JP2014198145A - ミシンの糸切断装置 - Google Patents

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向井 裕親
Hirochika Mukai
裕親 向井
真二 三井
Shinji Mitsui
真二 三井
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【課題】 第1に従来より簡素な構成でかつ安価なミシンの糸切断装置を提供すること、第2に最左の針の針糸ループに関与しない上飾り糸を切断し糸端を保持できるミシンの糸切断装置を提供すること。
【解決手段】
糸切断装置5は、最左の針7の左後方に配置されてミシン本体1のアームカバー3に取り付けられている。各糸を案内する糸ガイド12にはガイド溝12bが設けられ、ナイフ13の刃部13aとクランプ14の下部はそれぞれ、ガイド溝12bの底部12cを含むガイド溝12bの一部を覆うようにして、糸ガイド12の左右に添設されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ミシンの糸切断装置に関するもので、詳しくは、上飾り糸、ルーパ糸、および複数の針糸によって形成される偏平縫い目を縫製するミシンにおいて、縫い終わりの上飾り糸を切断するための、ミシンの糸切断装置に関する。
本発明において、前後とは生地送り方向における前後方向をいい、左右とはミシンを正面から見たときの左右方向をいう。また、上下とはミシンの上下方向をいう。
従来より、偏平縫い目の縫い終わりにおいて上飾り糸を切断するためのミシンの糸切断装置は公知である(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1のミシンの糸切断装置は、ブラケットに固定される固定メス、該固定メスに添設されるフック、フックを上下動させるエアシリンダー、固定メスとの間でフックを挟み切断された糸端を保持するクランプを備えている。左右に並設された針のうち最左の針の左方からフックが進出し、最左の針の左側において、スプレッダの鉤部から上飾り糸案内に向かって伸びる上飾り糸を補足する。フックが後退することによって上飾り糸を牽引し、固定メスとクランプの間に入り込むと、固定メスとフックとで糸が切断され、切断された糸の糸供給側(ミシン側)の糸端がフックとクランプとでクランプされる。
ところで、近年では複数の上飾り糸を用いて装飾性を高めた、新規な偏平縫い目が知られるようになっている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2のミシンは、スプレッダに2つの鉤部を備えており、該スプレッダは2本の上飾り糸を牽引できるようになっている。このミシンによって形成される縫い目は3本の針糸、2本の上飾り糸、1本のルーパ糸で構成され、2本の上飾り糸のうち、一方(第1の上飾り糸)は3本の針糸ループに夫々挿通され、他方(第2の上飾り糸)は最左の針糸ループには関与せず、中央の針糸ループと右側針糸ループに挿通されている。
特開平3―29693号公報(第1〜3頁、第1〜4図) 特開2011−50482号公報(第2〜4頁、第1〜3図)
特許文献1の糸切断装置はエアシリンダーによってフックを駆動させるため、エアの供給源を含め装置が大がかりで且つ高価なものになっていた。フックを駆動させる手段として、エアシリンダーでなく電磁ソレノイドを用いた糸切断装置も従来から知られているが、こちらも装置が大がかりで高価なものとなっている。
上記のような装置を使用しない場合、従来は上飾り糸を鋏で切るより他なかったが、切断後の上飾り糸のミシン側糸端がフリーとなるため、次の縫製の縫い始めに正確な縫い目が形成されず、目飛びを生じる可能性があった。また、鋏で上飾り糸を切断すると、往々にして糸残り長さ(1針目の縫い目から生地の外に伸びる糸の長さ)が長くなり、縫製終了後にこの残った糸を再度鋏で切断する必要があるなど、作業効率が非常に悪くなる可能性があった。
また、特許文献2のミシンにおいては、前記他方の上飾り糸が最左の針の針糸ループに関与しない、換言すれば、前記他方の上飾り糸が糸切断時に最左の針の左側に張り出さないため、特許文献1の糸切断装置が使えないという問題があった。
したがって本発明の課題は、第1に従来より簡素な構成でかつ安価なミシンの糸切断装置を提供すること、第2に特許文献2のような縫い目を形成するためのミシンであっても使用可能なミシンの糸切断装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、左右に並設される複数の針と、該針の手前側で左右に揺動して上飾り糸を牽引するスプレッダと、ミシンのベッド内で左右に揺動してルーパ糸を牽引するルーパとを備え、針、スプレッダ、ルーパの協働により針糸、上飾り糸、ルーパ糸が係合して偏平縫い目を形成するミシンの糸切断装置であって、
前記糸切断装置は、最左の針の左後方に配置されてミシン本体に取り付けられていると共に、前記各糸を案内するガイド溝が設けられた糸ガイドと、前記糸ガイドの左側に併設されるナイフと、前記糸ガイドの右側に併設されるクランプとを備えていることを特徴とする。
これによると、縫い終わり時に上飾り糸を切断し、切断された上飾り糸の糸端をクランプすることができる。また、針糸やルーパ糸も併せて切断可能であるから、本発明の糸切断装置をもって、従来上飾り糸の切断装置とは別個に設けられていた針糸およびルーパ糸の切断装置を兼ねることも可能となる。
請求項2の発明は、請求項1に記載のミシンの糸切断装置において、前記糸ガイドのガイド溝は、その底部に向かって漸次巾狭となるように形成され、前記ガイド溝の底部は前記最左の針の近傍に配置され、前記ナイフおよび前記クランプは前記底部を含む前記ガイド溝の一部を覆って配置されることを特徴とする。
これによると、切断されるべき各糸がナイフおよびクランプに向かってスムースに案内されて、ナイフによる糸の切断、およびクランプによる糸端の保持が確実に行われる。また、各糸の切断、糸端の保持がガイド溝の底部近傍でなされ、該ガイド溝の底部が最左の針の近傍に配置されるので、上述の糸残り長さを短くすることが出来る。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のミシンの糸切断装置において、ブラケットがミシン本体に上下方向の位置調節可能に取り付けられ、前記糸ガイドは前記ブラケットに左右方向の位置調節可能に取り付けられていることを特徴とする。
これによると、針数や糸の種類に応じて適切な糸切断、糸端の保持が可能となるよう、糸切断装置の取り付け位置を調節することができる
請求項4の発明は、請求項3に記載のミシンの糸切断装置が、3本以上の針と2本の上飾り糸を備えると共に前記2本の上飾り糸の少なくとも一方は最左の針を除く針の針糸ループ間に掛け渡される縫い目を形成するミシンに適用されることを特徴とする。
本発明のミシンの糸切断装置よれば、特許文献1の糸切断装置のように複雑で大掛かりな構成を必要とせず、簡単で安価な構成によって、縫い終わりにおける各糸の切断および切断した糸の糸端の保持が可能となる。また、特許文献2に記載されているような、最左の針の針糸ループに上飾り糸が関与しない縫い目を形成するミシンであっても、本発明のミシンの糸切り装置を適用することができる。
本発明の糸切断装置を取り付けた偏平縫いミシンの全体斜視図である。 同上糸切断装置の構成を示す分解斜視図である。 同上糸切断装置の左側面図である。 同上糸切断装置の要部を示す左側面図である。
以下、本発明に係るミシンの糸切断装置の好適な実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係るミシンの糸切断装置を取り付けた偏平縫いミシンを示す全体斜視図である。ミシン本体1は主にアーム2,ベッド4より構成され、ミシン本体1の一部を構成するアームカバー3はアーム2の先端(左端)に取り付けられている。アーム2の先端の下方には、左右に並設され上下動する3本の針7、該針7の手前側を左右に揺動して上飾り糸を牽引するスプレッダ6、ベッド4内で左右に揺動してルーパ糸を牽引するルーパ8などが配置されている。そして、針7,スプレッダ6,ルーパ8の協働により、それら針7,スプレッダ6,ルーパ8に夫々牽引される針糸,上飾り糸,ルーパ糸が係合して公知の偏平縫い目を形成する。
上述した針7,スプレッダ6,ルーパ8の作用や、それら部材の協働によって形成される偏平縫い目については特許文献2と同様であるので、ここでは説明を省略する。
糸切断装置5は針7のうち最左の針の左後方に配置され、ブラケット11を介してアームカバー3の左側面にワッシャ15,15、ネジ16,16で固定されている。アームカバー3に対するブラケット11の取り付け位置は、ブラケット11に設けられる長孔11a,11aの範囲で上下の調節可能となっている。ブラケット11には糸ガイド12がワッシャ17,17、ネジ18,18で取り付けられている。ブラケット11に対する糸ガイド12の取り付け位置は、糸ガイド12に設けられる長孔12a,12aの範囲で左右の調節可能となっている。
糸ガイド12は板状の部材であり、その下部は後方に伸びて、図3,図4に示すようなガイド溝12bを有している。ガイド溝12bの溝巾はその底部12cに向かうにつれて漸次狭くなっており、上飾り糸(第1の上飾り糸23,第2の上飾り糸25)や図示しない針糸,ルーパ糸をガイド溝12bの底部12cへ案内し易くしている。なお、第1の上飾り糸23は3本の針7の全ての針糸ループに掛け渡され、第2の上飾り糸25は3本の針7のうち中央の針の針糸ループおよび右側の針の針糸ループに掛け渡される。また、第1の上飾り糸23および第2の上飾り糸25は、図示しない糸供給源から上飾り糸案内24を通ってスプレッダ6に牽引される。ガイド溝12bの底部12cは、3本の針7のうち最左の針の左後方かつ近傍に位置づけられている。
糸ガイド12の左側面には、ナイフ13が固定具21を介してネジ22,22で固定されている。また、糸ガイド12の右側面には、クランプ14の上部がワッシャ19,ネジ20で固定されている。クランプ14は板ばねで形成されており、クランプ14の下部は糸ガイドに対して弾性的に離接可能となっている。ナイフ13の後部には刃部13aが形成されている。図4に示すように、ナイフ13の刃部13aとクランプ14の下部は、底部12cを含むガイド溝12bの一部を覆うようにして夫々添設配置されており、該刃部13aの後端辺とクランク14の下部の後端辺とは、前後位置をほぼ等しくして配置されている。
以上のように構成された糸切断装置5の作用を以下に説明する。縫製終了後に、縫製された生地の縫い終わりから上飾り糸案内24に至る上飾り糸をスプレッダ6から外し、該上飾り糸を糸ガイド12の右側後方からガイド溝12bに導いてやると、該上飾り糸はガイド溝12bの底部12cに向かって案内され、その中途が先ずクランプ14の下部と糸ガイド12の間に挟みこまれ、次いでナイフ13の刃部13aによって切断される。切断された上飾り糸のうち糸供給側(ミシン側)の糸端は、クランプ14と糸ガイド12によって挟持される。これによって、次の縫製の1針目で目飛びを生じることなく、安定した縫い目が形成されることになる。また、3本の針7のうち最左の針に関与しない第2の上飾り糸25であっても、縫製後の切断および切断された糸端の保持が容易に行える。
上述した上飾り糸の切断,糸端の保持を行う際に、針糸,ルーパ糸についても上飾り糸と同じ要領にて、各糸の切断,糸供給側の糸端の保持を上飾り糸と併せて行うことができる。従来公知の上送り糸用の糸切断装置では、針糸やルーパ糸を切断し糸端を保持することが不可能であったが、本発明の糸切り装置5を用いれば、針糸,ルーパ糸を切断し糸端を保持するための装置別個に設ける必要がない。
本発明は以上説明した実施例に限定されるものではなく、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施例に種々の変更を付加して実施することができ、本発明はそれらの変更形態をも包含するものである。
1 ミシン本体
2 アーム
3 アームカバー
4 ベッド
5 糸切断装置
6 スプレッダ
7 針
8 ルーパ
11 ブラケット
11a 長孔
12 糸ガイド
12a 長孔
12b ガイド溝
12c 底部
13 ナイフ
13a 刃部
23 第1の上飾り糸
24 上飾り糸案内
25 第2の上飾り糸

Claims (4)

  1. 左右に並設される複数の針と、該針の手前側で左右に揺動して上飾り糸を牽引するスプレッダと、ミシンのベッド内で左右に揺動してルーパ糸を牽引するルーパとを備え、針、スプレッダ、ルーパの協働により針糸、上飾り糸、ルーパ糸が係合して偏平縫い目を形成するミシンの糸切断装置であって、
    前記糸切断装置は、最左の針の左後方に配置されてミシン本体に取り付けられていると共に、前記各糸を案内するガイド溝が設けられた糸ガイドと、前記糸ガイドの左側に併設されるナイフと、前記糸ガイドの右側に併設されるクランプとを備えていることを特徴とする、ミシンの糸切断装置。
  2. 前記糸ガイドのガイド溝は、その底部に向かって漸次巾狭となるように形成され、前記ガイド溝の底部は前記最左の針の近傍に配置され、前記ナイフおよび前記クランプは前記底部を含む前記ガイド溝の一部を覆って配置される、請求項1に記載のミシンの糸切断装置。
  3. ブラケットがミシン本体に上下方向の位置調節可能に取り付けられ、前記糸ガイドは前記ブラケットに左右方向の位置調節可能に取り付けられている、請求項1または2に記載のミシンの糸切断装置。
  4. 3本以上の針と2本の上飾り糸を備えると共に前記2本の上飾り糸の少なくとも一方は最左の針を除く針の針糸ループ間に掛け渡される縫い目を形成するミシンに適用されることを特徴とする、請求項3に記載のミシンの糸切断装置。
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