JP2021010680A - 記憶媒体処理システム - Google Patents

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元彦 渡邊
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Abstract

【課題】記憶媒体に関連付けられた価値が端数になった場合における利便性の向上を図れる記憶媒体処理システムを提供する。【解決手段】記憶媒体処理システム1の一例として、各台対応装置5が、プリペイド価値が関連付けられるカードを受け付けるカード処理部57と、制御部55と、表示操作部47とを含む。制御部55は、カード処理部57が受け付けたカードに関連付けられたプリペイド価値を所定単位ずつ引き落とす度に、所定の貸出レートに応じた数の遊技媒体を貸し出す。カードに関連付けられたプリペイド価値が所定単位を下回った場合に、表示操作部47は、当該カードに関連付けられたプリペイド価値の不足に関する不足情報を報知する。【選択図】図2

Description

この発明は、カード等の記憶媒体を処理する記憶媒体処理システムに関する。
下記特許文献1は、遊技店内において各遊技台に対して1対1となるように設けられた計数装置を開示している。計数装置は、対応する遊技台で遊技するためのパチンコ玉等の遊技媒体を貸し出す機能や、遊技によって当該遊技台から獲得されたパチンコ玉を計数する機能を有する。パチンコ玉を貸し出す機能に関連して、計数装置の前側面には、プリペイド価値が関連付けられたカードを出し入れするためのカード出入口が設けられている。遊技客がカードをカード出入口に挿入してから遊技台の貸出ボタンを押すと、1回分の貸玉払出数に相当するパチンコ玉が貸玉として遊技台の上皿に払い出される。これに伴い、カードのプリペイド価値が、貸玉払出数に応じて減算される。
特開2011−172751号公報
特許文献1の計数装置では、貸出ボタンを押す度に、カードのプリペイド価値が、貸玉払出数に応じた所定単位ずつ引き落とされる。プリペイド価値と所定単位との関係によっては、プリペイド価値が所定単位で割り切れない値であることにより、引き落とし後のプリペイド価値が所定単位を下回った端数になる場合が想定される。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、記憶媒体に関連付けられた価値が端数になった場合における利便性の向上を図れる記憶媒体処理システムを提供することを目的とする。
本発明は、価値が関連付けられる記憶媒体を受け付ける第1受付部と、前記第1受付部が受け付けた記憶媒体に関連付けられた価値を所定単位ずつ引き落とす度に、所定の貸出レートに応じた数の遊技媒体を貸し出す貸出部と、記憶媒体に関連付けられた価値が前記所定単位を下回った場合に、当該記憶媒体に関連付けられた価値の不足に関する不足情報を報知する報知部とを含む、記憶媒体処理システムである。
また、本発明は、前記記憶媒体処理システムが、各遊技台に1対1にて対応して設けられる各台対応装置を含み、前記各台対応装置が、前記第1受付部、前記貸出部および前記報知部を有し、前記第1受付部が受け付けた記憶媒体に関連付けられた価値が前記所定単位を下回ったことに応じて、前記報知部が前記不足情報を報知することを特徴とする。
また、本発明は、前記記憶媒体処理システムが、各遊技台に1対1にて対応して設けられる各台対応装置を含み、前記各台対応装置が、前記第1受付部と、前記貸出部と、前記報知部と、前記第1受付部によって受け付けられた記憶媒体の返却のために操作される操作部とを有し、前記第1受付部が受け付けた記憶媒体に関連付けられた価値が前記所定単位を下回った場合において、前記操作部が操作されたことに応じて、前記報知部が前記不足情報を報知することを特徴とする。
また、本発明は、前記不足情報が、前記貸出レートでの前記価値の不足分についての情報を含むことを特徴とする。
また、本発明は、前記不足情報が、前記貸出レートとは異なる別の貸出レートでの前記価値の不足分についての情報を含むことを特徴とする。
また、本発明は、前記記憶媒体処理システムが、前記各台対応装置とは別に設けられる処理装置を含み、前記処理装置が、前記記憶媒体を受け付ける第2受付部と、前記報知部とを有し、前記所定単位を下回った価値が関連付けられた記憶媒体が前記第2受付部によって受け付けられた場合に、当該報知部が、前記不足情報を報知することを特徴とする。
また、本発明は、前記処理装置が、前記貸出レートおよび前記別の貸出レートの少なくともいずれかを取得する取得部を有することを特徴とする。
また、本発明は、前記処理装置が、入金を受け付ける入金部と、前記入金部が受け付けた入金の額の範囲内の価値を、前記第2受付部によって受け付けられた記憶媒体に関連付ける処理を行う処理部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、記憶媒体処理システムでは、貸出部が、第1受付部が受け付けた記憶媒体に関連付けられた価値を所定単位ずつ引き落とす度に、所定の貸出レートに応じた数の遊技媒体を貸し出す。遊技客は、貸し出された遊技媒体を用いて遊技台で遊技することができる。そして、記憶媒体に関連付けられた価値が当該所定単位を下回る端数になった場合に、当該記憶媒体に関連付けられた価値の不足に関する不足情報が報知部によって報知される。これにより、報知を受けた遊技客は、当該記憶媒体に関連付けられた価値が端数になったことを把握して、この価値をチャージする等の適切な手続きに進むことができる。そのため、記憶媒体に関連付けられた価値が端数になった場合における利便性の向上を図れる。
また、本発明によれば、各遊技台に1対1にて対応して設けられる各台対応装置において、第1受付部が受け付けた記憶媒体に関連付けられた価値が所定単位を下回る端数になったことに応じて、当該価値の不足に関する不足情報が報知部によって報知される。これにより、各台対応装置の前に居る遊技客は、記憶媒体に関連付けられた価値が端数になったタイミングにおいて、そのことを各台対応装置の報知部による報知によって把握して、この価値をチャージする等の適切な手続きに進むことができる。そのため、記憶媒体に関連付けられた価値が端数になった場合における利便性の向上を図れる。
また、本発明によれば、各遊技台に1対1にて対応して設けられる各台対応装置において、第1受付部が受け付けた記憶媒体に関連付けられた価値が所定単位を下回る端数になった場合には、当該記憶媒体の返却のために操作部が操作されたことに応じて、当該価値の不足に関する不足情報が報知部によって報知される。これにより、各台対応装置の前に居る遊技客は、操作部を操作したタイミングにおいて、記憶媒体に関連付けられた価値が端数になったことを各台対応装置の報知部による報知によって把握して、この価値をチャージする等の適切な手続きに進むことができる。そのため、記憶媒体に関連付けられた価値が端数になった場合における利便性の向上を図れる。
また、本発明によれば、各台対応装置の報知部によって報知される価値の不足に関する不足情報が、この各台対応装置の貸出部が遊技媒体を貸し出す際の貸出レートでの当該価値の不足分についての情報を含む。この場合、各台対応装置の前に居る遊技客は、この各台対応装置に設定された貸出レートだと、どれ位の価値が不足しているのかを当該情報から把握して、この価値をチャージする等の手続きに円滑に進むことができる。そのため、記憶媒体に関連付けられた価値が端数になった場合における利便性の向上を図れる。
また、本発明によれば、各台対応装置の報知部によって報知される価値の不足に関する不足情報が、この各台対応装置の貸出部が遊技媒体を貸し出す際の貸出レートとは異なる別の貸出レートでの当該価値の不足分についての情報を含む。この場合、各台対応装置の前に居る遊技客は、この各台対応装置に設定されていない別の貸出レートだと、どれ位の価値が不足しているのかを当該情報から把握して、この価値をチャージする等の手続きに円滑に進むことができる。そのため、記憶媒体に関連付けられた価値が端数になった場合における利便性の向上を図れる。
また、本発明によれば、各台対応装置とは別の処理装置において、所定単位を下回る端数の価値が関連付けられた記憶媒体が第2受付部によって受け付けられた場合に、当該記憶媒体に関連付けられた価値の不足に関する不足情報が当該処理装置の報知部によって報知される。これにより、処理装置の前に居る遊技客は、記憶媒体に関連付けられた価値が端数になったことを報知部からの報知によって把握して、この価値をチャージする等の適切な手続きに進むことができる。そのため、記憶媒体に関連付けられた価値が端数になった場合における利便性の向上を図れる。
また、本発明によれば、処理装置では、取得部が遊技媒体の貸出レートを取得するので、報知部によって報知される価値の不足に関する不足情報に、取得部が取得した貸出レートでの当該価値の不足分についての情報を含めることができる。この場合、処理装置の前に居る遊技客は、取得部が取得した貸出レートだと、どれ位の価値が不足しているのかを当該情報から把握して、この価値をチャージする等の手続きに円滑に進むことができる。そのため、記憶媒体に関連付けられた価値が端数になった場合における利便性の向上を図れる。
また、本発明によれば、処理装置では、入金部において入金を受け付け、その入金の額の範囲内の価値を、第2受付部によって受け付けられた記憶媒体に関連付けることができるので、当該記憶媒体の価値が端数になった場合には当該価値をチャージすることができる。そのため、記憶媒体に関連付けられた価値が端数になった場合における利便性の向上を図れる。
本発明の一実施形態に係る記憶媒体処理システムが適用された遊技店の内部を示す模式図である。 記憶媒体処理システムの電気的構成を示すブロック図である。 記憶媒体処理システムを構成する管理装置における記憶部に記憶される第1テーブルを示す図である。 記憶媒体処理システムを構成する各台対応装置における表示操作部に表示される情報を示す図である。 管理装置の記憶部に記憶される第2テーブルを示す図である。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る記憶媒体処理システム1が適用された遊技店の内部を示す模式図である。図2は、記憶媒体処理システム1の電気的構成を示すブロック図である。図1を主に参照して、遊技店の一例は、パチンコ店であり、その内部は、パチンコ台等の遊技台2が複数設置された遊技ホールと、パチンコ玉等の遊技媒体を賞品に交換するための賞品交換カウンターと、遊技店の係員用の事務所とに仕切られている。
記憶媒体処理システム1は、遊技ホール等に設置される券売機3と、事務所に設置される管理装置4と、遊技ホールにおいて各遊技台2に1対1にて対応して設けられる各台対応装置5と、賞品交換カウンターに設置される賞品交換装置6と、遊技ホール等に設置される精算機7とを含む。券売機3および賞品交換装置6のそれぞれは、各台対応装置5とは別に設けられる処理装置の一例である。
券売機3は、記憶媒体処理システム1での処理の対象となる記憶媒体を発行等する装置である。この実施形態における記憶媒体は、遊技媒体の貸し出しに必要なカード10である。個々のカード10には、カード10毎に異なる識別情報の一例としてのカードIDが割り当てられている。カード10は、例えば、ICチップ(図示せず)を内蔵したICカードであり、ICチップには、少なくともカードIDが記憶されている。カード10は、磁気カードであってもよい。カード10には、遊技媒体と交換されるプリペイド価値が少なくとも関連付けられる。プリペイド価値がカード10に関連付けられるということは、プリペイド価値が、カード10自体(つまりカード10のICチップ)に記憶されることを意味したり、プリペイド価値が当該カード10のカードIDに紐付けて管理装置4に記憶されることを意味したりする。このことは、これから述べる持遊技媒体や貯遊技媒体についても同様である。
券売機3においてカード10に関連付けることができるプリペイド価値には、例えば、500円相当のプリペイド価値や、1000円相当のプリペイド価値や、5000円相当のプリペイド価値というように複数の種類が存在する。この実施形態では、一例として、プリペイド価値と現金とは等価であり、プリペイド価値の単位は現金と同様に「円」である。券売機3は、紙幣だけでなく硬貨にも対応しており、例えば100円単位でプリペイド価値をカード10に関連付けることができる。
遊技媒体に関し、所定の貸出レートが設定されている。この実施形態では、パチンコ玉の場合には、通常の貸出レート(以下では、「通常レート」という。)は、4円/1玉とされ、通常レートのほかに、通常レートより低い貸出レート(以下では、「低レート」という。)は、1円/1玉とされている。なお、通常レートおよび低レートとは別の貸出レートが設定されてもよいし、貸出レートが1つしか設定されなくてもよい。遊技店において運用される全ての貸出レートの情報は、管理装置4において管理されている。また、各遊技台2には、いずれか1つの貸出レートが設定されており、各遊技台2では、設定された貸出レートの遊技媒体でなければ遊技できない。遊技ホールでは、貸出レートが同じ複数の遊技台2がまとまって配置されることにより、遊技島を構成している。
持遊技媒体は、遊技客による遊技台2での遊技等によって当日獲得された遊技媒体のことであり、パチンコ玉の場合には持玉と呼ばれる。貯遊技媒体は、遊技店に会員登録した遊技客である会員客によって前日以前に獲得された遊技媒体のことであり、パチンコ玉の場合には貯玉と呼ばれる。遊技店に会員登録していない遊技客を、会員客と区別して一般客という。一般客の持遊技媒体は、当日のみ有効であり、当日中に遊技に用いたり、賞品と交換したりする必要があるが、会員客の持遊技媒体は、当日の営業時間終了後は、貯遊技媒体として存続する。持遊技媒体は、前述した貸出レート毎に存在してもよい。つまり、通常レートの持遊技媒体と、低レートの持遊技媒体とが存在してもよい。貯遊技媒体についても同様である。
カード10は、プリペイド価値だけが関連付けられたプリペイドカードであってもよい。カード10は、プリペイド価値だけでなく、持遊技媒体および貯遊技媒体のそれぞれの個数等の情報も関連付けられた会員客向けの会員カードであってもよい。カード10は、プリペイド価値だけでなく、持遊技媒体の個数等の情報も関連付けられた一般客向けの一般カードであってもよい。
券売機3は、例えば縦長のボックス形状の本体11含む。本体11の正面には、報知部の一例としての表示操作部12と、入金部の一例としての紙幣入金口13および硬貨入金口14と、出金部の一例としての紙幣出金口15および硬貨出金口16と、第2受付部の一例としてのカード出入口17とが、遊技客にとってアクセスしやすい任意のレイアウトで設けられている。本体11内には、報知部、処理部および取得部の一例としての制御部20と、貨幣処理部21と、第2受付部の一例としてのカード処理部22と、検出部23と、通信I/F部25とが設けられている(図2参照)。制御部20は、CPUやROMやRAMやタイマ等を含んだマイクロコンピュータによって構成されている。後述する他の制御部についても同様である。表示操作部12、貨幣処理部21、カード処理部22、検出部23および通信I/F部25のそれぞれは、制御部20に対して電気的に接続されている。
表示操作部12は、例えばタッチパネル付きの液晶モニタによって構成されている。後述する他の表示操作部についても同様である。表示操作部12には、カード10に関連付けることができる複数のプリペイド価値を個別に示した複数のタッチキー(図示せず)が表示される。遊技客は、カード10に関連付けたいプリペイド価値を選択する場合には、このプリペイド価値を示したタッチキーにタッチする。制御部20は、表示操作部12における表示内容を制御したり、遊技客等による表示操作部12の操作を受け付けたりする。
貨幣処理部21は、遊技客による表示操作部12の操作によって選択されたプリペイド価値について決済するための構成である。貨幣処理部21に関連して、本体11内には、紙幣を金種別に収納する単数または複数の紙幣収納庫26と、硬貨を金種別に収納する単数または複数の硬貨収納庫27とが設けられる。紙幣収納庫26と、紙幣入金口13および紙幣出金口15のそれぞれとは、紙幣搬送路(図示せず)によってつながれており、硬貨収納庫27と、硬貨入金口14および硬貨出金口16のそれぞれとは、硬貨搬送路(図示せず)によってつながれている。
貨幣処理部21は、貨幣を本体11内で搬送する貨幣搬送機構(図示せず)を有する。貨幣搬送機構は、ベルトやローラ等の搬送部材と、搬送部材を駆動するモータ等のアクチュエータとを含む。貨幣処理部21は、紙幣入金口13や硬貨入金口14に投入された貨幣を、貨幣搬送機構により、紙幣搬送路(図示せず)経由や硬貨搬送路(図示せず)経由で、該当する紙幣収納庫26や硬貨収納庫27まで搬送する。また、貨幣処理部21は、貨幣搬送機構により、貨幣を紙幣収納庫26や硬貨収納庫27から取り出して、紙幣搬送路経由や硬貨搬送路経由で紙幣出金口15や硬貨出金口16に出金する。また、貨幣処理部21は、紙幣入金口13や硬貨入金口14に投入された貨幣の金種や真偽を識別する識別部や、紙幣入金口13や硬貨入金口14に投入された貨幣を計数する計数部等も含む。
カード処理部22は、カード10の処理を行うための構成である。カード処理部22に関連して、本体11内には、特定の遊技客のものではない新規のカード10が複数枚ストックされたカード収納庫30と、カード収納庫30とカード出入口17とをつないだカード搬送路(図示せず)とが設けられている。カード処理部22は、カード10を本体11内で搬送するカード搬送機構(図示せず)を有する。カード搬送機構は、ベルトやローラ等の搬送部材と、搬送部材を駆動するモータ等のアクチュエータとを含む。カード処理部22は、カード搬送機構により、カード収納庫30内の新規のカード10をカード搬送路に繰り出してカード出入口17まで搬送する。カード処理部22は、遊技客等によってカード出入口17に挿入されたカード10を、カード搬送機構によってカード搬送路に取り込むことより受け付ける。また、カード処理部22は、カード搬送路内のカード10のICチップに記憶された情報を読み取る読取部や、このICチップに情報を書き込む書込部等も含んでもよい。
検出部23は、カード出入口17の周辺に設けられる。検出部23は、カード出入口17に排出されたカード10の取り忘れを検出するセンサであり、当該センサとしてフォトインタラプタ等の公知のものを採用できる。通信I/F部25は、制御部20が管理装置4と通信するためのインターフェース部である。通信I/F部25は、有線または無線の通信回線によって構成されたLAN34(図2参照)に接続されている。後述する他の通信I/F部についても同様である。
管理装置4は、記憶媒体処理システム1における上位装置であって、パソコン等によって構成される。管理装置4は、制御部40と、通信I/F部41と、記憶部42とを含む(図2参照)。通信I/F部41および記憶部42のそれぞれは、制御部40に対して電気的に接続されている。記憶部42は、様々な情報を記憶する。後述する他の記憶部についても同様である。ただし、記憶部42は、少なくとも第1テーブル43(図3参照)を記憶している。第1テーブル43では、券売機3から発行された各カード10に関するカード情報が、カードIDに関連付けて管理されている。カード情報は、カード10に現在関連付けられているプリペイド価値(以下では、「プリペイド残額」ということがある。)を少なくとも含む。カード情報は、貸出レート毎の持遊技媒体の数や、貸出レート毎の貯遊技媒体の数を含んでもよい。
各台対応装置5は、その隣(図1では正面から見て右隣)の遊技台2に対する専用機であって、当該遊技台2に対して通信可能に接続されており、当該遊技台2にて遊技する遊技客に遊技媒体を貸し出す貸出処理等を実行する。各台対応装置5の本体45の正面には、紙幣投入口46と、報知部の一例としての表示操作部47と、第1受付部の一例としてのカード出入口48とが設けられている。遊技客が、紙幣を紙幣投入口46に投入したり、カード10をカード出入口48に挿入したりしてから、例えば遊技台2の上皿49に設けられた投出ボタン50を押す。すると、各台対応装置5からの指示を受けた遊技台2が、紙幣投入口46に投入された紙幣の範囲内、または、カード出入口48に挿入されたカード10に関連付けられたプリペイド価値の範囲内において、投出ボタン50の一押しにつき所定数の遊技媒体を上皿49に投出する。
プリペイド価値の場合には、投出ボタン50の一押しにつき、プリペイド価値が、所定単位の一例である貸出単位ずつ引き落とされる。一例として、投出ボタン50の一押しに応じて上皿49に投出される遊技媒体の所定数は、通常レートの場合には125玉であって、低レートの場合には200玉である。これに応じて 投出ボタン50の一押しに応じて引き落とされるプリペイド価値の貸出単位は、通常レートの場合には500円(=125玉×通常レート4円/1玉)であり、低レートの場合には200円(=200玉×低レート1円/1玉)である。カード10に貸出単位以上のプリペイド価値が関連付けられていれば、このカード10を用いて遊技媒体の貸し出しを受けることができる。貸出レート毎の貸出単位の情報は、記憶媒体処理システム1では、少なくとも管理装置4において管理されているが、券売機3、各台対応装置5、賞品交換装置6および精算機7のそれぞれにおいて管理されてもよい。
遊技客は、このように上皿49に投出された遊技媒体を用いて遊技台2にて遊技することができる。遊技によって新たに獲得された遊技媒体は、遊技台2の下皿51に溜まる。各台対応装置5は、下皿51の真下に配置された受皿52を含む。遊技客は、下皿51の底を開放することによって、下皿51内の遊技媒体を受皿52に落下させることができる。受皿52に落下した遊技媒体は、通路53を通って各台対応装置5の本体45に送り込まれる。
各台対応装置5は、報知部および貸出部の一例としての制御部55と、紙幣処理部56と、第1受付部の一例としてのカード処理部57と、計数部58と、通信I/F部59とを含み、管理装置4と通信可能である(図2参照)。表示操作部47、紙幣処理部56、カード処理部57、計数部58および通信I/F部59のそれぞれは、制御部55に対して電気的に接続されている。紙幣処理部56は、紙幣投入口46に投入された紙幣を識別して収納したり、紙幣出金口15に返却したりする。カード処理部57は、カード出入口48に挿入されたカード10から少なくともカードIDを読み取ったり、挿入後のカード10をカード出入口48から排出したりする。カード処理部57は、カード10を非接触で受け付けてカードIDを読み取ってもよい。なお、券売機3、賞品交換装置6および精算機7のそれぞれにおいても、非接触でカード10から情報を読み取ることができてもよい。
計数部58は、受皿52に落下した後に通路53経由で各台対応装置5の本体45に送り込まれた遊技媒体を計数するセンサである。計数部58として、遮光センサ等の公知の計数センサを採用できる。計数部58によって計数された遊技媒体は、持遊技媒体となる。カード出入口48に挿入されたカード10に持遊技媒体および貯遊技媒体の少なくともいずれかが関連付けられている場合において、遊技客が、例えば受皿52に設けられた払出ボタン60を押す。すると、この遊技客が保有する持遊技媒体または貯遊技媒体が、本体45から延びるノズル61を通って遊技台2の上皿49に払い出される。遊技客は、上皿49に払い出された持遊技媒体または貯遊技媒体を用いて遊技台2において遊技することができる。なお、各台対応装置5では、遊技媒体を計数する機能(受皿52等)や、持遊技媒体等を払い出す機能(ノズル61等)が省略されてもよい。
遊技を終えた遊技客が、例えば上皿49に設けられた返却ボタン62を押すと、カード処理部57によってカード10がカード出入口48から排出されて遊技客に返却される。返却ボタン62は、操作部の一例であり、例えば各台対応装置5に設けられてもよい(図2参照)。そして、各台対応装置5や、対応する遊技台2における様々な情報は、管理装置4に送信されて、管理情報として記憶部42に記憶される。第1テーブル43(図3参照)に記憶された情報も、管理情報の一部である。
賞品交換装置6は、遊技店にて取り扱われる賞品の在庫を管理するPOS端末であって、賞品交換カウンターに設けられている。賞品には、いわゆる特殊賞品や、タバコやジュース等の一般賞品が存在する。賞品交換装置6は、キーボード等によって構成された操作部65と、報知部の一例としての表示操作部66とを含む。賞品交換装置6は、報知部および取得部の一例としての制御部67と、通信I/F部68と、記憶部69と、第2受付部の一例としての読取部70とを含む(図2参照)。操作部65、表示操作部66、通信I/F部68、記憶部69および読取部70のそれぞれは、制御部67に対して電気的に接続されている。読取部70は、賞品交換カウンターを担当する係員によって操作されるカードリーダー等である。係員が、賞品交換カウンターを訪れた遊技客のカード10を読取部70にかざすと、読取部70が、当該カード10からカードIDを取得することによって当該カード10を受け付ける。
精算機7は、遊技終了後の遊技客のカード10に関連付けられているプリペイド残額を精算する装置であって、例えば縦長のボックス形状の本体71を含む。本体71の正面には、表示操作部72と、カード出入口73と、紙幣出金口74と、硬貨出金口75とが、遊技客にとってアクセスしやすい任意のレイアウトで設けられている。本体71内には、制御部76と、カード処理部77と、精算部78と、通信I/F部79とが設けられており、精算機7は、管理装置4と通信可能である(図2参照)。表示操作部72、カード処理部77、精算部78および通信I/F部79のそれぞれは、制御部76に対して電気的に接続されている。
カード処理部77は、カード出入口73に挿入されたカード10を受け付けて当該カード10から少なくともカードIDを読み取ったり、挿入後のカード10をカード出入口73から排出したりする。精算部78は、カード出入口73に挿入されたカード10に関連付けられたプリペイド価値を精算するための構成である。精算部78に関連して、本体71内には、紙幣を金種別に収納する単数または複数の紙幣収納庫80と、硬貨を金種別に収納する単数または複数の硬貨収納庫81とが設けられる。紙幣収納庫80と紙幣出金口74とは、紙幣搬送路(図示せず)によってつながれており、硬貨収納庫81と硬貨出金口75とは、硬貨搬送路(図示せず)によってつながれている。
精算部78は、貨幣を本体71内で搬送する貨幣搬送機構(図示せず)を有する。貨幣搬送機構は、ベルトやローラ等の搬送部材と、搬送部材を駆動するモータ等のアクチュエータとを含む。精算部78は、カード出入口73に挿入されたカード10に関連付けられたプリペイド価値に相当する精算用の貨幣を、貨幣搬送機構により、紙幣収納庫80や硬貨収納庫81から取り出して、紙幣搬送路(図示せず)経由や硬貨搬送路(図示せず)経由で紙幣出金口74や硬貨出金口75まで搬送する。
次に、遊技客が券売機3においてカード10にプリペイド価値を関連付けてから遊技台2で遊技をした後に、賞品交換カウンターで賞品交換したり精算機7で精算したりするまでの流れについて説明する。まず、券売機3の正面に立った遊技客が、表示操作部12に表示されたタッチキーを操作することによって、カード10に関連付けたいプリペイド価値の種類を選択する。遊技客は、プリペイド価値の種類を選択するのに前後して、この種類のプリペイド価値に相当する代金以上の貨幣を紙幣入金口13や硬貨入金口14に入金する。つまり、券売機3は、紙幣入金口13や硬貨入金口14において入金を受け付ける。券売機3では、この入金の額の範囲内のプリペイド価値をカード10に関連付けることができる。
入金に応じて、カード処理部22が、カード収納庫30内の新規のカード10を1枚繰り出してカード出入口17まで搬送する。また、貨幣処理部21が、入金された貨幣を紙幣収納庫26や硬貨収納庫27に振り分けて収納する。今回の取引におけるプリペイド価値の関連付けの処理に応じて釣銭等の出金貨幣が発生する場合には、貨幣処理部21は、紙幣収納庫26や硬貨収納庫27から出金貨幣を取り出して紙幣出金口15や硬貨出金口16に出金する。出金貨幣は、先ほど入金された貨幣のうち、貨幣処理部21によってNGと識別された貨幣も含む。
遊技客が既にカード10を持っていて、プリペイド価値の種類の選択に前後して、このカード10をカード出入口17に挿入した場合には、カード処理部22が、このカード10をカード搬送路(図示せず)内に取り込んで、このカード10から少なくともカードIDを読み取る。そして、その後の入金に応じて、カード処理部22が、このカード10をカード出入口17に排出する。出金貨幣が発生すれば、貨幣処理部21が、出金貨幣を取り出して紙幣出金口15や硬貨出金口16に出金する。
遊技客がカード10をカード出入口17から取り出すと、検出部23がカード出入口17におけるカード10を検出しなくなる。すると、制御部20が、今回の取引において新たに購入されたプリペイド価値を、このカード10のカードIDに関連付けて、管理装置4に送信する。管理装置4では、制御部40が、券売機3から受信したプリペイド価値およびカードIDを第1テーブル43(図3参照)に新たに登録する。第1テーブル43に登録されているプリペイド価値は、最新のプリペイド残額である。なお、券売機3から受信したカードIDが既に第1テーブル43に登録されている場合には、制御部40は、そのカードIDに対応するプリペイド価値に、券売機3から受信したプリペイド価値を加算(チャージ)し、加算後のプリペイド価値をプリペイド残額として第1テーブル43に記憶する。なお、カード10のICチップにプリペイド残額が記録されてもよく、その場合には、カード処理部22がICチップにプリペイド残額を書き込んで排出した後に、第1テーブル43が更新される。
券売機3からカード10を取り出した遊技客は、遊技を開始するためのいずれかの遊技台2(ここでは通常レートの遊技台2とする。)に赴いて、この遊技台2に対応する各台対応装置5のカード出入口48にカード10を挿入する。すると、この各台対応装置5では、カード出入口48においてカード10を受け付けたカード処理部57が、このカード10からカードIDを読み取り、制御部55が、第1テーブル43において当該カードIDに関連付けられたプリペイド残額を管理装置4に問い合わせ、このプリペイド残額と、対応する貸出単位とを表示操作部47に表示する(図4の表示操作部47における第1表示領域47Aを参照)。なお、各台対応装置5では、対応する貸出単位および貸出レートが管理されている。また、プリペイド残額は、遊技台2の上皿49等に設けられた専用の表示部(図示せず)に表示されてもよい。
そして、遊技客が投出ボタン50を一押しする度に、制御部55は、前述したように所定数(通常レートの場合には125玉)の遊技媒体を上皿49に払い出し、プリペイド価値を貸出単位(通常レートの場合には500円)ずつ引き落とす。つまり、制御部55は、カード処理部57がカード出入口48において受け付けたカード10に関連付けられたプリペイド価値を貸出単位ずつ引き落とす度に、所定の貸出レート(ここでは通常レート)に応じた数の遊技媒体を遊技客に貸し出す。遊技客は、貸し出された遊技媒体を用いて遊技台2で遊技することができる。
制御部55は、プリペイド価値を貸出単位ずつ引き落とす度に、表示操作部47に表示されたプリペイド残額を貸出単位ずつ減算して表示する。制御部55は、プリペイド価値を引き落とす度に、引き落としたプリペイド価値を、カード出入口48に挿入されているカード10のカードIDに関連付けて管理装置4に通知してもよい。この場合、管理装置4の制御部40は、第1テーブル43において該当するプリペイド残額を更新する。もちろん、このようにプリペイド価値の引き落としの度に第1テーブル43におけるプリペイド残額が更新されなくてもよい。例えば、各台対応装置5の制御部55は、遊技客が返却ボタン62を操作したタイミングにおいて、今まで引き落としたプリペイド価値の合計を管理装置4に通知し、管理装置4の制御部40は、この通知に応じて、第1テーブル43において該当するプリペイド残額を更新してもよい。
記憶媒体処理システム1では、カード10のカードIDに関連付けられたプリペイド価値と貸出単位とが比較され、当該プリペイド価値が当該貸出単位を下回る端数になった場合に、当該カード10に関連付けられたプリペイド価値の不足に関する不足情報が遊技客に報知される。不足情報の報知の一例として、カード10がカード出入口48に受け付けられた各台対応装置5では、当該カード10のカードIDに関連付けられたプリペイド価値が貸出単位を下回ったことに応じて、制御部55が、図4に示す不足情報を表示操作部47の第2領域47Bに表示する。
不足情報は、「プリペイド残額が貸出単位を下回りました。」というメッセージAを含む。各台対応装置5に表示されたメッセージAを見た遊技客は、各台対応装置5に挿入している自身のカード10に関連付けられた価値が端数になったことを把握することができる。不足情報は、「券売機にて300円を追加入金すると通常レートにてプレイ継続可能です。」というメッセージBを含む。メッセージBは、現在カード10を受け付けている各台対応装置5の貸出レート(ここでは通常レート)でのプリペイド価値の不足分についての情報である。各台対応装置5に表示されたメッセージBを見た遊技客は、この各台対応装置5に設定された貸出レートだと、どれ位のプリペイド価値が不足しているのかを当該情報から把握して、このプリペイド価値をチャージする等の手続きに円滑に進むことができる。そのため、カード10に関連付けられたプリペイド価値が端数になった場合における利便性の向上を図れる。また、メッセージBにより、券売機3において紙幣の入金だけでなく硬貨での入金も可能であることを遊技客に知らせることができるので、券売機3における硬貨の利用を促進できる。
不足情報は、「追加入金しなくても、低レートのコーナーでは、現在のプリペイド残額でプレイできます。」というメッセージCを含む。メッセージCは、現在カード10を受け付けている各台対応装置5の貸出レートとは異なる別の貸出レート(ここでは低レート)でのプリペイド価値の不足分についての情報である。各台対応装置5に表示されたメッセージCを見た遊技客は、この各台対応装置5に設定されていない別の貸出レートだと、どれ位のプリペイド価値が不足しているのかを当該情報から把握して、このプリペイド価値をチャージする等の手続きに円滑に進むことができる。そのため、カード10に関連付けられたプリペイド価値が端数になった場合における利便性の向上を図れる。
不足情報は、これらのメッセージA〜Cを適宜取捨選択して組み合わせた情報であってもよく、メッセージA〜Cのそれぞれの表現も適宜変更可能である。また、不足情報は、表示操作部47における表示によって報知されてもよいし、例えば音声ガイダンスによって報知されてもよい。
不足情報の報知を受けた遊技客は、自身のカード10に関連付けられたプリペイド価値が端数になったことを把握して、以降で説明するように、このプリペイド価値をチャージする等の適切な手続きに進むことができる。そのため、カード10に関連付けられたプリペイド価値が端数になった場合における利便性の向上を図れる。
カード10がカード出入口48に受け付けられた各台対応装置5における不足情報の報知のタイミングは、前述したように当該カード10のカードIDに関連付けられたプリペイド価値が貸出単位を下回ったタイミングでもよい。この場合、各台対応装置5の前に居る遊技客は、カード10に関連付けられたプリペイド価値が端数になったタイミングにおいて、そのことを各台対応装置5の表示操作部47による報知によって把握して、このプリペイド価値をチャージする等の適切な手続きに進むことができる。そのため、カード10に関連付けられたプリペイド価値が端数になった場合における利便性の向上を図れる。
各台対応装置5における不足情報の報知のタイミングは、プリペイド価値が貸出単位を下回った後に遊技客が返却ボタン62を押したタイミングであってもよい。つまり、各台対応装置5のカード出入口48に受け付けられたカード10に関連付けられたプリペイド価値が貸出単位を下回った場合において、返却ボタン62が操作されたことに応じて、当該各台対応装置5において不足情報が報知されてもよい。これにより、各台対応装置5の前に居る遊技客は、返却ボタン62を操作したタイミングにおいて、カード10に関連付けられたプリペイド価値が端数になったことを各台対応装置5の表示操作部47による報知によって把握して、このプリペイド価値をチャージする等の適切な手続きに進むことができる。そのため、カード10に関連付けられたプリペイド価値が端数になった場合における利便性の向上を図れる。
各台対応装置5において不足情報の報知を受けた遊技客は、返却ボタン62を押してカード10を各台対応装置5から返却してもらい、プリペイド価値をチャージするために券売機3に赴いてもよい。この場合、券売機3に赴いた遊技客が、このカード10をカード出入口17に挿入する。すると、券売機3では、カード処理部22が、このカード10を受け付けてカードIDを読み取り、制御部20が、第1テーブル43において当該カードIDに関連付けられているプリペイド残額を管理装置4に問い合わせる。
問い合わせに係るプリペイド残額は貸出単位を下回っているので、券売機3では、制御部20が、例えば表示操作部12での表示によって不足情報(図4参照)を遊技客に報知してもよい。つまり、券売機3では、貸出単位を下回ったプリペイド価値が関連付けられたカード10が受け付けられた場合に、このプリペイド価値の不足に関する不足情報を報知してもよい。これにより、券売機3の前に居る遊技客は、カード10に関連付けられたプリペイド価値が端数になったことを表示操作部12からの報知によって把握して、このプリペイド価値をチャージする等の適切な手続きに進むことができる。そのため、カード10に関連付けられたプリペイド価値が端数になった場合における利便性の向上を図れる。なお、既に各台対応装置5において不足情報の報知があった場合には、遊技客は、プリペイド残額が貸出単位を下回っていることを把握しているので、券売機3での不足情報の報知は省略されてもよい。
不足情報の報知に関連して、券売機3の制御部20は、遊技店において運用される貸出レート(前述した通常レートおよび低レートの少なくともいずれか)を管理装置4に問い合わせて取得してもよい。その場合、制御部20が報知する不足情報は、取得した貸出レートでのプリペイド価値の不足分についての情報(前述したメッセージBやC)を含んでもよい。この場合、券売機3の前に居る遊技客は、制御部20が取得した貸出レートだと、どれ位のプリペイド価値が不足しているのかを当該情報から把握して、このプリペイド価値をチャージする等の手続きに円滑に進むことができる。そのため、カード10に関連付けられたプリペイド価値が端数になった場合における利便性の向上を図れる。
貸出単位を下回ったプリペイド残額が関連付けられたカード10を受け付けた券売機3では、前述したように、遊技客による表示操作部12の操作および入金に応じて、制御部20が、新たなプリペイド価値をカード10に関連付ける。そして、制御部20は、今回の取引においてチャージされたプリペイド価値を、このカード10のカードIDに関連付けて、管理装置4に送信する。これに応じて、管理装置4の制御部40は、そのカードIDに対応するプリペイド価値に、券売機3から受信したプリペイド価値を加算し、加算後のプリペイド価値をプリペイド残額として第1テーブル43に記憶する。このように、カード10のプリペイド価値が端数になった場合には、券売機3において当該プリペイド価値をチャージすることができる。そのため、カード10に関連付けられたプリペイド価値が端数になった場合における利便性の向上を図れる。
貸出単位を下回ったプリペイド価値が関連付けられたカード10を持った遊技客が、例えば、切らしたタバコと持遊技媒体との賞品交換のために賞品交換カウンターに赴くことが想定される。この場合、賞品交換カウンターの係員は、遊技客のカード10のカードIDを賞品交換装置6の読取部70によって読み取る。読取部70は、このようにカードIDを読み取ることによってカード10を受け付ける。すると、賞品交換装置6では、制御部67が、第1テーブル43において当該カードIDに関連付けられているプリペイド残額を管理装置4に問い合わせる。
問い合わせに係るプリペイド残額は貸出単位を下回っているので、賞品交換装置6では、制御部67が、例えば表示操作部66での表示によって不足情報(図4参照)を遊技客に報知してもよい。つまり、賞品交換装置6では、貸出単位を下回ったプリペイド価値が関連付けられたカード10が受け付けられた場合に、このプリペイド価値の不足に関する不足情報を報知してもよい。なお、表示操作部66が遊技客の視界に入らない場合には、表示操作部66における不足情報を見た係員が、この不足情報を口頭で遊技客に伝えてもよい。いずれにせよ、賞品交換装置6の前に居る遊技客は、カード10に関連付けられたプリペイド価値が端数になったことを表示操作部66からの報知によって把握して、このプリペイド価値をチャージする等の適切な手続きに進むことができる。そのため、カード10に関連付けられたプリペイド価値が端数になった場合における利便性の向上を図れる。なお、既に各台対応装置5において不足情報の報知があった場合には、遊技客は、プリペイド残額が貸出単位を下回っていることを把握しているので、賞品交換装置6での不足情報の報知は省略されてもよい。
不足情報の報知に関連して、賞品交換装置6の制御部67は、遊技店において運用される貸出レート(前述した通常レートおよび低レートの少なくともいずれか)を管理装置4に問い合わせて取得してもよい。その場合、制御部67が報知する不足情報は、取得した貸出レートでのプリペイド価値の不足分についての情報(前述したメッセージBやC)を含んでもよい。この場合、賞品交換装置6の前に居る遊技客は、制御部67が取得した貸出レートだと、どれ位のプリペイド価値が不足しているのかを当該情報から把握して、このプリペイド価値を券売機3でチャージする等の手続きに円滑に進むことができる。そのため、カード10に関連付けられたプリペイド価値が端数になった場合における利便性の向上を図れる。
賞品交換として、賞品交換装置6の制御部67は、読取部70によって読み取ったカードIDに対応する持遊技媒体や貯遊技媒体の数を管理装置4から取得する。遊技客は、自身の持遊技媒体や貯遊技媒体の数の範囲内にて、交換したい賞品を選択することができる。係員は、遊技客によって選択された賞品の情報(賞品名や選択個数)および交換対象の情報(持遊技媒体および貯遊技媒体のどちらであるかや貸出レート)を、操作部65や表示操作部66の操作によって賞品交換装置6に入力する。最後に、係員が、操作部65や表示操作部66の操作によって今回の賞品の選択を確定させる。これに応じて、賞品交換装置6では、遊技客に渡す賞品の在庫が更新され、管理装置4では、賞品交換装置6からの指示に応じて当該カードIDに対応する持遊技媒体や貯遊技媒体の数が更新される。一般賞品が選択された場合には、係員が当該一般賞品を遊技客に手渡す。特殊賞品が選択された場合には、賞品交換装置6は、賞品交換カウンターに設置された賞品払出機(図示せず)に対して遊技客に特殊賞品を払い出すよう指示する。これにより、賞品交換カウンターにおける賞品交換が終了する。
カード10を持った遊技客が、プリペイド価値の精算のために精算機7に赴くことが想定される。この場合、遊技客は、カード10を精算機7のカード出入口73に挿入する。すると、精算機7では、カード処理部77が、このカード10からカードIDを読み取り、制御部76が、このカードIDに関連付けられたプリペイド残額を管理装置4に問い合わせる。管理装置4の制御部40は、第1テーブル43で管理されているプリペイド残額を精算機7に送信する。
精算機7の制御部76は、管理装置4から受信した受信したプリペイド残額に相当する貨幣を精算部78によって紙幣出金口74や硬貨出金口75まで搬送することにより、プリペイド残額を精算する。そして、制御部76は、カード出入口73に挿入されたカード10をカード処理部77によって顧客に返却するとともに、精算完了信号を、このカード10のカードIDに関連付けて、管理装置4に送信する。管理装置4では、制御部40が、第1テーブル43において当該カードIDについてのプリペイド価値を零にリセットする。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項に記載の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、各台対応装置5に受け付けられたカード10に関連付けられたプリペイド価値が貸出単位を下回った場合に、このカード10を有する遊技客は、各台対応装置5の紙幣投入口46に投入した紙幣によってプリペイド価値を追加購入(つまりチャージ)できてもよい。この場合、各台対応装置5の制御部55は、チャージされたプリペイド価値を、このカード10のカードIDに関連付けて、管理装置4に送信する。管理装置4では、制御部40が、第1テーブル43において当該カードIDに対応するプリペイド価値を更新する。
また、記憶媒体処理システム1は、処理装置の一例として、カード10を受け付けてプリペイド価値や持遊技媒体や貯遊技媒体や現金で商品を購入できる自販機(図示せず)を含んでもよい。自販機では、券売機3と同様に、受け付けたカード10に関連付けられたプリペイド価値と貸出単位とが比較され、当該プリペイド価値が当該貸出単位を下回る場合には、遊技客が自販機における釣銭返却ボタン等を操作したタイミングにおいて、前述した不足情報が報知される。自販機では、券売機3と同様に、プリペイド価値を追加で購入できてもよい。
前述したように、各台対応装置5において前述した不足情報(図4参照)の報知を受けた遊技客が、この各台対応装置5からカード10を返却してもらって、券売機3でのプリペイド価値のチャージのために各台対応装置5から離れること(以下、「離席」ということがある)がある。例えば、各台対応装置5において不足情報を表示した表示操作部47には、離席ボタン82というタッチキーが表示される(図4参照)。遊技客は、プリペイド価値のチャージのために離席したい場合には、離席ボタン82を押してから返却ボタン62を押してカード10を返却してもらってから、券売機3に向かう。離席ボタン82は、表示操作部47でなく、通常の押しボタンとして各台対応装置5の本体45に設けられてもよく、遊技客は、休憩等のために離席したいにも、離席ボタン82を押す。カード10を返却した各台対応装置5の制御部55は、遊技客による離席ボタン82の押下に応じて、この各台対応装置5に離席ロックを設定する。
離席ロックが設定された各台対応装置5では、離席ボタン82の押下時に受け付けていたカード10と同じカードIDのカード10を受け付けない限り、制御部55が、表示操作部47の操作やカード10の挿入や紙幣の入金等を無視する。離席ロックが設定された各台対応装置5では、離席ボタン82の押下時に受け付けていたカード10と同じカードIDのカード10を受け付けると、制御部55が、離席ロックを解除する。そのため、券売機3においてプリペイド価値をチャージしてきた遊技客は、元の各台対応装置5に同じカード10を挿入して、この各台対応装置5に対応する遊技台2での遊技を再開することができる。各台対応装置5において離席ロックが設定されているか解除されているかについては、管理装置4の記憶部42において記憶されている。
券売機3においてプリペイド価値をチャージしたい遊技客が、離席ロックを忘れてしまい、各台対応装置5において離席ボタン82を押さずにカード10を返却してもらって、この各台対応装置5から離れてしまうことが想定される。この遊技客がカード10を券売機3のカード出入口17に挿入したタイミング(その後の入金のタイミングでもよい)において、券売機3の制御部20は、このカード10を直前まで受け付けていた各台対応装置5に関する情報を管理装置4に問い合わせる。券売機3から問い合わせを受けた管理装置4の制御部40は、この各台対応装置5および対応する遊技台2について記憶している管理情報を参照して、当該管理情報が、例えば以下の条件(1)〜(3)を満たすか否か確認する。
・条件(1):各台対応装置5において、紙幣が入金されたりカード10が挿入されたりすることによって、別の遊技客の価値が現在発生していないこと。
・条件(2):遊技台2において、現在、別の遊技客による遊技で負けて失われた遊技媒体(いわゆるアウト玉)が発生していないこと。
・条件(3):各台対応装置5において離席ロックが現在設定されていないこと。
このように条件(1)〜(3)の全てが満たされる場合、つまり、券売機3が受け付けているカード10を直前まで受け付けていた各台対応装置5が、当該カード10の持ち主とは異なる別の遊技客によって使用されていない場合には、管理装置4の制御部40は、この各台対応装置5に対して離席ロックを設定するようにロック命令を送信する。ロック命令には、券売機3が受け付けているカード10のカードIDが紐付けられている。ロック命令を受信した各台対応装置5の制御部55は、離席ロックを設定する。その後、券売機3でのチャージを終えた遊技客が、この各台対応装置5に戻ってきて、この各台対応装置5が、ロック命令に紐付けられたカードIDのカード10を受け付けると、この各台対応装置5の制御部55は離席ロックを解除する。ロック命令は、管理装置4の制御部40でなく、券売機3の制御部20によって各台対応装置5に送信されてもよい。
離席ロックには設定から解除までに設定時間があって、各台対応装置5の制御部55は、離席ロックの設定後に設定時間が経過すると、離席ロックを自動解除してもよい。ただし、離席ロックが設定された各台対応装置5を離れた遊技客がプリペイド価値をチャージするための手続きをしている券売機3においてエラーが発生した場合には、券売機3の制御部20は、この各台対応装置5に対して、設定時間の延長つまり離席ロックの延長をするように延長命令を送信する。延長命令は、券売機3から各台対応装置5に直接送信されてもよいし、管理装置4を経由してから各台対応装置5に送信されてもよい。
このように、券売機3においてエラーが発生した場合には、該当する各台対応装置5において離席ロックが自動延長されるので、この各台対応装置5が別の遊技客に使用されてしまう等のトラブルを防止できる。なお、券売機3においてエラーが発生した場合には、設定時間のカウントが中断されることによって離席ロックが延長されてもよく、このエラーが解消された場合には、その旨が管理装置4や各台対応装置5に送信されることによって、設定時間のカウントが再開されてもよい。さらに、券売機3においてプリペイド価値をチャージするための手続きをしている遊技客が、券売機3の表示操作部12を操作すること等によって、延長命令が各台対応装置5に送信されてもよい。
カード10の1枚あたりの原価が、カード10に関連付けることができるプリペイド価値の最小値(例えば100円)よりも高い場合が想定される。この場合において、プリペイド価値の最小値が関連付けられた状態で券売機3から新規発行されたカード10が、新規発行後に使用されずに廃棄されたり持ち帰られたりすると、遊技店が不利益を被るおそれがある。そこで、券売機3において新規のカード10を発行する場合には、券売機3の制御部20は、前述したように新たに購入されたプリペイド価値をカード10のカードIDに関連付けて管理装置4に送信する際に、このカード10が新規のカードである旨も管理装置4に送信する。これに応じて、管理装置4の制御部40は、前述した第1テーブル43とは別の第2テーブル85(図5参照)に、券売機3から受信した新規発行のカード10についてのプリペイド残額およびカードIDを新たに登録し、このカード10を発行済未使用カードとして管理する。
発行済未使用カードとされるカード10が各台対応装置5に受け付けられた旨(つまり、このカード10のカードID)が、管理装置4に送信されると、管理装置4の制御部40は、第2テーブル85において当該カード10に関する情報を削除するので、このカード10は、発行済未使用カードでなくなる。第2テーブル85に登録される発行済未使用カードの件数(カードIDの数)が、設定件数まで増加すると、管理装置4の制御部40は、警報を発してもよい。この警報は、賞品交換装置6や、係員が携帯するインカム(無線機)等から係員に伝えられる。また、例えば設定金額(カード10の1枚あたりの原価等)未満のプリペイド価値しか関連付けられないカード10が所定時間内のインターバルにて連続で新規発行される度に、券売機3や管理装置4によってカウントされ、そのカウント値が所定値まで増加した場合にも警報が発せられてもよい。これにより、遊技店の不利益につながり得る発行済未使用カードの大量発行や連続発行を防止することができる。
なお、遊技店に設置されたカメラを用いた顔認証等によって、同一人物が発行済未使用カードを大量発行したり連続発行したりしている場合に、前述の警報が発せられてもよい。また、第2テーブル85には、前述した設定金額未満のプリペイド価値が関連付けられたカード10の情報だけが登録されてもよい。また、各台対応装置5での使用後にプリペイド残額が少なくなったカード10も、発行済未使用カードと同様に管理してもよい。
遊技店の運用によっては、最低入金額を設定し、券売機3において、最低入金額未満のプリペイド価値を新規のカード10に関連付けること(以下では「少額発行」という)ができないようにしてもよい。例えば、券売機3の表示操作部12には、最低入金額以上の入金が必要である旨が表示されてもよい。最低入金額は、券売機3が対応する貸出レートの貸出単位(通常レートの場合には500円であり、低レートの場合には200円である)に基づいて設定されてもよい。少額発行は、時間帯に応じて禁止または許可されてもよい。例えば、少額発行は、遊技店において朝一の営業開始時では禁止されて、遊技客が帰り始める夕方では許可されてもよい。また、当日の投資額(現金や持遊技媒体等の消費額)が一定以上の遊技客については、少額発行が許可されてもよい。さらに、係員による表示操作部12の操作によって、少額発行の禁止または許可を手動で設定できてもよい。
前述したように、遊技台2での遊技後に各台対応装置5から返却されたカード10にプリペイド価値が残っている場合には、このカード10の持ち主である遊技客は、精算機7に赴いてプリペイド価値を精算する必要がある。特に、遊技客がプリペイド価値を全て使い切ったと思っていても、前述したように貸出単位未満の端数分のプリペイド価値が残っていると、遊技客にとって、精算する手間が煩わしい。
そこで、券売機3では、受け付けたカード10にプリペイド価値を関連付ける際に、その後の遊技で端数が発生しないように、貸出単位の整数倍に相当するプリペイド価値を関連付けるようにしてもよい。この場合、貸出単位の整数倍に相当するプリペイド価値よりも多い貨幣が券売機3に入金されると、券売機3の制御部20は、差額(=入金額−貸出単位の整数倍に相当するプリペイド価値)を釣銭として紙幣出金口15や硬貨出金口16から返却する。つまり、入金額のうちプリペイド価値の端数になってしまう額の貨幣は、プリペイド価値としてチャージされずに現金として遊技客に自動返却され、ちょうど使いきれるプリペイド価値だけがカード10に関連付けられる。
制御部20が前述した差額を算出する際の基準となる貸出単位は、遊技客による表示操作部12の操作によって指定されてもよい。この場合、貸出単位そのものが指定されてもよいし、当該貸出単位を適用する遊技台2の種類や識別情報(いわゆる台番号等)、当該遊技台2の集まりである遊技島の識別情報が特定されることによって、貸出単位が指定されてもよい。または、券売機3の制御部20は、現在受け付けているカード10を直前まで受け付けていた遊技台2に適用されている貸出単位を管理装置4に問い合わせることによって、この貸出単位に基づいて差額を算出してもよい。また、券売機3では、入金時に前述した差額が発生する場合に、制御部20が、この差額を零にするためにさらに追加で入金すべき追加入金額を算出して、表示操作部12での報知等によって、顧客に追加入金額の入金を促してもよい。
また、券売機3が複数設置される場合があり、これらの券売機3を設定変更(初期設定も含む)するときには、通常では、設定データを含む設定変更命令が管理装置4から各券売機3に一斉配信されて、各券売機3が設定データに基づいて設定変更されることが想定される。ただし、管理装置4がLAN34から切り離されたときや、管理装置4が各券売機3の設定変更に対応しない場合には、係員がそれぞれの券売機3を1つずつ設定変更しなければならず、全ての券売機3の設定変更を終えるのに手間がかかる。
そこで、例えば、設定データを配信するための設定配信用IPアドレス(いわゆるマルチキャストアドレス)を各券売機3に割り当てておいて、係員がいずれか1つの券売機3に携帯記憶媒体等によって設定データを入力して設定変更すれば、当該1つの券売機3の制御部20が、設定配信用IPが割り当てられた全ての券売機3に設定データを配信する。設定データが配信された券売機3では、係員が関与しなくても、自動的に設定変更が行われる。このようなマルチキャストによって全ての券売機3を一斉に設定変更すれば、設定変更に要する時間を削減でき、設定変更に発生し得るミスを削減できる。また、任意の券売機3を設定変更すれば、残り全ての券売機3が設定変更されるので、複数の券売機3のなかで親機や子機を設定する手間を省ける。なお、マルチキャストによる設定変更は、各台対応装置5等の他の端末にも適用できる。
券売機3、各台対応装置5、賞品交換装置6および精算機7のそれぞれでは、貸出単位を下回ったプリペイド価値が関連付けられたカード10を受け付ける度に、前述した不足情報を報知してもよい。
また、券売機3において、紙幣入金口13と紙幣出金口15とが紙幣入出金口にまとめられてもよく、同様に、硬貨入金口14と硬貨出金口16とが硬貨入出金口にまとめられてもよい。
また、カード10に割り当てられる識別情報として、カード10のICチップの製造番号(IDm)を用いてもよい。
また、前述したプリペイド価値に関する様々な処理は、適宜組み合わせることができる。また、カード10に関連付けられる価値として、プリペイド価値以外に、電子マネー等が挙げられる。また、記憶媒体として、カード10の代わりに、遊技客の携帯端末(スマートフォン等)を使用してもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲において種々の設計変更を施すことが可能である。
1 記憶媒体処理システム
2 遊技台
3 券売機
5 各台対応装置
6 賞品交換装置
10 カード
12 表示操作部
13 紙幣入金口
14 硬貨入金口
17 カード出入口
20 制御部
22 カード処理部
47 表示操作部
48 カード出入口
55 制御部
57 カード処理部
62 返却ボタン
66 表示操作部
67 制御部
70 読取部

Claims (8)

  1. 価値が関連付けられる記憶媒体を受け付ける第1受付部と、
    前記第1受付部が受け付けた記憶媒体に関連付けられた価値を所定単位ずつ引き落とす度に、所定の貸出レートに応じた数の遊技媒体を貸し出す貸出部と、
    記憶媒体に関連付けられた価値が前記所定単位を下回った場合に、当該記憶媒体に関連付けられた価値の不足に関する不足情報を報知する報知部とを含む、記憶媒体処理システム。
  2. 前記第1受付部、前記貸出部および前記報知部を有し、各遊技台に1対1にて対応して設けられる各台対応装置を含み、
    前記第1受付部が受け付けた記憶媒体に関連付けられた価値が前記所定単位を下回ったことに応じて、前記報知部が前記不足情報を報知する、請求項1に記載の記憶媒体処理システム。
  3. 前記第1受付部と、前記貸出部と、前記報知部と、前記第1受付部によって受け付けられた記憶媒体の返却のために操作される操作部とを有し、各遊技台に1対1にて対応して設けられる各台対応装置を含み、
    前記第1受付部が受け付けた記憶媒体に関連付けられた価値が前記所定単位を下回った場合において、前記操作部が操作されたことに応じて、前記報知部が前記不足情報を報知する、請求項1または2に記載の記憶媒体処理システム。
  4. 前記不足情報が、前記貸出レートでの前記価値の不足分についての情報を含む、請求項2または3に記載の記憶媒体処理システム。
  5. 前記不足情報が、前記貸出レートとは異なる別の貸出レートでの前記価値の不足分についての情報を含む、請求項2〜4のいずれか一項に記載の記憶媒体処理システム。
  6. 前記各台対応装置とは別に設けられる処理装置であって、前記記憶媒体を受け付ける第2受付部と、前記報知部とを有する処理装置を含み、
    前記所定単位を下回った価値が関連付けられた記憶媒体が前記第2受付部によって受け付けられた場合に、当該報知部が、前記不足情報を報知する、請求項5に記載の記憶媒体処理システム。
  7. 前記処理装置が、前記貸出レートおよび前記別の貸出レートの少なくともいずれかを取得する取得部を有する、請求項6に記載の記憶媒体処理システム。
  8. 前記処理装置が、入金を受け付ける入金部と、前記入金部が受け付けた入金の額の範囲内の価値を、前記第2受付部によって受け付けられた記憶媒体に関連付ける処理を行う処理部とを有する、請求項6または7に記載の記憶媒体処理システム。
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