JP2014213908A - 金属製角缶 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦型で略長方形の天板部を備えた金属製角缶として、注出操作が容易であり、液垂れを生じにくく、収容液を余すことなく確実に使い切ることができ、低コストで製作可能なものを提供する。
【解決手段】縦型の缶本体1における略長方形をなす天板部11の一端側寄りの位置に、筒状の注出口2A〜2Dが上向きに突設され、注出口2A〜2Dを封鎖するネジキャップ3A,3Bを備えてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、縦型で略長方形の天板部を備え、燃料オイル、塗料、溶剤、食用油等の液状製品の容器として汎用される金属製角缶に関する。
一般的に、この種の金属製角缶は、板材を角筒状に成形して両側縁部をシーム溶接した缶胴部の上下両端の開口周縁に、それぞれ略長方形をなす天板及び底板の縦断面U字形に曲成した周縁部を嵌合し、その嵌合部分を巻き締める形で加締めることにより、該缶胴部と注出口を有する天板及び底板とを一体に固着している。そして、天板の一端側寄りの位置には、注出口として、該天板に設けた丸穴に円環状の口金具を加締めて固着するか、該丸穴の周囲のカールド一体成形により、上端外径40mm程度で天板面より10mm前後に突出した口金部を形成し、この口金部にパッキンやポリ中栓を介してローヤルキャップやクリンプキャップ等の嵌合式キャップを嵌着するようになっている(特許文献1)。
このような金属製角缶としては、ブリキ製又はティンフリースチール製のものが汎用されている。また、公称3L以上の大容量角缶では頂部にブリッジ状やつる環状の把手を設けているが、公称0.5〜2L(通常0.5L、1L、1.8L、2Lの4種)の小〜中容量の角缶では把手がないのが普通である。これは、公称0.5〜2Lの角缶の場合、缶厚み方向の外寸が60〜90mm程度であるため、サイズ的に大人が片手で缶側部を掴んで保持できることによる。
実用新案登録第3158503号公報
しかるに、上記従来の金属製角缶では、収容液を使用する際、注出口を開放した状態で缶を傾けて流出させることになるが、その流出開始時ならびに流出停止のために缶姿勢を戻す時に、注出口近傍の天板缶表面や缶側面に液垂れして汚れ易く、更に垂れた液が缶側面を伝い落ちて周辺まで汚れることも多々あった。また、収容液を使い切るために注出口が下向きになるまで缶を傾けても、口金部の内周縁に近い缶内コーナー部に液が残り易く、その残液をなくすために注出口を下にして振り動かすと、液滴が飛び散って周辺を汚すことになる。なお、上記の液垂れ対策として、口金部に合成樹脂製の平たい樋状の流出ガイド(所謂ベロ)を嵌着した角缶もあるが、流出ガイド自体の汚れは避けられないし、その装着のための工程操作と材料及び設備コストを要することになる。更に、キャップを外した注出口に嵌着して用いる合成樹脂製のノズル状等の注出具も種々市販されているが、その購入コストが負担になる。
本発明は、上述の事情に鑑みて、縦型で略長方形の天板部を備えた金属製角缶として、注出操作が容易であって且つ液垂れを生じにくい上、収容液を余すことなく確実に使い切ることができ、また低コストで製作可能なものを提供することを目的としている。
上記目的を達成するための手段を図面の参照符号を付して示せば、請求項1の発明に係る金属製角缶は、縦型の缶本体1における略長方形をなす天板部11の一端側寄りの位置に、筒状の注出口2A〜2Dが上向きに突設されると共に、該注出口2A〜2Dを封鎖するネジキャップ3A,3Bを備えてなるものとしている。
請求項2の発明は、上記請求項1の金属製角缶において、注出口2A〜2Dは、天板部11からの高さが30〜80mm、先端外径が20〜30mmであって、下端側が拡径してスカート部22を形成する構成としている。
請求項3の発明は、上記請求項1又は2の金属製角缶において、ネジキャップ3Bがタンパーエビデントバンド32付きである構成としている。
請求項4の発明は、上記請求項1〜3のいずれかの金属製角缶において、注出口2A〜2Dの下端周縁部に設けた下方に開く環状溝24に、天板部11の注出口用開口部13の周縁に設けた環状突縁部11aが嵌合され、その嵌合部分を外側へ折り付けるように加締めることにより、該注出口2A〜2Dが缶本体1に固着されてなる構成としている。
請求項5の発明は、上記請求項1〜4のいずれかの金属製角缶において、公称0.5〜2L缶であって、缶本体1の幅広側の両側面1a,1aに、指掛かり用凹部4A,4B又は/及び凸部4Cが注出口2A〜2D側とは側面1a幅方向の反対側に偏して形成されてなる構成としている。
次に本発明の効果を図面の参照符号を付して説明する。まず、請求項1の発明に係る金属製角缶によれば、収容液を使用する際、注出口2A〜2Dのネジキャップ3A,3Bを外して缶本体1を傾けて、その先端開口20から収容液Lが流出させるが、該注出口2A〜2Dは筒状に突出して先端開口20が缶本体1から離れていることから、その流出開始時に液垂れを生じにくい上、所要量の流出後に缶本体1を傾き姿勢から垂直姿勢に戻す際の液切れがよいため、この流出停止時にも液垂れを生じにくく、もって液垂れによる缶本体1の汚れや周辺の液落ちによる汚れを回避できる。また、収容液を使い切る際、注出口2A〜2Dの先端開口20を真下に向けて暫く保持することで、缶本体1内の残液を注出口2A〜2D内に集めて容易に滴下排出でき、更に該注出口2A〜2Dの先端側を注出先の容器等の内側に位置させて缶本体1を振り動かせば、周辺に液を飛散させることなく液排出を促進でき、もって簡単に残液をなくすことができる。一方、この金属製角缶では、天板部11の注出口用開口部13に対し、注出口2A〜2Dを加締等によって従来の金属製角缶における円環状口金具と同様に取り付けるだけでよく、各別な取付構造や流出ガイドの如き別部材が不要であるから、低コストで量産できる。
請求項2の発明によれば、注出口2A〜2Dの天板部11からの高さと先端外径が特定範囲にあるため、内溶液の流出開始時及び流出停止時の液垂れがより生じにくくなる。また、該注出口2A〜2Dは、下端側がスカート部22として拡径しているから、筒体としての基部側での支持強度と缶本体1に対する取付強度が共に大きくなる。
請求項3の発明によれば、ネジキャップ3Bがタンパーエビデントバンド32付きであるから、収容液の未使用状態で注出口2C,2Dを確実に封止できると共に、収容液の使用開始時に該ネジキャップ3Bを捻回するだけで簡単に開封できる。
請求項4の発明によれば、天板部11への注出口2A〜2Dを取り付けは、その下端周縁部の環状溝24に天板部11の注出口用開口部13周縁の環状突縁部11aを嵌合し、その嵌合部分を外側へ折り付けるように加締めるから、従来の金属製角缶における天板に対する口金具の加締による取り付けと同様の手法になり、該口金具の取付工程の機械設備を僅かな改変のみで利用できる。また、該加締部分は、確実に液密封止できると共に、外側への折り付けによって天板部11に沿うように平坦化するから、外観体裁も良好となる。
請求項5の発明によれば、金属製角缶は、公称0.5〜2L缶であってサイズ的に大人が片手で掴んで保持し得るが、その掴んだ状態で缶本体1を傾けて収容液を流出させる際、指掛かり用凹部4A,4B又は/及び凸部4Cに手指を掛けて該缶本体1をしっかりと掴むことができるから、手が滑って缶を落すような事態を防止できる。
本発明の第一実施形態に係る金属製角缶の斜視図である。 同金属製角缶の注出口からネジキャップ及びポリ中栓を外した状態を示す斜視図である。 同金属製角缶の天板部と注出口の加締前の縦断側面図である。 同金属製角缶の注出口部分の縦断側面図である。 同金属製角缶の収容液を流出させている状態の側面図である。 本発明の第二実施形態に係る金属製角缶を示し、(a)は公称1L缶の側面図、(b)は公称0.5L缶の側面図、(c)は両缶の平面図である。 本発明の第三実施形態に係る金属製角缶の側面図である。 同金属製角缶の注出口上部の縦断側面図である。 本発明の第四実施形態に係る金属製角缶を示し、(a)は公称容量1L缶の側面図、(b)は公称容量0.5L缶の側面図、(c)は両缶の平面図である。
以下に、本発明に係る金属製角缶の第一〜第四実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。第一〜第四実施形態の金属製角缶C1〜C4は、縦型の缶本体1の全体がブリキ製又はティンフリースチール製であって、板材を角筒状に成形して両側縁部をシーム溶接した缶胴部10の上下両端の開口周縁に、略長方形板材からなる天板部11及び底板部12が加締によって固着されている。なお、これら第一〜第四実施形態において、共通部分には同一符号を付すことにより、重複する説明を省略している。
第一実施形態の金属製角缶C1は、公称1.8L又は2L缶であり、図1及び図2に示すように、缶本体1の天板部11上の一端側に、筒状の注出口2Aが上向きに突設され、該注出口2Aにネジキャップ3Aが螺着されている。そして、缶本体1の幅広側の両側面1a,1aには、エンボス加工にて形成された3つの浅い円形の指掛かり用凹部4Aが、注出口2A側とは幅方向反対側に偏して上下に等間隔に並んで配置している。
注出口2Aは、天板部11の表面からの高さが50mm程度、先端外径が25mm程度に設定されており、円筒部21の上部にネジキャップ3Aの雌ねじ3aに対応する雄ねじ2aを備えると共に、下端側が該円筒部21の下端から拡径したスカート部22を構成し、更に該スカート部22の下端から外側へ加締部23がフランジ状に外側へ張出している。なお、円筒部21は、上部側が絞られて下部側よりも若干径小になり、その境界が傾斜段部21aをなしている。また、注出口2Aの先端開口20には、ポリ中栓5が上端フランジ部5aを該先端端口20の開口縁に掛止して挿嵌されるようになっている。
図3に示すように、取付前の注出口2Aは、下端周縁の加締部23が断面逆V字形をなして、下方に開く環状溝24を形成している。また、天板部11は、円形の注出口用開口部13の周縁に環状突縁部11aが立ち上げ形成され、また外周縁全体が断面逆U字形に曲成した加締部11bをなしている。そして、該注出口2Aは、その環状溝24に天板部11の環状突縁部11aを嵌合し、その嵌合部分を外側へ折り付けるように加締めることにより、図4に示すように加締部23が天板部11の表面と略面一になる状態で、当該天板部11に固着されている。なお、注出口2Aの先端開口20の周縁は、ポリ中栓5の上端フランジ部5aを受けるように平坦な端面20aになっている。
一方、図4に示すように、缶胴部10に対する天板部11の取り付けは、該天板部11の外周縁の加締部11bの内側に缶胴部10の上周縁を嵌合し、この嵌合部分を外側へ巻き込むように加締めて固着している。また、図示を省略しているが、底板部12も該天板部11と同様にして缶胴部10に固着している。なお、注出口2Aを含む各加締部分では、封止性を高めるために、予め嵌合の凹部側にシール剤層(図示省略)を塗着形成することが推奨される。
上記構成の金属製角缶C1では、収容液を使用する際、注出口2Aのネジキャップ3A及びポリ中栓5を外し、図5に示すように缶本体1を片手Hで掴んで傾けることにより、その先端開口20から収容液Lを流出させる。このとき、該注出口2Aは筒状に突出して先端開口20が缶本体1から離れていることから、その流出開始時に液垂れを生じにくく、また所要量の流出後に缶本体1を傾き姿勢から垂直姿勢に戻す際も液切れがよいため、この流出停止時にも液垂れを生じにくい。従って、液垂れによる缶本体1の汚れや周辺の液落ちによる汚れを回避できる。一方、収容液を使い切る際、注出口2Aの先端開口20を真下に向けて暫く保持することで、缶本体1内の残液を注出口2A内に集めて容易に滴下排出でき、更に該注出口2Aの先端側を注出先の容器等の内側に位置させて缶本体1を振り動かせば、周辺に液を飛散させることなく液排出を促進できるから、簡単に残液をなくすことができる。なお、この金属製角缶C1においては、上記のように缶本体1を傾けて収容液を流出させる際、指掛かり用凹部4Aに手指F1,F2を掛けて該缶本体1をしっかりと掴むことができるから、手が滑って缶を落すような事態を防止できるという利点がある。
上記第一実施形態の金属製角缶C1では注出口2Aが既述のように天板部11の表面から50mm程度と高くなっているが、その高さは好ましくは30〜80mmの範囲で種々設定できる。また、ネジキャップについても、第一実施形態で例示した単純な基本形態に限らず、種々の機能要素を持つものを使用できる。
図6に示す第二実施形態の金属製角缶C2は、注出口2Bが天板部11の表面から35mm程度と比較的低いものになっている。しかして、この注出口2Bは、円筒部21が短い以外は第一実施形態の金属製角缶C1における注出口2Aと同様の構成であり、同第一実施形態と同様のネジキャップ3B及びポリ中栓5(図示省略)を装着するようになっている。なお、図6(a)は缶本体1が公称1L、図6(b)は同じく公称0.5Lのものをそれぞれ例示しているが、平面視では図6(c)の如く両者は同じ形である。そして、図6(a)の缶本体1では、その幅広側の両側面1a,1aに、前記第一実施形態の金属製角缶C1における円形の指掛かり用凹部4Aに代えて、上下方向に沿う浅い溝状の指掛かり用凹部4Bを設けている。一方、図6(b)の缶本体1は、小容量で収容液が入っても軽いため、指掛かり用凹部は特に設けていない。
図7に示す第三実施形態の金属製角缶C3は、第一実施形態と同様に公称1.8L又は2L缶であるが、タンパーエビデントバンド32付きのネジキャップ3Bを使用するものになっている。このネジキャップ3Bは、雌ねじ3aを有するキャップ本体31の下に、タンパーエビデントバンド32が周方向複数本のスリット33の間の狭小部33にて繋がっているが、そのタンパーエビデントバンド32の下縁が注出口2Cの円筒部21に設けたネック部25に絞り込まれている。従って、キャップ本体31を開方向に捻回した際、タンパーエビデントバンド32は上方移動できないため、狭小部33が断裂し、もってキャップ本体31のみが注出口2Cから離脱することになる。なお、図8に示すように、キャップ本体31の内側には、合成樹脂製のパッキン6が外周縁6aを圧接して嵌装されており、該パッキン6の内側環状突縁部6bが注出口2Cの先端開口20に液密に内嵌するようになっている。
上記第三実施形態の金属製角缶C3における注出口2Cは天板部11の表面から50mm程度と高くなっているが、図9に示す第四実施形態の金属製角缶C4は、注出口2Dが天板部11の表面から35mm程度と比較的低いものになっている。この注出口2Dは、円筒部21が短い以外は第三実施形態の金属製角缶C3における注出口2Cと同様の構成であり、同第三実施形態と同様のタンパーエビデントバンド32付きのネジキャップ3Bを装着するようになっている。そして、図9(a)は缶本体1が公称1L、図9(b)は同じく公称0.5Lのものをそれぞれ例示しているが、平面視では図9(c)の如く両者は同じ形である。なお、図9(a)の缶本体1では、その幅広側の両側面1a,1aに、前記第一実施形態の金属製角缶C1における円形の指掛かり用凹部4Aに代えて、上下方向に沿う2本の低い畝状の指掛かり用凸部4C,4Cを平行に設けている。
これら第二〜第四実施形態の金属製角缶C2〜C4でも、第一実施形態の金属製角缶C1と同様に、注出口2B〜2Dのネジキャップ3A,3Bを外し、缶本体1を片手で掴んで傾けて収容液を流出させるとき、その流出開始時に液垂れを生じにくく、また所要量の流出後に缶本体1を傾き姿勢から垂直姿勢に戻す際も、液切れがよいので液垂れを生じにくく、もって液垂れによる缶本体1の汚れや周辺の液落ちによる汚れを回避できると共に、収容液を使い切る際には缶本体1を下向きにして保持することで、簡単に残液をなくすことができる。そして、この流出操作において、指掛かり用凹部4Bや指掛かり用凸部4Cを利用することで、缶の滑り落ちを防止できることも第一実施形態と同様である。なお、第三及び第四実施形態の金属製角缶C3,C4のように、タンパーエビデントバンド32付きのネジキャップ3Bを用いる構成では、収容液の未使用状態で注出口2C,2Dを確実に封止できると共に、収容液の使用開始時に該ネジキャップ3Bを捻回するだけで簡単に開封できるという利点がある。
なお、注出口2A〜2Dにおける先端外径は、特に制約されないが、液垂れの防止効果を高める上で20〜30mmの範囲が好適である。また、注出口の基部の形状は、特に制約されないが、第一〜第四実施形態のように下端側がスカート部22として拡径した構成とすれば、筒体としての基部側での支持強度と缶本体1に対する取付強度が共に大きくなるという利点がある。
一方、本発明の金属製角缶にあっては、天板部11の注出口用開口部13に対し、注出口2A〜2Dを加締等によって従来の金属製角缶における円環状口金具と同様に取り付けるだけでよく、各別な取付構造や流出ガイドの如き別部材が不要であるから、低コストで量産できるという利点がある。特に第一〜第四実施形態のように、注出口2A〜2Dの下端周縁部の環状溝24に天板部11の注出口用開口部13周縁の環状突縁部11aを嵌合し、その嵌合部分を外側へ折り付けるように加締める構成とすれば、従来の金属製角缶における天板に対する口金具の加締による取り付けと同様の手法になるから、該口金具の取付工程の機械設備を僅かな改変のみで利用できる。また、該構成による加締部分は、確実に液密封止できると共に、外側への折り付けによって天板部11に沿うように平坦化するから、外観体裁も良好となる。
1 缶本体
1a 側面
10 缶胴部
11 天板部
11a 環状突縁部
13 注出口用開口部
2A〜2D 注出口
22 スカート部
24 環状溝
3A〜2D ネジキャップ
32 タンパーエビデントバンド
4A,4B 指掛かり用凹部
4C 指掛かり用凸部
C1〜C4 金属製角缶

Claims (5)

  1. 縦型の缶本体における略長方形をなす天板部の一端側寄りの位置に、筒状の注出口が上向きに突設されると共に、該注出口を封鎖するネジキャップを備えてなる金属製角缶。
  2. 前記注出口は、前記天板部からの高さが30〜80mm、先端外径が20〜30mmであって、下端側が拡径してスカート部を形成する請求項1に記載の金属製角缶。
  3. 前記ネジキャップがタンパーエビデントバンド付きである請求項1又は2に記載の金属製角缶。
  4. 前記注出口の下端周縁部に設けた下方に開く環状溝に、前記天板部の注出口用開口部の周縁に設けた環状突縁部が嵌合され、その嵌合部分を外側へ折り付けるように加締めることにより、該注出口が前記缶本体に固着されてなる請求項1〜3のいずれかに記載の金属製角缶。
  5. 公称0.5〜2L缶であって、缶本体の幅広側の両側面に、指掛かり用凹部又は/及び凸部が前記注出口側とは側面幅方向の反対側に偏して形成されてなる請求項1〜4のいずれかに記載の金属製角缶。
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