JP2014190713A - においセンサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】人はにおいとして感じるのは、種類によって異なるが0.1〜0.00001ppmの濃度でにおいと感じる。これは分子が1億個以上存在することを意味し、10pg(ピコグラム)〜100ng(ナノグラム)程度の重さしかない。この範囲の重さを測定可能なにおいセンサを開発する。
【解決手段】電極をもたない水晶振動子と、水晶振動子を保持する保持機構と水晶振動子ににおい分子を導入する空間とからなるセンサ部と、水晶振動子に振動を与える送信アンテナと、水晶振動子が減衰共振振動する時に出る振動を受信する受信アンテナと、送信アンテナに高周波信号を与える高周波発信装置と、受信アンテナから得る微弱な高周波信号を受信する受信装置とからなる信号発生・受信部と、受信装置から得られた水晶振動子の高周波信号を解析し、においの分析をする制御装置とからなるにおいセンサ装置を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電極を持たない水晶振動子2によりにおい分子を吸着または堆積することでにおい分子の重さを測定しにおいを判別することに関する。
においは一般的に、硫化水素などの無機化合物のガス固有のにおいと、低分子の炭素化合物から発せられるにおいとがある。どちらのにおいも分子であり、におい毎に質量を有する。
においと言っても1つのにおい分子が存在しても、人はにおいとして感じることは無い。種類によって異なるが0.1〜0.00001ppmの濃度でにおいと感じると言われている。これは分子が1億個以上存在することを意味し、重さにすると10pg(ピコグラム)以上となりセンサ感度として10pgが測定可能であればにおいを測定することが可能となる。
現在最も高感度と言われる、においセンサまたはガスセンサは、QCM(Quartz Crystal Micro-balance)と言われるもので微量の質量分析に用いられる。QCMは、その両面に金等の質量の大きい電極と電線を持ち、微量の付着物の質量では電極や電線に使われている金属の質量より格段に小さいため検出感度に限界がある。(以下電極型QCMセンサと言う。)(特許文献1)
電極として使用される金は、密度が水晶の7倍以上もあるため、非常に大きな慣性質量となる。例えば直径5mmで厚みが50μmの電極型QCMセンサでは、下地にTi膜を100nm載せ、その上にAuを300nm両面に載せる構造をとっており、この場合水晶振動子本体の重量は2.5mgで、電極の重量は0.25mgとなり、水晶振動子に比較し電極の重量はおよそ10%を占める。(金の比重:19.3、SiO2の比重:2.6、Tiの比重:4.5の場合)
さらに電極型QCMセンサには、必ず電気を伝えるリード線が水晶振動子の電極部に接触またはバネ状にして接続されている。このリード線による電極型QCMセンサに対する影響は、電極の重量に加えてリード線の重量やバネ状電線が振動子を押し付ける力として加算されるため、どちらも慣性質量が増加することとなり感度が上がらない要因となる。例えば、太さ10μmで長さが10mmの場合の金線を使用すると2本で30μgになり、同様に重量はおよそ10%を占めることとなり合計20%の慣性質量が常に存在する。
また、Tiの体積弾性率は水晶の3倍、Auの体積弾性率は水晶の6倍である。水晶と電極およびリード線との重量比率は20%程度だが、体積弾性率が大きい(振動しにくい)ため、質量による感度低下より体積弾性率が大きく異なることによる感度低下が重要である。一般的に電極型QCMセンサの感度は、100ng(ナノグラム)程度であり0.1ppm以上のにおいのみ測定できるため、測定できる種類は少ないと言う問題がある。
その他、金属酸化物を使いその電気抵抗の変化をみるもの(特許文献2)、導電性高分子膜によって表面の抵抗変化により測定するもの(特許文献3)等これら技術で製作されたセンサの感度は、0.1ppm以上と人間がにおいと認識できる濃度と比較し高く、大気中を漂うにおい分子を測定することは困難であると言う問題があった。
特開2009−229344号公報 特開平11−304742号公報 特開2012−122814号公報
本発明は、センサの感度を高めて、一度に測定できるにおい分子の種類を増やし、定量することを目的とする。
本発明は、
(1)請求項1の電極をもたない水晶振動子2と、水晶振動子2を保持する保持機構3と水晶振動子2ににおい分子22を導入する空間4とからなるセンサ本体5と、水晶振動子2に振動を与える送信アンテナ9と、水晶振動子2が減衰共振振動する時に出る振動を受信する受信アンテナ10と、送信アンテナ9に水晶振動子2の共振周波数と近傍の高周波信号を与える高周波発信装置11と、受信アンテナ10から得る水晶振動子2の共振周波数と近傍の微弱な高周波信号を受信する受信装置12とからなる信号発生・受信部13と、受信装置12から得られた水晶振動子2の共振周波数と近傍の高周波信号を解析し、においの分析をする制御装置14とからなるにおいセンサ装置。
(2)異なる周波数の電極を持たない水晶振動子2を複数個並べ同時に測定することができることを特徴とする(1)記載のにおいセンサ装置。
である。
本発明で用いる電極をもたない一般に市販されている水晶振動子2は、円形または楕円形、音叉型や四角形でATカットされたブランクの水晶振動子を使用する。(ATカットの水晶振動子は、X軸に平行でZ軸から35度15分近辺に切り出されたものを言う。)また複数個共振周波数の異なる水晶振動子2を使う場合、エッチング装置などで固有に形成された形状の水晶振動子を使用することでもよい。
本発明で使用する水晶振動子2の基本周波数は9MHz〜100MHzであり、外形寸法は発信する基本周波数で決定される。例えば円形の場合直径がおおむね2〜14mmで厚みが16〜190μmとなる。今回使用した50MHzのものは直径がおよそ5mmで厚みが33μmである。しかし、より高感度にする目的から3倍オーバートンや5倍オーバートンを使用することでもよい。
水晶振動子2を保持する保持機構3は、シリコーンゴムやフッ素ゴム、天然ゴムなどの可撓性の良いゴム材で作られたものを使用する。
水晶振動子2はATカットのものであるため、振動は表面・裏面のズレ方向による振動であることから、表面・裏面の両方向から力が加わらないように保持機構3を配置する。例えば裏面外周付近を3カ所で支えることで表面のズレ方向に影響が無いようにすることでもよい。また水晶振動子2の外周付近を挟んで保持する場合、ズレ方向と直角位置にある外周付近を挟むことで表面・裏面のズレ方向に対する影響を最小限にすることができる。どの場合でも水晶振動子2は、空間4の中心に設置することでにおい分子22が流れる気流の均衡を保ち、測定の不安定さを最小限にする効果がある。
空間4を形成する容器1は、におい分子22が効率よく水晶振動子2の表面を通過するために水晶振動子2の外形より0.5〜5mm大きい空間を設ける。におい分子22が水晶振動子2の表面に対し直角方向から導入される場合は、水晶振動子2の外周から0.5〜5mm大きい空間を設ける構造とする。におい分子22が水晶振動子2の表面に水平方向から導入される場合は、水晶振動子2の表面および裏面のそれぞれから0.5〜5mm大きい空間を設ける構造とする。
空間4を形成する容器1は、フッ素樹脂やシリコーン樹脂、ポリエステル樹脂やポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂や塩化ビニール樹脂、ポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂、ナイロン樹脂またはガラスや高周波を吸収しないセラミックスなど高周波信号を反射または吸収せずかつ不要なガスなどの発生が無い材質のもので形成されており、一体構造や分割構造でもよい。
容器1には、送信アンテナ9が水晶振動子2に接触せず水晶振動子2の表面から0.1〜2mmの距離に設置する。例えばダイポールアンテナ16を使用する場合、中心の給電部に対し左右の2方向にアンテナエレメントが形成されており、片方のエレメントが水晶振動子2の表面から0.1〜2mmの距離に設置し、他方のエレメントが水晶振動子2の裏面から0.1〜2mmの距離に配置する。
同様に容器1には、受信アンテナ10が水晶振動子2に接触せず水晶振動子2の表面から0.1〜2mmの距離に設置されている。同様にダイポールアンテナ16を使用する場合中心の給電部に対し左右の2方向にアンテナエレメントが形成されており、片方のエレメントが水晶振動子2の表面から0.1〜2mmの距離に設置し、他方のエレメントが水晶振動子2の裏面から0.1〜2mmの距離に配置する。
これら送信アンテナ9と受信アンテナ10は、お互いに接触することなく0.1〜2mmの距離に設置する。なお、両方のアンテナまたは片方のアンテナが絶縁皮膜または絶縁材料によって覆われている場合は密着しても良い。
本発明に用いるアンテナの種類を示した図を図4に示す。外形を小型にする必要から実効のアンテナ長も比例して短くなる。これによって高周波振動信号が放射されず水晶振動子2に対して効率よくエネルギーを伝達することができないとともに減衰共振振動を効率よく受信できない。そのためアンテナの長さや形状を以下の3種類とし状況によって使い分ける。
図4の16はダイポール型のアンテナである。例えば50MHzの場合およそ波長が6mとなり、ダイポールアンテナ16の場合のアンテナの長さは1/4波長分で片側1.5m程度必要となる。しかしながら容器1の小型化からすると1/10〜1/20程度の長さしか取れないことから、例えばアンテナチューナー等のマッチング装置を高周波発信装置11と送信アンテナ9との間や受信アンテナ10と受信装置12との間に入れたり、受信プリアンプを受信アンテナ10と受信装置12との間に入れることで効率向上をはかってもよい。
図4の17はヘリカル型のアンテナである。このアンテナはコイル状に電線を巻きアンテナとしたものでダイポールアンテナ16より実際のアンテナ用電線が長くなることでより多くの高周波が水晶振動子2に照射できるようになる。
図4の18はループアンテナである。このアンテナはヘルカルアンテナ17と同様電線をコイル状に巻いていくもので、違いはヘリカルアンテナ17が長手方向にコイルを積み重ねるものに対し、ループアンテナ18は平面状に電線をコイル状に巻いたものである。このアンテナはコイル内部の磁場の変化により、誘導起電力を取り出す方式で、電線の長さは動作に直接関係しないため、コンデンサを接続してアンテナチューナー無しで共振回路を形成する。
高周波発信装置11は、水晶振動子2の共振周波数に近傍の高周波信号を発生する。高周波発信装置11は、使用する水晶振動子2の共振周波数f0を中心に1〜100Hz間隔で100KHz上下に変化させることができ、内部のアンテンチューナーを通り送信アンテナ9に送られ水晶振動子2に放射される。例えば共振周波数f0が50.000000MHzだった場合、高周波発信装置11で発信される周波数は50.000000MHz±100.000KHzで且つ±1Hz間隔で変化する高周波振動信号を発信する。
受信装置12は、受信アンテナ10からの微弱な水晶振動子2による減衰共振振動を増幅し受信周波数の測定を行うものである。同時に送信アンテナ9からの高振幅の高周波信号も受信することから、アンテナ入力部には高振幅を制限する保護回路を設けることでもよい。また微弱な高周波信号を効率よく受信するために、アンテナ入力部に受信プリアンプを設けてもよい。
受信装置12の受信可能周波数は、使用する水晶振動子2の共振周波数f0を中心に1Hz間隔で±10MHzの範囲である。受信装置12は高周波発信装置11が発信する周波数と上下する周波数の間隔と範囲に合わせて同期して受信周波数を変化させる。例えば高周波発信装置11が49.999995MHzの高周波を発信している場合は受信装置12も同じ49.999995MHzであり、高周波発信装置11が49.999994MHzの高周波を発信している場合は受信装置12も同じ49.999994MHzに同調するように動作する。
制御装置14は、水晶振動子2の減衰共振振動を受信した受信アンテナ9の信号を受信装置11で解析し、その周波数とにおい分子22の種類からその濃度または強さを判断するものである。制御装置14はにおいの種類とその分子質量などと受信装置11からのデータを照合し判断するソフトウエアと、そのソフトウエアを動作させる中央処理装置と、データの入出力を行う入出力装置とから構成されている。
におい分子22は1種類に限定したものではなく、同時に複数のにおい分子22を測定することでもよい。図10は水晶振動子2を複数使い、複数のにおい分子を計測することができる構造のシステムの全体図である。図1と同様その送受信方式は同一のもので行うことができる。異なる部分は、複数の水晶振動子2を使いそれぞれの共振周波数がそれぞれ異なっていることであり間隔は1K〜100KHzである。
以降本発明の動作に関して説明する。水晶振動子2の表面および裏面には選択的ににおい分子22を吸着または堆積する膜15を形成し、におい分子22の性質に合わせて適合する膜15を用意する。この膜15は脂質やポリマからなる膜でポリビニルメチルエーテル、ポリエチレングリコール、ポリメタクリルアミド等から選定される。
本発明によれば、送信アンテナ9によって水晶振動子2に振動を与え、受信アンテナ10によって水晶振動子2が発する減衰共振振動を受信することで、その変化を見ることができ質量の変化を読み取ることができる。
高周波発信装置11は、水晶振動子2の共振周波数に近傍の周波数を発生し送信アンテナ9から水晶振動子2に放射される。例えば共振周波数f0が50.000000MHzだった場合、高周波発信装置11で発信される周波数は50.000000MHz±100.000KHzで且つ±1Hz間隔で変化する高周波振動信号を発信する。
水晶振動子2は、高周波発信装置11から放射される高周波振動と一致した時共振し電極が無くても振動する。受信アンテナ10は、この共振によって振動する水晶振動子2から発する高周波信号を受信するが、送信アンテナ9が直近にあるため受信アンテナ10から受信される高周波信号は水晶振動子2が共振によって振動するものではなく、元々の送信アンテナ9から放射される高周波振動信号である。
図2は、送信アンテナ9から放射される高周波振動信号と、共振によって振動する水晶振動子2の信号と、受信アンテナ10によって受信した高周波振動信号の図である。上段23は通常の発信、共振、受信の関係である。下段24は本発明による手法である。送信アンテナ9から放射された高周波振動信号は、短時間の内にON/OFFを繰り返すことにより、水晶振動子2を共振させたり共振を停止させたりする。しかしながら水晶振動子2は、送信アンテナ9からの高周波振動信号が切れても一定時間振動が減衰しながら継続するため受信アンテナ10は、送信アンテナ9からの高周波振動信号を受信した後、水晶振動子2の減衰共振振動を受信することになる。
におい分子22が吸着または堆積したことによって重量が増加し共振周波数が低下した水晶振動子2の共振周波数は、送信アンテナ9から放出される元の周波数f0で共振しなくなる。そのため高周波発信装置11の発信周波数を1〜100Hzの内、設定された間隔で段階的に下げながらON/OFFを繰り返し送信アンテナ9から放射することで、f0−Δfで共振する周波数を探していく。このようにして得られたf0−Δfの値とにおい分子22の重量等を制御装置14に入力しそのにおいの種類と濃度を決定する。
本発明では図11のような方式で実際の計測が行われる。図中のf0は使用する水晶振動子2の共振周波数と同一の高周波振動信号が送信アンテナ9から放射されていることを示している。tonは送信アンテナ9から送信されている時間である。toffは送信アンテナから放射されていない時間である。通常ton時間は1ミリ秒〜99ミリ秒でtoff時間は10ミリ秒〜500ミリ秒で制御する。
周波数f0の高周波信号を送信アンテナ9から水晶振動子2に放射すると水晶振動子2は共振を起し同じf0で振動する。ton秒後高周波信号がOFFとなると水晶振動子2は減衰しながら短時間振動を継続する。継続時間は送信アンテナ9から放射される高周波振動信号の強度と負荷によりその時間が決定される。受信アンテナ10にはton秒送信アンテナ9から放射された高周波振動信号とtoff時の水晶振動子2の減衰共振振動を受信する。ton時は受信しないようにすることも可能である。
図12は実際に測定する場合の手順を示したものである。f0-Δf1はあらかじめ設定した発信周波数の変化間隔で発信する周波数である。f0-Δf2はf0-Δf1から同発信周波数の変化間隔で発信する次の周波数である。設定項目は基本周波数f0と変化間隔Δfと全体の変化範囲fnの3種類で、f0で発信が始まり階段状にΔfずつ周波数が下がりfnまで発信し改めてf0に戻り同一の変化を繰り返す。
f0の周波数が送信アンテナ9から放射されているton間は水晶振動子2も共振し振動するが、受信アンテナ10では送信アンテナ9からの信号強度が大きいために水晶振動子2の信号は受信できず送信アンテナ9からの信号を受信する。toffになると水晶振動子2の減衰共振振動が短時間継続されるため受信アンテナ10にはその信号が受信される。次に送信アンテナ9から送信される高周波振動信号がf0からΔf分だけ低くなった高周波振動信号f0−Δf1がton時間送信アンテナ9から送信されると、水晶振動子2は共振周波数f0からずれるため水晶振動子2は共振せず、toff時間になっても受信アンテナ10には水晶振動子2の減衰共振振動は受信されない。以降f0−Δf2でも同一である。
におい分子22が水晶振動子2の膜15に堆積するとその質量が変化し共振周波数が低下する。図13はその変化を示したものである。においの分子23が膜上に堆積されなければ受信アンテナ10はf0の減衰共振振動を受信するが、におい分子22が吸着または堆積したことで共振周波数がf0からf0−Δf1に低下すると受信アンテナ10ではf0ではなくf0-Δf1で共振した減衰共振振動を受信する。さらに多量のにおい分子22が積層されるとさらに共振周波数が下がりf0−Δf1からΔf2に移動し、受信アンテナ10で受信される信号はf0−Δf1ではなくf0−Δf2に変化することでより多くのにおい分子22がセンサ上に堆積されたことを意味する。
図10は水晶振動子2を複数使い、複数のにおい分子を計測することができる構造のシステムの全体図である。図1と同様その送受信方式は同一のもので行うことができる。異なる部分は、複数の水晶振動子2を使いそれぞれの共振周波数がそれぞれ異なっていることであり間隔は1K〜100KHzである。
図14と15は図10の動作を示したものである。図14のf0は水晶振動子2−1の共振周波数と同一の周波数である。f10は水晶振動子2−2の共振周波数と同一の周波数である。tonとtoffは図11のものと同一である。f0の周波数が送信アンテナ9から放射されているton間水晶振動子2−1が共振し振動するが、水晶振動子2−2は共振周波数とは異なるため共振しない。受信アンテナ10は送信アンテナ9からの信号強度が大きいために水晶振動子2−1の信号は受信できず送信アンテナ9からの信号を受信する。toffになると水晶振動子2−1の減衰共振振動が短時間継続されるため受信アンテナ10にはその信号が受信される。
次に送信アンテナ9から送信される高周波振動信号がf0からf10に変化すると水晶振動子2−1の共振は停止し水晶振動子2−2が共振を開始する。受信アンテナ10は送信アンテナ9からの信号強度が大きいために水晶振動子2−2の信号は受信できず送信アンテナ9からの信号を受信する。toffになると水晶振動子2−2の減衰共振振動が短時間継続されるため受信アンテナ10にはその信号が受信される。
におい分子22が水晶振動子2−1および水晶振動子2−2上に堆積するとその重量増加に伴い共振周波数が低下する。図15はその変化を示したものである。水晶振動子2−1の共振周波数はf0であり水晶振動子2−2の共振周波数はF10である。におい分子22が水晶振動子2−1および2−2上になければ受信アンテナ10はf0およびf10の減衰共振振動を受信するが、水晶振動子2−1ににおい分子22が堆積すると共振周波数がf0からf0−Δf1変化し、アンテナ10ではf0からf0−Δf1で共振した減衰共振振動を受信する。におい分子22が水晶振動子2−2上に堆積すると共振周波数がf10からf10−Δf1に低下し、受信アンテナ10はf10ではなく、f10−Δf1で共振した減衰共振振動を受信する。このようにしてにおい分子22の有無とその量を計測する。
本発明では、空間4内に設置されている水晶振動子2表面ににおい分子22が存在すればよく、自然拡散によってにおい分子22が運ばれればよい。しかしながら用途によっては強制的ににおい分子22を空間4に導入する必要が生じる。その場合図17のような導入装置6を設け、強制的にまた定量的ににおい分子22を空間4および水晶振動子2表面に送ることでもよい。また測定を終了したとき元の状態に戻す必要が生じた場合など図17のような導入装置15と置換装置16を併用することでもよい。
導入装置6には空間4に、におい分子22を導入する差圧を設けるため、小型の電動ファンやブロアを空間4への入り口または空間4の出口に設ける。におい分子22の水晶振動子2表面を通過する速度は、毎秒0.1〜5cmのゆっくりした速度であるためファンやブロアで発生する差圧は微差圧でよく、よって小型のファンかブロアでよい。ただし、ファンやブロアの羽の材質やモーターのシールの程度によっては、羽やモーター内部からの不要なガスの発生や発塵などの関係から入り口より出口に設けるのが好ましい。また、差圧を制御することと同時に流量調整弁の開度を調整してにおい分子22の流速を調整することでもよい。さらに導入装置6の入り口には、外部からの異物や粉塵などにおい分子22と比較し十分大きな粒子を除去するために1〜100μmメッシュのメンブレンフィルターを設けることが望ましい。
測定が終了した時点や定期的に空間4内をリフレッシュする目的で、導入装置6の切り替え弁により置換装置7から置換ガスや液体、ベーパーなどを空間4に送り出す。置換装置7には、無臭のガスである窒素や水素、酸素や二酸化炭素などの無機ガスまたは純水が収納されている。これらの置換材料は、水晶振動子2表面に堆積したにおい分子22も除去するため、におい分子22の種類によって置換材料は他の材料も使用する場合がある。
導入装置6は、フッ素樹脂を中心に配管や継手、切り替え弁や流量調整弁を製作する。フッ素樹脂は環境におかされにくく長期に安定であるため最も望ましい材料である。その他シリコーン樹脂やポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂、塩化ビニール樹脂やポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂やナイロン樹脂またはガラスやセラミックスなど不要なガスなどの発生が無い材料を使用することでもよい。
本発明によれば図7のように膜15は、カーボンナノチューブ30を分散液に分散し、ディッピングや塗布することで形成される膜でも良い。通常膜15単体ではにおい分子1層載るとそれ以上は吸着または堆積されない。それに比べカーボンナノチューブ30を併用することで吸着面積が格段に増加し分子量が小さいにおい分子でも吸着または堆積することができより感度を向上させることができる。
本発明によれば図16のように、送信アンテナ9と受信アンテナ10をアンテナ切り替え器31を用い送受信共用アンテナ32としてもよい。この場合制御装置14によって高周波発信装置11と受信装置12とアンテナ切り替え器31を同期して送受信を切り替えることが望ましい。
本発明の電極を持たないにおいセンサによれば、段落0005、0006、0007で示したように、電極型QCMでは低分子であるにおい分子を測定することは困難であるが、本発明の水晶振動子2には電極を持たない構造をとるため、このような質量の20%も占める慣性質量は存在しないことと、バネとしても作用するリード線も存在しないことと、体積弾性率の6倍と大きく異なる物質も存在しないことから、微量の質量変化を測定することが可能となったため、電極型QCMセンサと比較し100倍程度感度を上げることができる。
本発明によれば、水晶振動子2に電極やリード線と言った電気を伝えるものがセンサ自体に存在しないため、大気中のみならず水などの液中でもショートすることが無い。よって液中に混入したにおい分子22やその他低分子・高分子の粒子の有無と質量の測定をすることができる。
本発明を実施するための全体図である。 送受信信号の図である。 保持部の図である。 アンテナの概念図である。 水晶発振子の断面図である。 膜表面での動作図である。 カーボンナノチューブがのった膜表面の図である。 電極型QCMセンサの図である。 電極型QCMセンサを使った発信部の図である。 複数の水晶振動子を使用した時の全体図である。 送受信原理図である。 水晶振動子1個の場合のにおいセンシング原理図1である。 水晶振動子1個の場合のにおいセンシング原理図2である。 水晶振動子複数個の場合のにおいセンシング原理図1である。 水晶振動子複数個の場合のにおいセンシング原理図2である。 送受信共用アンテナの場合の全体図である。 供給置換装置の図である。
以下、本発明の硫化水素をにおい分子とした実施例を図面にしたがって説明する。
図1は本装置の実施例の図である。透明の塩化ビニール樹脂で形成されている容器1内に、シリコーンゴムで形成されている保持機構3によって保持された大きさが直径5mmで厚さが33μmの電極をもたない水晶振動子2が固定されているセンサ空間4に、マスフローコントローラのような流量調整器によって外部からにおい分子22を導入する。導入されたにおい分子22は水晶振動子2の表面を毎秒1cm程度のゆっくりした速度で通過し、空間4を通り外部に排出される。
使用する硫化水素は、あらかじめ1mの窒素に5ミリリットルの硫化水素を混ぜ0.005ppmに希釈する。この時におい分子22の重さは1m当り170ngとなり、これを改めて窒素にて1:1〜100:1にマスフローコントローラのような流量調整器によって希釈しながら空間4に流し測定する。この場合希釈された硫化水素の重量は170〜1.7ngとなる。
希釈された硫化水素が水晶振動子2の表面に形成された膜15に堆積すると、硫化水素によって重量が増大することによって水晶振動子2の発信周波数をf0からf0−Δfに低下するように働く。このようにして濃度ppmと低下する共振周波数f0−Δfから検量線を作成しデータベース化した。
高周波発信装置11は44〜54MHzの振動を発生することができ、使用する水晶振動子2の共振周波数50.000000MHzから1Hz間隔で100KHz低く変化し、送信アンテナ9に送られ水晶振動子2に放射される。
水晶振動子2は、高周波発信装置11から放射される高周波振動と一致した時共振し電極が無くても振動する。実際使用した水晶振動子2は49.999985MHzで、受信アンテナ10はこの共振によって振動した水晶振動子2から発する49.999985MHzを受信するが、送信アンテナ9が直近にあるため受信アンテナ10から受信される高周波信号は、水晶振動子2が共振によって振動するものではなく、元々の送信アンテナ9から放射される49.999985MHzである。
図2のように、送信アンテナ9から放射された高周波振動信号は、短時間の内にON/OFFを繰り返すことにより、水晶振動子2を共振させたり共振を停止させたりする。しかしながら水晶振動子2は、送信アンテナ9からの高周波振動信号が切れても一定時間振動が減衰しながら継続するため受信アンテナ10は、送信アンテナ9からの高周波振動信号を受信した後、水晶振動子2の減衰共振振動49.999985MHzを受信することになる。ON時間は50ミリ秒でOFF時間は500ミリ秒でON/OFFを繰り返した。
におい分子22が吸着または堆積したことによって重量が増加し共振周波数が低下した水晶振動子2の共振周波数は、送信アンテナ9から放出される元の周波数49.999985MHzでは共振しなくなる。そのため高周波発信装置11の発信周波数を1Hzずつ段階的に下げながらON/OFFを繰り返し送信アンテナ9から放射することで、共振する周波数を探していく。このようにして得られたf0−Δfの値とにおい分子22の重量等を制御装置14に入力しデータベース情報と照合しそのにおいの種類と濃度を決定する。
水晶振動子2を保持する保持機構3は、材質が柔らかく弾力があり種々のガスや液体等に冒されないものがよく、シリコーンゴムを使用し外周の一部を2カ所で保持した。
送信アンテナ9と受信アンテナ10は、容器1の外形が5cm×7cmと小さいため、実効のアンテナ長も比例して短くなりおよそ10cmである。これによって十分高周波振動信号が放射されず水晶振動子2に対して効率よくエネルギーを伝達することができないとともに減衰共振振動を効率よく受信できない。そのためアンテナの長さを極力長くすることやその間隔を近くまたは密着させるなどしてその効率を向上させた。
図12は実際に測定する場合の手順を示したものである。これに従い図1において動作させた。f0は49.999985MHzである。Δfは1Hzである。全体の変化範囲fnは100Hzである。f0で発信が始まり階段状にΔfずつ周波数が下がりfnまで発信し改めてf0に戻り同一の変化を繰り返す。ton時間は50ミリ秒でtoff時間は500ミリ秒である。
におい分子22が水晶振動子2に載るとその質量の増加によって共振周波数が低下する。図13はその変化を示したものである。段落0064の条件で動作させると、5Hz程度振動数が下がるのが確認された。このようにして低分子の硫化水素ガスの有無と重量を測定し、未知の濃度の硫化水素ガスを定量することができた。
1 容器
2 水晶振動子
2-1 水晶振動子2−1
2-2 水晶振動子2−2
2-n 水晶振動子2−n
3 保持機構
4 におい分子導入空間
5 においセンサ本体
6 におい分子導入装置
7 置換装置
8 排気ファン
9 送信アンテナ
10 受信アンテナ
11 高周波発信装置
12 受信装置
13 信号発生・受信部
14 制御装置
15 吸着または堆積する膜
16 ダイポールアンテナ
17 ヘリカルアンテナ
18 ループアンテナ
19 電極型QCMセンサ
20 発信回路
21 発信回路出力
22 におい分子
23 送受信原理図1
24 送受信原理図2
25 送受信原理図3
26 においセンシング原理図1
27 においセンシング原理図2
28 においセンシング原理図3
29 においセンシング原理図4
30 カーボンナノチューブが載った膜図
31 送受信アンテナ切り替え器
32 送受信共用アンテナ
f0 水晶振動子2に吸着または堆積する膜15が形成された時の共振周波数
ton 送信アンテナからの放射時間
toff 次の放射時間までのインターバル
f0-Δf1 あらかじめ設定した発信周波数の変化間隔
f0-Δf2 次のあらかじめ設定した発信周波数の変化間隔
f10 水晶振動子2−2に吸着または堆積する膜15が形成された時の
共振周波数
f20 水晶振動子2−nに吸着または堆積する膜15が形成された時の
共振周波数
f10-Δf1 あらかじめ設定した発信周波数の変化間隔
fn 全体の変化範囲

Claims (2)

  1. 電極をもたない水晶振動子と、水晶振動子を保持する保持機構と水晶振動子ににおい分子を導入する空間とからなるセンサ本体と、
    水晶振動子に振動を与える送信アンテナと、水晶振動子が減衰共振振動する時に出る振動を受信する受信アンテナと、送信アンテナに水晶振動子の共振周波数と近傍の高周波信号を与える高周波発信装置と、受信アンテナから得る水晶振動子の共振周波数と近傍の微弱な高周波信号を受信する受信装置とからなる信号発生・受信部と、
    受信装置から得られた水晶振動子の共振周波数と近傍の高周波信号を解析し、においの分析をする制御装置とからなるにおいセンサ装置。
  2. 異なる周波数の電極を持たない水晶振動子を複数個並べ同時に測定することができることを特徴とする請求項1記載のにおいセンサ装置。
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