JP2014210066A - 歯肉溝及びインプラント周囲溝用ブラシ - Google Patents
歯肉溝及びインプラント周囲溝用ブラシ Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 歯肉溝及びインプラント周囲の溝の深さの測定、特に従来の歯周プローブでは測定が困難であったインプラント周囲の溝の深さを測定することが可能な歯肉溝及びインプラント周囲溝用ブラシを提供することを課題とする。【解決手段】 合成繊維製の毛が複数本束ねられた毛束を具備し、該毛束の毛先部の色調が、該毛束の他の部位の色調とは異なることを特徴とする歯肉溝及びインプラント周囲溝用ブラシとする。該毛先部の長さは、毛束の長さよりも短い範囲で、1〜10mmの範囲であることが好ましい。【選択図】 図3
Description
本発明は、歯肉溝及びインプラント周囲溝用のブラシに関する。より詳細には、歯周病治療やインプラントのメインテナンス時において、プロービングデプスや、出血の有無、プラークの存在等の状態を確認でき、更に清掃を行うことが可能なブラシに関する。
現在の代表的な歯周疾患として、歯周病やインプラント周囲炎が挙げられる。このような歯周組織に生じる種々の疾患の予防・治療には早期診断が重要であるが、その進行状況を知る手法として、プロービングデプスを測定することが一般に行われている。この測定に用いる器具としては、金属またはプラスチックで成形された先端を有する歯周プローブが知られている。(例えば、特許文献1参照。)。この歯周プローブの先端を、歯肉溝または歯周ポケット(以後、これらを単に歯肉溝と称することがある。)内へ歯に沿わせて挿入し、該先端に設けられた目盛を読むことにより深さを測定する。
しかしながら、特にインプラント治療の場合、インプラントの上部構造である歯科補綴物として図1に示すように形状の起伏が大きいものを適用する場合が多くあり、この場合にはインプラント周囲の溝にプローブを挿入するのが困難である。しかし、従来の歯周プローブは先端に柔軟性がないため、歯肉とインプラントとの間に形成されたインプラント周囲の溝に該先端を挿入させることができないという問題があった。
そこで本発明は、歯肉溝及びインプラント周囲の溝(以後、これらを単に溝と称することがある。)の深さの測定、特に従来の歯周プローブでは測定が困難であったインプラント周囲の溝の深さを測定することが可能な歯肉溝及びインプラント周囲溝用ブラシを提供することを課題とする。
本発明者等は前記課題を解決するために鋭意検討した結果、従来の毛束をブラシとした筆様の歯ブラシや歯間ブラシに着目し、これに溝の深さを測定することが可能な機能を付与すると前記課題を解決できることを見出して本発明を完成させた。
即ち本発明は、合成繊維製の毛が複数本束ねられた毛束を具備し、該毛束の毛先部の色調が、該毛束の他の部位の色調とは異なることを特徴とする歯肉溝及びインプラント周囲溝用ブラシである。
本発明に係る歯肉溝及びインプラント周囲溝用ブラシは、柔軟性があるためインプラントを用いた歯科補綴物に対しても、その形状に沿わせることができるのでインプラント周囲の溝の深さを測定することが可能である。また同時に、毛束を用いているため溝内の清掃等を同時に行うことができる優れたブラシである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は従来の歯周プローブを用いて形状の起伏が大きい歯科補綴物を適用したインプラント周囲の溝の深さを測定する場合の説明図、図2は本発明に係る歯肉溝及びインプラント周囲溝用ブラシの一実施例を示す正面図、図3は図2に示した本発明に係る歯肉溝及びインプラント周囲溝用ブラシの毛束部分を拡大した図、図4は本発明の他の実施例に係る歯肉溝及びインプラント周囲溝用ブラシの毛束部分を拡大した図、図5は本発明の更に他の実施例に係る歯肉溝及びインプラント周囲溝用ブラシの毛束部分を拡大した図である。
図面において、1は合成繊維製の毛1aが複数本束ねられた毛束であり、図3に示したように、該毛束1の一端に位置する毛先部1bの色調は、該毛束1の他の部位の色調とは異なっている。図2に示したように、毛束1の毛先部1bと反対側の一端は後述する基台部2に固定されており、基台部2は後述する把持部3に設けられている。毛束1は基本的に1つであるが、複数本の毛束が更に束ねられて、あるいは複数本の毛束が先端に集中するように配され全体として1つの毛束として構成されていてもよい。
毛1aは合成繊維製であり、ポリプロピレン,ポリエステル系繊維,ポリアミド系繊維等を用いることができる。ポリエステル系繊維としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレフタレート,ポリトリメチレンテレフタレート,ポリプロピレンテレフタレート及びそれらの変成物等が挙げられる。ポリアミド系繊維としては、例えばナイロン6,ナイロン66,ナイロン610,ナイロン612,ナイロン4,ナイロン11,ナイロン12及びそれらの変成物等を挙げることができる。また、これらの共重合体でも構わない。中でも、本発明における毛1aとしては、ポリアミドの繊維及び/またはポリブチレンテレフタレート繊維が適度の弾性と靱性を持ち、測定中に抜けにくいことが好ましい。
本発明に係る歯肉溝及びインプラント周囲溝用ブラシに用いる毛1aは先端に近づくほど径が細くなるテーパー形状とされている。毛1aの太さは0.07〜0.8mmであり、好ましくは0.07〜0.3mmである。なお、本発明で用いる毛1aはテーパー形状であるため、太さは1本の毛の最大径部の太さを示すものとする。
毛1aの基台部から露出している長さは5〜18mmであり、好ましくは6〜13mmである。なお、各繊維には口腔内で使用しても衛生上問題のない種類、範囲であれば、各種の公知の添加剤を含有していても構わない。また、毛束1の大きさ(タフト径)は0.5〜4mmであり、好ましくは1.5〜2.5mmである。
毛1aの基台部から露出している長さは5〜18mmであり、好ましくは6〜13mmである。なお、各繊維には口腔内で使用しても衛生上問題のない種類、範囲であれば、各種の公知の添加剤を含有していても構わない。また、毛束1の大きさ(タフト径)は0.5〜4mmであり、好ましくは1.5〜2.5mmである。
本発明における毛先部1bの色調とは外観上の色調を指している。毛束1の毛先部1bの色調を該毛束1の他の部位の色調と異なる色調とする方法は特に限定されないが、例えば、特開2001−178542に開示されているように、毛1aとして、繊維断面が多層構造とされ、且つその毛先部1bがテーパー形状とされており、前記多層構造内に色調及び/または色の濃さの互いに異なった少なくとも2つの層を有する合成繊維を使用することが好ましい。この繊維はテーパー形状とされる過程で芯部(繊維断面の中央部)が外部に露出して毛先部1bに明確に色を付与することができる。勿論、毛先部1bのみを他の毛束1の部分と異なる色彩で染めても良い。また、色は3色以上を組み合わせて付与してもよい。3色以上の色を用いると1つのブラシで複数の長さを測定することができる。
毛束1の他の部位の色調とは異なる色調を有する毛先部1bの長さは、毛束1の長さよりも短い範囲で、1〜10mmの範囲であることが好ましい。該長さが1mmより短いと正確な測定が行いにくく、10mmを超えて溝内に毛束を挿入することは難しい。より好ましくは溝の深さの目安となる3〜6mmの範囲であり、更に好ましくは、3,4,5,6mmのいずれかである。
毛束1の形状は、図3に示したようにすべての毛1aが同じ長さであれば、溝の深さの確認性が高まるため好ましいが、必ずしもこれに限定されず、溝の深さを測定する機能を失わない範囲で、図4に示したように先端が山型形状とされていたり、図5に示したように先端が片側のみ山型となるようにされていると、溝内により挿入しやすくなることから好ましい。
図面において2は、毛束1の毛先部1bと反対側の一端が固定される基台部である。基台部2に毛束1を固定する方法は、従来の筆様の歯間ブラシと同様の方法が使用でき、例えば、平線で毛束を固定する方法や溶着する方法が使用できる。基台部2は後述する把持部3と一体成形されていても、別部材として構成され、接着等の方法により、または着脱式に把持部に設けられていてもよい。
図面において3は、手指で把持され毛束1を的確に操作しやすくするために具備される把持部である。把持部3の形態は特に限定されないが、従来の歯周プローブと同様の形状であることが使用しやすいので好ましい。また把持部3は、従来の歯間ブラシ等と同様の材質が使用可能であり、木材や金属、プラスチック等が自由に使用可能である。中でも成型のしやすさとコストの点からポリプロピレン等の弾性合成樹脂製であることが好ましい。また、滑り止め部3aの材質をウレタンや合成ゴム等とする等、複数種類の材料の組み合わせであってもよい。
本発明に係る歯肉溝及びインプラント周囲溝用ブラシによれば、特に従来の歯周プローブでは測定が困難であったインプラント周囲の溝の深さについても簡単に測定することができる。また同時に出血の有無、プラークの存在等の状態を確認でき、溝内の清掃を行うこともできる。
1 毛束
1a 毛
1b 毛先部
2 基台部
3 把持部
3a 滑り止め部
I インプラント体
A 歯科補綴物
P 従来の歯周プローブ
1a 毛
1b 毛先部
2 基台部
3 把持部
3a 滑り止め部
I インプラント体
A 歯科補綴物
P 従来の歯周プローブ
Claims (1)
- 合成繊維製の毛(1a)が複数本束ねられた毛束(1)を具備し、該毛束の毛先部(1b)の色調が、該毛束の他の部位の色調とは異なることを特徴とする歯肉溝及びインプラント周囲溝用ブラシ。
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JP2013088101A JP2014210066A (ja) | 2013-04-19 | 2013-04-19 | 歯肉溝及びインプラント周囲溝用ブラシ |
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Publications (1)
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Family
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JP2013088101A Pending JP2014210066A (ja) | 2013-04-19 | 2013-04-19 | 歯肉溝及びインプラント周囲溝用ブラシ |
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Citations (3)
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JP2007195713A (ja) * | 2006-01-26 | 2007-08-09 | Gc Corp | 歯間ブラシ |
JP2010029630A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-02-12 | Pentel Corp | 歯間ブラシ |
JP4988969B1 (ja) * | 2012-02-16 | 2012-08-01 | 宏 尾上 | 電動歯ブラシ用歯周ポケット内気泡発生アタッチメントブラシ |
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2013
- 2013-04-19 JP JP2013088101A patent/JP2014210066A/ja active Pending
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