JP2014202675A - 回転数検出装置及び回転数検出方法 - Google Patents

回転数検出装置及び回転数検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】タービンの回転数の算出精度を高めることができる回転数検出装置及び回転数検出方法を提供する。
【解決手段】回転数検出装置100は、タービンの回転を回転信号として検出する電磁ピックアップ1と、電磁ピックアップ1によって検出された回転信号を分周する分周回路4と、分周回路4によって分周された信号からタービンの回転数を算出する割込処理部5eと、を備えている。タービンの回転数が高い場合でも、分周回路4によって回転信号が分周されて分周された信号に基づいて割込処理部5eが回転数を算出することにより、CPU5の計算負荷が限界に達する事態を回避している。
【選択図】図1

Description

本発明は、タービンの回転数を検出する回転数検出装置及び回転数検出方法に関するものである。
車両等に用いられるガスタービンエンジンとしては、制御プログラムに従って演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、基準クロックパルスを発生するクロック発生回路と、アナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換器とを備えたものが知られている。特開昭63−248932号公報(特許文献1)には、ガスゼネレータ回転数センサを備えたガスタービンエンジンが開示されており、このガスゼネレータ回転数センサは、ガスゼネレータの回転に連動する磁性体の歯車の回転を電磁ピックアップによって検出している。この電磁ピックアップは、歯車の回転をガスゼネレータの回転数に比例した周波数の交流信号として検出し、この交流信号は矩形波に整形される。矩形波に整形された信号は、周波数電圧変換回路によって電圧信号に変換され、その後デジタル信号に変換されて回転数が算出される。
特開昭63−248932号公報
しかしながら、前述したように、交流信号を矩形波に整形し、その後電圧信号及びデジタル信号に信号変換を行う回転数検出装置においては、タービンの高速回転時にマイクロプロセッサの計算負荷が限界に達することがある。このように、マイクロプロセッサの計算負荷が限界に達すると共に、回転数の検出精度が低下するという問題があった。
そこで、本発明の課題は、タービンの回転数の算出における計算負荷の低減、及び検出精度の向上が可能な回転数検出装置及び回転数検出方法を提供することである。
すなわち、本発明の回転数検出装置は、タービンの回転を回転信号として検出する検出部と、検出部によって検出された回転信号を分周する分周部と、分周部によって分周された信号からタービンの回転数を算出する回転数算出部と、を備えている。
この発明によれば、タービンの回転が回転信号として検出され、この回転信号は分周部によって分周され、分周された信号から回転数算出部によってタービンの回転数が算出される。よって、タービンの回転数が高い場合でも、分周部によって回転信号が分周され、分周された信号に基づいて回転数が算出されるため、マイクロプロセッサの計算負荷を低減させることができる。
また、本発明に係る回転数検出装置において、回転数算出部は、分周部によって分周された信号と基準信号とからタービンの回転数を算出することが好ましい。この発明によれば、分周された信号と基準信号とを用いてタービンの回転数を算出する。このように分周された信号に加えて基準信号を用いることにより、算出されたタービンの回転数の精度を高めることができる。
また、本発明に係る回転数検出装置において、基準信号の入力に応じて数値のカウントを行うカウンタ部を備え、回転数算出部は、分周部によって分周された信号とカウンタ部によってカウントされた数値とから、タービンの回転数を算出することが好ましい。この発明によれば、既存のCPU等に設けられた基準信号を出力するクロック信号出力回路とカウンタとを用いてタービンの回転数を算出できる。また、回転数算出部は、分周部によって分周された信号とカウンタ部の数値とを用いてタービンの回転数を算出しているので、既存のクロック信号とカウンタとを用いてタービンの回転数を精度よく算出することができる。
また、本発明に係る回転数検出装置において、検出部によって検出された回転信号をデジタル信号に変換する信号変換部を備え、回転数算出部は、信号変換部によって変換されたデジタル信号からタービンの回転数を算出することが好ましい。この発明によれば、回転数算出部は、信号変換部によるデジタル信号からもタービンの回転数を算出することが可能となる。よって、デジタル信号からの回転数の算出と、分周された信号からの回転数の算出と、を必要に応じて使い分けることができ、更に、分周部及び信号変換部のいずれかが故障したときでもタービンの回転数の算出を継続させることができる。
また、本発明に係る回転数検出装置において、回転数算出部は、タービンの回転数が基準値以上である場合には、分周部によって分周された信号からタービンの回転数を算出し、タービンの回転数が基準値よりも小さい場合には、信号変換部によって変換されたデジタル信号からタービンの回転数を算出することが好ましい。この発明によれば、タービンの回転数が基準値以上のときは分周された信号から回転数を算出し、タービンの回転数が基準値未満のときは信号変換部によって変換されたデジタル信号から回転数を算出する。このように、タービンの回転数が大きいときは分周された信号を用いるので、回転数増大時における回転数算出の精度を高めることができ、タービンの回転数が小さいときは簡易なデジタル信号からの回転数の算出を利用できる。
また、本発明に係る回転数検出方法は、タービンの回転を回転信号として検出するステップと、検出するステップで検出された回転信号を分周するステップと、分周するステップで分周された信号からタービンの回転数を算出するステップと、を備えている。
この発明によれば、タービンの回転を回転信号として検出し、この回転信号は分周され、分周された信号からタービンの回転数を算出する。よって、タービンの回転数が高い場合でも、分周された信号からタービンの回転数を算出するため、マイクロプロセッサの計算負荷が限界に達する事態を回避できる。そして、分周信号の計測によりマイクロプロセッサ内部の高周波クロックを使用するので、タービン回転数の算出精度を高めることができる。
本発明によれば、タービンの回転数の算出における計算負荷の低減と実用運転領域の精度の向上が可能となる。
第1実施形態に係る回転数検出装置のブロック図である。 図1の回転数検出装置におけるCPUの詳細構成を示すブロック図である。 割込信号とカウント値との関係を示すグラフである。 図1の回転数検出装置の回転数算出処理を示すフローチャートである。 エンジン回転数と回転数算出処理の方式との関係を示すグラフである。 デジタル方式の検出精度について説明するための図である。 第2実施形態に係る回転数検出装置のCPUの詳細構成を示すブロック図である。 割込信号とカウント値との関係を示すグラフである。 図7の回転数検出装置の回転数算出処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示されるように、第1実施形態に係る回転数検出装置100は、タービンの回転を回転信号として検出する電磁ピックアップ1と、電磁ピックアップ1によって検出された回転信号を分周する分周回路4と、分周回路4によって分周された信号からタービンの回転数を算出する割込処理部5eとを備えている。割込処理部5eは、例えばCPU5に搭載されている。このように、電磁ピックアップ1、分周回路4、及び割込処理部5eによってタービンの回転数を算出する方式を以下ではデジタル方式とする。
回転数検出装置100は、例えばガスタービンの回転数を検出する装置であり、電磁ピックアップ1と、波形整形回路2と、F/V変換器3と、分周回路4と、CPU5とを備えて構成されている。
電磁ピックアップ1は、タービンの回転を回転信号として検出する検出部として機能する。電磁ピックアップ1は、例えばガスタービンの回転に連動する磁性体の歯車Hの回転を検出する。このとき、電磁ピックアップ1は、歯車Hの回転をタービンの回転数に比例した周波数の交流信号として検出し、検出した信号を波形整形回路2に出力する。なお、本実施形態では、例えば、タービンの最大回転数が30万rpmとなっており、この際の電磁ピックアップ1の出力周波数は10kHzとなっている。
波形整形回路2は、電磁ピックアップ1からの交流信号を矩形波に整形する。波形整形回路2によって整形された矩形波の信号は、F/V変換器3及び分周回路4に出力される。
F/V変換器3は、波形整形回路2からの信号の周波数を電圧に変換する。ここで、F/V変換器3は、例えば、波形整形回路2からの周波数が0〜10kHzの信号を周波数に比例した0〜5Vのアナログ電圧に変換する。F/V変換器3によって得られたアナログ電圧は、CPU5に出力される。
分周回路4は、電磁ピックアップ1によって検出された回転信号を分周する分周部として機能する。分周回路4は、波形整形回路2によって整形された矩形波の信号を例えば1/32に分周する。このように分周回路4が信号を1/32に分周する場合、タービンの回転数が30万rpmのときの分周後の信号の周期は3.2msとなる。分周回路4によって分周された信号は、CPU5に出力される。
CPU5は、A/D変換器5aと、演算処理部5bと、クロック信号(基準信号)を出力するベースクロック出力回路5cと、カウンタ5dと、割込処理部5eとを備えて構成されている。A/D変換器5aは、回転信号をデジタル信号に変換する信号変換部として機能し、演算処理部5b及び割込処理部5eは、タービンの回転数を算出する回転数算出部として機能し、カウンタ5dは、ベースクロック出力回路5cからのクロック信号の入力に応じて数値のカウントを行うカウンタ部として機能する。なお、CPU5に設けられているベースクロック出力回路5c及びカウンタ5dは既存のものを用いることもできる。
A/D変換器5aは、F/V変換器3から得られた電圧を示すアナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器5aによって得られたデジタル信号は、図2に示されるように、A/D変換値記憶部5hに記憶される。
A/D変換値記憶部5hに記憶されたデジタル信号は、演算処理部5bによって用いられ、演算処理部5bは、A/D変換値記憶部5hのデジタル信号からタービンの回転数を演算して算出する。このように、本実施形態では、F/V変換器3、A/D変換器5a、及び演算処理部5bを用いたFV変換方式を用いてタービンの回転数を算出できる。しかしながら、A/D変換器5aとして例えば10bitのものを用いると、A/D変換器5aの分解能は210=1024となり、特にタービンが高速の場合は十分な回転数の検出精度が得られない。具体的には、例えばタービンの回転数が30万rpmの場合には±300rpm程度の検出誤差が発生する。また、FV変換方式において、F/V変換器3は、抵抗とコンデンサの値から定まる基準パルス信号を基にアナログ電圧信号を生成するので、温度特性によって計測結果が変動する可能性があるという問題がある。よって、本実施形態では、図5に示されるように、タービンの回転数が検出精度を必要としないアイドル回転以下(エンジン回転数が50%以下)の場合にのみ、FV変換方式で回転数の算出を行うようにしている。
図2に示されるように、分周回路4によって分周された信号は、割込信号としてCPU5の割込処理部5eに入力され、このとき割込処理部5eは割込処理を実行する。この割込処理部5eは、例えば16bitのカウンタ5dをコントロール可能となっており、具体的には、カウンタ5dのカウント値の読み込みとカウンタ5dのリセット動作を行う。これらの動作としては、図3に示されるように、割込処理部5eに割込信号が入力されると、割込処理部5eがカウンタ5dのカウント値を読み込み、その後直ちにカウンタ5dのカウント値をリセットする。割込処理部5eでは、取得したカウント値から割込信号の周期を求め、求めた周期からタービンの回転数を算出し、算出した回転数を図2に示される回転数データ記憶部5gに記憶する。
ところで、カウンタ5dとして16bitのものを使用する場合、検出可能なカウント値は216=65536となる。ここで、カウント値がオーバーフローする事態を回避するために、本実施形態では、CPU5のベースクロック出力回路5cの後段に分周回路5fを設けている。そして、この分周回路5fで分周されたクロック信号をカウンタ5dに導くことにより、エンジンの実用回転域(例えば12万rpm以上)におけるカウンタ5dのオーバーフローは防止されている(図6参照)。具体的には、例えばベースクロック出力回路5cが出力するクロック信号を20MHzとする場合、分周回路5fがベースクロック出力回路5cからのクロック信号を1/4に分周すればカウンタ5dによるオーバーフローは防止される。
ベースクロック出力回路5c、カウンタ5d及び分周回路5fを用いた場合におけるタービンの回転数、割込信号の周期、カウンタ5dのカウント値、及び検出誤差の関係の一例を図6に示す。この図6に示されるように、カウンタ5dのカウント値がオーバーフローするときのタービンの回転数は76265rpmとなる。よって、電磁ピックアップ1、分周回路4、及び割込処理部5eを用いてタービンの回転数を算出するデジタル方式を使用できるのは、上記の条件では、タービンの回転数が76265rpm以上の場合に限られる。しかしながら、本実施形態では、アイドル回転数である12万rpm以上の場合が実用回転数領域となる。よって、回転数が12万rpm以上の場合がカバーできていればよく、本実施形態では実用回転数領域を十分にカバーしている。
次に、本実施形態に係る回転数検出装置100の動作、及び本実施形態に係る回転数検出方法について図4を参照しながら説明する。図4に示される処理は、CPU5によって実行される処理であり、デジタル方式によってエンジンの回転数を算出する。この回転数算出処理は、例えば一定時間ごとに繰り返し実行される。
まず、ステップS1(以下、「S1」という。他のステップにおいても同様とする。)において、割込処理部5eに分周回路4からの割込信号が入力されると、割込処理部5eがカウンタ5dからカウント値の読み出しを実行する。次にS2において、カウンタ5dのリセットが行われる。S2の後に実行されるS3は、割込信号の周期を求めるルーチンであり、ここで例えばカウンタ5dの入力信号の周期を0.2μsとすると、割込信号の周期t(μs)は、以下の式、
t=カウンタ5dのカウント値×0.2
で求めることができる。
S3で割込信号の周期を求めた後は、S4でエンジンの回転数の算出処理が行われる。S4において、例えば、エンジンの回転数が0〜30万rpm、電磁ピックアップ1の信号の周波数が0〜10kHz、かつ、電磁ピックアップ1の信号を分周回路4で1/32に分周するものとすると、エンジンの回転数N(rpm)は、例えば以下の式、
N=(1/t)×32×30
で算出することができる。
S4でエンジンの回転数を算出した後は、S5で算出した回転数を回転数データ記憶部5gに格納して一連の処理を終了する。
以上のように、本実施形態の回転数検出装置100では、デジタル方式を採用することにより、タービンの回転数が電磁ピックアップ1によって回転信号として検出され、この回転信号は分周回路4によって分周され、分周された信号からCPU5の割込処理部5eによってタービンの回転数が算出される。よって、タービンの回転数が高い場合でも、分周回路4によって回転信号が分周されて分周された信号に基づいて回転数が算出されるため、CPU5の計算負荷が限界に達する事態を回避できる。そして、分周された信号を用いることによりCPU5の計算負荷を低減させることができる。よって、例えば図6に示されるように回転数が30万rpmの場合でも検出誤差を±19rpmに抑えることができ、タービンの回転数の算出精度を高めることができる。
また、回転数検出装置100において、割込処理部5eは、分周回路4によって分周された信号とクロック信号とを用いてタービンの回転数を算出している。このように分周された信号とクロック信号とを用いてタービンの回転数を算出しているので、算出されたタービンの回転数の精度をより高めることができる。
また、回転数検出装置100では、CPU5に設けられた既存のベースクロック出力回路5cとカウンタ5dとを用いて、構成部品を増やすことなくタービンの回転数を算出できる。このように、割込処理部5eは、分周回路4によって分周された信号とカウンタ5dのカウント値とを用いてタービンの回転数を算出しているので、既存のクロック信号とカウンタ5dとを用いてタービンの回転数を精度よく算出することができる。更に、カウンタ5dのベースクロック出力回路5cの基準信号としてCPU5に搭載されたシステムクロックを採用しているので、回転数の測定を非常に高速で行うことが可能であり、更に部品の増設を最小限に留めることも可能としている。
また、回転数検出装置100では、電磁ピックアップ1によって検出された回転信号をデジタル信号に変換するA/D変換器5aを備え、演算処理部5bは、A/D変換器5aによって変換されたデジタル信号からタービンの回転数を算出するFV変換方式を採用することもできる。よって、FV変換方式による回転数の算出と、デジタル方式による回転数の算出とを必要に応じて使い分けることができ、更に、F/V変換器3及び分周回路4のいずれかが故障したときでもタービンの回転数の算出を継続させることができる。また、FV変換方式によって算出した回転数と、デジタル方式によって算出した回転数とを両方用いて、これらの回転数を必要に応じて更に演算することにより、より最適な回転数の算出を行うことも可能となる。
また、回転数検出装置100において、タービンの回転数が例えば12万rpm以上である場合にはデジタル方式を採用し、タービンの回転数が例えば12万rpm未満である場合にはFV変換方式を採用することも可能である。このように、タービンの回転数が大きいときには分周された信号を用いるので、回転数増大時における回転数算出の精度を高めることができ、更に、前述したFV変換方式特有の温度特性による問題を回避できる。また、タービンの回転数が小さいときはFV変換方式を採用しているので、タービンの回転数低下によって割込信号の周期が長期化して回転数の検出が遅れる問題を回避でき、更に、カウンタ5dのカウント値のオーバーフローによる検出不良の問題を回避することもできる。
また、回転数検出装置100を用いた本実施形態の回転数検出方法では、電磁ピックアップ1がタービンの回転を回転信号として検出するステップと、電磁ピックアップ1が検出した回転信号を分周回路4が分周するステップと、分周回路4で分周された信号から割込処理部5eがタービンの回転数を算出するステップと、を備えている。よって、タービンの回転数が高い場合でも、分周された信号からタービンの回転数を算出するため、CPU5の計算負荷が限界に達する事態を回避できる。そして、分周された信号をCPU5内の高速クロックで計測し算出するので、タービンの回転数の算出精度を高めることができる。
次に、第2実施形態に係る回転数検出装置について図7〜図9を参照して説明する。第2実施形態に係る回転数検出装置は、割込処理部5eでカウンタ5dのリセット操作を行わずに回転数の検出を行うことを特徴としている。図7に示されるように、第2実施形態に係る回転数検出装置は、回転数データ記憶部5gを有するCPU5に代えて、周期回転数データ記憶部15gを有するCPU15を用いた点のみが第1実施形態と異なり、その他の構成は第1実施形態と同様である。よって、以下では、CPU15についてのみ重点的に説明し、第1実施形態と重複する部分については説明を省略する。
第2実施形態において、CPU15のカウンタ5dは、ベースクロック出力回路5cを入力とするフリーランニング動作が可能となっている。カウンタ5dは、カウント値がオーバーフローするとカウント値を0に戻し、このオーバーフロー及び0に戻す動作を繰り返す。すなわち、カウンタ5dのフリーランニング状態を示す図8のように、カウンタ5dとして16bitのものを使用する場合、カウント値がH’FFFF(65536)まで達するとH’0000(0)に戻り、この動作を繰り返している。
図7及び図8に示されるように、第2実施形態でも第1実施形態と同様に、電磁ピックアップ1によって検出された回転信号に同期した割込信号が割込処理部5eに入力される。また、割込処理部5eは、割込信号が入力される毎に、カウンタ5dのカウント値を読み込み、今回読み込んだカウント値と前回読み込んだカウント値との差分から割込信号の周期を求める。そして、第1実施形態と同様に、割込処理部5eによってタービンの回転数が算出される。
次に、第2実施形態に係る回転数検出装置の動作について図9を参照して説明する。図9のフローチャートに示される回転数検出処理の動作はCPU15によって一定時間毎に繰り返し実行される。まず、S11において、割込処理部5eに分周回路4からの割込信号が入力されると、割込処理部5eがカウンタ5dからカウント値の読み出しを実行する。次にS12において、今回読み出したカウント値と前回読み出したカウント値との差分ΔTを算出する。そして、S13において、カウント値の差分ΔTが0以上であるか否かの判定が行われる。
S13でカウント値の差分ΔTが0以上でないと判定された場合はS14に移行し、カウント値の差分ΔTにカウント値の最大値(ここでは65536)を加算する処理が実行され、その後S15に移行する。一方、S13でカウント値の差分ΔTが0以上であると判定された場合は直ちにS15に移行する。S15では、エンジンの回転数算出処理が実行される。具体的には、S15において、例えばカウンタ5dの入力信号の周期を0.2μsとすると、割込信号の周期t(μs)は、
t=カウント値の差分ΔT×0.2
の式で求められる。そして、例えば、エンジンの回転数が0〜30万rpm、かつ、電磁ピックアップ1の信号を分周回路4で1/32に分周するものとすると、エンジンの回転数N(rpm)は、以下の式、
N=(1/t)×32×30
で算出される。
S15で算出された割込信号の周期及びエンジンの回転数は、S16で周期回転数データ記憶部15gに格納される。そして、S17に移行して、今回割込処理部5eが読み込んだカウンタ5dのカウント値がCPU15のメモリに格納されて、一連の処理が終了する。
以上のように、第2実施形態に係る回転数検出装置及び回転数検出方法においても、分周回路4及び割込処理部5eを用いたデジタル方式によってタービンの回転数を算出することができるので、第1実施形態と同様の効果が得られる。そして、第2実施形態では、図8に示されるように、前回のカウント値の読み込みと今回のカウント値の読み込みとの間にカウント値がオーバーフローした場合に、今回のカウント値にカウント値の最大値(ここでは65536)を加算する処理が実行される。よって、第2実施形態ではオーバーフローを回避する必要がないので、タービンの回転数が小さい場合でも問題なくデジタル方式を採用することができる。
以上、前述した実施形態は、本発明に係る回転数検出装置及び回転数検出方法の実施形態を説明したものであり、本発明に係る回転数検出装置及び回転数検出方法は上記実施形態に記載されたものに限定されない。本発明に係る回転数検出装置及び回転数検出方法は、各請求項に記載した要旨を変更しないように上記実施形態に係る回転数検出装置及び回転数検出方法を変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
例えば、上記実施形態では、タービンの回転数が基準値以上である場合に分周回路4及び割込処理部5eによるデジタル方式を採用し、タービンの回転数が基準値未満である場合に、F/V変換器3、A/D変換器5a及び演算処理部5bによるFV変換方式を採用する例について説明した。しかしながら、この例に限られず、例えばタービンの回転数に拘らず両方の方式を採用してもよいし、更に、FV変換方式を省略してもよい。特に、上記の第2実施形態では、カウント値がオーバーフローしても回転数の算出に影響を及ぼさない。このため、F/V変換器3、A/D変換器5a及び演算処理部5bを省略することができ、FV変換方式を採用しなくてもデジタル方式を採用して回転数の算出を精度よく行うことができる。
また、上記実施形態では、クロック信号を基準信号として用いて、カウンタ部のカウント値と分周された信号とからタービンの回転数を算出する例について説明した。しかし、この例に限られず、基準信号としてクロック信号以外の信号を用いたり、カウント値以外のものを用いて回転数を算出するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ベースクロック出力回路5c、カウンタ5d及び割込処理部5eが同一のCPU5に搭載されている例について説明した。しかし、この例に限られず、ベースクロック出力回路5c、カウンタ5d及び割込処理部5eのいずれかを別体としてもよい。
また、上記実施形態では、デジタル方式で回転数の算出を行う割込処理部5eと、FV変換方式で回転数を算出する演算処理部5bとを別体としたが、割込処理部5e及び演算処理部5bを一体としてもよい。
1…電磁ピックアップ(検出部)、3…F/V変換器、4…分周回路(分周部)、5…CPU、5a…A/D変換器(信号変換部)、5b…演算処理部(回転数算出部)、5c…ベースクロック出力回路、5d…カウンタ(カウンタ部)、5e…割込処理部(回転数算出部)、100…回転数検出装置。

Claims (6)

  1. タービンの回転を回転信号として検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された前記回転信号を分周する分周部と、
    前記分周部によって分周された信号から前記タービンの回転数を算出する回転数算出部と、
    を備えた回転数検出装置。
  2. 前記回転数算出部は、前記分周部によって分周された信号と基準信号とから前記タービンの回転数を算出する、
    請求項1に記載の回転数検出装置。
  3. 前記基準信号の入力に応じて数値のカウントを行うカウンタ部を備え、
    前記回転数算出部は、前記分周部によって分周された信号と前記カウンタ部によってカウントされた数値とから、前記タービンの回転数を算出する、
    請求項2に記載の回転数検出装置。
  4. 前記検出部によって検出された回転信号をデジタル信号に変換する信号変換部を備え、
    前記回転数算出部は、前記信号変換部によって変換された前記デジタル信号から前記タービンの回転数を算出する、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転数検出装置。
  5. 前記回転数算出部は、
    前記タービンの回転数が基準値以上である場合には、前記分周部によって分周された信号から前記タービンの回転数を算出し、
    前記タービンの回転数が前記基準値よりも小さい場合には、前記信号変換部によって変換されたデジタル信号から前記タービンの回転数を算出する、
    請求項4に記載の回転数検出装置。
  6. タービンの回転を回転信号として検出するステップと、
    前記検出するステップで検出された前記回転信号を分周するステップと、
    前記分周するステップで分周された信号から前記タービンの回転数を算出するステップと、
    を備えた回転数検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104833815A (zh) * 2015-03-04 2015-08-12 诸城福田汽车科技开发有限公司 发动机转速测量方法、装置及设备
CN110963073A (zh) * 2019-12-24 2020-04-07 中航贵州飞机有限责任公司 多用途飞机轮速信号模拟系统

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