JP2014202403A - 通風口装置 - Google Patents

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Michiya Suzuki
道哉 鈴木
祐行 上野
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【課題】電力供給や開閉制御のための配線を必要とせずに、外気の温湿度に応じて自動的に開閉することを可能にした通風口装置を提供する。【解決手段】建物の外部T1から内部T2に外気Gを導入するための通風口装置Aであって、軸線O1周りに回転可能に軸支された軸部16に一体に設けられ、且つ外気が流通する通風路R内に配設され、軸部の回転とともに通風路を開閉して外部と内部を連通/遮断する開閉部材と、外気の温度に応じて変形し、変形によって生じる力を軸部に伝達して軸部を回転させるバイメタルと、外気の湿度に応じて変形し、変形によって生じる力を軸部に伝達して軸部を回転させる湿度反応部材と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、建物の壁等に設置され、外気を室内に導入して換気を行うための通風口装置に関する。
従来、例えばマンションやオフィスビル、住宅などの建物は、壁などに形成した開口部に通風口(通風口装置)を設け、この通風口を通じて外気を室内に導入して換気を行うようにしている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特開2000−121130号公報 特開2003−161500号公報
一方、従来、この種の通風口は、その開閉を手動で行う手動式通風口と電動で行う電動式通風口とに大別される。そして、電動式通風口は、例えば、外気温度をセンサーで検知し、この検知結果に基づいて、外気導入が省エネの観点で望ましい場合に、通風口(通風路)を「開」とし、そうでない場合に「閉」となるように、開閉制御する。
しかしながら、上記のような電動式通風口は、電動で開閉制御するため、電力供給用の配線や開閉制御用の配線が必要になり、通風口のコスト、さらに設備工事のコストが必要になって割高になるという欠点があった。ちなみに、手動式通風口は、低コストであるが、開閉が面倒であり、閉め忘れなどで省エネ効果が失われる。さらに、上述したように従来の電動式通風口では外気温度を検知して開閉させるものが一般的であり、温湿度に応じて通風口を開閉させるものは、設備工事のコストがさらに割高になるという欠点があり、実際の建物に採用するのが困難であった。
本発明は、上記事情に鑑み、電力供給や開閉制御のための配線を必要とせずに、外気の温湿度に応じて自動的に開閉することを可能にした通風口装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の通風口装置は、建物の外部から内部に外気を導入するための通風口装置であって、軸線周りに回転可能に軸支された軸部に一体に設けられ、且つ前記外気が流通する通風路内に配設され、前記軸部の回転とともに前記通風路を開閉して前記外部と前記内部を連通/遮断する開閉部材と、前記外気の温度に応じて変形し、該変形によって生じる力を前記軸部に伝達して前記軸部を回転させるバイメタルと、前記外気の湿度に応じて変形し、該変形によって生じる力を前記軸部に伝達して前記軸部を回転させる湿度反応部材と、を備えていることを特徴とする。
この発明においては、バイメタルが外気の温度を検知し、この外気の温度の高低に応じて伸縮変形すると、この変形によって生じる力が軸部に伝達され、軸部を軸線周りに回転させることができ、軸部に一体に設けられた開閉部材を軸部とともに回動させることができる。そして、例えば、建物の内部に外気を取り込むことで省エネ効果が得られる外気温のときには、開閉部材が回動するとともに通風路が開くようにし、外気温が高くまたは低く、外気を取り込むことで暖房や冷房負荷が増大する外気温のときには、開閉部材が回動するとともに通風路が閉じるようにし、外気の温度に応じて自動的に通風路を開閉することができる。さらに、湿度反応部材が外気の湿度を検知し、この外気の湿度の高低に応じて伸縮変形すると、この変形によって生じる力が軸部に伝達され、軸部を軸線周りに回転させることができ、軸部に一体に設けられた開閉部材を軸部とともに回動させることができる。そして、例えば、建物の内部に外気を取り込むことで省エネ効果が得られる湿度のときには、開閉部材が回動するとともに通風路が開くようにし、湿度が高く、外気を取り込むことで除湿(冷房)負荷が増大する湿度のときには、開閉部材が回動するとともに通風路が閉じるようにし、外気の湿度に応じて自動的に通風路を開閉することができる。
本発明の通風口装置においては、外気の温度に応じてバイメタルが変形することによって、外気の温度に応じて自動的に開閉部材を開閉駆動させることができる。また、外気の湿度に応じて湿度反応部材が変形することによって、外気の湿度に応じて自動的に開閉部材を開閉駆動させることができる。よって、従来のように電力供給のための配線や駆動制御のための配線を設けることなく、所望の外気の温湿度に応じて開閉部材を自動的に開閉させることができ、安価で、確実に省エネ効果を得ることが可能な通風口装置を提供することが可能になる。
本発明の実施形態に係る通風口装置を示す斜視図である。 図1のX1−X1線に沿う断面図(概念図)であり、本発明の実施形態に係る通風口装置を示す図である。 図1のX2−X2線に沿う断面図であり、本発明の実施形態に係る通風口装置を示す図((a)は開状態、(b)は閉状態)である。 本発明の実施形態に係る通風口装置の温度による開閉機構を示す図である。 本発明の実施形態に係る通風口装置の湿度による開閉機構の動作を示す図である。 本発明の実施形態に係る通風口装置に加え、排気用ファンの稼働によって外気の取り込みを制御する構成の一例を示す図である。
以下、図1から図6を参照し、本発明の実施形態に係る通風口装置について説明する。本実施形態は、外気を室内に導入して換気を行うための通風口装置に関するものである。
本実施形態の通風口装置Aは、図1及び図2に示すように、建物の壁などに形成した開口部に設置され、建物の外部(室外)T1と内部(室内)T2を連通させる通風路Rを形成するケーシング1と、建物の外部T1と内部T2との間を連通/遮断するようにケーシング1の通風路Rを開閉する開閉機構2と、を備えている。
ケーシング1は、建物の外部T1側の壁面(壁、窓)3に沿う前壁部1aに通風路Rの開口である外気導入口4が形成され、内部T2側の天板部1bに開口して外気給気口5が形成され、これら外気導入口4から外気給気口5に連通する内部空間が通風路Rとされている。なお、外気導入口4には、通風路Rに導入する外気Gを整流したり、雨水の浸入を防止したり、通風路Rの内部を隠しつつ、外気導入口4の美観を向上させるなどを目的とした部材を設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、ケーシング1の天板部1bが水平面状の上面と下面(ケーシング1の内面)を備えて平板状に形成され、外気給気口5が、この天板部1bの上面から下面に貫通する複数のスリット孔として形成されている。
さらに、本実施形態の通風口装置Aにおいては、通風路Rに隣接し、且つ通風路Rと区画した開閉機構収容部(開閉機構収容室)6がケーシング1によって形成されている。この開閉機構収容部6は、外部T1側の前壁部1cに外気の温湿度感知用開口7を設け、温湿度感知用開口7によって外気Gを内部に導入し、内部温湿度を外気Gの温湿度と略同等にすることができるように構成されている。ここで、開閉機構収容部6は、確実に内部温湿度が温湿度感知用開口7から導入した外気Gの温湿度と略同等になるように、側壁部1d、1eや後壁部1f、天板部1gの内面に断熱材(不図示)を設置するなどして形成されていることが望ましい。
図1〜図3に示すように、本実施形態の開閉機構2は、外気導入口4から外気給気口5に向けて通風路Rを流通する外気Gの流通方向に略直交する横方向の前後方向S1に延びて通風路R内に配設されるとともに、前後方向S1に延びる軸線O1周りに回転可能に軸支された軸部16と、上下方向S2略中央を軸部16に接続して支持された開閉板(開閉部材、流量調整板)17と、ケーシング1の内面に一端18aを、開閉板17の上端部側に他端18bをそれぞれ接続して設けられたバネなどの弾性体18と、を備えている。なお、本実施形態では、弾性体18に負荷がかかっていないときは、図3(a)のように開閉板17が開状態になるように構成されている。
また、図3に示すように、開閉板17は軸部16を中心にP2方向(時計回り方向)に回動することにより通風路Rを開状態に保持し、P1方向(反時計回り方向)に回動し、開閉板17の端部が、ケーシング1に形成された係止片22に係止(当接)することにより通風路Rを閉状態に保持するように構成されている。
さらに、本実施形態の開閉機構2は、外気の温度によって軸部16を軸線O1周りに正逆回転させて通風路Rを開閉するように開閉板17を回動させるバイメタル19、20(図4参照)と、外気の湿度によって軸部16を軸線O1周りに正逆回転させて通風路Rを開閉するように開閉板17を回動させる湿度反応伸縮テープ(湿度反応部材、図5参照。)30と、を備えている。このバイメタル19,20および湿度反応伸縮テープ30は、開閉機構収容部6内に配されている。
また、軸部16は、図2に示すように、軸線O1方向一端部16a側と他端部16b側をそれぞれケーシング1あるいは軸受21に軸支して回転可能に配設されている。そして、開閉板17は、図3に示すように、上端部側を通風路Rの外気給気口5側の近傍に、下端部側を通風路Rの外気導入口4側の近傍にそれぞれ配設し、且つ下端部側の一面が外気導入口4側を向くように設けられている。
さらに、軸部16は、その軸線O1方向他端部16b側がケーシング1の一側壁部1dから軸線O1方向外側に延出して開閉機構収容部(開閉機構収容室)6内に配され、この他端部16b側を軸受21で回転可能に軸支して設けられている。本実施形態では、開閉機構収容部6内の側壁部1d、1eに軸受21を設けて、軸部16の他端部16b側を回転可能に軸支している。
次に、バイメタル19,20により開閉板17を開閉させる機構について図4を用いて説明する。図4(a)〜(d)は、外気Gの温度変化によるバイメタル19,20の変形状態を説明する図であり、軸部16の他端部16b側から一端部16a側方向に向かって矢視した図である。本実施形態では、外気Gの温度によって開閉板17を開閉させるバイメタル19,20が開閉機構収容部6内に設けられている。例えば、バイメタル19,20は開閉機構収容部6内の側壁部1d側に設けられている。
図4に示すように、軸部16の他端部16b側で、開閉機構収容部6内にはバイメタル19,20の動きによって開閉板17(軸部16)を回動させるためのフラップ弁31が配されている。このフラップ弁31には軸線O1方向に突出した押圧棒32が一体的に形成されている。この押圧棒32をバイメタル19,20の変形に応じて押圧することによりフラップ弁31とともに軸部16が回動し、開閉板17を開閉するように構成されている。
具体的には、図4(a)に示すように、フラップ弁31を挟んで上下にバイメタル19,20が配されている。フラップ弁31の下側に配されたバイメタル19が高温動作用バイメタルで構成され、フラップ弁31の上側に配されたバイメタル20が低温動作用バイメタルで構成されている。例えば、バイメタル19は25℃以上になった場合にはバイメタルが伸びる方向に変形するものであり、バイメタル20は5℃以下になった場合にはバイメタルが縮む方向に変形するものである。そして、バイメタル19,20の先端部19a,20aはともに押圧棒32の下側に位置するように配されている。なお、バイメタル19,20の反応温度は任意に設定することができる。
図4(a)および図4(c)は、例えば、外気温が5℃〜25℃の間で、外気Gを建物の内部T2に導入している状態(開閉板17が開状態)を示している。このように、バイメタル19,20が温度に反応していない状態では、押圧棒32を押圧する力が働かないため、弾性体18の付勢力により開閉板17は開状態(図3(a)の状態)を保持する。
図4(b)は、例えば、外気温が25℃以上になった場合を示している。外気Gが高温になり、バイメタル19が反応する所定温度以上になると、バイメタル19が伸びる方向に変形する。すると、バイメタル19の先端部19aがフラップ弁31の押圧棒32を押圧し、フラップ弁31とともに軸部16を回動(図では反時計回り)させることにより開閉板17を閉状態(図3(b)の状態)に保持させる。つまり、外気Gが高温になり、外気Gを建物の内部T2に導入すると冷房負荷が増加するような場合には、外気Gの導入を取り止めることが可能となる。
図4(d)は、例えば、外気温が5℃以下になった場合を示している。外気Gが低温になり、バイメタル20が反応する所定温度以下になると、バイメタル20が縮む方向に変形する。すると、バイメタル20の先端部20aがフラップ弁31の押圧棒32を押圧し、フラップ弁31とともに軸部16を回動(図では反時計回り)させることにより開閉板17を閉状態(図3(b)の状態)に保持させる。つまり、外気Gが低温になり、外気Gを建物の内部T2に導入すると暖房負荷が増加するような場合には、外気Gの導入を取り止めることが可能となる。
次に、湿度反応伸縮テープ30により開閉板17を開閉させる機構について図5を用いて説明する。図5(a)、(b)は、外気Gの湿度変化による湿度反応伸縮テープ30の変形状態を説明する図であり、軸部16の他端部16b側から一端部16a側方向に向かって矢視した図である。本実施形態では、外気Gの湿度によって開閉板17を開閉させる湿度反応伸縮テープ30が開閉機構収容部6内に設けられている。例えば、湿度反応伸縮テープ30は開閉機構収容部6内の側壁部1e側に設けられている。
図5に示すように、軸部16の他端部16b側で、開閉機構収容部6内には湿度反応伸縮テープ30の動きによって開閉板17(軸部16)を回動させるためのフラップ弁35が配されている。このフラップ弁35には軸線O1方向に突出した押圧棒36が一体的に形成されている。また、一端側にフラップ弁35の押圧棒36を押圧する押圧端部37aが形成されているとともに、他端37b側に湿度反応伸縮テープ30が接続された開閉スイングバー37が配されている。この開閉スイングバー37は、例えば、ケーシング1の側壁部1eから軸線O1と平行するように突出された軸部38に連結されており、この軸部38を中心に回動可能に構成されている。また、ケーシング1の側壁部1eと、開閉スイングバー37における押圧端部37aと軸部38が連結された箇所との間と、を連結する引張バネ40が設けられている。湿度反応伸縮テープ30は、一端がケーシング1の側壁部1eに支持固定され、他端が開閉スイングバー37の他端37bに支持固定されている。また、湿度反応伸縮テープ30が張架された略中間部にケーシング1の側壁部1eから軸線O1方向に突出するように設けられたテンション調整ローラ41が設けられており、湿度反応伸縮テープ30が伸縮する際には、このテンション調整ローラ41により常に該湿度反応伸縮テープ30の張力が適正になるように構成されている。そして、押圧棒36を湿度反応伸縮テープ30の変形に応じて押すことによりフラップ弁35とともに軸部16が回動し、開閉板17を開閉するように構成されている。
具体的には、図5(a)に示すように、例えば、外気Gの湿度が60%以下で、外気Gを建物の内部T2に導入している状態(開閉板17が開状態)を示している。このように、湿度が所定湿度よりも低い場合は、湿度反応伸縮テープ30は縮んだ状態を保持している。つまり、開閉スイングバー37は他端37b側において引張り上げられる方向(軸部38を中心に反時計回りに移動する方向)に力がかかる。そのため、開閉スイングバー37の押圧端部37aは押圧棒36を押圧することなく、結果として、開閉板17は開状態(図3(a)の状態)が保持される。
図5(b)は、例えば、外気Gの湿度が60%を越えた場合を示している。外気Gが高湿度になると、湿度反応伸縮テープ30は伸びる方向に変形するように構成されている。すると、開閉スイングバー37は、他端37b側において引張り上げられる方向(軸部38を中心に反時計回りに移動する方向)にかかっていた力が小さくなっていき、かつ、引張バネ40の付勢力により、軸部38を中心に時計回りに回動する。その結果、開閉スイングバー37の押圧端部37aが押圧棒36を押圧し、フラップ弁35とともに軸部16を回動(図では反時計回り)させることにより開閉板17を閉状態(図3(b)の状態)に保持させる。つまり、外気Gが高湿度になり、外気Gを建物の内部T2に導入すると除湿(冷房)負荷が増加するような場合には、外気Gの導入を取り止めることが可能となる。なお、湿度反応伸縮テープ30の反応湿度は任意に設定することができる。
本実施形態の通風口装置Aによれば、外気Gの温度をバイメタル19、20が感知し、この外気Gの温度に応じてバイメタル19、20が変形することで、開閉板17による通風路Rの開閉駆動が自動的に行われ、それに応じて外気Gの供給量が自動的に調節される。また、外気Gの湿度を湿度反応伸縮テープ30が感知し、この外気Gの湿度に応じて湿度反応伸縮テープ30が変形することで、開閉板17による通風路Rの開閉駆動が自動的に行われ、それに応じて外気Gの供給量が自動的に調節される。なお、本実施形態では、このバイメタル19、20による開閉板17の開閉と、湿度反応伸縮テープ30による開閉板17の開閉とは、それぞれ独立して動作できるように構成されている。
したがって、本実施形態の通風口装置Aにおいては、バイメタル19、20が外気Gの温度を検知し、この外気Gの温度の高低に応じて伸縮変形すると、この変形によって生じる力が軸部16に伝達され、軸部16を軸線O1周りに回転させることができ、軸部16に一体に設けられた開閉板(開閉部材)17を軸部16とともに回動させることができる。そして、建物の内部T2に外気Gを取り込むことで省エネ効果が得られる外気温のときには、開閉板17が回動するとともに通風路Rが開くようにし、外気温が高くまたは低く、外気Gを取り込むことで暖房や冷房負荷が増大する外気温のときには、開閉板17が回動するとともに通風路Rが閉じるようにし、外気Gの温度に応じて自動的に通風路Rを開閉することができる。
同様に、本実施形態の通風口装置Aにおいては、湿度反応伸縮テープ30が外気Gの湿度を検知し、この外気Gの湿度の高低に応じて伸縮変形すると、この変形によって生じる力が軸部16に伝達され、軸部16を軸線O1周りに回転させることができ、軸部16に一体に設けられた開閉板(開閉部材)17を軸部16とともに回動させることができる。そして、建物の内部T2に外気Gを取り込むことで省エネ効果が得られる湿度のときには、開閉板17が回動するとともに通風路Rが開くようにし、外気Gの湿度が高く、外気Gを取り込むことで除湿(冷房)負荷が増大する湿度のときには、開閉板17が回動するとともに通風路Rが閉じるようにし、外気Gの湿度に応じて自動的に通風路Rを開閉することができる。
よって、本実施形態の通風口装置Aは、外気Gの温湿度に応じてバイメタル19、20や湿度反応伸縮テープ30が変形することによって、外気Gの温湿度に応じて自動的に開閉板17を開閉駆動させることができる。これにより、従来のように電力供給のための配線や駆動制御のための配線を設けることなく、所望の外気の温湿度に応じて開閉板17を自動的に開閉させることができ、安価で、確実に省エネ効果を得ることが可能な通風口装置Aを提供することが可能になる。
また、図3に示すように、ケーシング1内に吸音材24を設け、通風路Rを外気Gが流通することによって発生する音を吸音材24によって吸収して減衰させるように構成されている。これにより、外気Gを内部T2に取り込むことによって、異音が発生することを抑止でき、住環境などを乱すことなく、好適に換気を行うことができる。
さらに、ケーシング1内にフィルター23を設け、外気給気口5から内部T2に給気される前に、通風路Rを流通する外気Gがフィルター23を通過するように構成されている。これにより、外気Gに虫や花粉、粉塵などの異物が含まれている場合であっても、これら異物をフィルター23によって捕捉して除去することができ、住環境などを乱すことなく、好適に換気を行うことが可能になる。
以上、本発明に係る通風口装置の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば図6に示すように、内部T2側に排気用ファン25を設け、この排気用ファン25を外気導入に適した外気条件であると判断された場合に稼働させるようにしてもよい。この場合には、外気Gの温湿度に応じて開閉板17が開閉することによって外気Gの供給量を自動的に調節することに加え、排気用ファン25の稼働によって外気Gの供給量(内部T2への取り込み)を調節することができる。これにより、外気Gの取り込みをさらに効率的に行なうことが可能になる。
また、本実施形態では、開閉板17に弾性体18を連結して、バイメタル19,20や湿度反応伸縮テープ30が変形しない状態では、強制的に開状態を保持するように構成したが、弾性体18に代えて錘などを用いて開状態を保持してもよい。
また、本実施形態では、湿度反応伸縮テープ30を用いて、外気Gの湿度が所定湿度よりも高い場合は開閉板17を閉状態にして除湿(冷房)負荷の増大を防ぐ構成を説明したが、さらに、外気Gの湿度が所定湿度(例えば、20%)以下の場合に開閉板17を閉状態にして加湿負荷の増大を防ぐ構成を採用してもよい。
1 ケーシング
2 開閉機構
3 壁面(壁、窓)
4 外気導入口
5 外気給気口
6 開閉機構収容部
7 温湿度感知用開口
16 軸部
17 開閉板(開閉部材、流量調整板)
18 弾性体
19 バイメタル
20 バイメタル
30 湿度反応伸縮テープ(湿度反応部材)
A 通風口装置
G 外気
O1 軸線
R 通風路
S1 前後方向(横方向)
S2 上下方向
T1 外部(室外)
T2 内部(室内)

Claims (1)

  1. 建物の外部から内部に外気を導入するための通風口装置であって、
    軸線周りに回転可能に軸支された軸部に一体に設けられ、且つ前記外気が流通する通風路内に配設され、前記軸部の回転とともに前記通風路を開閉して前記外部と前記内部を連通/遮断する開閉部材と、
    前記外気の温度に応じて変形し、該変形によって生じる力を前記軸部に伝達して前記軸部を回転させるバイメタルと、
    前記外気の湿度に応じて変形し、該変形によって生じる力を前記軸部に伝達して前記軸部を回転させる湿度反応部材と、を備えていることを特徴とする通風口装置。
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