JP2014207199A - 発光素子および発光素子の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】有機機能層の材料である有機材料の溶液が所定の領域の外側に漏れ出てしまうことを抑制することが可能な発光素子および発光素子の製造方法を提供する。
【解決手段】発光素子100は、発光層を含む有機機能層140と、平面視における有機機能層140の周囲を囲む壁状の絶縁膜180と、を有する。絶縁膜180の上面181の少なくとも一部に凹凸形状182が形成されている。有機機能層140が絶縁膜180における有機機能層140側の側壁に接している。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光素子および発光素子の製造方法に関する。
発光素子の1つに有機発光層を有する発光素子、すなわち有機EL(Electro Luminescence)素子がある。この発光素子は、発光層を含む有機機能層を有している。
特許文献1には、絶縁膜(同文献のバンク)で囲まれる領域に液状材料を塗布することによって有機機能層(同文献の有機半導体層)を形成することが記載されている。
また、特許文献2の技術では、有機機能層(同文献の有機材料層)を塗布法により形成するに際し、有機材料の溶液の中央が表面張力により盛り上がった状態とする。同文献では、有機材料の溶液が塗布される領域は、バスラインと、陽極におけるバスライン上に形成された部分と、からなる側壁によって囲まれている。同文献の技術では、この側壁における外側の壁面をオーバーハング形状とする。これによって、有機材料の溶液が上記領域の外側に漏れ出てしまうことを濡れピン止め効果により抑制する。
なお、特許文献3には、陽極の表面に規則的な凹部または凸部を形成することによって、この規則的な凹部または凸部に沿って有機化合物を含む層の分子を配列させる旨の記載がある。
特許第4567092号公報 国際公開第2012/169070号 特開2004−342336号公報
本発明者は、特許文献2の技術とは異なる手法により、有機機能層の材料である有機材料の溶液が所定の領域の外側に漏れ出てしまうことを抑制することについて検討した。
本発明が解決しようとする課題としては、有機機能層の材料である有機材料の溶液が所定の領域の外側に漏れ出てしまうことを抑制することが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、発光層を含む有機機能層と、
平面視における前記有機機能層の周囲を囲む壁状の絶縁膜と、
を有し、
前記絶縁膜の上面の少なくとも一部に凹凸形状が形成され、
前記有機機能層が前記絶縁膜における前記有機機能層側の側壁に接している発光素子である。
請求項7に記載の発明は、平面視における所定の領域の周囲を囲む壁状の絶縁膜を形成する工程と、
前記所定の領域に液状の有機材料を塗布することにより、発光層を含む有機機能層を形成する工程と、
を有し、
前記絶縁膜を形成する工程では、前記絶縁膜の上面の少なくとも一部を凹凸形状に形成し、
前記有機機能層を形成する工程では、前記有機機能層が、前記絶縁膜における前記有機機能層側の側壁に接するように、前記有機機能層を形成する発光素子の製造方法である。
図1(a)は実施形態に係る発光素子の平面図、図1(b)は図1(a)のA−A線に沿った断面図である。 図2(a)〜(c)は実施形態に係る発光素子の製造方法の一連の工程を示す断面図である。 図3(a)〜(c)は実施形態に係る発光素子の製造方法の一連の工程を示す断面図である。 図4(a)〜(c)は濡れピン止め効果を説明するための図である。 有機機能層の層構造の第1例を示す断面図である。 有機機能層の層構造の第2例を示す断面図である。 実施例1に係る発光素子の断面図である。 図8(a)〜(c)は実施例1に係る発光素子の製造方法の一連の工程を示す断面図である。 図9(a)〜(c)は実施例1に係る発光素子の製造方法の一連の工程を示す断面図である。 図10(a)は実施例2に係る発光素子の一部分を示す断面図、図10(b)は実施例3に係る発光素子の一部分を示す断面図である。
以下、実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1(a)は実施形態に係る発光素子100の平面図、図1(b)は図1(a)のA−A線に沿った断面図である。この発光素子100は、発光層を含む有機機能層140と、平面視における有機機能層140の周囲を囲む壁状の絶縁膜180と、を有する。絶縁膜180の上面181の少なくとも一部に凹凸形状182が形成されている。有機機能層140が絶縁膜180における有機機能層140側の側壁に接している。発光素子100は、例えばディスプレイ、照明装置、又は光通信装置の光源として用いることができる。
以下においては、説明を簡単にするため、発光素子の各構成要素の位置関係(上下関係等)が各図に示す関係であるものとして説明を行う。ただし、この説明における位置関係は、発光素子の使用時並びに製造時の位置関係とは無関係である。
発光素子100は、透光性基板110と、第1電極130と、有機機能層140と、第2電極150と、第3電極170と、絶縁膜180と、を有している。第1電極130は、透光性基板110の一方の面側(図1(b)において上側)に配置されている。有機機能層140は、第1電極130の一方の面側(図1(b)において上側)に配置されている。第2電極150は、有機機能層140の一方の面側(図1(b)において上側)に配置されている。第3電極170は、第1電極130の一方の面上に形成されている。絶縁膜180は、第3電極170を覆うように形成されている。
透光性基板110は、ガラスや樹脂などの透光性を有する材料からなる板状部材である。なお、透光性基板110は、透光性のフィルムであっても良い。例えば、透光性基板110における有機機能層140側とは反対側の面(図1(b)における下面)は、光取り出し面となっている。この光取り出し面は、光放出空間を充たす空気(屈折率1)と接している。なお、図1(b)における透光性基板110の下面に光取り出しフィルムが設けられ、この光取り出しフィルムの下面が光取り出し面を構成していても良い。
第1電極130は、例えばITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)などの金属酸化物導電体からなる透明電極である。第1電極130は、有機機能層140と透光性基板110との間に配置されている。
第2電極150は、有機機能層140を間に挟んで第1電極130と対向している。第2電極150は、例えば、Ag、Au、Alなどの金属層からなる反射電極である。第2電極150は、有機機能層140から第2電極150側に向かう光を、透光性基板110側に向けて反射する。ただし、第2電極150を光が透過する程度に薄い金属薄膜とし、第2電極150よりも上層に光反射層(図示略)を設けても良い。
第1電極130と第2電極150とのうちの何れか一方が陽極で、何れか他方が陰極である。
例えば、透光性基板110の一方の面(図1(b)における上面)と第1電極130の他方の面(図1(b)における下面)とが相互に接している。また、第1電極130の一方の面(図1(b)における上面)と有機機能層140の他方の面(図1(b)における下面)とが相互に接している。また、有機機能層140の一方の面(図1(b)における上面)と第2電極150の一方の面(図1(b)における下面)とが相互に接している。ただし、透光性基板110と第1電極130との間には他の層が存在していても良い。同様に、第1電極130と有機機能層140との間には他の層が存在していても良い。同様に、有機機能層140と第2電極150との間には他の層が存在していても良い。
第3電極170は、例えば、平面視において、第1電極130の周縁部に沿って環状(例えば矩形の枠状)に形成されている。第3電極170は、第1電極130よりも低抵抗な材料により構成されている。第3電極170は、例えば、Ag等の金属材料を含有する。
第1電極130と第2電極150との間に電圧が印加されることにより、有機機能層140の発光層が発光する。透光性基板110、第1電極130及び有機機能層140は、いずれも、有機機能層140の発光層が発光した光の少なくとも一部を透過する。発光層が発光した光の一部は、透光性基板110の光取り出し面から、発光素子100の外部(つまり上記光放出空間)に放射される(取り出される)。
絶縁膜180は、第3電極170に沿って環状(例えば矩形の枠状)に形成されて、第3電極170を覆っている。絶縁膜180の上面181の少なくとも一部に凹凸形状182が形成されている。
凹凸形状182の大きさ(高さ)、すなわち凹凸形状182における凸部の頂部と凹部の底部との高低差は、例えば、0.2μm以上5μm以下である。凹凸形状182の大きさは、0.5μm以上3μ以下であることがより好ましい。
或いは、凹凸形状182の大きさは、絶縁膜180の膜厚の30%以上80%以下とすることができる。凹凸形状182の大きさは、絶縁膜180の膜厚の50%以上60%以下であることがより好ましい。
例えば、凹凸形状182における凸部の先端は、尖った形状となっている。すなわち、凹凸形状182における凸部は尖端を有する。
本実施形態の場合、例えば、絶縁膜180の上面181の全面に凹凸形状182が形成されている。また、平面視における有機機能層140の端140aが凹凸形状182の上に位置している。そして、絶縁膜180の上面181において、平面視において有機機能層140に隣接する部位には、凹凸形状182が形成されている。
ここで、有機機能層140、第1電極130および第2電極150が重なる領域を発光領域190と称することとする。絶縁膜180は、発光領域190の縁に配置されている。
また、本実施形態の場合、第3電極170の上面171の少なくとも一部に第2凹凸形状172が形成されている。そして、第2凹凸形状172が絶縁膜180に接しているとともに、第2凹凸形状172と凹凸形状182とが上下に重なっている。第2凹凸形状172は、第3電極170と絶縁膜180との界面に存在しており、絶縁膜180における第3電極170側の面は、第2凹凸形状172と噛み合う凹凸形状に形成されている。
第2凹凸形状172の大きさ(高さ)、すなわち第2凹凸形状172における凸部の頂部と凹部の底部との高低差は、例えば、0.2μm以上5μm以下である。第2凹凸形状172の大きさは、0.5μm以上3μ以下であることがより好ましい。
或いは、第2凹凸形状172の大きさは、第3電極170の膜厚の30%以上80%以下とすることができる。第2凹凸形状172の大きさは、第3電極170の膜厚の50%以上60%以下であることがより好ましい。
例えば、第2凹凸形状172における凸部の先端は、尖った形状となっている。すなわち、第2凹凸形状172における凸部は尖端を有する。
絶縁膜180の上面181の凹凸形状182により、詳細は後述するように、有機機能層140を液状の材料の塗布により形成する際に、この液状の材料が絶縁膜180の上面を越えて外部(絶縁膜180により囲まれた領域の外部)に漏れ出てしまうことを抑制することができる。
次に、本実施形態に係る発光素子の製造方法を説明する。
この製造方法は、以下の工程を備える。
1)平面視における所定の領域の周囲を囲む壁状の絶縁膜180を形成する工程
2)所定の領域に液状の有機材料(溶液14(図3(a)))を塗布することにより、発光層を含む有機機能層140を形成する工程
ここで、絶縁膜180を形成する工程では、絶縁膜180の上面181の少なくとも一部を凹凸形状182に形成する。また、有機機能層140を形成する工程では、有機機能層140が、絶縁膜180における有機機能層140側の側壁に接するように、有機機能層140を形成する。
以下、詳細に説明する。
図2(a)〜(c)および図3(a)〜(c)は実施形態に係る発光素子の製造方法の一連の工程を示す断面図である。
先ず、透光性基板110の上面に、スパッタ法によりITOまたはIZOなどの金属酸化物導電体からなる透光性の導電膜を成膜する。更に、この導電膜をパターニングして第1電極130を形成する(図2(a))。
次に、第1電極130の上面に第3電極170を形成する(図2(b))。ここで、本実施形態の場合、第3電極170の上面171は、第2凹凸形状172を有する。この場合、第3電極170は、以下に説明する第3電極の第1の形成方法、または第3電極の第2の形成方法により形成することができる。
<第3電極の第1の形成方法>
第3電極の第1の形成方法では、第3電極170を塗布法により形成する。すなわち、Agペースト等のペースト状の材料を塗布することにより第3電極170のパターンを形成する。
塗布の方法は、例えば、スクリーン版印刷、ディスペンサーによる塗布又はインクジェットによる塗布などである。
スクリーン版印刷により第3電極170を形成する場合、ペースト状の材料のチキソ性を高くする(例えば、チキソ係数を3以上とする)ことにより、スクリーン版のメッシュ痕が残るので、第3電極170の上面171に第2凹凸形状172を形成することができる。なお、スクリーン版のメッシュの開口の大きさを調節することによって、第2凹凸形状172における凸部の大きさを調節することができる。また、スクリーン版のメッシュの開口の間隔(ピッチ)を調節することによって、第2凹凸形状172における凸部どうしの間隔を調節することができる。
ディスペンサー又はインクジェットによる塗布によって第3電極170を形成する場合は、インク(第3電極170の材料)が含有する金属粒子の粒径を大きめ(例えばサブμm以上数μm以下)とすることにより、第3電極170の上面171にランダムな形状の第2凹凸形状172を形成することができる。
<第3電極の第2の形成方法>
第3電極の第2の形成方法では、先ず、スクリーン版印刷によって、金属を含有する感光性のペーストの膜を全面に形成する。このペーストは、例えば、感光性のAgペースト等である。次に、このペーストの膜を露光及び現像することによって、感光した部分のペーストを所望の形状のパターンとして残留させ、第3電極170とする。例えば、フォトマスクとしてハーフトーンマスクを用いるなどにより、パターン内で露光量分布が存在するよう(例えば、パターン内においてハーフトーンマスクの遮光部と対応する部位の露光量が、完全な露光に必要な露光量の50%以下となるよう)に露光する。これにより、部分的に光による重合不足状態となるようにしてペーストの膜を現像することができるので、現像後に残留する第3電極170の上面171が荒れて第2凹凸形状172となる。
上記の第3電極の第1の形成方法、または第3電極の第2の形成方法の後、焼成により第3電極170を硬化させる。
次に、第3電極170を覆う絶縁膜180を形成する。本実施形態の場合、以下に説明する絶縁膜の第1の形成方法、絶縁膜の第2の形成方法、絶縁膜の第3の形成方法の何れかの方法により絶縁膜180を形成することによって、絶縁膜180の上面181に凹凸形状182を形成することができる。
<絶縁膜の第1の形成方法>
絶縁膜の第1の形成方法では、スクリーン版印刷により絶縁膜180を形成する。すなわち、ペースト状の絶縁材料をスクリーン版印刷することにより絶縁膜180のパターンを形成する。
ペースト状の絶縁材料のチキソ性を高くする(例えば、チキソ係数を1.5以上とする)ことにより、スクリーン版のメッシュ痕が残るので、絶縁膜180の上面181を凹凸形状182にすることができる。なお、スクリーン版のメッシュの開口の大きさを調節することによって、凹凸形状182における凸部の大きさを調節することができる。また、スクリーン版のメッシュの開口の間隔(ピッチ)を調節することによって、凹凸形状182における凸部どうしの間隔を調節することができる。
なお、ペースト状の絶縁材料にフィラー(固形分)を含有させることによって、凹凸形状182を形成しても良い。
<絶縁膜の第2の形成方法>
絶縁膜の第1の形成方法では、先ず、スクリーン版印刷によって、感光性の絶縁材料からなるペーストの膜を全面に形成する。次に、このペーストの膜を露光及び現像することによって、感光した部分のペーストを所望の形状のパターンとして残留させ、絶縁膜180とする。例えば、フォトマスクとしてハーフトーンマスクを用いるなどにより、パターン内で露光量分布が存在するよう(例えば、パターン内においてハーフトーンマスクの遮光部と対応する部位の露光量が、完全な露光に必要な露光量の50%以下となるよう)に露光する。これにより、部分的に光による重合不足状態となるようにしてペーストの膜を現像することができるので、現像後に残留する絶縁膜180の上面181が荒れて凹凸形状182となる。なお、ペースト状の絶縁材料にフィラー(固形分)を含有させることによって、凹凸形状182を形成しても良い。
<絶縁膜の第3の形成方法>
絶縁膜の第3の形成方法では、透光性基板110における第1電極130および第3電極170が形成された側の面と対向する位置(つまり図2(a)における透光性基板110の上方)にマスク(図示略)を配置する。そして、このマスクを介してスパッタリング又は蒸着によって所望のパターン形状の絶縁膜180を形成する。この場合、絶縁膜180の下地が平坦であれば、絶縁膜180の上面181もフラットになる。ただし、本実施形態の場合、絶縁膜180の下地の少なくとも一部を構成する第3電極170の上面171に第2凹凸形状172が形成されている。このため、絶縁膜180の上面181は、第2凹凸形状172の形状を反映した凹凸形状182となる。
したがって、絶縁膜180の凹凸形状182は、第3電極170の第2凹凸形状172を反映したもの、スクリーン版のメッシュ痕(ペーストの粘性(チキソ性)を高くすることにより形成される)、又は、ペースト中のフィラーの形状を反映したもの、などとすることができる。
なお、絶縁膜180は、環状(例えば矩形枠状)の壁状に形成される。
次に、有機機能層140を形成する。
このためには、先ず、絶縁膜180により囲まれた領域(所定の領域)に有機材料の溶液14を塗布(滴下)する(図3(a))。
ここで、例えば、溶液14の中央が表面張力により絶縁膜180の上面181よりも上側に盛り上がった状態とする。
有機機能層140の面内均一性を向上するためには、溶液14の粘度をある程度以下に設定する方が好ましい。しかし、溶液14の粘度を下げると有機機能層140の必要な膜厚を得るための溶液14の量が多くなるとともに、溶液14が所定の領域から溢れやすくなる。
このような事情に対し、本実施形態では、絶縁膜180の上面の少なくとも一部に凹凸形状182が形成されているので、いわゆる濡れピン止め効果(単にピン止め効果ともいう)によって、溶液14が絶縁膜180により囲まれた領域から漏れ出てしまうことを抑制することができる。つまり、凹凸形状182によって、溶液14を堰き止めることができる。
図4(a)〜(b)は濡れピン止め効果について説明するための図である。図4(a)に示すように、屈曲角αの角部を有する部材15の表面に滴下された溶液14の平衡接触角をθとした場合に、図4(b)に示すように、接触角がθ+αになるまでは溶液14はその角部を通過することができない。それは図4(c)に示すように溶液14が角部を通過した先の斜面では接触角はθよりも小さくなるからである。すなわち、溶液14の接触角はθからθ+αまでの範囲となる。屈曲角αが大きくなるほど撥液性が高くなることを、濡れピン止め効果という。
上記のように有機材料の溶液14を塗布(滴下)した後、溶液14が乾燥することによって、有機機能層140が形成される(図3(b))。なお、有機機能層140は、2層以上の層により構成されていても良い。この場合、溶液14の滴下と乾燥とを交互に複数回繰り返すことにより有機機能層140を形成することができる。この場合、溶液14の種類は、順次変更しても良いし、同じ種類の溶液14を用いても良い。
上記のように、濡れピン止め効果によって溶液14が堰き止められるため、例えば、平面視における有機機能層140の端140aが凹凸形状182の上に位置することとなる。
次に、有機機能層140上および絶縁膜180上に、マスクを用いた蒸着法などによりAg、Au、Al等の金属材料を所望のパターンに堆積させて、第2電極150を形成する(図3(c))。
なお、第2電極150上には必要に応じて封止層を形成しても良い。
次に、有機機能層140の層構造の例について説明する。
図5は有機機能層140の層構造の第1例を示す断面図である。この有機機能層140は、正孔注入層141、正孔輸送層142、発光層143、電子輸送層144、及び電子注入層145をこの順に積層した構造を有している。すなわち有機機能層140は、有機エレクトロルミネッセンス発光層である。なお、正孔注入層141及び正孔輸送層142の代わりに、これら2つの層の機能を有する一つの層を設けてもよい。同様に、電子輸送層144及び電子注入層145の代わりに、これら2つの層の機能を有する一つの層を設けてもよい。
この例において、発光層143は、例えば赤色の光を発光する層、青色の光を発光する層又は緑色の光を発光する層である。
なお、発光層143は、複数の色を発光するための材料を混ぜることにより、白色等の単一の発光色で発光するように構成されていても良い。
図6は有機機能層140の層構造の第2例を示す断面図である。この有機機能層140の発光層143は、発光層143a、143b、143cをこの順に積層した構成を有している。発光層143a、143b、143cは、互いに異なる色の光(例えば赤、緑、及び青)を発光する。そして発光層143a、143b、143cが同時に発光することにより、発光素子は白色等の単一の発光色で発光する。
以上、本実施形態によれば、発光素子100は、発光層を含む有機機能層140と、平面視における有機機能層140の周囲を囲む壁状の絶縁膜180と、を有する。そして、絶縁膜180の上面181の少なくとも一部に凹凸形状182が形成され、有機機能層140が絶縁膜180における有機機能層140側の側壁に接している。よって、凹凸形状182が濡れピン止め効果を発揮することができるので、有機機能層140を形成するための有機材料の溶液14が、絶縁膜180により囲まれた所定の領域の外側に漏れ出てしまうことを抑制することができる。なお、溶液14が絶縁膜180により囲まれた領域の外側に漏れ出てしまうことを抑制するための技術として、絶縁膜180に撥液処理を施す技術があるが、本実施形態では、絶縁膜180に撥液処理を施さなくても良くなる。
また、絶縁膜180の上面181が平坦な場合と比べて、絶縁膜180と第2電極150との接触面積が増加するので、第2電極150と絶縁膜180との密着性(接合強度)が向上している。すなわち、第2電極150が絶縁膜180の凹凸形状182に対してアンカー効果によって密着している。
また、凹凸形状182における凸部の先端が尖った形状となっている。すなわち、凹凸形状182における凸部は尖端を有する。これにより、上記の屈曲角α(図4(a)〜(c))をより大きくすることができるので、特許文献2の場合と比べてより優れた濡れピン止め効果が期待できる。
また、絶縁膜180の上面181において、少なくとも、平面視において有機機能層140に隣接する部位に、凹凸形状182が形成されている。これにより、絶縁膜180の上側を覆わないような必要最小限の適切な領域にのみ有機機能層140が形成された構造とすることができる。
また、絶縁膜180の上面181の全面に凹凸形状182が形成されているので、例えば、上述した絶縁膜の第1の形成方法または絶縁膜の第2の形成方法によって容易に凹凸形状182を形成することができる。
また、平面視における有機機能層140の端140aが凹凸形状182の上に位置している。つまり、発光素子100は、有機機能層140を形成するための有機材料の溶液14を、凹凸形状182により堰き止めることによって、発光領域190内の何れの領域でも十分な有機機能層140の膜厚を得ることができ、発光輝度が向上する。
また、発光素子100は、有機機能層140の一方の面側に配置された第1電極130と、有機機能層140の他方の面側に配置された第2電極150と、を更に有し、絶縁膜180は、有機機能層140、第1電極130、及び第2電極150が重なる領域である発光領域190の縁に配置されている。よって、発光領域190内に余計な構造物が設けられていないため発光輝度が向上する。
また、発光素子100は、第1電極130よりも低抵抗で、第1電極130に接するように配置された第3電極170を更に有し、第3電極170の上面171の少なくとも一部に第2凹凸形状172が形成されている。そして、第2凹凸形状172が絶縁膜180に接しているとともに、第2凹凸形状172と凹凸形状182とが上下に重なっている。つまり、凹凸形状182は、第2凹凸形状172の形状を反映することにより凹凸に形成されたものであるか、又は、第3電極170の上面171の形状にかかわらず凹凸に形成されたものである。
なお、第3電極170の上面171が平坦な場合と比べて、第3電極170と絶縁膜180との接触面積が増加するので、絶縁膜180と第3電極170との密着性(接合強度)が向上している。すなわち、絶縁膜180が第3電極170の第2凹凸形状172に対してアンカー効果によって密着している。
また、本実施形態に係る発光素子の製造方法は、平面視における所定の領域の周囲を囲む壁状の絶縁膜180を形成する工程と、所定の領域に液状の有機材料(溶液14)を塗布することにより、発光層を含む有機機能層140を形成する工程と、を有する。絶縁膜180を形成する工程では、絶縁膜180の上面181の少なくとも一部を凹凸形状182に形成する。有機機能層140を形成する工程では、有機機能層140が、絶縁膜180における有機機能層140側の側壁に接するように、有機機能層140を形成する。よって、凹凸形状182が濡れピン止め効果を発揮することができるので、有機機能層140を形成するための有機材料の溶液14が、絶縁膜180により囲まれた所定の領域の外側に漏れ出てしまうことを抑制することができる。また、絶縁膜180に撥液処理を施さなくても良くなる。更に、絶縁膜180の上面が平坦な場合と比べて、第2電極150と絶縁膜180との密着性(接合強度)を向上することができる。
また、絶縁膜180を形成する工程では、例えば、スクリーン版印刷により絶縁膜180を形成することによって、容易に凹凸形状182を形成することができる。つまり、絶縁膜180を構成するペースト状の絶縁材料のチキソ性を適切に設定したり、ペースト状の絶縁材料にフィラーを含有させたりすることによって、容易に凹凸形状182を形成することができる。
あるいは、絶縁膜180を形成する工程では、スクリーン版印刷により感光性の膜を形成し、当該膜を露光及び現像することによって絶縁膜180を形成する。これにより、容易に凹凸形状182を形成することができる。つまり、露光量を適切に設定して感光性の絶縁材料を適度に重合不足の状態にしたり、ペースト状の感光性の絶縁材料にフィラーを含有させたりすることによって、容易に凹凸形状182を形成することができる。
あるいは、本実施形態に係る発光素子の製造方法は、有機機能層140の一方の面側に第1電極130を形成する工程と、有機機能層140の他方の面側に第2電極150を形成する工程と、第1電極130よりも低抵抗で第1電極130に接する第3電極170を形成する工程と、を更に有する。そして、第3電極170を形成する工程では、第3電極170を塗布法により形成し、絶縁膜180を形成する工程では、第3電極170を覆うように絶縁膜180を形成する。第3電極170を塗布法により形成することによって、第3電極170の上面171の少なくとも一部に第2凹凸形状172を容易に形成することができる。すなわち、上記のように、Agペースト等のペースト状の材料のチキソ性を適切に設定することにより、メッシュ痕が第3電極170の上面171に残るようにすることができる。
あるいは、本実施形態に係る発光素子の製造方法は、有機機能層140の一方の面側に第1電極130を形成する工程と、有機機能層140の他方の面側に第2電極150を形成する工程と、第1電極130よりも低抵抗で第1電極130に接する第3電極170を形成する工程と、を更に有する。そして、第3電極170を形成する工程では、スクリーン版印刷により、金属を含有する感光性のペーストの膜を形成し、当該膜を露光及び現像することによって第3電極170を形成する。絶縁膜180を形成する工程では、第3電極170を覆うように絶縁膜180を形成する。金属を含有する感光性のペーストの膜の露光量を適切に設定することにより、感光性のペーストの膜を適度に重合不足の状態にすることができる。その状態で現像を行うことにより、その膜の上面を荒れさせて、現像後に残留する第3電極170の上面171を第2凹凸形状172とすることができる。
(実施例1)
図7は本実施例に係る発光素子100の断面図である。本実施例に係る発光素子は、以下に説明する点で、上記の実施形態に係る発光素子100と相違し、その他の点では、上記の実施形態に係る発光素子100と同様に構成されている。
本実施例の場合、第3電極170の上面171が平坦である。このため、第3電極170の上面171の形状を反映させることにより絶縁膜180の上面181を凹凸形状182にすることはできない。よって、第3電極170の上面171の形状にかかわらず絶縁膜180の上面181に凹凸形状182を形成することができる方法により絶縁膜180を形成する。
以下、本実施例に係る発光素子の製造方法を説明する。図8(a)〜(c)および図9(a)〜(c)は本実施例に係る発光素子の製造方法の一連の工程を示す断面図である。
先ず、透光性基板110の上面に、スパッタ法によりITOまたはIZOなどの金属酸化物導電体からなる透光性の導電膜を成膜し、この導電膜をパターニングして第1電極130を形成する(図8(a))。
次に、第1電極130の上面に第3電極170を形成する(図8(b))。ここで、本実施形態の場合、第3電極170の上面181は、平坦であり、凹凸形状182(図1)とはなっていない。この場合、透光性基板110における第1電極130が形成された側の面と対向する位置(図8(a)における透光性基板110の上方)にマスク(図示略)を配置し、このマスクを介してAg等の金属をスパッタリング又は蒸着することによって所望のパターン形状の第3電極170を形成する。
次に、第3電極170を覆う絶縁膜180を形成する。本実施例の場合、上記の絶縁膜の第1の形成方法、または絶縁膜の第2の形成方法によって絶縁膜180を形成する。これにより、第3電極170の上面171の形状にかかわらず絶縁膜180の上面181に凹凸形状182を形成することができる(図8(c))。
次に、上記の実施形態と同様に有機機能層140を形成する。本実施例の場合も、絶縁膜180により囲まれた領域(所定の領域)に有機材料の溶液14を塗布(滴下)した際に、凹凸形状182によって、溶液14を堰き止めることができる(図9(a))。その後、溶液14が乾燥することによって、有機機能層140が形成される(図9(b))。
次に、上記の実施形態と同様に第2電極150を形成する(図9(c))。第2電極150上には必要に応じて封止層を形成しても良い。
本実施例によっても、上記の実施形態と同様の効果が得られる。
(実施例2)
図10(a)は実施例2に係る発光素子100の一部分を示す断面図である。本実施例に係る発光素子100は、以下に説明する点で、上記の実施形態に係る発光素子100と相違し、その他の点では、上記の実施形態に係る発光素子100と同様に構成されている。
上記の実施形態では、絶縁膜180の上面181の全面が凹凸形状182となっている例を説明したが、本実施例の場合、絶縁膜180の上面181の一部分に凹凸形状182が形成されている。この場合も、凹凸形状182の濡れピン止め効果によって溶液14が堰き止められるため、平面視における有機機能層140の端140aが凹凸形状182の上に位置することとなる。本実施例によっても、上記の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、本実施例では、第3電極170が実施形態と同様に第2凹凸形状172を有する例を示したが、実施例1と同様に、第3電極170の上面171が平坦であっても良い。
(実施例3)
図10(b)は実施例3に係る発光素子100の一部分を示す断面図である。本実施例に係る発光素子100は、以下に説明する点で、上記の実施例1に係る発光素子100と相違し、その他の点では、上記の実施例1に係る発光素子100と同様に構成されている。
上記の実施例1では、絶縁膜180の上面181の全面が凹凸形状182となっている例を説明したが、本実施例の場合、絶縁膜180の上面181の一部分、特に、平面視において有機機能層140に隣接する部位に、凹凸形状182が形成されている。この場合も、凹凸形状182の濡れピン止め効果によって溶液14が堰き止められるため、平面視における有機機能層140の端140aが凹凸形状182の上に位置することとなる。本実施例によっても、上記の実施例1と同様の効果が得られる。
なお、本実施例では、第3電極170の上面171が実施例1と同様に平坦である例を示したが、実施形態と同様に、第3電極170の上面171が凹凸形状182を有していても良い。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
例えば、上記においては、絶縁膜180が透光性基板110の周縁部に沿って環状(枠状)に形成されている例を示した。ただし、絶縁膜180は、透光性基板110の周縁部だけでなく、平面視において当該周縁部よりも内側にも配置されていて、有機機能層140を複数の領域に仕切っていても良い。そして、絶縁膜180において有機機能層140を複数の領域に仕切る部分の上面181にも凹凸形状181が形成されていても良い。この場合、絶縁膜180によって、仕切られた複数の領域の各々に液14を塗布(滴下)した際に、各領域の液14が外部に漏れ出てしまうことを濡れピン止め効果により抑制することができる。
14 溶液
100 発光素子
130 第1電極
140 有機機能層
140a 有機機能層の端
150 第2電極
170 第3電極
171 上面
172 凹凸形状
180 絶縁膜
181 上面
182 凹凸形状
190 発光領域

Claims (7)

  1. 発光層を含む有機機能層と、
    平面視における前記有機機能層の周囲を囲む壁状の絶縁膜と、
    を有し、
    前記絶縁膜の上面の少なくとも一部に凹凸形状が形成され、
    前記有機機能層が前記絶縁膜における前記有機機能層側の側壁に接している発光素子。
  2. 前記絶縁膜の上面において、少なくとも、平面視において前記有機機能層に隣接する部位に、前記凹凸形状が形成されている請求項1に記載の発光素子。
  3. 前記絶縁膜の上面の全面に前記凹凸形状が形成されている請求項1に記載の発光素子。
  4. 平面視における前記有機機能層の端が前記凹凸形状の上に位置している請求項1〜3の何れか一項に記載の発光素子。
  5. 前記有機機能層の一方の面側に配置された第1電極と、
    前記有機機能層の他方の面側に配置された第2電極と、
    を更に有し、
    前記絶縁膜は、前記有機機能層、前記第1電極、及び前記第2電極が重なる領域である発光領域の縁に配置されている請求項1〜4の何れか一項に記載の発光素子。
  6. 前記第1電極よりも低抵抗で、前記第1電極に接するように配置された第3電極を更に有し、
    前記第3電極の上面の少なくとも一部に第2凹凸形状が形成され、
    前記第2凹凸形状が前記絶縁膜に接しているとともに、前記第2凹凸形状と前記凹凸形状とが上下に重なっている請求項5に記載の発光素子。
  7. 平面視における所定の領域の周囲を囲む壁状の絶縁膜を形成する工程と、
    前記所定の領域に液状の有機材料を塗布することにより、発光層を含む有機機能層を形成する工程と、
    を有し、
    前記絶縁膜を形成する工程では、前記絶縁膜の上面の少なくとも一部を凹凸形状に形成し、
    前記有機機能層を形成する工程では、前記有機機能層が、前記絶縁膜における前記有機機能層側の側壁に接するように、前記有機機能層を形成する発光素子の製造方法。
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