JP2014206444A - センサ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】グランドラインの異常を確実に検出することが可能なセンサ装置を提供する。【解決手段】計測する物理量に応じた電圧信号であるセンサ信号を出力するセンサ部2と、センサ信号を伝送する信号ライン3と電源ライン4とグランドライン5とを介してセンサ部2と接続され、センサ信号を基に物理量を検出する制御部6と、グランドライン5の診断を行う診断部7と、を備え、診断部7は、グランドライン5の診断時に、電源ライン4に印加される電源電圧以上の電圧を、グランドライン5に印加するグランド電圧切替手段9と、グランド電圧切替手段9によりグランドライン5に電源電圧以上の電圧を印加したときのセンサ信号の電圧が、予め設定した閾値電圧以下であるときに、グランドライン5に異常があると判定する異常判定部10と、を備えている。【選択図】図1
Description
本発明は、センサ装置に関するものである。
エンジン制御装置等に用いられるセンサ装置として、従来より、図3に示すものが知られている。
図3に示すように、従来のセンサ装置31は、検出する物理量に応じた電圧のセンサ信号を出力するセンサ部32と、センサ信号を伝送する信号ライン33と電源ライン34とグランドライン35とを介してセンサ部32と接続され、センサ信号を基に物理量を検出する制御部36と、センサ部32の故障や各ライン33,34,35の断線等の異常を診断する診断部37と、を備えている。
センサ装置31では、制御部36と診断部37は、エンジンコントロールユニット(以下、ECUという)38に搭載されている。ECU38とセンサ部32とは、信号ライン33となる信号線、電源ライン34となる電源線、グランドライン35となるグランド線の合計3本の電線を備えたハーネス(図示せず)により接続されている。
診断部37は、センサ信号の電圧を監視し、この電圧が予め設定した上限閾値より大きいか、あるいは下限閾値よりも小さいときに、センサ部32の故障やハーネスの断線等の異常が発生したと判定するように構成されるのが一般的である。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、特許文献1〜3がある。
しかしながら、上述のセンサ装置31では、グランドライン35が断線した際にセンサ信号の電圧が中間電位(診断部37で正常と判断される電圧)となるセンサ部32では、グランドライン35の断線による異常を検出することができないという問題がある。
また、グランドライン35が断線した際にセンサ信号の電圧が異常値(診断部37で異常と判断される電圧)となるセンサ部32であっても、例えば、グランドライン35がボディーアース(フレームグランド)にショートした場合等には、センサ信号の電圧が中間電位となってしまい、異常を検出することができないという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みて創作されたものであり、グランドラインの異常を確実に検出することが可能なセンサ装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために創案されたものであり、計測する物理量に応じた電圧信号であるセンサ信号を出力するセンサ部と、前記センサ信号を伝送する信号ラインと電源ラインとグランドラインとを介して前記センサ部と接続され、前記センサ信号を基に物理量を検出する制御部と、前記グランドラインの診断を行う診断部と、を備え、前記診断部は、前記グランドラインの診断時に、前記電源ラインに印加される電源電圧以上の電圧を、前記グランドラインに印加するグランド電圧切替手段と、前記グランド電圧切替手段により前記グランドラインに電源電圧以上の電圧を印加したときの前記センサ信号の電圧が、予め設定した閾値電圧以下であるときに、前記グランドラインに異常があると判定する異常判定部と、を備えているセンサ装置である。
前記グランド電圧切替手段は、前記グランドラインの診断時には、前記グランドラインを、前記電源ラインに電源電圧を印加する電源装置に接続し、前記グランドラインの診断時以外には、前記グランドラインをグランド電位に接続するように構成される。
本発明によれば、グランドラインの異常を確実に検出することが可能なセンサ装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本実施の形態に係るセンサ装置の概略構成図である。
図1に示すように、センサ装置1は、検出する物理量に応じた電圧のセンサ信号を出力するセンサ部2と、センサ信号を伝送する信号ライン3と電源ライン4とグランドライン5とを介してセンサ部2と接続され、センサ信号を基に物理量を検出する制御部6と、センサ部2の故障や各ライン3,4,5の断線等の異常を診断する診断部7と、を備えている。
本実施の形態では、センサ装置1が、車載されエンジン制御装置に用いられるものである場合を説明する。なお、これに限らず、本発明は車載でない一般的なセンサ装置にも当然に適用可能である。センサ部2としては、例えば圧力センサが挙げられる。
センサ装置1では、制御部6と診断部7は、車両のエンジンコントロールユニット(ECUという)8に搭載されている。ECU8とセンサ部2とは、信号ライン3となる信号線、電源ライン4となる電源線、グランドライン5となるグランド線を備えたハーネス(図示せず)により接続されている。
ここでは、センサ装置1が3つのセンサ部2を備える場合を示しているが、センサ部2の数はこれに限定されるものではない。また、ここでは、各センサ部2に対応するグランドライン5を共通化し、この共通化したグランドライン5をECU8に接続するように構成しているが、これに限らず、各センサ部2に対応するグランドライン5を個別にECU8に接続するよう構成してもよい。
本実施の形態に係るセンサ装置1では、診断部7は、グランドライン5に印加する電圧を切り替えるグランド電圧切替手段9と、センサ部2の故障や各ライン3,4,5の断線等の異常を診断する異常判定部10と、を備えている。
グランド電圧切替手段9は、グランドライン5の診断時に、電源ライン4に印加される電源電圧Vcc以上の電圧をグランドライン5に印加するように構成される。
本実施の形態では、グランドライン5の診断時には、グランドライン5を、電源ライン4に電源電圧Vccを印加する電源装置(図示せず)に接続し、グランドライン5の診断時以外には、グランドライン5をグランド電位に接続するようにグランド電圧切替手段9を構成した。なお、電源電圧Vccを印加する電源装置とは別体に、グランドライン5に電圧を印加するための専用の電源装置を備えることも可能である。ただし、その場合はコストが高くなるため、本実施の形態では、グランドライン5に印加する電源装置として、電源ラインに電源電圧Vccを印加する電源装置を用いるようにしている。
より具体的には、グランド電圧切替手段9は、切替回路9aと、切替回路9aを制御する切替制御部9bと、を備えている。切替制御部9bは、ハイ(Hi)とロウ(Lo)の2つの電圧レベルの切替信号を出力するように構成されており、グランドライン5の診断時にはロウ、グランドライン5の診断時以外にはハイの切替信号を出力するように構成されている。
切替回路9aは、切替制御部9bからの切替信号に応じてスイッチング動作を行う2つのトランジスタTR1,TR2を備えている。表1に示すように、切替回路9aのトランジスタTR1は、切替制御部9bからの切替信号がハイであるときにはオフとなり、グランドライン5と電源装置間の導通を遮断し、ロウであるときはオンとなり、グランドライン5と電源装置とを導通させるように動作する。また、切替回路9aのトランジスタTR2は、切替制御部9bからの切替信号がロウであるときにはオフとなり、グランドライン5のグランド電位への導通を遮断し、ハイであるときはオンとなり、グランドライン5をグランド電位に導通させるように動作する。
なお、図1に示す切替回路9aの構成はあくまで一例であり、切替回路9aの回路構成はこれに限定されるものではない。また、図1では、理解しやすいように切替回路9aを診断部7と分けて記載しているが、切替回路9aは診断部7の一部を構成するものである。
異常判定部10は、グランド電圧切替手段9によりグランドライン5に電源電圧Vcc以上の電圧(ここでは電源電圧Vccと等しい電圧)を印加したときのセンサ信号の電圧を監視し、センサ信号の電圧が予め設定した閾値電圧以下であるときに、グランドライン5に異常があると判定するように構成される。
また、異常判定部10は、グランドライン5の診断時以外、すなわちグランド電圧切替手段9によりグランドライン5をグランド電位に導通させているときに、センサ部2から入力されるセンサ信号の電圧を監視し、この電圧が予め設定した上限閾値より大きいか、あるいは下限閾値よりも小さいときに、センサ部2の故障等の異常が発生したと判定するように構成されてもよい。つまり、診断部7は、グランドライン5の異常を判定する機能と、従来と同様にセンサ部2の故障等の異常を判定する機能の両方を有していてもよい。
診断部7による診断を行うタイミングは、特に限定するものではないが、例えば、エンジン起動時に診断を行うように診断部7を構成することができる。ここでは、電源電圧Vccの通電をトリガとして診断が行われるとした。
次に、グランドライン5の診断時の制御フローを図2を用いて説明する。
図2に示すように、電源電圧Vccが通電されると、切替制御部9bが電圧レベルがロウである切替信号を出力し、切替回路9aのトランジスタTR1がオン、トランジスタTR2がオフとなり、グランドライン5に電源電圧Vccが印加される(ステップS1)。
このとき、グランドライン5に断線等の異常がなければ、センサ部2のグランド端子に印加される電圧がVccとなるので、センサ部2から信号ライン3を介して出力されるセンサ信号の電圧はVccまで上昇することになる。なお、診断時にグランドライン5に印加する電圧が電源電圧Vccより小さいと、センサ信号の電圧が正常時と同等となり、異常の判断ができなくなるため、診断時にグランドライン5に印加する電圧は電源電圧Vcc以上とする必要がある。
その後、ステップS2にて、異常判定部10が、ステップS2にて、センサ信号の電圧が予め設定した閾値電圧より大きいかを判定し、ステップS2でYESと判定された場合は、正常と判定する(ステップS3)。その後、切替制御部9bが電圧レベルがハイである切替信号を出力し、切替回路9aのトランジスタTR1をオフ、トランジスタTR2をオンとして、グランドライン5をグランド電位に導通させて(ステップS4)、グランドライン5の診断を終了する。
他方、グランドライン5で断線が発生したり、グランドライン5がボディーアース(フレームグランド)にショートしている場合には、センサ部2のグランド端子に電源電圧Vccが正常に印加されず、センサ信号の電圧が低くなる。その結果、ステップS2にてNOと判断され、異常判定部10は、グランドライン5に異常があると判定する(ステップS5)。なお、センサ部2に故障が発生している場合にもセンサ信号の電圧が低くなる場合があるので、センサ装置1によれば、グランドライン5の異常のみならず、センサ部2の故障等も診断可能である。異常判定部10は、異常と判定した際には、例えば警告ランプを点灯させるなどして、運転者に異常を通知する。
以上説明したように、本実施の形態に係るセンサ装置1は、グランドライン5の診断時に、電源ライン4に印加される電源電圧Vcc以上の電圧をグランドライン5に印加するグランド電圧切替手段9と、グランド電圧切替手段9によりグランドライン5に電源電圧Vcc以上の電圧を印加したときのセンサ信号の電圧が、予め設定した閾値電圧以下であるときに、グランドライン5に異常があると判定する異常判定部10と、を有する診断部7を備えている。
これにより、グランドライン5が断線したりボディーアース(フレームグランド)にショートした場合であっても、グランドライン5の異常を確実に検出することが可能になる。
また、センサ装置1によれば、複数のセンサ部2それぞれのセンサ信号の電圧を監視して異常を判定するため、図1のように複数のセンサ部2のグランドライン5を共通化している場合であっても、各センサ部2に対応するグランドライン5の断線(つまり共通部分でないグランドライン5の断線)を個別に検出することが可能である。また、全てのセンサ部2のグランドライン5に異常が検出された場合には、共通部分のグランドライン5で断線等の異常が発生したと判断することも可能になる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。
1 センサ装置
2 センサ部
3 信号ライン
4 電源ライン
5 グランドライン
6 制御部
7 診断部
8 ECU
9 グランド電圧切替手段
9a 切替回路
9b 切替制御部
10 異常判定部
2 センサ部
3 信号ライン
4 電源ライン
5 グランドライン
6 制御部
7 診断部
8 ECU
9 グランド電圧切替手段
9a 切替回路
9b 切替制御部
10 異常判定部
Claims (2)
- 計測する物理量に応じた電圧信号であるセンサ信号を出力するセンサ部と、
前記センサ信号を伝送する信号ラインと電源ラインとグランドラインとを介して前記センサ部と接続され、前記センサ信号を基に物理量を検出する制御部と、
前記グランドラインの診断を行う診断部と、を備え、
前記診断部は、
前記グランドラインの診断時に、前記電源ラインに印加される電源電圧以上の電圧を、前記グランドラインに印加するグランド電圧切替手段と、
前記グランド電圧切替手段により前記グランドラインに電源電圧以上の電圧を印加したときの前記センサ信号の電圧が、予め設定した閾値電圧以下であるときに、前記グランドラインに異常があると判定する異常判定部と、を備えている
ことを特徴とするセンサ装置。 - 前記グランド電圧切替手段は、前記グランドラインの診断時には、前記グランドラインを、前記電源ラインに電源電圧を印加する電源装置に接続し、前記グランドラインの診断時以外には、前記グランドラインをグランド電位に接続するように構成される
請求項1記載のセンサ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013083796A JP2014206444A (ja) | 2013-04-12 | 2013-04-12 | センサ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013083796A JP2014206444A (ja) | 2013-04-12 | 2013-04-12 | センサ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014206444A true JP2014206444A (ja) | 2014-10-30 |
Family
ID=52120098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013083796A Pending JP2014206444A (ja) | 2013-04-12 | 2013-04-12 | センサ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2014206444A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115407254A (zh) * | 2022-09-02 | 2022-11-29 | 中国第一汽车股份有限公司 | 一种传感器信号短接电源故障检测方法及检测装置 |
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2013
- 2013-04-12 JP JP2013083796A patent/JP2014206444A/ja active Pending
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