JP2014201621A - 二酸化炭素消滅燃料費節約方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】二酸化炭素を消滅させ、燃料費を節約させる方法を提供する。【解決手段】エンジン等燃焼装置から出た二酸化炭素5と水分解等で得た水素8を混入し、前記二酸化炭素発生源からの熱と圧力により加熱加圧する事により得るメタンガスを、前記二酸化炭素発生源の燃料として使用する事により二酸化炭素を消滅させ、燃料費を節約する。【選択図】図2

Description

本発明は、二酸化炭素を消滅させ、燃料費を節約させる方法に関する。
洞爺湖サミットでの議長国の日本及び地球の最大の問題は地球温暖化である。1990年には炭素の重さで約60億トンだったが、2015年にはその1.6倍以上97億トンにもなると予想されている。1990年までは発展途上国の放出量は世界の4分の1程度が、2015年には半分に近づく。二酸化炭素の放出量は経済活動と共に増大する。一方発展途上国に、二酸化炭素の放出量を増やすような経済活動の発展をやめるようにとは言い難い。
日本は京都議定書以来6%増加し、今後6.4%の削減義務があり、合計12.4%削減せねばならない。そして8%の排出権を買っている。火力電力が30%、炭素全体で29%もCOを排出している。
国連の気候変動に関する政府間パネルは、大気中の温室効果ガスの濃度を1990年の水準に保つためには、二酸化炭素などの温室効果ガスの人為的放出を60%減らす必要がある。
このように考えると、エネルギの効率的利用や省エネルギの努力だけではなく、世界の二酸化炭素放出量を回収して処理する抜本的解決法が必要である。
増え続ける二酸化炭素は回収して処理しなければならないが、二酸化炭素を出しながら発電した電気を使って二酸化炭素を処理するのでは、発電した以上に電気を使ってしまうし、二酸化炭素を減らすことは出来ない。そこで二酸化炭素をなくし、且つエネルギを得る本発明が必須になってくるのである。
本発明による二酸化炭素消滅燃料費節約方法は、二酸化炭素や微小粒子状物質を封じ込め、ここに水分解等で得た水素を混入したチャンバーに前記二酸化炭素発生源からの圧力と熱を利用し加圧加熱する事により得るメタンガスを前記二酸化炭素発生源の燃料として使用する事により二酸化炭素、微小粒子状物質を消滅させ、燃料費を減少させる。
本発明は、自動車の排気ガスや煙突や空気からの二酸化炭素を消滅させると同時に、エネルギに変え、燃料として使い、燃料費を節減出来る発明で、地球温暖化の究極の防止法になるのみならず残り少ない石油に代るエネルギを生み出す。この発明は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を回収しつつ、エネルギを供給し、エネルギを節約出来る画期的効果のある発明であり、将来月に人間が住む際は貴重なエネルギを得られる。また、本発明方法を現状の自動車に搭載した場合、現状の自動車のベストの燃費が24km/lであるものを同一の自動車の燃費を42km/l以上にする事が出来る。
また、本発明で無くしたCOの排出枠を売ることが出来るので国家にとっても国益となり、また、その排出枠販売による入金で本方法を無料で配布出来る。そして本発明により経済成長を犠牲にせず成長しつつ低炭素と出来、地球を良くする絶大な発明である。
公知の車の二酸化炭素排出のメカニズムを示す図である。 本発明の原理および一実施例を示す構成図である。 固体高分子電解質膜フィルム16の化学式である。 純水の電気分解の原理を説明する図である。 水素発生装置15のシステムフローの一例である。 図2に基づく本発明の一実施例を示す構成図である。 本発明の他の実施例を示す構成図である。 タービンエンジンの場合の本発明の他の実施例を示す構成図である。 煙突からの二酸化炭素を除去する場合の本発明の他の実施例を示す構成図である。 本発明の他の実施例を示す構成図である。 二酸化炭素のメタン化反応における触媒活性の比較を示す図。 二酸化炭素のメタン化反応における流速変化を示す図である。 二酸化炭素のメタン化反応における加圧効果を示す図である。 二酸化炭素のメタン化反応における触媒活性の比較を示す図。
本発明の二酸化炭素消滅燃料費節約方法を実施するための最良の形態は、二酸化炭素と微小粒子状物質を封じ込め、ここに水分解等で得た水素を混入したチャンバーに前記二酸化炭素発生源からの圧力と熱を利用し加圧加熱する事により得るメタンガスを前記二酸化炭素発生源の燃料として使用する事により二酸化炭素や微小粒子状物質を消滅させ、燃料費を節約することである。
次に、本発明について図面を参照して説明する。
図1は公知の車でエンジン1にガソリン2、空気3を気化器4を経てエンジンからCO5や微小粒子状物質やNOを発生する。これは、石油の中のCが空気中のOと燃料により結合し、COになるのである。ディーゼルエンジンでは微小粒子状物質やNOを多く排出する。
図2は本発明の原理図と実施例を示す。エンジンから出たCO5はエンジンのピストン6の圧力Pを加えられて排出されるが、ジョイント7で水素8と混合し、パイプ9に送られる。パイプ9には触媒(後述)がありエンジンシリンダ10のまわりに巻きつかせ、反応管として機能し、エンジンの熱hで温度を上昇させ、ピストン6の圧力Pで圧力を上げて、下記式によりメタンとなる。
CO+4H→CH+2H
この排出されたCHとHOは、CH11が、気化器4からきたガソリン等12と混合され、エンジンに送られ、燃料として爆発して、ピストン6を押しエンジンを回す。前記排出されたHOは反応管9にあるドレイン37から排出するか、純水装置14を経て純水とし、水素発生装置15に送られ再使用する。
水素発生装置15の中核である固体高分子電解質膜フィルム16は本発明者が出願した米国特許No.5,156,927
FILM ELECTRIC
GENERATION SYSTEM
にて提案したSOLID
POLYELECTROLYTIC FILM
で、この化学式は図3に示す通りである。
図4はこの膜を使った純水の電気分解の原理で、固体高分子電解質膜16が電解質の働きをする。膜の両面に電極触媒を接合し、陽極側に純水を供給し通電すると、陽極の電極触媒層で水が分解し酸素ガスが発生し、同時に生成したHイオンは電場の働きで固体高分子電解質膜16内を移動し、陰極の電極触媒層24で電子を得て水素ガスを発生する。17は電極板であり、23は給電体、24は電極触媒層である。
図5は水素発生装置15のシステムフローの一例である。これの実施例は図2の15である。図2に於いて22は電極17への電源を示す。
図2の15から排出されたH8は前記の如くCHになり燃料となるが、
15から排出されたO18はCH4排出管19に結管して送られるか又はキャブレタからの管42に結管してエンジンに送られる。
いずれにしてもHがCOと結合してCHになり燃料になるので本発明によりCOを消滅させ、かつ、燃料の使用量が減じ、燃料費を下げ、かつ、燃費を良くすることが出来る。
この図5における水素発生装置15のシステムフローは、主に、電解セル
46、水素分離タンク47、酸素分離タンク48、除湿器49,50、純水タンク51、ファイナルフィルター52、非再生ポリシャー53、熱交換器54および直流電源55から構成される。
図6は図2に基づく本発明実施例である。26はガソリン、エタノール、軽油等燃料。27はキャブレタ。28は外からの空気。29は水素を発生させるための純水である。エンジンからの排出圧力を利用し、また、エンジン1のまわりにCHとHの化学反応管9を巻きつけエンジン熱を吸収して反応管9の圧力と温度を上げる。
図7も本発明実施例で、反応チャンバ26の温度を上げるためエンジンの熱hを集める集熱体28を反応チャンバ26の下に設けたものである。
本発明実施例である反応チャンバ26の圧力を図2のピストン6の圧力に加え更に圧力を上げるためエンジン1からの排気をコンプレッサ25で化学反応チャンバ26内の圧力を上げ圧入する反応チャンバには触媒がある。温度も上がっているのでメタンと水が生成され水はドレイン管37で流され、又は純水化装置14で純水化され水素発生に再使用される。
図8はタービンエンジンの場合の本発明実施例でコンプレッサ19で圧縮燃焼されタービンブレード20が回転し、この軸が発電機やプロペラを回す。このタービンエンジンからもCO5が排出されるが、水素発生装置15から排出されるH8がタービンエンジンの出力側に設けた壁21により密封された空間で前記COとミックスされ、これら混合体はタービンにより圧力を加えられた管9に入り、この管には触媒があり、これら混合体はタービンによる圧力Pと管9がタービンを巻いて得た熱hで、4H+CO=CH+2HOの反応により、管9からCHが出て、これがコンプレッサ19より圧縮され、燃料と共に燃焼しタービン20を廻す。
前記HO42はドレイン37に落ち排除されるか純水装置14に通し純水として、水素発生装置15で再使用される。HO42が純水ならば純水装置14は不要でHO42は直接水素発生装置15に還元する。水素発生装置15から出たO18はコンプレッサ19に送られ、燃焼を助け、燃料節約となる。
尚、前記純水装置はイオン交換樹脂膜と+−電極を使用し通電するものなどがある。
図9は、工場等煙突30から発生したCO5を除去する場合の本発明実施例である。煙突30から発生したCO25は水素発生装置15から発生した水素8と混合され、コンプレッサ25で加圧され反応チューブ31に送られる。43は駆動エネルギである。反応チューブ31のまわりは加熱管35でぐるぐる巻きにされているがこの加熱は煙突29の熱源33の熱を吸収する吸熱部32から熱伝導管34により加熱管35に熱が送られ反応チューブ31が加熱される水素発生装置15から出るO44は燃焼部45に導かれ、ここで燃焼して反応チューブ31を加熱し、加熱管35とO44による加熱45で反応チューブ31の温度が上り、反応を加速する。
前記加圧と加熱によりCOとHはCHとH2Oになり、CH4は搬送管36により燃焼源33に送られエネルギとなりエネルギを節減出来る。
Oは排出されるか純水装置14で純水化されH2O29として再使用される。
図10も本発明実施例で、一般大気にあるなどのCO237を吸込管38で吸込み本発明CO2・H2装置39に送り込み、CHとH2Oを生み、CHは燃料装置13に送り込んでエネルギ化する。そのエネルギの一部h40で本発明
CO・H2装置39を加熱圧縮してCO2・H2の反応を促進する。
ここで前記触媒と電極について少し説明する。ここで触媒としては通常アモルファス合金から作った触媒を使用する。この触媒の入った筒に、二酸化炭素と水素の混合ガスを入れ、反応させるがこの水素は前記の如く純水からも取れるが海水からもとれ、この場合電気分解しても塩素を出さずに水素と酸素を出す電極は、資源の豊富なマンガンなどを原料とする電極がよい。海水の電気分解は、二つの電極の間に電気を流して行うが、酸素を出す電極の相手が必要な水素を作る電極である。水素を作るのには、白金の電極が一番電力を使わないことが知られるが、世界規模の二酸化炭素を処理するのに、資源が少なく高価な白金は使わずにアモルフォス・ニッケル合金で白金より高性能な電極ができる。
次に前記触媒についてもう少し詳しく説明すると、希土類金属を含む金属間化合物は、比較的温和な条件で、高速反応条件下でも高い転化率を示し、長時間、高い活性を維持できるので、二酸化炭素から効率よくメタンを製造することができる。
水素化触媒を使用して二酸化炭素を接触水素化する方法がある。例えば、主として鉄、コバルト、ニッケル等の遷移金属化合物を酸化物担体に担持してなる水素化触媒を使用する方法が知られている。
これらの水素化触媒は、一般に、高速反応条件下では、反応率が低く、また、
長時間高活性を維持することが困難であるという問題点がある。
触媒として勧められるものは活性を有する3−八面体型スメクタイト様合成多孔体からなるもの、および当該3−八面体型スメクタイト様合成多孔体を触媒とすると反応がよい。
LaNi5は、200℃という比較的温和な条件でも触媒作用を示す事が図11及び図12に示す如く確認されている。図11は二酸化炭素のメタン化反応における触媒活性の比較を示す図であり、図12は二酸化炭素のメタン化反応における流速変化を示す図である。
Si4−xAl2+ 8−x/2+y−z/2(OH)・nHO(I)(式中xは、
0≦x≦0.8、yは2.2≦y≦3.0、zは、2.0≦z.4.5、
nは、不定比の関係を満たし、M2+は、Ni2+あるいはNi2+およびMg2+のいずれかの2価金属イオンを表す)で示される含水酸化物に、カオチン性有機化合物を添加し、100〜250℃で水熱処理し、空気中において100〜1000℃で焼成して得られる触媒、およびこの3−八面体型スメクタイト様合成多孔体を200〜600℃で水素還元処理した触媒は有効である。
二酸化炭素のメタン化反応で二酸化炭素からメタンを生成する活性を有する触媒は、Si4−xAl2+8−x/2+y−z/2(OH)・nHO(I)(式中xは、0≦x≦0.8、yは2.2≦y≦3.0、zは2.0≦z.4.5、nは不定比の関係を満たし、M2+は、Ni2+あるいはNi2+およびMg2+のいずれかの2価金属イオンを表す)で示される含水酸化物に、カオチン性有機化合物を添加し、100〜250℃で水熱処理し、空気中において100〜1000℃で焼成して得られる、比表面積が250から1000m2/gであり、平均細孔径が20〜100Åであり、細孔容積が0.2〜1.5ml/gである3−八面体型スメクタイト様合成多孔体からなることを特徴とする触媒。触媒として用いて、二酸化炭素のメタン化反応で二酸化炭素からメタンを製造出来る。
希土類金属―ニッケル系の金属間化合物 二酸化炭素と水素とを温度200〜500℃で反応させる。図11に二酸化炭素のメタン化反応における触媒活性の比較を示す。
LaNiは、200℃という比較的温和な条件でも触媒作用を示すことが確認されている。
LaNi(60〜200メッシュ)1gを内径1cmのステンレス製反応管に充填しHとCOを200℃、3000ml/g−cat・hで供給し圧力を1〜5気圧に変化させた場合のメタン収率を図13に示す。この図13は、二酸化炭素のメタン化反応における加圧効果を示す図である。
触媒としてランタン−ニッケル系金属間化合物を用いた場合の二酸化炭素のメタン化反応は、比較的低温で反応が進行するという特徴があり、特に250〜400℃の範囲では反応温度の上昇に伴って転化率が向上する
1気圧でもメタン化反応は進行するが、圧力を高めることにより、メタンの反応収率が向上する。
希土類金属が二酸化炭素に対して親和性が高いこと、一方、希土類金属自体は水素に対する親和性が低いこと、そのため、二酸化炭素の接触水素化に対する活性が低いこと、しかし、希土類金属を水素に対して親和性が高い金属と組み合わせた金属間化合物が二酸化炭素の接触水素化において比較的温和な条件下でも高い活性を示し、高速反応下でも高い転化率を示すこと、及び、高い活性を長時間維持できる特性を結合した触媒がよい。
二酸化炭素が吸着、活性化されやすい希土類金属と、水素が吸着、活性化されやすい金属とを主成分とする金属間化合物を触媒にとするとよい。
希土類金属は、一般に希土類元素と総称される金属であり、具体的には、スカンジウム、イットリウム、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジウム、プロメチウム、サマリウム、ユーロピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ルテチウムの17元素それぞれに相当する金属である。これらの希土類金属の単体を、他の金属と比較すると、一般に、二酸化炭素に対する親和性は高いが、水素に対する親和性は低い傾向がある。触媒としては、前記希土類金属の中でもセリウム族に属する5元素、即ち、ランタン、セリウム、プラセオジム、ネオジウム又はサマリウムを含むものが好ましく、中でもランタンが好ましい。
触媒としては、希土類金属以外の金属として、鉄族元素、即ち、鉄、コバルト又はニッケルを含むものが好ましく、中でもニッケルを含むものが好ましい。
一般に、鉄族元素は、水素に対する親和性が高く、接触水素化反応の触媒の活性成分として広く使用されている。触媒として使用する二成分系の金属間化合物としては、例えばLaNi、CeNi5、ThNi5、LaNi2、LaNi, LaNi3、La2Ni7、LaNi3を挙げることができ、中でも、LaNiが優れている。
触媒を充填した反応装置に原料ガス(二酸化炭素および水素)を導入し、反応条件については、特に限定はないが、一般に反応温度を0〜600℃、好ましくは100〜500℃さらに好ましくは150〜400℃、反応圧力を1〜100気圧好ましくは5〜80気圧、更に好ましくは10〜60気圧とするのがよい。
反応温度250〜350℃、反応圧力5〜30気圧でも、有効な収率でメタンを製造できる。
ガスの流通速度は、1000〜100000ml/g−cat・h好ましくは2000〜20000ml/g−cat・hとするのがよい。なお一般に、空間速度を高くし過ぎると、二酸化炭素の転化率が低下する傾向がある。
二酸化炭素と水素の使用割合は、特に限定はないが、二酸化炭素1モルに対して水素2〜8モル好ましくは3〜6モル特に好ましくは約4モルとするのがよい。
希土類金属を含む金属間化合物、たとえばランタン−ニッケル系の金属間化合物である。そして、ランタン−ニッケル系の金属間化合物は高い水素吸蔵能を有することが知られているが、二酸化炭素の水素化に高い活性を有することは知られていない。
比較的低温においても高い活性を有するのは、二酸化炭素がランタン等の希土類金属に、水素がニッケル等の希土類金属以外の金属に、それぞれ吸着・活性化されやすい(高い親和性を有する)ためでもあると考えられる。その結果、例えば、固定ガス流速を上げても二酸化炭素の転化率が高い。
金属間化合物は組成が安定しているため長時間活性を維持できるものと考えられる。高活性触媒を用いて二酸化炭素と水素から高速且つ選択的にメタンを製造する。
金属間化合物触媒について、40−200メッシュのものを充填し、加圧、加熱下にCO2とH2の混合ガスを導入してニッケル触媒(粉末)を用いた場合と、LaNi及びLaNiCrを用いた場合との活性の比較を図14に示す。
Ni粉末と比較してランタン−ニッケル系の金属間化合物では、メタン収率が著しく向上していることが明らかである。なお、LaNiは、200℃という比較的温和な条件でも触媒作用を示すことが確認されている。
図12に二酸化炭素のメタン化反応における流速変化を示し、図14に二酸化炭素のメタン化反応における触媒活性の比較を示す。
加熱溶解により調整したLaNi(60〜200メッシュ)1gを内径1cmのステンレス製反応管に充填し、原料ガス(H2/CO=4)を50気圧、SV=3000ml/g−cat・hで供給した場合のメタン収率を実験した。生成物の分析はオンラインガスクロマトグラフにより行った。
反応ガス(H2/CO2=4)を200℃、SV=3000ml/g−cat・hで供給し、圧力を1〜50気圧に変化させた場合のメタン収率を図13に示す。図13は二酸化炭素のメタン化反応における加圧効果を示す図である。
本発明は上記のものであるから地球温暖化のCOを消滅させ、COを燃料に変化させ燃料費を節減できる画期的な発明であり、本発明を地上、空中、月などの宇宙で単独で使用する場合は本発明に含まれる事は勿論、本発明装置を自動車、船などの輸送機械、ブルドーザなどの建設機械、ビル、工場などの建物、発電所その他に取付けた場合、前記輸送機械、建設機械、建物なども本発明に含まれるものである。
また、本発明で微粒子を封じ込む事も本発明に含まれるものであるが、微小粒子をフィルタで除去又は他の方法で排除するなど微粒子の処置に関係ない場合でCOを消滅する場合も本発明に含まれるものである。
また、前記実施例以外の変形実施も本発明に含まれるものである。
1 エンジン
2 ガソリン
3 空気
4 気化器
6 ピストン
7 ジョイント
8 水素
10 エンジンシリンダ
14 純水化装置
15 水素発生装置
16 固体高分子電解質膜フィルム
17 電極板
19 コンプレッサ
20 タービングレード
21 壁
22 電源
24 電極触媒層
25 コンプレッサ
26 反応チャンバ
26’ ガソリン,エタノール等の燃料
27 キャブレタ
30 煙突
31 反応チューブ
32 吸熱部
33 熱源
34 熱伝導管
35 加熱管
36 搬送管
37 ドレイン管
38 吸込管
46 電解セル
47 水素分離タンク
48 酸素分離タンク
9、50 除湿器
51 純水タンク
52 フィルター
53 非再生ポリシャー
54 熱交換器
55 直流電源

Claims (1)

  1. 二酸化炭素と水分解等で得た水素を混入し前記二酸化炭素発生源からの熱と圧力により加熱加圧する事により得るメタンガスを前記二酸化炭素発生源の燃料として使用する事により二酸化炭素を消滅させ、燃料費を節約し得ることを特徴とする二酸化炭素消滅燃料費節約方法。


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