JP2014192623A - 作業支援システムとその装置、方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザ端末装置におけるユーザの作業を不必要に中断させないようにし、かつ家電機器における無駄な電力消費を削減する。
【解決手段】ユーザ端末UTに拡張機能部10を設け、動画再生指示入力が検出された場合に、対象となる動画の再生予定時間をWebページから取得すると共に、家電制御サーバCSVから家電機器の動作スケジュール情報を取得する。そして、この取得された動作スケジュール情報と動画再生予定時間をもとに、動画再生時間内に家電機器の動作状態が遷移して割込みが発生する可能性の有無を判定し、さらに可能性がある場合にはユーザが作業を中断する必要性があるか否かを判定する。そして、必要性がある場合に限り問い合わせメッセージを生成して表示させ、これに対しユーザが「完了待機」ボタンを押した場合には動画再生を待機し、「すぐ視聴」ボタンを押した場合には動画再生を開始する。
【選択図】図1
【解決手段】ユーザ端末UTに拡張機能部10を設け、動画再生指示入力が検出された場合に、対象となる動画の再生予定時間をWebページから取得すると共に、家電制御サーバCSVから家電機器の動作スケジュール情報を取得する。そして、この取得された動作スケジュール情報と動画再生予定時間をもとに、動画再生時間内に家電機器の動作状態が遷移して割込みが発生する可能性の有無を判定し、さらに可能性がある場合にはユーザが作業を中断する必要性があるか否かを判定する。そして、必要性がある場合に限り問い合わせメッセージを生成して表示させ、これに対しユーザが「完了待機」ボタンを押した場合には動画再生を待機し、「すぐ視聴」ボタンを押した場合には動画再生を開始する。
【選択図】図1
Description
この発明は、ユーザ端末においてユーザが実行しようとする作業を支援する作業支援システムとその装置、方法及びプログラムに関する。
近年、パーソナル・コンピュータやタブレット型端末、スマートフォン等の情報端末が普及し、ユーザはこれらの端末を用いて種々の作業を行えるようになっている。これらの作業のなかには、Webサイトの動画の視聴や、文書の作成、画像の編集等のように、外部からの割込により途中で作業の中断を余儀なくされることを極力避けたいものがある。例えば、動画の視聴中に洗濯機による洗濯が終了して洗濯物を干さなければならなくなったり、またオーブンレンジの加熱処理が終了して調理に戻らなければならなくなったりするといったことがある。
一方、最近家電の分野ではHEMS(Home Energy Management System)の実用化に向け種々の研究が進められている。その一つに、メーカの異なる複数の家電機器をLAN(Local Area Network)等の家庭内ネットワークを介して家電制御サーバに接続し、さらにスマートフォン等のユーザ端末装置から上記LANを経由して家電機器の動作状態を確認したり遠隔操作したりできるようにする規格が策定されている(例えば非特許文献1参照)。
「ECHNET Liteの概要」、ECHONET CONSORTIUM、インターネット<URL: http://www.echonet.gr.jp/spec/pdf_v101_lite/ECHONET-Lite_Ver.1.01_01.pdf>
ところが、非特許文献1に記載された技術では、ユーザ端末装置からLANを経由して家電機器の動作状態を確認したり遠隔操作したりするためのプロトコルについては記載されているが、ユーザ端末装置において実行される作業を、家電機器の動作状態を考慮して支援するアプリケーションまでは提案されていない。このため、例えばユーザ端末装置上での作業中に家電機器の動作状態が遷移して作業の中断を余儀なくされることは依然として避けられず、また家電機器の動作状態の遷移を無視してユーザ端末装置上での作業を続けると、洗濯し直しや暖め直し等のために家電機器において無駄な電力が消費されることになり、非常に好ましくない。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、ユーザ端末装置におけるユーザの作業を不必要に中断させないようにし、かつ家電機器における無駄な電力消費を削減するようにした作業支援システムとその装置、方法及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の第1の観点は、家電機器の動作を制御する家電制御装置と、この家電制御装置との間でネットワークを介して通信可能に接続されるユーザ端末装置とを具備し、上記家電制御装置に保存されている家電機器の動作スケジュール情報に基づいて上記ユーザ端末装置におけるユーザの作業を支援する作業支援システムにあって、上記ユーザ端末装置により、予め設定した作業の実行開始要求の入力又は実行開始が予測される状況が検出された場合に、上記家電制御装置から上記保存されている家電機器の動作スケジュール情報を上記ネットワークを介して取得し、上記実行開始が要求又は予測される作業の想定実行時間と、上記取得された家電機器の動作スケジュール情報とに基づいて、上記想定実行時間内に発生すると予測される上記家電機器の動作状態の遷移を特定する。そして、上記家電機器の動作状態の遷移が特定された場合に、上記作業のスケジュール或いは上記家電機器の動作スケジュールの変更を促す情報をユーザに提示し、この提示に対し指示情報が入力された場合に当該入力された指示情報の内容に従い上記スケジュールを変更するようにしたものである。
この発明の第2の観点は、上記ユーザ端末装置において、上記想定実行時間内に発生すると予測される上記家電機器の動作状態の遷移が特定された場合に、当該動作状態の遷移を許容できるか否かを判定し、許容できないと判定された場合に、上記作業のスケジュール或いは上記家電機器の動作スケジュールの変更を促す情報を提示するようにしたものである。
この発明の第1の観点によれば、ユーザにとって途中で中断したくない作業を実行しようとする場合に、当該作業の想定実行時間と家電機器の動作スケジュール情報とから、想定実行時間内に家電機器の動作状態の遷移が発生するか否かが判定される。そして、動作状態の遷移が発生する場合には、作業スケジュール或いは家電機器の動作スケジュールの変更を促す情報がユーザに提示され、この提示に対しユーザが指示情報を入力するとその内容に従いスケジュールの変更処理が行われる。したがって、作業の実行中に家電機器の動作状態が遷移し、これにより作業の中断を余儀なくされる心配はなくなり、ユーザは作業に集中して取り組むことが可能となる。また、ユーザの作業中に家電機器の状態が遷移する心配がないので、家電機器が電力を消費する動作状態のまま放置されることを防ぎ、また例えば洗濯し直しや暖めし直しによる無駄な電力が消費されないようにすることができる。
この発明の第2の観点によれば、作業の想定実行時間内に家電機器の動作状態の遷移が予測される場合に当該動作状態の遷移を許容できるか否かが判定され、許容できないと判定された場合にのみ、スケジュールの変更を促す情報が提示される。このためユーザは、真に作業に影響する動作状態の遷移が発生すると予測される場合にのみ指示情報を入力すればよいことになり、その分手間を減らすことができる。
すなわちこの発明の各観点によれば、ユーザ端末装置におけるユーザの作業を不必要に中断させないようにし、かつ家電機器における無駄な電力消費を削減するようにした作業支援システムとその装置、方法及びプログラムを提供することができる。
以下、図面を参照してこの発明に係わる実施形態を説明する。
[一実施形態]
(構成)
図1は、この発明の一実施形態に係る作業支援システムの機能構成を示すブロック図である。
本実施形態の作業支援システムは、家電制御サーバCSVと、ユーザ端末UTとを備えている。家電制御サーバCSVは、複数の家電機器A1〜Anに対しローカルエリアネットワーク(Local Area Network:LAN)1を介して接続されている。家電機器A1〜Anは、例えば洗濯機、オーブンレンジ、浴室暖房乾燥機、エアコン、各種センサ等からなり、上記LAN1に対するインタフェース機能と、家電制御サーバCSVからの制御データに応じて自己の動作状態を制御する機能と、当該動作状態を表す情報を家電制御サーバCSVへ通知する機能を備えている。家電制御サーバCSVと家電機器A1〜Anとの間のデータ伝送プロトコルには、例えばECHNET Lite(登録商標)が用いられる。
[一実施形態]
(構成)
図1は、この発明の一実施形態に係る作業支援システムの機能構成を示すブロック図である。
本実施形態の作業支援システムは、家電制御サーバCSVと、ユーザ端末UTとを備えている。家電制御サーバCSVは、複数の家電機器A1〜Anに対しローカルエリアネットワーク(Local Area Network:LAN)1を介して接続されている。家電機器A1〜Anは、例えば洗濯機、オーブンレンジ、浴室暖房乾燥機、エアコン、各種センサ等からなり、上記LAN1に対するインタフェース機能と、家電制御サーバCSVからの制御データに応じて自己の動作状態を制御する機能と、当該動作状態を表す情報を家電制御サーバCSVへ通知する機能を備えている。家電制御サーバCSVと家電機器A1〜Anとの間のデータ伝送プロトコルには、例えばECHNET Lite(登録商標)が用いられる。
家電制御サーバCSVは、中央処理ユニット(Central Processing Unit:CPU)を備え、家電管理部31と、家電制御部32を有している。家電管理部31は、家電機器A1〜Anの動作スケジュールを表す情報を保存すると共に、家電機器A1〜Anの動作状態を監視する機能を有する。家電制御部32は、上記家電管理部31に保存された動作スケジュール情報に従い家電機器A1〜Anの動作状態を制御する機能を有する。
ユーザ端末UTは、例えばパーソナル・コンピュータ、タブレット型端末、スマートフォンからなり、上記LAN1を介して上記家電制御サーバCSVに接続される。また、LAN1からルータRTを介してWebサーバWSVにも接続可能となっている。なお、LAN1は、有線LANに限らず無線LANでもよく、またBluetooth(登録商標)等の近距離無線データ伝送規格を採用した無線ネットワークを使用することも可能である。
ユーザ端末UTは、CPUを備え、この実施形態を実現する上で必要な機能として、拡張機能部10と、Webページ表示部20を有している。Webページ表示部20は、一般的なWebブラウザの機能を使用し、WebサーバWSVから受信したWebページに記述された内容に従ってそのコンテンツを表示する。
拡張機能部10は、この実施形態を実現するために必要な機能として、動画再生指示検出部11と、動画再生時間取得部12と、割込発生判断部13と、動画再生指示部14と、ユーザ提示制御部15を有する。なお、拡張機能部10のこれらの機能は、Webブラウザの機能の一部として予めインストールされたもので、プログラムを上記CPUに実行させることにより実現される。
動画再生指示検出部11は、ユーザが当該Webページに内に含まれる動画情報の再生実行要求を検出する機能を有する。動画再生時間取得部12は、上記動画再生指示検出部11により動画情報の再生実行要求が検出された場合に、上記Webページから当該動画情報の再生予定時間を取得する機能を有する。
割込発生判断部13は、家電制御サーバCSVの家電管理部31から家電機器の動作スケジュール情報を受け取り、この動作スケジュール情報と、上記取得された動画再生予定時間をもとに、動画再生時間内に家電機器の動作状態が遷移して割込みが発生する可能性の有無を判定する。そして、割込みが発生する可能性がなければ、動画再生指示部14に動画の再生を指示する。これに対し、割込みが発生する可能性がある場合には、割込が発生してもユーザが作業を中断する必要性があるか否かを判定し、必要性がある場合にのみユーザ提示制御部15にメッセージ提示指示を与える機能を有する。
動画再生指示部14は、上記割込発生判断部13から動画再生指示を受け取ると、Webページに含まれる動画情報の再生処理をWebページ表示部20の動画デコーダに実行させる機能を有する。
ユーザ提示制御部15は、上記割込発生判断部13からメッセージ提示指示を受け取ると、問い合わせメッセージを生成してディスプレイに表示させる機能を有する。問い合わせメッセージには、家電機器の動作状態が遷移するまで動画再生を待機するか否かを問い合わせる情報と、その回答の入力を促す情報を含める。またユーザ提示制御部15は、上記表示されたメッセージに対しユーザが回答を入力した場合に、その回答内容に応じて「再生待機」又は「即時再生」を動画再生指示部14に指示し、「再生待機」の場合には家電制御サーバCSVの家電管理部31に対し家電機器の動作状態を問い合わせる機能も有する。さらにまた、動作終了が確認されるとその旨のメッセージを生成してディスプレイに表示させる機能も有する。
(動作)
次に、以上のように構成されたシステムの動作を説明する。
図2は、ユーザ端末UTにおいて実行される処理の手順と処理内容を示すフローチャートである。なお、家電制御サーバCSVの家電管理部31には各家電機器A1〜Anの動作スケジュールが記憶されているものとして説明を行う。
次に、以上のように構成されたシステムの動作を説明する。
図2は、ユーザ端末UTにおいて実行される処理の手順と処理内容を示すフローチャートである。なお、家電制御サーバCSVの家電管理部31には各家電機器A1〜Anの動作スケジュールが記憶されているものとして説明を行う。
動画情報を閲覧しようとする場合、ユーザはユーザ端末UTにおいてWebブラウザを操作し、WebサーバWSVに対しアクセスする。このアクセスは、LAN1及びルータRTを経由して行われる。そうすると、ステップS11において、WebサーバWSVからダウンロードされたWebページ情報がWebページ表示部20の制御の下、ディスプレイに表示される。なお、このWebページの表示は、ステップS13においてWebページの遷移又は終了操作が検出されると、終了する。
上記Webページが表示された状態で、ユーザが当該Webページ上の動画再生ボタンをクリックしたとする。そうするとユーザ端末UTは、この動画再生ボタンのクリック操作を、動画再生指示検出部11の制御の下で、ステップS12により動画再生指示操作として検出する。具体的には、クリック動作のイベントをJavaScript(登録商標)によりフックすることにより検出する。そして、この動画再生指示操作が検出されると、動画再生時間取得部12が、ステップS14により上記Webページから上記再生指示された動画情報の再生予定時間を取得する。例えば、JavaScript(登録商標)を用いる場合には、video要素のduration属性をDOM(Document Object Model)により参照することにより取得する。
次にユーザ端末UTは、割込発生判断部13の制御の下、ステップS15において家電制御サーバCSVの家電管理部31から家電機器A1〜Anの動作スケジュール情報を取得する。そして、この取得した動作スケジュール情報と、上記動画再生時間取得部12により取得された動画再生予定時間をもとに、動画再生時間内に家電機器の動作状態が遷移して割込みが発生する可能性があるか否かを、ステップS16により判定する。
例えば、いま再生予定時間がTm だったとし、家電制御サーバCSVの家電管理部31から現在管理している家電機器A1〜Anの動作スケジュールが図3に示すものだったとする。この場合、現在時刻t1 =20:00における家電機器Anの動作状態S1 (An,t1)と、動画再生完了予定時刻t2 (t1+Tm)における家電機器Anの動作状態S2 (An,t2)とを比較し、S1 ≠S2 となる家電機器Anとその動作状態S1 ,S2 を特定する。また、動作状態がS1 からS2 に遷移する時刻t3 を算出する。そして、この算出された動作状態の遷移時刻t3 をもとに、上記動画の再生時間中に家電機器Anの状態が遷移して割込みが発生するか否かを判定する。
そして、上記判定の結果割込みが発生しなければ、割り込み発生判断部13は動画再生指示部14に対し動作再生指示を与える。その結果、動画再生指示部14はステップS21によりWebページに含まれる動画情報の再生処理をWebページ表示部20の動画デコーダに実行させ、ユーザが選択した動画情報を再生する。
一方、上記判定の結果割込みが発生する場合には、ステップS17においてユーザによる視聴再生の待機が必要か否かを判定する。この判定は、家電機器の動作状態の遷移の種類とその時のユーザ通知の要否を設定したテーブルをもとに行われる。図4にこのテーブル一例を示す。そして、上記判定の結果、視聴再生の待機が不要であれば、割り込み発生判断部13は動画再生指示部14に対し動作再生指示を与える。この結果、動画再生指示部14はステップS21によりWebページに含まれる動画情報の再生処理をWebページ表示部20の動画デコーダに実行させ、ユーザが選択した動画情報を再生する。
例えば、いま洗濯機は、現在時刻(t1 =20:00)においては洗濯中であるが、動画再生予定時間(Tm =0:45)の完了時刻(t2 =20:45)では脱水中であるとする。この場合、図4に示す設定例によれば、洗濯機は、動画再生中の20:40の時点では、洗濯を完了しているが自動乾燥機能により乾燥動作状態にあるため、視聴再生の待機は不要であると判断し、そのまま動画の再生を開始する。なお、もしこの時点で乾燥が終了していたならば、「洗濯乾燥完了」メッセージをディスプレイに表示させる。この処理は、ユーザ提示制御部15の制御の下で行われる。
これに対し、ユーザによる視聴再生の待機が必要と判定されると、割り込み発生判断部13はユーザ提示制御部15に対しメッセージ提示指示を与える。ユーザ提示制御部15は、上記割込発生判断部13からメッセージ提示指示を受け取ると、ステップS18により問い合わせメッセージを生成してディスプレイに表示させる。このとき問い合わせメッセージには、家電機器の動作状態が遷移するまで動画再生を待機するか否かを問い合わせる情報と、その回答の入力を促す情報が含められる。
例えば、いまオーブンレンジが動作しており、あと5分で加熱完了となるものとする。この場合、図4のテーブルの設定例によれば、加熱完了通知が必要となっているため、視聴再生の待機は必要であると判断し、ユーザ提示制御部15に対しメッセージ提示指示を与える。この結果、ユーザ提示制御部15はステップS18により問い合わせメッセージを生成し、ディスプレイに表示させる。このとき待機問い合わせメッセージには、例えば図5に示すように家電機器の動作状態が遷移するまで動画再生を待機するか否かを問い合わせる情報と、その回答の入力を促すソフトウエアボタンが含められる。
次に、この待機問い合わせメッセージが表示された状態で、当該表示画面においてユーザが「完了待機」ボタンを押下したとする。そうすると、ユーザ提示制御部15は、この操作をステップS19で検出してステップS20に移行し、ここで家電機器の動作終了を待つ状態となる。また、このときユーザ提示制御部15は、家電機器の動作終了を待機している旨のメッセージを生成し、ディスプレイに表示させる。図6はこのとき表示される動作終了待機メッセージの一例を示すものである。
そして、家電制御サーバCSVの家電管理部31から通知される情報により、家電機器の動作終了が検出されると、割り込み発生判断部13は動画再生指示部14に対し動作再生指示を与える。この結果、動画再生指示部14はステップS21により動画情報の再生を開始する。
なお、上記図5に示した待機問い合わせメッセージが表示された状態で「すぐ視聴」ボタンが押下されるか、或いは上記図6に示した動作終了待機メッセージが表示された状態で「すぐ視聴」ボタンが押下されたとする。この場合割り込み発生判断部13は、その時点で動画再生指示部14に対し動作再生指示を与える。この結果、動画再生指示部14はステップS21により動画情報の再生を開始する。
(効果)
以上詳述したようにこの実施形態では、ユーザ端末UTに拡張機能部10を設け、動画再生指示入力が検出された場合に、対象となる動画の再生予定時間をWebページから取得すると共に、家電制御サーバCSVの家電管理部31から家電機器A1〜Anの動作スケジュール情報を取得する。そして、この取得された動作スケジュール情報と動画再生予定時間をもとに、動画再生時間内に家電機器の動作状態が遷移して割込みが発生する可能性の有無を判定し、さらに可能性がある場合にはユーザが作業を中断する必要性があるか否かを判定する。そして、必要性がある場合に限り問い合わせメッセージを生成して表示させ、これに対しユーザが「完了待機」ボタンを押した場合には動画再生を待機し、「すぐ視聴」ボタンを押した場合には動画再生を開始するようにしている。
以上詳述したようにこの実施形態では、ユーザ端末UTに拡張機能部10を設け、動画再生指示入力が検出された場合に、対象となる動画の再生予定時間をWebページから取得すると共に、家電制御サーバCSVの家電管理部31から家電機器A1〜Anの動作スケジュール情報を取得する。そして、この取得された動作スケジュール情報と動画再生予定時間をもとに、動画再生時間内に家電機器の動作状態が遷移して割込みが発生する可能性の有無を判定し、さらに可能性がある場合にはユーザが作業を中断する必要性があるか否かを判定する。そして、必要性がある場合に限り問い合わせメッセージを生成して表示させ、これに対しユーザが「完了待機」ボタンを押した場合には動画再生を待機し、「すぐ視聴」ボタンを押した場合には動画再生を開始するようにしている。
したがって、動画の視聴のように、ユーザにとって途中で中断されたくない作業を行う場合に、作業の実行中に家電機器A1〜Anの動作状態が遷移して作業の中断を余儀なくされる不具合は未然に回避され、ユーザは作業に集中して取り組むことが可能となる。また、ユーザの作業中に家電機器A1〜Anの状態が遷移する心配がないので、家電機器A1〜Anが電力を消費する動作状態のまま放置されることを防ぎ、また例えば洗濯し直しや暖めし直し等による無駄な電力が消費されないようにすることができる。
さらに、作業の実行予定時間内に家電機器A1〜Anの動作状態の遷移が予測される場合に、当該動作状態の遷移による割込みの発生によりユーザが作業を中断する必要があるか否かが判定され、中断の必要がない判定された場合にのみ、問い合わせメッセージが表示される。したがって、ユーザは真に作業に影響する動作状態の遷移が発生すると予測される場合にのみ、「完了待機」ボタン又は「すぐ視聴」ボタンの選択操作を行えばよいことになり、その分手間を減らすことができる。
[他の実施形態]
前記実施形態では、ユーザ端末UTが家電制御サーバCSVの家電管理部31から家電機器の動作スケジュール情報を受け取り、この動作スケジュール情報をもとに動画再生時間内に動作状態が遷移して割込みが発生する可能性の有無を判定するようにした。しかし、これに限らず、ユーザ端末UTから家電制御サーバCSVの家電管理部31に対し動画再生予定時間を通知し、家電制御サーバCSVの家電管理部31において上記通知された動画再生予定時間と家電機器の動作スケジュール情報をもとに、動画再生時間内に動作状態が遷移して割込みが発生する可能性の有無を判定し、この判定結果をユーザ端末UTに返送するようにしてもよい。
前記実施形態では、ユーザ端末UTが家電制御サーバCSVの家電管理部31から家電機器の動作スケジュール情報を受け取り、この動作スケジュール情報をもとに動画再生時間内に動作状態が遷移して割込みが発生する可能性の有無を判定するようにした。しかし、これに限らず、ユーザ端末UTから家電制御サーバCSVの家電管理部31に対し動画再生予定時間を通知し、家電制御サーバCSVの家電管理部31において上記通知された動画再生予定時間と家電機器の動作スケジュール情報をもとに、動画再生時間内に動作状態が遷移して割込みが発生する可能性の有無を判定し、この判定結果をユーザ端末UTに返送するようにしてもよい。
また、前記実施形態ではユーザ端末UTにおいてユーザが行う作業として「動画の再生」を例にとって説明したが、他に「文書の作成又は編集」、「画像の編集」、「ホームページの作成・更新」等も適用できる。さらに、ユーザ端末としては、他にテレビジョン受信機やビデオレコーダ、セットトップボックス等を適用してもよい。
さらに、前記実施形態では動画再生のボタンの押下を検出した場合に、家電制御サーバから保存されている家電機器の動作スケジュール情報を取得するようにしたが、Webページに動画があることが検出されたらボタンが押されるであろうことが予測できる場合には、実行開始が予測される状況を検出した場合に、家電制御サーバから保存されている家電機器の動作スケジュール情報を取得するようにしてもよい。このようにすると、ボタンを押すという操作を検出できないWebサイトの動画を再生する場合でも、当該作業の開始を検出することが可能となる。
その他、家電機器の種類やユーザの作業支援処理の処理手順及び処理内容、待機問い合わせメッセージの内容、ユーザ端末UTと家電制御サーバCSVとの間を接続するネットワークの種類とその通信プロトコル等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。
要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
UT…ユーザ端末、CSV…家電制御サーバ、A1〜An…家電機器、WSV…Webサーバ、RT…ルータ、1…ローカルエリアネットワーク(LAN)、10…拡張機能部、11…動画再生指示検出部、12…動画再生時間取得部、13…割込発生判断部、14…動画再生指示部、15…ユーザ提示制御部、31…家電管理部、32…家電制御部。
Claims (7)
- 家電機器の動作を制御する家電制御装置と、この家電制御装置との間でネットワークを介して通信可能に接続されるユーザ端末装置とを具備し、前記家電制御装置に保存されている家電機器の動作スケジュール情報に基づいて前記ユーザ端末装置におけるユーザの作業を支援する作業支援システムであって、
前記ユーザ端末装置は、
予め設定した作業の実行開始要求の入力又は実行開始が予測される状況を検出する手段と、
前記実行開始要求の入力又は実行開始が予測される状況が検出された場合に、前記家電制御装置から前記保存されている家電機器の動作スケジュール情報を前記ネットワークを介して取得する手段と、
前記実行開始が要求又は予測される作業の想定実行時間と、前記取得された家電機器の動作スケジュール情報とに基づいて、前記想定実行時間内に発生すると予測される前記家電機器の動作状態の遷移を特定する手段と、
前記家電機器の動作状態の遷移が特定された場合に、前記作業のスケジュール或いは前記家電機器の動作スケジュールの変更を促す情報をユーザに提示する手段と、
前記変更を促す情報の提示に対し指示情報が入力された場合に、当該入力された指示情報の内容に従い前記スケジュールを変更する手段と
を備えることを特徴とする作業支援システム。 - 前記ユーザ端末装置は、
前記想定実行時間内に発生すると予測される前記家電機器の動作状態の遷移が特定された場合に、当該動作状態の遷移を許容できるか否かを判定する手段
を、さらに備え、
前記提示する手段は、動作状態の遷移を許容できないと判定された場合に、前記作業のスケジュール或いは前記家電機器の動作スケジュールの変更を促す情報を提示することを特徴とする請求項1記載の作業支援システム。 - 家電機器の動作スケジュール情報を保存する家電制御装置との間でネットワークを介して通信可能に接続されるユーザ端末装置であって、
予め設定した作業の実行開始要求の入力又は実行開始が予測される状況を検出する手段と、
前記実行開始要求の入力又は実行開始が予測される状況が検出された場合に、前記家電制御装置から前記保存されている家電機器の動作スケジュール情報を前記ネットワークを介して取得する手段と、
前記実行開始が要求又は予測される作業の想定実行時間と、前記取得された家電機器の動作スケジュール情報とに基づいて、前記想定実行時間内に発生すると予測される前記家電機器の動作状態の遷移を特定する手段と、
前記家電機器の動作状態の遷移が特定された場合に、前記作業のスケジュール或いは前記家電機器の動作スケジュールの変更を促す情報をユーザに提示する手段と、
前記変更を促す情報の提示に対し指示情報が入力された場合に、当該入力された指示情報の内容に従い前記スケジュールを変更する手段と
を具備することを特徴とするユーザ端末装置。 - 前記想定実行時間内に発生すると予測される前記家電機器の動作状態の遷移が特定された場合に、当該動作状態の遷移を許容できるか否かを判定する手段
を、さらに具備し、
前記提示する手段は、動作状態の遷移を許容できないと判定された場合に、前記作業のスケジュール或いは前記家電機器の動作スケジュールの変更を促す情報を提示することを特徴とする請求項3記載のユーザ端末装置。 - 予め設定された作業の想定実行時間内に家電機器の動作状態の遷移を予測する手段と、
前記家電機器の動作状態の遷移が予測される場合に、前記作業のスケジュール或いは前記家電機器の動作スケジュールの変更を促す情報をユーザに提示する手段と、
前記提示に対し指示情報が入力された場合に、当該入力された指示情報の内容に従い前記スケジュールを変更する手段と
を具備することを特徴とするユーザ端末装置。 - ユーザ端末装置が実行する作業支援方法であって、
予め設定された作業の想定実行時間内に家電機器の動作状態の遷移を予測する過程と、
前記家電機器の動作状態の遷移が予測される場合に、前記作業のスケジュール或いは前記家電機器の動作スケジュールの変更を促す情報をユーザに提示する過程と、
前記提示に対し指示情報が入力された場合に、当該入力された指示情報の内容に従い前記スケジュールを変更する過程と
を具備することを特徴とする作業支援方法。 - 請求項3乃至請求項5のいずれかに記載のユーザ端末装置が具備する各手段が行う処理を、前記ユーザ端末装置が備えるコンピュータに実行させるプログラム。
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