JP2014202246A - 車両用変速機の同期装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】クラッチハブに対するシンクロナイザリングの相対回転位置を決めるためのインデックス凸部を少ないスペースで形成できる構造を実現する。
【解決手段】シンクロナイザリング24は、円筒状のテーパー部26と、テーパー部26の大径端部26aから径方向外側へ延出し、且つ大径端部26aの全周に形成された第1フランジ部27と、テーパー部26とクラッチハブ21との間の軸方向Xと交差する径方向Yの隙間CRの大きさを設定するべく、テーパー部26の小径端部26bからクラッチハブ21に向けて径方向外側へ延出し、且つ小径端部26bの全周に形成された第2フランジ部28と、クラッチハブ21に設けられたインデックス凹部21bに係合するインデックス凸部29と、を含み、テーパー部26、第1フランジ部27、第2フランジ部28、及びインデックス凸部29が金属プレス加工によって一体状に構成されている。
【選択図】図3
【解決手段】シンクロナイザリング24は、円筒状のテーパー部26と、テーパー部26の大径端部26aから径方向外側へ延出し、且つ大径端部26aの全周に形成された第1フランジ部27と、テーパー部26とクラッチハブ21との間の軸方向Xと交差する径方向Yの隙間CRの大きさを設定するべく、テーパー部26の小径端部26bからクラッチハブ21に向けて径方向外側へ延出し、且つ小径端部26bの全周に形成された第2フランジ部28と、クラッチハブ21に設けられたインデックス凹部21bに係合するインデックス凸部29と、を含み、テーパー部26、第1フランジ部27、第2フランジ部28、及びインデックス凸部29が金属プレス加工によって一体状に構成されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両に搭載される車両用変速機の同期装置に関する。
特開2010−236569号公報(特許文献1)には、車両用変速機の同期装置の一例が開示されている。この同期装置は、回転シャフトに対し相対回転可能なギヤと、回転シャフトと一体回転可能なクラッチハブと、ギヤに対し相対移動可能なギヤピースと、スリーブが軸方向に移動するときに当該スリーブとギヤピースとを連結するシンクロナイザリングと、を備えている。シンクロナイザリングは、ギヤの回転とスリーブの回転とを同期させる機能を果たすものであり、これによりギヤとクラッチハブとが互いに一体回転可能に連結される。
ところで、上記特許文献1に記載のような同期装置では、従来、鍛造加工及び切削加工によってシンクロナイザリングを製造するのが一般的であった。しかしながら、このような製造方法は、シンクロナイザリングに係るコストを低減するのに不利である。そこで、シンクロナイザリングを金属プレス加工によって製造することによってコスト低減を図ることが可能になる。一方で、シンクロナイザリングの製造に金属プレス加工を適用する際には、シンクロナイザリングにクラッチハブに対する相対回転位置を決めるためのインデックス凸部を設ける際に、このインデックス凸部を少ないスペースで形成できる構造が要請される。
そこで本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、車両に搭載される車両用変速機の同期装置において、クラッチハブに対するシンクロナイザリングの相対回転位置を決めるためのインデックス凸部を少ないスペースで形成できる構造を実現することである。
この目的を達成するために、本発明に係る車両用変速機の同期装置は、クラッチハブ、ハブスリーブ、ギヤピース及びシンクロナイザリングを含む。
クラッチハブは、車両の駆動輪との間で動力伝達系統を形成する回転シャフトに一体回転可能に設けられた円環状の部材として構成される。この場合、回転シャフトの回転トルクが車両の駆動輪に伝達されて、駆動輪が駆動される。ハブスリーブは、クラッチハブの外周に設けられた外歯スプラインに係合する内歯スプラインを備え、内歯スプラインがクラッチハブの外歯スプラインに係合した状態で回転シャフトの軸方向に第1位置から第2位置へと移動可能な部材として構成される。ギヤピースは、回転シャフトに相対回転可能に設けられた変速ギヤに形成され、ハブスリーブの第1位置で内歯スプラインに係合しない非係合状態を形成する一方で、ハブスリーブの第2位置で内歯スプラインに係合する係合状態を形成する外歯スプラインを備える。
シンクロナイザリングは、クラッチハブとギヤピースとの間に設けられ、ハブスリーブが軸方向に第1位置から第2位置へと移動するときにハブスリーブとギヤピースとを連結し、変速ギヤの回転とクラッチハブの回転とを同期させる機能を果たす。特に、このシンクロナイザリングは、その構成要素であるテーパー部、第1フランジ部、第2フランジ部、及びインデックス凸部が金属プレス加工によって一体状に構成されている。テーパー部は、軸方向に円筒径を徐変させつつ延在する円筒状の部位である。第1フランジ部は、テーパー部の大径端部から径方向外側へ延出し、且つ大径端部の全周に形成された部位である。第2フランジ部は、テーパー部とクラッチハブとの間の軸方向と交差する径方向の隙間(ラジアル隙間)の大きさを設定するべく、テーパー部の小径端部からクラッチハブに向けて径方向外側へ延出し、且つ小径端部の全周に形成された部位である。インデックス凸部は、クラッチハブとの相対回転位置を決めるために、第2フランジ部から更に径方向外側へ延出し、クラッチハブに設けられたインデックス凹部に係合する
上記構成の車両用変速機の同期装置によれば、シンクロナイザリングの構成要素であるテーパー部、第1フランジ部、第2フランジ部、インデックス凸部を金属プレス加工によって一体化することによって、例えば鍛造加工及び切削加工を用いる場合に比べて、シンクロナイザリングの製造に係るコストを低減することができる。
このとき、シンクロナイザリングの第1フランジ部によって、互いに対向するシンクロナイザリングとクラッチハブとの間に適正な隙間(ラジアル隙間)を確保することができる。この場合、シンクロナイザリングとクラッチハブとの間の隙間を埋めるために周辺構造を変更したり、部品を追加したりする必要がなく、その結果、部品点数の増加を抑えることによってもコスト低減が図られる。
また、シンクロナイザリングの金属プレス加工では、曲げ成形加工によって、インデックス凸部とともに第2フランジ部をテーパー部に対して曲げることができ、この場合にはテーパー部と第2フランジ部との間に出張りが形成されることがない。このとき、インデックス凸部をテーパー部の小径端部にて曲げられた第2フランジ部に設けることで、テーパー部の大径端部にて曲げられた第1フランジ部に設ける場合に比べてインデックス凸部を少ないスペースで形成することができ、その結果、周辺部品の構造を変更する必要がない。即ち、テーパー部の大径端部側を曲げてインデックス凸部を形成しようとした場合には、曲げR(曲率半径)が厳しいために、周辺部品の構造を変更しない限り、少ないスペースでインデックス凸部を形成することができない。また、インデックス凸部の延在長さ(腕長さ)を短くすることができ、その結果、金属プレス加工の場合でもインデックス凸部の強度を確保することができる。
このとき、シンクロナイザリングの第1フランジ部によって、互いに対向するシンクロナイザリングとクラッチハブとの間に適正な隙間(ラジアル隙間)を確保することができる。この場合、シンクロナイザリングとクラッチハブとの間の隙間を埋めるために周辺構造を変更したり、部品を追加したりする必要がなく、その結果、部品点数の増加を抑えることによってもコスト低減が図られる。
また、シンクロナイザリングの金属プレス加工では、曲げ成形加工によって、インデックス凸部とともに第2フランジ部をテーパー部に対して曲げることができ、この場合にはテーパー部と第2フランジ部との間に出張りが形成されることがない。このとき、インデックス凸部をテーパー部の小径端部にて曲げられた第2フランジ部に設けることで、テーパー部の大径端部にて曲げられた第1フランジ部に設ける場合に比べてインデックス凸部を少ないスペースで形成することができ、その結果、周辺部品の構造を変更する必要がない。即ち、テーパー部の大径端部側を曲げてインデックス凸部を形成しようとした場合には、曲げR(曲率半径)が厳しいために、周辺部品の構造を変更しない限り、少ないスペースでインデックス凸部を形成することができない。また、インデックス凸部の延在長さ(腕長さ)を短くすることができ、その結果、金属プレス加工の場合でもインデックス凸部の強度を確保することができる。
本発明に係る更なる形態の、車両用変速機の同期装置では、シンクロナイザリングのリング本体部は、軸方向に沿って筒状に延在する筒状部と、筒状部に連接し径方向に沿って延在するフランジ部と、を含み、径方向突出部が筒状部からクラッチハブに向けて突出し、且つ軸方向突出部がフランジ部からクラッチハブに向けて突出するのが好ましい。また、筒状部、フランジ部、径方向突出部、及び軸方向突出部のそれぞれの板厚が全て一致するのが好ましい。これにより、シンクロナイザリングを得るために、板状の金属材料の打ち抜き加工や曲げ加工等の簡便な金属プレス加工を適用することができる。
本発明に係る更なる形態の、車両用変速機の同期装置では、シンクロナイザリングは、軸方向突出部及び径方向突出部のそれぞれが、リング本体部の周方向に等間隔で複数設けられているのが好ましい。これにより、軸方向突出部及び径方向突出部のそれぞれがリング本体部の周方向にバランス良く配置される。その結果、クラッチハブに対するシンクロナイザリングの傾きを周方向全体にわたってバランス良く阻止することができる。
以上のように、本発明によれば、車両に搭載される車両用変速機の同期装置において、クラッチハブに対するシンクロナイザリングの相対回転位置を決めるためのインデックス凸部を少ないスペースで形成できることとなった。
以下、本実施の形態の車両用変速機の同期装置について図面を参照しつつ説明する。
図1には、車両に搭載される車両用変速機の一部が示されている。この車両用変速機は、車両の駆動源であるエンジンの駆動出力軸と車両の駆動輪とを結ぶ動力伝達系統に介装される。この車両用変速機の典型例として、手動変速機、AMT(Automated Manual Transmission)、DCT(Dual Clutch Transmission)が挙げられる。この車両用変速機では、車両の駆動輪との間で動力伝達系統を形成する回転シャフト(「変速軸」ともいう)11に軸受13を介して変速ギヤ(「変速歯車」ともいう)12が組付けられている。回転シャフト11は、軸受を介してケーシング(共に図示省略)に相対回転可能に支持されている。変速ギヤ12は、回転シャフト11の周りに円環状に形成されており、回転シャフト11に対してその軸方向Xへの移動が阻止された状態で相対回転可能に支持されている。また、変速ギヤ12に隣接した領域(図1において変速ギヤ12の左側)には、同期装置20が設けられている。
この同期装置20は、クラッチハブ21と、ハブスリーブ22と、ギヤピース23と、シンクロナイザリング24と、を備えている。これらの構成部材はいずれも金属材料によって形成されている。この同期装置20が、本発明の「車両用変速機の同期装置」に相当する。
クラッチハブ21は、回転シャフト11の周りに円環状に形成されており、回転シャフト11のうちその軸方向Xに沿って変速ギヤ12に連接した領域(図1において変速ギヤ12の左側)に設けられている。このクラッチハブ21は、回転シャフト11から軸方向Xと交差する径方向Yに延出する環状のフランジ部11aと、回転シャフト11に組み付けられたスナップリング14とによって両側から挟持されており、これにより軸方向Xの移動が阻止されている。また、このクラッチハブ21は、変速ギヤ12と同軸状に構成され、回転シャフト11と共に軸周り方向に一体回転可能になるように、回転シャフト11に対してスプライン結合している。クラッチハブ21の外周には複数の外歯スプライン21aが形成されている。このクラッチハブ21が、本発明の「クラッチハブ」に相当する。
ハブスリーブ22は、クラッチハブ21の外周に円環状に形成されてクラッチハブ21の外周に組付けられており、その内周に複数の内歯スプライン22aを備えている。これら内歯スプライン22aは、ハブスリーブ22がクラッチハブ21に対して回転シャフト11の軸方向Xに移動可能となるように、クラッチハブ21の複数の外歯スプライン21aと係合(噛合)している。また、このハブスリーブ22の外周には、その周方向に沿って延在する円周溝22bが形成されている。この円周溝22bには、ハブスリーブ22を軸方向Xに駆動するためのシフトフォーク(図示省略)が係合する。このハブスリーブ22が、本発明の「ハブスリーブ」に相当する。
ギヤピース23は、変速ギヤ12のうちクラッチハブ21との対向領域(図1において変速ギヤ12の左側)に一体的に形成され、その外周には、ハブスリーブ22の複数の内歯スプライン22aと係合(噛合)が可能な複数の外歯スプライン23aが形成されている。複数の外歯スプライン23aは、ハブスリーブ22の第1位置で複数の内歯スプライン22aに係合しない非係合状態を形成する一方で、ハブスリーブ22の第2位置で複数の内歯スプライン22aに係合する係合状態を形成する。このギヤピース23が、本発明の「ギヤピース」に相当する。
シンクロナイザリング24は、ギヤピース23の周りに円筒状(円環状)に形成されて、軸方向Xに関してはクラッチハブ21とギヤピース23との間に配置されている。このシンクロナイザリング24は、変速ギヤ12の回転とハブスリーブ22の回転とを同期させる機能を果たす。この目的のため、ハブスリーブ22がシフトフォーク(図示省略)によって軸方向Xに図1に示す第1位置(中立位置)から図2に示す第2位置(シフト位置)へとシフト(移動)したとき、このシンクロナイザリング24は、変速ギヤ12(ギヤピース23)とハブスリーブ22との間の領域(具体的には、ギヤピース23とシンクロナイザリング24との間の係合部25)にて摩擦係合力を生じさせ、これにより変速ギヤ12とハブスリーブ22とが互いに一体回転可能に連結される。要するに、シンクロナイザリング24は、変速ギヤ12側のギヤピース23とハブスリーブ22との間に介在して、第1位置から第2位置へと移動するときにギヤピース23とハブスリーブ22とを連結する。この場合、係合部25は、ギヤピース23に設けられた円錐状の軸部23bと、シンクロナイザリング24に設けられた円錐状の孔部24bとによって構成され、これら軸部23b及び孔部24bが互いに係合する。また、このシンクロナイザリング24の外周(後述の第1フランジ部27の径方向外側)には、ハブスリーブ22の複数の内歯スプライン22aと係合(噛合)が可能な複数の外歯スプライン24aが形成されている。
このシンクロナイザリング24は、クラッチハブ21に向けて延出するインデックス凸部(図3中のインデックス凸部29)を備えており、このインデックス凸部はクラッチハブ21に設けられたインデックス凹部(図3中のインデックス凹部21b)に係合している。このシンクロナイザリング24が、本発明の「シンクロナイザリング」に相当する。
また、同期装置20は、周知のシフティングキー(図示省略)を備えている。シフティングキーは、クラッチハブ21の外周部の周方向の3箇所にて、軸方向Xに摺動可能に設けられている。このシフティングキーは、外力が加わらない状態では、バネ要素としての一対のスプリング30によって径外方に向けて弾性付勢されており、その上部が、ハブスリーブ22の内周部に形成された凹部22cに収容されるように構成されている。
この同期装置20においては、ハブスリーブ22が図1中の第1位置(中立位置)にあるとき、ハブスリーブ22の内歯スプライン22aは、クラッチハブ21の外歯スプライン21aのみに係合(噛合)する。一方で、ハブスリーブ22が軸方向Xに図1中の右方にシフトされて、第2位置(シフト位置)に設定された状態では、図2に示すように、ハブスリーブ22の内歯スプライン22aは、クラッチハブ21の外歯スプライン21a、シンクロナイザリング24の外歯スプライン24a及びギヤピース23の外歯スプライン23aの異なる3つの部位に同時に係合(噛合)する。
また、この同期装置20においては、ハブスリーブ22が、図1に示す第1位置(中立位置)から図2に示す第2位置(シフト位置)に移動するとき、その移動初期にシフティングキー(図示省略)がハブスリーブ22によってスプリング30の弾性付勢力に抗して径内方向および軸方向に押されてシンクロナイザリング24と係合し、ハブスリーブチャンファ面がシンクロナイザリングチャンファ面を押して、シンクロナイザリング24が軸方向Xに関しギヤピース23に向けて押圧される。これにより、ギヤピース23とシンクロナイザリング24との間の係合部25(軸部23b及び孔部24b)によって、これらギヤピース23とシンクロナイザリング24との間の領域に摩擦係合力が生じる。その結果、変速ギヤ12の回転とハブスリーブ22の回転とが同期し、変速ギヤ12とハブスリーブ22とが互いに一体回転する。この場合、シンクロナイザリング24としてシングルコーンシンクロが採用されている。ハブスリーブ22の回転はクラッチハブ21を介して回転シャフト11に伝達され、これによりエンジンの駆動力が回転シャフト11に伝達される。
ところで、上記構成の同期装置20では、シンクロナイザリング24を金属プレス加工によって製造することにより、当該シンクロナイザリングを鍛造加工及び切削加工によって製造する場合に比べてコスト低減を図るのに有利である。ここでいう金属プレス加工とは、典型的にはプレス機械に凸と凹からなる金型を取付けて、主に板状の材料を金型の間に強い力で挟み込むことにより金属材料を変形させる加工である。
このシンクロナイザリング24の製造に金属プレス加工を適用する場合には、クラッチハブ21に対するシンクロナイザリング24の傾きが増大してシンクロナイザリング本来の機能を全うできるように、互いに対向するシンクロナイザリング24とクラッチハブ21との間に形成される隙間が拡大しないような構造が要請される。具体的には、図3が参照されるように、互いに対向するクラッチハブ21とシンクロナイザリング24との間に形成される径方向Yに関する隙間(図3中のラジアル隙間(径方向隙間)CR)が拡大するのを阻止する構造が要請される。更に、シンクロナイザリング24の製造に金属プレス加工を適用する場合には、クラッチハブ21に対する相対回転位置を決めるためのインデックス凸部の強度を確保する構造が要請される。
そこで、本実施の形態のシンクロナイザリング24は、図3及び図4が参照されるような構造を特徴としている。このシンクロナイザリング24は、その構成要素としてテーパー部26、第1フランジ部27及び第2フランジ部28、インデックス凸部29を含み、これらの構成要素が金属プレス加工によって一体状に成形されている。
図3に示すように、テーパー部26は、所定の板厚d1を有し、軸方向Xに関しクラッチハブ21から離間した端部26aとクラッチハブ21側の端部26bとの間を、軸方向Xに沿って延在する円筒状(円環状)の部位として構成される。この場合、テーパー部26は、軸方向Xに円筒径を徐変させつつ延在するテーパー状の円筒部であり、その一方の端部26aが大径端部となり、その他方の端部26bが小径端部となる。このテーパー部26が本発明の「テーパー部」に相当する。
第1フランジ部27は、所定の板厚d2を有し、テーパー部26の大径端部26aに合致する端部27aとテーパー部26から離間した端部27bとの間を、軸方向Xと交差する径方向Yに沿って全周にわたり延在するフランジ状の部位である。即ち、この第1フランジ部27は、テーパー部26の大径端部26aから径方向外側へ延出している。この第1フランジ部27が本発明の「第1フランジ部」に相当する
第2フランジ部28は、所定の板厚d3を有し、テーパー部26の端部26bに合致する端部28aとテーパー部26から離間した端部28bとの間を、軸方向Xと交差する径方向Yに沿って全周にわたり延在するフランジ状の部位(「径方向突出部」ともいう)である。即ち、この第2フランジ部28は、テーパー部26の小径端部26bからクラッチハブ21に向けて径方向外側へ延出している。この第2フランジ部28が本発明の「第2フランジ部」に相当する.
この第2フランジ部28は、クラッチハブ21の径方向対向部21cとテーパー部26との間の対向領域に形成されるラジアル隙間CR(軸方向Xと交差する径方向Yの隙間)を所望の大きさに設定するための隙間設定部としての機能を果たす。この場合、第1フランジ部27の板厚d2及び第2フランジ部28の板厚d3の少なくとも一方がテーパー部26の板厚d1と一致してもよいし、或いは相違してもよい。特に、板厚d1,d2,d3の全てが一致するように構成することによって、曲げ加工等の簡便な金属プレス加工でテーパー部26、第1フランジ部27及び第2フランジ部28を形成することができる。
インデックス凸部29は、第2フランジ部28から更に径方向外側へ部分的に延出する部位である。このインデックス凸部29は、クラッチハブ21に設けられたインデックス凹部(溝部)21bに係合している。このインデックス凸部29は、インデックス凹部21bの周方向の壁面間の範囲において相対回転が可能になっている。従って、このインデックス凸部29は、対応するインデックス凹部21bとの協働によって、変速ギヤ12の回転とハブスリーブ22の回転との同期の際に、クラッチハブ21に対するシンクロナイザリング24の周方向の相対回転位置を決める機能を果たす。即ち、インデックス凸部29の周方向の壁面は、同期の際に対応するインデックス凹部21bの周方向の壁面と面接触するように構成され、これによりクラッチハブ21に対するシンクロナイザリング24の回転が規制される。その結果、変速ギヤ12の回転とハブスリーブ22の回転とを円滑に同期させることができる。これらインデックス凸部29及びインデックス凹部21bがそれぞれ、本発明の「インデックス凸部」及び「インデックス凹部」に相当する。
図4に示すように、インデックス凸部29は、シンクロナイザリング24の周方向Zに関し等間隔で複数(例えば3つ)設けられるのが好ましい。この場合、クラッチハブ21は、このインデックス凸部29に対応する同数のインデックス凹部21bを備えるのが好ましい。図4には、3つのインデックス凸部29が設けられ、且つ互いに隣接する2つのインデックス凸部29のなす角度θが120°である実施例が示されている。一方で、このインデックス凸部29の数や角度θはこれに限定されるものではなく、シンクロナイザリング24の仕様等に応じて適宜に変更可能である。
例えば図5〜図11が参照される下記の金属プレス加工によって、上記構成のシンクロナイザリング24を製造することができる。
図5に示される第1成形体W1は、板状の金属材料を打ち抜き加工で成形することによって得られる平板部材である。この第1成形体W1は、円環状の本体部101と、この本体部101の中央の開口部(穴)102と、本体部101の開口縁部から本体部101の延在面に沿って径方向に延出する凸部(シンクロナイザリング24に成形された場合のインデックス凸部29)と、を備えている。
図6に示される第2成形体W2は、図5に示す第1成形体W1に対するバーリング加工(開口部102のまわりの立ち上がり加工)によって得られる筒状部材である。この第2成形体W2の本体部101は、フランジ状の水平部103と、この水平部103から軸方向に立設する立設部104と、を備えている。
図7に示される第3成形体W3は、図6に示す第2成形体W2に対する角出し加工によって得られる筒状部材である。この角出し加工により、本体部101の水平部103と立設部104との境界部分に角部105が形成される。
図8に示される第4成形体W4は、図7に示す第3成形体W3に対するテーパー加工によって得られる筒状部材である。このテーパー加工により、本体部101の立設部104には、水平部103側から離間するにつれて径が徐々に小さくするようなテーパー部分(傾斜部分)が形成される。この場合、立設部104の水平部103側の端部が大径端部となり、水平部103とは反対側の端部が小径端部となる。
図9に示される第5成形体W5は、図8に示す第4成形体W4に対するトリミング加工によって得られた筒状部材である。このトリミング加工により、本体部101の水平部103の端部(外周部分)に、いずれも径方向外側へ延出する複数の突出部106が形成される。
図10に示される第6成形体W6は、図9に示す第5成形体W5に対する面取り加工(チャンファー加工)によって得られる筒状部材である。この面取り加工により、複数の突出部106の面取りが行われ、これら突出部106がシンクロナイザリング24の外周に形成される外歯スプライン24aとなる。
図11に示される第7成形体W7は、図10に示す第6成形体W6に対する曲げ成形加工によって得られる筒状部材である。この曲げ成形加工により、本体部101の立設部104の小径端部(水平部103とは反対側の端部)が径方向外側へ曲げられ、フランジ状の部位を形成する。この第7成形体W7が図3及び図4に示す形状のシンクロナイザリング24に一致する。即ち、この第7成形体W7は、前述のテーパー部26、第1フランジ部27、第2フランジ部28と、及びインデックス凸部29を備えている。一方で、上記の加工方法以外に、金属プレス加工に属するその他の加工方法を種々組み合わせて、図11に示される第7成形体W7を製造することもできる。
上記の実施形態によれば、シンクロナイザリング24の構成要素であるテーパー部26、第1フランジ部27、第2フランジ部28、インデックス凸部29を金属プレス加工によって一体化することによって、例えば鍛造加工及び切削加工を用いる場合に比べて、シンクロナイザリング24の製造に係るコストを低減することができる。
このとき、シンクロナイザリング24の第1フランジ部28によって、互いに対向するシンクロナイザリング24とクラッチハブ21との間に適正な隙間(ラジアル隙間CR)を確保することができる。この適正な隙間は、クラッチハブ21に対するシンクロナイザリング24の傾きが所定のレベルを超えて増大するのを阻止することができる隙間として定義される。この場合、シンクロナイザリング24とクラッチハブ21との間の隙間を埋めるために周辺構造を変更したり、部品を追加したりする必要がなく、その結果、部品点数の増加を抑えることによってもコスト低減が図られる。
また、シンクロナイザリング24の金属プレス加工では、曲げ成形加工によって、インデックス凸部29とともに第2フランジ部28をテーパー部26に対して曲げることができ、この場合にはテーパー部26と第2フランジ部28との間に出張りが形成されることがない。このとき、インデックス凸部29をテーパー部26の小径端部26bにて曲げられた第2フランジ部28に設けることで、テーパー部26の大径端部26aにて曲げられた第1フランジ部27に設ける場合に比べてインデックス凸部29を少ないスペースで形成することができ、その結果、周辺部品の構造を変更する必要がない。即ち、テーパー部26の大径端部26a側を曲げてインデックス凸部29に相当する部位を形成しようとした場合には、曲げR(曲率半径)が厳しいために、周辺部品(例えば、ハブスリーブ22等の部品)の構造を変更しない限り、少ないスペースで当該部位を形成することができない。また、インデックス凸部29の延在長さ(腕長さ)を短くすることができ、その結果、金属プレス加工の場合でもインデックス凸部29の強度を確保することができる。
また、上記の実施形態のシンクロナイザリング24では、テーパー部26、第1フランジ部27、第2フランジ部28、インデックス凸部29のそれぞれの板厚が全て一致するように構成するのが好ましい。これにより、シンクロナイザリング24を得るために、板状の金属材料の打ち抜き加工や曲げ加工等の簡便な金属プレス加工を適用することができる。
また、上記の実施形態のシンクロナイザリング24によれば、インデックス凸部29を第2フランジ部28の周方向Zに等間隔で複数設けるのが好ましい。これにより、シンクロナイザリング24は、同期の際にクラッチハブ21との相対回転位置を周方向全体にわたってバランス良く決めることができる。
本発明は、上記の典型的な実施形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記の実施形態のシンクロナイザリング24では、各部位の板厚を必要に応じて選択することができる。例えば、シンクロナイザリング24の構成要素であるテーパー部26、第1フランジ部27、第2フランジ部28、及びインデックス凸部29のうち、少なくとも2つの板厚が一致するように構成したり、全ての構成要素の板厚が異なるように構成したりすることもできる。
上記の実施形態のシンクロナイザリング24の変更例として、インデックス凸部29を第2フランジ部28の周方向Zに任意の間隔で複数設けることができる。
また、上記の実施形態では、シンクロナイザリング24としてシングルコーンシンクロを採用する場合について記載したが、本発明では、複数のマルチコーンシンクロ(例えば、トリプルコーンシンクロまたはダブルコーンシンクロ)を採用することもできる。
上記の実施形態や種々の変更例の記載に基づいた場合、本発明では、
「車両用変速機の同期装置であって、
車両の駆動輪との間で動力伝達系統を形成する回転シャフトに一体回転可能に設けられた円環状のクラッチハブと、
前記クラッチハブの外周に設けられた外歯スプラインに係合する内歯スプラインを備え、前記内歯スプラインが前記クラッチハブの前記外歯スプラインに係合した状態で前記回転シャフトの軸方向に第1位置から第2位置へと移動可能な円環状のハブスリーブと、
前記回転シャフトに相対回転可能に設けられた変速ギヤに形成され、前記ハブスリーブの前記第1位置で前記内歯スプラインに係合しない非係合状態を形成する一方で、前記ハブスリーブの前記第2位置で前記内歯スプラインに係合する係合状態を形成する外歯スプラインを備えるギヤピースと、
前記クラッチハブと前記ギヤピースとの間に設けられ、前記ハブスリーブが前記軸方向に前記第1位置から前記第2位置へと移動するときに前記ハブスリーブと前記ギヤピースとを連結し、前記変速ギヤの回転と前記クラッチハブの回転とを同期させるシンクロナイザリングと、を含み、
前記シンクロナイザリングは、
前記軸方向に円筒径を徐変させつつ延在する円筒状のテーパー部と、
前記テーパー部の大径端部から径方向外側へ延出し、且つ前記大径端部の全周に形成された第1フランジ部と、
前記テーパー部と前記クラッチハブとの間の前記軸方向と交差する径方向の隙間の大きさを設定するべく、前記テーパー部の小径端部から前記クラッチハブに向けて径方向外側へ延出し、且つ前記小径端部の全周に形成された第2フランジ部と、
前記クラッチハブとの相対回転位置を決めるために、前記第2フランジ部から更に径方向外側へ延出し、前記クラッチハブに設けられたインデックス凹部に係合するインデックス凸部と、を含み、
前記テーパー部、前記第1フランジ部、前記第2フランジ部、及び前記インデックス凸部のそれぞれの板厚が全て一致する、車両用変速機の同期装置。」
という態様を採り得る。
これにより、シンクロナイザリングを特に金属プレス加工によって簡便に製造することが可能な、車両用変速機の同期装置が提供される。この場合、金属プレス加工を用いるのが好ましいが、必要に応じては別の加工方法を採用することもできる。
「車両用変速機の同期装置であって、
車両の駆動輪との間で動力伝達系統を形成する回転シャフトに一体回転可能に設けられた円環状のクラッチハブと、
前記クラッチハブの外周に設けられた外歯スプラインに係合する内歯スプラインを備え、前記内歯スプラインが前記クラッチハブの前記外歯スプラインに係合した状態で前記回転シャフトの軸方向に第1位置から第2位置へと移動可能な円環状のハブスリーブと、
前記回転シャフトに相対回転可能に設けられた変速ギヤに形成され、前記ハブスリーブの前記第1位置で前記内歯スプラインに係合しない非係合状態を形成する一方で、前記ハブスリーブの前記第2位置で前記内歯スプラインに係合する係合状態を形成する外歯スプラインを備えるギヤピースと、
前記クラッチハブと前記ギヤピースとの間に設けられ、前記ハブスリーブが前記軸方向に前記第1位置から前記第2位置へと移動するときに前記ハブスリーブと前記ギヤピースとを連結し、前記変速ギヤの回転と前記クラッチハブの回転とを同期させるシンクロナイザリングと、を含み、
前記シンクロナイザリングは、
前記軸方向に円筒径を徐変させつつ延在する円筒状のテーパー部と、
前記テーパー部の大径端部から径方向外側へ延出し、且つ前記大径端部の全周に形成された第1フランジ部と、
前記テーパー部と前記クラッチハブとの間の前記軸方向と交差する径方向の隙間の大きさを設定するべく、前記テーパー部の小径端部から前記クラッチハブに向けて径方向外側へ延出し、且つ前記小径端部の全周に形成された第2フランジ部と、
前記クラッチハブとの相対回転位置を決めるために、前記第2フランジ部から更に径方向外側へ延出し、前記クラッチハブに設けられたインデックス凹部に係合するインデックス凸部と、を含み、
前記テーパー部、前記第1フランジ部、前記第2フランジ部、及び前記インデックス凸部のそれぞれの板厚が全て一致する、車両用変速機の同期装置。」
という態様を採り得る。
これにより、シンクロナイザリングを特に金属プレス加工によって簡便に製造することが可能な、車両用変速機の同期装置が提供される。この場合、金属プレス加工を用いるのが好ましいが、必要に応じては別の加工方法を採用することもできる。
11…回転シャフト、11a…フランジ部、12…変速ギヤ、13…軸受、14…スナップリング、20…同期装置、21…クラッチハブ、21a…外歯スプライン、21b…インデックス凹部,21c…径方向対向部,22…ハブスリーブ、22a…内歯スプライン、22b…円周溝、22c…凹部、23…ギヤピース、23a…外歯スプライン、23b…軸部、24…シンクロナイザリング、24a…外歯スプライン、24b…孔部、25…係合部、26…テーパー部、26a…大径端部、26b…小径端部、27…フランジ部、27a,27b…端部、28a,28b…端部、29…インデックス凸部、30…スプリング、101…、101…本体部、102…開口部、103…水平部、104…立設部、105…角部、106…突出部
Claims (3)
- 車両用変速機の同期装置であって、
車両の駆動輪との間で動力伝達系統を形成する回転シャフトに一体回転可能に設けられた円環状のクラッチハブと、
前記クラッチハブの外周に設けられた外歯スプラインに係合する内歯スプラインを備え、前記内歯スプラインが前記クラッチハブの前記外歯スプラインに係合した状態で前記回転シャフトの軸方向に第1位置から第2位置へと移動可能な円環状のハブスリーブと、
前記回転シャフトに相対回転可能に設けられた変速ギヤに形成され、前記ハブスリーブの前記第1位置で前記内歯スプラインに係合しない非係合状態を形成する一方で、前記ハブスリーブの前記第2位置で前記内歯スプラインに係合する係合状態を形成する外歯スプラインを備えるギヤピースと、
前記クラッチハブと前記ギヤピースとの間に設けられ、前記ハブスリーブが前記軸方向に前記第1位置から前記第2位置へと移動するときに前記ハブスリーブと前記ギヤピースとを連結し、前記変速ギヤの回転と前記クラッチハブの回転とを同期させるシンクロナイザリングと、を含み、
前記シンクロナイザリングは、
前記軸方向に円筒径を徐変させつつ延在する円筒状のテーパー部と、
前記テーパー部の大径端部から径方向外側へ延出し、且つ前記大径端部の全周に形成された第1フランジ部と、
前記テーパー部と前記クラッチハブとの間の前記軸方向と交差する径方向の隙間の大きさを設定するべく、前記テーパー部の小径端部から前記クラッチハブに向けて径方向外側へ延出し、且つ前記小径端部の全周に形成された第2フランジ部と、
前記クラッチハブとの相対回転位置を決めるために、前記第2フランジ部から更に径方向外側へ延出し、前記クラッチハブに設けられたインデックス凹部に係合するインデックス凸部と、を含み、
前記テーパー部、前記第1フランジ部、前記第2フランジ部、及び前記インデックス凸部が金属プレス加工によって一体状に構成されている、車両用変速機の同期装置。 - 請求項1に記載の、車両用変速機の同期装置であって、
前記テーパー部、前記第1フランジ部、前記第2フランジ部、及び前記インデックス凸部のそれぞれの板厚が全て一致する、車両用変速機の同期装置。 - 請求項1又は2に記載の、車両用変速機の同期装置であって、
前記シンクロナイザリングの前記インデックス凸部は、前記第2フランジ部の周方向に等間隔で複数設けられている、車両用変速機の同期装置。
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JP2013077438A JP2014202246A (ja) | 2013-04-03 | 2013-04-03 | 車両用変速機の同期装置 |
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JP2013077438A JP2014202246A (ja) | 2013-04-03 | 2013-04-03 | 車両用変速機の同期装置 |
Publications (1)
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JP2013077438A Pending JP2014202246A (ja) | 2013-04-03 | 2013-04-03 | 車両用変速機の同期装置 |
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Citations (4)
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---|---|---|---|---|
JPS466403Y1 (ja) * | 1966-04-14 | 1971-03-06 | ||
JPH08219173A (ja) * | 1994-12-13 | 1996-08-27 | Hoerbiger & Co | 変速装置に使用されるシンクロ装置 |
US6588563B1 (en) * | 1998-11-23 | 2003-07-08 | Ina-Schaeffler Kg | Assembly and realisation of synchronisation rings in the form of sheet metal parts shaped without cutting |
JP2010236569A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-21 | Toyota Motor Corp | 変速機の同期装置 |
-
2013
- 2013-04-03 JP JP2013077438A patent/JP2014202246A/ja active Pending
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