JP4988969B1 - 電動歯ブラシ用歯周ポケット内気泡発生アタッチメントブラシ - Google Patents

電動歯ブラシ用歯周ポケット内気泡発生アタッチメントブラシ Download PDF

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Abstract

歯周ポケット内気泡発生用アタッチメント歯ブラシ
【課題】
歯科医療従事者や介護者が電動歯ブラシ本体に装着して使用する電動歯ブラシ用アタッチメントブラシであって、前記電動歯ブラシ用アタッチメントブラシは、前記電動歯ブラシ本体(1)(44)に装着する柄(7)と、この柄に着脱されるブラシチップ(26)を備えている。アタッチメントブラシの柄は、先端部側に設置するブラシチップ保持用嵌合穴が柄の軸方向に対して交差する方向に形成されており、前記柄に装着されるブラシチップのブラシも嵌合穴の軸(16)と同方向に向かう。前記ブラシチップは前記嵌合穴に挿入固定する土台基部とこの土台先部の截頭錐体(13)に軟かい毛体の毛束が植設されている。
前記ブラシチィップの毛体は、表面張力で毛と毛が引っ張り合ってまとまりの形を作るくらいの軟らかさを有する手元調子の等長またはほぼ同長の複数本の毛体を束ねて構成され、前記各毛体の先端はテーパー状および球状に形成されており、更に前記毛体は歯肉、歯牙及び歯垢と区別できるような色ならびに長手方向に1〜5ミリの一定幅に着色される。前記電動歯ブラシに装着したアタッチメントブラシを空気中で振動させた場合、毛先は毛束の植設部近くを支点とした最大60度を超える扇状の振幅を示すが、歯面等に触れた毛先の動きは、毛先への振動体の力の伝導が弱いため、歯面等の摩擦抵抗によりほぼ一つにまとまった支点を作り、毛先への振動体の力の伝導が毛先に比べて大きい毛丈の中間部を頂点とした紡錘状の振幅の運動に変化する。そのブラシの振動力で機械的にバイオフィルムの破壊が行なわれ、撹拌された歯垢等はムース状の気泡を形成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、口腔内の歯周ポケット内において主に歯科医療従事者及び介護者が依頼者の歯周軟組織等を傷付けたり痛みを発生させること無く、歯周ポケットの深さを測りながら歯垢を効率よく歯面から分離、同時に空気と歯垢等を撹拌してムース状の気泡を発生させる電動歯ブラシ用アタッチメントブラシである。
手動歯ブラシと電動歯ブラシの違いは、毛先の振動数の差である。電動歯ブラシを適正に使えば広い範囲を短時間で清掃できる。その為、多種多様の電動歯ブラシが開発されている。
おおよそ、前記電動歯ブラシに使用する毛体は紐のような弾力に乏しいものでは振動する力に振り回されて毛先に伝わる前に力が拡散してしまうので、毛束の植設部付近では屈曲することが少ない毛丈の先端部分にしなりを持つ先調子の硬めのブラシを用いて、電動歯ブラシの微振動を効率よく歯面等に伝えている。微振動させた毛先を用いて歯面を掃くように動かし歯面清掃を行っている。(図11)
電動歯ブラシの場合、歯面を磨く毛先の形態は、テーパー型より切断面が円形もしくは楕円形の円柱型が歯面に接する面積を大きく取れるので、早く清掃が進み有利である。(図15)また毛先の振幅が小さい硬めの毛体にする事により毛先の移動時間を短くし、毛丈の根元から扇状に振動する軟らかいブラシより掃く回数を増やす事で広い面積を早く清掃している。
また、上記硬めのブラシの方が歯面等にあてる方向性が軟らかいブラシより優れている。しかし、手動歯ブラシより清掃する力が大きいので、軽く歯面等に触れる事など細やかな操作が大事である。
軽い力ではあるが、1分間に3〜4万回振動する電動歯ブラシも出現し、清掃面へのダメージが大きくなる反面もあり、無研磨材や低発泡の歯磨き剤が開発され、歯面への影響を抑えている。
素早く歯面等を磨くために、市販の電動歯ブラシは、効率よく微振動を歯面等に伝えるため先調子の弾力のある毛体を使っている。しかし、現時点で急性期の歯周病(腫れて痛い歯肉)等に対応していると表記している歯ブラシが存在しない。すべて虫歯と歯周病予防用の歯ブラシである。痛みの出た歯茎は触れないので歯周病が進行する現状がある。
特許文献1実開平7-25829の歯間等用電動歯ブラシ装置は、口腔内の全ての歯列に対して磨き部を約45度の角度で当て、全ての箇所を適正に歯磨きが出来る事を目的にしている。しかし磨く人本人が約45度の角度で当てることは非常に困難であり、刷毛は硬く尖塔形に切断形成されており、硬い歯頚部を磨くには適しているが、歯牙と歯牙との接触点付近や軟らかい歯肉の管理は困難。歯周ポケットの中を磨けない。(図14)
特許文献2特開2007−195713は個々の毛先がテーパーとしたまま毛束全体で1つの頂部を持つ山型に束ねられているので歯間への挿入が容易であり、歯周ポケット内への毛先での清掃も可能だという歯間ブラシを目標にしている。しかし患者本人が使用することを前提にしているので、患部と健康な部位との区別をして磨くことができない。しかも該山型の先端の角度は大凡20から60度あり、振動させても泡を作れない。あくまでも歯間ブラシとして口腔全体が健康な歯間部の清掃用にすべき。
特許文献3特開2000−60875は歯槽膿漏に対応する歯ブラシで、患者本人が歯と歯茎を磨く事を目的にしている。1束若しくは2束のブラシを振動軸(本発明では柄に相当)に必要に応じ勘合する電動歯ブラシであるが、振動方向やブラシの振幅や歯周病の原因菌の除去には言及していない。硬度の低い毛で作られた絵筆を用いるが、その大きさや形など不明であるし、軟らかいブラシの電動歯ブラシを患者本人が保持し口腔内で使用した場合、小臼歯まではなんとか鏡を見ながらだと清掃可能であるが、大臼歯、特に上顎を磨くことはブラシの先端の位置を目で確認できないので、非常に困難である。それを回避するために1束若しくは2束のブラシを用意されたのかもしれないが、当て推量で磨くことに変わり無い。またブラシの動きについての記述がみられない。どういう場合が必要に応じてなのか記述されていないが、毛束を増やして歯周ポケットに同時に進入させる事は困難と思われる。これを使い切るには、相当の技術が必要である。振動方向によっては毛先が垂直に歯茎に当たる等、急性期の歯周病に対応できない。
特許文献4特開2002−101955は歯間部の清掃を目的にしており、歯間鼓形空隙あるいは歯周ポケットなのか歯間ポケットという言葉がどの領域を指すのか分からないが、歯間ポケットが狭い人でも毛が逃げることが出来ると記されている。しかし歯周病に罹患している歯牙の嫌気性菌は歯周ポケット内の非常に狭いところにいるので、歯周病の改善に対応できないと思われる。また歯周ポケットに入れて手で回転させながら残渣をかきだすために毛体をテーパーにしていると記述されているが電気振動を利用した歯ブラシではないので、歯周ポケットの中で泡を発生させる事はできない。
特許文献5特開2002−238926は虫歯や歯周病予防を目的に開発されているが、進行した歯周病の場合は振動させない方法がとられている。これでは普通の歯ブラシと同じであり、歯周病に罹患した人を救済できない。
特許文献6特開2004−24805石英安山岩を配合したナイロン毛を使用したブラシを特定の歯と隣接する歯との間に毛束を挿入し、歯間を磨く構造としたことを特徴とする電動歯ブラシ。虫歯や歯周病予防用の歯間ブラシであり歯周ポケット用ではない。
実開平7-25829 特開2007−195713 特開2000−60875 特開2002−101955 特開2002−238926 特開2004−24805
振幅が少なく主に毛先がしなる先調子の動きを呈する硬い毛体のブラシチィップA(38)と植設部付近からしなる手元調子の軟らかい毛体のブラシチィップB(39)を同一形態で作り、同じ電動歯ブラシに装着して微振動させた。
するとブラシチィップAは先端付近からしなる振り子運動を行い、d1(33)の振幅になり、毛先全体の動きは小さい。ブラシチィップBは毛束を植え込んだ土台の根元付近から扇条にしなりd2(47)の振幅になり、毛先全体の動きは大きい。(図11、図12)
釣竿に置き換えて説明すると、竿先に同じ重さをかけた場合、手元調子の竿は手元からしなり竿は大きくたわむ。先調子の竿は竿の先端をしならせるが、たわみは小さい。ブラシチィップB型の手元調子の竿では小魚(弱い力)が釣れても竿先がしなり、釣れている反応が出るが、ブラシチィップA型の先調子の竿に小魚(弱い力)では細かい反応が鈍くて釣れている感覚がない。小魚を釣るのに、大型魚用の竿では釣れないし、逆もまた然りである。(図16)
図19に示すように、物体M1の持つ力Fを物体M2に伝えるには力が分散しない硬い物が適している。つまり、ブラシチィップAの毛体は根元であまりたわまず毛先にまで余すことなく力を伝える事ができ、歯面等に触れても歯面等の摩擦の力より電動歯ブラシの振動が勝っていて、毛先の動きは影響を受けにくい。ブラシチィップBは弱い力でたわむので毛先まで力を伝えられなく途中で力が逃げていく。
d1の移動時間をT1、d2の移動時間をT2として考えると、同じ振動力ならT1<T2となり、ブラシチィップAの振動数が多くなる。これは歯面を掃く回数が多い事になり、清掃時間の短縮が図れる。また、ブラシチィップAは振動範囲が小さいので、磨こうとする場所を的確に捉える事が可能である。市販の電動ブラシはブラシチィップAに用いた毛体が主流になっている。
その結果、電動歯ブラシの毛体は、電動歯ブラシの微振動を効率よく毛先に伝えている先調子の弾力性に富むものが用いられている。
しかしブラシチィップAのような歯面清掃に向いている先調子の硬い毛体が電動歯ブラシの主流ではあるが、歯周組織等に使用した場合でも、微振動を効率よく毛先に伝えているので他の歯面清掃場所と同じようにそのまま振り子運動を継続する。毛先に力があるので毛先が触れている部分はかなりの損傷を受ける事になる。
昨今、清掃性の低いファーストフード等の広がりやインプラントや義歯等の複雑な補綴物が口腔内に存在し、口腔清掃を困難にしている環境を作り出している。その為、歯周病の罹患者が多くなっている。本発明者は歯科医師として30年を越す経験を持つが、歯周病の原因である歯周ポケット内の歯垢を破壊し、進行した歯周病にできる3ミリを越す深い歯周ポケット内の嫌気性菌の活動抑制が可能で、痛くなく、安価な歯ブラシを求めている。
そこで、本発明は毛先にあまり力が伝わり難い前記ブラシチィップB型のような手元調子の柔らかいブラシを用いて、市販の電動歯ブラシでは対応できない不健康な歯茎等を簡単に磨けて、患者及び依頼者の歯周ポケット内の清掃精度向上を図り、早期の健康回復と健康な歯肉への誘導および維持管理を目指す歯周病急性期対処用を兼ねた歯周ポケット内気泡発生装置としての電動歯ブラシ用アタッチメントブラシの提供を課題とする。
本発明は電動歯ブラシ本体に装着して使用するアタッチメントブラシであって、前記アタッチメントブラシは、前記電動歯ブラシ本体に装着する柄(7)と、この柄に着脱されるブラシチップ(26)で構成される。(図2)
前記柄は、基端側に前記電動歯ブラシ本体の振動体と直結した心棒(18)に連結する固定部(23)を有し、先端部(71)には、前記心棒の軸と交差する前記ブラシチップ(26)を固定する嵌合穴(25)を有する保持装置(27)を備えている。前記ブラシチップの土台は前記柄の嵌合穴に基端側(14)から挿入する土台基部と中央が円柱状(24)で毛束が植設されている土台先部の截頭錐体(13)で構成される。
前記ブラシチップ(26)に植設される各毛体の先端はテーパー状や球形に形成されており、更に歯周ポケットへの挿入深度を目測する為に、歯肉、歯牙及び歯垢と区別できるような色ならびに長手方向に1〜5ミリの一定幅の着色部を有する毛束が植設されている。
また前記ブラシは毛先に力が集中すると歯茎等が痛むので、集中させない為に水分や血液や細胞からの浸出液等の表面張力で毛と毛が引っ張り合って先がまとまりの形を作るくらいの軟らかさを有する手元調子の毛体を使用しており、土台先部の植設される場所で直径が約0.1ミリ、毛丈が8〜15ミリの等長またはほぼ同長で複数本の合成樹脂の毛体を直径約1〜2ミリに束ねて構成される。
本発明の上記毛体は電動歯ブラシの微振動時、毛束の植設部近くから扇状に湾曲する特徴を持つしなやかさを有するが、本発明の毛束は微振動による毛先の動きが空気中と歯面等に触れた時では異なる動きを示す特徴を持つ。
(作用)
前記電動歯ブラシに装着し、毛束に水分を含ませて微振動させた場合、毛先の動きに対しほとんど抵抗が無いので毛先はブラシの土台付近から凡そ60度を超える扇状の振幅を示す。(図12)
これに対し、前記ブラシチィップの毛束は前記ブラシチィップBのように毛先に力が伝わっていないので、歯面や歯肉等に触れた地点では摩擦による抵抗を受ける。触れた毛先の動きは遅くなり収束する。しかし毛丈の中間点は毛先より電動歯ブラシの振動力の影響を受けるので毛先への振動体の力の伝導が毛先に比べて大きい。そしてそのまま運動を続け振幅の最大移動点までたわみ、そこから反転する。触れた地点を毛先が通過する頃、毛丈の中間点(37)は反転しており、元に戻る方向に変わるので、毛先も触れた地点から反転する事になる。そしてこの動きを繰り返す。振動数や毛体の長さによっては、ブラシチィップの軸(16)に対し、一部波を打つような動きを呈する事も想定される。(図12)
その結果、毛先は一つにまとまった支点をつくる動きになり、毛先と土台が支点で、おおよそ毛丈の中間点を頂点とした振幅を持つ紡錘状の振動に変化する。毛丈の中間付近の振幅が一番大きくなり、そこを中心としたブラシの振動でバイオフィルムの破壊が行なわれる。(図12)毛先が何かに触れた場合、毛先の振動は小さくなるので、市販されている電動歯ブラシのように毛先での清掃はしない。
同時に紡錘状の振動は、毛丈の長さを縦軸と仮定した場合、横軸方向に毛長の中間点を頂点とした毛体の往復運動であり、歯周ポケット内で歯垢や唾液及び歯周組織からの浸出液等を撹拌して、空気が入り込んだムース状の気泡の塊を発生させる。歯周ポケット内に空気がムース状の泡として残留する事で、嫌気性菌と触れる時間が長くなる特徴を呈する。
空気の混入は、例として、ケーキを作る時などに卵の白身を撹拌し、スポンジ状のメレンゲを作るが、この時メレンゲの気泡は破裂せず残り、卵白は撹拌する前の何倍もの体積に膨張している。これと同様に、ブラシの振動により歯垢等の歯周ポケットの内容物は撹拌されて体積が大きくなり、膨らんだムース状のものが形成され押し出されて浮き上がって来る。また架橋義歯のポンティック底面とその底面が接触している歯肉とで作る空間で振動させた時には、挿入側と反対側の面にもこのムース状のものが押し出されて来ることにより、簡単に確認できる。
本発明のブラシチィップの毛先は軟らかいが、植設している土台は硬めになる。歯周病が進んだ歯や急性期の歯に土台が接触した場合、かなりの痛みを患者に与えてしまう。(図9、10)患者はこのブラシに対し強い不信感を抱く事になる。その為、ブラシチィップ(26)の土台は歯牙への直接の接触を極力抑えるように歯間乳頭部の形に合わせて、先端側が先細りの形態である截頭錐体(13)と中央が棒状、基端側が半球形の合成樹脂で構成する。ブラシチィップの土台は硬質の合成樹脂であるが、軟質の合成樹脂等にする事も考慮する。(図3)
またブラシチィップの保持部は頬粘膜や舌と接触する事が多い。ブラシチィップ装着時に傷を付けないよう外形は卵形に近い曲面を持たせており、ブラシチィップの挿入口は出来る限りブラシチィップの土台と段差が無いようにする。(図5)
本発明のアタッチメントブラシを前記電動歯ブラシに装着して空気中で振動させた場合、毛先は毛束の植設部近くを支点として約60度を超える扇状の振幅を示すが、毛先が歯面等に接した時、歯面や歯肉等の摩擦の抵抗力でその毛先の先端はほぼ一つにまとまった支点を作り、歯面に沿って歯周ポケットへの入り口を探し当て、より狭い空間に侵入し易くなる。
歯列不正部位や図12に示す架橋義歯のポンティック底面とその底面が接触している歯肉とで作る空間は非常に狭い空間もしくは歯肉の増殖や歯周炎の腫れで空間が無い状態になる。本発明品は小さいブラシであり、歯面等に触れた時には毛先がひとつにまとまるので、上記のような狭い場所にブラシの毛先がバラけることなく侵入できる。このように一般的な歯ブラシでは磨けない場所が最大の効果を発揮する場所でもある。
歯科医療従事者及び介護者が毛体の全体や一定幅の着色により視認下で毛先の方向や進入毛先の長さの把握を正確に行い、急性の症状を呈する歯肉にも余分な力が加わらないようにして痛くなく対処する。口の中にブラシを入れたら、どこを磨いているのか分からないような着色とは目的が異なる。
本発明の毛束は弱い力でたわむので毛先まで力を伝えられない。何かに触れた毛先の動きは小さくなり、歯周組織を突き刺して破壊する力も減少され、痛みを持つ部位に使用しても痛くないという9割を超える回答を得た根源と思われる。
そして前記のように歯面や歯周ポケット内でのブラシの動きは、毛先と動力駆動歯ブラシの振動軸を支点とし、毛先への振動体の力の伝導が毛先に比べて大きいおおよそ毛丈の中間点を頂点とした振幅を持つ紡錘状の振動に変化する。そのブラシの振動が有する機械的な力で歯周病の原因菌である嫌気性菌が作り出すバイオフィルムが破壊され、かつ同時に歯周ポケット内の歯垢等を撹拌しムース状の気泡を作り上げる事で嫌気性菌の繁殖がよりいっそう防止抑制される。このムース状の塊ができる事により空気の泡が歯周ポケットに暫く残留でき、また毛束を上下左右にゆっくり移動させて歯周ポケット内にムース状の泡をいきわたらせる事で、よりいっそうの効果が期待できる。
他に同じような製品が無いので試作品を製作し、試験的に歯面清掃を行った。初めの頃に使用していた硬めのブラシの毛先の形状がフラットや斜め切りで毛丈が約5ミリのブラシチィップを使用していたのだが、思ったような症状の改善がなかった。後日、歯科技工用に開発されていた毛先をテーパーにした毛丈が約10ミリで、水や唾液の水分による表面張力で毛と毛が引っ張り合って先が尖ったまとまりの形を作るような軟らかさを有している軟らかい毛体のブラシに変更したら、バイオフィルムの破壊と泡の発生に成功した。すると「その場」や「1〜2日後」の改善有りの回答が9割を超える結果を得た。
市販の動力駆動歯ブラシ本体と付属の各アタッチメントブラシ。 電動歯ブラシ2例と本案件アタッチメントブラシの側面図。 ブラシチィップの側面図2例。 ブラシチィップの断面図2例。 本案件のアタッチメントブラシ側面図1例。 本案件のアタッチメントブラシ断面図。 多列多穴の歯ブラシと本案件ブラシのブラシを知覚過敏症の歯牙に当てた時の断面図。象牙質露出部への毛先の当たり方の比較図。 架橋義歯(ブリッジ)の構造。 橋体の頬側面舌側面に多列多穴の歯ブラシと本発明ブラシをあてた時の頬舌側方向断面図。 乾燥時(A)と液体がブラシ内に入り込んだ時(B)の毛先の変化。 市販電動ブラシに使用されている毛束を使った静止図(C)と歯面に当てて振動させた時の毛束の動き(D)の側面図。 本発明ブラシの水分を含んだ毛束の空気中の運き(E)と毛先が歯面等に触れた時の毛束の動き(F)の違い。 特開2007−195713のブラシ。 多列多穴の歯ブラシと本発明ブラシと実開平7-25829のブラシを歯頚部付近の歯肉へ当てた時の断面図。 円柱状の毛体を円形に切断した物とテーパー状にした物の歯面等に接する面積の差。 先調子の毛体(G)と手元調子の毛体(H)に同じおもりをつけた時の毛束のしなり方の違い。 力の伝わり方2例。
1 振動子の中心線上を往復運動する方式の動力駆動歯ブラシ本体1例
2 4列ブラシ型ヘッドの動力駆動歯ブラシ用アタッチメントブラシ
3 歯周ポケット
4 電動歯ブラシの心棒の軸
5 アタッチメントブラシ用ブラシチィップ
6 テーパー状のブラシの毛先
7 アタッチメントブラシの柄
8 円形切断面のブラシの毛先。
9 歯面及び歯周組織
10 今回の発明を歯間鼓形空隙に入れるときの本体の方向
12 磨き残した部分
13 截頭錐体
14 ブラシチップの基端側半球形
16 ブラシチップの軸方向
17 ワンタフト型ヘッドの動力駆動歯ブラシ用アタッチメントブラシ
18 電動歯ブラシの心棒
19 電動歯ブラシの電源スイッチ
20 電動歯ブラシの振動量調整スイッチ
21 電動歯ブラシの把持部
22 本発明品に使用するブラシチィップの毛束
23 電動歯ブラシ本体の心棒(18)を挿入固定する柄の穴
24 ブラシチップの柱状土台
25 ブラシチップの柱状土台に対応した保持用の穴
26 ブラシチップ全体
27 アタッチメントブラシ先頭部の保持装置
30 特開2007−195713のブラシ
31 実開平7-25829のブラシ
32 市販電動ブラシに使用されている毛束
33 市販電動ブラシに使用されている毛束の振幅
34 棒状の硬いもの
35 紐状の軟らかいもの
36 ブラシチップ土台の振動方向
37 ブラシチップの毛丈の中間点
38 ブラシチップA
39 ブラシチップB
40 識別用シリコーンゴムリング
44 振動子の中心点から振り子運動様に反復振動する型の電動歯ブラシ本体1例
45 振動子中心点から振り子運動様反復振動型の電動歯ブラシ用アタッチメントブラシ1例
46 本発明品に使用するブラシチィップの毛束の振幅(毛先に抵抗力あり)
47 本発明品に使用するブラシチィップの毛束の振幅(毛先に抵抗力なし)
49 歯周ポケット内に侵入したブラシの接触面
53 多列多穴の歯ブラシの毛先
54 おもり
55 毛体の円形切断型
56 毛体のテーパー型
61 架橋義歯(ブリッジ)
62 架橋義歯(ブリッジ)の土台(支台歯)
63 橋体(ポンティック)
65 歯肉
72 エナメル質
73 象牙質
74 セメント質
75 歯根膜
76 歯槽骨
77 歯垢、歯石およびバイオフィルム
78 切開線
79 膿胞
80 歯肉の腫脹部分
81 歯髄
82 上顎洞
83 上顎骨
84 歯間鼓形空隙
85 多列型歯ブラシのヘッド
86 歯牙の接触点(コンタクトポイント)
87 象牙質露出(知覚過敏)場所
88 歯肉縁
電動歯ブラシ本体に装着して使用する電動歯ブラシ用アタッチメントブラシであって、前記電動歯ブラシ用アタッチメントブラシは、前記電動歯ブラシ本体(1)(44)に装着する柄(7)と、この柄に着脱されるブラシチップ(26)で構成される。
前記柄は、基端側に前記電動歯ブラシ本体の振動体に直結した心棒(18)と連結する固定部を有し、先端部(71)には、前記心棒の軸と交差する前記ブラシチップ(26)保持装置の嵌合穴(25)を備えている。前記ブラシチップは前記柄の嵌合穴に基端側から挿入する土台基部と中間が棒状であり、毛束が植設されている土台先部の截頭錐体で構成される。
前記ブラシチップ(26)の各毛体の先端はテーパー状および球状に形成されており、更に歯周ポケットへの挿入深度を目測する為に、歯肉、歯牙及び歯垢と区別できるような色ならびに長手方向に1〜5ミリの一定幅の着色部を有する毛束が植設されている。
また前記ブラシチップの毛体は水分や血液や細胞からの浸出液等の表面張力で毛と毛が引っ張り合って先が尖ったまとまりの形を作る軟らかさを有し、土台先部に植設される場所で直径が約0.1ミリ、毛丈が8〜15ミリの等長またはほぼ同長で複数本の合成樹脂の毛体を束ねて構成されるブラシであって、前記電動歯ブラシ本体の微振動により毛束の植設部に近い根元付近から扇状にしなる手元調子の動きを有する特徴を持つ。
なお、下記の符号は次の内容を示すものとして使用している。
13は、截頭錐体
14は、ブラシチップの基端側半球形
16は、ブラシチップの軸方向
17は、ワンタフト型ヘッドの動力駆動歯ブラシ用アタッチメントブラシ
22は、電動歯ブラシ用ブアタッチメントブラシの毛束
23は、電動歯ブラシ本体の心棒(18)を挿入固定するアタッチメントブラシの穴
24は、円筒体および円柱体
25は、円筒体および円柱体に対応した保持用の穴
28は、アタッチメントブラシの挿入固定用心棒
29は、アタッチメントブラシの心棒に対応したアタッチメントブラシ先端部の穴
56は、特開2007−195713のブラシ
である。




































Claims (2)

  1. 電動歯ブラシ本体に装着して使用するアタッチメントブラシであって、
    前記アタッチメントブラシは、
    前記電動歯ブラシ本体に装着する柄と、
    この柄に着脱されるブラシチィップを備えており、
    前記柄は、
    基端側に前記電動歯ブラシ本体の振動体の心棒に連結する固定部を有し、
    先端部は、柄の軸線方向に対して交差する方向に設けられたブラシチィップ固定用の先端側に向けてつぼむように形成されているブラシチップ取り付け部を有し、
    当該ブラシチップ取り付け部には前後に貫通する嵌合穴を有し、
    当該嵌合穴に装着したブラシチィップの土台表面と、
    前記ブラシチップ取り付け部の表面は段差を生じないように形成され、
    前記電動歯ブラシに装着したアタッチメントブラシを空気中で振動させた場合、毛先は毛束を植設する根元近くから最大60度を超える扇状の振幅を示すようなしなる動きを有するが、
    歯面等に毛先が触れた場合、ブラシの動きが毛先とブラシチィップの土台を支点とし、
    毛丈のおおよそ中間点が頂点となる紡錘状の振幅の運動に変化することを
    特徴とする電動歯ブラシ用アタッチメントブラシ。
  2. 前記ブラシチップの土台は中央が棒状、先端側が先細りの形態である截頭錐体、基端側が半球形の形態を呈する合成樹脂で形成され、
    前記ブラシチィップの截頭錐体先端に植設される毛体は、
    各毛体の先端がテーパー状や半球形に形成されており、
    更に歯肉、歯牙及び歯垢と区別できるような色ならびに歯周ポケットの深さを測定できる長手方向に1〜5ミリの一定幅に着色された毛体を束ねたブラシを有し
    截頭錐体先端部に植設される場所で毛体直径が約0.1ミリ、毛丈が8〜15ミリの等長またはほぼ同長であり、
    複数本の合成樹脂の毛体を束ねて構成されるブラシの毛束は、土台の先端部側と同じ方向に向かって装着されることを、
    特徴とする請求項1記載の電動歯ブラシ用アタッチメントブラシ。










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