JP2014188745A - 製本装置 - Google Patents

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雅士 加藤
弘 ▲高▼見
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Abstract

【課題】製本された積層シートが裁断刃を受ける刃受け部に引っ掛かることを防ぐことができる製本装置を提供する。
【解決手段】製本装置による製本シートの端部の裁断工程では、製本シートを載置した製本テーブルが、水平方向下流側に配置された刃受け部に向けて移動される(S2)。次いで、刃受け部が第一方向に移動されて、刃受面が製本テーブルの天面よりも第一方向下流側に位置される(S3)。搬送ローラが回転されて、製本シートの端部が裁断位置に向けて水平方向下流側へ搬送される(S5)。次いで刃受け部は、刃受面が製本テーブルの天面と上下方向において一致する位置まで第二方向に移動される(S6)。その後、裁断刃が第一方向に移動されて、裁断位置まで搬送された製本シートの端部が裁断される(S8)。
【選択図】図4

Description

本発明は、製本された積層シートの端部を、裁断刃によって切り揃える製本装置に関する。
従来、製本された積層シートの端部を、裁断刃によって切り揃える製本装置が知られている。例えば、特許文献1が開示する製本装置は、積層シートを介して裁断刃に対向配置され、裁断刃と接する刃受面を有する刃受け部を備える。この製本装置は、積層シートを鉛直方向に搬送し、裁断の際には裁断刃を水平方向に移動させる。
特開2007−61967号公報
しかし、特許文献1に記載された製本装置では、積層シートを鉛直方向に移動させるため、製本装置全体の高さが高くなるといった問題があった。このため、積層シートを水平方向に移動させ、裁断刃を鉛直方向に移動させて裁断することが考えられる。この場合、積層シートを搬送する製本テーブルと、裁断を確実に行うための裁断刃を受ける刃受け部とが必要となる。製本テーブルと刃受け部とを別部品にて構成した場合、製本テーブルの天面と刃受け部の刃受面との境界において段差が生じ、積層シートが引っ掛かるなどの搬送不良が発生するという問題があった。
本発明は、製本された積層シートが裁断刃を受ける刃受け部に引っ掛かることを防ぐことができる製本装置を提供することを目的とする。
本発明に係る製本装置は、水平方向に延びる面である天面を有し、製本された積層シートである製本シートが前記天面に載置される製本テーブルと、前記水平方向と直交する第一方向に移動することで、前記製本シートの端部を裁断可能な裁断刃と、前記第一方向において前記裁断刃と対向配置され、前記第一方向に移動する前記裁断刃を受ける刃受面と、前記製本テーブルに載置された前記製本シートを、前記裁断刃と前記刃受面との間の裁断位置に向けて前記水平方向に搬送する搬送手段と、前記第一方向と、前記第一方向とは反対の方向である第二方向とに、前記刃受面を選択的に移動させる刃受面移動手段と、前記搬送手段によって搬送される前記製本シートの端部が前記裁断位置に達した後に、前記裁断刃を前記第一方向に移動させる裁断刃移動手段と、前記搬送手段によって搬送される前記製本シートの端部が前記裁断位置に達する前には、前記刃受面を前記製本テーブルの天面よりも前記第一方向の下流側に位置させ、且つ、前記搬送手段によって搬送される前記製本シートの端部が前記裁断位置に達した後に、前記刃受面を前記製本テーブルの天面と同じ前記第二方向の位置まで移動させる刃受面制御手段とを備えている。
本発明によれば、搬送手段は、製本シートの端部を刃受面に引っ掛けることなく、製本シートを裁断位置に向けて水平方向に搬送することができる。また刃受面移動手段は、製本シートの端部が裁断位置に達した後に、刃受面を製本テーブルの天面と同じ位置まで移動させることができる。このため裁断刃は、製本シートの端部を適切に裁断することができる。
前記製本装置は、前記製本テーブルおよび前記刃受面との少なくとも一方を前記水平方向に移動させる水平移動手段を備えてもよい。前記水平移動手段を制御することによって、前記製本テーブルと前記刃受面とを接近または離隔させる位置制御手段を備えてもよい。この場合、製本テーブルと刃受け部とを、独立した部品として、相対的に接近または離隔させることができる。
前記製本装置は、前記裁断刃と前記搬送手段とを一体に備え、前記第一方向および前記第二方向に選択的に移動する裁断ユニットを備えてもよい。この場合、駆動部を有する搬送手段および裁断刃を、裁断ユニットとして一体に備えることができる。これによって製本装置は、駆動部の機構をコンパクトにすることができる。
前記製本装置は、前記第二方向において前記刃受面と対向配置され、前記製本シートを押圧可能な押圧部材と、前記刃受面移動手段によって、前記刃受面が前記製本テーブルの天面と同じ前記第二方向の位置まで移動された場合に、前記押圧部材によって前記製本シートを前記第一方向に押圧する押圧部材駆動手段とを備えてもよい。前記裁断刃移動手段は、前記製本シートが前記押圧部材によって押圧された後に、前記裁断刃を前記第一方向に移動させてもよい。この場合、押圧部材は、製本シートを刃受面に対して適切に押圧することができる。このため裁断刃は、刃受面に向けて押圧された製本シートの端部を、適切に裁断することができる。
前記製本装置は、前記第一方向に延びる軸を中心として、前記製本シートを載置したまま前記製本テーブルを回転可能な製本テーブル回転手段を備えてもよい。製本シート回転手段は、製本シートを回転させ、製本シートの裁断される端部を変えることができる。これによって製本装置は、製本シートの周縁を裁断することができる。
製本装置1の平面図である。 製本装置1の正面図である。 製本装置1の電気的構成を示すブロック図である。 製本装置1が実行する工程を示すフローチャートである。 製本テーブル11が刃受け部21に向けて移動される工程を示す図である。 刃受面22が天面14よりも第一方向下流側に位置される工程を示す図である。 搬送ローラ32,33によって製本シート101が搬送される工程を示す図である。 刃受面22が平面15と上下方向において同じ位置となるまで移動させる工程を示す図である。 裁断刃40が刃受面22に向けて第一方向に移動される工程を示す図である。
本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。なお、参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている装置の構成などは、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
図1および図2を参照し、製本装置1の概要について説明する。図1は、製本装置1を平面視にて模式的に示しており、且つ、所定の製本テーブル待機位置に配置された製本テーブル11の天面14に製本シート101が載置された状態を示している。製本装置1では、製本部(図示外)において、複数のシートを積層した積層シートの一端が綴じられる製本処理が行われる。製本装置1は、製本処理によって綴じられた一端である背部105が形成された製本シート101を載置する製本テーブル11を備える。製本テーブル11は、平面視において略長方形の板状である。製本テーブル11は、水平方向に延びる面である天面14を有する。製本テーブル11は、天面14上に製本シート101を載置する。
以下、製本テーブル11の天面14に沿って延びる方向を水平方向という。製本装置1のうち製本テーブル11が設けられる側を水平方向上流側といい、刃受け部21が設けられる側を水平方向下流側という。水平方向に直交して水平に延びる方向を前後方向という。図1の下側、上側を、それぞれ前後方向における手前側、奥側とする。水平方向に直交して垂直に延びる方向を上下方向という。図2の上側、下側を、それぞれ上下方向における上側、下側とする。上下方向において、上側から下側へ向かう方向を第一方向、下側から上側に向かう方向を第二方向という。
図1に示すように、製本処理が施された製本シート101は、背部105を前後方向奥側に、製本シート101の上端である天部102を水平方向下流側に、製本シート101の開く側の端部である小口部103を前後方向手前側に、製本シート101の下端である地部104を水平方向上流側にそれぞれ向けて、製本テーブル11の天面14に載置される。製本テーブル11の第一方向下流側(下側)には、水平方向に延びるリードスクリューからなる製本テーブル移動軸13が、水平方向上流側から水平方向下流側へ向けて配置される。各端縁部が回転可能に軸支された製本テーブル移動軸13には、フレーム132に固設されたナット133が螺合する(図2参照)。フレーム132には、後述する製本テーブル回転モータ121(図2参照)も固定される。製本テーブル移動軸13の水平方向上流側の一端には、製本テーブル移動モータ131のモータ軸が連結されている。製本テーブル移動モータ131によって入力された駆動力によって、製本テーブル移動軸13が回転される。製本テーブル移動軸13が回転されることによって、ナット133およびフレーム132を介して、製本テーブル11は水平方向に移動されるようになっている。製本テーブル移動モータ131の回転方向の制御によって、製本テーブル11は水平方向上流側および下流側に選択的に移動可能である。製本テーブル11の水平方向の移動によって、製本テーブル11の天面14に載置された製本シート101は製本装置1内を案内される。
製本テーブル11より水平方向下流側に、裁断ユニットを支える図示外のフレームに支えられた裁断ユニット31が設けられている。裁断ユニット31には、裁断位置(図8におけるX)において第一方向に移動する裁断刃40を支持する裁断刃支持部41、搬送ローラ32,33を回転可能に支持する搬送ローラ支持部34,35、押圧部材36を支持する押圧部材支持部37等が設けられている。
裁断ユニット31の第一方向下流側(下側)には、刃受け部21が設けられている。刃受け部21は、平面視において略長方形の板状である。刃受け部21は、水平方向に延びる面を有する。刃受部21の上側の表面の一部には、刃受面22が設けられている。刃受面22は平面視において略長方形の板状である。詳細は後述するが、この刃受面22に対向配置される裁断刃40が第一方向に移動することによって、製本シート101の端部である天部102、小口部103、および地部104が裁断される。このため、刃受け部21は製本シート101裁断時の剪断力に打ち勝つようなブロック部材で構成される。刃受け部21の表面に設けられた刃受面22は、合成樹脂、ゴムなどの軟質材にて設けられている。製本シート101を裁断した後に、裁断刃40は刃受面22に突き当たる。この際に裁断刃40の刃先を損傷しないためである。また、刃受け部21および製本テーブル11が直接に裁断刃40を受けることとすると、刃受け部21および製本テーブル11が損傷する可能性がある。このため製本装置1は、刃受け部21の表面に刃受面22を設けている。
図2は、製本装置1を前後方向手前側からの正面視にて模式的に示しており、且つ、所定の製本テーブル待機位置に配置された製本テーブル11の天面14に製本シート101が載置された状態を示している。図2に示すように、製本テーブル11には、天面14の反対側の面の略中央から第一方向に延びる製本テーブル回転軸12が設けられている。製本テーブル回転軸12の下端には、製本テーブル回転モータ121のモータ軸が連結されている。製本テーブル回転モータ121は、フレーム132に固設されている。製本テーブル回転モータ121が第一方向上流側(上側)から見て反時計回りに回転することによって、製本テーブル回転軸12が反時計回りに回転される。従って製本テーブル11は、製本テーブル回転軸12を中心として、製本シート101を天面14に載置したまま回転可能である。なお、製本テーブル11の製本テーブル回転軸12を中心とした回転は、所定の製本テーブル待機位置において行われる。製本テーブル11が刃受け部21など他の部品と接触するなど、製本テーブル11の回転動作が妨げられることを防ぐためである。
製本テーブル11より水平方向下流側に設けられた裁断ユニット31は、裁断刃支持部41によって支持される裁断刃40を備える。裁断刃40は、前後方向に延びる平刃状の押し切り刃であり、刃先を水平方向上流側にして、刃受面22と第一方向に対向配置される。裁断ユニット31の水平方向下流側の上部には、裁断刃移動モータ401、ギヤボックス402、およびカム403が設けられている。裁断刃移動モータ401のモータ軸の下端は、ギヤボックス402内に配置されている。ギヤボックス402内に裁断刃移動モータ401のモータ軸の下端が配置された部分には、図示外の複数のギヤが取り付けられている。ギヤボックス402にはカム403が取り付けられており、カム403は裁断刃支持部41と連結されている。裁断刃移動モータ401によってギヤボックス402に入力された駆動力は、カム403を介して裁断刃支持部41に伝達される。裁断刃移動モータ401の回転方向の制御によって、裁断刃支持部41を第一方向および第二方向に選択的に移動させることが可能である。
裁断ユニット31は、裁断刃40の水平方向上流側に、押圧部材支持部37、上下方向に延びるリードスクリューである押圧部材支持軸371、および押圧部材支持軸371に螺合する図示外のナットを介して押圧部材支持軸371の下方に設けられる押圧部材36を備える。押圧部材支持部37内の押圧部材支持軸371の上端には、押圧部材移動モータ361のモータ軸が連結されている。押圧部材移動モータ361によって入力された駆動力によって、裁断ユニットを支える図示外のフレームに各端縁部が軸支された押圧部材支持軸371が回転される。押圧部材移動モータ361が回転することによって、押圧部材支持軸371が回転される。押圧部材支持軸371を回転させることによって、ナットを介して押圧部材36が上下方向に移動される。押圧部材移動モータ361の回転方向の制御によって、押圧部材36は、第一方向および第二方向に選択的に移動される。押圧部材36は、第二方向において刃受面22と対向配置されている。押圧部材36は、裁断時に裁断刃40と刃受面22との間に位置する製本シート101を、刃受面22に向けて第一方向に押圧する。押圧部材36の水平方向下流側の側面は、裁断刃40の刃先側の面と接するように配置されている。これにより押圧部材36は、裁断位置の水平方向上流側至近において、製本シート101の端部を刃受面22に対して挟圧保持することができる。
裁断ユニット31は、搬送ローラ支持部34,35によってそれぞれ回転可能に支持される搬送ローラ32,33を備える。搬送ローラ32,33はそれぞれ、前後方向に延びる円筒状体である。搬送ローラ支持部34,35には、搬送モータ321,331がそれぞれ設けられている。搬送モータ321,331のモータ軸は、図示外のギヤを介して、搬送ローラ32,33にそれぞれ連結されている。搬送モータ321,331によって入力された駆動力によって、搬送ローラ32,33がそれぞれ回転される。搬送モータ321,331の回転方向は制御可能となっている。搬送ローラ支持部34は、裁断刃40の水平方向上流側に、搬送ローラ支持部35は、裁断刃40の水平方向下流側に、それぞれ設けられている。製本シート101の上面に搬送ローラ32,33を押し付けて回転させることによって、製本シート101を移動させることができる。搬送ローラ32は、裁断位置(図8におけるX)よりも水平方向上流側の製本シート101を搬送でき、搬送ローラ33は、裁断位置よりも水平方向下流側の製本シート101を搬送できる。
これらを一体として備える裁断ユニット31の上部には、ラック313、ラック313と噛み合うギヤ312、およびギヤ312を回転させるための裁断ユニット移動モータ311とが設けられている。裁断ユニット移動モータ311は、裁断ユニットを支える図示外のフレームに固設されている。裁断ユニット移動モータ311によって入力された駆動力は、ギヤ312およびラック313を介して裁断ユニット31に伝達される。ギヤ312が右に回転すると、ラック313は第二方向に移動し、裁断ユニット31を第二方向に移動させる。一方、ギヤ312が左に回転すると、ラック313は第一方向に移動し、裁断ユニット31を第一方向に移動させる。ギヤ312を回転させる裁断ユニット移動モータ311の回転方向の制御によって、裁断ユニット31は、第一方向および第二方向に選択的に移動可能である。図2においては、裁断ユニット31は所定の裁断ユニット待機位置に配置されている。裁断ユニット31は、裁断時に駆動される部品群(裁断刃40、押圧部材36および搬送ローラ32,33)を一体として備えるため、製本装置1全体の駆動機構をコンパクトにしている。
裁断ユニット31の第一方向下流側に設けられる刃受け部21には、第一方向上流側の表面の一部に刃受面22が設けられている。刃受面22が備えられた表面の反対側の面の略中央には、第一方向に延びるリードスクリューからなる刃受け部支持軸23の上端が、刃受け部支持軸23に螺合した図示外のナットを介して固設されている。刃受け部支持軸23の下端は刃受け部を支える図示外のフレームによって、回転可能に軸支される。刃受け部支持軸23の下端には、刃受け部移動モータ211のモータ軸が連結されている。刃受け部移動モータ211によって入力された駆動力によって、刃受け部支持軸23が回転される。刃受け部移動モータ211の回転方向は制御可能である。刃受け部21は、刃受け部支持軸23の回転方向に応じて、第一方向および第二方向に選択的に移動される。
図3を参照して、製本装置1の電気的構成について説明する。製本装置1は、製本装置1全体の制御を司るCPU111を備える。CPU111は、ROM112、RAM113、および駆動回路61〜67と電気的に接続する。CPU111は、ROM112に記憶されたプログラムに従って、各種の演算、制御処理を行う。ROM112には、製本装置1の制御に必要なプログラムや制御データ等が記憶されている。RAM113には、CPU111の処理実行時におけるデータが一時的に記憶される。
駆動回路61〜67には、それぞれ、製本テーブル移動モータ131、刃受け部移動モータ211、裁断ユニット移動モータ311、搬送モータ321,331、押圧部材移動モータ361、裁断刃移動モータ401、製本テーブル回転モータ121が接続されている。製本テーブル移動モータ131は、製本テーブル移動軸13を回転することによって、製本テーブル待機位置と刃受け部21との間において、製本テーブル11を水平方向に移動する。刃受け部移動モータ211は、刃受け部支持軸23を回転することによって、刃受面22を第一方向および第二方向に選択的に移動する。裁断ユニット移動モータ311は、ギヤ312を回転することによって、裁断ユニット31を第一方向および第二方向に選択的に移動する。搬送モータ321,331は、搬送ローラ32,33を回転駆動することによって、製本テーブル11に載置された製本シート101の端部を裁断位置(図8におけるX)に向けて搬送する。押圧部材移動モータ361は、押圧部材支持軸371を回転することによって、押圧部材36を第一方向および第二方向に選択的に移動する。刃受面22に対して第一方向に移動された押圧部材36は、搬送ローラ32,33によって刃受面22上まで搬送された製本シート101の端部を、刃受面22に対して適切に押圧する。裁断刃移動モータ401は、裁断刃支持部41を刃受面22に対して第一方向に移動させることによって、押圧部材36によって刃受面22に押圧された製本シート101の端部を裁断する。製本テーブル回転モータ121は、製本テーブル回転軸12を回転駆動することによって、製本テーブル11を回転させる。
図4のフローチャートを参照して、図2、図5〜9に示す製本装置1が製本シート101の端部を裁断する工程の詳細について説明する。図4に示す行程は、ユーザによって製本装置1が電源オンされたことを契機に、CPU111によって実行される。
まず、複数のシートを積層した積層シートの一端が綴じられる製本処理が行われる(S1)。図2に示すように、積層シートの一端が綴じられることによって製本された製本シート101は、その端部のうち天部102を水平方向下流側に向けて、製本テーブル待機位置に配置された製本テーブル11の天面14に載置される。裁断工程が開始される前の初期状態において、刃受け部21の刃受面22は、製本テーブル11の天面14に沿って水平方向に延びる平面15と、上下方向において同じ位置である刃受け部待機位置に配置される。製本テーブル11および裁断ユニット31は、それぞれ所定の製本テーブル待機位置および裁断ユニット待機位置に配置される。なお、初期状態における刃受け部21は、刃受面22が平面15よりも第一方向下流側になるように位置されていてもよい。
次いで、CPU111は、製本テーブル移動モータ131を駆動することによって、製本テーブル11を水平方向下流側に移動させる(S2)。図5に示すように、所定の製本テーブル待機位置にて製本シート101を載置した製本テーブル11は、水平方向下流側に配置された刃受け部21に向けて移動される。製本テーブル11は、製本テーブル11の水平方向下流側の端部が刃受け部21の水平方向上流側の端部に達する位置まで移動される。本実施形態においては、製本テーブル11の水平方向下流側の端部が刃受け部21の水平方向上流側の端部に達した場合、製本テーブル11の天面14と刃受け部21の刃受面22とが上下方向において同じ位置に配置される。
なお、製本装置1は、天面14上に載置された製本シート101を検出する検出センサを備えてもよい。CPU111は、検出センサが製本シート101を検出した場合、製本テーブル移動モータ131を駆動することによって、製本テーブル11の移動を開始することとしてもよい。また製本装置1は、製本テーブル11の水平方向における位置を判断するための各種のセンサを備えてもよい。この場合、CPU111は、製本テーブル11の水平方向下流側の端部が刃受け部21の水平方向上流側の端部に達したか否かを、センサが検知したセンシングデータに基づいて判断してもよい。
その後、CPU111は、刃受け部移動モータ211を駆動することによって、刃受け部21を第一方向に移動させる(S3)。図5においては製本テーブル11の天面14と刃受面22とが上下方向において同じ位置に配置されていた刃受け部21は、図6に示すように、製本テーブル11の天面14よりも刃受面22が第一方向下流側に位置されるよう、第一方向に移動される。
製本テーブル11は、天面14に載置した製本シート101を製本テーブル待機位置と刃受け部21との間において水平方向に移動させる他、製本処理における作業テーブルとしての役割も担う。製本シート101の端部の裁断が製本テーブル11上において実行されると、裁断時の剪断力によって製本テーブル11の配置に歪みが生じやすい。これにより、円滑な製本処理および製本テーブル11の水平移動が妨げられる場合がある。また、製本テーブル11が直接に裁断刃40を受けることとすると、製本テーブル11が損傷する場合もある。このため製本装置1においては、製本テーブル11と刃受け部21とは、別の部品として構成されている。
図5においては、製本テーブル11の天面14と刃受面22とは上下方向において同じ位置に配置されている。しかし、別の部品として構成される製本テーブル11と刃受け部21との接する境界には、僅かな間隙や段差が生じやすい。また、前述したように、刃受け部21は製本シート101裁断時の剪断力に打ち勝つようなブロック部材で構成される一方、裁断時に裁断刃40の刃先を損傷しないため、刃受面22は合成樹脂、ゴムなどの軟質材にて設けられている。刃受け部21の表面における刃受面22と刃受面22以外の部分とは、異なる材質によって構成されるため、刃受面22と刃受面22以外の部分との境界においても、僅かな間隙や段差が生じやすい。
水平方向に搬送される製本シート101の端部は、製本シート101自身の重量によって、第一方向に垂下しやすい。前述した各部品の境界に生じやすい僅かな間隙や段差の上側を製本シート101が水平方向に搬送される場合、第一方向に垂下した製本シート101の端部が間隙や段差に引っ掛かることによる搬送不良が発生しやすい。そこで図6に示すように、搬送ローラ32,33によって搬送される製本シート101の端部が裁断位置(図8におけるX)に達する前には、刃受面22を天面14に沿って水平方向に延びる平面15よりも第一方向下流側に位置させる。これによって、製本シート101が水平方向に搬送される際に第一方向に垂下した製本シート101の端部が、間隙や段差に引っ掛かることによる搬送不良を防いでいる。
なお、刃受面22を平面15よりも第一方向下流側に位置させるタイミングは、製本テーブル11の水平方向下流側の端部が刃受け部21の水平方向上流側の端部に達した後に限定されない。例えば、製本テーブル11の刃受け部21に向けた水平方向下流側への移動が開始されると同時に、刃受面22の平面15よりも第一方向下流側への移動が開始されてもよい。また、製本テーブル11の刃受け部21に向けた水平方向下流側への移動が開始されるよりも前に、刃受面22が平面15よりも第一方向下流側に予め配置されていてもよい。
次いで、CPU111は、裁断ユニット移動モータ311を駆動することによって、裁断ユニット31を裁断ユニット待機位置から製本テーブル11および刃受け部21に向けて、第一方向に移動させる(S4)。図7に示すように、まず、裁断ユニット31は、搬送ローラ32の下端が製本テーブル11の天面14に載置された製本シート101の上面に達する位置まで、第一方向に移動される。なお、製本装置1は、搬送ローラ32の下端が製本シート101の上面に達したことを検知する各種のセンサを備えてもよい。CPU111は、センサが搬送ローラ32の下端が製本シート101の上面に達したことを検知した場合、裁断ユニット移動モータ311の駆動を停止することとしてもよい。
次いで、CPU111は、搬送モータ321,331を駆動することによって、搬送ローラ32,33をそれぞれ回転させる(S5)。搬送ローラ32,33の回転によって、製本シート101の天部102は、裁断刃40と刃受面22との間に位置する裁断位置(図8におけるX)に向けて、水平方向下流側へ搬送される。CPU111は、製本シート101の天部102が裁断位置まで搬送されたか否かを、搬送モータ321,331の回転量によって判断する。なお、製本装置1は、製本シート101の端部が裁断位置に達したことを検知する各種のセンサを備えてもよい。CPU111は、製本シート101の端部が裁断位置に達したことをセンサが検知した場合、搬送モータ321,331の駆動を停止することとしてもよい。
製本シート101の天部102が裁断位置まで搬送された後、CPU111は、刃受け部移動モータ211を駆動することによって、刃受け部21を第二方向に移動させる(S6)。図8に示すように、S3の処理において、刃受面22が製本テーブル11の天面14よりも第一方向下流側(下側)に位置されていた刃受け部21は、刃受面22が製本テーブル11の天面14と上下方向において一致する位置まで第二方向に移動される。
刃受面22が平面15と上下方向において同じ位置となることによって、天部102が裁断位置に搬送された製本シート101は、平面15と搬送ローラ32,33との間に挟持される。なお、製本装置1が刃受け部21の第二方向への移動を開始するタイミングは、製本シート101の端部が裁断位置に達した後に限定されない。例えば、製本シート101の端部が、刃受け部21の表面における刃受面22と刃受面22以外の部分との境界を越えて搬送された時点から、刃受け部21の第二方向への移動が開始されてもよい。
刃受面22が製本テーブル11の天面14と上下方向において一致する位置まで移動された後、CPU111は、押圧部材移動モータ361を駆動することによって、押圧部材36を刃受面22に向けて、第一方向に移動させる(S7)。図9に示すように、第一方向に移動された押圧部材36は、裁断位置まで搬送された製本シート101を、刃受面22に向けて押圧する。
その後、CPU111は、裁断刃移動モータ401を駆動することによって、裁断刃40を刃受面22上の裁断位置(図8におけるX)に向けて第一方向に移動させる(S8)。図9に示すように、裁断刃40は、刃受面22上の裁断位置(図8におけるX)に向けて第一方向に移動される。裁断刃40の刃先は、製本シート101の上面に達した後、さらに刃受面22に突き当るまで第一方向に移動される。製本シート101は裁断位置近傍において、押圧部材36によって刃受面22に向けて挟圧保持される。よって裁断刃40は、製本シート101の天部102を適切に裁断することができる。
製本シート101の天部102の裁断が終了すると、CPU111は、RAM113に記憶される裁断カウンタの値に「1」を加算する(S9)。裁断カウンタは、製本シート101の裁断が実行された回数を計数するカウンタである。次いで、CPU111は、RAM113に記憶されている裁断カウンタの値を参照することによって、裁断カウンタの値が「3」であるか否かを判断する(S10)。この場合、製本装置1は、製本シート101の天部102を裁断したのみであるため、裁断回数は1回である。よって、RAM113に記憶されている裁断カウンタの値は「1」である。RAM113に記憶されている裁断カウンタの値は「3」でないため(S10:NO)、処理はS11へ移行する。
S11では、まずCPU111は、裁断刃移動モータ401および押圧部材移動モータ361を駆動し、裁断刃40および押圧部材36を、それぞれの所定の初期位置へ移動させる。次いで、CPU111は、搬送モータ321を駆動することによって、搬送ローラ32を回転(図7矢印322に対して逆回転)する。搬送ローラ32の回転によって、製本シート101の天部102は製本テーブル11の天面14へ搬送される。搬送ローラ32によって製本シート101が製本テーブル11の天面14に搬送された後、CPU111は、製本テーブル移動モータ131を駆動することによって、製本テーブル11を水平方向上流側に向けて移動させる。製本テーブル11は、製本シート101を天面14に載置したまま、所定の製本テーブル待機位置まで移動される。
次いで、CPU111は、製本テーブル回転モータ121を駆動することによって、製本テーブル11を回転させる(S12)。所定の製本テーブル待機位置まで移動された製本テーブル11は、製本テーブル回転軸12を中心として、第一方向上流側(上側)から見て反時計回りに90度回転される。その後処理はS2へ移行する。
この製本テーブル11の回転によって、製本テーブル11上に載置された製本シート101は、小口部103を水平方向下流側に向けている。その後S2からS8の処理が繰り返し実行されることによって、製本シート101の小口部103が裁断される(S8)。製本シート101の小口部103が裁断された後、CPU111は、RAM113に記憶されている裁断カウンタの値に「1」を加算する(S9)。CPU111は、RAM113に記憶されている裁断カウンタの値を参照することによって、裁断カウンタの値が「3」であるか否かを判断する(S10)。この場合、製本装置1は、製本シート101の天部102および小口部103を裁断しているため、裁断回数は2回である。よって、RAM113に記憶されている裁断カウンタの値は「2」である。RAM113に記憶されている裁断カウンタの値は「3」でないため(S10:NO)、処理はS11へ移行する。
裁断刃40および押圧部材36がそれぞれの所定の初期位置へ移動された後、搬送ローラ32によって製本シート101が製本テーブル11の天面14に搬送される。その後、CPU111は製本テーブル移動モータ131を駆動することによって、製本テーブル11を所定の製本テーブル待機位置まで水平方向に移動する(S11)。次いで、CPU111は、製本テーブル回転モータ121を駆動することによって、製本テーブル11を第一方向上流側から見て反時計回りに90度回転する(S12)この場合、製本テーブル11の回転によって、製本テーブル11上に載置された製本シート101は、地部104を水平方向下流側に向ける。その後S2からS8の処理が繰り返し実行されることによって、製本シート101の地部104が裁断される(S8)。
製本シート101の地部104が裁断された後、CPU111は、RAM113に記憶されている裁断カウンタの値に「1」を加算する(S9)。CPU111は、RAM113に記憶されている裁断カウンタの値を参照することによって、裁断カウンタの値が「3」であるか否かを判断する(S10)。この場合、製本装置1は、製本シート101の天部102、小口部103および地部104を裁断しているため、裁断回数は3回である。よって、RAM113に記憶されている裁断カウンタの値は「3」であるため(S10:YES)、処理はS13へ移行する。
S13の処理においては、CPU111は、RAM113に記憶されている裁断カウンタの値をクリアする。またCPU111は、裁断刃移動モータ401および押圧部材移動モータ361を駆動し、裁断刃40および押圧部材36を、それぞれの所定の初期位置へ移動させる。さらにCPU111は、搬送モータ321を駆動することによって、搬送ローラ32を回転する。回転された搬送ローラ32によって、製本シート101が製本テーブル11の天面14に向けて搬送される。その後、CPU111は、製本テーブル移動モータ131を駆動することによって、製本テーブル11を所定の製本テーブル待機位置まで移動する。これらの初期化処理が実行されて、製本装置1が製本シート101の端部である天部102、小口部103、および地部104を裁断する工程は終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る製本装置1によれば、搬送ローラ32,33は、製本シート101の端部を刃受面22に引っ掛けることなく、製本シート101を裁断位置(図8におけるX)に向けて水平方向下流側に搬送することができる。また刃受け部支持軸23は、製本シート101の端部が裁断位置に達した後に、刃受面22を製本テーブル11の天面14と上下方向において同じ位置まで移動させることができる。このため裁断刃40は、製本シート101の端部を適切に裁断することができる。
また製本装置1は、製本テーブル11を刃受け部21へ向けて、水平方向に移動させることができる。従って、製本テーブル11と刃受け部21とを、独立した部品として、相対的に接近または離隔させることができる。
さらに製本装置1は、搬送モータ321,331によって回転される搬送ローラ32,33および裁断刃移動モータ401によって第一方向に移動される裁断刃40を、裁断ユニット31として一体に備えることができる。これによって製本装置1は、駆動部の機構をコンパクトにすることができる。
製本装置1の押圧部材36は、製本シート101を刃受面22に対して適切に押圧することができる。このため裁断刃40は、刃受面22に向けて押圧された製本シート101の端部を、適切に裁断することができる。
製本装置1の製本テーブル回転軸12は、製本テーブル11を回転させることによって製本シート101を回転させ、製本シート101の裁断される端部を変えることができる。これによって製本装置1は、製本シート101の天部102、小口部103および地部104の全てを裁断することができる。
本実施形態における製本テーブル11が、本発明の「製本テーブル」に相当する。裁断刃40が、本発明の「裁断刃」に相当する。刃受面22が、本発明の「刃受面」に相当する。搬送ローラ32,33が、本発明の「搬送手段」に相当する。刃受け部支持軸23が、「刃受面移動手段」に相当する。裁断刃支持部41が、「裁断刃移動手段」に相当する。図4のS3およびS6において刃受け部移動モータ211を制御するCPU111が、「刃受面制御手段」として機能する。製本テーブル移動軸13が、「水平移動手段」に相当する。図4のS2およびS11において製本テーブル移動モータ131を制御するCPU11が、「位置制御手段」として機能する。裁断ユニット31が、「裁断ユニット」に相当する。押圧部材36が、「押圧部材」に相当する。押圧部材支持軸371が、「押圧部材駆動手段」に相当する。製本テーブル回転軸12が、「製本テーブル回転手段」に相当する。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、本実施形態では、S8において裁断刃40を第一方向に移動させて裁断した後は、S11にて製本テーブルを製本テーブル待機位置へ移動するかあるいはS13にて初期化されているが、次のようにしてもよい。即ち、裁断刃40を第一方向に移動させて裁断した後に搬送モータ331を回転させて搬送ローラ33を回転させ(図7矢印332の方向)、裁断刃40によって裁断されて製本シート101から切り落とされたシート屑を、刃受け部21から排出してもよい。この場合、搬送ローラ33の回転によってシート屑が刃受け部21から除かれるので、次の工程に移行するときに邪魔にならない。
さらに別の例として、例えば、本実施形態では、製本テーブル11が刃受け部21に向けて、水平方向に移動するが、刃受け部21は水平方向に移動しない。しかし、製本テーブル11は水平方向へ移動せず、刃受け部21が製本テーブル11に向けて水平方向に移動される構成であってもよい。また、刃受け部21および製本テーブル11のいずれもが水平方向に移動可能として、刃受け部21と製本テーブル11とが相互に接近・離隔が可能な構成であってもよい。
上記実施形態では、製本テーブル11の天面14に載置された製本シート101を裁断位置に向けて搬送する搬送ローラ32,33が、裁断ユニット31に備えられる構成を例示した。製本シート101の端部を裁断位置まで搬送する場合、裁断位置よりも水平方向上流側の製本シート101を搬送する搬送ローラ32が設けられていれば、裁断位置よりも水平方向下流側の製本シート101を搬送する搬送ローラ33は、必ずしも設けられなくてもよい。裁断位置よりも水平方向やや下流側まで製本シート101の端部が搬送されることによって、製本シート101の端部は裁断位置において、裁断刃40によってより確実に切り揃えられる。このため上記実施形態においては、裁断位置よりも水平方向下流側の製本シート101を確実に搬送するために搬送ローラ33が設けられている。また、製本テーブル11の天面14に載置された製本シート101を裁断位置に向けて搬送する搬送手段が備えられる位置は、裁断ユニット31に限定されない。例えば、製本テーブル11の天面14上に、製本テーブル11の天面14に載置された製本シート101を裁断位置に向けて搬送する搬送手段を設ける場合にも、本発明は適用できる。
上記実施形態では、製本テーブル11は、製本シート101を天面14に載置したまま、製本テーブル回転軸12を中心として回転可能である。しかし、製本テーブル11が回転動作を行わない場合にも、本発明は適用できる。例えば、ユーザが手動によって、裁断を希望する製本シート101の端部が裁断位置に臨むように、裁断の都度、製本テーブル11上に製本シート101を載置してもよい。また、製本テーブル回転軸12を中心とした製本テーブル11の回転動作が行われない場合には、回転動作によって刃受け部21など他の部品と製本テーブル11とが接触する可能性もない。よって製本テーブル11の回転動作が行われない場合、CPU111は、製本テーブル11と刃受け部21とを水平方向に離隔させる位置制御を行わないこととしてもよい。
上記実施形態では、押圧部材移動モータ361の駆動によって押圧部材36が刃受面22に向けて第一方向に移動された後、裁断刃移動モータ401の駆動によって裁断刃40が刃受面22上の裁断位置(図8におけるX)に向けて第一方向に移動される。つまり、押圧部材36の第一方向への移動と裁断刃40の第一方向への移動とは、それぞれ異なった駆動源によって独立して行われる。しかし、押圧部材36と裁断刃40との駆動源を同一として、裁断刃40の第一方向への移動と押圧部材36の第一方向への移動とを同時に行ってもよい。この場合、押圧部材36が製本シート101を裁断位置近傍において挟圧保持すると同時に製本シート101の端部の裁断を開始することができるため、裁断工程に必要な時間を短縮することができる。また、押圧部材36と裁断刃40との駆動源を同一とすることによって、製本装置1の機構全体をコンパクトにすることができる。
上記実施形態では、押圧部材36は、裁断ユニット31内において、押圧部材36の水平方向下流側の側面が、裁断刃40の刃先側の面と接するように配置されている。しかし、押圧部材36の配置はこれに限定されない。ただし、製本シート101の端部の裁断を適切に実行する場合、裁断位置からできるだけ近い位置において、押圧部材36によって製本シート101が挟圧保持されるのが好ましい。
1 製本装置
11 製本テーブル
12 製本テーブル回転軸
13 製本テーブル移動軸
14 天面
22 刃受面
23 刃受け部支持軸
31 裁断ユニット
32,33 搬送ローラ
36 押圧部材
40 裁断刃
41 裁断刃支持部
101 製本シート
111 CPU
371 押圧部材支持軸
X 裁断位置

Claims (5)

  1. 水平方向に延びる面である天面を有し、製本された積層シートである製本シートが前記天面に載置される製本テーブルと、
    前記水平方向と直交する第一方向に移動することで、前記製本シートの端部を裁断可能な裁断刃と、
    前記第一方向において前記裁断刃と対向配置され、前記第一方向に移動する前記裁断刃を受ける刃受面と、
    前記製本テーブルに載置された前記製本シートを、前記裁断刃と前記刃受面との間の裁断位置に向けて前記水平方向に搬送する搬送手段と、
    前記第一方向と、前記第一方向とは反対の方向である第二方向とに、前記刃受面を選択的に移動させる刃受面移動手段と、
    前記搬送手段によって搬送される前記製本シートの端部が前記裁断位置に達した後に、前記裁断刃を前記第一方向に移動させる裁断刃移動手段と、
    前記搬送手段によって搬送される前記製本シートの端部が前記裁断位置に達する前には、前記刃受面を前記製本テーブルの天面よりも前記第一方向の下流側に位置させ、且つ、前記搬送手段によって搬送される前記製本シートの端部が前記裁断位置に達した後に、前記刃受面を前記製本テーブルの天面と同じ前記第二方向の位置まで移動させる刃受面制御手段と
    を備えたことを特徴とする製本装置。
  2. 前記製本テーブルおよび前記刃受面との少なくとも一方を前記水平方向に移動させる水平移動手段と、
    前記水平移動手段を制御することによって、前記製本テーブルと前記刃受面とを接近または離隔させる位置制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 前記裁断刃と前記搬送手段とを一体に備え、前記第一方向および前記第二方向に選択的に移動する裁断ユニットを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の製本装置。
  4. 前記第二方向において前記刃受面と対向配置され、前記製本シートを押圧可能な押圧部材と、
    前記刃受面移動手段によって、前記刃受面が前記製本テーブルの天面と同じ前記第二方向の位置まで移動された場合に、前記押圧部材によって前記製本シートを前記第一方向に押圧する押圧部材駆動手段とを備え、
    前記裁断刃移動手段は、
    前記製本シートが前記押圧部材によって押圧された後に、前記裁断刃を前記第一方向に移動させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の製本装置。
  5. 前記第一方向に延びる軸を中心として、前記製本シートを載置したまま前記製本テーブルを回転可能な製本テーブル回転手段を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の製本装置。
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