JP2014190469A - 電磁弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】樹脂ケースをインサート成形で容易に成形することができ、かつ内燃機関の吸排気通路や燃料通路への設置を支障なく行うことができる電磁コイルを提供する。
【解決手段】電磁弁1は、樹脂ケース23と、これに収納される電磁コイル2、電気接続部、及びコイルボビン3とで構成される樹脂ケース組立体を備える。樹脂ケース組立体は、ヨーク部材8と固定部材5との間に挟まれてこれらに固定される。固定部材5のフランジ部27と取り付け部材31のフランジ部31aとの間に、流路13を形成する流路形成部材17の取り付け部17bを挟んで両フランジ部27及び31aをショルダーボルト16で締結することにより流路形成部材17及び取り付け部材31が取り付けられる。
【選択図】図2
【解決手段】電磁弁1は、樹脂ケース23と、これに収納される電磁コイル2、電気接続部、及びコイルボビン3とで構成される樹脂ケース組立体を備える。樹脂ケース組立体は、ヨーク部材8と固定部材5との間に挟まれてこれらに固定される。固定部材5のフランジ部27と取り付け部材31のフランジ部31aとの間に、流路13を形成する流路形成部材17の取り付け部17bを挟んで両フランジ部27及び31aをショルダーボルト16で締結することにより流路形成部材17及び取り付け部材31が取り付けられる。
【選択図】図2
Description
本発明は、流体の流路を開閉する電磁弁に関する。
従来、このような電磁弁として、電磁コイルと、電磁コイルが巻かれたコイルボビンと、コイルボビンの内方で一方の磁極を形成する固定鉄心部を有する固定部材と、コイルボビンの内方で他方の磁極を形成する可動鉄心部を有する可動部材と、電磁コイルが形成する磁界を固定鉄心部及び可動鉄心部に導くヨーク部材とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の電磁弁では、コイルボビンは、可動鉄心部をその駆動方向に摺動自在に案内する内周面を備える。可動部材は、可動鉄心部からその駆動方向に延在する弁軸部を備える。固定鉄心部には、弁軸部をその駆動方向に案内する摺動案内孔が設けられる。弁軸部の先端には、流体の流路を開閉する弁体が設けられる。
この電磁弁は、内燃機関において、スロットルバルブの上流側から、上記流路としてのバイパス通路を経て触媒装置の上流側に導入する2次空気の量を変化させることにより、触媒装置に流入する排気の空燃比を制御するために用いられる。
また、この電磁弁は、電磁弁を駆動制御して空燃比を制御する制御基板とともに1つの筐体内に収納される。この筐体は、外部との電気的接続を行うためのカプラを有する樹脂ケースとして成形される。この成形に際し、上述の電磁コイルと、コイルボビンと、固定鉄心部及びヨークを有する固定部材と、電磁コイルと制御基板とを接続する電気接続部とがインサートされる。
しかしながら、上記従来の電磁弁のように、電磁コイル、コイルボビン、固定部材、及び電気接続部をインサート部品とするインサート成形で樹脂ケースを成形する場合、インサート部品が多いので、インサート成形を容易に行うことができない。
一方、内燃機関の吸排気通路や燃料通路における流体の制御用に電磁弁を用いる場合には、単にインサート部品を少なくして樹脂ケースのインサート成形の容易化を図ったとしても、それにより、内燃機関の吸排気通路や燃料通路への電磁弁の設置に不都合を生じるような不利益が生じたのでは、インサート成形の容易化を図る意味がなくなる。
本発明の目的は、かかる従来技術の問題点に鑑み、樹脂ケースをインサート成形で容易に成形することができ、かつ内燃機関の吸排気通路や燃料通路への設置を支障なく行うことができる電磁コイルを提供することにある。
本発明は、電磁コイルが巻かれたコイルボビンと、前記コイルボビンの内方で一方の磁極を形成する固定鉄心部を有する固定部材と、前記コイルボビンの内方で前記一方の磁極に対向する他方の磁極を形成する可動鉄心部を有する可動部材と、前記電磁コイルが形成する磁界を前記固定鉄心部及び前記可動鉄心部に導くヨーク部材とを備え、前記コイルボビンは、前記可動鉄心部をその駆動方向に摺動自在に案内する内周面を備え、前記可動部材は、前記可動鉄心部から前記駆動方向に延在する弁軸部を備え、前記固定鉄心部には、前記弁軸部が通されて該弁軸部を前記駆動方向に摺動自在に案内する摺動案内孔が設けられ、前記弁軸部の先端部に、流体の流路を流入側流路と流出側流路とに区分する弁座と協働して該流路を開閉する弁体が設けられる電磁弁において、前記電磁コイルへの給電を行うためのカプラを有する樹脂ケースを備え、前記樹脂ケースと、これに収納される前記電磁コイル、前記カプラの端子と該電磁コイルとを接続する電気接続部、及び前記コイルボビンとで樹脂ケース組立体を構成し、前記ヨーク部材及び前記樹脂ケース組立体は、これら相互間の前記駆動方向及びこれに直交する方向の位置関係を決定する第1位置決め部を備え、前記固定部材及び前記樹脂ケース組立体は、これら相互間の前記駆動方向及びこれに直交する方向の位置関係を決定する第2位置決め部を備え、前記樹脂ケース組立体は、前記ヨーク部材と前記固定部材との間に挟まれて該ヨーク部材及び前記固定部材に固定され、前記固定部材は、前記駆動方向に直交する方向に延在するフランジ部を備え、前記電磁弁は、該電磁弁を内燃機関に取り付けるための取り付け部材を備え、前記取り付け部材は、前記駆動方向に直交する方向に延在するフランジ部を備え、前記固定部材のフランジ部と前記取り付け部材のフランジ部との間に、前記流路を形成する流路形成部材の取り付け部を挟んで両フランジ部をボルトで締結することにより該流路形成部材が取り付けられることを特徴とする。
本発明において、樹脂ケース組立体は、樹脂ケースと、これに収納される電磁コイル、電気接続部及びコイルボビンとで構成される。このため、樹脂ケース組立体は、電磁コイルが巻かれたコイルボビンと電気接続部とをインサート部品として樹脂ケースをインサート成形することにより形成することができる。その際、ヨーク部材や固定鉄心部がインサートされないので、樹脂ケースのインサート成形を容易に行うことができる。
樹脂ケース組立体は、ヨーク部材を樹脂ケース組立体に第1位置決め部で位置決めし、固定部材を樹脂ケース組立体に第2位置決め部で位置決めすることにより、ヨーク部材と固定部材との間に挟んで固定することができる。
このとき、可動部材のコイルボビン内への組み込みは、例えば、固定部材を樹脂ケース組立体に位置決めする前にコイルボビンの内側に可動部材を配置しておき、その後、可動部材の弁軸部が固定鉄心部の摺動案内孔に挿入されるように固定部材を樹脂ケース組立体に位置決めすることによって行うことができる。
このため、樹脂ケース組立体に対するヨーク部材及び固定部材の取付けは、特別な部品を要することなく、容易に行うことができる。また、取り付けられたヨーク部材は、樹脂に覆われず、露出した状態であるため、放熱性に優れている。これにより、熱膨張によって可動部材と固定部材との間の摺動部の磨耗が増大するのを抑制することができる。
さらに、固定部材のフランジ部と、取り付け部材のフランジ部との間に、流路形成部材の取り付け部を挟んで両フランジ部をボルトで締結することにより流路形成部材が取り付けられるので、流路形成部材を固定部材に取り付けるためのねじ等の締結部材を別途要することなく、その取付けを行うことができる。そして、この取付け部材及び流路形成部材を介して、内燃機関の吸排気通路や燃料通路への電磁弁の設置を容易に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1〜図3に示すように、実施形態の電磁弁1は、電磁コイル2と、電磁コイル2が巻かれたコイルボビン3と、コイルボビン3の内方に配置された固定鉄心部4を有する固定部材5と、コイルボビン3の内方で固定鉄心部4に対向するように配置された可動鉄心部6を有する可動部材7と、電磁コイル2が形成する磁界を固定鉄心部4及び可動鉄心部6に導くヨーク部材8とを備える。なお、図2では、後述する取付け部材31は、一部のみ示している。
コイルボビン3は、中空円筒状部分3aと、その下端のフランジ状部分3bと、上端近傍のフランジ状部分3cとを備える。電磁コイル2は、フランジ状部分3bとフランジ状部分3cとの間で中空円筒状部分3aの外周に巻回される。中空円筒状部分3aの上側に可動鉄心部6が配置され、その下側に固定鉄心部4が配置される。
ヨーク部材8は、固定鉄心部4から電磁コイル2の外側を経て可動鉄心部6に至る閉磁路を形成する。固定鉄心部4及び可動鉄心部6は、電磁コイル2に通電されたとき、それぞれ一方の磁極及び他方の磁極を形成する。このとき、可動鉄心部6は、固定鉄心部4に引き付けられて駆動する。可動鉄心部6は、コイルボビン3の内周面によりその駆動方向に案内される。
可動部材7は、可動鉄心部6から分離してその駆動方向に延在する弁軸部11を備える。固定部材5の固定鉄心部4には、弁軸部11が通され、弁軸部11をその駆動方向において摺動自在に案内する摺動部が設けられた摺動案内孔4aを有する。
弁軸部11の先端部には、流体が流通する流路13内の弁座14に対向して配置され、弁座14と協働して流路13を開閉する弁体15が設けられる。弁座14は、流路13を、流入側流路13aと流出側流路13bとに区分している。
流路13は、固定部材5に2つのショルダーボルト16で固定された流路形成部材17により形成される。流路形成部材17は、ショルダーボルト16を通すための貫通孔17aが設けられた取り付け部17bを有する。
弁体15は、コイルばね18により、弁座14から離れる方向、すなわち弁軸部11の後端方向に付勢される。可動鉄心部6は、その駆動力を、弁軸部11の後端部19に突き当たって弁軸部11に伝達するための突き当て部20を備える。
また、電磁弁1は、電磁コイル2への給電を行うためのカプラ22を有する樹脂ケース23を備える。樹脂ケース23には、電磁コイル2、電気接続部25(図3参照)、及びコイルボビン3が収納される。電気接続部25は、カプラ22の端子24と電磁コイル2とを接続する。なお、図3では、図2と逆方向に見た断面が示されており、カプラ22等の図示は省略している。
樹脂ケース23、電磁コイル2、電気接続部25、及びコイルボビン3により樹脂ケース組立体26が構成される。樹脂ケース組立体26において、樹脂ケース23は、コイルボビン3のフランジ状部分3cの上面からフランジ状部分3b下面の端縁近傍にかけて、コイルボビン3及び電磁コイル2を覆う。コイルボビン3の中空円筒状部分3aのフランジ状部分3cよりも上方の部分は、樹脂ケース23の開口穴23aを通り、上方に延出する。
固定部材5は、可動部材7の駆動方向に直交する方向に延在し、中心部に開口穴27aが設けられたフランジ部27を備える。フランジ部27は、図2で断面が示されている部分の両側に、ショルダーボルト16を通すための貫通孔27bが設けられる。固定部材5の固定鉄心部4の下端部は、コイルボビン3の中空円筒状部分3aの下端開口部からフランジ部27の開口穴27aを経て下方に延出し、横方向に拡がって鍔部4bを形成する。
固定部材5は、フランジ部27と固定鉄心部4とを結合させることにより構成される。この結合は、フランジ部27の開口穴27aに、固定鉄心部4をその鍔部4bにフランジ部27が接するまで圧入することにより行われる。
コイルボビン3の中空円筒状部分3aの下端面、フランジ状部分3b下面の樹脂ケース23で覆われていない部分、及び樹脂ケース23のフランジ状部分3bの下面を覆っている部分は、フランジ部27の上面に気密に接する。
樹脂ケース23は、図1で断面が示されている部分において、該断面に垂直な両側面と上面とを有する。該両側面及び上面に沿って、ヨーク部材8が、固定部材5のフランジ部27の一方の側から他方の側にわたって延在する。
ヨーク部材8は、フランジ部27の該一方の側及び他方の側において、フランジ部27に結合される。ヨーク部材8の該上面に沿った部分には、開口穴8aが設けられる。コイルボビン3の中空円筒状部分3aの上端側は、開口穴8aを通って上方に延出する。
フランジ部27に結合されるヨーク部材8の両下端部には、フランジ部27と結合するための凹部8bが設けられる。図4に示すように、凹部8bに対して、フランジ部27の対応部分を嵌合させ、かしめにより双方が結合される。
樹脂ケース23及び樹脂ケース組立体26は、これら相互間の可動鉄心部6の駆動方向及びこれに垂直な方向の位置関係を決定する第1位置決め部29を備える。第1位置決め部29における該駆動方向の位置関係を決定する部分は、樹脂ケース23の上面とこれに接するヨーク部材8の内面とで構成される。該駆動方向に垂直な方向の位置関係を決定する部分は、ヨーク部材8の開口穴8aの内周面とコイルボビン3の中空円筒状部分3aの外周面とが接触する部分で構成される。
固定部材5及び樹脂ケース組立体26は、これら相互間の可動鉄心部6の駆動方向及びこれに直交する方向の位置関係を決定する第2位置決め部30を備える。第2位置決め部30における該駆動方向の位置関係を決定する部分は、コイルボビン3の中空円筒状部分3aの下端面及びフランジ状部分3b下面の樹脂ケース23で覆われていない部分と、フランジ部27の上面とが接する部分により構成される。該駆動方向に垂直な方向の位置関係を決定する部分は、コイルボビン3の中空円筒状部分3aにおけるフランジ状部分3b近傍の内周面と、固定鉄心部4の外周面とが接触する部分により構成される。
樹脂ケース組立体26は、ヨーク部材8と固定部材5との間に挟まれて、ヨーク部材8及び固定部材5に固定される。その際、第1位置決め部29により、樹脂ケース組立体26とヨーク部材8との位置関係が決定され、第2位置決め部30により樹脂ケース組立体26と固定部材5との位置関係が決定される。
また、電磁弁1は、電磁弁1を図外の内燃機関に取り付けるための取り付け部材31を備える。取り付け部材31は、可動鉄心部6の駆動方向に直交する方向に延在するフランジ部31aを備える。フランジ部31aには、ショルダーボルト16の雄ねじ部が螺合する雌ねじ部31bが設けられる。また、取り付け部材31には、電磁弁1を内燃機関に取り付けるための取り付け孔31cが設けられる。
電磁弁1の組立ては、例えば、次のような手順で行うことがでる。ただし、組立てに先立ち、予め、電磁コイル2が巻かれたコイルボビン3と電気接続部25とをインサート部品として樹脂ケース23をインサート成形することにより、樹脂ケース組立体26が形成される。
まず、樹脂ケース組立体26におけるコイルボビン3の中空円筒状部分3aに可動部材7の可動鉄心部6を挿入して配置する。次に、樹脂ケース組立体26に対し、ヨーク部材8を第1位置決め部29で位置決めし、固定部材5を第2位置決め部30で位置決めすることにより、樹脂ケース23をヨーク部材8と固定部材5との間に挟んで固定する。
これにより、図4に示すように、ヨーク部材8の凹部8bに、フランジ部27の対応部分が嵌合された状態となる。そこで、凹部8bの両側部分をかしめることにより、ヨーク部材8と、フランジ部27とを結合する。次に、弁体15が取り付けられた可動部材7の弁軸部11を、固定鉄心部4の摺動案内孔4a内に挿入する。
次に、固定部材5のフランジ部27と、取り付け部材31のフランジ部31aとの間に、コイルばね18が配置された流路形成部材17の取り付け部17bを挟んでこれらをショルダーボルト16で締結する。これにより、固定部材5に対して流路形成部材17及び取り付け部材31が結合され、電磁弁1の組立てが完了する。
組み立てられた電磁弁1は、内燃機関の吸排気通路や燃料通路に対して流路13が介在するように接続し、かつ内燃機関の対応部分に対して取り付け部材31をねじ止めすることにより、内燃機関に対して容易に取り付けることができる。
取り付けられた電磁弁1は、流路13内を流通する流体の流れを制御するために用いられる。すなわち、電磁コイル2に通電されていないとき、コイルばね18の付勢力により、流路13内の弁座14から弁体15が離れた位置に変位しているので、流路13は、開放された状態にある。図1では、この状態が示されている。
この状態において、電磁コイル2に通電されると、可動部材7の可動鉄心部6が固定部材5の固定鉄心部4の方へ、コイルばね18の付勢力に抗して引き付けられる。これにより、弁軸部11がその先端の方向へ駆動されて弁軸部11先端の弁体15が流路13内の弁座14に着座するので、流路13は、閉塞された状態となる。この状態において、電磁コイル2への通電が解除されると、コイルばね18により弁体15が弁座14から離され、流路13は開放状態に復帰する。
このように、電磁コイル2への通電のオンオフにより流路13の開放状態及び閉塞状態を切り替えることによって、流路13内を流通する流体の流れを制御することができる。具体的には、例えば、通電のオン期間及びオフ期間の比率を制御して流路13の閉塞状態と開放状態との比率を変化させることにより、流路13における流体の流量を調整することができる。
以上のように、本実施形態によれば、樹脂ケース23は、インサート成形により成形する場合、電磁コイル2が巻かれたコイルボビン3と電気接続部25とをインサート部品とするだけでよいので、容易に成形することができる。
また、このインサート成形により形成された樹脂ケース組立体26に対し、ヨーク部材8を第1位置決め部29で位置決めし、固定部材5を第2位置決め部30で位置決めし、ヨーク部材8の端部を固定部材5のフランジ部27にかしめにより結合させるだけで、ヨーク部材8と固定部材5を組み付けることができる。
このため、樹脂ケース組立体26に対するヨーク部材8及び固定部材5の取付けは、特別な部品を要することなく、容易に行うことができる。また、取り付けられたヨーク部材8は、露出しており、放熱性に優れているので、熱膨張によって可動部材7と固定部材5との間の摺動部の磨耗が増大するのを抑制することができる。
また、固定部材5のフランジ部27と、取り付け部材31のフランジ部31aとの間に、流路形成部材17の取り付け部17bを挟んで両フランジ部27及び31aをショルダーボルト16で締結するだけで、ねじ等の締結部材を別途要することなく、流路形成部材17及び取り付け部材31を固定部材5に取り付けることができる。この流路形成部材17及び取り付け部材31を介して、内燃機関の吸排気通路や燃料通路への設置を支障なく行うことができる。
なお、本発明は、上述実施形態に限定されない。例えば、ヨーク部材8と固定部材5のフランジ部27との結合を、かしめによらず、他の手段、例えばねじ止めにより行うようにしてもよい。
1…電磁弁、2…電磁コイル、3…コイルボビン、4…固定鉄心部、5…固定部材、6…可動鉄心部、7…可動部材、8…ヨーク部材、11…弁軸部、4a…摺動案内孔、13…流路、13a…流入側流路、13b…流出側流路、14…弁座、15…弁体、16…ショルダーボルト、22…カプラ、23…樹脂ケース、24…端子、25…電気接続部、26…樹脂ケース組立体、27…フランジ部、29…第1位置決め部、30…第2位置決め部、31…取り付け部材、31a…フランジ部。
Claims (1)
- 電磁コイルが巻かれたコイルボビンと、
前記コイルボビンの内方で一方の磁極を形成する固定鉄心部を有する固定部材と、
前記コイルボビンの内方で前記一方の磁極に対向する他方の磁極を形成する可動鉄心部を有する可動部材と、
前記電磁コイルが形成する磁界を前記固定鉄心部及び前記可動鉄心部に導くヨーク部材とを備え、
前記コイルボビンは、前記可動鉄心部をその駆動方向に摺動自在に案内する内周面を備え、
前記可動部材は、前記可動鉄心部から前記駆動方向に延在する弁軸部を備え、
前記固定鉄心部には、前記弁軸部が通されて該弁軸部を前記駆動方向に摺動自在に案内する摺動案内孔が設けられ、
前記弁軸部の先端部に、流体の流路を流入側流路と流出側流路とに区分する弁座と協働して該流路を開閉する弁体が設けられる電磁弁において、
前記電磁コイルへの給電を行うためのカプラを有する樹脂ケースを備え、
前記樹脂ケースと、これに収納される前記電磁コイル、前記カプラの端子と該電磁コイルとを接続する電気接続部、及び前記コイルボビンとで樹脂ケース組立体を構成し、
前記ヨーク部材及び前記樹脂ケース組立体は、これら相互間の前記駆動方向及びこれに直交する方向の位置関係を決定する第1位置決め部を備え、
前記固定部材及び前記樹脂ケース組立体は、これら相互間の前記駆動方向及びこれに直交する方向の位置関係を決定する第2位置決め部を備え、
前記樹脂ケース組立体は、前記ヨーク部材と前記固定部材との間に挟まれて該ヨーク部材及び前記固定部材に固定され、
前記固定部材は、前記駆動方向に直交する方向に延在するフランジ部を備え、
前記電磁弁は、該電磁弁を内燃機関に取り付けるための取り付け部材を備え、
前記取り付け部材は、前記駆動方向に直交する方向に延在するフランジ部を備え、
前記固定部材のフランジ部と前記取り付け部材のフランジ部との間に、前記流路を形成する流路形成部材の取り付け部を挟んで両フランジ部をボルトで締結することにより該流路形成部材が取り付けられることを特徴とする電磁弁。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017216957A1 (ja) * | 2016-06-17 | 2017-12-21 | 三菱電機株式会社 | エアバイパスバルブ |
CN109026254A (zh) * | 2018-09-18 | 2018-12-18 | 浙江正奥汽配有限公司 | 一种发动机气门控制的驱动装置 |
-
2013
- 2013-03-27 JP JP2013067670A patent/JP2014190469A/ja active Pending
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