JP2014212832A5 - - Google Patents

Description

上記本発明の注射器において、スリーブは、指掛け用フランジが設けられた円筒状本体部と、該本体部の先端部に装着されたセーフティカバーとを備え、該セーフティカバーは本体部に対して軸方向に離間する圧縮位置と延長位置との間で軸方向移動可能に本体部に係合されており、スプリングホルダーは、注射筒又はプランジャの先端部に対向配置されたリング部と、セーフティカバーに係止される係止部とを備え、該係止部は容易に破断し得る接続部を介してリング部に一体に構成されており、コイルスプリングはセーフティカバーとリング部との間に圧縮状態で保持され、本体部の内面には、軸方向に離間して投与位置に対応する第１係合凹部と収納位置に対応する第２係合凹部とが設けられ、リング部の外周には、セーフティカバーを圧縮位置でロックするように本体部の第１の係合凹部に軸方向に係合する弾性係合片が設けられ、該弾性係合片はリング部が本体部に対して基端側へ移動することを許容するように弾性的に径方向内方へ変形可能であり、薬液の投与終了後に他方の部材をスリーブ本体部に対してさらに先端側に押し込むと、該押し込み力によって接続部が破断してコイルスプリングが解放され、該コイルスプリングの付勢力によってリング部が本体部に対して基端側へ移動して弾性係合片が第２係合凹部に軸方向に係合し、これによりスリーブが投与位置へ向けて移動することを阻止するようにリング部を介してスリーブと注射筒とが軸方向に係合するものとすることができる。

Claims (1)

1. 前記スリーブは、前記指掛け用フランジが設けられた円筒状本体部と、該本体部の先端部に装着されたセーフティカバーとを備え、該セーフティカバーは前記本体部に対して軸方向に離間する圧縮位置と延長位置との間で軸方向移動可能に前記本体部に係合されており、前記スプリングホルダーは、前記注射筒又は前記プランジャの先端部に対向配置されたリング部と、前記セーフティカバーに係止される係止部とを備え、該係止部は容易に破断し得る接続部を介して前記リング部に一体に構成されており、前記コイルスプリングは前記セーフティカバーと前記リング部との間に圧縮状態で保持され、前記本体部の内面には、軸方向に離間して前記投与位置に対応する第１係合凹部と前記収納位置に対応する第２係合凹部とが設けられ、前記リング部の外周には、前記セーフティカバーを圧縮位置でロックするように前記本体部の第１の係合凹部に軸方向に係合する弾性係合片が設けられ、該弾性係合片は前記リング部が前記本体部に対して基端側へ移動することを許容するように弾性的に径方向内方へ変形可能であり、
   薬液の投与終了後に前記他方の部材をスリーブ本体部に対してさらに先端側に押し込むと、該押し込み力によって前記接続部が破断して前記コイルスプリングが解放され、該コイルスプリングの付勢力によって前記リング部が前記本体部に対して基端側へ移動して前記弾性係合片が前記第２係合凹部に軸方向に係合し、これにより前記スリーブが前記投与位置へ向けて移動することを阻止するように前記リング部を介して前記スリーブと前記注射筒とが軸方向に係合することを特徴とする請求項１に記載の注射器。