JP2014191465A - タッチパネル用電極基板、及びタッチパネル、ならびに画像表示装置 - Google Patents

タッチパネル用電極基板、及びタッチパネル、ならびに画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】投影型静電容量方式タッチパネルとして、タッチパネル用電極基板1の線条欠損分離線Gを原因とする筋状のむらが目視されにくいタッチパネル用電極基板1及び、これを用いたタッチパネル、並びに該タッチパネルを用いた画像表示装置を実現することを課題とする。
【解決手段】透明絶縁基材1の少なくとも一方の面上に、導電体により形成された複数の導電体線条部2より構成された複数のメッシュ形状の電極Eにおいて、隣接する前記電極(E1、E2)の間を電気的に分離するための設けた前記導電体線条部2の線条欠損部(g1、g2、g3、…、gi)を連ねて成る線状欠損分離線Gは、非直線をなし、各欠損部の幅Agは、前記電極を成すメッシュ形状の周期T以下であることを特徴とするタッチパネル用電極基板。
【選択図】図1

Description

本願発明は、タッチパネル用電極基板と、これを用いたタッチパネル、並びに該タッチパネルを用いた画像表示装置に関する。特に、タッチパネル用電極を分離するためのスリット(線条欠損部)が視認されにくいタッチパネル用電極基板とタッチパネル、並びに、該タッチパネルを用いた画像表示装置に関する発明である。
近年、表示装置と位置入力装置を組み合わせたタッチパネル(タッチスクリーンやタッチ画面などとも呼ばれる)の使用が盛んになってきている。位置入力装置としては、マトリクス・スイッチ方式、電気抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式等、各種方式のものが実用化されている。中でも静電容量方式の一つである投影型静電容量方式の位置入力装置を組み合わせたタッチパネルが、マルチタッチ(多点同時入力)が可能であり、指先で直感的な操作ができる点、耐久性に優れる点が評価され携帯電話や携帯端末などに急速に普及してきている。
投射型静電容量方式のタッチパネルでは、縦横にそれぞれ絶縁され延伸する複数のセンサ電極パターンが、ガラスやプラスチックなどの透明絶縁基板上に配置されるタッチパネル用電極基板が必要とされる。
さらにタッチパネル用電極基板は、表示装置と観察者の間に設置されることとなるため、透視性が要求される。
特許文献1には、透視性を有するセンサ電極として、ITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)などの透明導電膜を利用したタッチパネル用電極基板が記載されている。しかし、ITO薄膜からなる透明導電膜は、インジウムというレアメタル(希土類元素)が使用される為に高価である点、及び、電気抵抗(表面電気抵抗率)がタッチパネルの大面積化を図るには高電気抵抗である為、電気抵抗を適正範囲迄下げるべく厚膜化すると透明性が低下し、透明性と適性電気抵抗との両立が困難な点で、低コスト化及び大画面化への要求に対応し難い。
そこで、ITO薄膜等の透明導電膜に代えて、透明絶縁基板に、銅等の低電気抵抗の導電体の線条パターンからなるメッシュ状に形成したメッシュ状センサ電極を形成したものが提案されている(特許文献2)。低電気抵抗の金属線条部からなるメッシュ状センサ電極によれば、ITO薄膜に比べて低コストかつ低電気抵抗にできる。
特開2008−310551号公報 特開2006−344163号公報
しかし、従来のメッシュ状電極パターンは図5、図6に示したように、低抵抗の導電性の金属を導電体線条部2としてメッシュ状のパターンに構成することで透明性を実現した電極Eを透明絶縁基板3の一方の面もしくは両方の面に設けたタッチパネル用電極基板1においては、電極を分離するための線条欠損部(g1、g2、g3、…、gi)がほぼ一直線に形成されるため、これらの線条欠損部(g1、g2、g3、…、gi)を連ねて成る線条欠損分離線Gが直線となり目視において白っぽい筋状のむらとして電極間の線条欠損分離線Gの存在が認識され外観上の問題となる。
本願発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、投影型静電容量方式タッチパネルとして、タッチパネル用電極基板1の線条欠損分離線Gを原因とする筋状のむらが目視されにくいタッチパネル用電極基板1及び、これを用いたタッチパネル、並びに該タッチパネルを用いた画像表示装置を実現することを課題とする。
以上の状況を鑑み、鋭意研究開発を進め、本願発明の請求項1は、透明絶縁基材1の少なくとも一方の面上に、導電体により形成された複数の導電体線条部2より構成された複数のメッシュ形状の電極Eにおいて、隣接する前記電極(E1、E2)の間を電気的に分離するための設けた前記導電体線条部2の線条欠損部(g1、g2、g3、…、gi)を連ねて成る線状欠損分離線Gは、非直線をなし、各欠損部の幅Agは、前記電極を成すメッシュ形状の周期T以下であることを特徴とするタッチパネル用電極基板である。
加えて、本願発明の請求項2は、請求項1に記載のタッチパネル用電極基板を用いたタッチパネルである。
加えて、本願発明の請求項3は、請求項2に記載のタッチパネルを用いた画像表示装置である。
本発明によれば、投射型静電容量方式のタッチパネル用電極として、廉価な金属電極を用いて、透視性を確保できると共に、電極間の線条欠損分離線Gを原因とする筋状のむらが目視されにくいタッチパネル用電極基板を得ることができる。
本願発明の一実施形態である第一の形態のタッチパネル用電極基板の一部を示す模式図(斜視図)である。 本願発明の一実施形態である第一の形態のタッチパネル用電極基板を平面視した模式図である。本図面は、斜視図である図1の太い点線で囲んだ部位Jの平面視拡大図である。 本願発明の一実施形態である第二の形態のタッチパネル用電極基板の一部を示す模式図(斜視図)である。 本願発明の一実施形態である第二の形態のタッチパネル用電極基板を平面視した模式図である。本図面は、斜視図である図3の太い点線で囲んだ部位Kの平面視拡大図である。 従来のタッチパネル用電極基板の第一の参考例であり、線条欠損分離線の状態を平面視で示した模式図である。 従来のタッチパネル用電極基板の第二の参考例であり、線条欠損分離線の状態を平面視で示した模式図である。 本願発明の応用例である。(a)は変形型タッチパネル用電極基板の平面視図であり点線は透明基板の裏側にあることを示している。(b)は(a)のLの部位を裏面から見た電極であり部分Mの拡大図(b)の右側は、本願発明が適用されていることを示している。
以下、本願発明の実施形態について、図面を用いて以下に詳しく説明する。なお、本願発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本願発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。なお、図面は概念図であり、説明上の都合に応じて適宜、構成要素の縮尺関係、縦横比等は誇張されていることがある。また、本明細書においては、本発明の主要部であるタッチパネル用電極基板の一部の電極について記載、図示しており、実製品においては、このほかにダミー電極、端子電極部、及び、センサ電極と端子電極部を電気的に接続する配線部などが必要に応じて設けられる場合が多い。
「シート面」とは、シート状のタッチパネル用電極基板1を全体的かつ大局的に見た場合において、その平面方向と一致することを意味する。「シート面」は通常、透明絶縁基板3の表面又は平行な面でもあり、図1においては、XY平面又はこれと並行な面となる。
「平面視」とは「シート面」に立てた法線の方向から見ることを意味している。また、「平面視形状」とは「シート面」のに平行な面における形状のことを意味する。言い換えると、「平面視形状」とは、「シート面」に立てた法線の方向から見た形状のことを意味する。
「シート」、「フィルム」、「板」の用語は呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。従って例えば、「板」はフィルムやシートとも呼ばれえるような部材も含む概念である。
[タッチパネル用電極基板]
図2、図3に例示したように、本発明におけるタッチパネル用電極基板1は、透明絶縁基板3のシート面の少なくとも一方の面(表面)に導電体で複数の電極E1、E2、E3…が形成され、電極E1、電極E2、電極E3は、それぞれ電気的に絶縁され独立に形成されている。図示されていないが、裏面には、表面と交差する方向に延伸した電極が形成されている。
説明の簡便のために図2又は図4を平面視した際に表面となる側を表面、裏面となる側の透明絶縁基板3の他方の面を裏面と呼称する。これらは、説明上タッチパネル用電極基板1の両面に電極を形成した場合にそれぞれを区別するための呼称であり、基本的に一方の面は、平面視した際の表面、裏面のいずれでもよいものであり、表面に限定する趣旨で呼称してはいない。他方の面についても同様である。
通常タッチパネル用電極基板1として機能するためには、応用例として示した図7の(a)のように、少なくても交差する2方向に延伸する複数のセンサ電極(Ex,Ey)が必要であり、必要に応じて、センサ電極(Ex,Ey)の形成部と非形成部の可視光反射率、可視光透過率などをそろえる目的でダニー電極Edが設けられる。
どの電極が、隣接することになるかは、センサ電極(Ex、Ey)とダミー電極(Ed)の配置によって異なる。従って、図1から図4の説明図においては、同一面に設けられたそれぞれの電極は、センサ電極、ダミー電極の区別なく、電極E1,電極E2、電極E3と呼称することとする。
本願においては図示しないが、必要に応じて加工工程に於ける均一性や、目視における均一性を担保するために例示したほかのダミー電極、実装の際に他の部品と接続する端子電極部、及び、センサ電極と端子電極部を電気的に接続する配線部などが必要に応じて設けられる場合が多い。これらは、製造プロセス、及び、製品の仕様に応じて適宜形成される。
また、センサ電極2の保護を目的として、電極を形成した上に、フィルムを貼り合わせたり、ハードコート層などを形成したりすることもできる。
[透明絶縁基板]
透明絶縁基板3は、可視光町域の波長(360nm〜830nm)を透過する一般に言うところの透明である電気絶縁性の基板であれば特に制限はなく、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、トリアセチルセルロース(三酢酸セルロース)等のセルロース系樹脂、ポリカーボネート樹脂などからなる樹脂シート、ガラス、セラミックス等からなる無機板を用いることができる。
透明絶縁基板3の厚さは、5〜350μmであることが好ましく、30〜150μmであることがさらに好ましい。5〜350μmの範囲であれば所望の可視光の透過率が得られ、且つ、取り扱いも容易である。
なお、一般に、タッチパネル用電極基板1、或いはこれを用いたタッチパネルを、液晶表示装置の表示面上に配置する場合、その透明絶縁基板3として通常の2軸延伸ポリエチレンテレフタレートシートを用いると、当該シートが有する光学異方性による液晶表示装置の出射光の偏光面の回転効果と当該シートが有する偏光フィルタ効果(透過光中にはP偏光成分が、又反射光中にはS偏光成分が増えることによる)との複合効果によって、干渉縞乃至は虹色のムラが視認され画像視認性が阻害されることが知られている(特許第3947950号公報、特許第4888853号公報等参照)。本発明のタッチパネル用電極基板1乃至はこれを用いたタッチパネルに於いても、こうした問題は生じ得る。このような干渉縞乃至は虹色のムラを解消する為には、透明絶縁基板3として、以下の何れかのものを使うことが有効である。
(1)トリアセチルセルロースシートの様な屈折率異方性の小さい材料。
(2)特許第3947950号公報、特許第4888853号公報等に開示される如く
の、面内位相差値Reが通常の2軸延伸ポリエチレンテレフタレートシートよりも十分大な値、具体的には、Re≧3000nm、より好ましくはRe≧8000nmの高延伸倍率(3〜7倍程度)で延伸されたポリエチレンテレフタレートシート等のポリエステル樹脂シート。ここで面内位相差値Reは、上記樹脂シートのシート面内の遲相軸方向屈折率nx、進相軸方向屈折率ny、及び厚みdから、Re=(nx−ny)×dとして定義される
本発明において電極は、図1から図4及び図7に示したように複数のメッシュ状の導電体から形成されている。メッシュ状電極とは、少なくとも導電性材料により形成された導電体線条部2と導電体線条部2に囲まれた導電性材料の非形成部である電極開口部5を含んで形成された電極である。通常、導電性材料の形成部の面積よりも導電性材料の非形成部の面積の割合が大きなものをいう。
電極Eは導電体線条部2より構成されている。電極は、電極部の拡大図である図2、図4に示すように、導電性材料からなる異なる向きの平行線群よりなる導電体線条部2と電極開口部5から構成されている。電極開口部5を中心に考えると導電体材料で形成された導電体線条部2により電極開口部5が囲繞、劃成されているともいえる。
図1から図4においては、ほぼ正方形の電極開口部5のものが例示されているが、長方形や六角形の電極開口部5を持つ形状であっても良い。図1の部分Jの拡大平面視形状を示した図2、図3の部分Kの拡大平面視図を示した図4に示したように電極E1と電極E2は共にメッシュ形状の導電体よりなる電極であり、隣接する電極である電極E1、電極E2を電気的に分離するために設けたメッシュ状電極の線条欠損部g1、g2、g3、…giを連ねて成る線条欠損分離線Gは非直線である。
ここで線条欠損分離線Gは、本発明に実施形態である図2、図4、並びに、従来の参考例である図5、図6に示したように線条欠損部g1、g2、g3、…giと欠損している導電体線条部2の境界をつなぐことによって形成される仮想の線であり、図5、図6に示したように直線である場合は、その線条欠損分離線Gの走行方向に垂直な幅を、図2、図4に示したように曲線であり場合にはその線条欠損分離線Gの法線における幅を欠損部幅Agとする。
ここで本発明の線条欠損分離線Gは、走行方向が変化しない範囲において従来の参考例である図5、図6の様な直線を形成することなく本願実施例である図1から図4及び応用例である図7に記載したように一本の直線と重なることなく形成されている。線条欠損分離線Gの走向方向とは、タッチパネル用電極基板1を全体的かつ大局的に見た場合に線条欠損分離線Gがその方向に延伸して形成されることを示している。特に電極幅が異なる部位を持つ本発明の応用例である図7の場合で言えば、Y方向に延伸するセンサ電極Eyとダミー電極Edのなす線条欠損分離線Gは、図7の(b)右に示した部分Mの拡大範囲においては、一つの方向に延伸していると見えるが、(b)の左に示した範囲では、延伸している方向は変化していることがみて取れる。
このように、線条欠損分離線Gを非直線に配することで、従来の参考例に示した図5、図6に示したような直線に配された線条欠損分離線Gと比較した際に、人間の目での視認性は大幅に低下する。従って、本発明のタッチパネル用配線基板は、線条欠損分離線Gが視認されることによる外観の不良を解消することが可能となる。
本発明において、電極を成すメッシュ形状の周期Tとは、電極を構成する導電体線条部2と電極開口部5から成るライン アンド スペースの繰り返し単位の長さ内最小の長さを示すものとする。この時、欠損部幅Agとメッシュ形状の周期Tは、
Ag≦T
を満たしている必要がある、これは、欠損部幅Agがメッシュ形状の周期Tを越えると途端に線条欠損部g1、g2、g3、…giの中に目立つものが生じる為である。これは、比較的導電性材料の密度が高い導電体線条部2の交点が2つ連続で欠ける部位が生じることによると推定される。
隣接する電極のメッシュ形状は、連続した周期T形成された同一形状であれば最も目立ち難いため望ましい。しかし、一方が他方のパターンの整数倍に相当する場合であれば、大きな方のパターンに、数個の小さなパターンを合わせるように配置すれば目立ちにくくすることができる。
導電体線条部2の線幅の下限は1μm以上、3μm以上、4μm以上、もしくは5μm以上が好ましく、上限は15μm、10μm以下、9μm以下、8μm以下が好ましい。導電体線条部2の線幅が小さくなると電極全体としての可視光の透過率は大きくなり、可視光反射率は小さくなるため視認しがたくなるが、一方で電気抵抗は高くなり、断線などによる製造歩留まりも低下する。また、導電体線条部2に線幅が大きくなると電極全体としての可視光の透過率は低下し、可視光反射率は大きくなるため視認しやすくなるが、電気抵抗は小さくなりまた、断線などによる製造工程での不良を低下することができる。
線間隔は30μm以上2000μm以下であることが好ましく、さらに好ましくは50μm以上400μm以下、最も好ましくは100μm以上350μm以下である。線間隔が大きくなると電極全体として見た際に開口率が向上し可視光透過率が高く、可視光反射率は低くなるが電気抵抗は低くなる。一方、線間隔が小さくなると電極全体としてみた際に開口率が向上し可視光透過率が高く、可視光反射率は低くなるが電気抵抗は低くなる。
また、導電体線条部2の線幅は、アース接続等の目的においては、線幅は2000μmより広い部分を有していてもよい。
本実施の形態における電極Eは、可視光透過率の点から開口率は85%以上であることが好ましく、90%以上であることがさらに好ましく、95%以上であることが最も好ましい。開口率とは、電極の形成面積から導電体材料で形成した導電体線条部2を除いた透光性部分が全体に占める割合であり、例えば、線幅15μm、ピッチ300μmの正方形の格子状の開口率は、90%である。
通常のタッチパネル表示装置として使用する際には、導電体線条部2は、線幅3μm以上10μmの導電体材料からなり線ピッチが200μm以上500μm以下とすると電気抵抗と視認性のバランスが良く好適である。
導電体材料としては、銅、金、銀、白金、錫、アルミニウム、ニッケル等の高導電性金属、及びこれらを含む合金を用いることができる。特にこれらの高導電性金属は、ITO薄膜、IZO薄膜等の金属酸化物薄膜に比べて、センサ電極(Ex、Ey)を形成した面の表面電気抵抗率を低くできる利点がある。
導電体線条部2の厚さは、0.1μm〜200.0μmから選択可能であるが、30.0μm以下であることが好ましく、20.0μm以下であることがより好ましく、1.0〜10.0μmであることがさらに好ましく、2.0μm〜5.0μmであることが最も好ましい。導電体線条部2は1層でもよく、2層以上の重層構成であってもよい。導電体線条部2がパターン状であり、且つ、2層以上の重層構成である場合、異なる波長に感光できるように、異なる感色性を付与することができる。これにより、露光波長を変えて露光すると、各層において異なるパターンを形成することができる。
導電体線条部2の厚さは、タッチパネルの用途としては、薄いほど表示パネルの視野角が広がるため好ましく、視認性の向上の点でも薄膜化が要求される。このような観点から、導電性金属部に担持された導電性金属からなる層の厚さは、15μm未満であることが好ましく、0.1μm以上12.0μm未満であることがより好ましく、0.1μm以上9.0μm未満であることがさらに好ましい。
導電体線条部2は、許容されるならば、表面電気抵抗率は金属からなる場合に比べて高くなるが、ITO薄膜、IZO(インジウム亜鉛酸化物)薄膜のような、完全に透明ではなく注視すればパターンが視認できる透明導電膜で形成されたものでもよい。
[センサ電極]
X方向に延伸するセンサ電極Exは、透明絶縁基板3のシート面上をX方向に延伸するように、導電体材料により形成される導電体線条部2と電極開口部5から構成され、Y方向に延伸するセンサ電極Eyは、透明絶縁基板3のシート面状をY方向に延伸するように導電体材料により形成される導電体線条部2と電極開口部5から構成される。ここでX方向、Y方向は、便宜的にシート面上の垂直を成す異なる方向を例示している。しかし、センサ電極としてタッチ位置を検知する観点からは、X方向とY方向はあえて垂直を成す必要はなく、シート面上で交差する(平行でない)二つの方向に延伸して設けていれば良い。
X方向に延伸するセンサ電極ExとY方向に延伸するセンサ電極Eyは、図7に記載したように透明絶縁基板3の一方の方向(表面)にY方向に延伸するセンサ電極、他方の面(裏面)にX方向に延伸するセンサ電極と透明絶縁基板3のそれぞれの面に設けてもよい。また、どちらか一方の面にX方向に延伸するセンサ電極ExとY方向に延伸するセンサ電極Eyの両方を設けてもよい。X方向に延伸するセンサ電極ExとY方向に延伸するセンサ電極Eyの両方を透明絶縁基板3の一方の面に設ける際には、X方向に延伸するセンサ電極ExとY方向に延伸するセンサ電極Eyが短絡しないように、少なくともX方向に延伸するセンサ電極ExとY方向に延伸するセンサ電極Eyの交点に絶縁層を設け電気的に独立させる必要がある。
センサ電極(Ex、Ey)それぞれ、X方向、Y方向に延伸する直線上に延伸するライン形状でもよく、また、図7に示した応用例のように、X方向、Y方向に延伸しながら、電極の幅が変化するような形状で当てもよい。
[ダミー電極]
本発明において、ダミー電極は、図7に示すように、少なくとも厚み方向(Z方向)から透視した際に、透明絶縁基板3の両面にX方向に延伸するセンサ電極Ex、Y方向に延伸するセンサ電極Eyのいずれも存在しない部位の少なくとも一方の面(表面)又は他方の面(裏面)に、X方向センサ電極Ex、Y方向センサ電極Eyとは電気的に非接触に設けてもよい。ダミー電極Edは、異なる向きの平行線群よりなる導電体線条部2と電極開口部5から構成されている。電極開口部5を中心に考えると導電体材料で形成された導電体線条部2により電極開口部5が囲繞、劃成されているともいえる。
ダミー電極Edは、タッチパネル用電極基板1に要求される性能と鑑みて、センサ電極(Ex、Ey)が形成されている以外の部位の少なくとも一部に電気的に独立して形成してもよい。X方向に延伸するセンサ電極Ex、Y方向に延伸するセンサ電極Eyのいずれかが設けられている部分において、透明絶縁基板3のセンサ電極が設けられている対面の一部又は全部に形成しても良い。また、X方向センサ電極Ex、Y方向センサ電極Eyのいずも設けられていない部分の両面に形成してもよい。このように透明絶縁基板3の両面にセンサ電極及びダミー電極のいずれか設けられている状態であれば、センサ電極の形成部と、センサ電極の形成されていない部位との可視光の反射率、可視光の透過率の差は、最小限にすることができる。しかし、可視光の透過率は、全ての部位で2重のメッシュ状電極が形成されることとなるため、可視光透過率は低下し表示装置の発光を透過する際に暗くなってしまうことに注意を要する。
本発明において設けられるダミー電極Edは、可視光の透過率、反射率をセンサ電極(Ex、Ey)が設けられた部位と合わせることを目的として形成するものであり、形成されたセンサ電極(Ex、Ey)を構成する導電体線条部2と類似した可視光透過率、可視光反射率を有する材料で構成されていることが望ましい。
製造の容易さ、製造コストを考慮すると、センサ電極(Ex、Ey)と同一平面に同じ材料で、センサ電極と同時に形成することが現実的である。
図7に記載した応用例では、裏面に設けたY方向センサ電極Eyと同時に、線条欠損部g1、g2、g3、…giを形成することでY方向センサ電極Eyと電気的に非接触として、Y方向センサ電極Eyと同一材料、同一の導電体線条部2の幅、線ピッチで形成したものを例示している。
[センサ電極及びダミー電極の形成方法]
センサ電極(Ex,Ey)のパターンの形成方法としては、例えば金属薄膜のフォトリソグラフィを用いたエッチングによって、または印刷レジストによるエッチングによって、さらにまた、導電樹脂ペースト材の印刷、リフトオフ等の方法によってそれぞれ形成することができる。上記エッチングする金属薄膜は、真空蒸着法、スパッターリング法、イオンプレーティング法、鍍金法や金属箔の貼り合わせなどで形成する。
ダミー電極Edのパターン形成方法は、基本的には、センサ電極(Ex,Ey)と同様の方法で形成可能である。センサ電極(Ex,Ey)の形成とダミー電極Edの形成を独立のプロセスとしてもよいが、通常は、センサ電極(Ex,Ey)と同一平面上に同一材料で形成したほうがコスト的にも作用効果的にも優れたものとなるため。同一平面に形成されるセンサ電極(Ex,Ey)とダミー電極Edは、同一のプロセスで同時に形成される。
センサ電極(Ex,Ey)及び、ダミー電極Edのパターンをフォトエッチングにより形成する場合、金属膜上にフォトレジスト膜を形成し、センサ電極及びダミー電極Edのパターンを有するフォトマスクを用いて露光し、現像液で現像することによりレジスト膜のセンサ電極(Ex,Ey)及び、ダミー電極Edのパターンを形成する。これをエッチング液によりエッチングし、レジスト膜を剥離除去することによりセンサ電極(Ex,Ey)及びダミー電極Edのパターンを形成する。
また、印刷レジストにより形成する場合は、金属膜上にスクリーン印刷、グラビア印刷、インクジェット等の方法でレジスト膜のセンサ電極(Ex,Ey)及び、ダミー電極Edのパターンを印刷し、エッチング液により金属膜におけるレジスト被覆部以外をエッチングし、レジスト膜を剥離することにより金属膜の網目パターンを形成する。
また、導電ペースト印刷により形成する場合は、金属微粒子を含む導電性ペースト、カーボンペースト等で透明基板上にセンサ電極(Ex,Ey)及び、ダミー電極Edのパターンを印刷し、導電性のセンサ電極及びダミー電極のパターンを形成する。
金属粉末とバインダ樹脂を含む導電ペースト等を用いた印刷法により形成する場合は、バインダ樹脂として、熱硬化性樹脂、電離放射線硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などを用いることができる。なかでも、アクリレート系の電離放射線硬化性樹脂は、硬化が迅速で且つ導電体線条部2の強度にも優れ、好ましい樹脂の一種である。
また、リフトオフ法によりセンサ電極(Ex,Ey)及び、ダミー電極Edのパターンを形成する場合には、透明絶縁基板3上に、液体レジストやドライフィルムレジストによりセンサ電極(Ex,Ey)及び、ダミー電極Edの反転パターンを形成する。続いて、金属蒸着層の形成、又は、金属粉末とバインダ樹脂を含む導電ペーストの充填した後に、レジストパターンやドライフィルムレジストを剥離してすることにより、センサ電極(Ex,Ey)及びダミー電極Edを形成することできる。リフトオフ法による形成は、センサ電極(Ex,Ey)及びダミー電極Edの線幅の均一性が高く本発明の製造方法として適している。
[タッチパネル]
本発明によるタッチパネルは、上記したタッチパネル用電極基板1を含んでなる入力装置である。
タッチパネル用電極基板1は、そのセンサ電極(Ex,Ey)の必要な部分を残し、不必要な部分は除去して、必要な電極パターンを形成した形で、タッチパネルに組み込まれる。あるいは、上記タッチパネル用電極基板1は、そのセンサ電極(Ex,Ey)の形成時から必要な電極パターンで形成しておいてもよい。タッチパネルに組み込まれたタッチパネル用電極基板1は、電極パターン以外の配線等その他の導電層で形成されてなるパターンも、その一部又は全部を形成されたものとしてもよい。
表面型静電容量方式のタッチパネルは、透明絶縁基板1の片面に一様に検出電極の延長上に端子電極パターンを有してもよい。または、実装に都合の良い位置にまとめて端子電極のパターンを設けて、検出電極2から端子電極までを配線で接続してもよい。この端子電極パターンの外周部に接続された複数の配線から、透明絶縁基板3の外部に設けた制御回路に、図示しないフレキシブル配線基板を介して接続され、この制御回路により、駆動及び入力位置検知が行われる。
表面センサ電極Eyと裏面センサ電極Exとの形成面は、透明絶縁基板1の同一面に形成される態様と、それぞれを異なる面に形成する態様とがある。後者の異なる面に形成する態様ではさらに、1枚の同じ透明絶縁基板1の表裏両面に分けて形成される態様と、2枚の異なる透明絶縁基板3のそれぞれの片面に分けて形成される態様とがある。
表面センサ電極Eyと裏面センサ電極Exとが同一面に形成される態様の場合は、図示はしないが、従来と同様に、表面センサ電極Eyと裏面センサ電極Exとは、互いの交差部分に絶縁層と導通層等を設けることで、表面センサ電極Eyと裏面センサ電極Exとが互いに電気的に絶縁されて形成される。
複数の表面センサ電極Eyと裏面センサ電極Exとは、それぞれ配線を介して、透明絶縁基板1の外部に設けた制御回路に、図示しないフレキシブル配線基板を介して接続され、この制御回路により、駆動及び入力位置検知が行われる。
以上、静電容量方式のタッチパネルの基本的な構成を説明したが、上記した構成要素以外に、製品仕様に応じて設ける、コネクタ、保護ガラス、保護膜など、公知の部材を含み得る。
[保護層の追加]
センサ電極(Ex,Ey)上に保護層を形成する方法としては、例えば、透明接着剤または粘着剤を用いてセンサ電極(Ex,Ey)上に透明フィルムや透明板を貼り合わせることによって形成することができ、また、センサ電極(Ex,Ey)上に透明樹脂を所定厚さ塗布することにより形成することもできる。また、センサ電極(Ex,Ey)の形成された透明フィルムを射出成形用金型内に挿入し、成形樹脂をキャビティ内に射出すること(所謂、インサート成形)により、透光性電極が形成されたフィルムの電極面側に成形板を一体化し、保護層とすることもでき、その場合にはタッチ入力面やタッチパネル用電極基板1のセンサ電極(Ex,Ey)を形成した面を三次元曲面とできる。なお、インサート成形によりタッチパネル用電極基板1のセンサ電極(Ex,Ey)を形成した面を三次元曲面とする場合、従来のITOからなる電極であれば成形時の変形によりにクラックなどを生ずるおそれがあるが、本願発明の場合、電極材料の選択線幅が広いため変形に強い材料を選択可能である。また、上記インサート成形により得られた一体成形物は、透明絶縁基板3をタッチ入力面として用いてもよい。
〔着色フィルタの追加〕
本発明によるタッチパネルは、タッチパネルをディスプレイパネルの表示面側に設置したとき、画像に微細なチラツキが生じる場合は、このチラツキを目立ち難くする為に、前記着色フィルタを構成層として含むことが好ましい。
〔反射防止処理の追加〕
本発明によるタッチパネル用電極部材1を構成要素とするタッチパネルの画像観察者側表面、ディスプレイパネル側表面、或いは画像観察者側表面とディスプレイパネル側表面の両面に反射防止処理を施すことができる。画像観察者側表面に反射防止処理を施した場合、日光、電灯光等の外来光の反射による画面の白化や周囲の風景の映り込みによる画像視認性低下を防止し得る。ディスプレイパネル側表面に反射防止処理を施した場合は、ディスプレイパネルとタッチパネルとの間の光多重反射による干渉縞(Newton環等)、ゴースト像等の発生を防止し得る。こうした反射防止処理としては従来公知のものを適宜採用し得る。例えば、以下の(1)〜(3)を採用し得る。
(1)低屈折率層の単層、或いは、低屈折率層と高屈折率層とを、該低屈折率層が最上層に位置する様に交互に積層した多層構成からなる反射防止層。低屈折率層はケイ素酸化物、フッ化マグネシウム、フッ素含有樹脂等が用いられ、高屈折率層には、酸化チタン、硫化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸化ニオブ等が用いられる。なお、ここで高(低)屈折率層とは、該層と隣接する層(例えば、透明絶縁基板1、或いは低(高)屈折率層)と比較して該層の屈折率が相対的に高(低)いという意味である。
(2)外来光を散乱乃至は拡散させる為に、光の入射する最表面を粗面化する処理。この粗面化処理には、サンドブラスト法やエンボス法等により基体表面に直接微細凹凸を形成して粗面化する方法;基体表面に放射線、熱の何れかもしくは組み合わせにより硬化する樹脂バインダ中に、光拡散性粒子としてシリカなどの無機粒子や、樹脂粒子などの有機粒子を含有させた塗膜により粗面化層を設ける方法;及び基体表面に海島構造による多孔質膜を形成する方法等を挙げることができる。樹脂バインダの樹脂としては、表面層として表面強度が望まれる関係上、熱硬化性或いは電離放射線硬化性のアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等が好適に使用される。
(3)特許第4406553号公報、特許第4265729号公報、特許第4632589号公報等に開示される如く、表面に隣接突起間距離が可視光線波長帯域の最短波長以下で配列した微小突起群からなる微小凹凸構造を形成する処理。該微小突起は厚み方向に直交する仮想的切断面に於ける断面積が外部(隣接する空気の側)に向かうに従って減少するような形状とされる。こうした微細凹凸構造は入射光に対する表面部分の屈折率の厚み方向の変化を、該微小突起を構成する材料の屈折率から外部の媒質(通常は空気)の屈折率に向かって連続的に変化させるように機能する。これによって、物体と外部媒質との界面に於ける屈折率の不連続に起因する光反射を低減し得る。
本発明のタッチパネルは、線条欠損分離線Gが視認されにくい。さらにセンサ電極(Ex,Ey)を低抵抗で形成できるため、特に大型のタッチパネルに適している。
[画像表示装置]
本発明による画像表示装置は、上記したタッチパネルをディスプレイパネルの表示面側に配置してなる構成の画像表示装置である。また、静電容量型タッチパネル画像表示装置は、タッチパネルの一方の面に透明粘着層を設けてディスプレイ等の画像表示画面に貼り付けることによって形成できる、タッチパネルを画像表示画面上に配置するだけでもよい。また、透明粘着層は透明性のある粘着剤を全面に形成しても良いし、透明性のない粘着剤を、透明性の必要な部分を開口部として形成しても良い。なお、透明粘着層を設ける場合、ディスプレイ画面に静電容量型タッチパネルを貼り付けるまでは、剥離シートで被覆されているようにすることで埃などの異物の挟み込みの発生を抑えられる。
また、静電容量型タッチパネル画像表示装置における電極端子の取り方についてはいろいろな方式が存在するが、公知のものは全て本願発明に適用可能である。また、検出電極の露出面を電極端子とすることもできる。
画像表示装置は、ディスプレイパネルと、このディスプレイパネルの出光面(画面)上に配置された本発明のタッチパネルとを、少なくとも含む構成の装置である。ディスプレイパネルとしては、液晶表示パネル、プラズマディスプレイパネル、EL(電界発光)パネル、電子ペーパーなどの各種ディスプレイパネルの他、ブラウン管でもよい。
本発明のタッチパネルを用いた画像表示装置は、電子黒板など数十インチ以上の大型の用途においても感度良くタッチ位置を検出可能となる。さらに、表示画面の点灯時、消灯時のいずれにおいても、線条欠損分離線Gが視認されにくい。ディスプレイパネルの表示機能を生かした本発明のタッチパネルを用いた画像表示装置を実現できる。
本発明によるタッチパネル用電極基板1、及びタッチパネルの用途は、特に限定されない。例えば、ディスプレイパネル、或いは網点で表現された白黒乃至はカラーの印刷物である。本発明の画像表示裝置は、テレビジョン受像裝置、電算機器、電話機、計測器、医療用機器、遊戯機器、事務用機器、現金自動支払機、電子黒板、電子書籍端末、電子看板、自販機等の、入力手段を表示部等に備えた画像表示装置に広く適用できる。
1 タッチパネル用電極基板
2 導電体線条部
3 透明絶縁基板
5 電極開口部
g1、g2、g3、…、gi 線条欠損部
G 線条欠損分離線
Ag 欠損部幅
E、E1、E2、E3 電極
Ex (X方向に延伸する)センサ電極
Ey (Y方向に延伸するする)センサ電極
Ed ダミー電極
T メッシュ形状の周期

Claims (3)

  1. 透明絶縁基材(1)の少なくとも一方の面上に、導電体により形成された複数の導電体線条部(2)より構成された複数のメッシュ形状の電極(E)において、隣接する前記電極(E1、E2)の間を電気的に分離するための設けた前記導電体線条部(2)の線条欠損部(g1、g2、g3、…、gi)を連ねて成る線状欠損分離線(G)は、非直線をなし、各欠損部の幅(Ag)は、前記電極を成すメッシュ形状の周期(T)以下であることを特徴とするタッチパネル用電極基板。
  2. 請求項1に記載のタッチパネル用電極基板を用いたタッチパネル。
  3. 請求項2に記載のタッチパネルを用いた画像表示装置。
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