JP2014197262A - デバイス制御プログラム、及び、情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】以前使用したデバイスが接続していたアクセスポイントが当時から変更された場合であっても、以前使用したデバイスを再度使用する可能性を向上させる。【解決手段】デバイス情報によって示される使用デバイスに画像処理を実行させる要求を受け付ける要求受付処理と、要求受付処理によって要求が受け付けられると、現在接続部が無線接続しているアクセスポイントに使用デバイスが無線接続されているか否かを判断する接続判断処理と、接続判断処理によって否定判断された場合に、他の無線接続可能なアクセスポイントに無線接続して使用デバイスを検索する検索処理と、接続判断処理によって肯定判断された場合、又は、検索処理によって使用デバイスが見つかった場合に、使用デバイスに画像処理の実行指示を送信する第1の送信処理と、をコンピュータに実行させるデバイス制御プログラム。【選択図】図5
Description
アクセスポイントを介してコンピュータとデバイスとが無線接続された状態において、コンピュータがデバイスに処理の実行を指示する技術に関する。
従来、アクセスポイント(以下、APとも記す)を介してデバイスと情報処理装置とが無線接続された状態において、情報処理装置からデバイスにデータ処理の実行を指示することが行われている。
そして、以前使用したデバイスとそのデバイスが無線接続されていたAPとを対応付けて情報処理装置に記憶しておき、次回以降のデータ処理において、以前使用したデバイスが選択された場合はそのデバイスに対応付けられているAPに無線接続する技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。
そして、以前使用したデバイスとそのデバイスが無線接続されていたAPとを対応付けて情報処理装置に記憶しておき、次回以降のデータ処理において、以前使用したデバイスが選択された場合はそのデバイスに対応付けられているAPに無線接続する技術が開示されている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、以前使用したデバイスがアクセスポイントに無線接続されていた場合、APの故障やデバイスの移動など、何らかの事情により、以前使用したデバイスが別のアクセスポイントに無線接続される場合もある。従来技術においてはこのような課題について考慮されていなかった。
本明細書では、以前使用したデバイスが接続していたアクセスポイントが当時から変更された場合であっても、以前使用したデバイスを再度使用する可能性を向上させる技術を開示する。
本明細書では、以前使用したデバイスが接続していたアクセスポイントが当時から変更された場合であっても、以前使用したデバイスを再度使用する可能性を向上させる技術を開示する。
本明細書によって開示されるデバイス制御プログラムは、アクセスポイントに無線接続する接続部と、以前画像処理の実行指示を送信したデバイスである使用デバイスを示すデバイス情報を記憶する記憶部と、を備えるコンピュータによって実行されるデバイス制御プログラムであって、前記デバイス情報によって示される使用デバイスに画像処理を実行させる要求を受け付ける要求受付処理と、前記要求受付処理によって前記要求が受け付けられると、現在前記接続部が無線接続しているアクセスポイントに前記使用デバイスが接続されているか否かを判断する接続判断処理と、前記接続判断処理によって否定判断された場合に、他の無線接続可能なアクセスポイントに無線接続して前記使用デバイスを検索する検索処理と、前記接続判断処理によって肯定判断された場合、又は、前記検索処理によって前記使用デバイスが見つかった場合に、前記使用デバイスに画像処理の実行指示を送信する第1の送信処理と、を前記コンピュータに実行させる。
上記デバイス制御プログラムによると、コンピュータと無線接続可能なアクセスポイントに無線接続して以前画像処理の実行指示を送信したデバイスである使用デバイスを検索する。よって、使用デバイスが接続しているアクセスポイントが以前実行指示を送信した時から変更された場合であっても、変更後のアクセスポイントに無線接続して使用デバイスを使用する可能性を向上させることができる。
また、上記デバイス制御プログラムは、前記接続判断処理によって肯定判断された場合、又は、前記検索処理によって前記使用デバイスが見つかった場合に、前記使用デバイスが接続されているアクセスポイントのアクセスポイント識別子を履歴に記録する履歴記録処理を前記コンピュータに実行させ、前記検索処理において、前記履歴にアクセスポイント識別子が記録されているアクセスポイントから先に無線接続してもよい。
使用デバイスは、過去にその使用デバイスが接続されていたことのあるアクセスポイントに接続されている可能性が高い。
上記デバイス制御プログラムによると、履歴にアクセスポイント識別子が記録されているアクセスポイントから先に無線接続するので、ランダムに無線接続する場合に比べ、使用デバイスを効率よく見つけることができる。
上記デバイス制御プログラムによると、履歴にアクセスポイント識別子が記録されているアクセスポイントから先に無線接続するので、ランダムに無線接続する場合に比べ、使用デバイスを効率よく見つけることができる。
また、上記デバイス制御プログラムは、前記履歴記録処理において、前記使用デバイスが接続されているアクセスポイントのアクセスポイント識別子と前記第1の送信処理において前記実行指示を送信した送信時刻とを対応付けて前記履歴に記録し、前記検索処理において、前記履歴に記録されているアクセスポイント識別子のうち対応付けられている送信時刻が新しいアクセスポイント識別子によって示されるアクセスポイントから先に無線接続してもよい。
使用デバイスは、最後に画像処理を実行させたときに接続されていたアクセスポイントに接続されている可能性が高い。
上記デバイス制御プログラムによると、送信時刻が新しいアクセスポイント識別子によって示されるアクセスポイントから先に無線接続するので、デバイスをより効率よく見つけることができる。
上記デバイス制御プログラムによると、送信時刻が新しいアクセスポイント識別子によって示されるアクセスポイントから先に無線接続するので、デバイスをより効率よく見つけることができる。
また、上記デバイス制御プログラムは、前記要求受付処理によって前記要求が受け付けられると、現在前記接続部が無線接続しているアクセスポイントのアクセスポイント識別子を記憶するアクセスポイント識別子記憶処理と、前記第1の送信処理によって前記実行指示を送信した後に、前記使用デバイスが接続されているアクセスポイントと前記アクセスポイント識別子記憶処理によって記憶されたアクセスポイント識別子によって示されるアクセスポイントとが同じであるか否かを判断する第1のアクセスポイント判断処理と、前記第1のアクセスポイント判断処理によって否定判断された場合に、前記アクセスポイント識別子記憶処理によって記憶されたアクセスポイント識別子によって示されるアクセスポイントに再接続する第1の再接続処理と、を前記コンピュータに実行させてもよい。
画像処理を実行させる要求を受け付けたときに接続部が無線接続していたアクセスポイントは、使用デバイスに処理を実行させる目的の他に別の目的で無線接続していた場合もある。その場合、別のアクセスポイントに無線接続して使用デバイスに処理を実行させた後にそのまま無線接続していると、画像処理を実行させる要求を受け付けたときに接続部が無線接続していたアクセスポイントに手動で再接続する必要があり、ユーザの利便性が低下する虞がある。
上記デバイス制御プログラムによると、画像処理を実行させる要求を受け付けたときに接続部が無線接続していたアクセスポイントとは別のアクセスポイントに接続されている使用デバイスに処理を実行させた後に、画像処理を実行させる要求を受け付けたときに接続部が無線接続していたアクセスポイントに再接続するので、ユーザの利便性が低下することを抑制できる。
上記デバイス制御プログラムによると、画像処理を実行させる要求を受け付けたときに接続部が無線接続していたアクセスポイントとは別のアクセスポイントに接続されている使用デバイスに処理を実行させた後に、画像処理を実行させる要求を受け付けたときに接続部が無線接続していたアクセスポイントに再接続するので、ユーザの利便性が低下することを抑制できる。
また、上記デバイス制御プログラムは、前記検索処理において前記使用デバイスが見つからなかった場合に、無線接続可能なアクセスポイントの中からアクセスポイントの選択を受け付ける選択受付処理と、前記選択受付処理によって受け付けられたアクセスポイントに無線接続する接続処理と、前記接続処理によって無線接続されたアクセスポイントに接続されているデバイスであって前記使用デバイスとは別のデバイスに画像処理の実行指示を送信する第2の送信処理と、
を前記コンピュータに実行させてもよい。
を前記コンピュータに実行させてもよい。
上記デバイス制御プログラムによると、使用デバイスが見つからず、それにより別のデバイスに画像処理の実行指示を送信する場合に、どのアクセスポイントに接続されているデバイスに画像処理の実行指示を送信するかを選択することができる。
また、前記コンピュータは表示部を備え、当該デバイス制御プログラムは、前記選択受付処理において、前記無線接続可能なアクセスポイントに無線接続してそのアクセスポイントに接続されているデバイスの数を取得する接続デバイス数取得処理と、前記無線接続可能なアクセスポイントのアクセスポイント識別子に、前記接続デバイス数取得処理によって取得されたデバイスの数を対応付けて前記表示部に表示させる表示処理と、を前記コンピュータに実行させてもよい。
上記デバイス制御プログラムによると、アクセスポイント識別子に、そのアクセスポイント識別子によって示されるアクセスポイントに接続されているデバイスの数を対応付けて表示させるので、アクセスポイントを選択する際の参考になり、ユーザの利便性が向上する。
また、上記デバイス制御プログラムは、前記接続デバイス数取得処理において、前記デバイス情報によって示されるデバイスと同一機種のデバイスの数を取得し、前記表示処理において、前記無線接続可能なアクセスポイントのアクセスポイント識別子に、前記使用デバイスと同一機種のデバイスの数を対応付けて前記表示部に表示させてもよい。
上記デバイス制御プログラムによると、前記使用デバイスと同一機種のデバイスの数を対応付けて表示させるので、同一機種のデバイスに処理を実行させたいユーザの利便性が向上する。
また、上記デバイス制御プログラムは、前記要求受付処理によって前記要求が受け付けられると、現在前記接続部が無線接続しているアクセスポイントのアクセスポイント識別子を記憶するアクセスポイント識別子記憶処理と、前記第2の送信処理によって前記実行指示を送信したデバイスが接続されているアクセスポイントと前記アクセスポイント識別子記憶処理によって記憶されたアクセスポイント識別子によって示されるアクセスポイントとが同じであるか否かを判断する第2のアクセスポイント判断処理と、前記第2のアクセスポイント判断処理によって否定判断された場合に、前記アクセスポイント識別子記憶処理によって記憶されたアクセスポイント識別子によって示されるアクセスポイントに再接続する第2の再接続処理と、を前記コンピュータに実行させてもよい。
上記デバイス制御プログラムによると、画像処理を実行させる要求を受け付けたときに接続部が無線接続していたアクセスポイントとは別のアクセスポイントに接続されているデバイスに処理を実行させた後に、画像処理を実行させる要求を受け付けたときに接続部が無線接続していたアクセスポイントに再接続するので、ユーザの利便性が低下することを抑制できる。
また、上記デバイス制御プログラムは、前記検索処理に先立って、前記使用デバイスに無線接続の機能があるか否かを判断する機能判断処理を実行し、前記機能判断処理によって肯定判断された場合に、前記コンピュータに前記検索処理を実行させてもよい。
使用デバイスに無線接続の機能がない場合は、使用デバイスが移動する可能性は少ないので、検索処理は不要であるといえる。
上記デバイス制御プログラムによると、使用デバイスが無線接続する機能を備えていない場合に、検索処理が無駄に実行されてしまわないようにすることができる。
上記デバイス制御プログラムによると、使用デバイスが無線接続する機能を備えていない場合に、検索処理が無駄に実行されてしまわないようにすることができる。
また、上記デバイス制御プログラムは、前記検索処理に先立って、前記使用デバイスが携帯用のデバイスであるか否かを判断するデバイス判断処理を実行し、前記デバイス判断処理によって肯定判断された場合に、前記コンピュータに前記検索処理を実行させてもよい。
使用デバイスが携帯用のデバイスではない場合は、使用デバイスが移動する可能性は少ないので、検索処理は不要であるといえる。
上記デバイス制御プログラムによると、使用デバイスが携帯用のデバイスではない場合に、検索処理が無駄に実行されてしまわないようにすることができる。
上記デバイス制御プログラムによると、使用デバイスが携帯用のデバイスではない場合に、検索処理が無駄に実行されてしまわないようにすることができる。
なお、本明細書によって開示される技術は、情報処理装置、デバイス制御方法、デバイス制御システム、デバイス制御プログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
上記のデバイス制御プログラムによると、以前使用したデバイスが接続していたアクセスポイントが当時から変更された場合であっても、以前使用したデバイスを再度使用する可能性を向上させることができる。
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図10によって説明する。
(1)印刷システム
先ず、図1を参照して、実施形態1に係る印刷システム1について説明する。印刷システム1は、携帯端末2、1以上のアクセスポイント3a〜3d、及び、1以上のプリンタ4a〜4rを備えて構成されている。
以降の説明において単にアクセスポイント3というときはアクセスポイント3a〜3dのうちいずれか一つのことをいう。同様に、単にプリンタ4というときはプリンタ4a〜4rのうちいずれか一つのことをいう。
携帯端末2としては携帯電話、タブレット端末、ノート型のコンピュータなどが含まれる。携帯端末2はコンピュータ及び情報処理装置の一例である。また、プリンタ4はデバイスの一例である。
実施形態1を図1ないし図10によって説明する。
(1)印刷システム
先ず、図1を参照して、実施形態1に係る印刷システム1について説明する。印刷システム1は、携帯端末2、1以上のアクセスポイント3a〜3d、及び、1以上のプリンタ4a〜4rを備えて構成されている。
以降の説明において単にアクセスポイント3というときはアクセスポイント3a〜3dのうちいずれか一つのことをいう。同様に、単にプリンタ4というときはプリンタ4a〜4rのうちいずれか一つのことをいう。
携帯端末2としては携帯電話、タブレット端末、ノート型のコンピュータなどが含まれる。携帯端末2はコンピュータ及び情報処理装置の一例である。また、プリンタ4はデバイスの一例である。
各アクセスポイント3はそれぞれ有線LAN(Local Area Network)に接続されている。複数のプリンタ4のうちプリンタ4n〜4rは有線LANに有線接続されている。
なお、アクセスポイント3は必ずしも有線LANに接続されなくてもよい。また、図1では各有線LANが独立して存在している場合を示しているが、これらの有線LANは基幹ネットワークを介して相互に接続されていてもよい。
なお、アクセスポイント3は必ずしも有線LANに接続されなくてもよい。また、図1では各有線LANが独立して存在している場合を示しているが、これらの有線LANは基幹ネットワークを介して相互に接続されていてもよい。
携帯端末2及び一部のプリンタ4(プリンタ4a〜4m)は無線通信機能を有しており、それぞれいずれか一つのアクセスポイント3に無線接続される。携帯端末2は後述する印刷プログラム32(図2参照)を実行することにより、同じアクセスポイント3に無線接続されているプリンタ4、及び、同じアクセスポイント3が接続されている有線LANに有線接続されているプリンタ4であって携帯端末2と同じサブネット内のプリンタ4に印刷の実行を指示することができる。印刷は画像処理の一例である。
以降の説明ではアクセスポイント3に無線接続されているプリンタ4、及び、そのアクセスポイント3が接続されている有線LANに有線接続されているプリンタ4であって携帯端末2と同じサブネット内のプリンタ4のことを、そのアクセスポイント3に接続されているプリンタ4という。
以降の説明ではアクセスポイント3に無線接続されているプリンタ4、及び、そのアクセスポイント3が接続されている有線LANに有線接続されているプリンタ4であって携帯端末2と同じサブネット内のプリンタ4のことを、そのアクセスポイント3に接続されているプリンタ4という。
ここでは無線通信の規格としてIEEE802.11シリーズの無線LAN(Local Area Network)を例に説明する。なお、無線通信の規格はこれに限られるものではなく、任意の規格を用いることができる。
IEEE802.11シリーズの無線LANではアクセスポイント3にSSID(Service Set Identifier)と呼ばれる識別子が設定される。アクセスポイント3は100m秒等の時間間隔でSSIDが含まれたビーコンフレームをのせた電波を放射している。携帯端末2は受信した電波にのっているビーコンフレームに含まれるSSIDにより、その電波を放射したアクセスポイント3を特定することができる。
IEEE802.11シリーズの無線LANではアクセスポイント3にSSID(Service Set Identifier)と呼ばれる識別子が設定される。アクセスポイント3は100m秒等の時間間隔でSSIDが含まれたビーコンフレームをのせた電波を放射している。携帯端末2は受信した電波にのっているビーコンフレームに含まれるSSIDにより、その電波を放射したアクセスポイント3を特定することができる。
アクセスポイント3から放射された電波はアクセスポイント3からの距離が遠くなるにつれて徐々に減衰する。このため携帯端末2はアクセスポイント3から一定の距離がある場所では電波を受信できなくなる。一般にあるアクセスポイント3から放射される電波を受信できる領域をそのアクセスポイント3のカバレッジエリアという。
図1では、アクセスポイント3aのカバレッジエリア5a、アクセスポイント3bのカバレッジエリア5b、及び、アクセスポイント3cのカバレッジエリア5cが重なっている領域が存在している。図1ではその重なっている領域に携帯端末2が位置している場合を示している。ただし、カバレッジエリアが重なっている領域に携帯端末2が位置していても、携帯端末2が同時に無線接続することができるアクセスポイント3は一つだけである。
(2)携帯端末の電気的構成
次に、図2を参照して、携帯端末2の電気的構成について説明する。携帯端末2はCPU21、ROM22、RAM23、ASIC24、表示部25、操作部26、記憶部27、及び、無線通信部28を備えて構成されている。
次に、図2を参照して、携帯端末2の電気的構成について説明する。携帯端末2はCPU21、ROM22、RAM23、ASIC24、表示部25、操作部26、記憶部27、及び、無線通信部28を備えて構成されている。
CPU21はROM22や記憶部27に記憶されているプログラムを実行することによって携帯端末2の各部を制御する。ROM22にはCPU21によって実行されるプログラムやデータなどが記憶されている。RAM23はCPU21が各種の処理を実行するための主記憶装置として用いられる。ASIC24はCPU21と分担して携帯端末2の各部を制御する回路である。CPU21とASIC24との機能の配分は適宜に行うことができる。
表示部25は、液晶ディスプレイなどの表示装置、表示装置を駆動するディスプレイ駆動回路などを備えて構成されている。
操作部26は、表示装置の表示面を覆うタッチパネル、タッチパネルを制御する制御回路、各種の操作ボタンなどを備えて構成されている。
操作部26は、表示装置の表示面を覆うタッチパネル、タッチパネルを制御する制御回路、各種の操作ボタンなどを備えて構成されている。
記憶部27は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性のメモリを用いて各種のプログラムやデータを記憶する装置である。記憶部27にはオペレーティングシステム(OSと記す)31、印刷プログラム32、デフォルトプリンタ情報33、アクセスポイント履歴テーブル34、無線LAN対応情報35などが記憶される。印刷プログラム32はデバイス制御プログラムの一例である。また、デフォルトプリンタ情報33はデバイス情報の一例である。
なお、印刷プログラム32はUSBメモリやmicroSDカードなどの記録媒体に記憶されているものをインストールしてもよいし、インターネット上のサーバに記憶されているものをダウンロードしてインストールしてもよい。
なお、印刷プログラム32はUSBメモリやmicroSDカードなどの記録媒体に記憶されているものをインストールしてもよいし、インターネット上のサーバに記憶されているものをダウンロードしてインストールしてもよい。
無線通信部28は、IEEE802.11シリーズに従ってアクセスポイント3に無線接続するハードウェアである。無線通信部28は接続部の一例である。
(3)デフォルトプリンタ情報
次に、記憶部27に記憶されているデフォルトプリンタ情報33について説明する。デフォルトプリンタ情報33はデフォルトで使用するプリンタを示す情報である。以降の説明ではデフォルトで使用するプリンタ4のことをデフォルトプリンタという。
デフォルトプリンタ情報33は後述する「プリンタを選択して印刷する処理」によって記憶部27に記憶される。具体的には、後述する「プリンタを選択して印刷する処理」においてユーザがプリンタ4を選択すると、そのプリンタ4に印刷の実行指示が送信されて印刷が実行されるとともに、そのプリンタ4を示す情報がデフォルトプリンタ情報33として記憶部27に記憶される。以降の印刷ではそのデフォルトプリンタ情報33によって示されるプリンタ4がデフォルトプリンタとして使用される。
デフォルトプリンタは以前画像処理の実行指示を送信したデバイスである使用デバイスの一例である。
次に、記憶部27に記憶されているデフォルトプリンタ情報33について説明する。デフォルトプリンタ情報33はデフォルトで使用するプリンタを示す情報である。以降の説明ではデフォルトで使用するプリンタ4のことをデフォルトプリンタという。
デフォルトプリンタ情報33は後述する「プリンタを選択して印刷する処理」によって記憶部27に記憶される。具体的には、後述する「プリンタを選択して印刷する処理」においてユーザがプリンタ4を選択すると、そのプリンタ4に印刷の実行指示が送信されて印刷が実行されるとともに、そのプリンタ4を示す情報がデフォルトプリンタ情報33として記憶部27に記憶される。以降の印刷ではそのデフォルトプリンタ情報33によって示されるプリンタ4がデフォルトプリンタとして使用される。
デフォルトプリンタは以前画像処理の実行指示を送信したデバイスである使用デバイスの一例である。
また、デフォルトプリンタの変更も「プリンタを選択して印刷する処理」においてユーザがプリンタを選択することによって行われる。
過去に「プリンタを選択して印刷する処理」が実行されたことがない場合は、記憶部27にはデフォルトプリンタ情報33はまだ記憶されていないものとする。
過去に「プリンタを選択して印刷する処理」が実行されたことがない場合は、記憶部27にはデフォルトプリンタ情報33はまだ記憶されていないものとする。
デフォルトプリンタ情報33は、少なくともデフォルトプリンタのマックアドレス(Media Access Control address)を含む。マックアドレスはネットワーク上で各ノードを識別するためのハードウェア固有のアドレスである。
なお、デフォルトプリンタを一意に特定できる情報であればマックアドレス以外の情報をデフォルトプリンタ情報33として用いてもよい。例えばメーカー識別情報とシリアル番号との組み合わせをデフォルトプリンタ情報33として用いてもよい。また、DNS−SD(DNS based Service Discovery)などの規格に基づいた識別情報を用いてもよい。
また、デフォルトプリンタ情報33として、マックアドレスに加えてデフォルトプリンタの機能を示す機能情報やモデル名などを記憶してもよい。
また、デフォルトプリンタ情報33として、マックアドレスに加えてデフォルトプリンタの機能を示す機能情報やモデル名などを記憶してもよい。
(4)アクセスポイント履歴テーブル
次に、図3を参照して、記憶部27に記憶されているアクセスポイント履歴テーブル34について説明する。アクセスポイント履歴テーブル34は、デフォルトプリンタに印刷を実行させた履歴が記録されるテーブルである。
次に、図3を参照して、記憶部27に記憶されているアクセスポイント履歴テーブル34について説明する。アクセスポイント履歴テーブル34は、デフォルトプリンタに印刷を実行させた履歴が記録されるテーブルである。
アクセスポイント履歴テーブル34には、印刷プログラム32がデフォルトプリンタに印刷の実行指示を送信した年月日時分秒を示す送信時刻、デフォルトプリンタのモデル名、デフォルトプリンタのマックアドレス、その印刷を実行させたときにデフォルトプリンタが接続されていたアクセスポイント3のSSIDが記録される。
前述したようにデフォルトプリンタは変更される場合がある。デフォルトプリンタが変更された場合はアクセスポイント履歴テーブル34には異なるマックアドレスが記憶される。
前述したようにデフォルトプリンタは変更される場合がある。デフォルトプリンタが変更された場合はアクセスポイント履歴テーブル34には異なるマックアドレスが記憶される。
ここで、詳しくは後述するが、携帯端末2はデフォルトプリンタが見つからなかった場合に、デフォルトプリンタ以外のプリンタ4に印刷を実行させる場合がある。その場合はデフォルトプリンタに印刷を実行させていないので、アクセスポイント履歴テーブル34には履歴は記録されない。デフォルトプリンタ以外のプリンタ4は別のプリンタの一例である。
(5)無線LAN対応情報
次に、記憶部27に記憶されている無線LAN対応情報35について説明する。無線LAN対応情報35は、印刷プログラム32が制御可能なプリンタ4のモデル名毎に、そのモデル名のプリンタ4が無線LAN対応であるか否かが対応付けられている情報である。無線LAN対応情報35は、例えば、印刷プログラム32をインストールする際に同時に記憶される。
次に、記憶部27に記憶されている無線LAN対応情報35について説明する。無線LAN対応情報35は、印刷プログラム32が制御可能なプリンタ4のモデル名毎に、そのモデル名のプリンタ4が無線LAN対応であるか否かが対応付けられている情報である。無線LAN対応情報35は、例えば、印刷プログラム32をインストールする際に同時に記憶される。
(6)印刷処理
次に、印刷プログラム32による印刷処理について説明する。プリンタ4に印刷を実行させる場合、ユーザは先ずOS31によって表示部25に表示される図示しない設定画面を操作して携帯端末2をアクセスポイント3に無線接続させる指示を入力する。この無線接続はOS31による処理によって実行される。カバレッジエリアが重なっている領域に携帯端末2が位置する場合は、OS31は無線接続するアクセスポイント3の選択をユーザから受け付け、ユーザによって選択されたアクセスポイント3に無線接続する。
次に、印刷プログラム32による印刷処理について説明する。プリンタ4に印刷を実行させる場合、ユーザは先ずOS31によって表示部25に表示される図示しない設定画面を操作して携帯端末2をアクセスポイント3に無線接続させる指示を入力する。この無線接続はOS31による処理によって実行される。カバレッジエリアが重なっている領域に携帯端末2が位置する場合は、OS31は無線接続するアクセスポイント3の選択をユーザから受け付け、ユーザによって選択されたアクセスポイント3に無線接続する。
ユーザは、携帯端末2がいずれかのアクセスポイント3に無線接続された後に、携帯端末2を操作して印刷プログラム32を起動する。起動された印刷プログラム32は図示しない画像選択画面を表示部25に表示させ、ユーザから印刷する画像の選択を受け付ける。
画像選択画面でユーザが画像を選択すると、印刷プログラム32は表示部25に図示しない画像表示画面を表示させ、画像選択画面で選択された画像を画像表示画面に表示させる。この画像表示画面には「プリンタを選択して印刷する」というボタンと、「デフォルトプリンタで印刷する」というボタンとが表示される。
ユーザが「プリンタを選択して印刷する」というボタンをクリックした場合は、印刷プログラム32は後述する「プリンタを選択して印刷する処理」を実行する。一方、ユーザが「デフォルトプリンタで印刷する」というボタンをクリックした場合は、印刷プログラム32は後述する「デフォルトプリンタで印刷する処理」を実行する。
印刷プログラム32が「デフォルトプリンタで印刷する」というボタンを表示させてデフォルトプリンタに印刷を実行させる要求を受け付ける処理は要求受付処理の一例である。
印刷プログラム32が「デフォルトプリンタで印刷する」というボタンを表示させてデフォルトプリンタに印刷を実行させる要求を受け付ける処理は要求受付処理の一例である。
ここで、前述したように、過去に「プリンタを選択して印刷する処理」が実行されたことがない場合は記憶部27にはデフォルトプリンタ情報33は記憶されていない。記憶部27にデフォルトプリンタ情報33が記憶されていない場合は、印刷プログラム32は「プリンタを選択して印刷する」というボタンを表示させる一方、「デフォルトプリンタで印刷する」というボタンは非表示又はグレーアウトのような選択不可に表示するものとする。
(6−1)プリンタを選択して印刷する処理
先ず、プリンタを選択して印刷する処理について説明する。プリンタを選択して印刷する処理では、印刷プログラム32はユーザから任意のプリンタ4の選択を受け付け、ユーザによって選択されたプリンタ4に印刷の実行指示を送信することによって印刷を実行させる。
先ず、プリンタを選択して印刷する処理について説明する。プリンタを選択して印刷する処理では、印刷プログラム32はユーザから任意のプリンタ4の選択を受け付け、ユーザによって選択されたプリンタ4に印刷の実行指示を送信することによって印刷を実行させる。
具体的には、印刷プログラム32は、現在携帯端末2が無線接続しているアクセスポイント3に接続されているプリンタ4を検索する。プリンタ4の検索はSNMP(Simple Network Management Protocol)やマルチキャストDNS(Domain Name System )などのプロトコルを用いることによって行うことができる。
そして、印刷プログラム32は見つかったプリンタ4のモデル名を表示部25に一覧表示させてユーザからプリンタ4の選択を受け付ける。そして、印刷プログラム32は選択されたプリンタ4に実行指示を送信することにより、画像選択画面で選択された画像を印刷させる。
そして、印刷プログラム32は、記憶部27に記憶されているデフォルトプリンタ情報33を、ユーザによって選択されたプリンタ4のマックアドレスで更新する。これにより、ユーザによって選択されたプリンタ4がその後のデフォルトプリンタとなる。記憶部27にデフォルトプリンタ情報33が記憶されていない場合は、印刷プログラム32は選択されたプリンタ4を示すデフォルトプリンタ情報33を新規に記憶部27に記憶するものとする。
なお、携帯端末3はアクセスポイント3に有線接続されているプリンタ4に印刷の実行を指示することもできるし、LANケーブルに接続するための有線通信部を備えている場合、そのLANケーブルを介してプリンタ4に印刷の実行を指示することもできる。よって、デフォルトプリンタとしては無線接続機能を有するプリンタ4や有線接続機能のみを有するプリンタ4が記憶される。
(6−2)デフォルトプリンタで印刷する処理
次に、デフォルトプリンタで印刷する処理について説明する。デフォルトプリンタで印刷する処理では、印刷プログラム32はデフォルトプリンタ情報33によって示されるデフォルトプリンタに印刷の実行指示を送信することによって印刷を実行させる。
次に、デフォルトプリンタで印刷する処理について説明する。デフォルトプリンタで印刷する処理では、印刷プログラム32はデフォルトプリンタ情報33によって示されるデフォルトプリンタに印刷の実行指示を送信することによって印刷を実行させる。
ただし、デフォルトプリンタが無線接続でアクセスポイント3に接続されていた場合、デフォルトプリンタの移動などにより接続しているアクセスポイントが変更されている可能性がある。よって、以前デフォルトプリンタに対して印刷の実行を指示したときのアクセスポイントに現在携帯端末2が接続されているとしても、そのアクセスポイント3にデフォルトプリンタが接続されていない場合もある。
印刷プログラム32は、現在携帯端末2が無線接続しているアクセスポイント3にデフォルトプリンタが接続されていない場合は、他の無線接続可能なアクセスポイント3に順に無線接続してデフォルトプリンタを検索する。
印刷プログラム32は、現在携帯端末2が無線接続しているアクセスポイント3にデフォルトプリンタが接続されていない場合は、他の無線接続可能なアクセスポイント3に順に無線接続してデフォルトプリンタを検索する。
そして、デフォルトプリンタが見つかった場合は、印刷プログラム32はデフォルトプリンタに実行指示を送信して印刷を実行させる。
一方、他のアクセスポイント3に無線接続してもデフォルトプリンタが見つからなかった場合は、印刷プログラム32はデフォルトプリンタとは別のプリンタ4の選択をユーザから受け付け、ユーザによって選択された別のプリンタ4に実行指示を送信して印刷を実行させる。
一方、他のアクセスポイント3に無線接続してもデフォルトプリンタが見つからなかった場合は、印刷プログラム32はデフォルトプリンタとは別のプリンタ4の選択をユーザから受け付け、ユーザによって選択された別のプリンタ4に実行指示を送信して印刷を実行させる。
ただし、印刷プログラム32は、別のプリンタ4に印刷を実行させてもデフォルトプリンタ情報33の更新は行わない。これは、本実施形態ではデフォルトプリンタ情報33の更新は前述した「プリンタを選択して印刷する処理」で行うことを前提としているからである。このため、ユーザはデフォルトプリンタを変更したい場合は、前述した「プリンタを選択して印刷する」というボタンをクリックし、「プリンタを選択して印刷する処理」において、デフォルトプリンタとして設定したい別のプリンタ4を選択することになる。
(6−2−1)デフォルトプリンタで印刷する処理
以下、図4を参照して、デフォルトプリンタで印刷する処理についてより具体的に説明する。
S001では、印刷プログラム32は記憶部27からデフォルトプリンタ情報33を読み出す。
以下、図4を参照して、デフォルトプリンタで印刷する処理についてより具体的に説明する。
S001では、印刷プログラム32は記憶部27からデフォルトプリンタ情報33を読み出す。
S002では、印刷プログラム32はS001で読み出したデフォルトプリンタ情報33によって示されるデフォルトプリンタが無線LAN対応のプリンタであるか否かを判断する。S002は機能判断処理の一例である。
前述したように、デフォルトプリンタとして有線接続のみ可能なプリンタが記憶されている場合がある。そこで、印刷プログラム32はアクセスポイント履歴テーブル34からデフォルトプリンタ情報33によって示されるマックアドレスに対応付けられているモデル名を取得する。そして、印刷プログラム32は無線LAN対応情報35を参照して、そのモデル名のプリンタが無線LAN対応であるか否かを判断する。
前述したように、デフォルトプリンタとして有線接続のみ可能なプリンタが記憶されている場合がある。そこで、印刷プログラム32はアクセスポイント履歴テーブル34からデフォルトプリンタ情報33によって示されるマックアドレスに対応付けられているモデル名を取得する。そして、印刷プログラム32は無線LAN対応情報35を参照して、そのモデル名のプリンタが無線LAN対応であるか否かを判断する。
なお、デフォルトプリンタ情報33としてデフォルトプリンタの機能情報が記憶されている場合は、その機能情報に基づいてデフォルトプリンタが無線LAN対応のプリンタであるか否かを判断してもよい。
印刷プログラム32は、無線LAN対応のプリンタである場合はS003に進み、無線LAN対応のプリンタではない場合はS004に進む。
印刷プログラム32は、無線LAN対応のプリンタである場合はS003に進み、無線LAN対応のプリンタではない場合はS004に進む。
S003では、印刷プログラム32は無線印刷処理を実行する。
S004では、印刷プログラム32は有線印刷処理を実行する。
S004では、印刷プログラム32は有線印刷処理を実行する。
(6−2−2)無線印刷処理
次に、図5を参照して、S003で実行される無線印刷処理について説明する。
S101では、印刷プログラム32は現在携帯端末2が無線接続しているアクセスポイント3のSSIDをRAM23に記憶する。S101はアクセスポイント識別子記憶処理の一例である。
次に、図5を参照して、S003で実行される無線印刷処理について説明する。
S101では、印刷プログラム32は現在携帯端末2が無線接続しているアクセスポイント3のSSIDをRAM23に記憶する。S101はアクセスポイント識別子記憶処理の一例である。
S102では、印刷プログラム32は、現在携帯端末2が無線接続しているアクセスポイント3に接続されているプリンタ4を検索し、S001で読み出したデフォルトプリンタ情報33によって示されるデフォルトプリンタが接続されているか否かを判断する。S102は接続判断処理の一例である。
印刷プログラム32は、デフォルトプリンタが接続されていない場合はS103に進み、接続されている場合はS108に進む。
印刷プログラム32は、デフォルトプリンタが接続されていない場合はS103に進み、接続されている場合はS108に進む。
S103では、印刷プログラム32はアクセスポイント履歴テーブル34からSSIDを一つ選択する。この選択では、印刷プログラム32は対応付けられている送信時刻が新しいSSIDから先に選択する。
S104では、印刷プログラム32はS103で選択したSSIDによって示されるアクセスポイント3に無線接続可能であるか否かを判断する。
具体的には、印刷プログラム32は、S103で選択したSSIDが、現在携帯端末2が受信しているいずれかのビーコンフレームに含まれるSSIDと一致するか否かを判断する。また、ステルス機能によりS103で選択したSSIDのビーコンフレームを受信していない可能性もあるので、実際にSSIDによって示されるアクセスポイント3に接続を試みて無線接続可能であるか否かを判断してもよい。
印刷プログラム32は、無線接続可能であると判断した場合はS105に進み、無線接続不能であると判断した場合はS107に進む。
具体的には、印刷プログラム32は、S103で選択したSSIDが、現在携帯端末2が受信しているいずれかのビーコンフレームに含まれるSSIDと一致するか否かを判断する。また、ステルス機能によりS103で選択したSSIDのビーコンフレームを受信していない可能性もあるので、実際にSSIDによって示されるアクセスポイント3に接続を試みて無線接続可能であるか否かを判断してもよい。
印刷プログラム32は、無線接続可能であると判断した場合はS105に進み、無線接続不能であると判断した場合はS107に進む。
S105では、印刷プログラム32はS103で選択したSSIDによって示されるアクセスポイント3に携帯端末2を無線接続させる。この無線接続はOS31によって提供されるAPIを呼び出すことによって行う。
S106では、印刷プログラム32はS105で無線接続したアクセスポイント3に接続されているプリンタ4を検索し、デフォルトプリンタが接続されているか否かを判断する。印刷プログラム32は、デフォルトプリンタが接続されている場合はS108に進み、接続されていない場合はS107に進む。
S106では、印刷プログラム32はS105で無線接続したアクセスポイント3に接続されているプリンタ4を検索し、デフォルトプリンタが接続されているか否かを判断する。印刷プログラム32は、デフォルトプリンタが接続されている場合はS108に進み、接続されていない場合はS107に進む。
S107では、印刷プログラム32はアクセスポイント履歴テーブル34に記録されている全てのSSIDを選択したか否かを判断し、未だ選択していないSSIDがある場合はS103に戻って処理を繰り返し、全て選択した場合はS113に進む。
上述したS103〜S107は検索処理の一例である。
上述したS103〜S107は検索処理の一例である。
S108では、印刷プログラム32はデフォルトプリンタに印刷の実行指示を送信して印刷を実行させる。S108は第1の送信処理の一例である。
S109では、印刷プログラム32はS108でプリンタ4に実行指示を送信した時刻を示す送信時刻、デフォルトプリンタのモデル名、デフォルトプリンタのマックアドレス、及び、現在携帯端末2が無線接続しているアクセスポイント3のSSIDをアクセスポイント履歴テーブル34に書き込む。S109は履歴記録処理の一例である。
S109では、印刷プログラム32はS108でプリンタ4に実行指示を送信した時刻を示す送信時刻、デフォルトプリンタのモデル名、デフォルトプリンタのマックアドレス、及び、現在携帯端末2が無線接続しているアクセスポイント3のSSIDをアクセスポイント履歴テーブル34に書き込む。S109は履歴記録処理の一例である。
S110では、印刷プログラム32は現在携帯端末2が無線接続しているアクセスポイント3のSSIDとS101で記憶したSSIDとが一致するか否かを判断し、一致しない場合はS111に進み、一致する場合はデフォルトプリンタで印刷する処理に戻る。S110は第1のアクセスポイント判断処理の一例である。
S111では、印刷プログラム32はアクセスポイント3を元に戻すか否かを判断する。具体的には例えば、印刷プログラム32は図6に示す選択画面42を表示してユーザから選択を受け付ける。印刷プログラム32は、元に戻す選択を受け付けた場合はS112に進み、元に戻さない選択を受け付けた場合はデフォルトプリンタで印刷する処理に戻る。
S112では、印刷プログラム32は現在携帯端末2が無線接続しているアクセスポイント3との接続を切断し、S101で記憶したSSIDによって示されるアクセスポイント3に携帯端末2を再接続する。S112は第1の再接続処理の一例である。
S113では、印刷プログラム32は次に説明するAP選択・印刷処理を実行する。
S113では、印刷プログラム32は次に説明するAP選択・印刷処理を実行する。
(6−2−3)AP選択・印刷処理
次に、図7を参照して、S113で実行されるAP選択・印刷処理について説明する。
S201では、印刷プログラム32は無線接続可能なアクセスポイント3のSSIDの一覧を取得する。具体的には、印刷プログラム32は現在携帯端末2が受信しているビーコンフレームから無線接続可能な全てのアクセスポイント3を特定し、そのアクセスポイント3のSSIDを取得する。
次に、図7を参照して、S113で実行されるAP選択・印刷処理について説明する。
S201では、印刷プログラム32は無線接続可能なアクセスポイント3のSSIDの一覧を取得する。具体的には、印刷プログラム32は現在携帯端末2が受信しているビーコンフレームから無線接続可能な全てのアクセスポイント3を特定し、そのアクセスポイント3のSSIDを取得する。
S202では、印刷プログラム32はプリンタ数取得処理を実行する。プリンタ数取得処理は、無線接続可能なアクセスポイント3毎に、そのアクセスポイント3に接続されているプリンタ4の数を示すプリンタ数Nを取得する処理である。プリンタ数取得処理についての説明は後述する。S202は接続デバイス数取得処理の一例である。
S203では、印刷プログラム32はプリンタ数Nが0より大きいアクセスポイント3があるか否かを判断し、ある場合はS204に進み、ない場合はS212に進む。
S204では、印刷プログラム32は、プリンタ数N>0のアクセスポイント3を示すSSIDの一覧を、プリンタ数Nが多い順にソートする。
S204では、印刷プログラム32は、プリンタ数N>0のアクセスポイント3を示すSSIDの一覧を、プリンタ数Nが多い順にソートする。
S205では、印刷プログラム32はS204でソートした順でSSIDを表示部25に一覧表示させてSSIDの選択を受け付ける。S205は表示処理の一例である。
具体的には例えば、印刷プログラム32は図8に示すSSID選択画面41を表示部25に表示させる。SSID選択画面41にはプリンタ数N>0のアクセスポイント3を示すSSIDの一覧が表示される。また、各SSIDの右側にはそのSSIDによって示されるアクセスポイント3に接続されているプリンタ4の数が対応付けられて表示される。SSIDは対応付けられているプリンタ数Nが多い順にソートされて表示されている。
具体的には例えば、印刷プログラム32は図8に示すSSID選択画面41を表示部25に表示させる。SSID選択画面41にはプリンタ数N>0のアクセスポイント3を示すSSIDの一覧が表示される。また、各SSIDの右側にはそのSSIDによって示されるアクセスポイント3に接続されているプリンタ4の数が対応付けられて表示される。SSIDは対応付けられているプリンタ数Nが多い順にソートされて表示されている。
ユーザがSSIDをクリックするとそのSSIDの左側に選択状態であることを示す記号41bが表示される。いずれかのSSIDを選択状態にした状態でユーザが「接続」ボタン41cをクリックすると、選択状態にされているSSIDが選択されてSSID選択画面41が閉じる。
ユーザは、SSIDを選択しない場合は「接続しない」ボタン41dをクリックすることにより、SSIDを選択せずにSSID選択画面41を閉じることができる。
ユーザは、SSIDを選択しない場合は「接続しない」ボタン41dをクリックすることにより、SSIDを選択せずにSSID選択画面41を閉じることができる。
また、各SSIDにはリスト表示ボタン41aが表示されている。リスト表示ボタン41aをクリックすると、図8の下段のSSID選択画面41に示すように、クリックしたリスト表示ボタン41aに対応するSSIDのアクセスポイント3に接続されているプリンタ4のモデル名がリスト表示される。ユーザは表示されたモデル名を参考にしてSSIDを選択することができる。例えばデフォルトプリンタと同じモデルのプリンタ4に印刷を実行させたい場合は、ユーザは同じモデル名のプリンタ4が接続されているアクセスポイント3のSSIDを選択すればよい。
上述したS201〜S205は選択受付処理の一例である。
上述したS201〜S205は選択受付処理の一例である。
図7に戻る。S206では、印刷プログラム32はユーザによってSSIDが選択されたか否かを判断し、選択された場合はS207に進み、選択されなかった場合は無線印刷処理に戻る。
S207では、印刷プログラム32はS205で選択されたSSIDによって示されるアクセスポイント3に携帯端末2を無線接続させる。S207は接続処理の一例である。
S207では、印刷プログラム32はS205で選択されたSSIDによって示されるアクセスポイント3に携帯端末2を無線接続させる。S207は接続処理の一例である。
S208では、印刷プログラム32はS207で無線接続したアクセスポイント3に接続されているプリンタ4に印刷の実行指示を送信する。
具体的には、印刷プログラム32はS207で無線接続したアクセスポイント3に接続されているプリンタ4を検索し、見つかったプリンタ4のモデル名を表示部25に一覧表示させてユーザからプリンタ4の選択を受け付ける。そして、印刷プログラム32はユーザによって選択されたプリンタ4に実行指示を送信して印刷を実行させる。S208は第2の送信処理の一例である。
具体的には、印刷プログラム32はS207で無線接続したアクセスポイント3に接続されているプリンタ4を検索し、見つかったプリンタ4のモデル名を表示部25に一覧表示させてユーザからプリンタ4の選択を受け付ける。そして、印刷プログラム32はユーザによって選択されたプリンタ4に実行指示を送信して印刷を実行させる。S208は第2の送信処理の一例である。
S209では、印刷プログラム32は現在携帯端末2が無線接続しているアクセスポイント3のSSIDとS101で記憶したSSIDとが一致するか否かを判断し、一致しない場合はS210に進み、一致する場合は無線印刷処理に戻る。S209は第2のアクセスポイント判断処理の一例である。
S210では、印刷プログラム32はアクセスポイント3を元に戻すか否を判断する。具体的には例えば、印刷プログラム32は図6に示す選択画面42を表示してユーザから選択を受け付ける。印刷プログラム32は、元に戻す選択を受け付けた場合はS211に進み、元に戻さない選択を受け付けた場合は無線印刷処理に戻る。
S211では、印刷プログラム32は現在携帯端末2が無線接続しているアクセスポイント3との接続を切断し、S101で記憶したSSIDによって示されるアクセスポイント3に携帯端末2を再接続させる。S211は第2の再接続処理の一例である。
S212では、印刷プログラム32はプリンタが見つからない旨のメッセージを表示部25に表示させる。印刷プログラム32はその後に無線印刷処理に戻る。
S212では、印刷プログラム32はプリンタが見つからない旨のメッセージを表示部25に表示させる。印刷プログラム32はその後に無線印刷処理に戻る。
(6−2−4)プリンタ数取得処理
次に、図9を参照して、S202で実行されるプリンタ数取得処理について説明する。
S301では、印刷プログラム32はS201で取得したSSIDの一覧の中からSSIDを一つ選択する。
次に、図9を参照して、S202で実行されるプリンタ数取得処理について説明する。
S301では、印刷プログラム32はS201で取得したSSIDの一覧の中からSSIDを一つ選択する。
S302では、印刷プログラム32はS301で選択したSSIDによって示されるアクセスポイント3に携帯端末2を無線接続させる.
S303では、印刷プログラム32は無線接続したアクセスポイント3に接続されているプリンタ4を検索し、プリンタ4の数を取得する。
S304では、印刷プログラム32は全てのSSIDを選択したか否かを判断し、まだ選択していないSSIDがある場合はS301に戻って処理を繰り返し、全て選択した場合はAP選択・印刷処理に戻る。
S303では、印刷プログラム32は無線接続したアクセスポイント3に接続されているプリンタ4を検索し、プリンタ4の数を取得する。
S304では、印刷プログラム32は全てのSSIDを選択したか否かを判断し、まだ選択していないSSIDがある場合はS301に戻って処理を繰り返し、全て選択した場合はAP選択・印刷処理に戻る。
なお、ここではプリンタ数取得処理を実行してプリンタ数Nを取得する場合を例に説明した。これに対し、S103〜S107で他の無線接続可能なアクセスポイント3に無線接続したときにプリンタ数Nを取得しておいてもよい。この場合、印刷プログラム32が起動されたときに携帯端末2が接続されていたアクセスポイント3については印刷プログラム32が起動されたときにプリンタ数Nを取得しておけばよい。
(6−2−5)有線印刷処理
次に、図10を参照して、S004で実行される有線印刷処理について説明する。
S401では、印刷プログラム32は現在携帯端末2が無線接続しているアクセスポイント3にデフォルトプリンタが接続されているか否かを判断する。印刷プログラム32は、接続されている場合はS402に進み、接続されていない場合はS403に進む。
次に、図10を参照して、S004で実行される有線印刷処理について説明する。
S401では、印刷プログラム32は現在携帯端末2が無線接続しているアクセスポイント3にデフォルトプリンタが接続されているか否かを判断する。印刷プログラム32は、接続されている場合はS402に進み、接続されていない場合はS403に進む。
S402では、印刷プログラム32はデフォルトプリンタに印刷の実行指示を送信して印刷を実行させる。
S403では、印刷プログラム32は印刷を実行させることができない旨のメッセージを表示部25に表示させ、その後にデフォルトプリンタで印刷する処理に戻る。
S403では、印刷プログラム32は印刷を実行させることができない旨のメッセージを表示部25に表示させ、その後にデフォルトプリンタで印刷する処理に戻る。
(7)実施形態の効果
以上説明した印刷プログラム32によると、現在携帯端末2が無線接続しているアクセスポイント3にデフォルトプリンタが接続されていない場合は他の無線接続可能なアクセスポイント3に無線接続してデフォルトプリンタを検索する。よって、デフォルトプリンタが接続されているアクセスポイント3が以前実行指示を送信した時から変更された場合であっても、変更後のアクセスポイント3に無線接続してデフォルトプリンタを使用する可能性を向上させることができる。
以上説明した印刷プログラム32によると、現在携帯端末2が無線接続しているアクセスポイント3にデフォルトプリンタが接続されていない場合は他の無線接続可能なアクセスポイント3に無線接続してデフォルトプリンタを検索する。よって、デフォルトプリンタが接続されているアクセスポイント3が以前実行指示を送信した時から変更された場合であっても、変更後のアクセスポイント3に無線接続してデフォルトプリンタを使用する可能性を向上させることができる。
更に、印刷プログラム32によると、他の無線接続可能なアクセスポイント3に無線接続してデフォルトプリンタを検索するとき、履歴にSSIDが記録されているアクセスポイント3から先に無線接続する。デフォルトプリンタは、過去にそのデフォルトプリンタが接続されていたことのあるアクセスポイント3に接続されている可能性が高い。印刷プログラム32によると、履歴にSSIDが記録されているアクセスポイント3から先に無線接続するので、ランダムに無線接続する場合に比べ、デフォルトプリンタを効率よく見つけることができる。
更に、印刷プログラム32によると、履歴に記録されているSSIDのうち対応付けられている送信時刻が新しいSSIDによって示されるアクセスポイント3から先に無線接続する。デフォルトプリンタは、最後に印刷を実行させたときに接続されていたアクセスポイント3に接続されている可能性が高い。印刷プログラム32によると、送信時刻が新しいSSIDによって示されるアクセスポイント3から先に無線接続するので、プリンタ4をより効率よく見つけることができる。
更に、印刷プログラム32によると、デフォルトプリンタに印刷を実行させる要求が受け付けられると、現在携帯端末2が無線接続しているアクセスポイント3のSSIDを記憶する。そして、印刷プログラム32によると、デフォルトプリンタが接続されているアクセスポイント3と記憶しているSSIDによって示されるアクセスポイント3とが異なる場合は、プリンタ4に実行指示を送信した後に、記憶しているSSIDによって示されるアクセスポイント3に再接続する。
印刷を実行させる要求を受け付けたときに無線接続していたアクセスポイント3は、デフォルトプリンタに印刷を実行させる目的の他に別の目的で無線接続されていた場合もある。その場合、別のアクセスポイント3に無線接続してデフォルトプリンタに印刷を実行させた後にそのまま無線接続していると、印刷を実行させる要求を受け付けたときに無線接続されていたアクセスポイント3に手動で再接続する必要があり、ユーザの利便性が低下する虞がある。印刷プログラム32によると、印刷を実行させた後にSSIDによって示されるアクセスポイント3に再接続するので、ユーザの利便性が低下することを抑制できる。
印刷を実行させる要求を受け付けたときに無線接続していたアクセスポイント3は、デフォルトプリンタに印刷を実行させる目的の他に別の目的で無線接続されていた場合もある。その場合、別のアクセスポイント3に無線接続してデフォルトプリンタに印刷を実行させた後にそのまま無線接続していると、印刷を実行させる要求を受け付けたときに無線接続されていたアクセスポイント3に手動で再接続する必要があり、ユーザの利便性が低下する虞がある。印刷プログラム32によると、印刷を実行させた後にSSIDによって示されるアクセスポイント3に再接続するので、ユーザの利便性が低下することを抑制できる。
更に、印刷プログラム32によると、デフォルトプリンタが見つからず、それにより別のプリンタ4に印刷の実行指示を送信する場合に、どのアクセスポイント3に接続されているプリンタ4に印刷の実行指示を送信するかを選択することができる。
更に、印刷プログラム32によると、デフォルトプリンタに無線接続の機能がある場合に、S101〜S113の処理を実行することで、デフォルトプリンタの検索を行う一方、デフォルトプリンタに無線接続の機能がない場合、すなわちデフォルトプリンタに有線接続の機能しかない場合、上記デフォルトプリンタの検索を行わない。これは、有線接続機能しかないプリンタは有線接続されているAPが変わる可能性が少ないからある。よって、デフォルトプリンタが無線接続する機能を備えていない場合に、当該判断が無駄に実行されてしまわないようにすることができる。
<実施形態2>
次に、実施形態2を前述した図7及び図9によって説明する。
前述した実施形態1では、AP選択・印刷処理のS202において、無線接続可能なアクセスポイント3に接続されているプリンタ4の数Nを取得し、S205において、無線接続可能なアクセスポイント3のSSIDに、S202で取得されたプリンタ4の数Nを対応付けて表示させる場合を例に説明した。
次に、実施形態2を前述した図7及び図9によって説明する。
前述した実施形態1では、AP選択・印刷処理のS202において、無線接続可能なアクセスポイント3に接続されているプリンタ4の数Nを取得し、S205において、無線接続可能なアクセスポイント3のSSIDに、S202で取得されたプリンタ4の数Nを対応付けて表示させる場合を例に説明した。
これに対し、S202において、デフォルトプリンタと同一機種のプリンタ4の数を取得してもよい。
具体的には、「プリンタを選択して印刷する処理」において印刷の実行を指示した際にプリンタ4のマックアドレスに加えてモデル名又は機能情報を取得し、それらの情報をデフォルトプリンタ情報33として記憶しておく。そして、図9のプリンタ数取得処理のS303において、選択したアクセスポイント3に接続されているプリンタ4を検索し、デフォルトプリンタ情報33と同じモデル名のプリンタの数Nを取得する。あるいは、選択したアクセスポイント3に接続されているプリンタ4の機能情報を取得し、デフォルトプリンタ情報33と同じ機能を有するプリンタの数Nを取得してもよい。
そして、図7のS205において、無線接続可能なアクセスポイント3のSSIDに、S303で取得したデフォルトプリンタと同一機種のプリンタ4の数を対応付けて表示させればよい。
具体的には、「プリンタを選択して印刷する処理」において印刷の実行を指示した際にプリンタ4のマックアドレスに加えてモデル名又は機能情報を取得し、それらの情報をデフォルトプリンタ情報33として記憶しておく。そして、図9のプリンタ数取得処理のS303において、選択したアクセスポイント3に接続されているプリンタ4を検索し、デフォルトプリンタ情報33と同じモデル名のプリンタの数Nを取得する。あるいは、選択したアクセスポイント3に接続されているプリンタ4の機能情報を取得し、デフォルトプリンタ情報33と同じ機能を有するプリンタの数Nを取得してもよい。
そして、図7のS205において、無線接続可能なアクセスポイント3のSSIDに、S303で取得したデフォルトプリンタと同一機種のプリンタ4の数を対応付けて表示させればよい。
以上説明した印刷プログラム32によると、SSIDによって示されるアクセスポイント3に接続されているプリンタのうちデフォルトプリンタと同一機種のプリンタ4の数NをそのSSIDに対応付けて表示させるので、デフォルトプリンタと同一機種のプリンタ4に印刷を実行させたいユーザの利便性が向上する。
<実施形態3>
次に、実施形態3を前述した図4によって説明する。
実施形態3に係る印刷プログラム32は、前述したデフォルトプリンタで印刷する処理において、S001とS002との間に以下のS501を実行する。
次に、実施形態3を前述した図4によって説明する。
実施形態3に係る印刷プログラム32は、前述したデフォルトプリンタで印刷する処理において、S001とS002との間に以下のS501を実行する。
S501では、印刷プログラム32は、デフォルトプリンタが携帯用のプリンタ4であるか否かを判断する。この判断は、例えば印刷プログラム32が制御可能なプリンタ4のうち携帯用のプリンタ4のモデル名を記憶部27に記憶しておき、デフォルトプリンタのモデル名が、記憶部27に記憶されている携帯用のプリンタ4のモデル名のいずれかと一致するか否かを判断することによって行うことができる。
なお、デフォルトプリンタ情報33としてデフォルトプリンタの機能情報が記憶されている場合は、その機能情報に基づいてデフォルトプリンタが携帯用のプリンタ4であるか否かを判断してもよい。
印刷プログラム32は、デフォルトプリンタが携帯用のプリンタ4である場合はS002に進み、携帯用のプリンタ4ではない場合はS004に進む。S501はデバイス判断処理の一例である。
印刷プログラム32は、デフォルトプリンタが携帯用のプリンタ4である場合はS002に進み、携帯用のプリンタ4ではない場合はS004に進む。S501はデバイス判断処理の一例である。
以上説明した印刷プログラム32によると、現在携帯端末2が無線接続しているアクセスポイント3にデフォルトプリンタが接続されているか否かの判断に先立って、デフォルトプリンタが携帯用のプリンタ4であるか否かを判断し、携帯用のプリンタ4である場合に無線印刷処理を実行する。デフォルトプリンタが携帯用のプリンタ4ではない場合は、デフォルトプリンタが移動する可能性は少ないので、検索処理は不要であるといえる。印刷プログラム32によると、デフォルトプリンタが携帯用のプリンタ4ではない場合に、検索処理が無駄に実行されてしまわないようにすることができる。
<他の実施形態>
上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態ではデバイスとしてプリンタを例に説明した。これに対し、デバイスはイメージスキャナであってもよいし、ファクシミリ装置であってもよいし、印刷機能、コピー機能、画像読取機能、ファクシミリ機能などを備える所謂複合機であってもよい。
(2)上記実施形態では印刷プログラム32を起動する前にOS31の処理によって携帯端末2をアクセスポイント3に無線接続する場合を例に説明した。これに対し、最初の接続も印刷プログラム32の処理によって行ってもよい。例えば、ユーザが携帯端末2をアクセスポイント3に無線接続する前に印刷プログラム32を起動する場合もある。そのため、印刷プログラム32は起動されると先ず携帯端末2がアクセスポイント3に無線接続されているか否かを判断し、無線接続されていない場合は印刷プログラム32の処理によって携帯端末2をアクセスポイント3に無線接続してもよい。
(3)上記実施形態1ではS002を実行している。しかしながら、S002を実行しないようにしてもよい。
(4)上記実施形態ではS102で肯定判断された場合、すなわち現在携帯端末2が無線接続しているアクセスポイント3にデフォルトプリンタが無線接続されている場合もS110〜S112の処理を実行している。これに対し、S102で肯定判断された場合はS110〜S112の処理を実行しないようにしてもよい。
(5)上記実施形態ではデバイス制御プログラムとして携帯端末2で実行される印刷プログラム32を例に説明した。そして、印刷プログラム32が画像選択画面や画像表示画面を表示させてユーザから画像の選択や印刷を実行させる要求を受け付ける場合を例に説明した。
これに対し、携帯端末2がノート型のコンピュータである場合は、印刷プログラム32はプリンタドライバとして構成されてもよい。この場合は、アプリケーションプログラムがユーザから画像の選択や印刷を実行させる要求を受け付け、プリンタドライバはデフォルトプリンタに画像処理を実行させる要求をアプリケーションプログラムから受け付けてもよい。
これに対し、携帯端末2がノート型のコンピュータである場合は、印刷プログラム32はプリンタドライバとして構成されてもよい。この場合は、アプリケーションプログラムがユーザから画像の選択や印刷を実行させる要求を受け付け、プリンタドライバはデフォルトプリンタに画像処理を実行させる要求をアプリケーションプログラムから受け付けてもよい。
(6)上記実地形態ではS111やS210を実行してアクセスポイント3を元に戻すか否かを判断する場合を例に説明した。これに対し、これらのステップを実行せず、常にアクセスポイント3を元に戻すようにしてもよい。逆に、アクセスポイント3を元に戻す処理は行わないようにしてもよい。
1・・・印刷システム、2・・・携帯端末、3a〜3d・・・アクセスポイント、4a〜4r・・・プリンタ、5a〜5d・・・カバレッジエリア、21・・・CPU、27・・・記憶部、28・・・無線通信部、32・・・印刷プログラム
33・・・デフォルトプリンタ情報、34・・・アクセスポイント履歴テーブル、35・・・無線LAN対応情報
33・・・デフォルトプリンタ情報、34・・・アクセスポイント履歴テーブル、35・・・無線LAN対応情報
Claims (11)
- アクセスポイントに無線接続する接続部と、
以前画像処理の実行指示を送信したデバイスである使用デバイスを示すデバイス情報を記憶する記憶部と、
を備えるコンピュータによって実行されるデバイス制御プログラムであって、
前記デバイス情報によって示される使用デバイスに画像処理を実行させる要求を受け付ける要求受付処理と、
前記要求受付処理によって前記要求が受け付けられると、現在前記接続部が無線接続しているアクセスポイントに前記使用デバイスが接続されているか否かを判断する接続判断処理と、
前記接続判断処理によって否定判断された場合に、他の無線接続可能なアクセスポイントに無線接続して前記使用デバイスを検索する検索処理と、
前記接続判断処理によって肯定判断された場合、又は、前記検索処理によって前記使用デバイスが見つかった場合に、前記使用デバイスに画像処理の実行指示を送信する第1の送信処理と、
を前記コンピュータに実行させるデバイス制御プログラム。 - 請求項1に記載のデバイス制御プログラムであって、
前記接続判断処理によって肯定判断された場合、又は、前記検索処理によって前記使用デバイスが見つかった場合に、前記使用デバイスが接続されているアクセスポイントのアクセスポイント識別子を履歴に記録する履歴記録処理を前記コンピュータに実行させ、
前記検索処理において、前記履歴にアクセスポイント識別子が記録されているアクセスポイントから先に無線接続する、デバイス制御プログラム。 - 請求項2に記載のデバイス制御プログラムであって、
前記履歴記録処理において、前記使用デバイスが接続されているアクセスポイントのアクセスポイント識別子と前記第1の送信処理において前記実行指示を送信した送信時刻とを対応付けて前記履歴に記録し、
前記検索処理において、前記履歴に記録されているアクセスポイント識別子のうち対応付けられている送信時刻が新しいアクセスポイント識別子によって示されるアクセスポイントから先に無線接続する、デバイス制御プログラム。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のデバイス制御プログラムであって、
前記要求受付処理によって前記要求が受け付けられると、現在前記接続部が無線接続しているアクセスポイントのアクセスポイント識別子を記憶するアクセスポイント識別子記憶処理と、
前記第1の送信処理によって前記実行指示を送信した後に、前記使用デバイスが接続されているアクセスポイントと前記アクセスポイント識別子記憶処理によって記憶されたアクセスポイント識別子によって示されるアクセスポイントとが同じであるか否かを判断する第1のアクセスポイント判断処理と、
前記第1のアクセスポイント判断処理によって否定判断された場合に、前記アクセスポイント識別子記憶処理によって記憶されたアクセスポイント識別子によって示されるアクセスポイントに再接続する第1の再接続処理と、
を前記コンピュータに実行させるデバイス制御プログラム。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のデバイス制御プログラムであって、
前記検索処理において前記使用デバイスが見つからなかった場合に、無線接続可能なアクセスポイントの中からアクセスポイントの選択を受け付ける選択受付処理と、
前記選択受付処理によって受け付けられたアクセスポイントに無線接続する接続処理と、
前記接続処理によって無線接続されたアクセスポイントに接続されているデバイスであって前記使用デバイスとは別のデバイスに画像処理の実行指示を送信する第2の送信処理と、
を前記コンピュータに実行させるデバイス制御プログラム。 - 請求項5に記載のデバイス制御プログラムであって、
前記コンピュータは表示部を備え、
当該デバイス制御プログラムは、前記選択受付処理において、
前記無線接続可能なアクセスポイントに無線接続してそのアクセスポイントに接続されているデバイスの数を取得する接続デバイス数取得処理と、
前記無線接続可能なアクセスポイントのアクセスポイント識別子に、前記接続デバイス数取得処理によって取得されたデバイスの数を対応付けて前記表示部に表示させる表示処理と、
を前記コンピュータに実行させるデバイス制御プログラム。 - 請求項6に記載のデバイス制御プログラムであって、
前記接続デバイス数取得処理において、前記デバイス情報によって示されるデバイスと同一機種のデバイスの数を取得し、
前記表示処理において、前記無線接続可能なアクセスポイントのアクセスポイント識別子に、前記使用デバイスと同一機種のデバイスの数を対応付けて前記表示部に表示させる、デバイス制御プログラム。 - 請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載のデバイス制御プログラムであって、
前記要求受付処理によって前記要求が受け付けられると、現在前記接続部が無線接続しているアクセスポイントのアクセスポイント識別子を記憶するアクセスポイント識別子記憶処理と、
前記第2の送信処理によって前記実行指示を送信したデバイスが接続されているアクセスポイントと前記アクセスポイント識別子記憶処理によって記憶されたアクセスポイント識別子によって示されるアクセスポイントとが同じであるか否かを判断する第2のアクセスポイント判断処理と、
前記第2のアクセスポイント判断処理によって否定判断された場合に、前記アクセスポイント識別子記憶処理によって記憶されたアクセスポイント識別子によって示されるアクセスポイントに再接続する第2の再接続処理と、
を前記コンピュータに実行させるデバイス制御プログラム。 - 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載のデバイス制御プログラムであって、
前記検索処理に先立って、前記使用デバイスに無線接続の機能があるか否かを判断する機能判断処理を実行し、前記機能判断処理によって肯定判断された場合に、前記コンピュータに前記検索処理を実行させるデバイス制御プログラム。 - 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載のデバイス制御プログラムであって、
前記検索処理に先立って、前記使用デバイスが携帯用のデバイスであるか否かを判断するデバイス判断処理を実行し、前記デバイス判断処理によって肯定判断された場合に、前記コンピュータに前記検索処理を実行させる、デバイス制御プログラム。 - アクセスポイントに無線接続する接続部と、
以前画像処理の実行指示を送信したデバイスである使用デバイスを示すデバイス情報を記憶する記憶部と、
処理部と、
を備え、
前記処理部は、
前記要求受付処理によって前記要求が受け付けられると、現在前記接続部が無線接続しているアクセスポイントに前記使用デバイスが接続されているか否かを判断する接続判断処理と、
前記接続判断処理によって否定判断された場合に、他の無線接続可能なアクセスポイントに無線接続して前記使用デバイスを検索する検索処理と、
前記接続判断処理によって肯定判断された場合、又は、前記検索処理によって前記使用デバイスが見つかった場合に、前記使用デバイスに画像処理の実行指示を送信する第1の送信処理と、
を実行する、情報処理装置。
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---|---|---|---|---|
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JP2018196059A (ja) * | 2017-05-19 | 2018-12-06 | キヤノン株式会社 | プログラム、記憶媒体、携帯端末の制御方法、及び携帯端末 |
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- 2013-03-29 JP JP2013071857A patent/JP2014197262A/ja active Pending
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