JP2014191407A - 携帯端末装置、携帯端末用プログラム、サーバ、及び画像閲覧システム - Google Patents

携帯端末装置、携帯端末用プログラム、サーバ、及び画像閲覧システム Download PDF

Info

Publication number
JP2014191407A
JP2014191407A JP2013063892A JP2013063892A JP2014191407A JP 2014191407 A JP2014191407 A JP 2014191407A JP 2013063892 A JP2013063892 A JP 2013063892A JP 2013063892 A JP2013063892 A JP 2013063892A JP 2014191407 A JP2014191407 A JP 2014191407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal device
image
wireless communication
information
mobile terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013063892A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Onofuji
祥司 尾野藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2013063892A priority Critical patent/JP2014191407A/ja
Publication of JP2014191407A publication Critical patent/JP2014191407A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

【課題】同一の会場内で大量の携帯端末からそれぞれ指定された画像情報を円滑に送受信する。
【解決手段】携帯端末装置10と、会場内100の複数のカメラ102と、会場内100の会場内アクセスポイント203と、会場外200の広域通信ネットワーク204と、サーバ105と、を有する画像閲覧システム1であって、携帯端末装置10は、会場内アクセスポイント203を介して、サーバ105から識別情報を受信する手順と、複数のカメラ102のいずれによってどの期間だけ撮影された画像を要求するかを指定された画像要求情報を記憶する不揮発性記憶装置14と、広域通信ネットワーク204を介して、サーバ105へ識別情報と画像要求情報を送信し、その返信として編集画像情報を受信する手順と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、公共の会場で公的に撮影された画像を私的に閲覧するための携帯端末装置、携帯端末用プログラム、サーバ、及び画像閲覧システムに関する。
例えばコンサート会場やスポーツスタジアムなどの公共の会場内では、後にコンテンツとして制作、販売する目的で複数の公的なカメラにより会場内の画像を撮影することが多い。そして来場者自身も、上記コンテンツとは別に、各カメラで撮影された画像を閲覧したい場合がある。
特許文献1には、このように公共の会場内で公的に設置されたカメラにより撮影された画像を個人に提供するシステムが開示されている。この従来技術では、来場者であるユーザ自身が被写体となり、その行動に応じてカメラが自動的に画像を撮影し、それを画像管理サーバが保管する。後にユーザが画像検索端末を用いて通信ネットワーク経由で上記画像管理サーバにアクセスし、取得したい画像を検索してダウンロードする。
特開2002−24229号公報
しかしながら上記従来技術では、ユーザがどのカメラでどのタイミングで撮影されたかを任意に指定した画像を要求することができない。また、近年では無線通信インフラの普及に伴い、ユーザが所持する携帯端末装置で無線通信を介し画像をダウンロードしたい要望がある。
しかし、会場内に存在する大量の携帯端末装置が同じ時間帯で一斉に画像情報の送信を要求すると、当該会場内に設置した無線通信装置に対して空間的及び時間的に無線通信が集中するためトラフィック負荷が過大となり、通信が困難となる。特に全ての携帯端末装置が同一の画像情報をブロードキャストで送受するのではなく、それぞれが動画などの容量の大きい画像情報を個別に指定して無線通信で送受することは不可能となる。
本発明の目的は、同一の会場内で大量の携帯端末からそれぞれ指定された画像情報を円滑に送受信できる携帯端末装置、携帯端末用プログラム、サーバ、及び画像閲覧システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、予め定められた領域を区分した複数の無線通信可能範囲にそれぞれ対応する複数の無線通信装置、または前記複数の無線通信可能範囲外の領域に対応する広域通信ネットワークのいずれかとの無線通信を介して所定のサーバと情報送受可能な携帯端末装置であって、当該携帯端末装置が存在する前記無線通信可能領域に対応した前記無線通信装置との無線通信を介して、前記サーバから当該携帯端末装置に割り当てられた識別情報を受信する識別情報受信手段と、当該携帯端末装置のユーザからの操作入力により、前記領域内で異なる位置に設置された複数の画像撮影手段のいずれによってどの期間だけ撮影された画像を要求するかを指定された画像要求情報を記憶する要求情報記憶手段と、前記広域通信ネットワークとの無線通信を介して、前記サーバへ前記識別情報と前記画像要求情報を送信し、その返信として編集画像情報を受信する画像情報受信手段と、を備えていることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本願発明は、予め定められた領域内の領域を区分した複数の無線通信可能範囲にそれぞれ対応する複数の無線通信装置、または前記複数の無線通信可能範囲外の領域に対応する広域通信ネットワークのいずれかとの無線通信を介して所定のサーバと情報送受可能な携帯端末装置が備えるコンピュータが実行可能な携帯端末用プログラムであって、当該携帯端末装置が存在する前記無線通信可能領域に対応した前記無線通信装置との無線通信を介して、前記サーバから当該携帯端末装置に割り当てられた識別情報を受信する識別情報受信ステップと、当該携帯端末装置のユーザからの操作入力により、前記領域内で異なる位置に設置された複数の画像撮影手段のいずれによってどの期間だけ撮影された画像を要求するかを指定された画像要求情報を記憶する要求情報記憶ステップと、前記広域通信ネットワークとの無線通信を介して、前記サーバへ前記識別情報と前記画像要求情報を送信し、その返信として編集画像情報を受信する画像情報受信ステップと、を実行させることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本願発明は、予め定められた領域内の領域を区分した複数の無線通信可能範囲にそれぞれ対応する複数の無線通信装置、または前記複数の無線通信可能範囲外の領域に対応する広域通信ネットワークのいずれかとの無線通信を介して所定の携帯端末装置と情報送受可能なサーバであって、前記領域内で異なる位置に設置された複数の画像撮影手段がそれぞれ撮影した撮影画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、前記無線通信装置を介して前記携帯端末装置に前記識別情報を送信し、前記広域通信ネットワークを介して当該携帯端末装置から前記識別情報を受信して、当該携帯端末装置の認証を行う認証手段と、前記広域通信ネットワークを介して、前記認証手段で認証した前記携帯端末装置から受信した前記画像要求情報に基づき、前記画像情報記憶手段から抽出した前記撮影画像情報を編集した編集画像情報を当該携帯端末装置へ返信する画像情報送信手段と、を備えていることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本願発明は、ユーザが所持する携帯端末装置と、予め定められた領域内で異なる位置に設置された複数の画像撮影手段と、前記領域内の領域を区分した複数の無線通信可能範囲にそれぞれ対応して前記携帯端末装置と無線通信可能な複数の無線通信装置と、前記複数の無線通信可能範囲外の領域に存在する前記携帯端末装置と無線通信可能な広域通信ネットワークと、前記複数の撮影手段、前記複数の無線通信装置、及び前記広域通信ネットワークに情報送受可能に接続されたサーバと、を有する画像閲覧システムであって、前記携帯端末装置は、当該携帯端末装置が存在する前記無線通信可能領域に対応した前記無線通信装置との無線通信を介して、前記サーバから当該携帯端末装置に割り当てられた識別情報を受信する識別情報受信手段と、当該携帯端末装置のユーザからの操作入力により、前記複数の画像撮影手段のいずれによってどの期間だけ撮影された画像を要求するかを指定された画像要求情報を記憶する要求情報記憶手段と、前記広域通信ネットワークとの無線通信を介して、前記サーバへ前記識別情報と前記画像要求情報を送信し、その返信として編集画像情報を受信する画像情報受信手段と、を備え、前記サーバは、前記複数の画像撮影手段がそれぞれ撮影した撮影画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、前記無線通信装置を介して前記携帯端末装置に前記識別情報を送信し、前記広域通信ネットワークを介して当該携帯端末装置から前記識別情報を受信して、当該携帯端末装置の認証を行う認証手段と、前記広域通信ネットワークを介して、前記認証手段で認証した前記携帯端末装置から受信した前記画像要求情報に基づき、前記画像情報記憶手段から抽出した前記撮影画像情報を編集した編集画像情報を当該携帯端末装置へ返信する画像情報送信手段と、を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、同一の会場内で大量の携帯端末からそれぞれ指定された画像情報を円滑に送受信できる。
画像閲覧システムの主要構成を示す説明図である。 サーバと携帯端末装置との間の情報送受の態様を示す図と、携帯端末装置の主要構成を示す機能ブロック図である。 携帯端末装置における操作入力用インターフェース画面の一例を示す図である。 撮影画像情報に対する要求画像の指定態様を表す図である。 システム中の各ノード間における情報送受の詳細を表すシーケンスチャートである。 サーバのCPUが実行する処理内容を示すフローチャートである。 会場内アクセスポイントのCPUが実行する処理内容を示すフローチャートである。 携帯端末装置のCPUが実行する処理内容を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態では、公共のコンサートホール会場(予め定められた領域;以下、会場という)で催された音楽コンサートの模様について公共のカメラで撮影した画像を、来場者個人の携帯端末装置で私的に閲覧する場合を説明する。
図1は、本実施形態に係わる画像閲覧システム1の主要構成を示す説明図である。図1に示すように、会場内100に設置される公共部分のシステムとしては、ステージ101上の公演者を撮影するカメラ102A,102B,102C,102D,102E(画像撮影手段)と、会場内100の座席を無線通信可能範囲とした会場内アクセスポイント103A,103B,103C,103D(無線通信装置)と、これらカメラ102A〜102E及び会場内アクセスポイント103A〜103Dと有線LAN104などを介して情報送受可能に接続されたサーバ105と、が備えられている。
カメラ102A〜102Eは、図示する例では、会場100のステージ両脇の2カ所と観客席中の離れた位置の3カ所で計5台設置されており、それぞれ撮影した画像を電子データの撮影画像情報としてサーバ105に出力する。この例では、各カメラ102A〜102Eは、その撮影する方向や範囲が固定されており、それぞれでステージ101上の各位置を分担して撮影する。またこの例では、各カメラ102A〜102Eの設置位置が当該コンサートホール会場100の開場直前の設営段階で決定される。
会場内アクセスポイント103A〜103Dは、図示する例では、会場内100の観客席の領域(領域内の領域)を均等に区分した4つの無線通信可能範囲106A,106B,106C,106Dにそれぞれ対応して計4台設置されている。各会場内アクセスポイント103A〜103Dは、それぞれ対応する無線通信可能範囲106A〜106D内の観客席に位置するユーザY(来場者、観客)が所持する例えばスマートフォンなどの携帯端末装置10と、無線LANを介して情報送受可能となっている。また、各会場内アクセスポイント103A〜103Dは、RAMやフラッシュメモリなどの書き換え可能な記憶装置(図示省略)を備えており、これに後述のカメラ位置情報を記憶する。
サーバ105は、ハードディスクなどの大容量記憶装置105a(画像情報記憶手段)を備えたコンピュータで構成されている。このサーバ105は、上記有線LAN104を介して会場内100の各カメラ102A〜102Eや各会場内アクセスポイント103A〜103Dと接続している他にも、インターネット201等の通信回線網を介して、会場外200の一般的な通信インフラである無線電話基地局202や公共(もしくは自宅)の会場外アクセスポイント203にも情報送受可能に接続している。なお、このように無線電話基地局202による無線電話回線や会場外アクセスポイント203による無線LANを介して、会場外200に存在する携帯端末装置10と情報送受する通信網を、以下において広域通信ネットワーク204という。本実施例においてサーバ105は会場内に設置しているが、有線LAN104のネットワーク技術に応じて、サーバ105は、会場外200に設置してもよい。
そして、本実施形態の画像閲覧システム1によるサービスを希望するユーザY、つまり音楽コンサートの観客は、予めインターネット等で当該音楽コンサート専用のアプリケーション(以下、専用アプリと適宜略記する)をインストールした携帯端末装置10を所持してコンサートホール会場100に来場する。
本実施形態の画像閲覧システム1は、コンサートホール会場100に集まった多数のユーザYがそれぞれ所持する携帯端末装置10とサーバ105との間の無線通信を介した画像情報の送受を行う。
図2は、その左側においてサーバ105と携帯端末装置10との間の情報送受の態様を示し、右側において携帯端末装置10の主要構成を示す機能ブロック図を示している。なお、専用アプリのインストールについては図示、説明を省略している。
まず右側の機能ブロック図において、携帯端末装置10は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、不揮発性記憶装置14と、タッチパネルディスプレイ15と、無線LAN通信部16と、広域無線通信部17とを有している。
CPU11は、所定のプログラムの動作によって各種の演算を行うとともに、他の各部との間で情報の交換や各種の制御指示を出力することで、当該携帯端末装置10全体を制御する機能を有する。
ROM12は、各種の処理プログラムやその他必要な情報が予め書き込まれた情報記憶媒体である。RAM13は、上記各種のプログラムを実行する上で必要な情報の書き込み及び読み出しが行われる情報記憶媒体である。不揮発性記憶装置14(要求情報記憶手段)は、例えばフラッシュメモリなどの不揮発性の情報記憶媒体であり、上記専用アプリのプログラムや、後述するカメラ位置情報、識別情報、及び画像要求情報などを記憶する。
タッチパネルディスプレイ15は、表示部である液晶表示ディスプレイと、入力部であるタッチパネルを一体化したものであり、当該携帯端末装置10のユーザインターフェースとして機能する。
無線LAN通信部16は、いわゆるWi−Fi(登録商標)等の無線LAN規格に準拠して会場内アクセスポイント103A〜103D及び会場外アクセスポイント203との情報通信を制御する機能を有する。
広域無線通信部17は、無線電話回線を介して無線電話基地局202との情報通信を制御する機能を有する。
なお、特に図示しないが、サーバ105と各会場内アクセスポイント103A〜103DのそれぞれもCPUを備えている。
このような構成を備えて上記専用アプリを起動させた携帯端末装置10は、図2の左側に示すように、会場内100の観客席では、その無線通信可能範囲106A〜106Dに対応する会場内アクセスポイント103A〜103Dとだけ無線LANを介して情報を送受する。なお、会場内100の当該観客席において会場外200の広域通信ネットワーク204と通信可能であっても、優先的に会場内アクセスポイント103A〜103Dとだけ無線LAN通信を行う。また図2の右側に示すように、会場外200においては、広域通信ネットワーク204の無線電話基地局202または会場外アクセスポイント203とだけ無線通信を行う。そして、会場内100と会場外200の通信経路の区別、つまり会場内アクセスポイント103A〜103Dと広域通信ネットワーク204の区別に応じて、携帯端末装置10とサーバ105はそれらの間で送受する情報の内容も区別される(後述の図5参照)。
上記構成の画像閲覧システム1による画像閲覧サービスについて説明する。上記図1に示したように、会場内100には複数のカメラ102A〜102Eがそれぞれ異なる位置に設置されており、サーバ105はそれら複数のカメラ102A〜102Eで撮影した撮影画像情報を全て大容量記憶装置105aに記憶する。各ユーザYは、携帯端末装置10への操作入力により複数のカメラ102A〜102Eのいずれによってどの期間だけ撮影された画像を要求するかを指定し、無線通信を介してサーバ105にその指定した部分の画像情報を送信するよう要求する。
その要求画像を指定するための操作入力用インターフェース画面20の一例を図3に示す。図3に示す例では、携帯端末装置10のタッチパネルディスプレイ15における表示領域のうち、上方の大部分に会場内100のマップ21を模式的に表示しており、下方の一部にコンソール22を表示している。
会場内マップ21には、ステージに対応するアイコン23と、ユーザY自身の位置(座席位置)に対応するアイコン24と、各カメラ102A〜102Eの位置に対応するアイコン25A,25B,25C,25D,25Eがそれぞれ表示されている。なお、図示する例の会場内マップ21の表示内容は、上記図1に示したレイアウトに対応している。ユーザYは、この会場内マップ21を参照することで、ステージ101に対する各カメラ102A〜102Eの配置を明確に把握できる。
コンソール22には、その時点の日時情報26と録画操作ボタン27が表示されており、日時情報26の下には空白部分が空けられている。ユーザYは、会場内マップ21中の各カメラのアイコン25A〜25Eをコンソール22の空白部分にドラッグすることでカメラ102A〜102Eを指定し、録画ボタン27に対する操作で録画のオン・オフを切り替えて録画期間を指定できる。同時に複数のカメラ102A〜102Eを指定することもでき、またコンソール22中からカメラのアイコン25A〜25Eをドラッグして外すことで、対応するカメラ102A〜102Eの指定を外すことができる。会場内マップ21中では、その時点で指定されているカメラのアイコン25A〜25Eが目立つ色で発色し、コンソール22の録画ボタン27も録画中の間だけ明るく発色する。
以上の操作を行うことにより、例えば図4に示すような要求画像の指定が可能となる。まず各カメラ102A〜102Eは、公演開始T0から公演終了T6までの間で常に撮影を継続しており、サーバ105はそれら全ての影像を記録する。一方、専用アプリを起動している携帯端末装置10では、上記図3のインターフェース画面20での操作によってそれら5公演分の撮影画像情報のうちからカメラ102A〜102Eの指定とそれぞれの録画期間の指定をリアルタイムで行える。
これにより、例えば公演者が公演中にステージ101上を動き回る場合には、ユーザYが各カメラ102A〜102Eの被写界中に公演者が入ったことを見計らってカメラ102A〜102Eの指定と録画期間の指定を行うことで、公演者を的確に撮影した画像などを任意に指定できる(図中の網掛け部参照)。なお、図中では図示の煩雑を避けるために、一定時間間隔を単位としてカメラ指定と期間指定がされているが、それぞれ任意のタイミングで指定してもよい。また本実施形態の例では、上述したように、各カメラ102A〜102Eが定点撮影を行っている場合で説明しているが、各カメラ102A〜102Eがその撮影方向を同一の公演者の移動位置を追いかけるように撮影してもよい。また、公演者が複数人いる場合には各カメラ102A〜102Eが各公演者の撮影を分担してもよい。
以上のようにして、公演中にユーザYが指定したカメラと録画期間に関する情報を画像要求情報としてサーバ105に送信することで、サーバ105は各画像要求情報に対応して編集された編集画像情報をユーザYの携帯端末装置10に送信する。
しかし、会場内100に存在する大量の携帯端末装置10が公演中の同じ時間帯で一斉に画像情報の送信を要求すると、当該会場内100に設置した会場内アクセスポイント103A〜103Dに対して空間的及び時間的に無線通信が集中するためトラフィック負荷が過大となり、通信が困難となる。特に全ての携帯端末装置10が同一の画像情報をブロードキャストで送受するのではなく、それぞれが動画などの容量の大きい画像情報を個別の内容で指定して無線通信で送受することは不可能となる。
そこで本実施形態の画像閲覧システム1では、サーバ105が、会場内100に存在する携帯端末装置10と無線通信可能な会場内アクセスポイント103A〜103Dと、会場外200に存在する携帯端末装置10と無線通信可能な広域通信ネットワーク204(会場外200の無線電話基地局202又は会場外アクセスポイント203)の両方と情報送受可能に接続されている。そしてサーバ105と携帯端末装置10は、会場内100では会場内アクセスポイント103A〜103Dを介して低容量の識別情報だけを送受し、その後の会場外200では広域通信ネットワーク204を介して大容量の画像情報を送受信(ダウンロード)する。
具体的には、上記図2に示すように、会場内100で各携帯端末装置10はそれぞれに割り当てられた認証用の識別情報をサーバ105から会場内アクセスポイント103A〜103Dの無線LAN通信を介して受信する。この識別情報自体は低容量であるため、大量の携帯端末装置10に対してもトラフィック負荷が小さく済む。そして公演中の会場内100で、各携帯端末装置10はユーザYからの操作入力によって要求する画像(カメラと録画期間)が指定され、それによる画像要求情報を不揮発性記憶装置14に一旦記憶させる。なおこの公演中の会場内100では、携帯端末装置10は指定された画像をサーバ105に要求することはできず、公演後の会場外200で初めて要求可能となる。
その公演後に、指定した画像を会場外200で要求する際には、携帯端末装置10の専用アプリが広域通信ネットワーク204との無線通信を介して、サーバ105へ上記識別情報と画像要求情報を送信する。サーバ105は、受信した識別情報で携帯端末装置10を認証し、認証できた携帯端末装置10に対しては画像要求情報に基づいた編集画像情報を返信する。これを携帯端末装置10の専用アプリが、広域通信ネットワーク204との無線通信を介して受信する。
このとき、通信を行う対象の携帯端末装置10が大量にある場合でも、広域通信ネットワーク204との無線通信を介して空間的に分散され、また各ユーザYがそれぞれ任意の時間で行うことで時間的に分散されるため、容量が大きい編集画像情報であっても円滑に送受信できる。この結果、同一の会場内100で大量の携帯端末からそれぞれ指定された画像情報を円滑に送受信できる。
以上説明した各ノード間の情報送受についての詳細を図5のシーケンスチャートに示す。なお、広域通信ネットワーク204におけるノード(無線電話基地局202及び会場外アクセスポイント203)は単に情報をそのまま送受する中継点であるため、図示及び説明を省略している。
まず、コンサートホール会場100に観客(ユーザY)を入場させる開場前の段階で、サーバ105が各会場内アクセスポイント103A〜103Dにカメラ位置情報を送信する。これにより、各会場内アクセスポイント103A〜103Dは、開場直前の設営段階で決定された最新のカメラ位置情報を記憶する。
その後に開場してユーザYが自分の座席に着席した際には、それぞれ所持する携帯端末装置10で専用アプリを起動することにより、当該座席位置に対応する会場内アクセスポイント103A〜103Dと自動的に無線LAN通信が確立する。この通信確立の際に、会場内アクセスポイント103A〜103Dは携帯端末装置10に関する情報(例えば当該携帯端末装置10の個体を識別するIDや、無線LAN通信に使用されるMACアドレスや、無線電話通信に使用される電話番号など)を入手し、それを携帯端末情報としてサーバ105へ送信する。
これを受信したサーバ105は、携帯端末情報に対応付けて当該画像閲覧サービス上における識別情報を発行し、会場内アクセスポイント103A〜103Dへ送信する。これを受信した会場内アクセスポイント103A〜103Dは、携帯端末情報に対応する個体に対して上記カメラ位置情報と識別情報を送信する。これを受信した携帯端末装置10は、カメラ位置情報を専用アプリに反映させるとともに、識別情報を不揮発性記憶装置14に記憶する。その後に会場内アクセスポイント103A〜103Dが無線LAN通信の終了を指示し、携帯端末装置10が通信を終了する。会場内100における無線通信は、以上の無線LAN通信だけを行う。
そして公演中においては、サーバ105は各カメラ102A〜102Eの撮影画像を撮影時間と対応付け、公演中画像として全て記録する。撮影時間は、具体的には、例えば、タイプスタンプ情報であればよい。一方、各携帯端末装置10は、上記図3のインターフェース画面20にてユーザYの操作入力によりカメラ102A〜102Eと録画期間が指定され、その情報を画像要求情報として不揮発性記憶装置14に記憶する。
公演が終了した後に、各携帯端末装置10で専用アプリを起動させた場合には、画像の視聴だけを行う専用のモードに切り替わる。この画像視聴モードでは、会場内アクセスポイント103A〜103Dを介してサーバ105と通信を行うことができず、広域通信ネットワーク204を介してのみサーバ105と通信可能となる。これは、サーバ105側で会場内アクセスポイント103A〜103Dを介した無線通信を拒否することによる。
ユーザYは、会場外200の任意の場所、任意の時間で専用アプリの上記画像視聴モードを起動することにより、広域通信ネットワーク204を介してサーバ105へ画像要求情報と識別情報を送信する。サーバ105は、これを受信した際に得られた当該携帯端末装置10の携帯端末情報(個体ID、MACアドレス、電話番号など)と、受信した識別情報とを照合することで、当該携帯端末装置10が正当に公演中画像を要求できるものであるか否かの認証を行う。正当に要求できる携帯端末装置10であることが認証できた場合に、受信した画像要求情報に従って編集した編集画像情報を携帯端末装置10に返信する。携帯端末装置10は、これを受信(ダウンロード)して希望する画像を閲覧できる。
上記のようにして画像閲覧システム1が各種情報を送受するときに、サーバ105、会場内アクセスポイント103A〜103D、及び携帯端末装置10のそれぞれのCPUが実行する処理内容を、図6〜図8のフローチャートにより説明する。
図6はサーバ105のCPU(特に図示せず)が実行する処理内容を示すフローチャートであり、コンサートホール会場100の開場前で電源が投入された際に実行を開始する。なお、図中では会場内アクセスポイント103A〜103Dを、単に「AP」と略記している(以下、同様)。
図6において、まず、ステップSS105において、サーバのCPUは、特に図示しない操作部での操作入力を介してカメラ位置情報を入力される。この操作入力は、コンサートの主催側が行う。
次にステップSS110へ移り、サーバのCPUは、各APへカメラ位置情報を送信する。
次にステップSS115へ移り、サーバのCPUは、各APから携帯端末情報を受信する。
次にステップSS120へ移り、サーバのCPUは、上記ステップSS115で受信した携帯端末情報に対応する識別情報を発行し、APへ返信する。
次にステップSS125へ移り、サーバのCPUは、公演前での識別情報発行の受付が終了したか否か、言い換えると公演が開始されたか否かを判定する。受付がまだ終了していない場合、判定は満たされず、ステップSS115へ戻って同様の手順を繰り返す。
一方、受付が終了した場合には、判定が満たされ、ステップSS130へ移る。
ステップSS130では、サーバのCPUは、全てのカメラ102A〜102Eから受信した画像情報をそれぞれ大容量記憶装置105aに記憶する。
次にステップSS110へ移り、サーバのCPUは、コンサート公演の画像撮影が終了したか否か、言い換えると公演が終了したか否かを判定する。まだ画像を撮影している最中である場合、判定は満たされず、ステップSS130へ戻って撮影画像を記録し続ける。
一方、撮影が終了した場合、判定が満たされ、ステップSS140へ移る。
ステップSS140では、サーバのCPUは、携帯端末装置10から画像要求情報及び識別情報(図中省略)を受信するまでループ待機する。画像要求情報を受信した場合には、ステップSS145へ移る。
ステップSS145では、サーバのCPUは、上記ステップSS140での受信が広域通信ネットワーク204を介したものであるか否か、言い換えると会場外200から受信したものであるか否かを判定する。会場内アクセスポイント103A〜103Dから受信した場合、言い換えると会場内100から受信した場合、判定は満たされず、ステップSS140へ戻って次の画像要求情報を受信するまで待機する。
一方、広域通信ネットワーク204から受信した場合、言い換えると会場外200から受信した場合、判定が満たされ、ステップSS150へ移る。
ステップSS150では、サーバのCPUは、上記ステップSS140で画像要求情報とともに受信した識別情報と、その受信の際に入手した携帯端末情報(個体ID、MACアドレス、電話番号など)とを照合して、当該携帯端末装置10が正当に公演中画像を要求できるものであることを認証できたか否かを判定する。認証できなかった場合、判定は満たされず、ステップSS140へ戻って次の画像要求情報を受信するまで待機する。
一方、認証できた場合、判定が満たされ、ステップSS155へ移る。
ステップSS155では、サーバのCPUは、上記ステップSS140で受信した画像要求情報のカメラ及び録画期間の指定にしたがって、大容量記憶装置105aに記憶した公演中画像を、公演中画像に対応付けられた撮影時間を基に編集し、その編集した編集画像情報を広域通信ネットワーク204を介して当該携帯端末装置10へ返信する。そして、上記ステップSS140へ戻って同様の手順を繰り返す。
以上において、ステップSS150の手順が各請求項記載の認証手段に相当し、ステップSS155の手順が各請求項記載の画像情報送信手段に相当する。
図7は会場内アクセスポイント103A〜103DのCPU(特に図示せず)が実行する処理内容を示すフローチャートであり、サーバ105と同様にコンサートホール会場100の開場前で電源が投入された際に実行を開始する。なお以下において、会場内アクセスポイント103A〜103Dを「会場内AP」と略記する。
図7において、まず、ステップSA105において、会場内APのCPUは、サーバ105から有線LAN通信を介して最新のカメラ位置情報を受信し、それを記憶装置に記憶する。
次にステップSA105へ移り、会場内APのCPUは、公演前での識別情報発行の受付が終了したか否か、言い換えると公演が開始されたか否かを判定する。受付が終了した場合、判定が満たされ、このフローを終了する。
一方、受付がまだ終了していない場合、判定は満たされず、ステップSA115へ移る。
ステップSA115では、その無線通信可能範囲106A〜106D内に存在する携帯端末装置10と無線LAN通信を確立する。
次にステップSA120へ移り、会場内APのCPUは、上記ステップSA115で無線LAN通信を確立した際に相手の携帯端末装置10から得た携帯端末情報をサーバ105へ送信して識別情報の発行を要求する。
次にステップSA125へ移り、会場内APのCPUは、上記ステップSA120での携帯端末情報の送信に応じてサーバ105から返信された識別情報を受信する。
次にステップSA130へ移り、会場内APのCPUは、上記ステップSA105で受信し記憶したカメラ位置情報と、上記ステップSA125でサーバ105から受信した識別情報を、上記ステップSA115で無線LAN通信を確立した携帯端末装置10に対し送信する。
次にステップSA135へ移り、会場内APのCPUは、通信確立している携帯端末装置10に対して通信を終了させる指示(コマンド)を送信する。
次にステップSA105へ移り、会場内APのCPUは、上記ステップSA135で送信した通信終了指示に従って携帯端末装置10が実際に無線LAN通信を終了したか否かを判定する。まだ携帯端末装置10が無線LAN通信を終了していない場合、判定は満たされず、ステップSA135へ戻って通信終了指示の再送を繰り返す。
一方、携帯端末装置10が無線LAN通信を終了した場合、判定が満たされ、ステップSA110へ戻り、同様の手順を繰り返す。なお、一度識別情報を送信した携帯端末装置10に対してはそれ以降無線LAN通信を確立しない。
図8は専用アプリを起動した携帯端末装置10のCPUが実行する処理内容を示すフローチャートであり、会場の内外問わず専用アプリを起動した際に実行を開始する。
図8において、まず、ステップSK105において、携帯端末装置のCPU11は、その時点でコンサート公演が終了しているか否かを判定する。まだ公演が終了していない場合、判定は満たされず、ステップSK110へ移る。
ステップSK110では、携帯端末装置のCPU11は、会場内アクセスポイント103A〜103Dと無線LAN通信を確立するまでループ待機し、無線LAN通信が確立した際にステップSK115へ移る。なお、この時に通信確立する相手は、ユーザYの座席に対応する無線通信可能範囲106A〜106Dの会場内アクセスポイント103A〜103Dを前提とする。
ステップSK115では、携帯端末装置のCPU11は、会場内アクセスポイント103A〜103Dから最新のカメラ位置情報と識別情報を受信する。カメラ位置情報は専用アプリのインターフェース画面20(上記図3参照)に反映させ、識別情報を不揮発性記憶装置14に記憶する。
次にステップSK120へ移り、携帯端末装置のCPU11は、上記ステップSK110で無線通信を確立した会場内アクセスポイント103A〜103Dから通信終了の指示を受信したか否かを判定する。通信終了指示を受信していない場合、判定は満たされず、ステップSK115へ戻って同様の手順を繰り返す。
一方、通信終了指示を受信した場合、判定が満たされ、ステップSK125へ移る。
ステップSK125では、携帯端末装置のCPU11は、会場内アクセスポイント103A〜103Dとの無線LAN通信を終了する。
次にステップSK130へ移り、携帯端末装置のCPU11は、上記図3に示したインターフェース画面20を表示して画像指定機能(画像指定モード)を起動する。
次にステップSK135へ移り、携帯端末装置のCPU11は、ユーザYからの操作入力を介して当該専用アプリの処理を終了させる操作が入力されたか否かを判定する。終了操作が入力された場合、判定が満たされ、このフローを終了する。
一方、終了操作が入力されていない場合、判定は満たされず、ステップSK140へ移る。
ステップSK140では、携帯端末装置のCPU11は、インターフェース画面20上でのカメラアイコン25A〜25Eのドラッグ&ドロップ操作や録画ボタン27の押下操作といった指定操作が入力されたか否かを判定する。指定操作が入力されていない場合、判定は満たされず、ステップSK135へ戻って同様の手順を繰り返す。
一方、指定操作が入力されていた場合、判定が満たされ、ステップSK145へ移る。
ステップSK145では、携帯端末装置のCPU11は、その時点でコンソール22中にドロップされているカメラアイコン25A〜25Eのカメラ番号を不揮発性記憶装置14に記録する。
次にステップSK150へ移り、携帯端末装置のCPU11は、そのときに切り替えられた録画状態の開始時刻、終了時刻を不揮発性記憶装置14に記録する。上記ステップSK145で記録したカメラ番号の指定と、当該ステップSK150で記録した録画の開始、終了時刻の指定の両方の情報で画像要求情報を構成する。そして上記ステップSK135へ戻り、同様の手順を繰り返す。
また一方、上記ステップSK105の判定において、すでに公演が終了していた場合、判定が満たされ、ステップSK155へ移る。
ステップSK155では、携帯端末装置のCPU11は、さらにユーザYの入力操作を介して画像再生機能(画像視聴モード)を起動させるか否かを判定する。ユーザYが画像再生機能を起動させないよう操作した場合には、判定は満たされず、このフローを終了する。
一方、ユーザYが画像再生機能を起動させるよう操作した場合には、判定が満たされ、ステップSK160へ移る。
ステップSK160では、携帯端末装置のCPU11は、広域通信ネットワーク204での無線通信を介してサーバ105へ画像要求情報と識別情報(図中では省略)を送信する。
次にステップSK165へ移り、携帯端末装置のCPU11は、上記識別情報を受信したサーバ105から図示しない応答信号等を受け、当該携帯端末装置10がサーバ105に認証されたか否かを判定する。当該携帯端末装置10がサーバ105に認証されなかった場合、判定は満たされず、このフローを終了する。
一方、当該携帯端末装置10がサーバ105に認証された場合、判定が満たされ、ステップSK170へ移る。
ステップSK170では、携帯端末装置のCPU11は、上記ステップSK160で送信した画像要求情報に従って編集された編集画像情報を広域通信ネットワーク204を介してサーバ105から受信し、再生する。
次にステップSK175へ移り、携帯端末装置のCPU11は、ユーザYからの操作入力を介して当該専用アプリの処理を終了させる操作が入力されたか否かを判定する。終了操作が入力された場合、判定が満たされ、このフローを終了する。
一方、終了操作が入力されていない場合、判定は満たされず、ステップSK160へ戻って同様の手順を繰り返す。
以上において、ステップSK115の手順が各請求項記載の識別情報受信手段に相当し、ステップSK170の手順が画像情報受信手段に相当する。
以上説明したように、本実施形態では、サーバ105が、会場内100に存在する携帯端末装置10と無線通信可能な会場内アクセスポイント103A〜103Dと、会場外200に存在する携帯端末装置10と無線通信可能な広域通信ネットワーク204(無線電話基地局202又は会場外アクセスポイント203)の両方と情報送受可能に接続されている。そしてサーバ105と携帯端末装置10は、会場内100では無線通信装置を介して低容量の認証情報を送受し、その後の会場外200では広域通信ネットワーク204を介して大容量の編集画像情報を送受信(ダウンロード)する。
これにより、広域通信ネットワーク204との無線通信を介して空間的に分散され、また各ユーザYがそれぞれ任意の時間で行うことで時間的に分散されるため、容量が大きい編集画像情報であっても円滑に送受信できる。この結果、同一の会場内100で大量の携帯端末からそれぞれ指定された画像情報を円滑に送受信できる。
また本実施形態では、会場内100の領域を区分した複数の無線通信可能領域にそれぞれ対応する複数の会場内アクセスポイント103A〜103Dによって、大量の携帯端末装置10との無線通信を分担するため、識別情報の送受信も円滑に行える。
また本実施形態では、実際に会場100に来場したユーザYの携帯端末装置10に識別情報を割り当て、この識別情報で認証できた携帯端末装置10だけに編集画像情報を送信するため、来場特典としての当該編集画像情報の有用性を向上できる。
なお、会場外200における携帯端末装置10とサーバ105との間の通信手段として、無線通信に限られず、それぞれインターネットに接続した有線電話回線、有線LAN、又はパーソナルコンピュータとの接続を介して情報を送受してもよい。また、携帯端末がサーバ105に対して要求する画像は動画だけでなく、静止画であってもよい。
また、本実施形態では特に、携帯端末装置10が会場内アクセスポイント103A〜103Dとの無線通信を介して複数のカメラ102A〜102Eの位置情報を受信し、そのカメラ位置情報に基づいて会場内100における複数のカメラ102A〜102Eの位置をインターフェース画面20の会場内マップ21上に幾何的に表示する。これにより、ユーザYは会場内100における(もしくはステージ101などに対する)各カメラ102A〜102Eの配置関係を直感的に把握することができ、要求する画像を的確に指定できる。
なお、携帯端末装置10は、インターフェース画面20の会場内マップ21上で、会場内100におけるユーザY自身の位置をアイコン24で表示している。この表示を、会場内アクセスポイント103A〜103Dから識別情報及びカメラ位置情報とともに当該携帯端末装置10を所持するユーザYの座席位置を示す自己位置情報も併せてサーバ105から受信し、この自己位置情報に基づいて会場内マップ21上にアイコン表示してもよい。この場合に会場内100におけるユーザYの自己位置情報は、対応する会場内アクセスポイント103A〜103Dの無線通信可能領域で規定してもよいし、予め別途登録されている座席番号などに基づいてもよい。これによりユーザYは、自分の位置に対する各カメラ102A〜102Eの配置関係を直感的に把握することができ、要求する画像を的確に指定できる。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用してもよい。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 画像閲覧システム
10 携帯端末装置
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 不揮発性記憶装置(要求情報記憶手段)
15 タッチパネルディスプレイ
16 無線LAN通信部
17 広域無線通信部
20 操作入力用インターフェース画面
21 会場内マップ
22 コンソール
24 ユーザアイコン
25A、25B、 カメラアイコン
25C、25D、
25E
27 録画操作ボタン
100 コンサートホール会場内(予め定められた領域内)
102A、 カメラ(画像撮影手段)
102B、102C、
102D、102E
103A、 会場内アクセスポイント(無線通信装置)
103B、103C、
103D
105 サーバ
105a 大容量記憶装置(画像情報記憶手段)
106A、 無線通信可能範囲
106B、106C、
106D
200 コンサートホール会場外(予め定められた領域外)
204 広域通信ネットワーク
Y ユーザ

Claims (5)

  1. 予め定められた領域を区分した複数の無線通信可能範囲にそれぞれ対応する複数の無線通信装置、または前記複数の無線通信可能範囲外の領域に対応する広域通信ネットワークのいずれかとの無線通信を介して所定のサーバと情報送受可能な携帯端末装置であって、
    当該携帯端末装置が存在する前記無線通信可能領域に対応した前記無線通信装置との無線通信を介して、前記サーバから当該携帯端末装置に割り当てられた識別情報を受信する識別情報受信手段と、
    当該携帯端末装置のユーザからの操作入力により、前記領域内で異なる位置に設置された複数の画像撮影手段のいずれによってどの期間だけ撮影された画像を要求するかを指定された画像要求情報を記憶する要求情報記憶手段と、
    前記広域通信ネットワークとの無線通信を介して、前記サーバへ前記識別情報と前記画像要求情報を送信し、その返信として編集画像情報を受信する画像情報受信手段と、
    を備えていることを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記携帯端末装置は、
    当該携帯端末装置が存在する前記無線通信可能領域に対応した前記無線通信装置との無線通信を介して、前記サーバから前記領域内における前記複数の画像撮影手段と当該携帯端末装置のそれぞれの位置情報を受信する位置情報受信手段と、
    前記位置情報に基づいて、前記領域における前記複数の画像撮影手段と当該携帯端末装置のそれぞれの位置を幾何的に表示する位置表示手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
  3. 予め定められた領域内の領域を区分した複数の無線通信可能範囲にそれぞれ対応する複数の無線通信装置、または前記複数の無線通信可能範囲外の領域に対応する広域通信ネットワークのいずれかとの無線通信を介して所定のサーバと情報送受可能な携帯端末装置が備えるコンピュータが実行可能な携帯端末用プログラムであって、
    当該携帯端末装置が存在する前記無線通信可能領域に対応した前記無線通信装置との無線通信を介して、前記サーバから当該携帯端末装置に割り当てられた識別情報を受信する識別情報受信ステップと、
    当該携帯端末装置のユーザからの操作入力により、前記領域内で異なる位置に設置された複数の画像撮影手段のいずれによってどの期間だけ撮影された画像を要求するかを指定された画像要求情報を記憶する要求情報記憶ステップと、
    前記広域通信ネットワークとの無線通信を介して、前記サーバへ前記識別情報と前記画像要求情報を送信し、その返信として編集画像情報を受信する画像情報受信ステップと、
    を実行させることを特徴とする携帯端末用プログラム。
  4. 予め定められた領域内の領域を区分した複数の無線通信可能範囲にそれぞれ対応する複数の無線通信装置、または前記複数の無線通信可能範囲外の領域に対応する広域通信ネットワークのいずれかとの無線通信を介して所定の携帯端末装置と情報送受可能なサーバであって、
    前記領域内で異なる位置に設置された複数の画像撮影手段がそれぞれ撮影した撮影画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、
    前記無線通信装置を介して前記携帯端末装置に前記識別情報を送信し、前記広域通信ネットワークを介して当該携帯端末装置から前記識別情報を受信して、当該携帯端末装置の認証を行う認証手段と、
    前記広域通信ネットワークを介して、前記認証手段で認証した前記携帯端末装置から受信した前記画像要求情報に基づき、前記画像情報記憶手段から抽出した前記撮影画像情報を編集した編集画像情報を当該携帯端末装置へ返信する画像情報送信手段と、
    を備えていることを特徴とするサーバ。
  5. ユーザが所持する携帯端末装置と、
    予め定められた領域内で異なる位置に設置された複数の画像撮影手段と、
    前記領域内の領域を区分した複数の無線通信可能範囲にそれぞれ対応して前記携帯端末装置と無線通信可能な複数の無線通信装置と、
    前記複数の無線通信可能範囲外の領域に存在する前記携帯端末装置と無線通信可能な広域通信ネットワークと、
    前記複数の撮影手段、前記複数の無線通信装置、及び前記広域通信ネットワークに情報送受可能に接続されたサーバと、
    を有する画像閲覧システムであって、
    前記携帯端末装置は、
    当該携帯端末装置が存在する前記無線通信可能領域に対応した前記無線通信装置との無線通信を介して、前記サーバから当該携帯端末装置に割り当てられた識別情報を受信する識別情報受信手段と、
    当該携帯端末装置のユーザからの操作入力により、前記複数の画像撮影手段のいずれによってどの期間だけ撮影された画像を要求するかを指定された画像要求情報を記憶する要求情報記憶手段と、
    前記広域通信ネットワークとの無線通信を介して、前記サーバへ前記識別情報と前記画像要求情報を送信し、その返信として編集画像情報を受信する画像情報受信手段と、を備え、
    前記サーバは、
    前記複数の画像撮影手段がそれぞれ撮影した撮影画像情報を記憶する画像情報記憶手段と、
    前記無線通信装置を介して前記携帯端末装置に前記識別情報を送信し、前記広域通信ネットワークを介して当該携帯端末装置から前記識別情報を受信して、当該携帯端末装置の認証を行う認証手段と、
    前記広域通信ネットワークを介して、前記認証手段で認証した前記携帯端末装置から受信した前記画像要求情報に基づき、前記画像情報記憶手段から抽出した前記撮影画像情報を編集した編集画像情報を当該携帯端末装置へ返信する画像情報送信手段と、
    を備えていることを特徴とする画像閲覧システム。
JP2013063892A 2013-03-26 2013-03-26 携帯端末装置、携帯端末用プログラム、サーバ、及び画像閲覧システム Pending JP2014191407A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013063892A JP2014191407A (ja) 2013-03-26 2013-03-26 携帯端末装置、携帯端末用プログラム、サーバ、及び画像閲覧システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013063892A JP2014191407A (ja) 2013-03-26 2013-03-26 携帯端末装置、携帯端末用プログラム、サーバ、及び画像閲覧システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014191407A true JP2014191407A (ja) 2014-10-06

Family

ID=51837642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013063892A Pending JP2014191407A (ja) 2013-03-26 2013-03-26 携帯端末装置、携帯端末用プログラム、サーバ、及び画像閲覧システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014191407A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10187605A (ja) * 1996-12-26 1998-07-21 Hitachi Ltd 情報提供システム
JP2003033409A (ja) * 2001-07-24 2003-02-04 Nec Corp 無線通信でナースコールを行う患者の監視システム、監視方法、及びプログラム
JP2003087760A (ja) * 2001-09-10 2003-03-20 Ntt Communications Kk 情報提供ネットワークシステム及び情報提供方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10187605A (ja) * 1996-12-26 1998-07-21 Hitachi Ltd 情報提供システム
JP2003033409A (ja) * 2001-07-24 2003-02-04 Nec Corp 無線通信でナースコールを行う患者の監視システム、監視方法、及びプログラム
JP2003087760A (ja) * 2001-09-10 2003-03-20 Ntt Communications Kk 情報提供ネットワークシステム及び情報提供方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5640918B2 (ja) サーバ装置、対応付け方法、及び携帯機器用プログラム
CN105100190B (zh) 对账户与设备的控制关系进行管理的方法、装置和系统
EP3312730B1 (en) Control terminal device, audio system, and audio system control method
US7266383B2 (en) Group interaction modes for mobile devices
US8160607B2 (en) Mobile terminal apparatus, method, and server for sharing contents
RU2502234C2 (ru) Способ и устройство для совместного использования функции внешнего устройства через сложную сеть
JP5498212B2 (ja) 通信装置、通信制御プログラム、通信制御方法、および通信システム
EP3169086A1 (en) Connection method for multimedia playing device, master device, control terminal, and system
CN104159226A (zh) 网络连接方法和装置
US10015262B2 (en) Communication apparatus and control method thereof
JP6092622B2 (ja) 通信装置およびその制御方法、プログラム
JP2006174195A (ja) 映像サービスシステム
CN104349221A (zh) 进行流分发的通信设备、信息处理设备、及其控制方法
US11888604B2 (en) Systems and methods for joining a shared listening session
JP2010286271A (ja) 経路案内システム、経路案内装置及び経路案内方法
JP2019215727A (ja) 会議装置、会議装置の制御方法、プログラム及び会議システム
JP2015018421A (ja) 端末装置、投稿情報送信方法、投稿情報送信プログラムおよび投稿情報共有システム
CN105577521B (zh) 好友分组方法、装置及系统
JP6998785B2 (ja) 電子機器およびその制御方法
CN110426041A (zh) 定位及定位模型的训练方法、装置、电子设备和存储介质
JP2014191407A (ja) 携帯端末装置、携帯端末用プログラム、サーバ、及び画像閲覧システム
JP5640919B2 (ja) サーバ装置、対応付け方法、及び携帯機器用プログラム
KR102172588B1 (ko) 전시관 관람객을 위한 동영상 앨범 제작 방법 및 시스템
JP4619251B2 (ja) 通信局、通信方法及びプログラム
JP2013114148A (ja) サーバ装置、カラオケ曲情報提示方法、及びサーバ処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160129

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161031