JP2014207522A - ホームネットワークのコンテンツ再生制御システムおよびプログラム - Google Patents

ホームネットワークのコンテンツ再生制御システムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】既存のAV製品を利用してデジタルコンテンツをホームネットワーク経由で容易に視聴するシステムを提供する。
【解決手段】ホームネットワークシステム1aでは、DMP機能が内蔵されていないTV2のHDMI(登録商標)入力端子に接続されたSTB4が、レコーダ3からホームネットワークを介して送信される録画番組データをTV2に転送することにより、レコーダ3に記録されている録画番組をTV2から出力させる。よって、ユーザは、DMP機能が内蔵されたTVを新たに購入することなく、STB4をTV2のHDMI入力端子に接続するだけで、ホームネットワークシステム1aを構築することが可能となる。また、TV2がレコーダ3にホームネットワークを介して接続不可な構成であっても、レコーダ3に記録されている録画番組を、STB4を経由してTV2から出力することもできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルメディアサーバに記録されている映像や音楽などのデジタルコンテンツを、家庭内のローカルネットワークを介して所定の装置に出力させるホームネットワークシステムに関する。
従来、DLNA(Digital Living Network Alliance)対応のデジタルメディアサーバ(DMS)およびデジタルメディアプレイヤ(DMP)を家庭内のローカルエリアネットワーク(LAN)に接続し、これらの機器を、LANを介してDLNA規格に準拠した通信を相互に行うように構築することにより、DMSに記録されているデジタルコンテンツをDMPにて再生することができるホームネットワークシステムが知られている。
例えば、ホームネットワークシステムでは、DMS機能を有するレコーダと、DMP機能を有するテレビとがLANに接続され、テレビのリモコン操作に応じた操作指令がテレビからレコーダへLANを介して送信され、その操作指令に応じたデジタルコンテンツがレコーダからテレビへLANを介して返信される。そして、レコーダからLANを介して受信したデジタルコンテンツがテレビによって再生される(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−250044号公報
しかし、従来構成では、例えば家庭内にレコーダとテレビがある場合であって、レコーダにDMS機能が内蔵されていても、テレビにDMP機能が内蔵されていなければ、レコーダとテレビを用いたホームネットワークシステムを構築できないため、ホームネットワークシステムを構築しようとすると、DMP機能が内蔵されたテレビを新たに購入しなければならない。
このため、従来構成では、家庭のテレビの買い替えが強いられたりテレビの台数が無用に増えたりする等、ユーザにとって容易にホームネットワークシステムを構築し難い側面があるという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、テレビ等の既存のAV製品を利用してデジタルコンテンツをホームネットワーク経由で容易に視聴するシステムの提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明は、ユーザが視聴するための映像および音声の少なくとも一方のデータを含むデジタルコンテンツを記録するデジタルメディアサーバ(DMS)と、ディスプレイおよびスピーカのうち少なくとも一方を介してデジタルコンテンツを出力可能なコンテンツ出力装置とを備える。
ここで、本発明では、コンテンツ出力装置のデジタル入力端子に接続されるとともに、DMSに家庭内のローカルエリアネットワーク(以下「ホームネットワーク」という)を介して接続され、このDMSからホームネットワークを介して送信されるデジタルコンテンツのコンテンツ出力装置への出力制御をデジタル入力端子を介して行うコンテンツ中継装置をさらに備える構成とした。
このような構成では、例えばDMSとコンテンツ出力装置とが家庭内のそれぞれ別の部屋に設置されている場合であっても、ユーザがコンテンツ出力装置のデジタル入力端子にコンテンツ中継装置を接続するだけで、コンテンツ中継装置が行う出力制御によって、DMSに記録されているデジタルコンテンツをコンテンツ出力装置から出力することが可能となる。
したがって、本発明によれば、DMP機能が内蔵されたコンテンツ出力装置を新たに購入することなく、既存のコンテンツ出力装置(AV製品)を利用してデジタルコンテンツをホームネットワーク経由で容易に視聴可能なシステムを構築することができる。
なお、コンテンツ出力装置は、DMP機能が内蔵されていないAV製品であり、その一例としてテレビやAVアンプ付きスピーカ等が挙げられる。また、コンテンツ出力装置は、DMSにホームネットワークを介して接続可能な構成であってもよいし、DMSにホームネットワークを介して接続不可な構成であってもよい。
前者の構成の場合、本発明では、コンテンツ中継装置が行う出力制御によって、DMSに記録されているデジタルコンテンツを、DMSからホームネットワーク経由でコンテンツ出力装置へ直接送信させることができる。
後者の構成の場合、本発明では、コンテンツ中継装置が行う出力制御によって、DMSからホームネットワークを介して当該コンテンツ中継装置へ送信されるデジタルコンテンツを、デジタル入力端子を介してコンテンツ出力装置に転送するとよい。これにより、コンテンツ出力装置がDMSにホームネットワークを介して接続不可な構成であっても、DMSに記録されているデジタルコンテンツを、コンテンツ中継装置を経由してコンテンツ出力装置から出力することができる。
また、本発明では、コンテンツ中継装置が、デジタルコンテンツを視聴するためにユーザが行う各種の視聴操作を入力するメカニカルなスイッチ類やタッチパネル等を備える構成でもよいが、このような視聴操作をリモコンやスマートフォンやタブレット端末から遠隔的に行うことができると、ユーザにとってさらに利便性が増すことになる。
このため、本発明は、DMSに記録されているデジタルコンテンツのうち、ユーザによる視聴操作に応じたデジタルコンテンツ(視聴コンテンツ)を、DMSから予め指定された1ないし複数の装置へ送信させるための指令情報を生成し、その指令情報を無線送信するデジタルメディアコントロール装置(以下「DMC」という)を備えることが好ましい。
なお、DMCでは、ユーザが、視聴コンテンツの送信元をDMSに指定し、ホームネットワークシステムの構成に応じて、視聴コンテンツの送信先をコンテンツ出力装置に指定したり、コンテンツ中継装置に指定したりすることが可能であるが、さらに、視聴コンテンツの送信先をDMCに指定してもよい。
このため、DMCは、DMSからホームネットワークを介して当該DMCへ送信されるデジタルコンテンツを、ディスプレイおよびスピーカのうち少なくとも一方を介して出力可能に構成されているとよい。
また、本発明では、DMCが、指令情報をDMSへホームネットワークを介して無線送信してもよいし、指令情報をコンテンツ中継装置に直接無線送信してもよい。
さらに、後者の場合、コンテンツ中継装置は、DMCから受信した指令情報を、ホームネットワークを介してDMSに転送するとよい。つまり、DMCが、ホームネットワーク経由で指令情報を無線送信できない構成であっても、赤外線やBluetooth(TM)等を用いてコンテンツ中継装置に直接無線送信することが可能であれば、DMCからコンテンツ中継装置を経由して指令情報をDMSへ送信することができる。
ところで、本発明では、ホームネットワークがインターネット網に接続されている構成において、DMCが、ユーザによる視聴操作を受け付けると、その視聴操作に応じた視聴コンテンツを特定するための視聴ログデータを、ホームネットワークを介してインターネット網に接続されたデータベースに送信するログデータ送信手段を有してもよい。
このような構成では、データベースに蓄積された視聴ログデータを基に、各家庭で再生された視聴コンテンツを確実に特定することが可能となるため、録画番組等の視聴率調査を好適に行うことができる。
また、本発明では、DMCがスマートフォンである構成において、視聴ログデータには、スマートフォンの所有者を識別するための識別情報とその視聴時点における視聴コンテンツのタイムコードとが付加されていることが好ましい。このような構成によれば、視聴率調査において各録画番組を視聴したユーザの性別や年齢層等を特定することや、視聴コンテンツにおいて視聴された部分(視聴場面)を特定することが可能となるため、より詳細な視聴率調査を行うことができる。なお、識別情報は、スマートフォンの所有者を識別可能な情報であればよく、所有者毎に割り当てられた識別情報であってもよいし、端末毎に割り当てられた識別情報であってもよい。
さらに、本発明において、視聴ログデータには、視聴操作の種別を示す操作情報が含まれていることが好ましい。このような構成によれば、視聴率調査において各録画番組の視聴中に行われた操作(早送り、巻き戻し、スキップ、倍速再生等)を特定することが可能となるため、より詳細な視聴率調査を行うことができる。
なお、本発明において、視聴ログデータには、視聴操作がなされた日時を示す日時情報が含まれていることが好ましい。このような構成によれば、視聴率調査において各録画番組が視聴された日時や、視聴操作(早送り、巻き戻し、スキップ、倍速再生等)が行われたタイミングを特定することが可能となるため、より詳細な視聴率調査を行うことができる。
ちなみに、本発明は、プログラムとして市場に流通させることができる。例えば、このプログラムが、DMCを、上記ログデータ送信手段として機能させるためのものであれば、各家庭で再生された視聴コンテンツを確実に特定することができるため、録画番組等の視聴率調査を好適に行うことができる。
なお、プログラムは、コンピュータに組み込まれるROMやフラッシュメモリ等に記憶され、これらROMやフラッシュメモリ等からコンピュータにロードされて用いられてもよいし、ネットワークを介してコンピュータにロードされて用いられてもよい。
また、上述のプログラムは、コンピュータにて読み取り可能なあらゆる形態の記録媒体に記録されて用いられてもよい。記録媒体としては、例えば、持ち運び可能な半導体メモリ(例えばUSBメモリ、メモリカード(TM)等)などが含まれる。
ホームネットワークシステムを含む視聴率調査システムの構成例を示す概略図である。 (a)は、コンテンツ出力装置の構成例を示すブロック図であり、(b)は、デジタルメディアサーバの構成例を示すブロック図である。 コンテンツ中継装置の構成例を示すブロック図である。 コンテンツ中継装置が行う制御処理の内容を例示するフローチャートである。 (a)は、管理サーバの構成例を示すブロック図であり、(b)は、データベースに記憶される情報を説明するためのイメージ図である。 デジタルメディアコントロール装置の構成例を示すブロック図である。 デジタルメディアコントロール装置が行う制御処理の内容を例示するフローチャートである。 ホームネットワークシステムの動作例を示す概略図である。
以下に、本発明の実施形態としてのホームネットワークシステムを含む視聴率調査システムを図面と共に説明する。
<全体構成>
図1に示すように、本実施形態の視聴率調査システム1は、各家庭内に構築されたホームネットワークシステム1aと、無線ルータ7と、タイムサーバ8と、管理サーバ9とによって構成される。なお、ホームネットワークシステム1aは、コンテンツ出力装置としてのテレビ(TV)2と、デジタルメディアサーバ(DMS)としてのレコーダ3と、コンテンツ中継装置としてのセットトップボックス(STB)4と、TV用リモコン5と、デジタルメディアコントロール装置(DMC)としてのスマートフォン6とによって構成される。
そして、視聴率調査システム1では、各家庭のホームネットワークシステム1aが、無線ルータ7によって、インターネット網10を介してタイムサーバ8および管理サーバ9に接続可能にされている。なお、タイムサーバ8は、インターネット網10に接続され、同じくインターネット網10に接続可能な各装置の時刻を標準時刻に合わせるための標準時刻情報を配信するサーバである。管理サーバ9は、詳細については後述するが、各家庭のTV2で視聴された放送番組や、レコーダ3によって再生された録画番組に関する視聴率調査を行うためのサーバである。ちなみに、無線ルータ7は、インターネット網10に接続するとともに、家庭内を無線通信可能なローカルエリアネットワーク(LAN)環境にするための周知のものである。
また、ホームネットワークシステム1aでは、無線ルータ7によって、家庭内のLAN(ホームネットワーク)が有線LANおよび無線LANの組合せとして整備されている。そして、例えば家庭内のリビングに設置されたレコーダ3が、有線LAN、無線LANまたはこれらを組み合わせたLANを介して、リビングとは別の部屋(例えば寝室)に設置されたSTB4に接続され、ユーザによって所有されているスマートフォン6が、無線LANを介して、レコーダ3およびSTB4に接続可能に構成されている。また、これらの機器(レコーダ3、STB4、スマートフォン6)は、DLNA(Digital Living Network Alliance)に対応しており、これらの機器同士でDLNA規格に準拠した通信を相互に行うことが可能に構成されている。なお、レコーダ3が、DLNA規格におけるデジタルメディアサーバ(DMS)として機能し、スマートフォン6が、DLNA規格におけるデジタルメディアコントローラ(DMC)として機能し、STB4を接続したTV2が、DLNA規格におけるデジタルメディアプレーヤ(DMP)として機能することになる。ちなみに、TV2には、DMP機能が内蔵されておらず、STB4が外付けされることにより、DMP機能を有するようになる。
ここで補足すると、DLNAにおいて、DMSとは、デジタルコンテンツをホームネットワーク上の機器に配信するサーバであり、DMCとは、スマートフォン等のアプリケーションによってDMS内のデジタルコンテンツを選択して再生を指令するコントローラであり、DMPとは、DMCからの指令を受けてDMS内のデジタルコンテンツを再生するプレーヤである。厳密に言うと、STB4は、DMCからの指令を受けてDMS内のデジタルコンテンツをTV2に再生させるデジタルメディアレンダラ(DMR)として機能することになる。
また、本実施形態のスマートフォン6は、無線LAN以外にも、周知のBluetooth(登録商標)に規定の通信周波数帯の電波によって近距離無線通信を行うように構成され、TV用リモコン5は、ユーザによるTV2の視聴操作(以下「TV視聴操作」という)の内容を示す情報を赤外線コードとして出力するように構成されている。
<コンテンツ出力装置(TV)の構成>
図2(a)に示すように、TV2は、TVチューナ21と、ディスプレイ22と、スピーカ23と、制御部24と、HDMI入力端子25と、赤外線受光部26と、USB端子27とを備えて構成される。
TVチューナ21は、デジタル放送を受信する各種のアンテナやケーブル(非図示)を用いて入力された各放送チャンネルのテレビ番組(TV番組)を選局する周知のものである。
HDMI入力端子25は、HDMI(登録商標)と呼ばれる通信インターフェースの標準規格に則って、デジタル形式の映像信号、音声信号、および制御信号を1本のケーブルで入力し、制御信号に関してはその出力も行うことが可能な周知のものであり、STB4のHDMI接続部45に接続されている。なお、本実施形態のHDMI入力端子25は、STB4を経由して供給される各種のデジタルコンテンツを入力したり、STB4から送られてくるTV操作指令(後述する)を入力したりするために用いられる。
赤外線受光部26は、TV用リモコン5から送信されてくる赤外線コードを受光し、その赤外線コードを制御部24に出力するものである。なお、TV用リモコン5は、ユーザによるTV視聴操作の内容を示す情報を赤外線コードとして出力するものであればよく、TV2やレコーダ3に付属の専用リモコンであってもよいし、赤外線送信部を有し、この専用リモコンとしての機能を実現するためのプログラム(アプリケーション)が組み込まれたスマートフォン6や携帯電話機であってもよい。
USB端子27は、USBと呼ばれるシリアルバス規格に則って、周辺機器を接続するための周知のものであり、接続された周辺機器との間で各種データを送受信するインターフェースとして用いられるだけでなく、ホストバスアダプタ(非図示)からその電源(電力)を周辺機器に供給するバスパワーとしても用いられる。
制御部24は、CPU,ROM,RAM,フラッシュメモリ等を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、CPUがROMまたはフラッシュメモリに記憶されたプログラムに基づいて、RAMを作業エリアとして用い、各種の制御処理を実行するように構成されている。
具体的には、制御部24は、例えば、赤外線受光部26から入力した赤外線コードや、HDMI入力端子25から入力したTV操作指令(後述する)に基づいて、ユーザによる視聴操作に応じた放送チャンネルをTVチューナ21に選局させることで、その放送チャンネルのTV番組を、ディスプレイ22にモニタ出力させつつ、スピーカ23に音声出力させる。
また、制御部24は、HDMI入力端子25を介してデジタルコンテンツやWEBコンテンツを入力すると、これらのコンテンツに応じた画像をディスプレイ22にモニタ出力させたり、コンテンツに応じた音声をスピーカ23に出力させたりする。
<デジタルメディアサーバ(レコーダ)の構成>
図2(b)に示すように、レコーダ3は、TVチューナ31と、ハードディスクドライブ(以下「HDD」という)32と、LANに接続されるネットワークインターフェース(以下「ネットワークIF」という)33と、制御部34とを備えて構成される。
TVチューナ31は、TV2のTVチューナ21と同様、各放送チャンネルのTV番組を選局する周知のものである。
HDD32は、大容量記憶媒体であり、例えばTVチューナ31を介して受信したTV番組のうち、録画されたTV番組(録画番組)を記録(記憶)したり、記憶されている録画番組を再生したりするために用いられる。また、HDD32には、デジタルコンテンツとして、録画番組以外にも、写真や動画といった各種の画像データや、音楽等の楽曲データを含む各種の音声データが格納されるようになっている。なお、視聴コンテンツにおける録画番組や楽曲データには、これらをコマ割りで構成する単位データ毎にそのデータの先頭からの経過時間を示すタイムコードが含まれている。
制御部34は、CPU,ROM,RAM,フラッシュメモリ等を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、CPUがROMまたはフラッシュメモリに記憶されたプログラムに基づいて、RAMを作業エリアとして用い、各種の制御処理を実行するように構成されている。
具体的には、制御部34は、例えば、TVチューナ31を介して受信したTV番組を、所定の形式(例えばMPEG形式)の映像音声データに変換して、そのデータファイル(録画番組データ)をHDD32に記憶したり、各種機器やメディア等から入力された画像データや音声データをHDD32に記憶したりする等、各種のデジタルコンテンツをHDD32に記憶する処理を行う。
また、制御部34は、ネットワークIF33を介して受信した指令情報(後述する)に応じて、その指令情報が示す送信先に、HDD32に記憶されているデジタルコンテンツのコンテンツ名の一覧を示すデータ(以下「コンテンツリスト」という)や、コンテンツリストに示されたデジタルコンテンツのうち、ユーザによる視聴操作に応じたデジタルコンテンツ(以下「視聴コンテンツ」という)を、ネットワークIF33を介して送信する処理を行う。
なお、制御部34は、ユーザによるレコーダ3の視聴操作(以下「ビデオ視聴操作」という)に応じて、録画番組の再生の他、早送りや巻き戻し、スキップ、N(N>1)倍速再生(音声付き早見再生)、一時停止、停止などを行うようになっており、ネットワークIF33を介して送信される視聴コンテンツには、これらの視聴操作が反映されることになる。
<コンテンツ中継装置(STB)の構成>
図3に示すように、STB4は、内部時計41と、無線LANアダプタ42aと、近距離無線通信部42bと、赤外線コード入力部43と、制御部44と、HDMI接続部45と、赤外線コード受信部46と、USB端子47と、給電部48とを備えて構成される。そして、本実施形態のSTB4では、スティック状の筐体(非図示)に、内部時計41、無線LANアダプタ42aと、近距離無線通信部42b、赤外線コード入力部43、および制御部44が格納されている。
給電部48は、TV2のUSB端子27に接続され、USB端子27を介してTV2から電源の供給を受けて、各部41〜47にその電源を供給するように構成されている。
USB端子47は、TV2のUSB端子27と同様、USBと呼ばれるシリアルバス規格に則って、周辺機器を接続するためのものであり、本実施形態では、周辺機器としてマウスやキーボード等を接続することができる。
赤外線コード受信部46は、TV2の赤外線受光部26と同様、TV用リモコン5から送信されてくる赤外線コードを受光し、その赤外線コードを赤外線コード入力部43に出力するものである。本実施形態の赤外線コード受信部46は、TV2の赤外線受光部26を覆う位置に設置される。これにより、TV用リモコン5から送信されてくる赤外線コードは、TV2の赤外線受光部26で受光されることなく、赤外線コード受信部46を介して赤外線コード入力部43に入力されることになる。
赤外線コード入力部43は、赤外線コード受信部46から出力された赤外線コードが示すTV視聴操作の内容を示す情報を制御部44に入力するように構成されている。本実施形態の赤外線コード入力部43は、赤外線コード受信部46に接続されており、TV視聴操作の内容を示す情報を制御部44に入力する。
HDMI接続部45は、TV2のHDMI入力端子25に接続され、制御部44が生成したTV操作指令(後述する)を示す制御信号や、制御部44を介して入力されたWEBコンテンツやデジタルコンテンツ(録画番組データ等)をTV2に出力するために用いられる。
無線LANアダプタ42aは、無線LANに接続することにより、無線ルータ7を介してレコーダ3やスマートフォン6と各種データの送受信を行うためのものであり、近距離無線通信部42bは、Bluetooth(登録商標)により規定された通信周波数帯の電波によって、スマートフォン6と近距離無線通信を行うように構成されている。
また、無線LANアダプタ42aは、無線ルータ7を経由してインターネット網10に接続されたサーバから各種のWEBコンテンツを取得したり、制御部44が生成したTV視聴ログデータ(後述する)を、無線ルータ7を経由してインターネット網10に接続された管理サーバ9に送信したりするためにも用いられる。
内部時計41は、制御部44がTV視聴ログデータ(後述する)を生成する際に時刻を記録するために使用される時計であり、タイムサーバ8が刻む時刻に同期するようになっている。
制御部44は、CPU,ROM,RAM,フラッシュメモリ等を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、CPUがROMまたはフラッシュメモリに記憶されたプログラムに基づいて、RAMを作業エリアとして用い、以下のSTB制御処理を実行するように構成されている。なお、プログラムは、ネットワークを介してマイクロコンピュータにロードされて用いられてもよい。また、プログラムは、CPUにて読み取り可能なあらゆる形態の記録媒体に記録されて用いられてもよい。記録媒体としては、例えば、持ち運び可能な半導体メモリ(例えばUSBメモリ、メモリカード(登録商標)など)などが含まれる。
<STB制御処理>
次に、STB4の制御部44(CPU)が実行するSTB制御処理について、図4のフローチャートに沿って説明する。なお、本処理は、STB4の給電部48がTV2のUSB端子27に接続されると開始され、USB端子27を介してTV2から給電されている間、繰り返し実行される。
まず、本処理が開始されると、S110では、制御部44のCPUは、予め設定された内部時計41の調整タイミングであるか否かを判断し、ここで肯定判断すると、S120に移行し、否定判断すると、S140に移行する。
S120では、無線LANアダプタ42aを介してインターネット網10に接続されたタイムサーバ8にアクセスし、タイムサーバ8から現在の標準時刻を示す標準時刻情報を取得する。その後、続くS130では、S120で取得した標準時刻情報に基づいて内部時計41を調整し、内部時計41の時刻をタイムサーバ8が刻む標準時刻に同期させて、S140に移行する。
S140では、USB端子47を介してユーザによるマウスやキーボードを用いたブラウザ操作を入力したか否かを判断し、ここで肯定判断すると、S150に移行し、否定判断すると、S160に移行する。
S150では、S140で入力したブラウザ操作に基づいて、無線LANアダプタ42aを介してインターネット網10に接続されたサーバ(非図示)にアクセスし、サーバから提供されるWEBコンテンツを受信して、HDMI接続部45を介してそのWEBコンテンツをTV2に出力させるWEB制御処理を実行し、S160に移行する。
S160では、無線LANアダプタ42aまたは近距離無線通信部42bを介して指令情報を入力したか否かを判断し、ここで肯定判断すると、S170に移行し、否定判断すると、S180に移行する。なお、指令情報は、スマートフォン6によって生成される情報であって、レコーダ3に記憶されているデジタルコンテンツのうち、ユーザによるビデオ視聴操作に応じた視聴コンテンツを、レコーダ3から予め指定された装置へ送信させるために、ビデオ視聴操作の内容や視聴コンテンツの送信先が記述されている。本実施形態では、視聴コンテンツの送信先として、少なくともSTB4が含まれていることとする。
S170では、S160で入力した指令情報を、無線LANアダプタ42aを介してレコーダ3に送信し、これに対する応答としてレコーダ3から無線LANアダプタ42aを介して受信した視聴コンテンツを、HDMI接続部45を介してTV2に転送するコンテンツ転送処理を実行して、S180に移行する。
S180では、赤外線コード入力部43を介してユーザによるTV視聴操作の内容を示す情報を入力したか否かを判断し、ここで肯定判断すると、S190に移行し、否定判断すると、S110に戻る。
S190では、S160で入力した情報に基づいて、TV視聴操作に応じたTV番組をTV2に選局させるためのTV操作指令を、HDMI接続部45を介してTV2に送信する視聴操作制御を行い、この視聴操作制御によってTV2に出力させたTV番組を特定するためのTV視聴ログデータを生成して管理サーバ9に送信するログデータ送信処理を行って、S110に戻る。なお、TV視聴ログデータには、視聴操作制御によってTV2に出力させたTV番組の放送チャンネルや、そのTV番組の視聴開始時刻および視聴終了時刻、STB4を識別するためのSTB識別情報が含まれている。なお、TV番組の視聴開始時刻および視聴終了時刻は、S130でタイムサーバ8が刻む時刻に同期した内部時計41から取得しているものとする。
<管理サーバの構成>
次に、図5(a)に示すように、管理サーバ9は、インターネット網10に接続されるネットワークインターフェース(以下「ネットワークIF」という)91と、STB4およびスマートフォン6から送られてくる視聴ログデータを記憶するデータベース92(ハードディスク装置等)と、制御部93とを備えて構成される。
図5(b)に示すように、データベース92には、STB識別情報毎に、ユーザによって視聴されたTV番組の放送チャンネルや、そのTV番組の視聴開始時刻および視聴終了時刻が記憶される領域(以下「TV用領域」という)92aと、スマートフォン6の所有者を識別するための識別情報(以下「SP識別情報」という)毎に、ユーザによって視聴された録画番組を特定するためのビデオ視聴ログデータが記憶される領域(以下「ビデオ用領域」という)92bとが設けられている。
ビデオ視聴ログデータは、ユーザによって視聴された録画番組を示す録画番組情報94と、その録画番組に関するビデオ視聴操作の種別を示す操作情報95と、そのビデオ視聴操作がなされた日時を示す日時情報96と、そのビデオ視聴の操作時点における録画番組のタイムコード97とが対応づけられてデータベース92のビデオ用領域92bに記憶されている。なお、操作情報95では、ビデオ視聴操作の種別として、例えば、録画番組の再生や、早送り、巻き戻し、スキップ、N(N>1)倍速再生(音声付き早見再生)、一時停止、停止などがある。また、日時情報96は、スマートフォン6が、タイムサーバ8が刻む時刻に同期して、ビデオ視聴操作がなされた日時(つまり、ビデオ視聴操作の開始タイミング)を特定した情報である。ちなみに、管理サーバ9の制御部93は、各ビデオ視聴操作の終了タイミングを、その直後のビデオ視聴操作の開始タイミングやタイムコード97によって特定することができる。
制御部93は、CPU,ROM,RAM,フラッシュメモリ等を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、CPUがROMまたはフラッシュメモリに記憶されたプログラムに基づいて、RAMを作業エリアとして用い、以下の各種処理を実行するように構成されている。
例えば、制御部93は、ネットワークIF91を介して、SP識別情報を含むビデオ視聴ログデータを受信すると、データベース92のビデオ用領域92bにおいて、そのSP識別情報に対応するテーブル99にビデオ視聴ログデータが示す録画番組情報94、操作情報95、日時情報96、およびタイムコード97を書き込む。
そして、制御部93は、データベース92のビデオ用領域92b記憶されている複数のテーブル99に基づいて、各録画番組に対する視聴率を、次式に従って算出する。
視聴率=対象となる録画番組を特定できたテーブル数/標本数×100(%)
但し、標本数は、データベース92内のテーブル99の数(即ち、被験者の数)に相当し、対象となる録画番組は、録画番組情報94によって特定される。つまり、対象となる録画番組を特定できたテーブル数は、その録画番組を視聴した被験者の数に相当する。
また、制御部93は、テーブル99に書き込まれた操作情報95および日時情報96(タイムコード97でも可)に基づいて、例えば再生された録画番組のどの部分が早送りやスキップされたか、どの部分が早送りやスキップされずに再生されたか、どの部分がN(N>1)倍速再生(音声付き早見再生)されたか等を特定することが可能となるため、録画番組における各時刻の詳細な視聴率を調査することができる。
なお、制御部93は、ネットワークIF91を介して、STB識別情報を含むTV視聴ログデータを受信すると、データベース92のTV用領域92aにおいて、そのSTB識別情報に対応するテーブル99にTV視聴ログデータが示す放送チャンネルや、そのTV番組の視聴開始時刻および視聴終了時刻を書き込む。
そして、制御部93は、データベース92のTV用領域92aに記憶されている複数のテーブル99に基づいて、各TV番組に対する時刻毎の視聴率を、次式に従って算出することができる。
視聴率=リアルタイム視聴数/標本数×100(%)
但し、リアルタイム視聴数は、対象となるTV番組に対応する放送チャンネルが書き込まれており、且つ、対象となる時刻がその放送チャンネルに対応づけられた視聴開始時刻から視聴チャンネルが切り替えられる視聴終了時刻までの間に存在しているテーブル99の数(即ち、対象となる時刻に対象となるTV番組を視聴している被験者の数)に相当する。
<デジタルメディアコントロール装置(スマートフォン)の構成>
次に、図6に示すように、スマートフォン6は、内部時計61と、無線LANアダプタ62aと、近距離無線通信部62bと、赤外線コード送信部63と、制御部64と、タッチパネル部65と、音声入力部66と、音声出力部67と、基地局通信部68とを備えて構成される。
内部時計61は、制御部64がビデオ視聴ログデータを生成する際に時刻を記録するために使用される時計であり、タイムサーバ8が刻む時刻に同期するようになっている。
無線LANアダプタ62aは、無線LANに接続することにより、無線ルータ7を介してレコーダ3やSTB4と各種データの送受信を行うためのものであり、近距離無線通信部42bは、Bluetooth(登録商標)により規定された通信周波数帯の電波によって、STB4と近距離無線通信を行うように構成されている。
赤外線コード送信部63は、ユーザによるTV視聴操作の内容を示す情報を赤外線コードとして出力するためのものである。
音声入力部66は、周囲から集音した音声を電圧信号に変換するマイクロフォンを有し、このマイクロフォンを介して入力した電圧信号に基づいて、音声データを生成する周知のものである。
音声出力部67は、音声データを音声信号に復調する復調器や、復調器にて復調された音声信号を増幅するアンプ、アンプにて増幅された音声信号に基づく出力を行うスピーカ等を有する周知のものである。
基地局通信部68は、スマートフォン6の位置をカバーする通信エリア内の基地局に接続され、他の携帯情報端末(スマートフォンや携帯電話機等)との間で通話に関する音声データや電子メールに関する各種データ等の授受を行ったり、インターネット網10を介して、WEB上のサーバ等との間で各種データのダウンロード及びアップロードを行ったりする周知のものである。
タッチパネル部65は、各種データに基づく画像を表示する表示パネル、及び、表示パネルの表面に一体的に配設された入力パネルからなる周知のものである。なお、表示パネルは、矩形状に形成され、例えば対角線が3.5インチの薄型の液晶ディスプレイあるいは有機ELディスプレイにて構成されている。また、入力パネルは、ユーザによる表示パネルの画像表示面への押下操作を検出して、その押下操作がなされた画像表示面上の座標(検出位置)を表す位置データを、制御部64に入力する周知のものである。なお、入力パネルとしては、マトリックススイッチ方式や、抵抗膜方式、表面弾性波方式、電磁誘導方式、静電容量方式などの周知の方式のうちいずれの方式のものが採用されてもよい。
制御部64は、CPU,ROM,RAM,フラッシュメモリ等を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成されており、CPUがROMまたはフラッシュメモリに記憶されたプログラムに基づいて、RAMを作業エリアとして用い、スマートフォン6における一般的な機能を実現させるための処理の他、以下のDMC制御処理を実行するように構成されている。なお、プログラムは、ネットワークを介してマイクロコンピュータにロードされて用いられてもよい。また、プログラムは、CPUにて読み取り可能なあらゆる形態の記録媒体に記録されて用いられてもよい。記録媒体としては、例えば、持ち運び可能な半導体メモリ(例えばUSBメモリ、メモリカード(登録商標)など)などが含まれる。
<DMC制御処理>
ここで、スマートフォン6の制御部64(CPU)が実行するDMC制御処理について、図7のフローチャートに沿って説明する。なお、本処理は、ユーザによるタッチパネル部65の操作によって、スマートフォン6をDMCとして機能させるためのプログラム(アプリケーション)が起動すると開始され、このアプリケーションがユーザによって閉じられるまで、繰り返し実行される。
まず、本処理が開始されると、S210では、制御部64のCPUは、予め設定された内部時計61の調整タイミングであるか否かを判断し、ここで肯定判断すると、S220に移行し、否定判断すると、S240に移行する。
S220では、基地局通信部68または無線LANアダプタ62aを介してインターネット網10に接続されたタイムサーバ8にアクセスし、タイムサーバ8から現在の標準時刻を示す標準時刻情報を取得する。その後、続くS230では、S220で取得した標準時刻情報に基づいて内部時計61を調整し、内部時計61の時刻をタイムサーバ8が刻む標準時刻に同期させて、S240に移行する。
S240では、タッチパネル部65を介して、ユーザが視聴したい録画番組を探すための一覧表示操作を入力したか否かを判断し、ここで肯定判断すると、S250に移行し、否定判断すると、S260に移行する。
S250では、S240で入力した一覧表示操作に応じて、HDD32に記憶されている録画番組のコンテンツ名の一覧を示すコンテンツリストの送信要求を、無線LANアダプタ62aを介してレコーダ3に送信する。すると、図8に示すように、レコーダ3から、番組タイトル、放送局、放送日、および録画時間などを録画番組毎に示すコンテンツリストがスマートフォン6に送信されるので、このコンテンツリストをタッチパネル部65に表示する。
続くS260では、タッチパネル部65を介して、ユーザが視聴したい録画番組を決定するビデオ視聴操作(以下「番組決定操作」という)を入力したか否かを判断し、ここで肯定判断すると、S270に移行し、否定判断すると、S280に移行する。
S270では、S260で入力した番組決定操作に基づいて、ユーザが視聴したい録画番組を再生するための指令情報(以下「再生指令情報」という)を生成し、この再生指令情報を、近距離無線通信部62bまたは無線LANアダプタ62aを介してSTB4に送信する。すると、図8に示すように、STB4がこの再生指令情報をレコーダ3に転送することにより、レコーダ3から、録画番組データがSTB4およびスマートフォン6に送信されるので、この録画番組データに基づく画像(映像)および音声をタッチパネル部65に表示する。また、STB4が行うコンテンツ転送処理によって、TV2からも同じ録画番組データに基づく画像(映像)および音声が出力される。なお、指令情報には、ユーザによるタッチパネル部65の操作によって、録画番組の送信元としてレコーダ3、録画番組の送信先としてSTB4およびスマートフォン6が予め指定されているものとする。
続くS280では、タッチパネル部65を介して、ユーザによる録画番組の早送りや巻き戻し、スキップ、N(N>1)倍速再生(音声付き早見再生)、一時停止、停止といったビデオ視聴操作(以下「番組遠隔操作」という)を入力したか否かを判断し、ここで肯定判断すると、S290に移行し、否定判断すると、S300に移行する。
S290では、S280で入力した番組遠隔操作に対応するレコーダ制御を実施させるための指令情報(以下「制御指令情報」という)を生成し、この制御指令情報を、近距離無線通信部62bまたは無線LANアダプタ62aを介してSTB4に送信する。すると、図8に示すように、STB4がこの制御指令情報をレコーダ3に転送することにより、レコーダ3から、番組遠隔操作を反映した録画番組データがSTB4およびスマートフォン6に送信されるので、この録画番組データに基づく画像(映像)および音声をタッチパネル部65に表示する。また、STB4が行うコンテンツ転送処理によって、TV2からも同じ録画番組データに基づく画像(映像)および音声が出力される。
続くS300では、S260およびS280の少なくとも一方で入力したビデオ視聴操作がなされた日時を示す日時情報96、そのビデオ視聴操作の種別を示す操作情報95、そのビデオ視聴の操作時点における再生中の録画番組のタイムコード、および再生中の録画番組を特定するための録画番組情報94を含むビデオ視聴ログデータを生成して、S310に移行する。なお、日時情報96は、S260やS280でビデオ視聴操作が入力される毎に、その入力タイミングを、タイムサーバ8に同期した内部時計61から取得しているものとする。また、図示を省略するが、S260およびS280のいずれでもビデオ視聴操作が入力されなかった場合には、S300は省略されることになる。
S310では、S300で生成されたビデオ視聴ログデータに、スマートフォン6の所有者を識別するためのSP識別情報を付加し、SP識別情報を含むビデオ視聴ログデータを、基地局通信部68または無線LANアダプタ62aを介してインターネット網10に接続された管理サーバ9に送信し、S210に戻る。但し、S310では、S300でビデオ視聴ログデータを生成する毎に送信する必要はなく、複数のビデオ視聴ログデータを、所定の送信タイミングで送信するようになっている。
なお、S260〜S310の処理を行う制御部64(CPU)がログデータ送信手段の一例に相当する。
<効果>
以上説明したように、本実施形態のホームネットワークシステム1aでは、DMP機能が内蔵されていないTV2のHDMI入力端子25に接続されたSTB4が、レコーダ3からLANを介して送信される録画番組データをTV2に転送することにより、レコーダ3に記憶されている録画番組をTV2から出力させる。
よって、STB4を構成に加入することにより、DMP機能が内蔵されたTVを新たに購入することなく、既存の構成を利用して容易にホームネットワークシステム1aを構築することができる。また、TV2がレコーダ3にLANを介して接続不可な構成であっても、レコーダ3に記憶されている録画番組を、STB4を経由してTV2から出力することができる。
また、本実施形態のホームネットワークシステム1aでは、スマートフォン6が、ユーザによるビデオ視聴操作に応じた録画番組データをSTB4およびスマートフォン6へ送信させるための指令情報(再生指令情報、制御指令情報)を生成し、その指令情報をSTB4経由でレコーダ3に送信する。
よって、スマートフォン6を構成に加入することにより、ビデオ視聴操作を遠隔的に行うことができるため、ユーザにとって利便性が増すことになる。また、レコーダ3に記憶されている録画番組をスマートフォン6からも出力させることにより、スマートフォン6に表示された録画番組を見ながら、各種のビデオ視聴操作を行うことができるため、ユーザにとって利便性がさらに増すことになる。
また、本実施形態のホームネットワークシステム1aでは、スマートフォン6が、ユーザによるビデオ視聴操作を受け付けると、その操作に応じた録画番組を特定するためのビデオ視聴ログデータを管理サーバ9に送信し、STB4が、ユーザによるTV視聴操作を受け付けると、TV2に選局させたTV番組を特定するためのTV視聴ログデータを管理サーバ9に送信する。
よって、管理サーバ9が、各家庭のホームネットワークシステム1aから送られてくる視聴ログデータ(ビデオ視聴ログデータ、TV視聴ログデータ)を基に、録画番組やTV番組(リアルタイム)の視聴率調査を好適に行うことができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態のホームネットワークシステム1aでは、STB4が、レコーダ3からLANを介して送信される録画番組データをTV2に転送しているが、これに限定されるものではなく、TV2がLANに接続可能な構成である場合、レコーダ3からLANを介してTV2に送信される録画番組データを出力するようにTV2に対して制御(デジタル出力制御)を行ってもよい。また、STB4が行うデジタル出力制御では、録画番組データに限らず、写真や音楽等の各種のデジタルコンテンツをTV2から出力させてもよい。なお、上記実施形態では、コンテンツ出力装置としてTV2を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えばコンテンツ出力装置としてAVアンプ付きスピーカから音声を出力させてもよい。
また、上記実施形態のホームネットワークシステム1aでは、スマートフォン6が、指令情報(再生指令情報、制御指令情報)をSTB4経由でレコーダ3に送信しているが、これに限定されるものではなく、指令情報(再生指令情報、制御指令情報)を、無線LANを介して(STB4を経由させずに)直接レコーダ3に送信してもよい。
また、上記実施形態のホームネットワークシステム1aでは、STB4が、TV視聴ログデータを管理サーバ9に送信しているが、これに限定されるものではなく、スマートフォン6が、ユーザによるTV視聴操作の内容を示す情報を赤外線コードとして出力する際に、そのTV視聴操作に応じたTV番組を特定するためのTV視聴ログデータを管理サーバ9に送信してもよい。この場合、スマートフォン6が、前述したSP識別情報を付加したTV視聴ログデータを管理サーバ9に送信することにより、管理サーバ9は、録画番組だけでなく、リアルタイムに視聴されたTV番組やCM毎に視聴者の年齢層や性別を特定することができるため、TV番組に関するより詳細な視聴率調査を行うことが可能となる。
また、上記実施形態のホームネットワークシステム1aでは、STB4が、給電部48を備え、USB端子27を介してTV2から電源の供給を受けるように構成されているが、これに限定されるものではなく、家庭内のコンセントに接続されて電源の供給を受ける構成でもよい。
1…視聴率調査システム、1a…ホームネットワークシステム、2…TV、3…レコーダ、4…DTB、5…TV用リモコン、6…スマートフォン、7…無線ルータ、8…タイムサーバ、9…管理サーバ、10…インターネット網、25…HDMI入力端子。

Claims (10)

  1. ユーザが視聴するための映像および音声のうち少なくとも一方のデータを含むデジタルコンテンツを記録するデジタルメディアサーバと、
    ディスプレイおよびスピーカのうち少なくとも一方を介して前記デジタルコンテンツを出力可能なコンテンツ出力装置と、
    前記コンテンツ出力装置のデジタル入力端子に接続されるとともに、前記デジタルメディアサーバに家庭内のローカルエリアネットワークであるホームネットワークを介して接続され、該デジタルメディアサーバから該ホームネットワークを介して送信される前記デジタルコンテンツの前記コンテンツ出力装置への出力制御を前記デジタル入力端子を介して行うコンテンツ中継装置と、
    を備えることを特徴とするホームネットワークのコンテンツ再生制御システム。
  2. 前記コンテンツ中継装置が行う出力制御では、前記デジタルメディアサーバから前記ホームネットワークを介して当該コンテンツ中継装置へ送信される前記デジタルコンテンツを、前記デジタル入力端子を介して前記コンテンツ出力装置に転送することを特徴とする請求項1に記載のホームネットワークのコンテンツ再生制御システム。
  3. 前記デジタルメディアサーバに記録されているデジタルコンテンツのうち、前記ユーザによる視聴操作に応じた視聴コンテンツを、前記デジタルメディアサーバから予め指定された1ないし複数の装置へ送信させるための指令情報を生成し、該指令情報を無線送信するデジタルメディアコントロール装置を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のホームネットワークのコンテンツ再生制御システム。
  4. 前記デジタルメディアコントロール装置は、前記デジタルメディアサーバから前記ホームネットワークを介して当該デジタルメディアコントロール装置へ送信される前記デジタルコンテンツを、ディスプレイおよびスピーカのうち少なくとも一方を介して出力可能に構成されていることを特徴とする請求項3に記載のホームネットワークのコンテンツ再生制御システム。
  5. 前記デジタルメディアコントロール装置は、前記指令情報を前記コンテンツ中継装置に無線送信し、
    前記コンテンツ中継装置は、前記デジタルメディアコントロール装置から受信した指令情報を、前記ホームネットワークを介して前記デジタルメディアサーバに転送することを特徴とする請求項3または請求項4に記載のホームネットワークのコンテンツ再生制御システム。
  6. 前記ホームネットワークは、インターネット網に接続されており、
    前記デジタルメディアコントロール装置は、前記ユーザによる視聴操作を受け付けると、該視聴操作に応じた前記視聴コンテンツを特定するための視聴ログデータを、前記ホームネットワークを介してインターネット網に接続されたデータベースに送信するログデータ送信手段を有することを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか1項に記載のホームネットワークのコンテンツ再生制御システム。
  7. 前記デジタルメディアコントロール装置は、スマートフォンであり、
    前記視聴ログデータには、前記スマートフォンの所有者を識別するための識別情報が含まれていることを特徴とする請求項6に記載のホームネットワークのコンテンツ再生制御システム。
  8. 前記視聴ログデータには、前記視聴操作の種別を示す操作情報とその操作時点における前記視聴コンテンツのタイムコードとが付加されていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載のホームネットワークのコンテンツ再生制御システム。
  9. 前記視聴ログデータには、前記視聴操作がなされた日時を示す日時情報が含まれていることを特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれか1項に記載のホームネットワークのコンテンツ再生制御システム。
  10. 請求項3ないし請求項5のいずれか1項に記載の前記デジタルメディアコントロール装置を、請求項6に記載の前記ログデータ送信手段として機能させるためのプログラム。
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