JP2014213320A - 1,4‐ジオキサン含有廃水の処理方法及びその処理装置 - Google Patents

1,4‐ジオキサン含有廃水の処理方法及びその処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】廃水に含まれている有機物並びに1,4‐ジオキサンを低コストに除去する。【解決手段】1,4‐ジオキサン含有廃水の処理装置であって、1,4‐ジオキサン含有廃水に含まれる有機物を嫌気生物学的処理により除去する嫌気槽1と、この嫌気槽1の処理水に含まれる残留有機物並びに1,4‐ジオキサンを好気生物学的処理により除去する好気槽3とを備える。嫌気槽1においては例えば上向流嫌気性スラッジブランケット法または拡張型粒状スラッジブランケット法が適用される。好気槽3においては例えば長時間曝気法または膜分離活性汚泥法が適用される。嫌気槽1で発生したメタンガスは例えば同槽1を加温する熱源6の燃料として利用される。【選択図】図1

Description

本発明は1,4‐ジオキサン含有廃水の処理方法及びその装置に関するものであり、詳細には、廃水に1,4‐ジオキサンを嫌気性生物学的処理と好気性生物学的処理により除去するとともに、高濃度有機物を除去しながらバイオガス(メタンガス)エネルギーを生産する1,4‐ジオキサン含有廃水の処理方法及びその処理装置に関する。
日本における1,4‐ジオキサンの規制は、水質汚濁物質防止法施行令の一部を改正する政令が公布され、1,4‐ジオキサン、塩化ビニルモノマー、1,2‐ジクロロエチレンがカドニウムその他の人の健康に係る被害を生じるおそれがある物質(有害物質)として追加された。1,4‐ジオキサンの排水基準値は0.5mg/Lである(平成24年5月25日施行)。
1,4‐ジオキサンは、世界保健機構傘下の国際がん研究機関(IARC)が定めたグループ2bに属する発がん性のおそれのある物質で、動物実験でがんを発生させて突然変異を起こす物質であることが判明した。当該物質は、短期間の暴露により眼、鼻、首の炎症を誘発し、多量の暴露により神経系の損傷を招くおそれがあり、長時間の暴露により発がんの可能性もあることが知られている。
WHOでは、成人が30年間1,4‐ジオキサンの濃度50μg/Lの水を1日2Lずつ摂取すると、10万人中の1人にがんが発生する可能性があるとみている。
1,4‐ジオキサンは沸点が101℃、融点が11.8℃の化学的に安定し、常温では液体として存在しており、揮発性で特有のエーテル臭を有する。多くの有機溶媒、芳香族炭化水素等によく溶解し、トリクロロエチレン(TCE)、トリクロロエタン(TCA)、ジクロロエチレン(DCE)、塩化ビニル(vinyl chloride)等の揮発性有機化合物と比べて水に簡単に溶解し、蒸気圧が小さいため蒸発が遅く、土壌粒子に混ざらないことが知られている。また、1,4‐ジオキサンは相対する位置に二つのエーテル基を有している環状有機化合物で、生物学的分解が難しい特性を有しており、水及び廃水から1,4‐ジオキサンの除去が難しく、地表水及び地下水汚染に対する危険性が大きいことが知られている。
1,4‐ジオキサンは、電子製品の洗浄工程の洗浄剤、有機溶媒の安定剤(5%程度を含む)、繊維製造、ペイント(染料)製造、油脂製造、化粧品原料等における産業用溶媒または安定剤として広範囲に使用されており、化学繊維産業のポリエステル糸製造時の重合工程で副産物としても発生する。
ポリエステルの製造工程は、エステル化反応と高分子化反応の過程からなり、この過程で反応副産物として1,4‐ジオキサンが生成されて水とともに排出されることにより、ポリエステル重合工程の廃水には高濃度の1,4‐ジオキサンと有機物(CODCr)が含まれている。
従来の1,4‐ジオキサンの処理方法としては、光触媒、超音波、オゾン、過酸化水素等を適用した促進酸化法(AOP)が主に採用されている(特許文献1〜3等)。
促進酸化法は、光触媒+オゾン、光触媒+過酸化水素、オゾン+過酸化水素、超音波+オゾン等の組み合わせからなり、処理効率は高いが、薬品及びエネルギーのコストが過度であることに加えてスラッジ発生量が多く、維持管理コストの観点から非経済的である。
特許文献1の廃水処理方法では、1,4‐ジオキサンが含まれている廃水中の有機物を生物学的前処理過程により生分解させ、有機物の濃度を1,4‐ジオキサン濃度比1.5以下に減少させた後、膜分離装置、二価鉄、オゾン、過酸化水素水、UV等を複合的に適用している。しかしながら、この方法は、分離膜のファウリング及び酸化による膜の交換周期が頻繁となり、また、膜洗浄時に洗浄薬品の使用量が多くなるので頻繁な膜洗浄に伴う膜寿命の短縮が問題となる。
特許文献2の廃水の処理方法は、オゾン及びUVを用いた処理方法であり、一段目が連続式、二段目が回分式の処理方式を採用している。しかしながら、この方法はUV照射時間が合計140分と非常に長く、これに伴う電力費並びにUV管表面の汚染度の増加により、処理効率が低下する。この問題を回避するには周期的にUV管を洗浄しなければならない。
特許文献3のジオキサン分解方法では、廃水に含まれるCODMnと1,4‐ジオキサン濃度の割合(CODMn/ジオキサン濃度)を1以下にしてオゾン処理すると、1,4‐ジオキサンを効率的、経済的に処理できるとされているが、オゾン処理のエネルギーコストが大きくなる。尚、同文献には「生物処理ではジオキサンは分解されない」の記載があり、1,4‐ジオキサンに有効な生物処理は示唆されていない。
1,4‐ジオキサンは、酸化分解されることで除去されるという特性を有しており、この特性により、上述の通り、既存の1,4‐ジオキサン除去技術は酸化力が強いオゾン、フェントン薬品、紫外線等が使用されている。しかしながら、上記の先行技術は、経済性や技術的な側面で多くの問題点を有しており、広く実用化されるに至っていない。
また、1,4‐ジオキサンの生物学的処理法としては下水処理場における報告事例がある(非特許文献1)。本事例によると、0.003mg/L程度の1,4‐ジオキサンを含む下水の処理場での調査結果では計画滞留時間22時間に対して48時間の滞留時間を確保しても当該物質の除去率は8.5%に留まるとの報告がなされている。このように、従来の生物学的処理方法は、処理時間が長く、除去率も低いという問題があり、1,4‐ジオキサンの処理方法としては実用的ではない。
特開2005−58854号公報 特開2005−103401号公報 特開2010−188306号公報
牧野良治、外2名,「1,4‐ジオキサンの下水処理場における除去率について」,水環境学会誌,2005年3月10日、Vol.28、No.3、p.211‐215
本発明は、上記の事情に鑑みなされたもので、廃水に含まれている有機物並びに1,4‐ジオキサンを低コストに除去できる廃水の処理方法とその処理装置の提供を課題とする。
そこで、本発明の廃水の処理方法は、1,4‐ジオキサン含有廃水の処理方法であって、1,4‐ジオキサン含有廃水に含まれる有機物を嫌気生物学的処理により除去する嫌気処理工程と、この嫌気処理工程の処理水に含まれる残留有機物並びに1,4‐ジオキサンを好気生物学的処理により除去する好気処理工程とを有する。
また、本発明の廃水の処理装置は、1,4‐ジオキサン含有廃水の処理装置であって、1,4‐ジオキサン含有廃水に含まれる有機物を嫌気生物学的処理により除去する嫌気槽と、この嫌気槽の処理水に含まれる残留有機物並びに1,4‐ジオキサンを好気生物学的処理により除去する好気槽とを備える。
以上の発明によれば廃水に含まれている有機物並びに1,4‐ジオキサンを低コストに除去できる。
本発明の実施形態における廃水の処理工程を示すフローチャート。 本発明の実施形態における廃水の処理装置の概略構成図。
以下に図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1,図2に例示された本実施形態の廃水処理方法は、1,4-ジオキサン含有廃水の処理方法であって、高濃度の有機物(CODCr)と1,4-ジオキサンを含んでいる原水を嫌気槽1内の上向流嫌気性スラッジブランケット(Upflow Anaerobic Sludge Blanket 以下、UASBと称する)または拡張型粒状スラッジブランケット(Expanded Granular Sludge Blanket 以下、EGSBと称する)に供給して嫌気状態で前記有機物を生物学的に分解除去する嫌気処理工程(S1)と、この工程(S1)の処理水を好気槽3に供給して好気状態で残留有機物と1,4-ジオキサンを生物学的に分解除去する好気処理工程(S2)を有する。本方法によれば、廃水に含まれる1,4ジオキサン及び高濃度の有機物を最大限除去できるようになっている。
1,4-ジオキサンは嫌気状態では分解されず、好気状態においてのみ分解される特性を持った難分解性物質である。1,4-ジオキサンを除去するためには酸化して分解する必要があるが、廃水に有機物が高濃度に含んでいると、有機物が優先的に分解され、その後に1,4-ジオキサンが分解される特性があることが試験的に確認されている。
すなわち、廃水に含まれた1,4-ジオキサンを除去するためには廃水中の有機物を除去することが必要である。
有機物を除去する処理技術は多く存在するが、好気性処理技術の場合、長時間曝気法のように広い敷地面積と長い滞留時間(Hydraulic Retention Time)を必要とし、曝気のための空気供給量やスラッジ発生量が多いことによるスラッジ処理用の増加等により維持管理コストが高くなるという短所がある。
これに対して、嫌気性処理技術は曝気のための空気供給が必要でなく、スラッジ発生量が好気性処理技術と比べて1/10程度と少なく、維持管理コストが少なくて済むという長所がある。
しかし、一般的な嫌気スラッジを利用する嫌気消化方式は好気性処理技術と同様に長い滞留時間を必要とし、スラッジの流失に伴う処理性能の低下が発生するという問題がある。
嫌気処理は次ぎのような反応段階を通じて有機物を分解し、酸生成菌及びメタン生成菌の作用によって最終的にメタンガス(CH4)と二酸化炭素ガス(CO2)までに分解される。
嫌気性処理反応は以下の3段階の反応を経て達成される。
(1)有機物の加水分解の段階:タンパク質、炭水化物、そして、脂肪を加水分解して、アミノ酸、高分子脂肪酸を生成する。
(2)酸生成の段階:アミノ酸及び高分子脂肪酸を分解して酢酸を生成する。
(3)メタン生成の段階:酢酸を分解してメタンと二酸化炭素を生成する。
通常、加水分解の段階と酸生成の段階を総合して酸生成段階とし、上記各段階の反応には個別の微生物が作用する。
各段階の反応をさらに詳細に説明すると、加水分解の段階、酸生成の段階では、酸生成菌が分泌する体外酵素によってタンパク質、炭水化物(多糖類)、脂肪等の高分子有機物質がアミノ酸、単糖類、脂肪酸等の可溶性の有機物に分解される。
生成されたアミノ酸、単糖類、脂肪酸等は酢酸生成菌の作用によって酸化されて、酢酸が生成する。
酢酸生成反応は熱力学的に自発的な反応が起きないので外部からのエネルギー供給なしで反応が進められるには、自由エネルギーがマイナスの値(−)にならなければならない。
ここで、アミノ酸、単糖類、脂肪酸等の酸化過程で生成される水素ガスを酢酸生成菌の細胞内に蓄積させないで分圧を低く維持することにより、自由エネルギーを自発的にマイナスの値となるようにできるが、このとき、メタン生成菌及び硫酸縁還元菌がこの反応を達成するようにしてくれる。
そして、メタン生成の段階は、酢酸や水素をメタンガスと二酸化炭素ガスに転換させる段階であり、酢酸を利用するメタン生成菌と水素を利用するメタン生成菌の作用によって、メタンガスの約70%は酢酸の分解により、残りの30%は水素の分解により生成される。
本発明は、嫌気性処理技術の長所である維持管理コストが少ないながらも短所である滞留時間が長いという問題を解決し、しかも、スラッジの流失がなく、さらに、バイオガス(メタンガス)エネルギーを生産する嫌気性粒状技術を用いて高濃度有機物を除去する。
嫌気性粒状技術であるUASBとEGSBは、自己造粒型顆粒スラッジであるグラニュラー(Granular)を反応槽内に充填し、グラニュラーに優占化されているメタン生成菌による有機酸のメタン化反応によって有機物を分解する方式であって、有機物を分解して最終生成物であるバイオガス(メタンガス)を生産する資源生産型の処理技術である。生産されたバイオガスはボイラー及び発電機に供給され、スチームまたは電気に転換させることができる。
UASB法は第一世代技術、EGSB法は第二世代技術であり、有機物容積負荷はUASB法が5〜15kg‐CODCr/(m3・日)であり、EGSB法が10〜25kg‐CODCr/(m3・日)である。有機物の除去率は廃水の性状によりUASB法及びEGSB法いずれも60〜95%程度である。すなわち、UASB法、EGSB法は高濃度有機物を嫌気状態のもとで高速及び高効率に分解、除去できる特性を有する手法である。
本実施形態の処理方法は、1,4-ジオキサンの特性(難分解性、好気状態のみで分解可)とUASB法並びにEGSB法の特性(嫌気状態のもとで高濃度有機物を高速、高効率に分解可)を最適化して、廃水中の1,4-ジオキサンを効率的に除去するものである。
すなわち、高濃度の有機物と1,4-ジオキサンを含んでいる原水を嫌気槽1内のグラニュラーに供給して嫌気状態で有機物を除去する嫌気処理工程(S1)と、この工程の処理水を好気槽3に供給して好気状態で残留有機物と1,4-ジオキサンを除去する好気処理工程(S2)とにより、廃水中の1,4-ジオキサンを最大限(検出されないレベルまで)に除去すると共に有機物を最大99%の除去率までに除去できる。
以下、嫌気処理工程(S1)、好気処理工程(S2)について詳細に説明する。
[嫌気処理工程(S1)]
嫌気処理工程(S1)では、高濃度の有機物と1,4-ジオキサンとを含んだ原水を嫌気槽1内に供給して嫌気状態のもとでグラニュラーと接触させて有機成分を分解する。具体的には、メタン生成菌の自己造粒型顆粒スラッジからなるグラニュラーによる嫌気的な代謝によって有機物をメタンガスと二酸化炭素ガスに転換することにより高濃度の有機物を60〜95%の除去率までに低減させる。
嫌気槽1内にはグラニュラーが20〜50%充填され、同槽1の内部温度はボイラー等の熱源6から供給されたスチーム等の熱によってグラニュラーの活性化のために所定温度(32〜38℃)に加温される。
前記生成されるメタンガスと二酸化炭素の比率はメタンガスが70〜85%、二酸化炭素ガスが15〜30%程度になる。
嫌気槽1はUASB式またはEGSB式に準じた周知の上向流方式の嫌気槽の態様を成す。すなわち、嫌気槽1の下部には緩衝槽2から供給された原水が流入する流入部1aが具備される一方、同槽1の上部付近には嫌気処理水が排出される排出部1bが具備されている。さらに、同槽1内の上部付近には気固液分離部1cが配置されている。同槽1の上部には槽1内で発生したメタンガスまたは二酸化炭素ガスを排出させる排気管1dが接続されている。尚、気固液分離部1cはUASB式、EGSB式の嫌気槽に採用されている周知の気固液分離部材を適用すればよい。
緩衝槽2は原水と嫌気槽1の嫌気処理水とを混合させた液相を嫌気槽1に供給する一方で好気槽3に供給して当該槽1,3内での生物学的処理を安定化させる。緩衝槽2の底部付近には、系外から供給された原水が流入する流入部2aと、同槽2内の液相を嫌気槽1に供給するための供給部2bが具備されている。また、緩衝槽2の上部付近には同槽2内の液相を好気槽3に排出するための排出部2cが配置されている。さらに、緩衝槽2の上部には、嫌気槽1の排出部1bから排出された嫌気処理水が流入する流入部2dと、緩衝槽2内の液相にpH調整剤を注入するための注入部2eが具備されている。尚、図示省略されているが緩衝槽2には同槽2内の液相を攪拌する攪拌機が付帯される。
系外から供給された原水は流入部2aから緩衝槽2内に導入されると嫌気処理水を含んだ液相と混合する。この原水が混合された液相のpHは注入部2eから滴下されたpH調節剤によって所定範囲の値(嫌気条件として好適なpH6.5〜7.5程度)に調節される。そして、緩衝槽2内の液相の一部は供給部2bからポンプPによって流入部1aを介して嫌気槽1内に移送される。
嫌気槽1内に流入した原水はポンプPの圧送力によって同槽1内の上方に移行しこの過程でグラニュラーと接触する。このとき、原水に含まれる有機物がグラニュラーによる嫌気的な代謝によりメタンガスと二酸化炭素ガスまでに分解される。そして、嫌気槽1内の上向水流が気固液分離装置1cと接触するとグラニュラーと前記発生したガスと嫌気処理水とに分離される。嫌気処理水は嫌気槽1の排出部1bから好気槽2に移行する。
前記生成されたメタンガス及び二酸化炭素ガスは嫌気槽1の排気部1dから系外に排出される。嫌気槽1から排出されたメタンガスは熱源6例えばボイラーの燃料として利用される。熱源6で発生した熱の一部は嫌気槽1内の液相を所定の温度範囲に加温するための熱媒体として利用される。
嫌気処理工程(S1)における有機物容積負荷は5〜10kg-CODCr/(m3・日)が好適であり、有機物の除去率は原水の性状に応じて60〜95%となる。
前記有機物容積負荷を5kg-CODCr/(m3・日)以下で運転すると、有機物の分解、除去は実行されるが、低負荷状態となり、嫌気槽1の有効容量が相対的に必要以上に増大するので、高濃度有機物を嫌気状態で高速、高効率に分解除去できるという粒状形態の嫌気性処理技術の特性を生かすことができない。
一方、有機物容積負荷を10kg-CODCr/(m3・日)以上で運転すると、嫌気槽1内で有機物を除去するための滞留時間を確保できなくなるので、未処理の有機物が残留し、後段の好気処理工程(S2)の好気槽2に供給される嫌気処理水の有機物濃度が高くなる。好気槽2内に流入する有機物の濃度が高ければ、好気槽2にて有機物を分解除去する時間が長くなり、その結果、1,4-ジオキサンが分解される時間が不足し、1,4-ジオキサンを除去できなくなる。
[好気処理工程(S2)]
好気処理工程(S2)では、嫌気処理工程(S1)の嫌気処理水に含まれる残留有機物並びに1,4‐ジオキサンを好気生物学的処理により除去する。
具体的には前記嫌気処理水を緩衝槽2経由で好気槽3内に導入して長時間曝気法若しくは膜分離活性汚泥法によって当該処理水に含まれる残留有機物並びに1,4‐ジオキサンを好気生物学的処理により除去する。
好気槽3に長時間曝気法若しくは膜分離活性汚泥法を適用する趣旨は好気槽3内の生物学的反応時間及び微生物濃度を高くして生物学的処理性能を高く維持させるためである。
好気槽3内にはブロアBから導入した空気を同槽3内の活性汚泥に供給するための散気装置4が配置されている。尚、前記活性汚泥は残留有機物並びに1,4‐ジオキサンを好気生物学的に分解できるように予め馴養される。
好気槽3において長時間曝気法が適用される場合、同槽3の後段において活性汚泥と上澄み水とに固液分離させる沈殿槽(図示省略)が配置される。この沈殿槽には固液分離した活性汚泥を好気槽3に返送させる汚泥返送路(図示省略)が付帯される。前記分離された上澄み水は好気処理水として系外に排出される。
好気槽3において膜分離活性汚泥法が適用される場合、同槽3内の液相に浸漬される内圧濾過方式または外圧濾過方式の膜モジュール5が配置される。膜モジュール5の濾過処理水は好気処理水として系外に排出される。
膜モジュール5の膜エレメントとしては周知の有機膜、セラミック膜が例示される。有機膜は大量生産により価格が安いという長所があるが、目詰まり現象がしばしば発生し、簡単に破損するため、交換周期が短くて維持管理コストが高くなり、エネルギー消費が大きくなる。これに対して、セラミック膜は、材質の特性上、耐久性(耐熱性、耐化学薬品性等)が強く、洗浄が容易であるため、目詰まり現象が少なく、寿命が長いので、維持管理コストが安価で、有機膜に比べてエネルギー消費量が50%レベルという長所がある。したがって、初期費用を考慮する場合には有機膜が有効であるが、処理性能を重要視する場合にはセラミック膜が望ましい。
好気槽3は上記の好気生物学的処理の性能を維持するために同槽3内のMLSS(微生物量)が4000〜10000mg/Lに維持される。
MLSSが4000mg/L以下であると微生物量の不足により好気槽3での有機物除去性能を高く安定的に維持するのが困難となる。一方、MLSSが10000mg/L以上に維持されると、有機物除去率の向上と好気槽3容量の低減を期待できるが、現実的にはMLSSが10000mg/L以上であると、好気槽3内の液相粘度が高まり攪拌を円滑に行えなくなるので同槽3内において部分的に嫌気化が発生する等の運転上の支障が生じる。これらの問題が好気槽3内で発生すると同槽3における処理性能を安定的に維持するのが困難となる。
MLSSの制御は、好気槽3において長時間曝気法が適用されている場合、前記沈殿槽から好気槽3への汚泥の返送量の調節によって行えばよい。一方、膜分離活性汚泥法が適用されている場合、MLSSの制御は膜モジュール5の濾過流量(吸引ポンプの流量)の調節によって行えばよい。
また、好気槽3の有機物MLSS負荷は0.3kg-CODCr/(kg-MLSS・日)以下に維持される。これは、当該負荷が0.3kg-CODCr/(kg-MLSS・日)を越えた場合、前記残留有機物は分解除去されるが、1,4-ジオキサンが残留してしまうからである。すなわち、1,4-ジオキサンは、難分解性であり、特に他の有機物が分解除去された後に、酸化、分解される特性がある。つまり、他の有機物が分解された後に1,4-ジオキサンが分解され始める。したがって、有機物MLSS負荷が0.3kg-CODCr/(kg-MLSS・日)を越えた場合、好気槽3の水理的滞留時間において、他の有機物の分解に多くの時間が費やされるので、結果的に1,4-ジオキサンを分解できる時間を確保できなくなる。このため、1,4-ジオキサンを残留させた処理水が系外に排出されることになるからである。尚、好気槽3の有機物MLSS負荷の制御は緩衝槽2からの液相の流入量を調節することにより行えばよい。
以上のように本実施形態の廃水の処理方法とその装置によれば、廃水に含まれる高濃度の有機物と共に1,4‐ジオキサンを高除去率で除去でき、さらに、バイオマスであるメタンガスを生成することによりエネルギーを生産できる。したがって、廃水に含まれている有機物並びに1,4‐ジオキサンを低コストに除去できる。
本処理方法とその装置は、1,4‐ジオキサンと高濃度の有機物が含まれる廃水、例えば、化学工場,石油化学工場,電子製品製造工場,ペイント(染料)製造工場,油脂製造工場,化粧品原料製造工場等の廃水や、繊維化学工場のポリエステル重合廃水等の廃水における1,4‐ジオキサンと高濃度の有機物の処理手段として有効である。
以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
ポリエステル繊維を製造するW社の工場では、ポリエステルの重合工程で1,4‐ジオキサンが副産物として生成し、廃水には1,4‐ジオキサンと共に高濃度の他の有機物が含まれている。本実施例では、前記製造工場の廃水処理施設において嫌気処理工程(S1)と好気処理工程(S2)を有する廃水処理方法を適用して3年間運転を行った。嫌気処理工程(S1)の嫌気槽1はEGSB法を、好気処理工程(S2)の好気槽3は膜分離活性汚泥法を採用した。
本実施例の廃水処理施設の廃水発生量は360t/日で、嫌気槽1の容量は800m3、好気槽3の容量は1800m3である。尚、当該処理施設では前記重合工程で発生した重合廃水のみを処理した。
嫌気槽1の運転条件は有機物容積負荷9.0kg‐CODCr/(m3・日)に設定した。この嫌気槽1でのCODCr(有機物の指標)の除去率は92.5%であった。好気槽3の運転条件は有機物容積負荷0.3kg‐CODCr/(m3・日)、有機物MLSS負荷0.05kg-CODCr/(kg-MLSS・日)に設定した。3年間での原水に対する1,4‐ジオキサンの平均除去率は99.82%であった。
本実施例の原水(廃水),嫌気槽1の嫌気処理水、好気槽3の好気処理水の1,4‐ジオキサンとCODCrの3年間の平均濃度を表1に示した。
Figure 2014213320
(実施例2)
H社の工場でも、ポリエステルの重合工程があり、重合工程で1,4‐ジオキサンが副産物として生成されるため、廃水に1,4‐ジオキサンと高濃度の他の有機物が含まれている。本工場の廃水処理施設において嫌気処理工程(S1)と嫌気処理工程(S2)を有する廃水処理方法を適用して7年間運転を行った。実施例1と同様に、嫌気処理工程(S1)の嫌気槽1はEGSB法を、好気処理工程(S2)の好気槽3は膜分離活性汚泥法を採用した。
本実施例の廃水処理施設の廃水発生量は100t/日であり、発生した廃水の全量が供給される嫌気槽1の容量は600m3である。当該処理施設では、嫌気槽1からの嫌気処理水100t/日と他の工場廃水が混合されて好気槽3に供給されるので、好気槽3の廃水流入量が550t/日となることから、好気槽3の容量は600m3に確保されている。
嫌気槽1の運転条件は有機物容積負荷8.4kg‐CODCr/(m3・日)に設定した。この嫌気槽1でのCODCr(有機物の指標)の除去率は94.0%であった。好気槽3の運転条件は有機物容積負荷0.92kg‐CODCr/(m3・日)、有機物MLSS負荷0.26kg-CODCr/(kg-MLSS・日)に設定した。7年間での原水に対する1,4‐ジオキサンの平均除去率は99.87%であった。
本実施例の原水(廃水),嫌気槽1の嫌気処理水、好気槽3の好気処理水の1,4‐ジオキサンとCODCrの7年間の平均濃度を表2に示した。
Figure 2014213320
上記の実施例に基づき本発明について説明されたが、発明の趣旨と範囲から外れることなく様々な修正及び変形が可能であることは当業者であれば容易に認識できるものであり、このような変更及び修正は本願の特許請求の範囲に属することは自明である。
1…嫌気槽
2…緩衝槽
3…好気槽
6…熱源

Claims (13)

  1. 1,4‐ジオキサン含有廃水の処理方法であって、
    1,4‐ジオキサン含有廃水に含まれる有機物を嫌気生物学的処理により除去する嫌気処理工程と、
    この嫌気処理工程の処理水に含まれる残留有機物並びに1,4‐ジオキサンを好気生物学的処理により除去する好気処理工程と
    を有すること
    を特徴とする1,4‐ジオキサン含有廃水の処理方法。
  2. 前記嫌気処理工程は上向流嫌気性スラッジブランケット法または拡張型粒状スラッジブランケット法によることを特徴とする請求項1に記載の1,4‐ジオキサン含有廃水の処理方法。
  3. 前記嫌気処理工程では有機物をメタンガスと二酸化ガスまでに分解することを特徴とする請求項1または2に記載の1,4‐ジオキサン含有廃水の処理方法。
  4. 前記メタンガスを前記嫌気生物学的処理の系を加温する熱源の燃料として利用することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の1,4‐ジオキサン含有廃水の処理方法。
  5. 前記嫌気処理工程は有機物容積負荷が5〜10kg‐CODCr/(m3・日)であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の1,4-ジオキサン含有廃水の処理方法。
  6. 前記廃水は前記嫌気処理工程の処理水が混合されると共にpH調整された後に当該処理工程に供給されることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の1,4-ジオキサン含有廃水の処理方法。
  7. 前記好気処理工程は長時間曝気法または膜分離活性汚泥法によることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の1,4-ジオキサン含有廃水の処理方法。
  8. 前記好気処理工程は当該工程の系のMLSSが4000〜10000mg/Lであると共に有機物MLSS負荷が0.3kg-CODCr/(kg-MLSS・日)以下であることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の1,4-ジオキサン含有廃水の処理方法。
  9. 前記好気処理工程が膜分離活性汚泥法による場合、有機膜またはセラミック平膜が固液分離に供されることを特徴とする請求項7または8に記載の1,4-ジオキサン含有廃水の処理方法。
  10. 1,4‐ジオキサン含有廃水の処理装置であって、
    1,4‐ジオキサン含有廃水に含まれる有機物を嫌気生物学的処理により除去する嫌気槽と、
    この嫌気槽の処理水に含まれる残留有機物並びに1,4‐ジオキサンを好気生物学的処理により除去する好気槽と
    を備えること
    を特徴とする1,4‐ジオキサン含有廃水の処理装置。
  11. 前記嫌気槽は上向流嫌気性スラッジブランケットまたは拡張型粒状スラッジブランケットを有することを特徴とする請求項10に記載の1,4‐ジオキサン含有廃水の処理装置。
  12. 前記廃水と前記嫌気槽の嫌気処理水とを混合させた液相を当該嫌気槽に供給する一方で前記好気槽に供給する緩衝槽を備えたことを特徴とする請求項10または11に記載の1,4‐ジオキサン含有廃水の処理装置。
  13. 前記好気槽はMLSSが4000〜10000mg/Lであると共に有機物MLSS負荷が0.3kg-CODCr/(kg-MLSS・日)以下であることを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載の1,4‐ジオキサン含有廃水の処理装置。
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