JP2014199634A - 情報端末装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両よりも新しく開発された情報端末装置やアプリであっても認証可能とする。【解決手段】情報端末装置のプログラムあるいは情報端末装置自身を、情報端末装置に記憶した認証データを用いて認証し、プログラムあるいは情報端末装置が認証されていない場合には、認証された場合よりも、車両との間の通信を制限する。こうすれば、車両に接続した情報端末装置あるいはプログラムが認証されていなければ車両との通信が制限されるので、他の車載機器の動作に悪影響を与えることを回避できる。また、公衆通信回線網に接続して最新の認証データを取得すれば、新しく開発された情報端末装置やプログラムも認証することができる。【選択図】図5
Description
本発明は、車両に接続して用いられる情報端末装置に関する。
近年では、スマートフォンやタブレット端末などの情報端末装置が広く普及している。この情報端末装置は、片手で容易に持ち運べる程度の大きさでありながら広い表示画面を備えており、更に、高性能の演算素子(CPUなど)を搭載することによって高度な描画性能や高い処理速度を実現している。また、情報端末装置は、アプリケーションプログラム(以下、単に「アプリ」と略称する)をインストールすることによって新たな機能を追加することも可能である。そこで、情報端末装置を車両に接続して、車両に搭載されている各種の機器(カーナビゲーションシステムなど)と連携させることが提案されている(特許文献1)。
もっとも、車両に接続した情報端末装置が異常な動作をして他の車載機器に悪影響を与えることが無いように、情報端末装置が認証された場合に接続を許可するようにした技術が提案されている(特許文献2)。また、情報端末装置に記憶されているアプリを認証して、認証が得られなければアプリが起動できないようにする技術も提案されている(特許文献3)。
しかし、提案されている技術では、新しく開発された情報端末装置を車両に接続しようとすると、認証が得られずに接続が拒否されてしまったり、あるいは新しいアプリ(プログラム)を使おうとすると、認証が得られないために起動できなかったりするために、新しい情報端末装置やアプリを使用することができないという問題があった。
これは次のような理由による。先ず、情報端末装置やアプリの認証は、車両側の制御装置に記憶された認証データを用いて行われる。この認証データは、制御装置が実行するプログラムや、プログラムが参照する各種データと共に制御装置内のROMに記憶されており、ROMごと交換するのでない限り認証データを変更することはできない。そして、認証データがROMに記憶された以降に開発された情報端末装置やアプリ(プログラム)は、その認証データでは認証することができないので、接続が拒否されてしまったり、起動できなかったりする。このため、新しく開発された情報端末装置やアプリを使用することができないという問題があった。
これは次のような理由による。先ず、情報端末装置やアプリの認証は、車両側の制御装置に記憶された認証データを用いて行われる。この認証データは、制御装置が実行するプログラムや、プログラムが参照する各種データと共に制御装置内のROMに記憶されており、ROMごと交換するのでない限り認証データを変更することはできない。そして、認証データがROMに記憶された以降に開発された情報端末装置やアプリ(プログラム)は、その認証データでは認証することができないので、接続が拒否されてしまったり、起動できなかったりする。このため、新しく開発された情報端末装置やアプリを使用することができないという問題があった。
この発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、情報端末装置やアプリを認証することによって他の車載機器の動作に悪影響を与えることを回避しつつ、それでいながら、新しく開発された情報端末装置やアプリも認証可能とする技術の提供を目的とする。
上述した問題を解決するために本発明の情報端末装置は、情報端末装置に記憶されているプログラム、あるいは情報端末装置自身の少なくとも一方を認証するための認証データを記憶しており、この認証データを用いてプログラムあるいは情報端末装置自身の少なくとも一方を認証する。そして、プログラムあるいは情報端末装置が認証されていない場合には、認証された場合よりも、車両との間の通信を制限する。
こうすれば、情報端末装置を車両に接続しても、その情報端末装置あるいはプログラムが認証されていなければ車両との間での通信が制限されるので、他の車載機器の動作に悪影響を与えることを回避することができる。その一方で、公衆通信回線網に接続して最新の認証データを取得すれば、新しく開発された情報端末装置やプログラムも認証することが可能となる。
また、上述した本発明の情報端末装置においては、認証されていない情報端末装置またはプログラムの通信を制限するに際しては、通信内容を制限することとしてもよい。
車両との間での通信を制限するに際しては、通信内容に拘わらず全ての通信を拒絶してもよいが、予め許可された内容の通信は許可することとしておけば、認証されていない情報端末装置またはプログラムも車両に接続することが可能となる。また、この場合、許可する通信内容を、他の車載機器の動作に悪影響を与える虞のない内容に設定しておけば、認証されていない情報端末装置またはプログラムが接続されたことによる弊害の発生も回避することができる。
また、上述した本発明の情報端末装置においては、車両に接続されたことを検知すると、認証されていないプログラムが起動されることを禁止するようにしてもよい。
こうすれば、情報端末装置が車両に接続されている状態では、認証されていないプログラムは起動しないので、他の車載機器に悪影響を与える虞を回避することができる。
また、上述した本発明の情報端末装置においては、車両の状態を取得して、認証されたプログラムについては、車両の状態に応じて通信を制限することとしてもよい。
こうすれば、認証されたプログラムであっても、車両の状態に応じて、他の車載機器に悪影響を与える虞がある場合には通信を制限することができる。このため、認証されたプログラムの動作をよりきめ細かく管理することが可能となる。
また、上述した本発明の情報端末装置においては、車両との間では暗号化された状態で通信することとしてもよい。尚、「暗号化された状態での通信」には、暗号化されたデータを通信する場合に限れない。たとえば、暗号化されていないデータを非公開の通信プロトコルを用いて通信する場合も含まれる。
こうすれば、情報端末装置のプログラムが通信手段を介さずに車両と通信しようとしても、暗号化された状態で通信することができないので、車両側では、通信手段を介さずに行われた通信であることを認識することができる。このため、認証されていないプログラムが通信手段を介さずに車両と通信して、他の車載機器に悪影響を与えることを回避することが可能となる。
以下では、上述した本願発明の内容を明確にするために実施例について説明する。
A.装置構成 :
A−1.ハードウェア構成 :
図1には、本実施例の情報端末装置100を含む車両制御システム1の概要が示されている。図1(a)に示されるように車両制御システム1は、スマートフォンやタブレット端末などの情報端末装置100を、アダプター120を介して車両のダッシュボード10に装着して使用する。また、車両のセンターコンソール3上には、手元入力装置40が搭載されている。手元入力装置40は、円板形状の本体部40aと、本体部40aの上面中央に突設された選択部40bとを備えている。本体部40aは、前後左右にスライドさせたり、あるいは回転させたりすることが可能となっており、選択部40bは、押し下げることが可能となっている。車両の運転者は、車両に搭載された各種機器(オーディオ装置や、カーナビゲーション装置など)に対する種々の操作を、手元入力装置40を用いて直感的に行うことが可能である。
A.装置構成 :
A−1.ハードウェア構成 :
図1には、本実施例の情報端末装置100を含む車両制御システム1の概要が示されている。図1(a)に示されるように車両制御システム1は、スマートフォンやタブレット端末などの情報端末装置100を、アダプター120を介して車両のダッシュボード10に装着して使用する。また、車両のセンターコンソール3上には、手元入力装置40が搭載されている。手元入力装置40は、円板形状の本体部40aと、本体部40aの上面中央に突設された選択部40bとを備えている。本体部40aは、前後左右にスライドさせたり、あるいは回転させたりすることが可能となっており、選択部40bは、押し下げることが可能となっている。車両の運転者は、車両に搭載された各種機器(オーディオ装置や、カーナビゲーション装置など)に対する種々の操作を、手元入力装置40を用いて直感的に行うことが可能である。
また、図1(b)に示されるように、スマートフォン100a型の情報端末装置100に対してはスマートフォン100a用のアダプター120aが用意されており、タブレット端末100b型の情報端末装置100に対してはタブレット端末100b用のアダプター120bが用意されている。そして、何れの場合も、情報端末装置100(100a,100b)をアダプター120(120a,120b)に装着すると、アダプター120に設けられた接続端子122が情報端末装置100の図示しない接続端子に接続される。ダッシュボード10には、アダプター120を装着するための凹部12が形成されており、凹部12の中央には、近接無線通信を行う無線端子14が内蔵されている。また、アダプター120には、凹部12に取り付けられると無線端子14との間で近接無線通信が可能となる位置に、無線端子124(図2参照)が内蔵されている。
図2には、情報端末装置100を含む車両制御システム1のブロック図が示されている。また、図2には、アダプター120の内部構造も示されている。図示されるようにアダプター120には中継部126が内蔵されており、接続端子122や無線端子124は中継部126に接続されている。更に、無線端子124は、車両のダッシュボード10側の無線端子14との間で無線通信を行う無線通信部124aと、無線受電を行う無線受電部124bとを備えている。
ダッシュボード10の凹部12に内蔵された無線端子14は、無線通信部14aと無線受電部14bとを備えており、無線通信部14aは通信制御装置20に接続され、無線受電部14bは給電制御装置22に接続されている。このため、情報端末装置100を収容したアダプター120をダッシュボード10の凹部12に装着すると、情報端末装置100は、通信制御装置20と通信することが可能となり、また、給電制御装置22から電力の供給を受けて、図示しない内蔵バッテリーに充電することが可能となる。
また、車両側には、エンジンの制御を行うエンジン制御装置24や、トランスミッションの変速動作を制御する変速機制御装置26、ボデー制御装置28、メーター制御装置30、空調装置32、オーディオ装置34、車載カメラ36、手元入力装置40なども搭載されている。ここでボデー制御装置28は、キーレスエントリー制御や、タイヤ空気圧検出、ライトセンサー検出、レインセンサー検出、レーダー制御などを行う。また、メーター制御装置30は、ダッシュボード10のインスツルメントパネルに搭載されたタコメーターや、車速メーター、水温計、距離計などを制御する。更に、通信制御装置20や、給電制御装置22、エンジン制御装置24、変速機制御装置26、ボデー制御装置28、メーター制御装置30、空調装置32、オーディオ装置34、車載カメラ36、手元入力装置40は、バス38によって相互にデータをやり取り可能に接続されている。
図3には、情報端末装置100の大まかな内部構造が示されている。図示されるように情報端末装置100には、インターネットや携帯電話回線などの公衆通信回線網3に無線で接続する無線接続部102や、所定の端子を備えたケーブルを介して外部機器に接続する有線接続部104や、情報端末装置100の動作を制御するCPU106や、各種のプログラムやデータを記憶するメモリー108を内蔵している。このため情報端末装置100は、無線接続部102を介して公衆通信回線網3に接続し、公衆通信回線網3上のサーバー4から各種のプログラムやデータをダウンロードして、メモリー108に記憶しておくことができる。また、情報端末装置100をアダプター120に収容すると、有線接続部104がアダプター120の接続端子122に接続される。
A−2.ソフトウェア構成 :
図4には、情報端末装置100に内蔵されたソフトウェアの構成が示されている。情報端末装置100には、情報端末装置100の基本的な動作を制御するOS(オペレーティングシステム)110と呼ばれるプログラムや、このOS110の下で動作する各種のアプリケーションプログラム(アプリ)が組み込まれている。OS110は、たとえば情報端末装置100の操作者が所望のアプリの起動を指定すると、そのことを検出して指定されたアプリを起動させる制御を行う。また、OS110は、実行中のアプリから他のアプリを起動させる旨の要求を受け付けると、要求されたアプリを起動させる制御も行う。更に、OS110は、公衆通信回線網3に接続して各種のプログラムやデータをダウンロードし、メモリー108に記憶する一連の動作も制御する。
図4には、情報端末装置100に内蔵されたソフトウェアの構成が示されている。情報端末装置100には、情報端末装置100の基本的な動作を制御するOS(オペレーティングシステム)110と呼ばれるプログラムや、このOS110の下で動作する各種のアプリケーションプログラム(アプリ)が組み込まれている。OS110は、たとえば情報端末装置100の操作者が所望のアプリの起動を指定すると、そのことを検出して指定されたアプリを起動させる制御を行う。また、OS110は、実行中のアプリから他のアプリを起動させる旨の要求を受け付けると、要求されたアプリを起動させる制御も行う。更に、OS110は、公衆通信回線網3に接続して各種のプログラムやデータをダウンロードし、メモリー108に記憶する一連の動作も制御する。
尚、本実施例の情報端末装置100では、公衆通信回線網3からアプリやデータをダウンロードしてメモリー108に記憶する制御や、アプリを起動する制御は、OS110が行っている。従って、本実施例ではOS110が、本発明における「取得手段」、「起動手段」、および「記憶手段」に対応する。
また、OS110の下で動作するアプリとしては、電子メールの送受信を行うメールアプリや、インターネット上のホームページを閲覧する閲覧アプリ、電子データの形態で記憶された音楽を再生する音楽再生アプリなどが記憶されている。これらのアプリは、公衆通信回線網3からダウンロードして、適宜、追加して記憶することができる。更に、本実施例の情報端末装置100は車両に接続して用いることも可能であり、車両に接続して用いられることを前提としたアプリも記憶されている。たとえば、図4中に示したアプリAは、エンジンを始動させたり停止させたりするアプリである。また、アプリBは、エンジン回転速度や車速などを、情報端末装置100の画面上に表示するアプリである。これら車両に接続して用いられることを前提としたアプリについても、公衆通信回線網3からダウンロードして、適宜、追加して記憶することができる。
加えて、本実施例の情報端末装置100には、車両側の通信制御装置20と通信するためのアプリ(専用通信アプリ112)も記憶されている。この専用通信アプリ112は、通信制御装置20との間でデータを暗号化して通信する機能を有している。そして、通信制御装置20から暗号化されたデータを受け取ると、そのデータを解読した後、OS110を介して他のアプリに供給する。また、通信制御装置20は、無線端子14から受け取ったデータについては所定の方法で解読しようとするので、暗号化されていないデータや、異なる方法で暗号化されたデータを受け取っても、それらのデータを理解することができない。このため情報端末装置100に記憶された各種のアプリが車両側の通信制御装置20と通信する場合には、必ず専用通信アプリ112に対して通信を依頼する必要がある。
尚、本実施例では、情報端末装置100側の専用通信アプリ112と、車両側の通信制御装置20とは暗号化された状態で通信するものとして説明するが、情報端末装置100のアプリが専用通信アプリ112を介さず直接に通信制御装置20と通信することができない状態を実現できるのであれば、暗号化せずに通信してもよい。たとえば、通信制御装置20が無線端子14を介して通信する場合には、非公開のプロトコルを用いて通信するようにして、専用通信アプリ112がプロトコルを変換するようにしてもよい。
加えて、本実施例の専用通信アプリ112は、通信を依頼してきたアプリを認証して、通信を制限する機能も有している。すなわち、図5に例示されているように、情報端末装置100に記憶された他のアプリから通信が依頼されると、メモリー108に記憶されている認証データを参照して、そのアプリを認証する。その結果、認証が得られた場合には、そのアプリからの要求に従って、通信制御装置20との間で通信を中継する。図5に示した例では、アプリAやアプリBについては認証が得られているため、専用通信アプリ112は通信制御装置20との間での通信を中継している。これに対してアプリCについては認証が得られていないため、専用通信アプリ112は、通信制御装置20との間での通信を制限する。
尚、通信を制限する際には、全く通信を受け付けないこととしても良いし、通信の内容に応じて通信を受け付けないようにしても良い。この点については、後述する。また、以上の説明では、専用通信アプリ112が他のアプリから通信を依頼される度に、そのアプリを認証するものとして説明したが、予め認証しておいても良い。すなわち、公衆通信回線網3を介してアプリがダウンロードされた際に、あるいはダウンロードされたアプリがOS110によって起動可能な状態でメモリー108に記憶される際(いわゆるインストールされる際)にアプリを認証して、その結果を予めメモリー108に記憶しておいても良い。この点についても、後ほど詳しく説明する。尚、本実施例の専用通信アプリ112は、本発明における「認証手段」、「通信手段」、および「通信制限手段」に対応する。
以上のような機能に加えて、専用通信アプリ112は、車両に接続されたことを検知する機能(車両検知機能)や、後述するホーム画面を情報端末装置100の画面上に表示する機能(ホーム画面表示機能)、更には、後述するように情報端末装置100に対する入力方法を切り換える機能(入力方法切換機能)も有している。図6には、専用通信アプリ112が有する主な機能がまとめられている。本実施例の専用通信アプリ112は、これらの機能を用いて以下のような処理を行う。
B.専用通信処理 :
図7には、本実施例の専用通信アプリ112が実行する専用通信処理のフローチャートが示されている。専用通信処理(S100)では、先ず始めに、情報端末装置100が車両に装着されたか否かを判断する(S102)。図1および図2を用いて前述したように、情報端末装置100は接続端子122を介してアダプター120と接続されており、車両のダッシュボード10に設けられた凹部12にアダプター120を装着すると、アダプター120の無線端子124と凹部12内の無線端子14とが近接して通信可能な状態となる。専用通信アプリ112は、この状態を検知することによって、情報端末装置100が車両に装着されたか否かを判断する(S102)。尚、本実施例では専用通信アプリ112が、本発明における「検知手段」に対応する。
図7には、本実施例の専用通信アプリ112が実行する専用通信処理のフローチャートが示されている。専用通信処理(S100)では、先ず始めに、情報端末装置100が車両に装着されたか否かを判断する(S102)。図1および図2を用いて前述したように、情報端末装置100は接続端子122を介してアダプター120と接続されており、車両のダッシュボード10に設けられた凹部12にアダプター120を装着すると、アダプター120の無線端子124と凹部12内の無線端子14とが近接して通信可能な状態となる。専用通信アプリ112は、この状態を検知することによって、情報端末装置100が車両に装着されたか否かを判断する(S102)。尚、本実施例では専用通信アプリ112が、本発明における「検知手段」に対応する。
その結果、無線端子124と無線端子14とが通信可能に近接していない場合は、車両に装着されていないと判断して(S102:no)、同様な判断を繰り返しながら待機状態となる。これに対して、無線端子124と無線端子14とが通信可能に接近したことを検出した場合には、情報端末装置100が車両に装着されたと判断して(S102:yes)、情報端末装置100が車両に装着されている場合に表示される所定のホーム画面を、情報端末装置100の画面上に表示する(S104)。図8には、情報端末装置100の画面上にホーム画面が表示された様子が例示されている。
続いて、専用通信アプリ112は、認証済みアプリのショートカットアイコンを、ホーム画面上に表示する(S106)。ここで、認証済みアプリとは、後述するアプリ認証処理で認証されて、情報端末装置100のメモリー108に予め記憶されているアプリである。また、後述するようにアプリ認証処理では、情報端末装置100が車両に装着された状態で使用されることを前提としたアプリが、認証を得られるようになっている。このため、ホーム画面上には、車両に装着されることを前提とするアプリのショートカットアイコンが表示される。図8(a)には、ホーム画面上に表示されたショートカットアイコン100cが例示されている。
その後、専用通信アプリ112は、通信制御装置20と通信することにより、車両の状態を取得する(S108)。ここで、車両の状態としては、車速や、エンジン回転速度、トランスミッションの変速位置などの情報を取得する。また、その他にも、前照灯の点灯状態や、空調の設定状態、オーディオ装置での設定音量など、必要に応じて種々の情報を取得することができる。尚、本実施例では専用通信アプリ112が、本発明における「車両状態取得手段」に対応する。
そして、ホーム画面上に表示されたショートカットアイコン100cの表示態様を、車両の状態に応じて変更する(S110)。この処理について、図8を参照して説明する。図8(a)では、4つのアプリ(アプリA、アプリB、アプリD、アプリF)のショートカットアイコン100cが表示されている。この状態では、何れのアプリについても、ホーム画面上でショートカットアイコン100cを選択することによって、対応するアプリを起動させることが可能である。これに対して図8(b)に示した例では、アプリFのショートカットアイコン100cが選択不能な表示態様に変更されている。このため、図8(b)に示した状態からはアプリFを起動させることができない。
また、詳細には後述するが、車両の状態に応じて何れのアプリが起動可能で、何れのアプリが起動できないかについての情報は、そのアプリが認証される際に判定されて、メモリー108に記憶されている。専用通信アプリ112は、この判定結果を読み出すことによって、ホーム画面上でのショートカットアイコン100cの表示態様を変更する。
例えば、動画を再生するアプリのように、車両が停止している際には動作させても構わないが、車両の走行中に動作させることが望ましくないアプリについては、アプリのインストール時にその旨が判定されてメモリー108に記憶される。そして、図8に例示したアプリFのように、ホーム画面上にショートカットアイコン100cが表示されるが、車両走行時には選択不能な状態となる。また、そのアプリが既に起動されていた場合は、車両の走行中は動作が中止された状態となる。
例えば、動画を再生するアプリのように、車両が停止している際には動作させても構わないが、車両の走行中に動作させることが望ましくないアプリについては、アプリのインストール時にその旨が判定されてメモリー108に記憶される。そして、図8に例示したアプリFのように、ホーム画面上にショートカットアイコン100cが表示されるが、車両走行時には選択不能な状態となる。また、そのアプリが既に起動されていた場合は、車両の走行中は動作が中止された状態となる。
ここで、専用通信アプリ112は、車両の状態に応じてアプリの起動を制限する処理を、次のような方法によって実現している。先ず、ホーム画面を表示する際には、一般的なアプリが画像を表示する場合と同様に、その旨の要求をOS110に対して行うことでホーム画面を表示する(図7のS104)。これに対して、ショートカットアイコン100cについては、OS110を介さずに専用通信アプリ112が表示する(S106)。このためOS110は、ホーム画面上でアプリ(たとえば、図8のアプリA)のショートカットアイコン100cが選択された場合でも、ホーム画面上の対応する箇所が選択されたことは認識できるものの、その箇所に何れのアプリのショートカットアイコン100cが表示されているのかは認識することができない。何故なら、OS110は、ホーム画面は表示するものの、ホーム画面上のショートカットアイコン100cは表示していないからである。
これに対して、専用通信アプリ112は、ショートカットアイコン100cを表示しているので、ホーム画面上で選択された箇所に関する情報をOS110から受け取ると、何れのアプリが選択されたのかを認識することができる。そして、選択されたアプリが起動可能なアプリであった場合には、OS110に対して、そのアプリを起動する旨の要求を伝達するが、起動可能なアプリでなかった場合には、起動する旨の要求を伝達しない。また、アプリを起動した後に車両の状態が変化した場合には、専用通信アプリ112からOS110に対して、そのアプリの実行を中断するように要求しても良い。
尚、専用通信アプリ112は、認証されていないアプリについてはホーム画面上に表示しないので、認証されていないアプリが起動されることはない。従って、本実施例の専用通信アプリ112は、本発明における「起動禁止手段」に対応する。
更に、専用通信アプリ112は、情報端末装置100上で起動したアプリに対する入力方法を車両の状態に応じて変更する(S112)。すなわち、情報端末装置100には、情報端末装置100の本来の入力ディバイス(例えば、タッチパネル操作や、ボタン操作)が搭載されており、通常はこれらの入力ディバイスを用いて入力する。しかし、これら入力ディバイスを用いた入力方法は、情報端末装置100の通常の使用形態では好ましい入力方法であるが、車両に装着して用いる場合には、必ずしも好ましい方法とは限らない。例えば、ページをめくるようなワイプ動作や、指先で物を弾くフリック動作、物を摘むようなピンチイン動作、ピンチイン動作とは逆のピンチアウト動作などのように、スマートフォン100aやタブレット端末100bで広く用いられるタッチパネル操作は、操作者が思わず画面を注視してしまう傾向がある。従って、情報端末装置100が車両に装着されている間は、車両に搭載された入力ディバイス(本実施例では手元入力装置40)を用いて、各種の情報を入力できるようにした方がよいと考えられる。
そこで専用通信アプリ112は、情報端末装置100が車両に装着されると、情報端末装置100に搭載された本来の入力ディバイス(例えば、上述のタッチパネル操作や、ボタン操作)による操作を制限して、手元入力装置40による操作を受け付ける。尚、情報端末装置100に搭載された本来の入力ディバイスによる操作を全面的に受け付けないようにすることもできるが、一部の操作(運転者が画面を注視する虞のないボタン操作など)については受け付けるようにしても良い。
もっとも、トランスミッションの変速位置がパーキング位置にある場合や、パーキングブレーキが掛かっている場合や、車速が時速0キロメートルであった場合のように、車両が停車しており、情報端末装置100の操作者が画面を注視しても構わない状況では、上述したタッチパネル操作によって情報端末装置100を操作しても問題は生じない。
そこで専用通信アプリ112は、車両の状態に応じて、情報端末装置100に搭載された本来の入力ディバイス(例えば、上述のタッチパネル操作や、ボタン操作)による操作を受け付けずに、手元入力装置40による操作を受け付ける状態と、情報端末装置100の本来の入力ディバイスによる操作を受け付けて、手元入力装置40による操作を受け付けない状態とを切り換える。尚、本実施例では、情報端末装置100が車両の装着されている場合は、車両に搭載された手元入力装置40からの操作を受け付けるものとしているが、手元入力装置40に限らず、例えば、遠隔操作用コマンダや、ステアリングスイッチからの操作を受け付けるようにしても良い。
そこで専用通信アプリ112は、車両の状態に応じて、情報端末装置100に搭載された本来の入力ディバイス(例えば、上述のタッチパネル操作や、ボタン操作)による操作を受け付けずに、手元入力装置40による操作を受け付ける状態と、情報端末装置100の本来の入力ディバイスによる操作を受け付けて、手元入力装置40による操作を受け付けない状態とを切り換える。尚、本実施例では、情報端末装置100が車両の装着されている場合は、車両に搭載された手元入力装置40からの操作を受け付けるものとしているが、手元入力装置40に限らず、例えば、遠隔操作用コマンダや、ステアリングスイッチからの操作を受け付けるようにしても良い。
続いて、専用通信アプリ112は、情報端末装置100に記憶されている他のアプリや、通信制御装置20からの通信要求があったか否かを判断する(S114)。その結果、通信要求が無かった場合は(S114:no)、S108に戻って再び車両の状態を取得した後、続く上述した一連の処理(S110、S114)を繰り返す。これに対して、通信要求があったと判断した場合は(S114:yes)、車両側の通信制御装置20との間で通信するための車両間通信処理(S200)を開始する。
図9には、車両間通信処理のフローチャートが示されている。この処理は、上述したように、情報端末装置100のアプリあるいは通信制御装置20からの通信要求を専用通信アプリ112が検出すると、専用通信アプリ112によって実行される。
図示されるように車両間通信処理を開始すると、先ず始めに、専用通信アプリ112は、検出した通信要求の内容が、情報端末装置100のアプリから車両側の通信制御装置20に向かって、コマンドやデータなどの送信を要求するものであるか否かを判断する(S202)。その結果、車両側への送信を要求する内容であった場合は(S202:yes)、送信を要求してきたアプリが認証済みのアプリであるか否かを判断する(S204)。詳細には後述するが、情報端末装置100のアプリは、公衆通信回線網3からダウンロードされる際に、あるいはOS110から起動可能な状態でメモリー108に記憶される際に認証されて、認証が得られたアプリは認証済みアプリとしてメモリー108に記憶される。従って、専用通信アプリ112はメモリー108を参照することによって、送信を要求してきたアプリが認証済みアプリであるか否かを直ちに判断することができる。
その結果、認証済みアプリと判断した場合には(S204:yes)、今度は、アプリから要求された内容が、アプリ毎に定められた許容範囲内の内容であるか否かを判断する(S206)。詳細には後述するが、認証済みアプリに対する許容範囲は、アプリを認証する際に予め設定されてメモリー108に記憶されている。その結果、アプリから要求された内容が許容範囲内の要求であった場合には(S206:yes)、要求された内容を暗号化した後、車両側の通信制御装置20に送信する(S208)。これに対して、アプリから要求された内容が許容範囲内の要求ではなかった場合は(S206:no)、要求を拒否する旨をアプリに向かって返信した後(S210)、図9の車両間通信処理を終了して、図7の専用通信処理に復帰する。従って、この場合は、専用通信アプリ112がアプリからの要求を通信制御装置20に送信することはない。
また、車両への送信を要求してきたアプリが認証済みアプリでなかった場合も(S204:no)、要求を拒否する旨をアプリに向かって返信した後(S210)、図9の車両間通信処理を終了する。尚、本実施例では、認証済みでないアプリについては一律に要求を拒否するものとして説明するが、認証済みでないアプリについても要求内容を判断して、限られた要求内容(たとえば、エンジン回転速度や車速などの一般的な情報を要求する旨の内容)であった場合には、その要求を暗号化して通信制御装置20に送信するようにしてもよい。
以上では、図7のS114で専用通信アプリ112が通信要求を検出し、その内容が、情報端末装置100のアプリから車両側に向かってコマンドやデータなどの送信を要求するものであった場合(S202:yes)について説明した。これに対して、アプリから車両側への送信要求ではなかった場合は(S202:no)、車体側の通信制御装置20から情報端末装置100のアプリに対して、何らかのコマンドあるいはデータの送信を要求していることになる。
そこで、S202で「no」と判断した場合は、続いて、送信する対象のアプリが認証済みアプリであるか否かを判断する(S212)。その結果、認証済みアプリへの送信要求であると判断したら(S212:yes)、今度は、送信する内容が認証済みアプリ毎に定められた許容範囲内の内容であるか否かを判断する(S214)。そして、許容範囲内の内容であった場合には(S214:yes)、通信制御装置20から暗号化された状態で受け取ったデータを解読した後、解読したデータを対象のアプリに送信する(S216)。これに対して、通信制御装置20がアプリに向かって送信しようとしている内容が許容範囲内の内容ではないと判断した場合は(S214:no)、要求を拒否する旨を通信制御装置20に向かって返信した後(S218)、図9の車両間通信処理を終了して図7の専用通信処理に復帰する。従って、この場合は、専用通信アプリ112が通信制御装置20からの出力要求を、情報端末装置100のアプリに送信することはない。
また、通信制御装置20が送信しようとするアプリが認証済みアプリでなかった場合も(S212:no)、要求を拒否する旨をアプリに向かって返信した後(S218)、図9の車両間通信処理を終了する。尚、ここでは、通信制御装置20が送信しようとするアプリが認証済みアプリでなかった場合には、一律に要求を拒否するものとして説明した。しかし、認証済みでないアプリに送信する場合にも、送信しようとする内容を判断して、限られた内容(たとえば、エンジン回転速度や車速などの一般的な情報を送信する内容)であった場合には、その送信内容を解読してアプリに送信するようにしてもよい。
専用通信アプリ112は、以上のようの車両間通信処理を終了すると、図7の専用通信処理に復帰する。そして、専用通信処理を終了するか否かを判断する(S116)。たとえば、情報端末装置100に設けられた所定のホームボタン(図示は省略)が押された場合、あるいは情報端末装置100がダッシュボード10の凹部12から取り外された場合には、専用通信処理を終了すると判断する(S116:yes)。これに対して、専用通信処理を終了しないと判断した場合は(S116:no)、S108に戻って再び車両の状態を取得した後、続く上述した一連の処理(S110〜S116、S200)を繰り返す。
以上に説明したように、専用通信処理では、予め記憶されているアプリの認証結果に基づいて、認証済みアプリのショートカットアイコン100cをホーム画面上に表示する(図8(a)参照)。また、ホーム画面上に表示されたショートカットアイコン100cについては、車両の状態に応じてアプリを起動可能な表示態様と起動できない表示態様とを切り換えており(図8(b)参照)、この切り換えも、アプリの認証時に設定された内容に基づいて行われる。更に、専用通信処理の中で実行される図9の車両間通信処理では、認証済みアプリ毎に設定された許容範囲に応じて、要求された通信を中継するか否かを判断している。この認証済みアプリ毎に許容範囲も、アプリの認証時に設定されている。以下では、アプリの認証時に行われる処理(アプリ認証処理)について説明する。
C.アプリ認証処理 :
図10には、アプリ認証処理(S300)のフローチャートが示されている。この処理は、情報端末装置100が公衆通信回線網3からアプリをダウンロードし、あるいはダウンロードしたアプリをOS110から起動可能な状態でメモリー108に記憶すると、専用通信アプリ112が実行する処理である。
図10には、アプリ認証処理(S300)のフローチャートが示されている。この処理は、情報端末装置100が公衆通信回線網3からアプリをダウンロードし、あるいはダウンロードしたアプリをOS110から起動可能な状態でメモリー108に記憶すると、専用通信アプリ112が実行する処理である。
アプリ認証処理を開始すると先ず始めに、メモリー108に記憶されている認証データを読み出す(S302)。ここで認証データとは、情報端末装置100に記憶されているアプリを認証するために用いられるデータである。尚、情報端末装置100自身を認証するためにも認証データを用いることができるが、この点については後述する。
そして、読み出した認証データを用いてアプリを認証し(S304)、続いて、認証が得られたか否かを判断する(S306)。認証データは、情報端末装置100が装着される車両の車両メーカーから供給されているので、仮に、そのアプリが車両メーカーによって認証されたアプリであれば、認証データを用いてアプリを認証することができる。そこで、アプリが認証された場合には(S306:yes)、そのアプリを、認証済みアプリとしてメモリー108に記憶する(S308)。続いて、アプリに書き込まれたクラスデータを取得する(S310)。ここでクラスデータとは、認証済みアプリに予め書き込まれているデータであり、クラスデータには、そのアプリを起動可能な車両の状態や、そのアプリに対する通信の許容範囲が設定されている。
図11には、クラスデータの内容が例示されている。図示されるように、本実施例のクラスデータは、大分類と小分類とを備えており、このうちの大分類はアプリを起動可能(あるいは動作可能)な車両の状態を表している。また、小分類は、アプリに対する通信の許容範囲を表している。たとえば、大分類「A」は、車両がパーキング状態の時には起動できるが、パーキング状態でなくなると起動あるいは動作できなくなるアプリであることを表している。また、大分類「B」は、車速が所定速度以下で起動あるいは動作可能なアプリであることを表しており、大分類「C」は、常に起動あるいは動作可能なアプリであることを表している。
また、小分類「0」は、手元入力装置40からアプリの起動や停止を指示する場合を除いて、車両と情報端末装置100との間でのデータの入出力を許可しないアプリであることを表している。このようなアプリは、動画再生アプリや音楽再生アプリなどのように、車両と情報端末装置100との間でのデータのやり取りを想定していないアプリが分類される。小分類「1」は、車両から標準的なデータ(たとえばエンジン回転速度や車速など)を出力することは許可されるが、その他の要求は許可されないアプリであることを表している。小分類「2」は、車両から出力することは許可されるが、アプリから車両に対する操作は許可されないアプリであることを表している。小分類「3」は、車両から出力することと、アプリから車両に対する標準的な操作(たとえば標準的なデータの出力を要求する操作)とが許可されるアプリであることを表している。小分類「4」は、車両からアプリ、あるいはアプリから車両に対する全ての要求が許可されるアプリであることを表している。
車両メーカーによって認証されたアプリには、このような大分類および小分類を示すクラスデータが予め書き込まれている。そこで、専用通信アプリ112はアプリが認証されると(図10のS306:yes)、そのアプリに書き込まれたクラスデータを読み出して(S310)、クラスデータに基づいてアプリを分類する(S312)。分類した結果は、図12に例示したように、認証済みアプリ毎にメモリー108に記憶される。たとえば、図中でアプリAに対して記憶された分類「C2」は、大分類が「C」で小分類が「2」であることを表している。
これに対して、アプリが認証できなかった場合は(S306:no)、アプリが認証できない旨を、情報端末装置100の画面に表示する(S314)。また、この場合、認証データを最新のデータにアップデートした後、アプリを再度ダウンロードするように促す旨を表示することが望ましい。これは、たとえそのアプリが車両メーカーによって認証されたアプリであっても、情報端末装置100に記憶されている認証データが古いために認証されない場合があるためである。また、車両メーカーが新たなアプリを認証した場合には、認証データをそのアプリに対応するデータに更新して、公衆通信回線網3に接続されたサーバーにアップしておく。こうすれば、情報端末装置100から公衆通信回線網3に接続してダウンロードした最新の認証データをメモリー108に記憶しておくことで、常に最新のアプリを認証することが可能となる。
また、上述した実施例では、認証データを用いてアプリを認証する場合について説明したが、全く同様にして情報端末装置100を認証することもできる。たとえば、未知の情報端末装置100に専用通信アプリ112および認証データがダウンロードされたものとする。専用通信アプリ112が起動されたら、認証データを用いてその情報端末装置100の型式を認証する。仮に、情報端末装置100が車両メーカーによって認証されていれば、認証が得られる筈である。そして、認証が得られなかった場合には、専用通信アプリ112は通信制御装置20との通信を中継しないようにすればよい。こうすれば、車両メーカーが認証していない型式の情報端末装置100が接続されて、意図しない操作が行われることを回避することができる。
更に、上述した実施例では、ダッシュボード10に情報端末装置100が装着されるものとして説明した。しかし、情報端末装置100を装着する箇所はダッシュボード10に限られるものではない。たとえば、図13に変形例として例示したように、ステアリングハンドルの奥側のインスツルメントパネルに情報端末装置100を装着してもよい。こうすれば、情報端末装置100の画面上に各種のメーター類を表示させることで、車両の運転状態に応じて表示内容を切り換えられるような、柔軟なインスツルメントパネルを実現することが可能となる。
また、情報端末装置100は、複数の車両に装着されることも起こり得る。このような場合は、車両ごと(あるいは車両の型式ごと)の専用通信アプリ112および認証データを情報端末装置100に記憶しておき、情報端末装置100が車両に装着されると、車両(あるいは車両の型式)を識別して対応する専用通信アプリ112を起動するようにしてもよい。
以上、本実施例および変形例について説明したが、本発明は上記の実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することができる。
例えば、上述した実施例では、通信制御装置20と通信するための無線通信部14aや、無線で受電するための無線受電部14bや、これらと情報端末装置100とを中継するための中継部126は、アダプター120に内蔵されているものとして説明した。
しかし、図14に示すように、無線通信部14aや、無線受電部14b、中継部126が情報端末装置100内に内蔵されている場合には、これらが内蔵されていないアダプター120を用いることもできる。
しかし、図14に示すように、無線通信部14aや、無線受電部14b、中継部126が情報端末装置100内に内蔵されている場合には、これらが内蔵されていないアダプター120を用いることもできる。
1…車両制御システム、 3…公衆通信回線網、 10…ダッシュボード、
12…凹部、 14…無線端子、 20…通信制御装置、
22…給電制御装置、 24…エンジン制御装置、 26…変速機制御装置、
28…ボデー制御装置、 30…メーター制御装置、 32…空調装置、
34…オーディオ装置、 36…車載カメラ、 100…情報端末装置、
102…無線接続部、 104…有線接続部、 106…CPU、
108…メモリー、 112…専用通信アプリ、 120…アダプター、
122…接続端子、 124…無線端子、 126…中継部。
12…凹部、 14…無線端子、 20…通信制御装置、
22…給電制御装置、 24…エンジン制御装置、 26…変速機制御装置、
28…ボデー制御装置、 30…メーター制御装置、 32…空調装置、
34…オーディオ装置、 36…車載カメラ、 100…情報端末装置、
102…無線接続部、 104…有線接続部、 106…CPU、
108…メモリー、 112…専用通信アプリ、 120…アダプター、
122…接続端子、 124…無線端子、 126…中継部。
Claims (5)
- 車両に接続して用いられる情報端末装置であって、
公衆通信回線網に接続してプログラムまたはデータを取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された前記プログラムを起動する起動手段と、
前記取得手段によって取得され、前記情報端末装置または前記プログラムの少なくとも一方を認証するために用いられる認証データを記憶する記憶手段と、
前記認証データを用いて、前記情報端末装置または前記プログラムの少なくとも一方を認証する認証手段と、
前記車両との間で通信する通信手段と、
前記情報端末装置または前記プログラムが認証されていない場合には、認証されている場合よりも、前記通信手段による前記通信を制限する通信制限手段と
を備える情報端末装置。 - 請求項1に記載の情報端末装置であって、
前記通信制限手段は、前記認証されていない前記情報端末装置または前記プログラムについては、前記車両との間での通信内容を制限する手段である
情報端末装置。 - 請求項1または請求項2に記載の情報端末装置であって、
前記車両に接続されたことを検知する検知手段と、
前記車両に接続された状態では、前記認証されていない前記プログラムが前記起動手段によって起動されることを禁止する起動禁止手段を備える
情報端末装置。 - 請求項1ないし請求項3の何れか一項に記載の情報端末装置であって、
前記車両の状態を取得する車両状態取得手段を備え、
前記通信制限手段は、前記認証されたプログラムについては、前記車両の状態に応じて前記車両との間での通信を制限する手段である
情報端末装置。 - 請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載の情報端末装置であって、
前記通信手段は、暗号化された状態で通信する手段である
情報端末装置。
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