JP2014200594A - 遊技管理システム及び遊技管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技店の遊技媒体貸出時の消費税徴収にあたり遊技客の公平性と満足度の確保及び店舗従業員の負荷抑制を実現することを課題とする。【解決手段】消費税率と、遊技店でサービス提供する遊技種毎の遊技媒体貸出レートと、精算時に払出可能な最低精算金種とから、遊技種毎の貸出遊技媒体数の候補を画面に提示し、その候補から選択させることで遊技種毎の貸出遊技媒体数を決定し、決定した遊技種毎の貸出遊技媒体数を遊技媒体貸出処理の制御を行う台間カード処理機10に、決定した最低精算金種を精算処理を行う精算機80に自動的に送付することにより、遊技客の公平性と満足度の確保及び店舗従業員の負荷抑制を実現する。【選択図】図1

Description

この発明は、遊技媒体の貸出時に消費税を徴収するにあたって、全ての遊技客に対する平等性を確保しつつ、遊技客の利便性や遊技店従業員の負荷抑制を実現する遊技管理システム及び遊技管理方法に関する。
従来、パチンコ店等の遊技店では、遊技媒体の貸出時に、消費税を含まない遊技媒体の貸出単価に貸出遊技媒体数を乗じた遊技媒体貸出料金の支払いと引き換えに、遊技客に所定数の遊技媒体の貸出を行っている(例えば、特許文献1及び2参照。)。つまり、遊技店は消費税を遊技客から徴収していないというのが現状である。
また、遊技店では遊技玉やメダルといった複数の遊技媒体の遊技を提供し、さらに同一種類の遊技媒体を使用する遊技においても遊技媒体の貸出単価の異なる複数の遊技媒体貸出レートの遊技を提供している。これらの全ての遊技種の遊技において、一律に消費税を徴収していないことから、全ての遊技客にとっての公平性も確保されている。
特開2004−222979号公報 特開2000−140394号公報
しかしながら、今後消費税率が高くなった場合などは、遊技客から消費税の徴収を行わなければ、遊技店の収益を確実に圧迫することとなる。ところが、消費税を遊技客から徴収することにすると、遊技媒体の貸出単価と、1回の遊技媒体貸出操作で貸し出される遊技媒体数と、消費税率とから算出される1回の遊技媒体貸出の消費税込みの遊技媒体貸出金額は整数になるとは限らない。遊技媒体貸出金額が整数にならないことから数値を切り捨てや四捨五入等によって数値を丸めるケースと、遊技媒体貸出金額が整数になるケースとでは、厳密には遊技客の負担する消費税率若しくは遊技媒体単価が異なることとなり、遊技客間での公平性が損なわれてしまうという問題がある。また、消費税の徴収に限らず、遊技媒体の貸出時に、遊技場内のサービス等の対価として、遊技媒体の単価以外に一定の比率の有価価値を手数料その他の名目で遊技客から徴収しようとする際も同様の課題が生じる。
また、前記の説明の通り公平性の観点から、遊技媒体貸出金額が整数となるように、遊技媒体の貸出単価と、1回の遊技媒体貸出操作で貸し出される遊技媒体数とを設定したとしても、その多くは、千円札、五千円札及び一万円札で入金した金額を、余りなく使い切る値とはならない。そのため、使い切れなかった金額に関しては精算機で精算する必要があるが、単に遊技媒体貸出金額を整数となることを考慮しただけでは、精算機で精算する金額が1円単位となることがあり、その場合には精算機で1円や10円の払い出しが行える必要がある。精算機で払い出す金種が増えると、遊技店側の観点では払出対象として増えた金種を精算の為の準備金として用意したり、精算機への当該金種の補充を行う等の手間が増えてしまうという問題や、遊技客の観点では細かい釣銭が払い戻されることを嫌がられ遊技客の満足度を下げる可能性があるという問題点もある。
このため、遊技店の収益や遊技客の公平性の確保しつつ、遊技店の従業員の負荷増大をできる限り抑制し、遊技客の満足度を維持することが重要な課題となっている。なお、かかる課題は、スロット遊技機用の遊技媒体であるメダルを貯メダルとして管理する場合にも同様に発生する。
本発明は、上述した従来技術の課題を解消するためのものであって、遊技店の遊技媒体の貸出時の消費税を遊技客から徴収するにあたって、遊技客の公平性と満足度の確保及び店舗従業員の負荷増大の抑制を実現することのできる遊技管理システム及び遊技管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、遊技媒体の貸与時に遊技媒体の貸与単価に応じた第1の有価価値に加え、前記第1の有価価値に対して所定比率の第2の有価価値を遊技客から徴収する遊技管理システムであって、前記第2の有価価値の徴収に用いられる比率と前記遊技媒体の貸与単価と最低精算金種とが所定の条件を満たす遊技媒体数を遊技媒体貸与単位数の候補値として抽出する候補値抽出手段と前記候補値抽出手段により抽出した候補値から前記遊技媒体貸与単位数を選択する選択手段と、遊技媒体貸与操作を受け付けた場合に、前記遊技媒体貸与単位数の遊技媒体を貸与処理する貸与処理手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記貸与単価の異なる複数の遊技種が存在する場合に、前記候補値抽出手段は遊技種毎に前記候補値を抽出し、前記選択手段は遊技種毎に前記遊技媒体貸与単位数を選択することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記候補値抽出手段は、前記候補値を遊技媒体貸与単位数の候補として表示出力し、前記選択手段は、表示出力された候補値からの選択入力を受け付けることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記候補値抽出手段は、所定の範囲の全ての遊技媒体数について、当該遊技媒体数を前記遊技媒体貸与単位数とした場合の遊技媒体貸与料金のテーブルを前記第2の有価価値の徴収に用いられる比率と前記遊技媒体の貸与単価とから生成し、前記テーブル内の遊技媒体貸与料金のうち、指定された最低精算金種で割り切れる遊技媒体貸与料金に対応する遊技媒体数を前記候補値として抽出することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記選択手段により選択された前記遊技媒体貸与単位数を複数の前記貸与処理手段に配信する配信手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記遊技媒体貸与単位数に対応する遊技媒体貸与料金よりもプリペイド価値の残高が少ない状態で前記遊技媒体貸与操作を受け付けた場合に、前記遊技媒体貸与単位数よりも小さい候補値を端数貸与用遊技媒体貸与単位数として使用し、前記遊技媒体の貸与を行う端数貸与手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、遊技媒体の貸与時に遊技媒体の貸与単価に応じた第1の有価価値に加え、前記第1の有価価値に対して所定比率の第2の有価価値を遊技客から徴収する遊技管理方法であって、前記第2の有価価値の徴収に用いられる比率と前記遊技媒体の貸与単価と最低精算金種とが所定の条件を満たす遊技媒体数を遊技媒体貸与単位数の候補値として抽出する候補値抽出ステップと、前記候補値抽出ステップにより抽出した候補値から前記遊技媒体貸与単位数を選択する選択ステップと、遊技媒体貸与操作を受け付けた場合に、前記遊技媒体貸与単位数の遊技媒体を貸与処理する貸与処理ステップとを含んだことを特徴とする。
本発明によれば、第2の有価価値の徴収に用いられる比率と遊技媒体の貸与単価と最低精算金種とが所定の条件を満たす遊技媒体数を遊技媒体貸与単位数の候補値として抽出し、抽出した候補値から遊技媒体貸与単位数を選択させることにより決定し、遊技媒体貸与操作を受け付けた場合に、決定した遊技媒体貸与単位数の遊技媒体を貸与するよう構成したので、遊技店の遊技媒体の貸与時の第2の有価価値を遊技客から徴収するにあたって遊技客の公平性と満足度の確保及び店舗従業員の負荷増大の抑制を実現することができる。
図1は、遊技媒体貸出における遊技客からの消費税徴収に係る遊技管理システムの概念を説明するための説明図である。 図2は、実施例1に係る遊技システムのシステム構成を示す図である。 図3は、図2に示したカード管理装置の実施例1に係る内部構成を示すブロック図である。 図4は、図3に示したカード管理装置の実施例1に係るデータ構成(その1)について説明するための説明図である。 図5は、図3に示したカード管理装置の実施例1に係る最低精算金種を1円とした時のデータ構成(その2)について説明するための説明図である。 図6は、図5に示したカード管理装置のデータについて最低精算金種を10円とした時のデータ内容及び設定値を説明するための説明図である。 図7は、図3に示したカード管理装置の遊技媒体貸出単位数データの設定画面を説明するための画面概要図である。 図8は、図2に示した台間カード処理機の外観図である。 図9は、図2に示した台間カード処理機の実施例1に係る内部構成を示すブロック図である。 図10は、図9に示した台間カード処理機の実施例1に係るデータ構成について説明するための説明図である。 図11は、カード管理装置の実施例2に係る内部構成を示すブロック図である。 図12は、カード管理装置の実施例2に係るデータ構成について説明するための説明図である。 図13は、カード管理装置の遊技媒体貸出単位数データの設定画面を説明するための画面概要図である。 図14は、台間カード処理機の実施例2に係る内部構成を示すブロック図である。 図15は、図14に示した台間カード処理機の実施例2に係るデータ構成について説明するための説明図である。 図16は、台間カード処理機の実施例2に係る遊技媒体貸出処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
以下に、添付図面を参照して、本発明に係る遊技管理システム及び遊技管理方法の好適な実施例を詳細に説明する。
まず、本実施例に係る、遊技媒体貸出における遊技客からの消費税徴収に係る遊技管理システムの概念を説明する。図1は、遊技媒体貸出における遊技客からの消費税徴収に係る遊技管理システムの概念を説明するための説明図である。
遊技客は遊技店で遊技する場合には、遊技媒体の貸出操作によって所定数の遊技媒体の貸出を受けて遊技を行う。遊技媒体の貸出に対する消費税込の料金は、台間カード処理機10で入金したプリペイド価値から減算されることにより徴収される。また、使用せずに余ったプリペイド価値は、遊技終了時に台間カード処理機10から排出されるカードに関連付けて管理され、該カードを精算機80に挿入して精算操作をすることによって、精算機80から払い戻される。
プリペイド価値の残高は、遊技客が入金した金額から、(遊技媒体の単価)×(貸出遊技媒体数)×(1+消費税率)で算出される消費税込みの遊技媒体貸出料金を、差し引いた金額である。また、遊技媒体貸出料金が整数でない場合に数値を切り捨てや四捨五入等によって数値を丸めたり、精算時の残プリペイド価値が整数でない場合に数値を切り上げや四捨五入等によって数値を丸めた場合には、複数の遊技種で遊技する全ての遊技客の公平性の確保が困難となる。よって、全ての遊技客の公平性の確保のためには、遊技媒体貸出料金が整数となるように、複数の遊技種毎に遊技媒体の単価と1回の遊技媒体貸出操作で貸し出される遊技媒体数を決定する必要がある。
また、プリペイド価値の残高は精算機80で払い戻しを行うことになることから、払い戻される金種が多い場合には精算機80用に払い出し用の硬貨の準備や補充等の従業員の手間がかかることを考慮すると、できる限り精算機80の最低精算金種が少ない方が遊技店にとっては望ましい。つまり、遊技店の効率性を追求すると遊技媒体貸出料金が、単に整数というより10円の倍数であることの方が、10円の倍数よりは100円の倍数であることの方が望ましいことになる。
しかし、遊技客の立場では1回の遊技媒体貸出操作で貸し出される遊技媒体数が必要以上に大きな数であることは、貸出の単位で消費税の徴収がされることから、必要以上の消費税を支払うこととなり望ましいことではない。
図1は、消費税率が規定されている場合に、該消費税率に対して上記の遊技客間の公平性、遊技店の効率性及び1回で貸し出す遊技媒体数の適正範囲を考慮して、全ての遊技種毎の1回で貸し出す遊技媒体数の設定方法の概要を説明するものである。
台間カード処理機10では、定められた消費税率と当該遊技店でサービスを提供する遊技種毎の遊技媒体貸出レートをもとに、「遊技種別貸出遊技媒体数・金額対応テーブル」を自動生成する。「遊技種別貸出遊技媒体数・金額対応テーブル」とは、遊技種毎に1回の遊技媒体貸出操作の遊技媒体貸出数と消費税込みの遊技媒体貸出料金の対応付けを表したデータである。
台間カード処理機10では、「遊技種別貸出遊技媒体数・金額対応テーブル」を活用して、前述した遊技客の公平性、遊技店の効率性及び1回で貸し出す遊技媒体数の適正範囲を考慮しつつ、遊技店の従業員が簡単に遊技種毎の1回の遊技媒体貸出操作で貸し出す遊技媒体貸出数を決定するための機能を提供する。具体的には、台間カード処理機10では、精算機80で払い出す最低精算金種を指定したならば、「遊技種別貸出遊技媒体数・金額対応テーブル」から、指定された最低精算金種で割り切れる消費税込み遊技媒体貸出料金となる遊技媒体貸出数を抽出した「遊技種別貸出遊技媒体数候補一覧」をディスプレイ等の表示装置に表示する。従業員は、表示された「遊技種別貸出遊技媒体数候補一覧」から、1回の貸出操作で貸し出される遊技媒体数の適正範囲を考慮して、遊技媒体貸出数を選択することが可能となる。
台間カード処理機10は、遊技種毎の1回の遊技媒体貸出操作で貸し出す遊技媒体貸出数を決定したならば、台間カード処理機10に対しては決定した1回の遊技媒体貸出操作で貸し出す遊技媒体貸出数を、精算機80に対しては最低精算金種を自動的に配信する。1回の遊技媒体貸出操作で貸し出す遊技媒体貸出数を受け付けた台間カード処理機10は、その内容を記憶するとともに以降の遊技媒体貸出操作では配信された遊技媒体貸出数の払出を行う。また、最低精算金種を受け付けた精算機80は、その内容を記憶するとともに、配信された最低精算金種の指定で払出用のスタッカごとの金種の設定を自動で行う等の最低精算金種による制御を行う。
このように、消費税率と、遊技店でサービスを提供する遊技種毎の遊技媒体貸出レートと、精算時に払出可能な最低精算金種とから、遊技種毎の貸出遊技媒体数の候補を提示し、その候補から選択させることで遊技種毎の貸出遊技媒体数を決定する。また、決定した遊技種毎の貸出遊技媒体数を遊技媒体貸出処理の制御を行う台間カード処理機10に、決定した最低精算金種を精算処理を行う精算機80に自動的に送付するよう構成したので、遊技客間の公平性、遊技店の効率性及び1回で貸し出す遊技媒体数の適正範囲を考慮した遊技種毎の貸出遊技媒体数を効率的に設定することが可能である。
次に、遊技店のシステム構成について説明する。図2は、遊技店のシステム構成を示す図である。図2に示すように、遊技店には、複数の遊技機20と、各遊技機20にそれぞれ対応して設けられた台間カード処理機10が設置される。台間カード処理機10は、島コントローラ30を介して店内のネットワークである通信回線と接続する。通信回線には、島コントローラ30と、カード管理装置40と、会員管理装置50と、景品管理装置60と、精算機80とが接続される。
遊技機20は、遊技玉を遊技盤面に打ち込んで遊技を行う装置である。この遊技機20の遊技盤面には、複数の入賞領域(入賞口)が設けられており、当該入賞領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定個数の遊技玉を賞玉として付与するようになっている。また、遊技領域には、所定個数の始動領域(始動口)が設けられており、当該始動領域を遊技玉が通過したことに基づいて所定の抽選を行うこととなっている。当該抽選が大当りとなれば、所定の可動部材等の作動により、前述の入賞領域あるいは他の始動領域への遊技玉の通過確率を向上する等、遊技上有利となる作動が行われる。なお、始動領域と入賞領域を兼ねた領域があってもよい。
上記入賞領域には、当該入賞領域への遊技玉の通過を検出するために入賞センサが設けられており、入賞センサにより入賞領域へ打ち込まれた遊技玉の通過(入賞)を検知するようになっている。また、遊技機の制御装置は、入賞領域ごとに何個の遊技玉を賞玉として付与するかを記憶する賞玉メモリを有している。
したがって、打ち込んだ遊技玉の特定の入賞領域への通過が入賞センサにより検知されると、賞玉メモリの記憶内容と、入賞領域を通過した遊技玉数から付与すべき賞玉数を決定し、決定した賞玉数の遊技玉が払い出される。
台間カード処理機10は、入金の受付、遊技玉の貸出並びにカード管理装置40との通信を行う。台間カード処理機10は、遊技客が投入した紙幣を受け付けたならば、入金額を含む入金通知をカード管理装置40に送信することで、プリペイド価値をカード管理装置40が管理するプリペイド価値に加算させる。そして、所定の玉貸し操作がなされたならば、玉貸要求をカード管理装置40に送信し、カード管理装置40が管理するプリペイド価値を減算させて、減算したプリペイド価値分に対応する数の遊技玉を払い出す。
また、台間カード処理機10は、カードの挿入を受け付けたならば、カード管理装置40にカード挿入通知を送信する。また、台間カード処理機10は、カード管理装置40からプリペイド価値、持玉又は貯玉の残高を受信した場合には、該残高を記憶する。そして、持玉の残高を受信し、記憶した場合には、カード管理装置40に対して持玉減算要求を送信することで、カード管理装置40が管理する持玉の残高をゼロにクリアする。
また、台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けると、自装置が管理する持玉数を所定数減算し、減算した持玉数に対応する数の遊技玉を払い出す。また、台間カード処理機10は、貯玉再プレイ操作を受け付けると、カード管理装置40に対して貯玉再プレイ要求を送信することで、会員管理装置50が管理する貯玉数を所定数減算させ、減算させた貯玉数に対応する数の遊技玉を払い出す。
台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けたならば、自装置が管理する持玉数を含む持玉加算要求をカード管理装置40に送信し、カード管理装置40に持玉を加算させた後、カード排出通知をカード管理装置40に送信し、カードを排出制御する。
島コントローラ30は、遊技島に設けられた一群の遊技機20及び台間カード処理機10を束ねる中継装置である。カード管理装置40は、カードのプリペイド価値及び持玉数等をカードデータとして管理する管理装置である。
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、挿入されたカードのカードIDと台間カード処理機10とを関連づけて管理し、該カードIDに関連づけられたプリペイド価値及び持玉の残高を台間カード処理機10に送信する。また、カード挿入通知に示されたカードIDが会員カードのカードIDである場合には、カード挿入通知を会員管理装置50に送信し、会員管理装置50から受信した貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から持玉減算要求を受信した場合には、持玉口座の残高をゼロにクリアし、台間カード処理機10から持玉加算要求を受信した場合には、持玉加算要求に示された持玉数を持玉口座に加算する。
また、カード管理装置40は、台間カード処理機10から玉貸要求を受信した場合には、対応するプリペイド価値を所定値減算し、玉貸許可を台間カード処理機10に送信する。そして、貯玉再プレイ要求を受信した場合には、該貯玉再プレイ要求を会員管理装置50に送信し、会員管理装置50が貯玉再プレイデータを出力した場合には、貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
また、カード管理装置40は、景品管理装置60からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられた持玉数を景品管理装置60に対して通知する。さらに、精算機80からカードIDを受信したならば、このカードIDに関連付けられたプリペイド価値を精算機80に対して通知する。
会員管理装置50は、遊技店に会員登録された会員の会員管理データを管理する管理装置である。具体的には、会員に対して発行した会員カードIDに関連づけて、貯玉数、ポイント、暗証番号及び氏名等を管理する。
会員管理装置50は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信したならば、カード挿入通知に示されたカードIDに対応する貯玉口座の残高と暗証番号とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。また、会員管理装置50は、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求を受信したならば、貯玉再プレイ要求に示されたカードIDに関連づけられた貯玉口座の残高を所定数減算し、減算後の貯玉口座の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。なお、台間カード処理機10と会員管理装置50との通信は、カード管理装置40を介して行なわれる。
また、会員管理装置50は、景品管理装置60から貯玉数の問い合わせを受けたならば、指定されたカードIDに対応する貯玉口座の残高を景品管理装置60に通知する。
景品管理装置60は、遊技店内の景品交換カウンタに併設された景品交換用の端末装置であり獲得玉、貯玉及び持玉の景品交換処理を行う。この景品管理装置60には、カードのカードIDを読み取るリーダライタ及び景品を払い出す景品払出装置が接続されている。景品管理装置60は、リーダライタがカードを受け付けた場合には、リーダライタで読み出したカードのカードIDをカード管理装置40に送信して、該カードの持玉数を要求する。また、貯玉を景品交換する場合は、会員管理装置50に対して貯玉数を要求する。
精算機80は、プリペイド価値が対応付けられたカードが挿入されると、このカードのカードIDをカード管理装置40に送信し、該カードに関連付けられたプリペイド価値を取得し、取得したプリペイド価値に相当する現金の払出を行う。
図2に示したシステムで玉貸しを行う場合の玉貸処理について説明する。遊技客が台間カード処理機10に対して玉貸操作を行うと、台間カード処理機10は、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、玉貸要求とを含む。
カード管理装置40は、玉貸要求を含む電文を受信すると、該電文内のカードIDに関連付けられたプリペイド価値を所定値減算してカード管理データ45aを更新し、玉貸許可を送信元の台間カード処理機10に送信する。玉貸許可を受信した台間カード処理機10は、減算したプリペイド価値に対応する数(例えば125玉)の遊技玉を払い出す。
次に、図2に示したシステムで持玉の再プレイを行う場合の持玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、一般カードあるいは会員カードの挿入を受け付けた場合に、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、カード挿入通知とを含む。
カード管理装置40は、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信した場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた各レートの持玉口座の残高を台間カード処理機10に通知する。
台間カード処理機10は、カード管理装置40から受信した持玉の残高を記憶する。そして、カードID及びレートを特定する情報と、持玉減算要求とを含む電文をカード管理装置40に送信する。カード管理装置40は、持玉減算要求を受信した場合には、カードIDにより特定される各レートの持玉口座の残高をゼロにクリアする。台間カード処理機10は、持玉再プレイ操作を受け付けた場合には、記憶した持玉の残高を所定数減算し、対応する数の遊技玉を払い出す。
台間カード処理機10は、カード返却操作を受け付けた場合には、カード管理装置40に対して持玉加算要求を含む電文を送信する。この電文は、排出するカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、各レートの持玉の残高と持玉加算要求とを含む。
カード管理装置40は、持玉加算要求を受け付けた場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた各レートの持玉口座の残高を受信した残高の値に更新する。
その後、台間カード処理機10は、カード管理装置40にカード排出通知を送信し、カードを排出制御する。
次に、図2に示したシステムで貯玉の再プレイを行う場合の貯玉再プレイ処理について説明する。台間カード処理機10は、会員カードを挿入された場合、若しくは会員カードとして使用可能な携帯端末からカードIDに対応する識別情報を読み取った場合に、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードID(若しくは携帯端末から読み取ったカードIDに対応する識別情報。以降、カードIDという)と、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、カード挿入通知とを含む。
カード管理装置40は、カード挿入通知の電文を会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、カード挿入通知の電文を受信した場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた暗証番号と、貯玉口座のうち、該電文により特定されたレートの貯玉口座の残高とを含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、受信した貯玉再プレイデータを記憶し、貯玉再プレイデータに示された貯玉口座の残高が貯玉再プレイにおける遊技玉の払出単位数(貯玉再プレイ単位数。例えば125玉)以上である場合には貯玉再プレイ操作を受け付け可能とする。なお、ここでは、貯玉口座の残高が払出単位数以上である場合に貯玉再プレイ操作を受け付け可能とする場合について説明を行なったが、貯玉再プレイデータに貯玉再プレイ可能回数が示されているならば、貯玉再プレイ可能回数が1以上である場合に貯玉再プレイ操作を受け付け可能としてもよい。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータの記憶後、最初に貯玉再プレイ操作を受け付けた場合に、遊技客に対して暗証番号の入力を求め、入力された暗証番号が貯玉再プレイデータに示された暗証番号と一致するかを確認する。
台間カード処理機10は、暗証番号が一致した場合に、カード管理装置40のローカルアドレスを宛先として指定した電文を送信する。この電文は、台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機10を特定するアドレス若しくは任意の識別情報と、台間カード処理機10のレートを特定するための情報と、貯玉再プレイ要求とを含む。
カード管理装置40は、貯玉再プレイ要求の電文を会員管理装置50に送信する。会員管理装置50は、貯玉再プレイ要求の電文を受信した場合には、該電文内のカードIDに関連付けられた貯玉口座のうち、該電文により特定されたレートの貯玉口座の残高を所定値減算し、減算後の残高を含む貯玉再プレイデータを台間カード処理機10に送信する。
台間カード処理機10は、貯玉再プレイデータを受信して貯玉口座の残高を更新し、遊技玉を貯玉再プレイ単位数だけ払い出す。また、更新後の貯玉口座の残高が貯玉再プレイ単位数未満となったかを判定し、貯玉再プレイ単位数未満となったならば、貯玉再プレイ操作を受け付け不能とする。更新後の貯玉口座の残高が貯玉再プレイ単位数以上であれば、再度貯玉再プレイ操作を受け付け可能であり、貯玉再プレイ操作を受け付けた場合には貯玉再プレイ要求を送信する。2回目以降の貯玉再プレイ操作では、暗証番号の確認は不要である。なお、暗証番号の確認を毎回行なうように設定してもよい。
次に、閉店処理における持玉からの貯玉への移行について説明する。カード管理装置40は、閉店処理時にカード管理データ45aの持玉口座の残高を確認し、持玉の残高が「0」より大きい持玉口座が存在する場合には、該持玉口座の残高をカードID及びレートとともに会員管理装置50に通知する。会員管理装置50は、カードID及びレートにより特定される貯玉口座の残高に通知された持玉口座残高を加算して更新する。その後、カード管理装置40は、該持玉口座の残高をゼロにクリアする。
次に、図2に示したカード管理装置40の内部構成について説明する。図3は、図2に示したカード管理装置40の内部構成を示すブロック図である。図3に示すように、カード管理装置40は、表示部41及び入力部42と接続され、店舗ネットワーク通信部44、記憶部45及び制御部46を有する。
表示部41は、液晶パネルやディスプレイ装置等である。入力部42は、キーボードやマウス等である。店舗ネットワーク通信部44は、通信回線を介して台間カード処理機10、会員管理装置50、景品管理装置60等とデータ通信するためのインタフェース部である。
記憶部45は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等の記憶デバイスであり、カード管理データ45a、消費税率45b、遊技種一覧データ45c、玉貸出数金額対応テーブル45d、メダル貸出数金額対応テーブル45e、最低精算金種45f、絞込済玉貸出数金額対応テーブル45g、絞込済メダル貸出数金額対応テーブル45h及び遊技媒体貸出単位数データ45iを記憶する。
カード管理データ45aは、カードIDに対し、プリペイド価値の残高と、各レートの持玉口座の残高と、該カードが挿入されている台間カード処理機10のIDを示す使用先IDとを対応付けたデータである。
消費税率45bは、消費税率を記憶している。遊技種一覧データ45cは、当該遊技店でサービスを行っている遊技媒体種類とその遊技媒体種類毎の遊技媒体貸出レートの一覧のデータである。
玉貸出数金額対応テーブル45dは、遊技種が遊技玉を使用する遊技において遊技媒体貸出レート毎に、1回の貸出操作の貸出玉数とその消費税込みの玉貸料金を、所定の範囲(例えば1000玉以下)の25の倍数となる全ての貸出玉数について算出したデータである。消費税込みの玉貸料金は、(貸出玉数)×(遊技媒体貸出レート)×(1+消費税率)で算出する。貸出玉数を25玉の倍数としているのは、遊技機20の遊技媒体の払出単位が25であることを考慮したものである。
メダル貸出数金額対応テーブル45eは、遊技種がメダルを使用する遊技において遊技媒体貸出レート毎に、1回の貸出操作の貸出メダル数とその消費税込みのメダル貸料金を、所定の範囲(例えば300枚以下)の全ての貸出メダル数について算出したデータである。消費税込みのメダル貸料金は、(貸出メダル数)×(遊技媒体貸出レート)×(1+消費税率)で算出する。
最低精算金種45fは、精算機80で精算可能な最小の金種を記憶している。例えば、最低精算金種45fが「10円」と設定されている場合には、精算機80で1円硬貨を含むような精算は不可能である。つまり、最低精算金種45fに「10円」と設定した場合には、全ての遊技種の遊技媒体の貸出操作で徴収する金額が10円の倍数となるような貸出遊技媒体数を設定しなければならない。
絞込済玉貸出数金額対応テーブル45gは、玉貸出数金額対応テーブル45dの中から最低精算金種45fの金額で割り切れる消費税込みの玉貸料金となる貸出玉数とその消費税込みの玉貸料金の組み合わせを抽出したデータである。
絞込済メダル貸出数金額対応テーブル45hは、メダル貸出数金額対応テーブル45eの中から最低精算金種45fの金額で割り切れる消費税込みのメダル貸料金となる貸出メダル数とその消費税込みのメダル貸料金の組み合わせを抽出したデータである。
遊技媒体貸出単位数データ45iは、遊技種一覧データ45cに規定されている全ての遊技種で、1回の遊技媒体貸出操作で貸し出す遊技媒体の数を定義したデータである。
制御部46は、カード管理装置40を全体制御する制御部であり、カード管理部46a、遊技媒体貸出数・金額対応テーブル生成処理部46b及び遊技媒体貸出単位数設定処理部46cを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、それぞれに対応するプロセスを実行させることになる。
カード管理部46aは、カード管理データ45aの管理を行なう処理部である。具体的には、カード管理部46aは、台間カード処理機10からカード挿入通知を受信した場合には、カード挿入通知に示されたカードIDの使用先を、同じくカード挿入通知に示された装置IDとする。また、カード挿入通知に示されたカードIDに関連付けられたプリペイド価値と各レートの持玉口座の残高とを有価価値として台間カード処理機10に通知する。また、挿入されたカードが会員カードである場合には、会員管理装置50に対してカード挿入通知を転送する。カード管理部46aは、台間カード処理機10から持玉減算要求を受信した場合に、持玉減算要求に示された持玉口座の残高をゼロにクリアしてカード管理データ45aを更新する。
また、カード管理部46aは、台間カード処理機10からカードIDを含む遊技媒体貸出要求を受信した場合に、該カードIDに関連付けられたプリペイド価値が、遊技媒体貸出単位数データ45iに規定される遊技媒体貸出単位数と遊技媒体貸出レートと(1+消費税率)とを乗じて算出できる遊技媒体貸出料金以上であるか否かを判定する。プリペイド価値が遊技媒体貸出料金以上である場合には、カード管理部46aは、カード管理データ45aに含まれるプリペイド価値から遊技媒体貸出料金分を減算して、台間カード処理機10に更新後のプリペイド価値を含む遊技媒体貸出許可を送信する。一方、プリペイド価値が遊技媒体貸出料金未満である場合には、カード管理部46aは、台間カード処理機10に遊技媒体貸出不可を通知する。
また、カード管理部46aは、台間カード処理機10から金額、カードID16a及び装置ID16cを含む入金通知を受信した場合に、該カードID関連付けられたプリペイド価値を入金通知に示された金額に対応する度数分加算して、カード管理データ45aを更新する。
また、カード管理部46aは、台間カード処理機10から貯玉再プレイ要求を受信した場合には、該貯玉再プレイ要求を会員管理装置50に転送する。また、貯玉再プレイ要求に対する会員管理装置50からの応答についても、カード管理部46aが転送制御をおこなう。
また、カード管理部46aは、持玉加算要求を受信した場合には、持玉加算要求に示された持玉口座の残高に受信した持玉数を加算して、カード管理データ45aを更新する。また、カード管理部46aは、カード排出通知を受信した場合には、該カードIDの使用先について値を消去し、カード管理データ45aを更新する。
また、カード管理部46aは、景品管理装置60からカードIDを受信したならば、このカードIDに対応づけられた各レートの持玉口座の残高を景品管理装置60に対して通知する。
遊技媒体貸出数・金額対応テーブル生成処理部46bは、消費税率45bと遊技種一覧データ45cとから、玉貸出数金額対応テーブル45d及びメダル貸出数金額対応テーブル45eを生成する処理部である。具体的には、玉貸出数金額対応テーブル45dは、遊技種一覧データ45cに規定されている遊技玉を使用する遊技の全ての遊技媒体貸出レートの遊技について、1回の貸出操作の貸出玉数とその消費税込みの玉貸料金を、所定の範囲(例えば1000玉以下)の25の倍数となる全ての貸出玉数について算出して生成する。メダル貸出数金額対応テーブル45eは、遊技種一覧データ45cに規定されているメダルを使用する遊技の全ての遊技媒体貸出レートの遊技について、1回の貸出操作の貸出メダル数とその消費税込みのメダル貸料金を、所定の範囲(例えば300枚以下)の全ての貸出メダル数について算出して生成する。
遊技媒体貸出単位数設定処理部46cは、遊技媒体貸出数・金額対応テーブル生成処理部46bの生成した玉貸出数金額対応テーブル45d及びメダル貸出数金額対応テーブル45eを活用して、遊技媒体貸出単位数データ45iを決定する処理である。また、遊技媒体貸出単位数設定処理部46cは、決定した遊技媒体貸出単位数データ45iの内容を台間カード処理機10に、最低精算金種45fの内容を精算機80に配信する。遊技媒体貸出単位数データ45iの決定に係る具体的な処理内容は後述する。
次に、図3に示したカード管理装置40の実施例1に係るデータ構成について説明する。図4及び図5は、図3に示したカード管理装置40の実施例1に係るデータ構成について説明するための説明図である。
まず、図4に示した遊技種一覧データ45c、玉貸出数金額対応テーブル45d及びメダル貸出数金額対応テーブル45eについて説明する。
遊技種一覧データ45cは、当該遊技店でサービスを提供している遊技の遊技媒体種類とその遊技媒体種類毎の遊技媒体貸出レートの一覧のデータである。図4の遊技種一覧データ45cは、当該遊技店のサービス対象の遊技に、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「4.0円/玉」の遊技と、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「3.0円/玉」の遊技と、遊技媒体種類が「メダル」で遊技媒体貸出レートが「20円/玉」の遊技と、遊技媒体種類が「メダル」で遊技媒体貸出レートが「15円/玉」の遊技とが含まれていることを示している。
玉貸出数金額対応テーブル45dは、遊技種一覧データ45cに規定される遊技の中で遊技玉を使用する遊技種の全ての遊技媒体貸出レート毎に、1回の貸出操作の貸出玉数と消費税率を8%とした時の消費税込みの玉貸料金を算出したデータである。図4の玉貸出数金額対応テーブル45dは、貸出玉数について25玉を1貸出度数としたときの貸出度数と遊技媒体貸出レート毎の貸出金額を対応付けたデータであり、貸出度数を「1」で貸出玉数が「25玉」の時の遊技媒体貸出料金は、遊技媒体貸出レートが0.5円/玉の場合は「13.50円」、遊技媒体貸出レートが1.0円/玉の場合は「27.00円」、遊技媒体貸出レートが1.6円/玉の場合は「43.20円」、遊技媒体貸出レートが2.0円/玉の場合は「54.00円」、遊技媒体貸出レートが2.5円/玉の場合は「67.50円」、遊技媒体貸出レートが3.0円/玉の場合は「81.00円」、遊技媒体貸出レートが4.0円/玉の場合は「108.00円」であることを示している。また、図4に示す玉貸出数金額対応テーブル45dは、貸出度数が2〜10度数についても、(貸出玉数)×(遊技媒体貸出レート)×(1+消費税率)で算出した遊技媒体貸出レート毎の貸出金額を記載したものである。
メダル貸出数金額対応テーブル45eは、遊技種一覧データ45cに規定される遊技の中でメダルを使用する遊技種の全ての遊技媒体貸出レート毎に、1回の貸出操作の貸出枚数と消費税率を8%とした時の消費税込みのメダル貸料金を算出したデータである。図4のメダル貸出数金額対応テーブル45eは、貸出枚数と遊技媒体貸出レート毎の貸出金額を対応付けたデータであり、貸出枚数が「1枚」の時の遊技媒体貸出料金は、遊技媒体貸出レートが1円の場合は「1.08円」、遊技媒体貸出レートが2円の場合は「2.16円」、遊技媒体貸出レートが5円の場合は「5.40円」、遊技媒体貸出レートが10円の場合は「10.80円」、遊技媒体貸出レートが15円の場合は「16.20円」、遊技媒体貸出レートが20円の場合は「21.60円」であることを示している。また、図4に示すメダル貸出数金額対応テーブル45eは、貸出枚数が2〜10枚についても、(貸出枚数)×(遊技媒体貸出レート)×(1+消費税率)で算出した遊技媒体貸出レート毎の貸出金額を記載したものである。
次に、図5に示した絞込済玉貸出数金額対応テーブル45g、絞込済メダル貸出数金額対応テーブル45h及び遊技媒体貸出単位数データ45iについて説明する。
絞込済玉貸出数金額対応テーブル45gは、データ構造は玉貸出数金額対応テーブル45dと同じであり、含まれるデータは、玉貸出数金額対応テーブル45dの中から最低精算金種45fの金額で割り切れる消費税込みの玉貸料金となる貸出玉数とその消費税込みの玉貸料金の組み合わせを抽出したデータである。図5の絞込済玉貸出数金額対応テーブル45gは、最低精算金種45fが「1円」である場合であって、貸出度数を「1」で貸出玉数が「25玉」の時の遊技媒体貸出料金は、遊技媒体貸出レートが0.5円/玉の場合は「×」、遊技媒体貸出レートが1.0円/玉の場合は「27.00円」、遊技媒体貸出レートが1.6円/玉の場合は「×」、遊技媒体貸出レートが2.0円/玉の場合は「54.00円」、遊技媒体貸出レートが2.5円/玉の場合は「×」、遊技媒体貸出レートが3.0円/玉の場合は「81.00円」、遊技媒体貸出レートが4.0円/玉の場合は「108.00円」であることを示している。遊技媒体貸出料金が「×」は、当該度数の遊技媒体貸出料金が最低精算金種45fの金額で割り切れないことを示している。また、図5の絞込済玉貸出数金額対応テーブル45gは、貸出度数が2〜10度数についても、玉貸出数金額対応テーブル45dの遊技媒体貸出料金が最低精算金種45fの金額で割り切れない部分を「×」に置き換えたものとなっている。
絞込済メダル貸出数金額対応テーブル45hは、データ構造はメダル貸出数金額対応テーブル45eと同じであり、含まれるデータは、メダル貸出数金額対応テーブル45eの中から最低精算金種45fの金額で割り切れる消費税込みのメダル貸料金となる貸出メダル数とその消費税込みのメダル貸料金の組み合わせを抽出したデータである。図5の絞込済メダル貸出数金額対応テーブル45hは、最低精算金種45fが「1円」である場合であって、貸出枚数が「5枚」の時の遊技媒体貸出料金は、遊技媒体貸出レートが1円の場合は「×」、遊技媒体貸出レートが2円の場合は「×」、遊技媒体貸出レートが5円の場合は「27.00円」、遊技媒体貸出レートが10円の場合は「54.00円」、遊技媒体貸出レートが15円の場合は「81.00円」、遊技媒体貸出レートが20円の場合は「108.00円」であることを示している。遊技媒体貸出料金が「×」は、当該枚数の遊技媒体貸出料金が最低精算金種45fの金額で割り切れないことを示している。また、図5の絞込済メダル貸出数金額対応テーブル45hは、貸出枚数が10枚、15枚、20枚、25枚、30枚、35枚、40枚、45枚及び50枚の場合についても、メダル貸出数金額対応テーブル45eの遊技媒体貸出料金が最低精算金種45fの金額で割り切れない部分を「×」に置き換えたものとなっている。なお、貸出枚数が1〜4枚のレコード等が存在しないのは、貸出枚数が1〜4枚の時は全ての遊技媒体貸出レートの遊技媒体貸出料金が最低精算金種45fの金額で割り切れないことからレコード自体が存在しないためである。
遊技媒体貸出単位数データ45iは、全ての遊技種に対して遊技媒体貸出単位数の対応付けを規定したデータである。図5の遊技媒体貸出単位数データ45iは、最低精算金種45fが「1円」である場合の例であって、図5の絞込済玉貸出数金額対応テーブル45gと絞込済メダル貸出数金額対応テーブル45hの太枠で囲んだ部分が示す内容を集約したものとなっている。図5の遊技媒体貸出単位数データ45iは、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「4.0円/玉」の遊技媒体貸出単位数が「125玉」で、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「3.0円/玉」の遊技媒体貸出単位数が「125玉」で、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「2.5円/玉」の遊技媒体貸出単位数が「150玉」で、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「2.0円/玉」の遊技媒体貸出単位数が「150玉」で、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「1.6円/玉」の遊技媒体貸出単位数が「125玉」で、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「1.0円/玉」の遊技媒体貸出単位数が「125玉」で、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「0.5円/玉」の遊技媒体貸出単位数が「150玉」であることを示している。また、図5の遊技媒体貸出単位数データ45iは、遊技媒体種類が「メダル」で遊技媒体貸出レートが「20円/枚」の遊技媒体貸出単位数が「20枚」で、遊技媒体種類が「メダル」で遊技媒体貸出レートが「15円/枚」の遊技媒体貸出単位数が「30枚」で、遊技媒体種類が「メダル」で遊技媒体貸出レートが「10円/枚」の遊技媒体貸出単位数が「30枚」で、遊技媒体種類が「メダル」で遊技媒体貸出レートが「5円/枚」の遊技媒体貸出単位数が「30枚」で、遊技媒体種類が「メダル」で遊技媒体貸出レートが「2円/枚」の遊技媒体貸出単位数が「50枚」で、遊技媒体種類が「メダル」で遊技媒体貸出レートが「1円/枚」の遊技媒体貸出単位数が「50枚」であることを示している。
次に、図5に示したカード管理装置40のデータについて最低精算金種45fを10円とした時のデータ内容及び設定値を説明する。図6は、カード管理装置40のデータについて最低精算金種45fを10円とした時のデータ内容及び設定値を説明するための説明図である。
図6の絞込済玉貸出数金額対応テーブル45gは、最低精算金種45fが「10円」である場合であって、貸出度数を「4」で貸出玉数が「100玉」の時の遊技媒体貸出料金は、遊技媒体貸出レートが0.5円/玉の場合は「×」、遊技媒体貸出レートが1.0円/玉の場合は「×」、遊技媒体貸出レートが1.6円/玉の場合は「×」、遊技媒体貸出レートが2.0円/玉の場合は「×」、遊技媒体貸出レートが2.5円/玉の場合は「270.00」、遊技媒体貸出レートが3.0円/玉の場合は「×」、遊技媒体貸出レートが4.0円/玉の場合は「×」であることを示している。また、図6の絞込済玉貸出数金額対応テーブル45gは、貸出度数が5度数、8度数、10度数、12度数、15度数、16度数、20度数、24度数及び25度数についても、玉貸出数金額対応テーブル45dの遊技媒体貸出料金が最低精算金種45fの「10円」で割り切れない部分を「×」に置き換えたものとなっている。なお、貸出度数で抜けているのは、抜けている貸出度数の時は全ての遊技媒体貸出レートの遊技媒体貸出料金が最低精算金種45fの「10円」で割り切れないことからレコード自体が存在しないためである。
図6の絞込済メダル貸出数金額対応テーブル45hは、最低精算金種45fが「10円」である場合であって、貸出枚数が「25枚」の時の遊技媒体貸出料金は、遊技媒体貸出レートが1円の場合は「×」、遊技媒体貸出レートが2円の場合は「×」、遊技媒体貸出レートが5円の場合は「×」、遊技媒体貸出レートが10円の場合は「270.00円」、遊技媒体貸出レートが15円の場合は「×」、遊技媒体貸出レートが20円の場合は「540.00円」であることを示している。また、図5の絞込済メダル貸出数金額対応テーブル45hは、貸出枚数が50枚、75枚、100枚、125枚、150枚、175枚、200枚、225枚及び250枚の場合についても、メダル貸出数金額対応テーブル45eの遊技媒体貸出料金が最低精算金種45fの「10円」で割り切れない部分を「×」に置き換えたものとなっている。なお、貸出枚数で抜けているのは、抜けている貸出枚数の時は全ての遊技媒体貸出レートの遊技媒体貸出料金が最低精算金種45fの「10円」で割り切れないことからレコード自体が存在しないためである。
図6の遊技媒体貸出単位数データ45iは、最低精算金種45fが「10円」である場合の例であって、図6の絞込済玉貸出数金額対応テーブル45gと絞込済メダル貸出数金額対応テーブル45hの太枠で囲んだ部分が示す内容を集約したものとなっている。図6の遊技媒体貸出単位数データ45iは、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「4.0円/玉」の遊技媒体貸出単位数が「125玉」で、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「3.0円/玉」の遊技媒体貸出単位数が「250玉」で、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「2.5円/玉」の遊技媒体貸出単位数が「100玉」で、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「2.0円/玉」の遊技媒体貸出単位数が「125玉」で、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「1.6円/玉」の遊技媒体貸出単位数が「625玉」で、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「1.0円/玉」の遊技媒体貸出単位数が「250玉」で、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「0.5円/玉」の遊技媒体貸出単位数が「500玉」であることを示している。また、図6の遊技媒体貸出単位数データ45iは、遊技媒体種類が「メダル」で遊技媒体貸出レートが「20円/枚」の遊技媒体貸出単位数が「25枚」で、遊技媒体種類が「メダル」で遊技媒体貸出レートが「15円/枚」の遊技媒体貸出単位数が「50枚」で、遊技媒体種類が「メダル」で遊技媒体貸出レートが「10円/枚」の遊技媒体貸出単位数が「25枚」で、遊技媒体種類が「メダル」で遊技媒体貸出レートが「5円/枚」の遊技媒体貸出単位数が「50枚」で、遊技媒体種類が「メダル」で遊技媒体貸出レートが「2円/枚」の遊技媒体貸出単位数が「125枚」で、遊技媒体種類が「メダル」で遊技媒体貸出レートが「1円/枚」の遊技媒体貸出単位数が「250枚」であることを示している。
次に、図3に示したカード管理装置40の遊技媒体貸出単位数データ45iの設定画面を説明する。図7は、図3に示したカード管理装置40の遊技媒体貸出単位数データ45iの設定画面を説明するための画面概要図である。
カード管理装置40の遊技媒体貸出単位数設定処理部46cは、表示部41に図7に示す遊技媒体貸出単位数データ45iの設定用の画面を表示して、従業員が画面上で簡単に遊技媒体貸出単位数データ45iの設定を行うことのできる手段を提供する。
画面の左側半分が操作領域であり、入力部42のキーボードやマウスによる操作を行う領域である。画面の右側半分が設定値表示領域であり、過去に設定して遊技媒体貸出単位数データ45iに記憶されている現状設定値若しくは本画面で変更を指定した設定予定値を表示している。設定値表示領域の最下段の「設定」ボタンを押下すると、本画面の設定値表示領域に表示されている内容を遊技媒体貸出単位数データ45iに反映させる。
まず、画面の左側半分の操作領域について説明する。操作領域は、最低精算金種選択フィールド、遊技種指定フィールド及び遊技媒体貸出単位選択領域を有する。
最低精算金種選択フィールドは、最低精算金種45fを指定するためのフィールドであり、プルダウンから1円、10円、100円等の金種の指定が可能である。本画面表示時には最低精算金種選択フィールドには現状設定値の最低精算金種45fが表示され、設定値表示領域の最低精算金種のフィールドも同じ値が表示される。最低精算金額の値を変更すると、変更された最低精算金種と玉貸出数金額対応テーブル45dとメダル貸出数金額対応テーブル45eとから、絞込済玉貸出数金額対応テーブル45gと絞込済メダル貸出数金額対応テーブル45hを生成する。また、最低精算金額の値を変更すると設定値表示領域の最低精算金種の表示内容を更新するとともに、遊技種別遊技媒体貸出単位数に表示されている媒体数や金額の設定値はクリアされる。図7は、最低精算金額に「10円」が選択されている例を示す。
遊技種指定フィールドは、設定する遊技媒体払出単位の対象の遊技媒体種類及び遊技媒体貸出レートを選択するためのフィールドである。遊技種指定フィールドは、遊技種一覧データ45cに設定された値からの選択入力が可能であり、プルダウンにより選択可能な遊技媒体種類及び遊技媒体貸出レートが表示される。図7は、遊技媒体種類種が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「2円」が選択されている例を示す。
最低精算金種選択フィールドで最低精算金種が指定され、遊技種指定フィールドで遊技媒体種類及び遊技媒体貸出レートが指定されると、遊技媒体貸出単位選択領域には、指定した遊技種の遊技に関して、貸出遊技媒体数と税込みの遊技媒体貸出料金の中で、指定した最低精算金種で割り切れる遊技媒体貸出料金となる組み合わせを表示する。具体的には、絞込済玉貸出数金額対応テーブル45g若しくは絞込済メダル貸出数金額対応テーブル45hの中の、遊技種指定フィールドで指定された遊技の貸出遊技媒体数と該遊技媒体数に対応する遊技媒体貸出料金の組み合わせを、貸出遊技媒体数の昇順に表示する。
また、遊技媒体貸出単位選択領域に、候補となる貸出遊技媒体数と遊技媒体貸出料金の組合せが画面に表示しきれない場合にはスクロールにより、他の候補の貸出遊技媒体数と遊技媒体貸出料金の組合せの表示を行うことが可能である。また、従業員は当該遊技媒体貸出単位選択領域に表示する貸出媒体数と遊技媒体貸出料金の候補から、当該遊技媒体貸出単位選択領域の最右列の択一のチェックボックスをチェックすることにより、当該遊技種に対する遊技媒体貸出数を決定する。該チェックボックスのいずれかを選択したうえで、「OK」ボタンを押下することにより画面の右半分に位置する設定値表示領域に反映する。図7は、貸出遊技媒体数が125玉で遊技媒体貸出料金が270円を選択されて、「OK」ボタンの押下により設定値表示領域に反映されている例を示す。
次に、画面の右半分の設定値表示領域について説明する。設定値表示領域は、「最低精算金種」と「遊技種別遊技媒体貸出単位数」の表示領域を有し、「遊技種別遊技媒体貸出単位数」の表示領域は遊技種毎に1回の遊技媒体貸出操作によって貸し出される遊技媒体数と金額の、現状設定値若しくは操作領域で指定した設定予定値を表示する。図7の設定値表示領域の表示内容は、最低精算金種が「10円」、遊技種毎の遊技媒体の貸出しは、遊技媒体種類が「遊技玉」の「4円」レートが「125」玉を消費税込「540」円で、3円レートが「250」玉を消費税込「810」円、「2.5円」レートが「100」玉を消費税込「270」円、「2」円レートが「125」玉を消費税込「270」円とすることを示している。図7の設定値表示領域の表示内容は、パチンコの他の遊技媒体貸出レートや遊技媒体種類が「メダル」の遊技については貸出遊技媒体数も遊技媒体貸出料金も「−」であり未設定であることを示している。
次に、図2に示した台間カード処理機10の外観構成について説明する。図8は、図2に示した台間カード処理機10の外観構成を示す図である。なお、図8には、遊技機20に接続された台間カード処理機10の外観構成を台間カード処理機10として示している。また、併設される遊技機は、破線で図示している。また、図8では、紙幣のみを受け付ける台間カード処理機10を図示したが、電子マネー、硬貨などの受付機能を設けることもできる。
図8に示すように、台間カード処理機10は、台間カード処理機10の装置の状態を所定色のランプの点灯あるいは点滅で表示する状態表示部11と、遊技玉を貸し出す際の各種紙幣を受け付ける紙幣挿入口12aとを有する。また、台間カード処理機10は、タッチパネルディスプレイ等の表示操作部13と、カードを受け付けるカード挿入口14aと、携帯端末等をかざすためのかざし部14bと、遊技玉を遊技機20に投出するノズルユニット18aと、遊技機20の下皿から落下させた遊技玉を計数する計数ユニット18bとを有する。
次に、図2に示した台間カード処理機10の内部構成について説明する。図9は、図2に示した台間カード処理機10の内部構成を示すブロック図である。図9に示すように、台間カード処理機10は、紙幣搬送部12と、表示操作部13と、リーダライタ14と、かざし部14bと、通信部15と、記憶部16と、制御部17と、ノズルユニット18aと、計数ユニット18bとを有する。
紙幣搬送部12は、紙幣挿入口12aから挿入された紙幣の金種及び真偽を判別しつつ図示しない紙幣収納部に搬送する搬送部である。表示操作部13は、有価価値等の各種情報の表示と、玉貸し操作等の各種操作の受け付けを行なうタッチパネルディスプレイ等の入出力装置である。
リーダライタ14は、カード挿入口14aに挿入されたカードからカードIDを読み取る読取部である。なお、カード挿入口14aに挿入されたカードは、このリーダライタ14を経て図示しないカード収納部に収納される。かざし部14bは、携帯端末等がかざされた場合に、近距離無線通信によりカードID等の各種情報を読み取るインタフェースである。
通信部15は、遊技機20及び通信回線との間のデータ通信を行なうためのインタフェース部である。ノズルユニット18aは、玉貸し又は再プレイにより遊技玉を払い出す際に、その一部又は全ての払い出しに使用される。計数ユニット18bは、遊技玉を計数するユニットである。
記憶部16は、ハードディスク装置や不揮発性メモリ等からなる記憶デバイスである。記憶部16は、カードID16a、有価価値データ16b、装置ID16c及び遊技設定データ16dを記憶する。
カードID16aは、リーダライタ14により読み取られたカードIDである。カード挿入口14aから図示しないカード収納部にカードが搬送される場合には、この搬送途中でリーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードID16aが更新される。また、カードが挿入されていない状態で入金が行なわれたならば、図示しないカード収納部からリーダライタ14にカードが搬送され、リーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードID16aが更新される。なお、本実施例ではカードが挿入されていない状態の入金操作で、図示しないカード収納部からリーダライタ14にカードが搬送され、リーダライタ14により読み取られたカードIDによってカードID16aが更新されるとしたが、これに限定するものではない。最後にカードが排出された時に、図示しないカード収納部の一番上にあるカードをリーダライタ14に搬送して、カードIDを読み取って記憶しておくことによって、遊技客によるカード挿入がされていない状態で入金された場合には、記憶しているカードIDでカードID16aを更新するものとしてもよい。
有価価値データ16bは、遊技玉の払い出しを受けるために使用可能な有価価値を示すデータである。この有価価値には、玉貸しに使用可能なプリペイド価値の残高、持玉口座の残高、貯玉再プレイ用の暗証番号並びに貯玉口座の残高を含む。
装置ID16cは、台間カード処理機10を遊技店内で一意に識別するための識別情報である。遊技設定データ16dは、遊技媒体種類、遊技媒体貸出レート、1回の遊技媒体貸出操作における貸出遊技媒体数及び遊技媒体貸出料金を示すデータである。また、遊技設定データ16dに設定されている貸出遊技媒体数及び遊技媒体貸出料金は、遊技客の操作によって、表示操作部13に、例えば「1回の玉貸操作で125玉出ます」のように設定内容の表示を行うことが可能である。
制御部17は、台間カード処理機10を全体制御する制御部であり、データ管理部17a、計数処理部17b、遊技設定受付部17c及び貸出処理部17dを有する。実際には、これらの機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、これらのプログラムをCPU(Central Processing Unit)にロードして実行することにより、それぞれに対応するプロセスを実行させることになる。
データ管理部17aは、カードが挿入された場合に、カードID16a及び装置ID16cを含むカード挿入通知をカード管理装置40に送信する。また、データ管理部17aは、カード管理装置40から有価価値(プリペイド価値、持玉及び貯玉の少なくともいずれか)を含むデータを受信した場合に、受信した有価価値により有価価値データ16bを更新する。データ管理部17aは、有価価値データ16bに示されたプリペイド価値、持玉及び貯玉の値を適宜表示操作部13に表示制御する。
また、データ管理部17aは、遊技客により持玉再プレイ操作が行なわれた場合に、有価価値データ16bに示された持玉口座の残高を所定数減算し、対応する数の遊技玉を払い出す。
また、データ管理部17aは、有価価値データ16bに示された貯玉口座の残高が貯玉再プレイ単位数以上である場合には、表示操作部13に貯玉再プレイボタンを表示し、貯玉再プレイ操作を受け付け可能とする。データ管理部17aは、遊技客により貯玉再プレイ操作が行なわれた場合に、カードID16a及び装置ID16cを含む貯玉再プレイ要求をカード管理装置40に送信する。この貯玉再プレイ要求への応答として貯玉再プレイデータを受信したならば、貯玉口座の残高を更新し、貯玉再プレイ単位数の遊技玉を払い出す。なお、初回の貯玉再プレイ操作時には、暗証番号の入力を求め、有価価値データ16bに示された暗証番号と一致することを貯玉再プレイ要求を送信するための条件とする。
また、データ管理部17aは、遊技客によりカード返却操作が行なわれた場合に、カードID16a、装置ID16c並びに持玉数を含む持玉加算要求をカード管理装置40に送信して、自装置持玉口座の残高をゼロにクリアした後、カード排出通知をカード管理装置40に送信し、カードを排出する。
また、データ管理部17aは、紙幣挿入口12aに紙幣が挿入されると、挿入された紙幣の金額、カードID16a及び装置IDを含む入金通知をカード管理装置40に送信する。
計数処理部17bは、計数ユニット18bに遊技玉が投入された場合に、計数ユニット18bに遊技玉の計数を行わせ、計数結果を有価価値データ16bの持玉数に加算する処理を行なう。
遊技設定受付部17cは、カード管理装置40から配信される遊技設定データ更新要求を受け付けて、遊技設定データ更新要求に含まれる遊技媒体貸出レート、1回の遊技媒体貸出操作で貸し出される遊技媒体数及び遊技媒体貸出料金を、遊技設定データ16dに記憶する。
貸出処理部17dは、遊技客により遊技媒体の貸出操作が行なわれた場合に、カードID16a及び装置ID16cを含む遊技媒体貸出要求をカード管理装置40に送信する。この遊技媒体貸出要求の応答として遊技媒体貸出許可を受信したならば、貸出処理部17dは、有価価値データ16bのプリペイド価値から遊技設定データ16dに記憶されている遊技媒体貸出料金を減算し、遊技設定データ16dに記憶されている1回の遊技媒体貸出操作で貸し出される遊技媒体数の払い出しを実施する。
次に、図9に示した台間カード処理機10の実施例1に係るデータ構成について説明する。図10は、図9に示した台間カード処理機10の実施例1に係るデータ構成について説明するための説明図である。
遊技設定データ16dは、当該台間カード処理機10に対応する遊技機20で使用する遊技媒体種類と、遊技媒体貸出レートと、1回の遊技媒体貸出操作で貸し出される貸出遊技媒体数と、該貸出遊技媒体数の貸出に対応する遊技媒体貸出料金とを有している。図10の遊技設定データ16dは、遊技媒体種類が「遊技玉」、遊技媒体貸出レートが「4円」、貸出遊技媒体数が「125玉」及び遊技媒体貸出料金が「540円」であることを示す。
上述してきたように、本実施例1では、消費税率と、遊技店で提供する遊技種毎の遊技媒体貸出レートと、精算時に払出可能な最低精算金種とから、遊技種毎の貸出遊技媒体数の候補を提示し、その候補から選択させることで遊技種毎の貸出遊技媒体数を決定する。また、本実施例1では、決定した遊技種毎の貸出遊技媒体数を遊技媒体貸出処理の制御を行う台間カード処理機10に、決定した最低精算金種を精算処理を行う精算機80に自動的に送付するよう構成したので、遊技店の遊技媒体の貸出時の消費税を遊技客から徴収するにあたって遊技客の公平性と満足度の確保及び店舗従業員の負荷抑制を実現することができる。
ところで、遊技店において遊技媒体の貸出に必要な入金処理は紙幣で行われているのが一般的である。上述の実施例1で示した設定値の例では、図5及び図6に示したように千円、5千円、1万円の入金した金額を余りなく使い切るような設定は困難である。また、図5の遊技媒体貸出レートが4円/玉の例では、千円を入金した場合には1回の遊技媒体貸出操作により遊技媒体貸出料金の540円が差し引かれて残額が460円となり、使えない半端な金額として残ってしまう。実施例2では、最低精算金種を考慮しつつ、このようにプリペイド価値が遊技媒体貸出料金に満たない半端な金額の場合に遊技媒体の貸出を行う方法について説明する。
実施例1で説明した方法で設定された1回の遊技媒体貸出操作で貸し出される遊技媒体貸出玉数及びこれに対応する遊技媒体貸出料金で運用した場合には、プリペイド価値がこの遊技媒体貸出料金未満の金額になってしまった場合には、遊技媒体の貸出しを受けられなかった。しかしながら、設定されている遊技媒体貸出玉数での遊技媒体貸出料金が、指定されている最低精算金種と消費税込みの遊技媒体貸出レートとの最小公倍数でない場合には、前記の最小公倍数での遊技媒体の貸出を許容することによって、指定されている最低精算金種の条件を満たしつつ、残されているプリペイド価値で最大限の遊技媒体の貸出をすることができる。
また、実施例1では遊技媒体種類が遊技玉の場合には遊技機20からの払出が25玉単位であることを理由に、遊技媒体の貸出は25玉を1単位としていた。しかし、台間カード処理機110から1玉単位での払出が可能である場合、貸出数が25の倍数ではない場合には台間カード処理機110からの遊技媒体の払出を行うとすることによって、遊技媒体種類が遊技玉の場合においても、25玉単位でなければ貸し出せないという制限を排除することが可能である。
実施例2では、遊技媒体種類が遊技玉で台間カード処理機110から1玉単位での払出が可能である場合には、台間カード処理機110から25玉単位ではない遊技媒体の貸出しを実施することとする。また、台間カード処理機110から1玉単位での払出が可能である場合、実施例2では、通常の遊技媒体貸出処理に加えて、プリペイド価値の残高が通常の遊技媒体貸出料金未満になってしまった場合には、最低精算金種と消費税込みの遊技媒体貸出レートとの最小公倍数を最小遊技媒体貸出単位の貸出料金とする遊技媒体の端数貸出を行えるようにすることによって、同一のプリペイド価値で最大限の遊技媒体の貸出をすることを可能とする。台間カード処理機110の1玉単位での払出の可否は、その機種やオプション構成に依存し、当該台間カード処理機110の設置時に「1玉単位での払出の可否」を設定する。若しくは、機種やオプション構成が検知できる場合には、「1玉単位での払出の可否」を自動で切り換えても良い。以下の実施例2では、1玉単位での払出の可能な台間カード処理機110で構成されていて、「1玉単位での払出の可否」に「可」の設定されているケースにおける説明を行う。
まず、カード管理装置140の実施例2に係る内部構成を説明する。図11は、カード管理装置140の実施例2に係る内部構成を示すブロック図である。また、図11に示すカード管理装置140の内部構成では、実施例1で説明したカード管理装置40と同じ部分については実施例1のカード管理装置40と同じ符号をつけ、同じ部分の説明は省略して変更になっている部分を中心に説明する。
記憶部45の中では、遊技媒体貸出単位数データ145iに含まれる情報が変更となっており、端数用玉貸出数金額対応テーブル145j及び絞込済端数用玉貸出数金額対応テーブル145kが追加となっている。
端数用玉貸出数金額対応テーブル145jは、遊技媒体種類が遊技玉を使用する遊技において遊技媒体貸出レート毎に、貸出操作の貸出玉数とその消費税込みの玉貸料金を、所定の範囲(例えば1000玉以下)の全ての貸出玉数について算出したデータである。消費税込みの玉貸料金は、(貸出玉数)×(遊技媒体貸出レート)×(1+消費税率)で算出する。
絞込済端数用玉貸出数金額対応テーブル145kは、端数用玉貸出数金額対応テーブル145jの中から最低精算金種45fの金額で割り切れる消費税込みの玉貸料金となる貸出玉数とその消費税込みの玉貸料金の組み合わせを抽出したデータである。
遊技媒体貸出単位数データ145iは、遊技種一覧データ45cに規定されている全ての遊技種について、プリペイド価値が十分にある場合の通常の1回の遊技媒体貸出操作で貸し出す遊技媒体貸出単位数と、プリペイド価値の残高が通常の遊技媒体貸出料金未満の場合の遊技媒体の端数貸出の最小遊技媒体貸出単位数を定義したデータである。本テーブルの生成方法については後述する。
制御部46の中では、カード管理部146a、遊技媒体貸出数・金額対応テーブル生成処理部146b及び遊技媒体貸出単位数設定処理部146cが実施例1のカード管理部46a、遊技媒体貸出数・金額対応テーブル生成処理部46b及び遊技媒体貸出単位数設定処理部46cから変更となっている。
カード管理部146aの処理内容の変更部分は、遊技媒体貸出処理に関する部分である。カード管理部146aは、台間カード処理機110からカードIDを含む遊技媒体貸出要求を受信した場合に、該カードIDに関連付けられたプリペイド価値が、遊技媒体貸出単位数データ145iに規定される通常貸出の遊技媒体貸出単位数と遊技媒体貸出レートと(1+消費税率)とを乗じて算出できる通常貸出の遊技媒体貸出料金以上であるか否かを判定する。プリペイド価値が通常貸出の遊技媒体貸出料金以上である場合には、カード管理部146aは、カード管理データ45aに含まれるプリペイド価値から遊技媒体貸出料金分を減算して、台間カード処理機110に更新後のプリペイド価値を含む通常遊技媒体貸出許可を送信する。
一方、プリペイド価値が通常貸出の遊技媒体貸出料金未満である場合には、カード管理部146aは、該カードIDに関連付けられたプリペイド価値が、遊技媒体貸出単位数データ145iに規定される端数貸出の遊技媒体貸出単位数と遊技媒体貸出レートと(1+消費税率)とを乗じて算出できる端数貸出の遊技媒体貸出料金以上であるか否かを判定する。プリペイド価値が端数貸出の遊技媒体貸出料金以上である場合には、カード管理部146aは、プリペイド価値の範囲で可能な端数貸出の最小貸出単位を何単位貸し出せるのかを示す端数貸出単位数を算出する。また、カード管理部146aは、カード管理データ45aに含まれるプリペイド価値から端数貸出単位数に相当する遊技媒体貸出料金分を減算して、台間カード処理機110に更新後のプリペイド価値及び端数貸出単位数を含む端数遊技媒体貸出許可を送信する。プリペイド価値が端数貸出の遊技媒体貸出料金未満である場合には、カード管理部146aは、台間カード処理機110に遊技媒体貸出不可を通知する。
遊技媒体貸出数・金額対応テーブル生成処理部146bは、消費税率45bと遊技種一覧データ45cとから、玉貸出数金額対応テーブル45d、メダル貸出数金額対応テーブル45e及び端数用玉貸出数金額対応テーブル145jを生成する処理部である。玉貸出数金額対応テーブル45d及びメダル貸出数金額対応テーブル45eの具体的な生成方法は実施例1と同じであることから説明は省略する。端数用玉貸出数金額対応テーブル145jは、遊技種一覧データ45cに規定されている遊技玉を使用する全ての遊技について、1回の貸出操作の貸出玉数とその消費税込みの玉貸料金を、所定の範囲(例えば100枚以下)の全ての貸出玉数について算出することによって生成される。
遊技媒体貸出単位数設定処理部146cは、遊技媒体貸出数・金額対応テーブル生成処理部146bの生成した玉貸出数金額対応テーブル45d、メダル貸出数金額対応テーブル45e、及び端数用玉貸出数金額対応テーブル145jを活用して、遊技媒体貸出単位数データ145iを決定する処理である。具体的な処理内容は後述する。
次に、カード管理装置140の実施例2に係るデータ構成について説明する。図12は、カード管理装置140の実施例2に係るデータ構成について説明するための説明図である。実施例1のカード管理装置40と比較して、実施例2で追加、変更となった部分の説明を行う。
端数用玉貸出数金額対応テーブル145jは、遊技種一覧データ45cに規定される遊技の中で遊技玉を使用する遊技種の全ての遊技媒体貸出レート毎に、1回の貸出操作の貸出玉数と消費税率を8%とした時の消費税込みの玉貸料金を算出したデータである。図12の端数用玉貸出数金額対応テーブル145jは、貸出玉数と遊技媒体貸出レート毎の貸出金額を対応付けたデータであり、貸出玉数が「1玉」の時の遊技媒体貸出料金は、遊技媒体貸出レートが0.5円/玉の場合は「0.54円」、遊技媒体貸出レートが1.0円/玉の場合は「1.08円」、遊技媒体貸出レートが1.6円/玉の場合は「1.73円」、遊技媒体貸出レートが2.0円/玉の場合は「2.16円」、遊技媒体貸出レートが2.5円/玉の場合は「2.70円」、遊技媒体貸出レートが3.0円/玉の場合は「3.24円」、遊技媒体貸出レートが4.0円/玉の場合は「4.32円」であることを示している。また、図12に示す端数用玉貸出数金額対応テーブル145jは、貸出玉数が2〜10玉についても、(貸出玉数)×(遊技媒体貸出レート)×(1+消費税率)で算出した遊技媒体貸出レート毎の貸出金額を記載したものである。
絞込済端数用玉貸出数金額対応テーブル145kは、データ構造は端数用玉貸出数金額対応テーブル145jと同じであり、含まれるデータは、端数用玉貸出数金額対応テーブル145jの中から最低精算金種45fの金額で割り切れる消費税込みの玉貸料金となる貸出玉数とその消費税込みの玉貸料金の組み合わせを抽出したデータである。図12の絞込済端数用玉貸出数金額対応テーブル145kは、最低精算金種45fが「1円」の場合であって、貸出玉数が「10玉」の時の遊技媒体貸出料金は、遊技媒体貸出レートが0.5円/玉の場合は「×」、遊技媒体貸出レートが1.0円/玉の場合は「×」、遊技媒体貸出レートが1.6円/玉の場合は「×」、遊技媒体貸出レートが2.0円/玉の場合は「×」、遊技媒体貸出レートが2.5円/玉の場合は「27.00円」、遊技媒体貸出レートが3.0円/玉の場合は「×」、遊技媒体貸出レートが4.0円/玉の場合は「×」であることを示している。遊技媒体貸出料金が「×」は、当該度数の遊技媒体貸出料金が最低精算金種45fの金額で割り切れないことを示している。また、図12の絞込済端数用玉貸出数金額対応テーブル145kは、貸出玉数が20玉、25玉、30玉、40玉、50玉、60玉、70玉、75玉及び80玉についても、端数用玉貸出数金額対応テーブル145jの遊技媒体貸出料金が最低精算金種45fの金額で割り切れない部分を「×」に置き換えたものとなっている。貸出玉数が1〜9玉や11〜19玉等の時は全ての遊技媒体貸出レートの遊技媒体貸出料金が最低精算金種45fの金額で割り切れないことからレコード自体が存在しないためである。
遊技媒体貸出単位数データ145iは、全ての遊技種に対して、プリペイド価値が十分にある場合の通常の1回の遊技媒体貸出操作で貸し出す遊技媒体貸出単位数及びプリペイド価値の残高が通常の遊技媒体貸出料金未満の場合の遊技媒体の端数貸出の最小遊技媒体貸出単位数を定義したデータである。図12の遊技媒体貸出単位数データ145iは、最低精算金種45fが「1円」である場合の例であって、遊技媒体貸出単位数の通常貸出の部分は実施例1の図5の遊技媒体貸出単位数と同様であり説明を省略する。図12の遊技媒体貸出単位数の端数貸出の部分は、図12の絞込済端数用玉貸出数金額対応テーブル145kの太枠で囲んだ部分が示す内容を集約したものとなっている。
図12の遊技媒体貸出単位数データ145iは、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「4.0円/玉」の遊技媒体貸出単位数の通常貸出が「125玉」で端数貸出の最小単位貸玉数が「25玉」で、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「3.0円/玉」の遊技媒体貸出単位数の通常貸出が「125玉」で端数貸出の最小単位貸玉数が「25玉」で、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「2.5円/玉」の遊技媒体貸出単位数の通常貸出が「150玉」で端数貸出の最小単位貸玉数が「5玉」で、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「2.0円/玉」の遊技媒体貸出単位数の通常貸出が「150玉」で端数貸出の最小単位貸玉数が「25玉」で、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「1.6円/玉」の遊技媒体貸出単位数の通常貸出が「125玉」で端数貸出の最小単位貸玉数が「125玉」で、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「1.0円/玉」の遊技媒体貸出単位数の通常貸出が「125玉」で端数貸出の最小単位貸玉数が「25玉」で、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「0.5円/玉」の遊技媒体貸出単位数の通常貸出が「150玉」で端数貸出の最小単位貸玉数が「50玉」であることを示している。
また、図12の遊技媒体貸出単位数データ145iは、遊技媒体種類が「メダル」で遊技媒体貸出レートが「20円/枚」の遊技媒体貸出単位数の通常貸出が「20枚」で端数貸出の最小単位貸玉数が「5枚」で、遊技媒体種類が「メダル」で遊技媒体貸出レートが「15円/枚」の遊技媒体貸出単位数の通常貸出が「30枚」で端数貸出の最小単位貸玉数が「5枚」で、遊技媒体種類が「メダル」で遊技媒体貸出レートが「10円/枚」の遊技媒体貸出単位数の通常貸出が「30枚」で端数貸出の最小単位貸玉数が「5枚」で、遊技媒体種類が「メダル」で遊技媒体貸出レートが「5円/枚」の遊技媒体貸出単位数の通常貸出が「30枚」で端数貸出の最小単位貸玉数が「5枚」で、遊技媒体種類が「メダル」で遊技媒体貸出レートが「2円/枚」の遊技媒体貸出単位数の通常貸出が「50枚」で端数貸出の最小単位貸玉数が「25枚」で、遊技媒体種類が「メダル」で遊技媒体貸出レートが「1円/枚」の遊技媒体貸出単位数の通常貸出が「50枚」で端数貸出の最小単位貸玉数が「25枚」であることを示している。
次に、カード管理装置140の遊技媒体貸出単位数データ145iの設定画面を説明する。図13は、カード管理装置140の遊技媒体貸出単位数データ145iの設定画面を説明するための画面概要図である。
カード管理装置140の遊技媒体貸出単位数設定処理部146cは、表示部41に図13に示す遊技媒体貸出単位数データ145iの設定用の画面を表示して、従業員が画面上で簡単に遊技媒体貸出単位数データ145iの設定を行うことのできる手段を提供する。
画面の左側半分が操作領域であり、入力部42のキーボードやマウスによる操作を行う領域である。画面の右側半分が設定値表示領域であり、過去に設定した遊技媒体貸出単位数データ145iに記憶されている現状設定値若しくは本画面で変更を指定した設定予定値を表示している。設定値表示領域の最下段の「設定」ボタンを押下すると、本画面の設定値表示領域に表示されている内容を遊技媒体貸出単位数データ145iに反映させる。
まず、画面の左側半分の操作領域について説明する。操作領域は、最低精算金種選択フィールド、端数金額での貸出可否選択フィールド、遊技種指定フィールド及び遊技媒体貸出単位選択領域を有する。
最低精算金種選択フィールドは、最低精算金種45fを指定するためのフィールドであり、プルダウンから1円、10円、100円等の金種の指定が可能である。本画面表示時には最低精算金種選択フィールドには現状設定値の最低精算金種45fが表示され、設定値表示領域の最低精算金種のフィールドも同じ値が表示される。最低精算金額の値を変更すると、変更された最低精算金種と玉貸出数金額対応テーブル45dとメダル貸出数金額対応テーブル45eと端数用玉貸出数金額対応テーブル145jとから、絞込済玉貸出数金額対応テーブル45gと絞込済メダル貸出数金額対応テーブル45hと絞込済端数用玉貸出数金額対応テーブル145kとを生成する。また、最低精算金額の値を変更すると設定値表示領域の最低精算金種の表示内容を更新するとともに、設定値表示領域の遊技種別の通常貸出の媒体数、金額、端数貸出の媒体数及び金額の値は全てクリアされる。図13は、最低精算金額に「1円」が選択されている例を示す。
端数金額での貸出可否選択フィールドは、遊技媒体の貸出しにおいて、プリペイド価値が十分にある時の遊技媒体貸出である通常遊技媒体貸出とは別に、プリペイド価値が通常遊技媒体貸出に必要な金額が残っていない場合に、通常遊技媒体貸出数未満の単位で遊技媒体の貸出しを行うか否かの指定をするフィールドである。図13は、端数金額での遊技媒体の貸出可否に「可」が選択されている例を示す。端数金額での遊技媒体の貸出可否に「可」が選択されると、遊技媒体貸出単位数設定処理部146cは、設定値表示領域の端数貸出の金額と媒体数の数値を自動表示する。具体的には、絞込済端数用玉貸出数金額対応テーブル145k及び絞込済メダル貸出数金額対応テーブル45hを利用して、遊技媒体貸出レート別に最低精算金種45fと消費税込みの遊技媒体貸出レートの最小公倍数となる金額と、当該金額に対応する遊技媒体数を自動表示する。端数金額での遊技媒体の貸出可否に「不可」が選択されると、遊技媒体貸出単位数設定処理部146cは、設定値表示領域の全ての遊技種の端数貸出の金額と媒体数に、端数貸出不可を示す「−」を表示する。
遊技種指定フィールドは、設定する遊技媒体払出単位の対象の遊技種を選択するためのフィールドである。遊技種指定フィールドは、遊技種一覧データ45cに設定された値からの選択入力が可能であり、プルダウンにより選択可能な遊技媒体種類及び遊技媒体貸出レートが表示される。図13は、遊技媒体種類が「遊技玉」で遊技媒体貸出レートが「4円」が選択されている例を示す。
最低精算金種選択フィールドで最低精算金種が指定され、遊技種指定フィールドで遊技種が指定されると、遊技媒体貸出単位選択領域には、指定された遊技種に対応する端数貸出に関する情報と通常貸出の設定候補の一覧が表示される。
端数貸出に関する情報は、端数金額での遊技媒体の貸出可否に「可」が選択された場合に表示され、絞込済端数用玉貸出数金額対応テーブル145k及び絞込済メダル貸出数金額対応テーブル45hを利用して、遊技種指定フィールドに指定された遊技種の消費税込みの遊技媒体貸出レートと最低精算金種45fの最小公倍数となる金額と、当該金額に対応する遊技媒体数を最小貸出媒体数として表示する。
通常貸出の設定候補の一覧は、遊技種指定フィールドで指定した遊技種の遊技に関して、貸出遊技媒体数と税込の遊技媒体貸出料金の中で、指定した最低精算金種で割り切れる遊技媒体貸出料金となる組み合わせを表示する。具体的には、絞込済玉貸出数金額対応テーブル45g若しくは絞込済メダル貸出数金額対応テーブル45hの中の、遊技種指定フィールドで指定された遊技媒体貸出レートの貸出遊技媒体数と該遊技媒体数に対応する遊技媒体貸出料金の組み合わせを、貸出遊技媒体数の昇順に表示する。
また、遊技媒体貸出単位選択領域に、候補となる通常貸出しの貸出遊技媒体数と遊技媒体貸出料金の組合せが画面に表示しきれない場合にはスクロールにより、他の候補の貸出遊技媒体数と遊技媒体貸出料金の組合せの表示を行うことが可能である。また、従業員は当該遊技媒体貸出単位選択領域に表示する通常貸出しの貸出媒体数と遊技媒体貸出料金の候補から、当該遊技媒体貸出単位選択領域の最右列の択一のチェックボックスをチェックすることにより、当該遊技種に対する、遊技媒体貸出数を決定する。該チェックボックスのいずれかを選択したうえで、「OK」ボタンを押下することにより、画面の右半分に位置する設定値表示領域に反映する。図13は、貸出遊技媒体数が125玉で遊技媒体貸出料金が540円を選択されて、「OK」ボタンの押下により設定値表示領域に反映されている例を示す。
次に、画面の右半分の設定値表示領域について説明する。設定値表示領域は、「最低精算金種」と「端数貸出」の可否と「遊技種別遊技媒体貸出単位数」の表示領域を有する。「遊技種別遊技媒体貸出単位数」の表示領域は遊技種毎に通常貸出の貸出媒体数、貸出金額、端数貸出の貸出媒体数及び貸出金額が表示される。通常貸出しの貸出媒体数及び貸出金額は、1回の遊技媒体貸出操作によって貸し出される遊技媒体数と金額の、現状設定値若しくは操作領域で指定した設定予定値を表示する。端数貸出の貸出媒体数及び貸出金額は、プリペイド価値が通常貸出分の価値が残っていない場合の端数貸出の貸出単位となる遊技媒体数と金額の、現状設定値若しくは操作領域で指定した設定予定値を表示する。
図13の設定値表示領域の表示内容は、最低精算金種が「1円」、端数貸出が「可」であることを示している。また、図13の設定値表示領域の表示内容は、遊技種毎の遊技媒体の通常貸出しは、遊技媒体種類が「遊技玉」の「4」円レートが「125」玉を消費税込「540」円で、「3」円レートが「125」玉を消費税込「406」円で、「2.5」円レートが「150」玉を消費税込「406」円で、「2」円レートが「150」玉を消費税込「324」円で実施することを示している。また、図13の設定値表示領域の表示内容は、遊技種毎及び遊技媒体貸出レート毎の遊技媒体の端数貸出しは、遊技媒体種類が「遊技玉」の「4」円レートが「25」玉を消費税込「108」円、「3」円レートが「25」玉を消費税込「81」円、「2.5」円レートが「10」玉を消費税込「27」円、「2」円レートが「25」玉を消費税込「54」円、「1.6」円レートが「125」玉を消費税込「216」円、「1」円レートが「25」玉を消費税込「27」円、「0.5」円レートが「50」玉を消費税込「27」円、遊技媒体種類が「メダル」の「20」円レートが「5」枚を消費税込み「108」円、「15」円レートが「5」枚を消費税込み「81」円、「10」円レートが「5」枚を消費税込み「54」円、「5」円レートが「5」枚を消費税込み「27」円、「2」円レートが「25」枚を消費税込み「54」円、「1」円レートが「25」枚を消費税込み「27」円で貸し出すのを端数貸出の最小貸出単位であることを示している。
図13の例で示す通り、端数貸出と通常貸出の貸出媒体数及び貸出料金に関して、端数貸出の方が小さな値となっている遊技種の遊技においては、端数貸出が行えることによって通常貸出による遊技媒体貸出を行えない場合と比較するとプリペイド価値を有効に使って遊技媒体の貸出を実施することができる。
次に、台間カード処理機110の実施例2に係る内部構成を説明する。図14は、台間カード処理機110の実施例2に係る内部構成を示すブロック図である。また、図14に示す台間カード処理機110の内部構成では、実施例1で説明した台間カード処理機10と同じ部分については実施例1の台間カード処理機10と同じ符号をつけ、同じ部分の説明は省略して、変更になっている部分を中心に説明する。
記憶部16の中では、遊技設定データ116dが実施例1と比較して、端数貸出の最小貸出遊技媒体数と最小貸出遊技媒体数に対応する最小遊技媒体貸出料金とが追加となっている。
また、制御部17の中では遊技設定受付部117c及び貸出処理部117dが実施例1と比較して、処理内容が異なっている。遊技設定受付部117cは、カード管理装置140から配信される遊技設定データ更新要求を受け付けて、遊技設定データ116dを受け付けたデータで更新する。具体的には、遊技設定データ更新要求に含まれる遊技媒体貸出レートと、通常の遊技媒体貸出における1回の遊技媒体貸出操作で貸し出される貸出遊技媒体数及び遊技媒体貸出料金と、プリペイド価値の残高が通常貸出の遊技媒体貸出料金未満の時の遊技媒体貸出操作で実施される端数貸出における最小貸出遊技媒体数及び最小貸出遊技媒体数に対応する最小遊技媒体貸出料金とを、遊技設定データ116dに記憶する。
貸出処理部117dは、遊技客により遊技媒体の貸出操作が行なわれた場合に、カードID16a及び装置ID16cを含む遊技媒体貸出要求をカード管理装置140に送信する。貸出処理部117dは、この遊技媒体貸出要求への応答として通常遊技媒体貸出許可を受信したならば、有価価値データ16bのプリペイド価値から遊技設定データ116dに記憶されている通常貸出の遊技媒体貸出料金を減算し、遊技設定データ116dに記憶されている通常貸出の貸出遊技媒体数の貸出を実施する。また、貸出処理部117dは、遊技媒体貸出要求への応答として貸出単位数を含む端数遊技媒体貸出許可を受信したならば、有価価値データ16bのプリペイド価値から遊技設定データ116dに記憶されている端数貸出の最小遊技媒体貸出料金と応答で受け付けた端数貸出単位数を乗じた金額を減算し、遊技設定データ116dに記憶されている端数貸出の最小貸出遊技媒体数と応答で受け付けた端数貸出単位数を乗じた数の遊技媒体の貸出を実施する。
次に、図14に示した台間カード処理機110の実施例2に係るデータ構成について説明する。図15は、台間カード処理機110の実施例2に係るデータ構成について説明するための説明図である。
遊技設定データ116dは、当該台間カード処理機110に対応する遊技機20で使用する遊技媒体種類と、遊技媒体貸出レートと、通常貸出で1回の遊技媒体貸出操作で貸し出される貸出遊技媒体数と、該貸出遊技媒体数の貸出に対応する遊技媒体貸出料金と、プリペイド価値の残高が通常貸出の遊技媒体貸出料金未満の時の遊技媒体貸出操作で実施される端数貸出における最小貸出遊技媒体数と、最小貸出遊技媒体数に対応する最小遊技媒体貸出料金とを有している。図15の遊技設定データ116dは、遊技媒体種類が「遊技玉」、遊技媒体貸出レートが「4円」、通常貸出の貸出遊技媒体数が「125玉」で遊技媒体貸出料金が「540円」、端数貸出の最小貸出遊技媒体数が「25玉」で最小遊技媒体貸出料金が「108円」であることを示す。
次に、台間カード処理機110の実施例2に係る遊技媒体貸出処理の処理手順を説明する。図16は、台間カード処理機110の実施例2に係る遊技媒体貸出処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。
まず、遊技客による遊技媒体貸出操作の有無を判定する(ステップS101)。遊技媒体貸出操作が実施されていない場合(ステップS101;No)には、処理を終了する。遊技媒体貸出操作が実施されている場合(ステップS101;Yes)には、貸出処理部117dは、カード管理装置140に台間カード処理機10に挿入されているカードのカードIDと、送信元である台間カード処理機110を特定するアドレス若しくは任意の識別情報とを含む遊技媒体貸出要求の電文を送信する(ステップS102)。カード管理装置140から遊技媒体貸出要求に対する応答が送信されてきたならば、貸出処理部117dは、遊技媒体貸出応答を受け付けて受け付けた内容を記憶する(ステップS103)。
遊技媒体貸出応答の内容が、通常貸出の許可を示す内容だった場合に(ステップS104;Yes)、貸出処理部117dは、遊技設定データ116dの通常貸出の貸出遊技媒体数に記憶されている数の遊技媒体を払い出す(ステップS105)。さらに、貸出処理部117dは、有価価値データ16bのプリペイド価値から遊技設定データ116dの通常貸出の遊技媒体貸出料金に記憶されている金額を減算する(ステップS106)。
プリペイド価値の減算処理(ステップS106)に続いて、更新されたプリペイド価値と遊技設定データ116dの端数貸出の最小遊技媒体貸出料金との比較を行い(ステップS107)、プリペイド価値が遊技設定データ116dの端数貸出の最小遊技媒体貸出料金以上の場合(ステップS107;Yes)には、処理を終了する。プリペイド価値が遊技設定データ116dの端数貸出の最小遊技媒体貸出料金より小さい場合(ステップS107;No)には、入金をおこなうことによってプリペイド価値を更新しない限り、以降の遊技媒体貸出は行えないことから、遊技媒体貸出操作用のボタンをグレーダウンする等による遊技媒体貸出操作の制限を行う(ステップS108)。
遊技媒体貸出応答の内容が、通常貸出の許可を示す内容ではなく(ステップS104;No)、端数貸出の許可を示す内容だった場合には(ステップS109;Yes)、貸出処理部117dは、端数貸出の許可を示す遊技媒体貸出応答に含まれる端数貸出単位数と遊技設定データ116dの端数貸出の最小貸出遊技媒体数を乗じた遊技媒体を払い出す(ステップS110)。また、貸出処理部117dは、有価価値データ16bのプリペイド価値から、端数貸出の許可を示す遊技媒体貸出応答に含まれる端数貸出単位数と遊技設定データ116dの端数貸出の最小遊技媒体貸出料金を乗じた金額を減算して(ステップS111)、ステップS108の遊技媒体貸出制限処理に移行する。
遊技媒体貸出応答の内容が、通常貸出の許可を示す内容ではなく(ステップS104;No)、端数貸出の許可を示す内容でもなかった場合(ステップS109;No)には、処理を終了する。
上述してきたように、本実施例2では、実施例1の構成に加えて、プリペイド価値が通常の遊技媒体貸出料金未満の値の場合であっても、最低精算金種の制約を満たしつつ最大限の遊技媒体の貸出の行える端数貸出が行えるよう構成したので、遊技店の遊技媒体の貸出時の消費税を遊技客から徴収するにあたって遊技客の公平性と満足度の確保及び店舗従業員の負荷抑制を実現することができる。
なお、上述の本実施例では遊技媒体貸出操作による遊技種毎の貸出遊技媒体数の決定にあたっては、遊技店の従業員に、画面に表示する消費税率及び最低精算金種の条件を満たす貸出遊技媒体数の候補から、適切な貸出遊技媒体数を選択させる方式としたが、本発明はこれに限定されるものではない。絞り込まれた貸出遊技媒体数から1つを選定する所定の選定基準を決めておき、該選定基準に準じて貸出遊技媒体数を自動的に決定することもできる。
また、上述の実施例では、遊技媒体の貸出処理で払い出される遊技媒体数について説明してきたが、上述の実施例で説明した遊技媒体の貸出処理で払い出される遊技媒体数を、貯玉再プレイ処理及び持玉再プレイ処理において払い出される遊技媒体数としてもよい。若しくは、設定によって貯玉再プレイ処理及び持玉再プレイ処理において払い出される遊技媒体数を、遊技媒体の貸出処理で払い出される遊技媒体数と同じとするか、個別に設定するかの指定を可能とし、個別設定とする場合には貯玉再プレイ処理及び持玉再プレイ処理において払い出される遊技媒体数を個別に設定可能としても良い。
また、上述の実施例では、外部から投入された遊技玉を遊技盤面に射出し、入賞時には現物の遊技玉を払い出す開放式の遊技機20を例に説明を行ってきたが、本発明は遊技機20に関して開放式であることに限定したものではない。封入式の遊技機は遊技客が遊技玉に触れない構造となっており、遊技玉が入賞(遊技盤上の特定箇所に入球または通過)すると該入賞分の遊技玉数(入球箇所に応じた数の賞玉)を封入式の遊技機が管理する持玉数に加算し、アウト玉分の遊技玉数(発射された数)を持玉数から減算する。さらに、特定の入賞(抽選始動領域への入球)によって抽選を行い、この抽選の結果が当りであれば、特定の入賞領域への遊技玉の入球を容易にする、あるいは許容する作動を行う。また、封入式の遊技機に併設される台間カード処理機10、110は、遊技媒体の貸出操作または貯玉再プレイ操作を行われたならば、遊技媒体の現物を払い出すのではなく、遊技媒体数を示すデータを一定数ずつ封入式遊技機に送信し、それを封入式遊技媒体の管理する持玉に加算することとなる。また、封入式遊技機は、所定の操作(管理移行操作)が行われたならば、遊技媒体数を示すデータを一定数ずつ台間カード処理機10、110の管理する持玉に加算する。また、この管理移行操作は、操作の態様(ボタンの押時間など)に応じて単一操作あたりの送信遊技媒体数を異ならせるようにしてもよい。この場合、第1の操作に応じた第1の送信遊技媒体数と、第2の操作に応じた第2の送信遊技媒体数について、第2の送信遊技媒体数が第1の送信遊技媒体数の整数倍になるようにし、第1の遊技媒体数の設定について上述の貸出数の設定と同一の設定方法を用いるようにすることが好ましい。このようにすることによって、上述の実施例と同様に、有価価値の精算時の端数について、精算コストが高くなることを防止できる。
本発明は、封入式の遊技機であっても、遊技媒体の貸出操作を受け付けたならば、本発明の貸出遊技媒体数を、現物として遊技媒体の払出処理を行う代わりに、封入式遊技機に貸出媒体数として通知することによって、同様の効果を実現することができる。
また、上述の実施例では、カードの形態についての詳細な説明を省略したが、かかるカードには、磁気カード、ICカード等が含まれる。また、ここでは説明の便宜上「カード」を例にとって説明したが、かかるカード以外に、チップ、スティックであってもよい。特に、ICチップ付携帯端末を媒体として用いる場合は、当該携帯端末のICチップから非接触にて取得可能な識別情報を用いて携帯端末を一意に識別できるため、当該識別情報に関連付けて遊技媒体数を管理することができる。
また、図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
以上のように、本発明に係る遊技管理システム及び遊技管理方法は、遊技店の遊技媒体の貸出時の消費税を遊技客から徴収するにあたって遊技客の公平性と満足度の確保及び店舗従業員の負荷抑制を実現することに適している。
10、110 台間カード処理機
11 状態表示部
12 紙幣搬送部
12a 紙幣挿入口
13 表示操作部
14 リーダライタ
14a カード挿入口
14b かざし部
15 通信部
16、45 記憶部
16a カードID
16b 有価価値データ
16c 装置ID
16d、116d 遊技設定データ
17、46 制御部
17a データ管理部
17b 計数処理部
17c、117c 遊技設定受付部
17d、117d 貸出処理部
18a ノズルユニット
18b 計数ユニット
20 遊技機
30 島コントローラ
40、140 カード管理装置
41 表示部
42 入力部
44 店舗内ネットワーク通信部
45a カード管理データ
45b 消費税率
45c 遊技種一覧データ
45d 玉貸出数金額対応テーブル
45e メダル貸出数金額対応テーブル
45f 最低精算金種
45g 絞込済玉貸出数金額対応テーブル
45h 絞込済メダル貸出数金額対応テーブル
45i、145i 遊技媒体貸出単位数データ
145j 端数用玉貸出数金額対応テーブル
145k 絞込済端数用玉貸出数金額対応テーブル
46a、146a カード管理部
46b、146b 遊技媒体貸出数・金額対応テーブル生成処理部
46c、146c 遊技媒体貸出単位数設定処理部
50 会員管理装置
60 景品管理装置
80 精算機

Claims (7)

  1. 遊技媒体の貸与時に遊技媒体の貸与単価に応じた第1の有価価値に加え、前記第1の有価価値に対して所定比率の第2の有価価値を遊技客から徴収する遊技管理システムであって、
    前記第2の有価価値の徴収に用いられる比率と前記遊技媒体の貸与単価と最低精算金種とが所定の条件を満たす遊技媒体数を遊技媒体貸与単位数の候補値として抽出する候補値抽出手段と、
    前記候補値抽出手段により抽出した候補値から前記遊技媒体貸与単位数を選択する選択手段と、
    遊技媒体貸与操作を受け付けた場合に、前記遊技媒体貸与単位数の遊技媒体を貸与処理する貸与処理手段と
    を備えたことを特徴とする遊技管理システム。
  2. 前記貸与単価の異なる複数の遊技種が存在する場合に、前記候補値抽出手段は遊技種毎に前記候補値を抽出し、前記選択手段は遊技種毎に前記遊技媒体貸与単位数を選択することを特徴とする請求項1に記載の遊技管理システム。
  3. 前記候補値抽出手段は、前記候補値を遊技媒体貸与単位数の候補として表示出力し、前記選択手段は、表示出力された候補値からの選択入力を受け付けることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技管理システム。
  4. 前記候補値抽出手段は、所定の範囲の全ての遊技媒体数について、当該遊技媒体数を前記遊技媒体貸与単位数とした場合の遊技媒体貸与料金のテーブルを前記第2の有価価値の徴収に用いられる比率と前記遊技媒体の貸与単価とから生成し、前記テーブル内の遊技媒体貸与料金のうち、指定された最低精算金種で割り切れる遊技媒体貸与料金に対応する遊技媒体数を前記候補値として抽出することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の遊技管理システム。
  5. 前記選択手段により選択された前記遊技媒体貸与単位数を複数の前記貸与処理手段に配信する配信手段をさらに備えたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つに記載の遊技管理システム。
  6. 前記遊技媒体貸与単位数に対応する遊技媒体貸与料金よりもプリペイド価値の残高が少ない状態で前記遊技媒体貸与操作を受け付けた場合に、前記遊技媒体貸与単位数よりも小さい候補値を端数貸与用遊技媒体貸与単位数として使用し、前記遊技媒体の貸与を行う端数貸与手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の遊技管理システム。
  7. 遊技媒体の貸与時に遊技媒体の貸与単価に応じた第1の有価価値に加え、前記第1の有価価値に対して所定比率の第2の有価価値を遊技客から徴収する遊技管理方法であって、
    前記第2の有価価値の徴収に用いられる比率と前記遊技媒体の貸与単価と最低精算金種とが所定の条件を満たす遊技媒体数を遊技媒体貸与単位数の候補値として抽出する候補値抽出ステップと、
    前記候補値抽出ステップにより抽出した候補値から前記遊技媒体貸与単位数を選択する選択ステップと、
    遊技媒体貸与操作を受け付けた場合に、前記遊技媒体貸与単位数の遊技媒体を貸与処理する貸与処理ステップと
    を含んだことを特徴とする遊技管理方法。
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