JP2014190226A - オイルミストの分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設計の自由度を高めつつオイルミストを効率よく分離可能な、オイルミストの分離装置を実現する。
【解決手段】
直上式ベンチレータ3(オイルミストの分離装置)は、ブローバイガス(オイルミスト含有ガス)が流れる円筒状部24a等(上流側のガス流路)と、ブローバイガスの流速を高めて噴射する筒状の噴射ノズル29と、噴射ノズル29から噴射されたブローバイガスが吹き付けられる濾網部材32(吹き付け部)とを有している。そして、複数の噴射ノズル29を、円筒状部24aを囲繞する状態に配置したことを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、オイルミストを含有するオイルミスト含有ガスからオイルミストを分離するオイルミストの分離装置に関する。
自動車用のエンジン等において、ピストンとシリンダの隙間からはクランクケースに向けてブローバイガスが放出される。このブローバイガスは、未燃焼の混合気であることからエンジンへ還元されている。しかし、このブローバイガスにはオイルミストも含まれている。このため、エンジンに還元するに際し、ブローバイガスからオイルミストが分離される。
例えば、特許文献1に記載された装置では、織物若しくは不織布で被覆された衝突壁にノズルからブローバイガスを噴射させ、ブローバイガスに含まれるオイルミストを織物等に吸着させている。
特表2009−539013号公報
前述の装置では、ブローバイガスを案内する筒状部材にノズルとなる孔を設けると共に、このノズルに対向させて衝突壁を設けている。この装置は、筒状部材に孔をあけてノズルとしているため、ノズルの向きや位置が制約されてしまう。これにより、装置設計の自由度が損なわれてしまうという問題点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、設計の自由度を高めつつオイルミストを効率よく分離することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、オイルミストを含有するオイルミスト含有ガスから前記オイルミストを分離する分離装置であって、前記オイルミスト含有ガスが流れる上流側ガス流路と、前記オイルミスト含有ガスの流速を前記上流側ガス流路での流速よりも高めて噴射する筒状の噴射ノズルと、前記噴射ノズルに対向して配置され、前記噴射ノズルから噴射された前記オイルミスト含有ガスが吹き付けられる吹き付け部と、前記吹き付け部に吹き付けられた後の処理後ガスが流れる下流側ガス流路とを備え、複数の前記噴射ノズルを、前記上流側ガス流路又は前記下流側ガス流路を囲繞する状態に配置したことを特徴とする。
本発明によれば、筒状に構成された複数の噴射ノズルを用いているので、噴射ノズルの数を設定したり、筒の直径や長さを設定したりすることで、オイルミスト含有ガスを所望の噴射力で噴射させることができる。これにより、オイルミストを効率よく分離することができる。そして、各噴射ノズルを上流側ガス流路又は下流側ガス流路を囲繞する状態に配置しているので、設計の自由度を高めることができる。
前述の分離装置において、前記吹き付け部は、前記オイルミスト含有ガスが吹き付けられる部分が、前記噴射ノズル毎に設けられた凹状湾曲面によって構成されていることが好ましい。この分離装置によれば、各噴射ノズルから噴射されたオイルミスト含有ガスを凹状湾曲面に吹き付けることでオイルミストを凝集させることができ、ガスから容易に分離できる。
前述の分離装置において、前記吹き付け部は、繊維状金属を成形した濾網部材によって作製されていることが好ましい。この分離装置によれば、濾網部材によってオイルミストを凝集させることができ、ガスから容易に分離できる。
前述の分離装置において、複数の前記噴射ノズルを、前記上流側ガス流路の周囲に配置すると共に、前記上流側ガス流路の途中を区画する筒状部に半球状のドーム状部材を被せ、前記上流側ガス流路から排出された前記オイルミスト含有ガスを複数の前記噴射ノズルへ案内する案内流路を区画することが好ましい。この分離装置によれば、ドーム状部材によってオイルミスト含有ガスを周方向に対して均等に流すことができる。これにより、オイルミストを効率よく分離することができる。
前述の分離装置において、前記オイルミスト含有ガスは、エンジンから排出されるブローバイガスであり、複数の前記噴射ノズル及び前記ドーム状部材を、前記エンジンの内部圧力を調整するためのダイヤフラムの上方に配置することが好ましい。この分離装置によれば、ダイヤフラムの上方に存在する空間を有効に活用できる。
前述の分離装置において、前記上流側ガス流路、前記噴射ノズル、前記吹き付け部、前記下流側ガス流路、前記ドーム状部材、及び、前記ダイヤフラムが設けられたユニットを、前記エンジンが備えるヘッドカバーの上に載置することが好ましい。この分離装置によれば、ヘッドカバーの上方空間を有効に活用できる。
本発明によれば、オイルミストの分離装置において、設計の自由度を高めつつオイルミストを効率よく分離することができる。
直上式換気システムを示す概略図である。 直上式ベンチレータの平面図である。 直上式ベンチレータの正面図である。 (a)は直上式ベンチレータの右側面図である。(b)は直上式ベンチレータの左側面図である。 図2のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 一部の部材を省略した状態のインパクタアッシーの平面図である。 インパクタアッシーを図7のC−C位置で切断した断面図である。 インパクタカバーの変形例を説明する断面図である。 円筒状部の変形例を説明する断面図である。 濾網に代えて凝集凹部を設けた実施形態を説明する断面図である。 (a),(b)はそれぞれ、凝集凹部及び噴射ノズルの変形例を説明する断面図である。 (a),(b)はそれぞれ、凝集凹部及び噴射ノズルの他の変形例を説明する断面図である。 閉鎖型換気システムを示す概略図である。 縦型ベンチレータの縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。ここでは、ヘッドカバーの直上に直上式ベンチレータが配置された直上式換気システムについて説明する。
図1に示す直上式換気システム1は、ブリーザーパイプ2と、直上式ベンチレータ3とを有する。ブリーザーパイプ2は、エンジン4から排出されたブローバイガス(オイルミスト含有ガス)を、エンジン4と連通された吸気側流路5に還元するための還元流路を区画する。本実施形態のブリーザーパイプ2は、吸気側流路5におけるエアフィルタ6とターボチャージャー7とを接続する部分に、ブローバイガスを還元する。直上式ベンチレータ3は、エンジン4におけるヘッドカバーの直上に配置されており、ブローバイガスからオイルを分離回収してエンジン4に戻す。
この直上式換気システム1では、エンジン4から排出されたブローバイガスが直上式ベンチレータ3に流入する。そして、直上式ベンチレータ3で分離されたオイルはエンジン4に戻される。また、オイルが分離された処理後のブローバイガスは、直上式ベンチレータ3から排出され、ブリーザーパイプ2を通じて吸気側流路5に戻される。戻されたブローバイガスは、エアフィルタ6からの新鮮な空気と混合され、ターボチャージャー7で圧縮される。その後、チャージクーラ8で冷却されてエンジン4に供給される。このため、オイルが除去されたブローバイガスがエンジン4に供給される。
次に、直上式ベンチレータ3について説明する。図2〜図4に示すように、直上式ベンチレータ3は、ケース11及びカバー12からなるハウジング10を有している。このハウジング10の内部には、PCVアッシー、エレメント逃がし弁、インパクタアッシー、及びエレメントが収容されている。このため、ハウジング10の右側部分には、PCVアッシー及びインパクタアッシーを収容する第1収容部13が設けられ、ハウジング10の左側部分には、エレメントを収容する第2収容部14が設けられている。さらに、第1収容部13と第2収容部14の間には、連通流路15が形成されている。また、第2収容部14の前方には出口パイプ16が突設されている。この出口パイプ16は、ブリーザーパイプ2の上流側端部が接続される円筒状部材である。
図5に示すように、この直上式ベンチレータ3では、ハウジング10(ケース11)における右側底部に開設されたガス導入口17(図7参照)からブローバイガスが導入される。導入されたブローバイガスは、第1収容部13に流入する。そして、第1収容部13に配置されたPCVアッシー21及びインパクタアッシー22を通じて連通流路15に導かれる。このとき、インパクタアッシー22で、ブローバイガスに含まれるオイルミストが一次除去(捕集及び分離)される。
その後、ブローバイガスは、連通流路15を通って第2収容部14に導かれ、エレメント23を通過する。ここで、エレメント23は、ブローバイガスに残存するオイルミスト等を二次除去するための部材であり、例えば積層された不織布で作製されている。エレメント23を通過したブローバイガスは、図6に示すように、出口パイプ16を通じてブリーザーパイプ2に案内される。また、連通流路15にはエレメント逃がし弁18が設けられている。このエレメント逃がし弁18は、エレメント23に目詰まりが生じた際などに、連通流路15とエレメント23の二次側とを連通し、連通流路15のガス圧力が過度に高くならないように調整する。
この直上式ベンチレータ3では、ガス導入口17からインパクタアッシー22までの流路が、オイルミスト含有ガスが流れる上流側ガス流路に相当する。また、連通流路15から出口パイプ16までの流路が、処理後ガスが流れる下流側ガス流路に相当する。
本実施形態の直上式ベンチレータ3は、第1収容部13に収容されるインパクタアッシー22に特徴がある。このため、以下インパクタアッシー22及びその周辺部について詳細に説明する。
図8に示すように、第1収容部13には、高さ方向の途中にPCVカバー24が取り付けられており、第1収容部13が上側部分と下側部分とに区画されている。また、PCVカバー24には円筒状部24aが上方に向けて突設されている。この円筒状部24aは、ブローバイガスの流路を区画しており、第1収容部13の上側部分と下側部分とを連通している。
PCVカバー24の下方には、PCVバルブ25が取り付けられている。このPCVバルブ25は、PCVカバー24と共にPCVアッシー21を構成する部材であり、ダイヤフラム25aと、上側スプリング25bと、下側スプリング25cを備えている。ダイヤフラム25aは弁体であり、上側スプリング25b及び下側スプリング25cによって上下方向に移動可能な状態で支持されている。
図7に示すように、PCVカバー24は側方に向けて部分的に張り出しており、この張り出し部分の下方にガス導入口17が設けられている。このため、ブローバイガスは、図8に矢印F1で示す方向に流入する。そして、ダイヤフラム25aよりも下方の下側スプリング25cの配置空間は大気開放されている。
図8に示すように、このダイヤフラム25aは、エンジン4の吸気側圧力やクランクケースの内圧に応じて上下方向に移動し、ブローバイガスの流れを調整する。例えば、エンジン4の吸気圧力(負圧)が過度に大きい場合、ダイヤフラム25aは上方に移動し、円筒状部24aとの間隔を狭める。これにより、導入されるブローバイガスの流量が制限される。また、クランクケース側の圧力が高い場合、ダイヤフラム25aは下方に移動し、円筒状部24aとの間隔を拡げる。これにより、より多くのブローバイガスが導入される。そして、導入されたブローバイガスは、矢印F2で示すように円筒状部24a(上流側ガス流路)を通って上方に移動する。
PCVカバー24の上側には、PCVカバー24と共にインパクタアッシー22を構成するインパクタカバー26が取り付けられている。このインパクタカバー26はドーム状部材に相当し、メトロハットに似た形状をしている。すなわち、このインパクタカバー26は、平面視で円形状をしており、中心に半球状のドーム部27が上方に膨出されている。そして、ドーム部27の下縁から斜め下方に向けて鍔部28が全周に亘って設けられており、鍔部28には円筒状の噴射ノズル29が所定の角度間隔で上方に向けて突設されている。この噴射ノズル29は、ブローバイガスの流速を円筒状部24aでの流速よりも高めて噴射する。本実施形態では15本の噴射ノズル29が設けられている。
このインパクタカバー26は、PCVカバー24に対して上側から取り付けられ、溶着や接着によって接合されている。接合状態において、円筒状部24aはドーム部27の内側空間に隙間をあけて配置される。これにより、円筒状部24aとドーム部27との間には、ブローバイガスを各噴射ノズル29に向けて案内する案内流路が形成される。また、各噴射ノズル29は、円筒状部24aを囲繞する状態で円周上に間隔をあけて配置されている。
そして、矢印F3で示すように、円筒状部24aを通過したブローバイガスは、ドーム部27の内側表面に沿って案内流路を周方向に向けて均等に流れる。また、鍔部28に達したブローバイガスは、噴射ノズル29に流入し、矢印F4で示すように、上方に向けて噴射される。
インパクタカバー26の上側には、濾網ホルダ31が取り付けられている。この濾網ホルダ31は、リング状の濾網部材32を保持するための部材であり、ポークパイ型ハットに似た形状をしている。この濾網ホルダ31は、図7にも示すように、下端が開放されたシャーレ状の主部31aと、主部31aの下端から周方向の外側に形成された鍔部31bとを有している。そして、鍔部31bにおける噴射ノズル29と対向する位置には、板厚方向を貫通する通気孔31cが形成されている。この通気孔31cは、噴射ノズル29と1対1に対応して設けられている。
また、濾網部材32は、繊維状金属を肉厚のリング状に設けた部材であり、吹き付け部に相当する。この濾網部材32は通気性を有しており、ブローバイガスに含まれるオイルミストを一次除去する。そして、濾網部材32を通過したブローバイガスは、連通流路15に案内される。
図8に示すように、濾網部材32を濾網ホルダ31に装着するに際しては、濾網部材32の基となる繊維状金属の帯材を、濾網ホルダ31の主部31aに巻き付ける。これにより、通気孔31cからは濾網部材32が臨む。言い換えれば、濾網部材32は、噴射ノズル29の噴射口に対向して配置される。なお、リング状に成形された濾網部材32を用い、濾網部材32の中空部分に主部31aを挿入し、鍔部31bに接するまで濾網部材32を押し込んでもよい。
そして、噴射ノズル29から噴射されたブローバイガスは、濾網部材32に吹き付けられ、オイルミストが濾網部材32の内部で凝集される。その結果、矢印F5で示す濾網部材32から排出されたブローバイガスからは、オイルミストが一次除去される。
このように、本実施形態の直上式ベンチレータ3では、ブローバイガス(オイルミスト含有ガス)の流速を円筒状部24a(上流側ガス流路)での流速よりも高めて噴射する筒状の噴射ノズル29を複数有している。そして、円筒状部24aが囲繞されるように各噴射ノズル29を円周上に配置している。この構成では、噴射ノズル29の数を定めたり、筒の直径や長さを定めたりすることで、オイルミスト含有ガスを所望の噴射力で濾網部材32(吹き付け部)に噴射させることができ、オイルミストを効率よく分離できる。また、噴射ノズル29の数、直径及び長さを任意に設定できるので、設計の自由度を高めることができ、装置の小型化に適する。
また、この直上式ベンチレータ3において、インパクタカバー26のドーム部27は半球状とされ、円筒状部24aの上端は矩形状に折り返されていたが、この構成に限定されるものではない。例えば、図9に示すように、ドーム部27の上端部27aをすり鉢状に凹ませてもよい。また、図10に示すように、円筒状部24aの上端24bを逆U字状に湾曲させて折り返してもよい。そして、ドーム部27の上端部27aをすり鉢状に凹ませると、円筒状部24aを通過したブローバイガスを周方向に分散させ易くなる。また、円筒状部24aの上端24bを逆U字状に湾曲させると、この湾曲面に沿ってブローバイガスが流れるため、ブローバイガスの流れを円滑にすることができる。
ところで、前述した第1実施形態では、オイルミスト含有ガス(ブローバイガス)が吹き付けられる吹き付け部として濾網部材32を例示した。しかしながら、吹き付け部は濾網部材32に限定されるものではない。例えば、吹き付け部を、噴射ノズル29毎に設けられた凹状湾曲面としてもよい。以下、このように構成した第2実施形態について説明する。
図11は、第2実施形態のインパクタアッシー22を説明する断面図である。なお、他の構成は前述した第1実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図11に示すインパクタアッシー22は、PCVカバー24と、インパクタカバー26と、分離カバー33とを有している。これらのうち、PCVカバー24とインパクタカバー26は、前述した第1実施形態で説明したものと同じ構造をしている。このため、同じ符号を付して説明は省略する。
分離カバー33は、第1実施形態の濾網部材32及び濾網ホルダ31に代えて用いられるものであり、下端が開放されたシャーレ状の主部33aと、主部33aの下端から周方向の外側に形成された鍔部33bとを有している。そして、鍔部33bにおける噴射ノズル29と対向する位置には、各噴射ノズル29に対応して凝集部33cが設けられている。この凝集部33cは、吹き付け部に相当する部分であり、上方に向けて半球状に凹んだ凹状湾曲面を形成している。そして、噴射ノズル29の噴射口は、凝集部33cに近接配置されている。
この構成において、噴射ノズル29から噴射されたブローバイガスは、凝集部33c(凹状湾曲面)に吹き付けられる。ブローバイガスに含まれるオイルミストは、吹き付けられることで凝集部33cに付着する。その後、ブローバイガスが継続的に吹き付けられることで、ブローバイガスに含まれるオイルミストが、凝集部33cに付着したオイルに合体して凝集される。これにより、ブローバイガスからオイルミストが一次除去される。
そして、この構成では、半球状の凹状湾曲面として設けられた凝集部33cにブローバイガスを吹き付けているので、凝集部33cに付着したオイルを凹状湾曲面の中心へ容易に集めることができる。これにより、オイルの分離効率を高めることができる。また、凹状湾曲面が上向きに凹んでいるので、凝集されたオイルは自重によって下方に落下する。このため、凝集部33cにオイルが長期間に亘って溜まることを抑制できる。
なお、図12(a)に示す凝集部33dのように、凹状湾曲面の外周側部分を平らな面で形成すると共に、傾斜角度を緩やかにしてもよい。このようにすると、ブローバイガスを積極的に外周側へ誘導することができる。また、図12(b)に示すように、凝集部33dの平らな面に対して直交する向きにブローバイガスが噴射されるように、噴射ノズル29Aを外周側へ傾斜させてもよい。このようにすると、オイルミストをより凝集しやすくなる。
同様に、図13(a)に示す凝集部33eのように、凹状湾曲面の内周側部分を平らな面で形成すると共に、傾斜角度を緩やかにしてもよいし、図13(b)に示すように、凝集部33e平らな面に対して直交する向きにブローバイガスが噴射されるように、噴射ノズル29Bを内周側へ傾斜させてもよい。
ところで、前述した各実施形態では、エンジン4のヘッドカバーに載置される直上式ベンチレータ3を例に挙げて説明したが、本発明は直上式ベンチレータ3に限定されるものではない。以下、本発明に係るオイルミストの分離装置を閉鎖型クランクケース換気システム(以下、閉鎖型換気システム1Aという)に適用した第3実施形態について説明する。なお、以下の説明において、既に説明したものと同じ構成には同じ符号を付して説明を省略する。
図14に示すように、閉鎖型換気システム1Aは、ブリーザーパイプ2と、縦型ベンチレータ40とを有する。ブリーザーパイプ2は、エンジン4のクランクケースから排出されたブローバイガスを、エンジン4と連通された吸気側流路5に還元するための流路を区画する。本実施形態のブリーザーパイプ2もまた、吸気側流路5におけるエアフィルタ6とターボチャージャー7とを接続する部分に、ブローバイガスを還元する。そして、縦型ベンチレータ40は、ブリーザーパイプ2の途中に設けられており、ブローバイガスからオイルを分離してエンジン4へ戻している。
この閉鎖型換気システム1Aにおいて、エンジン4から排出されたブローバイガスは、上流側ブリーザーパイプ2aを通じて縦型ベンチレータ40へ流入される。そして、縦型ベンチレータ40で分離されたオイルは、オイル回収パイプ9を通じてエンジン4へ戻される。また、縦型ベンチレータ40でオイルが除去されたブローバイガスは、下流側ブリーザーパイプ2bを通じて吸気側流路5に戻される。
次に、縦型ベンチレータ40について説明する。ここで、図15は縦型ベンチレータ40の縦断面図である。図15に示すように、本実施形態の縦型ベンチレータ40は、旋回流路形成部材41と、インパクタ部材42と、ドレンユニット43と、キャップ部材44と、フィルタユニット45とを有している。
旋回流路形成部材41は、上面が開放された円筒状の部材である。旋回流路形成部材41の内部における高さ方向の中間位置には、フィルタユニット45が載置される載置部46が設けられている。また、旋回流路形成部材41の側面であって、載置部46よりも下方には側方に向けて流入ポート47が形成され、載置部46よりも下方には側方に向けて排出ポート48が形成されている。これらの流入ポート47及び排出ポート48は円筒状部材によって作製されており、流入ポート47には上流側ブリーザーパイプ2aが接続され、排出ポート48には下流側ブリーザーパイプ2bが接続される。
旋回流路形成部材41における下側部分にはドーナツ状の旋回流路49が形成されている。この旋回流路49は下端が開放された倒コ字状の溝によって構成されている。そして、旋回流路形成部材41の下端にはインパクタ部材42が下側から取り付けられている。このインパクタ部材42は、リング板部50と噴射ノズル51とを有している。リング板部50は、旋回流路49の下端に接合される部材である。噴射ノズル51は、ブローバイガスを噴射する部分である。本実施形態の噴射ノズル51は、下側に向けて次第に縮径された円錐筒状に形成され、リング板部50と一体に設けられている。そして、複数の噴射ノズル51がリング板部50に沿った円周上に複数設けられている。
ドレンユニット43は、ブローバイガスから分離されたオイルを縦型ベンチレータ40の外部に排出させるための部分であり、旋回流路形成部材41の下端に下側から接続されている。このドレンユニット43にはPCVバルブ52(ダイヤフラム52a,上側スプリング52b,下側スプリング52c)が配設されている。PCVバルブ52の上側には上側カバー部材53が配置され、下側には下側カバー部材54が配置されている。上側カバー部材53は、下端が開放されたシャーレ状をしており、中心部には円筒状の接続筒部53aが上方に向けて突設されている。この接続筒部53aは、旋回流路形成部材41の接続筒部55の下側部分に接続されている。これらの接続筒部53a,55は、噴射ノズル51及び上側カバー部材53によってオイルミストが一次除去された処理後のブローバイガスが流れる下流側流路の一部を構成する。下側カバー部材54は、漏斗状に形成されており、狭窄部分がドレンポート54aを構成している。
PCVバルブ52は、上側カバー部材53と下側カバー部材54によって形成される収容空間に収容されている。上側カバー部材53や下側カバー部材54にはスリット(図示せず)が設けられており、収容空間は噴射ノズル51側の空間と連通されている。このため、一次除去後のブローバイガスは収容空間に流入し、上側カバー部材53の接続筒部53a及び旋回流路形成部材41の接続筒部55を通って上方に移動する。
キャップ部材44は、下端が開放され、上端が天井部によって塞がれた円筒状部材である。このキャップ部材44は、旋回流路形成部材41の上側半部と共にフィルタユニット45の収納空間を区画する。このため、キャップ部材44の下端外表面には雄ねじが設けられるとともに、Oリングが取り付けられている。一方、旋回流路形成部材41の上端内表面には雌ねじが設けられている。
キャップ部材44における天井部の下面には、フィルタユニット45を上方から支持するフィルタホルダ56が設けられている。フィルタホルダ56の中央部には、位置決め突部57が下向きに突設されている。この位置決め突部57は、フィルタユニット45に上側から挿入される部分であり、フィルタユニット45を所定位置に固定する。
フィルタユニット45は、ブローバイガスに残存するオイルミストを二次除去する円筒状部材であり、円筒状芯材58と、この円筒状芯材58の周囲に配置された通気性を有する円筒状エレメント59とを有している。このフィルタユニット45は、旋回流路形成部材41とキャップ部材44によって形成される収容空間に収容されている。そして、フィルタユニット45の上端部はキャップ部材44の位置決め突部57で固定され、フィルタユニット45の下端部は旋回流路形成部材41の接続筒部55で固定されている。
この縦型ベンチレータ40において、流入ポート47から流入されたブローバイガスは、旋回流路49に沿って流れ、各噴射ノズル51から下向きに噴射される。各噴射ノズル51から噴射されたブローバイガスは、上側カバー部材53に吹き付けられる。これにより、ブローバイガスに含まれるオイルミストが上側カバー部材53の上面に付着し、その後に吹き付けられるブローバイガスに含まれるオイルミストと合体して凝集される。その結果、ブローバイガスからオイルミストが一次除去される。
オイルミストが一次除去されたブローバイガスは、PCVバルブ52の収容空間に流入し、上側カバー部材53の接続筒部53aや旋回流路形成部材41の接続筒部55を通って、フィルタユニット45の円筒状芯材58に流入する。その後、ブローバイガスに残存するオイルミストがフィルタユニット45の円筒状エレメント59で二次除去され、処理後のブローバイガスが排出ポート48から排出される。
この縦型ベンチレータ40でも、筒状に構成された複数の噴射ノズル51をオイルミストの分離に用いているので、噴射ノズル51の数を設定したり、筒の直径や長さを設定したりすることで、オイルミスト含有ガスを所望の噴射力で噴射させることができる。これにより、オイルミストを効率よく分離することができる。そして、各噴射ノズル51を旋回流路形成部材41の接続筒部(下流側ガス流路に相当する)を囲繞する状態に配置しているので、設計の自由度を高めることができ、装置の小型化に適する。
なお、以上の実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれる。
1…直上式換気システム,1A…閉鎖型換気システム,2…ブリーザーパイプ,2a…上流側ブリーザーパイプ,2b…下流側ブリーザーパイプ,3…直上式ベンチレータ,4…エンジン,5…吸気側流路,6…エアフィルタ,7…ターボチャージャー,8…チャージクーラ,9…オイル回収パイプ,10…ハウジング,11…ケース,12…カバー,13…第1収容部,14…第2収容部,15…連通流路,16…出口パイプ,17…ガス導入口,18…エレメント逃がし弁,21…PCVアッシー,22…インパクタアッシー,23…エレメント,24…PCVカバー,24a…円筒状部,24b…円筒状部の上端,25…PCVバルブ,25a…ダイヤフラム,25b…上側スプリング,25c…下側スプリング,26…インパクタカバー,27…ドーム部,27a…ドーム部の上端部,28…鍔部,29…噴射ノズル,29A…噴射ノズル,29B…噴射ノズル,31…濾網ホルダ,31a…主部,31b…鍔部,31c…通気孔,32…濾網部材,33…分離カバー,33a…主部,33b…鍔部,33c…凝集部,33d…凝集部,33e…凝集部,40…縦型ベンチレータ,41…旋回流路形成部材,42…インパクタ部材,43…ドレンユニット,44…キャップ部材,45…フィルタユニット,46…載置部,47…流入ポート,48…排出ポート,49…旋回流路,50…リング板部,51…噴射ノズル,52…PCVバルブ,52a…ダイヤフラム,52b…上側スプリング,52c…下側スプリング,53…上側カバー部材,53a…上側カバー部材の接続筒部,54…下側カバー部材,54a…ドレンポート,55…旋回流路形成部材の接続筒部,56…フィルタホルダ,57…位置決め突部,58…円筒状芯材,59…円筒状エレメント

Claims (6)

  1. オイルミストを含有するオイルミスト含有ガスから前記オイルミストを分離する分離装置であって、
    前記オイルミスト含有ガスが流れる上流側ガス流路と、
    前記オイルミスト含有ガスの流速を前記上流側ガス流路での流速よりも高めて噴射する筒状の噴射ノズルと、
    前記噴射ノズルに対向して配置され、前記噴射ノズルから噴射された前記オイルミスト含有ガスが吹き付けられる吹き付け部と、
    前記吹き付け部に吹き付けられた後の処理後ガスが流れる下流側ガス流路とを備え、
    複数の前記噴射ノズルを、前記上流側ガス流路又は前記下流側ガス流路を囲繞する状態に配置したことを特徴とするオイルミストの分離装置。
  2. 前記吹き付け部は、前記オイルミスト含有ガスが吹き付けられる部分が、前記噴射ノズル毎に設けられた凹状湾曲面によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のオイルミストの分離装置。
  3. 前記吹き付け部は、繊維状金属を成形した濾網部材によって作製されていることを特徴とする請求項1に記載のオイルミストの分離装置。
  4. 複数の前記噴射ノズルを、前記上流側ガス流路の周囲に配置すると共に、前記上流側ガス流路の途中を区画する筒状部に半球状のドーム状部材を被せ、
    前記上流側ガス流路から排出された前記オイルミスト含有ガスを複数の前記噴射ノズルへ案内する案内流路を区画することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のオイルミストの分離装置。
  5. 前記オイルミスト含有ガスは、エンジンから排出されるブローバイガスであり、
    複数の前記噴射ノズル及び前記ドーム状部材を、前記エンジンの内部圧力を調整するためのダイヤフラムの上方に配置することを特徴とする請求項4に記載のオイルミストの分離装置。
  6. 前記上流側ガス流路、前記噴射ノズル、前記吹き付け部、前記下流側ガス流路、前記ドーム状部材、及び、前記ダイヤフラムが設けられたユニットを、前記エンジンが備えるヘッドカバーの上に載置することを特徴とする請求項5に記載のオイルミストの分離装置。
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