凹部(62)の外部に引き出すことができるように、切り欠き部が形成されている。
〈パネル本体の形成〉
また、パネル本体(41)は、樹脂成形品である。詳しく説明すると、パネル本体(41)は、パネル本体(41)のうち第1の角部において部品収容凹部(61)の底壁部(61a)と周壁部(61b)(隔壁部(601)を含む周壁部(61b))とが一体となり、第2の角部においてモータ収容凹部(62)の底壁部(61a)と周壁部(61b)(隔壁部(602)を含む周壁部(62b))とが一体となるように、樹脂によって構成されている。なお、複数の部材によってパネル本体(41)を構成する場合、パネル本体(41)のうち少なくとも第1の角部は、部品収容凹部(61)の底壁部(61a)と周壁部(61b)とが一体となるように、樹脂によって構成されている(すなわち、樹脂成形品である)ことが好ましい。
〔効果〕
以上のように、部品収容凹部(61)の隔壁部(601)に空気断熱層(600)を設けることにより、パネル側吹出流路(402)と部品収容凹部(61)の内部空間との間の熱移動を抑制することができる。これにより、パネル本体(41)の第1の角部(部品収容凹部(61)が形成された角部)における結露の発生を抑制することができる。また、空気断熱層(600)の代わりに部品収容凹部(61)の隔壁部(601)に断熱部材を設ける場合よりも、化粧パネル(40)の部品点数を削減することができる。
また、モータ収容凹部(62)の隔壁部(602)に隔壁用断熱部材(63)を設けることにより、パネル側吹出流路(402)とモータ収容凹部(62)の内部空間との間の熱移動を抑制することができる。これにより、パネル本体(41)の第2の角部(モータ収容凹部(62)が形成された角部)における結露の発生を抑制することができる。また、隔壁用断熱部材(63)の代わりにモータ収容凹部(62)の隔壁部(602)に空気断熱層を設ける場合よりも、モータ収容凹部(62)の内部空間を広くすることができる。これにより、羽根モータ(49)を収容するための空間を容易に確保することができる。
また、部品収容凹部(61)の隔壁部(601)の開口方向が部品収容凹部(61)の開口方向と同一方向となっているので、パネル本体(41)(または、パネル本体(41)のうち少なくとも第1の角部)を樹脂成形(例えば、射出成形)によって形成する場合に、パネル本体(41)の第1の角部を成形型から容易に取り外すことができる。これにより、パネル本体(41)の第1の角部を容易に形成することができる。
また、化粧パネル(40)の角部における結露の発生を抑制することができるので、化粧パネル(40)の結露による水滴落下を抑制することができる。
(その他の実施形態)
以上の実施形態では、天井(U)の開口部(O)に室内ユニット本体(30)が挿入されて配置されている場合を例に挙げて説明したが、室内ユニット本体(30)は、天井(U)から吊り下げられて室内空間(R)に配置されていても良い。すなわち、室内ユニット(20)は、天井埋込式に構成されていても良いし、天井吊下式に構成されていても良い。また、天井吊下式の室内ユニット(20)は、天板と4つの側板と底板とを有する箱状のケーシングを備え、その底板が化粧パネル(40)に構成されていても良い。この場合、天板と4つの側板とが室内ユニット本体(30)に設けられている。つまり、室内ユニット本体(30)の下部に化粧パネル(40)が設けられている。
また、部品収容凹部(61)に電装部品(60)を収容する場合を例に挙げて説明したが、部品収容凹部(61)は、羽根モータ(49)を収容することができるように構成されていても良い。すなわち、部品収容凹部(61)に収容される空気調和機(1)の構成部品は、人検知センサや無線受信機などの電装部品(60)であっても良いし、羽根モータ(49)であっても良い。
また、部品収容凹部(61)の2つの隔壁部(601)の両方に空気断熱層(600)が設けられている場合を例に挙げて説明したが、部品収容凹部(61)の2つの隔壁部(601)のうちいずれか一方の隔壁部(601)にのみ空気断熱層(600)が設けられるように化粧パネル(40)を構成しても良い。例えば、部品収容凹部(61)の2つの隔壁部(601)のうち一方の隔壁部(601)に空気断熱層(600)が設けられ他方の隔壁部(602)に断熱部材が設けられるように化粧パネル(40)を構成しても良い。
また、パネル本体(41)においてパネル側吸込流路(401)の周囲を囲むように4つのパネル側吹出流路(402)が形成されている場合を例に挙げて説明したが、パネル本体(41)においてパネル側吸込流路(401)を挟んで互いに対向するように2つのパネル側吹出流路(402)が形成されていても良いし、パネル本体(41)においてパネル側吸込流路(401)に隣接するように1つのパネル側吹出流路(402)が形成されていても良い。
また、以上の実施形態を適宜組み合わせて実施しても良い。以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、上述の化粧パネルおよび室内ユニットは、天井に設けられる室内ユニット本体の下部に設けられる空気調和機の化粧パネル,およびその化粧パネルを備えた室内ユニットとして有用である。
1 空気調和装置
10 室外ユニット
11 圧縮機
12 室外熱交換器
13 室外膨張弁
14 四方切換弁
15 室外ファン
20 室内ユニット
21 室内膨張弁
22 室内熱交換器
23 室内ファン
30 室内ユニット本体
31 ケーシング
32 ドレンパン
33 ベルマウス
40 化粧パネル
41 パネル本体
42 吸込グリル
401 パネル側吸込流路(吸込流路)
401a 吸込口
402 パネル側吹出流路(吹出流路)
402a 吹出口
403 パネル側面凹部
404 パネル延出部
50 電装品箱
60 電装部品
61 部品収容凹部(第1の凹部)
61a 部品収容凹部の底壁部
62b 部品収容凹部の側壁部
62 モータ収容凹部(第2の凹部)
62a モータ収容凹部の底壁部
62b モータ収容凹部の側壁部
63 隔壁用断熱部材(断熱部材)
71 部品収容蓋(蓋部材)
72 モータ収容蓋
600 空気断熱層
601 部品収容凹部の隔壁部
602 モータ収容凹部の隔壁部

Claims (4)

  1. 天井(U)に設けられる室内ユニット本体(30)の下部に設けられる空気調和機(1)の化粧パネル(40)であって、
    中央部に上下方向に貫通する吸込流路(401)が形成されるとともに辺部に沿って延び上下方向に貫通する吹出流路(402)が形成され、該吹出流路(402)の長手方向の一端部に隣接する第1の角部に、上方に開口し該空気調和機(1)の構成部品を収容可能な第1の凹部(61)が形成されたパネル本体(41)と、
    上記パネル本体(41)の第1の凹部(61)の上面に取り付けられる蓋部材(71)とを備え、
    上記第1の凹部(61)の上記吹出流路(402)と該第1の凹部(61)の内部空間とを区画する隔壁部(601)は、上方に開口する断面U字状に形成され、
    上記第1の凹部(61)の隔壁部(601)の開口上端を塞ぐように上記蓋部材(71)を該第1の凹部(61)の上面に取り付けることにより、上記吹出流路(402)と該第1の凹部(61)の内部空間との間を断熱するための空気断熱層(600)が形成されている
    ことを特徴とする空気調和機の化粧パネル。
  2. 請求項1において、
    上記パネル本体(41)のうち少なくとも上記第1の角部は、上記第1の凹部(61)の底壁部(61a)と該第1の凹部(61)の隔壁部(601)を含む周壁部(61b)とが一体となるように、樹脂によって構成されている
    ことを特徴とする空気調和機の化粧パネル。
  3. 請求項1または2において、
    上記吹出流路(402)を流れる空気の風向を調節する風向調節羽根(44)と、
    上記風向調節羽根(44)を回動させる羽根モータ(49)とをさらに備え、
    上記パネル本体(41)の上記吹出流路(402)の長手方向の他端部に隣接する第2の角部には、上方に開口し上記羽根モータ(49)を収容可能な第2の凹部(62)が形成され、
    上記第2の凹部(62)の上記吹出流路(402)と該第2の凹部(62)の内部空間とを区画する隔壁部(602)には、断熱部材(63)が設けられている
    ことを特徴とする空気調和機の化粧パネル。
  4. 天井(U)に設けられる室内ユニット本体(30)と、該室内ユニット本体(30)の下部に設けられる化粧パネル(40)とを備えた空気調和機(1)の室内ユニット(20)であって、
    上記化粧パネル(40)は、請求項1〜3のいずれか1つの化粧パネル(40)によって構成されている
    ことを特徴とする空気調和機の室内ユニット。
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