JP2014213600A - 飛散防止フィルム及び画像表示パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】タッチパネル等に組み合わされた場合の検出感度及び美観及びに優れた飛散防止フィルム及び画像表示パネルを提供すること。
【解決手段】飛散防止フィルム10及び画像液晶パネル1は、飛散防止フィルム基材13と、意匠を有し、飛散防止フィルム基材13の面上に形成される意匠層15と、意匠層15の面上に形成された蒸着層16、17と、蒸着層16、17の面上に塗布されるインキ18と、蒸着層16、17及びインキ18に形成される窓部20に滴下されることにより窓部20に収容されるUVフラット層19と、を備え、インキ18は、イソホロン(C14O)を含み、イソホロンの含有下限値が、インキ1kgに対して0.2g以上である。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯端末、高度情報端末、カーナビゲーション、電子書籍等に適用されるのに好適な飛散防止フィルム及び画像表示パネルに関する。
酸化アルミニウム(Al)、二酸化ジルコニウム(ZrO)、二酸化ケイ素(SiO)を交互に蒸着した蒸着層を備える飛散防止フィルムが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。特許文献1及び特許文献2に記載の飛散防止フィルムでは、各物質を積層することにより、各層の厚みによる光の屈折と干渉によって特定の波長の光に対する反射率が変化する。これにより、特許文献1及び特許文献2に記載の飛散防止フィルムでは、青、黄色等の所望の色に輝かすことができる。
特許第3813270号公報 特開2007−225699号公報
ところで、タッチパネル式の携帯端末等の画像表示パネルでは、ガラスパネルやプラスチックパネル等、光透過性を有する基板パネルの裏面に、シルクスクリーン印刷による数回の印刷によって外枠が印刷され、外枠に囲まれた中央に窓部が形成されている。通常、基板パネルにおいて外枠が印刷されている側の面には、外枠と窓部との間に25μm程度の段差がある。
外枠の印刷は、携帯端末等のデザインにおいて重要である。しかしながら、外枠と窓部との間にある段差は、加飾のための層が設けられたときに外枠と窓部との境界部分に気泡が生じるなどの外観状の不良が生じたり、気泡が存在することが原因でタッチパネルの検出感度が悪化する不良が生じたりすることに繋がり得る。
外枠と窓部との段差を解消する方法としては、外枠によって囲まれた凹形状の窓部内に透明な樹脂等の充填物を充填することが考えられる。この場合、窓部と、外枠として設けられた印刷との両方に対して好適に密着する材料が充填物として充填されることが好ましい。
近年、金属のような外観を呈する樹脂パネルを成形する手法として、樹脂パネルに金属薄膜を蒸着させることが知られている。携帯端末等の画像表示パネルにおいて金属薄膜を蒸着させて金属様の外観の外枠を形成する場合、外枠と窓部との段差を解消するために充填される充填物には、基板パネルと金属薄膜との両方に対して高い密着性を有することが求められている。
しかしながら、外枠の印刷に一般的に使用されている充填物として、光透過性を有する基板パネルと金属薄膜との両方に好適に密着する充填物は知られておらず、製造後に充填物が剥離することによる美観の悪化やタッチパネルとしての検出感度の悪化を招く虞がある。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたもので、タッチパネル等に組み合わされた場合の検出感度及び美観及びに優れた飛散防止フィルム及び画像表示パネルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明の一態様は、光透過性を有する飛散防止フィルム基材と、光透過性を有すると共に意匠を有し、前記飛散防止フィルム基材の面上に形成される意匠層と、前記意匠層において前記飛散防止フィルム基材が接する面と反対側の面上に形成され前記飛散防止フィルム基材及び前記意匠層を透過して入射する光を反射させる反射層と、前記反射層において前記意匠層に接する面と反対側の面上に設けられ、当該面の全面を覆うインキと、前記飛散防止フィルム基材と前記インキとの両方に密着し前記飛散防止フィルム基材側に向けられた面と反対側の面が平面とされた充填物層と、を備え、前記インキは、イソホロン(C14O)を含み、イソホロンの含有下限値が、インキ1kgに対して0.2g以上であることを特徴とする飛散防止フィルムである。
また、前記飛散防止フィルム基材は樹脂を含み、前記反射層は金属を含んでもよい。
本発明の別の態様は、上記態様の飛散防止フィルムと、前記充填物層と接して設けられた画像表示部と、を有することを特徴とする画像表示パネルである。
本発明によれば、タッチパネル等に組み合わされた場合の検出感度及び美観及びに優れた飛散防止フィルム及び画像表示パネルを提供できる。
本発明の一実施の形態の飛散防止フィルムを有する画像表示パネルの模式図である。 同飛散防止フィルムを製造する第1段階の模式図である。 同飛散防止フィルムを製造する第2段階の模式図である。 同飛散防止フィルムを製造する第3段階の模式図である。 同飛散防止フィルムを製造する第4段階の模式図である。 同飛散防止フィルムを製造する第5段階の模式図である。 実施例の試験結果表である。
以下、本発明に係る飛散防止フィルム及び画像表示パネルの一実施の形態を、図1から図6を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態の飛散防止フィルムを有する画像表示パネルの模式図である。
図1に示すように、画像表示パネル1は、画像表示パネル基材2を有する本体部と、画像表示パネル基材2によって当該本体部に取り付けられた飛散防止フィルム10とを備える。
画像表示パネル1の本体部は、例えば静電容量式のタッチパネルであり、画像を表示するための画像表示部(不図示)と、操作者の指等の誘電体の位置を検出するためのセンサーシート部(不図示)とを有する。
画像表示パネル基材2は、光透過性を有する、例えば、ポリメタクリル酸メチル樹脂(PMMA)、ポリカーボネート樹脂(PC)やガラス等のフィルム部材である。本実施形態では、画像表示パネル基材2には、後述する光学適性粘着剤層(OCA(光学透明性両面テープ、Optical Clearly Adhesive)11により飛散防止フィルム10が貼り付けられている。
飛散防止フィルム10は、ハードコート層12、飛散防止フィルム基材13、易接着コート層14、UVテクスチャー層15、第1蒸着層16、第2蒸着層17、インキ18、UVフラット層19、及び光学適性粘着剤層11を順次積層して備える。
ハードコート層12は、光透過性を有するハードコート塗液の塗布、乾燥、硬化により形成されている。ハードコート塗液としては、例えば、アクリレートを主成分とするモノマーもしくはオリゴマー、チオール基を2つ以上有するポリチオール化合物、光重合開始剤を少なくとも含有する組成物を溶剤に溶解したものである。ハードコート層12は、飛散防止フィルム基材13の表面に形成されている。ハードコート層12は、不図示の保護フィルムを貼り付けることにより保護層を有してもよく、目的に応じて、拡散層、防汚層、低反射層、反射防止層を設けても良い。また、ハードコート層12は、親水性を有しても良い。
飛散防止フィルム基材13は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリカーボネート(PC)やポリエーテルスルホン(PES)等の光透過性を有するフィルムである。飛散防止フィルム基材13は、例えば、125μmの厚み寸法を有する。飛散防止フィルム基材13の裏面には、易接着コート層14が形成されている。
易接着コート層14は、例えば、ポリエステルフィルム(PET)の片面に、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、硬化剤、及びクマリンスルフォネート化合物を含有している。易接着コート層14は、光透過性を有する。易接着コート層14の裏面には、UVテクスチャー層15が形成されている。
UVテクスチャー層15は、紫外線硬化型の意匠層であって金属的加飾が施された意匠を有する。なお、金属的加飾としては、ヘアライン、ホログラム等が挙げられる。UVテクスチャー層15は、紫外線の照射により塗膜を瞬時に硬化して凹凸面を付与できる加飾層であり、IMF加飾の有する深い色表現と高い耐久性に加え、凹凸による立体感を有する。UVテクスチャー層15の裏面には、第1蒸着層16が形成されている。
第1蒸着層16及び第2蒸着層17は、UVテクスチャー層15の意匠を反射させる反射層である。第1蒸着層16及び第2蒸着層17は、例えば、酸化第二錫(Sn0)、五酸化ニオブ(Nb)、ダイクロ(多層薄膜蒸着加工)を素材としている。第1蒸着層16及び第2蒸着層17は、飛散防止フィルム10を製造する第2段階において、窓部20を形成するためのマスキング印刷(図2参照)21を剥離することにより外枠22の形状に成形される。本実施形態では、反射状態を考慮して、2層の蒸着層(第1蒸着層16及び第2蒸着層17)が設けられている。なお、第1蒸着層16と第2蒸着層17との何れか一方のみが設けられていてもよい。すなわち、蒸着層は単層でもよい。
インキ18は、イソホロン(C14O)を含み、イソホロンの含有濃度の下限値が、インキ18の総量1kgに対して0.2g以上である。インキ18は、飛散防止フィルム10を製造する第4段階において、第2蒸着層17に塗布される。インキ18は、第1蒸着層16及び第2蒸着層17とともに、例えば、4〜8μmの厚み寸法を有する。
インキ18の組成成分としては、バインダーを目的とする有機溶媒を含んでよい。具体的には、インキ18の組成成分としては、多価アルコールやシクロヘキサンを含んでよい。
UVフラット層19は、光透過性を有する紫外線硬化樹脂であって、第1蒸着層16、第2蒸着層17、インキ18によって形成される外枠部分の内側にある窓部20に滴下されることにより窓部20に充填される充填物層である。UVフラット層19は、窓部20内に滴下された後に紫外線の照射により硬化し、インキ18の上面及び窓部20上に段差のない平坦面23を形成する。UVフラット層19は、例えば、20〜30μmの厚み寸法を有する。なお、UVフラット層19は、紫外線硬化樹脂の硬化後に、機械的な面一加工を行うことにより、平坦面23の平滑化をさらに図ることができる。
光学適性粘着剤層11は、基材の無い両面テープである。光学適性粘着剤層11は、例えば、25μmの厚み寸法を有する。
次に、飛散防止フィルム10の製造方法について説明する。
図2は、飛散防止フィルム10を製造する第1段階の模式図である。なお、飛散防止フィルム10を製造する手順では、図1に示した飛散防止フィルム10の上下を逆にして示す。また、本明細書において、上、上面、表面とは、図1において画像表示パネル基材2から飛散防止フィルム基材13を臨む側を意味する。これに対して、下、下面、裏面とは、飛散防止フィルム基材13から画像防止フィルム基材2を臨む側を意味する。
図2に示すように、第1段階では、飛散防止フィルム基材13の下面上に易接着コート層14が形成され、飛散防止フィルム基材13の上面上にハードコート層12が形成される。そして、第1段階では、易接着コート層14の面上にUVテクスチャー層15が形成され、UVテクスチャー層15の面上の中央部には、窓部20を形成するためのマスキング印刷21が形成される。マスキング印刷21は、エラストマーの成分を含んだ弾力性を有するインキであり、硬化後には、UVテクスチャー層15から剥離可能である。次に、マスキング印刷21を含んでUVテクスチャー層15の面上に第1蒸着層16が形成される。
図3は、飛散防止フィルム10を製造する第2段階の模式図である。図3に示すように、第2段階では、マスキング印刷21を含んで、第2蒸着層17が第1蒸着層16の面上に形成される。第2蒸着層17は、多層蒸着用であり、UVテクスチャー層15の色味や反射率や外観の加飾特性を増長させる。なお、第2段階を実施せず第3段階へ進み蒸着層を第1蒸着層16のみとしてもよい。
図4は、飛散防止フィルム10を製造する第3段階の模式図である。図4に示すように、第3段階では、マスキング印刷21が剥離される。マスキング印刷21が剥離されることにより、第1蒸着層16、第2蒸着層17の中央部に窓部20が形成される。
図5は、飛散防止フィルム10を製造する第4段階の模式図である。図5に示すように、第4段階では、窓部20を有して外枠22の形状に形成された第2蒸着層17の面上にインキ18が塗布される。このとき、インキ18は、イソホロンの含有濃度の下限値が、インキ18の総量1kgに対して0.2g以上であるために、第2蒸着層17に良好に密着する。インキ18の塗布は、例えば窓部20の外側部分に開口を有するスクリーン版を使用し、窓部20内にインキ18が入り込まないようにして行なわれる。そして、第1蒸着層16、第2蒸着層17、インキ18のそれぞれの中央部に形成されている窓部20を含めて、インキ18上にUVフラット層19を形成する紫外線硬化樹脂が滴下される。紫外線硬化樹脂は、滴下された後に硬化することにより、インキ18の上面及び窓部20上に段差のない平坦面23を有するUVフラット層19を形成する。
なお、スクリーン版を用いてインキ18を塗布することに代えて、インキ18の層を形成するための所望のパターンをマスキング印刷21にあらかじめ形成し、マスキング印刷21の除去によってインキ18のうち不要な部分をマスキング印刷21とともに除去してもよい。
図6は、飛散防止フィルム10を製造する第5段階の模式図である。図6に示すように、第5段階では、UVフラット層19の面上に、画像表示パネル基材2を貼り付けるための光学適性粘着剤層11を形成する。
そして、図1に示すように、光学適性粘着剤層11によりUVフラット層19に画像表示パネル基材2を貼り付けることにより、画像表示パネル1を形成する。
次に、本実施形態の画像表示パネル1の使用方法及び作用について説明する。
飛散防止フィルム10は、光学適性粘着剤層11により画像表示パネル基材2に取り付けられ、携帯端末等のタッチパネルの外面を傷や衝撃から保護する。
金属製の蒸着膜からなる第2蒸着層17とインキ18とは、インキ18にイソホロンが含まれていることにより、良好に密着している。このため、画像表示パネル1の製造後にインキ18が第2蒸着層17から剥離しにくく、美観に優れる。
さらに、インキ18と第2蒸着層17との間に剥離が生じにくくなっているので、インキ18と第2蒸着層17との間に空気層が介在される状態となりにくく、画像表示パネル1においてタッチパネルとしての検出感度が悪化し難い。特に、静電容量式のタッチパネルにおいては空気層の介在は検出感度に悪影響を与えやすいが、本実施形態の画像表示パネル1においては、静電容量式のタッチパネルにおいても高い検出感度が長期に維持される。
また、本実施の形態の飛散防止フィルム10によれば、各蒸着層16、17及びインキ18に形成される窓部20にUVフラット層19の紫外線硬化樹脂を滴下する。従って、本実施の形態の飛散防止フィルム10によれば、外枠22において加飾を有するUVフラット層19を段差のない面に形成できる。
また、本実施の形態の飛散防止フィルム10によれば、インキ18が、イソホロン(C14O)を含み、イソホロンの含有下限値が、インキ18の総量1kgに対して0.2g以上である。従って、本実施の形態の飛散防止フィルム10によれば、剥離することなく、第2蒸着層17に対するインキ18の密着性を良好にすることができる。
さらに、本実施の形態の飛散防止フィルム10によれば、飛散防止フィルム基材13の面上にハードコート層12を有するので、万が一に、画像表示パネル基材2が破損したとしても、飛散を好適に防止できる。また、ハードコート層12は、飛散防止フィルム基材13に擦り傷等が付くことを好適に防止することができ、傷による飛散防止フィルム10の曇りを予防することができる。
(実施例)
次に、本発明の飛散防止フィルム10及び画像表示パネル1の作用効果を確認するために行った実施例について説明する。
実施例には、インキ18の作用効果を確認するために、イソホロンの含有量を変えたインクを用いてJISK5600−5−6に規定された付着性の試験を行った。結果を図7に示す。なお、図7において、「○」は良好であることを示し、「×」は不良であることを示す。
図7に示すように、付着性の試験の結果、イソホロンの含油量が、インキ1kgに対して0.2g以下の比較例では、6〜15%の剥離を生じて第2蒸着層17に対する密着性が悪いことがわかる。
これに対して、イソホロンの含油量が、インキ1kgに対して0.21g以上0.4g以下の実施例2では、5%の剥離を生じて第2蒸着層17に対する密着性が良好であることがわかる。
さらに、イソホロンの含油量が、インキ1kgに対して0.2gの実施例1では、剥離がなく、第2蒸着層17に対する密着性が良好であることがわかる。これは、インキ1kgに対してイソホロンの含油量が0.2g以上であることに起因しているからである。
以上、本発明の一実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上記一実施の形態に示したタッチパネルに限定されず、タッチスイッチにおいても同様に実施可能である。
また、上記一実施の形態に記載の技術事項を適宜組み合わせることもできる。
1 画像表示パネル
2 画像表示パネル基材
10 飛散防止フィルム
11 光学適性粘着剤層
12 ハードコート層
13 飛散防止フィルム基材
14 易接着コート層
15 UVテクスチャー層(意匠層)
16 第1蒸着層(反射層)
17 第2蒸着層(反射層)
18 インキ
19 UVフラット層(充填物層)
20 窓部
21 マスキング印刷
22 外枠
23 平坦面

Claims (3)

  1. 光透過性を有する飛散防止フィルム基材と、
    光透過性を有すると共に意匠を有し、前記飛散防止フィルム基材の面上に形成される意匠層と、
    前記意匠層において前記飛散防止フィルム基材が接する面と反対側の面上に形成され前記飛散防止フィルム基材及び前記意匠層を透過して入射する光を反射させる反射層と、
    前記反射層において前記意匠層に接する面と反対側の面上に設けられ、当該面の全面を覆うインキと、
    前記飛散防止フィルム基材と前記インキとの両方に密着し前記飛散防止フィルム基材側に向けられた面と反対側の面が平面とされた充填物層と、
    を備え、
    前記インキは、イソホロン(C14O)を含み、イソホロンの含有下限値が、インキ1kgに対して0.2g以上であることを特徴とする飛散防止フィルム。
  2. 前記飛散防止フィルム基材は樹脂を含み、
    前記反射層は金属を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の飛散防止フィルム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の飛散防止フィルムと、
    前記充填物層と接して設けられた画像表示部と、
    を有することを特徴とする画像表示パネル。
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