JP2014203675A - 面発光ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】輝度の不均一性を低減する。【解決手段】面発光ユニット100は、発光パネル10A,10Bと、隣り合う発光パネル10A,10Bの外縁10Eに沿って延在するように位置し、発光面12から放射された光の一部を正面側に向けて反射する反射面34を有する光量補正部材30と、光拡散部材43とを備える。反射面34は、発光面12の側から発光パネル10Aの外縁10Eの側に向かうにつれて発光面12から遠ざかる方向に延びる形状を有する。反射面34は、第1反射領域36と、第1反射領域36に比べて発光面12の近くに位置し且つ第1反射領域36の反射率よりも高い反射率を有する第2反射領域38とを含む。【選択図】図4
Description
本発明は、面発光ユニットに関し、特に、面状に並ぶように配置された複数の発光パネルを備える面発光ユニットに関する。
面発光ユニットは、発光パネルを発光光源として備えている。面発光ユニットは、照明器具に限られず、液晶ディスプレイ、計算機モニター、および屋外広告(サイネージ若しくは内照式看板)などのバックライトとしても用いられている。照明器具等に対する大型化の要請が高まるにつれて、より大きな発光面積を有する発光光源が求められている。この要請に対し、発光パネルそのものの大きさを大きくすることは、製造装置が大きくなって製造コストが増大したり、歩留まりが低下したりする。
特開2005−266285号公報(特許文献1)に開示されているように、複数の発光パネルを面状に配置するという構成が知られている。発光パネルの中に設けられる発光部(発光体)は、封止されたり配線が接続されたりする。発光パネルの表面(発光面)には、発光領域が形成されるだけでなく、その外周に非発光領域が形成される。有機EL素子の場合、透明電極および反射電極にボンディングワイヤを接続する箇所を確保するために、非発光領域が発光領域の外周に形成される。
特開2006−156205号公報(特許文献2)に開示されているように、非発光領域の輝度を向上させるために、反射板などを非発光領域に対向するように配置するという構成が知られている。同公報に開示された発光装置は、発光パネルと、発光パネルの非発光領域に対向配置された断面視三角形状の反射部材とを備えている。同公報は、この発光装置によれば、非発光領域およびその周囲における正面方向の輝度を向上させ、輝度の不均一性を低減することができると述べている。
本発明は、輝度の不均一性をより一層低減することが可能な面発光ユニットを提供することを目的とする。
本発明に基づく面発光ユニットは、面状に並ぶように配置され、発光面から正面側に向かって光を放射する複数の発光パネルと、複数の上記発光パネルのうちの隣り合う上記発光パネルの外縁に沿って延在するように位置し、上記発光面から放射された光の一部を上記正面側に向けて反射する反射面を有する光量補正部材と、複数の上記発光パネルおよび上記光量補正部材に間隔を隔ててこれらと対向するように配置され、上記発光面から放射された光および上記反射面に反射した光を拡散させる光拡散部材と、を備え、上記反射面は、上記発光面の側から上記発光パネルの上記外縁の側に向かうにつれて上記発光面から遠ざかる方向に延びる形状を有し、上記反射面は、第1反射領域と、上記第1反射領域に比べて上記発光面の近くに位置し且つ上記第1反射領域の反射率よりも高い反射率を有する第2反射領域と、を含む。
好ましくは、上記光量補正部材は、ベース部と、上記第1反射領域およびまたは上記第2反射領域を形成する光学部材と、を含む。
好ましくは、上記ベース部は、光拡散性を有する部材により形成され、上記第2反射領域を形成する上記光学部材が上記ベース部上に設けられている。
好ましくは、上記ベース部は、光透過性を有する部材により形成され、上記第2反射領域を形成する上記光学部材が上記ベース部上に設けられている。
好ましくは、上記ベース部は、光吸収性を有する部材により形成され、上記第2反射領域を形成する上記光学部材が上記ベース部上に設けられている。
好ましくは、上記光量補正部材は、上記正面側から上記光量補正部材を見た場合に上記発光面に重なっている部分を有し、上記光量補正部材と上記発光面との間に位置し、光透過性を有する保護部をさらに備える。好ましくは、上記光量補正部材および上記保護部は、互いに一体的に形成されている。
好ましくは、上記光量補正部材は、上記正面側から隣り合う上記発光パネルの上記外縁同士の間に向かって延びる嵌合部を含み、上記嵌合部は、上記光量補正部材以外の他の部材に設けられた位置決め部に嵌合している。
好ましくは、上記第2反射領域は、上記第2反射領域内で反射率が異なる部分を有している。
本発明によれば、輝度の不均一性をより一層低減することが可能な面発光ユニットを得ることができる。
本発明に基づいた各実施の形態および各変形例について、以下、図面を参照しながら説明する。各実施の形態および各変形例の説明において、個数および量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数およびその量などに限定されない。各実施の形態および各変形例の説明において、同一の部品および相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
[実施の形態1]
(面発光ユニット100)
図1は、本実施の形態における面発光ユニット100を示す断面図である。面発光ユニット100は、発光パネル10A,10B、光量補正部材30、および筺体40を備えている。
(面発光ユニット100)
図1は、本実施の形態における面発光ユニット100を示す断面図である。面発光ユニット100は、発光パネル10A,10B、光量補正部材30、および筺体40を備えている。
筺体40は、ベース板41、枠板42、および光拡散板43を含み、全体として箱状の形状を有している。発光パネル10A,10Bおよび光量補正部材30は、筺体40の内部に配置されている。ベース板41は、筺体40の背面を構成し、発光パネル10A,10Bを保持している。枠板42は、筺体40の側面を構成し、発光パネル10A,10Bの外周に沿ってこれらを囲うように配置されている。光拡散板43は、筺体40の正面を構成し、ベース板41に間隔を隔てて対向するように配置されている。
(発光パネル10A,10B)
発光パネル10A,10Bは、有機EL(Organic Electroluminescence)素子を発光光源として備えており、面方向に沿って延在する平板状の形状を有している。発光パネル10A,10Bは、各々の発光面12(表面)が面状に並ぶように配置され、ベース板41上においてこれに固定されている。発光パネル10A,10Bは、透明基板11と、有機EL素子を有する発光体15とを含む積層体にて構成されている(詳細は図2,図3を参照して後述する)。
発光パネル10A,10Bは、有機EL(Organic Electroluminescence)素子を発光光源として備えており、面方向に沿って延在する平板状の形状を有している。発光パネル10A,10Bは、各々の発光面12(表面)が面状に並ぶように配置され、ベース板41上においてこれに固定されている。発光パネル10A,10Bは、透明基板11と、有機EL素子を有する発光体15とを含む積層体にて構成されている(詳細は図2,図3を参照して後述する)。
発光体15は、透明基板11の背面側に配置され、透明基板11から見てベース板41の側に位置している。発光パネル10A,10Bは、いわゆるボトムエミッション型の有機EL素子を備えている。発光パネル10A,10Bは、いわゆるトップエミッション型の有機EL素子を備えていてもよい。発光パネル10A,10Bは、複数の発光ダイオードと光拡散板とから面状の発光パネルとして構成されていてもよいし、冷陰極管等を用いて面状の発光パネルとして構成されていてもよい。発光パネル10A,10Bは、同一の構成を有していてもよいし、互いに異なる構成を有していてもよい。
発光パネル10A,10Bは、間隔を隔てて互いに隣り合って配置されている。発光パネル10A,10Bの間には、隙間28が形成されている。隙間28を設けることにより、発光パネル10A,10Bを互いに接触させて配置した場合に比べ、発光面積を大きくすることができる。発光パネル10A,10Bは、互いに接触させて配置させても構わない。面発光ユニット100は、3枚以上の複数の発光パネルを備えていてもよい。この場合、複数の発光パネルはたとえばアレイ状(マトリックス状)に配置される。
発光パネル10A,10Bは、発光面12を有している。発光面12は、発光体15が位置する側とは反対側に位置する透明基板11の外表面によって構成されている。上述したように、発光パネル10A,10Bは、各々の発光面12が面状に並ぶように配置されている。発光パネル10A,10Bは、発光面12が同一平面上に位置するように配置されている。
図2は、発光パネル10Aを示す断面図である。図3は、発光パネル10Aを図2中のIII線から見た様子を示す平面図である。図2および図3を参照して、発光パネル10Aの詳細について説明する。発光パネル10Bは、発光パネル10Aと同一の構成を有している。以下においては、発光パネル10Aに着目して説明し、発光パネル10Bについての説明は繰り返さないものとする。
図2および図3に示すように、発光パネル10Aは、透明基板11(カバー層)、陽極14、有機層15(発光体)、陰極16、封止部材17、および絶縁層18を含む。透明基板11の正面側の表面は、発光パネル10Aの発光面12を形成している。陽極14、有機層15および陰極16は、透明基板11の裏面13上に順次積層される。透明基板11の外周に位置する端面は、発光パネル10Aの外縁10Eを形成している。封止部材17は、発光パネル10Aの背面19を形成している。
透明基板11は、たとえば各種のガラス基板から構成される。透明基板11を構成する部材としては、PET(Polyethylene Terephthalate)またはポリカーボネイト等のフィルム基板が用いられてもよい。陽極14は、透明性を有する導電膜である。陽極14を形成するためには、スパッタリング法等によって、ITO(Indium Tin Oxide:インジウム錫酸化物)等が透明基板11上に成膜される。フォトリソグラフィ法等によりITO膜がパターニングされることによって、陽極14が形成される。陽極14は、電極取出部21(陽極用)および電極取出部22(陰極用)を形成するために、パターニングによって分割される。
有機層15(発光体)は、電力を供給されることによって光(可視光)を生成する。有機層15は、単層の発光層から構成されていてもよく、正孔輸送層、発光層、正孔阻止層、および電子輸送層などが順次積層されることによって構成されていてもよい。陰極16は、たとえばアルミニウム(AL)である。陰極16は、真空蒸着法等によって有機層15を覆うように形成される。陰極16をパターニングするために、真空蒸着の際にはマスクが用いられるとよい。
陰極16と陽極14とが短絡しないように、陰極16と電極取出部21側の陽極14との間には、絶縁層18が設けられる。絶縁層18は、たとえばスパッタリング法を用いてSiO2などが成膜された後、フォトリソグラフィ法等を用いて陽極14と陰極16とを互いに絶縁する箇所を覆うように形成される。陰極16のうちの絶縁層18が設けられる側とは反対側の部分は、電極取出部22側の陽極14(ITO膜)に接続される。
封止部材17は、絶縁性を有する樹脂またはガラス基板などから構成される。封止部材17は、有機層15を水分等から保護するために形成される。封止部材17は、陽極14、有機層15、および陰極16の略全体を透明基板11上に封止する。陽極14(ITO膜)の一部は、電気的な接続のために、封止部材17から露出している。
陽極14のうちの封止部材17から露出している図2左側の部分は、電極取出部21(陽極用)を構成する。電極取出部21と陽極14とは互いに同じ材料で構成される。電極取出部21は、発光パネル10Aの両外側に形成される(図3参照)。陽極14のうちの封止部材17から露出している図2右側の部分は、電極取出部22(陰極用)を構成する。電極取出部22と陽極14とは互いに同じ材料で構成される。電極取出部22も、発光パネル10Aの両外側に形成される(図3参照)。
電極取出部21および電極取出部22は、有機層15を挟んで相互に反対側に位置している。隣り合う電極取出部21および電極取出部22同士の間には、分割領域20(図3参照)が形成されている。電極取出部21および電極取出部22には、はんだ付け(銀ペースト)等を用いて配線パターン(図示せず)が取り付けられる。
以上のように構成される発光パネル10Aの表面12(発光面)には、有機層15が形成されている領域にほぼ対応するように発光領域R1(図2参照)が形成され、電極取出部21,22が形成されている領域にほぼ対応するように非発光領域R2(図2参照)が形成される。非発光領域R2は、発光領域R1の外側に位置しており、有機EL素子を封止したり、有機EL素子に配線を接続したりするための部位を設けることで形成されている。
図4は、図1中のIV線に囲まれた領域を拡大して示す断面図である。発光パネル10A,10Bは、各々の非発光領域R2同士が互いに隣り合うように配置される。発光パネル10A,10Bは、隙間28を隔てて並べられ、筺体40(図1参照)に固定される。有機層15には、外部の電源装置から、図示しない配線パターン、電極取出部21,22、陽極14および陰極16を通して電力が供給される。有機層15で生成された光は、陽極14および透明基板11を通して、表面12(発光面)の発光領域R1から出射される。光は、発光領域R1から正面(光拡散板43)側に向かって放射される。
面発光ユニット100においては、発光パネル10A,10B間に形成された隙間28と、隙間28に隣接して位置する発光パネル10A,10Bの非発光領域R2(R2a,R2b)とを含む部分が、非発光部R3を構成している。非発光部R3は、何ら対策を施していない場合には、暗部を生じさせてしまう原因となる部位である。
(光量補正部材30)
光量補正部材30は、発光パネル10A,10Bの発光領域R1から放射された光の一部を正面側(光拡散板43の側)に向けて反射するものである。光量補正部材30は、ベース部31および光学部材32,33を含んでいる。光量補正部材30は、全体として、図4紙面に対して垂直な方向に沿って棒状に延びる形状を有しており、非発光部R3に正面側から対向するように配置されている。
光量補正部材30は、発光パネル10A,10Bの発光領域R1から放射された光の一部を正面側(光拡散板43の側)に向けて反射するものである。光量補正部材30は、ベース部31および光学部材32,33を含んでいる。光量補正部材30は、全体として、図4紙面に対して垂直な方向に沿って棒状に延びる形状を有しており、非発光部R3に正面側から対向するように配置されている。
光量補正部材30のベース部31は、断面視において二等辺三角形状を有し、その正面側の表面には傾斜面が形成されている。ベース部31の底面は、発光パネル10A,10Bの各発光面12上に位置し、隣り合う発光パネル10A,10Bの外縁10Eに沿うように図4紙面に対して垂直な方向に沿って延在している。
より詳細には、発光パネル10Aの発光面12には、発光パネル10B側の外縁10Eに沿って位置する非発光領域R2(R2a)が形成されている。発光パネル10Bの発光面12には、発光パネル10A側の外縁10Eに沿って位置する非発光領域R2(R2b)が形成されている。
光量補正部材30のベース部31は、非発光領域R2(R2a)と非発光領域R2(R2b)とに跨り、かつ、これらの非発光領域R2a,R2aに沿って延在するように発光パネル10Aおよび発光パネル10B上に設けられている。すなわち、光量補正部材30は、光拡散板43が位置する側(正面側)から光量補正部材30を見た場合に、非発光領域R2a,R2b(発光面の一部)に重なる部分を有している。
ベース部31の発光パネル10A側の傾斜面は、発光パネル10Aの発光面12の側から発光パネル10Aの外縁10Eの側に向かうにつれて、発光パネル10Aの発光面12から遠ざかる方向に延びる形状を有している。光学部材32は、ベース部31の発光パネル10A側の傾斜面上に設けられ、後述する第2反射領域38をその表面に有している。第2反射領域38は、光学部材32の外表面によって形成される部位である。ベース部31の発光パネル10A側の傾斜面のうち、第2反射領域38が設けられていない部分は、後述する第1反射領域36を形成している。
ベース部31の発光パネル10B側の傾斜面は、発光パネル10Bの発光面12の側から発光パネル10Bの外縁10Eの側に向かうにつれて、発光パネル10Bの発光面12から遠ざかる方向に延びる形状を有している。光学部材33は、ベース部31の発光パネル10B側の傾斜面上に設けられ、後述する第2反射領域39をその表面に有している。第2反射領域39は、光学部材33の外表面によって形成される部位である。ベース部31の発光パネル10B側の傾斜面のうち、第2反射領域39が設けられていない部分は、後述する第1反射領域37を形成している。
光学部材32,33は、いずれもベース部31とは別部材として構成され、ベース部31の傾斜面に設けられている。光学部材32,33をベース部31の傾斜面に設けるためには、アルミなどの高い反射率を有するシール状の部材を傾斜面に貼り付けて光学部材32,33を構成してもよいし、蒸着、メッキおよび塗装処理等によって銀、金、アルミまたはこれらの合金などの高い反射率を有する膜を傾斜面にコーティングして光学部材32,33を構成してもよい。
本実施の形態の光量補正部材30は、その延在方向に沿ってこれを見た場合に、全体としておおよそ三角形状の外形を有しており、発光パネル10A側に位置する反射面34と、発光パネル10B側に位置する反射面35とを含んでいる。反射面34は、発光パネル10Aの発光領域R1から放射された光の一部を正面側(光拡散板43の側)に向けて反射させ、反射面35は、発光パネル10Bの発光領域R1から放射された光の一部を正面側(光拡散板43の側)に向けて反射させる。
反射面34は、発光パネル10Aの発光面12の側から発光パネル10Aの外縁10Eの側に向かうにつれて、発光パネル10Aの発光面12から遠ざかる方向に延びる形状を有している。本実施の形態の反射面34は、上述の第1反射領域36と、上述の第2反射領域38とを含んでいる。第1反射領域36は、ベース部31の頂部側に位置している。第2反射領域38は、発光パネル10Aの発光面12と交差しており、第1反射領域36に比べて発光パネル10Aの発光面12の近くに位置している。第2反射領域38は、第1反射領域36の反射率よりも高い反射率を有している。
第1反射領域36および第2反射領域38は、発光パネル10Aの発光面12(発光領域R1)から放射された光を正面側(光拡散板43が位置する側)に向けて反射するための部位であり、いずれもが平面形状を有している。発光パネル10Aの発光面12に対して垂直な仮想直線を描いた場合、第1反射領域36および第2反射領域38は、この仮想直線に対して非発光部R3の側に傾いており、光拡散板43に近づくにつれて非発光部R3の側に向かう方向に延びている。
反射面35は、発光パネル10Bの発光面12の側から発光パネル10Bの外縁10Eの側に向かうにつれて、発光パネル10Bの発光面12から遠ざかる方向に延びる形状を有している。本実施の形態の反射面35は、上述の第1反射領域37と、上述の第2反射領域39とを含んでいる。第1反射領域37は、ベース部31の頂部側に位置している。第2反射領域39は、発光パネル10Bの発光面12と交差しており、第1反射領域37に比べて発光パネル10Bの発光面12の近くに位置している。第2反射領域39は、第1反射領域37の反射率よりも高い反射率を有している。
第1反射領域37および第2反射領域39は、発光パネル10Bの発光面12(発光領域R1)から放射された光を正面側(光拡散板43が位置する側)に向けて反射するための部位であり、いずれもが平面形状を有している。発光パネル10Bの発光面12に対して垂直な仮想直線を描いた場合、第1反射領域37および第2反射領域39は、この仮想直線に対して非発光部R3の側に傾いており、光拡散板43に近づくにつれて非発光部R3の側に向かう方向に延びている。
光量補正部材30のベース部31としては、樹脂製の部材または金属製の部材にてこれを構成することが好ましい。ベース部31に用いられるの樹脂材料としては、ポリカーボネート、アクリル、ABSおよびPETなどが挙げられる。ベース部31に用いられる金属材料しては、アルミ、鉄、銅およびステンレスなどが挙げられる。樹脂材料を射出成形したり、金属材料を押出し成形してこれを組み合わせたり、金属製の板状部材をプレス加工等によって折り曲げたりすることによって、ベース部31は作製される。
ベース部31の材質は、第2反射領域38,39の反射率が第1反射領域36,37(ベース部31の地肌部分)の反射率よりも高くなるように、光学部材32,33の材質を勘案して最適なものが選択される。ベース部31としては、図示するように中実柱状の形状を有していてもよいし、これに代えて中空筒状の形状を有していてもよい。軽量化の観点からは、ベース部31は、中空筒状の形状を有していることが有利である。ベース部31の傾斜面にサンドブラスト加工などの表面処理を施すことによって、第1反射領域36,37および第2反射領域38,39を当該傾斜面に形成してもよい。
(光拡散板43)
光拡散板43は、全体として薄板状の形状を有し、光拡散部材として機能する。光拡散板43は、発光面12から放射された光および反射面34,35で反射した光が光拡散板43を通過する際に、その光を拡散させる。上述のとおり、光拡散板43は、筺体40(図1参照)の枠板42の先端近傍に取り付けられる。光拡散板43は、発光パネル10A,10Bおよび光量補正部材30に間隔を隔ててこれらと正面側から対向するように配置される。
光拡散板43は、全体として薄板状の形状を有し、光拡散部材として機能する。光拡散板43は、発光面12から放射された光および反射面34,35で反射した光が光拡散板43を通過する際に、その光を拡散させる。上述のとおり、光拡散板43は、筺体40(図1参照)の枠板42の先端近傍に取り付けられる。光拡散板43は、発光パネル10A,10Bおよび光量補正部材30に間隔を隔ててこれらと正面側から対向するように配置される。
本実施の形態の光拡散板43は、発光パネル10A,10Bの発光面12に対して平行な位置関係となるように固定されている。面発光ユニット100を正面側から見た場合、光拡散板43は、発光パネル10A,10Bおよび光量補正部材30の全体を覆う(全体に重なる)大きさを有している。
光拡散部材としての光拡散板43は、粒子径、粒度分布および屈折率等において所望の値を有する光拡散剤(光拡散用の微粒子)を選び、ポリカーボネート樹脂などの基材中にその光拡散材が分散されることで作製されることができる。光拡散部材としては、光拡散板に限られず、光拡散シート、光透過散光フィルターまたは導光板なども好適に用いることができる。光拡散部材としては、マイクロレンズアレイ(凹凸)状の表面形状を有する透明基材が用いられてもよい。
(作用および効果)
図5を参照して、発光体15で生成された光は、透明基板11の内部を通過して発光面12(発光領域)から放射される。発光パネル10A,10Bの発光面12から放射された光の一部は、光量補正部材30に向かって進み、反射面34,35(図4参照)に到達して正面側に向かって反射される。反射面34,35(図4参照)で反射された光の一部は、非発光部R3およびその周囲部に対応する部分の光拡散板43に入射した後、光拡散板43によって拡散されて正面側に向けて放射される。
図5を参照して、発光体15で生成された光は、透明基板11の内部を通過して発光面12(発光領域)から放射される。発光パネル10A,10Bの発光面12から放射された光の一部は、光量補正部材30に向かって進み、反射面34,35(図4参照)に到達して正面側に向かって反射される。反射面34,35(図4参照)で反射された光の一部は、非発光部R3およびその周囲部に対応する部分の光拡散板43に入射した後、光拡散板43によって拡散されて正面側に向けて放射される。
図6は、比較例1における面発光ユニット200を示す断面図である。面発光ユニット200は、光量補正部材30を備えていない。発光パネル10A,10Bの発光面12から放射された光のほとんどは光拡散板43にそのまま入射し、光拡散板43によって拡散されて正面側に向けて放射される。したがって当該構成では、光拡散板43のうちの非発光部R3およびその周囲部に対応する部分から放射される光の輝度が低くなり、非発光部R3を目立たなくすることは難しい。
本実施の形態の面発光ユニット100のように、反射面34,35を有する光量補正部材30を非発光部R3に対応するように配置することによって、発光面12から放射された光の一部は光量補正部材30に向かって進み、反射面34,35に到達して正面側に向かって反射される。反射面34,35を用いない場合に比べて、光拡散板43のうちの非発光部R3およびその周囲部に対応する部分から放射される光の輝度を高くすることができ、非発光部R3を目立たなくすることができる。
図4を参照して上述したように、反射面34,35は、第1反射領域36,37と、これらより高い反射率を有する第2反射領域38,39とを含んでいる。第2反射領域38,39は、第1反射領域36,37に比べて発光面12側に配置されている。反射面34,35のうちの頂部側の領域(第1反射領域36,37)は、ベース部31のうちの発光面12側の領域(第2反射領域38,39)に比べて光拡散板43に近い。反射面34,35内においては、一様の反射率とはなっておらず、発光面12側に位置する部分の方が反射率が高くなっている。
図7は、比較例2における面発光ユニット300を示す断面図である。面発光ユニット300は、光量補正部材30Zを備えている。光量補正部材30Zの反射面は、一様の反射率を有している。面発光ユニット300においては、反射面のうちの光拡散板43側の領域(第1反射領域36,37に対応する領域)で反射される光の量は、本実施の形態のような構成に比べて多くなる。
光拡散板43を通して外部に放射される光としては、光拡散板43のうちの第1反射領域36,37およびその周囲部に対応する部分から放射される光の量が、その他の領域に比べて必要以上に多く放射されることになる。当該構成では、光拡散板43のうちの第1反射領域36,37に対応する領域の輝度が高くなりすぎて、光拡散板43を通して外部に放射される光の輝度分布の不均一性を改善することは難しい。このことは、第2反射領域38,39の反射率よりも高い反射率を有するような第1反射領域36,37が反射面内が形成されている場合も同様である。
本実施の形態の面発光ユニット100においては、光拡散板43側に位置する第1反射領域36,37の反射率が、第2反射領域38,39の反射率に比べて低くなるように構成されている。光拡散板43のうちの第1反射領域36,37およびその周囲部に対応する部分から放射される光の量がその他の領域に比べて必要以上に多く放射されることは、効果的に抑制されている。したがって面発光ユニット100によれば、光拡散板43を通して外部に放射される光の輝度分布の不均一性をより一層低減することが可能となっている。
[実験例]
図8は、実施の形態1に関する実験例の実験結果を示すグラフである。当該実験例においては、2つの面発光ユニットを準備した。1つは、図8中の実施例として記載されている黒丸プロットに対応するものであり、上述の実施の形態1の面発光ユニット100と同様の構成を有している。もう1つは、図8中の比較例として記載されている白丸プロットに対応するものであり、上述の比較例2(図7参照)と同様の構成を有している。比較例の構成は、反射率が面内で均一となっている反射面を有している。図8中の縦軸は、面発光ユニットの正面側で測定される光の輝度を表している。図8中の横軸は、発光パネル10A,10Bが配列されている方向における位置を表している。
図8は、実施の形態1に関する実験例の実験結果を示すグラフである。当該実験例においては、2つの面発光ユニットを準備した。1つは、図8中の実施例として記載されている黒丸プロットに対応するものであり、上述の実施の形態1の面発光ユニット100と同様の構成を有している。もう1つは、図8中の比較例として記載されている白丸プロットに対応するものであり、上述の比較例2(図7参照)と同様の構成を有している。比較例の構成は、反射率が面内で均一となっている反射面を有している。図8中の縦軸は、面発光ユニットの正面側で測定される光の輝度を表している。図8中の横軸は、発光パネル10A,10Bが配列されている方向における位置を表している。
白丸プロットを参照して、反射率が面内で均一な反射面を有する比較例(図7参照)の場合、中央付近(非発光部R3およびその周囲部に対応する部分)の輝度が他の領域に比べて高くなっていることがわかる。一方で、黒丸プロットを参照して、光拡散板43側の反射率が発光面12側に比べて低い反射面を有する実施例の場合、中央付近(非発光部R3およびその周囲部に対応する部分)の輝度が他の領域に比べて高くなっていることはなく、全体として輝度の不均一性が低減されていることがわかる。当該実験例の結果からも、実施の形態1に基づく面発光ユニット100によれば、全体としての輝度の不均一性を低減できることがわかる。
[第1変形例]
図9を参照して、実施の形態1の第1変形例における光量補正部材30Aについて説明する。光量補正部材30Aのベース部31は、断面視において台形形状を有し、その正面側の表面には平坦面31Jが形成され、その発光パネル10A,10B側の両表面には傾斜面が形成されている。
図9を参照して、実施の形態1の第1変形例における光量補正部材30Aについて説明する。光量補正部材30Aのベース部31は、断面視において台形形状を有し、その正面側の表面には平坦面31Jが形成され、その発光パネル10A,10B側の両表面には傾斜面が形成されている。
発光パネル10A側に形成された反射面34は、発光パネル10Aの発光面12の側から発光パネル10Aの外縁10Eの側に向かうにつれて、発光パネル10Aの発光面12から遠ざかる方向に延びる形状を有している。発光パネル10B側に形成された反射面35は、発光パネル10Bの発光面12の側から発光パネル10Bの外縁10Eの側に向かうにつれて、発光パネル10Bの発光面12から遠ざかる方向に延びる形状を有している。
発光パネル10A,10Bの発光面12側に位置する第2反射領域38,39は、平坦面31J側に位置する第1反射領域36,37の反射率よりも高い反射率を有している。当該構成によっても、光拡散板43(図示せず)のうちの第1反射領域36,37およびその周囲部に対応する部分から放射される光の量がその他の領域に比べて必要以上に多く放射されることは抑制され、全体としての輝度の不均一性を低減することができる。
[第2変形例]
図10を参照して、実施の形態1の第2変形例における光量補正部材30Bについて説明する。光量補正部材30Bのベース部31は、断面視において半割の円柱形状を有している。ベース部31の表面のうちの発光パネル10A,10B側の部分は、曲面状の形状を有している。光学部材32,33は、曲面状の表面のうちの発光面12側の部分に設けられている。
図10を参照して、実施の形態1の第2変形例における光量補正部材30Bについて説明する。光量補正部材30Bのベース部31は、断面視において半割の円柱形状を有している。ベース部31の表面のうちの発光パネル10A,10B側の部分は、曲面状の形状を有している。光学部材32,33は、曲面状の表面のうちの発光面12側の部分に設けられている。
発光パネル10A側に形成された反射面34は、発光パネル10Aの発光面12の側から発光パネル10Aの外縁10Eの側に向かうにつれて、発光パネル10Aの発光面12から遠ざかる方向に凸状に湾曲して延びる形状を有している。発光パネル10B側に形成された反射面35は、発光パネル10Bの発光面12の側から発光パネル10Bの外縁10Eの側に向かうにつれて、発光パネル10Bの発光面12から遠ざかる方向に凸状に湾曲して延びる形状を有している。
発光パネル10A,10Bの発光面12側に位置する第2反射領域38,39は、光拡散板43(図示せず)側に位置する第1反射領域36,37の反射率よりも高い反射率を有している。当該構成によっても、光拡散板43(図示せず)のうちの第1反射領域36,37およびその周囲部に対応する部分から放射される光の量がその他の領域に比べて必要以上に多く放射されることは抑制され、全体としての輝度の不均一性を低減することができる。
[第3変形例]
図11を参照して、実施の形態1の第3変形例における光量補正部材30Cについて説明する。光量補正部材30Cのベース部31は、断面視において多角形状(五角形状)を有している。ベース部31の表面のうちの発光パネル10A,10B側の部分は、断面視において屈曲する形状を有している。光学部材32,33は、ベース部31の表面のうちの発光面12側の部分に設けられている。
図11を参照して、実施の形態1の第3変形例における光量補正部材30Cについて説明する。光量補正部材30Cのベース部31は、断面視において多角形状(五角形状)を有している。ベース部31の表面のうちの発光パネル10A,10B側の部分は、断面視において屈曲する形状を有している。光学部材32,33は、ベース部31の表面のうちの発光面12側の部分に設けられている。
発光パネル10A側に形成された反射面34は、発光パネル10Aの発光面12の側から発光パネル10Aの外縁10Eの側に向かうにつれて、発光パネル10Aの発光面12から遠ざかる方向に凸状に屈曲して延びる形状を有している。発光パネル10B側に形成された反射面35は、発光パネル10Bの発光面12の側から発光パネル10Bの外縁10Eの側に向かうにつれて、発光パネル10Bの発光面12から遠ざかる方向に凸状に屈曲して延びる形状を有している。
発光パネル10A,10Bの発光面12側に位置する第2反射領域38,39は、光拡散板43(図示せず)側に位置する第1反射領域36,37の反射率よりも高い反射率を有している。当該構成によっても、光拡散板43(図示せず)のうちの第1反射領域36,37およびその周囲部に対応する部分から放射される光の量がその他の領域に比べて必要以上に多く放射されることは抑制され、全体としての輝度の不均一性を低減することができる。
[第4変形例]
図12を参照して、実施の形態1の第4変形例における光量補正部材30Dについて説明する。上述の実施の形態および各変形例は、第1反射領域の形成を、光学部材によって実現している。本変形例の光量補正部材30Dは、第1反射領域および第2反射領域の双方の形成を、光学部材によって実現している。具体的には、光量補正部材30Dのベース部31は、断面視において三角形状を有している。ベース部31の傾斜面の全体を覆うように、光学部材32が設けられている。光学部材32のうちの光拡散板43側の部分の表面上には、他の光学部材32M,32Nが設けられている。
図12を参照して、実施の形態1の第4変形例における光量補正部材30Dについて説明する。上述の実施の形態および各変形例は、第1反射領域の形成を、光学部材によって実現している。本変形例の光量補正部材30Dは、第1反射領域および第2反射領域の双方の形成を、光学部材によって実現している。具体的には、光量補正部材30Dのベース部31は、断面視において三角形状を有している。ベース部31の傾斜面の全体を覆うように、光学部材32が設けられている。光学部材32のうちの光拡散板43側の部分の表面上には、他の光学部材32M,32Nが設けられている。
第1反射領域36,37は、他の光学部材32M,32Nの外表面によって形成される部位である。光学部材32のうちの光学部材32M,32Nが設けられていない領域は、第2反射領域38,39をその表面に有している。光学部材32および光学部材32M,32Nの材質は、第2反射領域38,39の反射率が第1反射領域36,37の反射率よりも高くなるように最適なものが選択される。光学部材32は、第2反射領域38,39を形成可能であれば、ベース部31の傾斜面の全体を覆うように設けられていなくてもよい。
発光パネル10A側に形成された反射面34は、発光パネル10Aの発光面12の側から発光パネル10Aの外縁10Eの側に向かうにつれて、発光パネル10Aの発光面12から遠ざかる方向に延びる形状を有している。発光パネル10B側に形成された反射面35は、発光パネル10Bの発光面12の側から発光パネル10Bの外縁10Eの側に向かうにつれて、発光パネル10Bの発光面12から遠ざかる方向に延びる形状を有している。
発光パネル10A,10Bの発光面12側に位置する第2反射領域38,39は、光拡散板43(図示せず)側に位置する第1反射領域36,37の反射率よりも高い反射率を有している。当該構成によっても、光拡散板43(図示せず)のうちの第1反射領域36,37およびその周囲部に対応する部分から放射される光の量がその他の領域に比べて必要以上に多く放射されることは抑制され、全体としての輝度の不均一性を低減することができる。
[第5変形例]
図13を参照して、実施の形態1の第5変形例における光量補正部材30Eについて説明する。本変形例の光量補正部材30Eは、第2反射領域の形成を、光学部材によって実現している。具体的には、光量補正部材30Eは、ベース部31Kと、光学部材32M,32Nとを含んでいる。ベース部31Kは、アルミ、鉄、銅およびステンレスなどの金属材料がプレス加工等によって折り曲げられることにより作製される。
図13を参照して、実施の形態1の第5変形例における光量補正部材30Eについて説明する。本変形例の光量補正部材30Eは、第2反射領域の形成を、光学部材によって実現している。具体的には、光量補正部材30Eは、ベース部31Kと、光学部材32M,32Nとを含んでいる。ベース部31Kは、アルミ、鉄、銅およびステンレスなどの金属材料がプレス加工等によって折り曲げられることにより作製される。
ベース部31Kの正面側の部分は、断面視において三角形状を有している。ベース部31Kの背面側の部分には、嵌合部31Tが形成されている。嵌合部31Tは、正面側から発光パネル10A,10Bの外縁10E同士の間に向かって延びる形状を有している。発光パネル10A,10Bの外縁10E同士の間の部分は、光量補正部材以外の他の部材に設けられた位置決め部として機能している。この位置決め部に嵌合部31Tが差し込まれることによって、光量補正部材30Eは発光パネル10A,10Bに対して位置決めされている。
光学部材32M,32Nは、ベース部31Kの傾斜面のうちの光拡散板43側の部分の表面上に設けられている。第1反射領域36,37は、光学部材32M,32Nの外表面によって形成される部位である。ベース部31Kの傾斜面のうちの光学部材32M,32Nが設けられていない領域は、第2反射領域38,39をその表面に形成している。ベース部31Kおよび光学部材32M,32Nの材質は、第2反射領域38,39の反射率が第1反射領域36,37の反射率よりも高くなるように最適なものが選択される。
発光パネル10A側に形成された反射面34は、発光パネル10Aの発光面12の側から発光パネル10Aの外縁10Eの側に向かうにつれて、発光パネル10Aの発光面12から遠ざかる方向に延びる形状を有している。発光パネル10B側に形成された反射面35は、発光パネル10Bの発光面12の側から発光パネル10Bの外縁10Eの側に向かうにつれて、発光パネル10Bの発光面12から遠ざかる方向に延びる形状を有している。
発光パネル10A,10Bの発光面12側に位置する第2反射領域38,39は、光拡散板43(図示せず)側に位置する第1反射領域36,37の反射率よりも高い反射率を有している。当該構成によっても、光拡散板43(図示せず)のうちの第1反射領域36,37およびその周囲部に対応する部分から放射される光の量がその他の領域に比べて必要以上に多く放射されることは抑制され、全体としての輝度の不均一性を低減することができる。
[第6変形例]
図14を参照して、実施の形態1の第6変形例における光量補正部材30Fについて説明する。光量補正部材30Fは、ベース部31と、光学部材32a,32b,33a,33bとを含んでいる。第1反射領域36,37は、ベース部31の頂部側に形成されている。第1反射領域36,37は、ベース部31の頂部側の部分の外表面によって形成される部位である。
図14を参照して、実施の形態1の第6変形例における光量補正部材30Fについて説明する。光量補正部材30Fは、ベース部31と、光学部材32a,32b,33a,33bとを含んでいる。第1反射領域36,37は、ベース部31の頂部側に形成されている。第1反射領域36,37は、ベース部31の頂部側の部分の外表面によって形成される部位である。
光学部材32a,33aは、ベース部31の傾斜面のうちの発光面12側の部分の表面上に設けられ、それぞれ第2反射領域38a,39aを形成している。光学部材32bは、第1反射領域36と光学部材32aとの間に設けられ、第2反射領域38bを形成している。光学部材33bは、第1反射領域37と光学部材33aとの間に設けられ、第2反射領域39bを形成している。第2反射領域38b,39bは、第1反射領域36,37の反射率よりも高い反射率を有している。第2反射領域38a,39aは、第2反射領域38b,39bの反射率よりも高い反射率を有している。
発光パネル10A側に形成された反射面34は、発光パネル10Aの発光面12の側から発光パネル10Aの外縁10Eの側に向かうにつれて、発光パネル10Aの発光面12から遠ざかる方向に延びる形状を有している。発光パネル10B側に形成された反射面35は、発光パネル10Bの発光面12の側から発光パネル10Bの外縁10Eの側に向かうにつれて、発光パネル10Bの発光面12から遠ざかる方向に延びる形状を有している。
発光パネル10A,10Bの発光面12側に位置する第2反射領域38a,38b,39a,39bは、光拡散板43(図示せず)側に位置する第1反射領域36,37の反射率よりも高い反射率を有している。当該構成によっても、光拡散板43(図示せず)のうちの第1反射領域36,37およびその周囲部に対応する部分から放射される光の量がその他の領域に比べて必要以上に多く放射されることは抑制され、全体としての輝度の不均一性を低減することができる。
第2反射領域の中での反射率が異なるように反射面を構成することで、正面側の輝度分布の変化率を小さくすることができ、より滑らかな発光効果を得ることができる。第2反射領域の中での反射率は、第1反射領域に比べて高い部分を有していれば良く、本変形例のように2種類で構成してもよいし、3種類以上で構成してもよい。第2反射領域の中での反射率は、同じ反射率を有する箇所がドット状に点在するように構成されてもよい。好適には、第2反射領域の中での反射率は、第1反射領域に近づくにつれて徐々に小さくなるように構成されるとよい。第2反射領域の中での反射率は、位置によってグラデーションのように滑らかに変化するように構成されてもよい。
[第7変形例]
図15を参照して、実施の形態1の第7変形例における光量補正部材30Gについて説明する。光量補正部材30Gは、ベース部31Pおよび光学部材32,33を含んでいる。光量補正部材30Gのベース部31Pは、高い光透過性を有するプリズムなどによって構成されており、発光パネル10A,10Bの発光面12から放射された光の一部を透過させるものである。
図15を参照して、実施の形態1の第7変形例における光量補正部材30Gについて説明する。光量補正部材30Gは、ベース部31Pおよび光学部材32,33を含んでいる。光量補正部材30Gのベース部31Pは、高い光透過性を有するプリズムなどによって構成されており、発光パネル10A,10Bの発光面12から放射された光の一部を透過させるものである。
光学部材32は、ベース部31Pの発光パネル10A側の傾斜面上に設けられ、第2反射領域38をその表面に形成している。ベース部31Pの発光パネル10A側の傾斜面のうち、第2反射領域38が形成されていない部分は、第1反射領域36を形成している。光学部材33は、ベース部31Pの発光パネル10B側の傾斜面上に設けられ、第2反射領域39をその表面に形成している。ベース部31Pの発光パネル10B側の傾斜面のうち、第2反射領域39が形成されていない部分は、第1反射領域37を形成している。
第1反射領域36,37は、ベース部31Pの頂部側に位置している。第2反射領域38,39は、第1反射領域36,37に比べて発光パネル10A,10Bの発光面12の近くに位置している。第2反射領域38,39は、第1反射領域36,37の反射率よりも高い反射率を有している。発光パネル10A,10Bの発光面12から放射された光のうちの第1反射領域36,37に到達した光のほとんどは、第1反射領域36,37からベース部31Pの内部に入射する。入射した光の一部は、ベース部31Pを透過し、第1反射領域36,37から放射される。
光量補正部材30Gにおいても、発光パネル10A,10Bの発光面12側に位置する第2反射領域38,39は、光拡散板43(図示せず)側に位置する第1反射領域36,37の反射率よりも高い反射率を有している。当該構成によっても、光拡散板43(図示せず)のうちの第1反射領域36,37およびその周囲部に対応する部分から放射される光の量がその他の領域に比べて必要以上に多く放射されることは抑制され、全体としての輝度の不均一性を低減することができる。
[第8変形例]
図16を参照して、実施の形態1の第8変形例における光量補正部材30Hについて説明する。光量補正部材30Hは、ベース部31Qおよび光学部材32,33を含んでいる。光量補正部材30Hのベース部31Qは、光学部材32,33により形成される第2反射領域38,39の反射率よりも低い反射率を有する部材(光吸収性を有する部材)によって構成されており、発光パネル10A,10Bの発光面12から放射された光の一部を反射させないものである。ベース部31Qは、たとえば、樹脂基材の中に黒色の微粒子を分散させることで作製されることができる。
図16を参照して、実施の形態1の第8変形例における光量補正部材30Hについて説明する。光量補正部材30Hは、ベース部31Qおよび光学部材32,33を含んでいる。光量補正部材30Hのベース部31Qは、光学部材32,33により形成される第2反射領域38,39の反射率よりも低い反射率を有する部材(光吸収性を有する部材)によって構成されており、発光パネル10A,10Bの発光面12から放射された光の一部を反射させないものである。ベース部31Qは、たとえば、樹脂基材の中に黒色の微粒子を分散させることで作製されることができる。
光学部材32は、ベース部31Qの発光パネル10A側の傾斜面上に設けられ、第2反射領域38をその表面に形成している。ベース部31Qの発光パネル10A側の傾斜面のうち、第2反射領域38が形成されていない部分は、第1反射領域36を形成している。光学部材33は、ベース部31Qの発光パネル10B側の傾斜面上に設けられ、第2反射領域39をその表面に形成している。ベース部31Qの発光パネル10B側の傾斜面のうち、第2反射領域39が形成されていない部分は、第1反射領域37を形成している。
第1反射領域36,37は、ベース部31Qの頂部側に位置している。第2反射領域38,39は、第1反射領域36,37に比べて発光パネル10A,10Bの発光面12の近くに位置している。第2反射領域38,39は、第1反射領域36,37の反射率よりも高い反射率を有している。発光パネル10A,10Bの発光面12から放射された光のうちの第1反射領域36,37に到達した光のほとんどは、第1反射領域36,37においては反射せず、ベース部31Qによって吸収される。
光量補正部材30Hにおいても、発光パネル10A,10Bの発光面12側に位置する第2反射領域38,39は、光拡散板43(図示せず)側に位置する第1反射領域36,37の反射率よりも高い反射率を有している。当該構成によっても、光拡散板43(図示せず)のうちの第1反射領域36,37およびその周囲部に対応する部分から放射される光の量がその他の領域に比べて必要以上に多く放射されることは抑制され、全体としての輝度の不均一性を低減することができる。
[第9変形例]
図17を参照して、実施の形態1の第9変形例における光量補正部材30Jについて説明する。光量補正部材30Jは、ベース部31Rおよび光学部材32,33を含んでいる。光量補正部材30Jのベース部31Rは、光拡散性を有する部材によって構成されており、発光パネル10A,10Bの発光面12から放射された光の一部を拡散させるものである。ベース部31Rは、たとえば、樹脂基材の中に光拡散用の微粒子を分散させることで作製されることができる。
図17を参照して、実施の形態1の第9変形例における光量補正部材30Jについて説明する。光量補正部材30Jは、ベース部31Rおよび光学部材32,33を含んでいる。光量補正部材30Jのベース部31Rは、光拡散性を有する部材によって構成されており、発光パネル10A,10Bの発光面12から放射された光の一部を拡散させるものである。ベース部31Rは、たとえば、樹脂基材の中に光拡散用の微粒子を分散させることで作製されることができる。
光学部材32は、ベース部31Rの発光パネル10A側の傾斜面上に設けられ、第2反射領域38をその表面に形成している。ベース部31Rの発光パネル10A側の傾斜面のうち、第2反射領域38が形成されていない部分は、第1反射領域36を形成している。光学部材33は、ベース部31Rの発光パネル10B側の傾斜面上に設けられ、第2反射領域39をその表面に形成している。ベース部31Rの発光パネル10B側の傾斜面のうち、第2反射領域39が形成されていない部分は、第1反射領域37を形成している。
第1反射領域36,37は、ベース部31Rの頂部側に位置している。第2反射領域38,39は、第1反射領域36,37に比べて発光パネル10A,10Bの発光面12の近くに位置している。第2反射領域38,39は、第1反射領域36,37の反射率よりも高い反射率を有している。発光パネル10A,10Bの発光面12から放射された光のうちの第1反射領域36,37に到達した光のほとんどは、第1反射領域36,37において拡散される。
光量補正部材30Jにおいても、発光パネル10A,10Bの発光面12側に位置する第2反射領域38,39は、光拡散板43(図示せず)側に位置する第1反射領域36,37の反射率よりも高い反射率を有している。当該構成によっても、光拡散板43(図示せず)のうちの第1反射領域36,37およびその周囲部に対応する部分から放射される光の量がその他の領域に比べて必要以上に多く放射されることは抑制され、全体としての輝度の不均一性を低減することができる。
[第10変形例]
図18を参照して、実施の形態1の第10変形例における光量補正部材30Kについて説明する。光量補正部材30Kのベース部31Sは、嵌合部31Tを有している。嵌合部31Tは、ベース部31Sの背面側の部分に設けられている。嵌合部31Tは、正面側から発光パネル10A,10Bの外縁10E同士の間に向かって延びる形状を有している。
図18を参照して、実施の形態1の第10変形例における光量補正部材30Kについて説明する。光量補正部材30Kのベース部31Sは、嵌合部31Tを有している。嵌合部31Tは、ベース部31Sの背面側の部分に設けられている。嵌合部31Tは、正面側から発光パネル10A,10Bの外縁10E同士の間に向かって延びる形状を有している。
発光パネル10A,10Bの外縁10E同士の間の部分は、光量補正部材以外の他の部材に設けられた位置決め部として機能している。この位置決め部に嵌合部31Tが差し込まれることによって、光量補正部材30Kは発光パネル10A,10Bに対して位置決めされている。作製の際の高い利便性が得られ、光量補正部材30Kは発光パネル10A,10Bに対して高い精度で位置決めされた状態で固定されることができる。
[第11変形例]
図19を参照して、実施の形態1の第11変形例における光量補正部材30Lについて説明する。光量補正部材30Lのベース部31Uも、嵌合部31Tを有している。嵌合部31Tは、ベース部31Uの背面側の部分に設けられている。嵌合部31Tは、正面側から発光パネル10A,10Bの外縁10E同士の間に向かって延びる形状を有している。筺体40のベース板41には、凹部41Tが設けられている。
図19を参照して、実施の形態1の第11変形例における光量補正部材30Lについて説明する。光量補正部材30Lのベース部31Uも、嵌合部31Tを有している。嵌合部31Tは、ベース部31Uの背面側の部分に設けられている。嵌合部31Tは、正面側から発光パネル10A,10Bの外縁10E同士の間に向かって延びる形状を有している。筺体40のベース板41には、凹部41Tが設けられている。
凹部41Tは、光量補正部材以外の他の部材に設けられた位置決め部として機能している。この位置決め部に嵌合部31Tが差し込まれることによって、光量補正部材30Lは発光パネル10A,10Bに対して位置決めされている。作製の際の高い利便性が得られ、光量補正部材30Lは発光パネル10A,10Bに対して高い精度で位置決めされた状態で固定されることができる。
[実施の形態2]
図20を参照して、本実施の形態の面発光ユニット101について説明する。面発光ユニット101は、上述の各実施の形態(たとえば実施の形態1)における面発光ユニットの構成に加えて、高い光透過性を有する保護部材44をさらに備えている。光量補正部材30は、光拡散板43が位置する側(正面側)から光量補正部材30を見た場合に、発光面の一部に重なる部分を有している。
図20を参照して、本実施の形態の面発光ユニット101について説明する。面発光ユニット101は、上述の各実施の形態(たとえば実施の形態1)における面発光ユニットの構成に加えて、高い光透過性を有する保護部材44をさらに備えている。光量補正部材30は、光拡散板43が位置する側(正面側)から光量補正部材30を見た場合に、発光面の一部に重なる部分を有している。
保護部材44は、発光パネル10A,10Bの発光面12と光量補正部材30との間に位置する部分を少なくとも有している。本実施の形態の保護部材44は、発光面12上に設けられ、発光面12の全体の覆う形状を有している。発光面12と光量補正部材30との間に保護部材44を設けることで、保護部材44は保護部として機能し、光量補正部材30による発光面12への損傷を抑制または防止することが可能となる。
[実施の形態3]
図21を参照して、本実施の形態の面発光ユニット102について説明する。面発光ユニット102においては、保護部45が光量補正部材30Mの一部として設けられている。光量補正部材30Mは、ベース部31V、光学部材32,33、および保護部45を含んでいる。ベース部31Vおよび保護部45は、高い光透過性を有する部材から互いに一体的に形成されている。なお、ベース部31Vおよび保護部45の材料は、たとえば樹脂であり、保護部45は、可撓性を有するフィルム状の形状を有している。
図21を参照して、本実施の形態の面発光ユニット102について説明する。面発光ユニット102においては、保護部45が光量補正部材30Mの一部として設けられている。光量補正部材30Mは、ベース部31V、光学部材32,33、および保護部45を含んでいる。ベース部31Vおよび保護部45は、高い光透過性を有する部材から互いに一体的に形成されている。なお、ベース部31Vおよび保護部45の材料は、たとえば樹脂であり、保護部45は、可撓性を有するフィルム状の形状を有している。
保護部45は、発光面12上に設けられ、発光面12の全体の覆う形状を有している。光量補正部材30Mは、光学部材32,33によって輝度の不均一性を低減するという機能だけでなく、ベース部31Vと保護部45との一体形成によって発光面12への損傷を抑制または防止するという機能を発揮することも可能となっている。
上述した各実施の形態および各変形例は、隣り合う発光パネル10A,10Bの発光面12上に跨るように光量補正部材を配置した場合を例示して説明したが、隣り合う発光パネル10A,10Bの間に形成される隙間28に納まるように光量補正部材が配置されていてもよい。この場合、光量補正部材の反射面34,35の少なくとも一部が、発光パネル10A,10Bの発光面12よりも光拡散板43の側に位置するように配置される。
本発明が適用される面発光ユニットは、室内および室外における照明用途に供される狭義の意味の照明装置に限られず、本発明が適用される面発光ユニットには、たとえばディスプレイ、表示デバイス、電光表示式の看板および広告等に具備される広義の意味の照明装置が含まれる。
以上、本発明に基づいた各実施の形態および各変形例について説明したが、今回開示された各実施の形態および各変形例はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10A,10B 発光パネル、10E 外縁、11 透明基板、12 発光面(表面)、13 裏面、14 陽極、15 発光体(有機層)、16 陰極、17 封止部材、18 絶縁層、19 背面、20 分割領域、21,22 電極取出部、28 隙間、30,30A,30B,30C,30D,30E,30F,30G,30H,30J,30K,30L,30M,30Z 光量補正部材、31,31K,31P,31Q,31R,31S,31U,31V ベース部、31J 平坦面、31T 嵌合部、32,32a,32b,32M,32N,33,33a,33b 光学部材、34,35 反射面、36,37 第1反射領域、38,38a,38b,39,39a,39b 第2反射領域、40 筺体、41 ベース板、41T 凹部、42 枠板、43 光拡散板(光拡散部材)、44 保護部材(保護部)、45 保護部、100,101,102,200,300 面発光ユニット、R1 発光領域、R2,R2a,R2b 非発光領域、R3 非発光部。
Claims (9)
- 面状に並ぶように配置され、発光面から正面側に向かって光を放射する複数の発光パネルと、
複数の前記発光パネルのうちの隣り合う前記発光パネルの外縁に沿って延在するように位置し、前記発光面から放射された光の一部を前記正面側に向けて反射する反射面を有する光量補正部材と、
複数の前記発光パネルおよび前記光量補正部材に間隔を隔ててこれらと対向するように配置され、前記発光面から放射された光および前記反射面に反射した光を拡散させる光拡散部材と、を備え、
前記反射面は、前記発光面の側から前記発光パネルの前記外縁の側に向かうにつれて前記発光面から遠ざかる方向に延びる形状を有し、
前記反射面は、第1反射領域と、前記第1反射領域に比べて前記発光面の近くに位置し且つ前記第1反射領域の反射率よりも高い反射率を有する第2反射領域と、を含む、
面発光ユニット。 - 前記光量補正部材は、
ベース部と、
前記第1反射領域およびまたは前記第2反射領域を形成する光学部材と、を含む、
請求項1に記載の面発光ユニット。 - 前記ベース部は、光拡散性を有する部材により形成され、
前記第2反射領域を形成する前記光学部材が前記ベース部上に設けられている、
請求項2に記載の面発光ユニット。 - 前記ベース部は、光透過性を有する部材により形成され、
前記第2反射領域を形成する前記光学部材が前記ベース部上に設けられている、
請求項2に記載の面発光ユニット。 - 前記ベース部は、光吸収性を有する部材により形成され、
前記第2反射領域を形成する前記光学部材が前記ベース部上に設けられている、
請求項2に記載の面発光ユニット。 - 前記光量補正部材は、前記正面側から前記光量補正部材を見た場合に前記発光面に重なっている部分を有し、
前記光量補正部材と前記発光面との間に位置し、光透過性を有する保護部をさらに備える、
請求項1から5のいずれかに記載の面発光ユニット。 - 前記光量補正部材および前記保護部は、互いに一体的に形成されている、
請求項6に記載の面発光ユニット。 - 前記光量補正部材は、前記正面側から隣り合う前記発光パネルの前記外縁同士の間に向かって延びる嵌合部を含み、
前記嵌合部は、前記光量補正部材以外の他の部材に設けられた位置決め部に嵌合している、
請求項1から7のいずれかに記載の面発光ユニット。 - 前記第2反射領域は、前記第2反射領域内で反射率が異なる部分を有している、
請求項1から8のいずれかに記載の面発光ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013079167A JP2014203675A (ja) | 2013-04-05 | 2013-04-05 | 面発光ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013079167A JP2014203675A (ja) | 2013-04-05 | 2013-04-05 | 面発光ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014203675A true JP2014203675A (ja) | 2014-10-27 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013079167A Pending JP2014203675A (ja) | 2013-04-05 | 2013-04-05 | 面発光ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014203675A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3196942A3 (en) * | 2016-01-19 | 2017-10-11 | Diftek Lasers, Inc. | Oled display and method of fabrication thereof |
US9859348B2 (en) | 2011-10-14 | 2018-01-02 | Diftek Lasers, Inc. | Electronic device and method of making thereof |
KR20180024387A (ko) * | 2016-08-30 | 2018-03-08 | 엘지디스플레이 주식회사 | 발광다이오드 어셈블리와 이를 포함하는 백라이트 유닛 및 이를 포함하는 액정표시장치 |
-
2013
- 2013-04-05 JP JP2013079167A patent/JP2014203675A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9859348B2 (en) | 2011-10-14 | 2018-01-02 | Diftek Lasers, Inc. | Electronic device and method of making thereof |
EP3196942A3 (en) * | 2016-01-19 | 2017-10-11 | Diftek Lasers, Inc. | Oled display and method of fabrication thereof |
US10312310B2 (en) | 2016-01-19 | 2019-06-04 | Diftek Lasers, Inc. | OLED display and method of fabrication thereof |
KR20180024387A (ko) * | 2016-08-30 | 2018-03-08 | 엘지디스플레이 주식회사 | 발광다이오드 어셈블리와 이를 포함하는 백라이트 유닛 및 이를 포함하는 액정표시장치 |
KR102554719B1 (ko) | 2016-08-30 | 2023-07-11 | 엘지디스플레이 주식회사 | 발광다이오드 어셈블리와 이를 포함하는 백라이트 유닛 및 이를 포함하는 액정표시장치 |
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