JP2014190755A - 圧力チャンバー - Google Patents

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Abstract

【課題】空気との接触回避が望まれる液体が流動する液体回路の内圧を精度良く、かつ安定して検出できる圧力チャンバーを提供することを目的とする。
【解決手段】圧力センサー1aに接続される圧力チャンバー3であって、血液室Bを形成する本体ケース5と、圧力センサー1aに連通する空気室Aを形成する蓋ケース6と、本体ケース5と蓋ケース6とに挟持されて血液室Bと空気室Aとを区画し、弾性変形することで血液室Bの内圧を空気室Aに伝える隔膜7と、を備え、本体ケース5は、隔膜7を挟持する挟持部51aにおいて血液室B側の内周縁Eaを有し、隔膜7は、内周縁Eaで囲まれた膜主要部71bにおいて、内周縁Eaを含む仮想の境界面Fよりも気体室A側に偏って配置されている。その結果、血液回路2の内圧が陰圧になっても空気室A側に偏って配置された隔膜7が適切に弾性変形して正常に機能し、陰圧特性の低下を防止できる。
【選択図】図7

Description

本発明は、血液、血液製剤、または補充液等の空気との接触回避が望まれる液体が流動する血液回路などの液体回路に組み込まれ、該液体回路の内圧を検出する圧力センサーに接続される圧力チャンバーに関する。
持続緩徐式血液濾過療法(CRRT)などの体外血液浄化療法を行う場合、患者である被検体から血液を取り出し、この血液を血液浄化装置によって浄化処理した後に被検体に戻すための血液回路を形成する必要がある。血液回路については、密閉性の確保や取扱い性の容易から基本的な構成をユニット化したタイプが用いられるようになってきている。例えば、血液ろ過器などの浄化器の上流側(動脈側)、及び下流側(静脈側)に配置される各チューブを纏め、更に血液回路の内圧を検出するための圧力チャンバーを組み込んでユニット化したものが知られている。
移送する液体が血液などの特殊な液体の場合、滅菌性は勿論のこと、血栓の発生を抑制する必要もあり、空気との接触を極力避ける必要がある。そこで、例えば、血液回路などの特殊な液体回路に組み込む圧力チャンバーとして、隔膜によって血液と空気との接触を遮断できるタイプの圧力チャンバーを用いる場合がある(特許文献1参照)。この種の圧力チャンバーでは、隔膜によって区画された血液室(液体室)と空気室(気体室)とが容器内に形成され、隔膜の弾性変形によって液体回路の内圧が気体室側に伝えられ、その内圧が圧力センサーによって検出される。
特開2008−051663号公報
従来の圧力チャンバーの場合、液体室と気体室とを隔膜で区画するので、液体と気体との接触を効果的に遮断できる点で非常に有効だったが、発明者らの検証の結果、この種の圧力チャンバーでは、陰圧特性が不安定になる可能性のあることが判明した。
本発明は、以上の課題を解決することを目的としており、空気との接触回避が望まれる液体が流動する液体回路の内圧を精度良く、かつ安定して検出できる圧力チャンバーを提供することを目的とする。
二つの容器部材で隔膜を挟持するタイプの圧力チャンバーの場合、当業者であれば、隔膜がフラットな状態になるように製作するのが普通であり、設計上も、その方がシンプルで容易である。しかしながら、本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討したところ、むしろ、隔膜を気体室側に偏らせて配置することによって圧力チャンバーの陰圧特性を安定させることができ、液体回路の内圧の検出精度を向上できることを見出し、本発明に想到した。
つまり、本発明は、空気との接触回避が望まれる液体が流動する液体回路に組み込まれ、液体回路の内圧を検出する圧力センサーに接続される圧力チャンバーであって、液体の入口と出口とが設けられ、液体が流動する液体室を形成する液体室容器と、液体室容器に結合され、圧力センサーに連通する気体室を形成する気体室容器と、液体室容器と気体室容器とに挟持されて液体室と気体室とを区画し、弾性変形することで液体室の内圧を気体室に伝える隔膜と、を備え、液体室容器は、隔膜を挟持する挟持部において液体室側の内周縁を有し、隔膜は、内周縁で囲まれた内側において、内周縁を含む仮想の境界面よりも気体室側に偏って配置されていることを特徴とする。
本発明では、液体回路の内圧が陰圧になっても気体室側に偏って配置された隔膜が適切に弾性変形して正常に機能し、陰圧特性の低下を防止できる。その結果、圧力チャンバーにおける陰圧特性を安定化させることができ、液体回路の内圧の検出精度を向上できる。
特に、上記の液体が血液であり、更に液体回路が透析用回路であると、血栓の発生を抑制しながら陰圧特性の低下を防止できる本発明の優位性は非常に高い。
さらに液体室容器の挟持部は、気体室容器側に突き出し、且つ内周縁に沿って設けられた突起部を有し、気体室容器は、突起部を受け入れ、且つ隔膜を気体室側に向けて案内する溝部を有すると好適である。液体室容器と気体室容器とで隔膜を挟持した際に、突起部と溝部との係り合いにより、容器内で液体室と気体室とを区画する隔膜の主要部が確実に気体室側に偏って配置されることになり、陰圧特性の安定化に有利である。
さらに突起部は、内周縁に対して反対側となる外側にテーパ面を有し、溝部は、テーパ面に対応した勾配を有する斜面を有すると好適である。テーパ面と勾配面とが係り合うことで隔膜を挟持する際に隔膜にかける負荷を低減できる。
さらに挟持部は、突起部のテーパ面よりも外側に、上述の仮想の境界面と同じ方向に沿って延在する平坦面を有すると好適である。隔膜を挟持する際、挟持部の平坦面においては、空気室容器側から隔膜に直交する方向に力が作用する。つまり、隔膜を外側に引っ張ることなく隔膜を挟持でき、溶着等によって液体室容器と空気室容器とを確実に結合させることができる。更に、平坦面よりも内側に配置された突起部のテーパ面により、隔膜の内側を強制的に気体室側に偏って配置することができる。
さらに、本発明の隔膜は、液体室容器と気体室容器との間で挟持される被挟持部と、被挟持部の内側で液体室と気体室とを区画する膜主要部と、被挟持部の外縁に沿って屈曲し、液体室容器の外周に当接して掛止される掛止部と、を有すると好適である。掛止部を液体室容器の外周に掛けることで、液体室容器にセットする際の位置合わせが容易、且つ確実になり、ズレ防止にもつながる。その結果、気体室容器との間で挟持した際に隔膜にしわなどが発生し難くなり、圧力チャンバーの品質を向上できる。
さらに、気体室容器は、液体室容器の挟持部よりも外側に張り出し、且つ液体室容器の外周に係合するカバー部を有すると好適である。気体室容器のカバー部は、液体室容器の外周に係合して引っ掛かるため、液体室容器に対する気体室容器のセンター合わせが容易、且つ確実になり、液体室容器の突起部と気体室容器の溝部との対応位置のずれを防止できる。なお、カバー部と液体室容器の外周との間で上記の掛止部を挟み込む構成とすることもでき、この構成によれば、更に、掛止部を確実に保持することができる。
また、本発明の隔膜は、液体室容器と気体室容器との間で挟持される被挟持部と、被挟持部の内側で液体室と気体室とを区画する膜主要部と、被挟持部の外縁に沿って屈曲し、気体室容器の外周に当接して掛止される掛止部と、を有すると好適である。掛止部を気体室容器の外周に掛けることで、気体室容器に隔膜をセットする際の位置合わせが容易、且つ確実になり、ズレ防止にもつながる。その結果、液体室容器との間で挟持した際に隔膜にしわなどが発生し難くなり、圧力チャンバーの品質を向上できる。
さらに、液体室容器は、挟持部よりも外側に張り出し、且つ気体室容器の外周に係合するカバー部を有すると好適である。このカバー部は、気体室容器の外周に係合して引っ掛かるため、気体室容器に対する液体室容器のセンター合わせが容易、且つ確実になり、液体室容器の突起部と気体室容器の溝部との対応位置のずれを防止できる。なお、カバー部と気体室容器の外周との間で上記の掛止部を挟み込む構成とすることもでき、この構成によれば、更に、掛止部を確実に保持することができる。
本発明によれば、空気との接触回避が望まれる液体が流動する液体回路の内圧を精度良く、かつ安定して検出できる。
血液浄化装置の一例を示す斜視図である。 エアフリー圧力チャンバーが組み付けられる血液パネル回路の一例を示す図である。 本実施形態に係るエアフリー圧力チャンバーの分解斜視図である。 チャンバーホルダーに装着されたエアフリー圧力チャンバーの背面図である。 図4のV−V線に沿った断面図である。 図4のVI−VI線に沿った断面図である。 隔膜の被挟持部を挟持する本体ケースのフランジ部、及び蓋ケースのフランジ受け部を拡大して示す断面図である。 エアフリー圧力チャンバー内の血液の流れを模式的に示す図であり、(a)は、エアフリー圧力チャンバーを正面から見た場合の流れを矢印で示しており、(b)はエアフリー圧力チャンバーの断面図であり、血液パネル回路内の圧力が陽圧に振れた場合を示し、(c)は陰圧に振れた場合を示す図である。 隔膜配置の違いによる脱血圧特性を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係るエアフリー圧力チャンバーの断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について説明するが、最初に、図1を参照して血液浄化装置の一例を紹介し、また、図2を参照して血液浄化装置に装着される血液パネル回路について説明する。
(血液浄化装置、及び血液パネル回路)
血液浄化装置1では、各種の治療モードに対応可能な二面式を採用しており、正面側の回路装着部11には血液系パネル回路が装着され、右扉12を開放すると現れる右面側の回路装着部(図示省略)には液系パネル回路が装着される。例えば、病因物質を体外循環によって被検体から取り除く技術であるアフェレシスモードでは、血液系のパネル回路が正面側の回路装着部11に装着され、右面側の回路装着部には血漿系のパネル回路が装着される。また、腹水モードでは、濾過系のパネル回路が正面側に装着され、濃縮系のパネル回路が右面側に装着される。これらの各パネル回路内を流動する液体は、基本的に空気との接触回避が望まれる液体であり、従って、各パネル回路は液体回路を例示するものである。
以下、図2を参照し、液体回路(例えば、透析用回路)の一例として持続緩徐式血液濾過療法(CRRT)に用いられる血液パネル回路2を説明する。CRRTは、急性期の腎不全治療等のための長時間かつ緩やかな体液調整療法である。CRRTでは、被検体から取り出した血液Ba(図8参照)を血液ろ過器にて浄化処理し、処理後の血液Baに対して適宜に補液を加えた後に、被検体に戻す循環回路を構成する必要がある。
血液パネル回路(以下、「血液回路」という)2は、被検体から取り出した血液Baを血液ろ過器に送り込む上流側のライン(以下、「動脈ライン」という)21と、血液ろ過器で浄化処理された血液Baを被検体に戻す下流側のライン(以下、「静脈ライン」という)22とを備えている。
動脈ライン21、及び静脈ライン22は、基本的に塩化ビニル製のチューブ2aからなり、動脈ライン21、及び静脈ライン22は、逆L字状のパネル2bによって一体化されている。また、動脈ライン21には、血液ポンプ13(図1参照)に設置される部位を挟んだ二か所にエアフリー圧力チャンバー(以下、「圧力チャンバー」という)3が配置されている。一方の圧力チャンバー3は、被検体側となる脱血側でチューブ2aに接続され、他方の圧力チャンバー3は、血液ろ過器側となる入口側でチューブ2aに接続されている。
血液浄化装置1の正面側の回路装着部11には、血液ろ過器のホルダー14や血液ポンプ13などが取り付けられている。また、回路装着部11には、血液回路2の圧力チャンバー3が装着されるチャンバー装着部15が設けられている。チャンバー装着部15は、圧力チャンバー3の接続管65が挿入される管状の受圧口16と、圧力チャンバー3を位置決めして保持する一対のフック18とを備えている。受圧口16は、血液回路2の内圧を検出する圧力センサー1a(図8参照)に連通している。
(第1の実施形態)
次に、本発明の第1実施形態に係る圧力チャンバー3について説明する。図3〜図6に示されるように、圧力チャンバー3は、容器本体4と、容器本体4内で、血液室Bと空気室Aとを区画し、弾性変形によって血液室Bの内圧を空気室Aに伝える隔膜7と、を有する。
容器本体4は、本体ケース5と、本体ケース5の開口を塞ぐ蓋ケース6とを備えている。本実施形態では、空気との接触回避が望まれる液体として血液Baを例示しており、本体ケース5は、血液室(液体室)Bを形成する液体室容器の一例である。また、蓋ケース6は、本体ケース5に結合されて圧力センサー1aに連通する空気室(気体室)Aを形成する気体室容器の一例である。
本体ケース5は、蓋ケース6に対向する一端側が開放された有底短筒状(カップ状)の容器であり、開放側の上端には蓋ケース6との間で隔膜7を挟持するフランジ部51が設けられている。本体ケース5の周壁53には、フランジ部51を支持する略三角形状の補強リブ52が均等間隔で複数設けられている。また、周壁53には、チューブ2aに接続される血液Baの入口ポート54と出口ポート55とが並設されている。入口ポート54、及び出口ポート55は、フランジ部51から張り出した延出部56で一体化され、延出部56によって補強されている。
フランジ部51の上面は蓋ケース6との間で隔膜7を挟持する環状の挟持部51aであり、挟持部51aの内周縁Eaは、血液室Bを形成する内側の空間に臨んでいる。挟持部51aには、蓋ケース6側に突き出し、内周縁Eaに沿って設けられた環状の突起部51bが設けられている。突起部51bは血液室Bに面する内周面51cと反対側の外周面51dとを有する(図7参照)。内周面51cの端は内周縁Eaであり、内周縁Eaに対して反対側に位置する外周面51dは、所定の勾配を有するテーパ面になっている。また、挟持部51aは、突起部51bの外周面(テーパ面)51dよりも外側に、内周縁Eaを含む仮想の境界面Fと同じ方向、つまり境界面Fに略平行な平面に沿って延在するフラット面(平坦面)51fを有する。
図3、及び図7に示されるように、隔膜7は、血液回路2の内圧変化に連動して弾性変形可能なフィルムからなる。隔膜7はシャーレ状であり、本体ケース5のフランジ部51の外形に倣った略円形の膜本体71と、膜本体71の外縁に沿って屈曲する掛止片(掛止部)72とを備えている。膜本体71は、フランジ部51に重なる領域である略環状の被挟持部71aと、被挟持部71aの内側であり、本体ケース5の開放を塞ぐ膜主要部71bとを有している。被挟持部71aは、本体ケース5と蓋ケース6との間で挟持される部位であり、膜主要部71bは、ケースの内部で血液室Bと空気室Aとを区画する部位である。
掛止片72は、フランジ部51の外周、つまり本体ケース5の外周に当接して掛止される。隔膜7を本体ケース5にセットする際、掛止片72をフランジ部51の外周に引っ掛けることでセンターの位置合わせが楽になり、また、蓋ケース6で挟持して固定する際にもズレ難くなり、高品質の圧力チャンバー3を簡単に、且つ安定して製造できるようになる。なお、掛止片72は、被挟持部71aの外縁全周に亘って設けられているわけではなく、一部が切除されている。この切除部分は、本体ケース5の入口ポート54、及び出口ポート55を連結する延出部56を逃がす回避部71c(図3参照)であり、回避部71cを延出部56に嵌め込むように装着することで、隔膜7の周方向への回転ズレも抑止される。
図3、図5、及び図6に示されるように、蓋ケース6は、隔膜7を挟持すると共に、空気室Aを形成する蓋部61と、蓋部61の外縁に沿って設けられたカバー部62と、を備えている。カバー部62は、本体ケース5に結合された状態で、本体ケース5の挟持部51aよりも外側に張り出し、本体ケース5の外周に係合する。より詳しく説明すると、カバー部62は、本体ケース5側に突き出してフランジ部51の外周との間で隔膜7の掛止片72を挟み込む。
蓋部61の裏面側(内面側)には、本体ケース5のフランジ部51との間で隔膜7の被挟持部71aを挟持する環状のフランジ受け部61aが設けられている。フランジ受け部61aで囲まれた中央寄りの領域には凹みがあり、この凹みによって空気室Aが形成される。
フランジ受け部61aは、本体ケース5の挟持部51aとの間で隔膜7を挟持する蓋ケース(空気室形成容器)6側の挟持部であり、フランジ受け部61aの内周縁Eb(図7参照)は、空気室Aを形成する内側の空間(凹み)に臨んでいる。フランジ受け部61aには、内周縁Ebに沿って環状の切欠き(溝部)61bが設けられている。切欠き61bは、本体ケース5の突起部51bに対応した形状であり、突起部51bのテーパ状の外周面51dに対応した勾配の斜面61cを有している。
切欠き61bは、隔膜7の被挟持部71aを挟んだ状態で本体ケース5の突起部51bを受け入れ、隔膜7の膜主要部71bを空気室A側に向けて案内する。つまり、突起部51bが被挟持部71aを挟んだ状態で切欠き61bに嵌り込むと、被挟持部71aは、血液室Bに面する内周縁Ea(または内周縁Eb)近傍で突起部51bに押され、且つ切欠き61bに沿って撓む。その結果、内側の膜主要部71bは、内周縁Eaを含む仮想のフラットな境界面Fよりも蓋部61寄り、つまり空気室A側に偏った配置となる。
蓋部61の表面側(外面側)には、血液浄化装置1の受圧口16に挿入される接続管65が設けられている。接続管65は、空気室Aとなる裏側の凹みに連通している。接続管65には、シール部材であるOリング63が嵌め込まれ、接続管65の周囲にはOリング63を収容する環状リブ64が立設されている。接続管65を受圧口16に挿入した際、Oリング63は受圧口16の先端に押圧されて隙間を塞ぎ、気密を確保する。
また、蓋部61には、環状リブ64から放射状に延びる複数の縦補強リブ6aが設けられ、更に、縦補強リブ6aに交差するように、環状リブ64に対して同心円状の複数の円形補強リブ6bが設けられている。
本体ケース5と蓋ケース6とは、隔膜7を挟み込んだ状態で重ねられ、本体ケース5のフランジ部51、隔膜7の被挟持部71a、及び蓋ケース6のフランジ受け部61aとが重なる部位は高周波溶着、その他の接合方法によって結合され、一体化される。この状態で、隔膜7は、本体ケース5と蓋ケース6とからなる容器本体4の内部を本体ケース5側の血液室Bと蓋ケース6側の空気室Aとに区画し、圧力チャンバー3が完成する。
圧力チャンバー3は、チャンバーホルダー8に組み付けられ、チャンバーホルダー8を介して血液浄化装置1のチャンバー装着部15に装着される。チャンバーホルダー8は、圧力チャンバー3を取り囲む筒状のホールドケース81と、ホールドケース81内で圧力チャンバー3を所定位置に保持する爪部82(図5参照)と、ホールドケース81の外周に設けられ、チャンバー装着部15のフック18に係合する一対の係合片83とを備えている。
血液回路2に組み付けられた圧力チャンバー3は、チャンバーホルダー8に嵌め込まれた後、接続管65がチャンバー装着部15の受圧口16に挿入されるようにセットされる。更に、チャンバーホルダー8の一対の係合片83をチャンバー装着部15の一対のフック18に引っ掛けるように回転させて所定位置に装着する。
本実施形態に係る圧力チャンバー3は、血液室Bと空気室Aとの内圧が同じである標準条件下、例えば、血液回路2に組み込む前の大気圧条件下などにおいて、隔膜7が空気室A側に偏って配置されている。その結果、血液回路2の内圧が陰圧になっても空気室A側に偏って配置された隔膜7が適切に弾性変形して正常に機能し、陰圧特性の低下を防止できる。従って、圧力チャンバー3によれば、陰圧特性を安定化させることができ、血液回路2の内圧の検出精度を向上できる。この作用、効果について、図8、及び図9を参照して更に詳しく説明する。
上記の通り、本実施形態に係る本体ケース5の挟持部51aは、血液室B側の内周縁Eaを有し、隔膜7は、内周縁Eaで囲まれた内側の膜主要部71bにおいて、内周縁Eaを含む仮想の境界面Fよりも空気室A側に偏って配置されている。一方で、比較例に係る圧力チャンバーでは、隔膜の膜主要部はフラットで境界面上に揃っており、空気室A側に偏ってはいない。
本実施形態に係る圧力チャンバー3を血液回路2の動脈ライン21の脱血側に取り付け、所定の内圧(図9の横軸)をかけながら液体(便宜的に「血液Ba」と称する)を血液回路2に流す試験的な運転を行い、その間、圧力チャンバー3を介し、血液回路2の内圧を圧力センサー1aで測定した(図9の縦軸)。
血液回路2を流れる血液Baは、圧力チャンバー3の入口ポート54から流入し、出口ポート55から流出する(図8(a)参照)。この状態で血液回路2の内圧(脱血圧)が標準条件下よりも陽圧側に振れると、図8(b)に示されるように、隔膜7は空気室Aの容積が減る方向に撓む。一方で、血液回路2の内圧が陰圧側に振れると、図8(c)に示されるように、隔膜7は空気室Aの容積が増える方向に膨らむ。
上記の試験について、内圧を上昇、降下させる行きと帰りにて実験を行い、圧力センサー1aによって測定された内圧(脱血圧)を図9にプロットした。また、比較例に係る圧力チャンバーに対しても、同様の試験を行い、圧力センサー1aによって測定された内圧(脱血圧)を図9にプロットした。
図9では、血液回路2を流動する液体に付与した圧力(横軸)に対し、実際に圧力センサー1aで測定された測定値の上限許容値を一点鎖線で示し、下限許容値を二転鎖線で示している。図9に示されるように、陽圧状態では、本実施形態、及び比較例の双方ともに、上限許容値と下限許容値とに挟まれた範囲内に収まっており、安定した測定が可能になっている。
一方、−300mmHg以下の陰圧状態では、比較例に係る圧力チャンバーは上限許容値を超えており、陰圧特性の低下を読み取れる。特に、本実験では、内圧の上昇、及び降下に伴う行きと帰りを見ることで隔膜のヒステリシスを見ているが、比較例に係る圧力チャンバーでは行きと帰りとでズレが大きく、ヒステリシスが大きい。これに対し、本実施形態に係る圧力チャンバー3では、陰圧状態下でも上限許容値と下限許容値とに挟まれた範囲内に収まっており、また、ヒステリシスも小さく、結果として安定した測定が可能になっており、陰圧特性の低下を防止している。
つまり、本実施形態に係る圧力チャンバー3では、血液回路2の内圧が陰圧になっても空気室A側に偏って配置された隔膜7が適切に弾性変形して正常に機能し、陰圧特性の低下を防止できていると推察できる。その結果、本実施形態に係る圧力チャンバー3によれば、陰圧特性を安定化させ、血液回路2の内圧の検出精度を向上できる。
特に、本実施形態では、圧力チャンバー3は、透析用回路の一種である血液回路2に組み込まれ、そして回路内を流動する液体として血液Baを想定している。そして、この圧力チャンバー3によれば、隔壁7によって血液室Bと空気室Aとが完全に遮断されるので血栓の発生を効果的に抑制できると共に、陰圧特性の低下を防止できる点で優位性は非常に高い。
なお、隔膜7の膜主要部71bを、内周縁Eaを含む仮想の境界面Fよりも空気室A側に偏って配置する態様としては、例えば、隔膜7の膜主要部71b自体を予め湾曲させ、空気室A側に膨らんだような形状とすることも考えられる。しかしながら、本実施形態では、特に、本体ケース5側に突起部51bを設け、蓋ケース6側に切欠き61bを設けることで強制的に隔膜7を撓ませている。その結果、突起部51bと切欠き61bとの係り合いにより、膜主要部71bを確実に空気室A側に偏らせることができ、陰圧特性の安定化に有利である。
また、環状の突起部51aの外周面51dはテーパ面であり、切欠き61aは、外周面51dに対応した斜面61cを有する。つまり、外周面51dと斜面61cとが係り合うことで隔膜7を挟持する際に隔膜7にかける負荷を低減できる。
また、挟持部51aは、突起部51bの外周面(テーパ面)51dよりも外側に、仮想の境界面Fと同じ方向に沿って延在するフラット面51fを有する。隔膜7を挟持する際、挟持部51aのフラット面51fにおいては、蓋ケース6側から隔膜7に直交する方向に力が作用する。つまり、隔膜7を外側に引っ張ることなく隔膜7を挟持でき、溶着等によって本体ケース5と蓋ケース6とを確実に結合させることができる。更に、フラット面51fよりも内側に配置された突起部51bの外周面51dにより、隔膜7の内側を強制的に気体室A側に偏って配置することができる。
また、本実施形態に係る隔膜7は、被挟持部71の外縁に沿って屈曲し、本体ケース5の外周に当接して掛止される掛止部72を有する。隔膜7を本体ケース5にセットする際、掛止片72を蓋ケース6の外周に引っ掛けることでセンターの位置合わせが容易、且つ確実になり、また、蓋ケース6で挟持して固定する際にもズレ難くなり、隔膜7にしわなどが発生し難くなって高品質の圧力チャンバー3を簡単に、且つ安定して製造できるようになる。
さらに、蓋ケース6は、本体ケース5の挟持部51aよりも外側に張り出し、且つ本体ケース5の外周に係合するカバー部62を有する。このカバー部62は、本体ケース5の外周に係合して引っ掛かるため、本体ケース5に対する蓋ケース6のセンター合わせが容易、且つ確実になり、本体ケース5の突起部51bと蓋ケース6の切欠き(溝部)61bとの対応位置のずれを防止できる。なお、本実施形態では、カバー部62と本体ケース5の外周との間で隔膜7の掛止片72を挟み込んでおり、カバー部62によって掛止片72を確実に保持することができる。
(第2実施形態)
次に、図10を参照して本発明の第2の実施形態に係る圧力チャンバー3Aを説明する。第2の実施形態に係る圧力チャンバー3Aは、第1の実施形態に係る圧力チャンバー3と同様の部材や構造を備えている。したがって、以下の説明では、同様の部材や構造については、第1の実施形態に係る圧力チャンバー3と同一の符号を付して詳細な説明を省略し、相違点を中心に説明する。
図10に示されるように、圧力チャンバー3Aは、容器本体4Aと、容器本体4A内で、血液8aが流動する血液室Bと空気室Aとを区画し、弾性変形によって血液室Bの内圧を空気室Aに伝える隔膜7Aと、を有する。更に、容器本体4Aは、本体ケース(液体室側容器)5Aと、本体ケース5Aの開口を塞ぐ蓋ケース(気体室側容器)6Aと、を備えている。
隔膜7Aは、膜本体71と、膜本体71の被挟持部71aの外縁に沿って屈曲する掛止片(掛止部)73とを備えている。掛止片73は、蓋ケース6Aの外周に当接して掛止される。隔膜7Aを蓋ケース6Aにセットする際、掛止片73を蓋ケース6Aの外周に引っ掛けることでセンターの位置合わせが楽になり、また、本体ケース5Aで挟持して固定する際にもズレ難くなり、隔膜7Aにしわなどが発生し難くなって高品質の圧力チャンバー3Aを簡単に、且つ安定して製造できるようになる。
本体ケース5Aは、隔膜7Aを挟持するフランジ部51と、フランジ部51の外縁に沿って設けられたカバー部57と、を備えている。カバー部57は、挟持部51aよりも外側に張り出し、且つ蓋ケース6Aの外周に係合する。より詳しく説明すると、カバー部57は、蓋ケース6A側に突き出して蓋ケース6Aの外周との間で隔膜7Aの掛止片73を挟み込む。
カバー部57は、蓋ケース6Aの外周に係合して引っ掛かるため、蓋ケース6Aに対する本体ケース5Aのセンター合わせが容易、且つ確実になり、本体ケース5Aの突起部51bと蓋ケース6Aの切欠き61bとの対応位置のずれを防止できる。更に、本実施形態では、カバー部57と蓋ケース6Aの外周との間で掛止片73を挟み込んでおり、掛止片73を確実に保持することができる。
本実施形態に係る圧力チャンバー3Aも第1の実施形態に係る圧力チャンバー3同様に、血液室Bと空気室Aとの内圧が同じである標準条件下、例えば、血液回路2に組み込む前の大気圧条件下などにおいて、隔膜7Aが空気室A側に偏って配置されている。その結果、血液回路2の内圧が陰圧になっても空気室A側に偏って配置された隔膜7Aが適切に弾性変形して正常に機能し、陰圧特性の低下を防止できる。従って、圧力チャンバー3Aによれば、陰圧特性を安定化させることができ、血液回路2の内圧の検出精度を向上できる。
1…血液浄化装置、1a…圧力センサー、2…血液回路(液体回路)、3,3A…圧力チャンバー、5,5A…本体ケース(液体室容器)、51a…挟持部、51b…突起部、51d…突起部の外周面(テーパ面)、51f…フラット面(平坦面)、54…入口ポート(液体の入口)、55…出口ポート(液体の出口)、57…本体ケースのカバー部、6,6A…蓋ケース(気体室容器)、61b…切欠き(溝部)、61c…切欠きの斜面、62…蓋ケースのカバー部、7,7A…隔膜、71a…被挟持部、71b…膜主要部、72,73…掛止部、A…空気室(気体室)、B…血液室(液体室)、Ba…血液(空気との接触回避が望まれる液体)、Ea…内周縁、F…境界面。

Claims (9)

  1. 空気との接触回避が望まれる液体が流動する液体回路に組み込まれ、前記液体回路の内圧を検出する圧力センサーに接続される圧力チャンバーであって、
    前記液体の入口と出口とが設けられ、前記液体が流動する液体室を形成する液体室容器と、
    前記液体室容器に結合され、前記圧力センサーに連通する気体室を形成する気体室容器と、
    前記液体室容器と前記気体室容器とに挟持されて前記液体室と前記気体室とを区画し、弾性変形することで前記液体室の内圧を前記気体室に伝える隔膜と、を備え、
    前記液体室容器は、前記隔膜を挟持する挟持部において前記液体室側の内周縁を有し、
    前記隔膜は、前記内周縁で囲まれた内側において、前記内周縁を含む仮想の境界面よりも前記気体室側に偏って配置されていることを特徴とする圧力チャンバー。
  2. 前記液体は血液であり、前記液体回路は透析用回路であることを特徴とする請求項1記載の圧力チャンバー。
  3. 前記液体室容器の前記挟持部は、前記気体室容器側に突き出し、且つ前記内周縁に沿って設けられた突起部を有し、
    前記気体室容器は、前記突起部を受け入れ、且つ前記隔膜を前記気体室側に向けて案内する溝部を有することを特徴とする請求項1または2記載の圧力チャンバー。
  4. 前記突起部は、前記内周縁に対して反対側となる外側にテーパ面を有し、
    前記溝部は、前記テーパ面に対応した勾配を有する斜面を有することを特徴とする請求項3記載の圧力チャンバー。
  5. 前記挟持部は、前記突起部のテーパ面よりも外側に、前記仮想の境界面と同じ方向に沿って延在する平坦面を有することを特徴とする請求項4記載の圧力チャンバー。
  6. 前記隔膜は、前記液体室容器と前記気体室容器との間で挟持される被挟持部と、前記被挟持部の内側で前記液体室と前記気体室とを区画する膜主要部と、前記被挟持部の外縁に沿って屈曲し、前記液体室容器の外周に当接して掛止される掛止部と、を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の圧力チャンバー。
  7. 前記気体室容器は、前記液体室容器の前記挟持部よりも外側に張り出し、且つ前記液体室容器の外周に係合するカバー部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の圧力チャンバー。
  8. 前記隔膜は、前記液体室容器と前記気体室容器との間で挟持される被挟持部と、前記被挟持部の内側で前記液体室と前記気体室とを区画する膜主要部と、前記被挟持部の外縁に沿って屈曲し、前記気体室容器の外周に当接して掛止される掛止部と、を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の圧力チャンバー。
  9. 前記液体室容器は、前記挟持部よりも外側に張り出し、且つ前記気体室容器の外周に係合するカバー部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の圧力チャンバー。
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