JP2014215015A - 空気調和機の化粧パネルおよび室内ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パネル本体(41)の吹出流路(402)の長手方向の一端部に隣接する第1の角部には、上方に開口し空気調和機(1)の構成部品を収容可能な第1の凹部(61)が形成されている。第1の凹部(61)の吹出流路(402)と第1の凹部(61)の内部空間とを区画する隔壁部(601)は、上方に開口する断面U字状に形成されている。第1の凹部(61)の隔壁部(601)の開口上端を塞ぐように蓋部材(71)を第1の凹部(61)の上面に取り付けることにより、吹出流路(402)と第1の凹部(61)の内部空間との間を断熱するための空気断熱層(600)が形成されている。
【選択図】図8
Description
図1は、空気調和機(1)の構成例を示している。この空気調和機(1)は、室内の冷房および暖房を行うものであり、室外に設置される室外ユニット(10)と、室内に設置される室内ユニット(20)とを備えている。室外ユニット(10)と室内ユニット(20)は、冷媒回路(C)が構成されるように液連絡配管(P1)およびガス連絡配管(P2)によって互いに接続されている。この冷媒回路(C)では、充填された冷媒を循環させることによって蒸発圧縮式の冷凍サイクルが行われる。
室外ユニット(10)には、圧縮機(11)と、室外熱交換器(12)と、室外膨張弁(13)と、四方切換弁(14)と、液連絡配管(P1)の一端に接続される液側閉鎖弁(V1)と、ガス連絡配管(P2)の一端に接続されるガス側閉鎖弁(V2)とが設けられている。また、室外熱交換器(12)の近傍には、室外熱交換器(12)に室外空気を搬送するための室外ファン(15)が設けられている。この例では、室外ファン(15)は、プロペラファンによって構成され、動力源として室外ファンモータ(15a)を有している。室外ファンモータ(15a)は、インバータ装置(図示を省略)によって回転数を変更することができるように構成されている。
室内ユニット(20)には、室内膨張弁(21)と、室内熱交換器(22)とが設けられている。室内熱交換器(22)の近傍には、室内熱交換器(22)に室内空気を搬送するための室内ファン(23)が設けられている。この例では、室内ファン(23)は、遠心式の送風機によって構成され、動力源として室内ファンモータ(23a)を有している。室内ファンモータ(23a)は、インバータ装置(図示を省略)によって回転数を変更することができるように構成されている。
次に、空気調和機(1)の運転動作について説明する。この空気調和機(1)は、冷房運転と暖房運転とを切り換え可能に構成されている。
冷房運転では、四方切換弁(14)が第1状態(図1の実線で示す状態)となり、圧縮機(11),室外ファン(15),および室内ファン(23)が運転状態となる。これにより、冷媒回路(C)では、室外熱交換器(12)が凝縮器として機能し、室内熱交換器(22)が蒸発器として機能する。具体的には、圧縮機(11)によって圧縮された高圧の冷媒は、室外熱交換器(12)に流れ込み、室外熱交換器(12)において室外空気へ放熱して凝縮する。室外熱交換器(12)において凝縮した冷媒は、室外膨張弁(13)および室内膨張弁(21)によって減圧された後に室内熱交換器(22)に流れ込み、室内熱交換器(22)において室内空気から吸熱して蒸発する。これにより、室内空気が冷却される。室内熱交換器(22)において蒸発した冷媒は、圧縮機(11)に吸入されて再び圧縮される。
暖房運転では、四方切換弁(14)が第2状態(図1の破線で示す状態)となり、圧縮機(11),室外ファン(15),および室内ファン(23)が運転状態となる。これにより、冷媒回路(C)では、室内熱交換器(22)が凝縮器として機能し、室外熱交換器(12)が蒸発器として機能する。具体的には、圧縮機(11)によって圧縮された高圧の冷媒は、室内熱交換器(22)に流れ込み、室内熱交換器(22)において室内空気へ放熱して凝縮する。これにより、室内空気が加熱される。室内熱交換器(22)において凝縮した冷媒は、室内膨張弁(21)および室外膨張弁(13)によって減圧された後に室外熱交換器(12)に流れ込み、室外熱交換器(12)において室内空気から吸熱して蒸発する。室外熱交換器(12)において蒸発した冷媒は、圧縮機(11)に吸入されて再び圧縮される。
次に、図2〜図4を参照して、室内ユニット(20)の構造について説明する。室内ユニット(20)は、天井埋込式に構成され、室内空間(R)に面する天井(U)の開口部(O)に挿入されて配置される室内ユニット本体(30)と、室内ユニット本体(30)の下部に取り付けられる化粧パネル(40)とを備えている。この例では、室内ユニット本体(30)は、天井(U)の上方空間(すなわち、天井裏)において吊り下げ機構(図示を省略)によって吊り下げられている。また、室内ユニット本体(30)の下部に化粧パネル(40)を取り付けることにより、天井(U)の開口部(O)および室内ユニット本体(30)の下面が閉塞されている。
室内ユニット本体(30)は、ケーシング(31)を有している。ケーシング(31)は、下面が開口する略直方体状の箱形に形成され、略正方形板状の天板(31a)と、天板(31a)の周縁部から下方に延びる略矩形板状の4枚の側板(31b)とを有している。ケーシング(31)は、室内膨張弁(21)と、室内熱交換器(22)と、室内ファン(23)と、ドレンパン(32)と、ベルマウス(33)とを収容している。さらに、ケーシング(31)内には、本体側断熱部材(34)が設けられている。
本体側断熱部材(34)は、下面が開口する略立方体状の箱形に形成され、ケーシング(31)の天板(31a)に沿って形成された天板側断熱部(34a)と、天板側断熱部(34a)の周縁部からケーシング(31)の4枚の側板(31b)に沿って下方に延びる4つの側板側断熱部(34b)とを有している。天板側断熱部(34a)の中央部には、室内ファンモータ(23a)の上端部を挿通可能な円形の開口部(34c)が形成されている。なお、ケーシング(31)内にドレンパン(32)を収容することができるように、側板側断熱部(34b)の上下方向の長さは、側板(31b)の上下方向の長さよりも短くなっている。
室内ファン(23)は、ケーシング(31)の内部中央に配置されている。室内ファン(23)は、室内ファンモータ(23a)と、ハブ(23b)と、シュラウド(23c)と、羽根車(23d)とを有している。室内ファンモータ(23a)は、室内ファンモータ(23a)の上端部を天板側断熱部(34a)の開口部(34c)に挿通してケーシング(31)の天板(31a)に取り付けることにより、ケーシング(31)の天板(31a)に支持されている。ハブ(23b)は、室内ファンモータ(23a)の径方向外方に形成される環状の基部と、その基部の内周縁部から下方に膨出する中央膨出部とを有し、室内ファンモータ(23a)の回転軸の下端に固定されている。シュラウド(23c)は、上端および下端にそれぞれ円形の開口を有し上端から下端に向かうに連れて開口面積が縮小する筒状に形成され、所定の間隔を隔ててハブ(23b)の基部に対向するようにハブ(23b)の基部の下方に配置されている。羽根車(23d)は、室内ファンモータ(23a)の回転方向に沿って配列された複数のターボ翼によって構成され、ハブ(23b)とシュラウド(23c)との間の羽根車収容空間(230)に設けられている。
室内熱交換器(22)は、室内ファン(23)の周囲を囲むように曲げられて配設された冷媒配管(伝熱管)を有し、上下方向に起立するように配置されている。また、室内熱交換器(22)の上端部は、本体側断熱部材(34)の天板側断熱部(34a)に接触している。
ドレンパン(32)は、上下方向の厚みの薄い略立方体状に形成され、室内熱交換器(22)の下方に配置されている。また、ドレンパン(32)の上面は、室内熱交換器(22)の下端部に接触している。さらに、ドレンパン(32)には、内壁部(32a)と、外壁部(32b)と、水受部(32c)とが設けられている。内壁部(32a)は、室内熱交換器(22)の内周縁部に沿って環状に延び上方に起立する縦壁状に形成されている。外壁部(32b)は、ケーシング(31)の4枚の側板(31b)に沿って環状に延び上方に起立する縦壁状に形成されている。水受部(32c)は、室内熱交換器(22)において発生した凝縮水を回収することができるように、内壁部(32a)と外壁部(32b)との間に沿って環状に延びる溝状に形成されている。
ベルマウス(33)は、上端および下端にそれぞれ円形の開口を有し上端から下端へ向かうに連れて開口面積が拡大する筒状に形成されている。また、ベルマウス(33)は、その開口上端が室内ファン(23)のシュラウド(23c)の開口下端に挿入されるように、ドレンパン(32)の収容開口部(301)に収容されている。これにより、ベルマウス(33)の内部空間は、室内ファン(23)の羽根車収容空間(230)に連通している。
化粧パネル(40)は、上下方向の厚みの薄い略立方体状に形成されたパネル本体(41)と、略正方形板状に形成された吸込グリル(42)とを有している。
パネル本体(41)は、ケーシング(31)の下面(開口下面)を覆うように、ケーシング(31)の下部に取り付けられる。パネル本体(41)には、パネル側吸込流路(401)と、4つのパネル側吹出流路(402)と、4つのパネル側面凹部(403)とが形成されている。また、パネル本体(41)の外周下端部には、天井面(U1)に沿って外方に延出する略矩形枠状のパネル延出部(404)が設けられている。
パネル側吸込流路(401)は、パネル本体(41)の中央部に形成され、室内ユニット本体(30)のベルマウス(33)の内部空間に連通するように、パネル本体(41)の中央部を上下方向に貫通している。また、パネル側吸込流路(401)の下端には、室内空間(R)に臨む吸込口(401a)が形成されている。すなわち、パネル側吸込流路(401)は、パネル本体(41)の吸込口(401a)と室内ユニット本体(30)のベルマウス(33)の内部空間とを連通している。
また、パネル側吸込流路(401)内には、吸込口(401a)から吸い込んだ空気中の塵埃を補足するための集塵フィルタ(43)が設けられている。
4つのパネル側吹出流路(402)は、パネル側吸込流路(401)の周囲を囲むように、パネル本体(41)においてパネル側吸込流路(401)の外側に形成されている。詳しく説明すると、4つのパネル側吹出流路(402)は、パネル本体(41)の4つの辺部に沿ってそれぞれ延び、室内ユニット本体(30)の4つの本体側吹出流路(302)に連通するように、パネル本体(41)の4つの辺部をそれぞれ上下方向に貫通している。また、4つのパネル側吹出流路(402)の下端には、4つの吹出口(402a)がそれぞれ形成されている。すなわち、4つのパネル側吹出流路(402)は、パネル本体(41)の4つの吹出口(402a)と室内ユニット本体(30)の4つの本体側吹出流路(302)とをそれぞれ連通している。
また、4つのパネル側吹出流路(402)の各々には、パネル側吹出流路(402)を流れる空気の風向を調節するための風向調節羽根(44)が設けられている。風向調節羽根(44)は、パネル側吹出流路(402)の長手方向の一端から他端へ向けて延びる略矩形板状に形成され、パネル側吹出流路(402)の下端部に配置されている。また、風向調節羽根(44)の長手方向の両端部の各々には、パネル本体(41)に回動可能に支持される回動軸(44a)が設けられている。これにより、風向調節羽根(44)は、回動軸(44a)を軸心として回動可能に構成されている。
4つのパネル側面凹部(403)は、パネル本体(41)の4つの外側面にそれぞれ形成され、パネル本体(41)の4つの外側面から4つのパネル側吹出流路(402)へ向けてそれぞれ凹んでいる。パネル側面凹部(403)の長手方向の長さは、パネル側吹出流路(402)の長手方向の長さと略同一となっている。
また、4つのパネル側吹出流路(402)の内側(すなわち、パネル本体(41)の中央側)には、4つの内側断熱部材(45)がそれぞれ設けられている。4つのパネル側面凹部(403)には、4つの外側断熱部材(46)がそれぞれ設けられている。さらに、4つの内側断熱部材(45)の上面と室内ユニット本体(30)のドレンパン(32)の下面との間には、4つの内側シール部材(47)が介設されている。これと同様に、4つの外側断熱部材(46)の上面と室内ユニット本体(30)のドレンパン(32)の下面との間には、4つの内側シール部材(47)が介設されている。また、パネル延出部(404)の上面と天井面(U1)との間には、外側シール部材(48)が介設されている。
吸込グリル(42)は、パネル本体(41)のパネル側吸込流路(401)の下端(すなわち、吸込口(401a))を覆うように、パネル本体(41)の下部に取り付けられる。吸込グリル(42)は、グリル本体(42a)と、グリル延長部(42b)とを有している。
グリル本体(42a)は、略正方形板状に形成され、パネル本体(41)のパネル側吸込流路(401)の下端(すなわち、吸込口(401a))を覆っている。グリル本体(42a)の中央部には、格子状に配列された多数の吸込孔(420)が形成されている。多数の吸込孔(420)は、グリル本体(42a)の中央部を上下方向に貫通している。また、吸込孔(420)の開口断面は、略正方形状に形成されている。
グリル延長部(42b)は、グリル本体(42a)の全周からパネル本体(41)の4つの吹出口(402a)へ向けて外方に延出する略正方形枠状に形成されている。また、グリル延長部(42b)は、平面視においてパネル本体(41)の4つのパネル側吹出流路(402)の内側に設けられた4つの内側断熱部材(45)の下面と重なっている。なお、グリル延長部(42b)の外周縁は、平面視においてパネル本体(41)の4つの吹出口(402a)の内側縁よりも内側(すなわち、グリル本体(42a)側)に位置している。
次に、図3を参照して、室内ユニット(20)内における空気の流れについて説明する。まず、室内ファン(23)が運転状態となると、室内空間(R)から吸込グリル(42)の多数の吸込孔(420),パネル本体(41)のパネル側吸込流路(401),およびベルマウス(33)の内部空間を経由して、室内ファン(23)の羽根車収容空間(230)に室内空気が吸い込まれる。羽根車収容空間(230)内の空気は、室内ファン(23)の羽根車(23d)によって搬送され、室内ファン(23)のハブ(23b)とシュラウド(23c)との間から径方向外方へ吹き出される。室内ファン(23)から吹き出された空気は、室内熱交換器(22)を通過する際に室内熱交換器(22)を流れる冷媒と熱交換する。これにより、室内熱交換器(22)を通過する空気は、室内熱交換器(22)が蒸発器として機能している場合(すなわち、冷房運転の場合)には冷却され、室内熱交換器(22)が凝縮器として機能している場合(すなわち、暖房運転の場合)には加熱されることになる。そして、室内熱交換器(22)を通過した空気は、室内ユニット本体(30)の4つの本体側吹出流路(302)に分流した後に、化粧パネル(40)の4つのパネル側吹出流路(402)を下方に流れ、4つの吹出口(402a)から室内空間(R)に吹き出される。
また、ケーシング(31)の1つの側板(31b)の外側面(以下、外側取付面(310)と表記)には、電装品箱(50)が設けられている。電装品箱(50)は、横長の立方体状の箱形に形成され、室内ユニット(20)の各部(例えば、室内ファン(23)など)の動作を制御するための制御機器(例えば、マイクロコンピュータやメモリなど)を収容している。
次に、図5〜図11を参照して、化粧パネル(40)の構造について詳しく説明する。この化粧パネル(40)には、4つの風向調節羽根(44)をそれぞれ回動させるための羽根モータ(49)が設けられている。また、この化粧パネル(40)のパネル本体(41)には、2つの部品収容凹部(61)(第1の凹部)と2つのモータ収容凹部(62)(第2の凹部)とが形成されている。さらに、2つの部品収容凹部(61)および2つのモータ収容凹部(62)の上面には、2つの部品収容蓋(71)(蓋部材)および2つのモータ収容蓋(72)がそれぞれ取り付けられている。また、この例では、2つの部品収容蓋(71)および2つのモータ収容蓋(72)の各々の上面と室内ユニット本体(30)のドレンパン(32)の下面との間には、内側シール部材(47)が介設されている。
2つの部品収容凹部(61)は、パネル本体(41)の4つの角部のうち互いに対向する2つの角部にそれぞれ形成され、2つのモータ収容凹部(62)は、パネル本体(41)の4つの角部のうち残りの2つの角部(互いに対向する別の2つの角部)にそれぞれ形成されている。ここで、パネル本体(41)のパネル側吹出流路(402)に着目すると、部品収容凹部(61)は、パネル本体(41)のパネル側吹出流路(402)の長手方向の一端部に隣接する角部(第1の角部)に形成され、モータ収容凹部(62)は、パネル本体(41)のパネル側吹出流路(402)の長手方向の他端部に隣接する角部(第2の角部)に形成されていることになる。また、4つの羽根モータ(49)は、パネル本体(41)の4つの角部のうちモータ収容凹部(62)が形成された2つの角部(第2の角部)の各々に2つの羽根モータ(49)が配置されるように、4つの風向調節羽根(44)の一方の回動軸(44a)にそれぞれ連結されている。
部品収容凹部(61)は、空気調和機(1)の構成部品(この例では、電装部品(60))を収容することができるように上方に開口している。具体的には、部品収容凹部(61)は、底壁部(61a)と、底壁部(61a)の上面に立設された周壁部(61b)とを有している。この例では、部品収容凹部(61)の周壁部(61b)は、平面視において略矩形枠状に形成されている。また、部品収容凹部(61)の周壁部(61b)は、部品収容凹部(61)に隣接するパネル側吹出流路(402)と部品収容凹部(61)の内部空間とを区画する隔壁部(601)(この例では、2つの隔壁部(601))を有している。部品収容凹部(61)の隔壁部(601)は、上方に開口する断面U字状に形成されている。すなわち、パネル側吹出流路(402)の長手方向に沿った部品収容凹部(61)の隔壁部(601)の縦断面形状は、上方に開口するU字状に形成されている。
部品収容蓋(71)は、部品収容凹部(61)の隔壁部(601)(この例では、2つの隔壁部(601))の開口上端を塞ぐように部品収容凹部(61)の上面に取り付けられている。この例では、部品収容蓋(71)は、部品収容凹部(61)の開口形状に対応した略矩形板状に形成され、部品収容凹部(61)の開口上面を閉塞している。このように、部品収容凹部(61)の隔壁部(601)の開口上端を部品収容蓋(71)によって閉塞することにより、パネル側吹出流路(402)と部品収容凹部(61)の内部空間との間を断熱するための空気断熱層(600)が形成されている。
モータ収容凹部(62)は、羽根モータ(49)(この例では、2つの羽根モータ(49))を収容することができるように上方に開口している。具体的には、モータ収容凹部(62)は、底壁部(62a)と、底壁部(62a)の上面に立設された周壁部(62b)とを有している。この例では、モータ収容凹部(62)の周壁部(62b)は、平面視において略矩形枠状に形成されている。また、モータ収容凹部(62)の周壁部(62b)は、モータ収容凹部(62)に隣接するパネル側吹出流路(402)とモータ収容凹部(62)の内部空間とを区画する隔壁部(602)(この例では、2つの隔壁部(602))を有している。さらに、モータ収容凹部(62)の隔壁部(602)(この例では、隔壁部(602)の内壁面)には、パネル側吹出流路(402)とモータ収容凹部(62)の内部空間との間を断熱するための隔壁用断熱部材(63)が設けられている。
モータ収容蓋(72)は、モータ収容凹部(62)の上面に取り付けられている。この例では、モータ収容蓋(72)は、モータ収容凹部(62)の開口形状に対応した略矩形板状に形成され、モータ収容凹部(62)の開口上面を閉塞している。また、この例では、モータ収容蓋(72)とモータ収容蓋(72)の上面に配置された内側シール部材(47)には、モータ収容凹部(62)に収容された羽根モータ(49)の電気配線(図示を省略)をモータ収容凹部(62)の外部に引き出すことができるように、切り欠き部が形成されている。
また、パネル本体(41)は、樹脂成形品である。詳しく説明すると、パネル本体(41)は、パネル本体(41)のうち第1の角部において部品収容凹部(61)の底壁部(61a)と周壁部(61b)(隔壁部(601)を含む周壁部(61b))とが一体となり、第2の角部においてモータ収容凹部(62)の底壁部(61a)と周壁部(61b)(隔壁部(602)を含む周壁部(62b))とが一体となるように、樹脂によって構成されている。なお、複数の部材によってパネル本体(41)を構成する場合、パネル本体(41)のうち少なくとも第1の角部は、部品収容凹部(61)の底壁部(61a)と周壁部(61b)とが一体となるように、樹脂によって構成されている(すなわち、樹脂成形品である)ことが好ましい。
以上のように、部品収容凹部(61)の隔壁部(601)に空気断熱層(600)を設けることにより、パネル側吹出流路(402)と部品収容凹部(61)の内部空間との間の熱移動を抑制することができる。これにより、パネル本体(41)の第1の角部(部品収容凹部(61)が形成された角部)における結露の発生を抑制することができる。また、空気断熱層(600)の代わりに部品収容凹部(61)の隔壁部(601)に断熱部材を設ける場合よりも、化粧パネル(40)の部品点数を削減することができる。
以上の実施形態では、天井(U)の開口部(O)に室内ユニット本体(30)が挿入されて配置されている場合を例に挙げて説明したが、室内ユニット本体(30)は、天井(U)から吊り下げられて室内空間(R)に配置されていても良い。すなわち、室内ユニット(20)は、天井埋込式に構成されていても良いし、天井吊下式に構成されていても良い。また、天井吊下式の室内ユニット(20)は、天板と4つの側板と底板とを有する箱状のケーシングを備え、その底板が化粧パネル(40)に構成されていても良い。この場合、天板と4つの側板とが室内ユニット本体(30)に設けられている。つまり、室内ユニット本体(30)の下部に化粧パネル(40)が設けられている。
10 室外ユニット
11 圧縮機
12 室外熱交換器
13 室外膨張弁
14 四方切換弁
15 室外ファン
20 室内ユニット
21 室内膨張弁
22 室内熱交換器
23 室内ファン
30 室内ユニット本体
31 ケーシング
32 ドレンパン
33 ベルマウス
40 化粧パネル
41 パネル本体
42 吸込グリル
401 パネル側吸込流路(吸込流路)
401a 吸込口
402 パネル側吹出流路(吹出流路)
402a 吹出口
403 パネル側面凹部
404 パネル延出部
50 電装品箱
60 電装部品
61 部品収容凹部(第1の凹部)
61a 部品収容凹部の底壁部
62b 部品収容凹部の側壁部
62 モータ収容凹部(第2の凹部)
62a モータ収容凹部の底壁部
62b モータ収容凹部の側壁部
63 隔壁用断熱部材(断熱部材)
71 部品収容蓋(蓋部材)
72 モータ収容蓋
600 空気断熱層
601 部品収容凹部の隔壁部
602 モータ収容凹部の隔壁部
Claims (4)
- 天井(U)に設けられる室内ユニット本体(30)の下部に設けられる空気調和機(1)の化粧パネル(40)であって、
中央部に上下方向に貫通する吸込流路(401)が形成されるとともに辺部に沿って延び上下方向に貫通する吹出流路(402)が形成され、該吹出流路(402)の長手方向の一端部に隣接する第1の角部に、上方に開口し該空気調和機(1)の構成部品を収容可能な第1の凹部(61)が形成されたパネル本体(41)と、
上記パネル本体(41)の第1の凹部(61)の上面に取り付けられる蓋部材(71)とを備え、
上記第1の凹部(61)の上記吹出流路(402)と該第1の凹部(61)の内部空間とを区画する隔壁部(601)は、上方に開口する断面U字状に形成され、
上記第1の凹部(61)の隔壁部(601)の開口上端を塞ぐように上記蓋部材(71)を該第1の凹部(61)の上面に取り付けることにより、上記吹出流路(402)と該第1の凹部(61)の内部空間との間を断熱するための空気断熱層(600)が形成されている
ことを特徴とする空気調和機の化粧パネル。 - 請求項1において、
上記パネル本体(41)のうち少なくとも上記第1の角部は、上記第1の凹部(61)の底壁部(61a)と該第1の凹部(61)の隔壁部(601)を含む周壁部(61b)とが一体となるように、樹脂によって構成されている
ことを特徴とする空気調和機の化粧パネル。 - 請求項1または2において、
上記吹出流路(402)を流れる空気の風向を調節する風向調節羽根(44)と、
上記風向調節羽根(44)を回動させる羽根モータ(49)とをさらに備え、
上記パネル本体(41)の上記吹出流路(402)の長手方向の他端部に隣接する第2の角部には、上方に開口し上記羽根モータ(49)を収容可能な第2の凹部(62)が形成され、
上記第2の凹部(62)の上記吹出流路(402)と該第2の凹部(62)の内部空間とを区画する隔壁部(602)には、断熱部材(63)が設けられている
ことを特徴とする空気調和機の化粧パネル。 - 天井(U)に設けられる室内ユニット本体(30)と、該室内ユニット本体(30)の下部に設けられる化粧パネル(40)とを備えた空気調和機(1)の室内ユニット(20)であって、
上記化粧パネル(40)は、請求項1〜3のいずれか1つの化粧パネル(40)によって構成されている
ことを特徴とする空気調和機の室内ユニット。
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